JP2001207320A - シールド板及びヘルメット - Google Patents

シールド板及びヘルメット

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JP2001207320A
JP2001207320A JP2000015994A JP2000015994A JP2001207320A JP 2001207320 A JP2001207320 A JP 2001207320A JP 2000015994 A JP2000015994 A JP 2000015994A JP 2000015994 A JP2000015994 A JP 2000015994A JP 2001207320 A JP2001207320 A JP 2001207320A
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transparent conductive
transparent
shield plate
electrodes
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JP2000015994A
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Fujio Yanai
富士雄 谷内
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Shoei Co Ltd
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Shoei Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B3/00Ohmic-resistance heating
    • H05B3/84Heating arrangements specially adapted for transparent or reflecting areas, e.g. for demisting or de-icing windows, mirrors or vehicle windshields
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A42HEADWEAR
    • A42BHATS; HEAD COVERINGS
    • A42B3/00Helmets; Helmet covers ; Other protective head coverings
    • A42B3/04Parts, details or accessories of helmets
    • A42B3/18Face protection devices
    • A42B3/22Visors
    • A42B3/24Visors with means for avoiding fogging or misting
    • A42B3/245Visors with means for avoiding fogging or misting using means for heating, e.g. electric heating of the visor
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B2203/00Aspects relating to Ohmic resistive heating covered by group H05B3/00
    • H05B2203/013Heaters using resistive films or coatings

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  • Helmets And Other Head Coverings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 防曇効果が高く製造コストも低いシールド板
及びこの様なシールド板を備えるヘルメットを提供す
る。 【解決手段】 シールド板24の透明板に設けられてい
る透明導電膜に対する電極33、34が金属箔を有して
おり、金属箔が透明導電膜に電気的に接続されつつ透明
導電膜に沿って延びている。このため、電極33、34
の抵抗が低くくて電極33、34で電位降下が生じにく
い。従って、電極33、34間に印加される電圧が透明
導電膜に有効に印加され、電源電圧が高くなくても透明
板が効果的に加熱されて、防曇効果が高い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の発明は、電気発熱によ
る防曇機能を有するシールド板及びこの様なシールド板
を備えるヘルメットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】オートバイや飛行機やスノーモービル等
の運転者や同乗者が着用するヘルメットには、風や飛来
物等が顔に当たるのを防止するために、バイザとも称さ
れるシールド板が備えられている。ところが、オートバ
イ等の高速走行時にはシールド板が空冷されるので、特
に寒冷地では、着用者の呼気中の水蒸気が冷たいシール
ド板に当たって結露し更には氷結して着用者の視界を妨
げる。そこで、この様な結露や氷結を防止して着用者の
視界を確保するために、電気発熱による防曇機能を有す
るシールド板が考えられている。
【0003】従来のシールド板では、厚さの均一な透明
導電膜が透明板に設けられており、透明導電膜上で延び
る一対の電極が透明板の上端部及び下端部に設けられて
いる。透明導電膜はインジウム錫酸化物(ITO)や金
等の薄膜から成っており、電極はスクリーン印刷で塗布
された導電性塗料等で形成されている。電極の一部には
端子が設けられており、この端子や導線等を介してオー
トバイ等の電源に電極が接続される。透明導電膜に電圧
が印加されて電流が流れると、透明導電膜が発熱して、
透明板が透明導電膜で加熱される(例えば、実公平2−
7843号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、導電性塗料
は絶縁性の高分子樹脂系塗料に銀等の金属粒子や金属繊
維が混入されて形成されており、金属粒子同士や金属繊
維同士を十分には接触させることができないので、導電
性塗料の抵抗を十分には低下させることができない。金
属の混合比を高めれば導電性塗料の抵抗を低下させるこ
とができるが、透明導電膜に導電性塗料を塗布すること
が困難になり、透明導電膜に対する導電性塗料の付着力
も低下して、実用的ではなくなる。
【0005】このため、従来のシールド板では、電極の
抵抗が高く、電極に対する端子と電極の端部とが離隔し
ていると電極内で電位降下が生じて、一対の電極間に印
加される電圧が透明板の透明導電膜に有効には印加され
なかった。そして、オートバイの電源の電圧が12Vと
低いが、透明導電膜に印加される電圧は更に低く、透明
板が透明導電膜で効果的には加熱されなくて、従来のシ
ールド板の防曇効果は必ずしも有効ではなかった。電源
から得られた電圧を昇圧することも可能ではあるが、使
用形態からして感電事故の危険性が高いので、好ましく
ない。
【0006】また、従来のシールド板では導電性塗料が
スクリーン印刷で塗布されることによって電極が形成さ
れているが、スクリーン印刷では1回で25μm程度の
厚さまでしか塗布することができないので、電極の抵抗
を低下させるために厚い電極を形成するためには多数回
の塗布が必要である。また、スクリーン印刷は、平面に
は容易に塗布することができるが、曲面には容易には塗
布することができない。これらのために、従来のシール
ド板では、透明板の透明導電膜に電極を容易には設ける
ことができなくて、製造コストが高かった。
【0007】更に、透明導電膜の発熱量は、透明導電膜
に印加される電圧が等しければ、透明導電膜の抵抗に反
比例する。一方、着用者の視界を確保するために透明板
の幅は一般に左右方向の両端部よりも中央部で広いの
で、透明板の上端部及び下端部に設けられている一対の
電極同士の間隔も両端部よりも中央部で広い。そして、
透明導電膜の厚さが均一であるので、透明導電膜の抵抗
は両端部よりも中央部で高く、透明導電膜の発熱量は両
端部よりも中央部で少ない。
【0008】ところが、オートバイの走行等によってシ
ールド板の左右方向の中央部は強く空冷されるが左右方
向の両端部は中央部に比べると空冷される程度が弱く、
着用者の呼気も透明板の左右方向の中央部に主に当た
る。この結果、着用者の呼気中の水蒸気がシールド板で
結露したり氷結したりし易く、このことによっても、従
来のシールド板の防曇効果は必ずしも有効ではなかっ
た。
【0009】従って、本願の発明は、防曇効果が有効で
あるシールド板及びこの様なシールド板を備えるヘルメ
ットを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るシールド
板では、透明板に設けられている透明導電膜に対する一
対の電極が金属箔を有しており、金属箔は金属のみの均
質な連続相であるので抵抗が低い。しかも、金属箔が透
明導電膜に電気的に接続されつつ透明導電膜に沿って延
びている。これらのために、電極に対する端子と電極の
端部とが離隔していても、電極の抵抗が低くくて電極内
で電位降下が殆ど生じない。この結果、一対の電極間に
印加される電圧が透明板の透明導電膜に有効に印加さ
れ、また、電極に対する端子が電極の中央部に位置して
いる必要がない。
【0011】請求項2に係るシールド板では、導電性粘
着剤層を介して金属箔が透明導電膜に貼付されている。
このため、透明板の透明導電膜が3次元曲面であっても
この透明導電膜に電極を容易に設けることができる。ま
た、透明板や透明導電膜と金属箔との熱膨張の差が導電
性粘着剤層で緩和されて、透明導電膜から電極が剥離し
にくい。
【0012】請求項3に係るシールド板では、透明板の
左右方向の両端部における透明導電膜の厚さに対する中
央部における厚さの比率が1.1以上である。このた
め、両端部における一対の電極同士の間隔に対する中央
部における間隔の比率が1.1程度であれば、中央部に
おける透明導電膜の抵抗が両端部における抵抗と同等程
度以下であり、中央部における透明導電膜で両端部と同
等程度以上に発熱する。また、上述の間隔の比率が1.
1超であっても、中央部における透明導電膜での発熱量
が確保される。しかし、上述の厚さの比率が1.1未満
では、中央部における透明導電膜での発熱量が確保され
ない。
【0013】請求項4に係るシールド板では、透明板の
左右方向の両端部における透明導電膜の厚さに対する中
央部における厚さの比率が、両端部における一対の電極
同士の間隔に対する中央部における間隔の比率以上であ
る。このため、着用者の視界を確保するために透明板の
幅が両端部よりも中央部で広くても、中央部における透
明導電膜の抵抗が両端部における抵抗以下である。この
結果、電極内で電位降下が殆ど生じなくて、一対の電極
間の電圧が中央部と両端部とで略等しくても、中央部に
おける透明導電膜で両端部と同等以上に発熱する。
【0014】請求項5に係るシールド板では、一対の透
明板同士の間に空間が形成されており、内側の透明板に
透明導電膜が設けられている。このため、内側の透明板
が透明導電膜で加熱され、この内側の透明板に対して一
対の透明板同士の間の空間が断熱層になる。
【0015】請求項6に係るシールド板では、金属箔の
厚さが10μm以上であるので電極の抵抗が低いが金属
箔の厚さが100μm以下であるので電極の柔軟性が高
く、3次元曲面を有する透明導電膜にも電極を容易に設
けることができる。
【0016】請求項7に係るシールド板では、金属箔が
銅箔であり、銅は低抵抗である。このため、電極に対す
る端子と電極の端部とが離隔していても、電極の抵抗が
低くくて電極内で電位降下が生じにくく、一対の電極間
に印加される電圧が透明板の透明導電膜に有効に印加さ
れる。
【0017】請求項8に係るシールド板では、導電性粘
着剤層の厚さが10μm以上であるので、透明導電膜に
金属箔が確実に貼付されて、透明導電膜から電極が剥離
しにくい。また、導電性粘着剤層の厚さが50μm以下
であるので、透明導電膜と金属箔との間で熱が伝えられ
易く、金属箔を介して透明導電膜の領域間で熱が伝えら
れ易い。このため、導電性粘着剤層内の組成の不均一な
部分のために透明導電膜に電流が不均一に流れても、透
明導電膜及び導電性粘着剤層の局部的な加熱が防止され
て、透明導電膜や導電性粘着剤層が劣化しにくい。
【0018】請求項9に係るヘルメットでは、シールド
板に設けられている透明導電膜に対する一対の電極が金
属箔を有しており、金属箔は金属のみの均質な連続相で
あるので抵抗が低い。しかも、金属箔が透明導電膜に電
気的に接続されつつ透明導電膜に沿って延びている。こ
れらのために、電極に対する端子と電極の端部とが離隔
していても、電極の抵抗が低くくて電極内で電位降下が
殆ど生じない。この結果、一対の電極間に印加される電
圧がシールド板の透明導電膜に有効に印加され、また、
電極に対する端子が電極の中央部に位置している必要が
ない。
【0019】請求項10に係るヘルメットでは、着用者
の鼻及び口を覆うことによって、シールド板の内面に臨
む空間とは隔絶された状態で外界に通じる空間を形成す
るマスクが備えられているので、着用者の呼気が外界へ
放出されてシールド板には当たらない。
【0020】請求項11に係るヘルメットでは、着用者
の鼻に対向して着用者の呼気を外界へ案内する呼気案内
板が備えられているので、着用者の呼気が外界へ放出さ
れ易くてシールド板には当たりにくい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、シールド板が取り付けられ
ているヘルメットに適用した本願の発明の第一〜第四実
施形態を、図1〜8を参照しながら説明する。図1〜3
が第一実施形態を示している。この第一実施形態のヘル
メット11の本体12は、硬質合成樹脂製のシェル13
(図7、8)と、このシェル13の内面に嵌装されてい
る発泡スチロール製の緩衝ライナ14(図7、8)とで
構成されている。
【0022】本体12のうちで着用者15(図7、8)
の前頭部及び口に対応する部分には夫々空気の上部取入
口16及び下部取入口17が設けられており、本体12
のうちで着用者15の後頭部に対応する部分には空気の
排出口(図示せず)が設けられている。本体12の前面
には、着用者15が外界を見るための開口21(図7、
8)が設けられており、シールドフレーム22が左右一
対の支軸23によって取り付けられている。
【0023】シールドフレーム22にはシールド板24
が嵌合されており、シールド板24が開口21を覆う位
置と開放する位置との間でシールドフレーム22が支軸
23を中心にして回転可能である(図7、8)。シール
ドフレーム22は不透明でありシールド板24を補強し
ている。シールド板24はポリカーボネート樹脂製であ
る外側及び内側の一対の透明板25、26を具備してお
り、透明板25、26の周辺部同士の間に介在されてい
るスペーサ27によって透明板25、26同士の間に空
間31が形成されている。
【0024】内側の透明板26のうちで空間31に臨む
面の略全体に透明導電膜32が設けられており、透明板
26の上端部及び下端部における透明導電膜32上に一
対の電極33、34が設けられている。透明導電膜32
は、ITOの薄膜から成っており、インジウム及び錫を
ターゲットにすると共に酸素ガスを反応性ガスとする反
応性スパッタリングや、インジウム及び錫を蒸発源にす
ると共に酸素ガスを活性雰囲気とするイオンプレーティ
ング等によって透明板26上に設けられている。
【0025】透明導電膜32の厚さは透明板26の左右
方向の両端部から中央部へ向かって厚くなっており、両
端部における透明導電膜32の厚さに対する中央部にお
ける透明導電膜32の厚さの比率が、両端部における電
極33、34同士の間隔に対する中央部における電極3
3、34同士の間隔の比率以上である。このため、着用
者15の視界を確保するために透明板26の幅が両端部
よりも中央部で広くても、中央部における透明導電膜3
2の抵抗が両端部における透明導電膜32の抵抗以下で
ある。
【0026】この様に分布している厚さを有する透明導
電膜32を形成するためには、反応性スパッタリングで
は、プラズマ状態を透明板26の両端部よりも中央部に
集中させたり、透明板26とターゲットとの距離を両端
部よりも中央部で接近させたりする。また、イオンプレ
ーティングでは、金属の蒸発量を透明板26の両端部よ
りも中央部で多くしたり、透明板26に印加する電圧を
両端部よりも中央部で高くしたりする。
【0027】電極33、34の材料は、厚さ40μmの
圧延銅箔と厚さ30μmのアクリル系等の導電性粘着剤
層と厚さ120μmの剥離紙とが積層されているテープ
状体である。電極33、34は、このテープ状体から図
3に示されている形状に切り抜かれ且つ剥離紙を剥離さ
れたものであり、剥離紙の剥離で露出した導電性粘着剤
層によって透明導電膜32に貼付されている。このた
め、電極33、34の銅箔は導電性粘着剤層を介して透
明導電膜32に電気的に接続されつつ透明導電膜32に
沿って延びている。
【0028】電極33、34が貼付されている面は3次
元曲面であるが、銅箔の厚さが40μmと薄いので電極
33、34の柔軟性が高く、3次元曲面にも電極33、
34を容易に貼付することができる。電極33、34で
は銅箔の代わりに他の種類の金属箔が用いられていても
よいが、電極33、34の柔軟性を確保するためには、
金属箔の厚さが100μm以下であることが好ましい。
しかし、金属箔の厚さが薄過ぎると電極33、34の抵
抗が高くなるので、金属箔の厚さは10μm以上である
ことが好ましい。
【0029】また、透明導電膜32に電極33、34を
確実に貼付して透明導電膜32から電極33、34を剥
離しにくくするためには、導電性粘着剤層の厚さが10
μm以上であることが望ましい。しかし、導電性粘着剤
層内の組成の不均一な部分のために透明導電膜32に電
流が不均一に流れても、透明導電膜32及び導電性粘着
剤層の局部的な加熱を防止して、透明導電膜32や導電
性粘着剤層を劣化しにくくするためには、透明導電膜3
2と銅箔との間で熱を伝えられ易くして、銅箔を介して
透明導電膜32の領域間で熱を伝えられ易くする必要が
あり、そのためには、導電性粘着剤層の厚さが50μm
以下であることが好ましい。
【0030】電極33、34の各々の中央部で端子3
5、36が透明板26、透明導電膜32、電極33、3
4及び導線37、38の一端部を貫通して固定されてお
り、導線37、38が電極33、34に接続されてい
る。シールドフレーム22の左端部の外面には差込ソケ
ット41が接着されており、差込ソケット41に導線3
7、38の他端部が接続されている。
【0031】差込ソケット41にはプラグ42の同軸状
のピン(図示せず)が差し込まれ、プラグ42には電源
コード43が接続されている。以上の様なヘルメット1
1のシールド板24において電気発熱による防曇機能を
実行させるためには、プラグ42のピンを差込ソケット
41に差し込み、プラグ42の電源コード43をオート
バイ等の電源に接続する。
【0032】この結果、電源の電圧が導線37、38、
端子35、36及び電極33、34等を介して透明導電
膜32に印加されて透明導電膜32に電流が流れ、透明
導電膜32が発熱して、透明板26が透明導電膜32で
加熱される。このため、オートバイの走行等によってシ
ールド板24が空冷されている状態で着用者15の呼気
中の水蒸気が透明板26に当たっても、この透明板26
では結露や氷結が生じない。
【0033】なお、オートバイの走行等によってシール
ド板24の左右方向の中央部は強く空冷されるが左右方
向の両端部は中央部に比べると空冷される程度が弱く、
着用者15の呼気も透明板26の左右方向の中央部に主
に当たる。しかし、上述の様に中央部における透明導電
膜32の抵抗が両端部における透明導電膜32の抵抗以
下であるので、中央部における透明導電膜32が両端部
における透明導電膜32と同等以上に発熱する。また、
図1、3に示されている様に、透明導電膜32に電圧を
印加して電流を流すための電極33、34が透明板26
の左右方向の両端部まで延ばされていなくても、支障は
ない。
【0034】図4〜6が第二実施形態を示している。こ
の第二実施形態のヘルメット11では、シールドフレー
ム22が具備されておらず、シールド板24が支軸23
によって本体12に直接に取り付けられている。シール
ド板24は一枚の透明板25しか具備しておらず、透明
板25の内側の面の略全体に透明導電膜32が設けられ
ている。
【0035】また、シールド板24の左端部の外面に差
込ソケット41が接着されている。以上の点を除いて、
この第二実施形態のヘルメット11も図1〜3に示した
第一実施形態のヘルメット11と実質的に同様の構成を
有している。なお、図4には上部取入口16及び下部取
入口17が示されていないが、この第二実施形態のヘル
メット11にもこれらの上部取入口16及び下部取入口
17が設けられていてもよい。
【0036】図7が第三実施形態を示している。この第
三実施形態のヘルメット11では、本体12の内面のう
ちで着用者15の口及び顎に対応する部分にウレタンフ
ォーム製のクッション45が接着されており、面ファス
ナ等の装着具46によってマスク47がクッション45
に着脱可能に装着されている。マスク47は、ゴム等の
弾性材から成っており、着用者15の鼻及び口を覆った
状態で着用者15に柔らかく密着する。また、マスク4
7の下端部には開口51が設けられている。
【0037】以上の点を除いて、この第三実施形態のヘ
ルメット11も図1〜3に示した第一実施形態のヘルメ
ット11と実質的に同様の構成を有している。この第三
実施形態のヘルメット11では、シールド板24の内面
に臨む空間52とは隔絶された状態で開口51を介して
外界に通じる空間53をマスク47が形成するので、着
用者15の呼気は開口51を介して外界へ放出されてシ
ールド板24には当たらない。
【0038】図8が第四実施形態を示している。この第
四実施形態のヘルメット11では、軟質合成樹脂製の呼
気案内板54及び顎カバー55が本体12の内側に着脱
可能に装着されている。呼気案内板54は着用者15の
鼻に対向し、顎カバー55は着用者15の顎に対向する
と共に着用者15の顎との間に隙間56を形成する。以
上の点を除いて、この第四実施形態のヘルメット11も
図1〜3に示した第一実施形態のヘルメット11と実質
的に同様の構成を有している。
【0039】この第四実施形態のヘルメット11では、
着用者15の鼻から出された呼気は呼気案内板54に当
たってシールド板24には当たりにくく、着用者15の
口から出された呼気も呼気案内板54に阻害されてシー
ルド板24には当たりにくい。これらの呼気は隙間56
を介して外界へ放出される。また、オートバイ等の走行
中にも、顎カバー55のために外界の空気がヘルメット
11内に巻き込まれにくいので、ヘルメット11内に巻
き込まれた空気と共に着用者15の呼気がシールド板2
4に当たることが抑制される。
【0040】なお、以上の第一〜第四実施形態では、端
子35、36が電極33、34の各々の中央部に位置し
ているが、電極33、34の抵抗が低くて電極33、3
4内で電位降下が殆ど生じないので、端子35、36が
電極33、34の各々の中央部に位置している必要はな
い。例えば、電極33、34のうちで差込ソケット41
に近い左端部に端子35、36が設けられていてもよ
く、その場合は導線37、38が短くてよい。
【0041】また、透明板26の左右方向の両端部にお
ける透明導電膜32の厚さに対する中央部における透明
導電膜32の厚さの比率が、両端部における電極33、
34同士の間隔に対する中央部における電極33、34
同士の間隔の比率以上であるが、電極33、34同士の
間隔に拘らず透明導電膜32の上述の厚さの比率が1.
1以上であっても、この比率が1.1未満の場合に比べ
れば、中央部における透明導電膜32での発熱量が確保
される。更に、透明導電膜32がITOの薄膜から成っ
ているが、透明導電膜32が金等の薄膜から成っていて
もよい。
【0042】また、透明板25または透明板26の一方
の面のみに透明導電膜32が設けられているが、透明板
25または透明板26の両面や透明板25、26の全面
に透明導電膜32が設けられていてもよい。また、以上
の第一〜第四実施形態はシールド板が取り付けられてい
るヘルメットに本願の発明を適用したものであるが、シ
ールド板が取り付けられていないヘルメットにバンド等
で着脱可能に装着されるシールド板にも本願の発明を適
用することができる。
【0043】
【発明の効果】請求項1に係るシールド板では、一対の
電極間に印加される電圧が透明板の透明導電膜に有効に
印加されるので、電源電圧が高くなくても透明板が効果
的に加熱されて、防曇効果が有効である。また、電極に
対する端子が電極の中央部に位置している必要がないの
で、設計上の自由度が高い。
【0044】請求項2に係るシールド板では、透明板の
透明導電膜が3次元曲面であってもこの透明導電膜に電
極を容易に設けることができるので、製造コストが低
い。また、透明導電膜から電極が剥離しにくいので、信
頼性が高い。
【0045】請求項3に係るシールド板では、透明板の
左右方向の中央部における透明導電膜での発熱量が確保
されるので、使用時に透明板の中央部が両端部よりも強
く空冷され且つ着用者の呼気が中央部に当たるにも拘ら
ず、防曇効果が有効である。
【0046】請求項4に係るシールド板では、透明板の
左右方向の中央部における透明導電膜で両端部と同等以
上に発熱するので、使用時に透明板の中央部が両端部よ
りも強く空冷され且つ着用者の呼気が中央部に当たるに
も拘らず、防曇効果が有効である。
【0047】請求項5に係るシールド板では、内側の透
明板が透明導電膜で加熱され、この内側の透明板に対し
て一対の透明板同士の間の空間が断熱層になるので、電
源電圧が高くなくても内側の透明板が効果的に加熱され
て、防曇効果が有効である。
【0048】請求項6に係るシールド板では、電極の抵
抗が低いが柔軟性が高く、3次元曲面を有する透明導電
膜にも電極を容易に設けることができるので、製造コス
トが低い。
【0049】請求項7に係るシールド板では、一対の電
極間に印加される電圧が透明板の透明導電膜に有効に印
加されるので、電源電圧が高くなくても透明板が更に効
果的に加熱されて、防曇効果が更に有効である。
【0050】請求項8に係るシールド板では、透明導電
膜から電極が剥離しにくく、しかも、透明導電膜や導電
性粘着剤層が劣化しにくいので、信頼性が高く寿命も長
い。
【0051】請求項9に係るヘルメットでは、一対の電
極間に印加される電圧がシールド板の透明導電膜に有効
に印加されるので、電源電圧が高くなくてもシールド板
が効果的に加熱されて、シールド板の防曇効果が有効で
ある。また、電極に対する端子が電極の中央部に位置し
ている必要がないので、シールド板の設計上の自由度が
高い。
【0052】請求項10に係るヘルメットでは、着用者
の呼気が外界へ放出されてシールド板には当たらないの
で、電源電圧が高くなくてもシールド板が効果的に加熱
されることと相まって、シールド板の防曇効果が更に有
効である。
【0053】請求項11に係るヘルメットでは、着用者
の呼気が外界へ放出され易くてシールド板には当たりに
くいので、電源電圧が高くなくてもシールド板が効果的
に加熱されることと相まって、シールド板の防曇効果が
更に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の発明の第一実施形態のヘルメットの斜視
図である。
【図2】図1のII−II線に沿う位置における断面図
である。
【図3】第一実施形態におけるシールド板の内側の透明
板が平坦化された状態の正面図である。
【図4】本願の発明の第二実施形態のヘルメットの斜視
図である。
【図5】図4のV−V線に沿う位置における断面図であ
る。
【図6】第二実施形態におけるシールド板が平坦化され
た状態の正面図である。
【図7】本願の発明の第三実施形態のヘルメットの断面
図である。
【図8】本願の発明の第四実施形態のヘルメットの断面
図である。
【符号の説明】
11…ヘルメット、24…シールド板、25、26…透
明板、31…空間、32…透明導電膜、33、34…電
極、47…マスク、52、53…空間、54…呼気案内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一枚の透明板と、この透明板
    の少なくとも一つの面に設けられている透明導電膜と、
    この透明導電膜に電気的に接続されつつこの透明導電膜
    に沿って延びている金属箔を有する一対の電極とを具備
    するシールド板。
  2. 【請求項2】 導電性粘着剤層を介して前記金属箔が前
    記透明導電膜に貼付されている請求項1記載のシールド
    板。
  3. 【請求項3】 前記一対の電極が前記透明板の上端部及
    び下端部における前記透明導電膜上に設けられており、
    前記透明導電膜の厚さが前記透明板の左右方向の両端部
    から中央部へ向かって厚くなっており、前記両端部にお
    ける前記厚さに対する前記中央部における前記厚さの比
    率が1.1以上である請求項1記載のシールド板。
  4. 【請求項4】 前記一対の電極が前記透明板の上端部及
    び下端部における前記透明導電膜上に設けられており、
    前記透明導電膜の厚さが前記透明板の左右方向の両端部
    から中央部へ向かって厚くなっており、前記両端部にお
    ける前記厚さに対する前記中央部における前記厚さの比
    率が、前記両端部における前記一対の電極同士の間隔に
    対する前記中央部における前記間隔の比率以上である請
    求項1記載のシールド板。
  5. 【請求項5】 外側及び内側の一対の前記透明板同士の
    間に空間が形成されており、前記内側の透明板に前記透
    明導電膜が設けられている請求項1記載のシールド板。
  6. 【請求項6】 前記金属箔の厚さが10〜100μmで
    ある請求項1記載のシールド板。
  7. 【請求項7】 前記金属箔が銅箔である請求項1記載の
    シールド板。
  8. 【請求項8】 前記導電性粘着剤層の厚さが10〜50
    μmである請求項2記載のシールド板。
  9. 【請求項9】 請求項1記載のシールド板が取り付けら
    れているヘルメット。
  10. 【請求項10】 着用者の鼻及び口を覆うことによっ
    て、前記シールド板の内面に臨む空間とは隔絶された状
    態で外界に通じる空間を形成するマスクを備える請求項
    9記載のヘルメット。
  11. 【請求項11】 着用者の鼻に対向して前記着用者の呼
    気を外界へ案内する呼気案内板を備える請求項9記載の
    ヘルメット。
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