JP2001203385A - 窒化物半導体発光ダイオード - Google Patents

窒化物半導体発光ダイオード

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JP2001203385A
JP2001203385A JP2000010346A JP2000010346A JP2001203385A JP 2001203385 A JP2001203385 A JP 2001203385A JP 2000010346 A JP2000010346 A JP 2000010346A JP 2000010346 A JP2000010346 A JP 2000010346A JP 2001203385 A JP2001203385 A JP 2001203385A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好なオーミック接触が得られると共に、自
己吸収を抑制して発光出力の向上が可能な発光ピーク波
長が370nm以下の窒化物半導体発光ダイオードを提
供することである。 【解決手段】 活性層が発光ピーク波長が370nm以
下の窒化物半導体層からなり、p型コンタクト層が、p
電極と接する側にp型不純物を高濃度で含有するAla
Ga1-aN(0≦a<0.05)を含んでなる第1のp
型コンタクト層と、第1のp型コンタクト層の活性層側
に第1のp型コンタクト層と接してp型不純物を第1の
p型コンタクト層より低濃度で含有しAl組成比が第1
のp型コンタクト層より高いAlbGa1-bN(0<b<
0.1)を含んでなる第2のp型コンタクト層とから形
成されてなり、さらにn電極と接するn型コンタクト層
が、AldGa1-dN(0<d<0.1)を含んでなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光ダイオード
(LED)、レーザダイオード(LD)、太陽電池、光
センサーなどの発光素子、受光素子に使用される窒化物
半導体素子(InXAlYGa1-X-YN、0≦X、0≦Y、X
+Y≦1)に関し、特に、発光ピーク波長が370nm
以下の紫外領域に発光する窒化物半導体発光ダイオード
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、紫外LEDが実用可能となってい
る。例えば、応用物理、第68巻、第2号(199
9)、p152〜p155には、サファイア基板上に、
GaNバッファ層、n型GaNコンタクト層(膜厚:4
μm)、n型AlGaNクラッド層、アンドープInG
aNの活性層(In組成はほとんどゼロ)、p型AlG
aNクラッド層、p型GaNコンタクト層(膜厚:0.
12μm)が積層されてなる窒化物半導体素子が記載さ
れている。そして、この紫外LEDは、一定条件下で、
発光ピークが371nmの場合には発光出力が5mWで
あるのに対して、発光波長をこれより短波長にしたとき
にはn型及びp型コンタクト層がGaNであるために自
己吸収がおこり、発光出力が急激に低くなることが記載
されている。更に、この発光出力の低下を防止し、発振
波長の短波長化を可能とするためには、n型及びp型コ
ンタクト層を、AlGaNとすることで自己吸収を防止
できることが示唆されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、単に、
自己吸収を十分に防止できる程度にAl組成比の高いA
lGaNでコンタクト層を成長させると、電極との良好
なオーミック接触が得られ難くなる。この原因は、恐ら
く、AlGaNが物性的にドーパントの不活性化を引き
起こしたり、フェルミ準位の変動で電極となる金属との
仕事関数の差に変動が生じたりするために、電極との良
好なオーミック接触が得られ難くなるのではないかと考
えられる。このようなオーミック接触の低下は、p型コ
ンタクト層で大きい。また、上記のように、Al組成を
含ませることでドーパントの不活性化が生じオーミック
接触が得られ難くなる点を改善するために、コンタクト
層に不純物を多くドープすると、不純物の量にほぼ比例
して不純物準位が形成されるために、返って自己吸収が
大きくなり、結晶性の低下などで発光出力が低下する場
合がある。
【0004】またさらに、コンタクト層をGaNとして
膜厚を薄くすることで、相対的に自己吸収を低下させる
ことも考えられるが、例えばp型コンタクト層の膜厚を
薄くすると、素子特性が十分でなくなり、さらに、n型
コンタクト層の膜厚を薄くすると、n型コンタクト層を
露出させる際に操作が煩雑となると共に露出させること
が困難となる。
【0005】このように、従来技術における発光ピーク
波長が370nm以下の発光ダイオードでは、コンタク
ト層で自己吸収が生じて発光出力が低下してしまうが、
GaNによる自己吸収を防止するために、単にコンタク
ト層をAlGaNとして成長させるとオーミック接触の
低下が生じ、さらにオーミック接触を得るために不純物
のドープ量を増加させると不純物準位の形成や結晶欠陥
の増加によって自己吸収が生じてしまう。従って、自己
吸収の防止と共にオーミック接触を良好にすることが望
まれる。
【0006】そこで、本発明の目的は、良好なオーミッ
ク接触が得られると共に、自己吸収を抑制して発光出力
の向上が可能な発光ピーク波長が370nm以下の窒化
物半導体発光ダイオードを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、下記
(1)〜(6)の構成により本発明の目的を達成するこ
とができる。 (1) 基板上に、少なくともn型窒化物半導体層、活
性層、及びp型窒化物半導体層を有する窒化物半導体素
子において、前記活性層が、発光ピーク波長が370n
m以下の窒化物半導体層からなり、前記p型窒化物半導
体層として、p電極と接するp型コンタクト層が、p電
極と接する側に、p型不純物を高濃度で含有するAla
Ga1-aN(0≦a<0.05)を含んでなる第1のp
型コンタクト層と、前記第1のp型コンタクト層の活性
層側に第1のp型コンタクト層と接して、p型不純物を
第1のp型コンタクト層より低濃度で含有し、さらにA
l組成比が第1のp型コンタクト層より高いAlbGa
1-bN(0<b<0.1)を含んでなる第2のp型コン
タクト層とから形成されてなり、さらに、前記n型窒化
物半導体層として、n電極と接するn型コンタクト層
が、AldGa1-dN(0<d<0.1)を含んでなるこ
とを特徴とする窒化物半導体発光ダイオード。 (2) 前記p電極と接する第1のp型コンタクト層
が、p型不純物を1×1019〜1×1022/cm3含有
してなることを特徴とする前記(1)に記載の窒化物半
導体発光ダイオード。 (3) 前記第2のp型コンタクト層が、p型不純物を
1×1020/cm3以下含有してなることを特徴とする
前記(1)又は(2)に記載の窒化物半導体発光ダイオ
ード。 (4) 前記p型コンタクト層における第1のp型コン
タクト層の膜厚が、100〜500オングストロームで
あり、さらに第2のp型コンタクト層の膜厚が、400
〜2000オングストロームであることを特徴とする前
記(1)に記載の窒化物半導体発光ダイオード。 (5) 前記n型コンタクト層が、n型不純物を1×1
17〜1×1019/cm3含有してなることを特徴とす
る前記(4)に記載の窒化物半導体発光ダイオード。 (6) 前記活性層とn型コンタクト層との間に、Al
eGa1-eN(0<e<0.3)を含んでなる第1の窒化
物半導体層を有し、更に、前記活性層とp型コンタクト
層との間に、AlfGa1-fN(0<f<0.4)を含ん
でなる第2の窒化物半導体層を有することを特徴とする
前記(1)に記載の窒化物半導体発光ダイオード。
【0008】つまり、本発明は、n型コンタクト層を特
定のAl組成比からなるAlGaNとし、さらに、p型
コンタクト層を、p型不純物濃度が高くAl組成比の小
さい第1のp型コンタクト層と、p型不純物濃度が低く
Al組成比の高い第2のp型コンタクト層とから形成
し、p型不純物濃度の高い第1のコンタクト層をp電極
と接する側に形成してなることにより、良好なオーミッ
ク接触が得られると共に自己吸収を抑制でき、発光出力
の良好な発光ピーク波長が370nm以下の窒化物半導
体発光ダイオードを得ることができる。ここで、本発明
においては、p型コンタクト層におけるp型不純物濃度
の高い又は低い、及びAl組成比の高い又は低いとは、
p型コンタクト層を構成する第1のp型コンタクト層と
第2のp型コンタクト層での相対的な関係を示す。
【0009】本発明者は、前記したように単に自己吸収
の防止のためにAl組成を含ませると、不純物の不活性
化等によってオーミック接触の低下を引き起こすと言っ
た点に付いて種々検討した結果、n型コンタクト層を特
定のAl組成比のAlGaNとし、さらにp型コンタク
ト層をオーミック接触を得るための層と素子特性を維持
するため膜厚を確保ずるための層との2層構造とするこ
とを考えた。そして、本発明者は、上記のようにp型不
純濃度が高くAl組成比の低いp電極と接する第1のp
型コンタクト層と、不純物濃度の低いAl組成比の高い
第2のp型コンタクト層とでp型コンタクト層を形成
し、さらに特定のAl組成比からなるn型コンタクト層
と組み合わせることで、オーミック接触が良好で、且つ
自己吸収の防止が可能となり、発光出力の良好な窒化物
半導体発光ダイオードを得ることを達成した。
【0010】さらに、本発明において、第1のp型コン
タクト層が、p型不純物を1×10 19〜1×1022/c
3、好ましくは5×1020〜5×1021/cm3含有し
てなると、良好なオーミック接触を得る点で好ましい。
またさらに、本発明において、第2のp型コンタクト層
が、p型不純物を1×1020/cm3以下、好ましくは
5×1018〜5×1019/cm3含有してなると、素子
特性を維持するためにp型コンタクト層の膜厚を厚くし
ても、自己吸収を防止できる点で好ましい。
【0011】またさらに本発明において、p型コンタク
ト層における第1のp型コンタクト層の膜厚が、100
〜500オングストローム、好ましくは150〜300
オングストロームであると、p型不純物濃度を高くして
も膜厚を薄く設定してあると不純物準位による自己吸収
が相対的に小さくできると共に、p電極とのオーミック
接触を良好とすることができ、さらに第2のp型コンタ
クト層の膜厚が、400〜2000オングストローム、
好ましくは800〜1200オングストロームである
と、自己吸収を防止できると共に、素子特性を維持する
のに好ましい。
【0012】更に、本発明は、Alを含んでなるn型コ
ンタクト層が、n型不純物濃度が、1×1017〜1×1
19/cm3、好ましくは1×1018〜1×1019/c
3、あると、自己吸収の防止と共に、オーミック接触
を維持し、発光出力を向上させる点で好ましい。このよ
うに、n型コンタクト層のAl組成比と、n型不純物濃
度とを特定して組み合わせると、p型コンタクト層の場
合と同様に、オーミック接触及びクラック防止、発光出
力の向上の点で好ましい。
【0013】更に、本発明は、前記活性層とn型コンタ
クト層との間に、AleGa1-eN(0<e<0.3)を
含んでなる第1の窒化物半導体層を有し、更に、前記活
性層とp型コンタクト層との間に、AlfGa1-fN(0
<f<0.4)を含んでなる第2の窒化物半導体層を有
すると、活性層へのキャリアの閉じ込めを良好にでき、
発光出力向上の点で好ましい。更に、第1の窒化物半導
体層及び第2の窒化物半導体層のそれぞれのAl組成比
を上記範囲とし、前記のコンタクト層のAl組成比及び
不純物濃度とを組み合わせると、クラック発生の防止、
オーミック接触を良好にでき、発光出力の向上の点で好
ましい。前記第1の窒化物半導体層及び第2の窒化物半
導体層は、クラッド層としての機能を有するので、本発
明においては、以下、第1の窒化物半導体層をn型クラ
ッド層、第2の窒化物半導体層をp型クラッド層とす
る。しかし、これに限定されるものではない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、図1を用いて本発明を更
に詳細に説明する。図1は、本発明の一実施の形態であ
る窒化物半導体素子の模式的断面図である。図1には、
基板1上に、バッファ層2、AldGa1-dN(0<d<
0.1)を含んでなるn型コンタクト層3、AleGa
1-eN(0<e<0.3)を含んでなるn型クラッド層
4、IngGa1-gN(0≦g<0.1)の活性層5、A
fGa1-fN(0<f<0.4)を含んでなるp型クラ
ッド層6、AlbGa1-bN(0<b<0.1)を含んで
なる第2のp型コンタクト層7bと、AlaGa1-a
(0≦a<0.05)を含んでなる第1のp型コンタク
ト層7aとからなるp型コンタクト層7を積層成長させ
てなり、発光ピーク波長が370nm以下の窒化物半導
体素子が記載されている。そして、n型コンタクト層3
にはn電極が、p型コンタクト層7の第1のp型コンタ
クト層7aに接してp電極がそれぞれ形成されている。
まず、本発明のn型コンタクト層3及びp型コンタクト
層7について記載する。
【0015】[n型コンタクト層3]本発明において、
n型コンタクト層3としては、少なくともAldGa1-d
N(0<d<0.1、好ましくは0.01<d<0.0
5)を含んでなる窒化物半導体層である。Al組成比が
上記範囲であると、自己吸収の防止と共に、結晶性とオ
ーミック接触の点で好ましい。更に前記n型コンタクト
層3は、n型不純物を1×1017〜1×1019/c
3、好ましくは1×1018〜1×1019/cm3の濃度
で含有していると、オーミック接触の維持、クラック発
生の防止、結晶性の維持の点で好ましい。このようにn
型コンタクト層を構成するAl組成比とn型不純物濃度
を組み合わせると、自己吸収を防止できると共に、オー
ミック接触やクラック防止の点で好ましい。n型不純物
としては、特に限定されないが、例えば、Si、Ge等
が挙げられ、好ましくはSiである。n型コンタクト層
3の膜厚は、特に限定されないが、0.1〜20μmが
好ましく、より好ましくは1〜10μmである。膜厚が
この範囲であると、界面付近(例えばn型クラッド層と
の界面付近)の結晶性(下地として)と抵抗率の低下の
点で好ましい。
【0016】[p型コンタクト層7]本発明において、
p型コンタクト層7としては、少なくともp電極と接す
るp型不純物濃度が高くAl組成比の低い第1のp型コ
ンタクト層7aと、p型不純物濃度が低くAl組成比の
高い第2のp型コンタクト層7bとから形成されてい
る。このように、p型不純物濃度とAl組成比が異なる
2種類の層でp型コンタクト層7を形成することによ
り、第1のp型コンタクト層7aで良好なオーミック接
触を得ることができ、さらに素子特性を維持できる程度
の膜厚にp型コンタクト層を調整する場合、第2のp型
コンタクト層7bの膜厚を厚くした場合でも、Al組成
比が高いので自己吸収を防止することができる。つま
り、p型コンタクト層7では、オーミック接触を得るた
めの第1のp型コンタクト層7aと、自己吸収を防止し
ながら素子特性の維持できる程度に膜厚を確保するため
の第2のp型コンタクト層7bとの2層からなる。以下
に第1のp型コンタクト層7a及び第2のp型コンタク
ト層7bについて説明する。第1のp型コンタクト層7
aは、第2のp型コンタクト層7bに比べて不純物濃度
が高く、Al組成比が低く設定されている。
【0017】このような第1のp型コンタクト層7aと
しては、AlaGa1-aN(0≦a<0.05、好ましく
は0<a<0.01)を含んでなる窒化物半導体層を挙
げることができる。Al組成比が上記範囲であるとp型
不純物濃度を高濃度にドープしても、不純物の不活性化
を防止でき、p電極との良好なオーミック接触を得るこ
とができ好ましい。また、第1のp型コンタクト層7a
が上記の範囲内でAl組成を含んでなると自己吸収の防
止の点で好ましく、さらに結晶性の点でも好ましい。ま
た、第1のp型コンタクト層7aのAl組成比は、上記
範囲内で、第2のp型コンタクト層7bのAl組成比よ
り低くなるように調整される。
【0018】第1のp型コンタクト層7aのp型不純物
濃度としては、特に限定されないが、p電極とのオーミ
ック接触が良好に得られる程度が好ましく、例えば具体
的には、1×1019〜1×1022/cm3、好ましくは
5×1020〜5×1021/cm3である。p型不純物濃
度が上記範囲であると、オーミック接触を良好に得るこ
とができ好ましい。第1のp型コンタクト層7aのp型
不純物濃度は、上記範囲内で第2のp型コンタクト層7
bの不純物濃度より高くなるように調整される。また、
第1のp型コンタクト層7aの膜厚としては、特に限定
されないが、p電極とのオーミック接触が良好となる程
度の膜厚であればよく、例えば具体的には、100〜5
00オングストローム、好ましくは150〜300オン
グストロームである。このような膜厚であると、Al組
成比を低くしても膜厚が比較的薄いので自己吸収を防止
でき、さらに、p型不純物を高濃度に含有して良好なオ
ーミック接触を得る点で好ましい。
【0019】次に、第2のp型コンタクト層7bとして
は、AlbGa1-bN(0<b<0.1、好ましくは0.
01<b<0.05)を含んでなる窒化物半導体層であ
る。Al組成比が上記範囲であると、n型コンタクト層
の場合と同様に自己吸収の防止の点で好ましく、さら
に、結晶性とオーミック接触の点でも好ましい。また、
第2のp型コンタクト層7bのAl組成比は、上記範囲
内で第1のp型コンタクト層7aより高くなるように調
整される。第2のp型コンタクト層7bのp型不純物濃
度は、第2のp型コンタクト層7bがp型を示す程度に
含有されていることが望ましく、例えば具体的には、1
×1020/cm3以下、好ましくは5×1018〜5×1
19/cm3である。p型不純物濃度が上記範囲である
と、不純物準位の形成による自己吸収の防止の点で好ま
しい。第2のp型コンタクト層7bのp型不純物濃度
は、上記範囲内で第1のp型コンタクト層7aより低濃
度に調整される。
【0020】第2のp型コンタクト層7bの膜厚として
は、特に限定されないが、第2のp型コンタクト層7b
が400〜1200オングストローム、好ましくは80
0〜1200オングストロームである。第2のp型コン
タクト層7bの膜厚が上記範囲であると、自己吸収を防
止しながら素子特性を維持できる程度の膜厚に調整でき
る点で好ましい。p型コンタクト層7に含有されるp型
不純物としては、特に限定されないが、例えば好ましく
はMgが挙げられる。
【0021】また、ここで、p型コンタクト層7を構成
する第1のp型コンタクト層7aと第2のp型コンタク
ト層7bは、上記に示したように、不純物濃度やAl組
成比が重複する部分があるが、それぞれ記載された範囲
で第1のp型コンタクト層7aが、第2のp型コンタク
ト層7bに対して、不純物濃度が高くてAl組成比が低
くなるように調整されることで良好な効果を得ることが
できる。仮に、p型コンタクト層7を、Al組成比の低
い層のみ、あるいは不純物濃度の高い層のみなどで形成
すると、オーミック接触は良好であっても、自己吸収の
防止は十分満足できない等、良好なオーミック接触と共
に自己吸収の防止の両者を得られ難くなる。また、p型
コンタクト層7は、p型不純物濃度が高くAl組成比の
小さい第1のp型コンタクト層7aにより良好なオーミ
ック接触が得られ、p型不純物濃度が低くAl組成比が
大きい第2のp型コンタクト層7bにより自己吸収を防
止すると共に素子特性の維持ができる、といったように
オーミック接触と自己吸収の防止をそれぞれの層によっ
て得るように構成している。そして第1のp型コンタク
ト層7aと第2のp型コンタクト層7bとの層が相乗的
に作用して、良好なオーミック接触と自己吸収の防止に
よって、発光出力の良好な素子を得ることができる。ま
た、現状の窒化物半導体では、n型よりもp型形成が困
難であり、また素子構造的にp側面発光により特にp側
の良好なオーミック接触とp側の自己吸収の防止が大事
である。
【0022】またさらに、上記のようにn型コンタクト
層3のAl組成比を特定すること、好ましくはAl組成
比に加えて不純物濃度を特定すること、加えて、p型コ
ンタクト層7をp型不純物濃度の高いAl組成比の低い
第1のp型コンタクト層7aとp型不純物濃度が低くA
l組成比の高い第2のp型コンタクト層7bとで形成す
ること、を組み合わせると、オーミック接触の低下を引
き起こすことなく自己吸収をより良好に防止でき、発光
出力の向上の点でより好ましい。
【0023】更に、以下に素子を構成するその他の各層
について説明する。 [基板1]本発明において、基板1としては、サファイ
アC面、R面又はA面を主面とするサファイア、その
他、スピネル(MgA124)のような絶縁性の基板の
他、SiC(6H、4H、3Cを含む)、Si、Zn
O、GaAs、GaN等の半導体基板を用いることがで
きる。
【0024】[バッファ層2]本発明において、バッフ
ァ層2としては、GahAl1-hN(但しhは0<h≦1
の範囲である。)からなる窒化物半導体であり、好まし
くはAlの割合が小さい組成ほど結晶性の改善が顕著と
なり、より好ましくはGaNからなるバッファ層2が挙
げられる。バッファ層2の膜厚は、0.002〜0.5
μm、好ましくは0.005〜0.2μm、更に好まし
くは0.01〜0.02μmの範囲に調整する。バッフ
ァ層2の膜厚が上記範囲であると、窒化物半導体の結晶
モフォロジーが良好となり、バッファ層2上に成長させ
る窒化物半導体の結晶性が改善される。バッファ層2の
成長温度は、200〜900℃であり、好ましくは40
0〜800℃の範囲に調整する。成長温度が上記範囲で
あると良好な多結晶となり、この多結晶が種結晶として
バッファ層2上に成長させる窒化物半導体の結晶性を良
好にでき好ましい。また、このような低温で成長させる
バッファ層2は、基板の種類、成長方法等によっては省
略してもよい。
【0025】[n型コンタクト層3]上記のn型不純物
含有のAlGaNを含んでなる窒化物半導体である。
【0026】[n型クラッド層4]本発明において、n
型クラッド層4としては、活性層5のバンドギャップエ
ネルギーより大きくなる組成であり、活性層5へのキャ
リアの閉じ込めが可能であれば特に限定されないが、好
ましい組成としては、AleGa1-eN(0<e<0.
3、好ましくは0.1<e<0.2)のものが挙げられ
る。n型クラッド層が、このようなAlGaNからなる
と、活性層へのキャリアの閉じ込めの点で好ましい。n
型クラッド層の膜厚は、特に限定されないが、好ましく
は0.01〜0.1μmであり、より好ましくは0.0
3〜0.06μmである。n型クラッド層のn型不純物
濃度は、特に限定されないが、好ましくは1×1017
1×1020/cm3であり、より好ましくは1×1018
〜1×1019/cm3である。不純物濃度がこの範囲で
あると、抵抗率及び結晶性の点で好ましい。
【0027】n型クラッド層は、上記のような単一層の
他に、多層膜層(超格子構造を含む)とすることもでき
る。多層膜層の場合は、上記のAleGa1-eNと、それ
よりバンドギャップエネルギーの小さい窒化物半導体層
とからなる多層膜層であればよいが、例えばバンドギャ
ップエネルギーの小さい層としては、InkGa1-k
(0≦k<1)、AljGa1-jN(0≦j<1、e>
j)が挙げられる。多層膜層を形成する各層の膜厚は、
特に限定されないが、超格子構造の場合は、一層の膜厚
が100オングストローム以下、好ましくは70オング
ストローム以下、より好ましくは10〜40オングスト
ロームと、超格子構造を形成しない単一層の場合は、上
記の組成からなる層とすることができる。また、n型ク
ラッド層がバンドギャップエネルギーの大きい層と、バ
ンドギャップエネルギーの小さい層からなる多層膜層で
ある場合、バンドギャップエネルギーの大きい層及び小
さい層の少なくともいずれか一方にn型不純物をドープ
させてもよい。また、バンドギャップエネルギーの大き
い層及び小さい層の両方にドープする場合は、ドープ量
は同一でも異なってもよい。
【0028】[活性層5]本発明において、活性層5と
しては、発光ピーク波長が370nm以下となるような
組成の窒化物半導体が挙げられる。好ましくはIng
1-gN(0≦g<0.1)の窒化物半導体が挙げられ
る。活性層のIn組成比は、発光ピーク波長が短波長と
なるに従いIn組成比を小さくしていくが、In組成比
はほとんどゼロに近くなる。活性層の膜厚としては、特
に限定されないが、量子効果の得られる程度の膜厚が挙
げられ、例えば好ましくは0.001〜0.01μmで
あり、より好ましくは0.003〜0.007μmであ
る。膜厚が上記範囲であると発光出力の点で好ましい。
また、活性層は、上記のような単一量子井戸構造の他
に、上記IngGa1-gNを井戸層として、この井戸層よ
りバンドギャップエネルギーが大きい組成からなる障壁
層とからなる多重量子井戸構造としてもよい。また、活
性層には、不純物をドープしてもよい。
【0029】また、活性層のIn組成比の調整として
は、、発光ピーク波長が370nm以下となるIn組成
比であれば特に限定されず、具体的な値としては、例え
ば下記の理論値の計算式から求められる値を近似的な値
として挙げることができる。しかし、実際に発光させて
得られる波長は、量子井戸構造をとる量子準位が形成さ
れるため、波長のエネルギー(Eλ)がInGaNのバ
ンドギャップエネルギー(Eg)よりも大きくなり、計
算式などから求められる発光波長より、短波長側へシフ
トする傾向がある。
【0030】[理論値の計算式] Eg=(1−χ)3.40+1.95χ−Bχ(1−
χ) 波長(nm)=1240/Eg Eg:InGaN井戸層のバンドギャップエネルギー χ:Inの組成比 3.40(eV):GaNのバンドギャップエネルギー 1.95(eV):InNのバンドギャップエネルギー B:ボーイングパラメーターを示し、1〜6eVとす
る。このようにボーイングパラメータが変動するのは、
最近の研究では、SIMS分析などから、従来は結晶に
歪みがないと仮定して1eVとされていたが、In組成
比の割合や膜厚が薄い場合等により歪みの生じる程度が
異なり、1eV以上となることが明らかとなってきてい
るためである。
【0031】上記のように井戸層のSIMS分析などか
ら求められる具体的なIn組成比から考えられる発振波
長と、実際に発振させたときの発振波長とには、やや相
違があるものの、実際の発振波長が所望する波長となる
ように調整される。
【0032】[p型クラッド層6]本発明において、p
型クラッド層6としては、活性層5のバンドギャップエ
ネルギーより大きくなる組成であり、活性層5へのキャ
リアの閉じ込めができるものであれば特に限定されない
が、好ましくは、AlfGa1-fN(0<f<0.4、好
ましくは0.15<f<0.3)のものが挙げられる。
p型クラッド層が、このようなAlGaNからなると、
活性層へのキャリアの閉じ込めの点で好ましい。p型ク
ラッド層の膜厚は、特に限定されないが、好ましくは
0.01〜0.15μmであり、より好ましくは0.0
4〜0.08μmである。p型クラッド層のp型不純物
濃度は、特に限定されないが、好ましくは1×1018
1×1021/cm3であり、より好ましくは1×1019
〜5×1020/cm3である。p型不純物濃度が上記範
囲であると、結晶性を低下させることなくバルク抵抗を
低下させる点で好ましい。
【0033】p型クラッド層は、上記のような単一層の
他に、多層膜層(超格子構造を含む)とすることもでき
る。多層膜層の場合は、上記のAlfGa1-fNと、それ
よりバンドギャップエネルギーの小さい窒化物半導体層
とからなる多層膜層であればよいが、例えばバンドギャ
ップエネルギーの小さい層としては、n型クラッド層の
場合と同様に、InkGa1-kN(0≦k<1)、Alj
Ga1-jN(0≦j<1、f>j)が挙げられる。多層
膜層を形成する各層の膜厚は、特に限定されないが、超
格子構造の場合は、一層の膜厚が100オングストロー
ム以下、好ましくは70オングストローム以下、より好
ましくは10〜40オングストロームと、超格子構造を
形成しない単一層の場合は、上記の組成からなる層とす
ることができる。また、p型クラッド層がバンドギャッ
プエネルギーの大きい層と、バンドギャップエネルギー
の小さい層からなる多層膜層である場合、バンドギャッ
プエネルギーの大きい層及び小さい層の少なくともいず
れか一方にp型不純物をドープさせてもよい。また、バ
ンドギャップエネルギーの大きい層及び小さい層の両方
にドープする場合は、ドープ量は同一でも異なってもよ
い。
【0034】[p型コンタクト層7]上記のp型不純物
含有のAlGaNを含んでなる窒化物半導体である。
【0035】また、本発明において、p電極及びn電極
は、種々のものを用いることができ、公知の電極材料等
から適宜選択して用いる。電極としての具体例は、後述
の実施例に記載されているものが挙げられる。また、本
発明は、素子構造の一実施の形態として図1を挙げて説
明したが、発光ピーク波長が370nm以下で、上記の
ような本発明の特定のn型コンタクト層及びp型コンタ
クト層であれば本発明の効果を得ることができ、図1以
外に、静電耐圧、順方向電圧、寿命特性等の素子特性の
向上のために、その他の層を形成してもよい。
【0036】また、本発明の素子は、p側層をp型化し
て低抵抗とするために、アニーリング処理を行ってい
る。アニーリング処理としては、特許第2540791
号に記載されているように、気相成長法により、p型不
純物がドープされた窒化ガリウム系化合物半導体を成長
させた後、実質的に水素を含まない雰囲気中、400℃
以上の温度で熱処理を行い、p型不純物がドープされた
窒化ガリウム系化合物半導体から水素を出すことにより
p型にする方法が挙げられる。
【0037】
【実施例】以下に、本発明の一実施の形態である実施例
を挙げて本発明を更に詳細に説明する。しかし、本発明
はこれに限定されない。
【0038】[実施例1]実施例1は、図1の窒化物半
導体素子を作製する。 (基板1)サファイア(C面)よりなる基板1を、反応
容器内において水素雰囲気中、1050℃で表面のクリ
ーニングを行う。
【0039】(バッファ層2)続いて、水素雰囲気中、
510℃で、アンモニアとTMG(トリメチルガリウ
ム)を用い、基板1上にGaNよりなるバッファ層2を
約200オングストロームの膜厚で成長させる。
【0040】(n型コンタクト層3)次に1050℃で
TMG、TMA(トリメチルアルミニウム)、アンモニ
ア、シラン(SiH4)を用い、Siを5×1018/c
3ドープしたn型Al0.04Ga0.96Nよりなるn型コ
ンタクト層3を4μmの膜厚で成長させる。
【0041】(n型クラッド層4)次に1050℃でT
MG、TMA、アンモニア、シランを用い、Siを5×
1017/cm3ドープしたn型Al0.18Ga0.82Nより
なるn型クラッド層4を400オングストロームの膜厚
で形成する。
【0042】(活性層5)次に窒素雰囲気中、700℃
でTMI、TMG、アンモニアを用い、アンドープIn
GaNよりなる活性層を55オングストロームの膜厚で
成長させる。In組成比は、測定不可能な程度に微量
(ほとんどゼロ)である。
【0043】(p型クラッド層6)次に水素雰囲気中、
1050℃でTMG、TMA、アンモニア、Cp2Mg
(シクロペンタジエニルマグネシウム)を用い、Mgを
1×1020/cm3ドープしたAl0.2Ga0.8Nよりな
るp型クラッド層6を600オングストロームの膜厚で
成長させる。
【0044】(p型コンタクト層7)続いて、p型クラ
ッド層6上に、TMG、TMA、アンモニア、Cp2
gを用いて、Mgを1×1019/cm3ドープしたAl
0.04Ga0.96Nよりなる第2のp型コンタクト層7bを
0.1μmの膜厚で成長させ、その後、ガスの流量を調
整してMgを2×1021/cm3ドープしたAl0.01
0.99Nよりなる第2のp型コンタクト層7bを0.0
2μmの膜厚で成長させる。
【0045】成長終了後、窒素雰囲気中、ウェーハを反
応容器内において、700℃でアニーリングを行い、p
型層をさらに低抵抗化した後、ウェーハを反応容器から
取り出し、最上層のp型コンタクト層7の表面に所定の
形状のマスクを形成し、RIE(反応性イオンエッチン
グ)装置でp型コンタクト層側からエッチングを行い、
図1に示すようにn型コンタクト層3の表面を露出させ
る。
【0046】エッチング後、最上層にあるp型コンタク
ト層7の第1のp型コンタクト層7aのほぼ全面に膜厚
200オングストロームのNiとAuを含む透光性のp
電極8と、そのp電極8の上にボンディング用のAuよ
りなるpパッド電極10を0.2μmの膜厚で形成す
る。一方エッチングにより露出させたn型コンタクト層
3の表面にはWとAlを含むn電極9を形成する。最後
にp電極8の表面を保護するためにSiO2よりなる絶
縁膜を形成した後、ウェーハをスクライブにより分離し
て350μm角のLED素子とする。
【0047】このLED素子は順方向電圧20mAにお
いて、発光ピーク波長が370nmを示し、Vfは3.
8V、出力は2.0mWである。実施例1のLEDの光
取り出し効率は、従来のn型及びp型コンタクト層がA
lを含んでいないものに対してほぼ2.5倍となる。以
上のように、上記素子構造により、オーミック接触が良
好となるので従来と同等のVfを維持でき、さらに自己
吸収を防止できることで発光出力を向上させることがで
きる。
【0048】
【発明の効果】本発明は、上記のように、n型コンタク
ト層及びp型コンタクト層をAl組成比や不純物濃度、
さらにp型コンタクト層を2層から構成することによ
り、オーミック接触を悪化させることなく良好に自己吸
収を防止して光取り出し効率を向上させ、370nm以
下の発光出力の良好な窒化物半導体素子を提供すること
ができる。更に本発明は、n型及びp型コンタクト層の
Mg濃度や、特定のクラッド層との組み合わせにより、
良好なオーミック接触と自己吸収の防止に加えて、クラ
ックなどの防止が良好となり、より良好な発光出力を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施の形態であるLEDの
模式的断面図である。
【符号の説明】
1・・・基板 2・・・バッファ層 3・・・n型コンタクト層 4・・・n型クラッド層 5・・・活性層 6・・・p型クラッド層 7・・・p型コンタクト層 7b・・・第2のp型コンタクト層 7a・・・第1のp型コンタクト層 8・・・p電極 9・・・n電極 10・・・パッド電極

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に、少なくともn型窒化物半導体
    層、活性層、及びp型窒化物半導体層を有する窒化物半
    導体素子において、 前記活性層が、発光ピーク波長が370nm以下の窒化
    物半導体層からなり、前記p型窒化物半導体層として、
    p電極と接するp型コンタクト層が、p電極と接する側
    に、p型不純物を高濃度で含有するAlaGa1-aN(0
    ≦a<0.05)を含んでなる第1のp型コンタクト層
    と、前記第1のp型コンタクト層の活性層側に第1のp
    型コンタクト層と接して、p型不純物を第1のp型コン
    タクト層より低濃度で含有し、さらにAl組成比が第1
    のp型コンタクト層より高いAlbGa1-bN(0<b<
    0.1)を含んでなる第2のp型コンタクト層とから形
    成されてなり、 さらに、前記n型窒化物半導体層として、n電極と接す
    るn型コンタクト層が、AldGa1-dN(0<d<0.
    1)を含んでなることを特徴とする窒化物半導体発光ダ
    イオード。
  2. 【請求項2】 前記p電極と接する第1のp型コンタク
    ト層が、p型不純物を1×1019〜1×1022/cm3
    含有してなることを特徴とする請求項1に記載の窒化物
    半導体発光ダイオード。
  3. 【請求項3】 前記第2のp型コンタクト層が、p型不
    純物を1×1020/cm3以下含有してなることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の窒化物半導体発光ダイオ
    ード。
  4. 【請求項4】 前記p型コンタクト層における第1のp
    型コンタクト層の膜厚が、100〜500オングストロ
    ームであり、さらに第2のp型コンタクト層の膜厚が、
    400〜2000オングストロームであることを特徴と
    する請求項1に記載の窒化物半導体発光ダイオード。
  5. 【請求項5】 前記n型コンタクト層が、n型不純物を
    1×1017〜1×1019/cm3含有してなることを特
    徴とする請求項4に記載の窒化物半導体発光ダイオー
    ド。
  6. 【請求項6】 前記活性層とn型コンタクト層との間
    に、AleGa1-eN(0<e<0.3)を含んでなる第
    1の窒化物半導体層を有し、更に、前記活性層とp型コ
    ンタクト層との間に、AlfGa1-fN(0<f<0.
    4)を含んでなる第2の窒化物半導体層を有することを
    特徴とする請求項1に記載の窒化物半導体発光ダイオー
    ド。
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