JP2001189880A - デジタルカメラ - Google Patents

デジタルカメラ

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JP2001189880A
JP2001189880A JP37371899A JP37371899A JP2001189880A JP 2001189880 A JP2001189880 A JP 2001189880A JP 37371899 A JP37371899 A JP 37371899A JP 37371899 A JP37371899 A JP 37371899A JP 2001189880 A JP2001189880 A JP 2001189880A
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light
photographing
half mirror
image
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Daigo Yoshioka
大吾 吉岡
Hisatoku Ito
久徳 伊藤
Yoshio Nakagawa
善夫 中川
Shoichi Minato
祥一 湊
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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    • G02B27/0018Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 with means for preventing ghost images
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/50Constructional details
    • H04N23/55Optical parts specially adapted for electronic image sensors; Mounting thereof
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハーフミラーを備えた一眼レフタイプのデジ
タルカメラにおいて、撮影時にハーフミラーを上げてい
ても、ファインダからの迷光が逆に入射しないようにす
る。 【解決手段】 撮影レンズと、ファインダと、撮像素子
と、透過率を変化させることができるとともに、撮影レ
ンズを透過した光を撮像素子とファインダとに分光する
分光手段と、観察時には撮像素子と観察用ファインダと
に分光する位置に分光手段を移動させる一方、撮影時に
は退避して撮像素子のみに光を与える位置に分光手段を
移動させる分光手段駆動手段と、観察時には分光手段を
半透光状態にして光を撮像素子と観察用ファインダとに
導き、撮影時には分光手段を遮光状態に制御する制御手
段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、跳ね上げミラーと
してハーフミラーを用いた一眼レフタイプのデジタルカ
メラに関し、特に、撮影時にファインダを通してカメラ
内に導入される迷光を遮光する機能を有する跳ね上げハ
ーフミラーを備えた一眼レフデジタルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルカメラには種々のタイプのもの
があるが、レンズシャッタタイプのデジタルカメラにお
いて、撮影しようとする画像は、撮影光学系を通して観
察されるのではなく、別体に設けられたファインダ光学
系を通して観察されている。ところが、このようなタイ
プのカメラでは、変倍比が大きくなったり、近距離撮影
の場合、パララックスにより撮影時に観察した画像と実
際に撮影された画像との範囲がずれてしまうという問題
がある。このような問題を解消するために、一眼レフタ
イプのデジタルカメラも提供されている。
【0003】一眼レフデジタルカメラには種々のタイプ
のものがあるが、跳ね上げミラーとしては、一般に、全
反射ミラーを採用している。このタイプの一眼レフデジ
タルカメラにおいて、この全反射ミラーは、撮影者がフ
ァインダを通して観察している間、光軸に対して45度
傾斜した位置(ファインダ観察位置)に配置されてい
る。全反射ミラーがファインダ観察位置にある場合、撮
影レンズを通った光が撮像素子に到達しないので、撮像
素子によってオートフォーカスしたり、露出を確認した
り、ホワイトバランスを調整したりすることができない
という問題がある。
【0004】また、上記の全反射ミラーの代りにハーフ
プリズムを採用した一眼レフデジタルカメラも提供され
ている。このタイプの一眼レフデジタルカメラでは、撮
影レンズを通った光を撮像素子とファインダとに常に分
光することもできるが、この場合、撮影素子への光量が
約半分になってしまい、画像が暗くなったり、撮影条件
が制限されるという問題がある。
【0005】このような問題に対して、跳ね上げミラー
としてハーフミラーを採用した一眼レフデジタルカメラ
が提案されている。このタイプのカメラを図1に示す。
図1において、撮影レンズ1を通った光は、ハーフミラ
ー2によって、固体撮像素子3に対する画像形成用の光
と、ファインダの接眼部9を通した画像観察用の光との
2つに分割される。そして、撮影者は、撮影しようとす
る画像をファインダを通して観察することができるとと
もに、固体撮像素子3から取り込まれた画像データに基
づいて種々の調整や設定を行うことができる。その後、
実際に撮影する際には、図2に示すように、ハーフミラ
ー2が矢印aの方向に跳ね上げられて、撮影レンズ1か
らの全光量が固体撮像素子3に導かれて撮影に利用され
る。その結果、利用される光量が、プリズムを使用した
場合の約2倍となるので、撮影条件が制限されにくくな
り、より広い撮影条件での撮影が可能になる。
【0006】しかしながら、跳ね上げミラーとしてハー
フミラー2を用いた一眼レフデジタルカメラには、次の
ような問題がある。
【0007】すなわち、図2に示すように、日中におい
て撮影するとき、太陽Sの光は、矢印bで示すように、
ファインダの接眼部9から有害な外光、すなわち迷光と
してカメラ内に入射される。撮影時には、ハーフミラー
2は跳ね上げられた位置にあるので、迷光は、半透光で
あるハーフミラー2を透過したあと、カメラボディ20
の内壁面で反射して固体撮像素子3にも到達する。した
がって、このような迷光は、ゴーストやフレアーとして
撮影された画像に悪影響を与えたり、露出誤差要因にな
ったりする。特に、セルフタイマを使用して撮影する場
合、あるいは、背面に設けられた背面液晶表示部5を観
察しながら撮影する場合には、撮影者の顔がファインダ
の接眼部9から離れて接眼部9が撮影者の顔で覆われる
ことがなくなるために、このような迷光現象が顕著にな
る。
【0008】また、撮影中にハーフミラー2を上げてい
る間は、撮影レンズ1を通った光が撮像素子3のみに導
かれてファインダに導かれることがないので、当然のこ
とながら、撮影者は撮影中の画像をファインダを通して
観察できないという問題を有している。すなわち、撮影
者は、撮影中の画像に撮影ミスがないかどうかをファイ
ンダを通して直ちに視認できないという問題を有してい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
解決すべき主たる技術的課題は、跳ね上げハーフミラー
を備えた一眼レフデジタルカメラにおいて、撮影する際
に跳ね上げハーフミラーが跳ね上げられた時に、ファイ
ンダからの迷光が逆入射しないようにすることである。
【0010】また、本発明の解決すべき他の技術的課題
は、撮影中に跳ね上げハーフミラーが跳ね上げられてい
ても、ファインダを通して画像を観察できるようにする
ことである。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用・効果】上記技
術的課題を解決するために、本発明によれば、以下の構
成のデジタルカメラが提供される。
【0012】本発明に係るデジタルカメラは、撮影レン
ズと、撮影レンズを通った光を観察するファインダと、
撮影レンズを透過した光を光電変換する撮像素子と、透
過率を変化させることができるとともに、撮影レンズを
透過した光を撮像素子とファインダとに分光する分光手
段と、観察時には撮像素子と観察用ファインダとに分光
する位置に分光手段を移動させる一方、撮影時には退避
して撮像素子のみに光を与える位置に分光手段を移動さ
せる分光手段駆動手段と、観察時には分光手段を半透光
状態にして光を撮像素子と観察用ファインダとに導き、
撮影時には分光手段を遮光状態に制御する制御手段とを
有することを特徴とする。
【0013】上記構成によれば、撮影時に分光手段が退
避位置に移動しているときに、分光手段が遮光状態にな
っているので、ファインダの接眼部から入射した外光が
分光手段によってそれ以上カメラ内部に進入することが
阻止される。その結果、外光が撮像素子に進入すること
がないので、ゴーストあるいはフレアーの発生を防止す
ることができる。
【0014】好ましくは、上記分光手段は、透過率可変
の液晶板からなる。
【0015】上記構成によれば、液晶板の透過率を変化
させることによって、分光手段を半透光状態又は遮光状
態に切り換えることができる。すなわち、液晶板の各画
素に対する印加電圧を制御することにより、分光手段と
しての液晶板の透光状態を半透光状態及び遮光状態に変
えることができるので、分光手段の簡略化、小型化、及
び低消費電力化を図ることができる。
【0016】上記分光手段は、透過率可変の液晶板をハ
ーフミラー上に設けた構成とすることができる。
【0017】上記構成によれば、液晶板の透過率を変化
させることによって、分光手段を半透光状態又は遮光状
態に切り換えることができる。すなわち、液晶板の各画
素に対する印加電圧を制御することにより、液晶板とハ
ーフミラーとからなる分光手段を半透光状態及び遮光状
態に変えることができるので、分光手段の簡略化、小型
化、及び低消費電力化を図ることができる。
【0018】好ましくは、上記分光手段は、退避状態に
あるときには、撮像素子に取り込まれた画像を表示す
る。
【0019】上記構成によれば、撮影者は、分光手段が
退避位置に位置している間、常に、ファインダを通して
撮影画像を確認することができ、ブラックアウトするこ
とがないため、安心感を得ることができる。
【0020】好ましくは、複数枚の撮影を連続的に行う
連続撮影手段を有し、分光手段駆動手段は、連続撮影が
終了するまで分光手段を退避位置に保持する。
【0021】上記構成によれば、連続撮影する際に、分
光手段が分光手段駆動手段により退避位置に保持されて
いるので、分光手段が連続撮影中に分光手段を分光位置
と退避位置との間を往復する場合と比較して、機械的に
駆動されることがない分だけ、高速連続撮影が可能にな
るとともに、連続撮影システムの信頼性を高めたり、消
費電力を低減させたりすることができる。また、液晶へ
の表示を連続的に切換えた場合には、そのとき撮影しよ
うとする被写体像を表示することになるため、被写体像
をファインダで連続的に確認することができる。
【0022】好ましくは、分光手段駆動手段は、撮影し
た画像の表示された分光手段を退避させているときに、
その退避位置に所定時間保持する。
【0023】上記構成によれば、任意の設定時間、撮影
した画像が分光手段に表示されているので、設定時間の
間いつでも、撮影者はファインダを通して、撮影画像の
スミアー、輝度、色、ピント等が所望のものになってい
るのか否かを確認することができる。その結果、不要な
画像を撮影することがなくなるので、撮影者は快適に撮
影ができて、撮影ミスが少なくなる。
【0024】好ましくは、分光手段復帰指示手段を有
し、分光手段駆動手段は、分光手段を退避させていると
きに、分光手段復帰指示手段の指示に基づいて分光手段
を復帰させる。
【0025】上記構成によれば、撮影画像のスミアー、
輝度、色、ピント等が所望のものになっているのか否か
をファインダを通して確認した後、撮影者が分光手段復
帰指示手段を操作することにより、撮影者の意図する任
意のタイミングで分光手段を退避位置から分光位置に復
帰させて、次の撮影準備に直ちに移ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態に係
るデジタルカメラについて、図面を参照しながら詳細に
説明する。
【0027】図3は、本発明に係るデジタルカメラの要
部断面図である。その基本構造は周知であり、図1及び
2に示した従来の構成と比較して、通常のハーフミラー
の代りに液晶ハーフミラー22を用いているところが異
なっている。
【0028】図3において、20はカメラボディであ
る。カメラボディ20の前面には、撮影レンズ1が、そ
の背面には、ファインダ9及び背面液晶表示部19が、
上面には、不図示の撮影用ボタンが、それぞれ、設けら
れている。
【0029】カメラボディ20内には、撮影光学系とフ
ァインダ光学系とが収納されている。
【0030】撮影光学系は、撮影レンズ1と、絞り7
と、シャッター8と、分光手段としての液晶ハーフミラ
ー22と、固体撮像素子3とを備え、それらが光軸上に
配置されている。
【0031】ファインダ光学系は、液晶ハーフミラー2
2と、ファインダ反射ミラー15と、ファインダレンズ
4と、ファインダ接眼部9とを備え、液晶ハーフミラー
22で分割された撮影レンズ1からの光を撮影者の目E
に導くためのものである。
【0032】分光手段としての液晶ハーフミラー22
は、種々の構成のものを用いることができる。例えば、
液晶ハーフミラー22としては、微小な画素が多数形成
された透過率可変の液晶板を用いることができる。透過
率可変の液晶板は、その各画素に対する印加電圧を制御
することによって、液晶板が半透光状態及び遮光状態に
変化する。その結果、液晶ハーフミラー22が半透光状
態及び遮光状態に変化する。すなわち、遮光状態の画素
部分と、透光状態の画素部分とが略均一に分散されて、
液晶板の透過率が全体として半透光状態になるように印
加電圧を個別に制御することができる。また、微小画素
のそれぞれが半透光状態になるように印加電圧を制御し
て、液晶板を全体として半透光状態にすることもでき
る。このように、各画素に対する印加電圧を制御するこ
とにより、分光手段としての液晶板を半透光状態及び遮
光状態に変えることができるので、分光手段の簡略化、
小型化、及び低消費電力化に有効である。
【0033】さらに、液晶ハーフミラー22は、ハーフ
ミラーの上方又はハーフミラー上に(すなわち、ファイ
ンダ側に)、上記と同様の液晶板を設けた構成にするこ
とができる。また、液晶ハーフミラー22は、液晶板の
ガラス部上に半透光膜を形成した構成にすることができ
る。透過率可変の液晶板とハーフミラーとを備える液晶
ハーフミラー22においては、液晶板の各画素に対する
印加電圧を制御することにより、液晶板の透光状態が変
化し、その結果、液晶ハーフミラー22が半透光状態及
び遮光状態に変化する。したがって、各画素に対する印
加電圧を制御することにより、液晶ハーフミラー22を
半透光状態及び遮光状態に変えることができるので、分
光手段の簡略化、小型化、及び低消費電力化に有効であ
る。
【0034】液晶ハーフミラー22は、シャッターボタ
ンの押下前及び撮影終了時に、通常のハーフミラーとし
て働くように制御される。すなわち、撮影レンズ1から
入射した光は、絞り7及びシャッター8を通過したあ
と、略半分の光は、液晶ハーフミラー22を透過し、固
体撮像素子3上に結像される。残りの略半分の光は、液
晶ハーフミラー22で反射されて、さらにファインダ反
射ミラー15で反射されたあと、ファインダレンズ4で
集光されて、撮影者の目Eに結像される。
【0035】液晶ハーフミラー22は、液晶ハーフミラ
ー駆動手段25によって、図3に示すように、光軸に対
して45度の角度に傾斜して撮影レンズ1からの光をフ
ァインダと固体撮像素子3とに分光する位置(分光位
置)と、図4に示すように、跳ね上げられて撮影レンズ
1からの光をファインダに分光しない位置(退避位置)
とを取るようにミラー駆動回路12によって制御されて
いる。
【0036】液晶ハーフミラー駆動手段25は、種々の
形態のものを用いることができる。例えば、図3及び4
に示すように、液晶ハーフミラー駆動手段25は、例え
ば、ソレノイドやばねチャージ機構により回転又は進退
する駆動機構の先端に取り付けられたウォーム25a
と、これに係合するウォームホィール25bとで構成す
ることができる。液晶ハーフミラー駆動手段25におい
て、液晶ハーフミラー22がウォームホィール25bと
一体的に回転するように、液晶ハーフミラー22がウォ
ームホィール25bと連結されている。したがって、液
晶ハーフミラー駆動手段25の作動スイッチをオンにす
ると、図3のように、光軸に対して45度の角度に傾斜
した位置、すなわち分光位置にある液晶ハーフミラー2
2は、ウォームホィール25bの回転軸を回転中心とし
て回転して、矢印aの方向に跳ね上げられ、図4のよう
に、光軸に対して平行位置、すなわち退避位置を取る。
【0037】カメラの種々の動作は、図5に示すよう
に、マイコン10によって制御されている。マイコン1
0には、固体撮像素子3からの電気信号を処理する画像
処理回路6と、液晶ハーフミラー22の液晶の透光状態
(全透光状態、半透光状態、遮光状態等)を制御した
り、画像処理回路6で得られた画像を表示する液晶駆動
回路11と、液晶ハーフミラー22を分光位置と退避位
置とに高速で駆動するミラー駆動回路12と、測定され
た露出条件から得られた最適なシャッター速度と絞り値
に制御するシャッター・絞り駆動回路13と、撮影レン
ズ1の焦点を自動調整するためのAF回路14と、画像
処理回路6で得られた画像を表示する背面液晶表示部1
9とが接続されている。また、マイコン10には、撮影
準備のために測光、測距、演算処理、撮影レンズ1のA
F制御を行うためのスイッチS1、露光動作を行うため
のスイッチS2、連写モードを設定するためのスイッチ
cが接続されている。スイッチS1は、さらに、液晶ハ
ーフミラー22に表示された本撮影画像を非表示に復帰
させるためのスイッチを兼用することができる。
【0038】このデジタルカメラの動作は、マイコン1
0及びこれに接続されたROM(不図示)内に格納され
たプログラムにより制御される。
【0039】図8〜12は、各種撮影モードのフローチ
ャートを示す。すなわち、図8はメインフローチャート
である通常撮影モード(第1撮影モード)のフローチャ
ートを、図9は液晶ハーフミラーが退避位置にあるとき
に画像を表示させるモード(第2撮影モード)のフロー
チャートを、図10は連写撮影モード(第3撮影モー
ド)のフローチャートを、図11は画像の表示された液
晶ハーフミラーを所定時間後に非表示状態に自動復帰さ
せるモード(第4撮影モード)のフローチャートを、図
12は液晶ハーフミラーに表示された画像を復帰スイッ
チで非表示状態に復帰させるモード(第5撮影モード)
のフローチャートを、それぞれ示している。
【0040】次に、図3、4、5及び8を参照して、第
1の実施形態に係るデジタルカメラの第1撮影モードに
ついて説明する。
【0041】撮影前において、液晶ハーフミラー22
は、図3に示すように、光軸に対して45度に傾斜した
分光位置に保持されている。液晶板からなる液晶ハーフ
ミラー22は、各画素に対する印加電圧が個別に制御さ
れて略半透光状態になり、通常のハーフミラーと同じよ
うに、入射光の略半分が透過及び残りの略半分が反射す
る。すなわち、撮影レンズ1を通った光の略半分は、液
晶ハーフミラー22を透過して固体撮像素子3上に導か
れる。残りの略半分の光は、液晶ハーフミラー22によ
り上方に反射され、この反射光は、ファインダミラー1
5で反射したあとファインダレンズ4を通ってファイン
ダの接眼部9に導かれる。
【0042】撮影準備としてシャッタボタンを軽く押す
(半押しする)とスイッチS1が閉じられて、固体撮像
素子3からの画像データがマイコン10に入力されたあ
と、所定の演算式に従って演算されて、適正な露出値が
決定される。この露出値に基づいて、絞り7の開口径、
シャッター8の速度、ホワイトバランス値等の最適パラ
メータが決定される。
【0043】また、撮影レンズ1の一部を光軸方向にわ
ずかに駆動させたときに、固体撮像素子3に取り込まれ
た画像データをもとに、合焦点の度合いが評価される。
この評価値に基づいて撮影レンズ1の一部を合焦点位置
に移動させることによって、ピントを合わすことができ
る。それと同時に、撮影レンズ1を通った光の一部は、
上述したように、液晶ハーフミラー22で反射したあと
ファインダレンズ4を通ってファインダの接眼部9に導
かれているので、撮影者は、ファインダの接眼部9を通
して、撮影しようとする画像をリアルタイムに確認する
ことができる。なお、この時、固体撮像素子3からの画
像データにより、ボディ20の背面に設けられた背面液
晶表示部19にファインダで確認できるものと同様の画
像を表示している。
【0044】この後、観察者がシャッタボタンをさらに
押す(全押しする)と、スイッチS 2が閉じられて、本
撮影モードに入る。
【0045】本撮影モードに入ると、液晶ハーフミラー
駆動手段25におけるモータが作動して、液晶ハーフミ
ラー22の取り付けられたウォームホィール25bの回
転軸を中心にして、液晶ハーフミラー22の撮影レンズ
1側の端部が矢印aの方向、すなわち上向きに回転す
る。液晶ハーフミラー22は、図4に示すように、跳ね
上げられて、略水平な状態、すなわち退避位置に保持さ
れる(#110)。このとき、不図示の液晶ハーフミラ
ー22の位置検出手段によって、液晶ハーフミラー22
が完全に退避した位置にあることが確認される。その
後、マイコン10からの信号によって、液晶板が遮光状
態になるように、液晶駆動回路11が駆動されて、液晶
ハーフミラー22が遮光状態になる(#112)。この
結果、図4に示すような、矢印bのような迷光がファイ
ンダの接眼部9からカメラ内部に入射しても、迷光が液
晶ハーフミラー22のところで遮光される。したがっ
て、外部からの迷光が液晶ハーフミラー22よりカメラ
内部に進入することが防止されて、固体撮像素子3に迷
光が入射することはない。
【0046】図4のように、液晶ハーフミラー22が遮
光状態で跳ね上げられているとき、デジタルカメラは、
上述したように、最適化された露光条件に基づいて、絞
り7が開口し、シャッタースピードで撮影される(#1
14)。このとき、撮影レンズ1を通った光は、全て、
固体撮像素子3に導かれて、撮影に利用されるので、撮
影可能な範囲が広がる。
【0047】撮影が終わると、マイコン10からの信号
によって、液晶ハーフミラー22が半透光・半反射状態
になるように、液晶駆動回路11が駆動される(#11
6)。そのあと、液晶ハーフミラー駆動手段25におけ
るモータが上記と逆方向に作動して、液晶ハーフミラー
22は、図3に示すように、光軸に対して45度に傾斜
した分光位置(ミラーダウン位置)に再び保持される
(#118)。
【0048】なお、液晶ハーフミラー22として、透過
率可変の液晶板をハーフミラー上に設けた構成のものを
用いた場合、液晶板の各画素に対する印加電圧を個別に
制御することにより、液晶ハーフミラー22を半透光状
態又は遮光状態にすることができる。また、液晶板の全
ての画素に対して所定の電圧を一括して印加する制御方
法を用いることができる。この場合、液晶板が透光状態
又は遮光状態になるように印加電圧を一括制御すると、
ハーフミラーを備えた液晶ハーフミラー22は、それぞ
れ、半透光状態又は遮光状態になる。したがって、印加
電圧を一括制御する方法は、印加電圧を個別制御する場
合と比較して、制御方法が簡単であり、制御回路が簡略
化される。
【0049】次に、図3、4、5及び9を参照して、第
1の実施形態に係るデジタルカメラの第2撮影モードに
ついて説明する。
【0050】第2撮影モードでは、第1撮影モードで説
明したのと大略同じ構成のデジタルカメラが使用される
が、固体撮像素子3からの画像データを液晶板上に表示
させる。このとき、液晶板は、TN型液晶あるいはTF
T型液晶を用いることができるとともに、白黒表示ある
いはカラー表示とすることができる。
【0051】図9は、退避位置にある液晶ハーフミラー
22に画像を表示させるモードのフローチャートを示し
ている。まず、液晶ハーフミラー22は図3に示す分光
位置にあり、撮影準備としてシャッタボタンを半押しす
るとスイッチS1が閉じられて、固体撮像素子3に導か
れた光が光電変換され、画像処理回路6により撮影前の
画像データが形成される。この画像データに基づいて撮
影条件が設定される。次に、シャッタボタンを全押しす
るとスイッチS2が閉じられて、本撮影モードに入り、
図4のように、液晶ハーフミラー22を退避位置に移動
させる(#120)。その直後、ファインダからは撮影
レンズ1からの画像が見えなくなるが、マイコン10か
らの信号によって、液晶駆動回路11が駆動されて、画
像データが液晶ハーフミラー22の液晶板に表示される
(#122)。この時、固体撮像素子からの画像データ
により、ボディ20の背面に設けられた背面液晶表示部
19にファインダで確認できるものと同様の画像を表示
している。
【0052】次に、第1撮影モードで示したような本撮
影動作(#124)を行い、本撮影(#124)が終わ
ると、マイコン10からの信号によって、画像の表示は
消されて液晶ハーフミラー22が半透光・半反射状態に
なるように、液晶駆動回路11が駆動される(#12
6)。すなわち、画像が表示されるのは、ミラーアップ
後から、液晶ハーフミラー22が分光位置に戻るまでの
間といった短時間である。そのあと、液晶ハーフミラー
駆動手段25によって駆動され、液晶ハーフミラー22
は、図3に示すように、光軸に対して45度に傾斜した
分光位置(ミラーダウン位置)に再び保持される(#1
28)。撮影された画像は、ボディ20の背面に設けら
れた背面液晶表示部19に表示される。このような撮影
モードでは、常にファインダを通して撮影画像を確認す
ることができ、ブラックアウトすることがないため、安
心感を得ることができる。
【0053】図3、4、5及び10を参照して、第1の
実施形態に係るデジタルカメラの第3撮影モードについ
て説明する。第3撮影モードでは、第2撮影モードのと
ころで用いたのと同じ構成のデジタルカメラを使用す
る。
【0054】図10は、退避位置にある液晶ハーフミラ
ー22に画像を表示させるとともに連続撮影するモード
のフローチャートを示している。まず、液晶ハーフミラ
ー22は図3に示す分光位置にあり、撮影準備として連
写モードを設定するためのスイッチScをオンにした後
に連写する枚数をセットする。シャッタボタンを半押し
するとスイッチS1が閉じられて、撮影レンズ1からの
光が固体撮像素子3で光電変換され、画像処理回路6に
より画像データが形成される。この画像データに基づい
て撮影条件が設定される。次に、シャッタボタンを全押
しするとスイッチS2が閉じられて、本撮影モードに入
り、図4に示すように、液晶ハーフミラー22を退避位
置に移動させる(#140)。その直後、ファインダか
らは撮影レンズ1からの画像が見えなくなるが、マイコ
ン10からの信号によって、液晶駆動回路11が駆動さ
れて、画像データが液晶ハーフミラー22の液晶板に表
示される(#142)。この時、固体撮像素子3からの
画像データによりボディ20の背面に設けられた背面液
晶表示部19にファインダで確認できるものと同様の画
像を表示している。次に、撮影動作が行われ(#14
4)、所定枚数の連写撮影が行われたか否かが判断され
る(#146)。所定枚数に達していなければ、所定枚
数になるまで、液晶ハーフミラー22を退避位置に保持
した状態で、所定枚数の画像が連続撮影される。
【0055】連続撮影が終わると、マイコン10からの
信号によって、画像の表示は消されて液晶ハーフミラー
22が半透光・半反射状態になるように、液晶駆動回路
11が駆動される(#148)。すなわち、画像が表示
されるのは、ミラーアップ後から、液晶ハーフミラー2
2が分光位置に戻るまでの間の連続撮影枚数に応じた所
定時間である。そのあと、液晶ハーフミラー駆動手段2
5によって、液晶ハーフミラー22は、図3に示すよう
に、光軸に対して45度に傾斜した分光位置(ミラーダ
ウン位置)に再び保持される(#150)。この連続撮
影モードでは、液晶ハーフミラー22が液晶ハーフミラ
ー駆動手段25により退避位置に保持された状態で連続
撮影を行っている。したがって、連続撮影中に液晶ハー
フミラー22が分光位置と退避位置との間を往復する場
合と比較して、液晶ハーフミラー22が物理的に移動し
ない分だけ、高速連続撮影が可能になるとともに、連続
撮影システムの信頼性を高めたり、消費電力を低減させ
たりすることができる。また、撮影画像のスミアー、輝
度、色、ピント等が所望のものになっているのか否かを
ファインダを通して確認することができる。その結果、
不要な画像を撮影することがなくなるので、撮影ミスが
減って、画像保存メモリを節約することができる。ま
た、撮影準備及び本撮影のときも、ファインダだけを集
中して覗くことによって画像を確認することができるの
で、ファインダや背面液晶表示部19に対して視線を撮
影前後で動かすことが不要になり撮影作業が非常に楽に
なる。また、液晶への表示を連続撮影に応じて連続的に
切換えた場合には、そのとき撮影しようとする被写体像
を表示することになるため、被写体像をファインダで連
続的に確認することができる。
【0056】図3、4、5及び11を参照して、第1の
実施形態に係るデジタルカメラの第4撮影モードについ
て説明する。第4撮影モードでは、第2撮影モードのと
ころで用いたのと同じ構成のデジタルカメラを使用す
る。
【0057】図11は、退避位置にある液晶ハーフミラ
ー22に本撮影画像を所定時間表示させるモードのフロ
ーチャートを示している。まず、液晶ハーフミラー22
は図3に示す分光位置にあり、撮影者が撮影した画像を
表示する時間を予めセットする。そして、シャッタボタ
ンを半押しするとスイッチS1が閉じられて、固体撮像
素子3に導かれた光が光電変換され、画像処理回路6に
より画像データが形成される。この画像データに基づい
て撮影条件が設定される。次に、シャッタボタンを全押
しするとスイッチS2が閉じられて、本撮影モードに入
り、図4のように、液晶ハーフミラー22を退避位置に
移動させる(#160)。その直後、ファインダからは
撮影レンズ1からの画像が見えなくなるが、マイコン1
0からの信号によって、液晶駆動回路11が駆動され
て、画像データが液晶ハーフミラー22の液晶板に表示
される(#162)。この時、固体撮像素子3からの画
像データによりボディ20の背面に設けられた背面液晶
表示部19にファインダで確認できるものと同様の画像
を表示している。本撮影(#164)が終わると、本撮
影された画像が液晶ハーフミラー22上に表示される
(#166)。本撮影画像が所定時間表示されたか否か
が判断される(#168)。所定時間に達していなけれ
ば、さらに液晶ハーフミラー22上に表示される。この
時、固体撮像素子からの画像データにより、ボディ20
の背面に設けられた背面液晶表示部19にファインダで
確認できるものと同様の画像を表示している。
【0058】本撮影画像が所定時間表示されると、マイ
コン10からの信号によって、画像の表示は消されて液
晶ハーフミラー22が半透光・半反射状態になるよう
に、液晶駆動回路11が駆動される(#170)。すな
わち、画像が表示されるのは、ミラーアップ後から、液
晶ハーフミラー22が分光位置に戻るまでの設定された
所定時間である。そのあと、液晶ハーフミラー駆動手段
25によって駆動され、液晶ハーフミラー22は、図3
に示すように、光軸に対して45度に傾斜した分光位置
(ミラーダウン位置)に再び保持される(#172)。
このような本撮影画像表示モードでは、任意の設定時間
の間、本撮影画像が液晶ハーフミラー22に表示されて
いるので、設定時間の間いつでも、撮影者はファインダ
を通して撮影画像を確認することができ、撮影画像のス
ミアー、輝度、色、ピント等が所望のものになっている
のか否かをファインダを通して確認することができる。
その結果、不要な画像を撮影することがなくなるので、
撮影ミスが減って、画像保存メモリを節約することがで
きる。また、撮影準備及び本撮影のときも、ファインダ
だけを集中して覗くことによって画像を確認することが
できるので、ファインダや背面液晶表示部19に対して
視線を撮影前後で動かすことが不要になり撮影作業が非
常に楽になる。
【0059】図3、4、5及び12を参照して、第1の
実施形態に係るデジタルカメラの第5撮影モードについ
て説明する。第5撮影モードでは、第2撮影モードのと
ころで用いたのと同じ構成のデジタルカメラを使用す
る。
【0060】図12は、退避位置にある液晶ハーフミラ
ー22に本撮影画像を表示し、その表示時において復帰
スイッチS1を押すことにより非表示状態に復帰させる
モードのフローチャートを示している。まず、液晶ハー
フミラー22は図3に示す分光位置にある。シャッタボ
タンを半押しするとスイッチS1が閉じられて、固体撮
像素子3に導かれた光が光電変換され、画像処理回路6
により画像データが形成される。この画像データに基づ
いて撮影条件が設定される。次に、シャッタボタンを全
押しするとスイッチS2が閉じられ、本撮影モードに入
り、図4のように、液晶ハーフミラー22を退避位置に
移動させる(#180)。その直後、ファインダからは
撮影レンズ1からの画像が見えなくなるが、マイコン1
0からの信号によって、液晶駆動回路11が駆動され
て、画像データが液晶ハーフミラー22の液晶板に表示
される(#182)。この時、固体撮像素子からの画像
データにより、ボディ20の背面に設けられた背面液晶
表示部19にファインダで確認できるものと同様の画像
を表示している。本撮影(#184)が終わると、本撮
影された画像が液晶ハーフミラー22上に表示される
(#186)。次に、復帰スイッチとしてのスイッチS
1が押されたか否かが判断される(#188)。復帰ス
イッチS1が押されていなければ、本撮影画像が所定時
間表示されたか否かが判断される(#189)。これ
は、もし復帰スイッチS1が押されなければ表示し続け
ることになるため、所定時間(予めカメラにセットされ
ていても、撮影者がセットしてもよい)が経過したら、
液晶ハーフミラー22を強制的に復帰されるようにして
いるのである。所定時間に達していなければ、本撮影画
像はさらに液晶ハーフミラー22上に表示される。所定
時間に達していれば、液晶ハーフミラー22上に本撮影
画像を表示することが中止され、次のステップに進む。
一方、画像の表示中に撮影者が復帰スイッチS1を押せ
ば、次のステップに進む。この時、固体撮像素子からの
画像データにより、ボディ20の背面に設けられた背面
液晶表示部19にファインダで確認できるものと同様の
画像を表示している。
【0061】次に、マイコン10からの信号によって、
液晶ハーフミラー22が半透光・半反射状態になるよう
に、液晶駆動回路11が駆動される(#190)。すな
わち、画像が表示されるのは、ミラーアップ後から、液
晶ハーフミラー22が分光位置に戻るまでの、撮影後に
スイッチS1が押されるまで、あるいは押されない場合
には所定時間である。そのあと、液晶ハーフミラー駆動
手段25によって、液晶ハーフミラー22は、図3に示
すように、光軸に対して45度に傾斜した分光位置(ミ
ラーダウン位置)に再び保持される(#192)。この
ような撮影モードでは、撮影者の意図する任意のタイミ
ングで、本撮影画像の表示された液晶ハーフミラー22
を表示状態から非表示状態に復帰させて、次の撮影に移
ることができる。したがって、撮影画像のスミアー、輝
度、色、ピント等が所望のものになっているのか否かを
ファインダを通して確認することができる。その結果、
不要な画像を撮影することがなくなるので、撮影ミスが
減って、画像保存メモリを節約することができる。ま
た、撮影準備及び本撮影のときも、ファインダだけを集
中して覗くことによって画像を確認することができるの
で、ファインダや背面液晶表示部19に対して視線を撮
影前後で動かすことが不要になり撮影作業が非常に楽に
なる。なお、ここでは、液晶ハーフミラー22の復帰手
段として、スイッチS1を用いたが、これに限定される
ものではなく、例えば、別部材を設けても良い。
【0062】次に、図6及び7を参照して、デジタルカ
メラの他の実施形態について説明する。
【0063】図6は、本発明の他の実施形態に係るデジ
タルカメラの要部断面図であり、液晶ハーフミラー22
が分光位置にあることを表わしている。また、図7は、
図6の液晶ハーフミラーが退避位置にあることを示す要
部断面図である。図6及び7に示した実施形態のデジタ
ルカメラは、基本的に、第1の実施形態と同一に構成さ
れるが、カメラのボディ20の背面に背面液晶表示板1
9を備えていない点が、第1の実施形態と異なってい
る。
【0064】この実施形態のデジタルカメラにおいて
も、上記の第1の実施形態のデジタルカメラのところで
説明したのと同様に、上述した第1撮影モード〜第5撮
影モードに従って各種撮影を行うことができる。本実施
形態のデジタルカメラは背面液晶表示板19を備えてい
ないので、固体撮像素子3に取り込まれた画像は、全
て、退避位置にある液晶ハーフミラー22の液晶板に表
示される。したがって、第1の実施形態のデジタルカメ
ラのところで説明した第2撮影モード〜第5撮影モード
において、撮影前の画像及び本撮影画像は、いずれも、
退避位置にある液晶ハーフミラー22の液晶板に表示さ
れ、撮影者はその表示画像のみに注視すればよい。背面
液晶表示板19を備えていないので、デジタルカメラを
小型・軽量化できるとともに、消費電力を少なくするこ
とができる。また、撮影者は撮影時にファインダの覗く
だけでよいので、撮影者は撮影に集中することができる
ために、撮影ミスが低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のデジタルカメラの要部断面図である。
【図2】 第1図において液晶ハーフミラーを退避させ
た状態を示す要部断面図である。
【図3】 本発明の一実施形態に係るデジタルカメラの
要部断面図である。
【図4】 第3図において液晶ハーフミラーを退避させ
た状態を示す要部断面図である。
【図5】 本発明の一実施形態に係るデジタルカメラの
ブロック回路図である。
【図6】 本発明の他の実施形態に係るデジタルカメラ
の要部断面図である。
【図7】 第6図において液晶ハーフミラーを退避させ
た状態を示す要部断面図である。
【図8】 本発明の一実施形態に係るデジタルカメラの
通常撮影時のフローチャートである。
【図9】 本発明の一実施形態に係るデジタルカメラに
おいて、液晶ハーフミラーが退避位置にあるときに画像
を表示するフローチャートである。
【図10】 本発明の一実施形態に係るデジタルカメラ
において、連写撮影時のフローチャートである。
【図11】 本発明の一実施形態に係るデジタルカメラ
において、画像の表示された液晶ハーフミラーを所定時
間後に非表示状態に自動復帰する時のフローチャートで
ある。
【図12】 本発明の一実施形態に係るデジタルカメラ
において、画像の表示された液晶ハーフミラーを復帰ス
イッチで非表示状態に復帰する時のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 撮影レンズ 3 固体撮像素子 4 ファインダレンズ 6 画像処理回路 7 絞り 8 シャッター 9 接眼部 10 マイコン 11 液晶駆動回路 12 ミラー駆動回路 13 シャッター・絞り駆動回路 14 AF回路 15 ファインダミラー 19 背面液晶表示部 20 ボディ 22 液晶ハーフミラー 25 液晶ハーフミラー駆動手段 25a ウォーム 25b ウォームホィール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 善夫 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 湊 祥一 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2H054 CA14 CD03 5C022 AC51 AC52

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズと、 撮影レンズを通った光を観察するファインダと、 撮影レンズを透過した光を光電変換する撮像素子と、 透過率を変化させることができるとともに、撮影レンズ
    を透過した光を撮像素子とファインダとに分光する分光
    手段と、 観察時には撮像素子と観察用ファインダとに分光する位
    置に分光手段を移動させる一方、撮影時には退避させて
    撮像素子のみに光を与える位置に分光手段を移動させる
    分光手段駆動手段と、 観察時には分光手段を半透光状態にして光を撮像素子と
    観察用ファインダとに導き、撮影時には分光手段を遮光
    状態に制御する制御手段と、を有することを特徴とする
    デジタルカメラ。
  2. 【請求項2】 上記分光手段は、透過率可変の液晶板か
    らなることを特徴とする請求項1記載のデジタルカメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 上記分光手段は、透過率可変の液晶板を
    ハーフミラー上に設けた構成であることを特徴とする請
    求項1記載のデジタルカメラ。
  4. 【請求項4】 上記分光手段は、退避位置にあるときに
    は、上記撮像素子に取り込まれた画像を表示することを
    特徴とする請求項1、2又は3記載のデジタルカメラ。
  5. 【請求項5】 さらに、複数枚の撮影を連続的に行う連
    続撮影手段を有し、 上記分光手段駆動手段は、連続撮影が終了するまで上記
    分光手段を退避位置に保持することを特徴とする請求項
    1〜4記載のデジタルカメラ。
  6. 【請求項6】 上記分光手段駆動手段は、上記分光手段
    を退避させているときに、その退避位置に上記分光手段
    を所定時間保持することを特徴とする請求項4記載のデ
    ジタルカメラ。
  7. 【請求項7】 上記分光手段を上記分光位置に復帰させ
    る分光手段復帰指示手段を有し、 上記分光手段駆動手段は、上記分光手段を退避させてい
    るときに、該分光手段復帰指示手段の指示に基づいて上
    記分光手段を復帰させることを特徴とする請求項6記載
    のデジタルカメラ。
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