JP2001198407A - 濾過装置 - Google Patents

濾過装置

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JP2001198407A
JP2001198407A JP2000012051A JP2000012051A JP2001198407A JP 2001198407 A JP2001198407 A JP 2001198407A JP 2000012051 A JP2000012051 A JP 2000012051A JP 2000012051 A JP2000012051 A JP 2000012051A JP 2001198407 A JP2001198407 A JP 2001198407A
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filtration
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filter cloth
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JP2000012051A
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English (en)
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Hitoshi Daido
均 大同
Eiji Aso
栄治 麻生
Akio Oyama
昭男 大山
Tatsuya Kobayashi
達也 小林
Naoya Takahashi
直哉 高橋
Morio Sakata
守生 坂田
Mutsuro Nagai
睦郎 永井
Chinatsu Harada
千夏 原田
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Kurita Water Industries Ltd
Nippon Steel Corp
Proterial Ltd
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Hitachi Metals Ltd
Kurita Water Industries Ltd
Nippon Steel Corp
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  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 濾過ユニットを複数個連結した浸漬型濾過装
置において、濾過ユニットを水平方向に着脱できるよう
にする。 【解決手段】 濾過装置は複数の濾過ユニット71を連
結した濾過ユニット連結体70を有する。濾過ユニット
71は、1対の枠状体72,72を周縁部のスペーサ7
3を介して重ね合わせて本体74を構成し、この本体7
4の両面に濾過布75,75を装着したものである。ス
ペーサ73と枠状体72とで囲まれた本体74の内部は
濾過水室76となっており、この濾過水室76内に連通
するように濾過水出口77、洗浄空気入口78、洗浄空
気出口79及び洗浄水入口80が設けられている。各濾
過ユニット71の上下は上受枠97及び下受枠98の凹
条97a,98aに嵌合し、水平方向に挿抜可能となっ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は濾過装置に係り、特
に、水槽内に浸漬配置され、水位差によって槽内の水が
濾過布を通過して濾過される濾過装置に関する。
【0002】
【従来の技術】濾過布を備えた濾過装置を水槽例えば、
生物反応槽に浸漬配置し、水位差を利用して濾過を行う
濾過装置が例えば特開平11−290884号に見られ
る通り、公知である。この生物反応槽の場合、濾過体に
よる濾過は、実際には、濾過の進行により濾過体の濾布
表面に形成された活性汚泥粒子の付着物層(ダイナミッ
ク濾過層。以下、単に「濾過層」と称す場合がある。)
によって行われている。即ち、濾過体の濾布は、実質的
には活性汚泥粒子を通過させる、金属や高分子繊維の不
織布よりなる厚み2mm以下のものであるが、濾過の駆
動圧が小さい条件下において、濾布の表面に活性汚泥粒
子の付着物層が形成され、この付着物層により活性汚泥
粒子の通過を阻止することができるようになる。
【0003】上記の特開平11−290884号の図1
には、方形の枠体の両面にネットを介して不織布を取り
付け、この枠体の内側から濾過処理水(以下、濾過水と
いう。)を取り出すようにした濾過装置が記載されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような濾過装置に
よる濾過効率を向上するには、濾過布を有し、内部が濾
過水室となっている濾過ユニットを複数個並置し、各濾
過ユニットの濾過水取出口同士及び洗浄流体通過口同士
を連結することが考えられる。
【0005】本発明は、このように各濾過ユニットの濾
過水取出口同士及び洗浄流体通過口同士を連結した濾過
ユニット連結体を水槽内から容易に出し入れできるよう
にすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の濾過装置は、箱
状の濾過ユニットを相互間に間隔をおいて複数個連結し
た濾過ユニット連結体と、該濾過ユニット連結体の上側
を支持する上受枠と、該濾過ユニット連結体の下側を支
持する下受枠とを備え、該濾過ユニット連結体は、上受
枠及び下受枠に対し水平方向から着脱可能となっている
濾過装置であって、該濾過ユニットは、開口を有し、内
部が濾過水室となっている箱状体と、該開口を覆う濾過
布と、該箱状体の対向する1対の第1の面及び第2の面
にそれぞれ設けられた濾過水取出口及び洗浄流体通過口
とを有してなり、各濾過ユニットの第1の面の濾過水取
出口が隣接する濾過ユニットの第2の面の濾過水取出口
に接続され、各濾過ユニットの第1の面の洗浄流体通過
口が隣接する濾過ユニットの第2の面の洗浄流体通過口
に接続されていることを特徴とするものである。
【0007】かかる本発明の濾過装置にあっては、各濾
過ユニットの濾過布を被処理水が通過することにより濾
過される。濾過処理水は、各濾過ユニット内から取り出
される。
【0008】濾過ユニットを逆洗する場合、例えば、最
も端に位置する濾過ユニットの洗浄流体通過口に水や空
気等の洗浄流体を供給する。そうすると、この洗浄流体
は最も端の濾過ユニットだけでなく、各ユニットの洗浄
流体通過口を通って、各ユニットの濾過水室内に供給さ
れる。
【0009】本発明の濾過装置では、濾過ユニットが上
受枠及び下受枠によって支持されており、該上受枠及び
下受枠に対し水平方向から容易に着脱することができ
る。
【0010】このように水平方向からの着脱を容易に行
えるようにするためには、上受枠の下面に該濾過ユニッ
トの上端が嵌合した凹条が設けられ、下受枠の上面に該
濾過ユニットの下端が嵌合した凹条が設けられている構
成とすればよい。
【0011】本発明では、濾過ユニット同士を連結し易
くするために、洗浄流体通過口から筒状継手部材を突設
するのが好ましい。
【0012】本発明では、濾過布は、分離すべき粒子よ
りも大きい目開きを有する不織布を有することが好まし
い。また、濾過布は不織布と、該不織布を支持する支持
材とからなることが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して実施の形態
を詳細に説明する。第13図は実施の形態に係る濾過装
置の枠状体の斜視図、第14図は実施の形態に係る濾過
装置の濾過ユニットの斜視図、第15図は実施の形態に
係る濾過装置の枠状体の濾過ユニットを示す分解断面
図、第16図は濾過ユニットの端部の断面図、第17図
は濾過ユニット連結体の平面図、第18図は第17図の
18−18線に沿う断面図、第19図(a)は濾過装置
の側面図、同(b)は同(a)のB−B線矢視図であ
る。
【0014】この濾過装置は、第17図の通り、複数個
の濾過ユニット71を並列配置し、隣接する各ユニット
71の取出口や流出口同士を連結した濾過ユニット連結
体を有する。まず、この濾過ユニット71の構成につい
て第13〜16図を参照して説明する。
【0015】この濾過ユニット71は、1対の枠状体7
2,72を周縁部のスペーサ73を介して重ね合わせて
本体74を構成し、この本体74の両面に濾過布75,
75を装着したものである。スペーサ73と枠状体72
とで囲まれた本体74の内部は濾過水室76となってお
り、この濾過水室76内に連通するように濾過水出口7
7、洗浄空気入口78、洗浄空気出口79及び洗浄水入
口80が設けられている。
【0016】この枠状体72は長方形状であり、長手方
向に延在する1本の長手方向棧状部81と、短手方向に
延在する複数本の短手方向棧状部82とによって囲まれ
た複数個(この実施の形態では8個)の方形の開口83
が設けられている。ただし、棧状部81,82の本数は
これに限定されるものではなく、枠状体72の大きさに
応じて適切に選定すればよい。
【0017】枠状体72の周縁部には、第15,16図
の通り、枠状体72の中央側へ傾斜して起立する起立部
84と、該起立部84の起立方向上端から枠状体72の
中央側へ張り出す張出部85とからなる膨出部(立ち上
がり部)86が枠状体72の全周に亘って設けられてい
る。この起立部84と張出部85との交叉部は緩く湾曲
している。
【0018】1個の枠状体72に対し1枚の濾過布75
が重ね合わされ、1枚の濾過布75によって8個の各開
口83を覆っている。濾過布75の4辺縁部は、枠状体
72外縁に沿う膨出部86に沿って配置され、さらにこ
の膨出部86から枠状体72の周縁の平坦な枠面にかけ
て重ね合わされている。
【0019】枠状体72のこの周縁に沿う部分にあって
は、第16図の通り、枠状体72,72、スペーサ73
及び濾過布75,75に孔が設けられ、この孔にボルト
87が挿通され、このボルト87に座金88を介してナ
ット89を締め込むことにより、枠状体72,72、ス
ペーサ73及び濾過布75,75が固定されている。な
お、ボルト87は根角ボルトである。即ち、その基端側
が角柱形とされている。スペーサ73にあっては孔が角
孔とされ、これによって、ナット89締めに際しボルト
87が共回りしないように構成されている。
【0020】濾過水出口77、洗浄空気入口78、洗浄
空気出口79及び洗浄水入口80はそれぞれ膨出部86
の張出部85に設けられている。これらの入口78,8
0及び出口77,79は、第18図に示される通り、フ
ランジ91付きのノズル状継手部材90によって形成さ
れている。枠状体72には、これらの継手部材90を通
すための円形の孔が設けられており、継手部材90はこ
れらの孔に挿通されている。各継手部材90のフランジ
91は枠状体72の内部側に配置され、リベット92や
タッピングビスによって枠状体72に留め付けられてい
る。
【0021】各濾過ユニット71内にあっては、洗浄空
気入口78及び洗浄水入口80に装着された継手部材9
0,90のフランジ91,91同士の間に短い筒状の介
在体93が設けられている。この筒状の介在体93の周
面には、該介在体93の内外を連通する小孔94が設け
られている。
【0022】各濾過ユニット71は、それらの間に所定
の間隔をあけて平行に且つ一定間隔にて配列され、隣接
する各ユニット71の濾過水出口77同士、洗浄空気入
口78同士、洗浄空気出口79同士、及び洗浄水入口8
0同士が第18図の通り継手管95及びOリング96を
介して連結され、一体の濾過ユニット連結体70とな
る。濾過ユニット71の積層方向の一端に位置する濾過
ユニット71の濾過水出口77には濾過水(処理水)取
出ホースが接続され、洗浄空気入口78には洗浄空気供
給ホースが接続され、洗浄空気出口79には洗浄空気排
出ホースが接続され、洗浄入口80には洗浄水供給ホー
スが接続される。
【0023】積層方向他端側の濾過ユニット71のこれ
らの入口78,80、出口77,79は栓プラグが装着
されるが、同様に各ホースを接続してもよい。
【0024】この濾過ユニット連結体70が上受枠97
及び下受枠98によって支持されることにより濾過装置
が構成される。上受枠97の下面及び下受枠98の上面
にはそれぞれ複数の凹条97a,98aが平行に設けら
れ、各凹条97a,98aに各濾過ユニット71の上端
及び下端が嵌合している。凹条97a,98aの内面と
濾過ユニット71との間にはガタツキ防止用のパッキン
99が介在されている。
【0025】凹条97a,98aは上受枠97及び下受
枠98の両端にまで延在しており、濾過ユニット連結体
70は水平方向に着脱可能となっている。
【0026】このように構成された濾過装置は、排水処
理用の生物反応槽等に浸漬配置される。この際、上受枠
97及び下受枠98は、水槽内に設置されたフレームや
ブラケット等の濾過装置取付部材にボルト等の固定具に
よって固定される。そして、濾過水出口77に接続され
た濾過水取出ホースの流出端のレベルを生物反応槽内の
水位よりも低くすることにより、生物反応槽内の被処理
水が水位差によって濾過布75を透過して濾過水室76
に入り込み、濾過水とてして取り出される。この濾過布
75に汚泥粒子等の付着物層が堆積することにより、ダ
イナミック濾過が行われる。
【0027】なお、洗浄空気入口78から空気を濾過水
室76内に供給し、濾過水室76内部及び濾過布75を
空気洗浄することができる。余剰の空気は洗浄空気出口
79から排出される。また、洗浄水入口80から導入し
た水により濾過水室76内及び濾過布75を清浄水で洗
浄することもできる。
【0028】このように入口78,80に水又は空気を
加圧供給する場合、これらの入口78,80に設けられ
た介在体93の小孔94を通って、水又は空気が濾過水
室76内に流入する。この小孔94の通過抵抗が大きい
ので、各濾過ユニット71の該入口78付近あるいは入
口80付近の空気圧や水圧をほぼ均等化し、各ユニット
71の濾過水室76内へ流入する空気量、水量をほぼ均
等化することができる。
【0029】この濾過装置にあっては、濾過ユニット7
1を上受枠97及び下受枠98に対し水平方向に着脱す
るので、この着脱作業がきわめて容易である。
【0030】この濾過装置にあっては、開口73の総開
口面積が大きいが、枠状体72が膨出部86によって強
度及び剛性が高いものとなっており、この枠状体72,
72を組み合わせた本体74の強度及び剛性も高い。
【0031】この濾過装置にあっては、このように開口
73の総面積が大きいので、濾過効率が良い。しかも、
各開口73が棧状部81,82によって適切な大きさに
区画されているので、濾過布75のたるみ、たわみも防
止される。とくに、枠状体72の縁部の立ち上がり部8
6に濾過布75を沿わせているから、濾過布75をピン
と張ることができ、たわみが防止される。また、膨出部
86の起立部84と張出部85との交叉部付近が第16
図の通り丸みを帯びているから、濾過布75に無理な力
がかかることがなく、濾過布75の耐久性も良い。
【0032】次に、本発明の別の実施の形態に係る濾過
装置に用いられる濾過ユニットの構成について第1〜1
2図を参照して詳細に説明する。
【0033】第1図は実施の形態に係る濾過装置に用い
られる濾過ユニットの正面図、第2図はこの濾過ユニッ
トの斜視図、第3図はこの濾過ユニットの枠状体の斜視
図、第4図は第3図のIV部分の拡大図、第5図ないし第
12図は第1図のV−V線ないしVII−VII線に沿う断面
図である。
【0034】この濾過ユニット1は、1対の枠状体2,
2を周縁部のスペーサ3を介して重ね合わせて本体4を
構成し、この本体4の両面に濾過布5,5を装着したも
のである。スペーサ3と枠状体1とで囲まれた本体4の
内部は濾過水室6となっており、この濾過水室6内に連
通するように濾過水出口7、洗浄空気入口8、洗浄空気
出口9及び洗浄水入口10が設けられている。
【0035】この枠状体2は長方形状であり、全周に亘
ってリブ2aが立設されている。この枠状体2には、長
手方向に延在する1本の長手方向棧状部11と、短手方
向に延在する複数本の短手方向棧状部12とによって囲
まれた複数個(この実施の形態では8個)の方形の開口
13が設けられている。ただし、棧状部11,12の本
数はこれに限定されるものではなく、枠状体1の大きさ
に応じて適切に選定すればよい。
【0036】枠状体2の各開口13の縁部には、開口1
3の中央側へ傾斜して起立する起立部21と、該起立部
21の起立方向上端から開口13の中央側へ張り出す張
出部22とからなる膨出部(立ち上がり部)20が各開
口13の全周に亘って設けられている。この起立部21
と張出部22との交叉部は緩く湾曲している。
【0037】1個の枠状体2に対し1枚の濾過布5が重
ね合わされ、1枚の濾過布5によって8個の各開口13
を覆っている。濾過布5の4辺縁部は、開口13の枠状
体2外縁に沿う膨出部20に沿って配置され、さらにこ
の膨出部20から枠状体2の平坦な枠面にかけて重ね合
わされている。枠状体2の長側辺に沿う部分にあって
は、第8図の通り、枠状体2,2、スペーサ3及び濾過
布5,5に孔が設けられ、この孔に両切りのボルト30
が挿通され、このボルト30の両端側に座金31を介し
てナット32を締め込むことにより、枠状体2,2、ス
ペーサ13及び濾過布5,5が固定されている。なお、
ボルト30は第8図(b)の通り、中間部が角柱形とさ
れ、スペーサ13にあっては孔が角孔とされ、これによ
って、ナット32締めに際しボルト30が共回りしない
ように構成されている。なお、ボルト30は両切りでは
なく片切りであってもよい。また、角柱、角孔の代わり
に楕円形状等としてもよい。角形の場合、四角形に限ら
ず三角形、五角形、六角形等でもよい。
【0038】枠状体の短手方向の側辺に沿う部分にあっ
ては、第12図の通り、濾過水室6内において、枠状体
2,2間に小ピース状のスペーサ35が配置され、この
スペーサ35の貫通孔にボルト30が挿通され、このボ
ルト30に座金31を介してナット32が締め込まれ、
これによって、枠状体2,2、濾過布5及びスペーサ3
5が固定されている。なお、スペーサ35は枠状体2に
対しタッピングビス36によって留め付けられている。
この枠状体2,2の短手辺の縁部にあっては、枠状体2
がスペーサ3にタッピングビスによって留め付けられて
いる。
【0039】本体4の一方の短手辺側にあっては、第
1,4,5図の通り、スペーサ3に空気導入路40が設
けられており、空気入口8が濾過水室6に連通してい
る。また、この一方の短手辺側にあっては、濾過水室6
は濾過布5の端縁よりも本体4の端部に近づくように延
在しており、この濾過水室6に直に連通するように濾過
水出口7が設けられている。
【0040】本体4の他方の短手辺側においても、濾過
水室6に直に連通するように洗浄空気出口9と洗浄水入
口10とが設けられている。これらの入口8,10及び
出口7,9は、第5,6,7,11図に示される通り、
フランジ91付きの継手部材90によって形成されてい
る。枠状体2には、これらのノズルを通すための円形の
孔51,52,53,54が設けられており、ノズルは
これらの孔51〜54に挿通されている。各ノズルのフ
ランジは枠状体2の内部側に配置され、タッピングビス
(又はリベット等)55によって枠状体2に留め付けら
れている。
【0041】第11図の通り、洗浄空気入口10にあっ
ては、継手部材90,90のフランジ91,91間に短
い筒状の介在体93が介在されており、洗浄空気はこの
介在体93の周面の小孔94を通って濾過水室6内に流
入可能となっている。
【0042】第10図の通り、棧状部11,12の交点
部分にあっては、枠状体2,2及び濾過布5,5が座金
状の押え部材60と、筒状のスペーサ61と、ボルト6
2及びナット63によって固定されている。この押え部
材60はこの交点部分に臨む4個の膨出部20のコーナ
ー部にまたがる大きさのものであり、ナット32,32
をボルト30に締め込むことにより濾過布5がこの立ち
上がり部20の張出部22に押し付けられる。
【0043】このように構成された濾過ユニット1も、
前記第17図のようにして複数個のものが連結されて濾
過ユニット連結体とされ、この濾過ユニット連結体の上
下両端が第19図の如く上受枠97及び下受枠98によ
って支持されて濾過装置とされる。この濾過装置も、排
水処理用の生物反応槽等内部に配置され、上受枠及び下
受枠が水槽用の濾過装置取付部材に固定される。濾過水
出口7には濾過水取出パイプが接続され、この濾過水取
出パイプの先端のレベルを生物反応槽内の水位よりも低
くすることにより、生物反応槽内の水が水位差によって
濾過布5を透過して濾過水室6に入り込み、濾過水とて
して取り出される。この濾過布5に汚泥粒子等の付着物
層が堆積することにより、ダイナミック濾過が行われ
る。
【0044】なお、洗浄空気入口8から空気を濾過水室
6内に供給し、濾過水室6内部及び濾過布5を空気洗浄
することができる。余剰の空気は洗浄空気出口9から排
出される。また、洗浄水入口10から導入した水により
濾過水室6内及び濾過布5を清浄水で洗浄することもで
きる。
【0045】この洗浄に際しては、入口8からの洗浄空
気は比較的小径で且つ流路長の長い空気導入路40を通
して濾過水室6内に流入する。この空気導入路40が長
く、その流通抵抗が大きいので、各ユニット1の濾過水
室6内にほぼ均等量の洗浄用空気が供給される。
【0046】入口10からの洗浄水も、流通抵抗の大き
い小孔94を通って、濾過水室6内に流入するので、各
ユニット1の濾過水室6内にほぼ均等量の洗浄水が供給
される。
【0047】この濾過装置にあっても、濾過ユニット1
を水平方向に容易に着脱(挿抜)することができる。
【0048】この濾過ユニット1にあっても、開口13
の総開口面積が大きいが、枠状体2がリブ2aと膨出部
20とによって強度及び剛性が高いものとなっており、
この枠状体2,2を組み合わせた本体4の強度及び剛性
も高い。
【0049】この濾過ユニット1にあっても、このよう
に開口13の総面積が大きいので、濾過効率が良い。し
かも、各開口13が棧状部11,12によって適切な大
きさに区画されているので、濾過布5のたるみ、たわみ
も防止される。とくに、開口13の縁部の膨出部(立ち
上がり部)20に濾過布5を沿わせているから、濾過布
5をピンと張ることができ、たわみが防止される。ま
た、膨出部20の起立部21と張出部22との交叉部付
近が第4,5,8,11図の通り丸みを帯びているか
ら、濾過布5に無理な力がかかることがなく、濾過布5
の耐久性も良い。
【0050】上記実施の形態では空気を洗浄用に用いて
いるが、窒素などのガスを用いてもよい。また、洗浄水
として洗浄薬品溶液を用いてもよい。
【0051】第17,19図では、4個の濾過ユニット
同士を連結しているが、この連結個数は2以上の任意の
数とすることができる。
【0052】
【発明の効果】以上の通り、本発明の濾過装置は、濾過
ユニットを上受枠及び下受枠に対し水平方向に挿抜して
着脱することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る濾過装置の濾過ユニットの正
面図である。
【図2】図1の濾過ユニットの斜視図である。
【図3】図1の濾過ユニットの枠状体の斜視図である。
【図4】図3のIV部分の拡大図である。
【図5】図1のV−V線に沿う断面図である。
【図6】図1のVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】図1のVII−VII線に沿う断面図である。
【図8】図1のVIII−VIII線に沿う断面図である。
【図9】図1のIV−IV線に沿う断面図である。
【図10】図1のX−X線に沿う断面図である。
【図11】図1のXI−XI線に沿う断面図である。
【図12】図1のXII−XII線に沿う断面図である。
【図13】別の実施の形態に係る濾過装置の濾過ユニッ
トの枠状体の斜視図である。
【図14】図13の濾過装置の濾過ユニットの斜視図で
ある。
【図15】図13の濾過装置の濾過ユニットの分解断面
図である。
【図16】図13の濾過装置の濾過ユニットの端部の断
面図である。
【図17】図13の濾過装置の濾過ユニット連結体の平
面図である。
【図18】図17の18−18線に沿う断面図である。
【図19】実施の形態に係る濾過装置の側面図と正面図
である。
【符号の説明】
1 濾過ユニット 2 枠状体 2a リブ 3 スペーサ 4 本体 5 濾過布 6 濾過水室 7 濾過水出口 8 洗浄空気入口 9 洗浄空気出口 10 洗浄水入口 11,12 棧状部 13 開口 20 膨出部 21 起立部 22 張出部 30 ボルト 60 押え部材 70 濾過ユニット連結体 71 濾過ユニット 72 枠状体 73 開口 74 本体 75 濾過布 77 濾過水出口 78 洗浄空気入口 79 洗浄空気出口 80 洗浄水入口 90 継手部材 91 フランジ 93 介在体 94 小孔 95 継手管 96 Oリング 97 上受枠 98 下受枠 97a,98a 凹条 99 パッキン
フロントページの続き (71)出願人 000006655 新日本製鐵株式会社 東京都千代田区大手町2丁目6番3号 (71)出願人 000005083 日立金属株式会社 東京都港区芝浦一丁目2番1号 (72)発明者 大同 均 東京都新宿区西新宿二丁目8番1号 東京 都下水道局内 (72)発明者 麻生 栄治 東京都新宿区西新宿二丁目8番1号 東京 都下水道局内 (72)発明者 大山 昭男 東京都新宿区西新宿三丁目4番7号 栗田 工業株式会社内 (72)発明者 小林 達也 東京都新宿区西新宿三丁目4番7号 栗田 工業株式会社内 (72)発明者 高橋 直哉 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 會社内 (72)発明者 坂田 守生 東京都千代田区大手町二丁目6番3号 新 日本製鐵株式會社内 (72)発明者 永井 睦郎 埼玉県熊谷市三ヶ尻5200番地 日立金属株 式会社内 (72)発明者 原田 千夏 埼玉県熊谷市三ヶ尻5200番地 日立金属株 式会社内 Fターム(参考) 4D028 BD16 4D041 AA19 AB05 AB18 AC01 AD10 4D064 AA05 BC02 BC03 BC18 BC21 BC26

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱状の濾過ユニットを相互間に間隔をお
    いて複数個連結した濾過ユニット連結体と、 該濾過ユニット連結体の上側を支持する上受枠と、 該濾過ユニット連結体の下側を支持する下受枠とを備
    え、 該濾過ユニット連結体は、上受枠及び下受枠に対し水平
    方向から着脱可能となっている濾過装置であって、該濾
    過ユニットは、 開口を有し、内部が濾過水室となっている箱状体と、該
    開口を覆う濾過布と、該箱状体の対向する1対の第1の
    面及び第2の面にそれぞれ設けられた濾過水取出口及び
    洗浄流体通過口とを有してなり、 各濾過ユニットの第1の面の濾過水取出口が隣接する濾
    過ユニットの第2の面の濾過水取出口に接続され、 各濾過ユニットの第1の面の洗浄流体通過口が隣接する
    濾過ユニットの第2の面の洗浄流体通過口に接続されて
    いることを特徴とする濾過装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記箱状体は、それ
    ぞれ前記開口を有した1対の枠状体を対面配置したもの
    であることを特徴とする濾過装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記上受枠の
    下面に該濾過ユニットの上端が嵌合した凹条が設けら
    れ、下受枠の上面に該濾過ユニットの下端が嵌合した凹
    条が設けられていることを特徴とする濾過装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項におい
    て、前記濾過布は、分離すべき粒子よりも大きい目開き
    を有する不織布を有することを特徴とする濾過装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、濾過布は不織布と、
    該不織布を支持する支持材とからなることを特徴とする
    濾過装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007537037A (ja) * 2004-05-18 2007-12-20 スンシン エンジニアリング カンパニー,リミテッド 重力式繊維ろ過器
KR101044350B1 (ko) * 2011-01-12 2011-06-29 박병선 수처리 장치

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