JP2001188518A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP2001188518A
JP2001188518A JP37441099A JP37441099A JP2001188518A JP 2001188518 A JP2001188518 A JP 2001188518A JP 37441099 A JP37441099 A JP 37441099A JP 37441099 A JP37441099 A JP 37441099A JP 2001188518 A JP2001188518 A JP 2001188518A
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driving
power supply
voltage
liquid crystal
signal
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JP37441099A
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English (en)
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Masahiro Kamioka
政博 上岡
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力を適切に低減することのできる電源
装置を提供することである。 【解決手段】 スイッチングレギュレータ1aは、液晶
交流化信号の信号レベルが「H」の場合に、シャットダ
ウン端子に「H」の電圧が印加されて駆動する。その
際、スイッチングレギュレータ1bは、液晶交流化信号
の信号レベルがインバータ2により反転され、シャット
ダウン端子の論理レベルが「L」となり、動作を停止す
る。一方、液晶交流化信号が「L」の場合に、スイッチ
ングレギュレータ1aは、シャットダウン端子が「L」
となり、動作を停止する。その際、スイッチングレギュ
レータ1bは、シャットダウン端子が「H」となり、駆
動する。このように、スイッチングレギュレータ1a,
1bは、液晶交流化信号に従って、駆動と停止を交互に
繰り返し、一方が駆動している間は、他方が動作を停止
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶等の表示素子
を駆動するための電源を供給する電源装置に関し、特に
消費電力を適切に低減することのできる電源装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、液晶等の表示素子を駆動する
ために、電源装置は、複数種類の駆動電圧を生成し、ド
ライバ回路等に供給している。図6に従来の電源装置
(電源回路)を含む液晶表示ユニットの回路図の一例を
示す。図6に示すように、液晶表示ユニットは、昇圧回
路11と、降圧回路12と、コモンドライバ13と、L
CD(Liquid Crystal Display)14と、抵抗15と、
オペアンプ16と、セグメントドライバ17とを備え
る。
【0003】昇圧回路11は、例えば、入力したロジッ
ク用電源(+3V)を+15Vまで昇圧して、コモンド
ライバ13に供給する。また、降圧回路12は、例え
ば、入力したロジック用電源(+3V)を−12Vまで
降圧して、コモンドライバ13に供給する。
【0004】コモンドライバ13は、例えば、デコーダ
及び、トランジスタ等から構成され、選択信号を出力す
るための出力端子等がLCD14のコモンラインに接続
されている。コモンドライバ13は、昇圧回路11及び
降圧回路12から供給された駆動電圧をそれぞれ取得
し、取得した駆動電圧を使用して所定のタイミング毎に
選択信号(VLCD+、又は、VLCD−)をLCD1
4の各走査電極に出力する。
【0005】LCD14は、例えば、液晶層を挟んで配
置された一方の基板に、行方向に配置された複数本の走
査電極と、他方の基板に、上記の走査電極に対向させて
列方向に配置された複数の信号電極とを備えた単純マト
リクスタイプの液晶パネルであり、走査電極と信号電極
との交点で定義される画素に所定の画像を表示する。抵
抗15は、ロジック用電源(+3V)及びグランド(0
V)間の電圧を分圧して、分圧した電圧をオペアンプ1
6を介してセグメントドライバ17に供給する。
【0006】オペアンプ16は、出力端子がプラス側入
力端子に帰還されていると共に、マイナス側入力端子か
ら抵抗15にて分圧された電圧を入力し、セグメントド
ライバ17に駆動電圧を供給する。セグメントドライバ
17は、選択信号を出力するための出力端子等がLCD
14のセグメントラインに接続されており、例えば、図
示せぬ画像読出回路から各水平走査期間に対応させて供
給される画像データを記憶し、記憶した画像データに対
応する選択信号(VH、又は、VL)を信号電極に印加
する。
【0007】このように、図6に示すような電源装置
(電源回路)は、所定の昇圧回路11及び降圧回路12
等により、コモンドライバ13等に正の液晶電源(+1
5V)及び負の液晶電源(−12V)等を供給する。こ
れにより、コモンドライバ13等を動作させ、そしてL
CD14を駆動させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の電源装
置は、LCD14を駆動している間、コモンドライバ1
3等に電源を常に供給し続けている。しかしながら、コ
モンドライバ13等は、いつでも各電位(正の液晶電源
及び、負の液晶電源等)を必要とするわけではない。つ
まり、コモンドライバ13等が電位を必要としないと
き、例えば、コモンドライバ13が一方の選択信号(+
15V)をLCD14に出力している際に、電源装置か
ら供給される他方の電源(−12V)が使用されていな
いこととなる。具体的に説明すると、図7に示すよう
に、コモンドライバ13等は、所定のタイミング毎に各
選択レベルの選択信号を交互にLCD14に出力する。
【0009】このため、コモンドライバ13等にて使用
されないタイミングにおける交互の電源の供給が不要で
あり、その間に昇圧回路11及び降圧回路12にて消費
される電力が無駄であった。すなわち、上述した従来の
電源装置は、昇圧回路11及び降圧回路12等にて不要
な電力を消費してしまうといった問題があった。
【0010】本発明は、上記実状に鑑みてなされたもの
で、消費電力を適切に低減することのできる電源装置を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点に係る電源装置は、表示素子を
駆動させるための電源を供給する電源装置であって、所
定の供給電圧から第1の駆動電圧を生成する第1の駆動
電圧生成手段と、所定の供給電圧から第2の駆動電圧を
生成する第2の駆動電圧生成手段と、少なくとも前記第
1及び第2の駆動電圧生成手段が生成する前記第1及び
第2の駆動電圧を受け、これらの第1及び第2の駆動電
圧を用いて表示素子の駆動信号を生成する駆動手段と、
前記駆動手段から出力させるべき電圧に応じて、前記第
1駆動電圧と第2駆動電圧とを指定すると指定信号が入
力される指定信号入力手段と、前記指定信号入力手段か
ら入力された指定信号により、前記第1の駆動電圧生成
手段と第2の駆動電圧生成手段のうち、前記駆動手段に
より出力されない電圧を供給する駆動電圧生成手段の動
作を停止させる動作停止手段と、を備えることを特徴と
する。
【0012】この発明によれば、第1の駆動電圧生成手
段は、所定の供給電圧から第1の駆動電圧を生成する。
第2の駆動電圧生成手段は、所定の供給電圧から第2の
駆動電圧を生成する。駆動手段は、少なくとも第1及び
第2の駆動電圧生成手段が生成する第1及び第2の駆動
電圧を受け、これらの第1及び第2の駆動電圧を用いて
表示素子の駆動信号を生成する。指定信号入力手段は、
駆動手段から出力させるべき電圧に応じて、第1駆動電
圧と第2駆動電圧とを指定すると指定信号が入力され
る。動作停止手段は、指定信号入力手段から入力された
指定信号により、第1の駆動電圧生成手段と第2の駆動
電圧生成手段のうち、駆動手段により出力されない電圧
を供給する駆動電圧生成手段の動作を停止させる。すな
わち、入力した指定信号に従って、駆動と停止を交互に
繰り返し、一方が駆動している間は、他方が動作を停止
する。この結果、消費電力を適切に低減することができ
る。
【0013】上記目的を達成するため、本発明の第2の
観点に係る電源装置は、表示素子を駆動させるための電
源を供給する電源装置であって、所定の供給電圧から第
1の駆動電圧を生成し、出力する第1の駆動電圧生成手
段と、所定の供給電圧から第2の駆動電圧を生成し、出
力する第2の駆動電圧生成手段と、表示素子の駆動に使
用される論理レベルの反転が交互に繰り返される所定の
サイクル信号を入力する信号入力手段と、を備え、前記
第1の駆動電圧生成手段及び、前記第2の駆動電圧生成
手段は、前記信号入力手段が入力したサイクル信号に従
って、それぞれ自己の動作を交互に停止する、ことを特
徴とする。
【0014】この発明によれば、第1の駆動電圧生成手
段は、例えば、シャットダウン機能を備えたスイッチン
グレギュレータを備えた昇圧回路等からなり、所定の供
給電圧から第1の駆動電圧(例えば、正の駆動電圧)を
生成し、生成した駆動電圧を表示素子に向けて出力す
る。第2の駆動電圧生成手段は、例えば、シャットダウ
ン機能を備えたスイッチングレギュレータを備えた降圧
回路等からなり、所定の供給電圧から第2の駆動電圧
(例えば、負の駆動電圧)を生成し、生成した駆動電圧
を表示素子に向けて出力する。信号入力手段は、表示素
子の駆動に使用される論理レベルの反転が交互に繰り返
される例えば、液晶交流化信号を入力する。そして、第
1の駆動電圧生成手段及び、第2の駆動電圧生成手段
は、信号入力手段が入力した液晶交流化信号に従って、
それぞれ自己の動作を交互に停止する。すなわち、入力
した液晶交流化信号に従って、駆動と停止を交互に繰り
返し、一方が駆動している間は、他方が動作を停止す
る。この結果、消費電力を適切に低減することができ
る。
【0015】上記目的を達成するため、本発明の第3の
観点に係る電源装置は、表示素子を駆動させるための電
源を供給する電源装置であって、所定の供給電圧を昇圧
して正の駆動電圧を生成し、生成した駆動電圧を表示素
子に向けて出力する昇圧手段と、所定の供給電圧を降圧
して負の駆動電圧を生成し、生成した駆動電圧を表示素
子に向けて出力する降圧手段と、表示素子の駆動に使用
される論理レベルの反転が交互に繰り返される交流化信
号を入力する信号入力手段と、を備え、前記昇圧手段及
び、前記降圧手段は、前記信号入力手段が入力した交流
化信号に従って、それぞれ自己の動作を交互に停止す
る、ことを特徴とする。
【0016】この発明によれば、昇圧手段は、所定の供
給電圧を昇圧して正の駆動電圧を生成し、生成した駆動
電圧を表示素子に向けて出力する。降圧手段は、所定の
供給電圧を降圧して負の駆動電圧を生成し、生成した駆
動電圧を表示素子に向けて出力する。信号入力手段は、
表示素子の駆動に使用される論理レベルの反転が交互に
繰り返される例えば、液晶交流化信号を入力する。そし
て、昇圧手段及び、降圧手段は、信号入力手段が入力し
た液晶交流化信号に従って、それぞれ自己の動作を交互
に停止する。すなわち、入力した液晶交流化信号に従っ
て、駆動と停止を交互に繰り返し、一方が駆動している
間は、他方が動作を停止する。この結果、消費電力を適
切に低減することができる。
【0017】前記昇圧手段は、動作の停止指示を入力す
るシャットダウン端子を備えたスイッチングレギュレー
タを含むステップアップ・コンバータ回路からなり、前
記降圧手段は、動作の停止指示を入力するシャットダウ
ン端子を備えたスイッチングレギュレータを含むインバ
ーティング・コンバータ回路からなり、前記信号入力手
段は、液晶交流化信号を入力し、入力した液晶交流化信
号を前記ステップアップ・コンバータ回路に含まれるス
イッチングレギュレータのシャットダウン端子に供給す
ると共に、入力した液晶交流化信号の論理レベルを反転
させた信号を前記インバーディング・コンバータ回路に
含まれるスイッチングレギュレータのシャットダウン端
子に供給してもよい。この場合、各シャットダウン端子
に入力した液晶交流化信号に従って、それぞれのスイッ
チングレギュレータは、駆動と停止を交互に繰り返し、
一方が駆動している間は、他方が動作を停止する。この
結果、消費電力を適切に低減することができる。
【0018】上記目的を達成するため、本発明の第4の
観点に係る電源装置は、液晶表示素子を駆動させるため
の電源を供給する電源装置であって、動作の停止指示を
入力するシャットダウン端子を備えた複数のスイッチン
グレギュレータを含み、所定の供給電圧を昇降圧して正
負の駆動電圧をそれぞれ生成し、生成した駆動電圧を表
示素子に向けて出力する昇降圧手段と、液晶表示素子を
駆動させる液晶交流化信号を入力する入力手段と、前記
入力手段が入力した液晶交流化信号に従って、前記昇降
圧手段に含まれる各スイッチングレギュレータのシャッ
トダウン端子に異なる論理レベルの信号を交互に供給す
る信号供給手段と、を備えることを特徴とする。
【0019】この発明によれば、昇降圧手段は、動作の
停止指示を入力するシャットダウン端子を備えた複数の
スイッチングレギュレータを含み、所定の供給電圧を昇
降圧して正負の駆動電圧をそれぞれ生成し、生成した駆
動電圧を表示素子に向けて出力する。入力手段は、液晶
表示素子を駆動させる液晶交流化信号を入力する。信号
供給手段は、入力手段が入力した液晶交流化信号に従っ
て、昇降圧手段に含まれる各スイッチングレギュレータ
のシャットダウン端子に異なる論理レベルの信号を交互
に供給する。すなわち、入力した液晶交流化信号に従っ
て、駆動と停止を交互に繰り返し、一方が駆動している
間は、他方が動作を停止する。この結果、消費電力を適
切に低減することができる。
【0020】前記信号供給手段は、前記入力手段が入力
した液晶交流化信号と、液晶表示素子を駆動する液晶ド
ライバが所定の電位を出力するタイミングに同期した信
号との組み合わせに従って、前記昇降圧手段に含まれる
各スイッチングレギュレータのそれぞれのシャットダウ
ン端子に、異なる論理レベルの信号を交互に供給しても
よい。この場合、各シャットダウン端子に入力した液晶
交流化信号等に従って、それぞれのスイッチングレギュ
レータは、駆動と停止を交互に繰り返し、一方が駆動し
ている間は、他方が動作を停止する。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態にかかる電源
装置について、以下図面を参照して説明する。
【0022】図1は、この発明の実施の形態に適用され
る液晶駆動用の電源装置の一例を示す回路図である。図
示するように電源装置10は、スイッチングレギュレー
タ1a,1bと、インバータ2と、コイル3a,3b
と、トランジスタ4a,4bと、ダイオード5a,5b
と、コンデンサ6a,6bとから構成される。
【0023】スイッチングレギュレータ1a,1bは、
シャットダウン機能を有するスイッチングレギュレータ
素子からなり、VIN端子、SW端子、シャットダウン端
子等を備える。具体的にスイッチングレギュレータ1a
は、VIN端子が所定のロジック用電源(例えば、+3
V)等に接続され、SW端子がトランジスタ4aに接続
され、そして、シャットダウン端子が液晶交流化信号
(入力端子)に接続されている。また、スイッチングレ
ギュレータ1bは、VIN端子がロジック用電源等に接続
され、SW端子がトランジスタ4bに接続され、そし
て、シャットダウン端子がインバータ2に接続されてい
る。
【0024】スイッチングレギュレータ1a,1bは、
図2に示すように、シャットダウン端子に「H(ハイレ
ベル)」の電圧が印加されている状態で駆動し、また、
「L(ローレベル)」の状態でその動作を停止する。す
なわち、スイッチングレギュレータ1aは、入力する液
晶交流化信号が「H」のときに駆動し、「L」のときに
停止する。一方、スイッチングレギュレータ1bは、液
晶交流化信号がインバータ2により論理が反転されるた
め、液晶交流化信号が「L」のときに駆動し、「H」の
ときに停止する。
【0025】インバータ2は、入力端が液晶交流化信号
(入力端子)に接続され、また、出力端がスイッチング
レギュレータ1bのシャットダウン端子に接続されてい
る。すなわち、インバータ2は、入力する液晶交流化信
号の論理を反転してシャットダウン端子に供給する。
【0026】コイル3a,3bは、例えば、トロイダル
コイル等からなり、所定の電気エネルギーを蓄え、ま
た、蓄えた電気エネルギーを放出する。具体的にコイル
3aは、一端がロジック用電源(入力端子)等に接続さ
れ、他端がダイオード5a等に接続されている。また、
コイル3bは、一端がダイオード5b等に接続され、他
端がグランド等に接続されている。
【0027】トランジスタ4a,4bは、例えば、NP
N型のトランジスタ等からなり、それぞれスイッチング
レギュレータ1a,1bのスイッチング動作に伴うSW
端子からの出力に従ってON/OFF制御される。具体
的に、トランジスタ4aは、ベースがスイッチングレギ
ュレータ1aのSW端子と接続され、コレクタがダイオ
ード5a等と接続され、そして、エミッタがコンデンサ
6a等と接続されている。また、トランジスタ4bは、
ベースがスイッチングレギュレータ1bのSW端子と接
続され、コレクタがロジック用電源(入力端子)等と接
続され、そして、エミッタがダイオード5b等と接続さ
れている。
【0028】ダイオード5a,5bは、例えば、ショッ
トキー・バリア・ダイオード等からなり、トランジスタ
4a,4bのON/OFFにより流れる方向が変化する
回路内の電流を所定方向のみに向けて流す。具体的に、
ダイオード5aは、アノードがトランジスタ4a等に接
続され、カソードがVLCD+(出力端子)等に接続さ
れている。また、ダイオード5bは、カソードがトラン
ジスタ4b等に接続され、アノードがVLCD−(出力
端子)等に接続されている。
【0029】コンデンサ6a,6bは、例えば、等価直
列抵抗値(ESR)の小さな電解コンデンサ等からな
り、所定容量の電気を蓄え、また、蓄えた電気を放電す
る。具体的に、コンデンサ6aは、一端がVLCD+
(出力端子)等に接続され、他端がグランド等に接続さ
れている。また、コンデンサ6bは、一端がVLCD−
(出力端子)等に接続され、他端がグランド等に接続さ
れている。
【0030】上述のスイッチングレギュレータ1a、コ
イル3a、トランジスタ4a、ダイオード5a、及び、
コンデンサ6aは、昇圧回路(ステップアップ・コンバ
ータ回路)を構成する。すなわち、トランジスタ4aが
ON状態の間、コイル3aにはロジック用電源から供給
される電気エネルギーが蓄積される。そして、トランジ
スタ4aがOFF状態になると、コイル3aは、電流を
流し続けようとして、蓄えた電気エネルギーを放出す
る。この際、トランジスタ4aがOFFであるため、電
圧電流は、ダイオード5aを通してVLCD+(出力端
子)等に出力される。
【0031】また、スイッチングレギュレータ1b、コ
イル3b、トランジスタ4b、ダイオード5b、及び、
コンデンサ6bは、降圧回路(インバーティング・コン
バータ回路)を構成する。すなわち、トランジスタ4b
がON状態の間、同様にコイル3bには電気エネルギー
が蓄積される。そして、トランジスタ4bがOFF状態
になると、コイル3bは、蓄えたエネルギーを放出す
る。この際、トランジスタ4bがOFFであるため、電
流は、ダイオード5bを通る向きにVLCD−(出力端
子)等に出力される。すなわち、コイル3bのグランド
側がプラスとなり、出力側(ダイオード5aのカソード
に接続されている方)がマイナスの電位となる。
【0032】以下、本発明の実施の形態にかかる電源装
置10の動作について図3等を参照して説明する。図3
は、電源装置10をLCD14を駆動するためにコモン
ドライバ13と接続した一例を示す回路図である。
【0033】なお、コモンドライバ13は、例えば、デ
コーダ及び、トランジスタ等から構成され、選択信号を
出力するための出力端子等がLCD14のコモンライン
に接続されている。コモンドライバ13は、電源装置1
0から供給された駆動電圧をそれぞれ取得し、取得した
駆動電圧を使用して所定のタイミング毎に選択信号をL
CD14の各走査電極に出力する。また、LCD14
は、例えば、液晶層を挟んで配置された一方の基板に、
行方向に配置された複数本の走査電極と、他方の基板
に、上記の走査電極に対向させて列方向に配置された複
数の信号電極とを備えた単純マトリクスタイプの液晶パ
ネルであり、走査電極と信号電極との交点で定義される
画素に所定の画像を表示する。
【0034】電源装置10は、液晶交流化信号の信号レ
ベルが「H」の場合に、スイッチングレギュレータ1a
のシャットダウン端子に「H」に電圧が印加されるた
め、スイッチングレギュレータ1aが駆動する。その
際、液晶交流化信号の信号レベルがインバータ2により
反転され、スイッチングレギュレータ1bのシャットダ
ウン端子の論理レベルが「L」となるため、スイッチン
グレギュレータ1bは、動作を停止する。
【0035】一方、液晶交流化信号が「L」の場合に、
スイッチングレギュレータ1aのシャットダウン端子の
論理レベルが「L」となり、スイッチングレギュレータ
1aは、その動作を停止する。その際、液晶交流化信号
の信号レベルがインバータ2により反転され、スイッチ
ングレギュレータ1bのシャットダウン端子の論理レベ
ルが「H」となるため、スイッチングレギュレータ1b
は、駆動する。すなわち、スイッチングレギュレータ1
a,1bは、入力する液晶交流化信号に従って、駆動と
停止を交互に繰り返し、一方が駆動している間は、他方
が動作を停止することになる。
【0036】なお、コモンドライバ13は、液晶交流化
信号と同期して選択信号を出力する。すなわち、コモン
ドライバ13は、液晶交流化信号が「H」のときに、正
の信号レベル(VLCD+)の選択信号をLCD14に
出力する。また、液晶交流化信号が「L」のときに、負
の信号レベル(VLCD−)の選択信号をLCD14に
出力する。このため、コモンドライバ13が正の選択信
号(VLCD+)をLCD14に出力している際に、電
源装置10から不要となる負の駆動電圧(VLCD−)
が供給されないこととなる。また、コモンドライバ13
が負の選択信号(VLCD−)をLCD14に出力して
いる際に、電源装置10から不要となる正の駆動電圧
(VLCD+)が供給されないこととなる。
【0037】具体的に説明すると、電源装置10は、図
4に示すように、液晶交流化信号が「H」の状態で、ス
イッチングレギュレータ1aが駆動し、コモンドライバ
13が正の選択信号を出力するために必要とする正の駆
動電圧(VLCD+)を出力する。この際、スイッチン
グレギュレータ1bは、その動作を停止する。一方、液
晶交流化信号が「L」の状態で、電源装置10は、スイ
ッチングレギュレータ1bが駆動し、コモンドライバ1
3が負の選択信号を出力するために必要とする負の駆動
電圧(VLCD−)を出力する。この際、スイッチング
レギュレータ1aは、その動作を停止する。
【0038】このように、電源装置10は、コモンドラ
イバ13が選択信号を出力するのに必要な駆動電圧を液
晶交流化信号に従って、適切なタイミング毎にコモンド
ライバ13に供給する。その間、電源装置10は、スイ
ッチングレギュレータ1a,1bが交互に動作を停止す
るため、余分な電力を消費しない。この結果、消費電力
を適切に低減することができる。
【0039】上記の実施の形態では、電源装置10は、
液晶交流化信号のみに従って、スイッチングレギュレー
タ1a,1bを駆動・停止させたが、液晶交流化信号だ
けでなく他の信号との組み合わせ等に従ってスイッチン
グレギュレータ1a,1bを駆動・停止させてもよい。
【0040】例えば、コモンドライバ13が選択信号
(VLCD+及び、VLCD−)をLCD14に出力す
るタイミングに同期して「H」を保持し、また、非選択
信号(VM)を出力する際に「L」を保持する所定のラ
ッチ回路から出力されるラッチデータとの組み合わせに
従ってスイッチングレギュレータ1a,1bを駆動・停
止させてもよい。
【0041】具体的に説明すると、電源装置10は、液
晶交流化信号とラッチデータとの論理積を使用する。つ
まり、電源装置10は、図5に示すように、液晶交流化
信号及びラッチデータが「H」の状態で、スイッチング
レギュレータ1aが駆動し、コモンドライバ13が正の
選択信号を出力するために必要とする正の駆動電圧(V
LCD+)を出力する。この間、スイッチングレギュレ
ータ1bは、動作を停止する。また、液晶交流化信号が
「L」でラッチデータが「H」の状態で、電源装置10
は、スイッチングレギュレータ1bが駆動し、コモンド
ライバ13が負の選択信号を出力するために必要とする
負の駆動電圧(VLCD−)を出力する。この間、スイ
ッチングレギュレータ1aは、その動作を停止する。
【0042】そして、コモンドライバ13が非選択信号
(VM)を出力するタイミングでは、ラッチデータが
「L」の状態であるため、液晶交流化信号の論理レベル
に拘わらず、スイッチングレギュレータ1a,1bが動
作を停止する。
【0043】すなわち、電源装置10は、コモンドライ
バ13が非選択信号(VM)を出力するタイミングにお
いても、スイッチングレギュレータ1a,1bの動作を
停止させるため、余分な電力を消費しない。この結果、
消費電力を適切に低減することができる。
【0044】上記の実施の形態では、コモンドライバ1
3に対して駆動電圧を供給する電源装置10について説
明したが、所定のセグメントドライバに対して駆動電圧
を供給する電源装置についても適用することができる。
【0045】また、上記の実施の形態では、液晶からな
る表示素子を駆動するための駆動電圧を供給する電源装
置について説明したが、駆動対象の表示素子は任意であ
る。例えば、EL(ElectroLuminescence)等の表示素
子を駆動するための電源装置についても適用することが
できる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電源装置の消費電力を適切に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電源装置の構成の一
例を示す回路図である。
【図2】シャットダウン端子の入力と、スイッチングレ
ギュレータの駆動及び停止との関係を示す模式図であ
る。
【図3】コモンドライバ等に電源を供給する電源装置の
一例を示す回路図である。
【図4】液晶交流化信号と、スイッチングレギュレータ
の駆動及び停止と、コモンドライバの出力との関係を示
す模式図である。
【図5】液晶交流化信号と、ラッチデータと、ドライバ
出力と、スイッチングレギュレータの駆動及び停止との
関係を示す模式図である。
【図6】従来の電源装置を含む液晶表示ユニットの一例
を示す回路図である。
【図7】セグメントドライバ及び、コモンドライバの出
力波形の一例を示す模式図である。
【符号の説明】
1a,1b・・・スイッチングレギュレータ、2・・・
インバータ、3a,3b・・・コイル、4a,4b・・
・トランジスタ、5a,5b・・・ダイオード、6a,
6b・・・コンデンサ、10・・・電源装置、13・・
・コモンドライバ、14・・・LCD

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示素子を駆動させるための電源を供給す
    る電源装置であって、 所定の供給電圧から第1の駆動電圧を生成する第1の駆
    動電圧生成手段と、 所定の供給電圧から第2の駆動電圧を生成する第2の駆
    動電圧生成手段と、 少なくとも前記第1及び第2の駆動電圧生成手段が生成
    する前記第1及び第2の駆動電圧を受け、これらの第1
    及び第2の駆動電圧を用いて表示素子の駆動信号を生成
    する駆動手段と、 前記駆動手段から出力させるべき電圧に応じて、前記第
    1駆動電圧と第2駆動電圧とを指定すると指定信号が入
    力される指定信号入力手段と、 前記指定信号入力手段から入力された指定信号により、
    前記第1の駆動電圧生成手段と第2の駆動電圧生成手段
    のうち、前記駆動手段により出力されない電圧を供給す
    る駆動電圧生成手段の動作を停止させる動作停止手段
    と、 を備えることを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】表示素子を駆動させるための電源を供給す
    る電源装置であって、 所定の供給電圧から第1の駆動電圧を生成し、出力する
    第1の駆動電圧生成手段と、 所定の供給電圧から第2の駆動電圧を生成し、出力する
    第2の駆動電圧生成手段と、 表示素子の駆動に使用される論理レベルの反転が交互に
    繰り返される所定のサイクル信号を入力する信号入力手
    段と、を備え、 前記第1の駆動電圧生成手段及び、前記第2の駆動電圧
    生成手段は、前記信号入力手段が入力したサイクル信号
    に従って、それぞれ自己の動作を交互に停止する、 ことを特徴とする電源装置。
  3. 【請求項3】表示素子を駆動させるための電源を供給す
    る電源装置であって、 所定の供給電圧を昇圧して正の駆動電圧を生成し、生成
    した駆動電圧を表示素子に向けて出力する昇圧手段と、 所定の供給電圧を降圧して負の駆動電圧を生成し、生成
    した駆動電圧を表示素子に向けて出力する降圧手段と、 表示素子の駆動に使用される論理レベルの反転が交互に
    繰り返される交流化信号を入力する信号入力手段と、を
    備え、 前記昇圧手段及び、前記降圧手段は、前記信号入力手段
    が入力した交流化信号に従って、それぞれ自己の動作を
    交互に停止する、 ことを特徴とする電源装置。
  4. 【請求項4】前記昇圧手段は、動作の停止指示を入力す
    るシャットダウン端子を備えたスイッチングレギュレー
    タを含むステップアップ・コンバータ回路からなり、 前記降圧手段は、動作の停止指示を入力するシャットダ
    ウン端子を備えたスイッチングレギュレータを含むイン
    バーティング・コンバータ回路からなり、 前記信号入力手段は、液晶交流化信号を入力し、入力し
    た液晶交流化信号を前記ステップアップ・コンバータ回
    路に含まれるスイッチングレギュレータのシャットダウ
    ン端子に供給すると共に、入力した液晶交流化信号の論
    理レベルを反転させた信号を前記インバーディング・コ
    ンバータ回路に含まれるスイッチングレギュレータのシ
    ャットダウン端子に供給する、 ことを特徴とする請求項2に記載の電源装置。
  5. 【請求項5】液晶表示素子を駆動させるための電源を供
    給する電源装置であって、 動作の停止指示を入力するシャットダウン端子を備えた
    複数のスイッチングレギュレータを含み、所定の供給電
    圧を昇降圧して正負の駆動電圧をそれぞれ生成し、生成
    した駆動電圧を表示素子に向けて出力する昇降圧手段
    と、 液晶表示素子を駆動させる液晶交流化信号を入力する入
    力手段と、 前記入力手段が入力した液晶交流化信号に従って、前記
    昇降圧手段に含まれる各スイッチングレギュレータのシ
    ャットダウン端子に異なる論理レベルの信号を交互に供
    給する信号供給手段と、 を備えることを特徴とする電源装置。
  6. 【請求項6】前記信号供給手段は、前記入力手段が入力
    した液晶交流化信号と、所定の液晶ドライバが所定電位
    を出力するタイミングに同期した信号との組み合わせに
    従って、前記昇降圧手段に含まれる各スイッチングレギ
    ュレータのそれぞれのシャットダウン端子に、異なる論
    理レベルの信号を交互に供給する、 ことを特徴とする請求項5に記載の電源装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8970575B2 (en) 2010-01-18 2015-03-03 Samsung Display Co., Ltd. Power source circuit and liquid crystal display apparatus having the same
CN105765647A (zh) * 2013-11-15 2016-07-13 夏普株式会社 液晶显示装置及其驱动方法

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