JP2001190685A - ガイドワイヤー固定用コネクター - Google Patents
ガイドワイヤー固定用コネクターInfo
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- JP2001190685A JP2001190685A JP2000008345A JP2000008345A JP2001190685A JP 2001190685 A JP2001190685 A JP 2001190685A JP 2000008345 A JP2000008345 A JP 2000008345A JP 2000008345 A JP2000008345 A JP 2000008345A JP 2001190685 A JP2001190685 A JP 2001190685A
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- guide wire
- catheter
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- tubular pipe
- ferrule
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- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
- Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 腸閉塞を伴なう症例において、閉塞部位に消
化管閉塞診断治療用カテーテルを留置する際に、カテー
テルの吸引コネクターからカテーテル内に潤滑液の補
充、及び造影剤の注入がガイドワイヤーを挿入したま
ま、内腔の広い吸引ルーメンからチューブ留置の途中で
容易に行うことができ、またカテーテル挿入の際、ガイ
ドワイヤーが体外に飛び出すことが無いよう、ガイドワ
イヤーの固定機構を有したガイドワイヤー固定用コネク
ターを提供するものである。 【解決手段】 少なくとも一つの内腔を有する管状パイ
プの一方の端部に回転式キャップを有し、キャップの内
側には締め付け部材であるフェラルを設け、管状パイプ
の他方の端部近傍はテーパー形状であり、管状パイプよ
り分岐した接続用コネクターを付設し、更に接続コネク
ターの後端部に一方弁を有した。
化管閉塞診断治療用カテーテルを留置する際に、カテー
テルの吸引コネクターからカテーテル内に潤滑液の補
充、及び造影剤の注入がガイドワイヤーを挿入したま
ま、内腔の広い吸引ルーメンからチューブ留置の途中で
容易に行うことができ、またカテーテル挿入の際、ガイ
ドワイヤーが体外に飛び出すことが無いよう、ガイドワ
イヤーの固定機構を有したガイドワイヤー固定用コネク
ターを提供するものである。 【解決手段】 少なくとも一つの内腔を有する管状パイ
プの一方の端部に回転式キャップを有し、キャップの内
側には締め付け部材であるフェラルを設け、管状パイプ
の他方の端部近傍はテーパー形状であり、管状パイプよ
り分岐した接続用コネクターを付設し、更に接続コネク
ターの後端部に一方弁を有した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、消化管内に挿入又
は留置されるカテーテルの後端に付設するガイドワイヤ
ー固定用コネクターに関するものである。
は留置されるカテーテルの後端に付設するガイドワイヤ
ー固定用コネクターに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】腸閉塞の診断と治療は、先端にバルーン
を有するカテーテルを鼻又は口からガイドワイヤーによ
って幽門部まで挿入し、ガイドワイヤーを抜去後、バル
ーンを膨らませ、腸の蠕動運動によってカテーテルを閉
塞部位まで誘導し、カテーテルから造影剤を消化管内へ
送り込みＸ線透視にて閉塞部位の診断を行ったり、カテ
ーテルから直接閉塞物やガス等を体外に吸引して取り除
く閉塞解除法が用いられている。
を有するカテーテルを鼻又は口からガイドワイヤーによ
って幽門部まで挿入し、ガイドワイヤーを抜去後、バル
ーンを膨らませ、腸の蠕動運動によってカテーテルを閉
塞部位まで誘導し、カテーテルから造影剤を消化管内へ
送り込みＸ線透視にて閉塞部位の診断を行ったり、カテ
ーテルから直接閉塞物やガス等を体外に吸引して取り除
く閉塞解除法が用いられている。
【０００３】消化管診断治療用カテーテルの腸管内への
挿入はスタイレット（カテーテル挿入時にカテーテルに
コシを持たせ、カテーテル先端の方向付けを行うもの）
としてガイドワイヤーをカテーテル内に挿入し、その
後、鼻から腸管の閉塞部位までカテーテルを挿入してい
くが、カテーテル内にオリーブオイル、滅菌生理食塩
水、滅菌蒸留水等の潤滑液を予め注入することで、ガイ
ドワイヤーの挿入・抜去抵抗の低減に効果を発揮する。
しかし、ガイドワイヤー表面を親水性コーティングした
ガイドワイヤーではカテーテル内に粘度の低い滅菌生理
食塩水、滅菌蒸留水等の潤滑液を注入する為、潤滑液の
流動性が高く、ガイドワイヤーの挿入・抜去時、カテー
テル内の潤滑液が抜け、ガイドワイヤーの表面が乾燥
し、ガイドワイヤーの挿入・抜去抵抗が上昇するといっ
た問題が生じた。また、カテーテルの挿入に時間を要し
た場合も同様にガイドワイヤーの挿入・抜去性に悪影響
を与える。最悪の場合、ガイドワイヤーがカテーテル内
から挿入・抜去できなくなり、カテーテルごと引き抜か
なければならなかった。更に、Ｘ線透視にてカテーテル
の先端、腸管の造影及び閉塞部位の診断を行うにあたり
造影剤を注入するが、従来は吸引ルーメンに比べ内腔の
狭いサンプルーメンから注入する為、注入の際非常に力
を要したり、吸引ルーメンにガイドワイヤーを挿入した
状態で吸引ルーメンの隙間より造影剤の注入を行ってい
る為、浣腸用注射器等で圧力をかけて造影剤を注入でき
ない（隙間より漏れる）等の問題があった。また、カテ
ーテル挿入時、予めガイドワイヤーをカテーテル先端付
近まで挿入しておき、経鼻的にカテーテルの挿入を行う
が、表面に親水性コーティングされたガイドワイヤーを
用いるとカテーテルが咽頭部を通過する際、カテーテル
内のガイドワイヤーが咽頭部で大きく屈曲し、体外に飛
び出すという問題も生じた為、ガイドワイヤーをしっか
りと手で把持するかクリップ等で固定してカテーテルを
挿入しなければならなかった。
挿入はスタイレット（カテーテル挿入時にカテーテルに
コシを持たせ、カテーテル先端の方向付けを行うもの）
としてガイドワイヤーをカテーテル内に挿入し、その
後、鼻から腸管の閉塞部位までカテーテルを挿入してい
くが、カテーテル内にオリーブオイル、滅菌生理食塩
水、滅菌蒸留水等の潤滑液を予め注入することで、ガイ
ドワイヤーの挿入・抜去抵抗の低減に効果を発揮する。
しかし、ガイドワイヤー表面を親水性コーティングした
ガイドワイヤーではカテーテル内に粘度の低い滅菌生理
食塩水、滅菌蒸留水等の潤滑液を注入する為、潤滑液の
流動性が高く、ガイドワイヤーの挿入・抜去時、カテー
テル内の潤滑液が抜け、ガイドワイヤーの表面が乾燥
し、ガイドワイヤーの挿入・抜去抵抗が上昇するといっ
た問題が生じた。また、カテーテルの挿入に時間を要し
た場合も同様にガイドワイヤーの挿入・抜去性に悪影響
を与える。最悪の場合、ガイドワイヤーがカテーテル内
から挿入・抜去できなくなり、カテーテルごと引き抜か
なければならなかった。更に、Ｘ線透視にてカテーテル
の先端、腸管の造影及び閉塞部位の診断を行うにあたり
造影剤を注入するが、従来は吸引ルーメンに比べ内腔の
狭いサンプルーメンから注入する為、注入の際非常に力
を要したり、吸引ルーメンにガイドワイヤーを挿入した
状態で吸引ルーメンの隙間より造影剤の注入を行ってい
る為、浣腸用注射器等で圧力をかけて造影剤を注入でき
ない（隙間より漏れる）等の問題があった。また、カテ
ーテル挿入時、予めガイドワイヤーをカテーテル先端付
近まで挿入しておき、経鼻的にカテーテルの挿入を行う
が、表面に親水性コーティングされたガイドワイヤーを
用いるとカテーテルが咽頭部を通過する際、カテーテル
内のガイドワイヤーが咽頭部で大きく屈曲し、体外に飛
び出すという問題も生じた為、ガイドワイヤーをしっか
りと手で把持するかクリップ等で固定してカテーテルを
挿入しなければならなかった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来のこのよ
うな問題点を解決しようとするものであり、閉塞部位に
消化管閉塞診断治療用カテーテルを留置する際に、カテ
ーテルの吸引コネクターからカテーテル内に潤滑液の補
充、及び造影剤の注入がガイドワイヤーを挿入したま
ま、内腔の広い吸引ルーメンからチューブ留置の途中で
容易に行うことができ、またカテーテル挿入の際、ガイ
ドワイヤーが体外に飛び出すことが無いよう、ガイドワ
イヤーの固定機構を有したガイドワイヤー固定用コネク
ターを提供するものである。
うな問題点を解決しようとするものであり、閉塞部位に
消化管閉塞診断治療用カテーテルを留置する際に、カテ
ーテルの吸引コネクターからカテーテル内に潤滑液の補
充、及び造影剤の注入がガイドワイヤーを挿入したま
ま、内腔の広い吸引ルーメンからチューブ留置の途中で
容易に行うことができ、またカテーテル挿入の際、ガイ
ドワイヤーが体外に飛び出すことが無いよう、ガイドワ
イヤーの固定機構を有したガイドワイヤー固定用コネク
ターを提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、少なくと
も一つの内腔を有する管状パイプの一方の端部に回転式
キャップを有し、キャップの内側には締め付け部材であ
るフェラルを設け、管状パイプの他方の端部近傍はテー
パー形状であり、管状パイプより分岐した接続用コネク
ターを付設し、更に接続コネクターの後端部に一方弁を
有したことを特徴とするガイドワイヤー固定用コネクタ
ーである。
も一つの内腔を有する管状パイプの一方の端部に回転式
キャップを有し、キャップの内側には締め付け部材であ
るフェラルを設け、管状パイプの他方の端部近傍はテー
パー形状であり、管状パイプより分岐した接続用コネク
ターを付設し、更に接続コネクターの後端部に一方弁を
有したことを特徴とするガイドワイヤー固定用コネクタ
ーである。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、図面をもとに本発明につい
て詳細に説明する。図１はガイドワイヤー固定用コネク
ターの断面図、図２（ａ）、（ｂ）はフェラルの模式図
を示すものである。
て詳細に説明する。図１はガイドワイヤー固定用コネク
ターの断面図、図２（ａ）、（ｂ）はフェラルの模式図
を示すものである。
【０００７】本発明によるガイドワイヤー固定用コネク
ターは、図１に示すように、本体となる管状パイプ
（１）、挿入したガイドワイヤーを固定するためのフェ
ラル（２）、フェラル（２）の周囲より圧力を掛けるた
めの回転式のキャップ（３）、気体又は液体を補給する
ための管状パイプ（１）より分岐した接続コネクター
（４）、接続コネクターの後端部に付設した気体、液体
の逆流を防止するための一方弁（５）からなる。
ターは、図１に示すように、本体となる管状パイプ
（１）、挿入したガイドワイヤーを固定するためのフェ
ラル（２）、フェラル（２）の周囲より圧力を掛けるた
めの回転式のキャップ（３）、気体又は液体を補給する
ための管状パイプ（１）より分岐した接続コネクター
（４）、接続コネクターの後端部に付設した気体、液体
の逆流を防止するための一方弁（５）からなる。
【０００８】管状パイプ（１）の全長は、分岐した接続
コネクターが付設可能な長さであり、且つ管状パイプ
（１）の内腔にガイドワイヤーの締め付け部材であるフ
ェラル（２）及び回転式のキャップ（３）が設置できる
長さであれば、特に限定するものではないが、２０〜５
０ｍｍの長さが好ましい。管状パイプ（１）の内径はガ
イドワイヤーが通過できるサイズであれば良く、３〜５
ｍｍが好ましい。管状パイプ（１）の外径は特に限定す
るものではないが、使用時の操作性や携帯性を考えると
５〜１０ｍｍ程度が好ましい。管状パイプ（１）の材料
としては管状パイプ（１）の内腔が維持できる材質であ
ることが好ましく、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリプロピレ
ン樹脂等さらに好ましい。管状パイプ（１）の一方の端
部にはカテーテルに挿入したガイドワイヤーを固定する
ためのフェラル（２）に周囲より圧力を掛ける回転式の
キャップ（３）が設置できるようにする為、キャップ
（３）の端部にはネジ部が設けられている。ネジ部は特
に限定はしないが、管状パイプ（１）の長さを考慮する
と、ネジ部の長さは３〜５ｍｍ及びピッチは０．５〜１
ｍｍが好ましい。管状パイプ（１）の他方の端部はカテ
ーテルの吸引コネクターに接続する為にテーパー形状を
有している。
コネクターが付設可能な長さであり、且つ管状パイプ
（１）の内腔にガイドワイヤーの締め付け部材であるフ
ェラル（２）及び回転式のキャップ（３）が設置できる
長さであれば、特に限定するものではないが、２０〜５
０ｍｍの長さが好ましい。管状パイプ（１）の内径はガ
イドワイヤーが通過できるサイズであれば良く、３〜５
ｍｍが好ましい。管状パイプ（１）の外径は特に限定す
るものではないが、使用時の操作性や携帯性を考えると
５〜１０ｍｍ程度が好ましい。管状パイプ（１）の材料
としては管状パイプ（１）の内腔が維持できる材質であ
ることが好ましく、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリプロピレ
ン樹脂等さらに好ましい。管状パイプ（１）の一方の端
部にはカテーテルに挿入したガイドワイヤーを固定する
ためのフェラル（２）に周囲より圧力を掛ける回転式の
キャップ（３）が設置できるようにする為、キャップ
（３）の端部にはネジ部が設けられている。ネジ部は特
に限定はしないが、管状パイプ（１）の長さを考慮する
と、ネジ部の長さは３〜５ｍｍ及びピッチは０．５〜１
ｍｍが好ましい。管状パイプ（１）の他方の端部はカテ
ーテルの吸引コネクターに接続する為にテーパー形状を
有している。
【０００９】ガイドワイヤーを固定するフェラル（２）
はキャップ（３）を回転させ、締め付けていくことでフ
ェラル（２）が周囲より圧迫され、フェラル（２）の内
腔が締まり、ガイドワイヤーを固定する。フェラル
（２）の形状は図２（ａ）に示すような周囲より均等に
圧力の掛かる円筒形状が好ましいが、キャップ（３）を
回転させて締め付けていく為、ガイドワイヤーの固定を
強固にするには、一方の端部が若干窄んだ図２（ｂ）に
示すような形状がより好ましい。フェラル（２）の長さ
は２〜３ｍｍが好ましい。フェラル（２）の外径は３〜
５ｍｍ、フェラル（２）の内腔はガイドワイヤーを固定
する為にガイドワイヤーより若干大きい２〜３ｍｍが好
ましい。フェラル（２）の材質は可撓性を有する材料か
ら成り、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリ
オレフィン系エラストマー、又はシリコーンゴム等の合
成樹脂又はこれらの２種以上の樹脂を組み合わせて用い
ることができる。キャップ（３）内腔には、フェラル
（２）の入るスペースが確保されており、キャップ
（３）の内腔形状はフェラル（２）と同等かフェラル
（２）より若干大きく、フェラル（２）がキャップ
（３）内腔に挿入可能であれば、特に限定はしないが、
周囲より均等に圧力の掛かる円筒形状が好ましい。キャ
ップ（３）を回転させ、締め付けていく為、ガイドワイ
ヤーの固定を強固にするには、図２（ｂ）に示すような
フェラル（２）の形状に合わせ、一方の端部が若干窄ん
だ形状がより好ましい。
はキャップ（３）を回転させ、締め付けていくことでフ
ェラル（２）が周囲より圧迫され、フェラル（２）の内
腔が締まり、ガイドワイヤーを固定する。フェラル
（２）の形状は図２（ａ）に示すような周囲より均等に
圧力の掛かる円筒形状が好ましいが、キャップ（３）を
回転させて締め付けていく為、ガイドワイヤーの固定を
強固にするには、一方の端部が若干窄んだ図２（ｂ）に
示すような形状がより好ましい。フェラル（２）の長さ
は２〜３ｍｍが好ましい。フェラル（２）の外径は３〜
５ｍｍ、フェラル（２）の内腔はガイドワイヤーを固定
する為にガイドワイヤーより若干大きい２〜３ｍｍが好
ましい。フェラル（２）の材質は可撓性を有する材料か
ら成り、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリ
オレフィン系エラストマー、又はシリコーンゴム等の合
成樹脂又はこれらの２種以上の樹脂を組み合わせて用い
ることができる。キャップ（３）内腔には、フェラル
（２）の入るスペースが確保されており、キャップ
（３）の内腔形状はフェラル（２）と同等かフェラル
（２）より若干大きく、フェラル（２）がキャップ
（３）内腔に挿入可能であれば、特に限定はしないが、
周囲より均等に圧力の掛かる円筒形状が好ましい。キャ
ップ（３）を回転させ、締め付けていく為、ガイドワイ
ヤーの固定を強固にするには、図２（ｂ）に示すような
フェラル（２）の形状に合わせ、一方の端部が若干窄ん
だ形状がより好ましい。
【００１０】接続コネクター（４）の全長は特に限定す
るものではないが、使用上の操作性を考えると、２０〜
５０ｍｍの長さが好ましい。シリンジで気体又は液体を
無理なく注入するために、接続コネクター（４）の内径
は３〜５ｍｍが好ましい。接続コネクター（４）の外径
は管状パイプ（１）より分岐している為、管状パイプ
（１）同等の５〜１０ｍｍ程度が好ましい。接続コネク
ター（４）と管状パイプ（１）との接合角度は、一方弁
（５）にシリンジを篏合した際、シリンジが管状パイプ
（１）に接触しないようにする為、３０〜７０°の範囲
の角度であることが好ましい。接続コネクター（４）の
材料としては接続コネクター（４）の管内腔が維持でき
る材質であることが好ましく、ポリ塩化ビニル樹脂、ポ
リプロピレン樹脂がより好ましい。
るものではないが、使用上の操作性を考えると、２０〜
５０ｍｍの長さが好ましい。シリンジで気体又は液体を
無理なく注入するために、接続コネクター（４）の内径
は３〜５ｍｍが好ましい。接続コネクター（４）の外径
は管状パイプ（１）より分岐している為、管状パイプ
（１）同等の５〜１０ｍｍ程度が好ましい。接続コネク
ター（４）と管状パイプ（１）との接合角度は、一方弁
（５）にシリンジを篏合した際、シリンジが管状パイプ
（１）に接触しないようにする為、３０〜７０°の範囲
の角度であることが好ましい。接続コネクター（４）の
材料としては接続コネクター（４）の管内腔が維持でき
る材質であることが好ましく、ポリ塩化ビニル樹脂、ポ
リプロピレン樹脂がより好ましい。
【００１１】
【発明の効果】以上のように、本発明によるガイドワイ
ヤー固定用コネクターを用いることにより、表面を親水
性コーティングしたガイドワイヤーにおいて、ガイドワ
イヤーの挿入・抜去の際、カテーテル内の潤滑液が抜
け、ガイドワイヤーの表面が乾燥し、ガイドワイヤーの
挿入・抜去抵抗が上昇して、ガイドワイヤーがカテーテ
ル内から挿入・抜去できなくなることや、一度カテーテ
ルごと引き抜かないとガイドワイヤー表面の潤滑液の補
給が充分にできないことに対して改善を図ることがで
き、常にカテーテル内に充分な潤滑液の補充が可能にな
る。更に、Ｘ線透視にて閉塞部位の診断が行えるように
注入する造影剤もカテーテルの吸引コネクターから注入
することで容易に作業を進めることができる。また、カ
テーテル挿入時ガイドワイヤーが体外に飛び出しを防止
するガイドワイヤーの固定機構を有している為、ガイド
ワイヤーの挿入操作において操作性の向上がみられる極
めて有用なガイドワイヤー固定用コネクターである。
ヤー固定用コネクターを用いることにより、表面を親水
性コーティングしたガイドワイヤーにおいて、ガイドワ
イヤーの挿入・抜去の際、カテーテル内の潤滑液が抜
け、ガイドワイヤーの表面が乾燥し、ガイドワイヤーの
挿入・抜去抵抗が上昇して、ガイドワイヤーがカテーテ
ル内から挿入・抜去できなくなることや、一度カテーテ
ルごと引き抜かないとガイドワイヤー表面の潤滑液の補
給が充分にできないことに対して改善を図ることがで
き、常にカテーテル内に充分な潤滑液の補充が可能にな
る。更に、Ｘ線透視にて閉塞部位の診断が行えるように
注入する造影剤もカテーテルの吸引コネクターから注入
することで容易に作業を進めることができる。また、カ
テーテル挿入時ガイドワイヤーが体外に飛び出しを防止
するガイドワイヤーの固定機構を有している為、ガイド
ワイヤーの挿入操作において操作性の向上がみられる極
めて有用なガイドワイヤー固定用コネクターである。
【図１】本発明の一実施例となるガイドワイヤー固定用
コネクターの断面図を示すものである。
コネクターの断面図を示すものである。
【図２】本発明の一実施例となるフェラルの模式図を示
すものである。
すものである。
１ 管状パイプ ２ フェラル ３ キャップ ４ 接続コネクター ５ 一方弁
Claims (1)
- 【請求項１】 少なくとも一つの内腔を有する管状パイ
プの一方の端部に回転式キャップを有し、キャップの内
側には締め付け部材であるフェラルを設け、管状パイプ
の他方の端部近傍はテーパー形状であり、管状パイプよ
り分岐した接続用コネクターを付設し、更に接続コネク
ターの後端部に一方弁を有したことを特徴とするガイド
ワイヤー固定用コネクター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000008345A JP2001190685A (ja) | 2000-01-17 | 2000-01-17 | ガイドワイヤー固定用コネクター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000008345A JP2001190685A (ja) | 2000-01-17 | 2000-01-17 | ガイドワイヤー固定用コネクター |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001190685A true JP2001190685A (ja) | 2001-07-17 |
Family
ID=18536628
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000008345A Pending JP2001190685A (ja) | 2000-01-17 | 2000-01-17 | ガイドワイヤー固定用コネクター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001190685A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3133458U (ja) * | 2007-04-27 | 2007-07-12 | 小林製薬株式会社 | イレウスチューブ |
| JP2009056134A (ja) * | 2007-08-31 | 2009-03-19 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | ガイドワイヤー固定用医療用具 |
| GB2465334A (en) * | 2008-10-31 | 2010-05-19 | Daniela Andrich | Catheterisation device with a guidewire lubrication port |
| JP2011115617A (ja) * | 2003-07-09 | 2011-06-16 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | カテーテル収納体 |
| GB2492000A (en) * | 2008-10-31 | 2012-12-19 | Daniela Andrich | Dilatation device with a guidewire lubrication port |
| KR20220104549A (ko) * | 2021-01-18 | 2022-07-26 | 주식회사 성진하이텍 | 카테터용 커넥터 및 커넥터 세트 |
Citations (3)
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|---|---|---|---|---|
| JPH0360962U (ja) * | 1989-10-18 | 1991-06-14 | ||
| JPH0473069A (ja) * | 1990-07-16 | 1992-03-09 | Terumo Corp | 線材操作器具 |
| US5217435A (en) * | 1992-01-07 | 1993-06-08 | Kring Robert S | Cardiac catheter apparatus |
-
2000
- 2000-01-17 JP JP2000008345A patent/JP2001190685A/ja active Pending
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| KR20220104549A (ko) * | 2021-01-18 | 2022-07-26 | 주식회사 성진하이텍 | 카테터용 커넥터 및 커넥터 세트 |
| KR102537245B1 (ko) | 2021-01-18 | 2023-05-26 | 주식회사 성진하이텍 | 카테터용 커넥터 및 커넥터 세트 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050722 |
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| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050920 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051028 |