JP2001222199A - クリーニング装置及びクリーニング方法 - Google Patents
クリーニング装置及びクリーニング方法Info
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- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高価な磁石等を必要とすることなく、クリー
ニングブレードの先端部における現像剤の堆積を減ら
し、良好にクリーニングできるようにする。 【解決手段】 クリーニングブレード１２より掻き取ら
れてリカバリーブレード１３で受け止められた現像剤を
回転することにより所定方向に搬送回収する搬送パドル
１４を備え、感光体ドラム２の回転中心をＯ１、搬送パ
ドル１４の回転中心をＯ２、感光体ドラム２とクリーニ
ングブレード１２との接触部位をＡ、感光体ドラム２と
リカバリーブレード１３との接触部位をＢとし、Ｏ１と
Ａとを結ぶ線分と、Ｏ１とＯ２とを結ぶ線分とのなす角
度をａ、また、Ｏ１とＡとを結ぶ線分と、Ｏ１とＢとを
結ぶ線分とのなす角度をｂとしたとき、角度ａが０≦ａ
≦２／ｂとなる位置に搬送パドル１４を設ける。
ニングブレードの先端部における現像剤の堆積を減ら
し、良好にクリーニングできるようにする。 【解決手段】 クリーニングブレード１２より掻き取ら
れてリカバリーブレード１３で受け止められた現像剤を
回転することにより所定方向に搬送回収する搬送パドル
１４を備え、感光体ドラム２の回転中心をＯ１、搬送パ
ドル１４の回転中心をＯ２、感光体ドラム２とクリーニ
ングブレード１２との接触部位をＡ、感光体ドラム２と
リカバリーブレード１３との接触部位をＢとし、Ｏ１と
Ａとを結ぶ線分と、Ｏ１とＯ２とを結ぶ線分とのなす角
度をａ、また、Ｏ１とＡとを結ぶ線分と、Ｏ１とＢとを
結ぶ線分とのなす角度をｂとしたとき、角度ａが０≦ａ
≦２／ｂとなる位置に搬送パドル１４を設ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、電子写真
複写機等の感光体ドラムをクリーニングするクリーニン
グ装置及びクリーニング方法に関する。
複写機等の感光体ドラムをクリーニングするクリーニン
グ装置及びクリーニング方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】電子写真複写機等の画像形成装置におい
ては、感光体ドラム上に画像情報に対応するトナー像を
形成し、このトナー像を転写チャージャにより用紙に転
写させる。そして、このトナー像の転写後に感光体ドラ
ム上に残留したトナーはクリーニング装置により除去す
るようになっている。
ては、感光体ドラム上に画像情報に対応するトナー像を
形成し、このトナー像を転写チャージャにより用紙に転
写させる。そして、このトナー像の転写後に感光体ドラ
ム上に残留したトナーはクリーニング装置により除去す
るようになっている。
【０００３】クリーニング装置は、クリーニングブレー
ドを備え、その先端部を感光体ドラムに当接して感光体
ドラム上の残留トナーを掻き取るようになっている。掻
き取られたトナーはリカバリブレードにより捕獲され、
この捕獲されたトナーは磁石を備えたパドル状もしくは
ローラ状の回転体の回転により回収部に搬送されるよう
になっている。
ドを備え、その先端部を感光体ドラムに当接して感光体
ドラム上の残留トナーを掻き取るようになっている。掻
き取られたトナーはリカバリブレードにより捕獲され、
この捕獲されたトナーは磁石を備えたパドル状もしくは
ローラ状の回転体の回転により回収部に搬送されるよう
になっている。
【０００４】ところで、画像形成装置にはクリーニング
装置を感光体ドラムの側面部に対向配置するもの、或は
感光体ドラムの上面部に対向配置するものがある。
装置を感光体ドラムの側面部に対向配置するもの、或は
感光体ドラムの上面部に対向配置するものがある。
【０００５】クリーニング装置を感光体ドラムの側面部
に対向配置した場合には、クリーニングブレードの先端
部により掻き取られたトナーはその自重で落下するため
問題はない。
に対向配置した場合には、クリーニングブレードの先端
部により掻き取られたトナーはその自重で落下するため
問題はない。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、クリー
ニング装置を感光体ドラムの上面部に対向配置した場合
には、クリーニングブレードの先端近傍にトナーの堆積
が少なからず発生し、クリーニングブレードの掻き取り
性能（クリーニング性能）の悪化をもたらしていた。
ニング装置を感光体ドラムの上面部に対向配置した場合
には、クリーニングブレードの先端近傍にトナーの堆積
が少なからず発生し、クリーニングブレードの掻き取り
性能（クリーニング性能）の悪化をもたらしていた。
【０００７】なお、回転体の磁石の磁力を上げることに
より、トナーの堆積を減らすことは可能であるが、この
場合には、高磁性特性を有した高価な材質（フェライト
等）の磁石を使用しなければならず、コストアップの要
因となる。
より、トナーの堆積を減らすことは可能であるが、この
場合には、高磁性特性を有した高価な材質（フェライト
等）の磁石を使用しなければならず、コストアップの要
因となる。
【０００８】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
高価な磁石等を必要とするこなく、掻取部材の先端部に
おける現像剤の堆積を減らし、良好にクリーニングでき
るようにしたクリーニング装置及びクリーニング方法を
提供することを目的とする。
高価な磁石等を必要とするこなく、掻取部材の先端部に
おける現像剤の堆積を減らし、良好にクリーニングでき
るようにしたクリーニング装置及びクリーニング方法を
提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、請求項１記載のものは、回転自在な像担持体
に先端部を当接し、前記像担持体上に残留する現像剤を
掻き取る掻取部材と、この掻取部材よりも前記像担持体
の回転方向上流側に位置して先端部を前記像担持体に当
接し前記掻取部材により掻き取られた現像剤を受け止め
る受止部材と、この受止部材で受け止められた現像剤を
回転することにより所定方向に搬送回収する回転体とを
具備し、前記像担持体の回転中心をＯ１、前記回転体の
回転中心をＯ２、前記像担持体と前記掻取部材との接触
部位をＡ、前記像担持体と前記受止部材との接触部位を
Ｂとし、前記Ｏ１とＡとを結ぶ線分と前記Ｏ１と前記Ｏ
２とを結ぶ線分とのなす角度をａ、前記Ｏ１とＡとを結
ぶ線分と前記Ｏ１とＢとを結ぶ線分とのなす角度をｂと
したとき、前記角度ａが０≦ａ≦２／ｂとなる位置に前
記回転体を設ける。
するため、請求項１記載のものは、回転自在な像担持体
に先端部を当接し、前記像担持体上に残留する現像剤を
掻き取る掻取部材と、この掻取部材よりも前記像担持体
の回転方向上流側に位置して先端部を前記像担持体に当
接し前記掻取部材により掻き取られた現像剤を受け止め
る受止部材と、この受止部材で受け止められた現像剤を
回転することにより所定方向に搬送回収する回転体とを
具備し、前記像担持体の回転中心をＯ１、前記回転体の
回転中心をＯ２、前記像担持体と前記掻取部材との接触
部位をＡ、前記像担持体と前記受止部材との接触部位を
Ｂとし、前記Ｏ１とＡとを結ぶ線分と前記Ｏ１と前記Ｏ
２とを結ぶ線分とのなす角度をａ、前記Ｏ１とＡとを結
ぶ線分と前記Ｏ１とＢとを結ぶ線分とのなす角度をｂと
したとき、前記角度ａが０≦ａ≦２／ｂとなる位置に前
記回転体を設ける。
【００１０】請求項２記載のものは、回転自在な像担持
体に先端部を当接し、前記像担持体上に残留する磁性現
像剤を掻き取る掻取部材と、この掻取部材よりも前記像
担持体の回転方向上流側に位置して先端部を前記像担持
体に当接し前記掻取部材により掻き取られた磁性現像剤
を受け止める受止部材と、この受止部材で受け止められ
た磁性現像剤を回転することにより所定方向に搬送回収
する磁気回転体とを具備し、前記像担持体の回転中心を
Ｏ１、前記磁気回転体の回転中心をＯ２、前記像担持体
と前記掻取部材との接触部位をＡ、前記像担持体と前記
受止部材との接触部位をＢとし、前記Ｏ１とＡとを結ぶ
線分と前記Ｏ１と前記Ｏ２とを結ぶ線分とのなす角度を
ａ、前記Ｏ１とＡとを結ぶ線分と前記Ｏ１とＢとを結ぶ
線分とのなす角度をｂとしたとき、前記角度ａが０≦ａ
≦２／ｂとなる位置に前記磁気回転体を設ける。
体に先端部を当接し、前記像担持体上に残留する磁性現
像剤を掻き取る掻取部材と、この掻取部材よりも前記像
担持体の回転方向上流側に位置して先端部を前記像担持
体に当接し前記掻取部材により掻き取られた磁性現像剤
を受け止める受止部材と、この受止部材で受け止められ
た磁性現像剤を回転することにより所定方向に搬送回収
する磁気回転体とを具備し、前記像担持体の回転中心を
Ｏ１、前記磁気回転体の回転中心をＯ２、前記像担持体
と前記掻取部材との接触部位をＡ、前記像担持体と前記
受止部材との接触部位をＢとし、前記Ｏ１とＡとを結ぶ
線分と前記Ｏ１と前記Ｏ２とを結ぶ線分とのなす角度を
ａ、前記Ｏ１とＡとを結ぶ線分と前記Ｏ１とＢとを結ぶ
線分とのなす角度をｂとしたとき、前記角度ａが０≦ａ
≦２／ｂとなる位置に前記磁気回転体を設ける。
【００１１】請求項３記載のものは、回転自在な像担持
体に掻取部材の先端部を当接し、前記像担持体上に残留
する現像剤を掻き取る掻取工程と、前記掻取部材よりも
前記像担持体の回転方向上流側に位置して受止部材の先
端部を前記像担持体に当接し前記掻取部材により掻き取
られた現像剤を受け止める受止工程と、前記受止部材で
受け止められた現像剤を回転体の回転により所定方向に
搬送回収する回収工程とを具備し、前記像担持体の回転
中心をＯ１、前記回転体の回転中心をＯ２、前記像担持
体と前記掻取部材との接触部位をＡ、前記像担持体と前
記受止部材との接触部位をＢとし、前記Ｏ１とＡとを結
ぶ線分と前記Ｏ１と前記Ｏ２とを結ぶ線分とのなす角度
をａ、前記Ｏ１とＡとを結ぶ線分と前記Ｏ１とＢとを結
ぶ線分とのなす角度をｂとしたとき、前記角度ａが０≦
ａ≦２／ｂとなる位置に前記回転体を設けて現像剤を回
収する。
体に掻取部材の先端部を当接し、前記像担持体上に残留
する現像剤を掻き取る掻取工程と、前記掻取部材よりも
前記像担持体の回転方向上流側に位置して受止部材の先
端部を前記像担持体に当接し前記掻取部材により掻き取
られた現像剤を受け止める受止工程と、前記受止部材で
受け止められた現像剤を回転体の回転により所定方向に
搬送回収する回収工程とを具備し、前記像担持体の回転
中心をＯ１、前記回転体の回転中心をＯ２、前記像担持
体と前記掻取部材との接触部位をＡ、前記像担持体と前
記受止部材との接触部位をＢとし、前記Ｏ１とＡとを結
ぶ線分と前記Ｏ１と前記Ｏ２とを結ぶ線分とのなす角度
をａ、前記Ｏ１とＡとを結ぶ線分と前記Ｏ１とＢとを結
ぶ線分とのなす角度をｂとしたとき、前記角度ａが０≦
ａ≦２／ｂとなる位置に前記回転体を設けて現像剤を回
収する。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態を参照して説明する。
形態を参照して説明する。
【００１３】図１は本発明の一実施の形態である画像形
成装置としての電子写真複写機を示す概略的構成図であ
る。
成装置としての電子写真複写機を示す概略的構成図であ
る。
【００１４】図中１は複写機本体で、この複写機本体１
内略中央部には像担持体としての感光体ドラム２が回転
自在に設けられている。感光体ドラム２の上面部には感
光体ドラム２上に残留した磁性トナーを除去するクリー
ニング装置３が対向配置されている。
内略中央部には像担持体としての感光体ドラム２が回転
自在に設けられている。感光体ドラム２の上面部には感
光体ドラム２上に残留した磁性トナーを除去するクリー
ニング装置３が対向配置されている。
【００１５】感光体ドラム２の一側面部には感光体ドラ
ム２の表面電位を除電する除電チャージャ４、及び感光
体ドラム２の表面を所定の電位に帯電させる帯電チャー
ジャ５さらに、原稿像に対応するトナー像を形成する露
光部６が対向配設されている。感光体ドラム２の下面部
には感光体ドラム２上のトナー像に現像剤としての磁性
トナーを供給して現像する現像器７が対向配置されてい
る。感光体ドラム２の他側面部にはトナー像を用紙に転
写させる転写チャージャー８、及びトナー像を転写した
用紙を感光体ドラム２から剥離させる剥離チャージャー
９が対向配設されている。
ム２の表面電位を除電する除電チャージャ４、及び感光
体ドラム２の表面を所定の電位に帯電させる帯電チャー
ジャ５さらに、原稿像に対応するトナー像を形成する露
光部６が対向配設されている。感光体ドラム２の下面部
には感光体ドラム２上のトナー像に現像剤としての磁性
トナーを供給して現像する現像器７が対向配置されてい
る。感光体ドラム２の他側面部にはトナー像を用紙に転
写させる転写チャージャー８、及びトナー像を転写した
用紙を感光体ドラム２から剥離させる剥離チャージャー
９が対向配設されている。
【００１６】複写機本体１内下部側には用紙Ｐを収納す
る給紙カセット２１が設けられている。給紙カセット２
１の一側上部側には用紙を供給する給紙ローラ２２が設
けられている。給紙ローラ２２から供給される用紙Ｐは
搬送路２３に沿って搬送される。搬送路２３中には用紙
Ｐを挟持搬送する搬送ローラ対２４、用紙Ｐを整位する
レジストローラ対２５、上記した転写、剥離チャージャ
ー８，９及び用紙Ｐに転写されたトナー像を用紙Ｐに定
着させる定着器２７が配設されている。
る給紙カセット２１が設けられている。給紙カセット２
１の一側上部側には用紙を供給する給紙ローラ２２が設
けられている。給紙ローラ２２から供給される用紙Ｐは
搬送路２３に沿って搬送される。搬送路２３中には用紙
Ｐを挟持搬送する搬送ローラ対２４、用紙Ｐを整位する
レジストローラ対２５、上記した転写、剥離チャージャ
ー８，９及び用紙Ｐに転写されたトナー像を用紙Ｐに定
着させる定着器２７が配設されている。
【００１７】画像形成時には、感光体ドラム２の表面が
帯電チャージャー５により停電され、この帯電された感
光体ドラム２の表面に露光部６により原稿像に対応した
静電潜像が形成される。この静電潜像は感光体ドラム２
の回転により現像器７に送られ、現像器７から現像剤と
して磁性トナーが供給されることにより現像され磁性ト
ナー像となる。
帯電チャージャー５により停電され、この帯電された感
光体ドラム２の表面に露光部６により原稿像に対応した
静電潜像が形成される。この静電潜像は感光体ドラム２
の回転により現像器７に送られ、現像器７から現像剤と
して磁性トナーが供給されることにより現像され磁性ト
ナー像となる。
【００１８】一方、このときには、給紙ローラ２２の回
転により用紙Ｐが供給され、この用紙Ｐは搬送ローラ対
２４により挟持搬送される。この用紙Ｐはレジストロー
ラ対２５により整位されたのち、感光体ドラム２と転写
チャージャー８との間に送られ、ここで、感光体ドラム
２上の磁性トナー像が用紙Ｐに転写される。磁性トナー
像が転写された用紙Ｐは剥離チャージャー９の作用によ
り、感光体ドラム２から剥離されて搬送される。この用
紙Ｐは定着器２７に送られ、ここで、転写トナー像は用
紙Ｐに定着されて図示しない排出部に排出される。
転により用紙Ｐが供給され、この用紙Ｐは搬送ローラ対
２４により挟持搬送される。この用紙Ｐはレジストロー
ラ対２５により整位されたのち、感光体ドラム２と転写
チャージャー８との間に送られ、ここで、感光体ドラム
２上の磁性トナー像が用紙Ｐに転写される。磁性トナー
像が転写された用紙Ｐは剥離チャージャー９の作用によ
り、感光体ドラム２から剥離されて搬送される。この用
紙Ｐは定着器２７に送られ、ここで、転写トナー像は用
紙Ｐに定着されて図示しない排出部に排出される。
【００１９】ところで、上記した感光体ドラム２上の磁
性トナー像の転写時には、磁性トナー像の全てが用紙Ｐ
に転写されずに一部が感光体ドラム２に残留する。この
感光体ドラム２に残留した磁性トナーは後で詳述するよ
うにクリーニング装置３により感光体ドラム２上から除
去される。感光体ドラム２の表面がクリーニングされた
のちは、除電チャージャー４により表面が除電され画像
形成プロセスを終える。
性トナー像の転写時には、磁性トナー像の全てが用紙Ｐ
に転写されずに一部が感光体ドラム２に残留する。この
感光体ドラム２に残留した磁性トナーは後で詳述するよ
うにクリーニング装置３により感光体ドラム２上から除
去される。感光体ドラム２の表面がクリーニングされた
のちは、除電チャージャー４により表面が除電され画像
形成プロセスを終える。
【００２０】図２は上記したクリーニング装置３を示す
構成図である。
構成図である。
【００２１】クリーニング装置３はケーシング１１を備
え、このケーシング１１の底部には掻取部材としてのク
リーニングブレード１２及び受止部材としてのリカバリ
ブレード１３が配設されている。クリーニングブレード
１２の先端部は感光体ドラム２の上面部に当接されてい
る。リカバリブレード１３はクリーニングブレード１２
の感光体ドラム回転方向上流側に設けられ、その先端部
を感光体ドラム２の上面部に当接させている。
え、このケーシング１１の底部には掻取部材としてのク
リーニングブレード１２及び受止部材としてのリカバリ
ブレード１３が配設されている。クリーニングブレード
１２の先端部は感光体ドラム２の上面部に当接されてい
る。リカバリブレード１３はクリーニングブレード１２
の感光体ドラム回転方向上流側に設けられ、その先端部
を感光体ドラム２の上面部に当接させている。
【００２２】また、ケーシング１１の内底部にはクリー
ニングブレード１２の先端部により掻き取られたトナー
を上方へ搬送回収する回転体としての搬送パドル１４が
設けられている。搬送パドル１４は感光体ドラム２の上
面部から略３ｍｍ程度上方に配置され、感光体ドラム２
とは逆方向に回転するようになっている。搬送パドル１
４には磁力４００〜５００ガウス程度の磁石１５が取り
付けられ、磁石１５の磁極はパドル円周方向にＮ−Ｓと
なるように着磁されている。
ニングブレード１２の先端部により掻き取られたトナー
を上方へ搬送回収する回転体としての搬送パドル１４が
設けられている。搬送パドル１４は感光体ドラム２の上
面部から略３ｍｍ程度上方に配置され、感光体ドラム２
とは逆方向に回転するようになっている。搬送パドル１
４には磁力４００〜５００ガウス程度の磁石１５が取り
付けられ、磁石１５の磁極はパドル円周方向にＮ−Ｓと
なるように着磁されている。
【００２３】さらに、ケーシング１１内には搬送パドル
１４により搬送されるトナーを剥離するスクレーパ１７
が設けられている。スクレーパ１７の上方部にはスクレ
ーパ１７により剥離されたトナーを搬出する排出オーガ
部１８が設けられている。
１４により搬送されるトナーを剥離するスクレーパ１７
が設けられている。スクレーパ１７の上方部にはスクレ
ーパ１７により剥離されたトナーを搬出する排出オーガ
部１８が設けられている。
【００２４】クリーニング時には、感光体ドラム２上に
残留したトナーが感光体ドラム２の回転に伴ってクリー
ニングブレード１２の先端部により掻き取られる。この
掻き取られたトナーはリカバリブレード１３により捕獲
され、この捕獲されたトナーは搬送パドル１４の回転に
より、その磁力によって破線矢印で示すように上方へ向
かって搬送回収される。そして、この回収されるトナー
はスクレーパ１７によって搬送パドル１４から剥離さ
れ、搬出オーガの回転によって搬出される。
残留したトナーが感光体ドラム２の回転に伴ってクリー
ニングブレード１２の先端部により掻き取られる。この
掻き取られたトナーはリカバリブレード１３により捕獲
され、この捕獲されたトナーは搬送パドル１４の回転に
より、その磁力によって破線矢印で示すように上方へ向
かって搬送回収される。そして、この回収されるトナー
はスクレーパ１７によって搬送パドル１４から剥離さ
れ、搬出オーガの回転によって搬出される。
【００２５】図３は搬送パドル１４の配置位置を示す説
明図である。
明図である。
【００２６】図３中「Ａ点」は、感光体ドラム２とクリ
ーニングブレード１２との接触点、「Ｂ点」は同様に感
光体ドラム２とリカバリブレード１３との接触点を示
す。
ーニングブレード１２との接触点、「Ｂ点」は同様に感
光体ドラム２とリカバリブレード１３との接触点を示
す。
【００２７】また、感光体ドラム２の中心Ｏ１と上記
「Ａ点」を結ぶ線分と、感光体ドラム２の中心Ｏ１と搬
送パドル１４の中心Ｏ２を結ぶ線分とのなす角度をａ、
感光体ドラム２の中心Ｏ１と上記「Ａ点」を結ぶ線分
と、感光体ドラム２の中心Ｏ１と上記「Ｂ点」を結ぶ線
分とのなす角度をｂ、感光体ドラム２の中心Ｏ１と上記
「Ａ点」を結ぶ線分と、感光体ドラム２の中心Ｏ１を通
る水平線とのなす角度をｃとしたとき、角度ａが０≦ａ
≦ｂ／２となる位置に搬送パドル１４が配置されてい
る。
「Ａ点」を結ぶ線分と、感光体ドラム２の中心Ｏ１と搬
送パドル１４の中心Ｏ２を結ぶ線分とのなす角度をａ、
感光体ドラム２の中心Ｏ１と上記「Ａ点」を結ぶ線分
と、感光体ドラム２の中心Ｏ１と上記「Ｂ点」を結ぶ線
分とのなす角度をｂ、感光体ドラム２の中心Ｏ１と上記
「Ａ点」を結ぶ線分と、感光体ドラム２の中心Ｏ１を通
る水平線とのなす角度をｃとしたとき、角度ａが０≦ａ
≦ｂ／２となる位置に搬送パドル１４が配置されてい
る。
【００２８】また、クリーニングブレード１２は感光体
ドラム２の中心Ｏ１を通る中心線よりも上部側で感光体
ドラム２に当接されている。
ドラム２の中心Ｏ１を通る中心線よりも上部側で感光体
ドラム２に当接されている。
【００２９】図４は搬送パドルの配置角度ａとクリーニ
ング限界線圧の関係を示すグラフ図である。
ング限界線圧の関係を示すグラフ図である。
【００３０】図４中横軸が搬送パドルの角度ａ、縦軸が
クリーニングブレード１２の荷重線圧である。
クリーニングブレード１２の荷重線圧である。
【００３１】また、図中でプロットされた点はその条件
でのクリーニング可能な線圧限界点（下限）を示す。
でのクリーニング可能な線圧限界点（下限）を示す。
【００３２】なお、搬送パドル１４はφ１２ｍｍで、そ
の先端と感光体ドラム２のギャップは３ｍｍとなる位置
に軸中心を配置した。
の先端と感光体ドラム２のギャップは３ｍｍとなる位置
に軸中心を配置した。
【００３３】プロットはクリーニングブレード設置角度
ｃによって分けられており、実線が１００°、破線が５
０°、一点鎖線が０°である。
ｃによって分けられており、実線が１００°、破線が５
０°、一点鎖線が０°である。
【００３４】搬送パドルの角度ａが０〜１０°の範囲を
越える、すなわち、感光体ドラム２の回転方向に対して
クリーニングブレード１２の先端より下流側、またはク
リーニングブレード１２とリカバリブレード１３間の中
央より上流側に搬送パドル１４の中心がずれると、急激
にクリーニングが悪化し、より大きなブレード線圧が必
要となる。
越える、すなわち、感光体ドラム２の回転方向に対して
クリーニングブレード１２の先端より下流側、またはク
リーニングブレード１２とリカバリブレード１３間の中
央より上流側に搬送パドル１４の中心がずれると、急激
にクリーニングが悪化し、より大きなブレード線圧が必
要となる。
【００３５】また、クリーニングブレード１２の設置角
度ｃが大きくなる、すなわち感光体ドラム２に対してク
リーナ３が上方に位置するほどこの傾向は顕著となる。
度ｃが大きくなる、すなわち感光体ドラム２に対してク
リーナ３が上方に位置するほどこの傾向は顕著となる。
【００３６】これは上記条件ではクリーニングブレード
１２により掻き取られたトナーがクリーニングブレード
１２の先端部に堆積し、クリーニングエッジ部に感光体
ドラム２の回転によるトナーの圧力が増大し、トナーが
クリーニングブレード１２を抜け易くさせていると考え
られる。
１２により掻き取られたトナーがクリーニングブレード
１２の先端部に堆積し、クリーニングエッジ部に感光体
ドラム２の回転によるトナーの圧力が増大し、トナーが
クリーニングブレード１２を抜け易くさせていると考え
られる。
【００３７】また、クリーニングブレード１２の線圧を
１７．５ｍＮ／ｍｍより大きくすると、初期のブレード
１２のめくれや感光体ドラム２の感光層の削れが悪化す
るため、線圧は極力最小限に設定する必要がある。
１７．５ｍＮ／ｍｍより大きくすると、初期のブレード
１２のめくれや感光体ドラム２の感光層の削れが悪化す
るため、線圧は極力最小限に設定する必要がある。
【００３８】以上のことからクリーニングブレード１２
の先端部へのトナー堆積を防止し、良好なクリーナ特性
を確保するためには、搬送パドル角度ａが０≦ａ≦ｂ／
２となる位置に搬送パドル１４を配置することが必要で
ある。
の先端部へのトナー堆積を防止し、良好なクリーナ特性
を確保するためには、搬送パドル角度ａが０≦ａ≦ｂ／
２となる位置に搬送パドル１４を配置することが必要で
ある。
【００３９】この実施の形態では上記したように角度ａ
が０≦ａ≦ｂ／２となる位置に搬送パドル１４を配置す
るため、感光体ドラム２に対してクリーニング装置３が
上方に位置する画像形成装置であっても、転写残りの磁
性トナーがクリーニングブレード１２にて掻き取られる
と同時に搬送パドル１４にて良好に磁力回収できる。
が０≦ａ≦ｂ／２となる位置に搬送パドル１４を配置す
るため、感光体ドラム２に対してクリーニング装置３が
上方に位置する画像形成装置であっても、転写残りの磁
性トナーがクリーニングブレード１２にて掻き取られる
と同時に搬送パドル１４にて良好に磁力回収できる。
【００４０】従って、クリーニングブレード１２の先端
部におけるトナー堆積を防止し、良好なクリーナ特性の
確保が可能となる。
部におけるトナー堆積を防止し、良好なクリーナ特性の
確保が可能となる。
【００４１】また、残留トナーを効率よく回収できるた
め、トナー回収用の磁石の磁力を低く設定でき、磁石自
体安価なものが使用できる。
め、トナー回収用の磁石の磁力を低く設定でき、磁石自
体安価なものが使用できる。
【００４２】さらに、クリーニングブレード１２の線圧
も低く設定することが可能であるため、初期のブレード
めくれ防止ができるとともに、感光層の削れを低減で
き、感光体の寿命も延長できる。
も低く設定することが可能であるため、初期のブレード
めくれ防止ができるとともに、感光層の削れを低減で
き、感光体の寿命も延長できる。
【００４３】図５は本発明の他の実施の形態であるクリ
ーニング装置を示すものである。
ーニング装置を示すものである。
【００４４】なお、上記した第１の実施の形態で示した
部分と同一部分については同一番号を付してその説明を
省略する。
部分と同一部分については同一番号を付してその説明を
省略する。
【００４５】この実施の形態においては、磁性回転体と
して搬送ローラ３１を用いて、搬送ローラ３１に磁石１
５，１５を取り付けている。
して搬送ローラ３１を用いて、搬送ローラ３１に磁石１
５，１５を取り付けている。
【００４６】この場合も上記した実施の形態と同様に、
角度ａが０≦ａ≦ｂ／２となる位置に搬送ローラ３１を
設けることが必要である。
角度ａが０≦ａ≦ｂ／２となる位置に搬送ローラ３１を
設けることが必要である。
【００４７】この実施の形態においても、上記した第１
の実施の形態と同様の作用効果を奏する。
の実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【００４８】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、角度ａが
０≦ａ≦ｂ／２となる位置に回転体を配置するため、像
担持体に対してクリーニング装置が上方に位置する画像
形成装置であっても、転写残りの現像剤が掻取部材にて
掻き取られると同時に回転体にて良好に搬送回収でき
る。
０≦ａ≦ｂ／２となる位置に回転体を配置するため、像
担持体に対してクリーニング装置が上方に位置する画像
形成装置であっても、転写残りの現像剤が掻取部材にて
掻き取られると同時に回転体にて良好に搬送回収でき
る。
【００４９】従って、掻取部材の先端部における現像剤
の堆積を防止し、良好なクリーナ特性の確保が可能とな
る。
の堆積を防止し、良好なクリーナ特性の確保が可能とな
る。
【００５０】また、残留現像剤を効率良く掻取ることが
できるため、現像剤回収用の磁石の磁力を低く設定で
き、磁石自体安価なものが使用できる。
できるため、現像剤回収用の磁石の磁力を低く設定で
き、磁石自体安価なものが使用できる。
【００５１】さらに、掻取部材の線圧も低く設定するこ
とが可能であるため、初期の掻取部材のめくれ防止がで
きるとともに、感光層の削れを低減でき、感光体の寿命
も延長できる。
とが可能であるため、初期の掻取部材のめくれ防止がで
きるとともに、感光層の削れを低減でき、感光体の寿命
も延長できる。
【図１】本発明の一実施の形態である電子写真複写機を
示す概略的構成図。
示す概略的構成図。
【図２】感光体ドラムをクリーニングするクリーニング
装置を示す構成図。
装置を示す構成図。
【図３】クリーニング装置の磁気回転体の配置位置を示
す図。
す図。
【図４】磁気回転体の配置位置とクリーニングブレード
線圧との関係を示すグラフ図。
線圧との関係を示すグラフ図。
【図５】磁気回転体の他の例を示す図。
２…感光体ドラム（像担持体） １２…クリーニングブレード（掻取部材） １３…リカバリーブレード（受止部材） １４…搬送パドル（回転体） １８…搬出オーガ
Claims (3)
- 【請求項１】回転自在な像担持体に先端部を当接し、前
記像担持体上に残留する現像剤を掻き取る掻取部材と、 この掻取部材よりも前記像担持体の回転方向上流側に位
置して先端部を前記像担持体に当接し前記掻取部材によ
り掻き取られた現像剤を受け止める受止部材と、 この受止部材で受け止められた現像剤を回転することに
より所定方向に搬送回収する回転体とを具備し、 前記像担持体の回転中心をＯ１、前記回転体の回転中心
をＯ２、前記像担持体と前記掻取部材との接触部位を
Ａ、前記像担持体と前記受止部材との接触部位をＢと
し、 前記Ｏ１とＡとを結ぶ線分と前記Ｏ１と前記Ｏ２とを結
ぶ線分とのなす角度をａ、 前記Ｏ１とＡとを結ぶ線分と前記Ｏ１とＢとを結ぶ線分
とのなす角度をｂとしたとき、 前記角度ａが０≦ａ≦２／ｂとなる位置に前記回転体を
設けたことを特徴とするクリーニング装置。 - 【請求項２】回転自在な像担持体に先端部を当接し、前
記像担持体上に残留する磁性現像剤を掻き取る掻取部材
と、 この掻取部材よりも前記像担持体の回転方向上流側に位
置して先端部を前記像担持体に当接し前記掻取部材によ
り掻き取られた磁性現像剤を受け止める受止部材と、 この受止部材で受け止められた磁性現像剤を回転するこ
とにより所定方向に搬送回収する磁気回転体とを具備
し、 前記像担持体の回転中心をＯ１、前記磁気回転体の回転
中心をＯ２、前記像担持体と前記掻取部材との接触部位
をＡ、前記像担持体と前記受止部材との接触部位をＢと
し、 前記Ｏ１とＡとを結ぶ線分と前記Ｏ１と前記Ｏ２とを結
ぶ線分とのなす角度をａ、 前記Ｏ１とＡとを結ぶ線分と前記Ｏ１とＢとを結ぶ線分
とのなす角度をｂとしたとき、 前記角度ａが０≦ａ≦２／ｂとなる位置に前記磁気回転
体を設けたことを特徴とするクリーニング装置。 - 【請求項３】回転自在な像担持体に掻取部材の先端部を
当接し、前記像担持体上に残留する現像剤を掻き取る掻
取工程と、 前記掻取部材よりも前記像担持体の回転方向上流側に位
置して受止部材の先端部を前記像担持体に当接し前記掻
取部材により掻き取られた現像剤を受け止める受止工程
と、 前記受止部材で受け止められた現像剤を回転体の回転に
より所定方向に搬送回収する回収工程とを具備し、 前記像担持体の回転中心をＯ１、前記回転体の回転中心
をＯ２、前記像担持体と前記掻取部材との接触部位を
Ａ、前記像担持体と前記受止部材との接触部位をＢと
し、 前記Ｏ１とＡとを結ぶ線分と前記Ｏ１と前記Ｏ２とを結
ぶ線分とのなす角度をａ、 前記Ｏ１とＡとを結ぶ線分と前記Ｏ１とＢとを結ぶ線分
とのなす角度をｂとしたとき、 前記角度ａが０≦ａ≦２／ｂとなる位置に前記回転体を
設けて現像剤を回収することを特徴とするクリーニング
方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US09/501.598 | 2000-02-10 | ||
| US09/501,598 US6374074B1 (en) | 2000-02-10 | 2000-02-10 | Cleaning apparatus and cleaning method |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001222199A true JP2001222199A (ja) | 2001-08-17 |
Family
ID=23994219
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000085763A Pending JP2001222199A (ja) | 2000-02-10 | 2000-03-27 | クリーニング装置及びクリーニング方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6374074B1 (ja) |
| JP (1) | JP2001222199A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106154796A (zh) * | 2015-05-15 | 2016-11-23 | 佳能株式会社 | 馈送设备、处理盒和图像形成装置 |
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|---|---|---|---|---|
| JP2002182418A (ja) * | 2000-12-11 | 2002-06-26 | Konica Corp | 画像形成方法、画像形成装置 |
| US7482916B2 (en) * | 2004-03-15 | 2009-01-27 | Anita Au | Automatic signaling systems for vehicles |
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| JPS5182635A (en) * | 1975-01-17 | 1976-07-20 | Canon Kk | Kuriiningusochi |
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| JP3080832B2 (ja) * | 1994-03-15 | 2000-08-28 | 京セラミタ株式会社 | クリーニング装置 |
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| JPH10268724A (ja) * | 1997-03-21 | 1998-10-09 | Minolta Co Ltd | クリーニング装置 |
-
2000
- 2000-02-10 US US09/501,598 patent/US6374074B1/en not_active Expired - Fee Related
- 2000-03-27 JP JP2000085763A patent/JP2001222199A/ja active Pending
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|---|---|---|---|---|
| CN106154796A (zh) * | 2015-05-15 | 2016-11-23 | 佳能株式会社 | 馈送设备、处理盒和图像形成装置 |
| KR20160134491A (ko) * | 2015-05-15 | 2016-11-23 | 캐논 가부시끼가이샤 | 반송 장치, 프로세스 카트리지, 및 화상 형성 장치 |
| KR101985572B1 (ko) | 2015-05-15 | 2019-06-03 | 캐논 가부시끼가이샤 | 반송 장치, 프로세스 카트리지, 및 화상 형성 장치 |
| CN106154796B (zh) * | 2015-05-15 | 2020-10-23 | 佳能株式会社 | 馈送设备、处理盒和图像形成装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6374074B1 (en) | 2002-04-16 |
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