JP2001187899A - エアゾール型洗浄剤組成物 - Google Patents

エアゾール型洗浄剤組成物

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JP2001187899A
JP2001187899A JP37451099A JP37451099A JP2001187899A JP 2001187899 A JP2001187899 A JP 2001187899A JP 37451099 A JP37451099 A JP 37451099A JP 37451099 A JP37451099 A JP 37451099A JP 2001187899 A JP2001187899 A JP 2001187899A
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JP
Japan
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aerosol
lpg
dme
surfactant
cleaning composition
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JP37451099A
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Hidetaka Ryu
秀毅 龍
Naoya Kimura
直也 木村
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3M Innovative Properties Co
Original Assignee
3M Innovative Properties Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スプレー時のミスト発生を防止し、スプレー
液の液垂れがなく、余分な拭き取り作業を必要とせず、
さらに噴射口部分にスプレーフォームの付着がないエア
ゾール型洗浄剤組成物を提供する。 【解決手段】 d−リモネン、水及び界面活性剤を含有
する原液と、液化石油ガス(LPG)とジメチルエーテ
ル(DME)の混合物を含むエゾール型洗浄剤組成物で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明はエアゾール型洗浄
剤組成物に関し、さらに詳しくは、台所、浴室、トイ
レ、その他室内に付着した汚れを洗浄するために好適に
用いることができるエアゾール型洗浄剤組成物に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】 台所等の室内においては、調理を行う
際にレンジ周辺部や壁、窓、換気扇に食用油などが付着
し、これが時間の経過と共に徐々に変質し黒色の粘性の
高い汚れとなる。また、台所以外の室内においても、タ
バコの煙などが壁や家具などに付着し、黒ずんだ汚れが
付着することがある。このような汚れに対しては、従来
から、トリガースプレー型洗浄剤やエアゾール型洗浄剤
組成物(特開昭64−69699号公報)が用いられて
いる。
【0003】 トリガースプレー型洗浄剤は水及び界面
活性剤を主成分とするものであるが、ポンプ式のために
ミストが散乱してそれを吸引する可能性が高くなり、ま
た噴射物の液垂れが多く、余分な拭き取り作業が必要に
なるという問題がある。さらに、油汚れ対策のためにア
ルカリ性が強くて手が荒れやすく、付着した油膜を取り
除くために水拭きが必要という問題もある。
【0004】 一方、特開昭64−69699号公報に
記載のエアゾール型洗浄剤組成物は、d−リモネンおよ
び界面活性剤を含有した水性原液と液化石油ガス(LP
G)とからなるものであり、これによれば、噴射物はフ
ォーム状になるものの、スプレー時の跳ね返りが多く、
しかも細かいフォームのミストが散乱するため、それを
吸引する可能性が高いという問題がある。また、スプレ
ー後に噴射物がスプレーボタンにフォーム状で大量に付
着した状態となるため、スプレーする毎にボタンの噴射
口部分を清掃する必要があるという問題もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 従って、本発明は、
上記した従来の課題に鑑みてなされたものであり、その
目的は、スプレー時のミスト発生を防止するとともに、
スプレー液の液垂れがなく、余分な拭き取り作業を必要
とせず、さらに、噴射口部分にスプレーフォームの付着
がないエアゾール型洗浄剤組成物を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】 すなわち、本発明によ
れば、d−リモネン、水及び界面活性剤を含有する原液
と、液化石油ガス(LPG)とジメチルエーテル(DM
E)の混合物を含むことを特徴とするエアゾール型洗浄
剤組成物が提供される。本発明において、LPGとDM
Eの混合物は5〜45重量%含有されていることが好ま
しく、また、混合割合として、LPG/DME(重量
比)が10/90〜90/10であることが好ましい。
界面活性剤としては、ノニオン系界面活性剤が望まし
い。
【0007】
【発明の実施の形態】 以下、本発明を詳しく説明す
る。本発明のエアゾール型洗浄剤組成物は、d−リモネ
ン、水及び界面活性剤を含有する原液と、液化石油ガス
(LPG)とジメチルエーテル(DME)の混合物を含
むものである。
【0008】 d−リモネンは、次式で示される化合物
であり、本発明のエアゾール型洗浄剤組成物の有する洗
浄作用を担う物質である。d−リモネンの配合量は、エ
アゾール型洗浄剤組成物の全体に対して5〜70重量%
が好ましく、10〜60重量%がより好ましい。d−リ
モネンの配合量が5重量%未満の場合には、十分な洗浄
力が得られず、一方70重量%を超える場合にはそれ以
上の洗浄力の向上はなく、コストが高くなる。
【0009】 界面活性剤は、d−リモネンを乳化させ
るとともに、拭き取り性を向上させる作用を有する。こ
のような界面活性剤としては、スルホネート系やホスフ
ェート系などのアニオン系界面活性剤、ノニオン系界面
活性剤、両性界面活性剤、カチオン系界面活性剤を挙げ
ることができる。スルホネート系のアニオン系界面活性
剤としては、例えば、長鎖(C3〜C22)アルキルスル
ホン酸塩など、ホスフェート系のアニオン系界面活性剤
としては、例えば、長鎖モノアルキル、ジアルキル又は
セスキアルキル(C3〜C22)リン酸塩等を挙げること
ができる。ノニオン系界面活性剤としては、例えば、ポ
リオキシエチレン長鎖アルキル(C3〜C22)エーテ
ル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック
ポリマーなどが挙げられる。両性界面活性剤としては、
例えば、アミノ酸型両性界面活性剤、アルキル酢酸ベタ
インなどのベタイン型両性界面活性剤等を挙げることが
できる。さらに、カチオン系界面活性剤としては、例え
ば、脂肪族アミン塩、ベンザルコニウム塩等が挙げられ
る。このうち、ノニオン系界面活性剤が、d−リモネン
に対する乳化安定性、泡立ち性、洗浄後の拭き取り性の
点から好ましい。
【0010】 界面活性剤の配合量は、エアゾール型洗
浄剤組成物の全体に対して0.1〜10重量%が好まし
く、0.5〜5重量%がより好ましい。界面活性剤の配
合量が0.1重量%を下回る場合にはd−リモネンが充
分に乳化されず、一方10重量%を超えると、d−リモ
ネンのそれ以上の乳化効果の向上が見られず、逆に拭き
取り性能が低下する。
【0011】 上記したd−リモネン及び界面活性剤に
水を添加して原液を形成するが、水の配合量は、エアゾ
ール型洗浄剤組成物の全体に対して10〜85重量%が
好ましく、20〜80重量%がより好ましい。水として
は精製水、純水が好ましく用いられるが、これに限られ
るものではない。
【0012】 上記の原液には、さらに任意の成分を添
加することができる。任意成分としては、例えば、低級
アルコール、BHT、研磨剤、殺菌剤、防腐剤、粘度調
節剤、色素、香料などが挙げられる。
【0013】 本発明のエアゾール型洗浄剤組成物は、
上記した原液に、液化石油ガス(LPG)とジメチルエ
ーテル(DME)の混合物(以下、LPG/DME混合
物と称す。)を含ませることにより、作製することがで
きる。エアゾール型洗浄剤組成物におけるLPG/DM
E混合物の配合割合は、5〜45重量%が好ましく、1
0〜40重量%がより好ましい。LPG/DME混合物
の配合割合が45重量%を超えると、噴射物の勢いが強
すぎて飛散量が多くなり実用的でない。一方、LPG/
DME混合物の配合割合が5重量%を下回ると、噴射量
が少なくなり、発泡性が低下する。またそれに伴ってス
プレー噴口部分がフォームで汚れやすくなり、好ましく
ない。
【0014】 また、LPG/DME混合物におけるそ
れぞれの混合割合としては、LPG/DME(重量比)
が10/90〜90/10であることが好ましく、15
/85〜85/15であることがさらに好ましい。上記
のように、LPGにDMEを所定範囲で混合したものを
用いることにより、洗浄部分にフォーム状の噴射物を正
確に一定量噴射することができる。また、スプレー時の
ミスト発生がほとんどないため、薬剤の吸い込みの危険
性を極小にすることができる。さらに、スプレー液の液
垂れがないため、余分な拭き取り作業を必要とせず、し
かも、拭き取り時に仕上げの水拭きをする必要がない。
さらに、エアゾールの噴射口部分にスプレーフォームの
付着がないため、常に良好な状態でスプレーすることが
できる。
【0015】
【実際例】 以下、本発明を実施例に基づいて具体的に
説明する。 (実施例1〜3、比較例1〜2)次に示す組成の原液と
噴射剤を用い、洗浄剤組成物を調製した。 (原液処方) ・d−リモネン 28.5重量% ・ノニオン系界面活性剤 1.5重量% ・イソステアリン酸 0.8重量% ・モルホリン 0.5重量% ・精製水 68.7重量% 上記において、ノニオン系界面活性剤としては、エマレ
ックスSEL−80(商標)(日本エマルジョン製)を
用いた。
【0016】 噴射剤として、LPG単独、DME単独
を用いたほか、LPGとDMEの混合割合(重量比)を
表1のように変化させたものを用いた。なお、原液と噴
射剤の配合割合は、81.9:18.1(重量比)とし
た。
【0017】 次に、上記のように調製された洗浄剤組
成物をエアゾール缶に充填してエアゾール型洗浄剤組成
物を作製した。このエアゾール型洗浄剤組成物を垂直な
ガラス面に15cmの距離からスプレーして噴射物の状
態を確認した。その結果を表1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】 垂直なガラス面に15cmの距離からス
プレーした場合、実施例1〜3、比較例1〜2のいずれ
についても、ガラス面には円形のフォーム状パターンが
形成された。ただし、液垂れに要する時間(フォーム状
物がその位置にそのままの形状で保持される時間)は、
噴射剤の組成によって大きく異なることが判明した。ま
た、ミストの発生やスプレー噴射口の汚れも噴射剤の組
成によって異なることがわかった。表1の結果から明ら
かなように、実施例3の場合が最も良好であったが、L
PG/DME混合物を用いた洗浄剤組成物であれば、L
PG単独やDME単独の洗浄剤組成物に比べて総合的に
良好であった。なお、比較例2の洗浄剤組成物(DME
単独)は液垂れが最も早く起こり、問題であった。因み
に、液垂れに関しては、LPGとDMEの混合割合(重
量比)において、LPGが多めの方が液垂れの少ない処
方となる。ただしスプレーボタンの噴口を汚さず、かつ
泡切れを含めたスプレーフォームの状態が最も良いの
は、LPGとDMEの混合割合においてDMEが多めの
処方であった。
【0020】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明のエアゾ
ール型洗浄剤組成物によれば、洗浄部分にフォーム状の
噴射物を正確に一定量噴射することができるとともに、
スプレー時のミスト発生がほとんどなく、薬剤の吸い込
みの危険性を極小化できるという顕著な効果を奏する。
また、本発明のエアゾール型洗浄剤組成物では、スプレ
ー液の液垂れがほとんどないため、拭き取り作業を必要
とせず、しかも、拭き取り時に仕上げの水拭きをする必
要がないという効果がある。さらに、エアゾールの噴射
口部分にスプレーフォームの付着がないため、常に良好
な状態でスプレーすることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4H003 AB03 AC08 BA20 DA05 DA07 DA08 DA10 DB01 EB13 ED02 ED03 ED29 FA24

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 d−リモネン、水及び界面活性剤を含有
    する原液と、液化石油ガス(LPG)とジメチルエーテ
    ル(DME)の混合物を含むことを特徴とするエアゾー
    ル型洗浄剤組成物。
  2. 【請求項2】 LPGとDMEの混合物が5〜45重量
    %含有されている請求項1記載のエアゾール型洗浄剤組
    成物。
  3. 【請求項3】 LPG/DME(重量比)が、10/9
    0〜90/10である請求項1又は2記載のエアゾール
    型洗浄剤組成物。
  4. 【請求項4】 界面活性剤が、ノニオン系界面活性剤で
    ある請求項1〜3のいずれか1項に記載のエアゾール型
    洗浄剤組成物。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007119707A (ja) * 2005-09-28 2007-05-17 Kimura Soap Industry Co Ltd 排水口洗浄用および洗濯槽洗浄用のエアゾール剤
JP2008253940A (ja) * 2007-04-06 2008-10-23 Mayclean Obutsudan Honpo:Kk 宗教用有体物の表面浄化方法
JP2009203268A (ja) * 2008-02-26 2009-09-10 Yuta Mizutani 洗浄組成物及びその使用方法
JP2009263528A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Niitaka:Kk ガラス用洗浄剤
CN115717095A (zh) * 2022-11-28 2023-02-28 广东红日星实业有限公司 一种清洗剂及其制备方法和应用

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