JP2001206654A - エレベータのローカル機器ネットワークおよびこれの送信制御方法 - Google Patents

エレベータのローカル機器ネットワークおよびこれの送信制御方法

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JP2001206654A
JP2001206654A JP2000020387A JP2000020387A JP2001206654A JP 2001206654 A JP2001206654 A JP 2001206654A JP 2000020387 A JP2000020387 A JP 2000020387A JP 2000020387 A JP2000020387 A JP 2000020387A JP 2001206654 A JP2001206654 A JP 2001206654A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全てのローカル機器が一定の時間内に必ずデ
ータの送信を行うことができる、リアルタイム性を保証
することができるエレベータのローカル機器ネットワー
クおよびこれの送信制御方法を提供する。 【解決手段】 少なくとも2つのローカル機器が同時に
送信を開始した場合に優先順位の低い方が送信を中止す
るプロトコルを備えたエレベータのローカル機器ネット
ワークにおいて、各ローカル機器が、送信する各データ
に自らの優先順位を付加してデータ送信を行う送信手段
を有し、この送信手段が、送信回数に応じて自らの優先
順位を下げる優先順位変更手段と、自らの優先順位が最
下位の優先順位になった時に優先順位初期化指令を各ロ
ーカル機器に送信する優先順位初期化指令送信手段と、
自らの優先順位が最下位の優先順位になった時および他
のローカル機器から優先順位初期化指令を受けた時に自
らの優先順位を初期化する優先順位初期化手段と、を備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はエレベータシステ
ムあるいはエレベータ群管理システム等においてネット
ワークに複数接続されているローカル機器のネットワー
ク、特にその情報の送信に係わるエレベータのローカル
機器ネットワークおよびこれの送信制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のネットワークとして、例
えば三菱電機技報Vol.64、No.10、P801
〜806に示されるエレベータのローカル機器ネットワ
ークに関して説明する。図9は従来の乗場機器をローカ
ル機器とするエレベータのローカル機器ネットワークに
関する構成図、図10はUPボタンおよびDOWNボタ
ンのアドレス図、図11は伝送ダイアグラム、図12は
従来のエレベータ群管理システムの構成図である。
【0003】各図中、16、16a〜16dはエレベー
タの各号機をそれぞれコントロールする各台コントロー
ラ、17は群管理コントローラ、21、21a〜21d
は乗場系列伝送マイコン、22a〜22dおよび24a
〜24dは例えばUPボタン26a〜26dとDOWN
ボタン27a〜27dとかご位置インジケータ(「7」
で7階にいることを示している部分)とを備えた乗場機
器、23と25はネットワークケーブル、28a〜28
dは群管理ネットワークケーブルである(以下a,b・
・・・の添字を省略して説明する場合あり)。
【0004】従来のエレベータのローカル機器ネットワ
ークのシステム構成を説明する。図9において、各乗場
系列伝送マイコン21と乗場機器22はネットワークケ
ーブル23を介して調歩同期方式の全二重の伝送で接続
されている。乗場機器22内のUPボタン26およびD
OWNボタン27には乗場機器22の設置された階床に
応じて図10に示されるゾーン・ブロック(block)・ビ
ット(bit)のアドレスを割り付ける。
【0005】従来のエレベータのローカル機器ネットワ
ークの動作を説明する。従来のネットワークでは、予め
定められた伝送周期の間にデータの伝送を行う。図11
に示すように、乗場系列伝送マイコン21は無信号区間
31の後、スタートコマンド32a、ゾーンポーリング
32b、ブロックポーリング32cの順に送信を行う。
各乗場機器22は無信号区間31の検出をした後、スタ
ートコマンド32aを受信すると例えばキースイッチデ
ータ33a、ゾーンポーリング32bを受信すると指示
されたゾーンにアドレスを割り振られたUPボタンもし
くはDOWNボタンの情報(ゾーンボタン信号33b)を
ゾーンデータ配列29の形式で返信すなわち送信する。
【0006】このとき例えばゾーン0、ブロック(bloc
k)1のタイミングではゾーン0、ブロック1、ビット0
〜ビット7すなわち9階から16階までのUPボタンの
ボタン情報が同時に送信される。同時に送信された情報
はネットワークケーブル23上でワイヤードORされ
る。つまり9階から16階のUPボタンのどれか1つ以
上が押された場合、データ配列29のゾーン0、ブロッ
ク1のタイミングの情報は1となる。
【0007】これにより乗場系列伝送マイコン21はゾ
ーン0、ブロック1のボタンの内のどれか1つ以上が押
されていることがわかり、乗場系列伝送マイコン21が
ブロックポーリング32cでは、ゾーン0、ブロック1
のボタンデータを要求する。乗場機器22はブロックポ
ーリング32cを受信すると、指示されたゾーンとブロ
ックにアドレスを割り振られたUPボタンもしくはDO
WNボタンの情報をデータ配列30の形式で返信する。
これにより乗場系列伝送マイコン21はどの階のどのボ
タンが押されたかがわかる。
【0008】一方、従来のエレベータ群管理システムの
構成を説明する。図12はエレベータが4台の例であ
る。各台コントローラ16は群管理ネットワークケーブ
ル28を介して群管理コントローラ17に接続される。
各階に乗場機器は2台設置され、ネットワークケーブル
23を介して各台コントローラ16aと接続するものを
乗場機器22、ネットワークケーブル25を介して各台
コントローラ16cと接続するものを乗場機器24とす
る。しなわち、乗場機器22aと24aは1F、乗場機
器22bと24bは2F、乗場機器22cと24cは3
F、乗場機器22dと24dは4Fに設置されている。
【0009】次に動作を説明すると、例えば、1Fに設
置された乗場機器22aのUPボタン26が押される
と、乗場機器22aは乗場系列伝送マイコン21aにU
Pボタンが押されたことを伝達する。乗場系列伝送マイ
コン21aは群管理ネットワークケーブル28aを介し
て群管理コントローラ10に1FのUPボタン26aが
押されたことを伝達する。
【0010】群管理コントローラ17は割当て号機を決
定すると同時に、1Fの乗場機器22aのUPボタン2
6aおよび乗場機器24aのUPボタン26aの応答ラ
ンプ点灯指示を群管理ネットワークケーブル28aと2
8cを介して乗場系列伝送マイコン21aと21cに送
信する。乗場系列伝送マイコン21aはネットワークケ
ーブル23を介して乗場機器22aに1FのUPボタン
26aの応答ランプ点灯指示を送信する。乗場系列伝送
マイコン21cはネットワークケーブル25を介して乗
場機器24aに1FのUPボタン26aの応答ランプ点
灯指示を送信する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のエレベータのロ
ーカル機器ネットワークは上記のとおり構成されている
ため、最大設置階床数128と制約がある。すなわち図
10に示すように全ての被制御機器に対してアドレスを
割り当ててポーリングを行うため、被制御機器の数が増
える程、ポーリングに時間が掛かるため、制御の応答の
リアルタイム性を考慮すると、例えば現実的な設置階床
数の限界は例えば128が限度となる。また1周期内の
データは全て割り当てられているため、新たな情報を送
信する乗場機器を設置することができない。
【0012】このような課題を解決するために、エレベ
ータの乗場機器用ネットワークにCSMA/CA方式の
プロトコルを採用することが考えられている。CSMA
/CA方式とは、複数のローカル機器が同時に送信を行
おうとした場合、ローカル機器が固定の優先順位を持っ
ており、優先順位の下位の機器が送信を中止し回線を譲
ることによりデータ送信の衝突を回避するものである。
しかしながら単にCSMA/CA方式を採用するだけで
はリアルタイム性を保証できない。
【0013】すなわち、複数のローカル機器が同時に送
信を行おうとした場合、送信を中止し回線を譲ったロー
カル機器が再度送信しようとした時、別のローカル機器
が送信を行うために該ローカル機器は再度送信を中断す
る可能性がある。すなわち特定のローカル機器がいつま
でも送信できない可能性がある。エレベータ乗場機器用
ネットワークの場合、乗場機器の情報は一定の時間内に
各台コントローラや群管理コントローラに伝送する必要
がある。従って何らかの方法でリアルタイム性を保証す
る必要があるという問題があった。
【0014】一方、CSMA/CA方式ではデータに送
信元情報および送信先情報を付加してパケットとして送
信する。従ってデータ伝送のために付加される制御デー
タが多いために物理線の転送レートに対してデータ転送
レートは低くなる。そのため送信するデータ量を押さえ
る必要がでてくる。この点に関し、従来のエレベータ群
管理システムでは例えば1FのUPボタンの応答ランプ
を全て点灯させるためには、制御系が縦割りの構造にな
っているためにその点灯指示を乗場機器22a、24a
が接続されているネットワークケーブル23および25
に二重に送信する必要があり、エレベータ群管理システ
ム全体での伝送データ量を増加させているという問題が
あった。
【0015】この発明は、上記の問題を解消するために
なされたもので、CSMA/CA方式の中から複数ノー
ドが同時に送信を開始した場合に優先順位の低い方が送
信を中止するプロトコルを備えているプロトコルを採用
し、さらに各ローカル機器が送信回数に応じて送信の優
先順位を自ら下げる機能を備えることで、複数のローカ
ル機器が同時に送信を行おうとして送信を譲ることがあ
っても、全てのローカル機器においてあるローカル機器
が1度も送信できていないでいる状態で他のローカル機
器が2回目の送信を行うことを防げる、すなわち全ての
ローカル機器が一定の時間内に必ずデータの送信を行う
ことができる、リアルタイム性を保証することができる
エレベータのローカル機器ネットワークおよびこれの送
信制御方法を提供することを目的とする。
【0016】またこの発明は、同一階に設置されたロー
カル機器を同じネットワークケーブルに接続すること
で、ネットワークトータルでの伝送データ量を減らすこ
とができるエレベータのローカル機器ネットワークを提
供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的に鑑み、この
発明は、複数のローカル機器がネットワークに接続さ
れ、少なくとも2つのローカル機器が同時に送信を開始
した場合に優先順位の低い方が送信を中止するプロトコ
ルを備えたエレベータのローカル機器ネットワークにお
いて、各ローカル機器が、送信する各データに自らの優
先順位を付加してデータ送信を行う送信手段を有し、こ
の送信手段が、送信回数に応じて自らの優先順位を下げ
る優先順位変更手段と、自らの優先順位が最下位の優先
順位になった時に優先順位初期化指令を各ローカル機器
に送信する優先順位初期化指令送信手段と、優先順位初
期化指令送信完了時および他のローカル機器から優先順
位初期化指令を受けた時に自らの優先順位を初期化する
優先順位初期化手段と、を備えたことを特徴とするエレ
ベータのローカル機器ネットワークにある。
【0018】またこの発明は、緊急性の高い情報を持つ
ローカル機器程、優先順位降下手段における優先順位を
下げる量を大きくしたことを特徴とする請求項1に記載
のエレベータのローカル機器ネットワークにある。
【0019】またこの発明は、複数種の情報を送信する
ローカル機器において、データ種別に優先順位が設定さ
れ、送信時に優先順位の高い方を選択する送信データ選
択手段と、選択されたデータに割り振られた優先順位を
ローカル機器の優先順位として設定する優先順位設定手
段と、をさらに備えたことを特徴とする請求項1または
2に記載のエレベータのローカル機器ネットワークにあ
る。
【0020】またこの発明は、ローカル機器が各台コン
トローラにネットワークケーブルを介して接続された各
階に設置されている乗場機器からなることを特徴とする
請求項1ないし3のいずれかに記載のエレベータのロー
カル機器ネットワークにある。
【0021】またこの発明は、同一階床に設置されたロ
ーカル機器を同一ネットワークケーブルで接続して1つ
のグループとして同一信号で制御したことを特徴とする
請求項1ないし4のいずれかに記載のエレベータのロー
カル機器ネットワークにある。
【0022】またこの発明は、複数のローカル機器がネ
ットワークに接続され、少なくとも2つのローカル機器
が同時に送信を開始した場合に優先順位の低い方が送信
を中止するプロトコルを備えたエレベータのローカル機
器ネットワークにおける送信制御方法であって、各ロー
カル機器が、送信する各データに自らの優先順位を付加
してデータ送信を行い、送信回数に応じて自らの優先順
位を下げる工程と、自らの優先順位が最下位の優先順位
になった時に優先順位初期化指令を各ローカル機器に送
信する工程と、優先順位初期化指令送信完了時および他
のローカル機器から優先順位初期化指令を受けた時に自
らの優先順位を初期化する工程と、を備えたことを特徴
とするエレベータのローカル機器ネットワークにおける
送信制御方法にある。
【0023】またこの発明は、緊急性の高い情報を持つ
ローカル機器程、優先順位を下げる量を大きくしたこと
を特徴とする請求項6に記載のエレベータのローカル機
器ネットワークにおける送信制御方法にある。
【0024】またこの発明は、ローカル機器が複数種の
情報を送信する際、データ種別に優先順位を設定し、送
信時に優先順位の高い方を選択する工程と、選択された
データに割り振られた優先順位をローカル機器の優先順
位として設定する工程と、をさらに備えたことを特徴と
する請求項6または7に記載のエレベータのローカル機
器ネットワークにおける送信制御方法にある。
【0025】この発明においては、複数のローカル機器
から同時に送信したときに優先順位が低いローカル機器
は送信を中断する。また送信を完了したローカル機器は
自ら優先順位を下げる。これにより任意のローカル機器
が1回も送信できないときに他のローカル機器が2回目
以降の送信を行うことを防ぐことができる。また長時間
送信を行わず他のローカル機器に対して優先順位が高く
なっているローカル機器が連続して送信を行うために他
のローカル機器の送信待ち時間が長くなるのをネットワ
ークに接続される全てのローカル機器の優先順位を初期
化することで防ぐことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下のこの発明を各実施の形態に
従って説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の一実施の形態によるエ
レベータのローカル機器ネットワークの構成図、図2は
図1のローカル機器の内部の構成図、図3は図1のロー
カル機器の内部処理のフローチャート、図4は図1のロ
ーカル機器の送信状態と優先順位の状態を示す図、図5
はこの実施の形態で採用したCSMA/CA方式の1つ
であるCANプロトコルの送信ダイアグラムの図であ
る。
【0027】まず、構成を説明する。図中、1a,1
b,1cはこの発明によるローカル機器ネットワークに
接続されるローカル機器で、例えば従来の図9の乗場機
器22、図12の乗場機器22、24等を含むエレベー
タの制御系に含まれるいかなるローカル機器であっても
よい。ローカル機器1はネットワークケーブル2を介し
てバス接続される。ローカル機器1は図2に示されるよ
うにメモリ4を備えたローカル制御マイコン3とネット
ワークコントローラ5から構成される。ローカル制御マ
イコン3は各ノード固有の処理を行い必要なデータの送
受信をネットワークコントローラ5に指令することで行
う。メモリ4はローカル制御マイコン3に接続され優先
順位を記憶する。
【0028】次に動作を説明する。まずCSMA/CA
の中から例として図5を用いてCANプロトコルの動作
を説明する。例えばAローカル機器1aとBローカル機
器1bが同時に送信を行なおうとした場合、ネットワー
クケーブル2上にデータが送信されていなければ、A機
器1aとB機器1bは送信を開始する。このときbit
レベルでのタイミングはネットワークコントローラ5に
よって調整される。
【0029】A機器1aとB機器1bは初めにあらかじ
め計算されたアービトレーション(最低)bit12を送
信する。2つの機器1a,1bから送信されたアービト
レーションbit12はネットワークケーブル2上でワ
イヤードORされる。A機器1aとB機器1bは送信と
同時にネットワークケーブル2の状態を監視しており、
自らの送信とネットワークケーブル2の状態が違った場
合、それ以降の送信を中止する。これによってアービト
レーションbit12の大きい方が送信を実行すること
になる。
【0030】次に、この発明によるエレベータのローカ
ル機器ネットワークの動作を説明する。全てのローカル
機器1はアービトレーションbit12をメモリ4に記
憶しており、優先順位12a(可変優先順位部分)とロー
カル機器番号(固定優先順位部分)12bとを図5のよう
に組合せた値を用いる。例えば優先順位=2でローカル
機器番号=1のA機器1aと優先順位=1でノード番号
=62のB機器1bが同時に送信した場合、ローカル機
器番号に関係なく優先順位の高いA機器1aが送信でき
ることになる。送信が成功したA機器1aは図3のフロ
ーチャートに従って優先順位を下げる。なお、図5のB
機器の破線で示す信号の部分は、B機器の本来の信号を
示すが、左から3bit目ですでにA機器に優先順位を
取られ決着がついたため、この方式では譲った側の機器
は決着後は一定の中立の信号を発生する。
【0031】図3のフローチャートで示される動作につ
て説明をする。図3はローカル機器1を構成するローカ
ル制御マイコン3とネットワークコントローラ5に分け
て構成される。ローカル制御マイコン3はリセット後、
処理6aで優先順位の初期化を行う。次にノード固有の
ローカル処理6bを行った後、処理6cで送信が行われ
たか否かを確認する。リセット後は送信指示を行ってい
ない為、送信は行われておらず、処理6dは処理されな
い。
【0032】処理6eでは送信完了flag(フラグ)を
リセットし、処理6fで送信データの有無を確認し、送
信データがある場合は処理6gでネットワークコントロ
ーラ5に送信指示をする。このときの優先順位は2とな
る。
【0033】送信指示を受けたネットワークコントロー
ラ5は処理7aで送信指示を確認すると処理7bでネッ
トワークケーブル2上のデータ送信の有無を確認し、デ
ータ送信がなければ、処理7cで送信を開始する。この
ときアービトレーションbit12内の優先順位bit
12aにはローカル制御マイコン3から指示された優先
順位が設定される。
【0034】処理7dでは送信の成功か失敗によって分
岐し失敗の場合は処理7bに戻って再度送信を実行す
る。成功の場合、ネットワークコントローラ5は送信完
了flagをセットして、送信の完了をローカル制御マ
イコン3に回答する。ローカル制御マイコン3は処理6
cの分岐で送信完了flagが1となっているので処理
6dを実施する。処理6dでローカル制御マイコン3は
優先順位を1つ下げメモリ4に記憶する。
【0035】ローカル制御マイコン3は次に送信データ
がある場合、処理6gで優先順位を1として送信指示を
出す。また、ローカル固有処理6bは優先順位初期化指
令送信処理を含み、自己の優先順位が最下位(優先順位
=0)であるか否かを確認し、優先順位が最下位になっ
た時に、上述の工程に従って他の全てのローカル機器1
に優先順位初期化指令の送信を行う。そして処理6gで
優先順位を送信指示する毎にその後、処理6hで、処理
6b〜6gで優先順位初期化指令送信があり、これが完
了したか否かを確認し、完了した状態であれば処理6a
に戻り、優先順位を初期化(優先順位=2)する。また処
理6iで他のローカル機器から優先順位初期化指令を受
信したか否かを確認し、受信していれば処理6aに戻
り、優先順位を初期化(優先順位=2)する。
【0036】なお、処理6dが優先順位変更手段を構成
し、処理6bが優先順位初期化指令送信手段を構成し、
処理6a、6h、6iが優先順位初期化手段を構成す
る。
【0037】次に、複数のローカル機器1が送信をする
場合の優先順位の変化と通信の順番の関係ついて図4を
用いて説明する。図4の(a)は3つのローカル機器1の
送信状態8と優先順位9の状態を示す図、(b)は各ロー
カル機器のローカル機器番号(固定優先順位)を示す。
【0038】送信されるデータパケットを順にパケット
0,1,2,3・・・とする。パケット0が送信されて
いる時点でA機器1aとB機器1bとC機器1cが送信
を行なおうとすると、次のパケット1ではアービトレー
ションbit12内の優先順位bit12aは3の機器
ともに優先順位が2なので、ローカル機器番号の大きい
B機器1bの送信が行われる。
【0039】送信を完了させB機器1bは優先順位を1
つ下げる。B機器1bが直ぐに別のデータの送信を行お
うとしても、パケット2ではB機器1bの優先順位1に
対してA機器1aとC機器1cの優先順位が2と大きい
ので、B機器1bは送信ができない。A機器1aとC機
器1cではローカル機器番号(図4の(b)参照)の大きい
C機器1cの送信が行われ、C機器1cは優先順位を1
つ下げる。
【0040】パケット3でも3つのローカル機器1a,
1b,1cが送信を行おうとすると優先順位が2と最も
大きいA機器1aの送信が行われ、A機器1aは優先順
位を1つ下げる。次のパケット4ではB機器1bとC機
器1cが送信を行おうとしており、優先順位とローカル
機器番号の関係からB機器1bの送信が行われ、B機器
1bは優先順位を1つ下げて0とする。
【0041】パケット5ではB機器1bの優先順位は最
下位となり、B機器1bは優先順位初期化指令を送信し
ようとする。しかしパケット5では優先順位1のC機器
1cが送信を行おうとしているので、優先順位の高いC
機器1cの送信が行われる。パケット6ではC機器1c
の優先順位も最下位となり、C機器1cも優先順位初期
化指令を送信しようとすが、ローカル機器番号の大きい
B機器1bの送信が行われ、全ローカル機器1に対して
優先順位初期化指令が送信される。全ローカル機器は優
先順位初期化指令を受信して優先順位を初期値である2
に設定する。
【0042】このようにエレベータのローカル機器ネッ
トワークを構成することで、図4で説明したように全て
のローカル機器は特定定時間前からの現在までの送信回
数が自分より多いローカル機器にネットワークを譲って
送信を中止することはなくなる。つまり全ローカル機器
が連続して送信を行なおうとしても、少なくともネット
ワークに接続されるノード数すなわちローカル機器数と
同じパケット送信回数以内に送信を実施することができ
る。これによりリアルタイム性が保証されたエレベータ
のローカル機器ネットワークを得ることができる。
【0043】また優先順位初期化指令の送受信による全
ローカル機器の優先順位の初期化を行わない場合、例え
ばA機器1aがリセット後の10分間はまったく送信を
行わず10分後送信を連続して行った場合、他のローカ
ル機器は10分間の間に送信を行った分だけ優先順位を
下げているため、A機器1aが連続して送信を行うこと
になり他のローカル機器の送信までの待ち時間が非常に
長くなる。しかし、優先順位の初期化を行うことで、送
信までの待ち時間を短くすることができる。
【0044】実施の形態2.図6はこの発明の別の実施
の形態によるエレベータのローカル機器ネットワークに
おけるローカル機器の送信状態と優先順位を示す図であ
る。以下、動作について説明すると、A機器1aは送信
が完了すると優先順位を2つさげるようにプログラムさ
れている。パケット0を送信するタイミングの途中でA
機器1aとB機器1bが送信を行おうとした場合、次の
パケット1では優先順位とローカル機器番号の関係から
B機器1bが送信を行い、B機器1bは優先順位を1つ
下げる。
【0045】次のパケット2ではB機器1aの優先順位
1に対してA機器1aの優先順位が2と高いので、A機
器1aが送信を行い、A機器1aは優先順位を2つ下げ
優先順位を0とする。パケット3でA機器1aは優先順
位初期化指令を送信しようとするが、B機器1bの優先
順位が1であるため、B機器1bが送信を行い、優先順
位を1つ下げる。パケット4ではB機器1bから優先順
位初期化指令が送信され、A機器1aとB機器1bの優
先順位は初期化される。
【0046】図6から分かるように、送信完了時に優先
順位を下げる量をローカル機器毎に変えることで、優先
順位の初期化から次の初期化までに送信できる回数をロ
ーカル機器毎に変えることができる。レスポンスを要求
しないローカル機器の送信完了時の優先順位を下げる量
を大きくすることで、レスポンスを要求しないローカル
機器の送信回数を減らすことで、優先順位の初期化から
次の初期化までの時間が短くなる。レスポンスを要求し
ないローカル機器以外は短くなった優先順位の初期化か
ら次の初期化までの時間に送信完了時に優先順位を下げ
る量をローカル機器毎に変えない場合と同じ回数の送信
ができることになり、レスポンスを要求しないローカル
機器以外のローカル機器のレスポンスを向上することが
できる。
【0047】実施の形態3.図7はこの発明のさらに別
の実施の形態によるエレベータのローカル機器ネットワ
ークにおけるデータ別に優先順位をもつローカル機器の
送受信状態と優先順位を示す図である。
【0048】図7の(a)中、8dはローカル機器1の送
信状態、8eはローカル機器1内のAデータの送信状
態、8fはローカル機器1内のBデータの送信状態、9
dはローカル機器1の送信時の優先順位、9eはローカ
ル機器1内のAデータの優先順位、8fはローカル機器
1内のBデータの優先順位である。
【0049】図7の(b)は各種データにそれぞれ割り当
てられたローカル機器番号を示しており、ローカル機器
番号と優先順位と送信完了時の優先順位を下げる量はデ
ータ種別に割振られる。例ではAデータはローカル機器
番号102、Bデータはローカル機器番号100が割振
られ、送信完了時の優先順位を下げる量はAデータは
1、Bデータは2と設定している。
【0050】以下に、動作につて説明する。パケット0
のデータ送信途中でAデータとBデータが送信をしよう
とした場合、まずローカル機器1内でデータ別のアービ
トレーションbitを比較する。優先順位はAデータと
Bデータ共に2なので、ローカル機器番号の大きいAデ
ータを送信しようとする。Aデータのアービトレーショ
ンbit12をローカル機器1のアービトレーションb
it12に設定してローカル機器1は送信を行う。
【0051】なお、これらの動作はローカル機器のロー
カル制御マイコン3内においては、図3の破線で示す処
理6j、6kで行われ、処理6jで送信指示する際に優
先順位の高い送信データを選択し、処理6kで選択され
た送信データの優先順位をローカル機器の優先順位とし
て設定する。そして処理6jが送信データ選択手段を構
成し、処理6kが優先順位設定手段を構成する。
【0052】送信が完了するとAデータの優先順位を1
つ下げる。パケット2では優先順位の高いBデータが選
択されBデータのアービトレーションbit12をロー
カル機器1のアービトレーションbit12に設定して
ローカル機器1は送信を行おう。例では別のローカル機
器からの送信が優先され、ローカル機器1は送信待ち状
態になる。
【0053】パケット3でローカル機器1の送信が完了
し、ローカル機器1はBデータの優先順位を2つ下げ、
0となる。Bデータは優先順位初期化指令の送信を行お
うとするが、Aデータの優先順位が1であるためAデー
タの送信が優先される。パケット4ではAデータがロー
カル機器1から送信され、Aデータの優先順位を1つ下
げ、0となる。
【0054】パケット5ではAデータとBデータ共に優
先順位0となり優先順位初期化指令の送信を行おうし、
ローカル機器番号の大きいAデータの優先順位初期化指
令をローカル機器1は送信しようとする。パケット5で
は別のローカル機器の送信が入り、パケット6でAデー
タの優先順位初期化指令がローカル機器1から送信され
る。優先順位の初期化が送信完了すると、ローカル機器
1はAデータとBデータの優先順位を初期化する。他の
ローカル機器1は優先順位初期化指令を受信してローカ
ル機器1もしくはローカル機器1内のデータの持つ優先
順位を初期化する。
【0055】このようにエレベータのローカル機器ネッ
トワークを構成することで、緊急性はないが頻繁に送信
されるデータと、時々しか送信しないが非常に高い緊急
性を要するデータを1つのローカル機器に持たせること
ができる。
【0056】実施の形態4.図8はこの発明のさらに別
の実施の形態によるエレベータのローカル機器ネットワ
ークを適用したエレベータ群管理システムの構成図であ
る。図中、14a〜14hはこの発明によるローカル機
器である乗場機器、15はこの発明によるローカル機器
である乗場機器マスタ、16a〜16cは各台コントロ
ーラ、17は群管理コントローラ、18は群管理ネット
ワークケーブル、19は従来の旧乗場機器、20は従来
のネットワークケーブルである。なお、図8中の破線a
で示す部分がこの発明の部分である。
【0057】乗場機器14は2F以上には各階毎に1個
設置され、1Fには3個設置されている。この発明のネ
ットワークケーブル2は全ての乗場機器14と乗場機器
マスタ15を接続する。図8の構成以外に乗場機器マス
タ15に複数の新ネットワークケーブル2を接続し、乗
場機器14を2つ以上のグループに分けて複数のネット
ワークケーブル2に接続する場合は乗場機器の設置階床
によってグループを分ける。
【0058】図8に示す構成の場合の動作を説明する。
1Fに設置された乗場機器14aのUPボタンを押した
場合、1FのUPボタンが押された情報は乗場機器14
aからネットワークケーブル2を介して乗場機器マスタ
15に送信される。乗場機器マスタ15は群管理ネット
ワークケーブル18を介して群管理コントローラ17へ
送信される。1FのUPボタンが押された情報を受信し
た群管理コントローラ17は1FのUPボタン応答灯点
灯指示を群管理ネットワークケーブル18を介して乗場
機器マスタ15に送信し、乗場機器マスタ15はネット
ワークケーブル2を介して1Fに設置された乗場機器1
4a〜14cへ1回だけ送信する。乗場機器14a〜1
4cは1FのUPボタン応答灯点灯指示を同時に受信
し、UPボタンを点灯させる。
【0059】このようにエレベータのローカル機器ネッ
トワークをエレベータ群管理システムに適用すること
で、同じ階床に設置された乗場機器に対して、ボタンラ
ンプ応答灯点灯指示など設置階床で共通なデータを、1
回の送信でデータを必要とする全ての乗場機器すなわち
ローカル機器に送信することができる。
【0060】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、複数の
ローカル機器がネットワークに接続され、少なくとも2
つのローカル機器が同時に送信を開始した場合に優先順
位の低い方が送信を中止するプロトコルを備えたエレベ
ータのローカル機器ネットワークにおいて、各ローカル
機器が、送信する各データに自らの優先順位を付加して
データ送信を行う送信手段を有し、この送信手段が、送
信回数に応じて自らの優先順位を下げる優先順位変更手
段と、自らの優先順位が最下位の優先順位になった時に
優先順位初期化指令を各ローカル機器に送信する優先順
位初期化指令送信手段と、優先順位初期化指令送信完了
時および他のローカル機器から優先順位初期化指令を受
けた時に自らの優先順位を初期化する優先順位初期化手
段と、を備えたエレベータのローカル機器ネットワーク
およびこれの送信制御方法としたので、全てのローカル
機器が少なくともネットワークに接続されるノード数す
なわちローカル機器数と同じパケット送信回数以内に送
信を実施することができる。これによりリアルタイム性
が保証されたエレベータのローカル機器ネットワークを
得ることができる。また優先順位初期化指令の送受信に
よる全ローカル機器の優先順位の初期化を行わない場
合、例えば1つのローカル機器がリセット後の10分間
はまったく送信を行わず10分後送信を連続して行った
場合、他のローカル機器は10分間の間に送信を行った
分だけ優先順位を下げているため、該ローカル機器が連
続して送信を行うことになり他のローカル機器の送信ま
での待ち時間が非常に長くなる。しかし、優先順位の初
期化を行うことで、送信までの待ち時間を短くすること
ができる。そしてひいてはローカル機器の拡張性の向上
と大容量データを伝送することができ、かつリアルタイ
ム性も確保することができる。
【0061】また、緊急性の高い情報を持つローカル機
器程、優先順位降下手段における優先順位を下げる量を
大きくしたネットワークおよびこれの送信制御方法とし
たので、送信完了時に優先順位を下げる量をローカル機
器毎に変えることで、優先順位の初期化から次の初期化
までに送信できる回数をローカル機器毎に変えることが
でき、これにより、レスポンスを要求しないローカル機
器の送信完了時の優先順位を下げる量を大きくすること
で、レスポンスを要求しないローカル機器の送信回数を
減らすことで、優先順位の初期化から次の初期化までの
時間が短くなり、レスポンスを要求しないローカル機器
以外は短くなった優先順位の初期化から次の初期化まで
の時間に送信完了時に優先順位を下げる量をローカル機
器毎に変えない場合と同じ回数の送信ができることにな
り、レスポンスを要求しないローカル機器以外のローカ
ル機器のレスポンスを向上することができる。
【0062】また、複数種の情報を送信するローカル機
器において、データ種別に優先順位が設定され、送信時
に優先順位の高い方を選択する送信データ選択手段と、
選択されたデータに割り振られた優先順位をローカル機
器の優先順位として設定する優先順位設定手段と、をさ
らに備えたネットワークおよびこれの送信制御方法とし
たので、緊急性はないが頻繁に送信されるデータと、時
々しか送信しないが非常に高い緊急性を要するデータを
1つのローカル機器に持たせることができる。
【0063】また、ローカル機器が各台コントローラに
ネットワークケーブルを介して接続された各階に設置さ
れている乗場機器からなることとしたので、各台コント
ローラにネットワークケーブルを介して接続された複数
の乗場機器からなるネットワークにおいて、上記の効果
が得られる。
【0064】また、同一階床に設置されたローカル機器
を同一ネットワークケーブルで接続して1つのグループ
として同一信号で制御することとしたので、同じ階床に
設置されたローカル機器に対して、1回の送信でデータ
を必要とする全てのローカル機器に送信することができ
るので、ネットワーク全体での伝送データ量を減らすこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態によるエレベータの
ローカル機器ネットワークの構成図である。
【図2】 この発明によるエレベータのローカル機器ネ
ットワークに接続されるローカル機器の内部の構成図で
ある。
【図3】 この発明によるエレベータのローカル機器ネ
ットワークにおけるローカル機器内部の処理のフローチ
ャート図である。
【図4】 この発明によるエレベータのローカル機器ネ
ットワークにおける動作の一例を説明するための送信状
態と優先順位のグラフを示す図である。
【図5】 この発明によるエレベータのローカル機器ネ
ットワークにおいて実施されるCANプロトコルの送信
ダイアグラムを示す図である。
【図6】 この発明によるエレベータのローカル機器ネ
ットワークにおける動作の別の例を説明するための送信
状態と優先順位のグラフを示す図である。
【図7】 この発明によるエレベータのローカル機器ネ
ットワークにおける動作の別の例を説明するための送信
状態と優先順位のグラフを示す図である。
【図8】 この発明によるエレベータのローカル機器ネ
ットワークを適用したエレベータ群管理システムの構成
図である。
【図9】 従来のエレベータのローカル機器ネットワー
クの構成図である。
【図10】 従来のエレベータのローカル機器ネットワ
ークのUPボタンおよびDOWNボタンのアドレス図で
ある。
【図11】 従来のエレベータのローカル機器ネットワ
ークの伝送ダイアグラムを示す図である。
【図12】 従来のエレベータ群管理システムの構成図
である。
【符号の説明】
1 ローカル機器、2 ネットワークケーブル、3 ロ
ーカル制御マイコン、4 メモリ、5 ネットワークコ
ントローラ、14 乗場機器、15 乗場機器マスタ、
16 各台コントローラ、17 群管理コントローラ、
18 群管理ネットワークケーブル。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のローカル機器がネットワークに接
    続され、少なくとも2つのローカル機器が同時に送信を
    開始した場合に優先順位の低い方が送信を中止するプロ
    トコルを備えたエレベータのローカル機器ネットワーク
    において、 各ローカル機器が、送信する各データに自らの優先順位
    を付加してデータ送信を行う送信手段を有し、この送信
    手段が、 送信回数に応じて自らの優先順位を下げる優先順位変更
    手段と、 自らの優先順位が最下位の優先順位になった時に優先順
    位初期化指令を各ローカル機器に送信する優先順位初期
    化指令送信手段と、 優先順位初期化指令送信完了時および他のローカル機器
    から優先順位初期化指令を受けた時に自らの優先順位を
    初期化する優先順位初期化手段と、 を備えたことを特徴とするエレベータのローカル機器ネ
    ットワーク。
  2. 【請求項2】 緊急性の高い情報を持つローカル機器
    程、優先順位降下手段における優先順位を下げる量を大
    きくしたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ
    のローカル機器ネットワーク。
  3. 【請求項3】 複数種の情報を送信するローカル機器に
    おいて、データ種別に優先順位が設定され、送信時に優
    先順位の高い方を選択する送信データ選択手段と、選択
    されたデータに割り振られた優先順位をローカル機器の
    優先順位として設定する優先順位設定手段と、をさらに
    備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のエレ
    ベータのローカル機器ネットワーク。
  4. 【請求項4】 ローカル機器が各台コントローラにネッ
    トワークケーブルを介して接続された各階に設置されて
    いる乗場機器からなることを特徴とする請求項1ないし
    3のいずれかに記載のエレベータのローカル機器ネット
    ワーク。
  5. 【請求項5】 同一階床に設置されたローカル機器を同
    一ネットワークケーブルで接続して1つのグループとし
    て同一信号で制御したことを特徴とする請求項1ないし
    4のいずれかに記載のエレベータのローカル機器ネット
    ワーク。
  6. 【請求項6】 複数のローカル機器がネットワークに接
    続され、少なくとも2つのローカル機器が同時に送信を
    開始した場合に優先順位の低い方が送信を中止するプロ
    トコルを備えたエレベータのローカル機器ネットワーク
    における送信制御方法であって、 各ローカル機器が、送信する各データに自らの優先順位
    を付加してデータ送信を行い、 送信回数に応じて自らの優先順位を下げる工程と、 自らの優先順位が最下位の優先順位になった時に優先順
    位初期化指令を各ローカル機器に送信する工程と、 優先順位初期化指令送信完了時および他のローカル機器
    から優先順位初期化指令を受けた時に自らの優先順位を
    初期化する工程と、 を備えたことを特徴とするエレベータのローカル機器ネ
    ットワークにおける送信制御方法。
  7. 【請求項7】 緊急性の高い情報を持つローカル機器
    程、優先順位を下げる量を大きくしたことを特徴とする
    請求項6に記載のエレベータのローカル機器ネットワー
    クにおける送信制御方法。
  8. 【請求項8】 ローカル機器が複数種の情報を送信する
    際、データ種別に優先順位を設定し、送信時に優先順位
    の高い方を選択する工程と、選択されたデータに割り振
    られた優先順位をローカル機器の優先順位として設定す
    る工程と、をさらに備えたことを特徴とする請求項6ま
    たは7に記載のエレベータのローカル機器ネットワーク
    における送信制御方法。
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