JP2001197286A - 画像処理装置および方法 - Google Patents

画像処理装置および方法

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JP2001197286A
JP2001197286A JP2000000916A JP2000000916A JP2001197286A JP 2001197286 A JP2001197286 A JP 2001197286A JP 2000000916 A JP2000000916 A JP 2000000916A JP 2000000916 A JP2000000916 A JP 2000000916A JP 2001197286 A JP2001197286 A JP 2001197286A
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JP2000000916A
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English (en)
Inventor
Kazuhito Osumi
一仁 大角
Tomohiko Teranishi
智彦 寺西
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サイズの異なる複数の複数の原稿画像を印刷
する場合にも、画像欠損を防止しつつ、印刷物を読みや
すくする。 【解決手段】 認識された原稿画像のサイズと印刷用紙
の1ページまたは1ページを等分割した領域に相当する
印刷領域のサイズとが比較され、原稿画像のサイズが印
刷領域のサイズより大きい場合にのみ、当該原稿画像を
印刷領域に収まるように縮小して配置し、前記原稿画像
のサイズが印刷領域のサイズと同じであるか小さい場合
には、等倍で配置する。を有する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル複写機、
プリンタなどにおける画像形成技術に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル複写機やプリンタなどの画像形
成装置を用いた画像形成システムにおいて、Nページ分
の原稿を1枚の印刷用紙(以下単に「用紙」という)の
一面(1ページ)に配置するNin1機能を有するもの
がある。Nin1機能を使って印刷(Nin1印刷)し
た場合には、Nページ分の原稿を一度に見ることができ
ると共に、用紙の節約にもなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像形成システムにあっては、画像欠損を防止しつつ混
載原稿をNin1印刷する機能を有するものは存在しな
かった。
【0004】なお、混載原稿をNin1印刷するための
画像処理技術を提供するに当たっては、ユーザの利便を
図るため、できるだけ印刷物を読みやすくすることが望
まれている。
【0005】本発明は、画像欠損を防止しつつ、しかも
印刷物ができるだけ読みやすくなるように、混載原稿を
Nin1印刷することを可能にする画像処理装置および
方法並びに画像処理プログラムを記録したコンピュータ
読取可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、以
下の手段によって達成される。
【0007】(1)サイズまたは方向が異なる複数の原
稿画像に基づいて出力画像データを作成する画像処理装
置であって、前記複数の原稿画像のうちから選択された
1つの原稿画像のサイズを認識する画像サイズ認識手段
と、印刷用紙の1ページに相当する印刷領域のサイズを
認識する領域サイズ認識手段と、前記画像サイズ認識手
段によって認識された原稿画像のサイズと前記領域サイ
ズ認識手段によって認識された印刷領域のサイズとを比
較する比較手段と、比較された結果に基づいて、前記選
択された原稿画像のサイズが印刷領域のサイズより大き
い場合にのみ、当該原稿画像を印刷領域に収まるように
縮小して配置し、前記原稿画像のサイズが印刷領域のサ
イズと同じであるか小さい場合には、等倍で配置する配
置手段と、を有することを特徴とする。
【0008】(2)前記複数の原稿画像のうちから選択
された1つの原稿画像の方向を認識する画像方向認識手
段と、印刷領域の方向を認識する領域方向認識手段と、
選択された原稿画像の方向と印刷領域の方向とを比較す
る方向比較手段と、選択された原稿画像の方向と印刷領
域の方向とが異なっている場合に、選択された原稿画像
の方向を印刷領域の方向に対して相対的に回転させる回
転手段と、を有することを特徴とする。
【0009】(3)画像形成装置は上記画像処理装置を
有する。
【0010】(4)サイズまたは方向が異なる複数の原
稿画像を合成して1ページの出力画像データを作成する
画像処理方法であって、前記複数の原稿画像のうちから
選択された1つの原稿画像のサイズを認識するステップ
と、印刷用紙の1ページを等分割した領域に相当する印
刷領域のサイズを認識するステップと、前記画像サイズ
認識手段によって認識された前記原稿画像のサイズと前
記領域サイズ認識手段によって認識された印刷領域のサ
イズとを比較するステップと、比較された結果に基づい
て、前記選択された原稿画像のサイズが印刷領域のサイ
ズより大きい場合にのみ、当該原稿画像を印刷領域に収
まるように縮小して配置し、前記原稿画像のサイズが印
刷領域のサイズと同じであるか小さい場合には、等倍で
配置するステップと、を有することを特徴とする。
【0011】(5)サイズまたは方向が異なる複数の原
稿画像に基づいて出力画像データを作成する処理手順を
記録したコンピュータ読取可能な記録媒体であって、前
記複数の原稿画像のうちから選択された1つの原稿画像
のサイズを認識するステップと、印刷用紙の1ページを
等分割した領域に相当する印刷領域のサイズを認識する
ステップと、前記画像サイズ認識手段によって認識され
た前記原稿画像のサイズと前記領域サイズ認識手段によ
って認識された印刷領域のサイズとを比較するステップ
と、比較された結果に基づいて、前記選択された原稿画
像のサイズが印刷領域のサイズより大きい場合にのみ、
当該原稿画像を印刷領域に収まるように縮小して配置
し、前記原稿画像のサイズが印刷領域のサイズと同じで
あるか小さい場合には、等倍で配置するステップと、を
コンピュータに実行させるためのプログラムを記録した
ことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明を適用したネットワーク画
像形成システムの構成図である。
【0014】当該システムでは、デジタル複写機10、
プリントサーバコンピュータ(以下「プリントサーバ」
と略称する)20、および複数のクライアントコンピュ
ータ(以下「クライアント」と略称する)30a,30
b,30c,30dがネットワーク40を介して相互に
通信可能に接続されている。
【0015】プリントサーバ20および複数のクライア
ント30a〜30dは、ネットワーク40を介して相互
に接続されているため、各クライアント30a〜30d
とプリントサーバ20との間、および各クライアント3
0a〜30d同士の間で、画像データや各種コマンドな
どのデータ通信を行うことができる。また、デジタル複
写機10は、プリントサーバ20に接続されているた
め、原稿の複写を行うといった複写機としての通常の機
能の他に、プリントサーバ20経由で各クライアント3
0a〜30dから受信した画像データを印刷するといっ
たプリンタとしての機能を有することができる。したが
って、プリントサーバ20は、ネットワーク40上でプ
リンタとしてのデジタル複写機10を共有するサービス
を提供する働きをする。
【0016】図2は、デジタル複写機10の制御系のブ
ロック図である。
【0017】デジタル複写機10は、原稿を読み取る画
像読取部11、複数のシート状原稿を自動的に1枚ずつ
給送するADF12、読み取る原稿のサイズと向きを検
出する原稿状態検出センサ13、当該デジタル複写機1
0をプリントサーバ20と接続するための外部インタフ
ェースユニット14、各種の設定を入力するための操作
パネル15、プログラムやデータを記憶するメモリ1
6、画像データに各種の処理を施す画像処理部17、画
像データを印刷ジョブ(コピージョブまたはプリントジ
ョブ)に従って用紙上に出力するプリンタエンジン1
8、およびCPU19を有する。上記各部11〜18
は、このCPU19によって総合的に制御される。な
お、ここで、「コピージョブ」とは、複写機として機能
する場合の印刷ジョブのことであり、「プリントジョ
ブ」とは、プリンタとして機能する場合の外部から受信
した印刷ジョブのことである。
【0018】複写機として機能する場合は、操作パネル
15からの指示をもとにCPU19が各部を制御し、こ
れによって、原稿が画像読取部11で読み取られ、読み
取って得られた画像データが、操作パネル15で指定さ
れた印刷条件(用紙サイズ、倍率、枚数、濃度、両面/
片面、Nin1、ソート/ノンソートなど)に従ってプ
リンタエンジン18で印刷される。ここで、Nin1と
は、Nページ分の画像を1ページに配置する処理のこと
である。
【0019】また、プリンタとして機能する場合は、各
クライアント30a〜30dから送信された画像データ
は、プリントサーバ20経由で外部インタフェースユニ
ット14を介して受信され、プリンタエンジン18で印
刷される。
【0020】メモリ16は、図示しないが、ROMとR
AMとからなり、ROMには、制御プログラムが記憶さ
れている。RAMは、図3に示すように、画像データを
記憶する画像記憶部16aと、管理データを記憶する管
理データ記憶部16bとを有する。管理データは、印刷
条件の設定内容や現在の処理状況を記録し管理する管理
テーブルとして構成されている。管理テーブルには、印
刷ジョブを管理するジョブ管理テーブルや、給紙カセッ
トの情報を管理する給紙口管理テーブルなどがある。ジ
ョブ管理テーブルは、設定された印刷条件や画像データ
の記憶場所などの情報を含んでいる。
【0021】操作パネル15には、図示しないが、スタ
ートキーやテンキーをはじめとする各種の操作キーの他
に、メッセージの表示が可能なタッチパネル型のディス
プレイが設けられている。ディスプレイに表示される管
理テーブルの内容には、現在処理している印刷ジョブ
(カレントジョブ)における印刷(複写)条件と蓄積中
のジョブリストとがあり、両者は、ユーザの選択によっ
て切り替えられる。ジョブリストは、各ジョブに対する
設定内容と進行状況を示す画面であり、図4の表示例で
は、各印刷ジョブごとに、印刷ジョブの名称(コピージ
ョブ/プリントジョブ)、ステータス(印刷中/待機
中)、総ページ数、印刷部数、Nin1設定の有無(○
/×)が表示されている。
【0022】図5は、プリントサーバ20の制御系のブ
ロック図である。
【0023】プリントサーバ20は、CPU21、プロ
グラムやデータを記憶するメモリ22およびハードディ
スク23、当該プリントサーバ20をネットワーク40
と接続するためのネットワークインタフェース24、画
像処理部25、表示部(ディスプレイ)26、キーボー
ドやマウスなどの操作部27、フロッピーディスクやC
D−ROMなどの記録媒体を読み取る媒体読取部28、
並びに当該プリントサーバ20をデジタル複写機10と
接続するためのインタフェース29を有する。
【0024】図6は、各クライアント30a〜30dの
制御系のブロック図である。なお、ここでは、便宜上、
任意の1つのクライアントを参照番号「30」で示して
いる。
【0025】クライアント30は、プリントサーバ20
とほぼ同様の基本的構成を有しており、CPU31、プ
ログラムやデータを記憶するメモリ32およびハードデ
ィスク33、当該クライアント30をネットワーク40
と接続するためのネットワークインタフェース34、画
像処理部35、表示部(ディスプレイ)36、キーボー
ドやマウスなどの操作部37、並びにフロッピー(登録
商標)ディスクやCD−ROMなどの記録媒体を読み取
る媒体読取部38を有する。図7に示すように、ワープ
ロソフトなどの文書作成アプリケーション33aや、プ
リンタとしてのデジタル複写機10を制御するプログラ
ムであるプリンタドライバ33bは、ハードディスク3
3に格納されている。ユーザは、文書作成アプリケーシ
ョン33aを使って作成・編集した文書を印刷する場
合、プリンタドライバ33bを使って、デジタル複写機
10に搭載されている印刷機能の中から所望の印刷条件
を設定する。プリンタドライバは、設定された印刷条件
に基づいて印刷ジョブ(プリントジョブ)を作成する。
作成されたプリントジョブは、クライアント30からネ
ットワーク40およびプリントサーバ20を経由してデ
ジタル複写機10に送信される。
【0026】本発明では、上記の画像システムにおい
て、混載原稿(サイズまた向きが異なる複数の原稿)で
あっても、画像欠損を防止しつつNin1印刷を行うこ
とができる。具体的には、Nin1設定時において混載
原稿であることが認識されると、印刷用紙の1ページを
N等分した領域が印刷領域として設定され、複数の原稿
画像のうちから選択された1つの原稿画像のサイズと、
当該印刷領域のサイズが比較され、印刷領域のサイズよ
り大きい場合にのみ、当該原稿画像を印刷領域に収まる
ように縮小して配置し、前記原稿画像のサイズが印刷領
域のサイズと同じであるか小さい場合には、等倍で配置
する。より具体的には、印刷ジョブを登録し、原稿画像
をラスタライズした後にNin1の画像レイアウト処理
を行う際において、そのままのサイズでは印刷領域内に
収まらない原稿画像についてのみ縮小を行う一方、その
ままのサイズで印刷領域内に収まる原稿画像について
は、あえて変倍を行わないことにより、オリジナルの原
稿の文字や図形のサイズを極力変更しないように画像形
成を行い、印刷物を読みやすくする。
【0027】以上のように構成されるデジタル複写機1
0のシステムは、以下のように処理を行う。複写機とし
て機能する場合とプリンタとして機能する場合とに分け
て、その処理内容を説明する。
【0028】[複写機として機能する場合の処理]図8
は、複写機として機能するデジタル複写機で複写処理を
行う場合のデジタル複写機の動作を示すフローチャート
である。
【0029】デジタル複写機10のCPU19は、操作
パネル15によって指示された複写条件を受信する(S
1)。複写条件には、用紙サイズ、倍率、濃度、両面/
片面、Nin1、ソート/ノンソート等の指示が含まれ
る。受信された複写条件は、管理データ記憶部16bに
記憶される。続いて、複写条件に基づいてコピージョブ
が、そのデジタル複写機10で実行できるか否かが判断
される。コピージョブが実行可能であれば、コピージョ
ブの受付けを許可する旨が操作パネル部15に通知さ
れ、通知を受けた操作パネル15は表示を変化させる
(S2)。その結果、ユーザは、コピージョブの受付け
が許可されたことを知ることができる。
【0030】操作パネル15にあるスタートキーが押さ
れると、ADF12は、原稿を画像読取部11に順次搬
送する。画像読取部11は、搬送された原稿を順次読み
取り、原稿画像データを作成する(S3)。読み取って
得られた各原稿画像データは、画像記憶部16aに記憶
される。原稿状態検出センサ14は、原稿のサイズおよ
び向きを検出する(S4)。検出された原稿サイズおよ
び向きは、管理データ記憶部16bに記憶される。
【0031】画像処理部17は、管理データ記憶部16
bに記憶されている複写条件を参照し、複写条件に合う
ように原稿画像データを編集し、新たな出力画像データ
を作成する。すなわち、画像処理部17は、複数の原稿
画像に基づいて画像レイアウト処理を行う(S5)。こ
の結果、上述のように、画像欠損が防止され、出力され
る用紙のサイズが統一されて、印刷物が読みやすくな
る。新たに作成された出力画像データは、画像記憶部1
6aに再度蓄積(スプール)される(S6)。なお、管
理データ記憶部16bは、ジョブごとの進行状況を示す
データを管理テーブルとして記憶する。
【0032】続いて、印刷開始の要求がされ(S7)、
印刷開始を許可するか否かが判断される(S8)。具体
的には、前記管理テーブルが参照され、デジタル複写機
10における先行する印刷ジョブの処理の進行状況等が
判断される。今回受け付けた印刷ジョブが直ちに実行で
きる場合、印刷開始が許可され(S8:YES)、プリ
ンタエンジン18は印刷を開始する(S9)。一方、先
行する印刷ジョブが処理中である場合等の理由によっ
て、直ちに印刷開始を許可できない場合(S8:N
O)、印刷開始が許可されるまで待って印刷が開始され
る(S9)。なお、プリンタエンジン18によって印刷
がされた後、図示していないフィニッシャーは、紙折り
処理、ステープル処理、およびパンチ処理といった仕上
げ処理を行うことができる。
【0033】図9、図11、および図13は、図8に示
したフローチャートのステップS5において説明した画
像レイアウト処理の内容をさらに詳しく示したフローチ
ャートである。なお、画像レイアウト処理は、メモリ1
6上で行うことができる。すなわち、出力される用紙の
1ページに対応するデータ領域がメモリ16上に設定さ
れ、このデータ領域上で原稿画像がレイアウトされて、
出力画像データが作成される。
【0034】<第1の処理例>第1の処理は、Nin1
設定がされている場合の画像レイアウト処理の処理例で
ある。したがって、第1の処理では、N個(Nページ
分)の原稿画像が1ページの印刷用紙に配置される。な
お、用紙の1ページをN等分した領域が印刷領域として
設定される。したがって、複数の原稿画像の中から選択
される1つの原稿画像のサイズと用紙の1ページをN等
分したサイズとが比較されて、当該原稿画像に対する倍
率が定められる。
【0035】図9は、第1の処理の内容を示すフローチ
ャートである。
【0036】CPU19は、管理データ記憶部16bに
記憶されている複写条件を参照する(S101)。参照
の結果、Nin1設定がされていることが判断された場
合(S102:YES)、以下のように処理がされる。
【0037】まず、前記管理データ記憶部16bから、
複写条件の一つである用紙サイズに関するデータが参照
され、用紙のサイズおよび方向が認識される。なお、複
写条件に用紙サイズの指示が含まれていない場合、例え
ば、最初に読み取って得られた原稿画像のサイズを用紙
のサイズとすることできる。この結果、用紙の1ページ
をN等分した領域に相当する印刷領域が設定され(S1
03)、当該印刷領域のサイズおよび方向が設定される
(S104)。次に、複数の原稿画像の中から原稿画像
を選択し、管理データ記憶部16bを参照することによ
って、選択された原稿画像サイズを検出する(S10
5)認識された印刷領域の方向と印刷領域の方向とが比
較される(S106)。通常、原稿画像および印刷領域
の形状は、長方形をしており、原稿画像および印刷領域
の各長方形状の方向が一致するか否かが判断される。こ
こで、原稿画像の方向および印刷領域の方向が共に縦向
きであるか、共に横向きであれば、原稿画像の方向と印
刷領域の方向とが一致する。比較の結果、原稿画像の方
向と用紙の1ページを等分割した領域に相当する印刷領
域の方向とが一致しない場合には(S106:NO)、
当該原稿画像が、印刷領域に対して、相対的に90度回
転される(S107)。一方、原稿画像の方向と印刷領
域の方向とが一致する場合には(S106:YES)、
原稿画像の回転はされない。
【0038】以上の回転処理の後、選択された原稿画像
のサイズと印刷領域のサイズとが比較される(S10
8)。比較の結果、選択された原稿画像のサイズが印刷
領域のサイズよりも大きい場合にのみ(S108:YE
S)、当該原稿画像を印刷領域に収まるように縮小して
配置し(S109,S110)、選択された原稿画像の
サイズが印刷領域のサイズと同じか小さい場合には(S
108:NO)、当該原稿画像をそのままのサイズを保
ったまま等倍で配置する(S110)。全ての原稿画像
が配置されたか否かが判断され、まだ配置されていない
原稿画像がある場合には(S111:NO)、複数の原
稿画像のうちから次の原稿画像が選択され、ステップS
104〜S110の処理がされる。原稿画像は、用紙の
1ページを分割した領域である印刷領域に1つずつ配置
される。全ての原稿画像の配置が完了した場合(S11
1:YES)、余白の設定等の他の画像処理が行われ、
画像レイアウト処理が終了する(S112)。
【0039】なお、図9のフローチャートでは、選択さ
れた原稿画像の方向と印刷領域の方向とを比較し、比較
の結果に応じて原稿画像の回転を行った後、原稿画像の
サイズと印刷領域のサイズとを比較する場合を説明した
が、逆に、まず原稿画像のサイズと印刷領域のサイズと
を比較して原稿画像を縮小した後に、方向の比較を行う
ような処理順序を採用することもできる。
【0040】図10は、図9のフローチャートで示した
処理の具体例を示す。図10には、A3サイズで横向き
の用紙に対して原稿画像を配置する処理が示されてい
る。なお、実際の処理は、メモリ上で行われる。すなわ
ち、A4サイズで横向きの用紙に対応するデータ領域が
メモリ上に設定され、そのデータ領域に原稿画像データ
がレイアウトされる。図10に示された複数の原稿画像
は、A4サイズの第1原稿、A5サイズの第2原稿、A
3サイズの第3原稿、およびA4サイズの第4原稿から
構成される。また、図10に示された全ての原稿画像
は、縦向きである。なお、ここで、第1原稿画像とは、
第1番目の原稿画像、すなわち第1番目に選択される原
稿画像であり、通常は、原稿の1ページ目の画像が該当
する。第2原稿画像以下も同様である。
【0041】図10は、2in1処理する場合の画像レ
イアウト例を説明している。したがって、用紙の1ペー
ジを二等分割した領域が印刷領域として設定されてい
る。各原稿画像のサイズと用紙の1ページを二等分割し
た印刷領域のサイズとが比較されて、原稿画像のサイズ
が用紙の1ページを二等分割した印刷領域のサイズより
も大きい場合にのみ、当該原稿画像を印刷領域内に収ま
るように配置する一方、原稿画像のサイズが前記印刷領
域のサイズと同じか小さい場合には、等倍で配置する。
【0042】用紙サイズがA3サイズであり、用紙方向
が横向きであるため、用紙の1ページを二等分割した領
域に相当する印刷領域の方向は縦向きとなり、印刷領域
のサイズはA4サイズである。
【0043】第1原稿画像のサイズはA4サイズであ
り、印刷領域のサイズと同じであるので、第1原稿画像
は、そのままのサイズを保って第1ページ目左側の印刷
領域に配置される。第2原稿画像のサイズはA5サイズ
であり、印刷領域のサイズよりも小さいので、第2原稿
画像は、そのままのサイズを保って第1ページ目右側の
印刷領域に配置される。第3原稿画像のサイズは、A3
サイズであり、印刷領域のサイズよりも大きいので、第
3原稿画像は、印刷領域に収まるように縮小され、第2
ページ目左側の印刷領域に配置される。第4原稿画像の
サイズは、A4サイズであり、印刷領域のサイズと同じ
であるので、第4原稿画像は、そのままのサイズを保っ
て第2ページ目右側の印刷領域に配置される。
【0044】<第2の処理例>第2の処理例は、両面設
定がされている場合の画像レイアウト処理の処理例であ
る。第2の処理例においては、用紙の両面に各々1つの
原稿画像が配置される。なお、本処理例においては、用
紙の1ページのサイズが印刷領域のサイズとして設定さ
れる。したがって、複数の原稿画像のうちから選択され
る1つの原稿画像のサイズと用紙の1ページのサイズと
が比較されて、当該原稿画像に対する倍率が定められ
る。
【0045】図11は、第2の処理の内容を示すフロー
チャートである。
【0046】CPU19は、管理データ記憶部16bに
記憶されている複写条件を参照する(S201)。参照
の結果、両面設定がされていることが判断された場合
(S202:YES)、以下のように処理がされる。
【0047】まず、前記管理データ記憶部16bから、
複写条件の一つである用紙サイズに関するデータが参照
され、用紙のサイズが認識される(S203)。この結
果、用紙の1ページに相当する印刷領域のサイズが認識
される。なお、複写条件に用紙サイズの指示が含まれて
いない場合、例えば、最初に読み取って得られた原稿画
像のサイズを用紙のサイズとすることできる。次に、複
数の原稿画像の中から原稿画像を選択し、管理データ記
憶部16bを参照することによって、選択された原稿画
像サイズを検出する(S204)。
【0048】認識された原稿画像サイズと用紙サイズと
が比較される(S205)。比較の結果、前記原稿画像
サイズが用紙サイズより大きい場合にのみ(S205:
YES)、当該原稿画像を用紙に収まるように縮小して
第1ページ目の表面の印刷領域に配置する(S20
6)。一方、前記原稿画像のサイズが印刷領域のサイズ
と同じであるか小さい場合には(S205:NO)、前
記原稿画像を等倍で前記印刷領域に配置する(S20
7)。
【0049】全ての原稿画像を配置が終了したか否かが
判断され(S208)、配置がされていない原稿画像が
ある場合には(S208:NO)、前記原稿画像の中か
ら配置を行う1つの原稿画像を選択し、選択された原稿
画像のサイズを検出し(S204)、前記用紙サイズと
比較する(S205)。比較の結果、選択された原稿画
像のサイズが用紙サイズより大きい場合にのみ(S20
5:YES)、当該原稿画像を用紙に収まるように縮小
して第1ページ目の裏面の印刷領域に配置し(S20
6)、選択された原稿画像のサイズが用紙サイズと同じ
であるか小さい場合には(S205:NO)、原稿画像
を等倍で前記印刷領域に配置する。画像処理部17は、
以上の処理を繰り返すことで、全ての原稿画像を配置す
る。全ての原稿画像が配置された場合(S208:YE
S)、余白の設定等の他の画像処理を行い、画像レイア
ウト処理が終了する(S209)。
【0050】なお、以上のように、本画像レイアウト処
理では、原稿画像のサイズが、印刷用紙の1ページに相
当する印刷領域のサイズよりも大きい場合にのみ、当該
原稿画像を縮小して配置し、各原稿画像が当該印刷領域
と同じであるか小さい場合には、そのまま等倍で配置す
る。したがって、全ての原稿画像が印刷領域に収まるよ
うに配置される結果、画像欠損を防止することができ
る。また、加えて、単に原稿画像のサイズを印刷領域サ
イズに合わせて変倍するものと異なり、元来のサイズで
原稿画像が印刷領域に収まる場合には、変倍せずに元来
の文字サイズや画像サイズをできる限り保った状態の画
像を形成することができため、印刷物が読みやすくな
る。なお、両面設定がされているため、縮小または等倍
された各原稿画像は、用紙の表面と裏面とに振り分けら
れて配置される。
【0051】図12は、図11のフローチャートで示し
た処理の具体例を示す。図12には、A4サイズで縦向
きの用紙に対して原稿画像を配置する処理が示されてい
る。図12に示された複数の原稿画像は、A4サイズの
第1原稿画像、A5サイズの第2原稿画像、A3サイズ
の第3原稿画像、およびA4サイズの第4原稿画像から
構成される。図12に示された全ての原稿画像は、縦向
きである。
【0052】第1原稿画像のサイズは、A4サイズであ
る。第1原稿画像のサイズと用紙サイズとが比較される
結果、第1原稿画像のサイズが、用紙サイズと同じ場合
に該当すると判断されるため、第1原稿画像は、そのま
まのサイズを保ったまま1枚目の用紙の表面に配置され
る。第2原稿画像のサイズは、A5サイズである。第2
原稿画像のサイズと用紙サイズとが比較される結果、第
2原稿画像のサイズは、用紙サイズよりも小さい場合に
該当すると判断されるため、第2原稿画像は、そのまま
のサイズを保ったまま1枚目の用紙の裏面に配置され
る。第3原稿画像のサイズは、A3サイズである。第3
原稿画像のサイズと用紙サイズとが比較される結果、第
3原稿画像のサイズが用紙サイズより大きい場合に該当
すると判断されるため、第3原稿画像は、用紙サイズに
収まるように縮小され、次の印刷領域である2枚目の用
紙の表面に配置される。第4原稿画像のサイズは、A4
サイズである。第4原稿画像のサイズと用紙サイズとが
比較される結果、第1原稿画像のサイズが用紙サイズと
同じ場合に該当すると判断されるため、第4原稿画像
は、そのままのサイズを保ったまま2枚目の裏面に配置
される。
【0053】<第3の処理例>第3の処理例は、第2の
処理例と同様に、両面設定がされている場合の画像レイ
アウト処理の処理例である。したがって、各用紙の表面
と裏面とに各々対応して、用紙の1ページに相当する印
刷領域が設定される。したがって、複数の原稿画像の中
から選択される1つの原稿画像のサイズと用紙の1ペー
ジのサイズとが比較されて、当該原稿画像に対する倍率
が定められる。ただし、第3の処理例では、第2の処理
例に加えて、画像の回転を行う。したがって、本処理例
では、原稿画像の方向と画像を配置する印刷領域の方向
とが一致しない場合に、画像の方向と印刷領域の方向と
を一致させるように、画像の方向を印刷領域に対して相
対的に回転させる。
【0054】図13は、第3の処理の内容を示すフロー
チャートである。
【0055】CPU19は、管理データ記憶部16bに
記憶されている複写条件を参照する(S301)。参照
の結果、両面設定がされていることが判断された場合
(S302:YES)、以下のように処理がされる。
【0056】まず、前記管理データ記憶部16bから、
複写条件の一つである用紙サイズに関するデータが参照
され、用紙のサイズおよび方向が認識される(S30
3)。この結果、用紙の1ページに相当する印刷領域の
サイズおよび方向が認識される。次に、複数の原稿画像
の中から1つの原稿画像を選択し、管理データ記憶部1
6bを参照することにより、選択された原稿画像のサイ
ズおよび方向を認識する(S304)。
【0057】認識された原稿画像の方向と用紙の方向と
が比較される(S305)。通常、原稿画像および用紙
の形状は、長方形をしており、原稿画像および印刷用紙
の各長方形状の長手方向が一致するか否かが判断され
る。ここで、原稿画像の方向および用紙の方向が共に縦
向きであるか、共に横向きであれば、原稿画像の方向と
用紙の方向とが一致する。比較の結果、原稿画像の方向
と用紙の方向とが一致しない場合には(S305:N
O)、当該原稿画像が、用紙(すなわち、印刷領域)に
対して、相対的に90度回転される(S306)。一
方、原稿画像の方向と用紙の方向とが一致する場合には
(S305:YES)、回転はされない。
【0058】以下、第2処理例の場合と同様に、ステッ
プS307以下の処理がされる。すなわち、原稿画像の
サイズと用紙のサイズとが比較され、比較の結果に基づ
いて、原稿画像のサイズが用紙のサイズよりも大きい場
合にのみ、当該原稿画像を用紙に収まるように縮小して
配置し、前記原稿画像のサイズが印刷領域のサイズと同
じであるか小さい場合には、等倍で配置する処理がなさ
れる。全ての原稿画像が配置されるまで、ステップS3
04からステップS309までの処理を繰り返す。全て
の原稿画像の配置が完了した場合(S310:YE
S)、余白の設定等の他の画像処理を行い、画像レイア
ウト処理が終了する(S311)。
【0059】図14は、図13のフローチャートで示し
た処理の具体例を示す。図14には、A4サイズで横向
きの用紙に対して原稿画像を配置する処理が示されてい
る。図14に示された複数の原稿画像は、A4サイズで
横向きの第1原稿、A5サイズで縦向きの第2原稿、A
3サイズで横向きの第3原稿、およびA4サイズで縦向
きの第4原稿から構成される。
【0060】第1原稿画像の方向は、横向きであり、用
紙の方向、すなわち印刷領域の方向と一致する。したが
って、第1原稿画像は、回転されない。また、第1原稿
画像のサイズは、用紙のサイズと同じであるので、変倍
されずに、そのままのサイズを保ったまま、1枚目の用
紙の表面に配置される。第2原稿画像の方向は、縦向き
であり、印刷領域の方向と一致しない。したがって、第
2原稿画像は、印刷領域に対して、相対的に90度回転
される。また、第2原稿画像のサイズは、用紙サイズよ
りも小さいので、変倍されずに、そのままのサイズを保
ったまま、1枚目の用紙の裏面に配置される。第3原稿
画像の方向は、印刷領域の方向と一致するので、第3原
稿画像は回転されない。第3原稿画像のサイズは、用紙
サイズよりも大きいので、第3原稿画像が用紙サイズに
収まるに縮小され、2枚目の用紙の表面に配置される。
第4原稿画像の方向は、印刷領域の方向と一致しない。
したがって、第4原稿画像は、印刷領域に対して、相対
的に90度回転される。第4原稿画像のサイズは、用紙
サイズと同じであるので、第4原稿画像は、変倍されず
に、そのままのサイズを保ったまま2枚目の用紙の裏面
に配置される。
【0061】[プリンタとして機能する場合の処理]デ
ジタル複写機10をプリンタとして使用する場合、各ク
ライアント30a〜30dのプリンタドライバ上、プリ
ントサーバ30、およびデジタル複写機10のいずれが
場所で、画像レイアウト処理を行うことができる。以
下、それぞれの場合について説明する。
【0062】〈プリンタドライバで画像レイアウト処理
を行う場合〉図16は、プリンタドライバで複写処理を
行う場合の各クライアント30a〜30dの動作を示す
フローチャートである。なお、図15にプリンタドライ
バの表示画面の一例を示す。
【0063】各クライアント30a〜30dにインスト
ールされているプリンタドライバ上で画像レイアウト処
理を行う場合は、文書作成アプリケーションを用いて混
載原稿を作成した後、プリンタドライバの起動を待って
(S11:YES)、プリントサーバ20からステータ
ス情報を取得し(S12)、用紙サイズ、給紙口などの
印刷条件の設定を行うのに合わせてNin1や両面印刷
の設定を行う(S13)。そして、印刷が指示されると
(S14:YES)、作成された原稿画像データと設定
された印刷条件の情報とからなる印刷ジョブを作成し、
これをメモリ32(RAM)またはハードディスク33
上のジョブ管理テーブルにプリントジョブとして登録す
る(S15)。このとき、図3の構成と同様、原稿画像
データは画像記憶部16aに記憶され、印刷条件は管理
データ記憶部16b内の管理テーブルに記憶される。な
お、プリンタドライバから出力される画像データは、通
常、ビットマップではなく、ページ記述言語で表現され
ている。
【0064】そして、設定された印刷条件に応じて原稿
画像データのラスタライズを行う(S16)。ラスタラ
イズは、画像データをデジタル複写機10で印刷可能な
ビットマップデータに展開する処理である。そして、ラ
スタライズが終了した時点で、上述した図9、図11、
または図13に示す画像レイアウト処理を行う(S1
7)。その後、ラスタライズされかつ画像レイアウト処
理された原稿画像データ(つまり出力画像データ)、お
よびプリンタドライバで処理されなかった印刷条件を、
メモリ22またはハードディスク23に再度蓄積(スプ
ール)する(S18)。
【0065】そして、プリントサーバ20にプリントジ
ョブの登録を要求し(S19)、プリントサーバ20か
らプリントジョブの登録許可が出ると(S20:YE
S)、プリントジョブ(原稿画像データと印刷条件)を
プリントサーバ20に送信する(S21)。
【0066】〈プリントサーバで画像レイアウト処理を
行う場合〉図17は、プリントサーバ20で画像レイア
ウト処理を行う場合のプリントサーバ20の動作を示す
フローチャートである。
【0067】プリントサーバ20で画像レイアウト処理
を行う場合は、あるクライアント30a〜30dから印
刷条件を受信し(S31)、プリントジョブを受付可能
と判断するとそのクライアント30a〜30dに対して
プリントジョブの受付けを許可する旨の通知を行い(S
32)、そのクライアント30a〜30dから原稿画像
データを受信する(S33)。
【0068】そして、設定された印刷条件に応じて原稿
画像データのラスタライズを行う(S34)。そして、
ラスタライズが終了した時点で、上述した図9、図1
1、または図13に示す画像レイアウト処理を行う(S
35)。その後、ラスタライズされかつ画像レイアウト
処理された原稿画像データ(つまり出力画像データ)、
および印刷条件を、メモリ22またはハードディスク2
3に再度蓄積(スプール)する(S36)。
【0069】そして、デジタル複写機10にプリントジ
ョブの登録を要求し(S37)、デジタル複写機10か
らプリントジョブの登録許可が出ると(S38:YE
S)、再度蓄積(スプール)されたプリントジョブ(原
稿画像データと印刷条件)をデジタル複写機10に転送
する(S39)。
【0070】〈デジタル複写機で画像レイアウト処理を
行う場合〉図18は、デジタル複写機10で画像レイア
ウト処理を行う場合のデジタル複写機10の動作を示す
フローチャートである。
【0071】デジタル複写機10で画像レイアウト処理
を行う場合は、プリントサーバ20から印刷条件を受信
し(S41)、プリントジョブを受付可能と判断すると
そのプリントサーバ20に対してプリントジョブの受付
けを許可する旨の通知を行い(S42)、プリントサー
バ20から原稿画像データを受信する(S43)。Ni
n1印刷や両面印刷する原稿が混載原稿の場合、この原
稿画像データ受信時に、混載原稿であることが認識され
る。
【0072】そして、設定された印刷条件に応じて原稿
画像データのラスタライズを行う(S44)。そして、
ラスタライズが終了した時点で、上述した図9、図1
1、または図13に示す画像レイアウト処理を行う(S
45)。その後、ラスタライズされかつ画像レイアウト
処理された原稿画像データ(つまり出力画像データ)、
および印刷条件を、メモリ16に再度蓄積(スプール)
する(S46)。
【0073】そして、内部的にまたはユーザに対して印
刷の開始を要求し(S47)、印刷開始の許可が出ると
(S48:YES)、印刷を開始する(S49)。
【0074】なお、全ページ分の出力画像データを作成
した後、印刷用紙上への実際の印刷を開始してもよい
が、すでに配置される原稿画像が確定して作成が完了し
たページ分の出力画像データに基づき印刷用紙に印刷し
つつ、後続するページの出力画像データを作成すること
も可能である。
【0075】また、以上のようにコンピュータを利用す
る場合、本発明における処理は、図9、図11、および
図13に示された処理手順を記述した所定のプログラム
をCPU19、21、31が実行することによって行わ
れるものであり、この所定のプログラムはコンピュータ
読取可能な記録媒体(例えば、フロッピーディスクやC
D−ROMなど)によって提供されることもできる。ま
た、この所定のプログラムは、上記各処理を実行するア
プリケーションソフトウエアとして提供されてもよい
し、また、デジタル複写機10やプリントサーバ20の
一機能としてデジタル複写機10やプリントサーバ20
のソフトウエアに組み込んでもよい。また、各クライア
ント30a〜30dにインストールされるプリンタドラ
イバに組み込んでもよい。
【0076】以上の説明では、複写機およびプリンタと
して機能する複合機としてのデジタル複写機10とプリ
ントサーバ20とを有するネットワーク画像形成システ
ムを例にとって説明したが、本発明は、これに限定され
るわけではない。本発明は、例えば、複写機としてのみ
機能するデジタル複写機、プリンタ、デジタルファクシ
ミリ装置、若しくはプリントサーバにも適用可能であ
る。
【0077】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように、本発
明によれば、いわゆる混載原稿を印刷用紙に配置する際
に、選択された原稿画像のサイズと印刷用紙の1ページ
を等分割した領域に相当する印刷領域のサイズとを比較
して、選択された原稿画像のサイズが印刷領域のサイズ
よりも大きい場合にのみ、当該原稿画像を印刷領域に収
まるように縮小して配置し、前記原稿画像のサイズが印
刷領域のサイズと同じか小さい場合には、等倍で配置す
ることになる。したがって、縮小しなければ印刷領域に
収まらない原稿画像のみが縮小され、縮小しなくとも印
刷領域に収まる原稿画像については変倍されずに元来の
サイズを保ったまま配置される。そのため、混載原稿を
印刷用紙の一面に複数ページ分配置するNin1処理の
場合にも、画像欠損を防止することができ、できるだけ
原稿画像が元来のサイズを保ったまま配置されることに
なり、印刷物が読みやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用したネットワーク画像形成シス
テムの構成図である。
【図2】 図1のデジタル複写機の制御系のブロック図
である。
【図3】 図2のメモリの一部構成図である。
【図4】 ジョブリストの表示例を示す図である。
【図5】 図1のプリントサーバの制御系のブロック図
である。
【図6】 図1の各クライアントの制御系のブロック図
である。
【図7】 図6のハードディスクの一部構成図である。
【図8】 複写機として機能するデジタル複写機で複写
処理を行う場合のデジタル複写機の動作を示すフローチ
ャートである。
【図9】 画像レイアウト処理の第1処理例の手順を示
すフローチャートである。
【図10】 画像レイアウト処理の第1処理例の一実施
形態を説明する図である。
【図11】 画像レイアウト処理の第2処理例の手順を
示すフローチャートである。
【図12】 画像レイアウト処理の第2処理例の一実施
形態を説明する図である。
【図13】 画像レイアウト処理の第3処理例の手順を
示すフローチャートである。
【図14】 画像レイアウト処理の第3処理例の一実施
形態を説明する図である。
【図15】 プリンタドライバの表示画面の具体例を示
す概略図である。
【図16】 プリンタドライバで画像レイアウト処理を
行う場合の図1のクライアントの動作を示すフローチャ
ートである。
【図17】 図1のプリントサーバで画像レイアウト処
理を行う場合のプリントサーバの動作を示すフローチャ
ートである。
【図18】 図1のデジタル複写機で画像レイアウト処
理を行う場合のデジタル複写機の動作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
10…デジタル複写機、 20…プリントサーバ、 30a〜30d…クライアント、 40…ネットワーク、 19,21,31…CPU。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 1/00 G06F 15/66 355A H04N 1/393 450 Fターム(参考) 2C087 AA03 AB06 BB10 BC02 BC05 BD06 BD07 BD24 CA03 CB03 CB13 2H027 DB09 FB12 FD00 FD01 5B057 AA11 BA02 CA12 CA16 CB12 CB16 CC01 CD02 CD04 CD05 CE08 5C076 AA17 AA19 AA22 AA24 CB02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイズまたは方向が異なる複数の原稿画
    像を合成して1ページの出力画像データを作成する画像
    処理装置であって、 前記複数の原稿画像のうちから選択された1つの原稿画
    像のサイズを認識する画像サイズ認識手段と、 印刷用紙の1ページを等分割した領域に相当する印刷領
    域のサイズを認識する領域サイズ認識手段と、 前記画像サイズ認識手段によって認識された前記原稿画
    像のサイズと前記領域サイズ認識手段によって認識され
    た印刷領域のサイズとを比較する比較手段と、比較され
    た結果に基づいて、前記選択された原稿画像のサイズが
    印刷領域のサイズより大きい場合にのみ、当該原稿画像
    を印刷領域に収まるように縮小して配置し、前記原稿画
    像のサイズが印刷領域のサイズと同じであるか小さい場
    合には、等倍で配置する配置手段と、 を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の原稿画像のうちから選択され
    た1つの原稿画像の方向を認識する画像方向認識手段
    と、 印刷領域の方向を認識する領域方向認識手段と、 選択された原稿画像の方向と印刷領域の方向とを比較す
    る方向比較手段と、 選択された原稿画像の方向と印刷領域の方向とが異なっ
    ている場合に、選択された原稿画像の方向を印刷領域の
    方向に対して相対的に回転させる回転手段と、をさらに
    有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2のいずれか一つ
    に記載の画像処理装置を有することを特徴とする画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】 サイズまたは方向が異なる複数の原稿画
    像を合成して1ページの出力画像データを作成する画像
    処理方法であって、 前記複数の原稿画像のうちから選択された1つの原稿画
    像のサイズを認識するステップと、 印刷用紙の1ページを等分割した領域に相当する印刷領
    域のサイズを認識するステップと、 前記画像サイズ認識手段によって認識された前記原稿画
    像のサイズと前記領域サイズ認識手段によって認識され
    た印刷領域のサイズとを比較するステップと、 比較された結果に基づいて、前記選択された原稿画像の
    サイズが印刷領域のサイズより大きい場合にのみ、当該
    原稿画像を印刷領域に収まるように縮小して配置し、前
    記原稿画像のサイズが印刷領域のサイズと同じであるか
    小さい場合には、等倍で配置するステップと、 を有することを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 サイズまたは方向が異なる複数の原稿画
    像に基づいて出力画像データを作成する処理手順を記録
    したコンピュータ読取可能な記録媒体であって、 前記複数の原稿画像のうちから選択された1つの原稿画
    像のサイズを認識するステップと、 印刷用紙の1ページを等分割した領域に相当する印刷領
    域のサイズを認識するステップと、 前記画像サイズ認識手段によって認識された前記原稿画
    像のサイズと前記領域サイズ認識手段によって認識され
    た印刷領域のサイズとを比較するステップと、 比較された結果に基づいて、前記選択された原稿画像の
    サイズが印刷領域のサイズより大きい場合にのみ、当該
    原稿画像を印刷領域に収まるように縮小して配置し、前
    記原稿画像のサイズが印刷領域のサイズと同じであるか
    小さい場合には、等倍で配置するステップと、 をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録し
    たことを特徴とするコンピュータ読取可能な記録媒体。
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