JP2001214219A - 複数カム同時焼入装置 - Google Patents

複数カム同時焼入装置

Info

Publication number
JP2001214219A
JP2001214219A JP2000020417A JP2000020417A JP2001214219A JP 2001214219 A JP2001214219 A JP 2001214219A JP 2000020417 A JP2000020417 A JP 2000020417A JP 2000020417 A JP2000020417 A JP 2000020417A JP 2001214219 A JP2001214219 A JP 2001214219A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
heating
center
cams
heating coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000020417A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3499486B2 (ja
Inventor
Hiyoshi Watanabe
日吉 渡邊
Tatsumi Nakamura
立美 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electronics Industry Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electronics Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electronics Industry Co Ltd filed Critical Fuji Electronics Industry Co Ltd
Priority to JP2000020417A priority Critical patent/JP3499486B2/ja
Priority to US09/709,157 priority patent/US6514455B1/en
Publication of JP2001214219A publication Critical patent/JP2001214219A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3499486B2 publication Critical patent/JP3499486B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/25Process efficiency

Landscapes

  • Heat Treatment Of Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 位相の異なる複数のカムが形成されたカムシ
ャフトであっても、各カムにとって最適な高周波焼入を
施す。 【構成】 吸気側カムWA1の周面を加熱する加熱導体
部111が円形の3つの吸気側用加熱コイル110と、
排気側カムWA2の周面を加熱する加熱導体部121が
円形の2つの排気側用加熱コイル120と、吸気側用加
熱コイル110に電流を供給する吸気側用トランス13
0と、排気側用加熱コイル120に電流を供給する排気
側用トランス140と、吸気側用加熱コイル110の加
熱導体部111の中心と吸気側カムWA1の中心W0と
をずらせ、排気側用加熱コイル120の加熱導体部12
1の中心と排気側カムWA2の中心W0とをずらせた状
態で、両加熱コイル110、120を両カムWA1、W
A2の中心W0を中心とした公転運動をさせる駆動機構
150と、加熱された両カムWA1、WA2を冷却する
冷却機構とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、位相の異なる複数
種類のカムが形成されたカムシャフトのカムの周面を同
時に加熱する複数カム同時焼入装置及び複数カム同時焼
入方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の装置の代表例としての高周波焼
入装置は、図11に示すように、カム900の周面を加
熱する加熱コイル910の円形の加熱導体部911の中
心911Aと、カム900の中心900Aとを一致さ
せ、カム900を前記中心900Aを回転中心として回
転させつつ、加熱コイル900に図外のトランスから高
周波電流を供給することで、周面に誘導電流を発生させ
て加熱していた。これは、位相の異なる複数種類のカム
が形成されたカムシャフトであっても同様である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カム9
00のうち、最も突出した部分、すなわち最外端部90
1が加熱コイル910の加熱導体部911に最も近接し
ていることから集中的に誘導加熱され、図11(A)に
示すように、他の部分に比べて深く焼入が行われるとい
う本質的な欠陥を有している。特に、エンジンのバルブ
を駆動するカムシャフトには、位相の異なる複数種類の
カムが形成されているため、すべてのカムに対応するこ
とができる加熱コイル910で高周波焼入が行われてい
た。
【0004】これは、最適な高周波焼入ではなく、最外
端部901が集中的に加熱されるという本質的な欠陥の
解消にはほど遠いものであった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みて創案されたもの
であって、位相の異なる複数のカムが形成されたカムシ
ャフトであっても、各カムの最外端部が集中的に加熱さ
れることがなく各カムにとって最適な高周波焼入を施す
ことができる複数カム同時焼入装置を提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る複数カム同
時焼入装置は、位相の異なる複数種類のカムが形成され
たカムシャフトのカムの周面を同時に高周波焼入する複
数カム同時焼入装置であって、前記カムの周面を加熱す
る加熱導体部が円形の複数個の加熱コイルと、この加熱
コイルに電流を供給するトランスと、前記加熱コイルの
加熱導体部の中心と前記カムの中心とをずらせた状態
で、前記加熱コイルをカムを中心とした公転運動をさせ
る駆動機構と、加熱されたカムを冷却する冷却機構とを
備えており、前記加熱コイルは、位相を同じくするもの
が同一のトランスから電流が供給されるようになってい
る。
【0007】また、前記カムの中心から最も遠い位置の
最外端部とカムの中心との距離をr1、両者の間を結ぶ
直線の延長線上の位置の反対側端部とカムの中心との距
離をr2とするとき、加熱コイルの公転運動の半径rが
r≒(r1−r2)/2に設定されていることが望まし
い。
【0008】一方、本発明に係る複数カム同時焼入方法
は、位相の異なる複数種類のカムが形成されたカムシャ
フトのカムの周面を同時に加熱する複数カム同時焼入方
法であって、前記カムの周面を加熱する加熱導体部が円
形の複数個の加熱コイルの加熱導体部の中心と前記カム
の中心とをずらせた状態で、前記加熱コイルをカムを中
心とした公転運動をさせ、かつ位相を同じくカムを加熱
する加熱コイルには同一のトランスから電流が供給され
る。
【0009】また、前記カムの中心から最も遠い位置の
最外端部とカムの中心との距離をr1、両者の間を結ぶ
直線の延長線上の位置の反対側端部とカムの中心との距
離をr2とするとき、加熱コイルの公転運動の半径rが
r≒(r1−r2)/2に設定されていることが望まし
い。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
に係る複数カム同時焼入装置の全体の概略的構成図、図
2は本発明の第1の実施の形態に係る複数カム同時焼入
装置の概略的側面図、図3は本発明の第1の実施の形態
に係る複数カム同時焼入装置の一方の加熱コイルとカム
との位置関係を示す説明図、図4は本発明の第1の実施
の形態に係る複数カム同時焼入装置の一方の加熱コイル
とカムとの関係を示す説明図、図5は本発明の第1の実
施の形態に係る複数カム同時焼入装置の一方の移動機構
の要部を示す説明図、図6は本発明の第1の実施の形態
に係る複数カム同時焼入装置によってカムに高周波焼入
が施されるカムシャフトの概略的図面であって、同図
(A)は概略的正面図、同図(B)は概略的側面図、図
7は本発明の第2の実施の形態に係る複数カム同時焼入
装置の概略的側面図、図8は本発明の第3の実施の形態
に係る複数カム同時焼入装置の概略的側面図、図9は本
発明の他の実施の形態に係る複数カム同時焼入装置によ
ってカムの高周波焼入が施されるカムシャフトと複数カ
ム同時焼入装置との図面であって、同図(A)はカムシ
ャフトの概略的正面図、同図(B)はカムシャフトの概
略的側面図、同図(C)は複数カム同時焼入装置の概略
的構成図、図10は本発明のその他の実施の形態に係る
複数カム同時焼入装置によってカムの高周波焼入が施さ
れるカムシャフトと複数カム同時焼入装置との図面であ
って、同図(A)はカムシャフトの概略的正面図、同図
(B)はカムシャフトの概略的側面図、同図(C)は複
数カム同時焼入装置の概略的構成図である。
【0011】本発明の第1の実施の形態に係る複数カム
同時焼入装置100の説明の前に、この複数カム同時焼
入装置100によって2組のカム、すなわち吸気側カム
WA1と排気側カムWA2とが高周波焼入されるカムシ
ャフトWAについて、図6を参照しつつ説明する。この
カムシャフトWAには、位相が異なる2種類のカム、す
なわち3つの吸気側カムWA1と、この吸気側カムWA
1の外側に配置される2つの排気側カムWA2とが設け
られている。そして、吸気側カムWA1と排気側カムW
A2との位相は120°異なっている。例えば、吸気側
カムWA1は半径がr1の円の一部を外側に向かって突
出させたもので、最も突出した最外端部Aと前記円の中
心、すなわち吸気側カムWA1の中心W0との間の距離
をr2としている。従って、この吸気側カムWA1の中
心W0から最も遠い位置を最外端部Aとし、この最外端
部Aと吸気側カムWA1の中心W0との間を結ぶ直線の
延長線上に位置する反対側を反対側端部Bとする。ま
た、このカムシャフトWAの両端には、ジャーナルWA
Jが設けられている。前記吸気側カムWA1と排気側カ
ムWA2とは、それぞれ中心W0をカムシャフトWAの
中心W0と同じくしている。なお、以下の説明では、カ
ムシャフトWAの中心と両カムWA1、WA2の中心と
は同一であるから、同一のW0で示すことにする。
【0012】本発明の第1の実施の形態に係る複数カム
同時焼入装置100は、位相が120°異なる吸気側カ
ムWA1と排気側カムWA2が形成されたカムシャフト
WAの両カムWA1、WA2の周面を同時に高周波焼入
する複数カム同時焼入装置であって、吸気側カムWA1
の周面を加熱する加熱導体部111が円形の3つの吸気
側用加熱コイル110と、排気側カムWA2の周面を加
熱する加熱導体部121が円形の2つの排気側用加熱コ
イル120と、前記吸気側用加熱コイル110に電流を
供給する吸気側用トランス130と、前記排気側用加熱
コイル120に電流を供給する排気側用トランス140
と、前記吸気側用加熱コイル110の加熱導体部111
の中心111Aと前記吸気側カムWA1の中心W0とを
ずらせ、かつ前記排気側用加熱コイル120の加熱導体
部121の中心121Aと前記排気側カムWA2の中心
W0とをずらせた状態で、前記両加熱コイル110、1
20を両カムWA1、WA2の中心W0を中心とした公
転運動をさせる駆動機構150と、加熱された両カムW
A1、WA2を冷却する冷却機構(図示省略)とを備え
ている。
【0013】前記3つの吸気側用加熱コイル110は、
円形の加熱導体部111と、この加熱導体部111と吸
気側用トランス130とを接続する一対の給電導体部1
12とを有している。これらの3つの吸気側用加熱コイ
ル110は、1つの吸気側用トランス130に並列に接
続されている。
【0014】また、前記2つの排気側用加熱コイル12
0は、円形の加熱導体部121と、この加熱導体部12
1と排気側用トランス140とを接続する一対の給電導
体部122とを有している。これらの2つの排気側用加
熱コイル120は、1つの排気側用トランス140に並
列に接続されている。
【0015】なお、この吸気側加熱コイル110及び排
気側加熱コイル120は、銅等のパイプを折曲形成して
構成されている。また、この吸気側加熱コイル110及
び排気側加熱コイル120は自身の過熱を防止するた
め、内部に冷却液が巡環されるようになっている。
【0016】両加熱コイル110、120とも、基本的
構成はほぼ同一であるが、図6(A)に示すように、吸
気側カムWA1と排気側カムWA2とではその厚さ寸法
が異なるので、それぞれの加熱導体部111、121の
幅寸法はそれぞれの加熱対象であるそれぞれのカムWA
1、WA2に合致させてある。
【0017】前記駆動機構150は、吸気側用トランス
120が載置される吸気側載置台151と、排気側用ト
ランス140が載置される排気側載置台152と、両載
置台151、152の下面にそれぞれ設けられた軸受け
153、154と、この軸受け153、154でそれぞ
れ支持された偏心カム155、156と、この偏心カム
155、156にそれぞれ連結された回転軸157、1
58と、この回転軸157、158に回転力を与える駆
動部159とを有している。前記偏心カム155、15
6の中心155A、156Aと回転軸157、158の
中心157A、158Aとは一致せず、回転軸157、
158の中心157A、158Aの方が両加熱コイル1
10、120の偏心量(r1−r2)/2だけ外側にず
れている。さらに、排気側カムWA2と吸気側カムWA
1とは位相が120°ずれているから、両カムWA1、
WA2に対応した偏心カム155、156も位相が12
0°ずれることになる。
【0018】例えば吸気側カムWA1に対応した側の偏
心カム155の偏心量(r1−r2)/2は、吸気側カ
ムWA1の中心W0から最も遠い位置の最外端部Aと吸
気側カムWA1の中心W0との距離をr1、両者の間を
結ぶ直線の延長線上の位置の反対側端部と吸気側カムW
A1の中心W0との距離をr2とするとき、吸気側用加
熱コイル110の公転運動の半径であるr≒(r1−r
2)/2と等しく設定されている。なお、この公転運動
の半径であるrは、増減がない方が好ましいのである
が、実際の高周波焼入に際して若干の増減がある。
【0019】すなわち、後述するように、カムシャフト
WAの中心W0は固定しておくため、吸気側用加熱コイ
ル110は、カムシャフトWAの中心W0を基点とした
公転運動をするようになる。
【0020】一方、排気側用加熱コイル110とカムシ
ャフトWAとの関係は、位相が120°ずれているだけ
で、吸気側用加熱コイル110とカムシャフトWAとの
関係と同一である。
【0021】前記駆動部159は、カムシャフトWAを
回転駆動させる駆動モータ(図示省略)と、この駆動モ
ータの力を前記回転軸157、158に伝達する一対の
タイミングベルト159A、159Bとから構成されて
いる。このため、カムシャフトWAと、両トランス13
0、140とは同期して駆動されることになる。
【0022】また、この駆動部159は、上述したよう
に、カムシャフトWAをカムシャフトWAの中心W0、
すなわち両カムWA1、WA2の中心W0を基点として
回転駆動するようになっている。
【0023】なお、図示はしていないが、加熱された両
カムに冷却液を噴射する冷却機構としての冷却ジャケッ
トが両加熱コイル110、120の周囲に配置されてい
る。この際、冷却ジャケットに冷却液を供給する供給経
路は、各部の動きに干渉しないようにセットすることが
重要である。
【0024】従って、この複数カム同時焼入装置100
によるカムシャフトWAの高周波焼入は以下のように行
われる。カムシャフトWAの吸気側カムWA1が吸気側
用加熱コイル110の加熱導体部111の内側に、排気
側カムWA2が排気側用加熱コイル120の加熱導体部
121の内側にそれぞれなるように、カムシャフトWA
を前記駆動部159にセットする。
【0025】この状態で、両加熱コイル110、120
に両トランス130、140からそれぞれ高周波電流を
供給する。また、同時に駆動部159の駆動モータを駆
動させてカムシャフトWAを自身の中心W0を中心とし
て回転させる。前記駆動モータの力はタイミングベルト
159A、159Bによってそれぞれの回転軸157、
158に伝達される。このため、回転軸157、158
によって公転運動させられる吸気側載置台151及び排
気側載置台152は、図3に示すように動く。つまり、
両載置台151、152は、位相を120°ずらせた状
態で、半径r≒(r1−r2)/2の円運動を行う。
【0026】両加熱コイル110、120は、両載置台
151、152に載置された両トランス130、140
に取り付けられているため、同様の円運動を行う。例え
ば、吸気側カムWA1を加熱する吸気側用加熱コイル1
10は、カムシャフトWAの中心W0、すなわち吸気側
カムWA1の中心W0を基点として半径r≒(r1−r
2)/2の公転運動を行う。
【0027】具体的には、吸気側用加熱コイル110
は、図3に示すような運動を行う。図3(A)に示すよ
うに、吸気側カムWA1の最外端部Aが180°の位置
にある場合、吸気側カムWA1の中心W0は吸気側用加
熱コイル110の加熱導体部111の中心111Aから
(r1−r2)/2だけ0°の方向にずれている。
【0028】カムシャフトWAが反時計方向に90°回
転した場合、すなわち図3(B)に示すように、吸気側
カムWA1の最外端部Aが270°の位置にある場合、
吸気側カムWA1の中心W0は吸気側用加熱コイル11
0の加熱導体部111の中心111Aから(r1−r
2)/2だけ90°の方向にずれている。
【0029】また、カムシャフトWAが反時計方向にさ
らに90°回転した場合、すなわち図3(C)に示すよ
うに、吸気側カムWA1の最外端部Aが0°の位置にあ
る場合、吸気側カムWA1の中心W0は吸気側用加熱コ
イル110の加熱導体部111の中心111Aから(r
1−r2)/2だけ180°の方向にずれている。
【0030】さらに、カムシャフトWAが反時計方向に
さらに90°回転した場合、すなわち図3(D)に示す
ように、吸気側カムWA1の最外端部Aが90°の位置
にある場合、吸気側カムWA1の中心W0は吸気側用加
熱コイル110の加熱導体部111の中心111Aから
(r1−r2)/2だけ270°の方向にずれている。
【0031】すなわち、吸気側用加熱コイル110は、
吸気側カムWA1の中心W0を中心とした半径(r1−
r2)/2の公転運動をしたことになる。
【0032】吸気側用加熱コイル110がこのような公
転運動をするので、吸気側カムWA1の加熱導体部11
1と吸気側用加熱コイル110の最外端部Aとの間の距
離は、常に前記中心W0と最外端部Aとの間を結ぶ直線
の延長線上の位置の反対側端部Bと加熱導体部111と
の間の距離と略等しく保たれるため、吸気側カムWA1
の周面に対する均一な加熱が確保される。
【0033】また、排気側カムWA2の場合も吸気側カ
ムWA1と同様であるから、排気側カムWA2の最外端
部Aと排気側用加熱コイル120の加熱導体部121と
の間の距離と、反対側端部Bと加熱導体部121との間
の距離とは略等しく保たれ、排気側カムWA2の周面に
対する均一な加熱が確保される。
【0034】所定の加熱が行われたならば、図示しない
冷却ジャケットから冷却液を噴射して両カムWA1、W
A2に高周波焼入を施す。
【0035】このような高周波焼入であると、例えば吸
気側カムWA1の最外端部Aに形成される硬化層は他の
部分に形成されるものと略同一の深さになるので、従来
のような歪みや焼き割れの問題は生じない。
【0036】なお、上述した第1の実施の形態では、両
加熱コイル110、120の公転運動をカムシャフトW
を回転駆動させる駆動モータからの力で行ったが、図7
に示すように、前記駆動モータではなく、独立した4つ
のサーボモータ259A、259B、259C、259
Dを用いることで公転運動を行うことも可能である。
【0037】この第2の実施の形態に係る複数カム同時
焼入装置200では、吸気側用トランス230が載置さ
れた吸気側載置台251の底面に左右方向のガイド25
1Aを、吸気側用トランス230の側面に上下方向のガ
イド251Bをそれぞれ設け、それぞれに対応する送り
ネジ259a、259bが取り付けられた2つのサーボ
モータ259A、259Bを設けている。すなわち、吸
気側載置台251を相互に直交する2方向に移動可能と
することで上述した複数カム同時焼入装置100におけ
る公転運動と同じ公転運動を行わさせるようにしている
のである。
【0038】この場合には、排気側用加熱コイル220
も同様の2つのサーボモータ259C、259Dや、こ
のサーボモータ259C、259Dによって駆動される
送りネジ259c、259dや、この送りネジ259
c、259dに対応するガイド252A、252B等を
用いた駆動機構を設けることはいうまでもない。
【0039】このようにサーボモータ259A、259
B、259C、259Dを用いた駆動部は、サーボモー
タ259A、259B、259C、259Dの駆動を制
御する制御信号を変更するだけで、比較的容易に両加熱
コイル210、220の公転運動の軌跡を変更すること
が可能となる。すなわち、上述した偏心カム155、1
56やタイミングベルト159A、159B等を使用す
る機械的なものであると、カムシャフトWが変更になっ
て公転運動の軌跡を変更する場合、偏心カム155、1
56等の交換が必要となるため、その変更にはある程度
の時間を必要とする。しかし、単に制御信号を変更する
だけであれば、それほどの時間を必要としないので、変
更が容易になるという効果がある。
【0040】また、カムシャフトとしては、図6に挙げ
たもののみならず、図9(A)(B)に示すようなカム
シャフトWBもある。すなわち、このカムシャフトWB
は、2組の吸気側カムWB1、WB3と2組の排気側カ
ムWB2、WB4との合計4種類のカムがある。第1の
吸気側カムWB1の両側に第1の排気側カムWB2が、
第2の吸気側カムWB3の両側に第2の排気側カムWB
4がそれぞれ配置されている。なお、各吸気側カムWB
1、WB3がそれぞれ3つのカムから、各排気側カムW
B2、WB4がそれぞれ2つのカムから構成される点
は、カムシャフトWAと同様である。そして、4組のカ
ムWB1、WB2、WB3、WB4は、それぞれ位相が
異なっている。
【0041】このようなカムシャフトWBの4組のカム
WB1、WB2、WB3、WB4に高周波焼入を施す複
数カム同時焼入装置300は、図9(C)に示すよう
に、基本的に上述した複数カム同時焼入装置100を2
台平行に設置したものになる。すなわち、このカムシャ
フトWBは、4組の位相の異なるカムWB1、WB2、
WB3、WB4が形成されたものであるから、2組の位
相の異なるカムWA1、WA2が形成されたカムシャフ
トWAと基本的には同じになるためである。
【0042】具体的には、この複数カム同時焼入装置3
00は、第1の吸気側カムWB1を加熱する3つの第1
の吸気側用加熱コイル110Aには第1の吸気側用トラ
ンス130Aが、第2の吸気側カムWB3を加熱する3
つの第2の吸気側用加熱コイル110Bには第2の吸気
側用トランス130Bが、第1の排気側カムWB2を加
熱する2つの第1の排気側用加熱コイル120Aには第
1の排気側用トランス140Aが、第2の排気側カムW
B4を加熱する2つの第1の排気側用加熱コイル120
Bには第2の排気側用トランス140Bがそれぞれ高周
波電流を供給するようになっている。すなわち、同じ位
相のカムを加熱する加熱コイルには同じトランスから高
周波電流が供給れるようになっている。
【0043】この複数カム同時焼入装置300でも、各
カムの中心から最も遠い位置の最外端部とカムの中心と
の距離をr1、両者の間を結ぶ直線の延長線上の位置の
反対側端部とカムの中心との距離をr2とするとき、各
加熱コイル110A、110B等は、カムシャフトWB
の中心W0を中心として、半径rがr≒(r1−r2)
/2の公転運動を行うようになっている点は上述のもの
と同一である。
【0044】また、カムシャフトとしては、図10
(A)(B)に示すようなカムシャフトWCもある。す
なわち、このカムシャフトWCには、2組の吸気側カム
WC1、WC3と2組の排気側カムWC2、WC4との
合計4種類のカムがある。第1の吸気側カムWC1の両
側に第1の排気側カムWC2が、第2の吸気側カムWC
3の両側に第2の排気側カムWC4がそれぞれ配置され
ている。なお、各吸気側カムWC1、WC3がそれぞれ
3つのカムから、各排気側カムWC2、WC4がそれぞ
れ2つのカムから構成される点は、カムシャフトWAと
同様である。そして、第1の排気側カムWC2と第2の
吸気側カムWC3とが同じ位相で、残余の第1の吸気側
カムWC1と第2の排気側カムWC4とはそれぞれ位相
が異なっている。
【0045】すなわち、このカムシャフトWCの場合に
は、4種類のカムと3種類の位相とがあることになる。
【0046】このように構成されたカムシャフトWCの
4組のカムWC1、WC2、WC3、WC4に高周波焼
入を施す複数カム同時焼入装置400で重要な点は、位
相が同じカムを加熱する高周波加熱コイルは、同じトラ
ンスから高周波電流の供給を受けるという点である。従
って、第1の排気側カムWC2を加熱する加熱コイル4
30と第2の吸気側カムWC3を加熱する加熱コイル4
20とは第1のトランス451から、第1の吸気側カム
WC1を加熱する加熱コイル410は第2のトランス4
52から、第2の排気側カムWC4を加熱する加熱コイ
ル440は第3のトランス453からそれぞれ高周波電
流の供給を受けるのである。
【0047】ここで問題になることは、第1の排気側カ
ムWC2と第2の吸気側カムWC3とでは、図10
(A)に示すように厚さ寸法が異なるためヒートマスが
異なることである。すなわち、ヒートマスの異なる部材
に同じだけの高周波電流による誘導電流を発生させる
と、ヒートマスの小さい方により深い硬化層が形成され
てしまい、両者に均一な硬化層を形成することができな
いのである。
【0048】このため、両者に同じ硬化層を形成するた
めには、第1の排気側カムWC2を加熱する加熱コイル
430と、第2の吸気側カムWC3を加熱する加熱コイ
ル420とに同じだけの高周波電流を与えるわけにはい
かない。より薄い第2の吸気側カムWC3を加熱する加
熱コイル420は、厚い第1の排気側カムWC2を加熱
する加熱コイル430より少ない電流でなければならな
い。
【0049】かかる問題を解消するためには、以下のよ
うな手法がある。例えば、インダクトールをトランス4
51とより薄い第2の吸気側カムWC3を加熱する加熱
コイル420との間に介在させることで、加熱に用いら
れる電力量を減少させる。または、薄い第2の吸気側カ
ムWC3を加熱する加熱コイル420の加熱導体部と、
第2の吸気側カムWC3との間のギャップを大きくす
る。また、薄い第2の吸気側カムWC3を加熱する加熱
コイル420のコイルターン数を少なくする。さらに
は、薄い第2の吸気側カムWC3を加熱する加熱コイル
420の加熱導体部にコアを取り付ける。なお、これら
の手法は各種の条件に応じて適宜採用することが望まし
い。
【0050】また、図8に示すように、複数カム同時焼
入装置を構成するトランス800を上方向からスプリン
グ810を介したロープ820を用いて吊り下げること
で重量物であるトランスの公転運動、ひいては加熱コイ
ルの公転運動を補助することも可能である。なお、図面
中830は滑車を示し、複数カム同時焼入装置の基本的
な構成は、第1の実施の形態に係る複数カム同時焼入装
置100と同一にしてある。ただし、このトランス80
0を吊り下げることで加熱コイルの公転運動を補助する
タイプが、この複数カム同時焼入装置100の構成に限
定されないのは勿論である。
【0051】また、上述した各実施の形態では、冷却機
構を冷却液を噴射する冷却ジャケットとしたが、各加熱
コイルに開口を設けておき、この開口から冷却液を噴射
するようにしてもよい。
【0052】
【発明の効果】本発明に係る複数カム同時焼入装置は、
位相の異なる複数種類のカムが形成されたカムシャフト
のカムの周面を同時に高周波焼入する複数カム同時焼入
装置であって、前記カムの周面を加熱する加熱導体部が
円形の複数個の加熱コイルと、この加熱コイルに電流を
供給するトランスと、前記加熱コイルの加熱導体部の中
心と前記カムの中心とをずらせた状態で、前記加熱コイ
ルをカムを中心とした公転運動をさせる駆動機構と、加
熱されたカムを冷却する冷却機構とを備えており、前記
加熱コイルは、位相を同じくするものが同一のトランス
から電流が供給されるように構成されている。
【0053】この複数カム同時焼入装置によると、位相
の異なる複数種類のカムの最も突出した部分である最外
端部も他の部分と略同様の硬化層を形成することができ
るので、各カムにとって最適な高周波焼入を施すことが
できるようになる。
【0054】また、前記カムの中心から最も遠い位置の
最外端部とカムの中心との距離をr1、両者の間を結ぶ
直線の延長線上の位置の反対側端部とカムの中心との距
離をr2とするとき、加熱コイルの公転運動の半径は、
カムの中心を中心としたr≒(r1−r2)/2に設定
しておくと、確実に位相の異なる複数種類のカムの最も
突出した部分である最外端部も他の部分と略同様の硬化
層を形成することができる。
【0055】また、本発明に係る複数カム同時焼入方法
も上述した複数カム同時焼入装置と同様の効果を奏する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る複数カム同時
焼入装置の全体の概略的構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る複数カム同時
焼入装置の概略的側面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る複数カム同時
焼入装置の一方の加熱コイルとカムとの位置関係を示す
説明図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る複数カム同時
焼入装置の一方の加熱コイルとカムとの関係を示す説明
図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る複数カム同時
焼入装置の一方の移動機構の要部を示す説明図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る複数カム同時
焼入装置によってカムに高周波焼入が施されるカムシャ
フトの概略的図面であって、同図(A)は概略的正面
図、同図(B)は概略的側面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る複数カム同時
焼入装置の概略的側面図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る複数カム同時
焼入装置の概略的側面図である。
【図9】本発明の他の実施の形態に係る複数カム同時焼
入装置によってカムの高周波焼入が施されるカムシャフ
トと複数カム同時焼入装置との図面であって、同図
(A)はカムシャフトの概略的正面図、同図(B)はカ
ムシャフトの概略的側面図、同図(C)は複数カム同時
焼入装置の概略的構成図である。
【図10】本発明のその他の実施の形態に係る複数カム
同時焼入装置によってカムの高周波焼入が施されるカム
シャフトと複数カム同時焼入装置との図面であって、同
図(A)はカムシャフトの概略的正面図、同図(B)は
カムシャフトの概略的側面図、同図(C)は複数カム同
時焼入装置の概略的構成図である。
【図11】従来のこの種のカム焼入装置の概略的構成図
である。
【符号の説明】
100 複数カム同時焼入装置 110 吸気側用加熱コイル 111 (吸気側用加熱コイルの)加熱導体部 120 排気側加熱コイル 121 (排気側用加熱コイルの)加熱導体部 130 吸気側用トランス 140 排気側用トランス WA カムシャフト WA1 吸気側カム WA2 排気側カム W0 吸気側カム、排気側カム及びカムシャフトの
中心

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位相の異なる複数種類のカムが形成され
    たカムシャフトのカムの周面を同時に高周波焼入する複
    数カム同時焼入装置において、前記カムの周面を加熱す
    る加熱導体部が円形の複数個の加熱コイルと、この加熱
    コイルに電流を供給するトランスと、前記加熱コイルの
    加熱導体部の中心と前記カムの中心とをずらせた状態
    で、前記加熱コイルをカムを中心とした公転運動をさせ
    る駆動機構と、加熱されたカムを冷却する冷却機構とを
    具備しており、前記加熱コイルは、位相を同じくするも
    のが同一のトランスから電流が供給されることを特徴と
    する複数カム同時焼入装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の複数カム同時焼入装置に
    おいて、前記カムの中心から最も遠い位置の最外端部と
    カムの中心との距離をr1、両者の間を結ぶ直線の延長
    線上の位置の反対側端部とカムの中心との距離をr2と
    するとき、加熱コイルの公転運動の半径は、カムの中心
    を中心としたr≒(r1−r2)/2に設定されている
    ことを特徴とする複数カム同時焼入装置。
  3. 【請求項3】 位相の異なる複数種類のカムが形成され
    たカムシャフトのカムの周面を同時に加熱する複数カム
    同時焼入方法において、前記カムの周面を加熱する加熱
    導体部が円形の複数個の加熱コイルの加熱導体部の中心
    と前記カムの中心とをずらせた状態で、前記加熱コイル
    をカムを中心とした公転運動をさせ、かつ位相を同じく
    カムを加熱する加熱コイルには同一のトランスから電流
    が供給されることを特徴とする複数カム同時焼入方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の複数カム同時焼入方法に
    おいて、前記カムの中心から最も遠い位置の最外端部と
    カムの中心との距離をr1、両者の間を結ぶ直線の延長
    線上の位置の反対側端部とカムの中心との距離をr2と
    するとき、加熱コイルの公転運動の半径は、カムの中心
    を中心としたr≒(r1−r2)/2に設定されている
    ことを特徴とする複数カム同時焼入方法。
JP2000020417A 1999-11-10 2000-01-28 複数カム同時焼入装置 Expired - Fee Related JP3499486B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000020417A JP3499486B2 (ja) 2000-01-28 2000-01-28 複数カム同時焼入装置
US09/709,157 US6514455B1 (en) 1999-11-10 2000-11-09 Heating apparatus of a workpiece of distorted shape, and a quenching apparatus for simultaneous operation of multiple cams and a quenching method for the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000020417A JP3499486B2 (ja) 2000-01-28 2000-01-28 複数カム同時焼入装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001214219A true JP2001214219A (ja) 2001-08-07
JP3499486B2 JP3499486B2 (ja) 2004-02-23

Family

ID=18546984

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000020417A Expired - Fee Related JP3499486B2 (ja) 1999-11-10 2000-01-28 複数カム同時焼入装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3499486B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009191315A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Fuji Electronics Industry Co Ltd 高周波熱処理装置
JP2009230961A (ja) * 2008-03-21 2009-10-08 Fuji Electronics Industry Co Ltd 高周波加熱装置の加熱コイル駆動機構
JP2009249694A (ja) * 2008-04-08 2009-10-29 Fuji Electronics Industry Co Ltd 高周波焼入装置の監視装置
CN102045902A (zh) * 2009-10-20 2011-05-04 富士电子工业株式会社 感应加热方法和感应加热装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5329057B2 (ja) * 2007-07-31 2013-10-30 富士電子工業株式会社 誘導加熱装置の加熱コイル体偏心駆動装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009191315A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Fuji Electronics Industry Co Ltd 高周波熱処理装置
JP2009230961A (ja) * 2008-03-21 2009-10-08 Fuji Electronics Industry Co Ltd 高周波加熱装置の加熱コイル駆動機構
JP2009249694A (ja) * 2008-04-08 2009-10-29 Fuji Electronics Industry Co Ltd 高周波焼入装置の監視装置
CN102045902A (zh) * 2009-10-20 2011-05-04 富士电子工业株式会社 感应加热方法和感应加热装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3499486B2 (ja) 2004-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6013904A (en) Induction hardening apparatus for a crankshaft
CA2199917C (en) Method and apparatus for the inductive surface hardening of workpieces
JP3499486B2 (ja) 複数カム同時焼入装置
JP5349941B2 (ja) 焼入方法及び焼入装置
JP3618690B2 (ja) カムシャフトの焼入装置
US6514455B1 (en) Heating apparatus of a workpiece of distorted shape, and a quenching apparatus for simultaneous operation of multiple cams and a quenching method for the same
US6153865A (en) Induction hardening apparatus for a crankshaft
JP2009035760A (ja) 誘導加熱装置の加熱コイル体偏心駆動装置
JP2002167620A (ja) カムシャフトの高周波焼入方法とその装置
JP6290714B2 (ja) カムシャフトの誘導加熱装置、並びに、カムシャフトの誘導加熱方法
JP2008045162A (ja) カム焼入れ装置およびカム焼入れ方法
JP4209227B2 (ja) クランクシャフトの高周波誘導加熱方法及び装置
JP5010434B2 (ja) クランクシャフトの高周波焼入れ方法及び装置
JP3522636B2 (ja) 偏心駆動装置
JP2001131637A (ja) 歪形ワークの加熱装置
JP4076801B2 (ja) リング部材の誘導加熱焼入方法及び装置
JP2013023740A (ja) 高周波誘導加熱コイル及び高周波誘導加熱方法
CA2480183C (en) Induction hardening apparatus for a crankshaft
JP5204505B2 (ja) 高周波熱処理装置
JP4055853B2 (ja) クランクシャフトの高周波焼入焼戻装置及びその装置に用いられる高周波焼戻コイル体
JP3309310B2 (ja) クランクシャフトの高周波焼入方法及び高周波焼入装置
JPH0925519A (ja) 誘導加熱コイル
JP2004002959A (ja) クランクシャフト誘導焼入装置
JP2004225081A (ja) クランクシャフトの高周波焼入方法及び装置
JP2002047514A (ja) クランクシャフトの高周波焼入方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3499486

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071205

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081205

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091205

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101205

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101205

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121205

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121205

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131205

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees