JP2001208973A - 実像式ファインダー光学系 - Google Patents

実像式ファインダー光学系

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JP2001208973A
JP2001208973A JP2000319435A JP2000319435A JP2001208973A JP 2001208973 A JP2001208973 A JP 2001208973A JP 2000319435 A JP2000319435 A JP 2000319435A JP 2000319435 A JP2000319435 A JP 2000319435A JP 2001208973 A JP2001208973 A JP 2001208973A
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prism
optical axis
optical system
roof
real image
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JP2000319435A
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Akihiko Kohama
昭彦 小濱
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Nikon Corp
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    • G02B25/001Eyepieces

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Abstract

(57)【要約】 【課題】像反転光学系を有する実像式ファインダー光学
系全体の大きさが厚さ方向で小さく、かつ接眼レンズよ
りも物体側の大きさが厚さ方向で小さい、高性能で小型
の実像式ファインダー光学系を提供すること。 【解決手段】 物体側より順に、全体で正屈折力を有す
る対物レンズ系10と、前記対物レンズ系10により結
像した実像を観察するための正屈折力を有する接眼レン
ズ系40とを有する実像式ファインダー光学系におい
て、前記実像式ファインダー光学系は、前記対物レンズ
系の最も物体側のレンズよりも射出瞳側の位置で、かつ
前記接眼レンズ系の最も射出瞳側のレンズよりも物体側
の位置に配置され、観察像を正立化するための所定の条
件を満足する像反転光学系20,30を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ、デジタル
スチルカメラなどに用いられる小型の実像式ファインダ
ー光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】実像式ファインダー光学系は、全体で正
屈折力を有する対物レンズ系と、対物レンズ系により結
像した実像を観察するための正屈折力を有する接眼レン
ズ系と、対物レンズによる倒立像を正立化するための像
反転光学系により構成される。そして、カメラなどに用
いられる小型の実像式ファインダー光学系としては、一
般的に反射式の像反転光学系が用いられている。
【0003】反射式の像反転光学系には、4つ以上の反
射面を有する単数又は複数のポロプリズム等の反射素子
により像反転を行うポロタイプや、ダハ反射面を有する
ダハプリズム等の反射素子などにより像反転を行うダハ
タイプなどがある。
【0004】ここで、ファインダー光学系の入射光線光
軸に垂直な面内、及び各反射面で折り曲げられた各光線
光軸に垂直な各面内で互いに直交する座標方向をそれぞ
れ縦方向と横方向とし、ファインダー光学系の入射光線
光軸のみに平行な方向を厚さ方向、ファインダー光学系
の入射光線光軸に対する前記横方向を特に幅方向と呼ぶ
事とする。
【0005】ポロタイプの場合、反射式の像反転光学系
は、横方向の像反転のためには横方向に光学系が大きく
なり、また縦方向の像反転のためには縦方向に光学系が
大きくなる。したがって、ポロタイプの光学系は大きく
なりがちで小型化には不向きである。
【0006】次にダハタイプの場合であるが、入射光線
光軸に垂直な面内、及び各反射面で折り曲げられた各光
線光軸に垂直な各面内において、ダハ反射素子のダハ稜
線の射影方向を横方向と定義し、前記横方向に直交する
方向を縦方向と定義して説明する。この場合、縦方向の
像反転はダハ稜線を介したダハ面で行われるためポロタ
イプに比べ縦方向の光学系の大きさを小さくできる。し
たがって、ダハタイプはポロタイプに比べ小型化に有利
である。
【0007】また、ダハタイプにおける横方向の像反転
を行う光学系として、ペンタプリズムを用いる光学系、
2つの三角あるいは台形のプリズムの組合わせを用いる
光学系などが知られている。以下、前者をペンタダハタ
イプの反射式像反転光学系、後者を三角プリズムダハタ
イプの反射式像反転光学系と呼ぶ。
【0008】ペンタダハタイプの反射式像反転光学系と
しては、特開平4−63313号公報や特開平8−30
4880号公報に開示された光学系などが挙げられる。
特開平4−63313号公報に開示された光学系では、
ダハミラーの入射光線の光軸とダハ稜線とは約45度の
角を成している。したがって、ダハミラーはその入射光
線と射出光線の光軸が約90度の角度を成して幅方向へ
と光線を反射させる。そして、射出光線はペンタプリズ
ムへ入射して、ペンタプリズムでの2回反射を経て接眼
レンズへと導かれる。また、特開平8−304880号
公報に開示された光学系では、ダハプリズムの入射光線
の光軸とダハ稜線は45度より大きな角を成している。
したがって、ダハプリズムは、入射光線と射出光線の光
軸が90度より小さな角度を成して幅方向へと光線を反
射させる。そして、射出光線はペンタプリズムへ入射し
2回反射を経て接眼レンズへと導かれる。
【0009】一方、三角プリズムダハタイプの反射式像
反転光学系としては、特開平8−179400号公報に
開示された光学系等が挙げられる。特開平8−1794
00号公報に開示された光学系では、ダハプリズムの入
射光線の光軸とダハ稜線は45度より小さな角を成して
いる。したがって、ダハプリズムは、その入射光線と射
出光線の光軸が90度より大きな角度を成して幅方向へ
と光線を反射させる。そして、射出光線は第1の三角プ
リズムへと入射し2回反射を経て第2の三角プリズムへ
と入射し、さらに接眼レンズへと導かれる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
4−63313号公報に開示された光学系の場合、ダハ
ミラーはその入射光線と射出光線の光軸が約90度の角
度を成し幅方向へと光線を反射させているため、ダハミ
ラーの真横にペンタプリズムが配置される。このため、
接眼レンズはペンタプリズムよりも射出瞳側に配置され
ることになり、像反転光学系を含む実像式ファインダー
光学系全体の大きさを厚さ方向で小さくする事が困難で
あった。
【0011】また、特開平8−304880号公報に開
示された光学系の場合、ダハプリズムはその入射光線と
射出光線の光軸が90度より小さな角度を成して幅方向
へと光線を反射させている。このため、ペンタプリズム
の配置がダハプリズムに比べ相対的に物体側になるた
め、接眼レンズの厚さ方向の位置をダハプリズムの位置
と同じにする事が可能となり、像反転光学系を含む実像
式ファインダー光学系全体の大きさを厚さ方向で小さく
できる。しかし、接眼レンズの物体側では、ペンタプリ
ズムが物体側へ突出するため、接眼レンズより物体側で
の厚さ方向の大きさを小さくする事が困難であった。
【0012】一方、三角プリズムダハタイプを用いた特
開平8−179400号公報に開示された光学系の場
合、ダハプリズムはその入射光線と射出光線の光軸が9
0度より大きな角度を成して幅方向へと光線を反射させ
ているため、第1と第2の三角プリズムの配置がダハプ
リズムに比べ相対的に射出瞳側になる。このため、接眼
レンズは第2の三角プリズムよりも射出瞳側に配置され
ることから、像反転光学系を含む実像式ファインダー光
学系全体の大きさを厚さ方向で小さくする事が困難であ
った。
【0013】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので
あり、像反転光学系を有する実像式ファインダー光学系
全体の大きさが厚さ方向で小さく、かつ接眼レンズより
も物体側の大きさが厚さ方向で小さい、高性能で小型の
実像式ファインダー光学系を提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、物体側より順に、全体で正屈折力を有する
対物レンズ系と、前記対物レンズ系により結像した実像
を観察するための正屈折力を有する接眼レンズ系とを有
する実像式ファインダー光学系において、前記実像式フ
ァインダー光学系は、前記対物レンズ系の最も物体側の
レンズよりも射出瞳側の位置で、かつ前記接眼レンズ系
の最も射出瞳側のレンズよりも物体側の位置に配置さ
れ、観察像を正立化するための像反転光学系を有し、前
記像反転光学系は、前記実像式ファインダー光学系の光
軸に沿って物体側より順に、物体側からの入射光線を反
射させるダハ反射素子と、前記ダハ反射素子の射出光線
を物体側へ反射させる第1反射面と前記第1反射面の射
出光線を射出瞳側へ反射させる第2反射面とを有する第
1プリズムと、前記第1反射面に略平行な第3透過面を
有する第2プリズムとを有し、前記第1プリズムは、前
記ダハ反射素子の射出光線の光軸と略垂直に交わる第1
透過面と、前記第1反射面と同一面上で前記第2反射面
の射出光線を透過する第2透過面とを有し、前記第2プ
リズムは、前記第2プリズムの射出光線の光軸と略垂直
に交わる第4透過面を有し、前記ダハ反射素子への入射
光線光軸と前記ダハ反射素子のダハ稜線とのなす角をθ
(単位:度)、前記第1透過面と光軸との交点を含む光
軸に垂直な面への前記第1透過面の射影面積をS1、前
記第4透過面と光軸との交点を含む光軸に垂直な面への
前記第4透過面の射影面積をS4とした時、以下の条件
式(1)、(2)を満たす事を特徴とする実像式ファイ
ンダー光学系を提供する。 (1) 45°≦θ<50° (2) S1/S4<1 また、本発明は、物体側より順に、全体で正屈折力を有
する対物レンズ系と、前記対物レンズ系により結像した
実像を観察するための正屈折力を有する接眼レンズ系と
を有する実像式ファインダー光学系において、前記実像
式ファインダー光学系は、前記対物レンズ系の最も物体
側のレンズよりも射出瞳側の位置で、かつ前記接眼レン
ズ系の最も射出瞳側のレンズよりも物体側の位置に、観
察像を正立化するための像反転光学系を有し、前記像反
転光学系は、前記実像式ファインダー光学系の光軸に沿
って物体側より順に、物体側からの入射光線を反射させ
るダハ反射素子と、前記ダハ反射素子の射出光線を物体
側へ反射させる第1反射面と前記第1反射面の射出光線
を射出瞳側へ反射させる第2反射面とを有する第1プリ
ズムと、前記第1反射面に略平行な第3透過面を有する
第2プリズムとを有し、前記ダハ反射素子の入射光線の
光軸とダハ稜線はねじれの位置の関係にあり、前記第1
プリズムは、前記ダハ反射素子の射出光線の光軸と略垂
直に交わる第1透過面と、前記第1反射面と同一面上で
前記第2反射面の射出光線を透過する第2透過面とを有
し、前記第2プリズムは、前記第2プリズムの射出光線
の光軸と略垂直に交わる第4透過面を有し、前記ダハ反
射素子への入射光線光軸に垂直な面と前記ダハ反射素子
のダハ稜線とのなす角をφ(単位:度)、前記第1透過
面と光軸との交点を含む光軸に垂直な面への前記第1透
過面の射影面積をS1、前記第4透過面と光軸との交点
を含む光軸に垂直な面への前記第4透過面の射影面積を
S4とした時、以下の条件式(3)、(4)を満たす事
を特徴とする実像式ファインダー光学系を提供する。 (3) 40°<φ≦45° (4) S1/S4<1 また、本発明は、前記第1プリズムの屈折率及び分散
と、前記第2プリズムの屈折率及び分散とがほぼ等しい
事が望ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の形態にかかる実像式ファインダー光学系につい
て説明する。以下の説明において、ファインダー光学系
の入射光線光軸25のみに平行な方向を厚さ方向、入射
光線光軸25に垂直な面内、及び各反射面で折り曲げら
れた各光線光軸26等に垂直な各面内において、ダハ反
射素子のダハ稜線の射影方向を横方向と定義し、前記横
方向に直交する方向を縦方向と定義する。図1〜図3の
図(a)では、各光線光軸に垂直な各面内で、紙面内及
び紙面に平行な方向が横方向、紙面に垂直な方向が縦方
向となる。前記紙面内において、厚さ方向はファインダ
ー光学系の入射光線光軸方向、幅方向は前記厚さ方向に
垂直な方向となる。
【0016】実像式ファインダー光学系は、不図示の物
体側より順に、全体で正屈折力を有する対物レンズ系1
0と、この対物レンズ系により結像した実像を観察する
ための正屈折力を有する接眼レンズ系40とを有する。
かかる構成の場合、観察像は上下左右が反転した像とな
るため、反転像を正立化するための像反転光学系が組み
込まれるのが一般的である。
【0017】そして、像反転光学系は、対物レンズ系1
0の最も物体側のレンズよりも射出瞳側で、かつ接眼レ
ンズ系40の最も射出瞳側のレンズよりも物体側に配置
されることが好ましい。像反転光学系が対物レンズ系1
0の最も物体側のレンズよりも物体側に配置される場合
は、対物レンズ系10は幅方向に配置されるため、実像
式ファインダー光学系全体で幅方向の大きさが大きくな
ってしまい、小型化することが出来ず、本発明の目的を
達成できない。
【0018】逆に、像反転光学系が接眼レンズ系40の
最も射出瞳側のレンズよりも射出瞳側に配置されると、
接眼レンズ系40は幅方向に配置されるため、実像式フ
ァインダー光学系全体で幅方向の大きさが大きくなり、
小型化すること出来ず、本発明の目的を達成できない。
尚、本発明において、射出瞳とは、接眼レンズ系の射出
瞳を示し、その位置はアイポイントにある。
【0019】次に、像反転光学系の構成と働きについて
図1(a),(b)を参照して説明する。
【0020】像反転光学系は、実像式ファインダー光学
系の光軸に沿って物体側より順に、物体側からの入射光
線を反射させるダハ反射素子20と、ダハ反射素子20
の射出光線を物体側へ反射させる第1反射面31bと第
1反射面31bの射出光線を射出瞳側へ反射させる第2
反射面31cとを有する第1プリズム31と、第1反射
面31bに略平行な第3透過面32aを有する第2プリ
ズム32とを有する。
【0021】ダハ反射素子20はダハ稜線21aが、入
射光線光軸25に垂直な面内及び各反射面で折り曲げら
れた各光線光軸26等に垂直な各面内に射影されたと
き、横方向になるように配し、ダハ稜線21aを介した
ダハ面21bと21cによって縦方向の像反転を行う。
図1(a)に示す構成の場合、ダハ反射素子20はダハ
面を有するミラー、すなわちダハミラー21によって構
成されているが、これに限られずプリズムによる裏面全
反射を用いたダハプリズムによって構成する事もでき
る。一方、横方向の像反転は、第1反射面31bと第2
反射面31cとを有する第1プリズム31によって行わ
れる。したがって、これら4つの反射面の働きによって
像反転を行っている。
【0022】また、第1プリズム31は、ダハ反射素子
20の射出光線光軸26と略垂直に交わる第1透過面3
1aと、第1反射面31bと同一面上で第2反射面31
cの射出光線を透過する第2透過面31dとを有してい
る。第1反射面31bと第2透過面31dとを同一面上
とすることで、有効光束に対して同じ面が反射と透過の
2つの働きをすることになり、小型化を達成できる。
【0023】ここで、第1プリズム31からの射出光線
は、その光軸に対し直角でない角度で交わる第2透過面
31dから射出されるため、第1プリズム31中の光路
長が横方向で相違している。この光路長の相違を補正す
るために、第2プリズム32は、第1プリズム31の第
2透過面31dに略平行な第3透過面32aと、第2プ
リズム32の射出光線光軸と略垂直に交わる第4透過面
32bを有する。これにより、第1プリズム31中で横
方向で異なる光路長を補正している。以上の構成によ
り、正立像を観察できる実像式ファインダー光学系が実
現されている。
【0024】次に、本発明における条件式について説明
する。
【0025】本発明においては、以下の条件式(1)を
満たす事が望ましい。 (1) 45°≦θ<50° 条件式(1)は、像反転光学系を含む実像式ファインダ
ー光学系全体の大きさを厚さ方向で小さく、かつ接眼レ
ンズ41よりも物体側の大きさを厚さ方向で小さくする
ための、ダハ反射素子20の入射光線光軸25とダハ稜
線21aとのなす角の最適値を規定する式である。
【0026】ダハ反射素子20の入射光線光軸25とダ
ハ稜線21aとのなす角度θ(単位:度)を決めると、
反射の法則により必然的にダハ反射素子20の入射光線
光軸25と射出光線光軸26とのなす角度Ψ(単位:
度)が決まる。その関係は以下の式(5)で表される。 (5) Ψ=180°−2θ 条件式(1)の下限値を下回った場合、すなわちΨが9
0度を超える場合、ダハ反射素子20の射出光線26は
ダハ反射素子20に対して相対的に物体側より遠ざかる
方向に射出する。したがって、第1プリズム31及び第
2プリズム32は相対的にダハ反射素子20よりも射出
瞳側に配置されることになり、接眼レンズ41は第2プ
リズム32のさらに射出瞳側に配置される。この結果、
実像式ファインダー光学系全体の大きさが厚さ方向で大
きくなって、本発明の目的を達成できなくなってしま
う。
【0027】逆に、条件式(1)の上限値を上回った場
合、すなわちΨが80度以下の場合、ダハ反射素子20
の射出光線26はダハ反射素子20に対して相対的に物
体側へ射出する。そして、第1プリズム31の入射光線
と第1反射面31bとのなす角度が小さくなるため、光
線の有効径を確保するためには第1反射面31bの面積
が前記入射光線を前記第1反射面に射影した方向に著し
く大きくなる。この結果、第1プリズム31の大きさが
幅方向に大きくなり、小型のファインダー光学系を提供
するという本発明の目的を達成できなくなってしまう。
また、第1反射面31bが相対的に幅方向へ大きくなる
のに伴い、第2反射面31cがダハ反射素子20に対し
て相対的に大きく物体側に位置することになる。この結
果、接眼レンズ41よりも物体側の大きさが厚さ方向で
大きくなってしまい本発明の目的を達成できなくなって
しまう。
【0028】また、本発明においては、以下の条件式
(2)を満たす事が望ましい。 (2) S1/S4<1 ここで、S1は前記第1透過面31aと光軸との交点を
含む光軸に垂直な面への前記第1透過面31aの射影面
積、S4は前記第4透過面32bと光軸との交点を含む
光軸に垂直な面への前記第4透過面の射影面積をそれぞ
れ示している。
【0029】条件式(2)は、実像式ファインダー光学
系全系の小型化を実現し、かつゴーストの少ない光学系
を提供するための条件式である。ここで図1(a)を用
いて説明する。図1(a)中で破線で示す有効光束33
が第1、第2プリズム内を透過、又は反射している。図
から明らかなように、第1透過面31aにおける有効光
束33の太さ(直径)は、第4透過面32bにおける有
効光束33の太さ(直径)に比較して小さいことがわか
る。これは、周辺像を見る際のアイレリーフを長くし
て、光学系として高性能にするためである。
【0030】条件式(2)の上限値を上回った場合、す
なわちS1がS4より大きい場合は、第4透過面32b
の射影面積S4が有効光束よりも大きい状態、又は小さ
い状態の2つの状態の何れかが発生する。前者の状態の
場合、第1透過面31aの射影面積S1が有効光束に対
して過剰に大きくなる。このため、第1プリズム31自
体の大きさが無意味に大きくなって、小型化を達成でき
ない。また、後者の状態の場合、第1プリズム31は適
度な大きさにすることができる。しかし、第4透過面3
2bの射影面積S4が有効光束よりも小さくなり、最周
辺を通る光線が第2プリズム32の周辺の壁面に当たっ
てしまうので、プリズム内面での反射に起因するゴース
トを発生させてしまう。このようなゴーストが発生する
と、ファインダー光学系の見えが低下するため高性能化
を図れない。したがって、いずれの状態の場合において
も、本発明の目的を達成できない。
【0031】さらに好ましくは、高性能のファインダー
光学系を得るために、第1プリズム31の屈折率と分散
は、第2プリズム32の屈折率と分散とほぼ等しくする
事が望ましい。
【0032】上述したように、第2プリズム32は、第
1プリズム31中で横方向で異なってしまった光路長を
補正している。ここで、第1プリズム31の屈折率と第
2プリズム32の屈折率とがほぼ等しくない場合は、第
1プリズム31中の光路長の横方向での差と、第2プリ
ズム32中での光路長の横方向での差とが異なり、等し
くならない。したがって、第1透過面31aから第4透
過面32bまでの光路長が横方向で異なることとなり、
画面の左右で視度差が生じて高性能のファインダー光学
系を提供できなくなってしまう。
【0033】また、第1プリズム31の分散と第2プリ
ズム32の分散とがほぼ等しくない場合は、各波長によ
る第1プリズム31中の光路長の横方向での差と、第2
プリズム32中での光路長の横方向での差とが異なり、
等しくならない。したがって、第1透過面31aから第
4透過面32bまでの光路長が各波長で横方向で異なっ
てしまい、画面の左右で波長ごとの視度差が生じて色に
じみを発生し高性能のファインダー光学系を提供できな
くなってしまう。
【0034】次に、本発明にかかる実像式ファインダー
光学系について別の観点により説明する。なお、ここで
扱う座標系は、上述の実像式ファインダー光学系と同じ
ように定義する。また、実像式ファインダー光学系の構
成及び像反転光学系の配置は上述の場合と同様とする。
【0035】像反転光学系の構成と働きについて図3
(a),(b)を参照して説明する。像反転光学系は、
実像式ファインダー光学系の光軸に沿って物体側より順
に、物体側からの入射光線を反射させるダハ反射素子2
0と、ダハ反射素子20の射出光線を物体側へ反射させ
る第1反射面31bと第1反射面31bの射出光線を射
出瞳側へ反射させる第2反射面31cとを有する第1プ
リズム31と、第1反射面31bに略平行な第3透過面
32aを有する第2プリズム32とを有する。
【0036】ダハ反射素子20はダハ稜線22aを横方
向に有しており、ダハ稜線22aを介したダハ面22b
と22cによって縦方向の像反転を行う。図3(a)に
示した構成の場合では、ダハ反射素子20はダハ面を有
し裏面全反射を用いるプリズム、すなわちダハプリズム
22によって構成されているが、ミラー型のダハミラー
によって構成する事も可能である。また、横方向の像反
転は、第1反射面31bと第2反射面31cとを有する
第1プリズム31によって行われる。この結果、これら
4つの反射面の働きによって像反転を行っている。
【0037】また、ダハ反射素子20の入射光線光軸2
5とダハ稜線22aとはねじれの位置の関係にある。一
方入射光軸25がダハ稜線22aと交わる場合には、フ
ァインダー光学系観察時の視野のほぼ中央を通る光線、
すなわち光軸はダハ稜線22aを介する事になる。ファ
インダー光学系観察の際に画面中央付近の光学性能がフ
ァインダー光学系全体の見えに心理的に大きく影響す
る。このため、画面中央付近の光学性能が高いと、ファ
インダー光学系全体の光学性能が高性能化したことと同
等になる。ところが、ダハプリズム22のダハ稜線22
aが十分に精度良く製造できない場合は、画面中央付近
の観察像が乱れるため、高性能なファインダー光学系を
提供することができない。そこで、入射光線光軸25と
ダハ稜線22aをねじれの位置の関係にすることによっ
て、ダハ稜線22aの精度に依存する出来、不出来の影
響を画面中央付近から外す事が可能となるので高性能な
ファインダー光学系を提供する事ができる。
【0038】次に、第1プリズム31は、ダハ反射素子
20の射出光線光軸26と略垂直に交わる第1透過面3
1aと、第1反射面31bと同一面上で第2反射面31
cの射出光線を透過する第2透過面31dとを有してい
る。第1反射面31bと第2透過面31dとを同一面上
とすることで、有効光束に対して同じ面が反射と透過の
2つの働きをすることになり、小型化を為すことが可能
となる。しかしながら、第1プリズム31からの射出光
線は、その光軸に対し直角でない角度で交わる第2透過
面31dから射出されるため、第1プリズム31中の光
路長が横方向で異なってしまう。
【0039】第2プリズム32は、第1プリズム31の
第2透過面31dに略平行な第3透過面32aと、第2
プリズム32の射出光線光軸と略垂直に交わる第4透過
面32bを有する。これを配置する事により、第1プリ
ズム31中で横方向で異なってしまった光路長を補正し
ている。
【0040】上記構成により、ダハ稜線22aの精度に
大きく関わらず高性能で、正立像を観察できる実像式フ
ァインダー光学系を実現できる。
【0041】次に、本発明にかかる条件式について説明
する。
【0042】本発明においては、以下の条件式(3)を
満たす事が望ましい。 (3) 40°<φ≦45° ここで、φ(単位:度)は、ダハ反射素子20への入射
光線光軸25に垂直な面と前記ダハ反射素子20のダハ
稜線22aとのなす角を示している。
【0043】条件式(3)は、像反転光学系を含む実像
式ファインダー光学系全体の大きさを厚さ方向で小さ
く、かつ接眼レンズ41よりも物体側の大きさを厚さ方
向で小さくするための、ダハ反射素子20の入射光線光
軸25に垂直な面(例えば図3の22d)とダハ稜線2
2aとのなす角の最適値を規定する式である。
【0044】ダハ反射素子20の入射光線光軸25に垂
直な面とダハ稜線22aとのなす角φを決めると、幾何
学的な関係と反射の法則により角Ψ(度)が決まる。こ
こで、角Ψ(度)は、互いにねじれ関係にある光線光軸
25と26を、該両方の光軸25と26に平行な面上に
各々射影した時(射影面という)、その射影面内で互い
になす角である。この様子を例えば図3(a)に示す。
そして、φとΨとの関係は以下の式(6)のようにな
る。 (6) Ψ=2φ 条件式(3)の上限値を上回った場合、すなわちΨが9
0度を超える場合、ダハ反射素子20の射出光線26は
ダハ反射素子20に対して相対的に物体側より遠ざかる
方向に射出する。したがって、第1プリズム31および
第2プリズム32は相対的にダハ反射素子20よりも射
出瞳側に配置され、接眼レンズ41は第2プリズム32
のさらに射出瞳側に配置される。この結果、実像式ファ
インダー光学系全体の大きさが厚さ方向で大きくなっ
て、本発明の目的を達成できなくなってしまう。
【0045】逆に、条件式(3)の下限値を下回った場
合、すなわちΨが80度以下の場合、ダハ反射素子20
の射出光線26はダハ反射素子20に対して相対的に物
体側へ射出する。しかしながら、第1プリズム31の入
射光線と第1反射面31bとのなす角が小さくなるた
め、光線の有効径を確保するために第1反射面31bの
面積が前記入射光線を前記第1反射面に射影した方向に
著しく大きくなる。したがって、第1プリズム31の大
きさが幅方向に大きくなり、小型のファインダー光学系
を提供するという本発明の目的を達成できなくなってし
まう。また、第1反射面31bが相対的に幅方向へ大き
くなるのに伴い、第2反射面31cがダハ反射素子20
に対して相対的に大きく物体側に位置することになる。
したがって、接眼レンズ41よりも物体側の大きさが厚
さ方向で大きくなってしまい本発明の目的を達成できな
くなってしまう。
【0046】また、本発明では以下の条件式(4)を満
たす事が望ましい。 (4) S1/S4<1 条件式(4)は、実像式ファインダー光学系全系の小型
化を実現し、かつゴーストの少ない光学系を提供するた
めの条件を規定している。図3(a)中で第1、第2プ
リズムには、有効光束33を示す。これによれば、第1
透過面31aにおける有効光束33の太さは第4透過面
32bにおける有効光束33の太さに比べて小さいこと
がわかる。これは周辺像を見る際のアイレリーフを長く
して、光学系として高性能にするためである。
【0047】もし、条件式(4)の上限値を上回った場
合、すなわちS1がS4より大きい場合、次の2つの状
態が考えられる。すなわち、第4透過面32bの射影面
積S4が有効光束よりも大きい状態と小さい状態であ
る。前者の状態の場合、第1透過面31aの射影面積が
有効光束に対して過剰に大きくなり、第1プリズム31
自体の大きさが無意味に大きくなって、小型化を達成で
きない。また、後者の状態の場合、第1プリズム31の
大きさは適度にできる。しかし、第4透過面32bの射
影面積S4が有効光束よりも小さくなり、最周辺を通る
光線が第2プリズム32の周辺の壁にあたってしまい、
プリズム内面反射ゴーストを発生させてしまう。ゴース
トが発生すると、ファインダー光学系の見えが低下する
ため高性能化を図れない。したがって、いずれの場合に
おいても、本発明の目的を達成できない。
【0048】さらに、高性能のファインダー光学系を得
るためには、第1プリズム31の屈折率と分散は第2プ
リズム32の屈折率と分散とほぼ等しくする事が望まし
い。
【0049】上述したように、第2プリズム32は、第
1プリズム31中で横方向で異なってしまった光路長を
補正している。もし、第1プリズム31の屈折率と第2
プリズム32の屈折率がほぼ等しくないと、第1プリズ
ム31中の光路長の横方向での差と、第2プリズム32
中での光路長の横方向での差とが異なり等しくならな
い。したがって、第1透過面31aから第4透過面32
bまでの光路長が横方向で異なってしまい、画面の左右
で視度差が生じて高性能のファインダー光学系を提供で
きなくなってしまう。
【0050】また、第1プリズム31の分散と第2プリ
ズム32の分散がほぼ等しくないと、各波長による第1
プリズム31中の光路長の横方向での差と、第2プリズ
ム32中での光路長の横方向での差とが異なり等しくな
らない。したがって、第1透過面31aから第4透過面
32bまでの光路長が各波長で横方向で異なってしま
い、画面の左右で波長ごとの視度差が生じて色にじみが
発生し高性能のファインダー光学系を提供できなくなっ
てしまう。
【0051】
【実施例】以下に、本発明による各実施例について説明
する。 (第1実施例)図1(a)〜(d)は、本発明の第1実
施例にかかる実像式ファインダー光学系の概略構成を示
す図である。ここで、図1(a)は縦方向から見た本実
施例の上面図、図1(b)はダハ反射素子20の射出光
線光軸26を含む縦横方向断面を接眼側から厚さ方向に
見た断面図、図1(c)は第1透過面31aと光軸との
交点を含む光軸に垂直な面への第1透過面31aの射影
面積S1を示した射影図、図1(d)は第4透過面32
bと光軸との交点を含む光軸に垂直な面への第4透過面
32bの射影面積S4を示した射影図である。ここで、
図1(a)では、各光線光軸に垂直な各面内で、紙面内
及び紙面に平行な方向が横方向、紙面に垂直な方向が縦
方向となる。また、図1の図(c)及び図(d)では、
紙面内のx方向が横方向、y方向が縦方向となる。これ
は、以降の図2、図3においても同様である。
【0052】本実像式ファインダー光学系は、物体側か
ら順に、実像を形成するための正屈折力の対物レンズ系
10と、前記実像を観察するための正屈折力を有する接
眼レンズ系40とから構成されている。そして、対物レ
ンズ系10は、前記実像式ファインダー光学系の光軸に
沿って物体側より順に、第1レンズ11と、第2レンズ
12と、第3レンズ13と、ダハミラー21と、第4レ
ンズ14とから構成され、視野板15近傍に物体の実像
を形成する。また、接眼レンズ系40は、前記実像式フ
ァインダー光学系の光軸に沿って物体側より順に、視野
板15と、第1プリズム31と、第2プリズム32と、
接眼レンズ41とから構成され、対物レンズ系10によ
り結像した実像を観察する。
【0053】像反転光学系は、ダハミラー21で構成さ
れるダハ反射素子20と、第1プリズム31と第2プリ
ズム32で構成される接眼側プリズム系30とで構成さ
れ、対物レンズ系10の最も物体側の第1レンズ11よ
りも射出瞳側の位置で、かつ接眼レンズ系40の最も射
出瞳側の接眼レンズ41よりも物体側の位置に設けられ
る。
【0054】ダハミラー21はダハ稜線21aが、入射
光線光軸25に垂直な面内及び各反射面で折り曲げられ
た各光線光軸26等に垂直な各面内に射影されたとき、
横方向になるように配し、ダハ稜線21aを介したダハ
面21bと21cによって縦方向の像反転を行う。一
方、横方向の像反転は、第1プリズム31中の第1反射
面31bと第2反射面31cとで行う。
【0055】また、第1プリズム31は、ダハミラー2
1の射出光線光軸26と略垂直に交わる第1透過面31
aと、第1反射面31bと同一面上で第2反射面31c
の射出光線を透過する第2透過面31dを有する。
【0056】第2プリズム32は、第1プリズム31の
第2透過面31dに略平行な第3透過面32aと、第2
プリズム32の射出光線光軸と略垂直に交わる第4透過
面32bを有する。
【0057】かかる構成において、物体からの光束は、
第1、第2、第3レンズ11,12,13を透過し、ダ
ハミラー21に入射し、ダハ面21b,21cで反射さ
れる。そして、第4レンズ14を透過後、視野板15近
傍に一度物体の実像が形成される。続いて、光束は第1
プリズム31の第1透過面31aに入射し、第1反射面
31b、第2反射面31cで反射し、第2透過面31d
から射出する。そして、第2プリズム32の第3透過面
32a,第4透過面32bを透過した後、接眼レンズ4
1を経て正立像が観察される。
【0058】さらに、第1プリズム31と第2プリズム
32の材料は同一である。したがって、第1プリズム3
1の屈折率と分散は、それぞれ第2プリズム32の屈折
率と分散に等しい。
【0059】本実施例における諸元値を表1に掲げる。
表において、θ(単位:度)はダハ反射素子20の入射
光線光軸25とダハ稜線21aとのなす角度、Ψ(単
位:度)はダハ反射素子20の入射光線光軸25と射出
光線光軸26とのなす角度である。また、x1は第1透
過面31aと光軸との交点を含む光軸に垂直な面への第
1透過面31aの射影の横方向寸法、y1は縦方向寸
法、S1は面積である。同様に、x4、y4、S4はそ
れぞれ、第4透過面32bと光軸との交点を含む光軸に
垂直な面への第4透過面32bの射影の横方向寸法、縦
方向寸法、及び面積である。但し、第1透過面31a、
第4透過面32bは共に平面のため、それぞれ射影面積
S1、射影面積S4に面積が一致している。ここで、x
1、y1、x4、y4等の長さの単位は「mm」、S
1、S4の面積の単位は「mm2」であり、他の実施例
についても同様である。
【0060】
【表1】θ=47.5 Ψ=85 x1=9 y1=8 S1=x1×y1=72 x4=9.6 y4=8 S4=x4×y4=76.8 S1/S4=72/76.8=0.9375 以上の構成により本実施例では、像反転光学系を含む実
像式ファインダー光学系全体の大きさが厚さ方向で小さ
く、かつ接眼レンズよりも物体側の大きさが厚さ方向で
小さいことは明らかである。
【0061】(第2実施例)図2(a)〜(d)は、本
発明の第2実施例にかかる実像式ファインダー光学系の
概略構成を示す図である。ここで、図2(a)は縦方向
から見た本実施例の上面図、図2(b)はダハ反射素子
20の射出光線光軸26を含む縦横方向断面を接眼側か
ら厚さ方向に見た断面図、図2(c)は第1透過面31
aと光軸との交点を含む光軸に垂直な面への第1透過面
31aの射影面積S1を示した射影図、図2(d)は第
4透過面32bと光軸との交点を含む光軸に垂直な面へ
の第4透過面32bの射影面積S4を示した射影図であ
る。
【0062】本実施例にかかる実像式ファインダー光学
系は、物体側から順に、実像を形成するための正屈折力
の対物レンズ系10と、前記実像を観察するための正屈
折力を有する接眼レンズ系40とから構成されている。
そして、対物レンズ系10は、前記実像式ファインダー
光学系の光軸に沿って物体側より順に、第1レンズ11
と、第2レンズ12と、第3レンズ13と、ダハプリズ
ム22とから構成され、視野板15近傍に物体の実像を
形成する。また、接眼レンズ系40は、前記実像式ファ
インダー光学系の光軸に沿って物体側より順に、視野板
15と、第1プリズム31と、第2プリズム32と、接
眼レンズ41とから構成され、対物レンズ系10により
結像した実像を観察する。
【0063】像反転光学系は、ダハプリズム22で構成
されるダハ反射素子20、第1プリズム31と第2プリ
ズム32で構成される接眼側プリズム系30とで構成さ
れ、対物レンズ系10の最も物体側の第1レンズ11よ
りも射出瞳側の位置で、かつ接眼レンズ系40の最も射
出瞳側の接眼レンズ41よりも物体側の位置に設けられ
る。
【0064】ダハプリズム22はダハ稜線22aが、入
射光線光軸25に垂直な面内及び各反射面で折り曲げら
れた各光線光軸26等に垂直な各面内に射影されたと
き、横方向になるように配し、ダハ稜線22aを介した
ダハ面22bと22cによって縦方向の像反転を行う。
一方、横方向の像反転は、第1プリズム31中の第1反
射面31bと第2反射面31cとで行う。
【0065】また、第1プリズム31は、ダハプリズム
22の射出光線光軸26と略垂直に交わる第1透過面3
1aと、第1反射面31bと同一面上で第2反射面31
cの射出光線を透過する第2透過面31dを有する。
【0066】第2プリズム32は、第1プリズム31の
第2透過面31dに略平行な第3透過面32aと、第2
プリズム32の射出光線光軸と略垂直に交わる第4透過
面32bを有する。
【0067】かかる構成において、物体からの光束は、
第1、第2、第3レンズ11,12,13を透過し、ダ
ハプリズム22に入射し、ダハ面22b,22cで反射
される。そして、視野板15近傍に一度物体の実像が形
成される。続いて、光束は第1プリズム31の第1透過
面31aに入射し、第1反射面31b、第2反射面31
cで反射して、第2透過面31dから射出する。そし
て、第2プリズム32の第3透過面32a,第4透過面
32bを透過した後、接眼レンズ41を経て正立像が観
察される。
【0068】さらに、第1プリズム31と第2プリズム
32の材料は同一である。したがって、第1プリズム3
1の屈折率と分散は、それぞれ第2プリズム32の屈折
率と分散に等しい。
【0069】本実施例における諸元値を表2に掲げる。
ここで、θ(単位:度)はダハ反射素子20の入射光線
光軸25とダハ稜線22aとのなす角であり、Ψ(単
位:度)はダハ反射素子20の入射光線光軸25と射出
光線光軸26とのなす角である。また、x1、y1、S
1はそれぞれ、第1透過面31aと光軸との交点を含む
光軸に垂直な面への第1透過面31aの射影の横方向寸
法、縦方向寸法、及び面積である。同様に、x4、y
4、S4はそれぞれ、第4透過面32bと光軸との交点
を含む光軸に垂直な面への第4透過面32bの射影の横
方向寸法、縦方向寸法、及び面積である。但し、第4透
過面32bは平面のため、射影面積S4に面積が一致し
ている。
【0070】
【表2】θ=45 Ψ=90 x1=9 y1=9 S1=x1×y1=81 x4=12 y4=9 S4=x4×y4=108 S1/S4=81/108=0.75 以上の構成により本実施例では、像反転光学系を含む実
像式ファインダー光学系全体の大きさが厚さ方向で小さ
く、かつ接眼レンズよりも物体側の大きさが厚さ方向で
小さいことは明らかである。
【0071】(第3実施例)図3(a)〜(d)は、本
発明の第3実施例にかかる実像式ファイダー光学系の概
略構成を示す図である。ここで、図3(a)は縦方向か
ら見た本実施例の上面図、図3(b)はダハ反射素子2
0の射出光線光軸26を含む縦横方向断面を接眼側から
厚さ方向に見た断面図、図3(c)は第1透過面31a
と光軸との交点を含む光軸に垂直な面への第1透過面3
1aの射影面積S1を示した射影図、図3(d)は第4
透過面32bと光軸との交点を含む光軸に垂直な面への
第4透過面32bの射影面積S4を示した射影図であ
る。
【0072】本実施例にかかる実像式ファインダー光学
系は、物体側から順に、実像を形成するための正屈折力
の対物レンズ系10と、前記実像を観察するための正屈
折力を有する接眼レンズ系40とから構成されている。
そして、対物レンズ系10は、前記実像式ファインダー
光学系の光軸に沿って物体側より順に、第1レンズ11
と、第2レンズ12と、第3レンズ13と、ダハプリズ
ム22とから構成され、第1プリズム31の第1透過面
31a近傍に物体の実像を形成する。また、接眼レンズ
系40は、前記実像式ファインダー光学系の光軸に沿っ
て物体側より順に、第1プリズム31と、第2プリズム
32と、接眼レンズ41とから構成され、対物レンズ系
10により結像した実像を観察する。
【0073】像反転光学系は、ダハプリズム22で構成
されるダハ反射素子20、第1プリズム31と第2プリ
ズム32で構成される接眼側プリズム系30とで構成さ
れ、対物レンズ系10の最も物体側の第1レンズ11よ
りも射出瞳側の位置で、かつ接眼レンズ系40の最も射
出瞳側の接眼レンズ41よりも物体側の位置に設けられ
る。
【0074】ダハプリズム22はダハ稜線22aが、入
射光線光軸25に垂直な面内及び各反射面で折り曲げら
れた各光線光軸26等に垂直な各面内に射影されたと
き、横方向になるように配し、ダハ稜線22aを介した
ダハ面22bと22cによって縦方向の像反転を行う。
一方、横方向の像反転は、第1プリズム31中の第1反
射面31bと第2反射面31cとで行う。
【0075】また、ダハプリズム22の入射光線光軸2
5とダハ稜線22aとはねじれの位置の関係にある。
【0076】また、第1プリズム31は、ダハプリズム
22の射出光線光軸26と略垂直に交わる第1透過面3
1aと、第1反射面31bと同一面上で第2反射面31
cの射出光線を透過する第2透過面31dを有する。
【0077】第2プリズム32は、第1プリズム31の
第2透過面31dに略平行な第3透過面32aと、第2
プリズム32の射出光線光軸と略垂直に交わる第4透過
面32bを有する。
【0078】かかる構成において、物体からの光束は、
第1、第2、第3レンズ11,12,13を透過し、ダ
ハプリズム22に入射し、ダハ面22b,22cで反射
される。そして、第1プリズム31の第1透過面31a
近傍に物体の実像が形成される。続いて、光束は第1プ
リズム31の第1透過面31aに入射し、第1反射面3
1b、第2反射面31cで反射して、第2透過面31d
から射出する。そして、第2プリズム32の第3透過面
32a,第4透過面32bを透過した後、接眼レンズ4
1を経て正立像が観察される。
【0079】さらに、第1プリズム31と第2プリズム
32の材料は同一である。したがって、第1プリズム3
1の屈折率と分散は、それぞれ第2プリズム32の屈折
率と分散に等しい。
【0080】本実施例における諸元値を表3に掲げる。
ここで、φ(単位:度)はダハ反射素子20の入射光線
光軸25に垂直な面22dとダハ稜線22aとのなす角
であり、Ψ(単位:度)はダハ反射素子20の入射光線
光軸25と射出光線光軸26とのなす角である。また、
x1、y1、S1はそれぞれ、第1透過面31aと光軸
との交点を含む光軸に垂直な面への第1透過面31aの
射影の横方向寸法、縦方向寸法、及び面積である。同様
に、x4、y4、S4はそれぞれ、第4透過面32bと
光軸との交点を含む光軸に垂直な面への第4透過面32
bの射影の横方向寸法、縦方向寸法、及び面積である。
【0081】
【表3】φ=45 Ψ=90 x1=9 y1=6 S1=x1×y1=54 x4=12 y4=9 S4=x4×y4=108 S1/S4=54/108=0.5 以上の構成により本実施例では、像反転光学系を含む実
像式ファインダー光学系全体の大きさが厚さ方向で小さ
く、かつ接眼レンズよりも物体側の大きさが厚さ方向で
小さいことは明らかである。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる実
像式ファインダー光学系は、像反転光学系を含む実像式
ファインダー光学系全体の大きさが厚さ方向で小さく、
かつ接眼レンズ系よりも物体側の大きさが厚さ方向で小
さい像反転光学系を有している。したがって、高性能な
光学性能を有する小型の実像式ファインダー光学系を実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(d)は第1実施例にかかる実像式フ
ァインダー光学系の概略構成を示す図である。
【図2】(a)〜(d)は第2実施例にかかる実像式フ
ァインダー光学系の概略構成を示す図である。
【図3】(a)〜(d)は第3実施例にかかる実像式フ
ァインダー光学系の概略構成を示す図である。
【符号の説明】
10 対物レンズ系 11 第1レンズ 12 第2レンズ 13 第3レンズ 14 第4レンズ 15 視野板 20 ダハ反射素子 21 ダハミラー 21a ダハ稜線 21b、21c ダハ面 22 ダハプリズム 22a ダハ稜線 22b、22c ダハ面 22d ダハプリズムの入射面 22e ダハプリズムの射出面 25 ダハ反射素子の入射光線光軸 26 ダハ反射素子の射出光線光軸 30 接眼側プリズム系 31 第1プリズム 31a 第1透過面 31b 第1反射面 31c 第2反射面 31d 第2透過面 32 第2プリズム 32a 第3透過面 32b 第4透過面 33 接眼側プリズム系中の有効光束 40 接眼レンズ系 41 接眼レンズ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体側より順に、全体で正屈折力を有する
    対物レンズ系と、前記対物レンズ系により結像した実像
    を観察するための正屈折力を有する接眼レンズ系とを有
    する実像式ファインダー光学系において、 前記実像式ファインダー光学系は、前記対物レンズ系の
    最も物体側のレンズよりも射出瞳側の位置で、かつ前記
    接眼レンズ系の最も射出瞳側のレンズよりも物体側の位
    置に配置され、観察像を正立化するための像反転光学系
    を有し、 前記像反転光学系は、前記実像式ファインダー光学系の
    光軸に沿って物体側より順に、物体側からの入射光線を
    反射させるダハ反射素子と、前記ダハ反射素子の射出光
    線を物体側へ反射させる第1反射面と前記第1反射面の
    射出光線を射出瞳側へ反射させる第2反射面とを有する
    第1プリズムと、前記第1反射面に略平行な第3透過面
    を有する第2プリズムとを有し、 前記第1プリズムは、前記ダハ反射素子の射出光線の光
    軸と略垂直に交わる第1透過面と、前記第1反射面と同
    一面上で前記第2反射面の射出光線を透過する第2透過
    面とを有し、 前記第2プリズムは、前記第2プリズムの射出光線の光
    軸と略垂直に交わる第4透過面を有し、 前記ダハ反射素子への入射光線光軸と前記ダハ反射素子
    のダハ稜線とのなす角をθ(単位:度)、前記第1透過
    面と光軸との交点を含む光軸に垂直な面への前記第1透
    過面の射影面積をS1、前記第4透過面と光軸との交点
    を含む光軸に垂直な面への前記第4透過面の射影面積を
    S4とした時、以下の条件式(1)、(2)を満たす事
    を特徴とする実像式ファインダー光学系。 (1) 45°≦θ<50° (2)S1/S4<1
  2. 【請求項2】物体側より順に、全体で正屈折力を有する
    対物レンズ系と、前記対物レンズ系により結像した実像
    を観察するための正屈折力を有する接眼レンズ系とを有
    する実像式ファインダー光学系において、 前記実像式ファインダー光学系は、前記対物レンズ系の
    最も物体側のレンズよりも射出瞳側の位置で、かつ前記
    接眼レンズ系の最も射出瞳側のレンズよりも物体側の位
    置に、観察像を正立化するための像反転光学系を有し、 前記像反転光学系は、前記実像式ファインダー光学系の
    光軸に沿って物体側より順に、物体側からの入射光線を
    反射させるダハ反射素子と、前記ダハ反射素子の射出光
    線を物体側へ反射させる第1反射面と前記第1反射面の
    射出光線を射出瞳側へ反射させる第2反射面とを有する
    第1プリズムと、前記第1反射面に略平行な第3透過面
    を有する第2プリズムとを有し、 前記ダハ反射素子の入射光線の光軸とダハ稜線はねじれ
    の位置の関係にあり、 前記第1プリズムは、前記ダハ反射素子の射出光線の光
    軸と略垂直に交わる第1透過面と、前記第1反射面と同
    一面上で前記第2反射面の射出光線を透過する第2透過
    面とを有し、 前記第2プリズムは、前記第2プリズムの射出光線の光
    軸と略垂直に交わる第4透過面を有し、 前記ダハ反射素子への入射光線光軸に垂直な面と前記ダ
    ハ反射素子のダハ稜線とのなす角をφ(単位:度)、前
    記第1透過面と光軸との交点を含む光軸に垂直な面への
    前記第1透過面の射影面積をS1、前記第4透過面と光
    軸との交点を含む光軸に垂直な面への前記第4透過面の
    射影面積をS4とした時、以下の条件式(3)、(4)
    を満たす事を特徴とする実像式ファインダー光学系。 (3) 40°<φ≦45° (4) S1/S4<1
  3. 【請求項3】前記第1プリズムの屈折率及び分散と、前
    記第2プリズムの屈折率及び分散とがほぼ等しい事を特
    徴とする請求項1又は2記載の実像式ファインダー光学
    系。
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