JP2001186139A - 通信システム及び管理装置 - Google Patents

通信システム及び管理装置

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JP2001186139A
JP2001186139A JP36831999A JP36831999A JP2001186139A JP 2001186139 A JP2001186139 A JP 2001186139A JP 36831999 A JP36831999 A JP 36831999A JP 36831999 A JP36831999 A JP 36831999A JP 2001186139 A JP2001186139 A JP 2001186139A
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Jiro Matsuda
治郎 松田
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 IEEE1394等の通信規格に基づいた等
時通信を行う場合に、帯域の有効利用を図ることができ
る通信システム及び管理装置の提供。 【解決手段】 IRM10は、帯域の確保要求を受信し
た場合であって、伝送路100において利用可能な帯域
の残量がないとき、既に確保されている帯域及びその帯
域を確保している通信装置に予め設定されている優先度
を格納している帯域確保状況テーブルを参照し(S10
8)、参照した帯域確保状況テーブルに基づいて、帯域
の解放を要求する通信装置を特定し(S110)、特定
した通信装置に対して帯域の解放を要求する(S11
1)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信媒体となる伝送
路に接続され、所定の帯域を用いて通信を行う複数の通
信装置、及びこれら通信装置の帯域の使用状況を管理す
る管理装置とを備える通信システムに関し、特にIEE
E1394で規定された通信規格に基づく高速バスイン
ターフェースを利用して通信を行う通信システム及びそ
の通信システムに用いられる管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】DV(Digital Video )カメラ、DTV
(Digital Television)、CS(Communication Satell
ite )チューナ及びDVCR(Digital Video Cassette
Recorder )等のAV機器を中心として、家電製品を接
続するホームネットワークに対する要求が、急速に高ま
っている。このため様々な装置を簡単に接続することが
可能であり、高速な情報の伝送が可能なIEEE139
4で規定された通信規格に基づく高速バスインターフェ
ースが注目されている。
【0003】IEEE1394に基づくネットワークを
利用した通信では、リアルタイム表示等の高速な通信に
適した一定周期(125μs)で通信を行う等時通信
と、任意の時間に通信を行う非同期通信とが交互に行わ
れる。
【0004】図5はIEEE1394バスインターフェ
ースを利用した等時通信及び非同期通信を概念的に示す
タイムチャートである。図5において横軸は時間の経過
を示しており、125μsの周期で等時通信及び非同期
通信が行われている。125μs中、等時通信には最大
で100μsが割り当てられ、残りの25μsが非同期
通信に割り当てられる。
【0005】等時通信により映像情報等の伝送情報を送
信する送信装置は予め確保されている通信資源(アイソ
クロナスリソース)、即ち、識別子として付与されるチ
ャネルと、送信することが可能な情報量を決定する帯域
とに基づくパケットを用いて送信を行う。等時通信で
は、先ず等時通信が開始することを通知するサイクルス
タートパケットが送信された後、夫々確保されたチャネ
ル及び帯域に基づく伝送情報がパケットとして送信され
る。なお等時通信で送信される各パケットには送信先は
指定されておらず、受信装置はパケットのチャネルに基
づいて伝送情報を受信する。
【0006】非同期通信では、情報を送信する送信装置
から、受信装置を指定したパケットを送信し、受信装置
はパケットを受信して、認識(ack)を送信装置へ返
信する。
【0007】上述したようなIEEE1394バスイン
ターフェースを利用した等時通信においては、ネットワ
ーク上で利用することが可能な通信資源の管理を行う必
要があり、この管理を行う装置を、アイソクロナスリソ
ースマネージャ(以下、IRMという)と呼んでいる。
【0008】IRMは、帯域の管理を、 BANDWIDTH_AV
AILABLE レジスタ(以下、BARという)と呼ばれるレ
ジスタを用いて行っている。このBARには、ネットワ
ーク上で利用することが可能な帯域の残量が記憶されて
いる。IRMは、通信装置から帯域の確保要求を受けた
場合、BARを参照し、通信装置が必要とする帯域を確
保することができるか否かを判定する。
【0009】ここで、ネットワーク上で利用することが
可能な帯域の残量が足りないために、通信装置が必要と
する帯域を確保することができない場合は、現在等時通
信を行っている他の通信装置に対して帯域の解放を要求
する必要がある。しかしながら、BARには、伝送路に
接続されている複数の通信装置のうち、どの通信装置が
帯域を確保しているのかを示す情報が記憶されていな
い。そのため、従来のIRMでは、伝送路に接続されて
いるすべての通信装置に対して帯域の解放要求を行って
いた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、伝送路に接続されているすべての通信装置に
対してIRMが帯域の解放要求を行った場合、この解放
要求を受けた複数の通信装置が帯域を解放することによ
って、必要以上の帯域が解放されることがある。その結
果、伝送路において不要な帯域が確保されることにな
り、帯域の有効利用を図ることができない虞れがあると
いう問題があった。
【0011】また、各通信装置が行っている等時通信の
中には、その通信が中断しても不都合がないような重要
度の低い通信と、中断した場合は問題が生じるような重
要度の高い通信とが存在する。例えば、玄関先の状況を
監視するための監視カメラが行う等時通信は、中断して
も特段支障がない場合が多いため重要度の低い通信であ
ると考えられるが、DVCR等の記録装置が行っている
等時通信は、その通信が中断している間は伝送情報の記
録作業ができなくなるという問題が発生するため重要度
の高い通信であると考えられる。上述したように、従来
では伝送路に接続されているすべての通信装置に対して
一律に帯域の解放を要求するため、重要度が高い等時通
信が中断されるという問題があった。
【0012】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、IRMが帯域の確保状況を示す帯域確保情報に
基づいて帯域の管理を行うことによって、帯域の有効利
用を図ることができる通信システム及び管理装置を提供
することを目的とする。
【0013】本発明の他の目的は、各通信装置毎に定め
られた優先度に基づいて帯域の管理を行うことによっ
て、重要度の高い通信を中断することがない通信システ
ムの提供にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る通信シス
テムは、所定の帯域を用いて伝送路を介して相互に通信
する複数の通信装置と、前記伝送路に接続され、該伝送
路にて利用することが可能な帯域の管理を行う管理装置
とを備える通信システムにおいて、前記通信装置は、帯
域の確保要求を前記管理装置へ送信する確保要求送信手
段を備え、前記管理装置は、帯域を確保している通信装
置と、前記確保されている帯域とを組にした帯域確保情
報を記憶する記憶部を備え、帯域の確保要求を受信した
場合であって、受信した確保要求に係る帯域が確保でき
なかったとき、前記記憶部に記憶されている帯域確保情
報に基づいて、帯域の解放を要求する通信装置を特定す
る特定手段と、該特定手段によって特定された通信装置
へ帯域の解放要求を送信する解放要求送信手段とを備え
ることを特徴とする。
【0015】第6発明に係る管理装置は、伝送路に接続
されている通信装置が前記伝送路にて利用することが可
能な帯域の管理を行う管理装置において、帯域を確保し
ている通信装置と、前記確保されている帯域とを組にし
た帯域確保情報を記憶する記憶部を備え、帯域の確保要
求を受信した場合であって、受信した確保要求に係る帯
域が確保できなかったとき、前記記憶部に記憶されてい
る帯域確保情報に基づいて、帯域の解放を要求する通信
装置を特定する特定手段と、該特定手段によって特定さ
れた通信装置へ帯域の解放要求を送信する解放要求送信
手段とを備えることを特徴とする。
【0016】第1発明及び第6発明による場合、通信装
置は通信を行う前にその通信に必要となる帯域の確保要
求を管理装置に対して送信する。管理装置は、既に帯域
を確保している通信装置と、この確保されている帯域と
を組にした帯域確保情報を記憶している。そして、通信
装置から帯域の確保要求を受信した場合に、受信した確
保要求に係る帯域が確保できなかったとき、記憶してい
る帯域確保情報に基づいて、帯域の解放を要求する通信
装置を特定し、この特定した通信装置に対して帯域の解
放要求を送信する。
【0017】このように管理装置は、帯域の確保状況に
基づいて帯域の解放要求を行う通信装置を特定すること
ができるので、従来の場合のように伝送路に接続されて
いるすべての通信装置に対して帯域の解放要求をする場
合に比し、必要以上の帯域が解放されることがなく、帯
域の有効利用を図ることができる。
【0018】第2発明に係る通信システムは、第1発明
に係る通信システムにおいて、前記通信装置は、前記帯
域の解放要求を受信した場合、確保している帯域を解放
する帯域解放手段を備え、前記帯域の確保を要求した通
信装置は、前記解放された帯域を確保する帯域確保手段
を備えることを特徴とする。
【0019】第2発明による場合、管理装置から帯域の
解放要求を受信した通信装置は、確保している帯域を解
放し、帯域の確保を要求した通信装置は、この解放され
た帯域を確保する。よって、帯域の確保を要求した通信
装置は、確保した帯域を用いて所望の伝送情報を送信す
ることが可能になる。
【0020】第3発明に係る通信システムは、第1発明
又は第2発明に係る通信システムにおいて、前記帯域確
保情報は、前記帯域を確保している通信装置に対して予
め設定されている優先度を更に含むことを特徴とする。
【0021】第4発明に係る通信システムは、第3発明
に係る通信システムにおいて、前記通信装置は、前記優
先度を記憶する記憶部を備え、前記確保要求送信手段
は、前記記憶部に記憶された優先度を前記帯域の確保要
求とともに前記管理装置へ送信すべくなしてあることを
特徴とする。
【0022】第3発明による場合、管理装置が記憶して
いる帯域確保情報は、既に帯域を確保している通信装置
と、この確保されている帯域とに加え、前記帯域を確保
している通信装置に対して予め設定されている優先度を
組にしたものである。
【0023】第4発明による場合、各通信装置は、その
通信装置に対して設定されている優先度を記憶してお
り、管理装置に対して帯域の確保要求をするとき、この
記憶している優先度も併せて送信する。
【0024】このように、各通信装置毎に対して優先度
を予め定めておき、この優先度に基づいて、管理装置が
帯域の解放要求を送信する通信装置を特定することによ
って、重要度の高い通信を中断させることなく帯域の解
放を行うことができる。
【0025】また、この優先度を各通信装置が夫々記憶
しておき、記憶している優先度も帯域の確保要求と併せ
て管理装置へ送信することによって、管理装置は容易に
各通信装置毎に設定されている優先度を取得することが
できる。
【0026】第5発明に係る通信システムは、第1乃至
第4発明の何れかに係る通信システムにおいて、前記伝
送路を介しての通信は、IEEE1394にて規定され
た通信規格に基づく等時通信であることを特徴とする。
【0027】第5発明による場合、各通信装置間で行わ
れる伝送路を介しての通信は、IEEE1394にて規
定された通信規格に基づく等時通信である。したがって
様々な装置を簡単に接続することが可能であり、しかも
高速な情報の伝送が可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づいて詳述する。図1は本発明の通信シス
テムの構成を示すブロック図である。図1において、1
0は等時通信における各通信装置のアイソクロナスリソ
ースの管理を行うIRMを示している。図1に示すとお
り、IRM10はCPU11を有しており、該CPU1
1に対して、IEEE1394規格に基づいた伝送路1
00に接続する通信手段12と、プログラム及びデータ
等の情報を記憶する記憶部13とが接続されている。ま
た記憶部13は、伝送路100上で行われる等時通信に
用いられる帯域の残量を記憶するためのBAR14を有
している。さらに記憶部13は帯域の確保状況を示す情
報を格納している帯域確保状況テーブルを記憶してい
る。IRM10は、記憶部13に記憶されているプログ
ラムを実行することによって本発明の管理装置として作
動する。
【0029】また伝送路100には、通信装置として、
以下に説明するDVカメラ20,DTV30,CSチュ
ーナ40及びDVCR50が夫々接続されている。
【0030】DVカメラ20は、映像を撮像する撮像手
段22と、プログラム及びデータ等の情報を記憶する記
憶部23と、伝送路100に接続する通信手段24とを
備える通信装置であり、撮像手段22に対する撮像指示
等の制御を行うCPU21により、記憶部23に記憶さ
れているプログラムを実行することにより、本発明の通
信装置として作動する。本実施の形態においてDVカメ
ラ20は、撮像手段22によって撮像された映像を伝送
情報としてDTV30に対して送信するものとする。
【0031】DTV30は、伝送路100を介して受信
した伝送情報を映像データとして表示する表示手段32
と、プログラム及びデータ等の情報を記憶する記憶部3
3と、伝送路100に接続する通信手段34とを備える
通信装置であり、表示手段32に対する表示指示等の制
御を行うCPU31により、記憶部33に記憶されてい
るプログラムを実行することにより、本発明の通信装置
として作動する。本実施の形態においてDTV30は、
DVカメラ20から受信した伝送情報を表示手段32に
表示するものとする。
【0032】CSチューナ40は、通信衛星から配信さ
れる映像を受信する受信手段42と、プログラム及びデ
ータ等の情報を記憶する記憶部43と、伝送路100に
接続する通信手段44とを備える通信装置であり、受信
手段42に対する受信指示等の制御を行うCPU41に
より、記憶部43に記憶されているプログラムを実行す
ることにより、本発明の通信装置として作動する。本実
施の形態においてCSチューナ40は、受信手段42に
よって受信された映像を伝送情報としてDVCR50に
対して送信するものとする。
【0033】DVCR50は、伝送路100を介して受
信した伝送情報をDVC(DigitalVideo Cassette)に
記録する記録手段52と、プログラム及びデータ等の情
報を記憶する記憶部53と、伝送路100に接続する通
信手段54とを備える通信装置であり、記録手段52に
対する受信指示等の制御を行うCPU51により、記憶
部53に記憶されているプログラムを実行することによ
り、本発明の通信装置として作動する。本実施の形態に
おいてDVCR50は、CSチューナ40から受信した
伝送情報を前記記録手段52によってDVCに記録する
ものとする。
【0034】上述した各種の通信装置は、夫々が備えて
いる記憶部に、各通信装置が行う等時通信の重要度に基
づいて定められた優先度を記憶している。この優先度は
ユーザによって任意に設定することが可能である。ユー
ザは、例えば利用頻度が高い通信装置に対しては高い優
先度を設定し、利用頻度が低い通信装置に対しては低い
優先度を設定することができる。またDVCR50等の
記録装置が行っている等時通信は、その通信が中断され
た場合は伝送情報の記録作業ができなくなるという問題
が発生するので、このような記録装置に対しては高い優
先度を設定するようにしてもよい。
【0035】その他にも、等時通信の際に要する帯域が
広い通信装置に対しては低い優先度を設定し、狭い通信
装置に対しては高い優先度を設定することもできる。す
なわち、本実施の形態において、DVカメラ20及びD
TV30間において行われる等時通信に30Mbpsを
要し、CSチューナ40及びDVCR50間において行
われる等時通信に10Mbpsを要するとした場合、ユ
ーザはDVカメラ20及びDTV30に対してはCSチ
ューナ40及びDVCR50に対してよりも高い優先度
を設定する。なお、各通信装置が所定の優先度をデフォ
ルト値として予め記憶しており、必要に応じてユーザが
設定変更するようにしてもよい。
【0036】図2はIRM10の記憶部13に記憶され
ている帯域確保状況テーブルのフォーマットの例を示す
概念図である。図2に示すとおり、通信装置名フィール
ド101,使用帯域フィールド102及び優先度フィー
ルド103の3つのフィールドが用意されている。
【0037】通信装置名フィールド101には、帯域を
確保している通信装置の名称が格納されている。また使
用帯域フィールド102には、通信装置が確保している
帯域が格納されており、優先度フィールド103には、
通信装置に対して設定されている優先度が格納されてい
る。
【0038】IRM10は、後述するように、伝送路1
00にて利用可能な帯域が不足している場合には、この
帯域確保状況テーブルに格納されている情報に基づい
て、帯域の解放を要求する通信装置を特定する。
【0039】次に本発明の通信システムにおける帯域の
確保処理の流れを説明する。なお下記説明では、例とし
てDVカメラ20が帯域の確保を行う場合の本発明の通
信システムの動作の流れを説明する。なお、等時通信に
おいて識別子として機能するチャネルの確保処理につい
てはIEEE1394規格にて定められている処理と同
様であるので説明は省略する。図3及び図4は本発明の
通信システムにおいて、DVカメラ20が帯域の確保を
行う場合のIRM10及びDVカメラ20並びに帯域の
解放を要求される通信装置の処理を示すフローチャート
である。
【0040】DVカメラ20は、撮像手段22によって
撮像された映像を等時通信にてDTV30に対して送信
する場合、記憶部23に記憶されている優先度を参照す
る(S201)。そして前記映像を送信するために必要
となる帯域と、ステップS201にて参照した優先度と
を、帯域確保要求としてIRM10へ送信する(S20
2)。
【0041】IRM10は、帯域確保要求を受信した場
合(S101)、記憶部13が有するBAR14を参照
し(S102)、伝送路100において使用可能な帯域
の残量が有るか否かを判定する(S103)。ここで帯
域の残量が有ると判定した場合(S103でYES)、
ステップS101にて受信した帯域確保要求に示された
帯域を確保する(S104)。
【0042】次に、IRM10は、ステップS101に
て受信した帯域確保要求に基づいて帯域確保状況テーブ
ルに新規レコードを追加し(S105)、さらにステッ
プS104にて確保した帯域に基づいてBAR14に記
憶されている伝送路100にて使用可能な帯域の残量を
更新する(S106)。そして帯域の確保に成功したこ
とを示す確保成功情報をDVカメラ20へ送信する(S
107)。
【0043】DVカメラ20は、IRM10から確保成
功情報を受信する(S203)。その結果、確保された
帯域を用いて等時通信を行うことが可能になる。
【0044】一方、ステップS103にて、帯域の残量
がないと判定した場合(S103でNO)、IRM10
は、記憶部13に記憶されている帯域確保状況テーブル
を参照する(S108)。そして参照した帯域確保状況
テーブルから、ステップS101にて受信した帯域確保
要求に係る帯域よりも広い帯域を確保している通信装置
(以下、解放対象装置という)が有るか否かを判定する
(S109)。ここで解放対象装置が有ると判定した場
合(S109でYES)、解放対象装置の中で最も低い
優先度設定されている通信装置(以下、優先度最小装置
という)を特定する(S110)。そして特定した優先
度最小装置に対して帯域の解放要求を行う(S11
1)。
【0045】優先度最小装置として特定された通信装置
は、IRM10から解放要求を受信した場合(S30
1)、確保している帯域を解放し(S302)、帯域を
解放したことを示す帯域解放情報をIRM10へ送信す
る(S303)。
【0046】IRM10は、帯域解放情報を受信した場
合(S112)、受信した帯域解放情報に係る帯域を確
保し(S113)、帯域を解放した通信に係るレコード
を帯域確保情報テーブルから削除する(S114)。そ
して確保した帯域と、ステップS101にて受信した帯
域確保要求に係る帯域とを比較し、DVカメラ20が等
時通信を行うために必要な帯域を確保できたか否かを判
定する(S115)。ここで、確保できたと判定した場
合(S115でYES)、上述したステップS105乃
至S107を実行する。その結果、DVカメラ20は確
保した帯域を用いて等時通信を行うことが可能になる。
一方、ステップS115にてDVカメラ20が等時通信
を行うために必要な帯域を確保できなかったと判定した
場合(S115でNO)、ステップS109に戻る。
【0047】また、ステップS109にて、解放対象装
置がないと判定した場合(S109でNO)、IRM1
0は、帯域の確保に失敗したことを示す確保失敗情報を
DVカメラ20へ送信する(S116)。
【0048】DVカメラ20は、IRM10から確保失
敗情報を受信する(S204)。この場合、DVカメラ
20は、帯域が確保できなかったために等時通信を行う
ことが不可能であることを示すエラー表示を行い、その
旨をユーザに知らせる。また所定時間後に再度帯域確保
要求(S202)を実行するようにしてもよい。
【0049】なお、上述した処理は、DVカメラ20が
帯域を確保する場合に限らず、その他の通信装置が帯域
を確保する場合も同様の処理が行われることは勿論であ
る。
【0050】このように本発明の通信システムは、帯域
の解放が必要になった場合、IRM10が帯域確保状況
テーブルを参照し適当な通信装置に対して帯域の解放を
要求し帯域の確保を行うため、帯域の有効利用を図るこ
とができる。
【0051】また、優先度に基づいて帯域の解放を要求
する通信装置を特定するため、重要度の高い等時通信を
行っている通信装置がその通信を中断することがない。
【0052】また本実施の形態では、IEEE1394
規格に基づく通信システムに適用する形態を示したが、
本発明はこれに限らず、同様の処理ができる規格であれ
ばどの様な規格に基づく形態でもよい。
【0053】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明に係る管理装置
及び通信システムでは、IRMが帯域の確保状況を示す
帯域確保情報に基づいて帯域の管理を行うことによっ
て、帯域の有効利用を図ることが可能になる。
【0054】また、各通信装置毎に定められた優先度に
基づいて帯域の管理を行うことによって、重要度の高い
通信を中断することがない等、本発明は優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信システムの構成を示すブロック図
である。
【図2】帯域確保状況テーブルのフォーマットの例を示
す概念図である。
【図3】本発明の通信システムにおいて、DVカメラが
帯域の確保を行う場合のIRM及びDVカメラ並びに帯
域の解放を要求される通信装置の処理を示すフローチャ
ートである。
【図4】本発明の通信システムにおいて、DVカメラが
帯域の確保を行う場合のIRM及びDVカメラ並びに帯
域の解放を要求される通信装置の処理を示すフローチャ
ートである。
【図5】IEEE1394バスインターフェースを利用
した等時通信及び非同期通信を概念的に示すタイムチャ
ートである。
【符号の説明】
10 アイソクロナスリソースマネージャ 14 BAR 20 DVカメラ 30 DTV 40 CSチューナ 50 DVCR 100 伝送路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の帯域を用いて伝送路を介して相互
    に通信する複数の通信装置と、前記伝送路に接続され、
    該伝送路にて利用することが可能な帯域の管理を行う管
    理装置とを備える通信システムにおいて、 前記通信装置は、 帯域の確保要求を前記管理装置へ送信する確保要求送信
    手段を備え、 前記管理装置は、 帯域を確保している通信装置と、前記確保されている帯
    域とを組にした帯域確保情報を記憶する記憶部を備え、 帯域の確保要求を受信した場合であって、受信した確保
    要求に係る帯域が確保できなかったとき、前記記憶部に
    記憶されている帯域確保情報に基づいて、帯域の解放を
    要求する通信装置を特定する特定手段と、 該特定手段によって特定された通信装置へ帯域の解放要
    求を送信する解放要求送信手段とを備えることを特徴と
    する通信システム。
  2. 【請求項2】 前記通信装置は、 前記帯域の解放要求を受信した場合、確保している帯域
    を解放する帯域解放手段を備え、 前記帯域の確保を要求した通信装置は、前記解放された
    帯域を確保する帯域確保手段を備えることを特徴とする
    請求項1に記載の通信システム。
  3. 【請求項3】 前記帯域確保情報は、 前記帯域を確保している通信装置に対して予め設定され
    ている優先度を更に含むことを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載の通信システム。
  4. 【請求項4】 前記通信装置は、前記優先度を記憶する
    記憶部を備え、 前記確保要求送信手段は、前記記憶部に記憶された優先
    度を前記帯域の確保要求とともに前記管理装置へ送信す
    べくなしてあることを特徴とする請求項3に記載の通信
    システム。
  5. 【請求項5】 前記伝送路を介しての通信は、IEEE
    1394にて規定された通信規格に基づく等時通信であ
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記
    載の通信システム。
  6. 【請求項6】 伝送路に接続されている通信装置が前記
    伝送路にて利用することが可能な帯域の管理を行う管理
    装置において、 帯域を確保している通信装置と、前記確保されている帯
    域とを組にした帯域確保情報を記憶する記憶部を備え、 帯域の確保要求を受信した場合であって、受信した確保
    要求に係る帯域が確保できなかったとき、前記記憶部に
    記憶されている帯域確保情報に基づいて、帯域の解放を
    要求する通信装置を特定する特定手段と、 該特定手段によって特定された通信装置へ帯域の解放要
    求を送信する解放要求送信手段とを備えることを特徴と
    する管理装置。
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