JP2001190561A - 凝固処置具 - Google Patents

凝固処置具

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JP2001190561A
JP2001190561A JP2000003760A JP2000003760A JP2001190561A JP 2001190561 A JP2001190561 A JP 2001190561A JP 2000003760 A JP2000003760 A JP 2000003760A JP 2000003760 A JP2000003760 A JP 2000003760A JP 2001190561 A JP2001190561 A JP 2001190561A
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JP2000003760A
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Koji Iida
浩司 飯田
Norihiko Haruyama
典彦 晴山
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ヒーター本体の外表面を絶縁体で被
覆する必要がなく、耐久性・信頼性に優れた凝固処置具
を提供することを最も主要な特徴とする。 【解決手段】開閉可能に支持され、生体組織を把持する
一対のジョー6,7に、絶縁材からなるセラミックヒー
ター13,14を配設して生体組織を凝固処置する凝固
処置部8を形成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体組織を加熱し
て凝固処置する凝固処置具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、医療用の処置具として例えば血
管などの生体組織を加熱して凝固させる凝固処置を行う
凝固処置具が知られている。例えば、USP5,79
2,137の凝固処置具では生体組織を加熱する手段と
して、半導体に通電した際に、電気抵抗により半導体が
発熱することを利用した構成のヒーター手段が示されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、USP5,
792,137のようにヒーター手段として半導体を使
用している場合には半導体に通電した際に、生体組織に
電流が漏れないように半導体の外側を絶縁体で覆い絶縁
する必要がある。
【0004】しかしながら、絶縁体としては、通常、合
成樹脂や、セラミック材料が使用されるが、これらの材
料は熱伝導率が低いため、ヒーター手段としての使用に
は向かない問題がある。
【0005】そこで、金属材料にテフロンなどで絶縁被
覆したものを利用する場合があるが、この場合には使用
中の傷付きなどにより被覆が破損して絶縁破壊すると、
直ちに使用不能に陥り、耐久性・信頼性に問題がある。
【0006】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、ヒーター本体の外表面を絶縁体で被覆
する必要がなく、耐久性・信頼性に優れた凝固処置具を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、開閉可能に支
持され、生体組織を把持する一対のジョーを備え、絶縁
材からなるヒーター手段を前記ジョーの少なくとも一方
に配設して前記生体組織を凝固処置する凝固処置部を形
成したことを特徴とする凝固処置具である。そして、本
発明では、生体組織を凝固処置する凝固処置部を絶縁材
からなるヒーター手段によって形成することにより、ヒ
ーター手段を絶縁被覆する必要がなく、耐久性・信頼性
を高めるようにしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1(A)〜(C)および図2(A),(B)を参照
して説明する。図1(A)は本実施の形態の凝固処置具
1の概略構成を示すものである。本実施の形態の凝固処
置具1の本体2には2つの鋏構成部材3,4が設けられ
ている。これらの鋏構成部材3,4は中途部分が略交差
する状態に重ねられている。さらに、両鋏構成部材3,
4の交差部には両鋏構成部材3,4を回動自在に連結す
る支点ピン5が配設されている。
【0009】また、処置具本体2の先端部には生体組織
を把持する開閉可能な一対のジョー6,7を備えた処置
部8が配設されている。この処置部8は剥離鉗子と略同
じ形状に成形されている。
【0010】さらに、各鋏構成部材3,4の基端部には
略楕円形状の手指挿入リング9,10が形成されてい
る。そして、これらの手指挿入リング9,10の部分に
よって一対のジョー6,7を開閉操作する手元側の操作
部11が形成されている。
【0011】また、処置具本体2の処置部8には、図1
(B)に示すように略円弧状に緩く湾曲された湾曲部1
2が形成されている。さらに、処置具本体2の各ジョー
6,7には、図1(A)に示すように生体組織との接触
面側に生体組織を凝固するためのセラミックヒーター
(ヒーター手段)13,14が設けられている。
【0012】各セラミックヒーター13,14は、図2
(B)に示すように絶縁体であるセラミックからなる伝
熱部15と、この伝熱部15の内部に埋設された発熱体
16とからなる。ここで、伝熱部15のセラミックの種
類としてはアルミナ、窒化アルミ、窒化ケイ素等があ
る。さらに、発熱体16の材質としては、タングステン
などの金属が選ばれることが多い。そして、通常、伝熱
部15と発熱体16とは一体で焼き固められ、各セラミ
ックヒーター13,14が成形されている。
【0013】また、各セラミックヒーター13,14の
発熱体16の表面には図1(C)に示すように生体組織
の滑り止めのための歯部17が設けられている。本実施
の形態ではこの歯部17は発熱体16の表面に突設され
た多数の略台形の凸部18によって形成されている。こ
の歯部17は、発熱体16の表面を切削加工して成形さ
れている。
【0014】さらに、各セラミックヒーター13,14
の発熱体16の外表面(生体組織との接触面)には生体
組織の焦げ付き(貼りつき)を防止するため、発熱体1
6の表面をテフロン被覆などで覆うテフロンコーティン
グ層19がそれぞれ形成されている。
【0015】また、図1(A)に示すように両鋏構成部
材3,4にはそれぞれ絶縁リード線20,21が配設さ
れている。ここで、一方の鋏構成部材3側の絶縁リード
線20の先端部はセラミックヒーター13、他方の鋏構
成部材4側の絶縁リード線21の先端部はセラミックヒ
ーター14にそれぞれ接続されている。
【0016】また、鋏構成部材3側の手指挿入リング9
の外周面には1つのコード接続部22、鋏構成部材4側
の手指挿入リング10の外周面にも同様に1つのコード
接続部23がそれぞれ突設されている。そして、鋏構成
部材3側のコード接続部22には絶縁リード線20の基
端部が接続されており、絶縁リード線21は鋏構成部材
4側のコード接続部23に接続されている。さらに、こ
れらコード接続部22,23には一端が図示しない電源
装置に接続された接続コード24,25の他端部が着脱
自在に連結されている。そして、図示しない電源装置か
らセラミックヒーター13,14に通電するようになっ
ている。
【0017】次に、上記構成の本実施の形態の凝固処置
具1の作用について説明する。まず、凝固処置具1の先
端部の処置部8を閉じた状態で図示しない血管等の被処
置部を含む生体組織に差し込む。その後、一対のジョー
6,7を開くことにより、血管等の被処置部を他の生体
組織から剥離して露出させる。
【0018】続いて、剥離した血管等を凝固処置具1の
各ジョー6,7間で凝固処置に適する比較的小さい適正
な加圧力で圧迫した状態で把持する。この状態で、図示
しない電源装置を出力すると接続コード20,21を介
して各ジョー6,7のセラミックヒーター13,14の
発熱体16に通電される。この通電時の電気抵抗により
発熱体16が発熱し、伝熱部15を加熱し、この伝熱部
15の表面に接触している血管等の被処置部の生体組織
を凝固する。その際、伝熱部15は絶縁体のため、発熱
体16に流れる電流が被処置部の生体組織に漏れること
はない。
【0019】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態では処置具本体2
の各ジョー6,7にセラミックヒーター13,14を配
設している。そのため、血管等の被処置部の生体組織と
直接接触する各セラミックヒーター13,14自体が絶
縁体のため、各ジョー6,7のセラミックヒーター1
3,14にさらに別の絶縁被覆を施す必要がなく、凝固
処置具1の耐久性・信頼性を高めることができる効果が
ある。
【0020】また、図3は第1の実施の形態の凝固処置
具1のジョー6,7の変形例を示すものである。本変形
例はジョー6,7の各セラミックヒーター13,14の
発熱体16の表面の歯部17を複数の横溝31を設ける
ことによって形成したものである。
【0021】また、図4は本発明の第2の実施の形態を
示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図
1(A)〜(C)および図2(A),(B)参照)の凝
固処置具1のジョー6,7のセラミックヒーター13,
14を補強金属カバー32で覆ったものである。なお、
補強金属カバー32の表面には貼りつき防止のテフロン
被覆を実施することが望ましい。
【0022】そこで、本実施の形態ではセラミックヒー
ター13,14を補強金属カバー32で覆ったので、凝
固処置具1のジョー6,7の強度を一層高めることがで
きる効果がある。なお、本発明は上記実施の形態に限定
されるものではなく、内視鏡下手術に適した処置具であ
ってもよい。
【0023】また、図5(A),(B)および図6
(A),(B),(C)は本発明の第3の実施の形態を
示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図
1(A)〜(C)および図2(A),(B)参照)の凝
固処置具1における処置具本体2の各ジョー6,7にセ
ラミックヒーター13,14を固定する固定部の構成を
次の通り変更したものである。
【0024】すなわち、本実施の形態では図6(A),
(B)に示すように、セラミックヒーター13,14の
内面(ジョー6,7との接合面)には接続板(中間接続
部材)41がろう付け接続されている。この接続板41
はろう付け時の熱応力を減らすため、薄い金属板がよ
く、材質としてはステンレスや、コパール(鉄とコバル
トを含む金属)が考えられる。
【0025】さらに、接続板41には、複数の接続ピン
42が突設されている。ここで、ジョー6,7には接続
板41の各接続ピン42が挿入される穴43が形成され
ている。そして、接続板41の各接続ピン42はジョー
6,7の穴43に挿入された後、接着、あるいは穴43
の周囲の上面部(図5(B)中に丸で囲んで示すX部)
をレーザー溶接することでジョー6,7に固定されてい
る。あるいは、接続ピン42をネジにしてもよい。ま
た、図6(C)に示すように接続ピン42自体をセラミ
ックヒーター13,14に直接ろう付けしてもよい。
【0026】なお、セラミックヒーター13,14と接
続板41との接続はろう付けの他にすこし強度が落ちる
が接着でもよい。また、接続板41とジョー6,7との
接続も接続ピン42を使わず、直接接着してもよい。
【0027】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態では凝固処置具1
における処置具本体2の各ジョー6,7にセラミックヒ
ーター13,14を固定する作業時にはセラミックヒー
ター13,14に薄い接続板41をろう付けした後、接
続板41の各接続ピン42をジョー6,7の穴43に挿
入させた状態で、接着、あるいはレーザー溶接によって
ジョー6,7に機械的に接続するようにしたものであ
る。そのため、金属材料で形成されたしなりやすいジョ
ー6,7と、硬くてもろいセラミックヒーター13,1
4との間を接続板41の各接続ピン42を介して連結し
たので、セラミックヒーター13,14とジョー6,7
との間のわずかな隙間でジョー6,7のしなりを吸収し
て、セラミックヒーター13,14に作用する負荷を軽
減することができる。その結果、セラミックヒーター1
3,14を、セラミックと熱膨張率が大きく異なるジョ
ー6,7に確実に、容易に連結することができる。
【0028】さらに、硬くてもろいセラミックヒーター
13,14を体積が大きく、熱膨張率の大きいジョー
6,7に直接ろう付けして強固に接続した場合のように
セラミックヒーター13,14に過度な負荷がかかるこ
とを防止することができ、セラミックヒーター13,1
4とジョー6,7との連結部の強度を向上できる効果が
ある。特に、接続板41を熱膨張率の低いコパールとす
ることで、一層、連結強度を高くできる効果がある。
【0029】また、図7(A)は第3の実施の形態の凝
固処置具1における処置具本体2の各ジョー6,7とセ
ラミックヒーター13,14との間を連結する接続板4
1の取付け構造の第1の変形例を示すものである。本変
形例は、接続板41におけるセラミックヒーター13,
14との連結部側にヒーター固定爪41aを突設すると
ともに、ジョー6,7との連結部側にはジョー固定爪4
1bを突設したものである。これらのヒーター固定爪4
1aおよびジョー固定爪41bは接続板41の一部、あ
るいは全長にわたって延設されている。
【0030】そして、接続板41のヒーター固定爪41
aをセラミックヒーター13,14にカシメなどの手段
で機械的に係合させるとともに、ジョー固定爪41bも
同様にジョー6,7にカシメなどの手段で機械的に係合
させる構成になっている。なお、ヒーター固定爪41a
はジョー6,7の方に設けてもよい。
【0031】また、図7(B)は第3の実施の形態の凝
固処置具1における処置具本体2の各ジョー6,7とセ
ラミックヒーター13,14との間を連結する接続板4
1の取付け構造の第2の変形例を示すものである。本変
形例は、接続板41をセラミックヒーター13,14の
底面を覆う形状に形成し、この接続板41の両側部にを
突設された固定爪41cをセラミックヒーター13,1
4と一緒にジョー6,7にカシメなどの手段で機械的に
係合させる構成にしたものである。
【0032】そして、上記第1,第2の変形例でも第3
の実施の形態の凝固処置具1と同様にセラミックヒータ
ー13,14を、セラミックと熱膨張率が大きく異なる
ジョー6,7に確実に、容易に連結することができる効
果がある。
【0033】また、図8(A),(B)は本発明の第4
の実施の形態を示すものである。本実施の形態は、第3
の実施の形態(図5(A),(B)および図6(A),
(B)参照)の凝固処置具1における処置具本体2の各
ジョー6,7にセラミックヒーター13,14を固定す
る固定部の構成をさらに次の通り変更したものである。
【0034】すなわち、本実施の形態では第3の実施の
形態の接続板41の接続ピン42に先割れ形状部42a
を設け、この先割れ形状部42aの先端部に大径な係合
部42bを設けたものである。そして、この接続ピン4
2をジョー6,7の穴43に挿入させた際に先割れ形状
部42aの先端の係合部42bをジョー6,7の穴43
の周縁部位に係合させることにより、セラミックヒータ
ー13,14をジョー6,7に自由に着脱可能に固定す
る構成にしたものである。
【0035】そして、本実施の形態でも第3の実施の形
態の凝固処置具1と同様にセラミックヒーター13,1
4を、セラミックと熱膨張率が大きく異なるジョー6,
7に確実に、容易に連結することができる効果がある。
【0036】また、図9は本発明の第5の実施の形態を
示すものである。本実施の形態は、第3の実施の形態
(図5(A),(B)および図6(A),(B)参照)
の凝固処置具1における処置具本体2の各ジョー6,7
にセラミックヒーター13,14を固定する接続板41
をゴムなどの弾性部材で形成したものである。そして、
本実施の形態では接続板41はセラミックヒーター1
3,14およびジョー6,7とそれぞれ接着されて固定
されている。
【0037】そこで、上記構成のものにあっては接続板
41をゴム等の弾性部材にすることで金属材料で形成さ
れたしなりやすいジョー6,7のしなりを接続板41の
弾性部材で積極的に吸収でき、セラミックヒーター1
3,14に作用する負荷を確実に軽減できる効果があ
る。
【0038】また、図10および図11は本発明の第6
の実施の形態を示すものである。図10は本実施の形態
の医療用処置具51のシステム全体の概略構成を示すも
のである。本実施の形態の医療用処置具51のシステム
には電源装置52と、略鋏形の熱凝固切開鉗子53とが
設けられている。ここで、電源装置52の前面には出力
コネクタ54と初期抵抗測定スイッチ55とが設けられ
ている。そして、電源装置52の出力コネクタ54には
ケーブル56を介して熱凝固切開鉗子53が接続されて
いる。
【0039】また、熱凝固切開鉗子53の本体57の先
端部には生体組織を把持する開閉可能な一対のジョー5
8,59を備えた処置部60が配設されている。さら
に、各ジョー58,59にはそれぞれヒーター61,6
2が組み込まれている。これらのヒーター61,62は
例えばセラミックヒーターである。
【0040】また、電源装置52にはヒーター61,6
2の通電を制御するフットスイッチ63が接続されてい
る。ここでは電源装置52にフットスイッチ63を接続
した例を示したが、熱凝固切開鉗子53にヒーター6
1,62の通電を制御するハンドスイッチを設けた構成
にしても良い。
【0041】また、図11は電源装置52の内部の電気
回路を示すブロック図である。この電源装置52の内部
にはヒーター用電源である電源部64が設けられてい
る。この電源部64は、例えば定電圧電源である。
【0042】さらに、熱凝固切開鉗子53の2つのヒー
ター61,62に対してそれぞれ出力部65a,65b
と、抵抗値測定部66a,66bとが設けられている。
そして、熱凝固切開鉗子53の2つのヒーター61,6
2に対して個々に独立した出力制御と抵抗値測定とが可
能になっている。
【0043】また、抵抗値測定部66a,66bと、出
力部65a,65bとは制御部67に接続されており、
個々に適した出力補正を行なうことが出来る。この制御
部67には操作部68が接続されている。そして、この
操作部68に初期抵抗測定スイッチ55が設けられてい
る。
【0044】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態の医療用処置具51のシステムの使用時に
は次の通り動作が制御される。ここで、本実施の形態の
医療用処置具51は図10のように接続された状態で、
先ず初期抵抗測定スイッチ55を押下する。
【0045】すると、抵抗値測定部66a,66bが熱
凝固切開鉗子53のヒーター61,62のそれぞれのヒ
ーター抵抗値を測定し、制御部67にデータを送る。こ
の値が熱凝固切開鉗子53のヒーター61,62の初期
抵抗値と判断される。
【0046】この初期抵抗値の測定が完了すると、フッ
トスイッチ63による出力が可能になる。なお、熱凝固
切開鉗子53のヒーター61,62の初期抵抗値を測定
する前にフットスイッチ63を押してもブザー等で警告
を発し、出力はされない。
【0047】また、フットスイッチ63が押されると、
制御部67はヒーター61,62それぞれの初期抵抗値
に応じて出力部65a,65bに出力補正信号を送る。
この補正の方法は例えば次のようなものである。
【0048】電源電圧をV、ヒーター初期抵抗値をRi
とした場合、 (1)V/Ri が予め決めた値になるような電圧
Vに調整し、その電圧Vで定電圧出力を行なう。 (2)電圧のデューティー比をDとして、(V×D)
/Ri が予め決めた値になるような電圧デューテ
ィー比Dで出力を行なう。 上記補正方法の何れかの方法で出力部65a,65bは
出力を行なう。
【0049】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態ではヒーター抵抗
値のばらつきがあってもヒーター61,62の発熱特性
をほぼ同じにすることが出来、安定した凝固能が得られ
る効果がある。
【0050】また、図12は本発明の第7の実施の形態
を示すものである。本実施の形態は第6の実施の形態
(図10および図11参照)の電源装置52から初期抵
抗測定スイッチ55を省略し、電源装置52の電源投入
後から熱凝固切開鉗子53が接続されるまでの間、制御
部67が図13のフローチャートにしたがって動作を制
御する構成にしたものである。なお、これ以外の部分は
第6の実施の形態の医療用処置具51のシステムと同一
構成になっており、第1の実施の形態の医療用処置具5
1のシステムと同一部分には同一の符号を付してここで
はその説明を省略する。
【0051】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態では電源装置52の電源投入後から熱凝固
切開鉗子53が接続されるまでの間、制御部67が図1
3のフローチャートにしたがって動作を制御する。ま
ず、ステップS1で、抵抗値測定部66a,66bにお
いて一定時間間隔で抵抗値の測定を繰り返す。次のステ
ップS2では抵抗値が100Ω以下か否かが判断され
る。ここで、熱凝固切開鉗子53が接続されていなけれ
ば抵抗値は開放値になる。そして、ステップS2で抵抗
値が100Ω以下ではないと判断された場合には次のス
テップS3に進み、出力不可状態と判断される。この場
合は、次にステップS1に戻され、抵抗値の測定を繰り
返す。
【0052】また、ステップS2で抵抗値が100Ω以
下と判断された場合には次のステップS4に進む。この
ステップS4では100Ω以下の抵抗値の値を初期抵抗
値として記憶する。続いて、次のステップS5に進み、
出力可能状態に切換え操作して終了する。なお、本実施
の形態では抵抗値のしきい値を100Ωとしたが、使用
するヒーターに合わせて適した値に予め決めておけば良
い。
【0053】この後は、第6の実施の形態と同様に、フ
ットスイッチ63が押された場合に初期抵抗値で補正し
た出力を行なう。
【0054】そこで、上記構成のものにあっては第6の
実施の形態と同じ効果が得られる上、本実施の形態では
特に、初期抵抗が自動で測定されるので、熱凝固切開鉗
子53の操作が更に簡便になる効果がある。
【0055】また、図13(A),(B)は本発明の第
8の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第6
の実施の形態(図10および図11参照)の電源装置5
2の前面に温度表示部71を設けたものである。この温
度表示部71は制御部67に接続されている。
【0056】そして、この温度表示部71には、熱凝固
切開鉗子53のヒーター61,62の温度が表示される
構成にしたものである。なお、これ以外の部分は第6の
実施の形態の医療用処置具51のシステムと同一構成に
なっており、第1の実施の形態の医療用処置具51のシ
ステムと同一部分には同一の符号を付してここではその
説明を省略する。
【0057】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態では先ず第7の実施の形態(図12参照)
と同様に、電源装置52の電源を投入して熱凝固切開鉗
子53を接続した後に初期抵抗値が測定される。
【0058】続いて、制御部67は熱凝固切開鉗子53
のヒーター61,62の抵抗値が温度によって変化する
ことを利用し、抵抗値測定部66a,66bの抵抗測定
値から熱凝固切開鉗子53のヒーター61,62の温度
を算出する。この時に初期抵抗値を考慮して、ヒーター
抵抗値のばらつきによる温度誤差を補正する。ここで求
められたヒーター温度は温度表示部71に表示される。
【0059】なお、温度表示部71に表示する温度は、
ヒーター61,62の高い方の温度、低い方の温度、ま
たは平均温度の何れでも良い。また、両方の温度が表示
できるような温度表示部71としても良い。さらに、こ
のヒーター温度が予め決められた温度になるように電源
装置52の出力を制御しても良いことは明白である。
【0060】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態では温度センサー
無しで熱凝固切開鉗子53のヒーター61,62の温度
を測定することが出来、ヒーター抵抗値のばらつきがあ
っても温度精度を高めることが出来る効果がある。
【0061】また、第6の実施の形態(図10および図
11参照)乃至第8の実施の形態(図13(A),
(B)参照)で、熱凝固切開鉗子53のヒーター61,
62としてPTCヒーター(positive temperature c
oefficient材料で形成されたヒーター)を使用する構成
にしてもよい。
【0062】そして、上記構成の場合には、PTCヒー
ターに定電圧を印可しておけば、ヒーター温度がキュリ
ー温度に達すると抵抗値が急上昇して発熱が抑制され、
結果としてキュリー温度付近に温度コントロールされ
る。
【0063】このようにPTCヒーターを熱凝固切開鉗
子53のヒーター61,62として使用すれば、第6〜
8の実施の形態の全てで、容易に温度リミッタを設ける
ことができる。
【0064】例えば、テフロンコーティングを保護する
ためにヒーター温度の上限を200℃付近にしたい場合
は、キュリー温度190℃のPTCヒーターを用いれば
電源装置52側に特別な回路や、制御が必要なく、所望
の温度リミッタを構成できる。
【0065】そこで、上記構成のものにあっては、ヒー
ターにPTCヒーターを使うようにしたので、耐熱温度
が最も低い部材に合わせてPTCヒーターのキュリー温
度を設定することにより、容易に温度リミッタを作るこ
とが出来る効果がある。
【0066】例えば、鉗子のテフロンコーティングを保
護するために、キュリー温度を200℃以下に設定す
る。また、生体組織の過加熱防止のためにキュリー温度
を150℃程度に設定する。これにより、特別な構成が
なくても、温度リミッタを設けることが出来る。
【0067】さらに、本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々変形実施できることは勿論である。次に、本出願の他
の特徴的な技術事項を下記の通り付記する。 記 (付記項1) 互いに開閉する一対のジョーを有し、前
記ジョーの少なくとも一方に凝固部を有する凝固処置具
において、前記凝固部が絶縁材からなるヒーター手段で
あるもの。
【0068】(付記項2) 付記項1において、前記ヒ
ーター手段がセラミックからなる伝熱部と、伝熱部内に
設けられた発熱体を有するセラミックヒーターであるも
の。
【0069】(付記項3) 付記項2において、前記セ
ラミックが窒化ケイ素からなるもの。
【0070】(付記項4) 付記項2において、前記セ
ラミックが窒化アルミからなるもの。
【0071】(付記項5) 付記項2において、前記セ
ラミックがアルミナからなるもの。
【0072】(付記項6) 付記項1において、前記ヒ
ーター手段が金属からなる補強部材で補強されたもの。
【0073】(付記項7) 付記項1において、前記ヒ
ーター手段表面に組織貼りつき防止の被覆がされたも
の。
【0074】(付記項8) 付記項7において、前記被
覆がテフロンコーティングのもの。
【0075】(付記項1〜8の従来技術) 従来、US
P5792137のように凝固部にヒーターを有するも
のがあった。前記先行技術ではヒーター手段として、半
導体に通電し電気抵抗により半導体が発熱することを利
用していた。
【0076】(付記項1〜8が解決しようとする課題)
しかし、半導体のため、組織に電流が漏れないように
絶縁する必要があり、外側を絶縁体で覆う必要があっ
た。通常、絶縁体としては樹脂やセラミックがあるが熱
伝導率が低いため、使用には向かない。そのため、金属
にテフロンなどで絶縁被覆したものを利用する場合があ
った。しかし、傷などにより被覆が破損して絶縁破壊す
ると、即使用不能に陥り、耐久性・信頼性に問題があっ
た。
【0077】(付記項1〜8の目的) 上記問題を考慮
して、本願はヒーター本体を絶縁体で構成することによ
り、絶縁体で外表面を覆う必要の無く、耐久性のある凝
固処置具を提供することを目的とする。
【0078】(付記項9) 互いに開閉する一対のステ
ンレスからなるジョーを有し、前記ジョーの少なくとも
一方にセラミックヒーターが接続された凝固処置具にお
いて、セラミックヒーターとジョーの間に中間接続部材
を設けたもの。
【0079】(付記項10) 付記項9において、中間
接続部材はセラミックヒーターに第1の接続手段で接続
され、ジョーに第2の接続手段で接続されたもの。
【0080】(付記項11) 付記項9において、中間
接続部材が薄い金属板からなるもの。
【0081】(付記項12) 付記項9において、中間
接続部材がピン部材であるもの。
【0082】(付記項13) 付記項11において、第
1の接続手段がろう付けであるもの。
【0083】(付記項14) 付記項11において、第
2の接続手段が金属板と、ジョーが機械的に係合するこ
とによるもの。
【0084】(付記項9〜14の従来技術) セラミッ
クヒーターが鉗子のジョー(通常ステンレスからなる)
に設けられた凝固処置具があった。セラミックヒーター
とジョーの接続方法として、代表的なものにろう付けが
ある。
【0085】一方、USP5792137のように凝固
部に半導体からなるヒーターを有するものがあった。前
記先行技術ではヒーターは鉗子先端に設けられている
が、鉗子への接続方法の詳細は何ら述べられていなかっ
た。
【0086】(付記項9〜14が解決しようとする課
題) セラミックヒーターを体積の大きく、熱膨張率の
大きいジョーに直接ろう付けした場合、熱膨張率の違い
から接続強度を高くするのが技術的に難しく、手間が掛
かるという問題がある。すなわち、熱応力を少しでも下
げるためにろう付け時にきわめてゆっくりと加熱・冷却
を実施する必要があり、そのための設備・経験も必要で
あった。
【0087】(付記項9〜14の目的) 本願は上記問
題を解決するため、セラミックヒーターを、セラミック
と熱膨張率が大きく異なる鉗子のジョーにろう付けによ
り確実に、容易に接続することを目的としたものであ
る。
【0088】(付記項15) ヒーターの抵抗値を測定
する抵抗値測定手段と、ヒーターの初期抵抗値に応じて
ヒーターへの供給電力を制御する制御手段とを有する熱
凝固切開鉗子用電源。
【0089】(付記項16) 初期抵抗値を測定するた
めの測定スイッチを有し、測定スイッチが押された時に
ヒーターの抵抗値を測定して初期抵抗値とすることを特
徴とする、付記項15の装置。
【0090】(付記項17) ヒーターを内蔵する鉗子
が接続された時に自動的に初期抵抗値を測定することを
特徴とする、付記項15の装置。
【0091】(付記項18) ヒーターの抵抗値を測定
する抵抗値測定手段と、ヒーターの抵抗値からヒーター
温度を算出する温度測定手段と、ヒーターの初期抵抗値
を用いて前記温度を補正する手段とを有する熱凝固切開
用電源。
【0092】(付記項19) ヒーターの初期抵抗値が
測定されていない場合は出力できないように制御するこ
とを特徴とする、付記項15〜18の装置。
【0093】(付記項15〜19の従来技術) 一般に
セラミックヒーターは抵抗値のばらつきが大きく、これ
を考慮しないとヒーターの発熱特性がばらついてしま
う。これまでに、テスターなどでヒーター抵抗値を測定
して、その値に合わせて基板上のディップスイッチを切
り替える装置は知られている。
【0094】(付記項15〜19が解決しようとする課
題) しかし、この方法は面倒であり、医療現場におい
て途中で新しいヒーターに交換する必要が生じた場合な
どでは許容できない作業である。
【0095】(付記項15〜19の目的) 本発明の目
的は、ヒーター抵抗値のばらつきを簡便に補正し、発熱
特性を一定にすることで安定した凝固切開能を得ること
である。また、ヒーター抵抗値から求めるヒーター温度
も補正し、温度測定精度を向上させることである。
【0096】(付記項15〜19の課題を解決するため
の手段) ・ヒーターの初期抵抗値を測定する手段と、
ヒーターの初期抵抗値に応じてヒーターへの供給電力を
制御する手段からなる。
【0097】・ヒーターの初期抵抗値を測定する手段
と、ヒーターの抵抗値からヒーター温度を算出する手段
と、ヒーターの初期抵抗値を用いて温度を補正する手段
とからなる。
【0098】(付記項15〜19の作用) ・ヒーター
の初期抵抗値を測定し、初期抵抗値に応じて供給電力を
制御する。
【0099】・ヒーターの初期抵抗値を測定し、求めた
ヒーター温度を初期抵抗値で補正する。
【0100】(付記項15〜19の効果) 本発明によ
り、ヒーター抵抗値のばらつきがあっても、安定した凝
固切開能を得ることが出来る。また、ヒーター抵抗値か
ら温度を求める場合には、温度精度を向上させることが
出来る。
【0101】
【発明の効果】本発明によれば開閉可能に支持され、生
体組織を把持する一対のジョーの少なくとも一方に絶縁
材からなるヒーター手段を配設して生体組織を凝固処置
する凝固処置部を形成したので、ヒーター本体の外表面
を絶縁体で被覆する必要がなく、耐久性・信頼性に優れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示すもので、
(A)は凝固処置具全体の側面図、(B)は凝固処置具
のジョーの湾曲形状を示す平面図、(C)は発熱体の生
体組織の滑り止め用の歯部を示す斜視図。
【図2】 (A)は第1の実施の形態の凝固処置具のジ
ョーの部分を拡大して示す側面図、(B)は(A)のI
IB−IIB線断面図。
【図3】 第1の実施の形態の凝固処置具のジョーの変
形例を示す要部の斜視図。
【図4】 本発明の第2の実施の形態を示す凝固処置具
の要部の横断面図。
【図5】 本発明の第3の実施の形態を示すもので、
(A)は凝固処置具全体の側面図、(B)は凝固処置具
のジョーの一部を断面にして示す要部の側面図。
【図6】 (A)は第3の実施の形態の凝固処置具のジ
ョーの中間接続部材の取付け前の状態を一部を断面にし
て示す側面図、(B)は(A)のVIB−VIB線断面
図、(C)は接続ピンの取付け構造の他の構成例を示す
縦断面図。
【図7】 (A)は第3の実施の形態の凝固処置具にお
ける中間接続部材の取付け構造の第1の変形例を示す縦
断面図、(B)は第3の実施の形態の凝固処置具におけ
る中間接続部材の取付け構造の第2の変形例を示す縦断
面図。
【図8】 本発明の第4の実施の形態を示すもので、
(A)は凝固処置具のジョーの中間接続部材の取付け前
の状態を一部を断面にして示す側面図、(B)は(A)
のVIIIB−VIIIB線断面図。
【図9】 本発明の第5の実施の形態の凝固処置具のジ
ョーの中間接続部材の取付け前の状態を一部を断面にし
て示す側面図。
【図10】 本発明の第6の実施の形態の凝固処置具の
システム全体の概略構成を示す斜視図。
【図11】 第6の実施の形態の凝固処置具のシステム
の電気回路を示す概略構成図。
【図12】 本発明の第7の実施の形態の凝固処置具の
作用を示すフローチャート。
【図13】 本発明の第8の実施の形態を示すもので、
(A)は凝固処置具のシステム全体の概略構成を示す斜
視図、(B)は凝固処置具のシステムの電気回路を示す
概略構成図。
【符号の説明】
6,7 ジョー 8 凝固処置部 13,14 セラミックヒーター(ヒーター手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉可能に支持され、生体組織を把持す
    る一対のジョーを備え、絶縁材からなるヒーター手段を
    前記ジョーの少なくとも一方に配設して前記生体組織を
    凝固処置する凝固処置部を形成したことを特徴とする凝
    固処置具。
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