JP2001186753A - 定電圧回路及びその定電圧出力方法 - Google Patents

定電圧回路及びその定電圧出力方法

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JP2001186753A
JP2001186753A JP37082599A JP37082599A JP2001186753A JP 2001186753 A JP2001186753 A JP 2001186753A JP 37082599 A JP37082599 A JP 37082599A JP 37082599 A JP37082599 A JP 37082599A JP 2001186753 A JP2001186753 A JP 2001186753A
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Manabu Kasahara
学 笠原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路のコストアップを招くことなく、複数の
定電圧出力を精度良く得ることができるようにする。 【解決手段】 入力電圧が印加される第1の入力側と出
力電圧が得られる第1の出力側との間に、N段構成の第
1のチャージポンプ回路部を設け、第1のチャージポン
プ回路部の出力側に設けらた定電圧制御部1により、第
1の出力側の出力電圧を所定の範囲で可変制御し、出力
電圧検出部3により、定電圧制御部1による可変制御を
行わせるための電圧を与え、入力電圧が印加される第2
の入力側と出力電圧が得られる第2の出力側との間であ
り、かつ第1のチャージポンプ回路部に対し第2のチャ
ージポンプ回路部を並列接続し、第2のチャージポンプ
回路部の出力側に設けられた定電圧制御部2により、第
2の出力側の出力電圧を所定の範囲で可変制御し、出力
電圧検出部4により、定電圧制御部2による可変制御を
行わせるための電圧を与えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、安定した定電圧の
出力に適した定電圧回路及びその定電圧出力方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の定電圧回路は、チャージポンプ回
路の出力に過剰な昇圧電圧をクランプするクランプ回路
を接続することにより、定電圧出力を得るようにしてい
る。
【0003】すなわち、たとえば図3に示すように、チ
ャージポンプ回路は、ダイオードD1(〜D(N+
1))、コンデンサC1(〜CN)、インバータINV
1(〜INVN)のN段構成とされている。
【0004】また、チャージポンプ回路のダイオードD
1(〜DN)の入力側には、電源電圧VBが接続されて
いる。チャージポンプ回路のインバータINV1(〜I
NVN)の入力側には、発振器OSCが接続されてい
る。チャージポンプ回路の出力側には、ツェナーダイオ
ードZD、コンデンサC(N+1)等からなるクランプ
回路が接続されている。
【0005】そして、チャージポンプ回路のインバータ
INV1(〜INVN)の出力がH又はLに変化するこ
とにより、コンデンサC1(〜CN)が充放電を行う。
このとき、チャージポンプ回路の出力側に接続されてい
るクランプ回路により、過剰な昇圧電圧がクランプさ
れ、定電圧出力である出力電圧Voutが得られるよう
になっている。
【0006】また、他の従来の定電圧回路として、たと
えば図4に示すように、電源電圧VBとチャージポンプ
回路との間に設けたレギュレータREGにより、電圧V
REGを調整し、チャージポンプ回路の昇圧電圧を安定
化させることで、電源電圧VBの変動に対し出力電圧の
変動を無くす構成としたものもある。また、図4に示す
定電圧回路は、レギュレータREGを設けることで、図
3のツェナーダイオードZDが省かれている。
【0007】この場合の出力電圧Voutは、 Vout=(N+1)×(VREG−VF) となる。ここで、VFは、ダイオードD1(〜D(N+
1))の順方向電圧である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図3に示し
た定電圧回路では、クランプ回路にツェナーダイオード
ZD等を用いる構成であるため、出力電圧Voutの精
度はツェナー電圧の精度により決定される。このため、
精度の良いツェナーダイオードZDを用いた場合、回路
のコストアップを招いてしまう。このことは、複数の定
電圧出力を得ようとした場合、顕著である。
【0009】この点、図4に示した定電圧回路では、出
力電圧Voutが電源電圧VBに対して安定であるた
め、ツェナーダイオードZDが不要となり、回路のコス
トアップは避けられる。しかし、ダイオードD1(〜D
(N+1))の順方向電圧VFのばらつきや温度特性に
より出力電圧Voutが変動するという不具合がある。
【0010】ちなみに、特公平05−074307号公
報では、入力電圧に応じ昇圧の段数を切換えて出力電圧
を制御するようにした回路が示されているが、回路構成
が複雑であるばかりか、回路のコストアップを招いてし
まうという不具合がある。
【0011】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、回路のコストアップを招くことなく、複
数の定電圧出力を精度良く得ることができる定電圧回路
及びその定電圧出力方法を提供することができるように
するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の定電圧
回路は、入力電圧が印加される第1の入力側と出力電圧
が得られる第1の出力側との間に設けられたN段構成の
第1のチャージポンプ回路部と、第1のチャージポンプ
回路部の出力側に設けられ、第1の出力側の出力電圧を
所定の範囲で可変制御する第1の定電圧制御部と、第1
のチャージポンプ回路部の出力電圧を検出し、第1の定
電圧制御部による可変制御を行わせるための電圧を与え
る第1の出力電圧検出部と、入力電圧が印加される第2
の入力側と出力電圧が得られる第2の出力側との間に設
けられるとともに、第1のチャージポンプ回路部に対し
て並列接続されるN段構成の第2のチャージポンプ回路
部と、第2のチャージポンプ回路部の出力側に設けら
れ、第2の出力側の出力電圧を所定の範囲で可変制御す
る第2の定電圧制御部と、第2の定電圧制御部による可
変制御を行わせるための電圧を与える第2の出力電圧検
出部とを備えることを特徴とする。また、第1及び第2
のチャージポンプ回路部は、第1及び第2の出力側に向
けそれぞれ順方向接続された複数のダイオードと、複数
のダイオードの出力側のそれぞれに並列接続されたコン
デンサと、コンデンサの各々に接続され、それぞれのコ
ンデンサに対し充放電を行わせるための複数のインバー
タとを備え、第1及び第2の定電圧制御部は、一端が第
1又は第2のチャージポンプ回路部の最終段に接続さ
れ、出力端が第1又は第2の出力側に接続されるナンド
ゲートと、反転入力端が第1又は第2の出力電圧検出部
に接続され、非反転入力端が所定のしきい値電圧源に接
続され、出力端がナンドゲートの他端に接続される比較
回路とを備えるようにすることができる。また、第1又
は第2のチャージポンプ回路部の複数のダイオードは、
第1又は第2の出力側に向けそれぞれ逆方向接続されて
いるようにすることができる。請求項4に記載の定電圧
回路の定電圧出力方法は、入力電圧が印加される第1の
入力側と出力電圧が得られる第1の出力側との間に、N
段構成の第1のチャージポンプ回路部を設ける第1の工
程と、第1のチャージポンプ回路部の出力側に設けられ
た第1の定電圧制御部により、第1の出力側の出力電圧
を所定の範囲で可変制御する第2の工程と、第1の出力
電圧検出部により、第1のチャージポンプ回路部の出力
電圧を検出し、第1の定電圧制御部による可変制御を行
わせるための電圧を与える第3の工程と、入力電圧が印
加される第2の入力側と出力電圧が得られる第2の出力
側との間であり、かつ第1のチャージポンプ回路部に対
し第2のチャージポンプ回路部を並列接続する第4の工
程と、第2のチャージポンプ回路部の出力側に設けられ
た第2の定電圧制御部により、第2の出力側の出力電圧
を所定の範囲で可変制御する第5の工程と、第2の出力
電圧検出部により、第2の定電圧制御部による可変制御
を行わせるための電圧を与える第5の工程とを備えるこ
とを特徴とする。また、第1及び第4の工程には、第1
及び第2の出力側に向け複数のダイオードをそれぞれ順
方向接続とする第6の工程と、複数のダイオードの出力
側のそれぞれにコンデンサを並列接続する第7の工程
と、コンデンサの各々に接続された複数のインバータに
より、それぞれのコンデンサに対し充放電を行わせる第
8の工程とが含まれ、第2及び第5の工程には、ナンド
ゲートの一端を第1又は第2のチャージポンプ回路部の
最終段に接続し、出力端を第1又は第2の出力側に接続
する第9の工程と、比較回路の反転入力端を第1又は第
2の出力電圧検出部に接続し、非反転入力端を所定のし
きい値電圧源に接続し、出力端をナンドゲートの他端に
接続する第10の工程とが含まれるようにすることがで
きる。また、第6の工程には、複数のダイオードを、第
1又は第2の出力側に向けそれぞれ逆方向接続とする第
11の工程が含まれるようにすることができる。本発明
に係る定電圧回路及びその定電圧出力方法においては、
入力電圧が印加される第1の入力側と出力電圧が得られ
る第1の出力側との間に、N段構成の第1のチャージポ
ンプ回路部を設け、第1のチャージポンプ回路部の出力
側に設けられた第1の定電圧制御部により、第1の出力
側の出力電圧を所定の範囲で可変制御し、第1の出力電
圧検出部により、第1の定電圧制御部による可変制御を
行わせるための電圧を与え、入力電圧が印加される第2
の入力側と出力電圧が得られる第2の出力側との間であ
り、かつ第1のチャージポンプ回路部に対し第2のチャ
ージポンプ回路部を並列接続し、第2のチャージポンプ
回路部の出力側に設けられた第2の定電圧制御部によ
り、第2の出力側の出力電圧を所定の範囲で可変制御
し、第2の出力電圧検出部により、第2の定電圧制御部
による可変制御を行わせるための電圧を与えるようにす
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0014】(第1の実施の形態)図1は、本発明の定
電圧回路の第1の実施の形態を示す回路図である。
【0015】図1に示す定電圧回路は、2系統以上の昇
圧/降圧電圧を生成するN段構成の第1及び第2のチャ
ージポンプ回路部としてのチャージポンプ回路部を有す
るチャージポンプ回路と、各々のチャージポンプ回路部
の出力電圧を検出する第1及び第2の出力電圧検出部と
しての出力電圧検出部3,4と、その検出電圧により昇
圧/降圧電圧を制御する第1及び第2の定電圧制御部と
しての定電圧制御部1,2とを備えている。
【0016】各チャージポンプ回路部は、ダイオードD
P1(〜DP(N+1))、コンデンサCP1(〜CP
N)及びダイオードDM1(〜DM(N+1))、コン
デンサCM1(〜CMN)のたとえば2系統とされてい
る。
【0017】また、ダイオードDP1(〜DP(N+
1))及びダイオードDM1(〜DM(N+1))は、
入力電圧VPI,VMIが印加される第1及び第2の入
力側と出力電圧VPO,VMOが得られる第1及び第2
の出力側との間で、第1及び第2の出力側に向け順方向
接続とされている。
【0018】さらに、各コンデンサCP1(〜CPN)
とコンデンサCM1(〜CMN)との間が相互に接続さ
れている。さらにまた、各コンデンサCP1(〜CP
N)とコンデンサCM1(〜CMN)との間には、各コ
ンデンサCP1(〜CPN)に対し充放電を行わせるた
めのインバータINV1(〜INVN)が接続されてい
る。各インバータINV1(〜INVN)は、互いに順
方向接続とされている。
【0019】インバータINV1の入力側には、発振器
OSCが接続されている。チャージポンプ回路の出力側
には、定電圧制御部1,2が接続されている。定電圧制
御部1は、ナンドゲートNDP、コンデンサCP(N+
1)、ダイオードDPO、比較回路COMPPを備えて
いる。定電圧制御部2は、ナンドゲートNDM、コンデ
ンサCM(N+1)、ダイオードDMO、比較回路CO
MPMを備えている。
【0020】定電圧制御部1,2の出力側には、出力電
圧検出部3,4が接続されている。出力電圧検出部3
は、抵抗RP1,RP2を備えている。出力電圧検出部
4は、抵抗RM1,RM2を備えている。各抵抗RP
1,RM1には、しきい値電圧VRP1,VRM1が印
加されるようになっている。出力電圧検出部3,4の出
力側には、コンデンサCPO,CMOが並列接続されて
いる。
【0021】定電圧制御部1のナンドゲートNDPの一
端は、コンデンサCPNとインバータINVNとの間に
接続されている。ナンドゲートNDPの出力端は、コン
デンサCP(N+1)に接続されている。比較回路CO
MPPの反転入力端は、出力電圧検出部3の抵抗RP
1,RP2間に接続されている。比較回路COMPPの
非反転入力端には、しきい値電圧VRP1が印加される
ようになっている。比較回路COMPPの出力端は、ナ
ンドゲートNDPの他端に接続されている。
【0022】定電圧制御部2のナンドゲートNDMの一
端は、コンデンサCMNとインバータINVNとの間に
接続されている。ナンドゲートNDMの出力端は、コン
デンサCM(N+1)に接続されている。比較回路CO
MPMの反転入力端は、出力電圧検出部4の抵抗RM
1,RM2間に接続されている。比較回路COMPMの
非反転入力端には、しきい値電圧VRM1が印加される
ようになっている。比較回路COMPMの出力端は、ナ
ンドゲートNDMの他端に接続されている。
【0023】次に、このような構成の定電圧回路の動作
について説明する。
【0024】まず、入力電圧VPI,VMIが印加さ
れ、定電圧制御部1,2の各比較回路COMPP,CO
MPMの出力がHのとき、各出力電圧VPO,VMOを
VPOH,VMOHとし、インバータINV1〜N、ナ
ンドゲートNDP,NDMの出力振幅をVPPとし、ダ
イオードDP1〜DP(N+1)及びダイオードDM1
〜DM(N+1)の順方向電圧をVFとすると、
【0025】 VPOH=VPI+(N+1)×VPP−(N+2)×VF・・・(1) VMOH=VMI+(N+1)×VPP−(N+2)×VF・・・(2) となる。
【0026】一方、各比較回路COMPP,COMPM
の出力がLのとき、各出力電圧VPO,VMOをVPO
L,VMOLとすると、 VPOL=VPI+N×VPP−(N+2)×VF・・・(3) VMOL=VMI+N×VPP−(N+2)×VF・・・(4) となる。
【0027】以上の式(1)〜(4)から、各比較回路
COMPP,COMPMのHあるいはLの切換えによ
り、各出力電圧VPO,VMOは、 VPOL<VPO<VPOH・・・(5) VMOL<VMO<VMOH・・・(6) の範囲で可変できることが分る。
【0028】ここで、各比較回路COMPP,COMP
MのHあるいはLの出力は、出力電圧検出部3,4によ
る検出電圧によって切換えられる。このとき、各比較回
路COMPP,COMPMにおけるしきい値電圧VRP
1,VRM1は、 VRP1=(RP1×VPO+RP2×VRP2)/(RP1+RP2)・・ ・(7) VRM1=(RM1×VMO+RM2×VRM2)/(RM1+RM2)・・ ・(8) となる。
【0029】よって、(7),(8)の式より、
(5),(6)の式を満足すれば、 VPO=VRP1×(RP1+RP2)/RP1−VRP2×RP2/RP1 ・・・(9) VMO=VRM1×(RM1+RM2)/RM1−VRM2×RM2/RM1 ・・・(10) となる。
【0030】よって、以上の式から任意の抵抗RP1,
RP2,RM1,RM2、しきい値電圧VRP1,VR
P2,VRM1,VRM2により、所望の定電圧である
出力電圧VPO,VMOを得ることが可能となる。
【0031】このように、第1の実施の形態では、入力
電圧が印加される第1の入力側と出力電圧が得られる第
1の出力側との間に、N段構成の第1のチャージポンプ
回路部を設け、第1のチャージポンプ回路部の出力側に
設けられた定電圧制御部1により、第1の出力側の出力
電圧を所定の範囲で可変制御し、出力電圧検出部3によ
り、定電圧制御部1による可変制御を行わせるための電
圧を与え、入力電圧が印加される第2の入力側と出力電
圧が得られる第2の出力側との間であり、かつ第1のチ
ャージポンプ回路部に対し第2のチャージポンプ回路部
を並列接続し、第2のチャージポンプ回路部の出力側に
設けられた定電圧制御部2により、第2の出力側の出力
電圧を所定の範囲で可変制御し、出力電圧検出部4によ
り、定電圧制御部2による可変制御を行わせるための電
圧を与えるようにしたので、回路のコストアップを招く
ことなく、しかも各ダイオードDP1(〜DP(N+
1))DM1(〜DM(N+1))の順方向電圧のばら
つきや温度特性に影響を受けず、複数の定電圧出力を精
度良く得ることができる。
【0032】(第2の実施の形態)図2は、本発明の定
電圧回路の第2の実施の形態を示す回路図である。な
お、以下に説明する図において、図1と共通する部分に
は同一符号を付し重複する説明を省略する。
【0033】第2の実施の形態では、入力電圧VMIが
印加される第2の入力側と出力電圧VMOが得られる第
2の出力側との間で、ダイオードDM1(〜DMN+
1)を第2の出力側に向け逆方向接続としている。この
点で、図1の定電圧回路とは構成が相違するが、他の部
分については図1と同じ構成である。
【0034】このような構成では、チャージポンプ回路
のダイオードDM1(〜DMN+1)側のチャージポン
プ回路部が降圧動作を行う。この場合、上記の(2),
(4),(6),(8),(10)の式は、 VMOH=−{VMI+(N+1)×VPP−(N+2)×VF}・・・(2 a) VMOL=−{VMI+N×VPP−(N+2)×VF}・・・(4a) VMOL>VMO>VMOH・・・(6a) VRM1=RM1×(−VMO)+RM2×VRM2)/(RM1+RM2) ・・・(8a) VMO=−{VRM1×(RM1+RM2)/RM1−VRM2×RM2/R M1}・・・(10a) となる。
【0035】以上の式より、第2の実施の形態では、第
1の実施の形態と同様、任意の抵抗RP1,RP2,R
M1,RM2、しきい値電圧VRP1,VRP2,VR
M1,VRM2により、昇圧して生成した所望の定電圧
である出力電圧VPOと降圧して生成した所望の定電圧
である出力電圧VMOとを得ることが可能となる。
【0036】なお、第2の実施の形態では、入力電圧V
MIが印加される第2の入力側と出力電圧VMOが得ら
れる第2出力側との間で、ダイオードDM1(〜DMN
+1)を第2の出力側に向け逆方向接続とした場合につ
いて説明したが、この例に限らず、入力電圧VPIが印
加される第1の入力側と出力電圧VPOが得られる第1
の出力側との間で、ダイオードDP1(〜DPN+1)
を第1の出力側に向け逆方向接続とするようにすること
もできる。
【0037】なお、以上の各実施の形態では、チャージ
ポンプ回路部を、2系統とした場合について説明した
が、この例に限らず、3系統以上とすることもできる。
【0038】
【発明の効果】以上の如く本発明に係る定電圧回路及び
その定電圧出力方法によれば、入力電圧が印加される第
1の入力側と出力電圧が得られる第1の出力側との間
に、N段構成の第1のチャージポンプ回路部を設け、第
1のチャージポンプ回路部の出力側に設けられた第1の
定電圧制御部により、第1の出力側の出力電圧を所定の
範囲で可変制御し、第1の出力電圧検出部により、第1
の定電圧制御部による可変制御を行わせるための電圧を
与え、入力電圧が印加される第2の入力側と出力電圧が
得られる第2の出力側との間であり、かつ第1のチャー
ジポンプ回路部に対し第2のチャージポンプ回路部を並
列接続し、第2のチャージポンプ回路部の出力側に設け
られた第2の定電圧制御部により、第2の出力側の出力
電圧を所定の範囲で可変制御し、第2の出力電圧検出部
により、第2の定電圧制御部による可変制御を行わせる
ための電圧を与えるようにしたので、回路のコストアッ
プを招くことなく、複数の定電圧出力を精度良く得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の定電圧回路の第1の実施の形態を示す
回路図である。
【図2】本発明の定電圧回路の第1の実施の形態を示す
回路図である。
【図3】従来の定電圧回路の一例を示す回路図である。
【図4】従来の定電圧回路の他の例を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
1,2 定電圧制御部 3,4 出力電圧検出部 CP1〜CPN,CM1〜CMN,CP(N+1),C
M(N+1),CPO,CMO コンデンサ COMPP,COMPM 比較回路 DP1〜DP(N+1),DM1〜DM(N+1),D
PO,DMO ダイオード INV1〜INVN インバータ NDP,NDM ナンドゲート OSC 発振器 RP1,RP2,RM1,RM2 抵抗

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力電圧が印加される第1の入力側と出
    力電圧が得られる第1の出力側との間に設けられたN段
    構成の第1のチャージポンプ回路部と、 前記第1のチャージポンプ回路部の出力側に設けられ、
    前記第1の出力側の出力電圧を所定の範囲で可変制御す
    る第1の定電圧制御部と、 前記第1のチャージポンプ回路部の出力電圧を検出し、
    第1の定電圧制御部による前記可変制御を行わせるため
    の電圧を与える第1の出力電圧検出部と、 入力電圧が印加される第2の入力側と出力電圧が得られ
    る第2の出力側との間に設けられるとともに、前記第1
    のチャージポンプ回路部に対して並列接続されるN段構
    成の第2のチャージポンプ回路部と、 前記第2のチャージポンプ回路部の出力側に設けられ、
    前記第2の出力側の出力電圧を所定の範囲で可変制御す
    る第2の定電圧制御部と、 前記第2の定電圧制御部による前記可変制御を行わせる
    ための電圧を与える第2の出力電圧検出部とを備えるこ
    とを特徴とする定電圧回路。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2のチャージポンプ回路
    部は、 前記第1及び第2の出力側に向けそれぞれ順方向接続さ
    れた複数のダイオードと、 前記複数のダイオードの出力側のそれぞれに並列接続さ
    れたコンデンサと、 前記コンデンサの各々に接続され、それぞれのコンデン
    サに対し充放電を行わせるための複数のインバータとを
    備え、 前記第1及び第2の定電圧制御部は、 一端が前記第1又は第2のチャージポンプ回路部の最終
    段に接続され、出力端が前記第1又は第2の出力側に接
    続されるナンドゲートと、 反転入力端が前記第1又は第2の出力電圧検出部に接続
    され、非反転入力端が所定のしきい値電圧源に接続さ
    れ、出力端が前記ナンドゲートの他端に接続される比較
    回路とを備えることを特徴とする請求項1に記載の定電
    圧回路。
  3. 【請求項3】 前記第1又は第2のチャージポンプ回路
    部の複数のダイオードは、前記第1又は第2の出力側に
    向けそれぞれ逆方向接続されていることを特徴とする請
    求項2に記載の定電圧回路。
  4. 【請求項4】 入力電圧が印加される第1の入力側と出
    力電圧が得られる第1の出力側との間に、N段構成の第
    1のチャージポンプ回路部を設ける第1の工程と、 前記第1のチャージポンプ回路部の出力側に設けられた
    第1の定電圧制御部により、前記第1の出力側の出力電
    圧を所定の範囲で可変制御する第2の工程と、 第1の出力電圧検出部により、前記第1のチャージポン
    プ回路部の出力電圧を検出し、前記第1の定電圧制御部
    による前記可変制御を行わせるための電圧を与える第3
    の工程と、 入力電圧が印加される第2の入力側と出力電圧が得られ
    る第2の出力側との間であり、かつ前記第1のチャージ
    ポンプ回路部に対し第2のチャージポンプ回路部を並列
    接続する第4の工程と、 前記第2のチャージポンプ回路部の出力側に設けられた
    第2の定電圧制御部により、前記第2の出力側の出力電
    圧を所定の範囲で可変制御する第5の工程と、 第2の出力電圧検出部により、前記第2の定電圧制御部
    による前記可変制御を行わせるための電圧を与える第5
    の工程とを備えることを特徴とする定電圧回路の定電圧
    出力方法。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第4の工程には、 前記第1及び第2の出力側に向け複数のダイオードをそ
    れぞれ順方向接続とする第6の工程と、 前記複数のダイオードの出力側のそれぞれにコンデンサ
    を並列接続する第7の工程と、 前記コンデンサの各々に接続された複数のインバータに
    より、それぞれのコンデンサに対し充放電を行わせる第
    8の工程とが含まれ、 前記第2及び第5の工程には、 ナンドゲートの一端を前記第1又は第2のチャージポン
    プ回路部の最終段に接続し、出力端を前記第1又は第2
    の出力側に接続する第9の工程と、 比較回路の反転入力端を前記第1又は第2の出力電圧検
    出部に接続し、非反転入力端を所定のしきい値電圧源に
    接続し、出力端を前記ナンドゲートの他端に接続する第
    10の工程とが含まれることを特徴とする請求項4に記
    載の定電圧回路の定電圧出力方法。
  6. 【請求項6】 前記第6の工程には、前記複数のダイオ
    ードを、前記第1又は第2の出力側に向けそれぞれ逆方
    向接続とする第11の工程が含まれることを特徴とする
    請求項5に記載の定電圧回路及びその定電圧出力方法。
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