JP2001223656A - 多重化伝送装置 - Google Patents

多重化伝送装置

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JP2001223656A
JP2001223656A JP2000030118A JP2000030118A JP2001223656A JP 2001223656 A JP2001223656 A JP 2001223656A JP 2000030118 A JP2000030118 A JP 2000030118A JP 2000030118 A JP2000030118 A JP 2000030118A JP 2001223656 A JP2001223656 A JP 2001223656A
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program
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multiplexing
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JP2000030118A
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English (en)
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Shotaro Tanaka
祥太郎 田中
Koji Arii
浩二 有井
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Television Systems (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビデオサーバーから出力される複数の番組デ
ータであるMPEGトランスポートストリームをデータ
パケット単位で多重、伝送する多重化伝送装置におい
て、1つのチャンネルに入力される番組が切り替わった
際に、切り替え時の大きなデータパケット単位の多重遅
延を発生させない多重化伝送装置を提供すること。 【解決手段】 ヘッダ解析部101が入力バッファ部に
入力される各番組のデータブロック中に設けられる番組
属性情報や出力制御情報を検出する。多重化制御部10
0が、そのデータパケットの入力バッファ上のアドレス
を多重順に決定し、多重する。このとき出力制御情報と
データパケットが同一データブロック上に配置されてい
ることにより、番組切り替え時の多重遅延が発生しな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタル映像、音
声データを多重して伝送する多重化伝送装置、特にビデ
オオンデマンドシステムに例示される映像音声サービス
に好適に用いられ、映像データとそれに付随する音声デ
ータとを組とする複数の番組データを多重して伝送する
多重化伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、VOD(ビデオオンデマンド)シ
ステムやディジタルCATV(ケーブルテレビジョン)
システムで代表されるように、ディジタル技術の進歩に
伴って、MPEGシステム規格(ISO /IEC11
172、13818)に準拠したディジタル映像、音声
データストリームを伝送、配信するディジタル放送シス
テムが実用化されている。上記のようなディジタル放送
システムでは、システムの各端末から要求された映画な
どの番組の映像データ及びその映像データに付随する音
声データをデータ記録装置から読み出し、所定の順序で
多重化して伝送路に伝送する多重化伝送装置が使用され
ている。
【0003】以下、従来の多重化伝送装置について図4
を参照して説明する。図4は従来の多重化伝送装置の構
成を示すブロック図である。図4に示すように、従来の
多重化伝送装置は、複数のハードディスクにより構成さ
れたデータ記録部401、データ記録部401を制御す
るサーバー制御部400、データ記録部401及びサー
バー制御部400に接続されたバス202、及びバス2
02を制御するバス制御部203を備えている。従来の
多重化伝送装置には、バス制御部203に接続されたn
個(nは整数)の入力バッファ部(1)〜(n)20
4、205、206、207、それらの入力バッファ部
(1)〜(n)204〜207に接続された多重化部3
12、及び多重化部312に順次接続された出力バッフ
ァ部209と伝送装置部210が設けられている。伝送
装置部210には、伝送網211を介して複数の端末
(図示せず)が接続されている。
【0004】データ記録部401は映像データと音声デ
ータを組とする複数の番組のディジタルデータ(以下、
“番組データ”とも称する)を保持している。これらの
番組データは、例えばMPEGトランスポートストリー
ム形式でそのトランスポートストリーム(以下、“T
S”とも称する)パケット単位に蓄積されたものであ
り、夫々所定の符号化レートで圧縮符号化されている。
【0005】サーバー制御部400は、端末から指定の
番組が要求されると、指定された番組データをデータ記
録部401から複数の時系列的に連続したTSパケット
単位で読み出し、バス202及びバス制御部203を経
て番組毎に1つの入力バッファ部(1)〜(n)204
〜207に出力し格納する。すなわち、サーバー制御部
400は、1つの同じ入力バッファ部を選択し、1 つの
番組データに含まれる複数のTSパケットを順次出力す
る。
【0006】各入力バッファ部(1)〜(n)204〜
207は、例えばFIFOメモリによって構成され、バ
ス制御部203からの番組データをTSパケット単位に
保持して多重化部312に出力する。尚、入力バッファ
部(1)〜(n)204〜207の設置数nは、多重化
部312で同時に多重化処理を行える最大番組数に等し
い値である。
【0007】多重化部312は、複数の入力バッファ部
(1)〜(n)204〜207からの出力をTSパケッ
ト単位に多重化処理して出力バッファ部209に出力す
る。出力バッファ部209は、多重化部312からの多
重化データを保持し伝送装置部210に出力する。伝送
装置部210は、出力バッファ部209からの多重化デ
ータを伝送網211を経て端末に出力する。
【0008】ここで図3を参照して、従来の多重化伝送
装置の多重化部312について詳細に説明する。図3は
図4に示した多重化部312の詳細な構成を示すブロッ
ク図である。図3に示すように、従来の多重化部312
は、多重化処理でのTSパケットの多重間隔数をその番
組の符号化レートに基づき番組毎に計算し、TSパケッ
ト単位の多重順序を決定するための多重化制御部300
を備えている。更に従来の多重化部312は、多重化制
御部300で決定された多重順序を記憶するための出力
配列データ部104、及び出力配列データ部104に記
憶された多重順序に基づいて、対応する入力バッファ部
(1)〜(n)204〜207からTSパケットを多重
化制御部300を経由して読み出し、出力バッファ部2
09に出力するための出力制御部302を備える。また
入力バッファ部(1)〜(n)204〜207から入力
される各番組の再生、停止などの各ストリーム制御コマ
ンドや、各番組のTSに含まれるパケットIDを変換す
るための情報、あるいは各番組の符号化レートなどの多
重化処理に必要なパラメータ情報を、バス制御部20
3、及びバス202を介してサーバー制御部400と送
受信するためのコマンドインターフェース部301が設
けられている。
【0009】多重化制御部300は、コマンドインター
フェース部301を介してサーバー制御部400から指
示される総多重符号化レート、及び多重化処理を行う各
番組の符号化レートに基づいて、番組毎に多重間隔数を
計算する。多重化制御部300はこの多重間隔数毎に、
入力バッファ部(1)〜(n)204〜207でのTS
パケットのメモリアドレスを出力配列データ部104に
順次書き込む。これにより、多重化処理されて伝送する
番組データの多重順序がTSパケット単位で決定され、
その多重順序に従ったTSパケットのメモリアドレスが
出力配列データ部104に保持される。
【0010】次に、同じくコマンドインターフェース部
301を介してサーバー制御部400から指示される各
番組のTSに含まれる多重前のパケットID及び多重後
のパケットIDに基づき、入力バッファ部(1)〜
(n)204〜207中の各バッファに含まれる番組の
TSパケット単位で全ての番組について、多重前のパケ
ットIDを多重後のパケットIDに書き換える。パケッ
トIDはTSパケットをパケット単位で識別するために
TSパケット中に設けられており、1つの番組の映像及
び音声データを含むTSパケット毎に異なる値が付与さ
れている。
【0011】又、TSはストリームの等時性を確保する
ためのタイムスタンプ情報であるPCR(プログラムク
ロックリファレンス)を保有しているが、多重化を行っ
た後に、多重順序によって、もともとのPCR値からの
ずれを生じる場合がある。従って、多重化制御部300
はこのPCRを含むTSパケットを、各番組毎に検出
し、決定された多重順序で出力した場合に生じるずれを
補正する。そのためにPCRを持つTSパケット(以
下、“PCRパケットと称する)のパケットPIDをコ
マンドインターフェース部301を介してサーバー制御
部400から受け取り、多重化制御部300での各番組
毎のPCRパケットの検出及びPCR値の補正を行う。
【0012】出力制御部302は、多重化制御部300
での処理が終了した入力バッファ部(1)〜(n)20
4〜207中の各番組のTSパケットに対して、出力配
列データ部104に記憶されている入力バッファ部
(1)〜(n)204〜207中の各TSパケットのメ
モリアドレスに従って、そのメモリアドレスに記憶され
ているTSパケットを入力バッファ部(1)〜(n)2
04〜207から多重化制御部302を経由して順次読
み出し、出力バッファ部209に出力する。
【0013】次に各番組の多重処理の開始、停止処理の
手順を述べる。番組を開始するに際して、サーバー制御
部400は先に述べた総多重符号化レート、各番組の符
号化レート、多重前のパケットID及び多重後のパケッ
トID、及びPCRパケットのパケットIDを、コマン
ドインターフェース部301、及びバス制御部203、
バス202を介して多重化制御部300に初期化コマン
ドとして指示する。多重化制御部300がこの初期化コ
マンドを実行可能なら、多重化制御部300は同じくコ
マンドインターフェース部301を介して、初期化AC
Kをサーバー制御部400に返答する。次にサーバー制
御部400は再生コマンドを同様の方法で多重化制御部
300に送信し、多重化制御部300はこの再生コマン
ドが処理可能ならば再生ACKをサーバー制御部400
に返送する。サーバー制御部400は、該当する入力バ
ッファ部に対して番組データを連続したTSとして出力
を開始する。
【0014】入力バッファ部に入力されたTSがある一
定のデータ量が蓄積されるのを待って、多重化制御部3
00は前記総多重符号化レート、各番組の符号化レー
ト、多重前のパケットID及び多重後のパケットID、
及びPCRパケットのパケットIDに基づき、多重処理
を開始する。入力バッファ部に、ある一定のTSパケッ
トが蓄積されている状態で多重化処理を行うのは、多重
化処理部300がある一定量の番組データをまとめて効
率的に処理するためである。
【0015】番組を停止する場合は、サーバー制御部4
00は停止コマンドを同様の方法で多重化制御部300
に送信する。多重化制御部300はこの停止コマンドが
処理可能ならば、停止ACKをサーバー制御部400に
返送すると共に、多重化処理を停止する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の多
重化伝送装置で、1つの入力バッファ部に入力される番
組が切り替わった場合を説明する。サーバー制御部40
0は出力している1つの番組が終了し、全てのデータが
入力バッファ部に格納された時点で、多重化制御部30
0に対して、停止コマンドを送信する。多重化制御部3
00は停止コマンドを受信した時点で多重化処理を停止
するのではなく、入力バッファ部内に残っている全ての
TSパケットを多重処理し、入力バッファ部を空にして
始めて処理を停止する。この後、停止ACKをサーバー
制御部400に返送し、この停止ACKをサーバー制御
部400が受信した後、新たな番組開始のための初期化
コマンド、再生コマンドの授受をサーバー制御部400
と多重化制御部300間で行う。その後、サーバー制御
部400は新たな番組のTSの送出を行う。
【0017】このため、1つの入力バッファ部を使って
番組の切り替えを行う場合、コマンドの授受の時間、及
び入力バッファ部に残っている番組データの処理を待っ
てサーバー制御部400が新しい番組データの送出を開
始するため、番組の切り替え時間が必要であり、番組が
送出されない無放送期間があるという問題点があった。
【0018】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたものであり、1 つの入力バッファ部に
入力される異なる番組の切り替えを行う際に、TSパケ
ット単位で切り替え時間無しに番組の切り替えを行うこ
とができる多重化伝送装置を提供することを目的とす
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、映像データと音声データとを組とする複数の番組の
番組データを蓄積したデータ記録部と、前記データ記録
部に接続され、前記複数の各番組データを個別に保持す
るための複数の入力バッファ部と、前記複数の入力バッ
ファ部に接続され、それらの入力バッファ部に格納され
ている番組データのデータパケット単位の多重順序を決
定し、多重化処理を行う多重化部と、を備え、前記多重
化部は、前記入力バッファ部に格納される番組データの
データブロックの先頭に配置されるヘッダ情報を解析す
るヘッダ解析部と、前記ヘッダ解析部で解析されたヘッ
ダ情報に基づいて前記入力バッファ部から入力される各
番組データをデータパケット単位で多重順序を決定する
多重化制御部と、前記多重化順序を記憶するための出力
配列データ部と、前記出力配列データ部に格納されてい
る多重順序に従って、前記入力バッファ部から前記多重
化制御部を経由してデータパケットを順次読み出すため
の出力制御部と、を有し、前記多重化制御部は、前記ヘ
ッダ解析部が解析した各番組データの前記ヘッダ情報に
基づいて番組の送出制御を含む多重順序を決定し、決定
したデータパケット単位の前記入力バッファ部でのメモ
リアドレスを前記出力配列データ部に格納するように構
成したことを特徴とするものである。
【0020】本願の請求項2の発明は、請求項1の多重
化伝送装置において、前記多重化制御部は、前記出力制
御部が出力する多重化ストリームの総多重符号化レート
と、前記ヘッダ情報に含まれる各番組ストリーム符号化
レートとを用いてデータパケット単位の多重間隔数及び
多重順序を番組毎に決定し、決定したデータパケット単
位の前記入力バッファ部でのメモリアドレスを前記出力
配列データ部に格納するように構成したことを特徴とす
るものである。
【0021】本願の請求項3の発明は、請求項1の多重
化伝送装置において、前記ヘッダ情報に、各番組ストリ
ームを構成する番組毎のデータパケットを識別するため
のオリジナルパケットID、及び多重後に変換すべき多
重後パケットIDを含み、前記多重化制御部は、前記ヘ
ッダ解析部が前記オリジナルパケットIDを有するデー
タパケットを検出し、同じく前記ヘッダ解析部が出力す
る多重後パケットIDに前記データパケット中の前記オ
リジナルパケットIDを前記多重後パケットIDに書き
換えることを特徴とするものである。
【0022】本願の請求項4の発明は、請求項1の多重
化伝送装置において、前記ヘッダ情報に個々の番組を識
別するためのプログラムマップIDを示すパケットID
を含み、前記ヘッダ解析部は、前記プログラムマップI
Dを示すパケットIDを検出し、前記多重化制御部は、
各ビデオやオーディオストリームの多重後パケットID
に基づき、このパケットIDを有するプログラムマップ
を生成することを特徴とするものである。
【0023】本願の請求項5の発明は、請求項1の多重
化伝送装置において、前記ヘッダ情報に各番組のストリ
ーム中に含まれるPCRパケットのパケットIDを含
み、前記ヘッダ解析部は、前記PCRパケットのパケッ
トIDを検出し、前記多重化制御部は、各番組の多重処
理を行う際に、前記番組ストリーム中のPCRパケット
の検索を、前記PCRパケットのパケットIDによって
行うことを特徴とするものである。
【0024】本願の請求項6の発明は、請求項1の多重
化伝送装置において、前記ヘッダ情報に前記ヘッダ情報
に含まれる各情報が更新されたことを示すバージョン番
号を含み、前記ヘッダ情報を含む前記番組データの前記
データブロックを各番組単位で前記多重化制御部が受信
するに際して、各入力バッファ部に入力される連続する
各前記データブロックに含まれるヘッダ情報が更新され
た最初のデータブロック中の前記バージョン番号をイン
クリメントすることを特徴とするものである。
【0025】本願の請求項7の発明は、請求項1の多重
化伝送装置において、前記多重化制御部は、前記ヘッダ
情報を含む前記番組データの前記データブロックを各番
組単位で受信するに際して、各番組の連続して受信した
前記データブロックを前記出力制御部を介して出力する
際に、前記ヘッダ情報中に含まれる出力制御情報に基づ
いて、連続で出力するか、その時点で前記入力バッファ
中に残っている前記データブロックを全て出力してから
出力を停止するかあるいはその時点で前記入力バッファ
中に残っている前記データブロックを全て廃棄して出力
を停止するかを制御することを特徴とするものである。
【0026】本願の請求項8の発明は、請求項1の多重
化伝送装置において、前記ヘッダ情報を含む前記番組デ
ータの前記データブロックを前記多重化制御部が各番組
単位で受信するに際して、各番組の連続して受信した前
記各データブロックが1つのストリーム情報として不連
続であることを示す不連続フラグを前記ヘッダ情報が含
み、前記ヘッダ解析部が前記不連続フラグの検出した場
合、前記多重化制御部は不連続である前記データブロッ
クに含まれるストリームデータを多重する際に、PCR
パケットを検出し、このPCRパケットに含まれるPC
Rデータを初期値として以降のPCRパケット中のPC
Rデータの書き換えを行うと共に、多重されたPCRパ
ケット中のTSフォーマットで規定される不連続指示フ
ラグをセットすることを特徴とするものである。
【0027】本願の請求項9の発明は、請求項1の多重
化伝送装置において、前記入力バッファ部に格納される
番組データは、前記データブロックの先頭に配置される
前記ヘッダ情報以降及びこれに続くMPEGトランスポ
ートストリーム形式の番組データが格納されるペイロー
ド部を配し、前記ペイロード部のデータ長は可変である
ことを特徴とするものである。
【0028】ヘッダ情報は記総多重符号化レート、各番
組の符号化レート、多重前のパケットID及び多重後の
パケットID、及びPCRパケットのパケットID、及
び番組切り替え時の入力バッファ部に格納されているデ
ータパケットの出力制御情報を含む。ヘッダ解析部から
出力されるこれらのヘッダ情報に基づき、各データブロ
ック単位で切り替え時間無しに多重化処理を行うことが
できるので、番組切り替え時の無放送期間の発生を防止
することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の多重化伝送装置を
示す好ましい実施の形態について、図面を参照しながら
説明する。図2は本発明の実施の形態である多重化伝送
装置の構成を示すブロック図である。図2に示すよう
に、本実施の形態の多重化伝送装置は、複数のハードデ
ィスクにより構成されたデータ記録部201、データ記
録部201を制御するサーバー制御部200、データ記
録部201及びサーバー制御部200に接続されたバス
202、及びバス202を制御するバス制御部203を
備えている。多重化伝送装置には、バス制御部203に
接続されたn個(nは整数)の入力バッファ部(1)〜
(n)204、205、206、207、それら入力バ
ッファ部(1)〜(n)204〜207に接続された多
重化部212、及び多重化部212に順次接続された出
力バッファ部209と伝送装置部210が設けられてい
る。伝送装置部210には、伝送網211を介して複数
の端末(図示せず)が接続されている。
【0030】データ記録部201は映像データと音声デ
ータを組とする複数の番組のディジタルデータ(以下、
“番組データ”とも称する)を保持している。これらの
番組データは、例えばMPEGトランスポートストリー
ム形式でそのトランスポートストリーム(以下、“T
S”とも称する)パケット単位に蓄積されたものであ
り、夫々所定の符号化レートで圧縮符号化されている。
【0031】サーバー制御部200は、端末から指定の
番組を要求され、指定された番組データをデータ記録部
201から複数の時系列的に連続したTSパケット単位
で読み出し、バス202及びバス制御部203を経て番
組毎に1つの入力バッファ部(1)〜(n)204〜2
07に出力し格納する。すなわち、サーバー制御部20
0は、1つの同じ入力バッファ部を選択し、1 つの番組
データに含まれる複数のTSパケットを順次出力する。
【0032】各入力バッファ部(1)〜(n)204〜
207は、例えばFIFOメモリによって構成され、バ
ス制御部203からの番組データをTSパケット単位に
保持して多重化部212に出力する。尚、入力バッファ
部(1)〜(n)204〜207の設置数nは、多重化
部212で同時に多重化処理を行える最大番組数に等し
い値である。
【0033】多重化部212は、複数の入力バッファ部
(1)〜(n)204〜207からの出力をTSパケッ
ト単位に多重化処理して出力バッファ部209に出力す
る。出力バッファ部209は、多重化部212からの多
重化データを保持し伝送装置部210に出力する。伝送
装置部210は、出力バッファ部209からの多重化デ
ータを伝送網211を経て端末に出力する。
【0034】ここで図1を参照して、本実施の形態の多
重化伝送装置の多重化部212について詳細に説明す
る。図1は図2に示した多重化部212の詳細な構成を
示すブロック図である。図1に示すように、本実施の形
態の多重化部212は、多重化処理でのTSパケットの
多重間隔数をその番組の符号化レートに基づき、番組毎
に計算し、TSパケット単位の多重順序を決定するため
の多重化制御部100を備えている。更に多重化部21
2は、多重化制御部100で決定された多重順序を記憶
するための出力配列データ部104、及び前記出力配列
データ部104に記憶された多重順序に基づいて、対応
する入力バッファ部(1)〜(n)204〜207(図
2)からTSパケットを多重化制御部100を経由して
読み出し、出力バッファ部209に出力するための出力
制御部103を備える。また入力バッファ部(1)〜
(n)204〜207から入力される各番組の再生、停
止などの各ストリームを制御するコマンドを、バス制御
部203、及びバス202を介してサーバー制御部20
0と送受信するためのコマンド制御部105が設けられ
ている。
【0035】ここで入力バッファ部(1)〜(n)20
4〜207から入力される各番組データのデータブロッ
ク構造を図5に示す。各番組データは、このデータブロ
ック単位で入力バッファ部(1)〜(n)204〜20
7に、連続したデータとして入力される。
【0036】図5の詳細な内容について説明する。図5
で示すデータブロックはヘッダ情報部527とペイロー
ド部526で構成される。ペイロード部526にはMP
EG−TS形式の番組データが格納される。
【0037】ヘッダ情報部527の構成要素を説明す
る。バージョン番号501は、連続したデータブロック
において、それが有するヘッダ情報部の内容が更新され
た場合に、更新されたことを示すために使用される。こ
のときバージョン番号の値を1つずつインクリメントす
る。
【0038】出力制御502は、該データブロック中に
含まれるペイロード部のTSデータの出力制御を示すた
めに用いられる。出力制御の内容は、該データブロック
中のTSデータを連続的に多重化出力することを指示す
る場合、又、該データブロック中のTSデータを含め、
該番組データを受信している入力バッファ部中の全ての
番組データを多重処理した後、該番組の終了を行い、該
番組データの多重処理の停止を指示する場合、あるい
は、該データブロック中のTSデータを含め、該番組デ
ータを受信している入力バッファ部中の全ての番組デー
タを廃棄した後、該番組の終了を行い、該番組データの
多重処理の停止を指示する場合に用いられる。
【0039】ビデオストリームタイプ503はペイロー
ド部526に含まれる映像ストリームの種別を示す。こ
れにはMPEG1ビデオ、MPEG2ビデオなどの種類
がある。プログラム番号504は該番組毎の識別を行う
ための情報であり、番組毎に固有の価が割り当てられ
る。
【0040】ストリーム符号化レート505は、該番組
データの符号化レートを示す。
【0041】PMT−PID506は、各番組が含むビ
デオパケット、及び1つないし複数のオーディオパケッ
トの各パケットIDを1つの組みとして構成されるPM
T(Program Map Table)パケットのパケットIDを示
す。
【0042】PCR−PID507は、番組データ中に
含まれるPCRデータを有するTSパケットのパケット
IDを示す。
【0043】多重前ビデオPID508は、各入力バッ
ファ部に入力された時点の番組データ中に含まれるビデ
オパケットのパケットIDを示す。
【0044】多重後ビデオPID509は、多重化制御
部100が、番組データ中に含まれるビデオパケットの
パケットIDを、多重化処理中において書き換えるべく
指示されるパケットID値を示す。
【0045】多重化前オーディオPID(1)〜(4)
514、516、518、520は各入力バッファ部に
入力された時点の番組データ中に含まれる複数種類のオ
ーディオパケットのパケットIDを示す。ここでいう複
数種類とは、例えば映画などの番組に見られるように、
1つの映像に対して日本語、英語などの複数の言語音声
データが1つの番組中に含まれる場合を示す。番組デー
タに含まれるオーディオパケットの種類は4つに限定さ
れるわけではなく、動的に変化し、無い場合やあるいは
4つ全て存在する場合もある。また本実施の形態では最
大4つのオーディオパケット種類を示しているが、それ
以上の数を想定した場合にも、ヘッダ情報部527中の
多重化前オーディオPIDの記述フォーマットを拡大す
るだけで可能であることはいうまでもない。
【0046】多重化後オーディオPID(1)〜(4)
515、517、519、521は多重化制御部100
が、番組データ中に含まれる各複数の前記多重化前オー
ディオPID(1)〜(4)514、516、518、
520で示される各オーディオパケットのパケットID
を、多重化処理中において書き換えるべく指示されるパ
ケットID値を示す。オーディオストリームタイプ
(1)〜(4)510、511、512、513は、各
入力バッファ部に入力された時点の番組データ中に含ま
れる複数種類のオーディオパケットの夫々のオーディオ
ストリームの種別を示す。これにはMPEG1オーディ
オ、MPEG2オーディオなどがある。
【0047】選択オーディオPID522は、各入力バ
ッファ部に入力される複数種類のオーディオデータから
1種類を選択して、前記多重化制御部100が多重化処
理することを指示する場合に使用される。
【0048】不連続フラグ523は、連続して各入力バ
ッファ部に入力される各データブロック中のペイロード
部526に含まれるTSが不連続である場合にセットさ
れる。
【0049】パケット数525は、ペイロード部526
に含まれる全てのTSパケットの数を示す。データブロ
ック全体は固定のデータ長を有するヘッダ情報部527
とパケット数525で規定される可変長のデータ長のペ
イロード部から構成される。従って、ヘッダ情報部52
7とペイロード部526をあわせたデータブロック全体
は可変長のデータ長を有する。
【0050】又、データブロック全体は固定長のデータ
長を有するように構成してもかまわない。その場合は、
ペイロード部526にはパケット数525で指定される
数のTSパケットが配置され、且つペイロード部526
の残りにはヌルパケットを充填する。ヌルパケットはM
PEGシステム規格で規定される特別なパケットであっ
て、MPEGデコーダはこのパケットを受信しても何も
せず、単に廃棄する。これらヘッダ情報部527の各情
報は図1に示すヘッダ解析部101がデータブロック中
から検索、分離し、多重化部100に引き渡す。
【0051】次に多重化制御部100における処理内容
を詳細に説明する。多重化制御部100は、コマンド制
御部105を介してサーバー制御部200から指示され
る総多重符号化レート、及び各入力バッファ部に入力さ
れるデータブロック中の各番組毎のストリーム符号化レ
ートに基づいて、番組毎に多重間隔数を計算する。多重
化制御部100はこの多重間隔数毎に、入力バッファ部
(1)〜(n)204〜207でのTSパケットのメモ
リアドレスを出力配列データ部104に順次書き込む。
これにより、多重化処理されて伝送する番組データの多
重順序がTSパケット単位で決定され、その多重順序に
従ったTSパケットのメモリアドレスが出力配列データ
部104に保持される。
【0052】次に、同じく各入力バッファ部に入力され
るデータブロック中の多重前ビデオPID508、多重
前オーディオPID(1)〜(4)514、516、5
18、520及び多重後ビデオPID509、多重後オ
ーディオPID(1)〜(4)515、517、51
9、521に基づき、入力バッファ部(1)〜(n)2
04〜207中の各バッファに含まれる番組のTSパケ
ット単位で全ての番組について、多重前のパケットID
を多重後のパケットIDに書き換える。パケットIDは
TSパケットをパケット単位で識別するためにTSパケ
ット中に設けられており、1つの番組の映像及び音声デ
ータを含むTSパケット毎に異なる値が付与されてい
る。
【0053】又、TSはストリームの等時性を確保する
ためのタイムスタンプ情報であるPCR(プログラムク
ロックリファレンス)を保有しているが、多重化を行っ
た後に、多重順序によって、もともとのPCR値からの
ずれを生じる場合がある。従って、多重化制御部100
はこのPCRを含むTSパケットを、各番組毎に検出
し、決定された多重順序で出力した場合に生じるずれを
補正する。そのためにPCRを持つTSパケット(以
下、“PCR パケット”と称する)のパケットPID
を前記ヘッダ情報527中のPCR−PID507とし
てヘッダ解析部101から多重化制御部100が受け取
り、多重化制御部100で各番組毎のPCRパケットの
検出及びPCR値の補正を行う。
【0054】多重化制御部100は多重処理後の1つの
番組を構成するビデオパケット及びオーディオパケット
のパケットIDを含むPMTを生成し、このPMTのパ
ケットのPID値として、ヘッダ情報部527中に示さ
れるPMT−PID506の値を付与する。
【0055】多重化制御部100は4種類の入力オーデ
ィオデータのうち、選択オーディオPID522で示さ
れる1つのオーディオデータを選択して多重処理を行
う。
【0056】又、選択オーディオPID522には、全
ての入力されるオーディオデータを多重すべく指示する
値を指定可能であり、この場合は、多重化制御部100
は全ての入力されるオーディオデータを多重する。多重
前オーディオPID値には、該当オーディオデータが存
在しない事を指示する値を指定可能である。その場合
は、多重化制御部100は存在するオーディオデータを
対象として、存在する全てのオーディオデータを多重す
る、あるいは前述のように選択オーディオPID522
で示されるPIDを有するオーディオデータのみを多重
処理する。
【0057】出力制御部103は、多重化制御部100
での処理が終了した入力バッファ部(1)〜(n)20
4〜207中の各番組のTSパケットに対して、出力配
列データ部104に記憶されている入力バッファ部
(1)〜(n)204〜207中の各TSパケットのメ
モリアドレスに従って、そのメモリアドレスに記憶され
ているTSパケットを入力バッファ部(1)〜(n)2
04〜207から多重化制御部100を経由して順次読
み出し、出力バッファ部209に出力する。
【0058】次に各番組の多重処理の開始、停止処理の
手順を述べる。番組を開始するに際して、サーバー制御
部200は先に述べた総多重符号化レートをコマンド制
御部105、バス制御部203、バス202を介して多
重化制御部100に初期化コマンドとして指示する。多
重化制御部100がこの初期化コマンドを実行可能な
ら、多重化制御部100は同じくコマンド制御部105
を介して、初期化ACKをサーバー制御部200に返答
する。次にサーバー制御部200は再生コマンドを同様
の方法で多重化制御部100に送信し、多重化制御部1
00はこの再生コマンドが処理可能ならば再生ACKを
サーバー制御部200に返送する。サーバー制御部20
0は、該当する入力バッファ部に対して番組データを連
続したTSとして出力を開始する。
【0059】入力バッファ部に入力されたTSがある一
定のデータ量となるのを待って、多重化制御部100は
総多重符号化レート、及び各データブロック中のヘッダ
情報部527で示される各番組の符号化レート、多重前
のパケットID及び多重後のパケットID、及びPMT
−PID、PCRパケットのパケットIDに基づき、多
重処理を開始する。入力バッファ部に、ある一定のTS
パケットが蓄積されている状態で多重化処理を行うの
は、多重化制御部100がある一定量の番組データをま
とめて効率的に処理するためである。
【0060】番組を停止する場合は、サーバー制御部2
00は停止コマンドを同様の方法でコマンド制御部10
5を介して多重化制御部100に送信する。多重化制御
部100はこの停止コマンドが処理可能ならば、停止A
CKをサーバー制御部200に返送すると共に、多重化
処理を停止する。
【0061】次に、1つの入力バッファ部に入力される
番組が切り替わる場合を説明する。前述のように1つの
番組が再生されている状態で、この番組が終了する場
合、古い番組データが含まれるデータブロックと新しい
番組データが含まれるデータブロックをサーバー制御部
200は連続に、1つの入力バッファ部に入力する。ヘ
ッダ解析部101は、古い番組データが含まれるデータ
ブロックのヘッダ情報中の出力制御が、該データブロッ
ク中のTSデータを含め、該番組データを受信している
入力バッファ部中の全ての番組データを多重処理した
後、該番組の終了を行い、該番組データの多重処理を停
止する指示であって、且つヘッダ情報部中のバージョン
番号が更新されていれば、その内容を多重化制御部10
0に伝える。
【0062】多重化制御部100は番組が切り替わった
ことを認識し、該入力バッファ部中に格納されている番
組データのTSパケット単位の多重化処理を行うに際し
て、全ての古い番組データの多重処理が終わった時点
で、新しい番組データが含まれるデータブロック中のヘ
ッダ情報部527で指示される新しい番組の符号化レー
ト、多重前のパケットID及び多重後のパケットID、
及びPMT−PID、PCRパケットのパケットIDに
基づき、多重処理を開始する。このとき、出力配列デー
タ部104へ入力バッファ部中の各TSパケット単位で
のメモリアドレス書き込みは、番組切り替え時点でも空
き時間を作ることなく、連続して多重順序配置を行う。
【0063】又、同様に1つの番組が再生されている状
態で、この番組が終了する場合、古い番組データが含ま
れるデータブロックと新しい番組データが含まれるデー
タブロックをサーバー制御部200は連続に、1つの入
力バッファ部に入力する。ヘッダ解析部101は、古い
番組データが含まれるデータブロックのヘッダ情報中の
出力制御が、該データブロック中のTSデータを含め、
該番組データを受信している入力バッファ部中の全ての
古い番組データを廃棄した後、該番組の終了を行い、該
番組データの多重処理を停止する指示であって、且つヘ
ッダ情報部中のバージョン番号が更新されていれば、そ
の内容を多重化制御部100に伝える。
【0064】多重化制御部100は番組が切り替わった
ことを認識し、該入力バッファ部中に格納されている番
組データのTSパケット単位の多重化処理を行うに際し
て、全ての古い番組データをその時点で全て破棄し、新
しい番組データが含まれるデータブロック中のヘッダ情
報部527で指示される新しい番組の符号化レート、多
重前のパケットID及び多重後のパケットID、及びP
MT−PID、PCRパケットのパケットIDに基づ
き、多重処理を開始する。このとき、出力配列データ部
104へ入力バッファ部中の各TSパケット単位でのメ
モリアドレス書き込みは、番組切り替え時点でも空き時
間を作ることなく、連続して多重順序配置を行う。
【0065】ヘッダ情報部527中の不連続フラグ52
3は、番組切り替え時において、古い番組を含むデータ
ブロックから、新しい番組を含むデータブロックに切り
替わったその先頭データブロック中に含まれるものであ
り、その値が不連続である旨の指示が与えられる。ヘッ
ダ解析部101はその不連続フラグ523を検出する
と、その内容を多重化制御部100に伝える。多重化制
御部100は、新しい番組の最初のTSパケットデータ
を多重する際に、そのTSパケットデータ中のMPEG
システム規格で規定されるAdaptation Fieldで規定され
るDiscontinuityIndicator (不連続指示フラグ)をセ
ットする。
【0066】
【発明の効果】以上のように、本発明により複数のMP
EGストリームをデータパケット単位で多重する多重化
伝送装置において、1つの入力バッファ部を使って番組
の切り替えを行う場合、切り替えを行うために必要な制
御情報と切り替えデータが同時に多重化制御部に入力さ
れる。又コマンドの授受の時間、及び入力バッファ部に
残っている番組データの処理を待たずに、サーバー制御
部が新しい番組データの送出を開始できるため、番組の
切り替え時間が不要であり、番組が送出されない無放送
期間がない、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である多重化部の詳細な構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態である多重化伝送装置の構
成を示すブロック図である。
【図3】従来の多重化部の詳細な構成を示すブロック図
である。
【図4】従来の多重化伝送装置の構成を示すブロック図
である。
【図5】図1の多重化制御部に入力されるデータブロッ
ク構成の一例を示す構成図である。
【符号の説明】
100,300 多重化制御部 101 ヘッダ解析部 103,302 出力制御部 104 出力配列データ部 105 コマンド制御部 200,400 サーバー制御部 201,401 データ記録部 202 バス 203 バス制御部 204,205,206,207 入力バッファ部 209 出力バッファ部 210 伝送装置部 211 伝送網 212,312 多重化部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/24 Fターム(参考) 5C059 KK34 MA00 RA01 RA04 RA06 RB02 RE06 SS02 SS09 TA74 TB03 TC24 TD18 UA02 5C063 AA01 AB03 AB07 AB11 AC01 AC05 CA23 DA05 DA07 DA13 DB10 5K028 AA00 CC05 DD01 DD02 EE03 KK01 KK32 LL02 MM05 MM08 MM12 SS24 5K030 GA01 HB16 HB28 JA01 KA03 LA07 LD07 9A001 CC02 JJ20 KK56

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像データと音声データとを組とする複
    数の番組の番組データを蓄積したデータ記録部と、 前記データ記録部に接続され、前記複数の各番組データ
    を個別に保持するための複数の入力バッファ部と、 前記複数の入力バッファ部に接続され、それらの入力バ
    ッファ部に格納されている番組データのデータパケット
    単位の多重順序を決定し、多重化処理を行う多重化部
    と、を備え、 前記多重化部は、前記入力バッファ部に格納される番組
    データのデータブロックの先頭に配置されるヘッダ情報
    を解析するヘッダ解析部と、前記ヘッダ解析部で解析さ
    れたヘッダ情報に基づいて前記入力バッファ部から入力
    される各番組データをデータパケット単位で多重順序を
    決定する多重化制御部と、前記多重化順序を記憶するた
    めの出力配列データ部と、前記出力配列データ部に格納
    されている多重順序に従って、前記入力バッファ部から
    前記多重化制御部を経由してデータパケットを順次読み
    出すための出力制御部と、を有し、 前記多重化制御部は、前記ヘッダ解析部が解析した各番
    組データの前記ヘッダ情報に基づいて番組の送出制御を
    含む多重順序を決定し、決定したデータパケット単位の
    前記入力バッファ部でのメモリアドレスを前記出力配列
    データ部に格納するように構成したことを特徴とする多
    重化伝送装置。
  2. 【請求項2】 前記多重化制御部は、前記出力制御部が
    出力する多重化ストリームの総多重符号化レートと、前
    記ヘッダ情報に含まれる各番組ストリーム符号化レート
    とを用いてデータパケット単位の多重間隔数及び多重順
    序を番組毎に決定し、決定したデータパケット単位の前
    記入力バッファ部でのメモリアドレスを前記出力配列デ
    ータ部に格納するように構成したことを特徴とする請求
    項1記載の多重化伝送装置。
  3. 【請求項3】 前記ヘッダ情報に、各番組ストリームを
    構成する番組毎のデータパケットを識別するためのオリ
    ジナルパケットID、及び多重後に変換すべき多重後パ
    ケットIDを含み、 前記多重化制御部は、前記ヘッダ解析部が前記オリジナ
    ルパケットIDを有するデータパケットを検出し、同じ
    く前記ヘッダ解析部が出力する多重後パケットIDに前
    記データパケット中の前記オリジナルパケットIDを前
    記多重後パケットIDに書き換えることを特徴とする請
    求項1記載の多重化伝送装置。
  4. 【請求項4】 前記ヘッダ情報に個々の番組を識別する
    ためのプログラムマップIDを示すパケットIDを含
    み、 前記ヘッダ解析部は、前記プログラムマップIDを示す
    パケットIDを検出し、 前記多重化制御部は、各ビデオやオーディオストリーム
    の多重後パケットIDに基づき、このパケットIDを有
    するプログラムマップを生成することを特徴とする請求
    項1記載の多重化伝送装置。
  5. 【請求項5】 前記ヘッダ情報に各番組のストリーム中
    に含まれるPCRパケットのパケットIDを含み、 前記ヘッダ解析部は、前記PCRパケットのパケットI
    Dを検出し、 前記多重化制御部は、各番組の多重処理を行う際に、前
    記番組ストリーム中のPCRパケットの検索を、前記P
    CRパケットのパケットIDによって行うことを特徴と
    する請求項1記載の多重化伝送装置。
  6. 【請求項6】 前記ヘッダ情報に前記ヘッダ情報に含ま
    れる各情報が更新されたことを示すバージョン番号を含
    み、 前記ヘッダ情報を含む前記番組データの前記データブロ
    ックを各番組単位で前記多重化制御部が受信するに際し
    て、各入力バッファ部に入力される連続する各前記デー
    タブロックに含まれるヘッダ情報が更新された最初のデ
    ータブロック中の前記バージョン番号をインクリメント
    することを特徴とする請求項1記載の多重化伝送装置。
  7. 【請求項7】 前記多重化制御部は、前記ヘッダ情報を
    含む前記番組データの前記データブロックを各番組単位
    で受信するに際して、各番組の連続して受信した前記デ
    ータブロックを前記出力制御部を介して出力する際に、
    前記ヘッダ情報中に含まれる出力制御情報に基づいて、
    連続で出力するか、その時点で前記入力バッファ中に残
    っている前記データブロックを全て出力してから出力を
    停止するかあるいはその時点で前記入力バッファ中に残
    っている前記データブロックを全て廃棄して出力を停止
    するかを制御することを特徴とする請求項1記載の多重
    化伝送装置。
  8. 【請求項8】 前記ヘッダ情報を含む前記番組データの
    前記データブロックを前記多重化制御部が各番組単位で
    受信するに際して、各番組の連続して受信した前記各デ
    ータブロックが1つのストリーム情報として不連続であ
    ることを示す不連続フラグを前記ヘッダ情報が含み、前
    記ヘッダ解析部が前記不連続フラグの検出した場合、前
    記多重化制御部は不連続である前記データブロックに含
    まれるストリームデータを多重する際に、PCRパケッ
    トを検出し、このPCRパケットに含まれるPCRデー
    タを初期値として以降のPCRパケット中のPCRデー
    タの書き換えを行うと共に、多重されたPCRパケット
    中のTSフォーマットで規定される不連続指示フラグを
    セットすることを特徴とする請求項1記載の多重化伝送
    装置。
  9. 【請求項9】 前記入力バッファ部に格納される番組デ
    ータは、前記データブロックの先頭に配置される前記ヘ
    ッダ情報以降及びこれに続くMPEGトランスポートス
    トリーム形式の番組データが格納されるペイロード部を
    配し、前記ペイロード部のデータ長は可変であることを
    特徴とする請求項1記載の多重化伝送装置。
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