JP2001185403A - 回転式電子部品 - Google Patents

回転式電子部品

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JP2001185403A
JP2001185403A JP36742099A JP36742099A JP2001185403A JP 2001185403 A JP2001185403 A JP 2001185403A JP 36742099 A JP36742099 A JP 36742099A JP 36742099 A JP36742099 A JP 36742099A JP 2001185403 A JP2001185403 A JP 2001185403A
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JP
Japan
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slider
substrate
stopper
plate
electronic component
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Pending
Application number
JP36742099A
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English (en)
Inventor
Masayasu Onishi
正泰 大西
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Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可変抵抗器の外形寸法や厚み寸法を大きくし
なくてもストッパー機構を設けることができる回転式電
子部品を提供すること。 【解決手段】 表面に摺接パターン59を形成してなる
基板50と、基板50上に回動自在に設置される摺動子
10とを具備する。摺動子10には、基板50方向に向
かって突出するストッパー部14を設ける。ストッパー
部14を基板50に設けたストッパー係合部57に挿入
してその両端の当接部に当接せしめることで摺動子10
の回転角度を規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半固定可変抵抗器
などの回転式電子部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、チップ型の半固定可変抵抗器は、
基板と摺動子と集電板とを具備し、基板上に摺動子を配
置すると共に基板の下側に集電板を配置し、集電板に設
けた筒状突起を基板に設けた貫通孔と摺動子に設けた嵌
挿孔に挿入し、筒状突起の先端をかしめることで摺動子
を基板上に回動自在に固定して構成されている。
【0003】一方この種の半固定可変抵抗器の中にはそ
の抵抗値調整作業をスムーズにするためなどの目的で、
摺動子が360°回転しないようにストッパー機構を設
けてその回転角度を規制するものもあった。
【0004】しかしながら従来のストッパー機構は、摺
動子の外周や摺動子の上部において摺動子に設けたスト
ッパー部が基板などに設けた係止片に係止するような構
造であったため、半固定可変抵抗器の外形寸法や厚み寸
法が大きくなってしまうという問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の点に鑑
みてなされたものでありその目的は、可変抵抗器の外形
寸法や厚み寸法を大きくしないでもストッパー機構を設
けることができる回転式電子部品を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明は、表面に摺接パターンを形成してなる基板
と、前記基板上に回動自在に設置される摺動子とを具備
し、前記摺動子を回動することで摺動子に設けた摺動接
点を前記摺接パターンに摺接せしめる構造の回転式電子
部品において、前記摺動子には、基板方向に向かって突
出するストッパー部を設け、このストッパー部を前記基
板に設けた当接部に当接せしめることで摺動子の回転角
度を規制することを特徴とする。ここで前記摺動子は、
複数枚の板を重ね合わせた構造であり、該複数枚の板中
の基板に対向する板にストッパー部を設けた構造である
ことが好ましい。また前記摺動子は、複数枚の板を重ね
合わせた構造であり、該複数枚の板中の基板に対向しな
い板に形成したストッパー部を基板に対向する板を通し
て基板側に突出せしめて構成した構造も好ましい。また
前記ストッパー部は、摺動子の摺動接点の摺動軌跡の内
側に設けられていることが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1は本発明の第一実施形態
に係る半固定可変抵抗器1を示す図であり、同図(a)
は平面図、同図(b)は同図(a)のA−A断面図、同
図(c)は裏面図である。
【0008】同図に示すようにこの半固定可変抵抗器1
は、摺動子10と、基板50と、集電板60とを具備し
て構成されている。以下各構成部品について説明する。
【0009】ここで図2は摺動子10の展開平面図であ
る。なお下板11は図1に示すように実際には面に垂直
方向に湾曲などしているが、図2では図示の都合上、下
板11を平面状に伸ばした状態を示している。同図及び
図1に示すように摺動子10は、下板11と上板21と
を連結部13で連結した一枚の金属板で構成され、連結
部13の部分を折り曲げることで下板11の上に上板2
1を重ね合わせて構成されている。
【0010】上板21はその中央に操作治具(プラス又
はマイナスドライバ)挿入用の治具挿入部23が設けら
れている。
【0011】一方下板11は略すり鉢状に湾曲してなる
基部12を有し、基部12の中央には円形の嵌挿孔15
が設けられている。また下板11の外周には半円弧状の
アーム部17が設けられ、その中央には下方向にV字状
に折り曲げられてなる摺動接点19が形成されている。
アーム部17は実際には図1に示すように下方向に折り
曲げられてその摺動接点19は基部12の下側に位置す
る。
【0012】そしてこの下板11の基部12の面に切り
欠きを設けることでストッパー部14が設けられてい
る。このストッパー部14は図1に示すように、下方向
(基板50方向)に向けて突出するように折り曲げられ
る。
【0013】次に図3は基板50を示す斜視図である。
同図及び図1に示すように基板50は絶縁板からなり、
その表面には円弧状の抵抗体パターン(摺接パターン)
59が形成されており、また抵抗体パターン59の両端
には導電パターンからなる端子部52,52が接続形成
されている。また基板50の中央には貫通孔51が設け
られている。また基板50の下面には集電板60を挿入
して位置決めするための凹部54が設けられている(図
1参照)。また端子部52の部分には凹部53が設けら
れており、金属板製の端子板55の外周に設けた係止部
56を押し込むことで端子板55を機械的に固定してい
る。
【0014】そしてこの基板50上面の貫通孔51の周
囲には、円弧状の溝からなるストッパー係合部57が設
けられている。ストッパー係合部57の両端は当接部5
8となっている。
【0015】次に集電板60は金属板製であり、平板部
61の所定部分に上方向に突出する筒状突起63を設け
て構成されている。
【0016】そしてこの半固定可変抵抗器1は、基板5
0の上下にそれぞれ摺動子10と集電板60とを配置
し、基板50の貫通孔51と摺動子10の嵌挿孔15を
貫通した筒状突起63の先端をかしめることで、摺動子
10を基板50上に回動自在に取り付けて構成されてい
る。そのとき摺動子10に設けたストッパー部14は、
ストッパー係合部57内に挿入されている。なお筒状突
起63の下端には封止板67を貼り付け、この半固定可
変抵抗器1を真空吸着ヘッドで真空吸着して搬送する際
に筒状突起63中央の穴を空気が通らない様にしてい
る。
【0017】そして摺動子10の治具挿入孔23に図示
しない操作治具を挿入してこれを回動すれば、摺動子1
0が回動して摺動接点19が抵抗体パターン59上を摺
動して両端子板55,55と集電板60間の抵抗値が変
化する。
【0018】一方摺動子10を回動してそのストッパー
部14が基板50に設けたストッパー係合部57端部の
当接部58に当接すると、その回動が停止される。つま
り摺動子10の所定の回転角度以上の回転は規制され
る。
【0019】このように本発明によれば、半固定可変抵
抗器1の内部にストッパー部14とこれが当接する当接
部58を設けるのみでストッパー機構を構成し、それ以
外の摺動子10と基板50の各部の形状変更は不要なの
で、従来のストッパー機構を設けない半固定可変抵抗器
と同一の外形寸法、厚み寸法のままでストッパー機構付
きの半固定可変抵抗器1を構成することができる。特に
この実施形態の場合はストッパー部14を、摺動子10
の摺動接点19の摺動軌跡の内側に設けているので、小
型化を図る上で好適である。
【0020】図4は本発明の第二実施形態に係る半固定
可変抵抗器1−2を示す図であり、同図(a)は平面
図、同図(b)は同図(a)のB−B断面図、同図
(c)は裏面図である。この実施形態において前記図1
に示す実施形態と同一部分には同一符号を付してその詳
細な説明は省略する。
【0021】この半固定可変抵抗器1−2において前記
半固定可変抵抗器1と相違する点は、摺動子10−2の
構造である。即ちこの実施形態における摺動子10−2
の場合、図5にその展開平面図を示すように、ストッパ
ー部14を上板21側に設けている。つまり治具挿入部
23の1つの凹部を切り取らないで残すことでストッパ
ー部14を形成している。一方下板11の前記ストッパ
ー部14に対向する位置には開口部27が設けられてい
る。
【0022】そして下板11の上に上板21を重ね合わ
せた際に、ストッパー部14を折り曲げて開口部27を
貫通して基板50方向に突出させ、基板50表面に設け
たストッパー係合部57(ストッパー係合部57は図1
に示す場合の反対向きに設けられている)に挿入するよ
うにしている。
【0023】このように構成してもストッパー部14に
よって摺動子10の回動範囲は規制される。本実施形態
のように二枚の板11,21の内の基板50に対向しな
い側の板(上板)21を切り欠くことで形成したストッ
パー部14を基板50に対向する側の板(下板)11を
通して基板50側に突出せしめるように構成した場合
は、ストッパー部14が下板11の開口部27の内周辺
によって支えられ、その強度が増すという効果をも有
し、好適である。
【0024】以上本発明の実施形態を説明したが、本発
明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求
の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範
囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書
及び図面に記載がない何れの形状や材質であっても、本
願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思
想の範囲内である。
【0025】例えば上記実施形態では半固定可変抵抗器
を例に説明したが、他の回転式可変抵抗器や回転式スイ
ッチ等、各種回転式電子部品にも適用可能である。
【0026】また上記実施形態では二枚の板を重ね合わ
せて摺動子を構成したが、一枚の板で構成した摺動子で
あってもよく、また3枚以上の板を重ね合わせてなる摺
動子であってもよい。
【0027】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば以下のような優れた効果を有する。 可変抵抗器の外形寸法や厚み寸法を大きくすることな
くストッパー機構を設けることができる。
【0028】摺動子を構成する複数枚の板中の基板に
対向する板にストッパー部を設けた場合は、構造が簡単
で製造が容易になる。
【0029】摺動子を構成する複数枚の板中の基板に
対向しない側の板に形成したストッパー部を基板に対向
する板を通して基板側に突出せしめた場合は、ストッパ
ー部の機械的強度を増すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係る半固定可変抵抗器
1を示す図であり、同図(a)は平面図、同図(b)は
同図(a)のA−A断面図、同図(c)は裏面図であ
る。
【図2】摺動子10の展開平面図である。
【図3】基板50を示す斜視図である。
【図4】本発明の第二実施形態に係る半固定可変抵抗器
1−2を示す図であり、同図(a)は平面図、同図
(b)は同図(a)のB−B断面図、同図(c)は裏面
図である。
【図5】摺動子10−2の展開平面図である。
【符号の説明】
1 半固定可変抵抗器(回転式電子部品) 10 摺動子 11 下板 12 基部 13 連結部 14 ストッパー部 15 嵌挿孔 17 アーム部 19 摺動接点 21 上板 50 基板 51 貫通孔 55 端子板 57 ストッパー係合部 58 当接部 59 抵抗体パターン(摺接パターン) 60 集電板 63 筒状突起 1−2 半固定可変抵抗器 10−2 摺動子 27 開口部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に摺接パターンを形成してなる基板
    と、前記基板上に回動自在に設置される摺動子とを具備
    し、前記摺動子を回動することで摺動子に設けた摺動接
    点を前記摺接パターンに摺接せしめる構造の回転式電子
    部品において、 前記摺動子には、基板方向に向かって突出するストッパ
    ー部を設け、このストッパー部を前記基板に設けた当接
    部に当接せしめることで摺動子の回転角度を規制するこ
    とを特徴とする回転式電子部品。
  2. 【請求項2】 前記摺動子は、複数枚の板を重ね合わせ
    た構造であり、該複数枚の板中の基板に対向する板にス
    トッパー部を設けたことを特徴とする請求項1記載の回
    転式電子部品。
  3. 【請求項3】 前記摺動子は、複数枚の板を重ね合わせ
    た構造であり、該複数枚の板中の基板に対向しない板に
    形成したストッパー部を基板に対向する板を通して基板
    側に突出せしめて構成したことを特徴とする請求項1記
    載の回転式電子部品。
  4. 【請求項4】 前記ストッパー部は、摺動子の摺動接点
    の摺動軌跡の内側に設けられていることを特徴とする請
    求項1乃至3の内の何れか一項記載の回転式電子部品。
JP36742099A 1999-12-24 1999-12-24 回転式電子部品 Pending JP2001185403A (ja)

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