JP2001211108A - 非接触通信媒体 - Google Patents

非接触通信媒体

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JP2001211108A
JP2001211108A JP2000015330A JP2000015330A JP2001211108A JP 2001211108 A JP2001211108 A JP 2001211108A JP 2000015330 A JP2000015330 A JP 2000015330A JP 2000015330 A JP2000015330 A JP 2000015330A JP 2001211108 A JP2001211108 A JP 2001211108A
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JP
Japan
Prior art keywords
antenna coil
diode
fet
circuit
transmission
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Application number
JP2000015330A
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English (en)
Inventor
Naoyuki Wakabayashi
尚之 若林
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】FETのオンオフによるインピーダンス変化が
小さくならず、また無効電流による損失を無くす。 【解決手段】アンテナコイルLと、このアンテナコイル
Lの両端に並列に接続した共振コンデンサCと、アンテ
ナコイルLの一方の端子にアノードを接続したダイオー
ドDと、このダイオードDのカソードにドレインをアン
テナコイルLの他方の端子にソースを接続したNチャン
ネルFET(スイッチ素子SW)とを備え、Nチャンネ
ルFETのソースドレイン間に生じる寄生ダイオードP
Dに無効電流が流れないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、非接触式自動改
札機や各種の非接触式識別装置等に使用される非接触通
信媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】非接触通信媒体は、本体装置と電磁結合
することによってデータの送受信を行う媒体であり、た
とえば、非接触式自動改札機を本体装置として使用され
る非接触ICカードがある。この非接触ICカードは、
アンテナコイルと、このアンテナコイルの両端に並列に
接続した共振コンデンサと、この共振コンデンサに並列
に接続したNチャンネルFETとを備え、送信データを
このFETのゲートに与えてアンテナコイル両端のイン
ピーダンスを変化させることにより送信を行う。また、
共振コンデンサの電圧の変化を復調することによって受
信する。さらに、バッテリが内蔵されていないタイプの
非接触ICカードでは、コンデンサの両端電圧を整流す
ることによって電源電圧を取り出し、これを制御回路や
記憶回路に供給するようにしている。
【0003】図3は、以上の構成を備える従来の非接触
ICカードの構成図を示している。
【0004】アンテナコイルLは本体装置側に設けられ
ているアンテナコイルに接近することによって電磁誘導
結合し、共振コンデンサCはアンテナコイルLとの並列
共振回路を構成して、本体装置のアンテナコイルとの電
磁誘導結合時に共振状態とする。共振コンデンサCに
は、NチャンネルFETからなるスイッチ素子SWが接
続され、このスイッチ素子SWを、送信時に送受信回路
1からの送信データによってオンオフ制御する。また受
信時には、コンデンサCの両端子に生じる電圧を送受信
回路1が復調して受信データを得る。受信データは制御
回路2によって記憶回路3に記憶されたり、または、記
憶回路3に記憶されているデータに基づいて制御回路2
が送信データを作成する。また、コンデンサCの両端電
圧は電源回路4で整流されて送受信回路1、制御回路
2、記憶回路3の電源電圧として取り出されるようにし
ている。
【0005】以上の構成を備える非接触通信媒体につい
ては、たとえば、特公昭62−43238号公報に開示
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように従来から提案されている非接触通信媒体では、ス
イッチング素子として、通常ドレインとソース間にドレ
インをカソードとする寄生ダイオードPD(図1参照)
ができるFETを使用するために、このFETのドレイ
ンとソースをアンテナコイルLの両端子に接続すると、
FETのオンオフにかかわらずソースからドレインの方
向に無効な電流が流れてしまい、これによってFETの
オンオフによるインピーダンス変化が小さくなって送信
データの耐ノイズ性を悪くしたり、また無効電流による
損失が大きくなるという問題があった。
【0007】そこで、この発明は、FETのオンオフに
よるインピーダンス変化が小さくならず、また無効電流
による損失を無くすことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するために次のように構成される。
【0009】すなわち、アンテナコイルと、このアンテ
ナコイルの両端に並列に接続した共振コンデンサと、ア
ンテナコイルの一方の端子にアノードを接続したダイオ
ードと、このダイオードのカソードにドレインをアンテ
ナコイルの他方の端子にソースを接続したNチャンネル
FETと、を備え、送信データを前記FETのゲートに
与えてアンテナコイル両端のインピーダンスを変化させ
ることにより送信を行うようにした。
【0010】以上の構成によると、FETがオフのとき
ダイオードのアノードが接続されているアンテナ端子が
負電圧になってもFETに無効な電流が流れなくなる。
このため、オンオフによるインピーダンス変化が小さく
ならず、また損失が低減できるという効果がある。
【0011】また、ダイオードに直列に抵抗を接続する
ことによって、ドレインからソースに流れる電流を適当
な大きさに調整することができる。
【0012】なお、ダイオードのアノードをアンテナコ
イルと電源回路の接続点に接続し、カソードをFETの
ドレインに接続することで、電源回路には共振回路に発
生する電圧がそのまま入力する。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施形態であ
る非接触ICカードの構成図を示している。
【0014】この非接触ICカードは、図3に示す従来
のカードと同様に、アンテナコイルLと、このアンテナ
コイルLの両端に並列に接続した共振コンデンサCと、
アンテナコイルLに並列的に接続されるNチャンネルF
ETからなるスイッチ素子SWと、共振回路に発生する
電圧を整流して電源電圧を取り出す電源回路4と、共振
回路に発生する電圧を復調して受信データを作成した
り、送信データに基づいてスイッチ素子SWをオンオフ
制御する送受信回路1と、送受信データを処理する制御
回路2と、送受信データを記憶する記憶回路3とを備え
ている。
【0015】図外のリーダライタからは、常時電力伝送
のための電磁波が出力されており、非接触ICカードが
リーダライタ近傍の所定のエリアに入ると、非接触IC
カードのアンテナコイルLには前記電磁波による誘起電
力が発生し、アンテナコイルLと共振コンデンサCで構
成される共振回路には、誘起電力のQ倍の電圧が発生す
る。ここでは、Qは共振回路のQuality fac
torで、共振回路の負荷インピーダンスとアンテナコ
イルLのリアクタンスの比である。すると非接触ICカ
ードの電源回路4は、共振回路に発生した電圧を整流
し、ほぼ一定の直流電圧に変換する。この直流電圧は非
接触ICカードの全動作のための電源として使用され
る。
【0016】また、リーダライタから非接触ICカード
へのコマンドの送出は、前記電磁波にコマンドのデータ
列でASK変調をかけることで行う。このとき共振回路
に発生する電圧は、コマンドのデータに合わせ変化する
ので、送受信回路が検波、増幅し、コマンドのデータ列
として制御回路2に出力する。制御回路2では、そのコ
マンドを解析し、認証、リード、ライトなどのコマンド
を実行し、レスポンスのデータを送受信回路1へ出力す
る。
【0017】送受信回路1では、制御回路2から出力さ
れたレスポンスのデータ列をコード化し、スイッチ素子
SWをON/OFFする信号を出力する。スイッチ素子
がON/OFFすることで、レスポンスがリーダライタ
に送信される。
【0018】構成において、図3に示す非接触ICカー
ドと相違する点は、アンテナコイルLの一方の端子とN
チャンネルFETのドレインの間にダイオードDを接続
した点である。ダイオードDの接続方向は、カソードが
NチャンネルFETのドレインに接続される方向であ
る。また、ダイオードDはアンテナコイルLと電源回路
4の接続点にアノードが接続される。
【0019】以上のように構成すると、ドレインをカソ
ードとする寄生ダイオードPDに無効な電流が流れるの
をダイオードDによって阻止することができる。このた
め、FETのオンオフによるインピーダンス変化が小さ
くなるのを防ぎ、無効電流が流れることによる電力消費
を抑えることができる。
【0020】なお、ダイオードDをスイッチ素子SWに
直列接続するため、スイッチ素子SWには半波整流され
た電流しか流れないが、この半波整流された電流を送受
信回路1でオンオフ制御することで送信は何ら問題なく
行うことが可能である。一方、ダイオードDはアンテナ
コイルLと電源回路4の接続点にアノードが接続される
ようになっているから、電源回路4には共振回路の出力
がそのまま入力する。このため、電力の取り出しにダイ
オードDの整流による影響はまったくない。
【0021】図2は、この発明の他の実施形態である。
この実施形態は、ダイオードDに電流調整用の抵抗Rを
直列に接続したものである。抵抗Rを直列接続すること
によって、FETに流入する電流を容易に調整すること
ができる。
【0022】
【発明の効果】この発明によれば、送信データをFET
のゲートに与えてアンテナコイル両端のインピーダンス
を変化させることによって送信を行う時に、FETのド
レインとソース間にドレインをカソードとする寄生ダイ
オードに無効な電流が流れるのを阻止することができる
ため、FETのオンオフによるインピーダンス変化が小
さくなるのを防ぎ、無効な消費電力を抑えることができ
る。このため、特に、バッテリのない小型の非接触IC
カードなどに極めて有用である。また、ダイオードに直
列に抵抗を接続することによって、FETに流れる電流
を調整することができ、これにより、使用するFETの
特性に応じた適切な電流設定を行うことが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である非接触ICカードの
構成図
【図2】この発明の他の実施形態の非接触ICカードの
要部構成図
【図3】従来の非接触ICカードの構成図
【符号の説明】
L−アンテナコイル C−共振コンデンサ R−抵抗 D−ダイオード SW−スイッチ素子(NチャンネルFET)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナコイルと、このアンテナコイル
    の両端に並列に接続した共振コンデンサと、アンテナコ
    イルの一方の端子にアノードを接続したダイオードと、
    このダイオードのカソードにドレインをアンテナコイル
    の他方の端子にソースを接続したNチャンネルFET
    と、を備え、送信データを前記FETのゲートに与えて
    アンテナコイル両端のインピーダンスを変化させること
    により送信を行うようにした非接触通信媒体。
  2. 【請求項2】 前記ダイオードに直列に抵抗を接続し
    た、請求項1記載の非接触通信媒体。
JP2000015330A 2000-01-25 2000-01-25 非接触通信媒体 Pending JP2001211108A (ja)

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