JP2001220007A - カーブベルトコンベア - Google Patents

カーブベルトコンベア

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JP2001220007A
JP2001220007A JP2000030598A JP2000030598A JP2001220007A JP 2001220007 A JP2001220007 A JP 2001220007A JP 2000030598 A JP2000030598 A JP 2000030598A JP 2000030598 A JP2000030598 A JP 2000030598A JP 2001220007 A JP2001220007 A JP 2001220007A
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roller
curved
curved belt
curve
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JP2000030598A
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Takeji Maeda
竹司 前田
Naoyuki Tomofuji
直行 友藤
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SANWA KONBEA KK
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SANWA KONBEA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】搬送方向を変えるために配置するカーブベルト
コンベアにおいて、カーブベルトの着脱を容易に行うこ
とができるとともに、カーブベルトの内方への蛇行を防
止できる構造を実現する。 【解決手段】略割円形に形成する滑り板3などの構造部
材の両端部にエンドローラ4,4を設け、中心側からカ
ーブベルト1を装着するようにする。装着するカーブベ
ルト1は、内端が旋回中心の近辺に達する形状とし、カ
ーブベルトの内端を支持ピン2などの回転自在の支持部
材で支持する。エンドローラ4は、独自に回転する複数
の短ローラ7,7で構成し、エンドローラ軸4aの内端を
遊動可能に、外端を旋回方向に進退可能に支持すること
によって旋回角度の調整が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は直線的な方向に搬送
されてきた搬送物品を一定の角度、例えば90度旋回さ
せて搬送方向を変えるために配置するカーブベルトコン
ベアに関する発明である。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的なカーブベルトコンベア
は、略円弧状の搬送経路に巻回するカーブベルトの両端
部にエンドローラを配置し、エンドローラを巻回させる
カーブベルトが、旋回の内方に蛇行しないようにするた
めに種々の蛇行防止手段を講じていた。蛇行防止手段と
し、カーブベルトの外周部分に係止縁を形成し、この係
止縁にガイドローラーを係合させる方法の他、特開平1
1−59837号に開示されるようにカーブベルトの駆
動方向を接線方向よりも外方に向け、カーブベルトの内
方への蛇行を防止する方法などが考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】カーブベルトコンベア
では、カーブベルトが内方へ蛇行しようとする力が発生
することを回避することができない。従来の、カーブベ
ルトの外周部分に係止縁を形成し、この係止縁にガイド
ローラーを係合させる方法では、カーブベルトの着脱に
際して一々ガイドローラーを着脱する必要がありその作
業が面倒である。上記、従来技術の欠点に鑑み、本発明
はカーブベルトの着脱を簡単に行うことができるととも
に、特別な蛇行防止装置を設けなくてもカーブベルトが
蛇行する虞がない、簡単な構造のカーブベルトコンベア
を実現することを目的とするものである。
【0004】カーブベルトコンベアは、異なる方向に設
置されている二つのベルトコンベアなどの搬送手段の間
に設置し、搬送方向を変更する目的で多く使用される。
ところが、二つの直線的な搬送手段の方向性がカーブベ
ルトの旋回角度と必ずしも正確に一致しない場合があ
る。この場合、乗り移り部分の外周側又は内周側に隙間
を生じるため、搬送物品の円滑な乗り移りができない状
況が発生する可能性がある。特に、エンドローラとして
テーパーローラを使用するカーブベルトコンベアでは、
エンドローラの外周側のアールが大きいため、この部分
に隙間が発生すると搬送物品の乗り移りがより困難とな
る傾向がある。このような事態に対応するため、本発明
はカーブベルトコンベアの旋回角度を簡単に調節するこ
とができることを別の目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では搬送物品を一定角度旋回させて搬送する
カーブベルトコンベアにおいて、内端が旋回中心の近辺
に達するカーブベルト1を使用する。そして、カーブベ
ルト1の内端を支持ピン2などの支持部材で支持させ
る。これによって、カーブベルト1は内方へ移動するこ
とができないようになり、特別な蛇行防止手段を設けな
くてもカーブベルト1の蛇行を防止することができる。
すなわち、カーブベルト1に内方へ向けて作用する力
は、支持部材によって支持されるため、カーブベルトが
内方へ移動することができない。カーブベルトを内方へ
移動させようとする力は、カーブベルト1自体を面と平
行な方向に圧縮する力として作用する。カーブベルト1
が面と平行な方向に作用する圧縮力に耐えるようにする
ため、カーブベルト1は内周に近い部分を外周に近い部
分よりも肉厚に形成しておくと丈夫なものとなる。
【0006】上記したカーブベルトコンベアのカーブベ
ルト1は、滑り板3などの構造部材に装着したエンドロ
ーラ4に巻回させて回転駆動するが、カーブベルト1の
外周側にテンションローラ5を配置し、これを下方に押
し下げることによってカーブベルト1を常にピンと張っ
た状態に維持することができる。テンションローラ5を
上下に移動させてカーブベルト1のテンションを調節す
る代わりに、受けローラ11と駆動ローラ6とでカーブベ
ルト1を挟んでいる駆動ローラ6及び受けローラ11を一
緒に上下方向に移動させてテンションの調節をすること
もできる。本発明においては、カーブベルトの内端がほ
ぼ旋回の中心部に延長されているため支持部材が支点と
して機能する状態でカーブベルト1の内端を支持してい
る。したがって、テンションローラ5は、カーブベルト
1の外周側のみを押し下げることによって、カーブベル
ト全体のテンションを調整することが可能となる。
【0007】カーブベルト1を巻回させるために旋回の
両端部に配置するエンドローラ4,4は、エンドローラ
軸4aに比較的小径で独自に回転する複数の短ローラ7,
7を配置したものを用いるとよい。これにより、エンド
ローラを比較的小径で内周側と外周側において搬送物品
の乗り移りの条件が同じになる。カーブベルトの内周側
と外周側の周速度の違いは、個々の短ローラの回転数の
違いとなってあらわれる。エンドローラ4のエンドロー
ラ軸4aは、滑り板3などの構造部材の旋回方向の両端部
に装着する。このとき、内周側の支持部を旋回方向に遊
動可能としバネ8によって旋回の延長方向(外方向)に
付勢し、外周部分を支持部材9によって旋回方向に進退
調整可能に支持し、所望位置で固定することができるよ
うにしておく。これにより、カーブベルト1を巻回させ
た状態でエンドローラ軸4aの外周部分を進退させると、
カーブベルトの旋回角度を微妙に調整することが可能と
なる。
【0008】その他、カーブベルト1を旋回駆動するに
は、外方が大径であるテーパ状の受けローラ11と駆動ロ
ーラ6とでカーブベルトの外周部を挟んだ状態で駆動ロ
ーラ6を回転させるとよい。このとき、駆動ローラ及び
受けローラの軸心方向を、カーブベルトコンベアの旋回
中心からの放射方向に対して傾斜させ、外方に向けてカ
ーブベルトを送り出すようにしておくと、内方に向けて
作用する力を多少打ち消すことができる。また、二本の
受けローラ11,11と一本の駆動ローラ6とでカーブベル
ト1を挟んで駆動ローラを回転させると、滑りを生じさ
せず確実にカーブベルトを旋回駆動させることができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明のカーブベルトコン
ベアの実施の形態を、添付の図面に基づいて説明する。
図1はカーブベルトを省略して示す平面図、図2は図1
のII−II線断面図である。図示例のカーブベルトコンベ
アは、一例として直進のベルトコンベアで送られてきた
搬送物品を、90度旋回させて別のベルトコンベアに送り
出す場合などに使用するものを示している。
【0010】本発明において使用するカーブベルト1
は、その内周端が旋回の中心近くに達するものであるた
め、その形状は図4に示すようにコーン状となり、先端
部のみを切除して小径の孔10を形成させている。図4に
おいてコーン状に図示しているカーブベルトの下端部の
周長は、斜面長さLを半径とする円周の二分の一強とし
適度に撓んだ状態で旋回角度(例えば90度)の開き角
度に配置したエンドローラ4,4に巻回する。
【0011】図1においては、旋回角度の略割円形(四
分の一円)に形成した構造部材である滑り板3の旋回方
向の両端部にエンドローラ4,4を固定している。カー
ブベルト内端の支持部材を取り外した状態で、カーブベ
ルト1を旋回の中心側から滑り板及びエンドローラに挿
入したのち、その内端を支持ピン2などの支持部材で支
持させる。また、図2に示すようにリタン側においてカ
ーブベルト1の外周付近を、受けローラ11と駆動ローラ
6とで挟持して駆動ローラ6をモータ20で回転駆動する
ことによってカーブベルト1に対して旋回の接線方向の
力を与えてカーブベルト1を駆動する。
【0012】図1ないし図3には、カーブベルト1内端
の支持部材として回転自在のピン2を利用する実施形態
を示している。支持部材は、本体フレーム1に対して着
脱自在とするものであるが、支持部材の具体的な構造の
一例を図3に示している。本体フレーム12に対して着脱
自在とする取付台13の垂直壁13a に、ベアリングユニッ
ト14によって回転自在とした鍔2a付きのピン2を装着す
る。このピン2はカーブベルト1の旋回のほぼ中心に位
置せしめ、カーブベルト1の孔10に挿入して鍔2aにカー
ブベルト1の内端を支受させるようにしている。(ピン
2の位置は、コーン状の先端を切除したカーブベルトの
形状分だけ旋回中心よりも内方に位置する。)これによ
り、カーブベルトに作用する内方への力は、ピン2の鍔
2aに受け止められる。このとき、ピン2が孔10に挿入さ
れているため外れることがなく、カーブベルトの回転に
対応してピン2全体が回転するため無理な摺動力を発生
させることなくカーブベルト1が内方へ移動しようとす
る力を受け止めることができる。
【0013】カーブベルト1内端の支持部材としては、
ピン2を利用することによってしっかりと保持すること
ができるが、図10に示すようにカップ状の支持体16にカ
ーブベルト1の内端を支受させるようにすることもでき
る。この場合、カーブベルトに作用する圧縮力でカーブ
ベルト1の先端部が押しつぶされないしておくのが好ま
しい。その具体的方法として、例えばカーブベルト1の
内端であるコーン状の先端部内に、截頭円錐形とした合
成樹脂製の保形部材1aを設けておくとよい。
【0014】ピン2又はカップ状の支持体16のいずれの
場合も、支持部材をベアリングユニット14によって回転
自在としておく。これにより、カーブベルト1との間に
滑りを生じさせることなく支受することができる。カー
ブベルトコンベアではカーブベルト1の回転駆動にとも
なって、カーブベルトを内方へ移動させようとする力が
作用する。本発明では、その力をベルトの内端で受け止
めるため、カーブベルト1には面と平行な方向の圧縮力
が作用することになる。そこで、カーブベルトに座屈や
圧縮変形が生じないように、大きな力が作用する可能性
がある内周部分を外周部分に比較して肉厚に形成し、丈
夫なものとしておくとよい。カーブベルト1の内周部分
を肉厚とするには、図9(a)に示すように内周部分のみを
二重に形成したり、図9(b)に示すように内方に行くにし
たがって漸次肉厚となるように成形する。
【0015】取付台13の上端は、水平壁13b をカーブベ
ルト1の上面に延長し、その先端部を下方に折り返し、
ここに回転自在の押えローラ15を装着し、押えローラ15
をカーブベルト1の上面に当接させることによってカー
ブベルト1の浮き上がりを防止している。押えローラ15
を当接させる位置は、カーブベルト1の内周部分であっ
て、先に述べた肉厚に補強した部分とするのがよい。カ
ーブベルトコンベアとしての搬送面は、主として内周部
分を除く範囲となるが、従来のものに比較し、旋回の中
心側も搬送面として利用することができる。
【0016】構造部材である滑り板3の旋回方向の両端
部に設けるエンドローラ4は、エンドローラ軸4aに小径
のカラー4bを介在させて一定寸法の短ローラ7を多数装
着したものを使用する。これにより、カーブベルトの内
周側と外周側が同じ直径のエンドローラが得られ、テー
パーローラを使用したときのように乗り移り部分に大き
な隙間ができるのを回避することができる。カーブコン
ベアにおいては、内周側と外周側の周速度が異なる。図
示実施形態のエンドローラは、多数の短ローラ7でエン
ドローラを形成しているため、個々の短ローラ7,7が
それぞれ異なる回転数で回転し円滑に運転される。
【0017】エンドローラ4は、滑り板3に対して旋回
の内周部と外周部の二カ所で支持する。すなわち、エン
ドローラ軸4aは滑り板3の内周部に固定した図5の図面
上L型で表す支持杆17に、カーブベルトの旋回方向へ一
定の範囲内で遊動可能な状態に支持させるとともに、外
方すなわち旋回の延長方向に向けてバネ8によって付勢
している。一方、外周部の支持部材9は滑り板3の外周
部に固定した平板状支持杆18と、支持杆18に螺着した調
整ボルト19で構成し、調整ボルト19の先端にエンドロー
ラ軸4aを支持させている。したがって、図5に点線で示
ごとく調整ボルト19を進退させることによりエンドロー
ラ4の外周部分を旋回の延長方向に進退させることがで
きる。
【0018】図6は、旋回の両端部に配置するエンドロ
ーラ4,4のうち、図面の下方に位置する一方のエンド
ローラの調整ボルト19を伸長させた状態を示している。
これにより、カーブベルトコンベアの旋回角度が僅かに
大きくなる。エンドローラ4の内端が、厳密にカーブベ
ルトの旋回の中心に位置するものであれば、エンドロー
ラは常にカーブベルトに内接する。しかしながら、エン
ドローラ4の内端はそれよりも外方となる。そこで、本
発明においてはエンドローラ4の内周側の支持部を旋回
方向に一定寸法遊動可能な状態で滑り板3に装着し、バ
ネ8によって旋回の延長方向に付勢させている。これに
より、エンドローラ4の内周部分が常にカーブベルトの
内面に押し付けられ、外周部の位置、換言すれば旋回角
度の変化にかかわらず常に内接させることができる。す
なわち、エンドローラ4の内周部分が滑り板3に対して
単に回動自在に支持されていると、調整ボルト19の伸縮
によって隙間を生じることになるが、図示実施形態では
隙間分の寸法をエンドローラ4の内周部分が移動し、バ
ネ8の一定の力でカーブベルトの内周部分が支持される
ことになる。
【0019】カーブベルトコンベアで、旋回角度を変更
可能とすることは、必要なカーブベルトの長さが変化す
ることになる。したがって、カーブベルトは多少大きな
旋回角度に展開させることができる形状に形成してお
き、テンションローラ5によってカーブベルトが常にピ
ンと張った状態で使用することができるようにする。こ
のテンションローラ5は、図6,図7に示すようにカー
ブベルト1の外周側にのみ配置している。テンションロ
ーラによる張り調整は、エンドローラの位置変更の有無
にかかわらず行うべきものであるが、エンドローラを移
動させて旋回角度を変更した場合にも、テンションロー
ラを上下に移動させることによってカーブベルトを常に
ピンと張った状態に維持することができる。
【0020】図7は、固定位置にある駆動ローラ6によ
ってカーブベルト1を駆動し、上下方向に移動させるこ
とができるテンションローラ5によってベルトの張りを
調整している。これに対して、図8に示す実施形態で
は、テンションローラ5を省略して駆動ローラ6と受け
ローラ11を一対として上下方向に移動させることができ
るようにしている。すなわち、図8において実線及び点
線で示すように駆動ローラ6を上下に移動させ、これに
よってカーブベルト1の張り調整を行うことができる。
【0021】カーブベルト1の駆動部の具体的構造の一
例を図11及び図12に示している。図11に示す実施形態で
は、取付台21に小径の一個の受けローラ11を装着し、取
付台21をバネ22で上方に付勢することによって、上方に
固定されている大径の一個の駆動ローラ6との間にカー
ブベルト1を挟持し、駆動ローラ6によってカーブベル
ト1を駆動している。したがって、駆動ローラの回転力
は一個の受けローラとの挟持部において伝えられる。図
面上、23は取付台21のロックナットである。
【0022】図12に示す実施形態は、取付台21に二個の
小径の受けローラ11,11を一定間隔を隔てて配置し、そ
の中間の上方に固定されている大径の一個の駆動ローラ
6との間にカーブベルト1を挟持させている。したがっ
て、駆動ローラ6の回転力は二個の受けローラと一個の
駆動ローラの二カ所の挟持部においてカーブベルト1に
伝えられるため、確実な動力伝達が行われることにな
る。
【0023】受けローラ11及び駆動ローラ6は、いずれ
もその軸心方向をカーブベルトコンベアの旋回中心から
の放射方向に配置し、カーブベルト1に対して旋回の接
線方向に駆動すると、正逆いずれの方向にも自由に切り
換えて使用することができる。この場合、カーブベルト
1に発生する内方への力は、全て内方の支持部材を押圧
する力として作用し、カーブベルトには圧縮力が発生す
る。そこで、受けローラ11及び駆動ローラ6を一対とし
て旋回中心からの放射方向に対して傾斜させ、カーブベ
ルトを旋回の接線方向よりも外方に向けて駆動すると、
カーブベルトに発生する内方への力と相殺され、より円
滑な駆動を実現することができる。
【0024】受けローラ11及び駆動ローラ6は、特定の
方向に傾斜させて固定し、一方向のみの搬送用に使用す
るものであってもよいが、受けローラ11及び駆動ローラ
6を一対として傾斜方向及び角度を自由に変更できるよ
うにしておくと、外方向への分力を調節するとともに搬
送方向を変更する場合にも迅速に対応することができ
る。
【0025】図13に示す実施形態では、支点24を中心と
して回動する支持台23に駆動ローラ6と受けローラ11を
装着している。すなわち、カーブベルトコンベアの本体
フレームに、支点24を中心として回動自在であって任意
回動位置において固定することができる支持台23を設け
る。そして、支持台23に駆動ローラ6のモータベース25
と、受けローラ11の取付台基板26を固定する。取付台基
板26の定位置には、受けローラ11の取付台21を固定し、
長孔27によって駆動ローラ6に向けて進退調整できるよ
うにしている。取付台基板26を駆動ローラに向けて進退
させることによって、受けローラ11と駆動ローラ6によ
るカーブベルトの挟持力を調整することができる。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載の本発明のカーブベルトコ
ンベアによれば、カーブベルトの旋回の中心近辺におい
て、カーブベルトの内端を支持部材で支持させるため、
カーブベルトの内方への移動を確実に防止し、蛇行防止
手段を設ける必要がなく全体の機構を極めて簡略化する
ことができる。カーブベルトを着脱するには、カーブベ
ルトの内端を支持している支持手段を取り除けば、内方
から自由に着脱することができる。
【0027】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明においてカーブベルト自体に作用する内方への
圧縮力に対し、強度的に優れたものとすることができ
る。
【0028】請求項3記載の発明によれば、カーブベル
トの内周近辺でのベルトの弛みは少なく支持部材が支点
として機能する状態でカーブベルトの内端を支持する。
したがって、カーブベルトの外周近辺のみに設けたテン
ションローラを上下動させることによってカーブベルト
のテンションを簡単に調整することができる。
【0029】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の発明におけるテンションローラを省略し、駆動ロー
ラを上下動させることによってカーブベルトのテンショ
ンを容易に調整することができる。
【0030】請求項5記載の発明によれば、エンドロー
ラを調整することによってカーブベルトコンベアの旋回
角度を変更することができる。したがって、カーブベル
トの設置場所に応じてエンドローラの角度を調整し、直
進のコンベアなどの他の搬送手段との間において、旋回
の内周側に発生する可能性がある隙間を無くし、搬送物
品の乗り移りを円滑かつ確実に行わせることができる。
【0031】請求項6記載の発明によれば、カーブベル
トに発生する内方への力を駆動ローラの駆動方向によっ
て相殺することができ、カーブベルトが支持部材に強く
押しつけられることを回避することができる。このこと
は、カーブベルトそのものに対する圧縮力を軽減し、カ
ーブベルトの損傷をできるだけ少なくすることができ
る。
【0032】請求項7記載の発明によれば、駆動ローラ
によるカーブベルトの駆動をより確実なものとし、滑り
などの発生を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カーブベルトを省略して示す本発明のカーブベ
ルトコンベアの平面図、
【図2】図1のII−II線断面図、
【図3】カーブベルトの内端を支持する支持部材の一例
を示す斜視図、
【図4】カーブベルトの一例を示す斜視図、
【図5】一方のエンドローラ部分のみを示す拡大平面
図、
【図6】エンドローラを調整して旋回角度を変更した状
態を示すカーブベルトコンベアの平面図、
【図7】テンションローラによるカーブベルトのテンシ
ョン調整の状態を示す概略の立面図、
【図8】駆動ローラの上下動によるカーブベルトのテン
ション調整の状態を示す概略の立面図、
【図9】カーブベルトの肉厚の変化状態の一例を示す縦
断面図、
【図10】カーブベルトの内端を支持する支持部材の変
形例を示す縦断面図、
【図11】一個の受けローラと一個の駆動ローラによる
駆動部の一例を示す正面図、
【図12】二個の受けローラと一個の駆動ローラによる
駆動部の一例を示す正面図、
【図13】カーブベルトの駆動方向を変更可能とする駆
動部の一例を示す平面図。
【符号の説明】
1…カーブベルト、 1a…保形部材、 2…支持ピン、
2a…鍔、 3…滑り板、 4…エンドローラ、 4a…
エンドローラ軸、 4b…カラー、 5…テンションロー
ラ、 6…駆動ローラー、 7…短ローラ、 8…バ
ネ、 9…支持部材、 10…孔、 11…受けローラ、
12…本体フレーム、 13…取付台、 13a …垂直壁、
13b …水平壁、 14…ベアリングユニット、 15…押え
ローラ、 16…支持体、 17,18…支持杆、 19…調整
ボルト、 20…モータ、 21…取付台、 22…バネ、
23…支持台、 24…支点、 25…モータベース、 26…
取付台基板、 27…長孔。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送物品を一定角度旋回させて搬送するカ
    ーブベルトコンベアにおいて、内端が旋回中心の近辺に
    達するカーブベルトを使用し、該カーブベルトの内端を
    支持部材で支持することによってカーブベルトの内方へ
    の移動を阻止することを特徴とするカーブベルトコンベ
    ア。
  2. 【請求項2】カーブベルトは、外周部分に比較して内周
    に近い部分を肉厚に形成してなる請求項1記載のカーブ
    ベルトコンベア。
  3. 【請求項3】カーブベルトのリタン側の外周近辺に、カ
    ーブベルトを下方に押し下げるテンションローラを設け
    る請求項1又は2記載のカーブベルトコンベア。
  4. 【請求項4】カーブベルトのリタン側の外周近辺に受け
    ローラとでカーブベルトを挟んでカーブベルトを駆動す
    る駆動ローラを配置し、該駆動ローラ及び受けローラを
    上下方向に移動することによってカーブベルトのテンシ
    ョン調整を行う請求項1又は2記載のカーブベルトコン
    ベア。
  5. 【請求項5】カーブベルトを巻回させるために旋回の両
    端に配置するエンドローラは、エンドローラ軸に比較的
    小径であって独自に回転する複数の短ローラを配置し、
    該エンドローラ軸を滑り板などの構造部材の両端部に、
    内周側の支持部を旋回方向に遊動可能でバネによって旋
    回の延長方向に付勢する状態で支持し、エンドローラ軸
    の外周部分を旋回方向に進退調整可能に支持させてなる
    請求項1〜4のいずれかに記載のカーブベルトコンベ
    ア。
  6. 【請求項6】駆動ローラ及び受けローラの軸心方向を、
    カーブベルトコンベアの旋回中心からの放射方向に対し
    て傾斜させ、カーブベルトを旋回の接線方向よりも外方
    に向けて駆動する請求項1〜5のいづれかに記載のカー
    ブベルトコンベア。
  7. 【請求項7】駆動ローラ及び受けローラをいずれも外方
    を大径とするテーパ状とし、二本の受けローラと一本の
    駆動ローラとでカーブベルトを挟み駆動ローラの回転駆
    動力によってカーブベルトを駆動する請求項1〜6のい
    づれかに記載のカーブベルトコンベア。
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