JP2001187148A - 膨張性の膜を備えた注入カテーテル - Google Patents

膨張性の膜を備えた注入カテーテル

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サムソン ジーン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】耐ねじれ性の膜アセンブリを備えたカテーテル
を提供する。 【解決手段】 a)外側ポリマー被膜、および外側ポリ
マー被膜の内側の超弾性合金リボン編組み部材を有する
外側チューブアセンブリと、b)外側チューブアセンブ
リ内で外側チューブアセンブリから間隔を置いて配置さ
れ、外側チューブアセンブリと内側チューブアセンブリ
との間に環状空間を形成する、内側チューブアセンブリ
と、c)外側方向に膨張性の膜を有する膜アセンブリで
あって、外側チューブアセンブリの遠位にあり、そして
内側チューブアセンブリの遠位端と遠位で結合し、外側
チューブアセンブリと内側チューブアセンブリとの間の
環状空間と流体的に連通している膨張性の空洞を形成す
る膜アセンブリとを備えたカテーテル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外科用器具(surgi
cal device)に関する。特に、本発明は、カテーテルシ
ャフトの遠位端に位置する膨張性の膜あるいはバルーン
を有する潅流カテーテルに関する。シャフトは、膨張性
の膜を膨張および収縮させる開口環によって分離されて
いる外側チューブアセンブリおよび内側チューブアセン
ブリからなる。外側チューブアセンブリは、少なくとも
1つのポリマー層および超弾性編組みからなる。内側チ
ューブアセンブリは、ポリマーチューブの1つあるいは
それ以上の層からなり、最も内側の層は好ましくは高潤
滑性ポリマーである。外側チューブアセンブリはカテー
テルの輪郭の最小化を可能にし、さらに、内側チューブ
アセンブリに対する顕著な耐ねじれ性も提供する。
【0002】
【従来の技術】本発明は、概して、遠位先端に膨張性の
膜あるいはバルーンを有するカテーテルに関する。カテ
ーテルは2つの管腔を有するように構成される。1つの
管腔は、ガイドワイヤ、あるいは薬物、脈管閉塞材料ま
たは血管閉塞器具の導入のための中央管腔である。他方
の管腔は、内部管腔と同軸であり、遠位膨張性膜を膨張
あるいは収縮させる目的のみに用いられる。この器具は
非常に細い全体直径を有するように設計され、好ましく
は、膜として伸展性バルーンを用いて構成される。すな
わち、本発明のカテーテルの遠位に位置するバルーンセ
クションは、膨張性膜の近傍のカテーテルシャフトと同
じ外径を有し、膨張されると、器具の直径の4倍あるい
は5倍まで拡張する。器具の構成が非常に細いことによ
って、従来のカテーテルが適しない身体の領域でも用い
られ得る。すなわち、本発明のカテーテルは、脳および
末梢の血管系ならびに肝臓などの軟器官でも用いられ得
る。カテーテルは、患者に余分な苦痛を与えずに様々な
尿生殖器通路において用いられ得るに十分な非常に小さ
い直径を有している。また、本発明のカテーテルの外側
チューブアセンブリ内に超弾性合金編組みを用いること
も本発明の中核を成す。この超弾性合金編組みは、その
編組みが配置されるチューブアセンブリに対してのみな
らず、驚くべきことに耐ねじれ性について別の手段を必
ずしも有さない内側チューブアセンブリに対しても、非
常に高い耐ねじれ性を提供する。
【0003】同軸構造を有するカテーテルが公知であ
る。それらの多くは、経皮経管腔血管形成術(PTA)
などの手順において用いられる。しかし、そのような手
順においては、バルーンは非伸展性である。すなわち、
バルーンは、その製造時に設定された特別なサイズを有
している。バルーン自体は、それを通って配置されるガ
イドカテーテルを介して、かつ、処置部位を形成する様
々な血管管腔を介して折り畳まれるかあるいはしぼみ、
操作が困難な多少大きく剛性の領域になる。そのような
手順において、代表的には前もって形状が定められてい
る遠位先端を有するガイドカテーテルが患者の血管系に
導入される。代表的には、カテーテルは、大腿骨動脈の
導入部位から大動脈に前進させられる。カテーテル先端
が大動脈に到達すると、所望の冠状動脈口にそのガイド
カテーテルの前もって形状が定められた遠位端部を曲げ
るように、その遠位端からねじられるか、あるいは「ト
ルク」される。次いで、膨張カテーテルの遠位最先端部
のバルーンが処置されるべき領域を横切って延びるま
で、バルーンを有するカテーテルはガイドカテーテルを
通って前進し、その遠位先端から出る。次いで、しばし
ば比較的高圧で放射線不透過性液体の使用によって、バ
ルーンのサイズによって指定された所定のサイズにバル
ーンが膨張される。この手順が完了すると、次いでバル
ーンが収縮され、膨張カテーテルが取り除かれ得、その
後、血流がこのように処理された動脈を通じて取り除か
れる。
【0004】別の手順においては、代表的には、PTA
手順において用いられるカテーテルよりも多少小さい直
径の、バルーンを有するカテーテルが用いられる。一般
的な意味では、ガイドカテーテルはまずその遠位端が処
置されるべきあるいは診断されるべき部位の近傍になる
ように配置されるので、手順は同様であると考えられ得
る。次いで、バルーンカテーテルは、ガイドカテーテル
の管腔を通じてその部位に配置される。バルーンを有す
るカテーテルは、次いで、おそらくは既存の中心管腔を
通じて延びるガイドワイアと共に、ガイドカテーテルの
遠位側から処置部位あるいは診断部位に延び得る。次い
で、バルーンは膨張し、そして手順が完了すると、バル
ーンは収縮され、体内から取り出される。いくつかの例
においては、バルーンは、代表的なPTAバルーンにお
いて見出される固定された直径の形態ではなく、伸展性
であり得る。
【0005】軟器官によってしばしば取り囲まれる曲が
りくねった血管系を有する身体の様々な領域における実
行可能な代替例として介入放射線学およびその実行間近
の介入神経放射線学が出現したことによって、PTAで
用いられる器具上に配置されないカテーテル法装置に対
する要求が生じた。有意により小さい直径を有する器
具、特に変動する可撓性を有し、ねじれに抵抗し得る器
具に対する要望は非常に大きい。
【0006】Corneliusらによる米国特許第5,338,295号
は、ステンレス鋼材料の管状編組みによって形成された
シャフトを有する膨張バルーンカテーテルを記載してい
る。近位外側チューブセクションは、ポリイミド材料中
に入れられている。バルーンを形成する遠位外側チュー
ブセクションは、ポリエチレンなどのポリマー材料から
なる。
【0007】別の類似の器具は、Ainsworthらによる米
国特許第5,451,209号に示されている。Ainsworthらは、
脈管内カテーテルにおいて有用な複合管状エレメントを
記載している。特に、固定されたワイヤ膨張カテーテル
のエレメントとして、あるいはガイドカテーテルまたは
血管造影カテーテルにおいて有用であると言われてい
る。器具の構成は、比較的高い融点を有する高強度強化
ファイバ中の比較的低い融点を有するポリマーマトリッ
クス材料(例えば、ファイバあるいは粉末)の混合物か
らなる条(strand)を編組みすることによって形成され
る。ファイバは織られて管状エレメントになり、得られ
る編組み管状エレメントは加熱されてマトリックス材料
を溶融し、それによってマトリックス材料を高融点強化
ファイバの周りに流すことを可能にする。この手順によ
ってマトリックスが形成される。次いで、熱可塑性ジャ
ケットあるいはコーティングが、このように生成された
編組み管状エレメントの外面上に押し出されるか、ある
いは塗布される。
【0008】DeMelloによる米国特許第5,429,597号は、
耐ねじれ性であると言われているバルーンカテーテルを
教示している。概して、このカテーテルは、固定されて
いない取り外し可能なコアワイヤ中の「交叉して織られ
たマルチフィラ(CWMF)コイル」を覆う外側ポリマ
ー被覆からなるように見える。CWMFコイルは、カテ
ーテルの使用時にトルク伝達を提供するように逆方向に
織られている一対のらせん状コイルである。これらは、
CWMF材料を織って編組みにすることを示唆している
ようには見えない。SciMed Medical Systemsに譲渡され
た、Prayら(WO93-20881)によるPCT出願は、ポリマ
ー材料およびステンレス鋼編組みチューブの複合体であ
る近位セクションを備えたシャフトを有する膨張カテー
テルを示唆している。カテーテルの遠位セクションは、
可撓性のポリマーチューブからなる。記載された器具の
1つの実施の形態において、シャフトの近位セクション
の編組み織りは、遠位方向に向かうに従って増加する、
変動するピックカウントを有する。これは増大する遠位
の可撓性を提供する。
【0009】Hannnamらによる公開された英国特許出願
GB-2,233,562Aは、可撓性の中空の内側シャフトおよ
びバルーンを備えた外側編組みシャフトを有するバルー
ンカテーテルを示す。バルーンは、内側シャフトと外側
シャフトとの間に導入された流体を用いて膨張される。
内側シャフトは外側シャフトに対して両端で固定され、
その結果、バルーンが膨張すると外側シャフトが短くな
る。内側シャフトの過剰な長さは、内側シャフトをコイ
ル様形状に折り曲げるプロセスによって外側シャフト管
腔内に収納される。編組みは、代表的にはポリエステル
フロスの織物からなると述べられている。外側シャフト
の全長を延ばすが、明らかにバルーンの近傍における変
動するピックライトを供え得ると述べられている。バル
ーンは編組み層と同じ材料からなり、そして可撓性の弾
性ポリウレタン被覆を有する。
【0010】Burnsによる米国特許第5,032,113号および
第5,476,477号は、本質的に同軸である器具の領域を有
する部分的に同軸のカテーテルを示している。最も内側
の管腔は、ガイドワイヤの通過のために用いられる。外
側の環状管腔はバルーンを膨張させるために用いられ、
それによって外側環状管腔とバルーンとは水力学的に連
通している。外側環状管腔はまた、内部管腔とも水力学
的に連通している。様々な流れ減少手段が、カテーテル
の中間にあり、バルーン自体の中および外部で特定の制
御された速度で流体の通過を可能にする。
【0011】米国特許第5,460,607号は、内側チューブ
と外側チューブとの間の環状空間に従来のバルーンが開
放されている別の同軸カテーテルを示している。開示さ
れた器具の1つの変形例は、ポリウレタンなどの材料か
らなるバルーンを備えていると述べられている(カラム
12)。その変形例において、内側チューブ130は、
剛性チューブ、金属ばね強化チューブ、高品質ステンレ
ス鋼チューブなどからなることが述べられている。
【0012】Lodinらによる米国特許第5,460,608号は、
外側チューブシャフトおよび内側チューブシャフトを有
するバルーンカテーテルを示す。このバルーンカテーテ
ルでは、内側シャフトが使用時の「しぼみあるいは破
壊」を防ぐように構成されている。太い末梢血管のPT
Aにおいて用いられる膨張カテーテルであることが述べ
られている。内側チューブでは、強化コイルの使用によ
り強化されている。さらに、バルーンは、好ましくはポ
リエチレンテレフタレートからなることが述べられてい
る。
【0013】Crockerらによる米国特許第5,470,313号
は、2つのアセンブリ間に領域を形成するように部分的
に分離された内部チューブアセンブリおよび外側チュー
ブアセンブリを備えたバルーンカテーテルの別の変形例
を示している。この器具と関連して記載されたバルーン
は一般的には伸展性ではないが、膨張されるとそれらが
可変直径を有するように設計されている。これは、バル
ーンの周囲の様々な部位にバンドを配置することによっ
て行われる。
【0014】Bagaoisanらによる米国特許第5,480,383号
は、内側管状部材および外側管状部材を有し、内側管状
部材の近位部が疑似弾性合金から形成されているバルー
ンカテーテルに関する。このセクションは管状であるよ
うに見える。
【0015】Martinらの米国特許5,480,380号は、カテ
ーテル内に配置された材料を、選択された処理領域に潅
流させることを可能にするオリフィスを内部管腔および
外部管腔が備えた、デュアル管腔カテーテルを示してい
る。
【0016】上記で論じた文献中の器具のいずれも、本
明細書で特定した構成を有するカテーテルを記載してい
ない。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、a)近位端、
遠位端、該近位端から該遠位端に延びる軸、上記近位端
から上記遠位端に延びる外側ポリマー被膜、およびこの
外側ポリマー被膜の内側の超弾性合金リボン編組み部材
を有する外側チューブアセンブリと、b)近位端および
遠位端を有する内側チューブアセンブリであって、この
内側チューブアセンブリの上記近位端から上記遠位端に
延びる管腔を有し、上記内側チューブアセンブリは上記
外側チューブアセンブリ内でこの外側チューブアセンブ
リから間隔を置いて配置され、上記外側チューブアセン
ブリと上記内側チューブアセンブリとの間に環状空間を
形成する、内側チューブアセンブリと、c)近位端、遠
位端、および外側方向に膨張性の膜を有する膜アセンブ
リであって、この膨張性の膜は上記外側チューブアセン
ブリの遠位にあり、そして該内側チューブアセンブリの
上記遠位端と遠位で結合し、上記外側チューブアセンブ
リと上記内側チューブアセンブリとの間の環状空間と流
体的に連通している膨張性の空洞を形成する、膜アセン
ブリとを備えた、カテーテルを提供する。
【0018】好ましい実施の形態において、上記外側チ
ューブアセンブリは、上記超弾性合金リボン編組み部材
の内部に配置された内側ポリマーチューブ部材をさらに
備える。
【0019】好ましい実施の形態において、上記内側チ
ューブアセンブリは、外側ポリマーチューブ部材および
潤滑性内側ポリマーチューブ部材を備える。
【0020】好ましい実施の形態において、上記超弾性
合金リボン編組み部材は、上記外側チューブアセンブリ
の遠位端を超えて、上記内側ポリマーチューブアセンブ
リの遠位端まで延びる。
【0021】好ましい実施の形態において、上記外側チ
ューブアセンブリは、上記超弾性合金リボン編組み部材
の内部に配置された内側ポリマーチューブ部材をさらに
備え、そして上記超弾性合金リボン編組み部材および上
記内側ポリマーチューブ材料の両方が、上記外側チュー
ブアセンブリの遠位端を超えて上記内側ポリマーチュー
ブアセンブリの遠位端まで延び、そしてここで上記内側
ポリマーチューブ部材は、上記外側チューブアセンブリ
と上記内側チューブアセンブリとの間の環状空間と流体
連通している上記膨張性空洞の間のチューブ壁を通じる
流体連通を可能にするための少なくとも1つのオリフィ
スを備えたチューブ壁を有する。
【0022】好ましい実施の形態において、前記超弾性
合金リボン編組み部材は上記膜アセンブリの近位端で終
わり、そして上記内側ポリマーチューブアセンブリは、
らせん状コイルおよび編組みから選択される補強部材を
さらに含み、上記補強部材は上記膜アセンブリの遠位端
から、少なくとも上記膜アセンブリの近位端に近位方向
に延びている。
【0023】好ましい実施の形態において、上記補強部
材は、上記膜アセンブリの上記遠位端から上記膜アセン
ブリの基端点まで近位方向に延びる。
【0024】好ましい実施の形態において、上記補強部
材は、上記外側ポリマーチューブ部材と、上記内側チュ
ーブアセンブリの上記潤滑性内側ポリマーチューブ部材
との間に存在する。
【0025】好ましい実施の形態において、上記外側チ
ューブアセンブリの上記外側ポリマー被覆は、異なる剛
直性の少なくとも2つのセクションを備える。
【0026】好ましい実施の形態において、上記外側チ
ューブアセンブリの上記外側ポリマー被覆は、比較的低
い可撓性の近位セクションと、比較的高い可撓性の遠位
セクションと、上記近位セクションと上記遠位セクショ
ンとの中間の可撓性を有する中間セクションとを備え
る。
【0027】好ましい実施の形態において、上記外側チ
ューブアセンブリの上記外側ポリマー被覆がポリウレタ
ンを含む。
【0028】好ましい実施の形態において、上記外側チ
ューブアセンブリの上記内側ポリマーチューブ部材が潤
滑性ポリマーを含む。
【0029】好ましい実施の形態において、上記外側チ
ューブアセンブリの上記内側ポリマーチューブ部材がポ
リフルオロカーボンを含む。
【0030】好ましい実施の形態において、上記内側チ
ューブアセンブリの上記内側ポリマーチューブ部材がポ
リフルオロカーボンを含む。
【0031】本発明は、ヒト体内のいくつかの管腔に挿
入するために用いられるカテーテルに関する。一般に、
このカテーテルは、ねじれを呈さない高い可撓性が特徴
として所望される血管管腔において用いられる。そのよ
うな管腔は、通常は、脳、肝臓および身体の特定の末梢
領域において見出される。しかし、尿生殖器系において
見出され得るその他の管腔の処置にも適している。
【0032】本発明のカテーテルの物理的構造は、特定
の環状空間によって分離されている内側チューブアセン
ブリおよび外側チューブアセンブリを含む。外側チュー
ブ部材の遠位端には、代表的にはプラスチックあるいは
伸展性バルーンの形態である膨張性の膜が見出され得
る。望ましくは、膨張していないバルーンの直径は、バ
ルーン領域に隣接するカテーテルシャフトの外面の直径
と同じである。内側チューブアセンブリは、近位端から
遠位端を通じて開口している。2つのチューブアセンブ
リの間の環状空間は内側管腔と流体的に連通せず、そし
て膨張可能な遠位の膜を膨張および収縮させるためのみ
に用いられる。本発明の中核をなすのは、いくつかの方
法で外側チューブアセンブリに一体化される超弾性リボ
ン編組みの使用である。このリボン編組みを有する外側
チューブアセンブリは、アセンブリの外側およびその一
部であるアセンブリの内側の両方のねじれを防止する部
材として作用する。
【0033】本発明の1つの変形例においては、編組み
は、膨張性の膜内部のまさに基端点まで延びる。次い
で、内側補強材が内側チューブアセンブリに導入され、
カテーテルアセンブリ全体に総剛直性を提供する。
【0034】編組み自体は、編組みを膨張性の膜内側空
間を通じて延ばすことによって、カテーテルアセンブリ
全体における補強材としても用いられ得る。この変形例
においては、膨張流体は、編組み構造の間隙を通じてチ
ューブアセンブリ間の環状空間からバルーン自体に流れ
る。
【0035】最も望ましくは、カテーテルは、内側チュ
ーブアセンブリ上の潤滑性ポリマーチューブの内側層を
有している。この内側潤滑性層は、遠位先端部まで延び
得る。
【0036】本発明のカテーテルアセンブリで用いられ
るバルーン膜は、エラストマー性であり、従って、半径
方向に伸展性であり、代表的にはポリエチレンあるいは
PETバルーンの使用によって試みられない様々な機能
を提供し得る。このバルーン膜は非伸展性バルーンであ
ってもよい。しかし、非伸展性バルーンが用いられる場
合、カテーテルアセンブリは、文字通りにも表象的にも
その可撓性の一部を失う。
【0037】バルーン構造全体が、バルーンの最近位部
分が最も堅く、中間セクションはより可撓性であり、そ
して遠位セクションが最も可撓性が高くなるように適合
させられることが非常に望ましい。所望により、中間の
可撓性を有する領域の数はより多くてもより少なくとも
よい。
【0038】最後に、ポリウレタンのような溶融可能で
ありかつ流動可能なポリマーが、超弾性合金編組みに浸
透し、そして外側チューブアセンブリの任意の内側層に
対してある程度の結合を提供することが非常に望まし
い。これによって、もともとそれら自体が潤滑性であ
り、さらに、より潤滑性のポリマーとの結合を支持し得
る壁を有する、超薄壁カテーテルアセンブリが提供され
る。
【0039】本発明のバルーンカテーテルの概念は、非
常に遠位の血管系において使用し易い、非常に可撓性が
高く非常に伸展性の高いバルーンカテーテルの提供であ
る。このカテーテルは、高い可撓性を有しているという
事実にもかかわらず、特に、バルーンのまさに基端領域
において、ねじれ性に対して極めて耐性を有しているよ
うに設計される。
【0040】
【発明の実施の形態】図1のAは、本発明に従って作製
されたカテーテルアセンブリ(100)の代表的な構成
の側面図である。カテーテルアセンブリ(100)は、
異なる可撓性を有する様々な領域を例示する目的にのみ
示されている。図1のAに関連して示される実施例にお
いて、カテーテルアセンブリ(100)のより遠位にあ
るセクション(105)は、近位セクション(102)
よりも可撓性が高い。中間の剛直性を有する領域(10
4)も図示されている。そのような堅さおよびそれらの
長さを提供する方法は、以下でより詳細に論じられる。
しかし、本発明が異なる可撓性の特に2つあるいは3つ
の領域を備えた作動シャフトを有するカテーテルに限定
されないことが理解されるべきである。すなわち、カテ
ーテルアセンブリ(100)の作動シャフトの全長は単
一の可撓性を有しても、3つ以上の異なる可撓性を有し
ても、あるいは本明細書において記載されていない広汎
な種々の方法で実際に変化してもよい。例えば、カテー
テルアセンブリ(100)の可撓性は、遠位端に対する
近さの関数として変化し得る。軟器官(例えば、肝臓あ
るいは脳)において用いられるようなカテーテルの場合
は、カテーテルの遠位端の可撓性がより高いことがより
普通である。ある例では、遠位領域の可撓性がより高い
ことが望ましくあり得るが、この可撓性は絶えず変化す
る値として現れる。それにもかかわらず、カテーテルア
センブリ(100)は、3つの明確に区別されるセクシ
ョンを有するカテーテルシャフトを有することが図示さ
れている。最近位部位(102)は、この変形例におい
ては最も剛直性である。カテーテルアセンブリ(10
0)の中間シャフト(104)は近位シャフト(10
2)よりも大きい可撓性を有し、カテーテルアセンブリ
(100)の最遠位部分(105)は膨張性の膜(10
8)に隣接するシャフトの最も可撓性の高い部分であ
る。放射線不透過性マーカ(110)が、膨張性の膜セ
クション(108)の近位部分および遠位部分に示され
ている。
【0041】以下でさらに詳細に論じられるように、こ
のカテーテルアセンブリ(100)は、ガイドワイア
(112)がカテーテルアセンブリ(100)の近位端
を通過して、カテーテルアセンブリ(100)の遠位端
から出て延びるように、その全長に添って開口管腔を有
するカテーテルアセンブリである。例示されたガイドワ
イア(112)に含まれているのは放射線不透過性コイ
ル(114)である。ガイドワイアの構造は本発明の重
要な部分を形成しない。それにもかかわらず、カテーテ
ルは、脳あるいは肝臓のようなヒト軟器官の曲がりくね
った血管系にガイドワイヤを追従させるように設計され
ている。
【0042】また、本発明の中核を成し、以下で詳細に
論じられるのは、バルーンあるいは膜(108)と閉鎖
システムを形成する環状管腔の存在である。膜は、この
環状管腔によって膨張および収縮し、そして中心管腔あ
るいはガイドワイアを含む管腔から隔離される。この環
状管腔には、ルア(118)の側腕部(116)のよう
な器具を通じて膨張流体が供給される。図1のBは、ル
アアセンブリの水力学的連通をさらに詳細に示してい
る。側腕部(116)およびルア(118)は、例え
ば、膨張流体、血管系に沿ったカテーテルの通過をモニ
タするための放射線不透過性流体、ガイドワイア管腔を
水洗いするための生理食塩水などの供給源への取付けの
ため、通常のねじ込み式のソケットあるいは取付具を有
する。
【0043】図2のAおよび図2のBは、本発明のカテ
ーテルの非常の望ましい局面を概略的に示している。今
日存在し使用されている他のバルーンカテーテルの大多
数ことは異なり、このカテーテルは膨張性の膜(22
0)の使用を伴う。膜(220)は伸展性材料からな
り、そしてエラストマーの特徴を有している。血管系内
の管腔の内部形状に適合するのはバルーンあるいは膜で
ある。図2のAは、本発明の好ましい変形例を示し、こ
こでは収縮した膜(220)は中間セクション(10
4)の遠位端とほぼ同じ直径を有している。これによっ
て、血管系への導入の際に折り畳まれる、膨張性で固定
サイズのバルーンを有するカテーテルよりも、より簡単
な方法でカテーテルの操作が可能になる。後者のカテー
テルは、例えば、ポリエチレンのバルーンをしばしば有
し、これらは、意図された部位に到達するために血管系
に沿って通過する間に縦方向に折り畳まれる。図2のB
は、膨張状態の膜(220)を示している。バルーンは
その膨張した輪郭の中間セクションに向かって平らな外
観を有しているように示されているが、別の形状を有し
ていてもよい。また、これらの一対の図、図2のAおよ
び図2のBには、遠位放射線不透過性バンドおよび近位
放射線不透過性バンド(110)、ならびに遠位先端部
に取り付けられている放射線不透過性でおそらく形状が
適合するコイル(114)を有するガイドワイア(11
2)が示されている。
【0044】図3および図4は、本発明の非常に望まし
い1つの変形例を示している。これらの図面は、カテー
テルの作動シャフト(図1のAにおける102、104
および105)を構成し得るカテーテルアセンブリの主
要セクションをそれぞれ示す、部分切取り端面図であ
る。特に、図3は、外側チューブアセンブリ(23
0)、内側チューブアセンブリ(232)、および例示
の目的にガイドワイア(112)を示している。これら
の図面は、実物のスケールではないがカテーテルアセン
ブリを構成する様々な構成要素を明確に記載する。
【0045】外側チューブアセンブリ(230)は、代
表的には、3つの構成要素からなる。すなわち、外側被
覆(234)、内側被覆(236)および編組み(23
8)である。
【0046】必ずしもそうである必要はないが、内側チ
ューブアセンブリ(232)は、代表的には、外側チュ
ーブ被覆(240)と、内側チューブ(242)とを備
えている。最後に、ガイドワイヤ(112)は、内側チ
ューブアセンブリ(232)の内部管腔内にあることが
示されている。
【0047】図4は、図3に示されるカテーテルセクシ
ョンの断面を示し、本発明の中心概念を示している。特
に、外側チューブアセンブリ(230)と内側チューブ
アセンブリ(232)との間に位置する環状空間(24
6)が見られ得る。内側チューブアセンブリ(232)
の外径は、内側チューブアセンブリ(232)の外径と
外側チューブアセンブリ(230)の内側表面との間に
膨張流体を流すための小さい間隙があるようなサイズで
ある。環状空間(246)は、カテーテル(236)の
内部管腔から水動力学的に隔離されている。内側チュー
ブアセンブリ(232)は、外側チューブアセンブリ
(230)の内径と間隔を置いて離れていると見なされ
得る。いくつかの変形例においては、そのような概念が
望ましいことを見出し得るが、本明細書で論じられる本
発明の変形例においては、通常、物理的なスペーサは環
状空間(246)内に配置されない。そのようなスペー
サによって、カテーテル外部から膨張性の膜への流体の
流れが妨げられ易くなり、そして非常に高い可撓性の小
さな点を付加することによってカテーテルの可撓性に大
きな影響を与えるからである。内側チューブアセンブリ
(232)は外側チューブアセンブリ(230)の内部
管腔とは、一般に「間隔を置いて離れている」と本発明
者は考えるが、この2つはカテーテルのまさに遠位先端
部でのみ、すなわちバルーンにちょうど隣接する部位、
およびカテーテルアセンブリ(100)の最近位部分で
互いに固定されるので、環状空間(246)内の内側チ
ューブアセンブリ(232)が外側チューブアセンブリ
(230)の内壁と接触する点へ、それが横方向あるい
は半径方向の動きが生じる可能性があることが明らかで
ある。これによって接触点およびそれを囲む領域で「環
状」空間(246)が環状でなくなることは明らかであ
るが、本発明の目的には、この領域を本発明の目的のた
めに環状であると見なされる。
【0048】本発明のこの部分の別の主要な局面は、外
側チューブアセンブリ(230)の構成要素としての編
組み(238)の存在である。外側チューブアセンブリ
(230)内のこの編組み(238)の存在は、驚くべ
き様々な利点がある。編組み(238)を構成する個々
の条(strand)は、例えばニッケルおよびチタンを含む超
弾性合金、例えば、ニチノールからなり、そしてワイア
状ではなくリボン状である。外側チューブアセンブリ
(230)は、外側チューブアセンブリ(230)およ
び内側チューブアセンブリ(232)の両方に驚くほど
の耐ねじれ性を提供する。外側チューブは耐ねじれ性で
あり、そしてなお、非常に高い可撓性を有するので、神
経学的用途のために製造された以下のサイズの血管カテ
ーテルによって注入された液体を、内側チューブ部材
(232)の管腔に沿って、以前には容易に到達されな
かった体内の領域に到達させることが可能になる。さら
に、膨張性の膜は、血管管腔を通って流れる血液をブロ
ックするための一時的な閉塞器具として用いられ得るの
で、特定の薬物の配置ははるかに正確になり、その送達
部位での薬物の濃度が高くなる。この編組みによって最
も内側の管腔を通じる流体の高圧注入の間にカテーテル
の遠位先端部を安定化させることが可能になり、そして
粘性液体あるいは大量の固体あるいは粒子を含有する液
体を注入することが可能になる。外側チューブアセンブ
リ(230)にリボン編組み(238)が存在すること
によって、生理学的試験のための非常に遠位の血管セグ
メントの一時的な閉塞が可能になり、かつ、様々な治療
剤の改善された送達が可能になる。最後に、同心円管腔
設計は、迅速な膨張/収縮応答を提供することが示され
ている。また、バルーン直径は、圧力を上昇および下降
させることで容易に制御される。
【0049】図2および図3を参照すると、構成材料は
以下のとおりである:外側チューブアセンブリ(23
0)について、外側被覆(234)は、望ましくは、ポ
リウレタンを含む。ポリウレタンは、後述する積層技術
によって編組みの外側に容易に配置されるので望まし
い。図1のAに示されるような、複数の可撓性を備えた
セクションを有するカテーテルを製造する際に、異なる
可撓性係数および剛直性係数(例えばデュロメータ値)
を有するポリウレタンを用いることが望ましい。例え
ば、図1のAに示される3つの可撓性変化を備えたカテ
ーテルアセンブリ(100)の変形例において、外側被
覆(234)は別のファミリーのポリマー、例えば、ポ
リエチレン(LLDPEおよびLDPE)、ポリプロピ
レンのようなポリオレフィンであり得る。これらは以下
の材料と混合され得る:ポリビニルアセテートあるいは
エチルビニルアセテート;様々なナイロンのようなポリ
エステル、ポリエチレンテレフタレート(PET);ポ
リ塩化ビニル;ポリエーテルスルホン、ポリフェニルス
ルホンを含むポリスルホン;ポリアリールエーテルエー
テルケトン(PEEK)などの様々なケトンベース樹
脂、およびPEKK、PEKEKKのような改変体;な
ど。これらは、編組み(238)の外部表面に配置され
得るので適している。より剛直性の材料が、図1のAに
示されるカテーテルアセンブリ(100)上の近位領域
に配置され得る。より可撓性の高い材料は、図1Aにお
けるセクション104の外側に配置され、そして最も可
撓性の高い材料は図1のAの遠位領域105上に配置さ
れ得る。このように材料の組成を変化させることによっ
て、一定の外径を有し、さらには所望の可撓性を有する
カテーテルが製造され得る。また、外側チューブアセン
ブリ(230)の外表面(234)上で用いられる最も
好ましいポリマー材料はポリウレタンである。好適なポ
リウレタンは、Pellethane(Dow Chemicals)およびCarb
othane(Thermedics)などの市販の製品を含む。
【0050】金属編組み(238)は、好ましくは複数
の金属リボンからなる。特に望ましいのは、ニッケルお
よびチタンを含有する超弾性合金である。特に重要なの
は、一般にニチノールとして知られている材料である。
これらの合金は、US Naval Ordnance Laboratoryによっ
て発見された。これらの材料は、Buellerらの米国特許
第3,174,851号、Rosnerらの米国特許第3,351,463号、お
よびHarrisらの米国特許第3,753,700号で詳細に論じら
れている。通常、市販の合金は鉄族から選択された要
素、たとえばFe、Cr、Coなどを一定量を含有す
る。これらの元素は、本発明によって意図される超弾性
合金のクラスにおける使用に適する。実際に、ニチノー
ル族の合金が少量(約5%まで)のクロムを含有するこ
とが非常に望ましい。超弾性合金中のこの少量の鉄族含
有金属によって、焼きなまし後の形状保持をより優れた
ものにすることが可能になる。ステンレス鋼マンドレル
上で図示される編組みを織り、そしてこのマンドレル上
に編組みがまだある間に、この組み合わせを600〜700℃
で数分間の加熱工程に供する。この加熱処理によって編
組みの形状が安定化されるが、編組みを構成する合金は
その超弾性をなお保持する。
【0051】編組み(238)を構成する金属リボン
は、好ましくは、厚さが0.25ミル(0.00635mm)と3.5ミル
(0.0889mm)との間であり、そして幅が2.5ミル(0.0635m
m)と12.0ミル(0.305mm)との間である。用語「リボン」
は、細長い形状を有し、その断面形状が正方形あるいは
円形ではなく、代表的には矩形、楕円形あるいは半楕円
形であり得るものを含むことが意図される。リボンは、
少なくとも0.5のアスペクト比(厚さ/幅)を有するべ
きである。ニチノールおよび少量の鉄族金属を含有する
これらの改変物を含む超弾性合金については、厚さおよ
び幅は、これらの範囲の最低限まで、例えば、それぞれ
0.25ミル(0.00635mm)および1.0ミル(0.0254mm)であり得
る。現在入手可能な望ましいリボンは、0.5ミル(0.0127
mm)×3ミル(0.0762mm)、0.75ミル(0.0191mm)×4ミル
(0.102mm)、2ミル(0.0508mm)×6ミル(0.152mm)、およ
び2ミル(0.0508mm)×8ミル(0.203mm)のサイズであ
る。
【0052】編組み(238)を構成するリボンの大部
分は超弾性合金であることが最も望ましい。リボンの残
りの部分(35パーセント未満)は、補助材料から構成さ
れ得る。合成ファイバあるいは天然ファイバなどの繊維
材料、例えば、ポリアラミドあるいはカーボンファイバ
のような性能ポリマーが用いられ得る。ある適用例にお
いては、より可鍛性の金属および合金、例えば、金、プ
ラチナ、パラジウム、ロジウムなどが用いられ得る。こ
れらの例においては、非常に好ましい合金は、数パーセ
ントのタングステンを含有するプラチナである。本発明
において用いられる編組みは、市販の管状編組み器を用
いて製造され得る。用語「編組み」は、構造体を構成す
るリボンが、単一の管腔を規定する管状管腔を形成する
ように交差して互い違いに編まれる管状構造体を意味す
る。編組みは、代表的には6以上の適切な数のリボンか
ら構成され得る。市販の編組み器を用いた製造には、8
あるいは16のリボンを有する編組みが容易に得られ
る。
【0053】図3に示される編組み(238)は、編組
みの軸に対して45度の公称ピッチ角度を有する。編組
みは管状編組み(138)の周りに時計回りおよび反時
計回りに延びる構成要素を有するので、これらの2つの
間の角度は、名目上90度で示される。カテーテル軸に
対する編組み角が45度以下であることが、本明細書に
おいて記載されているタイプのカテーテルに望ましい。
カテーテル直径がカテーテル軸の関数として変化する
(あるいは、編組み(238)に隣接するポリマー層の
組成を変化させる以外の方法でカテーテルの剛直性を変
化させることが望まれる)例では、単にピッチ角を別の
角度に変えることが可能である。
【0054】チューブアセンブリチューブ(230)の
周りに見出される内側被覆(236)は、好ましくは、
ポリテトラフルオロエチレンあるいはそのほかの適切な
フルオロカーボンポリマーのような潤滑性材料、ポリア
リレンのようなその他の潤滑性ポリマーなどである。さ
らに、内側ライナ(236)は、内側のポリフルオロカ
ーボンと編組みに隣接するポリウレタンとの積層体であ
り得る。
【0055】ポリウレタンとTFEとの組み合わせは、
用いられるTFEチューブの外側表面がTFEチューブ
と隣接するポリウレタンとが強力な機械的結合を形成す
るように金属ナトリウムおよびアンモニアの混合物など
の溶液を用いて化学的にエッチングされる点で非常に望
ましい。以下に記載する方法論を用ると、好ましいポリ
ウレタンは、形成部材として暫定的な収縮ラップチュー
ブを用いて所定の場所に溶融される。ポリウレタンは編
組みの間隙を通って流れ、編組みの別の表面上に見出さ
れるエッチングされたポリフルオロカーボン表面あるい
はポリウレタンのいずれかと結合する。
【0056】内側チューブアセンブリ(232)は、好
ましくは、ポリウレタンあるいは上述したリストに見出
される部材などの別の受容可能なポリマーの外側チュー
ブ(240)と、TFEのような潤滑性材料の内側チュ
ーブとの複合体である。ある例においては、以下に記載
する本発明のさらなる変形例に示されるように、ポリウ
レタン層は省略され得ることを本発明者らは見出した。
【0057】最後に、図3および図4に示されるセクシ
ョンの内部には、ガイドワイアが見出され得る。この表
面に適したガイドワイアは、Engelsonの米国特許第4,88
4,579号に記載されている。本明細書中に記載されるカ
テーテルアセンブリは曲がりくねった血管系に沿ってガ
イドワイアを追跡あるいは追従する特定の目的のための
ものであることが非常に明確であるが、上記のように、
ガイドワイアの特定の物理的構造は本発明の重要部を成
すものではない。
【0058】図3、図4および以下に示される本発明の
部分のサイズの代表的な範囲は、以下の通りであり得
る。
【0059】
【表1】 これらの寸法は目安として、かつ、本発明の結果として
可能になり達成される小型カテーテルを読者が理解しや
すくためのみに提供される。
【0060】図5は、本発明のカテーテルの作動シャフ
トの別の変形例を示している。この変形例においては、
カテーテルセクタ(300)は、図3および図4におい
て見出されるセクタ(230)と同様に構成される。し
かし、外側チューブアセンブリ(302)は、外側チュ
ーブ被覆(304)および編組み(238)のみを備え
ている。同様に、内側チューブアセンブリ(306)
は、ポリマーチューブ(308)の単一層のみから成
る。ガイドワイア(112)は中心にある。述べられた
変形例以外に、アセンブリ(300)全体の構成は図3
および図4に示されている構成と同じである。外側チュ
ーブアセンブリ(302)およびその外側被覆(30
4)の組成は、図3および図4に示される外側被覆(2
34)と関連して記載されるものと本質的に同じであり
得る。編組み(238)を構成する材料はこの構造にお
いて前出の図面と同じである。内側チューブアセンブリ
(306)を構成する単一チューブ(308)は、好ま
しくは、TFEあるいはポリアリレンのような潤滑性の
靭性ポリマーである。この内側チューブアセンブリ(3
06)の薄い壁が極めて高い可撓性を有するために、ア
センブリに剛直性が少し付加され、さらにガイドワイヤ
(112)は、内部管腔を通過して、カテーテルアセン
ブリ(図1のAの参照符号100)の遠位端に向かって
進み、そしてその遠位先端部から容易に出ることが可能
になる。
【0061】内側チューブアセンブリ(232)は、カ
テーテルセクション(300)の内側アセンブリとして
用いられ得る。同様に、内側チューブアセンブリ(30
6)は、図3に示される変形例における内側チューブア
センブリとして用いられ得る。
【0062】図6、図7、図8および図9は、図1のA
に見出される膨張性の膜セクション(108)の変形例
を示す。
【0063】図6は、図3および図4に示される作動シ
ャフト変形例を、膨張性バルーンセクションの遠位のシ
ャフトとして利用している。すなわち、外側チューブア
センブリ(230)は、外側被覆(234)および内側
被覆(236)を備えている。編組み(238)は、近
位端から膨張性の膜セクションを通ってカテーテル(3
10)の遠位端近くまで延びる。この変形例では、内側
被覆(236)は、膨張性の膜(312)が膨張する領
域にまさに隣接する部位で終わっている。膨張性膜(3
12)は、望ましくは、その弛緩状態から容易に膨張す
るエラストマー材料からなる。そのような非常に望まし
い材料の一つは、低デュロメータポリウレタン(60Aと9
5Aとの間のデュロメータ読み値および400パーセントを
超える伸び率を有する)である。その他の同様の膨張収
縮性材料は、当業者に明らかである。例えば、上記の材
料ほど望ましくなはいが、いくつかのラテックスおよび
シリコーン材料がエラストマー性膜(312)に適して
いる。内側被覆(236)はバルーンの手前で終わって
いることが示され、従って、流体は、膜の膨張及び収縮
のために示されている経路に沿って流れ得る。膨張流体
は、編組み(238)の間隙を通って流れる。
【0064】内側チューブアセンブリ(232)は、カ
テーテルアセンブリのより近位部からカテーテルアセン
ブリのより遠位端に延びていることが示されている。こ
の内部被覆は、さらに、バルーンの遠位端に接続され、
それによって図1のAおよび図1のBに示されるように
ルアー(118)中の側部結合部(116)を通じての
み接近可能な閉鎖システムを形成することが示されてい
る。内部管腔(314)(図4におけるガイドワイア
(112)なしで環状領域(236)として形成され
る)は遠位端(316)からカテーテルアセンブリの近
位端に向かって開口している。
【0065】図7は、図示されているような本発明のカ
テーテルの本発明の遠位領域の別の変形例である。この
変形例では、内側被覆(236)は、カテーテルアセン
ブリの遠位先端部(318)に向かって延びる。この例
では、環状領域(246)、(244)から、膨張膜
(312)の内部に向かって矢印で示される通路に沿っ
て流体を通過させるために、一連のオリフィス(31
6)が設けられる。その他の点は、この変形例は、図6
に図示されたものと同じである。
【0066】図8は、本発明の器具の変形例を示し、こ
の変形例では、編組み、または編組み(238)を論じ
ることで述べられている上記の1つあるいはそれ以上の
材料からなるらせん状に巻かれたコイルが、内側チュー
ブ(322)と外側チューブ(324)との間の界面に
配置されている。内側アセンブリ(318)中の編組み
(320)は、本発明に従って製造された大部分のカテ
ーテルについて、外側チューブアセンブリ(230)に
おいて見出される編組み(318)と1インチあるいは
2インチだけ軸方向に重畳する。このように、バルーン
セクションは、膨張性の膜領域がガイドワイヤを追跡す
るに十分な剛直性を有し、そしてより剛直性のより近位
の領域から、より可撓性の高いバルーンセクションへの
十分なレベルの遷移を提供することを可能にする剛直性
レベルを備える。これらの記述から決定され得るよう
に、図8において見られる変形例に見出される編組みあ
るいはコイル(320)は、設置されると、設置された
ときの外側チューブアセンブリ(230)における編組
み(318)よりも可撓性が高い。
【0067】この変形例においては、内側被覆(23
6)は、膨張性の膜(312)の領域中で遠位先端部
(318)まで延びることが再び可能になる。また、環
状空間(244)から膨張可能な膜(312)へ流体を
流すことを可能にするためには、複数のオリフィス(3
16)が望ましい。
【0068】図9は、本発明のさらに別の変形例を示
す。この変形例では、外側チューブアセンブリ(23
0)の内側被覆(236)は、膨張性の膜(312)に
隣接する部位で終わっている。これは、図8に示される
実施形態の単純な変形例である。編組みあるいはコイル
(320)は、また、カテーテルアセンブリの遠位端
(330)まで延びている。外側チューブ(230)の
内側被覆(236)はほぼ膨張性の膜(312)に隣接
する部位で切れているので、遠位先端部(330)の外
径はさらに小さくなり得る。その他の点は、図9に示さ
れる変形例は、図8に示される変形例と非常に類似して
いる。また、編組みあるいはヘリカルコイル(320)
は、十分な強度、遷移、およびカテーテルアセンブリに
対する全体的な押圧性を提供するために、超弾性合金編
組み(238)と少なくも約1インチ重複するべきであ
る。
【0069】図6、図7、図8および図9の各々は、外
側アセンブリ(230)の外側被覆(234)に対して
突出する膨張性の膜(312)を構成する材料を示す。
好ましい変形例を図10に示す。この例では、膨張性の
膜(340)を構成するチューブは、外側チューブアセ
ンブリ(230)の外側被覆(234)の外側に、数イ
ンチ重複するように配置される。これによって、膨張性
膜(340)と外側チューブアセンブリとの間のよりし
っかりとしたシールが提供される。同様に、図11は、
膨張性の膜(340)の基部重複特徴を取り入れた変形
例を示し、この変形例では、膨張性の膜(340)の遠
位端は、内側チューブアセンブリ(232)の内側被覆
(236)および外側被覆(234)に接続される。こ
の変形例によって、遠位先端部を本明細書で論じられる
大部分の変形例よりも幾分小さくし得る。しかし、中央
管腔は、ガイドワイヤ注入物の通過のために開口したま
まである。
【0070】図12のA、図12のBおよび図12のC
は、器具の適当な膨張の指針として供するような方法
で、膨張性の膜(318)の近位領域にキャストされた
エラストマーバンド(240)の概念および使用を示す
図である。
【0071】図12のAは、膨張性の膜(318)中に
見出される材料よりもデュロメータ率が高く、放射線不
透過性が有意により高い、警告細片材料(240)であ
るバンドがその基端部に結合している、膨張されていな
い状態の膨張性の膜(318)を示している。このよう
な材料における放射不透過性は、様々な方法によって提
供される。特に、バンド(240)は、それに隣接する
材料に対してある程度のコントラストを示すように、硫
酸バリウム、三酸化ビスマス、炭酸ビスマス、粉末タン
グステン、粉末タンタルなどの放射線不透過性充填材料
で充填され得る。ちなみに、そのような放射線不透過性
材料が本明細書中で見出されるポリマーのいずれにも含
まれることは、本発明の範囲内である。体内の様々な領
域に導入されるカテーテルの外形を少なくともわずか見
ることができることはほとんどの場合望ましい。本発明
の器具で用いられるチューブの大部分はX線透視法がこ
れらの器具の良好な外形を提供することができないよう
な、小さなサイズであることが理解されるべきである。
ただ単に放射線不透過性材料が存在するだけでは十分で
はない。体内の領域がX線透視法に対していくぶん密で
あるとき、それにもかかわらず図12のA〜図12のC
に示される発明は、それは膨張性膜が適切に膨張されて
いるか、または過剰膨張に近い状態にあることを示すバ
ルーンに対して隣接する形状を提供する点で極めて価値
がある。
【0072】図12のBに見られ得るように、通常の膨
張では、膨張性の膜(318)は、外側チューブアセン
ブリ(230)の内側被覆(236)に沿ってぴったり
と着座している。放射線不透過性バンド(240)が編
組み(238)から持ち上がり、そして図12のBで概
略的に示されるような輪郭を有するバルーンを提供する
とき、膨張膜がその設計限界に近づいていることが器具
を用いる外科医に明らかであるべきである。より大きい
直径が必要であるときは、より大きい直径の膨張性の膜
(318)を有する新規なカテーテルが用いられるべき
であり、受容可能であれば、膨張性の膜(318)の膨
張は、わずかに減少されるべきである。
【0073】一般に、医療用器具設計分野において、具
体的にはカテーテル器具分野の当業者に明らかである本
発明を実施する上記の変形例の改変は、以下の請求項の
範囲内にあることが意図される。
【0074】本発明は、カテーテルシャフトの遠位端に
位置する膨張性の膜あるいはバルーンを有する潅流カテ
ーテルである。このシャフトは、膨張性の膜を膨張およ
び収縮させるための開口環によって分離されている、外
側チューブアセンブリおよび内側チューブアセンブリを
備えている。外側チューブアセンブリは、少なくとも1
つのポリマー層および超弾性の編組みからなる。内側チ
ューブアセンブリは、ポリマーチューブの1つあるいは
それ以上の層からなり、その最も内側の層は好ましくは
非常に潤滑性のポリマーである。外側チューブアセンブ
リによって、カテーテルの輪郭が最小化され、そしてな
お内側チューブアセンブリに非常に高いねじれ耐性を提
供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aは、本発明に従って製造された代表的なカテ
ーテルの平面図である。Bは、Aに示されるカテーテル
アセンブリの近位端の切取り部分断面図である。
【図2】Aは、図1のAに示されるカテーテルの遠位端
の拡大平面図であり、膨張性の膜が膨張していないとき
を示す拡大平面図である。Bは、図1のAに示されるカ
テーテルの遠位端の拡大平面図であり、膨張性の膜が膨
張しているときを示す拡大平面図である。
【図3】図3は、図1のAに示されるようなカテーテル
の少なくとも1つのセクションを形成する内側チューブ
アセンブリおよび外側チューブアセンブリの部分切取り
断面図である。
【図4】図4は、図3に示される切断線に添った断面図
である。
【図5】図5は、本発明の別の変形例の別の部分切取り
断面図である。
【図6】膨張バルーンの別の変形例の切取り部分断面図
である。
【図7】膨張バルーンの別の変形例の切取り部分断面図
である。
【図8】膨張バルーンの別の変形例の切取り部分断面図
である。
【図9】膨張バルーンの別の変形例の切取り部分断面図
である。
【図10】外側チューブアセンブリの外側セクションに
バルーンが取り付けられている変形例の切取り部分断面
図である。
【図11】膨張膜の下の開口部を編組みが横切り、そし
てバルーンが内側チューブアセンブリを狭い鼻部と接合
する、本発明の別の変形例の切取り部分断面図である。
【図12】バルーンが適切に膨張されたときを示す膨張
性マーカーバンドを用いる膨張性の膜の変形例の切取り
部分断面図である。
フロントページの続き (72)発明者 ジーン サムソン アメリカ合衆国 カリフォルニア, ミル ピタス, バァソナ 645 (72)発明者 ティモシー シー. ミルズ アメリカ合衆国 カリフォルニア 95030, ロス ガトス, ウィンチェスター ブ ールバード ナンバー1 15300 (72)発明者 キム ニグエン アメリカ合衆国 カリフォルニア 95131, サン ホセ, ファーゲート サークル 1193

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)近位端、遠位端、該近位端から該遠
    位端に延びる軸、該近位端から該遠位端に延びる外側ポ
    リマー被膜、および該外側ポリマー被膜の内側の超弾性
    合金リボン編組み部材を有する外側チューブアセンブリ
    と、 b)近位端および遠位端を有する内側チューブアセンブ
    リであって、該内側チューブアセンブリの該近位端から
    該遠位端に延びる管腔を有し、該内側チューブアセンブ
    リは該外側チューブアセンブリ内で該外側チューブアセ
    ンブリから間隔を置いて配置され、該外側チューブアセ
    ンブリと該内側チューブアセンブリとの間に環状空間を
    形成する、内側チューブアセンブリと、 c)近位端、遠位端、および外側方向に膨張性の膜を有
    する膜アセンブリであって、該膨張性の膜は該外側チュ
    ーブアセンブリの遠位にあり、そして該内側チューブア
    センブリの該遠位端と遠位で結合し、該外側チューブア
    センブリと該内側チューブアセンブリとの間の環状空間
    と流体的に連通している膨張性の空洞を形成する、膜ア
    センブリとを備え、 ここで、該外側ポリマー被膜が、該超弾性合金リボン編
    組み部材の外部表面の外に配置され、そして該外側チュ
    ーブアセンブリおよび内側チューブアセンブリの両方に
    耐ねじれ性を提供する、カテーテル。
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