JP2001221880A - 原子炉建屋 - Google Patents

原子炉建屋

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JP2001221880A
JP2001221880A JP2000032992A JP2000032992A JP2001221880A JP 2001221880 A JP2001221880 A JP 2001221880A JP 2000032992 A JP2000032992 A JP 2000032992A JP 2000032992 A JP2000032992 A JP 2000032992A JP 2001221880 A JP2001221880 A JP 2001221880A
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steam
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condenser
pool
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Masaaki Ogata
雅昭 緒方
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Toshiba Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶融燃料流出事故時に、下部ドライウェル6
から格納容器蒸気凝縮装置11へ蒸気を導くには、上部
ドライウェル5を通して行なわなければならなかった。 【解決手段】 下部ドライウェル6に接続するアクセス
トンネル8と格納容器蒸気凝縮装置11を蒸気吸込配管
13によって接続することにより、溶融燃料流出事故時
に効率的に下部ドライウェル6の蒸気を格納容器蒸気凝
縮装置11に導き凝縮することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は沸騰水型原子炉の原
子炉建屋に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、原子炉は原子炉建屋内に収納さ
れている。以下図6を用いて原子炉建屋の従来例につい
て説明する。原子炉は、炉心を収納する原子炉圧力容器
3で発生した蒸気を主蒸気配管4により、原子炉圧力容
器3から図示しないタービンに導いて、発電などの用途
に供している。原子炉格納容器2は、この原子炉圧力容
器3を収納しており、万が一、主蒸気配管4等が破断し
た場合に原子炉圧力容器3から流出する放射性物質をそ
の内部に閉じ込める機能を有している。また、原子炉格
納容器2は、原子炉建屋1に収納されており、原子炉建
屋1内には原子炉格納容器2を取り囲むように原子炉二
次格納施設9が設置されて、もしも原子炉格納容器2か
ら放射性物質の多少の漏洩が起こっても原子炉二次格納
施設9内に閉じ込めることが可能な構造となっている。
原子炉二次格納施設9を構成する壁などは図6におい
て、破線を付加して示している。
【0003】原子炉格納容器2は、原子炉圧力容器3外
周の上部ドライウェル5と、原子炉圧力容器3下方の下
部ドライウェル6、および、これとは独立した空間で、
内部に大量の水および気相空間を保有するサプレッショ
ンプール7とからなる。下部ドライウェル6内には、制
御棒を挿入・引抜きを行なう図示しない制御棒駆動装置
などが収納されており、これらの装置を点検整備するた
めにアクセストンネル8が設置され、原子炉格納容器2
外から入ることができる。また、上部ドライウェル5と
下部ドライウェル6は図示しない連通孔により連通して
いる。
【0004】もし、主蒸気配管4等が破断した場合、上
部ドライウェル5内には放射性物質とともに大量の蒸気
が放出され、上部ドライウェル5内の圧力と温度が上昇
する。圧力上昇および温度上昇により原子炉格納容器2
の閉じ込め機能が失われないように、放出された高温の
蒸気は、上部ドライウェル5内に充填されている窒素ガ
スとともにサプレッションプール7水中に図示しないベ
ント管を通じて導かれる。ここで蒸気は熱を奪われ凝縮
する。破断口からの蒸気は更に上部ドライウェル5内に
流出しつづけるが、同様の経過をたどってサプレッショ
ンプール7水中に移行する。
【0005】近年は、設計基準事象を超える、いわゆる
過酷事故と呼ばれる極めて確率の低い事象に対しても原
子炉発電所の安全性を高く確保することが大きな関心と
なっている。過酷事故発生時には、動的機器が機能しな
いことも考えられるため、これに代わって、静的な除熱
システムを導入することが有効な手段であると考えられ
ている。このような静的な除熱システムとして確立され
ている原子炉圧力容器3の除熱を目的とした設備につい
て、図6を参照して説明する。
【0006】原子炉蒸気凝縮装置21は原子炉蒸気凝縮
装置用プール22内に設置され、原子炉蒸気凝縮装置用
プール22内に貯蔵された水に埋没している。原子炉蒸
気凝縮装置21には、原子炉圧力容器3の圧力が上昇し
た場合に、主蒸気配管4を介して蒸気が配管23により
導かれ、原子炉蒸気凝縮装置用プール22の水により冷
却凝縮され、戻り配管24により原子炉圧力容器3に戻
される。このように原子炉蒸気凝縮装置21は、蒸気を
凝縮した水を重力で原子炉圧力容器3に戻すため、原子
炉圧力容器3よりも上方に設置されることが必須の条件
である。
【0007】また、過酷事故の一形態として、炉心燃料
が破損し、原子炉格納容器2内に溶融燃料が流出するよ
うな場合が想定される。この場合、溶融炉心は、別途設
けられる注水手段により注水・冷却されるが、この際、
大量の蒸気が発生し、原子炉格納容器2内が高温高圧と
なる。発生した蒸気は、上述したようにベント管により
サプレッションプール7に導かれ凝縮されるが、このと
き、原子炉格納容器2内の除熱によってサプレッション
プール内の水がすでに高温となっており、発生した蒸気
を凝縮する機能を十分に発揮できないような場合も想定
される。このため、図6に示す原子炉建屋1に設置され
ているような格納容器蒸気凝縮装置11を用いることが
有効である。
【0008】格納容器蒸気凝縮装置11は、格納容器蒸
気凝縮装置用プール12内に設けられ、格納容器蒸気凝
縮装置用プール12に貯蔵された水に埋没している。格
納容器蒸気凝縮装置11は蒸気吸込配管13により上部
ドライウェル5に接続されている。上部ドライウェル5
に発生している蒸気は、蒸気吸込配管13により格納容
器蒸気凝縮装置11に導かれ、格納容器蒸気凝縮装置用
プール12の水により冷却凝縮される。格納容器蒸気凝
縮装置11とサプレッションプール7は、先端がサプレ
ッションプール7水中に埋没する凝縮水戻り配管15に
より接続され、凝縮水はサプレッションプール7に導か
れる。また、格納容器蒸気凝縮装置11内に蓄積した非
凝縮性ガスをサプレッションプール7水中に排出するた
めの図示しない排出管が、格納容器蒸気凝縮装置11か
らサプレッションプール7にその先端がサプレッション
プール7水中に埋没するように接続されている。
【0009】格納容器蒸気凝縮装置11と原子炉蒸気凝
縮装置21は、同時に使用状態となることが極めてまれ
なため、通常は水源を共用する目的で同一プールに設置
される。したがって、プールは格納容器蒸気凝縮装置1
1および原子炉蒸気凝縮装置21共通のプールとして原
子炉格納容器2の上部に設置される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したような溶融燃
料が原子炉圧力容器3外に流出するような事象におい
て、溶融燃料は下部ドライウェル6に落下する場合があ
る。このため、溶融燃料の冷却のために発生する蒸気も
下部ドライウェル6内に充満する。しかし、上述の従来
の原子炉建屋においては、格納容器蒸気凝縮装置11が
上部ドライウェル5から蒸気を引き込んでいるため、下
部ドライウェル6の蒸気が連通孔を通って上部ドライウ
ェル5に達し、その後を格納容器蒸気凝縮装置11に引
き込み凝縮しなければらず効率的でなかった。
【0011】また、特開平10−282284号公報に
開示されたような、上部ドライウェルと下部ドライウェ
ルを隔離し、原子炉格納容器を大きくせずに電気出力を
高めた原子炉建屋においては、下部ドライウェルから蒸
気を格納容器蒸気凝縮装置に蒸気吸込配管を上部ドライ
ウェル内を通るように設けなければならなかった。この
ため、蒸気吸込配管の損傷により上部ドライウェルと下
部ドライウェルが連通してしまう可能性があった。
【0012】本発明はこのような従来の事情に鑑みてな
されたもので、溶融燃料が原子炉圧力容器外に流出する
ような事故時に発生する蒸気を効率的に引込み凝縮する
ことができる原子炉建屋を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の原子炉建屋においては、請求項1記載の発
明では、炉心を内包する原子炉圧力容器と、前記原子炉
圧力容器を収納する原子炉格納容器と、前記原子炉圧力
容器外周の上部ドライウェルと、前記原子炉圧力容器下
方の下部ドライウェルと、前記下部ドライウェル外周に
あって内部に水を貯蔵するサプレッションプールと、前
記原子炉格納容器外部と前記下部ドライウェルを連絡す
るアクセストンネルと、前記原子炉格納容器内に発生し
た蒸気を凝縮する格納容器蒸気凝縮装置と、内部に水を
貯蔵し前記格納容器蒸気凝縮装置を水没して収納する格
納容器蒸気凝縮装置用プールとを具備する原子炉建屋に
おいて、前記アクセストンネルと前記格納容器蒸気凝縮
装置を接続する蒸気吸込配管を設置したことを特徴とす
る。
【0014】上記構成の原子炉建屋においては、溶融燃
料流出のような過酷事故発生時に下部ドライウェルに発
生する蒸気を上部ドライウェルを通さずに、効率的に格
納容器蒸気凝縮装置に導き凝縮することができる また、請求項2記載の発明では、炉心を内包する原子炉
圧力容器と、前記原子炉圧力容器を収納する原子炉格納
容器と、原子炉圧力容器外周の上部ドライウェルと、前
記原子炉圧力容器下方の下部ドライウェルと、前記下部
ドライウェル外周にあって内部に水を貯蔵するサプレッ
ションプールと、前記原子炉格納容器内に発生した蒸気
を凝縮する格納容器蒸気凝縮装置と、内部に水を貯蔵し
前記格納容器蒸気凝縮装置を水没して収納する格納容器
蒸気凝縮装置用プールとを具備する原子炉建屋におい
て、前記サプレッションプール内に貯蔵される水に埋没
して前記サプレッションプールを貫通して設けられ前記
下部ドライウェルと前記格納容器蒸気凝縮装置を接続す
る蒸気吸込配管を設置したことを特徴とする。
【0015】上記構成の原子炉建屋においては、溶融燃
料流出のような過酷事故発生時に下部ドライウェルに発
生する蒸気を効率的に格納容器蒸気凝縮装置に導き凝縮
できるとともに、サプレッションプール水によっても蒸
気を冷却することができる。
【0016】また、請求項3記載の発明では、請求項1
または請求項2に記載の原子炉建屋において、前記格納
容器蒸気凝縮用プールを前記原子炉格納容器の周囲に設
置したことを特徴とする。
【0017】上記構成の原子炉建屋においては、格納容
器蒸気凝縮装置とアクセストンネルまたは下部ドライウ
ェルを短い蒸気吸込配管で接続することができ、より効
率的に蒸気を格納容器蒸気凝縮装置に導くことができ
る。
【0018】また、請求項4記載の発明では、請求項1
または請求項2に記載の原子炉建屋において、前記原子
炉格納容器を取り囲んで設置されその内部が放射線管理
区域となる原子炉二次格納施設を備え、前記格納容器蒸
気凝縮装置用プールを前記原子炉二次格納施設外に設置
したことを特徴とする。
【0019】上記構成の原子炉建屋においては、格納容
器蒸気凝縮装置を放射線非管理区域とすることができる
ため、格納容器蒸気凝縮装置の点検において被ばくを避
けることができるとともに、格納容器蒸気凝縮装置用プ
ールから発生する蒸気を放射性物質を含まないクリーン
なものとできるため安全性を高めることができる。
【0020】また、請求項5記載の発明では、請求項1
ないし請求項4のいずれかに記載の原子炉建屋におい
て、前記上部ドライウェルと前記格納容器蒸気凝縮装置
とを接続する上部ドライウェル用蒸気吸込配管を設置し
たことを特徴とする。
【0021】上記構成の原子炉建屋においては、下部ド
ライウェルに発生した蒸気の凝縮に加えて、上部ドライ
ウェルに発生した蒸気も格納容器蒸気凝縮装置により凝
縮することができる。
【0022】また、請求項6記載の発明では、請求項5
に記載の原子炉建屋において、前記下部ドライウェルと
前記格納容器蒸気凝縮装置を接続する前記蒸気吸込配管
に設けられた止弁と、前記上部ドライウェル用蒸気吸込
配管に設けられた止弁とを設置したことを特徴とする。
【0023】上記構成の原子炉建屋においては、上部ド
ライウェルと下部ドライウェルの双方より円滑に格納容
器蒸気凝縮装置に蒸気を導くことができる。
【0024】また、請求項7記載の発明では、請求項1
ないし請求項6のいずれかに記載した原子炉建屋におい
て、前記原子炉圧力容器内の蒸気を凝縮して圧力を下げ
る原子炉蒸気凝縮装置と、内部に貯蔵する水に前記原子
炉蒸気凝縮装置を水没させて収納する原子炉蒸気凝縮装
置用プールと、前記原子炉蒸気凝縮装置用プールと前記
格納容器凝縮装置用プールを接続する連絡管と、前記連
絡管に設けられた遮断装置とを設置したことを特徴とす
る。
【0025】上記構成の原子炉建屋においては、格納容
器蒸気凝縮装置用プールの水が枯渇した場合に、原子炉
蒸気凝縮装置用プールに貯蔵されている水を格納容器蒸
気凝縮装置用プールに導き、格納容器蒸気凝縮装置を持
続して機能させることができる。
【0026】また、請求項8記載の発明では、請求項7
に記載の原子炉建屋において、前記原子炉蒸気凝縮装置
用プールに貯蔵した水の水面より高い位置に開放端を有
し前記格納容器蒸気凝縮装置用プールで発生した蒸気を
原子炉建屋外に放出する放出配管を設けたことを特徴と
する。
【0027】上記構成の原子炉建屋においては、原子炉
蒸気凝縮装置用プールの水が連絡管および格納容器蒸気
凝縮装置用プールを介して原子炉建屋外に流出する事態
を防ぐことができる。
【0028】また、請求項9記載の発明では、請求項7
に記載の原子炉建屋において、前記遮断装置の開閉を格
納容器蒸気凝縮装置用プールの水位に基づき制御するこ
とを特徴とする。
【0029】上記構成の原子炉建屋においては、格納容
器蒸気凝縮装置用プール水の不足や、原子炉蒸気凝縮装
置用プールの水の流出を防ぐことができる。
【0030】また、請求項10記載の発明では、請求項
1ないし請求項9の何れかに記載の原子炉建屋におい
て、前記上部ドライウェルと前記下部ドライウェルを隔
離する手段を備えたことを特徴とする。
【0031】上記構成の原子炉建屋においては、原子炉
格納容器を大きくせずに電気出力の増加と事故時の格納
容器蒸気凝縮装置による蒸気の凝縮を両立させることが
でる。また、下部ドライウェルからの蒸気吸込配管が上
部ドライウェルを通らないので、格納容器蒸気凝縮装置
を設置しても下部ドライウェルと上部ドライウェルが連
通してしまう危険性がなく下部ドライウェルと上部ドラ
イウェルを隔離した原子炉格納容器として確実に機能さ
せることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る原子炉建屋の
第1の実施の形態を図1に基づいて説明する。図1は本
実施の形態に係る原子炉建屋の断面図である。図1にお
いて、原子炉建屋1は原子炉格納容器2を収納してい
る。原子炉格納容器2は、炉心を内包する原子炉圧力容
器3を収納している。原子炉圧力容器3内で発生する蒸
気は主蒸気配管4により原子炉圧力容器3より図示しな
いタービンに導かれる。また、主蒸気配管4は途中で分
岐して蒸気吸込配管23として原子炉蒸気凝縮装置21
に接続されている。通常は、蒸気吸込配管23に設置さ
れた図示しない弁により主蒸気配管4と原子炉蒸気凝縮
装置21は隔離された状態となっている。
【0033】原子炉蒸気凝縮装置21は、原子炉圧力容
器3より上方に設置された原子炉蒸気装置用プールに貯
蔵された水の中に埋没している。原子炉蒸気凝縮装置2
1は、凝縮した水を原子炉圧力容器3に戻すための凝縮
水戻り配管20で原子炉圧力容器3と接続されている。
【0034】原子炉格納容器2内は、原子炉圧力容器3
外周の上部ドライウェル5と原子炉圧力容器3下方の下
部ドライウェル6に区画され、図示しない連通孔によっ
て相互に連絡している。下部ドライウェル6外周にはサ
プレッションプール7が設置され、事故時に上部ドライ
ウェル5あるいは下部ドライウェル6から、図示しない
ベント管により導かれる蒸気を凝縮するための水が貯蔵
されている。下部ドライウェル6と原子炉格納容器2外
空間とは、サプレッションプール7内に構築されたアク
セストンネル8によって連絡されており、アクセストン
ネル8内部は下部ドライウェル6と一体の空間となって
いる。
【0035】原子炉格納容器2は、図1に破線を付加し
て示す壁などで構成される原子炉二次格納施設9に取り
囲まれており、この原子炉二次格納施設9外の放射線非
管理区域に格納容器蒸気凝縮装置用プール12が設置さ
れ、この内部に格納容器蒸気凝縮装置11が収納されて
いる。格納容器蒸気凝縮装置用プール12は、原子炉蒸
気凝縮装置用プール22とは独立している。蒸気吸込配
管13はアクセストンネル8内に一端が接続され、他端
が格納容器蒸気凝縮装置11に接続されている。
【0036】このとき、格納容器蒸気凝縮装置11を原
子炉格納容器2の側方に設置することで、格納容器蒸気
凝縮装置11をアクセストンネル8の近くとすることが
できる。この結果、蒸気吸込配管13の長さを短くする
ことができる。
【0037】また、格納容器蒸気凝縮装置11で発生し
た凝縮水をサプレッションプール7に戻すための凝縮水
戻り配管14が、格納容器蒸気凝縮装置11から原子炉
格納容器2壁を貫通してサプレッションプール7内に導
かれ、その先端がサプレッションプール7水中に埋没し
ている。また、窒素ガスなどの非凝縮性ガスの格納容器
蒸気凝縮装置11内部での滞留を防止するために、格納
容器蒸気凝縮装置11のガス空間から図示しないベント
管がサプレッションプール7に接続され、同様にその先
端がサプレッションプール7水中に埋没している。
【0038】このように構成された本実施の形態におい
て、溶融燃料が下部ドライウェル6に落下するような過
酷事故が発生した場合、別途設けられる注水手段により
注水冷却が行われる。その結果、大量の蒸気が下部ドラ
イウェル6内に発生すると、下部ドライウェル6と連絡
するアクセストンネル8内にも即時に蒸気が充満する。
アクセストンネル8内の蒸気は、蒸気吸込配管13によ
り格納容器蒸気凝縮装置11に導かれて、格納容器蒸気
凝縮装置用プール12の水により冷却されて凝縮水とな
る。このようにして格納容器蒸気凝縮装置11により下
部ドライウェル6内の圧力が下げられる。格納容器蒸気
凝縮装置11内の凝縮水は、凝縮水戻り配管15により
サプレッションプール7に導かれる。格納容器蒸気凝縮
装置11からの熱により格納容器蒸気凝縮装置用プール
12の水が加熱されて発生した蒸気は、図示しない放出
配管により、原子炉建屋1外に導かれ放出される。
【0039】本実施の形態によれば、アクセストンネル
8内に蒸気吸込配管13を接続したため、上部ドライウ
ェル5を介すことなく、下部ドライウェル6空間の蒸気
を円滑に格納容器蒸気凝縮装置11に導くことができ
る。特に、格納容器蒸気凝縮装置11を機能させること
が想定されている事象においては、蒸気が発生するのは
下部ドライウェル6内であり、下部ドライウェル6内の
蒸気発生源に近い位置から蒸気を吸込むことによって、
より効果的に格納容器蒸気凝縮装置11の機能を達成す
ることができる。また、本実施の形態では、格納容器蒸
気凝縮装置用プール12が原子炉格納容器2の外側で、
かつ、原子炉二次格納施設9の外部に設置されているの
で、格納容器蒸気凝縮装置用プール12を放射性非管理
区域とすることができる。このため、格納容器蒸気凝縮
装置11の点検中の作業員の被ばくを避けることができ
るほか、事故時に格納容器蒸気凝縮装置用プール12か
ら外気に放出される蒸気を放射能を含まないクリーンな
ものとすることができるから、より高い安全性を確保す
ることができる。
【0040】なお、本実施の形態においては、原子炉蒸
気凝縮装置21および原子炉蒸気凝縮装置用プール22
を設置した場合を示しているが、原子炉蒸気凝縮装置2
1および原子炉蒸気凝縮装置用プール22が設置されな
い場合についても同様に格納容器蒸気凝縮装置11を適
用することができる。
【0041】また、本実施の形態においては、上部ドラ
イウェル5と下部ドライウェル6が連通孔により連絡し
ている原子炉格納容器2を収納する原子炉建屋に適用し
たが、上部ドライウェル5と下部ドライウェル6が隔離
されている原子炉格納容器2を収納する原子炉建屋1に
も適用することができる。この場合は、蒸気吸込配管1
3が上部ドライウェル5を通らないため、万一蒸気吸込
配管13の損傷があった場合でも上部ドライウェル5と
下部ドライウェル6とが隔離した状態を保持することが
できる。
【0042】次に、本発明に係る原子炉建屋の第2の実
施の形態を図2を用いて説明する。本実施の形態は、上
部ドライウェル5と下部ドライウェル6が隔離されてい
る原子炉格納容器2を収納する原子炉建屋1に適用した
もので、上部ドライウェル5からも、格納容器蒸気凝縮
装置11に蒸気を導く構成としたものである。第1の実
施の形態と同じ構成については同一の符号を付しその説
明を省略する。
【0043】図2において、本実施の形態は上部ドライ
ウェル5と下部ドライウェル6は原子炉圧力容器3支持
部で隔離されている。また、第1の実施の形態の連通孔
は廃止され、上部ドライウェル5と下部ドライウェル6
はそれぞれ専用の図示しないベント管によりサプレッシ
ョンプール7と接続されている。このように、本実施の
形態では上部ドライウェル5と下部ドライウェル6の空
間は隔離されて、ガスの導通ができない構成となってい
る。
【0044】また、格納容器蒸気凝縮装置11に接続し
た蒸気吸込配管13を途中で分岐させ、上部ドライウェ
ル用蒸気吸込配管13aにより上部ドライウェル5に、
下部ドライウェル用蒸気吸込配管13bにより下部ドラ
イウェル6にそれぞれ接続する。上部ドライウェル用蒸
気吸込配管13aおよび下部ドライウェル用蒸気吸込配
管13bには、それぞれに止弁23aおよび止弁23b
が設置されている。
【0045】このように構成された本実施の形態におい
て、止弁23aおよび止弁23bは、通常時閉止されて
いる。事故時、上部ドライウェル5において蒸気が発生
した場合には、止弁23aを開き上部ドライウェル5で
発生した蒸気を格納容器蒸気凝縮装置11に導き、下部
ドライウェル6で蒸気が発生した場合には、止弁23a
を開き下部ドライウェル6で発生した蒸気を格納容器蒸
気凝縮装置11に導く。このとき、止弁23aが開いて
いる時には止弁23bが閉じ、逆に止弁23bが開いて
いる時には止弁23aが閉じているため、上部ドライウ
ェル5と下部ドライウェル6は隔離された状態に保たれ
る。
【0046】本実施の形態によれば、上部ドライウェル
5と下部ドライウェル6の隔離状態を保持して、上部ド
ライウェル5と下部ドライウェル6のいずれからも蒸気
を吸込むことができるので、上部ドライウェル5と下部
ドライウェル6を隔離した原子炉格納容器2の機能を保
持しつつ蒸気の凝縮を効率的に行なうことができる。
【0047】なお、本実施の形態は、上部ドライウェル
5と下部ドライウェル6が連通孔により連通している原
子炉格納容器2を収納する原子炉建屋1に適用すること
もできる。この場合、止弁23aと止弁23bは設置さ
れなくても良い。
【0048】次に、本発明に係る原子炉建屋の第3の実
施の形態を図3を用いて説明する。第1の実施の形態と
同じ構成については同一の符号を付しその説明を省略す
る。図3において、原子炉圧力容器3上方に設置された
原子炉蒸気凝縮装置用プール22と原子炉格納容器2の
外周に設置された格納容器蒸気凝縮装置用プール12が
連絡管24によって接続されている。連絡管24には、
遮断装置25が設けられていて、通常は、原子炉蒸気凝
縮装置用プール22と格納容器蒸気凝縮装置用プール1
2は遮断されている。
【0049】格納容器蒸気凝縮装置11に吸込まれた蒸
気の凝縮熱により熱せられて格納容器蒸気凝縮装置用プ
ール12に発生した蒸気は、放出配管26により原子炉
建屋1外に放出される。このとき、原子炉建屋1外の放
出配管開放端26aは、原子炉蒸気凝縮装置用プール水
面22aより上方に設置されている。
【0050】このように構成された本実施の形態におい
て、格納容器蒸気凝縮装置11が一定時間以上作動して
格納容器蒸気凝縮装置用プール12水が不足するような
事態に至ったとしても、原子炉蒸気凝縮装置21が格納
容器蒸気凝縮装置11と同時に使用されるようなことは
考えられないので、原子炉蒸気凝縮装置用プール22に
は水が残存している。そこで、このような場合に本実施
の形態では、遮断装置25を開き、連絡管24を介し
て、原子炉蒸気凝縮装置用プール22の水を格納容器蒸
気凝縮装置用プール12に導くことにより、格納容器蒸
気凝縮装置11による蒸気の凝縮を継続させることがで
きる。
【0051】したがって、本実施の形態によれば、格納
容器蒸気凝縮装置用プール12は、原子炉蒸気凝縮装置
用プール22の水源も利用することができるので、第1
の実施の形態または第2の実施の形態に比べて格納容器
蒸気凝縮装置用プール12の貯蔵する水量が小さくても
十分なより高い安全性を確保することが可能となる。
【0052】一方、遮断装置25が不測に開いてしまう
ようなことが発生した場合において、原子炉蒸気凝縮装
置用プール22から格納容器蒸気凝縮装置用プール12
に流入した水は、格納容器蒸気凝縮装置用プール12か
ら放出配管26を通って原子炉建屋1外へ出ようとす
る。しかし、放出配管開放端26aが原子炉凝縮装置用
プール22水面よりも上方に設置されているため、放出
配管26内に流入した水が放出配管開放端26aを超え
て原子炉建屋1外へ出るようなことがない。
【0053】このように、本実施の形態によれば、遮断
装置25が誤って開放されるようなことがあっても、原
子炉蒸気凝縮装置用プール22の水が流出しないため、
原子炉蒸気凝縮装置用プール22が水不足となる事態を
厳に防止することができる。
【0054】次に、本発明に係る原子炉建屋の第4の実
施の形態を図4を用いて説明する。第3の実施の形態と
同じ構成については同一の記号を付しその説明を省略す
る。格納容器蒸気凝縮装置用プール12からの放出配管
26は、原子炉建屋1外の原子炉蒸気凝縮用プール水面
22aより下方に放出配管開放端26aが設置されてい
る。また、格納容器蒸気凝縮装置用プール12には、格
納容器蒸気凝縮装置用プール12の上限水位を検知する
上限水位センサ27aと下限水位を検知する下限水位セ
ンサ27bが設置されている。下限水位センサ27b
は、格納容器蒸気凝縮装置11の上方に設置され、下限
水位センサ27b位置に格納容器蒸気凝縮装置用プール
12の水面がある状態となった場合でも、格納容器蒸気
凝縮装置11が水に埋没しているように設置されてい
る。
【0055】このように構成された本実施の形態におい
て、上限水位センサ27aにより、格納容器蒸気凝縮装
置用プール12の水位が上限水位センサ27aより上が
っていることを検知した場合には、遮断装置25を閉じ
るように制御を行なう。一方、下限水位センサ27bに
より、格納容器蒸気凝縮装置用プール12の水位が下限
水位センサ27bより下がっていることを検知した場合
には、遮断装置25を開くように制御を行なう。
【0056】本実施の形態によれば、格納容器蒸気凝縮
装置用プール12の水位が常に上限水位センサ27aと
下限水位センサ27bの間になるように遮断装置25が
制御されるので、放出配管開放端26aが原子炉蒸気凝
縮装置用プール水面22aより下方にあっても、原子炉
蒸気凝縮用プール22の水が流出することがない。ま
た、格納容器蒸気凝縮装置11が常に水没しているの
で、格納容器蒸気凝縮装置11を常に作動できる状態に
保つことができる。
【0057】なお、本実施の形態の上限水位センサ27
aは格納容器蒸気凝縮装置用プール12内に設置した
が、放出配管開放端26aより下方の放出配管26内に
設置することもできる。また、上限水位センサ27aお
よび下限水位センサ27bに変わって、格納容器蒸気凝
縮装置用プール12の水位を連続的あるいは断続的に測
ることのできる水位計を用いて、上限水位および下限水
位を検知して遮断装置25の制御を行なっても良い。
【0058】また、上限水位センサ7aまたは連続的あ
るいは断続的に測ることのできる水位計を用いて上限水
位のみを検知して遮断装置25の制御を行なっても良
い。
【0059】また、本実施の形態の下限水位による制
御、または、上限および下限水位による制御を第3の実
施の形態の遮断装置25に適用しても良い。
【0060】次に、本発明に係る原子炉建屋の第5の実
施の形態を図5を用いて説明する。第1の実施の形態と
同じ構成については同一の記号を付しその説明を省略す
る。格納容器蒸気凝縮装置11に接続する蒸気吸込配管
13がアクセストンネルに接続する変わりに、サプレッ
ションプール7内をサプレッションプール7水に埋没す
るように設置され、下部ドライウェル6に接続してい
る。
【0061】このように構成された本実施の形態におい
て、下部ドライウェル6に発生した蒸気は、第1に実施
の形態と同様に蒸気吸込配管13により格納容器蒸凝縮
装置11に導き、凝縮することができる。このとき、蒸
気吸込配管13はサプレッションプール7の水の中を通
っているので、サプレッションプール7の水によっても
冷却される。
【0062】また、万一蒸気吸込配管13がサプレッシ
ョンプール7内で破断するようなことがあっても、蒸気
吸込配管13に導かれた蒸気はサプレッションプール7
内の水中に放出され凝縮される。したがって、下部ドラ
イウェル6とサプレッションプール7気相部とが連通し
てサプレッションプール7の圧力が上昇する事象の発生
を防止し、サプレッションプール7の機能を厳に保持す
ることができる。本実施の形態によれば、蒸気吸込配管
13が破断した場合にも下部ドライウェル6とサプレッ
ションプール7のガス空間が連通しないので、サプレッ
ションプール7の機能を厳に保持することができる。
【0063】なお、本実施の形態は、第2の実施の形態
から第4の実施の形態のそれぞれに適用することもでき
る。
【0064】
【発明の効果】以上に詳述したように本発明の原子炉建
屋によれば、下部ドライウェルで発生した蒸気を上部ド
ライウェルを通さずに格納容器蒸気凝縮装置に導くこと
ができるため、過酷事故時に発生する蒸気を効率的に引
込み凝縮することができる。したがって、原子炉建屋の
安全性をより高く保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る原子炉建屋の
断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る原子炉建屋の
断面図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る原子炉建屋の
断面図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態に係る原子炉建屋の
断面図である。
【図5】本発明の第5の実施の形態に係る原子炉建屋の
断面図である。
【図6】従来技術に係る原子炉建屋の断面図である。
【符号の説明】
1…原子炉建屋 2…原子炉格納容器 3…原子炉圧力容器 4…主蒸気配管 5…上部ドライウェル 6…下部ドライウェル 7…サプレッションプール 8…アクセストンネル 9…原子炉二次格納施設 11…格納容器蒸気凝縮装置 12…格納容器蒸気凝縮器用プール 13…蒸気吸込配
管 15…凝縮水戻り配管 20…凝縮水戻り配管 21…原子炉蒸気凝縮装置 22…原子炉蒸気凝縮装置
用プール 22a…原子炉蒸気凝縮装置用プール水面 23a,2
3b…止弁 24…連絡管 25…遮断装置 26…放出配管 26a…放出配管開放端 27a…上限水位センサ 27b…下限水位センサ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉心を内包する原子炉圧力容器と、前記
    原子炉圧力容器を収納する原子炉格納容器と、前記原子
    炉圧力容器外周の上部ドライウェルと、前記原子炉圧力
    容器下方の下部ドライウェルと、前記下部ドライウェル
    外周にあって内部に水を貯蔵するサプレッションプール
    と、前記原子炉格納容器外部と前記下部ドライウェルを
    連絡するアクセストンネルと、前記原子炉格納容器内に
    発生した蒸気を凝縮する格納容器蒸気凝縮装置と、内部
    に水を貯蔵し前記格納容器蒸気凝縮装置を水没して収納
    する格納容器蒸気凝縮装置用プールとを具備する原子炉
    建屋において、前記アクセストンネルと前記格納容器蒸
    気凝縮装置を接続する蒸気吸込配管を設置したことを特
    徴とする原子炉建屋。
  2. 【請求項2】 炉心を内包する原子炉圧力容器と、前記
    原子炉圧力容器を収納する原子炉格納容器と、原子炉圧
    力容器外周の上部ドライウェルと、前記原子炉圧力容器
    下方の下部ドライウェルと、前記下部ドライウェル外周
    にあって内部に水を貯蔵するサプレッションプールと、
    前記原子炉格納容器内に発生した蒸気を凝縮する格納容
    器蒸気凝縮装置と、内部に水を貯蔵し前記格納容器蒸気
    凝縮装置を水没して収納する格納容器蒸気凝縮装置用プ
    ールとを具備する原子炉建屋において、前記サプレッシ
    ョンプール内に貯蔵される水に埋没して前記サプレッシ
    ョンプールを貫通して設けられ前記下部ドライウェルと
    前記格納容器蒸気凝縮装置を接続する蒸気吸込配管を設
    置したことを特徴とする原子炉建屋。
  3. 【請求項3】 前記格納容器蒸気凝縮装置用プールを前
    記原子炉格納容器の周囲に設置したことを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載の原子炉建屋。
  4. 【請求項4】 前記原子炉格納容器を取り囲んで設置さ
    れその内部が放射線管理区域となる原子炉二次格納施設
    を備え、前記格納容器蒸気凝縮装置用プールを前記原子
    炉二次格納施設外に設置したことを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載の原子炉建屋。
  5. 【請求項5】 前記上部ドライウェルと前記格納容器蒸
    気凝縮装置とを接続する上部ドライウェル用蒸気吸込配
    管を設置したことを特徴とする請求項1ないし請求項4
    のいずれかに記載の原子炉建屋。
  6. 【請求項6】 前記下部ドライウェルと前記格納容器蒸
    気凝縮装置を接続する前記蒸気吸込配管に設けられた止
    弁と、前記上部ドライウェル用蒸気吸込配管に設けられ
    た止弁とを設置したことを特徴とする請求項5に記載の
    原子炉建屋。
  7. 【請求項7】 前記原子炉圧力容器内の蒸気を凝縮して
    圧力を下げる原子炉蒸気凝縮装置と、内部に貯蔵する水
    に前記原子炉蒸気凝縮装置を水没させて収納する原子炉
    蒸気凝縮装置用プールと、前記原子炉蒸気凝縮装置用プ
    ールと前記格納容器凝縮装置用プールを接続する連絡管
    と、前記連絡管に設けられた遮断装置とを設置したこと
    を特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載
    した原子炉建屋。
  8. 【請求項8】 前記原子炉蒸気凝縮装置用プールに貯蔵
    した水の水面より高い位置に開放端を有し前記格納容器
    蒸気凝縮装置用プールで発生した蒸気を原子炉建屋外に
    放出する放出配管を設けたことを特徴とする請求項7に
    記載の原子炉建屋。
  9. 【請求項9】 前記遮断装置の開閉を格納容器蒸気凝縮
    装置用プールの水位に基づき制御することを特徴とする
    請求項7に記載の原子炉建屋。
  10. 【請求項10】 前記上部ドライウェルと前記下部ドラ
    イウェルを隔離する手段を備えたことを特徴とする請求
    項1ないし請求項9のいずれかに記載の原子炉建屋。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007010457A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Toshiba Corp 原子炉格納容器および沸騰水型原子力プラント

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