JP2001198227A - 美容用交流波形および美容器具 - Google Patents

美容用交流波形および美容器具

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 肌のしわ、たるみなどの解消が図れる電気刺
戟に適した通電条件、およびそれを使用した美容器具を
提供すること。 【解決手段】 銀を導電材として含有した一対の導電性
手袋3a、3bを、絶縁性手袋16a、16bに嵌めた
両手に嵌める。異なるパターンの交流方形波を連続的に
組み合わせた複数種類の交流波形を組み合わせてなる組
合せ交流波形の微弱電流を、電流制御装置1から、顔な
どに肌表面に密着させた導電性手袋3a、3bを介して
通電し、肌のしわ、たるみなどを解消する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、肌の健康、美容な
どを目的として肌に微弱電気刺激を与える技術に関し、
特に美容効果を有する特定の交流波形、およびその交流
波形を有する微弱電流を肌に通電する美容器具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】生きている細胞、組織、体などには、生
体電流と呼ばれる電流が流れている。体内の心肺機能の
働き、胃腸の蠕動、四肢の曲げ伸ばしなど、人間の生体
活動の多くの場面で、生体電流が関与している。生体電
流は、体の各組織を構成する細胞の内外での電位差に基
づき現れる。
【0003】皮膚の深部から肌の表面まで絶えず微妙な
電気バランスをとりながら人間の身体には生体電流が流
れ続け、これにより円滑な新陳代謝などが維持され、肌
機能が保たれている。生体電流は、個体の体調変化、加
齢などにより影響を受け、その発生力が弱まる場合もあ
り、かかる場合には生体内の微妙な電気バランスが保て
なくなる。このようなアンバランスな状態が継続する
と、体内の機能が少しずつ低下し、細胞の働きも衰え、
筋肉の老化を引き起こすなどして、健康障害、美容障害
に至る。
【0004】健康障害を治療する方法としては、東洋医
学の分野では、既に人体の経絡に沿って多数存在する経
穴に、電流を通して電気刺激を与える電気療法が知られ
ている。かかる電気療法では、生体電流よりはるかに高
い電圧の7〜10Vの直流電流が使用されている。通電
は、鍼治療で使用すると同様の細い探針を探索棒とし
て、経穴に刺して行っている。
【0005】しかし、上記電気療法では、探針が細い鍼
に構成されているため、その探針で経穴を探すには時間
がかかる。また、鍼先の接触面積は極めて小さいため、
経穴から探針の刺す位置がそれる可能性も高い。そのた
め、経絡、経穴の位置を十分に知っている熟練者でなけ
れば、かかる電気療法を適切に行うのは難しい。
【0006】また、細い探針では経穴への通電面積も少
なく十分な電気刺戟を与えることができない。さらに
は、探針を刺すに際しては、鍼灸師のように熟練した者
でないと刺痛が発生する場合もある。
【0007】かかる問題点を解消するために、電圧の変
更可能な通電回路に接続したアース棒と、銅線を編成糸
条として編んで上記通電回路に接続した手袋とで通電装
置を構成し、一方の手でアース棒を握り、絶縁状態にし
た片方の手に手袋を嵌め、手袋を嵌めた方の指を経穴に
押し当てることにより、経穴に通電を行う方法が、実開
昭53−160289号公報に開示されている。
【0008】かかる開示の方法では、細い探針棒に比べ
て指頭の方が肌への広い接触面積が確保され、経穴の中
心位置を若干外れても経穴範囲をカバーすることができ
る。押圧通電に当たっても広い通電面積が確保でき、且
つ刺痛の心配もない。さらには、5本の指を使用して、
一度に5箇所の経穴を押圧することもでき、一度に複数
箇所の通電刺戟を与えることもできる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記開示の方
法は、生体電圧より遥かに高い高電圧の直流を経穴に通
電する方法であり、生体電流レベルでの通電刺戟とは全
く異なる。
【0010】また、美容という観点から、上記構成の電
気治療器具と類似の構成で、顔などの肌に通電刺戟を与
える方法もいくつか提案されてはいるが、高い電圧の強
い通電刺戟は、商品として敬遠されがちである。かかる
観点から、低電圧の微弱電流による通電刺戟を特徴とし
た美容器具も市販されているが、単に電流の強さを減じ
たに過ぎないと思われる商品も出回っており、その美容
効果における有効性が確認できない場合もある。
【0011】そこで、本発明者は、かかる現状を踏ま
え、電流波形と美容効果などの相関を真摯に研究するこ
とにより、電流値、電流波形などの適正通電条件を見出
し、実際に美容効果の確認ができる美容器具の開発が必
要と考えた。
【0012】本発明の目的は、電気刺戟により美容効果
を得る美容技術において、刺戟電流の電圧、電流波形な
どを美容効果の観点から適正化することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の美容器具を使用
する肌のトリートメントは、銀などを導電材として含有
させることにより良好な導電性を確保した導電性手袋を
両手に嵌めて行う。導電性手袋は、美容効果を示す交流
波形の電流を出力する電流制御装置に、接続コードで接
続して使用する。なお、導電性手袋を嵌めるに際して
は、低い電圧では、支障のない範囲で素手に嵌めても構
わないが、より好ましくは、絶縁性の手袋を嵌めるなど
して両手に絶縁性を施した状態で嵌めるようにすればよ
い。絶縁性を施した状態で嵌める方が、導電性手袋から
の微弱電流による通電刺戟箇所への電気刺戟効果をより
効果的に確保することができる。
【0014】電流制御装置からは、通電刺戟により肌の
しわやたるみなどの美容効果を得ることができる交流の
微弱電流が、上記導電性手袋に供給される。かかる交流
は、異なるパターンの交流方形波を連続的に組み合わせ
た複数種の交流波形を、さらに連続的に組み合わせた組
合せ交流波形に構成しておけばよい。
【0015】本発明者は、通電刺戟に際して、実質的に
単一波形と見なされる波形の電流を流し続けるのではな
く、上記の如く、異なるパターンの交流方形波を組み合
わせて、すなわち波形パターンにランダム性を加味させ
ることにより、美容効果を向上させた。これにより電気
刺戟を受ける受容体側の肌に、同一通電刺戟に対する慣
れを発生させずに、電気刺戟に肌が敏感に応答できるよ
うにして、電気刺戟が肌の美容効果の改善に有効に作用
するようにした。
【0016】種々の交流方形波を連続的に組み合わせて
実験を行った結果、特定の交流波形においては、その効
果を目視で確認できる程に顕著な美容効果が得られるこ
とを見出した。
【0017】すなわち、本発明者の実験からは、異なる
パターンの交流方形波を連続的に組み合わせた複数種の
交流波形を、さらに連続的に組み合わせた組合せ交流波
形が、肌のしわやたるみなどの美容効果の改善に有効で
あることが分かった。かかる美容用交流波形としては、
以下の特定波形を有するものがさらに有効であることが
分かった。
【0018】例えば、交流波形を、基準電位を中心に、
プラス側レベルの電位とマイナス側レベルの電位とで表
示する場合には、上記特定波形を、第1基準時間の時間
間隔で両レベルの電位の一方のレベルの電位と、他方の
レベルの電位とを交互に指示する交流方形波パターンを
1回示す単独パターンと、前記単独パターンを3回連続
する3回連続パターンと、前記基準電位を前記第1基準
時間の2倍時間指示するポーズとを、前記3回連続パタ
ーン、前記ポーズ、前記3回連続パターン、前記ポー
ズ、前記単独パターン、前記ポーズ、前記単独パター
ン、前記ポーズ、前記単独パターン、前記ポーズ、前記
単独パターン、前記ポーズの順で連続的に組み合わせて
形成すればよい。
【0019】あるいは、両レベルの一方のレベルの電位
を第2基準時間指示し、他方のレベルの電位を前記第2
基準時間の1/2時間指示する交流方形波の第1繰返パ
ターンと、前記一方のレベルの電位を前記第2基準時間
の1/2時間指示し、前記基準電位を前記第2基準時間
の1/2時間指示し、前記他方のレベルの電位を前記第
2基準時間の1/2時間指示する交流方形波の第2繰返
パターンと、前記基準電位を前記第2基準時間の1/2
時間指示するポーズとを、前記第1繰返パターン、前記
ポーズ、前記第2繰返パターン、前記ポーズ、前記第2
繰返パターン、前記ポーズ、前記第2繰返パターン、前
記ポーズの順で連続的に組み合わせて形成すればよい。
【0020】あるいは、両レベルの一方の電位を第3基
準時間指示し、他方のレベルの電位を前記第3基準時間
指示し、前記一方の電位を前記第3基準時間指示し、前
記他方のレベルの電位を前記第3基準時間指示し、前記
基準電位を前記第3基準時間の2倍時間指示し、前記一
方のレベルの電位を前記第3基準時間の1/4時間指示
し、前記基準電位を前記第3基準時間の1/2時間指示
し、前記一方のレベルの電位を前記第3基準時間の1/
4時間指示し、前記基準電位を前記第3基準時間指示
し、前記他方のレベルの電位を前記第3基準時間の1/
4時間指示し、前記基準電位を前記第3基準時間の1/
2時間指示し、前記他方のレベルの電位を前記第3基準
時間の1/4時間指示し、前記基準電位を前記第3基準
時間指示する交流方形波の第3繰返パターンと、前記基
準電位を前記第3基準時間指示し、前記一方のレベルの
電位を前記第3基準時間の1/4時間指示し、前記基準
電位を前記第3基準時間の1/2時間指示し、前記一方
のレベルの電位を前記第3基準時間の1/4時間指示す
る一方繰返パターンと、前記基準電位を前記第3基準時
間指示し、前記他方のレベルの電位を前記第3基準時間
の1/4時間指示し、前記基準電位を前記第3基準時間
の1/2時間指示し、前記他方のレベルの電位を前記第
3基準時間の1/4時間指示する他方繰返パターンと、
前記基準電位を前記第3基準時間指示するポーズとを、
前記第3繰返パターン、前記第3繰返パターン、前記一
方繰返パターン、前記他方繰返パターン、前記ポーズ、
前記一方繰返パターン、前記他方繰返パターン、前記ポ
ーズ、前記一方繰返パターンの順で連続的に組み合わせ
て形成すればよい。
【0021】さらには、上記3種の特定波形をそれぞれ
繰返した構成の波形を、さらに連続的に組み合わせて使
用すれば、美容効果の点では、それぞれの特定波形を単
独使用する場合よりも好ましい結果が得られた。かかる
3種の特定波形を組み合わせるについては、第2基準時
間を前記第1基準時間の4倍時間とし、前記第3基準時
間を前記第1基準時間と等しく設定しておくことによ
り、有効な美容効果が得られることが確認された。
【0022】かかる構成の本発明の美容用交流波形は、
実際の生体に現れる生体電流に極力類似させられてお
り、肌に安全に、且つ使用者が危惧を抱かずに使用でき
る微弱電流であればよい。例えば、銀を導電材として含
有させた導電性手袋では、顔などの敏感な肌部分に対し
ては±0.3〜±1.2V、ボディなどの比較的表皮が
厚い部分に対しては、±0.9〜±3.5Vの電圧で、
500μA以下の通電条件で電流刺戟を与えればよい。
【0023】下限を±0.3V、あるいは±0.9V以
上に設定したのは、それ未満では美容効果の発現に有意
の差異が認められないためである。また、上限を±1.
2V、あるいは±3.5Vに設定したのは、使用者が強
い電気刺戟と感ずることなく、十分に安心して使用でき
る値だからである。
【0024】本発明の美容器具は、上記構成の美容用交
流波形に基づく電流を容易に日常的な肌の手入れなどに
使用できるように構成されている。例えば、絶縁性の手
袋を嵌めるなどして両手に絶縁性を施した状態で、銀な
どを導電材として含有させて導電性を良好にした導電性
手袋を両手に嵌める。この導電性手袋を、上記説明の美
容効果を持つ交流波形を有する微弱電流を出力する電流
制御装置に、接続コードで電気的に接続する。
【0025】電流制御装置側のスイッチを入れて、所要
の電流を導電性手袋側に出力し、この状態で導電性手袋
を顔や、頭などの肌に接触させることにより、上記電流
が肌に通電され、通電しながら所定のトリートメントを
行うことにより、肌のしわやたるみなどの改善が図れ
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0027】図1は、本発明の美容器具の構成を示す説
明図である。図2(A)、(B)、(C)は、それぞれ
一周期分の本発明の美容用交流波形の一例を示す波形図
である。図3は、本発明の美容器具を用いて顔のトリー
トメントを行っている様子を示す説明図である。
【0028】美容器具は、電流制御装置1と、接続コー
ド2と、一対の導電性手袋3a、3bとから構成されて
いる。電流制御装置1内には、図示しない電流制御回路
が内蔵され、例えば、出力電圧の可変制御、異なるパタ
ーンの交流方形波を連続的に組み合わせた複数種の交流
波形を、さらに連続的に組み合わせて、例えば図2に示
すような美容用交流波形の微弱電流を出力できるように
なっている。
【0029】電流制御装置1には操作パネル1aが設け
られ、図1に示すように、タッチ式のON用メインスイ
ッチ4aと、OFF用メインスイッチ4bが設けられて
いる。ON用メインスイッチ4aを押すことにより、電
流制御装置1を美容用交流波形の微弱電流を出力するこ
とができる状態にする。この状態で、導電性手袋3a、
3bを、接続コード2で電流制御装置1に接続する。
【0030】導電性手袋3a、3bは、共に、アクリル
繊維などの繊維に銀を含有させた導電性素材を手袋に編
んで作られている。銀を導電材として含ませることによ
り、手袋の導電性を良好にすることができる。銀の含有
量としては、導電性手袋の電気抵抗が1kΩ以下になる
ように混入すればよい。導電材として銅を使用する場合
に比べて、混入量を少量に抑えることができる。
【0031】上記のように銀を使用することにより、銀
よりも導電性の低い導電材を使用する場合に比べて、交
流を導電性手袋3aに流す際の電圧負荷を小さくするこ
とができ、全体として通電刺戟用の使用電位を低く抑え
ることができる。
【0032】美容器具では、家庭内で普段に使用され、
また、濡れた手で触ることも十分考えられるため、本発
明のように使用電圧を極力下げておくことにより、万が
一にも強い電気刺戟が走らないように、安心して美容器
具の操作が行えるようになっている。
【0033】また、銀を導電材として使用することによ
り、導電材としてカーボンを使用した場合に比べて、意
匠的に銀白色の優しい色合いを醸しだすことができる。
さらには、美容器具の使用に際しては、普段に顔や、そ
の他の身体に接触させて用いるため肌表面の汗や皮脂、
雑菌が付着し易い導電性手袋3a、3bを、導電材とし
て用いた銀の抗菌性により、雑菌の繁殖から保護するこ
とができる。そのため、導電性手袋3a、3b表面の雑
菌繁殖に基づく、肌のかぶれなどを未然に防ぐことがで
きる。
【0034】上記構成の導電性手袋3a、3bには、手
の差込み口側に、接続コード2との接続端子の役目を果
たすホック5a、5bが設けられている。接続コード2
は、導電性手袋3a、3b用のリード線2a、2bを有
し、リード線2a、2bの一端側には、導電性手袋3
a、3bのそれぞれのホック5a、5bと着脱自在に嵌
め合わせるホック6a、6bが設けられている。リード
線2a、2bの他端側は、途中互いに接合させられて共
通のジャック7に接続されている。
【0035】電流制御装置1の出力端子口8に接続コー
ド2のジャック7を着脱自在に差し込むことにより、異
なるパターンの交流方形波を連続的に組み合わせてなる
複数種の交流波形をさらに連続的に組み合わせた図2に
示す美容用交流波形を有する交流を導電性手袋3a、3
bに供給することができる。
【0036】電流制御装置1では、発生させる交流の電
圧範囲を変更させることができるようになっている。例
えば、交流電圧を±0.3V〜±1.2Vまでと、±
0.9V〜±3.9Vまでとの2系列に切替えができる
ようになっている。各系列は、さらに、複数段階に電圧
を変えることができる。かかる系列は、電流刺戟を与え
る肌部位に対応して適宜選択すればよく、顔などの肌が
敏感な箇所には、上記小電圧の系列を、ボディなどの肌
の表皮層が比較的厚い箇所には、大電圧(例えば、小電
圧範囲の約3倍の電圧範囲)系列を適用できるようにな
っている。図1に示す場合には、8段階に切替えできる
ように構成されている。
【0037】電流制御装置1の操作パネル1aには、電
圧を一段ずつ上昇させることができるボリュームアップ
スイッチ9aと、電圧を一段ずつ下降させるボリューム
ダウンスイッチ9bが設けられている。設定電圧がどの
段階になっているかは、LEDの発光指示によるレベル
ランプ10が電圧の切替え数分設けられ、発光位置で電
圧レベルが分かるようになっている。
【0038】また、電圧系列を顔用に設定する場合と、
ボディ用に設定する場合とで各々モード設定の選択がで
きるように、電圧系列を変更するフェイシャルセレクト
スイッチ11a、ボディセレクトスイッチ11bとが設
けられている。
【0039】タイマースタート・解除スイッチ12と、
タイマー時間を設定するタイマー設定スイッチ13とが
設けられている。タイマー設定スイッチ13では、例え
ば、タイマー時間を10分、15分、20分の3種類の
設定が行えるようになっている。所望時間をタイマー設
定スイッチ13で設定した後、タイマースタート・解除
スイッチ12でタイマーを始動させることができる。始
動させたタイマーは、途中でタイマースタート・解除ス
イッチ12を押すことにより、タイマーの途中解除が行
えるようになっている。タイマーの設定時間は、タイマ
ー表示窓14に、残り時間がデジタル表示されて分かる
ように構成されている。
【0040】本発明の電流制御装置1は、充電可能な内
蔵電池を電源として作動できるようになっている。電流
制御装置1に接続し、他方を家庭用電源コンセントに接
続して充電する交流用充電アダプタを使用することによ
り、内蔵電池を電源として作動させることができる。電
池残量の目安には、バッテリーチェッカー15が設けら
れ、LEDの色分け発光表示で、現状が分かるようにな
っている。
【0041】次に、上記構成の本発明の美容器具の使い
方を説明する。先ず、図1に示すように、両手にポリエ
チレン、塩化ビニルなどの合成樹脂などの絶縁性素材で
作った絶縁性手袋16a、16bを嵌めて、両手の絶縁
性を確保する。あるいは、導電性手袋3a、3bの内側
に、絶縁性素材を裏打ちする構成を採用してもよい。両
手の絶縁性を確保する従来より既知の方法を適宜採用す
ればよい。
【0042】上記のように両手に絶縁性手袋16a、1
6bを嵌めるなどして、両手の絶縁性を確保した上で、
導電性手袋3a、3bを嵌める。なお、嵌めた導電性手
袋3a、3bには、前記の如く、出力電圧が低い微弱電
流が流されることとなるが、よりその導電性を十分に確
保するため、導電性手袋3a、3bを水などの導電性の
液体で濡らしておくとよい。
【0043】一方、予め電流制御装置1の出力端子8の
差込み口に、ジャック7を差し込んだ接続コード2のリ
ード線2a、2bのホック6a、6bを、導電性手袋3
a、3bのホック5a、5bに嵌めて、導電性手袋3
a、3bを通電性可能に準備する。
【0044】この状態で、ON用メインスイッチ4aを
押し、次いでトリートメントしようとする部位に合わせ
て、フェイシャルセレクトスイッチ11a、あるいはボ
ディセレクトスイッチ11bを選択して押す。併せて、
必要に応じて、出力電圧の設定を変更してもよい。
【0045】出力電圧の変更は、ボリュームアップスイ
ッチ9a、ボリュームダウンスイッチ9bを押して行
う。なお、OFF用メインスイッチ4bを押して美容器
具の使用を終了した場合には、電流制御装置1では、出
力電圧を最低電圧に自動的に戻せるように構成して、使
用開始の度に電圧設定を確認しなくても、前回終了時の
高い通電刺戟が発生しないようにされている。
【0046】上記要領でセットした導電性手袋3a、3
bを使用して、例えば、顔のトリートメントを行う場合
は、フェイシャルセレクトスイッチ11aを選択する。
選択後、両手に嵌めた導電性手袋3a、3bの手のひら
側を、顔の表面に密着させる。手をゆっくりと移動させ
ながら、顔全体に手袋の手のひら側を密着させる。この
ようにすることにより、微弱電流が導電性手袋3a、3
bから顔の肌に微弱電流が通電されることとなる。
【0047】上記要領の顔全体へのトリートメントは、
肌の活性化を促す効果を有するもので、この段階では、
図2(A)に示す複数の異なるパターンの交流方形波を
連続的に組み合わせた美容用交流波形WA1の使用が好
ましかった。
【0048】かかる美容用交流波形WA1には、交流波
形を、基準電位を中心に、プラス側レベルの電位とマイ
ナス側レベルの電位とで表示する場合に、第1基準時間
の時間間隔で両レベルの電位の一方のレベルの電位と、
他方のレベルの電位とを交互に指示する交流方形波パタ
ーンを1回示す単独パターンW1と、単独パターンW1
を3回連続する3回連続パターンW2と、基準電位を前
記第1基準時間の2倍時間指示するポーズP1とを、3
回連続パターンW2、ポーズP1、3回連続パターンW
2、ポーズP1、単独パターンW1、ポーズP1、単独
パターンW1、ポーズP1、単独パターンW1、ポーズ
P1、単独パターンW1、ポーズP1の順で連続的に組
み合わせて形成される組合せ交流波形に形成しておけば
よい。
【0049】特に、図2(A)に示す場合は、上記第1
基準時間を0.4秒に設定した場合で、すなわち、0.
4秒間隔で両レベルの電位の一方のレベルの電位と、他
方のレベルの電位とを交互に指示する交流方形波パター
ンを1回示す単独パターンW1と、単独パターンを3回
連続する3回連続パターンW2と、基準電位を0.8秒
間指示するポーズP1とを、3回連続パターンW2、ポ
ーズP1、3回連続パターンW2、ポーズP1、単独パ
ターンW1、ポーズP1、単独パターンW1、ポーズP
1、単独パターンW1、ポーズP1、単独パターンW
1、ポーズP1の順で連続的に組み合わせて形成されて
いる。
【0050】上記美容用交流波形WA1は、上記一連の
組合せが12.8秒周期で所定時間繰り返される波形で
ある。この美容用交流波形WA1の繰返しによる微弱電
流が通電されている間は、上記要領で顔表面の準備トリ
ートメントを行えばよい。
【0051】上記要領の準備トリートメント終了後は、
顔表面の比較的広い部分のしわなどを引きあげる広域リ
フトアップトリートメントを行う。かかる広域リフトア
ップトリートメントは、顔表面に導電性手袋3a、3b
の手のひら側を密着した状態で、例えば、ほほ全体を引
き上げしばらくそのままの状態にする。カラスの足跡と
通称呼ばれる目尻や、まゆ尻、笑い皺の発生しやすい
顎、口角などの部分も、手のひらや指などを使用して同
様に引き上げ、しばらくの間その状態で、すなわちリフ
トアップした状態にする。かかる広域リフトアップトリ
ートメントに対しては、本発明者の実験では、図2
(B)に示す美容用交流波形WA2の交流が好ましかっ
た。
【0052】かかる美容用交流波形WA2には、交流波
形を、基準電位を中心に、プラス側レベルの電位とマイ
ナス側レベルの電位とで表示する場合に、両レベルの一
方のレベルの電位を第2基準時間指示し、他方のレベル
の電位を第2基準時間の1/2時間指示する交流方形波
の第1繰返パターンW3と、一方のレベルの電位を第2
基準時間の1/2時間指示し、基準電位を第2基準時間
の1/2時間指示し、他方のレベルの電位を第2基準時
間の1/2時間指示する交流方形波の第2繰返パターン
W4と、基準電位を第2基準時間の1/2時間指示する
ポーズP2とを、第1繰返パターンW3、ポーズP2、
第1繰返パターンW3、ポーズP2、第2繰返パターン
W4、ポーズP2、第2繰返パターンW4、ポーズP2
の順で連続的に組み合わさせて形成する組合せ交流波形
を使用すればよい。
【0053】図2(B)に示す場合には、上記美容用交
流波形WA2において、第2基準時間を1.6秒に設定
した場合である。すなわち、図2(B)に示す美容用交
流波形WA2は、交流波形を基準電位を中心に、プラス
側レベルの電位とマイナス側レベルの電位とで表示する
場合に、前記両レベルの一方のレベルの電位を1.6秒
間指示し、他方のレベルの電位を0.8秒間指示する交
流方形波の第1繰返パターンW3と、前記一方のレベル
の電位を0.8秒間指示し、基準電位を0.8秒間指示
し、前記他方のレベルの電位を0.8秒間指示する交流
方形波の第2繰返パターンW4と、基準電位を0.8秒
間指示するポーズP2とを、第1繰返パターンW3、ポ
ーズP2、第1繰返パターンW3、ポーズP2、第2繰
返パターンW4、ポーズP2、第2繰返パターンW4、
ポーズP2の順で連続的に組み合わせて構成されてい
る。
【0054】かかる一連の交流方形波パターンを組み合
わせた美容用交流波形WA2の周期も、上記美容用交流
波形WA1と同様に12.8秒周期に構成され、広域リ
フトアップトリートメントは、この美容用交流波形WA
2が所定時間繰り返されている間に行えばよい。
【0055】上記広域リフトアップトリートメントの終
了後には、顔の細部を部分的に、片手で押さえて、片手
で引き上げてリフトアップする細かくリフトアップする
狭域リフトアップトリートメントを行う。かかる狭域リ
フトアップトリートメントには、図2(C)に示す異な
るパターンの交流方形波を連続的に組み合わせた美容用
交流波形WA3が効果的であった。
【0056】かかる美容用交流波形WA3には、交流波
形を、基準電位を中心に、プラス側レベルの電位とマイ
ナス側レベルの電位とで表示する場合に、両レベルの一
方の電位を第3基準時間指示し、他方のレベルの電位を
第3基準時間指示し、一方の電位を第3基準時間指示
し、他方のレベルの電位を第3基準時間指示し、基準電
位を第3基準時間の2倍時間指示し、一方のレベルの電
位を第3基準時間の1/4時間指示し、基準電位を第3
基準時間の1/2時間指示し、一方のレベルの電位を第
3基準時間の1/4時間指示し、基準電位を第3基準時
間指示し、他方のレベルの電位を第3基準時間の1/4
時間指示し、基準電位を第3基準時間の1/2時間指示
し、他方のレベルの電位を第3基準時間の1/4時間指
示し、基準電位を第3基準時間指示する交流方形波の第
3繰返パターンW5と、基準電位を第3基準時間指示
し、一方のレベルの電位を第3基準時間の1/4時間指
示し、基準電位を第3基準時間の1/2時間指示し、一
方のレベルの電位を第3基準時間の1/4時間指示する
一方繰返パターンW6と、基準電位を第3基準時間指示
し、他方のレベルの電位を第3基準時間の1/4時間指
示し、基準電位を第3基準時間の1/2時間指示し、他
方のレベルの電位を第3基準時間の1/4時間指示する
他方繰返パターンW7と、基準電位を第3基準時間指示
するポーズP3とを、第3繰返パターンW5、第3繰返
パターンW5、一方繰返パターンW6、他方繰返パター
ンW7、ポーズP3、一方繰返パターンW6、他方繰返
パターンW7、ポーズP3、一方繰返パターンW6の順
で連続的に組み合わせて形成される組合せ交流流波形と
すればよい。
【0057】図2(C)に示す場合には、上記美容用交
流波形において、上記第3基準時間を前記第1基準時間
と同様に0.4秒に設定した場合であり、すなわち、両
レベルの一方の電位を0.4秒間指示し、他方のレベル
の電位を0.4秒間指示し、前記一方の電位を0.4秒
間指示し、他方のレベルの電位を0.4秒間指示し、前
記基準電位を0.8秒間指示し、前記一方のレベルの電
位を0.1秒間指示し、前記基準電位を0.2秒間指示
し、前記一方のレベルの電位を0.1秒間指示し、前記
基準電位を0.4秒間指示し、前記他方のレベルの電位
を0.1秒間指示し、前記基準電位を0.2秒間指示
し、前記他方のレベルの電位を0.1秒間指示し、前記
基準電位を0.4秒間指示する交流方形波の第3繰返パ
ターンW5と、前記基準電位を0.4秒間指示し、前記
一方のレベルの電位を0.1秒間指示し、前記基準電位
を0.2秒間指示し、前記一方のレベルの電位を0.1
秒間指する一方繰返パターンW6と、前記基準電位を
0.4秒間指示し、前記他方のレベルの電位を0.1秒
間指示し、前記基準電位を0.2秒間指示し、前記他方
のレベルの電位を0.1秒間指する他方繰返パターンW
7と、前記基準電位を0.4秒間指示するポーズP3と
を、第3繰返パターンW5、第3繰返パターンW5、一
方繰返パターンW6、他方繰返パターンW7、ポーズP
3、一方繰返パターンW6、他方繰返パターンW7、ポ
ーズP3、一方繰返パターンW7の順で連続的に組み合
わせて形成されている。かかる美容用交流波形WA3
も、12.8秒の周期で所定時間繰り返され、この美容
用交流波形に基づく通電時間内に、上記狭域リフトアッ
プトリートメントを行うのが好ましい。
【0058】上記3つの異なる美容用交流波形WA1、
WA2、WA3を出力するには、電流制御装置1により
美容用交流波形WA1を12.8秒周期で所定時間繰り
返した波形で出力後、自動的に美容用交流波形WA2を
出力するように出力変更が行われる。その後、美容用交
流波形WA2を12.8秒周期で所定時間繰り返した波
形で出力後、自動的に美容用交流波形WA3を出力する
ように出力変更が行われる。さらに、美容用交流波形W
A3を12.8秒周期で所定時間繰り返した波形で出力
後、自動的に出力停止が行われる。
【0059】上記美容用交流波形WA1、WA2、WA
3の変更は、準備トリートメント、広域トリートメン
ト、狭域トリートメントに必要な時間繰り返すようにす
ればよいが、例えば、全体を15分で終了する場合に
は、例えば、3種のトリートメントをそれぞれ5分ずつ
行うように設定すればよい。
【0060】上記組合せ美容用交流波形WA1、WA
2、WA3の出力変更は、それぞれの美容用交流波形に
対応した3個のLEDからなるウエーブランプ17を確
認することにより、現在どの種類の出力がなされている
か分かり、それに見合ったトリートメントを行うことが
できる。
【0061】上記説明では、図2に示すように、組合せ
美容用交流波形WA1、WA2、WA3のそれぞれの電
位を±0.3Vに設定した場合を示しているが、かかる
電位は、例えば、±0.3V〜±1.2Vまでの範囲
で、8段階に電圧変化を行えるようにしておけばよい。
電圧の変化幅としては、例えば、約0.1〜0.2V程
度にすればよい。
【0062】上記説明では、フェイシャルセレクトスイ
ッチ11aを選択することにより顔表面のトリートメン
トを行ったが、ボディセレクトスイッチ11bを選択す
ることにより、顔以外の身体、例えば、バストや、ヒッ
プなどの部位へのトリートメントを施すことができる。
【0063】実験によれば、上記顔に使用したと同様の
美容用交流波形WA1、WA2、WA3、あるいはこれ
らの組合せ波形を使用しても、ボディに対して美容効果
が得られることが確認された。かかるボディに使用する
場合には、設定電位は、例えば、±0.9V〜±3.9
Vまでの範囲を、8段階に電圧変化を行えるようにして
おけばよい。変化させる電圧幅は、例えば、0.4〜
0.6V程度にすればよい。
【0064】以下の表1には、図2(B)に示した上記
美容用交流波形WA2を使用して顔に通電刺戟を行った
場合の顔のしわ、たるみの改善効果について示した。
【0065】
【表1】 表1からは、通電刺戟を行う前の状態を比較例として示
し、通電刺戟を行った場合の状態を美容用交流波形WA
2使用例として示した。しわの評価は、表1に示した評
価尺度に基づき、各被験者の顔面左側と右側とで別々に
評価した。
【0066】表1では、例えば、被験者1では、美容用
交流波形WA2を使用して肌のトリートメントを行った
場合と、行う前とでは、一向に変化がないことが分か
る。一方、被験者2では、顔面左側では、当初普通程度
に見られたしわが、美容用交流波形WA2を使用したト
リートメントを行った後は、ほんの僅かにしか見えない
程にしわが解消されている。顔面右側では、当初しわに
対して評価が普通程度と僅かとの間であったものが、僅
かに見える程度までに、すなわちしわが減少しているこ
とが分かる。
【0067】かかる評価は、美容用交流波形WA1、W
A3の場合でも同様の改善効果を示すことが分かった。
さらに、かかる美容用交流波形WA1、WA2、WA3
を連続的に組み合わせることによっても、美容用交流波
形WA1、WA2、WA3を単独で使用する場合より
も、より明確に、トリートメント直後に目視で確認でき
る程に、改善効果の持続時間が長くなることが分かっ
た。
【0068】以下の表2には、たるみの改善効果につい
て検証した結果を示した。表中の数値は、肌を畳むよう
につまんで、その後手を離し、つままれた肌がつまむ前
の元の状態に戻るまでの時間(秒)で、肌の弾力性を調
べたものである。肌に弾力性があれば、元に戻るまでの
時間が短くて済み、その分たるみが発生しにくくなるた
め、かかる肌の弾力性の評価によりたるみの改善効果の
評価が行える。
【0069】
【表2】 表2からは、全て本発明の美容用交流波形WA2を使用
して顔のトリートメントを行うと、被験者1の顔面右
側、被験者3の場合を除いては、それを行う前よりも肌
の弾力性が改善されるていることが分かる。すなわち、
肌の弾力性の衰えに基づく肌の「たるみ」も、同様に、
本発明の美容用交流波形WA2の微弱電流の通電刺戟を
行いながらトリートメントすることにより改善される。
【0070】上記説明の美容用交流波形WA1、WA
2、WA3は、図4のブロック図に示すように、電流制
御装置1に設けた中央処理装置(CPU)18に接続さ
れた操作パネル19のON用メインスイッチ4aからの
入力信号により、電流制御装置1に内蔵された中央処理
装置(CPU)18が作動して、予め中央処理装置18
内に組み込まれたプログラムによって電流制御回路が制
御されて、増幅部20を経て出力端子8に構成された出
力部21側に出力されることとなる。この出力端子8に
導電性手袋3a、3bを接続することにより、導電性手
袋3a、3bに美容用交流波形WA1、WA2、WA3
が供給される。
【0071】また、操作パネル19からの入力信号によ
る作動状況は、中央処理装置18からの操作パネル19
への信号により、例えば、電圧調節状況、タイマー設定
状況、モード設定状況などが表示確認できるようになっ
ている。タイマー表示部22では、タイマー残量などを
表示するようにすればよい。さらには、ブザーなどの音
声表示部23を設け、その作動状況、あるいはモード切
替えなどに使用者の注意を向けるように構成してもよ
い。勿論、人工音声を使用して、操作手順を示唆するよ
うにしてもよい。
【0072】交流アダプターに構成された電源部24
は、中央処理装置18に接続され、家庭用電源コンセン
トから電源により、本発明の美容器具が使用できるよう
に構成されている。また、電源部24は、中央処理装置
18に接続されたバッテリー部25にも接続され、バッ
テリー部25に接続されたチャージ表示部26を確認し
てバッテリー残量、あるいは充電終了などが表示確認で
きるようになっている。電源コンセントのない場所で本
発明の美容器具を使用する場合には、バッテリーで使用
することができる。
【0073】また、上記説明では、導電性手袋3a、3
bを介して肌に交流を通電する構成について説明した
が、電流制御装置1に、直流用の出力端子(図示しな
い)を設けて、図5に示すように、一対の導電体27を
接続コード28を介して直流を流せるように構成しても
よい。
【0074】図5に示す一対の導電体27は、接続コー
ド28に接続されて電気を通す導通部(図示せず)の周
囲を絶縁性素材で囲んで形成した把持部29に構成され
ている。接続コード28にはホック30が設けられ、導
通部の一端側のホック31と着脱自在に嵌められてい
る。
【0075】導通部の他端側は把持部29から突出する
円筒状のホルダ32が設けられ、このホルダ32に、例
えば汚れたら簡単に廃棄できる湿らせた綿棒33などを
導電材としてその一端側を差し込み保持させることがで
きる。
【0076】ホルダ32は、予め綿棒33などの導電材
を着脱可能な程度にきつめに挿入できる筒形に形成して
おけばよい。かかる構成の導電体27を、接続コード2
8により電流制御装置1に接続した状態で、スイッチ
(図示せず)を入れる。この状態で、一対の綿棒33の
先を、図5に示すように、少し離した状態で筋肉部位に
接触させる。綿棒24が接触した部位間に直流が通電さ
れ、この通電刺戟により、筋繊維の緊張などが緩和され
マッサージ効果が発現される。
【0077】上記構成の導電体27を、図1に示す構成
の電流制御装置1で併用することができるように構成し
ておけば、図2に示す美容効果と、図6に示すマッサー
ジ効果を選択的に同一の美容器具で得ることができる。
【0078】電流制御装置1の交流、直流は適宜切替え
スイッチで切り換えるように構成しておけばよい。ある
いは、交流用スイッチと、直流用スイッチとを別途併設
するようにしておいてもよい。
【0079】本発明は前記の形態に限定されるものでは
なく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更することが
できる。上記説明では、本発明の美容器具、美容用交流
波形を顔に適用した場合について説明したが、顔以外に
適用してもよく、例えば、バスト、ヒップ、頭皮、足裏
などに適用して、リフトアップ効果、あるいはマッサー
ジ効果などを得られるようにしてもよい。上記説明で
は、銀を導電材として含有させた構成の導電性手袋を使
用したが、銀以外の導電材を含有する構成の導電性手袋
を使用しても、本発明の美容用交流波形の効果は得られ
る。
【0080】上記説明では、導電性手袋に使用する導電
材として銀を使用した場合について述べたが、導電性は
劣るものの、銀以外に、例えば銅を使用することもでき
る。銅を使用する場合には、顔などの敏感な肌部分に対
しては±0.5〜±5V、ボディなどの比較的表皮が厚
い部分に対しては、±0.5〜±10Vの電圧で、50
0μA以下の微弱電流がながれるようにすればよい。
【0081】また、上記美容器具の説明では、導電性手
袋を嵌めた者が、美容効果を目的として、自分の顔など
に導電性手袋から電気刺戟を与える場合について説明し
たが、他人の顔などにその導電性手袋を接触させて電気
刺戟を与えるように使用しても勿論構わない。
【0082】
【発明の効果】本発明を顔や顔以外の身体部分に適用す
ることにより、適用箇所の肌のしわ、たるみなの解消な
どが図れ、適用箇所の美容効果を得ることができる。
【0083】本発明では、銀を導電材として含む導電性
手袋を使用しているため、その他の導電材を使用する場
合よりも、微弱電流の導電性を良好にすることができ、
美容器具における出力電位を低く抑えることができる。
【0084】また、上記構成に併せて、直流電流を通電
する導電体を併用することができるように構成して、肌
のしわやたるみなどの解消の美容効果と併せて、筋肉部
位のマッサージ効果を得ることができる。
【0085】導電体にホルダを設けて、綿棒などの日常
身の回りにある安価で廃棄可能なものを導通材として使
用することができるように構成しておけば、連続使用で
はとかく不潔になりがちな導通部を使用の都度交換して
清潔に保ち、導通部の衛生面の確保が行える。そのた
め、複数の異なる者が使用する場合でも、衛生面での安
全管理が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の美容器具の実施の形態の一例を示す説
明図である。
【図2】(A)、(B)、(C)はそれぞれ本発明の美
容用交流波形の一例を示す波形図である。
【図3】導電性手袋を使用して、顔のトリートメントを
行っている様子を示す説明図。
【図4】電流制御装置内の信号伝達経路を示すブロック
図である。
【図5】直流を通電するための一対の導電体示す正面図
である。
【図6】導電体を使用して顔の筋繊維部分に通電してい
る様子を示す説明図である。
【符号の説明】
1 電流制御装置 1a 操作パネル 2 接続コード 2a リード線 2b リード線 3a 導電性手袋 3b 導電性手袋 4a ON用メインスイッチ 4b OFF用メインスイッチ 5a スナップ 5b スナップ 6a スナップ 6b スナップ 7 ジャック 8 出力端子口 9a ボリュームアップスイッチ 9b ボリュームダウンスイッチ 10 レベルランプ 11a フェイシャルセレクトスイッチ 11b ボディセレクトスイッチ 12 タイマースタート・解除スイッチ 13 タイマー設定スイッチ 14 タイマー表示窓 15 バッテリーチェッカー 16a 絶縁性手袋 16b 絶縁性手袋 17 ウェーブランプ 18 中央処理装置(CPU) 19 操作パネル 20 増幅部 21 出力部 22 タイマー表示部 23 音声表示部 24 電源部 25 バッテリー部 26 チャージ表示部 27 導電体 28 接続コード 29 把持部 30 ホック 31 ホック 32 ホルダ 33 綿棒 WA1 美容用交流波形 WA2 美容用交流波形 WA3 美容用交流波形 W1 単独パターン W2 3回繰返パターン W3 第1繰返パターン W4 第2繰返パターン W5 第3繰返パターン W6 一方繰返パターン W7 他方繰返パターン P1 ポーズ P2 ポーズ P3 ポーズ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 肌に交流を通電することにより前記肌の
    しわ、たるみの改善などの美容効果が得られる前記交流
    の交流波形であって、 前記交流波形を、基準電位を中心に、プラス側レベルの
    電位とマイナス側レベルの電位とで表示する場合に、 前記交流波形は、第1基準時間の時間間隔で両レベルの
    電位の一方のレベルの電位と、他方のレベルの電位とを
    交互に指示する交流方形波パターンを1回示す単独パタ
    ーンと、前記単独パターンを3回連続する3回連続パタ
    ーンと、前記基準電位を前記第1基準時間の2倍時間指
    示するポーズとを、 前記3回連続パターン、前記ポーズ、前記3回連続パタ
    ーン、前記ポーズ、前記単独パターン、前記ポーズ、前
    記単独パターン、前記ポーズ、前記単独パターン、前記
    ポーズ、前記単独パターン、前記ポーズの順で連続的に
    組み合わせて形成される組合せ交流波形を有することを
    特徴とする美容用交流波形。
  2. 【請求項2】 肌に交流を通電することにより前記肌の
    しわ、たるみの改善などの美容効果が得られる前記交流
    の交流波形であって、 前記交流波形を、基準電位を中心に、プラス側レベルの
    電位とマイナス側レベルの電位とで表示する場合に、 前記交流波形は、両レベルの一方のレベルの電位を第2
    基準時間指示し、他方のレベルの電位を前記第2基準時
    間の1/2時間指示する交流方形波の第1繰返パターン
    と、 前記一方のレベルの電位を前記第2基準時間の1/2時
    間指示し、前記基準電位を前記第2基準時間の1/2時
    間指示し、前記他方のレベルの電位を前記第2基準時間
    の1/2時間指示する交流方形波の第2繰返パターン
    と、 前記基準電位を前記第2基準時間の1/2時間指示する
    ポーズとを、 前記第1繰返パターン、前記ポーズ、前記第1繰返パタ
    ーン、前記ポーズ、前記第2繰返パターン、前記ポー
    ズ、前記第2繰返パターン、前記ポーズの順で連続的に
    組み合わせて形成される組合せ交流波形を有することを
    特徴とする美容用交流波形。
  3. 【請求項3】 肌に交流を通電することにより前記肌の
    しわ、たるみの改善などの美容効果が得られる前記交流
    の交流波形であって、 前記交流波形を、基準電位を中心に、プラス側レベルの
    電位とマイナス側レベルの電位とで表示する場合に、 前記交流波形は、両レベルの一方の電位を第3基準時間
    指示し、他方のレベルの電位を前記第3基準時間指示
    し、前記一方の電位を前記第3基準時間指示し、前記他
    方のレベルの電位を前記第3基準時間指示し、前記基準
    電位を前記第3基準時間の2倍時間指示し、前記一方の
    レベルの電位を前記第3基準時間の1/4時間指示し、
    前記基準電位を前記第3基準時間の1/2時間指示し、
    前記一方のレベルの電位を前記第3基準時間の1/4時
    間指示し、前記基準電位を前記第3基準時間指示し、前
    記他方のレベルの電位を前記第3基準時間の1/4時間
    指示し、前記基準電位を前記第3基準時間の1/2時間
    指示し、前記他方のレベルの電位を前記第3基準時間の
    1/4時間指示し、前記基準電位を前記第3基準時間指
    示する交流方形波の第3繰返パターンと、 前記基準電位を前記第3基準時間指示し、前記一方のレ
    ベルの電位を前記第3基準時間の1/4時間指示し、前
    記基準電位を前記第3基準時間の1/2時間指示し、前
    記一方のレベルの電位を前記第3基準時間の1/4時間
    指示する一方繰返パターンと、 前記基準電位を前記第3基準時間指示し、前記他方のレ
    ベルの電位を前記第3基準時間の1/4時間指示し、前
    記基準電位を前記第3基準時間の1/2時間指示し、前
    記他方のレベルの電位を前記第3基準時間の1/4時間
    指示する他方繰返パターンと、 前記基準電位を前記第3基準時間指示するポーズとを、 前記第3繰返パターン、前記第3繰返パターン、前記一
    方繰返パターン、前記他方繰返パターン、前記ポーズ、
    前記一方繰返パターン、前記他方繰返パターン、前記ポ
    ーズ、前記一方繰返パターンの順で連続的に組み合わせ
    て形成される組合せ交流波形を有することを特徴とする
    美容用交流波形。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の美容用交流波形が繰り返
    され、次いで請求項2記載の美容用交流波形が繰り返さ
    れ、次いで請求項3記載の美容用交流波形が繰り返さ
    れ、前記第2基準時間は前記第1基準時間の4倍時間に
    設定され、前記第3基準時間は前記第1基準時間と等し
    く設定されていることを特徴とする美容用交流波形。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の美容用交流波形におい
    て、 前記第1基準時間は、0.4秒であることを特徴とする
    美容用交流波形。
  6. 【請求項6】 電気を通す手袋を手に嵌め、嵌めた前記
    手袋を肌に接触させて、前記手袋を介して肌に通電する
    ことにより前記肌の美容効果を得る美容器具であって、 両手に嵌める一対の導電性手袋と、 前記導電性手袋とは電気的に接続され、請求項1ないし
    5のいずれか1項に記載の美容用交流波形を有する交流
    を前記導電性手袋に出力する電流制御装置とを有するこ
    とを特徴とする美容器具。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の美容器具において、 前記導電性手袋には、導電材として銀が含まれているこ
    とを特徴とする美容器具。
  8. 【請求項8】 請求項6または7記載の美容器具におい
    て、 前記電流制御装置は、交流出力部と、直流出力部とが設
    けられ、 前記直流出力部には、一対の導電体が電気的に接続さ
    れ、 一対の前記導電体を、前記肌に接触させて、筋肉への電
    気刺戟となる直流電流を流すことを特徴とする美容器
    具。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の美容器具において、 前記導電体は、導電性のホルダを有し、前記ホルダに濡
    らした綿棒などの導電材を着脱自在に保持させて、前記
    導電材を肌表面に接触させて直流を流すことを特徴とす
    る美容器具。
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