JP2001212492A - スピンコーター - Google Patents
スピンコーターInfo
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- JP2001212492A JP2001212492A JP2000022841A JP2000022841A JP2001212492A JP 2001212492 A JP2001212492 A JP 2001212492A JP 2000022841 A JP2000022841 A JP 2000022841A JP 2000022841 A JP2000022841 A JP 2000022841A JP 2001212492 A JP2001212492 A JP 2001212492A
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Abstract
汚染を防止し、品質不良の発生を低減したスピンコータ
ーを提供することである。 【解決手段】基板4を上面に保持し該基板4の面に対し
て略垂直な回転軸2が下面に取り付けられた基板保持台
1と、この基板保持台1上に保持された基板4の上面に
塗布液を供給するための塗布液供給手段とを備えたもの
であって、前記基板保持台1は、基板4の縁部下面に当
接する上面に縁部に沿って塗布液浸入防止用の溝5が形
成されている。
Description
等の製造に使用されるスピンコーターに関し、より詳し
くは基板上に塗布液を供給し、ついで基板を回転させて
基板上に均一な薄膜を形成するスピンコーターの改良に
関する。
ィルターは、ガラス基板等の基板上に、赤色、緑色、青
色等に着色された透明着色層を規則的に配列したもので
ある。各着色層は、基板上にそれぞれの色の顔料を含有
したフォトレジスト液を塗布し、ついで選択的に露光、
現像することにより形成される。
受けるため、分光特性の良好な着色層を得るには、その
層厚が均一であることが必要である。このため、従来よ
り、着色層の形成にはスピンコーターを用いるスピンコ
ート法が採用されている。スピンコート法は基板上に前
記フォトレジスト液等の塗布液を供給したのち、基板を
高速度で回転させることにより、均一な厚さの薄膜を形
成する方法である。
ンコーターを示しており、チャンバ30内には、基板3
1を上面に保持し該基板31の面に対して略垂直な回転
軸32が下面に取り付けられた基板保持台33が設けら
れ、さらにこの基板保持台33上に保持された基板31
の上面に塗布液を供給するための塗布液供給管34(塗
布液供給手段)が設けられる。
板の表面に薄膜を形成する場合、図9に示すように、基
板31上に供給された塗布液35の90%以上は振り切
られて基板31から流れ落ちるが、流れ落ちた塗布液3
5の一部は矢印で示すように基板31の裏面に回り込
み、基板31の裏面を汚染し、品質不良を生じさせる。
さらに、基板31を保持した基板保持台33も塗布液3
5で汚染されるため、同じ基板保持台33で連続的にス
ピンコート処理を行うと、後続する基板31も連続的に
汚染されることになる。
さらに基板保持台の汚染を防止し、品質不良の発生を低
減したスピンコーターを提供することである。
の本発明のスピンコーターは、基板を上面に保持し該基
板の面に対して略垂直な回転軸が下面に取り付けられた
基板保持台と、この基板保持台上に保持された基板の上
面に塗布液を供給するための塗布液供給手段とを備え、
前記基板保持台は、基板の縁部下面に当接する上面に縁
部に沿って塗布液浸入防止用の溝が形成されていること
を特徴とする。
布液浸入防止用の溝を形成したため、基板から回り込ん
だ塗布液が基板裏面へ浸入するのを阻止することができ
るため、塗布液による基板裏面、さらに基板保持台の汚
染が防止される。
ち基板の縁部下面に当接する上面に形成したものであっ
てもよく、あるいは基板保持台の本体端面に溝形片を取
り付けて形成したものであってもよい。
の縁部下面に当接する上面に縁部に沿って塗布液浸入防
止用のシール材および溝を並設したものであってもよ
く、このシール材と溝とによって塗布液の基板裏面への
浸入をより一層確実に阻止することができる。前記のよ
うに、基板保持台の本体端面に溝形片を取り付けて溝を
形成する場合には、略L形片の前記基板の縁部下面との
当接面にシール材を設けるのがよい。
〜図4を参照して説明する。図1に示すように、この実
施形態にかかる基板保持台1は、基板4を上面に保持し
該基板4の面に対して略垂直な回転軸2が下面に取り付
けられた本体11と、この本体11の端面に取り付けら
れた溝形片3とを備え、溝形片3によって基板4の縁部
下面に当接する基板保持台1の上面に塗布液浸入防止用
の溝5が形成される。
に使用されるガラス基板等が挙げられ、このものは通
常、長方形の板状体である。基板保持台1は上面に複数
のエアー吸引孔(図示せず)が設けられており、これに
よって基板保持台1の上面に配置された基板4を吸引保
持する。
持台1を示している。基板保持台1の本体11は基板4
の板状体とほぼ対応する大きさの長方形板状体であり、
その長辺の一部(すなわち長辺の端部から全長の少なく
とも1/2まで)に前記溝形片3,3が取り付けられて
いる。このように、溝形片3を長辺の一部にのみ設ける
のは、図2に矢印で示すように基板保持台1を回転させ
た場合、上面に保持された基板4から流れ落ちる塗布液
は長辺の全長の1/2程度の領域だからである。しか
し、長辺の全長から短辺、さらに全周にわたって溝形片
3を設けてもよいことは勿論である。
び(b)に示すように、基板保持台1の本体11への取
付け片3aとこの取付け片3aから突設したL形片3b
とからなり、これらを一体成形等にて形成したものであ
る。溝5は取付け片3aとL形片3bとによって形成さ
れている。溝5は幅0.5〜50mm程度、深さ0.5
〜10mm程度であるのが適当である。なお、図3
(a)および(b)において、6で示される部位は本体
11の面取りされたコーナ部に当接する部位である。前
記取付け片3aは本体11の端面に、例えば接着剤、両
面粘着テープ、ビス止め等の任意の手段にて取り付けら
れる。
えたスピンコーターを用いて基板4の表面に薄膜を形成
する方法を説明する。図1に示すように基板保持台1の
上面に基板4を保持した状態で、塗布液供給管(図8に
示す34)から所定量の塗布液を基板4上に塗布する。
ついで、回転軸2を駆動させて基板保持台1を回転させ
基板4の表面に均一な薄膜を形成する。薄膜の形成は、
基板保持台1の回転速度400〜2000rpmで10
〜30秒間行うのが適当である。
ら振り切られた塗布液は、一部が基板4の裏面に回り込
むが、基板4の縁部裏面には前記溝形片3により溝5が
形成されているので、塗布液は溝5を越えてそれ以上浸
入できない。このため、基板4、さらに基板保持台1の
汚染が防止できる。
本体11の端面に溝形片3を取り付けたが、このような
溝形片3を使用せずに、図4に示すように基板保持台1
2の縁部上面(すなわち基板4の縁部下面に当接する上
面)に縁部に沿って前記と同様な溝7を形成しても同様
の効果が得られる。
して説明する。図5に示すように、この実施形態におけ
る基板保持台20は、回転軸を有する本体21と、この
本体21の端面に取り付けられた溝形片8とを備え、こ
の溝形片8によって基板4の縁部下面に当接する上面に
溝9が形成されると共に、溝形片8は基板4の外縁部下
面との当接面10にシール材13が設けられている。
前記当接面10に凹設されたシール材嵌入溝14に一部
が該溝14から突出した状態で嵌入される。図6(a)
および(b)に示すように、溝形片8は本体21への取
付け片8aとL形片8bとからなり、L形片8bの先端
にシール材13を嵌入する溝14が形成される。
とが並設されているので、基板4から振り切られた塗布
液の一部が基板4の裏面に回り込んでも、シール材13
および溝14で確実に浸入を阻止することができる。そ
の他は前述の実施形態と同じである。
を用いずに、図7に示すように基板保持台22の縁部上
面(すなわち基板4の縁部下面に当接する上面)に縁部
に沿って前記と同様に溝15およびシール材16を並設
しても同様の効果が得られる。また、シール材として、
板状のシール材を溝形片の先端面または基板保持台22
の縁部上面に貼着したものであってもよい。
のスピンコーターを詳細に説明する。
の端面に溝形片3を固定した基板保持台1の上面にガラ
ス基板(370mm×470mm×0.7mm)を保持
させ、図8に示すようにチャンバ30内にて、塗布液供
給管34よりカラーフィルター用赤色フォトレジスト液
をガラス基板の表面に供給し、基板保持台1を800r
pmで15秒間回転させて、ガラス基板の表面に赤色の
レジスト膜(膜厚1.0μm)を形成した。使用した溝
形片3は全長が230mm、幅6.0mmで、かつ溝の
幅2.0mm、深さ2.0mmであり、この溝形片3を
図2に示すようにして基板保持台1の長辺側端面に取り
付けた。以上のようにして100枚のガラス基板にカラ
ーレジスト膜を順次形成した。このとき、ガラス基板の
裏面への着色フォトレジスト液の回り込みによる汚れに
起因する基板の不良率は0%であった。
面に取り付けた基板保持台8を使用した以外は、実施例
1と同様にして100枚のガラス基板にカラーレジスト
膜を形成した。使用した溝形片8は溝が幅7.3mm、
深さ2mmであり、またシール材はフッ素樹脂(テフロ
ン)からなる直径2mmのものを溝形片8の先端面に形
成した深さ1.6mmの溝内に嵌入したものを使用し
た。その結果、ガラス基板の裏面への着色フォトレジス
ト液の回り込みによる汚れに起因する基板の不良率は0
%であった。
形片を端面に有しない、図8,図9に示す基板保持台3
3(370mm×470mm)を使用して、実施例1,
2と同様にして10枚のガラス基板にカラーレジスト膜
を形成した。このとき、ガラス基板の裏面への着色フォ
トレジスト液の回り込みによる汚れに起因する基板の不
良率は90%であった。
入防止用の溝を形成したため、基板から回り込んだ塗布
液が基板裏面へ浸入するのが阻止され、基板裏面の汚
染、さらに基板保持台の汚染をも防止することができ
る。また、溝とシール材とを並設することにより、より
一層確実に汚染を防止することができる。従って、本発
明のスピンコーターは、カラーフィルター等の製造にお
ける不良率の低減に大きく寄与するものであり、その工
業的意義はきわめて大である。
図である。
の側面図である。
断面図である。
断面図である。
図およびその側面図である。
断面図である。
る。
示す概略説明図である。
Claims (4)
- 【請求項1】基板を上面に保持し、該基板の面に対して
略垂直な回転軸が下面に取り付けられた基板保持台と、 この基板保持台上に保持された基板の上面に塗布液を供
給するための塗布液供給手段とを備えたスピンコーター
において、 前記基板保持台は、基板の縁部下面に当接する上面に縁
部に沿って塗布液浸入防止用の溝が形成されていること
を特徴とするスピンコーター。 - 【請求項2】前記基板保持台は、前記回転軸が取り付け
られた本体と、この本体の端面に取り付けられた溝形片
とを備え、この溝形片によって基板の縁部下面に当接す
る上面に前記溝が形成されている請求項1記載のスピン
コーター。 - 【請求項3】基板を上面に保持し、該基板の面に対して
略垂直な回転軸が下面に取り付けられた基板保持台と、 この基板保持台上に保持された基板の上面に塗布液を供
給するための塗布液供給手段とを備えたスピンコーター
において、 前記基板保持台は、基板の縁部下面に当接する上面に縁
部に沿って塗布液浸入防止用のシール材および溝が並設
されていることを特徴とするスピンコーター。 - 【請求項4】前記基板保持台は、前記回転軸が取り付け
られた本体と、この本体の端面に取り付けられた溝形片
とを備え、この溝形片によって基板の縁部下面に当接す
る上面に前記溝が形成されると共に、溝形片は基板の縁
部下面との当接面にシール材が設けられている請求項3
記載のスピンコーター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000022841A JP2001212492A (ja) | 2000-01-31 | 2000-01-31 | スピンコーター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000022841A JP2001212492A (ja) | 2000-01-31 | 2000-01-31 | スピンコーター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001212492A true JP2001212492A (ja) | 2001-08-07 |
Family
ID=18549080
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000022841A Pending JP2001212492A (ja) | 2000-01-31 | 2000-01-31 | スピンコーター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001212492A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPH11104541A (ja) * | 1997-10-08 | 1999-04-20 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 基板処理装置 |
-
2000
- 2000-01-31 JP JP2000022841A patent/JP2001212492A/ja active Pending
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