JP2001204940A - 遊技機用基板ボックス - Google Patents

遊技機用基板ボックス

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JP2001204940A
JP2001204940A JP2000017176A JP2000017176A JP2001204940A JP 2001204940 A JP2001204940 A JP 2001204940A JP 2000017176 A JP2000017176 A JP 2000017176A JP 2000017176 A JP2000017176 A JP 2000017176A JP 2001204940 A JP2001204940 A JP 2001204940A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボックスベース及びボックスカバーのこじ開
けを防止して、回路基板への不正行為を防ぐことができ
る遊技機用基板ボックスを提供すること。 【解決手段】 ボックスカバー12がボックスベース1
1の開放部分に覆設された場合には、ボックスベース1
1の挿嵌凸部11iがボックスカバー12の挿嵌凹部1
2jに挿嵌される。よって、例えば、ボックスベース1
1及びボックスカバー12の合わせ目、即ち、側壁板1
1b〜11eと側壁板12b〜12eとの接合面間に薄
板状の工具等を差し込み、基板ボックス10をこじ開け
ようとしても、薄板状の工具等の先端部分が挿嵌凸部1
1iに突き当たるので、その差し込みを防止することが
できる。かかる差し込みの防止によって、主制御基板1
3の部品面13aに設けられる回路パターンなどの信号
線が薄板状の工具等の先端で削られて遊技内容が変更さ
れる不正行為を更に防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は遊技機の制御部品
を搭載した回路基板を被包する遊技機用基板ボックスに
関し、特に、ボックスベース及びボックスカバーのこじ
開けを防止して、回路基板への不正行為を防ぐことがで
きる遊技機用基板ボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】 近年、パチンコ機などの遊技機は、そ
の遊技盤に設けられる入賞装置および表示装置等を制御
して、遊技の興趣を盛り上げるものが主流となってい
る。この入賞装置および表示装置の制御は、IC,LS
I等の多数の電子部品を搭載したロジック回路基板、又
は、マイクロコンピュータを有する回路基板により行わ
れる。これらの回路基板はボックスベースおよびボック
スカバーを備えた基板ボックスに被包されており、この
基板ボックスのボックスベース及びボックスカバーの一
部分は、特殊な封印ねじにより接合され封印されてい
る。
【0003】この封印に用いられる封印ねじは、その頭
部にねじ回し工具の先端がねじ込み方向にのみ係合され
る十字溝が形成されている。よって、この十字溝にねじ
回し工具が係合され反ねじ込み方向へ回転されると、ね
じ回し工具が空回りされて封印ねじの抜き取りが防止さ
れるのである。従って、かかる封印ねじで基板ボックス
を封印することによって、基板ボックスの開封が防止さ
れるので、基板ボックスに被包された回路基板への接触
行為や、その回路基板からROMを取り外して交換し遊
技内容を変更する不正行為が防止される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、上記
の基板ボックスでは、封印ねじによってボックスベース
及びボックスカバーの一部分のみが接合されるととも
に、ボックスベース及びボックスカバーの合わせ目(当
接面)は略平面状にそれぞれ形成されている。このた
め、ボックスベース及びボックスカバーの合わせ目を押
して撓ませたり、その合わせ目に薄板状の工具等を差し
込むことにより、ボックスベース及びボックスカバーの
合わせ目に隙間が開けられ、基板ボックスがこじ開けら
れてしまうという問題点があった。
【0005】このように基板ボックスがこじ開けられる
と、ボックスベース及びボックスカバーの合わせ目に生
じる隙間から薄板状の工具等を差し込むことができるの
で、その薄板状の工具や針金等の先端部分で回路基板の
回路パターンなどの信号線が削られ切断されて、遊技内
容が不正に変更されてしまうという問題点があった。
【0006】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、ボックスベース及びボックスカバ
ーのこじ開けを防止して、回路基板への不正行為を防ぐ
ことができる遊技機用基板ボックスを提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成するた
めに請求項1記載の遊技機用基板ボックスは、遊技機の
制御部品を搭載した回路基板を収容するために1面が開
放されたボックスベースと、そのボックスベースの開放
部分に覆設され、そのボックスベースとともに前記回路
基板を被包するボックスカバーとを備え、前記ボックス
ベース又はボックスカバーの一方における1の縁部に略
凹状に設けられる挿嵌凹部と、その挿嵌凹部に対向して
前記ボックスベース又はボックスカバーの他方における
1の縁部に略凸状に設けられると共に、その挿嵌凹部に
所定長さ挿嵌される挿嵌凸部とを備えている。
【0008】この請求項1記載の遊技機用基板ボックス
によれば、ボックスベースの開放部分から回路基板がボ
ックスベース内に収容され、ボックスベースの開放部分
にボックスカバーが覆設されると、ボックスベース及び
ボックスカバーにより回路基板が被包される。ここで、
ボックスカバーがボックスベースに覆設される場合に
は、挿嵌凸部が挿嵌凹部へ所定長さ挿嵌される。よっ
て、ボックスベース及びボックスカバーにおける1の縁
部をこじ開けるために、薄板状の工具等が挿嵌凹部と挿
嵌凸部との間に差し込まれたとしても、その工具等の先
端は挿嵌凹部に挿嵌された挿嵌凸部に突き当たり、かか
る差し込みが防止される。
【0009】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の好ましい実施例
について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発
明の遊技機用基板ボックスの一実施例である主制御基板
ボックス10が配設されたパチンコ機1の裏面図であ
る。なお、図1中では、理解を容易にするため、主制御
基板ボックス10のボックスカバー12の一部を部分的
に断面視するとともに、主制御基板13の部品面13a
に搭載される各種電子部品の図示を省略している。
【0010】パチンコ機1は、いわゆる第1種パチンコ
遊技機であり、矩形額縁状の枠状体である前面枠2の内
周に遊技盤3が取着されている。遊技盤3の前面(図1
の紙面に対する奥側)には球が打ち込まれる遊技領域が
形成される一方、この遊技盤3の裏面側(図1の紙面に
対する手前側)には機構盤4が配設されている。この機
構盤4の略中央には、略矩形状の開口である開口窓4a
が設けられており、この開口窓4aのほぼ全域には役物
カバー5が覆設されている。
【0011】役物カバー5は、機構盤4の開口窓4aか
ら機構盤4の裏面側に露出される遊技盤3の裏面を覆い
隠す部材であり、遊技盤3の裏面に取着されたカバー支
持部材6により開閉可能に支持されている。機構盤4の
裏面下部、即ち、役物カバー5が覆設された開口窓4a
の下縁部には、薄板鋼材等で形成された取付ベース7が
配設されており、この取付ベース7には、主制御基板ボ
ックス(以下、単に「基板ボックス」と称す。)10が
着脱可能に取着されている。
【0012】基板ボックス10は、パチンコ機1の遊技
内容全体の制御を行う主制御基板13を被包して収容す
るものであり、透明な合成樹脂材料等で略中空箱状体に
形成されている。基板ボックス10は、主に、主制御基
板13を収容するボックスベース11と、そのボックス
ベース11に覆設され、そのボックスベース11ととも
に主制御基板13を被包するボックスカバー12とを備
えている。また、主制御基板13の1面(図1の紙面に
対する手前側)には、各種電子部品(制御部品)が搭載
される部品面13aが設けられており、この部品面13
aの反対面(図1の紙面に対する奥側)には各種電子部
品が半田付けされる半田面13bが設けられている。
【0013】図2は、機構盤4に配設された基板ボック
ス10の拡大平面図(裏面図)であり、図中の矢印Z
は、基板ボックス10を取付ベース7に取り付ける際の
基板ボックス10のスライド移動方向(取付方向)を示
している。なお、図2中では、理解を容易にするため、
主制御基板ボックス10のボックスカバー12及び主制
御基板13の一部を部分的に断面視するとともに、主制
御基板13の部品面13aに搭載される各種電子部品の
図示を省略している。
【0014】基板ボックス10は、ボックスベース11
及びボックスカバー12を互いに重ね合わせて合致(合
体)させることにより、主制御基板13を収容しつつ被
包している。基板ボックス10の左右両側面には、ボッ
クスベース11とボックスカバー12と結合して基板ボ
ックス10を封印するボックス封印具20が4個ずつ
(計8個)配設されている。このボックス封印具20に
よって、基板ボックス10は開封不能に封印されるの
で、基板ボックス10が不正に開封されて、主制御基板
13に搭載された電子部品を交換して遊技内容を変更す
る不正行為を防止することができる。なお、ボックス封
印具20の詳細については後述する。
【0015】ボックスベース11は、主制御基板13が
設置される略矩形平板状の底板11aを備え、この底板
11aは主制御基板13の半田面13b(図2の紙面に
対する奥側)と対向して設けられている。ここで、図3
を参照して、ボックスベース11について説明する。
【0016】図3は、ボックスベース11の平面図であ
り、その中央部分の図示を一部省略している。図3に示
すように、ボックスベース11の底板11aは略矩形平
板状に形成されており、この底板11aの4つの端辺に
はそれぞれ略平板状の側壁板11b〜11eが(図3の
紙面に対する手前側へ)立設されている。これらの側壁
板11b〜11eの各端部は平面視ロ字状となるように
連設されており、ボックスベース11は、これら5枚の
底板11a、側壁板11b〜11eにより1面に開放部
分が設けられた略矩形椀状体に形成されている(図4参
照)。
【0017】底板11aにおける側壁板11b側(図3
上側)の縁部には、略板状のリブ11a1が側壁板11
eと略平行に図3の紙面に対する手前側へ突出されてお
り、底板11aにおける側壁板11d,11eの連設部
の隅には、平面視L字平板状のリブ11a2が図3の紙
面に対する手前側へ突出されている。また、底板11a
の四隅には、略円柱状のボス部11a3が1つずつ(計
4つ)突出されており、この各ボス部11a3の略中央
には、ボックスベース11にボックスカバー12をねじ
止めするビスBがねじ込まれる円形状のねじ穴hが凹設
されている。
【0018】これらのリブ11a1,11a2及び各ボ
ス部11a3は、ボックスベース11内に主制御基板1
3が収容される場合に、主制御基板13の半田面13b
と当接して主制御基板13を支持するものであり(図5
参照)、主制御基板13の半田面13bと底板11aと
の間に間隙を設けて、半田面13bと底板11aとの接
触を防止することができる。しかも、これらのリブ11
a1,11a2及び各ボス部11a3は、その突出高さ
が略等しい面一状にされており、主制御基板13をボッ
クスベース11内でガタつかせずに支持することができ
るのである。
【0019】また、ボックスベース11には、その側壁
板11cの外面の上下両端部および側壁板11eの外面
の上下両端部にそれぞれ略矩形平板状の係入リブ11f
が外方へ凸設されている。この4つの係入リブ11f
は、基板ボックス10を取付ベース7に連結するための
部位であり、取付ベース7の四隅に設けられる各係入フ
ック7aに係入可能に形成されている(図2及び図6参
照)。
【0020】図2に戻って説明する。取付ベース7の四
隅にはそれぞれ略コ字状(図6参照)に折り曲げ形成さ
れた係入フック7aが設けられ、各係入フック7aに
は、ボックスベース11の各係入リブ11fがそれぞれ
係入されている。かかる係入によって、基板ボックス1
0は、取付ベース7に着脱可能に取着されるのである。
また、基板ボックス10を取付ベース7に対して反矢印
Z方向へスライドさせることにより、各係入リブ11f
が各係入フック7aから抜き外されるので、基板ボック
ス10を取付ベース7から取り外すことができるのであ
る。
【0021】ボックスカバー12は、主制御基板13の
部品面13a(図2の紙面に対する手前側)と対向して
ボックスベース11に覆設される略矩形板状の天板12
aを備えている。この天板12aの4つの端辺には、ボ
ックスベース11の各側壁板11b〜11eに対応し
て、略平板状の側壁板12b〜12eがボックスベース
11側(図2の紙面に対する奥側)へ向けてそれぞれ立
設されている。これらの側壁板12b〜12eの各端部
は平面視ロ字状となるように連設されており、ボックス
カバー12は、これら5枚の天板12a及び側壁板12
b〜12eにより、ボックスベース11内に収容された
主制御基板13の部品面13aと対向する1面に開放部
分が設けられた略矩形椀状体に形成されている(図4参
照)。
【0022】天板12aの上縁部(図2上側)、即ち、
天板12aの側壁板12b側の縁部には、その長手方向
(図2の左右方向)のほぼ全域に亘って、略長方形状の
配線凹部12fが凹設されている。また、天板12aの
右下縁部(図2右下側)、即ち、天板12aの側壁板1
2d側の縁部には略長方形状の配線凹部12gが凹設さ
れている。これらの配線凹部12f,12gは、主制御
基板13に接続される配線コード(図示せず)が導出さ
れる部位であり、各配線凹部12f,12gの奥側(図
2の紙面に対する奥側)は略矩形平板状の覆設板12f
1,12g1により塞がれている。
【0023】配線凹部12fの覆設板12f1には複数
(9個)の略長方形状のコネクタ口12f2が開口形成
されており、この各コネクタ口12f2からは主制御基
板13の部品面13aに搭載された9個のコネクタ13
cがそれぞれ基板ボックス10の外部に露出されてい
る。一方、配線凹部12gの覆設板12g1には1つの
略長方形状のコネクタ口12g2が開口形成されてお
り、このコネクタ口12g2からは主制御基板13の部
品面13aに搭載された1個のコネクタ13dが基板ボ
ックス10の外部に露出されている。
【0024】これらの各コネクタ13c,13dにそれ
ぞれ配線コードを接続することによって、パチンコ機1
に配設される他の電気部品、例えば、球の払い出しの制
御を行う払出制御基板や、主制御基板13に電力供給す
る電源回路基板などを主制御基板13に接続することが
できる。しかも、主制御基板13の部品面13aにおけ
る各コネクタ13c,13dの周囲は、覆設板12f
1,12g1により覆われるので、配設凹部12f,1
2gから主制御基板13の部品面13aに接触する行為
を防止することができる。
【0025】ボックスカバー12の天板12aの四隅に
は略円形状の通穴12hがそれぞれ穿設されている。こ
の各通穴12hは、ボックスカバー12をボックスベー
ス11に固定するためのビスBが挿入される穴であり、
ボックスベース11における各ボス部11a3の各ねじ
穴hに対応して穿設されている。この各通穴12h内に
はビスBがそれぞれ挿入されており、これらのビスBは
ボックスベース11の各ねじ穴hにそれぞれねじ込まれ
ている(図5参照)。
【0026】図4は、基板ボックス10の分解斜視図で
ある。なお、図4では、理解を容易にするため、ボック
スカバー12を裏面から斜視するとともに、ボックスベ
ース11及びボックスカバー12に配設されるボックス
封印具20、並びに、主制御基板13の部品面13a
(図4上面)に搭載される各種電子部品の図示を省略し
ている。
【0027】図4に示すように、ボックスベース11に
おける側壁板11bの上縁部略中央には略凹字状に切り
欠かれた切欠部11gが形成されており、側壁板11d
における側壁板11e側(図4右側)の上縁部には略凹
字状に切り欠かれた切欠部11hが形成されている。ま
た、各側壁板11b〜11eの端面(切欠部11g,1
1hの縁部分を含む)には略平板状の挿嵌凸部11iが
所定量(所定高さ)分だけ立設されている。この挿嵌凸
部11iは、ボックスベース11におけるボックスカバ
ー12との合わせ目部分の全域に立設されている。
【0028】また、挿嵌凸部11iの板厚は各側壁板1
1b〜11eの板厚より小さく形成されており、この挿
嵌凸部11i外周面と各側壁板11b〜11eの外面と
の間には段部11jが設けられている。この段部11j
は、ボックスカバー12の外周に立設される各側壁板1
2b〜12eに適合して形成されており、ボックスカバ
ー12がボックスベース11に合致された場合に、ボッ
クスカバー12の各側壁板12b〜12eの端面と当接
される(図5及び図6参照)。
【0029】ボックスカバー12の天板12aには、そ
の外周の4つの端辺に上述した側壁板12b〜12eが
立設されている。側壁板12bの略中央部分は、ボック
スベース11の切欠部11gの形状に適合した略凸字状
に形成されており、側壁板12dの側壁板12e側(図
4右側)部分は、ボックスカバー12の切欠部11hの
形状に適合した略凸字状に形成されている。よって、ボ
ックスカバー12がボックスベース11に合致された場
合に、ボックスベース11の各切欠部11g,11h
は、ボックスカバー12の側壁板12b,12dにおけ
る略凸字状の部分が填め込まれることにより塞がれるの
である。
【0030】また、天板12aの周囲には、各側壁板1
2b〜12eの立設位置より内側に平面視略ロ字状の遮
蔽壁板12iが各側壁板12b〜12eと同方向(図4
上側)へ向けて立設されている。この遮蔽壁板12i
は、各側壁板12b〜12eと所定の間隔を隔てて立設
されており、この各側壁板12b〜12eと遮蔽壁板1
2iとの間には略凹状の挿嵌凹部12jが凹設されてい
る。
【0031】この挿嵌凹部12jは、上述した挿嵌凸部
11iに対応してボックスカバー12におけるボックス
ベース11との合わせ目部分の全周に凹設され、挿嵌凸
部11iが挿嵌可能に形成されている。よって、ボック
スカバー12がボックスベース11に合致された場合に
は、ボックスベース11の挿嵌凸部11iをボックスカ
バー12の挿嵌凹部12jに挿嵌することができるので
ある。
【0032】ところで、遮蔽壁板12iは、その端面
(図4上側)がほぼ面一状に形成されており、その遮蔽
壁板12iの内周には上述した配線凹部12f,12g
の覆設板12f1,12g1が連設されている。この覆
設板12f1,12g1は遮蔽壁板12iの端面とほぼ
面一状に連設されており、これらの覆設板12f1,1
2g1及び遮蔽壁板12iは、ボックスカバー12がボ
ックスベース11に覆設された場合に、主制御基板13
の部品面13aの縁部分全周と当接可能に形成されてい
る。
【0033】遮蔽壁板12iの内周部分には、天板12
aから覆設板12f1,12g1へ向けて仕切壁板12
k,12lが立設されている。各仕切壁板12k,12
lは、天板12aから略直角方向へ立設され、覆設板1
2f1,12g1の縁部を囲うように連設されている。
この仕切壁板12k,12lによって、天板12aと覆
設板12f1,12g1との間部分が仕切られるので、
基板ボックス10内に主制御基板13が収容された場合
に、ボックスカバー12の外部からの主制御基板13へ
の接触行為を防止することができる。
【0034】また、遮蔽壁板12iにおける四隅の端面
には、上述した4つの通穴12hが天板12a及び遮蔽
壁板12iを貫通してそれぞれ穿設されている。この各
通穴12hは、主制御基板13の四隅に穿設された4つ
の通穴13eに対応してそれぞれ穿設されている。
【0035】図5は、図2のV−V線における側断面図
であり、図6は、図2のVI−VI線における側断面図
である。なお、図6では、その中央部分の図示を一部省
略しており、また、図5及び図6中では、理解を容易に
するため、主制御基板13の部品面13aに搭載される
各種電子部品の図示を省略している。
【0036】図5に示すように、取付ベース7は、主
に、上述した4つの係入フック7aが四隅に形成される
略平板状の主板7bと、この主板7bに連設され機構盤
4に取着される支持ステー7cとを備えている。主板7
bの下端(図5下側)には略平板状の台板7dが一体的
に形成され、これらの各板7b,7dは側面視略L字状
に連設されている。台板7dは、基板ボックス10のボ
ックスベース11を支持する板材であり、ボックスベー
ス11の側壁板11dの外面(図5下側)と当接されて
いる。
【0037】ボックスベース11における側壁板11b
(図5上側)及び側壁板11d(図5下側)の端面(図
5右側の面)には挿嵌凸部11iがそれぞれ立設されて
いる。この側壁板11bの端面に立設された挿嵌凸部1
1iは、ボックスカバー12の側壁板12b及び遮蔽壁
板12iの間部分に凹設された挿嵌凹部12jに挿嵌さ
れており、側壁板11dの端面に立設された挿嵌凸部1
1iは、ボックスカバー12の側壁板12d及び遮蔽壁
板12iの間部分に凹設された挿嵌凹部12jに挿嵌さ
れている。
【0038】一方、図6に示すように、ボックスベース
11における側壁板11c(図6左側)及び側壁板11
e(図6右側)の端面(図6上側の面)には挿嵌凸部1
1iがそれぞれ立設されている。側壁板11cの(上
側)端面に立設された挿嵌凸部11iは、ボックスカバ
ー12の側壁板12c及び遮蔽壁板12iの間部分に設
けられた挿嵌凹部12jに挿嵌されており、側壁板11
eの端面に立設された挿嵌凸部11iは、ボックスカバ
ー12の側壁板12e及び遮蔽壁板12iの間部分に設
けられた挿嵌凹部12jに挿嵌されている。
【0039】このように、図5及び図6に示す挿嵌凹部
12jに挿嵌された挿嵌凸部11iは、挿嵌凹部12j
と合决り(あいじゃくり)状に接合されており、ボック
スベース11の段部11jにはボックスカバー12の側
壁板12b〜12eの端面が当接されている。かかる状
態で、側壁板11b〜11eの外面は側壁板12b〜1
2eの外面と略面一状に合致されている。よって、ボッ
クスベース11とボックスカバー12との合わせ目、即
ち、側壁板11b〜11eと側壁板12b〜12eの当
接部分に指などを引っ掛けることができず、基板ボック
ス10をこじ開け難くすることができる。
【0040】また、挿嵌凹部12jの内面、即ち、側壁
板12b〜12eにおける遮蔽壁板12iとの対向面に
は、挿嵌凸部11iの挿嵌方向(図5右側または図6上
側)へ向けて傾斜された勾配面12j1が設けられてい
る。この勾配面12j1は、挿嵌凸部11iの挿嵌方
向、即ち、挿嵌凹部12jの奥行き方向へ向けて、挿嵌
凹部12jの溝幅を漸減するように傾斜されており、こ
の勾配面12j1によって、挿嵌凹部12j内へ挿嵌さ
れる挿嵌凸部11iを案内することができ、ボックスベ
ース11及びボックスカバー12を容易に合致させるこ
とができる。
【0041】更に、挿嵌凸部11iにおける勾配面12
j1との対向面は、かかる勾配面12j1と同方向に傾
斜されており、この勾配面12j1と当接されている。
このように、挿嵌凸部11iは挿嵌凹部12jの勾配面
12j1と当接されるので、挿嵌凸部11iと勾配面1
2j1との間に隙間ができることがない。よって、この
ような隙間に薄板状の工具等を差し込んで基板ボックス
10をこじ開けることが防止され、基板ボックス10に
被包された主制御基板13への不正行為を防止すること
ができる。
【0042】また、主制御基板13の半田面13b(図
5左側または図6下側)には、ボックスベース11のリ
ブ11a1,11a2及び各ボス部11a3が当接さ
れ、主制御基板13の部品面13a(図5右側または図
6上側)の縁部分には、ボックスカバー12の遮蔽壁板
12i,覆設板12f1(及び、覆設板12g1)が当
接されている。この当接によって、主制御基板13は、
ボックスベース11とボックスカバー12との間に挟持
されており、かかる挟持によって主制御基板13を基板
ボックス10内にガタつかせることなく収容することが
できる。
【0043】更に、ボックスカバー12は、その天板1
2aに穿設された4つの通穴12hにビスBがそれぞれ
挿入されており、この各ビスBは、主制御基板13の通
穴13eに通されてボックスベース11の各ボス部11
a3のねじ穴hにねじ込まれている。この各ビスBによ
って、ボックスカバー12がボックスベース11に固定
(止着)されると共に、主制御基板13がボックスベー
ス11とボックスカバー12との間に共締めされてい
る。
【0044】よって、主制御基板13をボックスベース
11内に固定する場合には、ボックスカバー12及び主
制御基板13を一括してボックスベースに固定できるの
で、主制御基板13をボックスカバー12と別個にビス
等で固定する必要がなく、基板ボックス10の組立作業
を簡素化することができる。
【0045】図6に示すように、ボックス封印具20
は、主に、ボックスベース11に配設される封印部材2
1と、ボックスカバー12に配設される封印部材22
と、その封印部材21,22を連結する封印金具23と
を備えている。ボックスベース11における側壁板11
c,11eの外面には略中空角柱状の封印部材21が一
体的に配設され、ボックスカバー12における側壁板1
2c,12eの外面には封印部材21に対応して封印部
材22が一体的に配設されている。
【0046】封印部材21は、封印部材22との対向面
(図6上側)に封印金具23の板部23aが挿入される
挿入穴21aが穿設されている。また、封印部材21の
内部には、挿入穴21aと連通する内部空間21bが設
けられており、この内部空間21bの上部には封印金具
23の係止爪23cが係止される係止面21cが設けら
れている。
【0047】封印部材22は、その上端面に(図6上
側)に封印金具23の略リング状の頭部23bが係合さ
れる係合穴22aが凹設されており、この係合穴22a
には封印部材22の下端面へと貫通する挿入穴22bと
連通されている。挿入穴22bは、封印金具23の板部
23aが挿入される穴であり、封印部材21の挿入穴2
1aと連通されている。
【0048】封印金具23は、一対の封印部材21,2
2を連結する部材であり、主に、略平板状に形成された
板部23aと、その板部23aの一端側(図6上側)に
略リング状に形成される頭部23bと、板部23aの長
手方向(図6上下方向)略中央から外方へ向けて略く字
状に延出される係止爪23cとを備えている。
【0049】また、封印部材21の外面には、封印金具
23と同一種類の予備用封印金具24を保持するために
平面視略C字状(図3参照)の保持部21dが設けら
れ、この保持部21dには予備用封印金具24の頭部2
3aが引っ掛けられている。また、この予備用封印金具
24は、封印部材22の外面に設けられたカバー壁22
cにより覆われており、保持部21dから外れ落ちるこ
とが防止されている。尚、予備用封印金具24は、封印
金具23と同一種類の部材であるので、その各部位には
封印金具23と同一の符号を付し、その説明を省略す
る。
【0050】次に、上記のように構成された基板ボック
ス10への主制御基板13の収容方法について説明す
る。まず、図3に示すように、主制御基板13は、その
半田面13bがボックスベース11の底板11aと対向
した状態で、ボックスベース11の開放部分から底板1
1a上に設置され、ボックスベース11内に収容され
る。ボックスベース11に収容された主制御基板13
は、その半田面13bがリブ11a1,11a2及び4
つのボス部11a3の突出側の端面と当接され、ボック
スベース11内に底板11aと間隔を隔てつつ支持され
る。
【0051】このように主制御基板13を収容したボッ
クスベース11には、ボックスカバー12が覆設され
る。ボックスカバー12を覆設する場合には、そのボッ
クスカバー12における遮蔽壁板12iの立設面、即
ち、ボックスカバー12の開放部分を主制御基板13の
部品面13aに向けた状態で、ボックスベース11に合
致される。この合致により、ボックスカバー12がボッ
クスベース11に覆設され、主制御基板13が基板ボッ
クス10内に被包されつつ収容される。
【0052】ボックスカバー12の覆設により、ボック
スベース11の各側壁板11b〜11eに立設された挿
嵌凸部11iがボックスカバー12の各側壁板12b〜
12eと遮蔽壁板12iとの間に凹設された挿嵌凹部1
2jに挿嵌される。一方、ボックスカバー12の覆設に
より、ボックスカバー12の遮蔽壁板12i、覆設板1
2f1,12g1が当接され、この当接によって、主制
御基板13がボックスベース11とボックスカバー12
との間に挟持される。
【0053】その後、ボックスカバー12における4つ
の通穴12hにそれぞれビスBが挿入され、この各ビス
Bが主制御基板13の通穴13deに通されてボックス
ベース11の各ボス部11a3のねじ穴hにそれぞれね
じ込まれると、ボックスカバー12がボックスベース1
1に固定されると共に、主制御基板13がボックスベー
ス11とボックスカバー12との間に共締めされる。
【0054】この各ビスBのねじ込み後、ボックス封印
具20によって、基板ボックス10が封印される。具体
的には、ボックスベース11とボックスカバー12とが
合致されると、封印部材21,22が対向しつつ当接さ
れる。封印部材21,22の当接後、図2に示すボック
スカバー12における側壁板11cの最も上側に配設さ
れた封印部材22の係合穴22aと、側壁板11eの最
も下側に配設された封印部材22の係合穴22aとに、
封印金具23がそれぞれ挿入される。
【0055】この係合穴22aへ挿入された封印金具2
3は、挿入穴22bを通って封印部材21の挿入穴21
aに挿入される。その後、封印金具23の挿入を更に続
行すると、封印金具23の係止爪23cが封印部材21
の内部空間21bに到達し、図6に示すように、その係
止爪23cが係止面21cに引っ掛かり係止されるとと
もに、封印金具23の頭部23bが封印部材22の係合
穴22a内に係合される。この結果、封印金具23が封
印部材21,22内から抜き取り不可能な状態となり、
かかる封印金具23によって、封印部材21と封印部材
22とが連結される。この連結により、ボックスベース
11とボックスカバー12とが結合されて、基板ボック
ス10が封印されるのである。
【0056】以上説明したように、本実施例の基板ボッ
クス10によれば、ボックスベース11には、ボックス
カバー12との合わせ目部分の全周に挿嵌凸部11iが
立設される一方、ボックスカバー12には、ボックスベ
ース11との合わせ目部分の全周に挿嵌凸部11iが挿
嵌可能な挿嵌凹部12jが凹設されている。よって、ボ
ックスカバー12がボックスベース11の開放部分に覆
設される場合には、ボックスベース11の挿嵌凸部11
iをボックスカバー12の挿嵌凹部12jに挿嵌させる
ことができる。従って、例えば、ボックスベース11及
びボックスカバー12の合わせ目、即ち、側壁板11b
〜11eと側壁板12b〜12eとの接合面間に薄板状
の工具等を差し込み、基板ボックス10をこじ開けよう
としても、薄板状の工具等の先端部分が挿嵌凸部11i
に突き当たるので、その差し込みを防止することができ
る。
【0057】しかも、側壁板11b〜11eが基板ボッ
クス10の内方へ押し付けられ、ボックスベース11の
挿嵌凸部11iとボックスカバー12の側壁板12b〜
12eとの間に隙間が生じ、かかる隙間から薄板状の工
具等が差し込まれたとしても、その薄板状の工具等の先
端部分は天板12aや遮蔽壁板12iに突き当たるの
で、薄板状の工具等がそれ以上差し込まれることがな
い。このように、基板ボックス10によれば、薄板状の
工具等が差し込まれなどしてボックスベース11及びボ
ックスカバー12がこじ開けられるのことが防止される
ので、基板ボックス10に収容された主制御基板13か
らROM等を取り外して交換し、パチンコ機1の遊技内
容を不正に変更する不正行為を防止することができるの
である。
【0058】また、遮蔽壁板12iは、天板12aから
主制御基板13の部品面13aの縁部分に当接するよう
に立設されているので、薄板状の工具等が遮蔽壁板12
iを越えて主制御基板13の部品面13aに接触するこ
とがない。よって、主制御基板13の部品面13aに設
けられる回路パターンなどの信号線が薄板状の工具等の
先端で削られて遊技内容が変更される不正行為を更に防
止することができるのである。
【0059】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形
が可能であることは容易に推察することができるもので
ある。
【0060】例えば、本実施例におけるボックスベース
11とボックスカバー12との合わせ目は、挿嵌凸部1
1iを挿嵌凹部12jに挿嵌することにより接合された
が、この合わせ目の接合は必ずしもこれに限られるもの
ではなく、かかる合わせ目をラビリンス構造状に接合し
ても良い。例えば、ボックスベースにおける側壁板の端
面内側から外側へ並列状に複数立設される挿嵌凸部と、
ボックスカバーにおける側壁板の端面内側から外側へ並
列状に複数凹設される挿嵌凹部とを設け、その複数の挿
嵌凹部に複数の挿嵌凸部を挿嵌するように構成しても良
い。
【0061】また、本実施例では、ボックスベース11
の各側壁板11b〜11eに挿嵌凸部11iを立設し、
ボックスカバー12の各側壁板12b〜12eに挿嵌凹
部12jを凹設したが、例えば、ボックスベース11に
おけるボックスカバー12との合わせ目部分の全周に挿
嵌凹部を凹設し、ボックスカバー12におけるボックス
ベース11との合わせ目部分の全周に挿嵌凸部を立設し
ても良い。
【0062】更に、本実施例では、側壁板11b〜11
eと側壁板12b〜12eとの接合部分を合决り状に接
合したが、かかる接合部分の合わせ目の形状は、必ずし
もこれに限られるものではなく、例えば、斜め矧ぎ(な
なめはぎ)、本実矧ぎ(ほんざねはぎ)、相互矧ぎ(そ
うごはぎ)又は矢はず矧ぎ(やはずはぎ)などの板矧ぎ
(いたはぎ)形状に構成しても良い。即ち、挿嵌凸部が
挿嵌凹部に挿嵌され合致される場合に、かかる両者が凹
凸状に接合される形状であれば良い。
【0063】本実施例では、主制御基板13を収容する
基板ボックス10に本発明を適用したが、遊技機に配設
される他の回路基板、例えば、球の払い出しの制御を行
う払い出し制御基板などを収容する基板ボックスに本発
明を適用しても良い。
【0064】なお、以下に本発明の変形例を示す。請求
項1記載の遊技機用基板ボックスにおいて、前記挿嵌凹
部は前記ボックスベース又はボックスカバーの一方にお
ける縁部全周に設けられ、前記挿嵌凸部は前記ボックス
ベース又はボックスカバーの他方における縁部全周に立
設されていることを特徴とする遊技機用基板ボックス
1。
【0065】請求項1記載の遊技機用基板ボックス、又
は、遊技機用基板ボックス1において、前記挿嵌凹部ま
たは挿嵌凸部は前記ボックスカバーにおける1の縁部に
設けられており、その挿嵌凹部または挿嵌凸部の端面
は、前記ボックスベースに収容される前記回路基板と当
接され、その回路基板を前記ボックスベースとともに挟
持するように構成されていることを特徴とする遊技機用
基板ボックス2。よって、ボックスベース及びボックス
カバーにより被包される回路基板は、ボックスベース及
びボックスカバーの間に挟持されるので、かかる回路基
板が遊技機用基板ボックス内でガタつくことを防止する
ことができる。
【0066】遊技機用基板ボックス2において、前記ボ
ックスカバーを前記ボックスベースに連結して止着する
止着部材を備え、その止着部材は、前記挿嵌凹部または
挿嵌凸部の端面と当接される前記回路基板を前記ボック
スカバーと共に前記ボックスベースに一括して止着する
ものであることを特徴とする遊技機用基板ボックス3。
よって、回路基板をボックスベースに止着する場合、回
路基板は、止着部材によりボックスカバーとともにボッ
クスベースに一括して止着されるので、回路基板をボッ
クスカバーと別個にボックスベースに止着する必要がな
く、遊技機用基板ボックスの組立作業を簡素化すること
ができる。
【0067】請求項1記載の遊技機用基板ボックス、又
は、遊技機用基板ボックス1から3のいずれかにおい
て、前記挿嵌凹部の内面には、その挿嵌凹部の幅を前記
挿嵌凸部の挿嵌方向へ漸減させる勾配面が設けられてい
ることを特徴とする遊技機用基板ボックス4。よって、
挿嵌凹部へ挿嵌される挿嵌凸部は勾配面により案内され
つつ挿嵌されるので、ボックスカバーをボックスベース
に覆設する場合に挿嵌凸部の挿嵌を容易に行うことがで
きる。
【0068】遊技機用基板ボックス4において、前記挿
嵌凸部における前記勾配面との対向面は、その勾配面の
傾斜方向と同方向に傾斜され、その挿嵌凸部が前記挿嵌
凹部に挿嵌される場合に前記勾配面と当接可能に形成さ
れていることを特徴とする遊技機用基板ボックス5。こ
のように、挿嵌凸部における勾配面との対向面は、挿嵌
凹部の勾配面と当接されるので、挿嵌凸部と勾配面との
間に隙間ができることがない。よって、このような隙間
に薄板状の工具等を差し込んで遊技機用基板ボックスを
こじ開ける不正行為を防止することができる。
【0069】請求項1記載の遊技機用基板ボックス、又
は、遊技機用基板ボックス1から5のいずれかにおい
て、前記挿嵌凸部が前記挿嵌凹部に挿嵌される場合に、
その挿嵌凹部と前記挿嵌凸部の合わせ目は合决り又は実
矧ぎ状に接合されていることを特徴とする遊技機用基板
ボックス6。
【0070】
【発明の効果】 本発明の遊技機用基板ボックスによれ
ば、ボックスカバーがボックスベースの開放部分に覆設
される場合、ボックスベース又はボックスカバーの一方
における1の縁部に設けられた挿嵌凹部には、ボックス
ベース又はボックスカバーの他方における1の縁部に設
けられた挿嵌凸部が所定長さ挿嵌される。よって、ボッ
クスベース及びボックスカバーにおける1の縁部をこじ
開けるために、薄板状の工具等が挿嵌凹部と挿嵌凸部と
の間に差し込まれたとしても、その工具等の先端は挿嵌
凹部に挿嵌された挿嵌凸部に突き当たるので、薄板状の
工具等の差し込みを防止することができる。この差し込
みの防止によりボックスベース及びボックスカバーのこ
じ開けが防止されるので、こじ開けられた遊技機用基板
ボックスの隙間から薄板状の工具や針金等を差し込んで
回路基板に不正な加工を施し、遊技機の遊技内容を変更
する不正行為を防止することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である主制御基板ボックス
が配設されたパチンコ機の裏面図である。
【図2】 機構盤に配設された基板ボックスの拡大平面
図である。
【図3】 ボックスベースの平面図である。
【図4】 基板ボックスの分解斜視図である。
【図5】 図2のV−V線における側断面図である。
【図6】 図2のVI−VI線における側断面図であ
る。
【符号の説明】
1 パチンコ機(遊技機) 10 主制御基板ボックス(遊技機用
基板ボックス) 11 ボックスベース 11b〜11e 側壁板(ボックスベースの縁部
の一部) 11g,11h 切欠部(ボックスベースの縁部
の一部) 11i 挿嵌凸部 12 ボックスカバー 12b〜12e 側壁板(ボックスカバーの縁部
の一部) 12i 遮蔽壁板(ボックスカバーの縁
部の一部) 12j 挿嵌凹部 12j1 勾配面 12f1,12g1 覆設板(ボックスカバーの縁部
の一部) 12k,12l 仕切壁板(ボックスカバーの縁
部の一部) 13 主制御基板(回路基板) 20 ボックス封印具(止着部材の一
部) B ビス(止着部材の一部)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機の制御部品を搭載した回路基板を
    収容するために1面が開放されたボックスベースと、そ
    のボックスベースの開放部分に覆設され、そのボックス
    ベースとともに前記回路基板を被包するボックスカバー
    とを備えた遊技機用基板ボックスにおいて、 前記ボックスベース又はボックスカバーの一方における
    1の縁部に略凹状に設けられる挿嵌凹部と、 その挿嵌凹部に対向して前記ボックスベース又はボック
    スカバーの他方における1の縁部に略凸状に設けられる
    と共に、その挿嵌凹部に所定長さ挿嵌される挿嵌凸部と
    を備えていることを特徴とする遊技機用基板ボックス。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006081834A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Heiwa Corp 遊技機における制御基板ユニット
JP2010246730A (ja) * 2009-04-16 2010-11-04 Nippon Pachinko Buhin Kk 遊技機の基板ケース

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