JP2001199397A - 成層圏用飛行船 - Google Patents

成層圏用飛行船

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JP2001199397A JP2000010984A JP2000010984A JP2001199397A JP 2001199397 A JP2001199397 A JP 2001199397A JP 2000010984 A JP2000010984 A JP 2000010984A JP 2000010984 A JP2000010984 A JP 2000010984A JP 2001199397 A JP2001199397 A JP 2001199397A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浮揚気体容積を大幅にかつ円滑に変化させて
成層圏に安定浮上し滞留することが得られる成層圏用飛
行船を提供する。 【解決手段】 船体外皮11によって形成された気嚢1
0内を柔軟膜12によって浮揚気体収容部20と空気収
容部30とに区画し、浮揚気体と空気との容積比を可変
して上昇せしめる成層圏用飛行船において、柔軟膜12
の外周を船体外皮11の中間高さ位置に沿って結合し、
かつ中央部を上下端が船体外皮11の上面及び下面に結
合された懸下索13に結合支持する。柔軟膜12のスロ
ッシング現象が抑制されてバランスを保った状態で形状
変化せしめられ、浮揚気体が偏在することく浮揚気体及
び空気収容部内の空気の容積比を円滑に変化させること
が可能になり、成層圏に安定浮上させるて滞留させるこ
とが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飛行船に関し、特
に気嚢内を隔膜によって揚気体収容部と空気収容部とに
区分する成層圏用飛行船に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、飛行船の用途は、気圧変化の比
較的少ない低高度(高度数Km以下)での広告宣伝、イ
ベント中継、監視、警戒警備、輸送や観光用等が主であ
り、このような低高度で使用される飛行船における浮上
高度を変える方法は、飛行高度を大幅に変化させる必要
がないことから、最高浮上高度に耐えるように気嚢の容
積を決め、地上より浮上後はバラストを捨てながら上昇
し、最高高度に達した後は、浮揚気体の一部を放出して
空気と入れ替えることによって行われる。
【0003】一方、大気密度が海上付近に比べ約14〜
15分の1に希薄化する成層圏と称される高々度(例え
ば高度17〜22Km)へ上昇するには、浮力を生み出
すヘリウムガス等の浮揚気体の容積を14〜15倍と大
幅に変化させる可変機構が不可欠となっている。
【0004】この容積可変機構は、例えば特開昭54−
70597号公報に開示されるように、浮揚気体が収容
された気嚢の外皮をローラによって巻き取ることによ
り、或いは対向配置された複数のローラによって気嚢の
外皮を擦り込んで収納することによって、気嚢容積を小
さくして内部圧力を増加させることによって静浮力を減
らして飛行船を下降させ、また逆に外皮を繰り出すこと
によって気嚢容積を大きくして内部圧力を低下させるこ
とによって静浮力を増大させて、飛行船を浮上させるも
のが提案されている。
【0005】しかし、この容積可変機構を備えた飛行船
によると、気嚢の容積を可変制御することから飛行船の
外形が大きく変化するものであり、空力特性が大きく変
化して安定した状態での上昇が妨げられる。
【0006】この対策として、図9に飛行船の概略側面
図を示し、図10に図9のV−V線断面図を示すよう
に、風船状の船体外皮102内を隔壁となる柔軟膜10
3によって浮揚気体収容部104と空気収容部105と
に区画した気嚢101収容した飛行船がある。
【0007】浮揚気体収容部104内の上部に浮揚気体
薄膜タンク106が設けられ、空気収容部105の前部
及び後部には、船体外皮102の形状、即ち気嚢101
の形状を保持し、かつ飛行船のバランスを保つバロネッ
ト107が配設されている。更に、気嚢101の上面上
に太陽電池モジュール108が設けられ、下部に装備
品、蓄電池、燃料電池、ミッションペイロード機器類等
の搭載物109を吊り下げ支持すると共に、太陽電池モ
ジュール108と蓄電池等は気嚢101の外周に沿って
配設なされた電力ケーブル110によって連結されてい
る。
【0008】この飛行船は、地上における発進前の状態
では、図11に図9のVI−VI線断面図を示し、図1
2に図9のVII−VII線断面図を示すように、浮揚
気体注入部111より浮揚気体薄膜タンク106内に例
えばヘリウムガス等の浮揚気体を注入し、浮揚気体注入
部111のバルブを閉じた後、空気収容部105内に空
気吸入ブロア112により外気を吸入加圧して船体外皮
102の形状を保持する。このとき空気収容部105の
空気ベントバルブ113は閉じられており、柔軟膜10
3は上方に押し上げられて、図12に示すように浮揚気
体薄膜タンク106内及び浮揚気体薄膜タンク106か
ら浮揚気体収容部104内に供給された浮揚気体は加圧
されている。
【0009】飛行船の上昇は、浮揚気体収容部104及
び浮揚気体薄膜タンク106内の浮揚気体による浮力か
ら飛行船の装備重量を減じた浮力、即ち余剰浮力によっ
て上昇を開始し、上昇に伴って外気圧が徐々に低下す
る。この外気圧の低下に伴って気嚢101の内圧と外気
圧との差圧が徐々に増大する。この差圧を所定の制限内
に保持するために空気ベントバルブ113を開き空気収
容部105内の空気を排出することで空気容積を減らし
て調節する。この空気容積の調節に伴って、浮揚気体薄
膜タンク106内と浮揚気体収容部104内との間に差
圧が発生する。この差圧を所定以下にするために浮揚気
体ベントバルブ114を開放して浮揚気体薄膜タンク1
06から浮揚気体収容部104内に浮揚気体が送出され
る。
【0010】浮揚気体収容部104内に送出された浮揚
気体は、膨張して余剰浮力が確保されて飛行船が上昇を
続けると共に、空気排出によって減少した空気容積を補
填し船体外皮102内の容積が一定に保持されて気嚢1
01の外形がほぼ保たれる。
【0011】飛行船が成層圏に上昇した状態では、図1
3に断面図を示すように気嚢101内は、空気収容部1
05内の空気容積が大幅に減少し、浮揚気体収容部10
4内の膨張した浮揚気体によって柔軟膜103が押し下
げられた状態で空中に滞留する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記、飛行船による
と、上昇に伴う外気圧の低下に伴う気嚢101の内圧と
外気圧との差圧を、空気収容部105内の空気容積を減
少調節して浮揚気体を膨張せしめることによって余剰浮
力が確保され、かつ減少した空気容積が増大する浮揚気
体容積によって補填されて気嚢101内の容積が一定に
保持され、気嚢101、即ち飛行船の外形がほぼ保たれ
る。
【0013】しかし、浮揚気体収容部104と空気収容
部105とを区画する柔軟膜103は、その周囲が船体
外皮102に接合された広大な膜状であることから、空
気収容部105内の空気容積の減少に伴う浮揚気体容積
の増大に追従した柔軟膜103の円滑な変化が困難であ
り、例えば図14に示すように柔軟膜103がスロッシ
ング、即ち波動現象を起こし、気嚢101内の浮揚気体
の偏在が誘発され、浮揚気体の偏在に起因して浮力のバ
ランスが崩れて安定した状態での成層圏への浮上が妨げ
られることが懸念される。この結果、柔軟膜103の大
きさが抑制されて浮揚気体容積と空気容積の容積比の可
変調節範囲が抑制される。
【0014】また、気嚢101の下部に搭載物109が
吊り下げ支持されることから、船体外皮102の下部側
面に直接的に搭載荷重Wが作用する。この結果、図15
に示すように一点鎖線で示す状態から気嚢101の断面
形状が略楕円形に変形して外形形状を歪め、浮揚気体収
容部104内の浮揚気体が偏在して浮力のバランスの崩
れを誘発して空力安定性の低下を招く結果、安定した状
態での浮上が妨げられ、かつ搭載荷重Wが作用する船体
外皮102の下部側面の強度を確保するための補強ダブ
ラ等の補強部材が必要になり、飛行船の重量増加を招く
要因となる。
【0015】更に、太陽電池モジュール107と蓄電池
を結ぶ電力ケーブル110が気嚢101の外周に沿って
露出して配設なされることから、電力配線経路が長く、
電力損失及び重量が増大し、かつ外部に露出した電力ケ
ーブル110によって有害な空力抵抗の発生が懸念され
る。
【0016】従って、かかる点に鑑みなされた本発明の
目的は、浮揚気体容積を大幅にかつ円滑に変化させて成
層圏に安定浮上し滞留することが得られる成層圏用飛行
船を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記第目的を達成する請
求項1に記載の成層圏用飛行船の発明は、船体外皮によ
って形成された気嚢内を柔軟な隔膜によって浮揚気体収
容部と空気収容部とに上下に区画すると共に、上記浮揚
気体収容部内に収容された浮揚気体と空気収容部内に収
容された空気との容積比を可変して上昇せしめる成層圏
用飛行船において、上記隔膜は、該隔膜の外周が船体外
皮の中間高さ位置に沿って結合されると共に、中央部が
隔膜支持部材によって気嚢の中央部中間高さ位置に結合
支持されたことを特徴とする。
【0018】請求項1の発明によると、空気収容部内の
空気及び浮揚気体収容部内の浮揚気体の容積比の変化に
伴う隔膜の形状変化は、隔膜の中央部が隔膜支持部材に
よって気嚢の中央部中間高さ位置に結合支持されること
から、隔膜の中央部がほぼ所定の位置に固定されてスロ
ッシングの発生が抑制されて、隔膜が中央部を対称乃至
略対称にバランスを保った状態で形状変化せしめられ
る。その結果、常に浮揚気体収容部内の浮揚気体が偏在
することく浮揚気体の浮力のバランスが確保される。従
って、浮揚気体収容部内の浮揚気体及び空気収容部内の
空気の容積比を大幅にかつ円滑に変化させることが可能
になり、成層圏に安定浮上させて滞留させることが可能
になる。
【0019】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の成層圏用飛行船において、上記隔膜支持部材は、上記
気嚢内に上下方向に延在して上端が船体外皮の上面中央
部に結合され、下端が船体外皮の下面中央部に結合され
た懸下索であって、該懸下索の中間高さ位置に上記隔壁
の中央部が結合されたことを特徴とする。
【0020】請求項2に記載の発明によると、隔膜の中
央部を結合支持する隔膜支持部材が、気嚢内に上下方向
に延在して上端及び下端が船体外皮の上面及び下面の中
央部に結合される懸下索によって容易に形成される。
【0021】請求項3に記載の発明は、請求項2の成層
圏用飛行船において、上記懸下索は、上記気嚢の前後方
向に延在する中心線を通り上下方向に延在して上端が船
体外皮の上面中央部に結合され、下端が船体外皮の下面
中央部に結合されたことを特徴とする。
【0022】請求項3の発明によると、懸下索が気嚢の
中心線を通るように配設することから、スロッシングの
発生が抑制されて隔膜が中央部を中心に左右対称乃至略
対称にバランスを保った状態で形状変化せしめられ、浮
揚気体の浮力のバランスがより確実に確保され、より円
滑に浮揚気体及び空気の容積比を変化させることが可能
になり、安定した浮上が確保される。
【0023】請求項4に記載の発明は、請求項3の成層
圏用飛行船において、上記懸下索は、上記中心線に沿っ
て複数配置されたことを特徴とする。
【0024】請求項4の発明によると、空気収容部内の
空気容積と浮揚気体収容部内の浮揚気体の容積比の変化
に伴う隔膜の形状変化が、隔膜の中央部が中心線に沿っ
て配置された複数の懸下索によって連続的に結合支持さ
れることから、隔膜の中央部が中心線に沿った複数箇所
で固定されてスロッシングの発生がより効果的に抑制さ
れて、隔膜が中央部を中心に左右対称乃至略対称にバラ
ンスを保った状態で形状変化せしめられ、浮揚気体の浮
力の左右バランスがより確実に確保され、比較的大きな
気嚢であっても円滑に浮揚気体収容部内の浮揚気体及び
空気収容部内の空気の容積比を変化させることが可能に
なり、安定した浮上がもたらされる。
【0025】請求項5に記載の発明は、請求項2〜4の
成層圏用飛行船において、上記懸下索の下端に船体外皮
の下面下方に配置される搭載物支持部材が吊下支持され
たことを特徴とする。
【0026】請求項5の発明によると、上端が船体外皮
の上面中央部に結合され気嚢内を通り下端が船体外皮の
下面中央部に結合された懸下索の下端に搭載物を積載す
る搭載物支持部材が吊下支持されることから、搭載物支
持部材及び搭載物の荷重が懸下索を介して船体外皮の上
面中央部に直接的に作用する。この結果、浮揚気体の浮
力が作用する浮揚気体収容部の上面中央部に懸下索を介
して搭載支持部及び搭載物の荷重が下方に向かって作用
して浮力による船体外皮の上面の変形が抑制され、浮揚
気体収容部の形状が維持されて浮揚気体の偏在が抑制さ
れて浮力のバランスが保持され、かつ、気嚢の形状が保
持されて飛行船の空力安定性が得られる。
【0027】請求項6に記載の発明は、請求項5の成層
圏用飛行船において、上記搭載物支持部材及び該搭載物
支持部材に搭載された搭載物は、外周が船体外皮の下面
に結合されて整流機能を果たす薄膜フェアリングによっ
て覆われると共に、該薄膜フェアリングの張力によって
揺動が抑制されたことを特徴とする。
【0028】請求項6の発明によると、外気流の整流を
機能を兼ねる薄膜フェアリングの張力によって搭載物支
持部材及び搭載物の揺動が拘束され、吊り下げ支持され
た搭載物支持部材及び搭載物等が安定的に保持されると
共に、揺動を拘束する他の手段を省略することが可能に
なり、構造の簡素化及び軽量化がもたらされる。
【0029】請求項7に記載の発明は、請求項2〜4の
成層圏用飛行船において、上記懸下索と同軸乃至平行に
電力ケーブルが配設されたことを特徴とする。
【0030】請求項7の発明によると、電力ケーブル
を、気嚢内を貫通して配設することによって、従来のよ
うに船体外皮の外面に沿って設ける電力ケーブルの配線
に比べ、電力ケーブルの短縮が得られ、電力損失及び重
量の削減が得られ、かつ電力ケーブルが外部に露出する
ことなく空気抵抗の低減がもたらされる。
【0031】請求項8に記載の発明は、請求項7の成層
圏用飛行船において、上記電力ケーブルは、上記船体外
皮の上面上に配設された太陽電池モジュールと船体外皮
の下面下に配設される搭載物とを配線する電力ケーブル
であることを特徴とする。
【0032】請求項8の発明によると、太陽電池モジュ
ールと搭載支持部材に搭載された蓄電池等の搭載物を連
結する電力ケーブルが、気嚢内を貫通して船体外皮11
の上面中央部と下面中央部とを連結する懸下索と同軸或
いは平行に配設することによって最短距離で電力配線が
なされ、気嚢の外周に沿って電力ケーブルを配線する従
来の飛行船に比べて電力ケーブルの短縮が得られ、電力
損失及び重量の削減が確保できるとともの、電力ケーブ
ルが外部に露出することなく空気抵抗の低減がもたらさ
れる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明による成層圏用飛行
船の実施の形態を図によって説明する。
【0034】図1は、成層圏用飛行船1の側面図であ
り、図2は図1の縦断面図、図3は図2のI−I線断面
図である。なお、矢印Fは飛行船1の前方方向を示して
いる。
【0035】成層圏用飛行船1は、例えば断面略円形で
側面視略楕円形に形成された気嚢10に種々の装置や部
材が固定されている。
【0036】気嚢10は、船体外皮11によって形成さ
れた略楕円球の風船状であって、船体外皮11の上面上
に太陽電池モジュール41が接着断熱層を介在して張設
され、船体外皮11内の前部及び後部に各々バロネット
42及び43が設けられている。
【0037】バロネット42及び43は空気入りの小気
嚢であって、低高度では空気を入れて気嚢10内の圧力
を保持し、高度が上がり外気圧の低下に伴って発生する
気嚢10内の内圧との差圧に対応して空気を排出して気
嚢10の外形形状、即ち飛行船1の形状を保持すると共
に、前後に配設されたバロネット42と43の空気容量
を調節して飛行船1のバランスを保持するものである。
【0038】飛行船1の後部には推進装置45及び安定
板46等が設けられ、船体外皮11の下面下方には、例
えば装備品、蓄電池、燃料電池、ミッションペイロード
機器類等の搭載物47等を積載する搭載物支持部材48
が配設される。
【0039】気嚢10内は、柔軟な隔膜である柔軟膜1
2によって浮揚気体収容部20と空気収容部30とに上
下に区画されている。柔軟膜12はその外周が全周に亘
って船体外皮11の略中間高さ位置に沿って気密状態で
結合されると共に、中央部が隔膜支持部材によって気嚢
10内の中間高さ位置に結合支持されている。この隔膜
支持部材は、気嚢10の前後方向に通る中心線aを通り
略垂直に延在し、かつ中心線aに沿って複数平行配置さ
れて船体外皮11の上面中央部と下面中央部を連結する
懸下索13によって形成され、各懸下索13の略中間高
さ位置に柔軟膜12が結合されている。
【0040】柔軟膜12と懸下索13との結合部は、図
4(a)にその縦断面図を示し、同図(b)に(a)の
II矢視図を示すように、懸下索13の外周に軟質ゴム
等で形成された筒状のシール部品15を嵌合すると共
に、中央がシール部品15に嵌合する筒状の連結部16
aによって連結され、かつ柔軟膜12に穿設された挿通
孔12aの周囲を上下から挟持する円板状の一対の挟持
部16bからなる保持リング16によって浮揚気体収容
部20と空気収容部30との気密を確保した状態で柔軟
膜12と懸下索13が結合されている。
【0041】この柔軟膜12の展開形状は、船体外皮1
1の上半分或いは下半分の形状に近似した形状である
が、空気収容部30内に配設されるバロネット42、4
3や浮揚気体収容部20の上部に配設される浮揚気体薄
膜タンク21との干渉を回避するために船体外皮11の
上半分或いは下半分の形状より若干小さく形成されてい
る。
【0042】浮揚気体薄膜タンク21は、気嚢10内の
全容積、即ち浮揚気体収容部20及び浮揚気体薄膜タン
ク21内の浮揚気体容積と空気収容部30内の空気容積
との全容積の約14分の1の容積に設定されている。
【0043】更に、船体外皮11の下面中央部に結合さ
れる懸下索13の下端13aには、気嚢10の下面下に
配設されて、装備品、蓄電池、燃料電池、ミッションペ
イロード機器類等の搭載物47等を積載する搭載物支持
部材48の上端が吊下されると共に、これら搭載物支持
部材48及び搭載物47等は外周が船体外皮11の下面
に結合されて外気流の整流機能を兼ねる薄膜フェアリン
グ49で覆い、薄膜フェアリング49の張力によって搭
載物支持部材48の揺動を拘束している。
【0044】この薄膜フェアリング49の張力によって
搭載物支持部材48及び搭載物47等の揺動を拘束する
ことから、吊り下げ支持された搭載物支持部材48及び
搭載物47等が安定的に保持されると共に、揺動を拘束
する他の手段を省略することが可能或いは簡素化が可能
になり、構造の簡素化及び軽量化がもたらされる。
【0045】また、懸下索13と同軸或いは懸下索13
と平行に太陽電池モジュール41と搭載物支持部材48
に搭載された搭載物47、例えば蓄電池等を連結する電
力ケーブル(図示せず)が設けられている。本実施の形
態では懸下索13と同軸に電力ケーブルが設けられてい
る。
【0046】更に、図2のIII−III線断面図を図
5に示すように、船体外皮11の上部には、浮揚気体薄
膜タンク21内に浮揚気体を注入するための浮揚気体注
入部23が取り付けられ、浮揚気体注入部23にはバル
ブ(図示せず)が設けられている。また、浮揚気体薄膜
タンク21には、浮揚気体収容部20に浮揚気体を排出
するための浮揚気体ベントバルブ24が設けられてい
る。
【0047】一方、船体外皮11の下部には、図2のI
V−IV線断面図を図6に示すように、空気収容部30
内に外気を加圧供給する空気吸入ブロア31及び空気収
容部30内の空気を排出するための空気ベントバルブ3
2が配設されている。
【0048】次に、このように構成された成層圏用飛行
船1の作動について作動状態を示す図7及び図8を参照
して説明する。
【0049】図7は、飛行船1の作動状態を示す説明図
であって、同図(b)は、地上における状態を示し、同
図(c)は上昇及び下降状態を示し、同図(d)は成層
圏における状態を示している。なお、同図(c)は図2
のIII−III線断面図、(b)及び(d)は図2の
IV−IV線断面図である。
【0050】飛行船1は、地上における発進前の状態に
おいて、図7(a)に示すように、浮揚気体注入部23
から浮揚気体薄膜タンク21内にヘリウムガス等の浮揚
気体を注入し、この浮揚気体は浮揚気体薄膜タンク21
内から浮揚気体ベントバルブ24を介して浮揚気体収容
部20内にも供給される。
【0051】次に、浮揚気体注入部23のバルブ及び空
気ベントバルブ32を閉じ、空気吸入ブロア31により
空気収容部30内に例えば外気より約500〜1000
Pa高く外気を吸入加圧して気嚢10の形状を保持す
る。この状態では、図7(b)に示すように柔軟膜12
は空気収容部30内の加圧された空気により上方に押し
上げられ浮揚気体収容部20及び浮揚気体薄膜タンク2
1内の浮揚気体は空気収容部30内の空気圧と均衡のと
れた例えば約500〜1000Paに加圧されている。
しかる後、浮揚気体収容部20と浮揚気体薄膜タンク2
1とを連通せしめる浮揚気体ベントバルブ24が閉じて
浮上発進の準備がなされる。
【0052】飛行船1の上昇は、浮揚気体収容部20及
び浮揚気体薄膜タンク21内の浮揚気体による浮力から
飛行船1の装備重量を減じた浮力、即ち余剰浮力によっ
て上昇を開始する。飛行船1の上昇に伴って外気圧が徐
々に低下し、この外気圧の低下に伴って気嚢10の内圧
と外気圧との差圧が徐々に増大し、この差圧は船体外皮
11に張力を発生させる。
【0053】この船体外皮11に発生する張力が過大に
なると、船体外皮11の破損を誘発することから、差圧
を安全余裕を考慮して所定の制限差圧下に保持するため
に空気ベントバルブ32を開放して空気収容部30内の
空気を排出して空気容積を減らして気嚢10内を減圧す
る。
【0054】この空気収容部30内の空気容積の減少に
伴って発生する浮揚気体収容部20内の浮揚気体圧と、
空気収容部30内の空気圧との差圧に従って浮揚気体収
容部20内の浮揚気体の膨張が始まる。浮揚気体の膨張
により浮揚気体収容部20内の浮揚気体の圧力が減少し
て浮揚気体収容部20内の浮揚気体と浮揚気体薄膜タン
ク21内の浮揚気体との間に差圧が発生し始める。この
差圧は浮揚気体薄膜タンク21の被膜に張力を発生させ
る。この張力は浮揚気体薄膜タンク21の被膜の破損を
誘発することから、この破損防止のため所定の制限差圧
に達した状態で浮揚気体ベントバルブ24を開放して浮
揚気体薄膜タンク21内の浮揚気体を浮揚気体収容部2
0に送出する。
【0055】浮揚気体収容部20内に送出された浮揚気
体は、気嚢10内の空気排出によって減少した空気容積
を補填すべく膨張して図7(c)に示すように柔軟膜1
2を押し下げ気嚢10内の容積が一定に保たれると共
に、気嚢10内の圧力が低減されて気嚢10内と外気と
の差圧が制限差圧以下に保たれる。
【0056】飛行船1の上昇に伴って、この空気収容部
30内の空気排出及び浮揚気体薄膜タンク21内の浮揚
気体の浮揚気体収容部20内への送出を連続的に繰り返
すことによって、次第に空気収容部30内の空気容積が
減少し、減少した空気容積を補填するように浮揚気体収
容部20内の浮揚気体が膨張して順次柔軟膜12が押し
下げられて気嚢10内の容積が一定に保持され、かつ気
嚢10内の圧力が低減されて気嚢10内と外気との差圧
が制限差圧以下に保たれた状態で図7(d)に示すよう
に例えば高度17Kmから22Kmの成層圏にまで上昇
せしめられる。
【0057】この空気収容部30内の空気容積の減少及
び浮揚気体収容部20内の浮揚気体の膨張に伴う柔軟膜
12の形状変化は、柔軟膜12の中央部が前後方向に連
続的に複数の懸下索13に結合されることから、柔軟膜
12の中央部がほぼ所定の位置に固定されてスロッシン
グ現象の発生が抑制され、柔軟膜12が中央部を中心に
左右対称或いは略対称にバランスを保った状態で行われ
る。
【0058】この結果、常に浮揚気体収容部20内の浮
揚気体が偏在することがなく、気嚢10に作用する浮揚
気体の浮力のバランスが確保される。従って、浮揚気体
収容部20内の浮揚気体及び空気収容部30内の空気の
容積比を大幅にかつ円滑に変化させることが可能にな
り、成層圏に安定した状態で浮上させて滞留させること
が可能になると共に、気嚢10の大型化が可能になり、
飛行船1の大型化がもたらされる。
【0059】更に、上端が船体外皮11の上面中央部に
結合されて気嚢10内の中央部を通り下端が船体外皮1
1の下面中央部の下部中央に結合された懸下索13の下
端に装備品、蓄電池、燃料電池、ミッションペイロード
機器類等の搭載物47等を積載する搭載物支持部材48
が吊下支持されることから、図8に示すように搭載物支
持部材48及び搭載物47の荷重Wが懸下索13を介し
て船体外皮11の上面中央部に直接的に作用する。
【0060】即ち、船体外皮11に作用する浮揚気体の
浮力pの作用中心となる船体外皮11の上面中央部に懸
下索13を介して搭載物支持部48及び搭載物47の加
重Wが下方に向かって作用して浮力pによる浮揚気体収
容部20の変形が抑制されて浮揚気体収容部20の上面
形状が維持されて浮揚気体の偏在が抑制されて気嚢10
に作用する浮力のバランスが保持される。なお、矢印P
は浮力pの合計を示している。また、船体外皮11の上
面形状の変形が抑制され、気嚢10の形状が保持されて
飛行船1の空力安定性が得られる。
【0061】更に、太陽電池モジュール41と搭載物支
持部材47に搭載された蓄電池等を連結する電力ケーブ
ルを、気嚢10内を貫通して船体外皮11の上面中央部
と下面中央部とを連結する懸下索13と同軸或いは平行
に配設することによって最短距離で電力配線がなされ、
気嚢の外周に沿って電力ケーブルを配線する従来の飛行
船に比べて電力ケーブルの短縮が得られ、電力損失及び
重量の削減が確保できるとともに、電力ケーブルが外部
に露出することなく空気抵抗の低減がもたらされる。
【0062】なお、本発明の成層圏用飛行船は、上記実
施の形態に限定されることなく発明の趣旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能である。例えば、上記実施の形態で
は懸下索を複数配設したが、比較的小さい飛行船におい
ては一本の懸下索によって形成することも可能であり、
また、懸下索の中間高さ位置において柔軟膜を結合支持
したが、バロネットや浮揚気体薄膜タンク等の形状や大
きさにより柔軟膜の結合部を懸下索の上方部位或いは下
方位置に変移して懸下索と柔軟膜とを結合することも可
能である。
【0063】
【発明の効果】以上説明した成層圏用飛行船によると、
隔膜の中央部が隔膜支持部材によって気嚢の中央部中間
高さ位置に結合支持することから隔膜の中央部が所定の
位置に固定され、空気収容部内の空気及び浮揚気体収容
部内の浮揚気体の容積比の変化に伴う隔膜のスロッシン
グ現象の発生が抑制され、隔膜が中央部を対称乃至略対
称にバランスを保った状態で形状変化せしめられ、常に
浮揚気体収容部内の浮揚気体が偏在することがなく、浮
揚気体の浮力のバランスが確保され、浮揚気体収容部内
の浮揚気体及び空気収容部内の空気の容積比を大幅にか
つ円滑に変化させることが可能になり、成層圏に安定浮
上させるて滞留させることが可能になる。
【0064】また、隔膜支持部を上端が船体外皮の上面
中央部に結合され気嚢内を通り下端が船体外皮の下面中
央部に結合された懸下索によって形成し、懸下索の下端
に船体外皮の下面下に配置される搭載物支持部材を吊下
支持することによって、搭載物支持部材及び搭載物の荷
重が懸下索を介して船体外皮の上面中央部に直接的に作
用せしめ、浮揚気体の浮力が作用する船体外皮の上面中
央部に懸下索を介して搭載支持部及び搭載物の荷重を作
用させることによって、浮力による船体外皮の上面の変
形が抑制されて浮揚気体の偏在が抑制されて浮力のバラ
ンスが保持され、かつ、気嚢の形状が保持されて飛行船
の空力安定性が得られる。
【0065】また、懸下索と同軸乃至平行に電力ケーブ
ルを気嚢内を貫通して配設することによって、船体外皮
に沿って設ける電力ケーブルの配線に比べ、電力ケーブ
ルの短縮が得られ、電力損失及び重量の削減が得られ、
かつ電力ケーブルが外部に露出することなく空気抵抗の
低減がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による成層圏用飛行船の実施の形態の概
要を示す側面図である。
【図2】同じく、図1の縦断面図である。
【図3】同じく、図1のI−I線断面図である。
【図4】同じく、柔軟膜と懸下索との結合部を説明する
図であり、(a)は縦断面図、(b)は(a)のII矢
視図である。
【図5】同じく、図2のIII−III線断面図であ
る。
【図6】同じく、図2のIV−IV線断面図である。
【図7】同じく、飛行船の作動状態を示す説明図であっ
て、(a)及び(b)は、地上における状態を示し、
(c)は上昇・下降状態を示し、(d)は成層圏におけ
る状態を示す断面図である。
【図8】同じく、搭載荷重の作用状態を示す断面図であ
る。
【図9】従来の飛行船の概略を示す概略側面図である。
【図10】同じく、図9のV−V線断面図である。
【図11】同じく、図9のVI−VI線断面図である。
【図12】同じく、図9のVII−VII線断面図であ
る。
【図13】同じく、飛行船の成層圏における滞留状態を
示す断面図である。
【図14】同じく、飛行船の上昇状態を示す断面図であ
る。
【図15】同じく、搭載荷重が作用している状態を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 成層圏用飛行船 10 気嚢 11 船体外皮 12 柔軟膜(隔膜) 13 懸下索(隔膜支持部材) 13a 下端 20 浮揚気体収容部 21 浮揚気体薄膜タンク 23 浮揚気体注入部 24 浮揚気体ベントバルブ 30 空気収容部 31 空気吸入ブロア 32 空気ベントバルブ 41 太陽電池モジュール 47 搭載物 48 搭載物支持部材 49 薄膜フェアリング a 中心線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐野 政明 千葉県習志野市津田沼2−1−15 (72)発明者 木村 順一 東京都新宿区西新宿1丁目7番2号 富士 重工業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船体外皮によって形成された気嚢内を柔
    軟な隔膜によって浮揚気体収容部と空気収容部とに上下
    に区画すると共に、上記浮揚気体収容部内に収容された
    浮揚気体と空気収容部内に収容された空気との容積比を
    可変して上昇せしめる成層圏用飛行船において、 上記隔膜は、 該隔膜の外周が船体外皮の中間高さ位置に沿って結合さ
    れると共に、中央部が隔膜支持部材によって気嚢の中央
    部中間高さ位置に結合支持されたことを特徴とする成層
    圏用飛行船。
  2. 【請求項2】 上記隔膜支持部材は、 上記気嚢内に上下方向に延在して上端が船体外皮の上面
    中央部に結合され、下端が船体外皮の下面中央部に結合
    された懸下索であって、該懸下索の中間高さ位置に上記
    隔壁の中央部が結合されたことを特徴とする請求項1に
    記載の成層圏用飛行船。
  3. 【請求項3】 上記懸下索は、 上記気嚢の前後方向に延在する中心線を通り上下方向に
    延在して上端が船体外皮の上面中央部に結合され、下端
    が船体外皮の下面中央部に結合されたことを特徴とする
    請求項2に記載の成層圏用飛行船。
  4. 【請求項4】 上記懸下索は、 上記中心線に沿って複数配置されたことを特徴とする請
    求項3に記載の成層圏用飛行船。
  5. 【請求項5】 上記懸下索の下端に船体外皮の下面下方
    に配置される搭載物支持部材が吊下支持されたことを特
    徴とする請求項2〜4に記載の成層圏用飛行船。
  6. 【請求項6】 上記搭載物支持部材及び該搭載物支持部
    材に搭載された搭載物は、 外周が船体外皮の下面に結合されて整流機能を果たす薄
    膜フェアリングによって覆われると共に、該薄膜フェア
    リングの張力によって揺動が抑制されたことを特徴とす
    る請求項5に記載の成層圏用飛行船。
  7. 【請求項7】 上記懸下索と同軸乃至平行に電力ケーブ
    ルが配設されたことを特徴とする請求項2〜4に記載の
    成層圏用飛行船。
  8. 【請求項8】 上記電力ケーブルは、 上記船体外皮の上面上に配設された太陽電池モジュール
    と船体外皮の下面下に配設される搭載物とを配線する電
    力ケーブルであることを特徴とする請求項7に記載の成
    層圏用飛行船。
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