JP2001223740A - 競合制御方法及び装置 - Google Patents

競合制御方法及び装置

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JP2001223740A
JP2001223740A JP2000032380A JP2000032380A JP2001223740A JP 2001223740 A JP2001223740 A JP 2001223740A JP 2000032380 A JP2000032380 A JP 2000032380A JP 2000032380 A JP2000032380 A JP 2000032380A JP 2001223740 A JP2001223740 A JP 2001223740A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】適切な粒度を設定でき、DRRの性能を劣化さ
せずに、公平性や高いスループットの性能を担保する競
合制御方法及び装置の提供。 【解決手段】競合制御装置が、到着するパケットを入力
パケット流毎に一時的に蓄積する任意数のバッファB1
〜BNと、各バッファB1〜BNのうち次に出力すべき
パケットが蓄積されているバッファの読出し選択制御を
行う読出し制御部RCと、読出し制御部RCにより読出
し選択とされたバッファから順次出力回線にパケットを
出力するパケット読出し部PRと、パケット処理におけ
る統計的観測情報を収集して読出し制御部RCでの読出
し選択制御の制御パラメータである粒度を決定し読出し
制御部RCに通知する出力側統計実行部OSと、で構成
される特徴的構成手段の採用。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大規模高速なパケ
ット交換網等で使用され、DRR法等のパラメータであ
る粒度q値をパケット長等の統計処理に基づき可変設定
とする競合制御方法及びその実施に直接使用する装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13は、従来の競合制御装置の基本構
成を示したものである。図13を参照しつつ、従来の競
合制御装置の基本構成を説明する。
【0003】従来の競合制御装置は、入力回線に接続さ
れる任意の数のバッファ(図13では、第1バッファB
1、・・第4バッファB4)と、出力回線に接続される
パケット読み出し部PRと、読出し制御部RCとで図1
3の様に接続構成される。尚、図13において、各入力
パケット流とは、物理的に存在する入力回線上のパケッ
トを何らかの手法により論理的に相対分離された入力パ
ケットの流れを指す。
【0004】入力されたパケットは、パケットのヘッダ
部に記載された情報を基にして、入力パケット流に分離
され、其々各パケット流に対応するバッファに入力され
る。ここで、入力パケット流は、任意の種類(図13で
は4種類)存在するが、各入力回線と入力パケット流を
対応させる場合もあるし、各品質クラス毎に入力パケッ
ト流を対応させる場合もある。パケットは、一般に可変
長パケットである。
【0005】読出し制御部RCは、任意の数Nのバッフ
ァ(図13では、N=4)から1個のバッファBi(i
=1〜N)を選択し、その先頭のパケットは、パケット
読出し部PRにより読み出される。
【0006】ここで、読出すパケットを選択する方法と
しては、例えば、ラウンドロビン(RR:Round Robi
n)法がある。このRR法は、トークンが各バッファを
順番に巡回し、出力のリクエストを出しているバッファ
を順次選択する方法である。あるバッファを選択した
ら、巡回方向の次のバッファからスタートして、リクエ
ストをサーチして、次回読み出すバッファを選択してい
く。
【0007】RR法では、選択の回数が公平に与えられ
るが、パケット長が長いパケットを有するバッファは、
パケット長が短いパケットを有するバッファに較べて、
多くのトラフィックを出力回線に送出することになる。
従って、平均パケット長がバッファ毎に異なる場合、ト
ラフィック量(スループット)の公平性を担保できな
い。そこで、かかるRR法の問題を解決する為に、ディ
フィシットラウンドロビン(DRR:Deficit Round
Robin)法が提案されている。
【0008】図14は、DRR法を用いた場合の読出し
制御部の基本構成を示したものである。図15は、DR
R法を用いた読出し制御部の流れ図である。図16は、
各バッファにパケットが蓄積されている例を模式的に示
したものである。図17は、粒度q=500の場合の読
出し制御部の制御例を示したものである。
【0009】図14に示す様に、読出し制御部RCは、
読出し選択処理部RSと、粒度レジスタQRとで構成さ
れ、各バッファ、(図示しない)外部設定部、パケット
読出し部PRとに接続される。ここで、粒度レジスタQ
Rには、(図示しない)外部設定部により固定的に粒度
q値が設定される。DRR法においては、用いられるパ
ラメータとして、粒度q値、ディフィシット値(defici
t値:d値)、キューの先頭のパケット長Lがある。先
ず、各バッファのディフィシット値をd=0とする。
【0010】次に、図15に示した、DRR法を用いた
読出し制御部の流れ図を説明する。トークンは各バッフ
ァを巡回している。前のバッファからトークンを受けた
或るバッファに着目する(S1−1)。そのバッファの
キューにパケットがあるか否かを確認する(S1−
2)。
【0011】キューにパケットがあれば(S1−2でY
es)、d=d+qとし(S1−3)、Lがd以下であ
れば(S1−4でYes)、当該バッファが読出しバッ
ファとして選択され(S1−5)、d=d−Lとなる
(S1−6)一方、L>d(S1−4でNo)であれ
ば、dの値はそのままである。そして、次のバッファへ
トークンを渡す(S1−7)。キューにパケットがなけ
れば(S1−2でNo)、d=0とし(S1―8)、次
のバッファへトークンを渡す(S1−7)。
【0012】ここで、図16に示した様にパケットのキ
ューに蓄積されている場合について、図17の具体例を
説明する。尚、図16で、長方形の中の「1−0(80
0)」(これは、図16の第1バッファB1のキューの
先頭部分の長方形の中に記載してあること)は、第1バ
ッファB1の先頭の並びであることを「1―0」が示
し、( )内の「800」は、パケット長Lを示してい
る。又、図17に示した数字は、各バッファのディフィ
シット値(d値)を示し、四角で囲繞した部分は、パケ
ット読出し選択があった(S1−5、S1−6)ことを
示している。
【0013】図17では、粒度q=500とする。第1
バッファB1からスタートする。トークンを受けると
(S1−1)、第1バッファB1のキューにパケットが
ある否かを確認し(S1−2)、パケットがあるので
(S1−2でYes)、S1−3によりd=500とな
る。ここで、L=800であるので、dとLの大小の比
較により、S1−4でNoとなるので、第1バッファB
1は読出しパケットとして選択されずに、S1−7によ
り、第2バッファB2に進むことになる。
【0014】そして、同様に第2バッファB2では、S
1−3によりd=500となるが、L=600なので、
S1−4でNoとなり読出しバッファとして選択されな
い。第3バッファB3では、S1−3によりd=500
となり、L=400なので、S1−4でYesとなり、
S1−5より読出しバッファとして選択され、S1−6
よりd=d−L=500−400=100となる。
【0015】次に読出しバッファをサーチし、第4バッ
ファB4からスタートする。第4バッファB4では、S
1−3によりd=500となり、L=1000なので、
S1−4でNoとなり読出しバッファとして選択されな
い。
【0016】次に第1バッファB1に進み、第1バッフ
ァB1では、現在のd値がd=500であるので、トー
クンを受けると(S1−1)、d=d+q=500+5
00=1000となり(S1−3)、L=800である
ので、dはL以上の条件を満たし(S1−4でYe
s)、読出しバッファとして選択され(S1−5)、d
=d−L=1000−800=200となる(S1−
6)。
【0017】次に読出しバッファをサーチする。第2バ
ッファB2も、同様に、d=d+q=500+500=
1000となり、L=600であるので、dはL以上と
なり、読出しバッファとして選択され、d=d−L=1
000−600=400となる。次の読出しバッファを
サーチする。第3バッファB3では、キューにパケット
がないので、S1−8により、d値は、リセットされ、
d=0となる。以下、同様の動作が、読出しバッファを
サーチする為に繰り返される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記説明した
DRR法において、読出しパケットを選択する為には、
dがL以上なる条件を満たす必要がある。長いパケット
は、短いパケットより、読出しパケットを選択される回
数が減るが、平均パケット長がバッファ毎に異なる場合
でも、トラフィック量(スループット)の公平性を担保
できるが、公平性や高スループットを担保することがで
きるのは、粒度の値であるq値を適切に設定できた場合
に限られる。
【0019】図18は、粒度q=1000の場合の読出
し制御部の制御例を示したものである。尚、図18の数
字及び四角で囲繞した部分の意味は、図17と同様であ
る。もし、図18に示すように、q=1000と粒度を
大きく設定すると、公平性を担保できなくなる。qが十
分大きい場合、トークンが各バッファに巡回してきた場
合、d=d+q(S1−3)で、dを更新すると、Lよ
り大きくなる場合が多くなり、パケット長に関係なくパ
ケット読出しが選択されることになる。結果的に単純な
RR法を実行することと等価となり、公平性を担保でき
なくなる。
【0020】図19は、粒度q=100の場合の読出し
制御部の制御例を示したものである。尚、図19の数
字、四角で囲繞した部分の意味は、図17と同様であ
る。図19に示す様に、q=100と粒度を小さく設定
すると、q<<Lの場合、トークンが各バッファに巡回
してきたとき、d=d+q(S1−3)により、d値を
更新しても、d値がL値よりまだ小さいので、数回の巡
回により、d値を何回も更新する必要がある。
【0021】図19の例では、第3バッファB3が4回
の更新後に読出しバッファとして選択される。かよう
に、一つの読出し選択までにトークンが巡回する回数が
多くなるので、計算量が増加して、読出し選択に必要と
なる所要時間が大きくなる。これにより、出力回線が空
いている状態でも、読出し選択の所要時間が大きくな
り、読み出せないことになり、スループットが低下する
結果となる。
【0022】以上から分かる様に、適切な粒度(q値)
を設定しない限り、DRRの性能が悪化することにな
る。そこで、適切なq値を設定する為には、予めパケッ
ト長の分布を知る必要がある。
【0023】しかし、不確定なトラフィック入力に対し
ては、このパケット長の予測は困難であるし、又、ある
期間のパケット長の分布を予測して適切なq値を設定し
たとしても、パケット長の分布は、時々刻々変化するの
で、任意の時刻で設定した粒度(q値)は、その任意の
時刻が経過すると、必ずしも適切とはいえない。よっ
て、従来の競合制御装置においては、粒度が固定的に設
定されるので、適切な粒度q値でないと、公平性や高ス
ループットの性能を担保できない。
【0024】ここにおいて、本発明の解決すべき主要な
目的は以下の通りである。本発明の第1の目的は、公平
性や高いスループットの性能を担保できる競合制御方法
及び装置の提供にある。
【0025】本発明の第2の目的は、適切な粒度を設定
できる競合制御方法及び装置の提供にある。
【0026】本発明の第3の目的は、DRRの性能を劣
化させない競合制御方法及び装置の提供にある。
【0027】本発明の他の目的は、明細書、図面、特
に、特許請求の範囲における各請求項の記載から自ずと
明らかとなろう。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明装置は、上記課題
の解決に当たり、到着するパケットを入力パケット流毎
に一時的に蓄積する任意数のバッファと、各バッファの
うち次に出力すべきパケットが蓄積されているバッファ
の読出し選択制御を行う読出し制御部と、当該読出し制
御部により読出し選択とされたバッファから順次出力回
線にパケットを出力するパケット読出し部と、パケット
処理における統計的観測情報を収集して当該収集した統
計的観測情報に基づき、当該読出し制御部での前記読出
し選択制御の制御パラメータである粒度を決定し当該読
出し制御部に通知する統計実行部と、で構成される特徴
的構成手段を講じる。
【0029】本発明方法は、上記課題の解決に当たり、
到着するパケットを入力パケット流毎に各バッファに蓄
積したパケット群の内から、次に出力すべきパケットを
出力回線に出力するに当たり、次に出力すべきパケット
のバッファの読出し選択制御を行う競合制御方法であっ
て、各パケットのパケット処理において収集される統計
的観測情報に基づいて、当該読出し選択制御のパラメー
タである粒度を決定して、当該読出し選択を為す特徴的
構成手段を講じる。
【0030】更に、具体的詳細に述べると、当該課題の
解決では、本発明が次に列挙する上位概念から下位概念
にわたる新規な特徴的構成手法又は手段を採用すること
により、上記目的を達成するように為される。
【0031】本発明装置の第1の特徴は、到着するパケ
ットを入力パケット流毎に一時的に蓄積する任意数のバ
ッファと、各バッファのうち次に出力すべきパケットが
蓄積されているバッファの読出し選択制御を行う読出し
制御部と、当該読出し制御部により読出し選択とされた
バッファから順次出力回線にパケットを出力するパケッ
ト読出し部と、パケット処理における統計的観測情報を
収集して当該収集した統計的観測情報に基づき、前記読
出し制御部での前記読出し選択制御の制御パラメータで
ある粒度を決定し当該読出し制御部に通知する統計実行
部と、で構成されてなる競合制御装置の構成採用にあ
る。
【0032】本発明装置の第2の特徴は、上記本発明装
置の第1の特徴における前記読出し制御部が、トークン
を与える規準となる値を格納するラウンドロビンカウン
タと、前記バッファに対応したディフィシットカウンタ
と、前記粒度を格納する粒度レジスタと、当該粒度の更
新制御を行う粒度制御部と、前記ラウンドロビンカウン
タの値に対応するバッファにトークンが与えられたこと
を契機に、前記粒度レジスタの粒度を、対応するバッフ
ァのディフィシットカウンタの値に加算し、当該バッフ
ァから当該ディフィシットカウンタの値に相当するデー
タ量以下のパケットに対してのみ前記読出し選択とする
制御を行う読出し選択処理部と、で構成されてなる競合
制御装置の構成採用にある。
【0033】本発明装置の第3の特徴は、上記本発明装
置の第1又は第2の特徴における前記統計実行部が、前
記統計的観測情報であるパケット長情報を収集し、当該
収集したパケット長情報を統計処理して得られる値を前
記粒度に前記決定する手段である競合制御装置の構成採
用にある。
【0034】本発明装置の第4の特徴は、上記本発明装
置の第3の特徴における前記統計実行部における統計処
理が、前記収集したパケット長情報の集合から、中央
値、最小値、最大値、最頻値、平均値の何れかを算出す
る処理である競合制御装置の構成採用にある。
【0035】本発明装置の第5の特徴は、上記本発明装
置の第1、第2、第3又は第4の特徴における前記統計
実行部が、或る確率でサンプリングしたパケットのパケ
ット長情報の量を一定に保って前記統計的観測情報の収
集を行う統計部と、当該統計部からの当該収集した統計
的観測情報に基づき新たな粒度を決定する判断部と、で
構成されてなる競合制御装置の構成採用にある。
【0036】本発明装置の第6の特徴は、上記本発明装
置の第1、第2、第3、第4又は第5の特徴における前
記統計実行部が、前記バッファの入力前段、出力後段の
何れか一方に接続されてなる競合制御装置の構成採用に
ある。
【0037】本発明方法の第1の特徴は、到着するパケ
ットを入力パケット流毎に各バッファに蓄積したパケッ
ト群の内から、次に出力すべきパケットを出力回線に出
力するに当り、次に出力すべきパケットのバッファの読
出し選択制御を行うに当り、各パケットのパケット出力
処理において収集される統計的観測情報のフィードバッ
クに基づいて、前記読出し選択制御のパラメータである
粒度を決定して、当該読出し選択を為してなる競合制御
方法の構成採用にある。
【0038】本発明方法の第2の特徴は、上記本発明方
法の第1の特徴における前記読出し選択制御が、ラウン
ドロビンカウンタ値に相当するバッファにトークンを与
えたことを契機に、現在の粒度を、当該バッファのディ
フィシット値に加算し、当該バッファから当該ディフィ
シットカウンタ値に相当するデータ量以下のパケットに
対して読出し選択を行う制御である競合制御方法の構成
採用にある。
【0039】本発明方法の第3の特徴は、上記本発明方
法の第1又は第2の特徴における前記粒度の決定が、パ
ケットのパケット長情報を収集する前記パケット出力処
理を通して、当該収集したパケット長情報を統計処理し
て得られる前記統計的観測情報に基づいて、為されてな
る競合制御方法の構成採用にある。
【0040】本発明方法の第4の特徴は、上記本発明方
法の第3の特徴における前記統計処理が、前記収集した
パケット長情報の量を一定に保って為されてなる競合制
御方法の構成採用にある。
【0041】本発明方法の第5の特徴は、上記本発明方
法の第1又は第2の特徴における前記粒度の決定が、前
記出力回線の回線使用率の統計的観測に基づいて演算処
理して為されてなる競合制御方法の構成採用にある。
【0042】本発明方法の第6の特徴は、上記本発明方
法の第5の特徴における前記回線使用率の統計的観測
が、出力中のパケットが存在し、且つバッファに出力待
ちのパケットが存在する場合で、前記出力中のパケット
の出力が完了した時に、直ちに当該出力待ちのパケット
が出力できた回数を正常回数としてカウントすることで
あり、前記演算処理が、前記正常回数が或る閾値を超え
ると、粒度を減少させる処理である競合制御方法の構成
採用にある。
【0043】本発明方法の第7の特徴は、上記本発明方
法の第6の特徴における前記演算処理における前記正常
回数が或る閾値を超えることが、前記正常回数が予め設
定した任意の回数、トークンの巡回数の単位で換算した
換算巡回数でそれぞれ表される閾値の何れかを超えるこ
とである競合制御方法の構成採用にある。
【0044】本発明方法の第8の特徴は、上記本発明方
法の第5の特徴における前記回線使用率の統計的観測
が、出力中のパケットが存在し、且つバッファに出力待
ちのパケットが存在する場合で、前記出力中のパケット
の出力が完了した時に、直ちに当該出力待ちのパケット
が出力できなかった回数を異常回数としてカウントする
ことであり、前記演算処理が、前記異常回数が或る閾値
を超えると粒度を増加させる処理である競合制御方法の
構成採用にある。
【0045】本発明方法の第9の特徴は、上記本発明方
法の第6、第7又は第8の特徴における前記カウント
が、スライディングウインドウ、ジャンピングウインド
ウの何れかで決められる観測期間中に為されてなる競合
制御方法の構成採用にある。
【0046】本発明方法の第10の特徴は、上記本発明
方法の第1又は第2の特徴における前記粒度の決定が、
前記到着したパケットのトラフィック量を観測し、当該
観測した入力トラフィック量の変動に伴って、為されて
なる競合制御方法の構成採用にある。
【0047】本発明方法の第11の特徴は、上記本発明
方法の10の特徴における前記粒度の決定が、前記入力
トラフィック量の統計処理を行い、当該統計処理の結果
と回線速度とから見込み検索回数値を算出して、当該算
出した見込み検索回数値と、各バッファへトークンが巡
回した際に当該バッファからスキップされずに読み出さ
れた検索回数の平均値との大小を比較して、当該検索回
数の平均値が大きい場合には粒度の増加、当該検索回数
の平均値が小さい場合には粒度の減少により為されなる
競合制御方法の構成採用にある。
【0048】本発明方法の第12の特徴は、上記本発明
方法の第11の特徴における前記入力トラフィック量の
統計処理が、ローパスフィルター、スライディングウイ
ンドウ、ジャンピングウインドウの何れかを用いて統計
的な平均値を算出する処理である競合制御方法の構成採
用にある。
【0049】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。
【0050】(装置例1)図1は、本発明一実施形態で
ある競合制御装置の基本構成図であり、図2は、図1に
おける読出し制御部と出力側統計処理実行部との関係図
である。
【0051】競合制御装置は、到着するパケットを入力
パケット流毎に一時的に蓄積する任意数(複数)のバッ
ファ(図1では、第1バッファB1、第2バッファB
2、・・第NバッファBN)と、各バッファのうち次に
出力すべきパケットが蓄積されているバッファを読出し
の選択制御を行う読出し制御部RCと、読出し制御部R
Cにより読出し選択とされたバッファから順次出力回線
にパケットを出力するパケット読出し部PRと、パケッ
ト処理における統計的観測情報を収集して粒度のq値を
決定し読出し制御部RCに通知する統計実行部とで構成
される。
【0052】尚、装置例1では、統計実行部は、各バッ
ファの出力側に設置されるので、特に出力側統計実行部
OSとする。読出し制御部RCは、トークンを与える規
準となるラウンドロビンカウンタRRCと、各バッファ
に対応したディフィシットカウンタ(図2では、第1デ
ィフィシットカウンタC1、第2ディフィシットカウン
タC2、・・第NディフィシットカウンタCN)と、粒
度の値を格納する粒度レジスタQRと、粒度の更新制御
を行う粒度制御部QC、読出し選択処理部RSとで構成
される。
【0053】読出し制御部RCは、かかる構成により、
ラウンドロビンカウンタの値に対応するバッファにトー
クンを与え、トークンを与えたことを機会として粒度レ
ジスタQRに格納される値をそのバッファのディフィシ
ットカウンタに加算し、ディフィシットカウンタの値で
あるディフィシット値に相当する量以下のパケットを、
ディフィシットカウンタの値と引き換えに、当該パケッ
トを一時的に蓄積するバッファから読出し選択する手段
である。
【0054】尚、読出し制御部RCにおける読出し選択
の仕方は、かかる事項に限定されず、変更為し得、読出
し選択処理部RSは、当該読出し選択の制御を行う手段
であり、各ラウンドロビンカウンタRRC及び各ディフ
ィシットカウンタは、読出し選択処理部RSに内蔵する
様に構成してもよい。
【0055】統計処理実行部(図1、図2では出力側統
計実行部OS)は、パケット処理における統計的観測情
報を収集する統計部STと、当該収集した統計的観測情
報に基づき粒度レジスタに設定する値を決定し、当該決
定した値を読出し制御部RCの粒度制御部QCに通知す
る判断部JDで構成される。尚、競合制御装置の詳細
は、下記方法例1での競合制御装置の動作説明に準じ
る。
【0056】(装置例2)図3は、本発明一実施形態で
ある競合制御装置の基本構成図であり、図4は、図3に
おける読出し制御部と入力側統計処理実行部との関係図
である。
【0057】競合制御装置は、到着するパケットを入力
パケット流毎に一時的に蓄積する任意数(複数)のバッ
ファ(図3では、第1バッファB1、第2バッファB
2、・・、第NバッファBN)と、各バッファのうち次
に出力すべきパケットが蓄積されているバッファを読出
しの選択制御を行う読出し制御部RCと、読出し制御部
RCにより読出し選択とされたバッファから順次出力回
線にパケットを出力するパケット読出し部PRと、パケ
ット処理における統計的観測情報を収集して粒度のq値
を決定し読出し制御部RCに通知する統計実行部とで構
成される。
【0058】尚、装置例2では、統計実行部は、各バッ
ファの入力側に設置されるので、特に入力側統計実行部
ISとするも、読出し制御部RC、入力側統計処理実行
部ISの内部構成は装置例1と同様である。又、競合制
御装置の詳細は、下記方法例1で説明する競合制御装置
の動作説明に準じる。
【0059】(方法例1)次に、本発明の一実施形態で
ある競合制御方法を、装置例1の動作手順を説明しなが
ら説明する。尚、装置例2も動作手順も同様であるの
で、出力側統計実行部OSと入力側統計実行部ISとを
特に区別することなく、統計実行部として説明する。
【0060】本発明で特に強調すべき点は、従来の競合
制御装置では、粒度レジスタQRに外部から固定的に粒
度q値を設定していたのに対して、この粒度q値を可変
にできる様にした点である。以下具体的に説明してい
く。
【0061】入力されたパケットはヴァーチャルサーキ
ット等予め設定された単位で識別される複数の入力パケ
ット流(図1、図3では、第1入力パケット流、第2入
力パケット流、・・第n入力パケット入力流)は、各パ
ケット流に対応した異なるバッファに蓄積される。そし
て、読出し選択制御部RCは、次に出力するパケット
を、複数のバッファに蓄積されたパケットの何れかから
以下の手順により選択する。
【0062】先ず、読出し選択制御部RCは、ラウンド
ロビンカウンタRRCの値に対応するバッファBi(i
は、ラウンドロビンカウンタRRCの値に対応するバッ
ファの番号)にトークン(=発言権)を与え、トークン
を与えられたことを機会に粒度レジスタQRに格納され
る値をそのバッファBiのディフィシットカウンタCi
(i=Biのi)に加算する。
【0063】そしてトークンを与えたバッファから、デ
ィフィシット値に相当するデータ量のパケットに対して
は出力許可信号を出す。この際、出力許可を与えたパケ
ットのデータ量をディフィシットカウンタの値から減算
する。以上が、パケットの選択処理手順である。尚、こ
の手順は例示であり、例えば、図15に示す他、適宜変
更実施なし得る。
【0064】図2に示す様に、パケット読取り部PRか
らパケットを出力回線に出力する際には、当該出力する
パケットのパケット長Lを、予め設定された確率Pでサ
ンプリングするか否かの判断を行い、確率Pでサンプリ
ングされたパケット長情報を、出力側統計処理実行部O
Sに通知する。
【0065】パケット読出し部PRから出力側統計処理
実行部OSに通知されたパケット長情報は、出力側統計
処理部OS内の統計部STに蓄積される。そして判断部
JDは、統計部JDに当該パケット長情報が蓄積される
毎に、新たな統計値を算出するか否かの判断を行う。
【0066】更に、判断部JDは、新たな統計値を算出
した時点で、粒度q値を更新するかの判断処理を行う。
判断部JDにより、粒度q値の更新を行うと判断する
と、更新すべき粒度を算出した時点で、読出し制御部R
C内の粒度制御部QCに、新たな粒度を通知する。
【0067】粒度制御部QCは、新たな粒度の通知を受
けた時点で、読出し選択処理部RCが利用する粒度レジ
スタQR内の粒度q値を更新する。以上が、読出し制御
部RCと出力側統計実行部OSの内部動作を説明した
が、図3、図4の読出し制御部RCと入力側統計実行部
ISの内部動作についても同様である。
【0068】即ち、パケット読取り部PRからパケット
を出力回線に出力する際に行う、出力するパケットのパ
ケット長Lのサンプリングの判断、及びパケット長情報
の出力側統計処理実行部OSへの通知が、ぞれぞれ、其
々対応するバッファに、各入力バッファ流が入力される
際(競合制御装置に入力される場合でもよい)に行う、
入力するパケットのパケット長Lのサンプリングの判
断、及びパケット長情報の入力側統計処理実行部ISへ
の通知となる相違がある。
【0069】ここで、判断部JDが行う、新たな統計値
を算出するか否かの判断を行うタイミングにつき、例示
しながら詳細する。図5は、タイミングの一例であるス
ライディングウインドウを用いて統計値を算出するタイ
ミングを決定する手法を示した説明図である。図5を参
照しながら、スライディングウインドウを用いて統計値
を算出するタイミングを決定する手法を説明する。
【0070】Pi時刻にパケットが到着する(尚便宜上
Pi時刻に到着したパケット名をPiとする)。ここ
で、パケットが到着するとは、図2では、パケット読取
り部PRからパケットを出力回線に出力すること(又
は、パケット読出し部PRから実際に読み出されたパケ
ットのパケット長情報の信号が出力側統計実行部OSに
統計部STに到着すること等)を指し、図4では、各入
力バッファ流から各バッファにパケットが入力されるこ
と(又は、競合制御装置にパケットが入力されること
等)を指す。
【0071】パケット到着毎に確率Pで統計部JDでパ
ケット長情報がサンプリングされる。尚、サンプリング
されるときの時刻をLiで表し、そのサンプリング名を
その時刻であるLiと便宜上示す。添え字iは、任意の
自然数である。スライディングウインドウ法では、新た
なパケット長情報がサンプリングされる毎に過去w個分
のパケット長情報を用いて統計処理する。
【0072】予めウインドウサイズw=3と設定した場
合には、L2のパケットが蓄積された時点で、判断部J
Dはサンプリングされたパケット長情報から統計値を算
出し、観測値M0を当該算出した値に更新する。そして
次のL3のパケットが蓄積された時点で、観測地M1が
更新される。
【0073】図6は、タイミングの一例であるジャンピ
ングウインドウを用いて統計値を算出するタイミングを
決定する手法を示した説明図である。図5を参照しなが
ら、ジャンピングウインドウを用いて統計値を算出する
タイミングを決定する手法を説明する。
【0074】Pi時刻にパケットが到着する。パケット
到着毎に確率Pで統計部JDにパケット長情報がサンプ
リングされる。尚、このときの時刻をLiで表すとす
る。尚、パケットが到着する及びPi,Liは、図5と
同様である。ジャンピングウインドウ法では、w個のパ
ケット長情報がサンプリングされる毎に過去w個分のパ
ケット長情報を用いて統計処理する。
【0075】予めウインドウサイズw=3と設定した場
合には、L2のパケットが蓄積された時点でサンプリン
グされたパケット長情報から統計値を計算し、観測値M
0を当該算出した値に更新する。又L5のパケットが蓄
積された時点で、観測値M1が更新される。
【0076】以上がタイミングの例示であるが、各Li
のパケットの蓄積は、統計部STで行い、統計部STで
蓄積したパケット長情報を判断部JDが受取り、統計値
の計算を行うことになるが、統計部STと判断部JDの
役割分担については、之に限られない。
【0077】次に、判断部JDで行われる統計情報の算
出に関して説明する。尚、統計情報としては、パケット
長情報を基にして算出されるパケット長の平均値、中央
値、最小値、最大値、最頻値であり、この内の何れか
が、粒度として新たに決定されることになる。
【0078】先ず、サンプルリングしたw個のパケット
長情報の集合Gは、パケット長情報Lの集合で、(式
1)の様に表すとする。 G={L,L,・・L} (式1) このとき、中央値Mは以下の通り算出される。Gの要素
を並び替えて、(式2)で表されるG’を考える。
【数1】
【0079】ここで、中央値Mは、(式3)となる。
尚、[ ]はカッコ内の数を超えない最大の整数を表す
ガウス記号である。 M=L’[w/2] (式3) 一方、平均値は、(式4)の様に算出される。
【数2】
【0080】一方、最小値は、(式5)の様に算出され
る。 M=min{L,L,・・,L} (式5) 一方、最大値は(式6)の様に算出される。 M=max{L,L,・・,L} (式6)
【0081】又、平均値の算出にあっては、(式4)を
用いずにパケット情報がサンプリングされる毎に、以下
の様にして、平均パケット長を算出することも考えられ
る。この場合は、統計部STにローパスフィルターが備
えられ、算出した平均値を判断部JDに転送することに
なる。
【0082】ローパスフィルターによる平均値は、サン
プリングLがされる毎に、(式7)で算出される。
尚、αは、0〜1の任意の数である。 M=αL+(1―α)Mk−1 (式7)
【0083】判断部JDでは、観測値(上記算出した値
の何れか)Mを新たな粒度qNEWとして判断する。そ
の結果、今までの粒度qoldと比較して新たな粒度の
変更があった場合には、読出し制御部RCの粒度制御部
QCに新たな粒度qNEWを通知し、qoldは、この
新たな粒度qnewに置換されることになる。
【0084】読出し制御部RCでは、DRRの手順に従
い読出しパケットの選択を行っているが、トークンが巡
回する区切りのところで、新たな粒度qNEWが出力側
統計実行部OS(又は入力側統計実行部IS)から粒度
制御部QCに通知されている場合には、粒度レジスタQ
Rの値をこの新たな粒度に更新することにより、現在使
用している粒度を新たな粒度で更新し、当該変更された
粒度を用いてDRR法の制御を実行し続ける。
【0085】以上が、装置例1及び2並びに方法例1の
説明であるが、本発明は、上記したことに限定されるも
のではなく、一種の例示であり、適宜変更実施し得るも
のである。
【0086】
【実施例】次に、上記装置例1及び2並びに方法例1の
応用乃至変形した例を、実施例として以下説明する。
尚、上記装置例1を基本に説明するが、上記装置例2で
も同様に変形することができることは説明するまでもな
い。又、本発明の基本的な事項については、説明が重複
するので、主として相違点のみを具体例を挙げながら説
明することにする。
【0087】(実施例1)実施例1は、上記発明の実施
の形態とは、統計情報の収集法と、得られた情報から粒
度を算出する手法が異なるものの、基本的な流れ、考え
方には変わりないので、相違点を主として説明する。
【0088】図7は、本発明の実施例1である、図1及
び2の装置例1を変形した競合制御装置の構成を一部示
したものでる。省略部分については、図1及び2と同様
である。尚、具体的にバッファ数はN=5の場合として
あり、読出し制御部RCと出力側統計実行部OSとで、
出力タイミング通知を行うことが、装置例1及び2と異
なる。
【0089】図8、本発明の実施例1における読出し正
常状態例を説明する為の説明図、図9は本発明の実施例
1における読出し損失状態例を説明する為の説明図、図
10は、本発明の実施例1におけるカウンタ演算フロー
図である。図7に示す様に、第1バッファB1、第2バ
ッファB2、第4バッファB4、第5バッファB5に、
それぞれパケットPa、パケットPc、パケットPd、
パケットPbが、蓄積されている。そして、読出し制御
部RCは、順次各バッファを評価し、次の出力パケット
を決定する。
【0090】今、時刻t0に第1バッファB1を評価し
パケットPaが第1バッファB1から出力されるとす
る。時刻t1に第2バッファB2のパケットの出力判断
を行うが、ディフィシット値がパケット長情報よりも小
さかった為に、当該パケットは出力されないものとす
る。
【0091】時刻t2には、次の第3バッファB3から
パケット出力判断を行うが、第3パケットにはパケット
はないものとする。時刻t3には、第4バッファB4を
評価するが、ディフィシット値がパケット長情報より短
かった為に、このパケットは出力されなかったとする。
時刻t4には、ディフィシット値がパケット長情報より
大きく、このパケットPbが出力されたとする。
【0092】図8及び図9は、図7に示した条件下にお
けるパケット読出し部PR、出力側統計実行部OS、読
出し制御部RCの状態遷移の一例を各々示したものであ
る。パケット読出し部PRでは、パケットPa、パケッ
トPbの情報が順次出力回線に転送されている様子を、
出力側統計実行部OSでは、読出し制御部RCが各バッ
ファについてのパケット出力判断を行った結果を受取っ
ている様子を、読出し制御部RCでは、各バッファの出
力判断を時間Δtで行っている様子を、示している。
【0093】図8に示すように、パケットPaが出力完
了する前に読出し制御部RCでは次のパケットを選択し
終わっている場合は、パケットPaが出力完了するとほ
ぼ同時に、次のパケットを出力することができる。かか
る状態を正常状態と呼ぶことにする。一方、図9に示す
様に、パケットPaが短く、パケットPaの出力を完了
しても、読出し制御部RCが次の出力パケットを調べて
いる場合には、出力することができずに、回線使用効率
が低下する。かかる状態を損失状態と呼ぶ。
【0094】正常状態でパケットを出力できた場合に
は、正常カウンタを、損失状態でパケットを出力した場
合には、損失カウンタを増加させる。この損失カウンタ
と正常カウンタの各値を用いることにより、DRR法の
粒度の更新を行う。尚、正常カウンタ及び損失カウンタ
は、読出し制御部RCに具備されても、読出し選択処理
部RS内部に設けてもよいし、図2、4のラウンドロビ
ンカウンタRRC等の様に読出し選択処理部RSに接続
し得るように外付けしてもよい。
【0095】図10は、本発明の実施例1におけるDD
R法の粒度の更新の流れを示した流れ図である。図10
等を参照して、粒度の更新の仕方につき説明する。先
ず、パケット出力時(S2−1)に、正常状態・損失状
態の状態判断を行う(S2−2)。
【0096】損失状態(S2−2でNo)では、損失カ
ウンタを増加させる(S2―3)。このとき、損失カウ
ンタチェックタイミングの場合で(S2−4でYe
s)、損失カウンタを予め設定された閾値値nより大き
い場合(S2−5でYes)には、粒度の増加を行い
(S2−6)、損失カウンタ、正常カウンタを共に0に
リセットする(S2−7)。
【0097】一方、正常状態(S2−2でYes)で
は、正常状態のカウンタを増加させる(S2−8)。こ
のとき、正常カウンタチェックタイミングの場合で(S
2−9でYes)、正常カウンタが予め閾値mより大き
い場合(S2−10でYes)は、粒度を減少させ(S
2−11)、正常カウンタを0にリセットする(S2−
12)
【0098】S2−6の粒度増加は、qnew=q
old+α 又は、qnew=qold×β 等により
行う。又、S2−11の粒度減少は、qnew=q
old−γ又は、qnew=qold÷δにより行う。
尚、α、β、γ、δは、其々予め設定した定数(α>
0、β>1、γ>0、δ>1)で、qoldは、更新前
の粒度q値を、qnewは、更新後の粒度q値を示す。
【0099】尚、正常カウンタ、異常カウンタのS2−
10、S2―4の判断は、予め設定した任意の回数、又
はトークン巡回数の単位で換算した換算巡回数で表され
る閾値を基に判断されてもよい。又、正常カウンタ及び
異常カウンタは、スライディングウインドウ、ジャンピ
ングウインドウ等で定まる観測中に為されても良い。
【0100】(実施例2)次に、実施例2を説明する
が、上記発明の実施の形態とは、統計情報の収集法と、
得られた情報から粒度を算出する手法が異なるものの、
基本的な流れ、考え方には変わりない。
【0101】図11は、本発明の実施例2における平均
ジャンプカウンタ値演算の流れ図であり、図12は、本
発明の実施例2における粒度演算の流れ図である。実施
例2で用いられる統計情報は以下の様に算出される。先
ず、バッファ(又は競合制御装置)に到着するパケット
に着目して、到着したパケットの履歴から入力トラフィ
ック量を計算する。
【0102】初めに、ローパスフィルターを用いて以下
の様に入力トラフィック量Rを算出する。ここで、i番
目にパケットが到着した時刻をtiとし、そのパケット
長をLiとする。このとき入力トラフィック量をRiと
すると、αを0〜1の任意数として R=αr+(1−α)Ri−1 (式8) r=L/(t−ti−1) (式9) となる。
【0103】次に、スライディングウインドウを用い
て、入力トラフィック量Rの算出を行うことができる。
ここで、パケットが到着する毎に、(式10)(式1
1)を用いて算出する。尚、ウインドウサイズw、i番
目のパケットが到着した時刻をt とし、そのパケット
長をLとし、このときの入力トラフィック量をR
する。 G={Li−w+1,Li−w+2,・・,L} (式10)
【数3】
【0104】最後に、ジャンピングウインドウを用い
て、次式を用いて入力トラフィック量Rの算出を行うこ
とが可能である。ここで、ウインドウサイズwとしたと
き、w個のパケットが到着する時刻twn(nは整数)
毎にパケット長の集合Gを用いてレートRを計算す
る。 G={Lnw+1,Lnw+2,・・,Lnw} (式12)
【数4】
【0105】かかる統計の結果を用いて、ジャンプカウ
ンタ値J、及び平均ジャンプカウンタ値Eを計算する。
読出し制御部RCでは、上記発明の実施の形態で説明し
た様に、各バッファの出力判定の評価を行う(S3−
1)。かかる結果、バッファ内にパケットがあるにも関
わらず、粒度よりもパケット長の小さい故に読み出され
なかった場合(S3−2でYes且つS3−3でNo)
は、ジャンプカウンタ値Jを増加させる(S3−4)。
【0106】一方、パケットが出力された場合(S3−
2でYes且つS3−3でYes)は、パケットの出力
が為され(S3−5)、ジャンプカウンタ値Jを増加さ
せる(S3−6)と共に、この値、即ちジャンプカウン
タ値Jを用いて平均ジャンプカウンタ値Eを算出し(S
3−7)、ジャンプカウンタをリセットする(S3−
8)。
【0107】このとき、ローパスフィルターを用いても
よいし、スライディングウインドウ、又はジャンピング
ウインドウの様に複数のJiの履歴から平均ジャンプカ
ウンタ値を計算してもよい。又、統計実行部で、ジャン
プカカウンタ値J、平均ジャンプカウンタ値Eを計算す
るには、読出し制御部RC等からそれに必要な情報(信
号)が転送されることになる。
【0108】又、かかる計算を読出し制御部RCで行う
場合には、統計実行部にかかる計算の結果を転送する必
要がある。この平均ジャンプカウンタ値Eを予め決めら
れた粒度更新間隔毎に、図12に示す流れに従って粒度
q値を更新する。図中Cは、出力回線の速度を表す。
【0109】即ち、入力トラフィック量の統計処理を行
って、粒度見直しのタイミング(例えば、任意回数バッ
ファを巡回する等)となると(S4−1)、入力トラフ
ィック量Rが出力回線の速度C以上の場合(S4−
2)、統計処理の結果と出力回線の速度の比である見込
み検索回数値R/Cを算出して、算出した見込み検索回
数値と、各バッファへトークンが巡回した際にバッファ
からスキップされずに読み出された検索回数の平均値E
との大小を比較する(S4−3)。
【0110】検索回数の平均値が大きい場合(S4−3
でNo)には粒度の増加(S4−4)、検索回数の平均
値が小さい場合(S4−3でYes)には粒度の減少
(S4−5)を為して粒度を決定される。尚、粒度の増
減は、固定値を足す、掛ける、引く、割る等の計算によ
り行い、実現される。
【0111】以上、本発明の実施の形態及び実施例を説
明したが、本発明は、必ずしも上記した事項に限定され
るものではなく、本発明の目的を達し、下記する効果を
奏する範囲において、適宜変更実施可能である。
【0112】
【発明の効果】本発明によれば、読出し状況又は選択の
状況に応じて可変制御される粒度qを用いることによ
り、従来の競合制御装置において、不適切に設定され、
かつ固定的な粒度q値を用いることにより生じる、公平
性や高スループットの性能を担保できない問題点を解消
でき、公平性や高スループットを提供できる優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施形態である競合制御装置の基本構
成図である。
【図2】図1における読出し制御部と出力側統計処理実
行部との関係図である。
【図3】本発明一実施形態である、別の競合制御装置の
基本構成図である。
【図4】図3における読出し制御部と入力側統計処理実
行部との関係図である。
【図5】本発明の一実施形態である競合制御方法におけ
るタイミングの一例であるスライディングウインドウを
用いて統計値を算出するタイミングを決定する手法を示
した説明図である。
【図6】本発明の一実施形態である競合制御方法におけ
るタイミングの一例であるジャンピングウインドウを用
いて統計値を算出するタイミングを決定する手法を示し
た説明図である。
【図7】本発明の実施例1である、図1及び2を変形し
た競合制御装置の部分構成図である。
【図8】本発明の実施例1における読出し正常状態例を
説明する為の説明図である。
【図9】本発明の実施例1における読出し損失状態例を
説明する為の説明図である。
【図10】本発明の実施例1におけるカウンタ演算フロ
ー図である。
【図11】本発明の実施例2における平均ジャンプカウ
ンタ値演算の流れ図である。
【図12】本発明の実施例2における粒度演算の流れ図
である。
【図13】従来の競合制御装置の基本構成図である。
【図14】従来の、DRR法を用いた場合の読出し制御
部の基本構成図である。
【図15】従来の、DRR法を用いた読出し制御部の流
れ図である。
【図16】各バッファにパケットが蓄積されている例の
模式図である。
【図17】粒度q=500の場合の読出し制御部の制御
例の説明図である。
【図18】粒度q=1000の場合の読出し制御部の制
御例の説明図である。
【図19】粒度q=100の場合の読出し制御部の制御
例の説明図である。
【符号の説明】
B1…第1バッファ B2…第2バッファ B3…第3バッファ B4…第4バッファ B5…第5バッファ BN…第Nバッファ IS…入力側統計実行部 JD…判断部 OS…出力側統計実行部 Pa,Pb,Pc,Pd…パケット PR…パケット読出し部 QR…粒度レジスタ RC…読出し制御部 RS…読出し選択処理部 ST…統計部
フロントページの続き (72)発明者 中井 康平 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 山中 直明 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA03 HA08 JA05 KA03 KX12 KX18 KX21 LC03

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】到着するパケットを入力パケット流毎に一
    時的に蓄積する任意数のバッファと、 各バッファのうち次に出力すべきパケットが蓄積されて
    いるバッファの読出し選択制御を行う読出し制御部と、 当該読出し制御部により読出し選択とされたバッファか
    ら順次出力回線にパケットを出力するパケット読出し部
    と、 パケット処理における統計的観測情報を収集して当該収
    集した統計的観測情報に基づき、前記読出し制御部での
    前記読出し選択制御の制御パラメータである粒度を決定
    し当該読出し制御部に通知する統計実行部と、 で構成される、 ことを特徴とする競合制御装置。
  2. 【請求項2】前記読出し制御部は、 トークンを与える規準となる値を格納するラウンドロビ
    ンカウンタと、 前記バッファに対応したディフィシットカウンタと、 前記粒度を格納する粒度レジスタと、 当該粒度の更新制御を行う粒度制御部と、 前記ラウンドロビンカウンタの値に対応するバッファに
    トークンが与えられたことを契機に、前記粒度レジスタ
    の粒度を、対応するバッファのディフィシットカウンタ
    の値に加算し、当該バッファから当該ディフィシットカ
    ウンタの値に相当するデータ量以下のパケットに対して
    のみ前記読出し選択とする制御を行う読出し選択処理部
    と、 で構成される、 ことを特徴とする請求項1に記載の競合制御装置。
  3. 【請求項3】前記統計実行部は、 前記統計的観測情報であるパケット長情報を収集し、当
    該収集したパケット長情報を統計処理して得られる値を
    前記粒度に前記決定する手段である、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の競合制御装
    置。
  4. 【請求項4】前記統計実行部における統計処理は、 前記収集したパケット長情報の集合から、中央値、最小
    値、最大値、最頻値、平均値の何れかを算出する処理で
    ある、 ことを特徴とする請求項3に記載の競合制御装置。
  5. 【請求項5】前記統計実行部は、 或る確率でサンプリングしたパケットのパケット長情報
    の量を一定に保って前記統計的観測情報の収集を行う統
    計部と、 当該統計部からの当該収集した統計的観測情報に基づき
    新たな粒度を決定する判断部と、で構成されることを特
    徴とする請求項1、2、3又は4に記載の競合制御装
    置。
  6. 【請求項6】前記統計実行部は、 前記バッファの入力前段、出力後段の何れか一方に接続
    される、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載の
    競合制御装置。
  7. 【請求項7】到着するパケットを入力パケット流毎に各
    バッファに蓄積したパケット群の内から、次に出力すべ
    きパケットを出力回線に出力するに当り、次に出力すべ
    きパケットのバッファの読出し選択制御を行うに当り、 各パケットのパケット出力処理において収集される統計
    的観測情報のフィードバックに基づいて、前記読出し選
    択制御のパラメータである粒度を決定して、当該読出し
    選択を為す、 ことを特徴とする競合制御方法。
  8. 【請求項8】前記読出し選択制御は、 ラウンドロビンカウンタ値に相当するバッファにトーク
    ンを与えたことを契機に、現在の粒度を、当該バッファ
    のディフィシット値に加算し、当該バッファから当該デ
    ィフィシットカウンタ値に相当するデータ量以下のパケ
    ットに対して読出し選択を行う制御である、 ことを特徴とする請求項7に記載の競合制御方法。
  9. 【請求項9】前記粒度の決定は、 パケットのパケット長情報を収集する前記パケット出力
    処理を通して、当該収集したパケット長情報を統計処理
    して得られる前記統計的観測情報に基づいて、為され
    る、 ことを特徴とする請求項7又は8に記載の競合制御方
    法。
  10. 【請求項10】前記統計処理は、 前記収集したパケット長情報の量を一定に保って為され
    る、 ことを特徴とする請求項9に記載の競合制御方法。
  11. 【請求項11】前記粒度の決定は、 前記出力回線の回線使用率の統計的観測に基づいて演算
    処理して為される、 ことを特徴とする請求項7又は8に記載の競合制御方
    法。
  12. 【請求項12】前記回線使用率の統計的観測は、 出力中のパケットが存在し、且つバッファに出力待ちの
    パケットが存在する場合で、前記出力中のパケットの出
    力が完了した時に、直ちに当該出力待ちのパケットが出
    力できた回数を正常回数としてカウントすることであ
    り、 前記演算処理は、 前記正常回数が或る閾値を超えると、粒度を減少させる
    処理である、 ことを特徴とする請求項11に記載の競合制御方法。
  13. 【請求項13】前記演算処理における前記正常回数が或
    る閾値を超えることは、 前記正常回数が予め設定した任意の回数、トークンの巡
    回数の単位で換算した換算巡回数でそれぞれ表される閾
    値の何れかを超えることである、 ことを特徴とする請求項12に記載の競合制御方法。
  14. 【請求項14】前記回線使用率の統計的観測は、 出力中のパケットが存在し、且つバッファに出力待ちの
    パケットが存在する場合で、前記出力中のパケットの出
    力が完了した時に、直ちに当該出力待ちのパケットが出
    力できなかった回数を異常回数としてカウントすること
    であり、 前記演算処理は、 前記異常回数が或る閾値を超えると粒度を増加させる処
    理である、 ことを特徴とする請求項11に記載の競合制御方法。
  15. 【請求項15】前記カウントは、 スライディングウインドウ、ジャンピングウインドウの
    何れかで決められる観測期間中に為される、 ことを特徴とする請求項12、13又は14に記載の競
    合制御方法。
  16. 【請求項16】前記粒度の決定は、 前記到着したパケットのトラフィック量を観測し、当該
    観測した入力トラフィック量の変動に伴って、為され
    る、 ことを特徴とする請求項7又は8に記載の競合制御方
    法。
  17. 【請求項17】前記粒度の決定は、 前記入力トラフィック量の統計処理を行い、 当該統計処理の結果と回線速度とから見込み検索回数値
    を算出して、 当該算出した見込み検索回数値と、各バッファへトーク
    ンが巡回した際に当該バッファからスキップされずに読
    み出された検索回数の平均値との大小を比較して、 当該検索回数の平均値が大きい場合には粒度の増加、当
    該検索回数の平均値が小さい場合には粒度の減少により
    為される、 ことである請求項16に記載の競合制御方法。
  18. 【請求項18】前記入力トラフィック量の統計処理は、 ローパスフィルター、スライディングウインドウ、ジャ
    ンピングウインドウの何れかを用いて統計的な平均値を
    算出する処理である、 ことを請求項17に記載の競合制御方法。
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