JP2001187516A - 空気入りタイヤ、加硫用モールド及び隠れ溝形成用ブレード - Google Patents

空気入りタイヤ、加硫用モールド及び隠れ溝形成用ブレード

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JP2001187516A
JP2001187516A JP37550699A JP37550699A JP2001187516A JP 2001187516 A JP2001187516 A JP 2001187516A JP 37550699 A JP37550699 A JP 37550699A JP 37550699 A JP37550699 A JP 37550699A JP 2001187516 A JP2001187516 A JP 2001187516A
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groove
land portion
land
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  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
  • Tires In General (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新品時の操縦安定性を確保しつつ、摩耗後の
走行性能を確保することのできる空気入りタイヤを提供
すること。 【解決手段】 ブロック218の高さ方向中間部に、一
対の幅狭溝部220Aと幅狭連結溝部220Bとから構
成されるコ字形状の隠れ溝220をタイヤ幅方向に沿っ
て直線状に貫通形成する。新品時では、隠れ溝220が
ブロック218の踏面に表れていないため、ブロック2
18は分割されることなく高い剛性が保たれ、ハンドリ
ング性能を低下させることはない。走行によりブロック
218がある程度摩耗すると、一対の幅狭溝部220A
と幅狭連結溝部220Bとで囲まれる部分がブロック2
18から脱落してブロック218の踏面に排水機能を有
する溝222が表れ、摩耗時のウエット性能の低下を抑
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気入りタイヤに係
り、トレッドが摩耗することによって出現する溝を備え
た空気入りタイヤ、その空気入りタイヤを成形する加硫
用モールド及び前記溝を形成するための隠れ溝形成用ブ
レードに関する。
【0002】
【従来の技術】一般の空気入りタイヤには、ウエット性
能を確保するために、多数の溝が形成されている。
【0003】トレッドが摩耗するにしたがってこれら溝
の体積は減少し、排水性が低下する、いわゆるウエット
性能が低下する。
【0004】このようなウエット性能の低下を抑制する
ため、摩耗後半で溝やサイプ(隠れ溝、隠れサイプと呼
ぶ場合がある。)が露出するタイヤが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな隠れ溝を備えたタイヤでは、タイヤの新品時にトレ
ッド内に空隙があるため、トレッド剛性が低下し、新品
時の操縦安定性が悪化する問題がある。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、新品時の操縦
安定性を確保しつつ、摩耗後の走行性能を確保すること
のできる空気入りタイヤ及び、その空気入りタイヤを効
率的に製造できる加硫用モールドを提供することが目的
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、トレッドに複数の陸部を備えた空気入りタイヤであ
って、前記陸部には、タイヤ径方向に沿って延びタイヤ
径方向外側端が陸部内で終端する互いに対向する一対の
幅狭溝を備え、前記一対の幅狭溝は、タイヤ径方向内側
端同士が連結ないし近接していることを特徴としてい
る。
【0008】次に、請求項1に記載の空気入りタイヤの
作用を説明する。
【0009】請求項1に記載の空気入りタイヤは、新品
時では、幅狭溝が陸部内で終端しているため、陸部は分
割されることなく高い剛性が保たれる。このため、タイ
ヤ新品時のハンドリング性能を低下させることはない。
【0010】走行により陸部が摩耗すると、幅狭溝のタ
イヤ径方向外側端部が陸部の踏面に表れる。
【0011】ここで、陸部が摩耗すると、陸部を形成し
ている主溝の容積が減少してウエット性能は低下する方
向となるが、一対の幅狭溝はタイヤ径方向内側端同士が
連結ないし近接しているため、一対の幅狭溝のタイヤ径
方向端部が陸部の踏面に表れると、一対の幅狭溝の間の
部分が脱落し、脱落した部分に溝が形成され、この溝の
排水作用により主溝の容積減に伴うウエット性能の低下
を抑制する。
【0012】なお、陸部が摩耗すると、陸部の高さが低
くなり陸部剛性は新品時よりも高くなるため、溝出現に
よる陸部剛性の低下があっても操縦性が低下することは
無い。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の空気入りタイヤにおいて、前記一対の幅狭溝は、タイ
ヤ幅方向に沿って延びていることを特徴としている。
【0014】次に、請求項2に記載の空気入りタイヤの
作用を説明する。
【0015】請求項2に記載の空気入りタイヤでは、一
対の幅狭溝がタイヤ幅方向に沿って延びているため、陸
部が摩耗して出現する溝の方向はタイヤ幅方向となる。
【0016】このため、ウエット路面走行時の陸部と路
面との間の水は、溝を介してタイヤ周方向に延びる主溝
へと排水される。
【0017】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の空気入りタイヤにおいて、前記一対の幅狭溝は、タイ
ヤ周方向に沿って延びていることを特徴としている。
【0018】次に、請求項3に記載の空気入りタイヤの
作用を説明する。
【0019】請求項3に記載の空気入りタイヤでは、一
対の幅狭溝がタイヤ周方向方向に沿って延びているた
め、陸部が摩耗して出現する溝の方向はタイヤ周方向方
向となる。
【0020】このため、ウエット路面走行時の陸部と路
面との間の水は、溝を介してタイヤ幅方向へ延びる主溝
へと排水される。
【0021】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、
前記幅狭溝は、溝幅が1mm以下であることを特徴として
いる。
【0022】次に、請求項4に記載の空気入りタイヤの
作用を説明する。
【0023】請求項4に記載の空気入りタイヤでは、幅
狭溝の溝幅を1mm以下としたので、新品時の陸部の剛性
を保つことができる。なお、幅狭溝の溝幅が1mmを越え
ると、陸部内に空間が生じ、接地時に変形し易くなり、
操縦性低下、偏摩耗等を生じる虞れがある。
【0024】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請
求項4の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、
一方の幅狭溝と他方の幅狭溝とは、互いの最も遠い側の
溝壁面同士の間隔が3mm〜15mmであることを特徴とし
ている。
【0025】次に、請求項5に記載の空気入りタイヤの
作用を説明する。
【0026】請求項5に記載の空気入りタイヤでは、一
対の幅狭溝の互いの最も遠い側の溝壁面同士の間隔を3
mm〜15mmとしたので、陸部摩耗時に出現する溝の溝幅
が十分に確保され、ウエット路面走行時に十分な排水性
を得ることができる。
【0027】なお、間隔が3mm未満では、十分な排水性
が得られなくなる。一方、間隔が15mmを越えると、陸
部の剛性が低下し過ぎたり、踏面接地面積の減少が生じ
好ましくない。
【0028】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請
求項5の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、
前記一対の幅狭溝は、タイヤ径方向の長さが2mm以上で
あることを特徴としている。
【0029】次に、請求項6に記載の空気入りタイヤの
作用を説明する。
【0030】請求項6に記載の空気入りタイヤでは、一
対の幅狭溝のタイヤ径方向の長さを2mm以上としたの
で、陸部摩耗時に出現する溝の溝深さが十分に確保さ
れ、ウエット路面走行時に十分な排水性を得ることがで
きる。
【0031】なお、一対の幅狭溝のタイヤ径方向の長さ
が2mm未満では、陸部摩耗時に出現する溝の十分な排水
性が得られなくなる。
【0032】請求項7に記載の加硫用モールドは、内周
面に形成されタイヤのトレッド部に陸部を形成するため
の陸部形成用凹部と、前記陸部形成用凹部の側壁面に開
口する孔と、前記孔から前記陸部形成用凹部の内方に突
出可能に設けられ前記陸部に隠れ溝を形成するための隠
れ溝形成用ブレードと、前記隠れ溝形成用ブレードを前
記孔から前記陸部形成凹部に対して出没させる駆動手段
と、を備え、前記隠れ溝形成用ブレードは、前記陸部形
成用凹部の底部側とは反対側の端部同士が連結ないし近
接したタイヤ径方向に沿って延びる互いに対向する一対
の薄肉板状部を備えていることを特徴としている。
【0033】請求項7に記載の加硫用モールドでは、陸
部形成用凹部の壁面に開口する孔から陸部形成用凹部の
内方に隠れ溝形成用ブレードを突出させた状態でタイヤ
の加硫を行う。
【0034】加硫終了後、隠れ溝形成用ブレードを陸部
形成用凹部から引き抜いてタイヤを取り出すと、タイヤ
のトレッド部に隠れ溝が形成される。
【0035】この隠れ溝形成用ブレードは、陸部形成用
凹部の底部側とは反対側の端部同士が連結ないし近接し
たタイヤ径方向に沿って延びる互いに対向する一対の薄
肉板状部を備えているため、隠れ溝形成用ブレードを引
き抜いた後の陸部には、タイヤ径方向内側端同士が連結
ないし近接している一対の幅狭溝が形成されることにな
る。
【0036】この加硫用モールドで成形された空気入り
タイヤは、新品時では、幅狭溝が陸部内で終端している
ため、陸部は分割されることなく高い剛性が保たれる。
このため、タイヤ新品時のハンドリング性能を低下させ
ることはない。
【0037】走行により陸部が摩耗すると、幅狭溝のタ
イヤ径方向外側端部が陸部の踏面に表れる。
【0038】ここで、陸部が摩耗すると、陸部を形成し
ている主溝の容積が減少してウエット性能は低下する方
向となるが、一対の幅狭溝はタイヤ径方向内側端同士が
連結ないし近接しているため、一対の幅狭溝のタイヤ径
方向端部が陸部の踏面に表れると、一対の幅狭溝の間の
部分が脱落し、脱落した部分に溝が形成され、この溝の
排水作用により主溝の容積減に伴うウエット性能の低下
を抑制する。
【0039】なお、陸部が摩耗すると、陸部の高さが低
くなり陸部剛性は新品時よりも高くなるため、溝出現に
よる陸部剛性の低下があっても操縦性が低下することは
無い。
【0040】このように、本発明の加硫用モールドを用
いることにより、新品時の操縦安定性を確保しつつ、摩
耗後の走行性能を確保することのできる空気入りタイヤ
を効率的に成形することができる。
【0041】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の加硫用モールドにおいて、前記隠れ溝形成用ブレード
は、前記陸部形成用凹部の底部に対して平行に移動する
ことを特徴としている。
【0042】請求項8に記載の加硫用モールドでは、隠
れ溝形成用ブレードが陸部形成用凹部の底部(製品タイ
ヤの踏面と対応する部分)に対して平行に移動するの
で、タイヤの陸部に踏面と平行な隠れ溝を形成すること
ができる。
【0043】請求項9に記載のタイヤ加硫方法は、内周
面に形成されタイヤのトレッド部に陸部を形成するため
の陸部形成用凹部と、前記陸部形成用凹部の底部からは
離間して前記陸部形成用凹部の側壁面に開口する孔と、
前記孔から前記陸部形成用凹部の内方に突出可能に設け
られ前記陸部に隠れ溝を形成するための隠れ溝形成用ブ
レードと、前記隠れ溝形成用ブレードを前記孔から前記
陸部形成凹部に対して出没させる駆動手段と、を備え、
前記隠れ溝形成用ブレードは、前記陸部形成用凹部の底
部側とは反対側の端部同士が連結ないし近接したタイヤ
径方向に沿って延びる互いに対向する一対の薄肉板状部
を備えた加硫用モールドを用い、タイヤを加硫する前に
前記隠れ溝形成用ブレードを前記孔から前記陸部形成用
凹部の内方に突出させ、タイヤ加硫終了後に前記隠れ溝
形成用ブレードをタイヤから引き抜くことを特徴として
いる。
【0044】請求項9に記載のタイヤ加硫方法では、先
ず、陸部形成用凹部の壁面に開口する孔から陸部形成用
凹部の内方に隠れ溝形成用ブレードを突出させた状態で
タイヤの加硫を行う。
【0045】加硫終了後、隠れ溝形成用ブレードを陸部
形成用凹部から引き抜いてタイヤを取り出すと、タイヤ
のトレッド部に隠れ溝が形成される。
【0046】隠れ溝形成用ブレードは、陸部形成用凹部
の底部側とは反対側の端部同士が連結ないし近接したタ
イヤ径方向に沿って延びる互いに対向する一対の薄肉板
状部を備えているため、隠れ溝形成用ブレードを引き抜
いた後の陸部には、タイヤ径方向内側端同士が連結ない
し近接している一対の幅狭溝が形成されることになる。
【0047】この加硫用モールドで成形された空気入り
タイヤは、新品時では、幅狭溝が陸部内で終端している
ため、陸部は分割されることなく高い剛性が保たれる。
このため、タイヤ新品時のハンドリング性能を低下させ
ることはない。
【0048】走行により陸部が摩耗すると、幅狭溝のタ
イヤ径方向外側端部が陸部の踏面に表れる。
【0049】ここで、陸部が摩耗すると、陸部を形成し
ている主溝の容積が減少してウエット性能は低下する方
向となるが、一対の幅狭溝はタイヤ径方向内側端同士が
連結ないし近接しているため、一対の幅狭溝のタイヤ径
方向端部が陸部の踏面に表れると、一対の幅狭溝の間の
部分が脱落し、脱落した部分に溝が形成され、この溝の
排水作用により主溝の容積減に伴うウエット性能の低下
を抑制する。
【0050】なお、陸部が摩耗すると、陸部の高さが低
くなり陸部剛性は新品時よりも高くなるため、溝出現に
よる陸部剛性の低下があっても操縦性が低下することは
無い。
【0051】このように、本発明のタイヤ加硫方法で
は、新品時の操縦安定性を確保しつつ、摩耗後の走行性
能を確保することのできる空気入りタイヤを効率的に成
形することができる。
【0052】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載のタイヤ加硫方法において、前記隠れ溝形成用ブレー
ドを陸部形成用凹部の底部に対して平行に移動すること
を特徴としている。
【0053】請求項10に記載のタイヤ加硫方法では、
隠れ溝形成用ブレードを陸部形成用凹部の底部(製品タ
イヤの踏面と対応する部分)に対して平行に移動させる
ので、タイヤの陸部に踏面と平行な隠れ溝を形成するこ
とができる。
【0054】請求項11に記載の発明は、タイヤのトレ
ッド部に陸部を形成するための陸部形成用凹部を備えた
加硫用モールドに用いられる隠れ溝形成用の隠れ溝形成
用ブレードであって、陸部形成用凹部の底部側とは反対
側の端部同士が連結ないし近接したタイヤ径方向に沿っ
て延びる互いに対向する一対の薄肉板状部を備えたこと
を特徴としている。
【0055】次に、請求項11に記載の隠れ溝形成用ブ
レードの作用を説明する。
【0056】請求項11に記載の隠れ溝形成用ブレード
は、タイヤ加硫前に加硫用モールドの陸部形成用凹部の
内方に配置する。そしてタイヤ加硫終了後、隠れ溝形成
用ブレードを引き抜いて加硫用モールドからタイヤを取
り出すと、タイヤのトレッド部に隠れ溝を形成すること
ができる。
【0057】隠れ溝形成用ブレードは、陸部形成用凹部
の底部側とは反対側の端部同士が連結ないし近接したタ
イヤ径方向に沿って延びる互いに対向する一対の薄肉板
状部を備えているため、隠れ溝形成用ブレードを引き抜
いた後の陸部には、タイヤ径方向内側端同士が連結ない
し近接している一対の幅狭溝が形成されることになる。
【0058】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態]本発明の空気
入りタイヤの第1の実施形態を図1乃至図3にしたがっ
て説明する。
【0059】図2に示すように、本実施形態のタイヤ1
1のトレッド11Cには、タイヤ周方向に沿って延びる
周方向主溝214と、この周方向主溝214と交差する
横方向主溝216とによって区画される複数の矩形状の
ブロック218が設けられている。
【0060】図2及び図3に示すように、ブロック21
8には、隠れ溝220が形成されている。
【0061】本実施形態の隠れ溝220は、ブロック2
18の高さ方向中間部をタイヤ幅方向に沿って(踏面と
平行)直線状に貫通している。
【0062】隠れ溝220は、タイヤ幅方向に沿って直
線状に延び、踏面に対して直角で、互いに平行に対向す
る一対の幅狭溝部220Aを備えると共に、これら一対
の幅狭溝部220Aのタイヤ径方向内側端部同士が踏面
と平行とされた幅狭連結溝部220Bで連結されてい
る。このため、隠れ溝220は、長手方向直角断面形状
が略コ字形状を呈している。
【0063】なお、幅狭溝部220A及び幅狭連結溝部
220Bの溝幅は、各々1mm以下であることが好まし
い。
【0064】また、一方の幅狭溝部220Aと他方の幅
狭溝部220Aとの互いの最も遠い側の溝壁面同士の間
隔Tが3mm〜15mmであることが好ましい。
【0065】さらに、幅狭溝部220Aは、タイヤ径方
向の長さhが2mm以上であることが好ましい。
【0066】本実施形態のブロック218は、タイヤ周
方向の長さL1 が30mm、タイヤ幅方向の長さL2 が2
0mm、高さHが9mmである。
【0067】また、幅狭溝部220A及び幅狭連結溝部
220Bの溝幅は、各々0.5mmである。
【0068】また、一方の幅狭溝部220Aと他方の幅
狭溝部220Aとの互いの最も遠い側の溝壁面同士の間
隔Tは5mm、幅狭溝部220Aのタイヤ径方向の長さh
は4mmである。
【0069】また、幅狭溝部220Aのタイヤ径方向外
側端の踏面からの深さDは3mmである。 (作用)次に、本実施形態のタイヤ11の作用を説明す
る。
【0070】このタイヤ11の新品時(図1(A)参
照)では、隠れ溝220がブロック218の踏面に表れ
ていないため、ブロック218は分割されることなく高
い剛性が保たれる。このため、新品時のハンドリング性
能を低下させることはない。
【0071】走行によりブロック218がある程度摩耗
し、図1(B)に示すように幅狭溝部220Aのタイヤ
径方向外側端部が踏面に表れると、一対の幅狭溝部22
0Aと幅狭連結溝部220Bとで囲まれる部分が図1
(C)に示すようにブロック218から脱落してブロッ
ク218の踏面に溝222(溝幅T、溝深さh)が表れ
る。
【0072】この溝222は、ウエット路面走行時に、
ブロック218と路面との間の水を周方向主溝214へ
排水することができる。
【0073】トレッド11Cが摩耗すると、周方向主溝
214及び横方向主溝216の容積が減少してウエット
性能は低下する方向となるが、摩耗途中でブロック21
8の踏面に溝222が表れるので、この溝222の排水
作用により周方向主溝214及び横方向主溝216の容
積減少に伴うウエット性能の低下を抑制する。このた
め、新品時から摩耗末期まで高いウエット性能を維持す
ることができる。
【0074】なお、ブロック218が摩耗すると、ブロ
ック218の高さが低くなりブロック剛性は新品時より
も高くなるため、溝222の出現によるブロック剛性の
低下があっても操縦性が低下することは無い。
【0075】また、溝222が踏面に表れることによ
り、雪上トラクション性能、氷上性能を向上することも
できる。
【0076】なお、幅狭溝部220A及び幅狭連結溝部
220Bの溝幅が1mmを越えると、ブロック218に接
地時にも閉塞しない空間が生じ、接地時に変形し易くな
り、操縦性低下、偏摩耗等を生じる虞れがある。
【0077】ここで、溝222の幅(T)が3mm未満で
は、十分な排水性が得られなくなる。
【0078】一方、溝222の幅(T)が15mmを越え
ると、ブロック剛性が低下し過ぎたり、踏面接地面積の
減少が生じ好ましくない。
【0079】また、溝222が出現した際の溝222の
深さ(h)が2mm未満では、十分な排水性が得られなく
なる。
【0080】上記実施形態では、隠れ溝220がタイヤ
幅方向に直線状に延びており、本発明はこれに限らず、
隠れ溝220はタイヤ周方向に延びていても良く、図4
に示すように湾曲していても良い。 (加硫用モールド)次に、上記タイヤ11を成形する加
硫用モールドの実施形態を図5乃至図10にしたがって
説明する。
【0081】本実施形態の加硫用モールドは、図4に示
すように、湾曲した隠れ溝220を形成するものであ
る。
【0082】図5に示すように、加硫用モールド10
は、タイヤ11の片側を成形する上型12と、タイヤ1
1の他の片側を成形する下型14を備えている。
【0083】なお、この加硫モールド10は、通常の加
硫モールドとはトレッド成形部分のみが異なるため、通
常の加硫モールドと異なる点のみを以下に説明する。な
お、下記説明以外の部分に関しては通常の加硫モールド
と同様の構造であるので詳細な説明は省略する。
【0084】図5に示すように、下型14の外周面に
は、周方向に沿って軸受82が複数形成されている(図
示はしないが上型12も同様に軸受82が複数形成され
ている。)。
【0085】図5乃至図7に示すように、軸受82に
は、下型14の外周面の接線方向に延びる軸84が取り
付けられている。この軸84には、2つの隠れ溝形成用
ブレード保持ギア86が回転自在に支持されている。
【0086】隠れ溝形成用ブレード保持ギア86は、軸
84から半径方向外側へ延びる腕部86Aと、腕部86
Aの先端側に一体的に形成される円弧部86Bを備え、
円弧部86Bの外周側にはギア88が形成されている。
【0087】腕部86Aの中間には、円弧状に形成され
た薄肉の隠れ溝形成用ブレード90が取り付けられてい
る。
【0088】また、円弧部86B及び隠れ溝形成用ブレ
ード90の曲率中心は軸84の回転中心と一致してい
る。
【0089】図5に示すように、2つの隠れ溝形成用ブ
レード保持ギア86は、互いに反対向きに支持されてい
る。
【0090】図7に示すように、上型12及び下型14
には、外周面から陸部形成用凹部22の側壁面へ貫通す
る円弧状の隠れ溝形成用ブレード挿入孔92が形成され
ており、前述した隠れ溝形成用ブレード90は隠れ溝形
成用ブレード挿入孔92に対して出入り自在となってい
る。
【0091】図5に示すように、上型12及び下型14
の軸方向外側には、小移動リング94S及び大移動リン
グ94Lが配置されている(図5では片側のみ図示)。
【0092】小移動リング94Sは、シリンダ96Aに
取り付けられて軸方向に移動可能となっており、大移動
リング94Lは、シリンダ96Bに取り付けられて軸方
向に移動可能となっている。
【0093】小移動リング94S及び大移動リング94
Lには、各々軸方向に沿って延びるラック98が取り付
けられている。
【0094】小移動リング94Sに取り付けられたラッ
ク98は、図5の矢印L方向側の隠れ溝形成用ブレード
保持ギア86のギア88にかみ合っており、大移動リン
グ94Lに取り付けられたラック98は、図5の矢印R
方向側の隠れ溝形成用ブレード保持ギア86のギア88
にかみ合っている。
【0095】次に、本実施例の作用を説明する。
【0096】先ず、加硫用モールド10に生タイヤを装
填する前に、図7に示すように2つの隠れ溝形成用ブレ
ード90の先端同士を接触させておく。
【0097】次に、生タイヤを上型12と下型14との
間に配置して閉じ、生タイヤの内方に配置したブラダー
(図示せず)に加熱流体を供給して膨張させ、上型12
及び下型14を加熱する。
【0098】ブラダーが膨張すると、ブラダーが生タイ
ヤを内側から押圧し、生タイヤの外面のゴム99が上型
12及び下型14の内面に密着する(図8参照)。
【0099】所定時間が経過して加硫が終了した後、小
移動リング94Sと大移動リング94Lとを互いに逆方
向に移動し(図5の矢印方向)、図9に示すように隠れ
溝形成用ブレード90を陸部形成用凹部22から引き抜
き、その後、上型12と下型14とを分離して加硫の終
了したタイヤ11を外す(図10参照)。
【0100】タイヤ11のトレッド11Cのブロック2
18には、図4に示すように、踏面には露出しない円弧
状に延びる隠れ溝220が形成される。
【0101】次に、加硫用モールドの他の実施形態を図
11及び図12にしたがって説明する。なお、前述した
実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省
略する。
【0102】図11に示すように、上型12及び下型1
4の軸方向両側部には、略コ字状の孔116が周方向に
複数形成されている。
【0103】図12に示すように、この孔116は、タ
イヤ幅方向(矢印W方向)に沿って直線状に貫通形成さ
れており、タイヤ11のブロック218を形成するため
の陸部形成用凹部22の側壁面に開口している。
【0104】上型12及び下型14の軸方向両側部に
は、各々リング状の隠れ溝形成用ブレード保持板118
が配置されており、隠れ溝形成用ブレード保持板118
には、孔116に出入り可能とされた軸方向に沿って直
線状に延びる隠れ溝形成用ブレード120が複数取り付
けられている。
【0105】隠れ溝形成用ブレード120は、金属板を
プレス成形等して作製されており、隠れ溝220を形成
するため長手方向直角断面が略コ字形状を呈している。
【0106】この隠れ溝形成用ブレード保持板118
は、シリンダ122によって軸方向に移動可能となって
いる。
【0107】本実施形態では、図12に示すように隠れ
溝形成用ブレード120を陸部形成用凹部22内に進入
させた状態でタイヤ11を加硫し、加硫後に隠れ溝形成
用ブレード120を引き抜いてタイヤ11を取り出す。
【0108】これにより、タイヤ11のブロック218
に、図3に示すようなタイヤ幅方向(矢印W方向)に沿
って直線状に延びる隠れ溝220を形成することができ
る。
【0109】なお、上記実施形態では、隠れ溝220の
断面形状及び隠れ溝形成用ブレード120の断面形状が
各々略コ字形状であり、一つのブロック218に1個の
隠れ溝220が形成されていたが、本発明はこれに限ら
ず、図13及び図14に示すような他の断面形状であっ
ても良いく、一つのブロック218に複数形成されてい
ても良い。
【0110】また、少なくとも、隠れ溝220の幅狭溝
部220Aが踏面に露出した際に、一対の幅狭溝部22
0Aで挟まれる部分が脱落すれば良く、幅狭溝部220
Aの下端部(半径方向内側端部)同士は、必ずしも溝で
連結されていなくても良く、図15及び図16に示すよ
うに、下端部同士が互いに接近して、走行により下端部
間のゴム部分が切断されれば良い。 (試験例)本発明の効果を確かめるために、本発明の適
用された実施例のタイヤ、比較例のタイヤ及び従来例の
タイヤを用意し、ドライ路面での操縦安定性試験とウエ
ット路面での操縦安定性試験とを実施した。
【0111】なお、何れのタイヤもタイヤサイズは21
5/60R15である。
【0112】これらの試験タイヤは、前述した実施形態
のタイヤと同寸法のブロック(20mm×30mm×9mm)
をトレッドに備えている。
【0113】ここで、実施例のタイヤとは、ブロックに
隠れ溝を備える前述した実施形態のタイヤ(図1〜図3
参照)であり、比較例のタイヤは、図17に示すよう
に、ブロック218にタイヤ半径方向の寸法hが4mm
(D=3mm)、幅Tが5mmのタイヤ幅方向に貫通する角
孔300の形成されたタイヤであり、従来例のタイヤ
は、ブロックに溝が一切形成されていないタイヤであ
る。
【0114】ドライ路面での操縦安定性試験は、試験タ
イヤの装着された乗用車をテストドライバーが乾燥した
テストコースにて走行させ、フィーリング評価を行っ
た。
【0115】一方、ウエット路面での操縦安定性試験
は、ブロックを3mm摩耗させた後(即ち、実施例及び比
較例のタイヤではブロック中央に溝が出現した時)のタ
イヤの装着された乗用車をテストドライバーが水深2mm
のテストコースにて走行させ、フィーリング評価を行っ
た。
【0116】操縦安定性試験の評価は以下の表1に記載
した通りである。評価は、何れも試験も従来例の新品時
を0点とし、+5点が最も良く、マイナス5点が最も悪
いことを示している。
【0117】
【表1】
【0118】上記試験の結果が示す通り、本発明の適用
された実施例のタイヤは、溝の形成されていないブロッ
クを備えた従来例のタイヤと同等のドライ操縦安定性を
有し、ウエット路面走行では従来例のタイヤよりも操縦
安定性が向上しているのが分かる。
【0119】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の空気入り
タイヤは上記の構成としたので、新品時の操縦安定性を
確保しつつ、摩耗後の走行性能、特に、ウエット性能を
確保することができる、という優れた効果を有する。
【0120】本発明の加硫用モールドは上記の構成とし
たので、新品時の操縦安定性を確保しつつ、摩耗後の走
行性能、特に、ウエット性能を確保できる空気入りタイ
ヤを効率的に製造できる、という優れた効果を有する。
【0121】また、本発明の隠れ溝形成用ブレードは上
記の構成としたので、空気入りタイヤのブロックに、摩
耗時に表れる溝を形成するための隠れ溝を容易に形成で
きる、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)乃至(C)は、本発明の第1の実施形態
に係る空気入りタイヤのブロックの摩耗過程を示す説明
図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る空気入りタイヤ
のトレッドの平面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る空気入りタイヤ
の新品時のブロックの斜視図である。
【図4】他の実施形態に係る空気入りタイヤの隠れ溝の
形成されたブロックの斜視図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る加硫用モールドの一
部を示す斜視図である。
【図6】加硫用モールドの隠れ溝形成用ブレード保持ギ
ア近傍の一部断面図である。
【図7】隠れ溝形成用ブレード保持ギアの初期状態を示
す説明図である。
【図8】加硫時の隠れ溝形成用ブレード保持ギアの状態
を示す説明図である。
【図9】隠れ溝形成用ブレードを抜いた状態の隠れ溝形
成用ブレード保持ギアを示す説明図である。
【図10】タイヤを取り出す状態を示す説明図である。
【図11】本発明の他の実施形態に係る加硫用モールド
の斜視図である。
【図12】本発明の他の実施形態に係る加硫用モールド
の要部の断面図である。
【図13】本発明の更に他の実施形態に係る空気入りタ
イヤのブロックの側面図である。
【図14】本発明の更に他の実施形態に係る空気入りタ
イヤのブロックの側面図である。
【図15】本発明の更に他の実施形態に係る空気入りタ
イヤのブロックの側面図である。
【図16】本発明の更に他の実施形態に係る空気入りタ
イヤのブロックの側面図である。
【図17】本発明の更に他の実施形態に係る空気入りタ
イヤのブロックの側面図である。
【符号の説明】
10 加硫用モールド 11 タイヤ 11C トレッド部 22 陸部形成用凹部 82 軸受(駆動手段) 84 軸(駆動手段) 86 保持ギア(駆動手段) 90 隠れ溝形成用ブレード 92 隠れ溝形成用ブレード挿入孔(孔) 94S 小移動リング(駆動手段) 94L 大移動リング(駆動手段) 96A シリンダ(駆動手段) 96B シリンダ(駆動手段) 98 ラック(駆動手段) 116 孔 118 隠れ溝形成用ブレード保持板(駆動手段) 120 隠れ溝形成用ブレード(凹部形成部材) 122 シリンダ(駆動手段) 128 孔 218 ブロック(陸部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29K 21:00 B29K 105:24 105:24 B29L 30:00 B29L 30:00 B60C 11/04 E

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレッドに複数の陸部を備えた空気入り
    タイヤであって、 前記陸部には、タイヤ径方向に沿って延びタイヤ径方向
    外側端が陸部内で終端する互いに対向する一対の幅狭溝
    を備え、 前記一対の幅狭溝は、タイヤ径方向内側端同士が連結な
    いし近接していることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 【請求項2】 前記一対の幅狭溝は、タイヤ幅方向に沿
    って延びていることを特徴とする請求項1に記載の空気
    入りタイヤ。
  3. 【請求項3】 前記一対の幅狭溝は、タイヤ周方向に沿
    って延びていることを特徴とする請求項1に記載の空気
    入りタイヤ。
  4. 【請求項4】 前記幅狭溝は、溝幅が1mm以下であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記
    載の空気入りタイヤ。
  5. 【請求項5】 一方の幅狭溝と他方の幅狭溝とは、互い
    の最も遠い側の溝壁面同士の間隔が3mm〜15mmである
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に
    記載の空気入りタイヤ。
  6. 【請求項6】 前記一対の幅狭溝は、タイヤ径方向の長
    さが2mm以上であることを特徴とする請求項1乃至請求
    項5の何れか1項に記載の空気入りタイヤ。
  7. 【請求項7】 内周面に形成されタイヤのトレッド部に
    陸部を形成するための陸部形成用凹部と、 前記陸部形成用凹部の底部からは離間して前記陸部形成
    用凹部の側壁面に開口する孔と、 前記孔から前記陸部形成用凹部の内方に突出可能に設け
    られ前記陸部に隠れ溝を形成するための隠れ溝形成用ブ
    レードと、 前記隠れ溝形成用ブレードを前記孔から前記陸部形成凹
    部に対して出没させる駆動手段と、 を備え、 前記隠れ溝形成用ブレードは、前記陸部形成用凹部の底
    部側とは反対側の端部同士が連結ないし近接したタイヤ
    径方向に沿って延びる互いに対向する一対の薄肉板状部
    を備えていることを特徴とする加硫用モールド。
  8. 【請求項8】 前記隠れ溝形成用ブレードは、前記陸部
    形成用凹部の底部に対して平行に移動することを特徴と
    する請求項7に記載の加硫用モールド。
  9. 【請求項9】 内周面に形成されタイヤのトレッド部に
    陸部を形成するための陸部形成用凹部と、前記陸部形成
    用凹部の底部からは離間して前記陸部形成用凹部の側壁
    面に開口する孔と、前記孔から前記陸部形成用凹部の内
    方に突出可能に設けられ前記陸部に隠れ溝を形成するた
    めの隠れ溝形成用ブレードと、前記隠れ溝形成用ブレー
    ドを前記孔から前記陸部形成凹部に対して出没させる駆
    動手段と、を備え、前記隠れ溝形成用ブレードは、前記
    陸部形成用凹部の底部側とは反対側の端部同士が連結な
    いし近接したタイヤ径方向に沿って延びる互いに対向す
    る一対の薄肉板状部を備えた加硫用モールドを用い、タ
    イヤを加硫する前に前記隠れ溝形成用ブレードを前記孔
    から前記陸部形成用凹部の内方に突出させ、タイヤ加硫
    終了後に前記隠れ溝形成用ブレードをタイヤから引き抜
    くことを特徴とするタイヤ加硫方法。
  10. 【請求項10】 前記隠れ溝形成用ブレードを陸部形成
    用凹部の底部に対して平行に移動することを特徴とする
    請求項9に記載のタイヤ加硫方法。
  11. 【請求項11】 タイヤのトレッド部に陸部を形成する
    ための陸部形成用凹部を備えた加硫用モールドに用いら
    れる隠れ溝形成用の隠れ溝形成用ブレードであって、 陸部形成用凹部の底部側とは反対側の端部同士が連結な
    いし近接したタイヤ径方向に沿って延びる互いに対向す
    る一対の薄肉板状部を備えたことを特徴とする隠れ溝形
    成用ブレード。
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