JP2001190792A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2001190792A
JP2001190792A JP2000003798A JP2000003798A JP2001190792A JP 2001190792 A JP2001190792 A JP 2001190792A JP 2000003798 A JP2000003798 A JP 2000003798A JP 2000003798 A JP2000003798 A JP 2000003798A JP 2001190792 A JP2001190792 A JP 2001190792A
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JP2000003798A
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Sadao Ioki
定男 井置
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Sophia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線への悪影響を防止する遊技機、及び、配
線への不正基板の取付けを防止する遊技機を提供する。 【解決手段】 本体枠と、この本体枠の一側方に回動可
能に軸支された前面枠と、該前面枠の一側方に開閉可能
な状態で軸支され遊技機前面を構成する前面構成部材を
備える。前面構成部材に取付けられた各種電気部品と、
遊技機裏面側に設けられ、配線を介して電気部品と電気
的に接続された裏面側装置とを備える。配線を複数本ま
とめて被覆する配線被覆手段を備える。遊技を制御する
遊技制御装置と、遊技制御装置に接続される配線とを備
える。配線の外周に取付けられて配線を複数本まとめて
被覆する配線被覆手段を備え、この配線被覆手段を屈曲
自在で、かつ、内部を透視可能な部材により構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気部品と制御装
置とを接続する配線を有する遊技機、及び、遊技制御装
置に接続される配線を有する遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技機、例えば代表的な遊技機で
あるパチンコ遊技機においては、遊技盤の遊技領域が前
方から見えるように、前面枠にいわゆるガラス枠(前面
構成部材)を設けていた。近年は、装飾性を高めるため
に金属製ガラス枠に代えてプラスチックを多用した前面
カバー部材を使用するものもある。このような前面カバ
ー部材は、従来の金属製ガラス枠と比較すると、着色効
果を高めやすいばかりでなく、複雑な形状でも造形しや
すいのでランプ表示器などの電気部品を取り付けやす
い。これら前面カバー部材(前面構成部材)に取付けら
れた電気部品は、配線を介して、遊技機裏面側に設けら
れた各種制御装置(裏面側装置)と電気的に接続されて
いる。また、前面カバー部材の下側に設けられた上皿ユ
ニット(前面構成部材)にも電気部品が取付けられてい
るが、これら電気部品も同様に、配線を介して遊技機裏
面側の制御装置(裏面側装置)と電気的に接続されてい
る。
【0003】また、遊技機裏面側に設けられ、遊技を統
括的に制御する遊技制御装置は、実装した各種コネクタ
が配線を介してほかの制御装置と電気的に接続されるこ
とで信号のやりとりを行うようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、前面構成
部材(前面カバー部材、上皿ユニット)に取付けられた
電気部品は、遊技機の裏側に設けられた制御装置によっ
て制御されるが、前面構成部材は前面枠に対して開閉さ
れるものである。電気部品と制御装置とを接続する配線
は、例えば、前面枠表面側から裏面側へ貫通する貫通穴
に通されているが、前面構成部材を開閉する際には、配
線と、貫通穴との摩擦により配線が摩耗する等の悪影響
が出る可能性があった。
【0005】さらに、配線は、単に前面構成部材の裏側
に導出すれば足りるというものではなく、前面構成部材
(特に前面カバー部材)の開閉に支障のない状態で前面
枠の表側から裏側へと引きまわす必要がある。
【0006】また、配線(特に遊技制御装置と各制御装
置間の配線)が露出していると、この配線に不正基板が
取付けられる可能性があった。
【0007】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、配線への悪影響を防止する遊
技機、及び、配線への不正基板の取付けを防止する遊技
機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、本体枠(110)と、この
本体枠の一側方に回動可能に軸支された前面枠(11
1)と、該前面枠の一側方に開閉可能な状態で軸支され
遊技機前面を構成する前面構成部材(例えば、前面カバ
ー部材102など)と、前記前面構成部材に取付けられ
た各種電気部品(例えば、装飾LED203など)と、
遊技機裏面側に設けられ、配線(例えば、電気配線21
3など)を介して前記電気部品と電気的に接続された裏
面側装置(例えば、装飾制御装置50など)と、を備え
る遊技機であって、前記配線を複数本まとめて被覆する
配線被覆手段(例えば、配線被覆チューブ400など)
を備えることを特徴としている。
【0009】この請求項1記載の発明によれば、裏面側
装置と前記電気部品とを電気的に接続する配線を複数本
まとめて被覆する配線被覆手段を備えているので、配線
処理をスムーズにすると共に、前面構成部材を前面枠に
対し開閉する際に、配線に対し摩擦力が作用することを
防止できる。
【0010】ここで、前面構成部材は、例えば、パチン
コ遊技機の前面カバー部材および上皿ユニットなどを含
むものであり、前面枠の前面を覆うようにして前面枠に
対し取付けられ、前面枠に対し開閉されるものである。
前面構成部材に取付けられた電気部品としては、例え
ば、表示器類(例えば、パチンコ遊技機の装飾LEDや
カード残高表示装置など)やセンサー類(例えば、パチ
ンコ遊技機のガラス枠開放スイッチなど)やスイッチ類
(例えば、パチンコ遊技機の貸球スイッチやカード返却
スイッチなど)が挙げられる。裏面側装置としては、例
えば、パチンコ遊技機における装飾制御装置、遊技制御
装置、カードユニット用中継基板などが挙げられる。詳
細には、電気部品(例えば、装飾LED、ガラス枠開放
スイッチなど)と装飾制御装置ならびに遊技制御装置と
の間には、制御装置用中継基板が介在されており、電気
部品からの配線は、この制御装置用中継基板に接続さ
れ、さらにこの制御装置用中継基板が、装飾制御装置な
らびに遊技制御装置に接続されている。また、電気部品
(例えば、パチンコ遊技機の貸球スイッチ、カード返却
スイッチ、カード残高表示装置など)からの配線は、カ
ードユニット用中継基板に接続され、さらにこのカード
ユニット用中継基板が、カードユニットに接続されてい
る。
【0011】さらに、本発明に係る配線被覆手段は、例
えば、チューブ状のものである。この配線被覆手段は、
屈曲自在に構成しても良いし、内部を透視可能な部材に
より構成しても良い。そして、このような配線被覆手段
は、その長手方向が配線の長手方向に沿うようにして配
線に対して設けられ配線を被覆する。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の遊
技機において、前記配線被覆手段を、屈曲自在に構成し
たことを特徴としている。
【0013】この請求項2記載の発明によれば、配線被
覆手段を、屈曲自在に構成したので、配線が様々な方向
に屈曲した場合であっても確実に対応できる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の遊技機において、前記配線被覆手段を、内部を透視
可能な部材により構成したことを特徴としている。
【0015】この請求項3記載の発明によれば、前記配
線被覆手段を、内部を透視可能な部材により構成したの
で、この配線被覆手段により被覆された配線を外部から
視認可能となる。よって、万が一、配線が断線した場合
や、配線等に不正な電子部品や電子回路(例えば、いわ
ゆるぶら下げ基板など)が取付けられた場合であっても
遊技店の店員により早期発見できるため、結果として制
御系などに対する不正行為を防止しうる遊技機とするこ
とができる。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれかに記載の遊技機において、前記配線を複数本まと
めて結束する結束手段(例えば、結束部材410など)
を備え、前記結束手段により、前記配線被覆手段が前記
配線に対して位置決めされていることを特徴としてい
る。
【0017】この請求項4記載の発明によれば、配線を
複数本まとめて結束する結束手段を備え、この結束手段
により、配線被覆手段が配線に対して位置決めされた構
成とするので、配線被覆手段が配線に対してずれてしま
うことを防止できる。
【0018】ここで、結束手段は、例えば、環状のもの
である。そして、この結束手段により配線被覆手段を配
線に対して位置決めするためには、例えば、2つの結束
手段が、配線被覆手段の長手方向の両端部の付近に位置
する、あるいは、該両端部の各々にほぼ当接するように
して、これら2つの結束手段により配線を結束すること
により、これら2つの結束手段により配線被覆手段の配
線に対する移動を規制すればよい。
【0019】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれかに記載の遊技機において、前記前面構成部材は、
該前面構成部材の内側を透視可能とする透光性部材(例
えば、ガラス板101など)を有する前面カバー部材
(102)を含むことを特徴としている。
【0020】この請求項5記載の発明によれば、前面構
成部材は、該前面構成部材の内側を透視可能とする透光
性部材を有する前面カバー部材を含むものである遊技機
において、本発明の構成を実現できるので、前面カバー
部材を開閉する際に、配線に対し摩擦力が作用すること
を防止できる。例えば、パチンコ遊技機の場合、前面カ
バー部材の内側には、遊技領域を備える遊技盤が設けら
れているが、遊技盤面に植設された遊技釘間に遊技球が
挟まった場合などは、この遊技球を取り除くために前面
カバー部材を開放する必要がある。本発明によれば、こ
のような場合における配線の摩耗を防止することができ
る。
【0021】請求項6記載の発明は、請求項1〜5のい
ずれかに記載の遊技機において、前記前面枠には、該前
面枠の前面側に開口する半筐体状をなし、内部に遊技盤
(1)が装着された遊技盤収納部材(115)が設けら
れ、前記遊技盤収納部材には、該遊技盤収納部材の、前
記前面構成部材が軸支された側の内壁(側壁116)の
一部分を、前記遊技盤側に向けて起立させた起立片(3
01)とすることにより、該遊技盤収納部材を表裏に貫
通する貫通開口部(300)が設けられており、一端が
前記電気部品に接続された前記配線は、前記前面構成部
材の、該前面構成部材が軸支された側の背面側から導出
され、前記遊技盤収納部材の前記貫通開口部内を介し
て、前記裏面側装置に導かれていることを特徴としてい
る。
【0022】この請求項6記載の発明によれば、遊技盤
収納部材の内壁の一部分を遊技盤側に向けて起立させた
起立片とすることにより、遊技盤収納部材を表裏に貫通
する貫通開口部が設けられており、前面構成部材の背面
側から導出された配線は、貫通開口部内を介して裏面側
装置に導かれている構成であるので、前面枠などに対
し、配線を通すための別途の貫通穴を設けることなく配
線を遊技盤収納部材の表面から裏面に通すことができ
る。さらに、貫通開口部に通された配線は、起立片によ
り保護されるので、前面カバー部材などの前面構成部材
を開閉する際、あるいは、遊技盤を交換する際に、配線
に対し外力が作用することを防止できる。加えて、配線
は、前面構成部材の背面のうち、該前面構成部材が軸支
された側から導出され、しかも、遊技盤収納部材のう
ち、前記前面構成部材が軸支された側の内壁に設けられ
た貫通開口部を通るので、配線が、前面構成部材の開閉
に支障がない状態で引きまわされた構成とすることがで
きる(なぜならば、前面構成部材を開放した状態と閉じ
た状態とで、配線の経路の長さがほとんど変化しないた
め)。よって、前面構成部材の開閉をスムーズに行うこ
とができる。
【0023】ここで、配線のうち、少なくとも貫通開口
部内を通る部分は、配線被覆手段により被覆されている
ことが望ましく、これにより、前面構成部材が開閉する
際に、配線が貫通開口部と擦れてしまうことを防止でき
る。さらに望ましくは、貫通開口部内を通る部分の周辺
は、配線被覆手段により被覆されていると良く、これに
より、前面構成部材が開閉する際に、配線が多少移動し
ても、配線が貫通開口部と擦れてしまうことを防止でき
る。さらに望ましくは、配線のうち、露出している部分
で、かつ、配線被覆手段により複数本をまとめて被覆可
能な部分は、ほぼすべてが配線被覆手段により被覆され
ていると良く、これによって、配線処理をよりスムーズ
にすることができる。
【0024】請求項7記載の発明は、請求項1〜6のい
ずれかに記載の遊技機において、前記前面構成部材は、
発射球を貯留可能な発射球貯留部(例えば、上皿105
および球送り部135等を含む)を備える上皿ユニット
(130)を含むことを特徴としている。
【0025】この請求項7記載の発明によれば、前面構
成部材は、発射球を貯留可能な発射球貯留部を備える上
皿ユニットを含むものである遊技機において、本発明の
構成を実現できるので、上皿ユニットを開閉する際に、
配線に対し摩擦力が作用することを防止できる。パチン
コ遊技機における、発射球貯留部は、遊技球(発射球)
を貯留可能な上皿、この上皿から遊技球を発射レールに
送る球送り部などを備えているが、この球送り部等で遊
技球が詰まる球詰まりが発生したときなどは、この球詰
まりを解除するために上皿ユニットを開放する必要があ
る。本発明によれば、このような場合における配線の摩
耗を防止することができる。
【0026】請求項8記載の発明は、遊技を制御する遊
技制御装置(20)と、前記遊技制御装置に接続される
配線(電気配線240,…)とを備える遊技機におい
て、前記配線の外周に取付けられて前記配線を複数本ま
とめて被覆する配線被覆手段(例えば、配線被覆チュー
ブ460)を備え、前記配線被覆手段を屈曲自在で、か
つ、内部を透視可能な部材により構成したことを特徴と
している。
【0027】この請求項8記載の発明によれば、遊技制
御装置に接続される配線の外周に取付けられ、該配線を
複数本まとめて被覆する配線被覆手段を備え、しかも、
この配線被覆手段を、内部を透視可能な部材により構成
したので、配線処理をスムーズにすると共に、不正基板
などを配線に接続して配線被覆手段内に隠す不正が行わ
れた場合でも、内部を透視可能な配線被覆手段を透視し
て不正箇所を容易に発見することができる。加えて、配
線被覆手段を屈曲自在に構成したので配線を複雑に屈曲
させて引きまわした場合であっても配線にかかる負荷を
軽減できる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図1〜図6の図面を参照しながら説明する。
【0029】図1は、本発明に係る遊技機として例示す
るパチンコ遊技機100を示す正面図、図2はパチンコ
遊技機100の背面図、図3は前面枠111と前面カバ
ー部材102とを開いた状態のパチンコ遊技機100の
斜視図である。
【0030】本発明に係るパチンコ遊技機100は、前
面枠111に対し開閉される前面カバー部材102など
の前面構成部材に設けられた遊技状態LED201など
の電気部品と、パチンコ遊技機100の裏面側に設けら
れた装飾制御装置50などの裏面側装置とを(制御装置
用中継基板(裏面側装置)250などを介して)電気的
に接続する配線211,…を、複数本まとめて被覆する
配線被覆チューブ400などの配線被覆手段を備えるこ
とにより、配線処理をスムーズにすると共に、配線21
1,…を保護することを主な特徴としている。
【0031】また、本発明に係るパチンコ遊技機100
は、遊技を制御する遊技制御装置20に接続される配線
240,…を、屈曲自在で、かつ、内部を透視可能な部
材により構成された配線被覆チューブ460などの配線
被覆手段によりまとめて被覆することにより、不正防止
あるいは、不正箇所の早期発見などを可能とすること
を、もう1つの主な特徴としている。
【0032】この実施の形態のパチンコ遊技機100の
本体枠110(図3参照)の一側方には、該本体枠11
0に対し回動可能な状態で前面枠111が軸支されてい
る。この前面枠111の一側方の前側上半部には、前面
カバー部材(前面構成部材)102が開閉軸102a,
102aを介して軸支され、これにより前面カバー部材
102は、該前面枠111に対し開閉可能となってい
る。この前面カバー部材102は、パチンコ遊技機10
0の前側上半部を構成するものである。また、前面枠1
11の一側方の前側下半部の上部には、上皿ユニット
(前面構成部材)130が開閉軸130a,130aを
介して軸支され、これにより上皿ユニット130は、前
面枠111に対し開閉可能となっている。この上皿ユニ
ット130は、パチンコ遊技機100の前側下半部の上
部を構成するものである。さらに、パチンコ遊技機10
0の横隣には、遊技球貸出用のカード(図示省略)が挿
入されるカード挿入孔501を有するカードユニット5
00が設けられている。
【0033】このうち、前面枠111には、この前面枠
111の前面側に開口する半筐体状をなす遊技盤収納部
材115、発射レール151等を有するフレームボード
150等が設けられている(図3参照)。このうち遊技
盤収納部材115のほぼ中央には遊技盤1を収納する遊
技盤収納空部115aが形成されており、フレームボー
ド150の上端面に遊技盤1の下端部が載置された状態
で、遊技盤収納部材115の遊技盤収納空部115a内
に遊技盤1が装着されている(図1参照)。
【0034】パチンコ遊技機100は、遊技盤1により
構成される遊技領域1a内に遊技球(遊技媒体)を発射
して遊技を行うものであり、遊技盤1のガイドレール2
で囲まれた遊技領域1aには、普図始動ゲート6,6、
この普図始動ゲート6,6への遊技球の通過に基づき行
われる普図可変表示遊技の未処理回数を表示する普図始
動記憶表示器6a、普図可変表示遊技を表示する普通図
柄(普図)の可変表示装置7、特図の始動口を兼ねた普
通変動入賞装置9、この普通変動入賞装置9に設けられ
普図可変表示遊技の結果如何により開閉する開閉部材9
a,9a、普通変動入賞装置9への遊技球の進入に基づ
き行われる特図可変表示遊技の未処理回数を表示する特
図始動記憶表示器4b,…、特図可変表示遊技などを表
示する特図の可変表示部4aを備える特別図柄(特図)
の可変表示装置4、開閉扉5aおよび開閉扉5aの内側
の大入賞口5bを備える特別変動入賞装置5、一般入賞
口8,…、風車と呼ばれる打球方向変換部材14,…、
装飾ランプ11,…、サイドランプ12,12、多数の
障害釘(図示省略)、アウト球を回収するためのアウト
穴13などが設けられている。
【0035】また、前面カバー部材102には、該前面
カバー部材102に保持された状態でガラス板(透光性
部材)101が取り付けられているため、パチンコ遊技
機100の前方からは、このガラス板101を通して該
ガラス板101の内側(奥)に設けられた遊技盤1の遊
技領域1aを視認可能となっている。従って、遊技中
に、遊技領域1aに発射された遊技球が遊技領域1aの
いずれかの部位(例えば、多数の障害釘の間など)に挟
まった場合には、パチンコ遊技機100の前方からガラ
ス板101を透視してこれを認識できる。このような場
合、前面カバー部材102を開放して挟まった遊技球を
取り除くといった処置がとられるため、前面カバー部材
102は、頻繁に開閉されるものである。
【0036】さらに、前面カバー部材102の、例えば
上部には、主にエラー報知などを行うための遊技状態L
ED(電気部品)201,賞球排出時に点灯する賞球L
ED(電気部品)202、遊技中の演出効果を持たせる
ための装飾LED(電気部品)203,204などが設
けられている。前面カバー部材102の裏側には、該前
面カバー部材102の開放状態を検出するためのガラス
枠開放スイッチ(電気部品)86などが設けられている
(図3参照)。これら遊技状態LED201,賞球LE
D202、装飾LED203,204ガラス枠開放スイ
ッチ86には、それぞれ電気配線211,212,21
3,214、215の一端が接続されており、詳細は後
述するが、これら電気配線211,…は、束ねられた状
態で、本発明に係る配線貫通部300を介して前面枠1
11の裏側、即ちパチンコ遊技機100の裏面側へと導
かれている。
【0037】また、図3に示すように、上皿ユニット1
30には、排出された遊技球を貯留する上皿105、こ
の上皿105から発射球を発射レール151に送る球送
り部135などが備えられている。ここで、課題を解決
するための手段に記載の「発射球を貯留可能な発射球貯
留部」は、上皿105および球送り部135等を含めた
ものとする。また、球送り部135には、発射制御装置
70の制御に基づき動作し、発射球を1つずつ発射レー
ル151に供給するための球送りソレノイド(電気部
品)136が設けられている。遊技中には、このような
球送り部135等で遊技球が詰まる球詰まりが発生する
場合がある。このような場合、上皿ユニット130を開
放して球詰まりを解除するといった処置がとられるた
め、上皿ユニット130は、頻繁に開閉されるものであ
る。
【0038】さらに、図1に示すように、上皿ユニット
130の上皿105の上面には、カードユニット500
にカードを挿入した状態で押圧操作することで上皿10
5に遊技球の排出動作を行うための球貸スイッチ(電気
部品)105a、カードユニット500に挿入されたカ
ードの返却動作を行うための返却スイッチ(電気部品)
105b、ならびに、例えば、7セグメント型のLED
などにより構成され、カードユニット500に挿入され
たカードの残高を表示するカード残高表示装置(電気部
品)105cなどがそれぞれ設けられている。これら球
貸スイッチ105a、返却スイッチ105b、カード残
高表示装置105c、および球送り部135の球送りソ
レノイド136には、それぞれ電気配線221,22
2,223,224の一端が接続されている。これら電
気配線221,…のうち、電気配線221,222,2
23は、上皿ユニット130の内部を通り、開閉軸13
0a側へと延出されて、上皿ユニット130の開閉軸1
30a側に形成された導出孔130bから導出されてい
る。また、電気配線224は、途中まで球送り部135
内部を通り開閉軸130a側へと延出されて、導出孔1
30b付近において、電気配線221,222,223
とまとめられている。さらに、詳細は後述するが、この
ようにまとめられた電気配線221,…は、前面枠11
1の裏側、即ちパチンコ遊技機100の裏面側へと導か
れている。
【0039】さらに、上皿ユニット130の下側、即
ち、パチンコ遊技機100の前側下半部の下部には、下
部パネル140が設けられ、この下部パネル140に
は、上皿105に収容しきれない遊技球を収容する下皿
107、前記遊技領域1aに向けて遊技球の発射操作を
行うための操作ハンドル104、灰皿140aなどが設
けられている。
【0040】つぎに、図2に示すように、パチンコ遊技
機100の前面枠111に取り付けられた裏機構盤12
0の裏側には、予備球を貯留するための貯留タンク12
1、該貯留タンク121からの予備球を整列させながら
流下案内する導出樋122、該導出樋122により流下
案内される球の球抜きなどを行う球抜きユニット123
などが配設されている。
【0041】さらに、裏機構盤120の裏側には、遊技
制御回路を有する遊技制御装置(裏面側装置)20、貯
留タンク121の球無し等の信号を遊技機外部に出力す
る枠用外部出力端子板81、遊技制御装置20の制御下
で特図の可変表示装置4の可変表示部4aの表示制御を
行う表示制御装置40、遊技制御装置20の制御下で装
飾ランプ11,…やサイドランプ12,12、装飾LE
D(電気部品)203,204など各種ランプ・LED
の点灯・点滅状態を制御する装飾制御装置(裏面側装
置)50、遊技制御装置20の制御下でスピーカ(図示
省略)等の出力を制御する音制御装置60などの他、遊
技球の排出制御等を行う排出制御装置(裏面側装置)3
0、電源回路を有し各制御装置20,30,40,5
0,60などに電源供給を行う電源供給装置90などが
設けられている。さらに、表示制御装置40の背部に
は、遊技盤の遊技に関するデータ(特図変動終了信号や
特図確率変動状態信号等)を出力する遊技盤用外部出力
端子板88が配設されている。また、前面枠111の裏
面下端側には、遊技機前面の操作ハンドル104の操作
に基づき発射レール151から遊技球を遊技領域1aに
発射させる発射装置71、該発射装置71の制御を行う
発射制御装置(裏面側装置)70などが配設されてい
る。
【0042】加えて、裏機構盤120の裏側には、制御
装置用中継基板(裏面側装置)250が設けられてい
る。この制御装置用中継基板250には、前述した遊技
状態LED201,賞球LED202、装飾LED20
3,204、ガラス枠開放スイッチ86などから導かれ
た電気配線211,212,213,214、215の
他端が接続されている。そして、制御装置用中継基板2
50を介して、遊技状態LED201,賞球LED20
2は、排出制御装置30へと電気的に接続され、同様
に、装飾LED203,204は、装飾制御装置50へ
と電気的に接続され、ガラス枠開放スイッチ86は遊技
制御装置20へと電気的に接続されている。即ち、前面
カバー部材102に設けられた遊技状態LED201,
賞球LED202、装飾LED203,204、ガラス
枠開放スイッチ86などの各種電気部品は、制御装置用
中継基板(裏面側装置)250を介して、排出制御装置
30、装飾制御装置50、遊技制御装置20などの裏面
側装置に対して電気的に接続されている。
【0043】また、裏機構盤120の裏側下部には、カ
ードユニット用中継基板(裏面側装置)230が設けら
れている。このカードユニット用中継基板230には、
前述した球貸スイッチ105a、返却スイッチ105
b、およびカード残高表示装置105cなどから導かれ
た電気配線221,222,223の他端が接続されて
いる。そして、カードユニット用中継基板230を介し
て、球貸スイッチ105a、返却スイッチ105b、カ
ード残高表示装置105cは、それぞれカードユニット
500の後部へと電気的に接続されている。即ち、上皿
ユニット130に設けられた球貸スイッチ105a、返
却スイッチ105b、およびカード残高表示装置105
cなどの各種電気部品は、カードユニット用中継基板2
30を介して、カードユニット500に対し電気的に接
続されている。また、前述した上皿ユニット130の球
送りソレノイド136からの電気配線224は、発射制
御装置70へと電気的に接続されている。
【0044】さらに、裏機構盤120に設けられた遊技
制御装置20と、表示制御装置40とは、複数の電気配
線240,…により電気的に接続されている。
【0045】図4は、前面カバー部材102を開放した
状態における本発明に係る貫通開口部300の周辺部を
示す斜視図である。また、図5は、配線被覆チューブ4
00を示す拡大斜視図、図6は配線被覆チューブ400
の取付けを説明するための断面図である。
【0046】次ぎに、遊技状態LED201,賞球LE
D202、装飾LED203,204、ガラス枠開放ス
イッチ86からの電気配線211,…を前面枠111の
裏面側へと導くための、貫通開口部300、およびこの
貫通開口部300の周辺部について詳細に説明する。
【0047】先ず、本発明に係るパチンコ遊技機100
においては、遊技盤収納部材115の側壁116の一部
分を、基端部を後方に、先端部を前方にそれぞれ位置さ
せて遊技盤収納空部115a側、すなわち遊技盤1側に
切り起こすことにより、遊技盤収納部材115に起立片
301を形成している。これにより遊技盤収納部材11
5には、該遊技盤収納部材115を表裏に貫通する貫通
開口部300が、起立片301の背面側に形成されてい
る。
【0048】また、前面枠111の側壁111aのう
ち、貫通開口部300の前方に位置する部位には、配線
配設用凹部111bが形成されている。さらに、前面枠
111の前面に設けられたベース板305のうち、貫通
開口部300の前方に位置する部位に対しても、同様に
配線配設用凹部305aが形成されている。これら配線
配設用凹部111b,305aは、前面カバー部材10
2から引き出した電気配線211,…を無理に曲げるこ
となく自然な状態で貫通開口部300内へと導入するた
めのものである。
【0049】遊技状態LED201,賞球LED20
2、装飾LED203,204からの電気配線211,
212,213,214は、前面カバー部材102の上
部枠102bの内部を通り開閉軸102a側へと延出さ
れ、開閉軸102a付近から前面カバー部材102の裏
面へと導出されている。さらに、これら電気配線21
1,…は、前面カバー部材102の開閉軸102a側の
側部枠102cの裏面に沿って垂下している。さらに、
これら電気配線211,…は、前面カバー部材102の
側部枠102aの裏面のうち、貫通開口部300の前方
に位置する部位に設けられた配線処理板302の下側に
導入された後、この配線処理板302に形成された半円
弧状の切り欠き部302aからまとめて導出されてい
る。また、ガラス枠開放スイッチ86からの電気配線2
15は、側部枠102cの裏面に沿って上方へと延出さ
れた後、配線処理板302の下側に導入され、この配線
処理板302の切り欠き部302aから電気配線21
1,…とまとめて導出されている。
【0050】このように、貫通開口部302の前方に位
置する配線処理板302から導出された電気配線21
1,212,213,214,215は、前面枠111
の配線配設用凹部111b,305aに沿って遊技盤収
納部材115の起立片301背面の貫通開口部300に
至り、さらにこの貫通開口部300を通して、前面枠1
11の裏側へと導入された後、裏機構盤120に設けら
れた前記制御装置用中継基板250へと電気的に接続さ
れている。
【0051】従って、貫通開口部300に通された電気
配線211,…は、起立片301により保護されるの
で、前面カバー部材102を開閉する際、あるいは、遊
技盤1を交換する際に、電気配線211,…に対し外力
が作用することを防止できる。加えて、電気配線21
1,…は、前面カバー部材102の背面のうち、該前面
カバー部材102が軸支された開閉軸102a側から導
出され、しかも、遊技盤収納部材115のうち、前面カ
バー部材102が軸支された側の側壁116に設けられ
た貫通開口部300を通る。つまり、電気配線211,
…は、前面カバー部材102を開放した状態と閉じた状
態とで、電気配線211,…の経路の長さがほとんど変
化しないようにして配設される。従って、電気配線21
1,…が、前面カバー部材102の開閉に支障がない状
態で引きまわされた構成とすることができる。
【0052】また、電気配線211,…を、前面枠11
1の(遊技盤収納部材115の)表側から裏側へと導出
するための貫通開口部300は、遊技盤収納部材115
の側壁116の一部分を遊技盤1側に向けて起立させた
起立片301とすることにより形成されたものである。
従って、前面枠111などに対し、電気配線211,…
を通すための別途の貫通穴を設けることなく電気配線2
11,…を遊技盤収納部材115の表側から裏側に通す
ことができる。
【0053】さらに、パチンコ遊技機100において
は、電気配線211,212,213,214,215
のうち、少なくとも、貫通開口部300、ならびに配線
配設用凹部111b,305aを通る部位には、これら
電気配線211,…をまとめて被覆する、本発明に係る
配線被覆チューブ(配線被覆手段)400が設けられて
いる。配線被覆チューブ400は、例えば、ポリプロピ
レンなどの可撓性の材質により構成されており、この配
線被覆チューブ400には、該配線被覆チューブ400
の長手方向に沿って切れ目400bが形成されている。
図6に示すように、この切れ目400bから配線被覆チ
ューブ400を開いた状態(図6の(a))で、束ねた
電気配線211,…を配線被覆チューブ400内に収容
した後、切れ目400bを塞ぐようにして配線被覆チュ
ーブ400に対し接着テープ401などを貼付する(図
6の(b))ことにより、配線被覆チューブ400から
の電気配線211,…の脱落が防止されている。なお、
接着テープ401は、必ずしも必要ではなく、接着テー
プ401がない構成としても良い。このように、配線被
覆チューブ400により、これら電気配線211,…を
まとめて被覆することにより、配線処理がスムーズに行
われるとともに、これら電気配線211,…が配線被覆
チューブ400により保護されるので、前面カバー部材
102を開閉する際に、電気配線211,…が貫通開口
部300、配線配設用凹部111b,305aなどと擦
れてしまうことを防止できる。
【0054】また、この配線被覆チューブ400は、例
えば、屈曲自在なものであり、本実施例の場合、図5に
示すように蛇腹形状をなしている。これにより、前面カ
バー部材102を開閉する際などに電気配線211,…
が屈曲しても、配線被覆チューブ400がこの屈曲に対
応できるため、電気配線211,…に対し負荷がかかる
ことを防止できる。さらに、配線被覆チューブ400
は、内部を透視可能な部材により構成されているもので
ある。これにより、この配線被覆チューブ400により
被覆された電気配線211,…を外部から視認可能とな
るので、万が一、電気配線211,…が断線した場合
や、電気配線211,…等に不正な電子部品や電子回路
(例えば、いわゆるぶら下げ基板など)が取付けられた
場合であっても遊技店の店員により早期発見できるた
め、結果として不正行為を防止しうる遊技機とすること
ができる。
【0055】加えて、配線被覆チューブ400は、蛇腹
形状などのように、電気配線211,…の径方向に膨出
した膨出部400a,…(一部のみ符号を付す)を所定
間隔毎に備えた形状を有しているので、屈曲した場合に
おいても、この膨出部400aにより確実に電気配線2
11,…を保護することができる。なお、本実施形態で
は、図4に示すように、電気配線211,…のうち、配
線処理板302の切り欠き部302aから導出された付
近から、図2に示すように、裏機構盤120に配設され
た機器類の内部へと導入される付近までに亘る部位が、
配線被覆チューブ400により被覆されている。
【0056】さらに、電気配線211,212,21
3,214,215は、これら電気配線211,…をま
とめて結束する環状の結束部材(結束手段)410,4
10により結束されている。この結束部材410,41
0は、配線被覆チューブ400の両端部付近に位置して
おり、これら結束部材410,410は配線被覆チュー
ブ400を電気配線211,…に対して位置決めする機
能も兼ね備えている。
【0057】また、このようにして、電気配線211,
…を配線被覆チューブ400により被覆したのと同様
に、電気配線221,222,223(上述のように、
上皿ユニット130に設けられた球貸スイッチ105
a、返却スイッチ105b、カード残高表示装置105
cとカードユニット用中継基板230とを接続する)
と、電気配線224(上述のように、上皿ユニット13
0に設けられた球送りソレノイド136と発射制御装置
70とを接続する)とは、図3に示すようにまとめられ
て、配線被覆チューブ400と同様の配線被覆チューブ
450により被覆されている。即ち、これら電気配線2
21,222,223,224は、上皿ユニット130
の裏側のうち開閉軸130a側においてまとめられ、前
面枠111のうち該開閉軸130a側の配線挿通部15
5を通して前面枠111の裏側へと導入されているもの
であるが、電気配線221,…のうち、少なくとも配線
挿通部155を通過する部分は配線被覆チューブ450
により被覆されている。ここで、配線挿通部155は、
例えば、前面枠111とフレームボード150との間隔
に形成され、前面枠111を表裏に貫通する貫通孔であ
る。なお、本実施形態では、図3および図2に示すよう
に、電気配線221,…のうち、上皿ユニット130の
導出孔130b付近から裏機構盤120の裏側のカード
ユニット用中継基板500の付近までに亘る部分が配線
被覆チューブ450により被覆されている。
【0058】このように、電気配線221,…を配線被
覆チューブ450により被覆した構成とすることによ
り、配線処理がスムーズに行われるとともに、これら電
気配線221,…が配線被覆チューブ450により保護
されるので、上皿ユニット130を開閉する際に、電気
配線221,…が配線挿通部155と擦れてしまうこと
を防止できる。また、その他の点においても電気配線2
21,…を被覆した配線被覆チューブ450は、電気配
線211,…を被覆した配線被覆チューブ400と同様
に機能する。なお、電気配線221,…は、上皿ユニッ
ト130の開閉軸130a側から前面枠111の裏側へ
と導出されているので、上皿ユニット130の開閉に支
障がない状態で引きまわされた構成となっている。
【0059】さらに、図2に示すように、遊技制御装置
20と表示制御装置40とを接続する電気配線240,
…についても同様に、配線被覆チューブ400と同様の
配線被覆チューブ460により被覆されている。
【0060】パチンコ遊技機100においては、普通変
動入賞装置9への遊技球の入賞に基づき、遊技制御装置
20により大当りの抽選がなされた場合に大当りが発生
し、遊技者は賞球の大量獲得の機会を得ることができ
る。しかしながら、例えば、いわゆるぶら下げ基板など
と称される不正基板などが遊技制御装置20と表示制御
装置40とを電気的に接続する電気配線240に取付け
られた場合、この不正基板の働きにより不正に大当りが
発生してしまう可能性がある。
【0061】この問題に対し、本発明に係るパチンコ遊
技機100においては、遊技制御装置20と表示制御装
置40とを接続する電気配線240,…を、内部を視認
可能な配線被覆チューブ460により被覆した構成とし
たので、不正基板などを電気配線240,…に接続して
配線被覆チューブ460内に隠す不正が行われた場合で
も、外部から配線被覆チューブ460を透視して不正箇
所を容易に発見することができ、結果、不正防止の効果
も期待できる。加えて、配線被覆チューブ460は屈曲
自在なものであるので、電気配線240,…を複雑に屈
曲させて引きまわした場合であっても電気配線240,
…にかかる負荷を軽減できる。
【0062】なお、電気配線221,…、電気配線24
0,…も、電気配線211,…と同様に、配線被覆チュ
ーブ450,460の両端部付近において結束部材41
0により結束されており、電気配線221,…、電気配
線240,…に対して配線被覆チューブ450,460
が位置決めされている。
【0063】このように、実施形態のパチンコ遊技機1
00によれば、前面カバー部材102や上皿ユニット1
30などの、前面枠111に対し開閉される前面構成部
材に設けられた装飾LED203,204、ガラス枠開
放スイッチ86、遊技状態LED201、球貸しスイッ
チ105aなどの電気部品と、装飾制御装置50、遊技
制御装置20、排出制御装置30、カードユニット用中
継基板230などの裏面側装置とを電気的に接続する電
気配線211,…、221,…を、複数本まとめて被覆
する配線被覆チューブ400,450を備えているの
で、配線処理をスムーズにすると共に、これら配線被覆
チューブ400,450により電気配線211,…、2
21,…を保護して前面カバー部材102や上皿ユニッ
ト130を開閉する際に電気配線211,…、221,
…に対し摩擦力が作用することを防止できる。
【0064】さらにこの配線被覆チューブ400,45
0は、屈曲自在に構成されたものであるので、電気配線
211,…、221,…、が様々な方向に屈曲した場合
であっても確実に対応できる。また、配線被覆チューブ
400,450は、内部を透視可能なものであるので、
万が一、電気配線211,…、221,…、が断線した
場合や、不正基板などが取付けられた場合であっても早
期発見できるため、結果として不正行為を防止しうるパ
チンコ遊技機100とすることができる。加えて、電気
配線211,…、221,…を複数本まとめて結束する
結束部材410により、配線被覆チューブ400,45
0が電気配線211,…、221,…に対して位置決め
された構成としたので、配線被覆チューブ400,45
0が電気配線211,…、221,…に対してずれてし
まうことを防止できる。
【0065】また、遊技盤収納部材115には、該遊技
盤収納部材115の側壁116の一部分を遊技盤1側に
向けて起立させた起立片301とすることにより、遊技
盤収納部材115を表裏に貫通する貫通開口部300が
設けられており、前面カバー部材102の背面から導出
された電気配線211,…は、貫通開口部300を介し
て制御装置用中継基板250等の裏面側装置に導かれた
構成であるので、前面枠111などに対し、電気配線2
11,…を通すための別途の貫通穴を設けることなく電
気配線211,…を遊技盤収納部材115の表面から裏
面に通すことができる。また、貫通開口部300に通さ
れた電気配線211,…は、起立片301により保護さ
れるので、前面カバー部材102を開閉する際、あるい
は、遊技盤1を交換する際に、電気配線211,…に対
し外力が作用することを防止できる。加えて、電気配線
211,…は、前面カバー部材102の開閉に支障がな
い状態で引きまわされた構成となっているので、前面カ
バー部材102の開閉をスムーズに行うことができる。
【0066】さらに、遊技制御装置20に接続される電
気配線240,…の外周に取付けられ、該電気配線24
0,…を複数本まとめて被覆する配線被覆チューブ46
0を備え、この配線被覆チューブ460は、内部を透視
可能な部材により構成されているので、不正防止、ある
いは、不正の早期発見が可能となる。しかも、配線被覆
チューブ460は屈曲自在なので、電気配線240,…
が屈曲するとそれに追従し、電気配線240,…に負荷
をかけない。
【0067】なお、本発明はこの実施の形態のパチンコ
遊技機に限られるものではなく、例えば、その他のパチ
ンコ遊技機、アレンジボール遊技機、雀球遊技機などの
弾球遊技機等にも適用可能である。さらに、配線被覆チ
ューブ400,450を、屈曲自在で、かつ、内部を透
視可能なものとしたが、屈曲自在のものに限定したり、
内部を透視可能なものに限定することはなく、前面枠1
11に対し開閉される前面カバー部材102などの前面
構成部材と、裏面側装置と、を電気的に接続する電気配
線211,…、221,…をまとめて被覆するものであ
ればよい。また、前面カバー部材102や上皿ユニット
130に設けられた各種電気部品は、上記例示したもの
に限らず、接続された電気配線を、パチンコ遊技機10
0の裏面側の裏面側装置へと接続する必要があるもので
あればよい。加えて、今回開示された実施の形態はすべ
ての点で例示であって制限的なものではないと考えられ
るべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて
特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等
の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが
意図される。
【0068】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、配線を配
線被覆手段によりまとめて被覆したので、配線処理をス
ムーズにすると共に、配線に対し摩擦力が作用すること
を防止できる。
【0069】請求項2記載の発明によれば、配線被覆手
段が屈曲自在なので、配線が様々な方向に屈曲した場合
であっても確実に対応できる。
【0070】請求項3記載の発明によれば、配線被覆手
段が内部を透視可能なものであるので、万が一、配線が
断線した場合や、配線等に不正な電子部品や電子回路
(例えば、いわゆるぶら下げ基板など)が取付けられた
場合であっても遊技店の店員により早期発見でき、結果
として不正行為を防止しうる遊技機とすることができ
る。
【0071】請求項4記載の発明によれば、配線をまと
めて結束する結束手段により、配線被覆手段が配線に対
して位置決めされた構成とするので、配線被覆手段が配
線に対してずれてしまうことを防止できる。
【0072】請求項5記載の発明によれば、前面構成部
材は、前面カバー部材を含むものであるので、前面カバ
ー部材を開閉する際に、配線に対し摩擦力が作用するこ
とを防止できる。
【0073】請求項6記載の発明によれば、遊技盤収納
部材の内壁の一部分を起立片とすることにより、遊技盤
収納部材を表裏に貫通する貫通開口部が設けられ、前面
構成部材からの配線が、貫通開口部を介して裏面側装置
に導かれた構成であるので、配線を通すための別途の貫
通穴を設けることなく配線を遊技盤収納部材の表面から
裏面に通すことができる。さらに、配線が起立片により
保護されるので、前面構成部材を開閉する際、あるい
は、遊技盤を交換する際に、配線に対し外力が作用する
ことを防止できる。加えて、配線は、前面構成部材の、
該前面構成部材が軸支された側の背面側から導出され、
しかも、前面構成部材が軸支された側に設けられた貫通
開口部を通るので、配線が、前面構成部材の開閉に支障
がない状態で引きまわされた構成とすることができ、前
面構成部材の開閉をスムーズに行うことができる。
【0074】請求項7記載の発明によれば、前面構成部
材は、発射球を貯留可能な発射球貯留部を備える上皿ユ
ニットを含むものであるので、上皿ユニットを開閉する
際に、配線に対し摩擦力が作用することを防止できる。
【0075】請求項8記載の発明によれば、遊技制御装
置に接続される配線を複数本まとめて被覆する配線被覆
手段を備え、しかも、この配線被覆手段を、内部を透視
可能な部材により構成したので、不正が行われた場合で
も、配線被覆手段を透視して不正箇所を容易に発見する
ことができる。加えて、配線被覆手段が屈曲自在なの
で、配線を複雑に屈曲させて引きまわても配線にかかる
負荷を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技機として例示するパチンコ遊
技機を示す正面図である。
【図2】パチンコ遊技機の背面図である。
【図3】前面枠と前面カバー部材とを開いた状態のパチ
ンコ遊技機の斜視図である。
【図4】前面カバー部材を開放した状態における本発明
に係る貫通開口部の周辺部を示す斜視図である。
【図5】配線被覆チューブを示す拡大斜視図である。
【図6】配線被覆チューブの取付けを説明するための断
面図である。
【符号の説明】
1 遊技盤 20 遊技制御装置(裏面側装置) 30 排出制御装置(裏面側装置) 50 装飾制御装置(裏面側装置) 70 発射制御装置(裏面側装置) 230 カードユニット用中継基板(裏面側装置) 250 制御装置用中継基板(裏面側装置) 100 パチンコ遊技機 101 ガラス板(透光性部材) 102 前面カバー部材(前面構成部材) 105a 球貸しスイッチ(電気部品) 105b 返却スイッチ(電気部品) 105c カード残高表示装置(電気部品) 110 本体枠 111 前面枠 115 遊技盤収納部材 116 遊技盤収納部材の側壁(遊技盤収納部材の内
壁) 130 上皿ユニット(前面構成部材) 131 発射球貯留部 136 球送りソレノイド(電気部品) 201 遊技状態LED(電気部品) 202 賞球LED(電気部品) 203、204 装飾LED(電気部品) 211,212,213,214,215,221,2
22,223,224電気配線(配線) 300 貫通開口部 301 起立片 400,450 配線被覆チューブ(配線被覆手段) 460 配線被覆チューブ(配線被覆手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体枠と、この本体枠の一側方に回動可能
    に軸支された前面枠と、該前面枠の一側方に開閉可能な
    状態で軸支され遊技機前面を構成する前面構成部材と、 前記前面構成部材に取付けられた各種電気部品と、 遊技機裏面側に設けられ、配線を介して前記電気部品と
    電気的に接続された裏面側装置と、を備える遊技機であ
    って、 前記配線を複数本まとめて被覆する配線被覆手段を備え
    ることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】前記配線被覆手段を、屈曲自在に構成した
    ことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】前記配線被覆手段を、内部を透視可能な部
    材により構成したことを特徴とする請求項1又は2記載
    の遊技機。
  4. 【請求項4】前記配線を複数本まとめて結束する結束手
    段を備え、 前記結束手段により、前記配線被覆手段が前記配線に対
    して位置決めされていることを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかに記載の遊技機。
  5. 【請求項5】前記前面構成部材には、 該前面構成部材の内側を透視可能とする透光性部材を有
    する前面カバー部材が含まれることを特徴とする請求項
    1〜4のいずれかに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】前記前面枠には、 該前面枠の前面側に開口する半筐体状をなし、内部に遊
    技盤が装着された遊技盤収納部材が設けられ、 前記遊技盤収納部材には、該遊技盤収納部材の、前記前
    面構成部材が軸支された側の内壁の一部分を、前記遊技
    盤側に向けて起立させた起立片とすることにより、該遊
    技盤収納部材を表裏に貫通する貫通開口部が設けられて
    おり、 一端が前記電気部品に接続された前記配線は、前記前面
    構成部材の、該前面構成部材が軸支された側の背面側に
    導出され、前記遊技盤収納部材の前記貫通開口部内を介
    して、前記裏面側装置に導かれていることを特徴とする
    請求項1〜5のいずれかに記載の遊技機。
  7. 【請求項7】前記前面構成部材は、 発射球を貯留可能な発射球貯留部を備える上皿ユニット
    を含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載
    の遊技機。
  8. 【請求項8】遊技を制御する遊技制御装置と、 前記遊技制御装置に接続される配線とを備える遊技機に
    おいて、 前記配線の外周に取付けられて前記配線を複数本まとめ
    て被覆する配線被覆手段を備え、 前記配線被覆手段を屈曲自在で、かつ、内部を透視可能
    な部材により構成したことを特徴とする遊技機。
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