JP2001177953A - 電気接続箱の肩付き端子 - Google Patents
電気接続箱の肩付き端子Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は電気接続箱の肩付き端子に関し、絶
縁基板から立上がるタブの側縁に肩部を設け、外部端子
の端子幅により決定される一端の口縁部の大小や長さが
長短異なる等の多種の中継端子を外部端子に対して略同
一高さに積層するようにした。 【解決手段】 タブ１を有する複数のブスバー２と絶縁
基板３とからなる配線板４をケース内に収納し、絶縁基
板３にはタブ貫通孔５を有する受座６を立設し、タブ貫
通孔５を通り下層から立上がる複数のタブ１に嵌挿され
る一端の口縁部７ａ，７′ａの内径が他端の口縁部７
ｂ，７′ｂに嵌挿する外部端子９，９′の端子幅ｗ，
ｗ′により決定される複数種の中継端子７，７′を接続
可能に備える電気接続箱にして、タブの縁部に小径の口
縁部７ａを有する中継端子７の一端が係止可能となる肩
部８，８を形成し、受座６の高さを略同一高さｈ1 に形
成する。
縁基板から立上がるタブの側縁に肩部を設け、外部端子
の端子幅により決定される一端の口縁部の大小や長さが
長短異なる等の多種の中継端子を外部端子に対して略同
一高さに積層するようにした。 【解決手段】 タブ１を有する複数のブスバー２と絶縁
基板３とからなる配線板４をケース内に収納し、絶縁基
板３にはタブ貫通孔５を有する受座６を立設し、タブ貫
通孔５を通り下層から立上がる複数のタブ１に嵌挿され
る一端の口縁部７ａ，７′ａの内径が他端の口縁部７
ｂ，７′ｂに嵌挿する外部端子９，９′の端子幅ｗ，
ｗ′により決定される複数種の中継端子７，７′を接続
可能に備える電気接続箱にして、タブの縁部に小径の口
縁部７ａを有する中継端子７の一端が係止可能となる肩
部８，８を形成し、受座６の高さを略同一高さｈ1 に形
成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は電気接続箱の肩付き
端子に関し、絶縁基板から立上がるタブの側縁に肩部を
設けることにより外部端子の端子幅により決定される一
端の口縁部の大小または長さが長短異なる等の多種の中
継端子を使用しても外部端子に対して中継端子を略同じ
積層高さに積層するようにした。
端子に関し、絶縁基板から立上がるタブの側縁に肩部を
設けることにより外部端子の端子幅により決定される一
端の口縁部の大小または長さが長短異なる等の多種の中
継端子を使用しても外部端子に対して中継端子を略同じ
積層高さに積層するようにした。
【０００２】
【従来の技術】従来、電気接続箱において外部端子接続
用の中継端子を嵌挿して接続するための端子構造には図
６ないし図８に示すものがある。すなわち、端子幅が広
狭異なるタブｂ，ｂ′を有する複数のブスバーａ，ａ′
と合成樹脂よりなる絶縁基板ｃとからなる配線板ｄをケ
ース（図には示さず）内に収納し、絶縁基板ｃにはタブ
貫通孔ｅを有する複数、図６では２個の受座ｆ，ｆ′を
立設し、前記タブ貫通孔ｅ，ｅを通り下層から立上がる
複数のタブｂ，ｂ′に外部端子接続用の複数の中継端子
ｇ，ｇ′の一端を嵌挿して受座ｆ，ｆ′に着座させる構
造であった。そして中継端子ｇ，ｇ′は、外部端子ｉ，
ｉ′の端子幅ｗ，ｗ′の広狭によりタブ貫通孔ｅを通り
下層から立上がる複数のタブｂ，ｂ′に嵌挿される一端
の口縁部ｇ1 ，ｇ′1 の内径と他端の口縁部ｇ2 ，ｇ′
2 の内径の大小やその長さｌ1 ，ｌ2 が長短決定されて
いた。また、絶縁基板ｃに立設される一方の受座ｆは長
い長さｌ1 の中継端子ｇが着座される高さｈ′1 に形成
され、また他方の受座ｆ′は短い長さｌ2 の中継端子
ｇ′が着座されるように低い高さｈ′1 の受座ｆよりも
高い高さｈ′2 に形成される。これはリレーＲ、ヒュー
ズボックス等の外部端子ｉ，ｉ′を接続するために長い
長さｌ1 の中継端子ｇを低い高さｈ′1 の受座ｆに接続
するのと、短い長さｌ2 の中継端子ｇ′を高い高さｈ′
2 の受座ｆ′に接続することから中継端子ｇ，ｇ′相互
の積層高さを略同一高さに揃える必要があるからであ
る。
用の中継端子を嵌挿して接続するための端子構造には図
６ないし図８に示すものがある。すなわち、端子幅が広
狭異なるタブｂ，ｂ′を有する複数のブスバーａ，ａ′
と合成樹脂よりなる絶縁基板ｃとからなる配線板ｄをケ
ース（図には示さず）内に収納し、絶縁基板ｃにはタブ
貫通孔ｅを有する複数、図６では２個の受座ｆ，ｆ′を
立設し、前記タブ貫通孔ｅ，ｅを通り下層から立上がる
複数のタブｂ，ｂ′に外部端子接続用の複数の中継端子
ｇ，ｇ′の一端を嵌挿して受座ｆ，ｆ′に着座させる構
造であった。そして中継端子ｇ，ｇ′は、外部端子ｉ，
ｉ′の端子幅ｗ，ｗ′の広狭によりタブ貫通孔ｅを通り
下層から立上がる複数のタブｂ，ｂ′に嵌挿される一端
の口縁部ｇ1 ，ｇ′1 の内径と他端の口縁部ｇ2 ，ｇ′
2 の内径の大小やその長さｌ1 ，ｌ2 が長短決定されて
いた。また、絶縁基板ｃに立設される一方の受座ｆは長
い長さｌ1 の中継端子ｇが着座される高さｈ′1 に形成
され、また他方の受座ｆ′は短い長さｌ2 の中継端子
ｇ′が着座されるように低い高さｈ′1 の受座ｆよりも
高い高さｈ′2 に形成される。これはリレーＲ、ヒュー
ズボックス等の外部端子ｉ，ｉ′を接続するために長い
長さｌ1 の中継端子ｇを低い高さｈ′1 の受座ｆに接続
するのと、短い長さｌ2 の中継端子ｇ′を高い高さｈ′
2 の受座ｆ′に接続することから中継端子ｇ，ｇ′相互
の積層高さを略同一高さに揃える必要があるからであ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】図６ないし図８に示す
上記従来の電気接続箱の端子構造は、絶縁基板ｃに高さ
ｈ′1 の受座ｆを立設するほか高い高さｈ′2 の受座
ｆ′を設ける構造のために、外部端子ｉ，ｉ′の端子幅
ｗ，ｗ′の広狭によりタブａ，ａ′が嵌挿される一端の
口縁部ｇ1 ，ｇ′1 の内径や長さが長い長さｌ1 または
短い長さｌ2 に決定される複数種の中継端子ｇ，ｇ′を
低い高さｈ′1 の受座ｆと高い高さｈ′2 の受座ｆ′と
に分担して着座させなければ積層高さを略同一高さにす
ることができず、この中継端子ｇ，ｇ′を介して外部端
子ｉ，ｉ′を接続することができなかった。しかも高い
高さｈ′2 の受座ｆ′を絶縁基板ｃに形成することは、
合成樹脂により形成される絶縁基板ｃ自体の材料や端子
としてのタブｂを形成するための材料が増える。また特
に受座ｆ′は細くて高い高さｈ′2 に形成されるので、
成形時にヒケを生じたり折損され易い脆弱な構造であっ
た。さらに図８に示すように高い高さｈ′2 の受座ｆ′
を形成した絶縁基板ｃは嵩張るので、工場におけるマガ
ジンＭに絶縁基板ｃをセットした時に、絶縁基板ｃ，
ｃ，ｃ…を少量数しかストックすることができなかっ
た。本発明は上記従来の不都合を解決し、長い長さおよ
び短い長さの複数種の中継端子の積層高さを略同一高さ
にし、しかも中継端子を介してタブに外部端子を容易に
接続することができ、また成形時に受座にヒケを生じに
くく、そのうえ受座が折損され難く構造堅牢であるとと
もに製作コスト低廉であり、またコンパクトに製作され
ることにより工場等においてマガジン等に対するストッ
ク量を増やすことができる電気接続箱の肩付き端子を提
供するものである。
上記従来の電気接続箱の端子構造は、絶縁基板ｃに高さ
ｈ′1 の受座ｆを立設するほか高い高さｈ′2 の受座
ｆ′を設ける構造のために、外部端子ｉ，ｉ′の端子幅
ｗ，ｗ′の広狭によりタブａ，ａ′が嵌挿される一端の
口縁部ｇ1 ，ｇ′1 の内径や長さが長い長さｌ1 または
短い長さｌ2 に決定される複数種の中継端子ｇ，ｇ′を
低い高さｈ′1 の受座ｆと高い高さｈ′2 の受座ｆ′と
に分担して着座させなければ積層高さを略同一高さにす
ることができず、この中継端子ｇ，ｇ′を介して外部端
子ｉ，ｉ′を接続することができなかった。しかも高い
高さｈ′2 の受座ｆ′を絶縁基板ｃに形成することは、
合成樹脂により形成される絶縁基板ｃ自体の材料や端子
としてのタブｂを形成するための材料が増える。また特
に受座ｆ′は細くて高い高さｈ′2 に形成されるので、
成形時にヒケを生じたり折損され易い脆弱な構造であっ
た。さらに図８に示すように高い高さｈ′2 の受座ｆ′
を形成した絶縁基板ｃは嵩張るので、工場におけるマガ
ジンＭに絶縁基板ｃをセットした時に、絶縁基板ｃ，
ｃ，ｃ…を少量数しかストックすることができなかっ
た。本発明は上記従来の不都合を解決し、長い長さおよ
び短い長さの複数種の中継端子の積層高さを略同一高さ
にし、しかも中継端子を介してタブに外部端子を容易に
接続することができ、また成形時に受座にヒケを生じに
くく、そのうえ受座が折損され難く構造堅牢であるとと
もに製作コスト低廉であり、またコンパクトに製作され
ることにより工場等においてマガジン等に対するストッ
ク量を増やすことができる電気接続箱の肩付き端子を提
供するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
なされたものであり、請求項１はタブを有する複数のブ
スバーと絶縁基板とからなる配線板をケース内に収納
し、絶縁基板にはタブ貫通孔を有する受座を立設し、前
記タブ貫通孔を通り下層から立上がる複数のタブに嵌挿
される一端の口縁部の内径が他端の口縁部に嵌挿する外
部端子の端子幅により決定される複数種の中継端子を接
続可能に備える電気接続箱において、前記タブの縁部に
小径の口縁部を有する中継端子の一端が係止可能となる
肩部を形成し、受座の高さを略同一高さに形成したこと
を特徴とするという手段を採用した。
なされたものであり、請求項１はタブを有する複数のブ
スバーと絶縁基板とからなる配線板をケース内に収納
し、絶縁基板にはタブ貫通孔を有する受座を立設し、前
記タブ貫通孔を通り下層から立上がる複数のタブに嵌挿
される一端の口縁部の内径が他端の口縁部に嵌挿する外
部端子の端子幅により決定される複数種の中継端子を接
続可能に備える電気接続箱において、前記タブの縁部に
小径の口縁部を有する中継端子の一端が係止可能となる
肩部を形成し、受座の高さを略同一高さに形成したこと
を特徴とするという手段を採用した。
【０００５】また本発明の請求項２は請求項１において
タブは左右の縁部に上方部が幅広で下方部が幅狭の肩部
を形成したことを特徴とするという手段を採用した。
タブは左右の縁部に上方部が幅広で下方部が幅狭の肩部
を形成したことを特徴とするという手段を採用した。
【０００６】また本発明の請求項３は請求項２において
前記タブの幅狭部は絶縁基板の受座から上方に配置され
ることを特徴とするという手段を採用した。
前記タブの幅狭部は絶縁基板の受座から上方に配置され
ることを特徴とするという手段を採用した。
【０００７】また本発明の請求項４は請求項１において
中継端子は、タブの一端が嵌挿されるとともに他端には
外部端子が嵌挿される雌−雌端子であることを特徴とす
るという手段を採用した。
中継端子は、タブの一端が嵌挿されるとともに他端には
外部端子が嵌挿される雌−雌端子であることを特徴とす
るという手段を採用した。
【０００８】また本発明の請求項５は請求項１において
受座から突出されるタブの高さは、長い長さの中継端子
から短い長さの中継端子を差引いた略高さに形成される
という手段を採用した。
受座から突出されるタブの高さは、長い長さの中継端子
から短い長さの中継端子を差引いた略高さに形成される
という手段を採用した。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の具体
例を図面を参照して説明する。図１ないし図５は本発明
の一実施例を示し、タブ１，１を有する複数のブスバー
２，２と絶縁基板３とからなる配線板４をケース（図に
は示さない）内に収納し、絶縁基板３にはタブ貫通孔５
を有する複数、図１では２個の受座６，６を立設し、前
記タブ貫通孔５を通り下層から立上る複数のタブ１，１
に嵌挿される一端の口縁部７ａ，７′ａの内径が他端の
口縁部７ｂ，７′ｂに嵌挿する外部端子７，７′の端子
幅ｗ，ｗ′により決定される複数種の中継端子７，７′
を接続可能に備え、しかも中継端子７，７′は、外部端
子９，９′の端子幅ｗ，ｗ′の広狭によりタブ貫通孔５
を通り下層から立ち上がる複数のタブ１，１に嵌挿され
る一端の口縁部７ａ，７′ａと他端の口縁部７ｂ，７′
ｂの大小や長さが長い長さｌ1 や短い長さｌ2 に決定さ
れる点は図６ないし図８に示す従来の電気接続箱の端子
構造と同様な構成である。また図６ないし図８と同一部
分は同一符号を示す。
例を図面を参照して説明する。図１ないし図５は本発明
の一実施例を示し、タブ１，１を有する複数のブスバー
２，２と絶縁基板３とからなる配線板４をケース（図に
は示さない）内に収納し、絶縁基板３にはタブ貫通孔５
を有する複数、図１では２個の受座６，６を立設し、前
記タブ貫通孔５を通り下層から立上る複数のタブ１，１
に嵌挿される一端の口縁部７ａ，７′ａの内径が他端の
口縁部７ｂ，７′ｂに嵌挿する外部端子７，７′の端子
幅ｗ，ｗ′により決定される複数種の中継端子７，７′
を接続可能に備え、しかも中継端子７，７′は、外部端
子９，９′の端子幅ｗ，ｗ′の広狭によりタブ貫通孔５
を通り下層から立ち上がる複数のタブ１，１に嵌挿され
る一端の口縁部７ａ，７′ａと他端の口縁部７ｂ，７′
ｂの大小や長さが長い長さｌ1 や短い長さｌ2 に決定さ
れる点は図６ないし図８に示す従来の電気接続箱の端子
構造と同様な構成である。また図６ないし図８と同一部
分は同一符号を示す。
【００１０】しかしながら本実施例では、前記タブ１は
左右の側縁に上方部１ａが幅広であり、下方部１ｂが幅
狭の肩部８，８を形成している。また受座６から突出さ
れるタブ１の肩部８，８の高さｈは、長い長さｌ1 の中
継端子７から短い長さｌ2 の中継端子７を差引いた略高
さに形成される。そして、前記タブ１の幅狭部は絶縁基
板３の受座６から上方に配置される。また図１ないし図
３に示すタブ１は好適な実施例を示すものであり、また
図４に示すタブ１では下方部１ｂを必ずしも幅広の上方
部１ａに対して幅狭部に形成したものではなく略同幅に
形成したものである。
左右の側縁に上方部１ａが幅広であり、下方部１ｂが幅
狭の肩部８，８を形成している。また受座６から突出さ
れるタブ１の肩部８，８の高さｈは、長い長さｌ1 の中
継端子７から短い長さｌ2 の中継端子７を差引いた略高
さに形成される。そして、前記タブ１の幅狭部は絶縁基
板３の受座６から上方に配置される。また図１ないし図
３に示すタブ１は好適な実施例を示すものであり、また
図４に示すタブ１では下方部１ｂを必ずしも幅広の上方
部１ａに対して幅狭部に形成したものではなく略同幅に
形成したものである。
【００１１】また前記受座６，６は、この実施例ではそ
の高さが略同一高さｈ1 に低く形成される。
の高さが略同一高さｈ1 に低く形成される。
【００１２】外部端子接続用の前記中継端子７，７′
は、一端の口縁部７ａ，７′ａにタブ１，１が嵌挿さ
れ、他端の口縁部７ｂ，７′ｂにはリレーＲ、ヒューズ
ボックス等からの外部端子９，９′が嵌挿される雌−雌
端子１０，１０′が使用される。
は、一端の口縁部７ａ，７′ａにタブ１，１が嵌挿さ
れ、他端の口縁部７ｂ，７′ｂにはリレーＲ、ヒューズ
ボックス等からの外部端子９，９′が嵌挿される雌−雌
端子１０，１０′が使用される。
【００１３】本発明の一実施例は以上の構成からなり、
絶縁基板３にはタブ貫通孔５を有する低い高さｈ1 の受
座６，６が形成されているので、この受座６，６の前記
タブ貫通孔５，５を通り絶縁基板３には下層から複数の
タブ１，１が立上げられる。この複数のタブ１，１は、
図１ないし図３に示すように左右の縁部に上方部１ａが
幅広で下方部１ｂが幅狭をなすことにより最小限に張出
された肩部８，８が形成されているので、外部端子接続
用の中継端子としての雌−雌端子１０，１０′の一端の
口縁部７ａ，７′ａ内にタブ１，１に嵌挿すると、低い
高さｈ1 の受座６，６であるかまたは仮に図６ないし図
８に示すように高い高さｈ′2 の受座であるとにかかわ
らずに受座６，６からタブ１，１は一様に突出される。
そして、リレーＲやヒューズボックス等の外部端子９，
９′の端子幅ｗ，ｗ′の広狭により一端の口縁部７ａ，
７′ａの内径の大小や長さが長い長さｌ1 や短い長さｌ
2 に長短決定される中継端子７，７′のうち、小径の口
縁部７′ａを一端に有する短い長さｌ1 の中継端子７′
を選択して口縁部７′ａ内にタブ１を嵌挿すると、タブ
１の左右の側縁に張出した肩部８，８には中継端子７′
としての雌−雌端子１０′の一端の口縁部７′ａが係止
される。また大径の口縁部７ａを一端に有する長い長さ
ｌ2 の中継端子７の口縁部７ａ内にタブ１を挿入する
と、タブ１の左右の側縁に張出した肩部８，８には中継
端子７としての雌−雌端子１０の一端の口縁部７ａが係
止されずにこの口縁部７ａの端部は受座６上に当接され
る（図２参照）。この際、図示する本実施例では受座
６，６から突出されるタブ１，１の肩部８，８；８，８
の高さｈは、長い長さｌ1 の中継端子７から短い長さ
ｌ′1 の中継端子７′を差引いた略高さに形成されてい
る。このため、外部接続用端子としての雌−雌端子１
０，１０′の積層高さＨ，Ｈは一様に揃えられ略同一高
さになる。
絶縁基板３にはタブ貫通孔５を有する低い高さｈ1 の受
座６，６が形成されているので、この受座６，６の前記
タブ貫通孔５，５を通り絶縁基板３には下層から複数の
タブ１，１が立上げられる。この複数のタブ１，１は、
図１ないし図３に示すように左右の縁部に上方部１ａが
幅広で下方部１ｂが幅狭をなすことにより最小限に張出
された肩部８，８が形成されているので、外部端子接続
用の中継端子としての雌−雌端子１０，１０′の一端の
口縁部７ａ，７′ａ内にタブ１，１に嵌挿すると、低い
高さｈ1 の受座６，６であるかまたは仮に図６ないし図
８に示すように高い高さｈ′2 の受座であるとにかかわ
らずに受座６，６からタブ１，１は一様に突出される。
そして、リレーＲやヒューズボックス等の外部端子９，
９′の端子幅ｗ，ｗ′の広狭により一端の口縁部７ａ，
７′ａの内径の大小や長さが長い長さｌ1 や短い長さｌ
2 に長短決定される中継端子７，７′のうち、小径の口
縁部７′ａを一端に有する短い長さｌ1 の中継端子７′
を選択して口縁部７′ａ内にタブ１を嵌挿すると、タブ
１の左右の側縁に張出した肩部８，８には中継端子７′
としての雌−雌端子１０′の一端の口縁部７′ａが係止
される。また大径の口縁部７ａを一端に有する長い長さ
ｌ2 の中継端子７の口縁部７ａ内にタブ１を挿入する
と、タブ１の左右の側縁に張出した肩部８，８には中継
端子７としての雌−雌端子１０の一端の口縁部７ａが係
止されずにこの口縁部７ａの端部は受座６上に当接され
る（図２参照）。この際、図示する本実施例では受座
６，６から突出されるタブ１，１の肩部８，８；８，８
の高さｈは、長い長さｌ1 の中継端子７から短い長さ
ｌ′1 の中継端子７′を差引いた略高さに形成されてい
る。このため、外部接続用端子としての雌−雌端子１
０，１０′の積層高さＨ，Ｈは一様に揃えられ略同一高
さになる。
【００１４】しかもタブ１，１は、上方部１ａが幅広に
形成されるとともに下方部１ｂは幅狭に形成されるの
で、図６および図８に示すような従来のように上方部か
ら下方部が略同幅に形成されるタブｂと異なりタブ１，
１を形成するための材料は節約される。
形成されるとともに下方部１ｂは幅狭に形成されるの
で、図６および図８に示すような従来のように上方部か
ら下方部が略同幅に形成されるタブｂと異なりタブ１，
１を形成するための材料は節約される。
【００１５】また絶縁基板３に形成される複数の受座
６，６は、低い高さｈ1 に形成されるので、合成樹脂に
より形成される絶縁基板３自体の材料は、図６ないし図
８に示す従来の受座に比して節約することができる。し
かも図６に示す従来の受座ｆ′のように、受座６の高さ
ｈ1 は高くは形成されずに低く形成されるので、受座６
は成形時にヒケを生じたり、切損されずに済んで構造堅
牢に形成されるとともに成形された絶縁基板３は嵩張ら
ずにコンパクトになるから、工場においてマガジンＭ内
に絶縁基板３をセットする場合に多量の絶縁基板３，
３，３…をストックすることがきる。
６，６は、低い高さｈ1 に形成されるので、合成樹脂に
より形成される絶縁基板３自体の材料は、図６ないし図
８に示す従来の受座に比して節約することができる。し
かも図６に示す従来の受座ｆ′のように、受座６の高さ
ｈ1 は高くは形成されずに低く形成されるので、受座６
は成形時にヒケを生じたり、切損されずに済んで構造堅
牢に形成されるとともに成形された絶縁基板３は嵩張ら
ずにコンパクトになるから、工場においてマガジンＭ内
に絶縁基板３をセットする場合に多量の絶縁基板３，
３，３…をストックすることがきる。
【００１６】なお図示する実施例ではタブ１の左右の側
縁に肩部８，８を張出しているが、タブ１の一方の側縁
に肩部８を張出すように設けるものも本発明の適用範囲
である。
縁に肩部８，８を張出しているが、タブ１の一方の側縁
に肩部８を張出すように設けるものも本発明の適用範囲
である。
【００１７】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項１または請
求項２、請求項５によると、タブを有する複数のブスバ
ーと絶縁基板とからなる配線板をケース内に収納し、絶
縁基板にはタブ貫通孔を有する複数の受座を立設し、前
記タブ貫通孔を通り下層から立上がる複数のタブに嵌挿
される一端の口縁部の内径が他端の口縁部に嵌挿する外
部端子の端子幅により決定される複数種の中継端子を備
え、該中継端子を選択してその一端を嵌挿して前記受座
に着座させる電気接続箱において、前記タブの縁部に小
径の口縁部を有する中継端子の一端が係止可能となる肩
部を形成し、受座の高さを略同一高さに形成したので、
外部端子の端子幅の大小により決定される口縁部が大小
異なる内径であったり、長い長さおよび短い長さの複数
種の中継端子であっても小径の口縁部を有し短い長さの
中継端子はタブの肩部に係止され、大径の口縁部を有し
長い長さの中継端子はタブの肩部に係止することなく絶
縁基板の着座に直接、当接されることにより積層高さを
容易に一様にすることができるため、この中継端子を介
してタブに外部端子を容易に接続することができる。し
かも絶縁基板に形成される受座は成形時にヒケを生じに
くくしかも切損され難く構造堅牢に製作され、製作コス
トは低廉になる。さらには絶縁基板の受座はコンパクト
に製作されることにより工場等においてマガジン等に対
するストック量を増やすことができる。
求項２、請求項５によると、タブを有する複数のブスバ
ーと絶縁基板とからなる配線板をケース内に収納し、絶
縁基板にはタブ貫通孔を有する複数の受座を立設し、前
記タブ貫通孔を通り下層から立上がる複数のタブに嵌挿
される一端の口縁部の内径が他端の口縁部に嵌挿する外
部端子の端子幅により決定される複数種の中継端子を備
え、該中継端子を選択してその一端を嵌挿して前記受座
に着座させる電気接続箱において、前記タブの縁部に小
径の口縁部を有する中継端子の一端が係止可能となる肩
部を形成し、受座の高さを略同一高さに形成したので、
外部端子の端子幅の大小により決定される口縁部が大小
異なる内径であったり、長い長さおよび短い長さの複数
種の中継端子であっても小径の口縁部を有し短い長さの
中継端子はタブの肩部に係止され、大径の口縁部を有し
長い長さの中継端子はタブの肩部に係止することなく絶
縁基板の着座に直接、当接されることにより積層高さを
容易に一様にすることができるため、この中継端子を介
してタブに外部端子を容易に接続することができる。し
かも絶縁基板に形成される受座は成形時にヒケを生じに
くくしかも切損され難く構造堅牢に製作され、製作コス
トは低廉になる。さらには絶縁基板の受座はコンパクト
に製作されることにより工場等においてマガジン等に対
するストック量を増やすことができる。
【００１８】本発明の請求項３によると、タブの幅狭部
は絶縁板の受座から上方に配置されるので、タブが着座
される受座を低い高さに形成してタブ自体の成形材料と
絶縁基板の成形材料とを削減し、製作コストを低廉にす
ることができる。
は絶縁板の受座から上方に配置されるので、タブが着座
される受座を低い高さに形成してタブ自体の成形材料と
絶縁基板の成形材料とを削減し、製作コストを低廉にす
ることができる。
【００１９】また本発明の請求項４によると、中継端子
は、タブの一端が嵌挿されるとともに外部端子が他端に
嵌挿される雌−雌端子であるので、中継端子を介して外
部接続用端子を接続するのに便利であり、接続部分のコ
ンパクト化をはかることができる。
は、タブの一端が嵌挿されるとともに外部端子が他端に
嵌挿される雌−雌端子であるので、中継端子を介して外
部接続用端子を接続するのに便利であり、接続部分のコ
ンパクト化をはかることができる。
【図１】本発明の電気接続箱の肩付き端子の一実施例を
示す分解斜視図である。
示す分解斜視図である。
【図２】同じく組付け状態を示す正面図である。
【図３】同じく中継端子を外した状態のタブを示す正面
図である。
図である。
【図４】同じくタブの変形例を示す正面図である。
【図５】同じく本実施例の絶縁基板をマガジン内にスト
ックした状態の断面図である。
ックした状態の断面図である。
【図６】従来の電気接続箱の端子構造を示す組付け状態
の断面図である。
の断面図である。
【図７】同じく分解斜視図である。
【図８】同じく絶縁基板をマガジン内にストックした場
合を示す説明的な背面図である。
合を示す説明的な背面図である。
１ タブ １ａ 上方部 １ｂ 下方部 ２ ブスバー ３ 絶縁基板 ４ 配線板 ５ タブ貫通孔 ６ 受座 ７ 中継端子 ７′ 中継端子 ７ａ 一端の口縁部 ７ｂ 他端の口縁部 ７′ａ 一端の口縁部 ７′ｂ 他端の口縁部 ８ 肩部 ９ 外部端子 ９′ 外部端子 １０ 雌−雌端子 １０′ 雌−雌端子 ｈ 高さ ｈ1 高さ ｈ2 高さ
Claims (5)
- 【請求項１】 タブを有する複数のブスバーと絶縁基板
とからなる配線板をケース内に収納し、絶縁基板にはタ
ブ貫通孔を有する受座を立設し、前記タブ貫通孔を通り
下層から立上る複数のタブに嵌挿される一端の口縁部の
内径が他端の口縁部に嵌挿する外部端子の端子幅により
決定される複数種の中継端子を接続可能に備える電気接
続箱において、前記タブの縁部に小径の口縁部を有する
中継端子の一端が係止可能となる肩部を形成し、受座の
高さを略同一高さに形成したことを特徴とする電気接続
箱の肩付き端子。 - 【請求項２】 タブは左右の縁部に上方部が幅広で下方
部が幅狭の肩部を形成したことを特徴とする請求項１に
記載の電気接続箱の肩付き端子。 - 【請求項３】 タブの幅狭部は絶縁基板の受座から上方
に配置されることを特徴とする請求項２に記載の電気接
続箱の肩付き端子。 - 【請求項４】 中継端子は、タブの一端が嵌挿されると
ともに他端には外部端子が嵌挿される雌−雌端子である
ことを特徴とする請求項１に記載の電気接続箱の肩付き
端子。 - 【請求項５】 受座から突出されるタブの肩部の高さｈ
は、長い長さの中継端子から短い長さの中継端子を差引
いた略高さに形成されることを特徴とする請求項１に記
載の電気接続箱の肩付き端子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36259599A JP2001177953A (ja) | 1999-12-21 | 1999-12-21 | 電気接続箱の肩付き端子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36259599A JP2001177953A (ja) | 1999-12-21 | 1999-12-21 | 電気接続箱の肩付き端子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001177953A true JP2001177953A (ja) | 2001-06-29 |
Family
ID=18477262
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP36259599A Pending JP2001177953A (ja) | 1999-12-21 | 1999-12-21 | 電気接続箱の肩付き端子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001177953A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1626466B1 (de) * | 2004-08-10 | 2015-02-18 | Friedrich Göhringer GmbH | Sammelschienenblock zur elektrisch leitenden Verbindung gleichphasiger Pole einer elektrischen Installationsverteilung |
-
1999
- 1999-12-21 JP JP36259599A patent/JP2001177953A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1626466B1 (de) * | 2004-08-10 | 2015-02-18 | Friedrich Göhringer GmbH | Sammelschienenblock zur elektrisch leitenden Verbindung gleichphasiger Pole einer elektrischen Installationsverteilung |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041221 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050118 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050317 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050510 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050630 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050802 |