JP2001177570A - 通信ネットワークシステム、通信ネットワークシステムにおけるスレーブ装置、マスタ装置および中継装置ならびに通信ネットワークシステムにおける同期制御方法 - Google Patents

通信ネットワークシステム、通信ネットワークシステムにおけるスレーブ装置、マスタ装置および中継装置ならびに通信ネットワークシステムにおける同期制御方法

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JP2001177570A
JP2001177570A JP35949299A JP35949299A JP2001177570A JP 2001177570 A JP2001177570 A JP 2001177570A JP 35949299 A JP35949299 A JP 35949299A JP 35949299 A JP35949299 A JP 35949299A JP 2001177570 A JP2001177570 A JP 2001177570A
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JP
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synchronization control
information
control information
timing
time
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JP35949299A
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English (en)
Inventor
Keiichi Soda
圭一 曽田
Tachiki Ichihashi
立機 市橋
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同期精度を向上させることができる通信ネッ
トワークシステムを得ること。 【解決手段】 周期的なタイミングの動作を行うスレー
ブ装置1a〜1bと、同期制御用のタイミングを保持す
るマスタ装置2と、を備え、同期制御用の同期制御情報
をスレーブ装置1a〜1bとマスタ装置2との間で往復
させて、スレーブ装置1a〜1bのタイミングとマスタ
装置2のタイミングとを同期させる通信ネットワークシ
ステムにおいて、中継装置3a〜3e,スレーブ装置1
a〜1bまたはマスタ装置2での遅延時間を含めてスレ
ーブ装置1a〜1bのタイミングとマスタ装置2のタイ
ミングとのずれを算出する算出部と、算出部の算出結果
に基づいて、スレーブ装置1a〜1bのタイミングを調
整する調整部と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マスタ装置とこ
のマスタ装置に収容される少なくとも一つのスレーブ装
置を、周期的なタイミングの同期を合わせて動作させる
通信ネットワークシステム、通信ネットワークシステム
におけるスレーブ装置、マスタ装置および中継装置なら
びに通信ネットワークシステムにおける同期制御方法に
関し、特に、同期精度を向上させる通信ネットワークシ
ステム、通信ネットワークシステムにおけるスレーブ装
置、マスタ装置および中継装置ならびに通信ネットワー
クシステムにおける同期制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の通信ネットワークシステムとし
て、たとえば、特公平5−42209号公報に開示され
たサンプリング信号同期方式がある。図21は、このサ
ンプリング信号同期方式を用いた従来の通信ネットワー
クシステムの構成を示す説明図である。この通信ネット
ワークシステムは、電力系の測定を所定のSP(サンプ
リング)間隔で行うマスタ装置8とスレーブ装置7とか
ら構成されている。
【0003】マスタ装置8とスレーブ装置7とは、双方
向の伝送路で接続され、SP周期をTとすると、T毎に
生成したSP情報(測定値)をSP時刻(測定のタイミ
ング)に合わせてお互いに送信する。また、マスタ装置
8とスレーブ装置7とは、お互いのSP時刻を一致させ
るために、SP情報の中に定期的に同期制御用の同期制
御情報を含めて送信する。ここで、SP時刻の不一致
は、装置立ち上げ時,装置故障時およびマスタ装置8の
動作クロックとスレーブ装置7の動作クロックとの周波
数差により生じる。
【0004】つぎに、マスタ装置8とスレーブ装置7と
の間でSP時刻を一致させる同期手順を説明する。図2
2は、従来のマスタ装置8とスレーブ装置7との同期手
順を示す説明図である。なお、説明の簡単のため、マス
タ装置8とスレーブ装置7とが自SP時刻(自装置のS
P時刻)毎に送信するSP情報のうち、同期制御情報を
含むSP情報のみを示している。マスタ装置8とスレー
ブ装置7は、SP周期T毎に0〜11の値を繰り返すS
P番号を常に生成し、このSP番号を、送信するSP情
報に格納する。図の例では、マスタ装置8のSP時刻
は、スレーブ装置7のSP時刻よりΔTだけ遅れてお
り、また、SP番号も6だけ遅れている。伝送路の伝送
遅延時間Tdは、両方向共に同一値である。
【0005】従来の同期手順において、マスタ装置8
は、まず、SP番号が「0」の自装置におけるSP時刻
毎に、同期制御情報を含む下り(マスタ装置8からスレ
ーブ装置7への)SP情報をスレーブ装置7に送信する
(S51)。なお、ここでは、説明の簡単のため、SP
番号が「0」の自装置におけるSP時刻に送信すること
としているが、「0」以外のときに送信するようにして
もよい。伝送遅延時間Td後、スレーブ装置7は、下り
SP情報を受信すると共に、これを受信する直前の自装
置におけるSP時刻(図の例ではSP番号=9)からこ
れを受信した時刻までの間隔Tsを計測する。
【0006】スレーブ装置7は、下りSP情報を受信し
たつぎの自装置におけるSP時刻(このときのSP番号
をRA1(図の例では10)とする)に、マスタ装置8
に、Ts値を含む上り(スレーブ装置7からマスタ装置
8への)SP情報を送信する(S52)。伝送遅延時間
Td後、マスタ装置8は、上りSP情報を受信すると共
に、これを受信する直前の自装置におけるSP時刻(こ
のときのSP番号をSA2(図の例では7)とする)か
らこれを受信した時刻までの間隔Tmを計測する。
【0007】スレーブ装置7のSP時刻に対するマスタ
装置8のSP時刻の遅れΔT、伝送遅延時間Tdおよび
計測時間Ts,Tmの関係は、次式で示される。 Td+ΔT=N・T+Ts …(1)式 Td=M・T+Tm+ΔT …(2)式 ここで、Nは、マスタ装置8が下りSP情報を送信した
時刻に至近するスレーブ装置7のSP時刻から、スレー
ブ装置7がTsを計測した基準となるSP時刻までのS
P周期数、Mは、スレーブ装置7が上りSP情報を送信
した時刻に至近するマスタ装置8のSP時刻から、マス
タ装置8がTmを計測した基準となるSP時刻までのS
P周期数である。また、(1)式に含まれるΔTと
(2)式に含まれるΔTは、マスタ装置8の動作クロッ
クとスレーブ装置7との各動作クロックとの周波数差に
より、厳密には異なるが、その差は微少であるので無視
する。
【0008】(1)式および(2)式より、次式が得ら
れる。 ΔT=(N−M)T/2+(Ts−Tm)/2 …(3)式 (1)式と(2)式のNとMの値は、SA2より次式で
決定される。 SA2が奇数の場合 M=(SA2−1)/2、N=(SA2−1)/2 …(4)式 SA2が偶数かつTm≧Tsの場合 M=SA2/2−1、N=SA2/2 …(5)式 SA2が偶数かつTm<Tsの場合 M=SA2/2、N=SA2/2−1 …(6)式
【0009】マスタ装置8は、(3)式〜(6)式より
ΔTを決定し、自SP時刻をΔTだけ進める。図の例で
は、SA2=7であるから、N=3、M=3であり、Δ
T=(Ts−Tm)/2としてΔTが決定される。な
お、(3)式の演算の結果、ΔTが負となる場合、自S
P時刻をΔTだけ遅らせる。このように、マスタ装置8
のSP時刻とスレーブ装置7のSP時刻が微調整され
る。
【0010】つぎにSP時刻の粗調整であるSP番号を
一致させる同期手順について説明する。スレーブ装置7
に対するマスタ装置8のSP番号の遅れεは、RA1と
SA2より次式で決定される。 SA2が奇数の場合 ε=RA1−(SA2+1)/2 …(7)式 SA2が偶数かつTm≧Tsの場合 ε=RA1−SA2/2−1 …(8)式 SA2が偶数かつTm<Tsの場合 ε=RA1−SA2/2 …(9)式 マスタ装置8は、(7)式〜(9)式よりεを決定し、
自装置におけるSP番号をεだけ進める。図の例では、
SA2=7、RA1=10であるから、ε=6が得られ
る。なお、(7)式〜(9)式の演算の結果、εが負と
なる場合、自装置のSP番号をεだけ遅らせる。これに
より、マスタ装置8のSP番号とスレーブ装置7のSP
番号とが一致する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術によれば、伝送路の往復の伝送遅延時間が等し
いと仮定してタイミング調整を行っているため、各装置
間でSP情報や同期制御情報に加えて装置管理情報を送
受する場合等において、同期制御情報の送信と他の情報
の送信とが競合したとき、伝送遅延時間が変動し、適切
なタイミング調整ができず、同期精度が低下するという
問題点があった。
【0012】また、上記従来の技術を、複数のスレーブ
装置と少なくとも一つの多重化装置(中継装置)とを設
けた大規模な通信ネットワークシステムに適用する場合
は、あるスレーブ装置からの同期制御情報の中継と他の
スレーブ装置からの他の情報の中継とが多重化装置で競
合し、同期制御情報の中継時間が変動して伝送遅延時間
が変動しやすくなり、さらに同期精度が低下するという
問題点があった。
【0013】多重化装置における中継時間の変動は、ス
レーブ装置とマスタ装置との間の多重化装置の経由数に
比例して増大するので、ネットワークが大規模になる
程、同期精度が低下する。なお、同期制御情報の伝送遅
延時間の変動の大部分は、各装置において同期制御情報
の送信と他の情報の送信とが競合することにより生じる
が、その他、各装置の動作クロックの位相が異なる場合
は、位相の合わせ込みによっても生じる。しかし、その
割合は、競合による変動に対し、わずかである。
【0014】この発明は、上記に鑑みてなされたもので
あって、同期精度を向上させることができる通信ネット
ワークシステム、通信ネットワークシステムにおけるス
レーブ装置、マスタ装置および中継装置ならびに通信ネ
ットワークシステムにおける同期制御方法を得ることを
目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、この発明にかかる通信ネットワ
ークシステムにあっては、周期的なタイミングの動作を
行う少なくとも一つのスレーブ装置と、同期制御用のタ
イミングを保持するマスタ装置と、前記スレーブ装置と
マスタ装置との間で情報を中継する中継装置と、を備
え、同期制御用の同期制御情報を前記スレーブ装置とマ
スタ装置との間で往復させて、前記スレーブ装置のタイ
ミングとマスタ装置のタイミングとを同期させる通信ネ
ットワークシステムにおいて、前記同期制御情報の送信
における、前記中継装置,スレーブ装置またはマスタ装
置での遅延時間を含めて前記スレーブ装置のタイミング
とマスタ装置のタイミングとのずれを算出する算出手段
と、前記算出手段の算出結果に基づいて、前記スレーブ
装置のタイミングを調整する調整手段と、を具備するこ
とを特徴とする。
【0016】この発明によれば、算出手段が、同期制御
情報の送信におけるスレーブ装置,マスタ装置または中
継装置での遅延時間を含めてスレーブ装置のタイミング
とマスタ装置のタイミングとのずれを算出し、調整手段
が、算出手段の算出結果に基づいて、スレーブ装置のタ
イミングを調整する。これにより、同期制御情報の送信
におけるスレーブ装置,マスタ装置または中継装置での
遅延時間も考慮したタイミング調整を行うことができ
る。
【0017】つぎの発明にかかる通信ネットワークシス
テムにあっては、前記同期制御情報を送信するスレーブ
装置,マスタ装置または中継装置は、自装置における遅
延時間の情報を前記同期制御情報に格納することを特徴
とする。
【0018】この発明によれば、同期制御情報を送信す
るスレーブ装置,マスタ装置または中継装置が、自装置
における遅延時間の情報を同期制御情報に格納すること
により、発信元の装置が、返送されてきた同期制御情報
から遅延時間の情報を得ることができる。
【0019】つぎの発明にかかる通信ネットワークシス
テムにあっては、前記同期制御情報を送信するスレーブ
装置,マスタ装置または中継装置は、自装置における遅
延時間に基づいて前記同期制御情報に格納された情報を
更新することを特徴とする。
【0020】この発明によれば、同期制御情報を送信す
るスレーブ装置,マスタ装置または中継装置が、自装置
における遅延時間に基づいて同期制御情報に格納された
情報を更新することにより、発信元の装置が、返送され
てきた同期制御情報から遅延時間に基づく情報を得るこ
とができる。
【0021】つぎの発明にかかる通信ネットワークシス
テムにあっては、前記スレーブ装置またはマスタ装置
は、前記同期制御情報を、前記中継装置を介して前記マ
スタ装置またはスレーブ装置に送信し、前記マスタ装置
またはスレーブ装置は、前記同期制御情報を受信する直
前の自装置のタイミングから受信するまでの時間の情報
と前記同期制御情報を送信する直前の自装置のタイミン
グから送信するまでの時間の情報とを、前記同期制御情
報に格納し、前記中継装置を介して前記スレーブ装置ま
たはマスタ装置に送信し、前記中継装置は、前記同期制
御情報を受信してから送信するまでの時間の情報を、受
信した同期制御情報に格納して中継し、前記算出手段
は、前記スレーブ装置またはマスタ装置が前記同期制御
情報を受信する直前の前記スレーブ装置またはマスタ装
置のタイミングから受信するまでの時間の情報と前記同
期制御情報に格納された時間の情報とに基づいて、前記
スレーブ装置のタイミングとマスタ装置のタイミングと
のずれを算出することを特徴とする。
【0022】この発明によれば、スレーブ装置(マスタ
装置)が、同期制御情報を、中継装置を介してマスタ装
置(スレーブ装置)に送信し、マスタ装置(スレーブ装
置)が、同期制御情報を受信する直前のタイミングから
受信するまでの時間の情報と同期制御情報を返送する直
前のタイミングから返送するまでの時間の情報とを、同
期制御情報に格納し、中継装置を介してスレーブ装置
(マスタ装置)に返送し、中継装置が、同期制御情報を
受信してから送信するまでの時間の情報を、受信した同
期制御情報に格納して中継し、算出手段が、返送されて
きた同期制御情報をスレーブ装置(マスタ装置)が受信
する直前のタイミングから受信するまでの時間の情報と
同期制御情報に格納された時間の情報とに基づいて、ス
レーブ装置のタイミングとマスタ装置のタイミングとの
ずれを算出する。これにより、同期制御情報の送信にお
けるスレーブ装置,マスタ装置または中継装置での遅延
時間も考慮したタイミング調整を行うことができる。
【0023】つぎの発明にかかる通信ネットワークシス
テムにあっては、前記スレーブ装置またはマスタ装置
は、前記同期制御情報を送信する直前の自装置のタイミ
ングから送信するまでの時間の情報を、前記同期制御情
報に格納し、前記中継装置を介して前記マスタ装置また
はスレーブ装置に送信し、前記マスタ装置またはスレー
ブ装置は、前記同期制御情報を受信する直前の自装置の
タイミングから受信するまでの時間の情報と前記同期制
御情報を送信する直前の自装置のタイミングから送信す
るまでの時間の情報とを、前記同期制御情報に格納し、
前記中継装置を介して前記スレーブ装置またはマスタ装
置に送信し、前記中継装置は、前記同期制御情報を受信
してから送信するまでの時間と受信した同期制御情報に
示された時間との和または差を演算して前記同期制御情
報に格納された時間の情報を更新して中継し、前記算出
手段は、前記スレーブ装置またはマスタ装置が前記同期
制御情報を受信する直前の前記スレーブ装置またはマス
タ装置のタイミングから受信するまでの時間の情報と前
記同期制御情報に格納された時間の情報とに基づいて前
記スレーブ装置のタイミングとマスタ装置のタイミング
とのずれを算出することを特徴とする。
【0024】この発明によれば、スレーブ装置(マスタ
装置)が、同期制御情報を送信する直前のタイミングか
ら送信するまでの時間の情報を、同期制御情報に格納
し、中継装置を介してマスタ装置(スレーブ装置)に送
信し、マスタ装置(スレーブ装置)が、同期制御情報を
受信する直前のタイミングから受信するまでの時間の情
報と同期制御情報を返送する直前のタイミングから返送
するまでの時間の情報とを、前記同期制御情報に格納
し、中継装置を介してスレーブ装置(マスタ装置)に返
送し、中継装置が、同期制御情報を受信してから送信す
るまでの時間と受信した同期制御情報に示された時間と
の和または差を演算して同期制御情報に格納された時間
の情報を更新して中継し、算出手段が、返送されてきた
同期制御情報をスレーブ装置(マスタ装置)が受信する
直前のタイミングから受信するまでの時間の情報と同期
制御情報に格納された時間の情報とに基づいてスレーブ
装置のタイミングとマスタ装置のタイミングとのずれを
算出する。これにより、同期制御情報の送信におけるス
レーブ装置、マスタ装置または中継装置での遅延時間も
考慮したタイミング調整を行うことができる。
【0025】つぎの発明にかかる通信ネットワークシス
テムにあっては、前記スレーブ装置またはマスタ装置
は、前記同期制御情報を送信する直前の自装置のタイミ
ングから送信するまでの時間の情報を、前記同期制御情
報に格納し、前記中継装置を介して前記マスタ装置また
はスレーブ装置に送信し、前記マスタ装置またはスレー
ブ装置は、前記同期制御情報を受信する直前の自装置の
タイミングから受信するまでの時間と、前記同期制御情
報に示された時間と、前記同期制御情報を送信する直前
の自装置のタイミングから送信するまでの時間と、の演
算を行い、前記同期制御情報に格納された時間の情報を
更新し、前記中継装置を介して前記スレーブ装置または
マスタ装置に送信し、前記中継装置は、前記同期制御情
報を受信してから送信するまでの時間と受信した同期制
御情報に示された時間との和または差を演算して前記同
期制御情報に格納された時間の情報を更新して中継し、
前記算出手段は、返送されてきた前記同期制御情報を前
記スレーブ装置またはマスタ装置が受信する直前の前記
スレーブ装置またはマスタ装置のタイミングから受信す
るまでの時間の情報と前記同期制御情報に格納された時
間の情報とに基づいて前記スレーブ装置のタイミングと
前記マスタ装置のタイミングとのずれを算出することを
特徴とする。
【0026】この発明によれば、スレーブ装置(マスタ
装置)が、同期制御情報を送信する直前の自装置のタイ
ミングから送信するまでの時間の情報を、同期制御情報
に格納し、中継装置を介してマスタ装置(スレーブ装
置)に送信し、マスタ装置(スレーブ装置)が、同期制
御情報を受信する直前の自装置のタイミングから受信す
るまでの時間と、同期制御情報に示された時間と、同期
制御情報を返送する直前の自装置のタイミングから返送
するまでの時間と、の演算を行い、同期制御情報に格納
された時間の情報を更新し、中継装置を介してスレーブ
装置(マスタ装置)に返送し、中継装置が、同期制御情
報を受信してから送信するまでの時間と受信した同期制
御情報に示された時間との和または差を演算して同期制
御情報に格納された時間の情報を更新して中継し、算出
手段が、返送されてきた同期制御情報をスレーブ装置
(マスタ装置)が受信する直前のタイミングから受信す
るまでの時間の情報と同期制御情報に格納された時間の
情報とに基づいてスレーブ装置のタイミングとマスタ装
置のタイミングとのずれを算出する。これにより、同期
制御情報の送信におけるスレーブ装置、マスタ装置また
は中継装置での遅延時間も考慮したタイミング調整を行
うことができる。
【0027】つぎの発明にかかる通信ネットワークシス
テムにあっては、周期的なタイミングの動作を行う少な
くとも一つのスレーブ装置と、同期制御用のタイミング
を保持するマスタ装置と、前記スレーブ装置とマスタ装
置との間で情報を中継する少なくとも一つの中継装置
と、を備え、同期制御用の同期制御情報を送信して、前
記スレーブ装置のタイミングとマスタ装置のタイミング
とを同期させる通信ネットワークシステムであって、前
記スレーブ装置,マスタ装置および中継装置は、ユニー
クなビットパターンの特別コードを、他の情報よりも優
先して送信し、前記スレーブ装置とマスタ装置との間を
往復させ、前記マスタ装置またはスレーブ装置は、前記
特別コードの着信時刻に基づく情報を前記同期制情報に
格納して送信することを特徴とする。
【0028】この発明によれば、スレーブ装置,マスタ
装置および中継装置が、ユニークなビットパターンの特
別コードを、他の情報よりも優先して送信し、スレーブ
装置とマスタ装置との間を往復させ、マスタ装置または
スレーブ装置が、特別コードの着信時刻に基づく情報を
同期制情報に格納して送信する。これにより、同期制御
情報の送信におけるスレーブ装置、マスタ装置または中
継装置での遅延時間を考慮する必要がなくなり、適切な
タイミング調整を行うことができる。
【0029】つぎの発明にかかる通信ネットワークシス
テムにおけるスレーブ装置にあっては、周期的なタイミ
ングの動作を行い、同期制御用の同期制御情報を通信ネ
ットワークシステム内のマスタ装置と自装置との間で往
復させて、前記マスタ装置のタイミングと自装置のタイ
ミングとを同期させる通信ネットワークシステムにおけ
るスレーブ装置において、前記同期制御情報の送信にお
ける前記マスタ装置,中継装置または自装置での遅延時
間を含めて算出された前記マスタ装置のタイミングと自
装置のタイミングとのずれに基づいて、自装置のタイミ
ングを調整する調整手段を具備することを特徴とする。
【0030】この発明によれば、調整手段が、同期制御
情報の送信における自装置,マスタ装置または中継装置
での遅延時間を含めて算出されたマスタ装置のタイミン
グと自装置のタイミングとのずれに基づいて、自装置の
タイミングを調整する。これにより、同期制御情報の送
信におけるスレーブ装置、マスタ装置または中継装置で
の遅延時間も考慮したタイミング調整を行うことができ
る。
【0031】つぎの発明にかかる通信ネットワークシス
テムにおけるスレーブ装置にあっては、周期的なタイミ
ングの動作を行い、マスタ装置のタイミングと自装置の
タイミングとを同期させる通信ネットワークシステムに
おけるスレーブ装置において、ユニークなビットパター
ンの同期制御用の特別コードを他の情報よりも優先して
送信することを特徴とする。
【0032】この発明によれば、ユニークなビットパタ
ーンの同期制御用の特別コードを他の情報よりも優先し
て送信することにより、同期制御情報の送信におけるス
レーブ装置、マスタ装置または中継装置での遅延時間を
考慮する必要がなくなり、適切なタイミング調整を行う
ことができる。
【0033】つぎの発明にかかる通信ネットワークシス
テムにおけるマスタ装置にあっては、同期制御用のタイ
ミングを保持し、同期制御用の同期制御情報を通信ネッ
トワークシステム内のスレーブ装置と自装置との間で往
復させて、前記スレーブ装置のタイミングと自装置のタ
イミングとを同期させる通信ネットワークシステムにお
けるマスタ装置において、自装置における遅延時間の情
報を、前記同期制御情報に格納して送信することを特徴
とする。
【0034】この発明によれば、自装置の送信における
遅延時間の情報を同期制御情報に格納することにより、
同期制御情報の送信におけるスレーブ装置、マスタ装置
または中継装置での遅延時間も考慮したタイミング調整
を行うことができる。
【0035】つぎの発明にかかる通信ネットワークシス
テムにおけるマスタ装置にあっては、同期制御用のタイ
ミングを保持し、同期制御用の同期制御情報を通信ネッ
トワークシステム内のスレーブ装置と自装置との間で往
復させて、前記スレーブ装置のタイミングと自装置のタ
イミングとを同期させる通信ネットワークシステムにお
けるマスタ装置において、自装置における遅延時間に基
づいて前記同期制御情報に格納された情報を更新して送
信することを特徴とする。
【0036】この発明によれば、自装置の送信における
遅延時間に基づいて同期制御情報に格納された情報を更
新することにより、同期制御情報の送信におけるスレー
ブ装置、マスタ装置または中継装置での遅延時間も考慮
したタイミング調整を行うことができる。
【0037】つぎの発明にかかる通信ネットワークシス
テムにおけるマスタ装置にあっては、同期制御用のタイ
ミングを保持し、同期制御用の同期制御情報を通信ネッ
トワークシステム内のスレーブ装置に送信し、前記スレ
ーブ装置のタイミングと自装置のタイミングとを同期さ
せる通信ネットワークシステムにおけるマスタ装置にお
いて、ユニークなビットパターンの同期制御用の特別コ
ードを他の情報よりも優先して送信し、前記特別コード
の受信時刻に基づく情報を前記同期制御情報に格納して
送信することを特徴とする。
【0038】この発明によれば、ユニークなビットパタ
ーンの同期制御用の特別コードを他の情報よりも優先し
て送信し、特別コードの受信時刻に基づく情報を同期制
御情報に格納して送信することにより、同期制御情報の
送信におけるスレーブ装置、マスタ装置または中継装置
での遅延時間を考慮する必要がなくなり、適切なタイミ
ング調整を行うことができる。
【0039】つぎの発明にかかる通信ネットワークシス
テムにおける中継装置にあっては、通信ネットワークシ
ステム内のスレーブ装置とマスタ装置との間で同期制御
用の同期制御情報を中継する通信ネットワークシステム
における中継装置において、自装置における遅延時間の
情報を前記同期制御情報に格納して中継することを特徴
とする。
【0040】この発明によれば、自装置の中継における
遅延時間の情報を同期制御情報に格納して中継すること
により、同期制御情報の送信におけるスレーブ装置、マ
スタ装置または中継装置での遅延時間も考慮したタイミ
ング調整を行うことができる。
【0041】つぎの発明にかかる通信ネットワークシス
テムにおける中継装置にあっては、通信ネットワークシ
ステム内のスレーブ装置とマスタ装置との間で同期制御
用の同期制御情報を中継する通信ネットワークシステム
における中継装置において、自装置における遅延時間に
基づいて前記同期制御情報に格納された情報を更新して
中継することを特徴とする。
【0042】この発明によれば、自装置の中継における
遅延時間に基づいて同期制御情報に格納された情報を更
新して中継することにより、同期制御情報の送信におけ
るスレーブ装置、マスタ装置または中継装置での遅延時
間も考慮したタイミング調整を行うことができる。
【0043】つぎの発明にかかる通信ネットワークシス
テムにおける中継装置にあっては、通信ネットワークシ
ステム内のスレーブ装置とマスタ装置との間で情報を中
継する通信ネットワークシステムにおける中継装置にお
いて、ユニークなビットパターンの同期制御用の特別コ
ードを他の情報よりも優先して送信することを特徴とす
る。
【0044】この発明によれば、ユニークなビットパタ
ーンの特別コードを他の情報よりも優先して送信するこ
とにより、同期制御情報の送信におけるスレーブ装置、
マスタ装置または中継装置での遅延時間を考慮する必要
がなくなり、適切なタイミング調整を行うことができ
る。
【0045】つぎの発明にかかる通信ネットワークシス
テムにおける同期制御方法にあっては、周期的なタイミ
ングの動作を行う少なくとも一つのスレーブ装置と、同
期制御用のタイミングを保持するマスタ装置と、前記ス
レーブ装置とマスタ装置との間で情報を中継する少なく
とも一つの中継装置と、を備えた通信ネットワークシス
テムにおける同期制御方法であって、前記スレーブ装置
またはマスタ装置において、前記スレーブ装置またはマ
スタ装置のタイミングでユニークなビットパターンの特
別コードを他の情報よりも優先して送信する第1の送信
工程と、前記スレーブ装置またはマスタ装置において、
第1の送信工程後、同期制御用の同期制御情報を送信す
る第2の送信工程と、前記中継装置において、前記第1
の送信工程で送信された特別コードを他の情報よりも優
先して中継する第1の中継工程と、前記中継装置におい
て、前記第2の送信工程で送信された同期制御情報を中
継する第2の中継工程と、前記マスタ装置またはスレー
ブ装置において、前記第1の中継工程で中継された特別
コードを受信する直前の前記マスタ装置またはスレーブ
装置のタイミングから受信するまでの時間の情報を保持
する第1の保持工程と、前記マスタ装置またはスレーブ
装置において、前記第1の中継工程で中継された特別コ
ードを受信した後の前記マスタ装置またはスレーブ装置
のタイミングで他の情報よりも優先して返送する第1の
返送工程と、前記マスタ装置またはスレーブ装置におい
て、前記第2の中継工程で中継された同期制御情報に、
前記第1の保持工程で保持された時間の情報を格納し、
返送する第2の返送工程と、前記中継装置において、前
記第1の返送工程で返送された特別コードを他の情報よ
りも優先して中継する第3の中継工程と、前記中継装置
において、前記第2の返送工程で返送された同期制御情
報を中継する第4の中継工程と、前記スレーブ装置また
はマスタ装置において、前記第3の中継工程で中継され
た特別コードを受信する直前の前記スレーブ装置または
マスタ装置のタイミングから受信するまでの時間の情報
を保持する第2の保持工程と、前記第4の中継工程で中
継された同期制御情報に格納された時間の情報および前
記第2の保持工程で保持された時間の情報に基づいて前
記スレーブ装置のタイミングを調整する調整工程と、を
含むことを特徴とする。
【0046】この発明によれば、スレーブ装置(マスタ
装置)において、スレーブ装置(マスタ装置)のタイミ
ングでユニークなビットパターンの特別コードを他の情
報よりも優先して送信し、その後、同期制御用の同期制
御情報を送信し、中継装置において、スレーブ装置(マ
スタ装置)から送信された特別コードを他の情報よりも
優先して中継し、また、スレーブ装置(マスタ装置)か
ら送信された同期制御情報を中継し、マスタ装置(スレ
ーブ装置)において、中継装置で中継された特別コード
を受信する直前のマスタ装置(スレーブ装置)のタイミ
ングから受信するまでの時間の情報を保持し、中継装置
で中継された特別コードを受信した後のタイミングで他
の情報よりも優先して返送し、中継装置で中継された同
期制御情報に、保持された時間の情報を格納し、返送
し、中継装置において、マスタ装置(スレーブ装置)か
ら返送された特別コードを他の情報よりも優先して中継
し、マスタ装置(スレーブ装置)から返送された同期制
御情報を中継し、スレーブ装置(マスタ装置)におい
て、中継装置で中継された特別コードを受信する直前の
スレーブ装置のタイミングから受信するまでの時間の情
報を保持し、中継装置で中継された同期制御情報に格納
された時間の情報および保持された時間の情報に基づい
てスレーブ装置のタイミングを調整する。これにより、
同期制御情報の送信におけるスレーブ装置、マスタ装置
または中継装置での遅延時間を考慮する必要がなくな
り、適切なタイミング調整を行うことができる。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる通信ネッ
トワークシステム、通信ネットワークシステムにおける
スレーブ装置、マスタ装置および中継装置ならびに通信
ネットワークシステムにおける同期制御方法の実施の形
態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施
の形態により、この発明が限定されるものではない。
【0048】実施の形態1.図1は、この発明の実施の
形態1にかかる通信ネットワークシステムの構成を示す
説明図である。この通信ネットワークシステムは、電力
系の測定を同期制御されたSP(サンプリング)間隔で
行い、SP情報を生成し、SP情報を格納したSP情報
パケットを一斉に送信する複数のスレーブ装置1a〜1
dと、スレーブ装置1a〜1dからのSP情報パケット
を収集して処理するマスタ装置2と、スレーブ装置1a
〜1dとマスタ装置2とを接続する少なくとも一つの多
重化装置(中継装置)3a〜3eと、を備えている。
【0049】各スレーブ装置1a〜1dは、お互いに同
期制御されたSP時刻(タイミング)に合わせてSP情
報を生成し、一斉にSP情報パケットをマスタ装置2宛
に送信する。マスタ装置2は、各スレーブ装置1a〜1
dからのSP情報パケットを収集して処理する。また、
マスタ装置2は、同期制御用のSP時刻を保持してい
る。なお、マスタ装置2は、自装置のSP時刻に合わせ
て測定を行うようにしてもよいし、行わないようにして
もよい。
【0050】多重化装置3a〜3eは、スレーブ装置1
a〜1dから受信したパケットをマスタ装置2へ多重中
継し、マスタ装置2から受信したパケットをスレーブ装
置1a〜1dへ同報中継する。また、マスタ装置2は、
自SP時刻(自装置のSP時刻)と各スレーブ装置1a
〜1dのSP時刻とを一致させるため、スレーブ装置1
a〜1dから一つのスレーブ装置を順次指定し、指定し
たスレーブ装置との同期制御を行う。指定されたスレー
ブ装置は、同期制御用の同期制御情報を格納した同期制
御パケットに送信の際の遅延時間の情報を格納し、多重
化装置(中継装置)3a〜3eを介してマスタ装置2に
送信する。同期制御パケットを中継する多重化装置3a
〜3eは、中継の際の遅延時間の情報を同期制御パケッ
トに格納して中継する。
【0051】マスタ装置2は、同期制御パケットの受信
時刻に基づく情報および返送の際の遅延時間の情報を同
期制御パケットに格納して返送する。返送されてきた同
期制御パケットを受信したスレーブ装置は、同期制御パ
ケットに格納された情報および自装置が同期制御パケッ
トを受信した時刻に基づく情報から、自装置とマスタ装
置2とのSP時刻のずれを算出して自SP時刻(自装置
のSP時刻)を調整する。なお、この通信ネットワーク
システムにおける各パケットのパケット長は、固定長で
も可変長でもよい。たとえば、IEEE802.3やE
thernetのMacパケットを用いてもよい。
【0052】図2は、図1に示した実施の形態1にかか
るスレーブ装置1a〜1dの構成を示すブロック図であ
る。スレーブ装置1a〜1dは、SP周期で測定を行う
サンプリング部11と、自装置の各部を制御する制御部
12と、外部との間でパケットの送受信を行う送受信部
13と、を備えている。制御部12は、SP時刻毎に送
受信部13を制御してSP情報パケットを送信し、ま
た、マスタ装置2からの指定があった場合、送受信部1
3を制御して同期制御パケットを送信する。また、制御
部12は、サンプリング部11における測定のためのS
P時刻とマスタ装置2が保持するSP時刻とのずれを算
出する算出部14と、算出部14の算出結果に基づいて
SP時刻を調整する調整部15と、を有しており、同期
制御パケットが返送されてきたとき、SP時刻の調整を
行う。
【0053】図3は、図1に示した実施の形態1にかか
るマスタ装置2の構成を示すブロック図である。マスタ
装置2は、自装置の各部を制御する制御部21と、外部
との間でパケットの送受信を行う送受信部22と、を備
えている。制御部21は、スレーブ装置1a〜1dから
のSP情報パケットに格納されたSP情報を処理する情
報処理部23と、自SP時刻をカウントするタイミング
管理部24と、同期手順を実行する同期制御部25と、
を有している。同期制御部25は、スレーブ装置1a〜
1dを順に指定して同期手順を実行する。
【0054】図4は、図1に示した実施の形態1にかか
る多重化装置3a〜3eの構成を示すブロック図であ
る。多重化装置3a〜3eは、自装置の各部を制御する
制御部31と、外部との間でパケットの送受信を行う送
受信部32と、を備えている。制御部31は、同期制御
パケットを受信した場合、同期制御パケット送信までの
遅延時間の情報を、受信した同期制御パケットに格納し
て送信する同期制御部33を有している。
【0055】図5は、実施の形態1にかかる同期手順で
使用される同期制御パケットの構成を示す説明図であ
る。なお、ここでは、説明の簡単のために、同期制御パ
ケットをSP情報パケットと独立したものとするが、S
P情報に同期制御情報を含め、同期制御パケットとSP
情報パケットを兼ねたパケットを用いるようにしてもよ
い。
【0056】この同期制御パケットは、宛先装置の識別
子(宛先装置ID)を格納する宛先装置ID領域と、送
信元装置の識別子(送信元装置ID)を格納する送信元
装置ID領域と、パケットの長さ(パケット長)を格納
するパケット長領域と、SP情報パケット,装置管理パ
ケット,同期制御パケットの種別(パケット種別)を格
納するパケット種別領域と、SP周期T毎に1ずつ増加
するSP番号を格納するSP番号領域と、各スレーブ装
置1a〜1dからマスタ装置2への経路(上りとする)
で同期制御パケットが各装置から受ける遅延時間Ta
1,Ta2〜Tanを格納するTa1領域,Ta2領域
〜Tan領域と、マスタ装置2が計測時間Tsを格納す
るTs領域と、マスタ装置2から各スレーブ装置1a〜
1dへの経路(下りとする)で同期制御パケットが各装
置から受ける遅延時間Tb1,Tb2〜Tbnを格納す
るTb1領域,Tb2領域〜Tbn領域と、宛先装置で
パケットの正当性を検査するための符号(誤り検出符
号)を格納する誤り検出符号領域と、を有している。こ
こで、Ta1領域,Ta2領域〜Tan領域、Tb1領
域、Tb2領域〜Tbn領域は、多重化装置の経由数分
設けられ、SP番号,Ta1,Ta2〜Tan,Ts,
Tb1,Tb2〜Tbnは、同期制御情報を構成する。
【0057】以上の構成において、実施の形態1にかか
る通信ネットワークシステムの動作について説明する。
通信ネットワークシステムの動作において、マスタ装置
2は、各スレーブ装置1a〜1dの中から順に一つのス
レーブ装置、たとえば1aを指名する。指名の方法とし
て、たとえば、装置管理用の装置管理パケットを使用す
る。マスタ装置2と指名されたスレーブ装置1aとは、
SP時刻を一致させる一連の同期手順を実行する。マス
タ装置2は、一通り全スレーブ装置1a〜1dを指名
し、前記一連の同期手順を実行したら、再び最初のスレ
ーブ装置に戻り、これを繰り返す(巡回順に指名す
る)。
【0058】図6は、実施の形態1にかかるマスタ装置
2と各スレーブ装置1a〜1dとの間の同期手順を示す
説明図である。図では、マスタ装置2とマスタ装置2か
ら指名されたスレーブ装置1dとの間の同期手順の例を
示している。なお、この例では、SP周期が伝送遅延時
間に比較し大きな場合を示しているが、小さな場合でも
同様である。また、説明の簡単のため、マスタ装置2と
スレーブ装置1dとの間の多重化装置を多重化装置3a
のみとするが、複数の多重化装置を経由する場合でも同
様である。
【0059】この同期手順においては、まず、スレーブ
装置1dが、自SP時刻に合わせて、同期制御パケット
をマスタ装置2へ向けて送信する(S1)。このとき、
自SP時刻から同期制御パケットを送信するまでに要す
るであろう遅延時間Ta1を計測(予測)し、同期制御
パケットのTa1領域に格納して送信する。遅延時間T
a1は、他のパケットの送信状況により変動する値であ
る。すなわち、他のパケットの送信との競合により遅延
時間Ta1は変動する。
【0060】多重化装置3aは、スレーブ装置1dから
の同期制御パケットを受信すると、マスタ装置2へ中継
する。このとき、同期制御パケットを受信してから送信
するまでに要するであろう遅延時間Ta2を計測(予
測)し、同期制御パケットのTa2領域に格納して送信
する(S2)。遅延時間Ta2は、他のパケットの中継
状況により変動する値である。すなわち、他のパケット
の送信との競合により遅延時間Ta2は変動する。マス
タ装置2は、多重化装置3aを介してスレーブ装置1d
からの同期制御パケットを受信すると、直前の自SP時
刻から前記同期制御パケットを受信するまでに要した時
間Tsを計測し、保持する。そして、つぎの自SP時刻
に合わせて、同期制御パケットをスレーブ装置1dへ向
けて返送する(S3)。
【0061】このとき、自SP時刻から同期制御パケッ
トを送信するまでに要するであろう遅延時間Tb1を計
測(予測)し、受信した同期制御パケットに元々格納さ
れていた各時間Ta1,Ta2、および受信の際に保持
した時間Tsと計測(予測)した遅延時間Tb1を前記
同期制御パケットの所定の領域に格納して送信する。遅
延時間Tb1は、他のパケットの送信状況により変動す
る値である。すなわち、他のパケットの送信との競合に
より遅延時間Tb1は変動する。
【0062】多重化装置3aは、再び同期制御パケット
を受信すると、スレーブ装置1dへ中継する。このと
き、同期制御パケットを受信してから送信するまでに要
するであろう遅延時間Tb2を計測(予測)し、同期制
御パケットのTb2領域に格納して送信する(S4)。
遅延時間Tb2は、他のパケットの中継状況により変動
する値である。すなわち、他のパケットの送信との競合
により遅延時間Tb2は変動する。スレーブ装置1d
は、多重化装置3aを介してマスタ装置2からの同期制
御パケットを受信すると、直前の自SP時刻から同期制
御パケットを受信するまでに要した時間Tmを計測す
る。
【0063】図6から明らかなように、前述した従来の
技術の(3)式におけるTsとTmをTs−(Ta1+
Ta2)とTm−(Tb1+Tb2)に置き換えた次式
が成り立つ。 ΔT=(N−M)T/2+{Ts−(Ta1+Ta2) −Tm+(Tb1+Tb2)}/2 …(10)式 スレーブ装置1dは、(10)式より両装置間のSP時
刻のずれΔTを算出し、自SP時刻を修正する。
【0064】また、図6では、多重化装置が一つであっ
たが、複数の多重化装置を介してマスタ装置2とスレー
ブ装置1dが接続された場合、(10)式を一般化した
次式が成り立つ。 ΔT=(N−M)T/2+(Ts−ΣTa−Tm+ΣTb) /2 …(11)式 ただし、ΣTa=Ta1+Ta2+…+Tan ΣTb=Tb1+Tb2+…+Tbn スレーブ装置1dは、経由する多重化装置が複数の場
合、(11)式より両装置間のSP時刻のずれΔTを算
出し、自SP時刻を修正する。
【0065】前述したように、実施の形態1によれば、
一つのマスタ装置と複数のスレーブ装置とを少なくとも
一つの多重化装置で接続した構成の大規模な通信ネット
ワークシステムにおいて、同期制御パケットの送信と他
のパケットの送信とが競合した場合でも、同期制御パケ
ットを送信する各装置において、遅延時間の情報を同期
制御パケットに格納するため、(11)式を用いてΔT
を算出することができ、SP時刻を極めて高い精度で一
致させることが可能となる。
【0066】実施の形態2.本発明の実施の形態2は、
前述した実施の形態1において、同期制御パケットを中
継する多重化装置が遅延時間の情報を同期制御パケット
に格納するのではなく、同期制御パケットに格納された
遅延時間の情報に加算していくようにしたものである。
なお、基本的な構成および動作は実施の形態1と同様で
あって、マスタ装置2とマスタ装置2から指名されたス
レーブ装置との間の一連の同期手順に関わる動作および
同期制御パケットのフォーマットのみが実施の形態1と
異なるので、異なる部分についてのみ説明する。
【0067】図7は、この発明の実施の形態2にかかる
マスタ装置2と各スレーブ装置1a〜1dとの間の同期
手順で使用される同期制御パケットの構成を示す説明図
である。なお、基本的な構成は、実施の形態1の同期制
御パケットと同様につき、同一の部分についてはその説
明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。実施の
形態2の同期制御パケットは、実施の形態1の同期制御
パケットのTa1領域,Ta2領域〜Tan領域,Tb
1領域,Tb2領域〜Tbn領域に代えて、同期制御パ
ケットが上りで各装置から受ける遅延時間の合計値Ta
を格納するTa領域と、同期制御パケットが下りで各装
置から受ける遅延時間の合計値Tbを格納するTb領域
と、を有している。この場合、同期制御情報は、これら
の領域に格納されるSP番号,計測時間Tsおよび合計
値Ta,Tbから構成されることになる。同期制御パケ
ットの長さは、多重化装置の経由数によらず、一定であ
る。
【0068】つぎに、マスタ装置2と指名されたスレー
ブ装置1dとの間の一連の同期手順について、図8を参
照して説明する。なお、遅延時間Ta1,Ta2〜Ta
n,Tb1,Tb2〜Tbn、および時間Ts、Tm
は、実施の形態1で説明したものと同一である。この同
期手順においては、まず、スレーブ装置1dが、自SP
時刻に合わせて、同期制御パケットをマスタ装置2へ向
けて送信する(S11)。このとき、遅延時間Ta1を
計測(予測)し、同期制御パケットのTa領域に格納し
て送信する。
【0069】多重化装置3aは、スレーブ装置1dから
の同期制御パケットを受信すると、マスタ装置2へ中継
する。このとき、遅延時間Ta2を計測(予測)し、同
期制御パケットのTa領域に格納されていた値に遅延時
間Ta2を加算し、加算した値をTa領域に上書して送
信する(S12)。マスタ装置2は、同期制御パケット
を受信すると、時間Tsを計測して保持し、つぎの自S
P時刻に合わせて、同期制御パケットをスレーブ装置1
dへ向けて返送する(S13)。このとき、遅延時間T
b1を計測(予測)する。そして、測定した遅延時間T
b1を受信した同期制御パケットのTb領域に格納し、
また、保持した時間Tsを同期制御パケットのTs領域
に格納して返送する。
【0070】多重化装置3aは、再び同期制御パケット
を受信すると、スレーブ装置1dへ中継する。このと
き、遅延時間Tb2を計測(予測)し、同期制御パケッ
トのTb領域に格納されていた値に遅延時間Tb2を加
算し、加算した値をTb領域に上書して送信する(S1
4)。スレーブ装置1dは、同期制御パケットを受信す
ると、時間Tmを計測する。Ta領域の値TaとTb領
域の値Tbは、前述した式(11)におけるΣTaとΣ
Tbに相当するので、次式が成り立つ。 ΔT=(N−M)T/2+(Ts−Ta−Tm+Tb) /2 …(12)式 スレーブ装置1dは、(12)式より自装置とマスタ装
置2との間のSP時刻のずれΔTを算出し、自SP時刻
を修正する。
【0071】前述したように実施の形態2によれば、実
施の形態1と同様の効果が得られ、さらに、同期制御パ
ケットの長さが短縮されるので、伝送効率を向上でき、
また時間Ta,Tbの格納位置が固定されるので、予め
各装置に格納位置を割り当てる必要がなくなり、装置管
理を容易化できる。
【0072】実施の形態3.本発明の実施の形態3は、
前述した実施の形態1において、同期制御パケットを送
信する各装置が遅延時間の情報を同期制御パケットに格
納するのではなく、各装置の遅延時間の情報等と同期制
御パケットに格納された情報とを演算し、同期制御パケ
ットに格納された情報を更新していくようにしたもので
ある。なお、基本的な構成および動作は実施の形態1と
同様であって、マスタ装置2とマスタ装置2から指名さ
れたスレーブ装置との間の一連の同期手順に関わる動作
および同期制御パケットのフォーマットのみが実施の形
態1と異なるので、異なる部分についてのみ説明する。
【0073】図9は、この発明の実施の形態3にかかる
マスタ装置2と各スレーブ装置1a〜1dとの間の同期
手順で使用される同期制御パケットの構成を示す説明図
である。なお、基本的な構成は、実施の形態1の同期制
御パケットと同様につき、同一の部分についてはその説
明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。実施の
形態3の同期制御パケットは、実施の形態1の同期制御
パケットのTa1領域,Ta2領域〜Tan領域,Ts
領域,Tb1領域,Tb2領域〜Tbn領域に代えて、
マスタ装置2,スレーブ装置1a〜1dおよび多重化装
置3a〜3eが演算結果Tcを格納するTc領域を有し
ている。この場合、同期制御情報は、これらの領域に格
納されるSP番号,演算結果Tcから構成されることに
なる。同期制御パケットの長さは、多重化装置の経由数
によらず、一定である。
【0074】つぎに、マスタ装置2と指名されたスレー
ブ装置1dとの間の一連の同期手順について、図10を
参照して説明する。なお、遅延時間Ta1,Ta2〜T
an,Tb1,Tb2〜Tbn、および時間Ts,Tm
は、実施の形態1で説明したものと同一である。この同
期手順においては、まず、スレーブ装置1dが、自SP
時刻に合わせて、同期制御パケットをマスタ装置2へ向
けて送信する(S21)。このとき、遅延時間Ta1を
計測(予測)し、同期制御パケットのTc領域に格納し
て送信する。
【0075】多重化装置3aは、同期制御パケットを受
信すると、マスタ装置2へ中継する。このとき、遅延時
間Ta2を計測(予測)し、同期制御パケットのTc領
域に格納されていた値に遅延時間Ta2を加算し、加算
した値をTc領域に上書して送信する(S22)。マス
タ装置2は、多重化装置3aを介して同期制御パケット
を受信すると、時間Tsを計測して保持し、つぎの自S
P時刻に合わせて、同期制御パケットをスレーブ装置1
dへ向けて返送する(S23)。このとき、遅延時間T
b1を計測(予測)する。そして、同期制御パケットの
Tc領域の値Tc、測定した遅延時間Tb1および保持
した時間Tsから次式を計算して新たな値Tcとし、T
c領域に上書きして送信する。 Ts−Tc+Tb1 …(13)式
【0076】多重化装置3aは、再び同期制御パケット
を受信すると、スレーブ装置1dへ中継する。このと
き、遅延時間Tb2を計測(予測)し、同期制御パケッ
トのTc領域に格納されていた値に遅延時間Tb2を加
算し、加算した値をTc領域に上書きして送信する(S
24)。スレーブ装置1dは、同期制御パケットを受信
すると、直前の自SP時刻から同期制御パケットを受信
するまでに要した時間Tmを計測する。受信した同期制
御情報に格納された値Tcは、前記(11)式における
Ts−ΣTa+ΣTbに相当するので、次式が成り立
つ。 ΔT=(N−M)T/2+(Tc−Tm)/2 …(14)式 スレーブ装置1dは、(13)式より自装置とマスタ装
置2との間のSP時刻のずれΔTを算出し、自SP時刻
を修正する。
【0077】前述したように実施の形態3によれば、実
施の形態1,実施の形態2と同様の効果が得られ、さら
に同期制御パケットの長さが短縮されるので、伝送効率
を向上でき、また時間Tcの格納位置が固定されるの
で、予め各装置に格納位置を割り当てる必要がなくな
り、装置管理を容易化できる。
【0078】実施の形態4.図11は、この発明の実施
の形態4にかかる通信ネットワークシステムの構成を示
す説明図である。この通信ネットワークシステムは、電
力系の測定を同期制御されたSP間隔で行い、SP情報
を生成してSP情報パケットを一斉に送信する複数のス
レーブ装置4a〜4dと、スレーブ装置4a〜4dから
のSP情報パケットを収集して処理するマスタ装置5
と、スレーブ装置4a〜4dとマスタ装置5とを接続す
る少なくとも一つの多重化装置(中継装置)6a〜6e
と、を備えている。
【0079】各スレーブ装置4a〜4dは、お互いに同
期制御されたSP時刻に合わせてSP情報を生成し、一
斉にSP情報パケットをマスタ装置5宛に送信する。マ
スタ装置5は、各スレーブ装置4a〜4dからのSP情
報パケットを収集して処理する。また、マスタ装置5
は、同期制御用のSP時刻を保持している。なお、マス
タ装置5は、自装置のSP時刻に合わせて測定を行うよ
うにしてもよいし、行わないようにしてもよい。多重化
装置6a〜6eは、スレーブ装置4a〜4dから受信し
たパケットをマスタ装置5へ多重中継し、マスタ装置5
から受信したパケットをスレーブ装置4a〜4dへ同報
中継する。また、マスタ装置5は、自SP時刻と各スレ
ーブ装置4a〜4dのSP時刻とを一致させるため、ス
レーブ装置4a〜4dから一つのスレーブ装置を順次指
定し、指定したスレーブ装置との同期制御を行う。
【0080】指定されたスレーブ装置は、ユニークなビ
ットパターンを有する特別コードを他のパケットよりも
優先して送信し、その後、同期制御用の同期制御パケッ
トを送信する。多重化装置6a〜6eは、特別コードを
他のパケットよりも優先して中継し、また、同期制御パ
ケットを中継する。マスタ装置5は、特別コードを他の
パケットよりも優先して返送し、また、特別コードの受
信時刻に基づく情報を同期制御パケットに格納して返送
する。
【0081】返送されてきた特別コードおよび同期制御
パケットを受信したスレーブ装置は、自装置が特別コー
ドを受信した時刻に基づく情報および同期制御パケット
に格納された受信時刻に基づく情報から、自装置とマス
タ装置5とのSP時刻のずれを算出して自SP時刻を調
整する。なお、この通信ネットワークシステムにおける
各パケットのパケット長は、固定長でも可変長でもよ
い。たとえば、IEEE802.3やEthernet
のMacパケットを用いてもよい。
【0082】図12は、図11に示した実施の形態4に
かかるスレーブ装置4a〜4dの構成を示すブロック図
である。スレーブ装置4a〜4dは、SP周期で測定を
行うサンプリング部41と、自装置の各部を制御する制
御部42と、外部との間でパケットの送受信を行う送受
信部43と、を備えている。制御部42は、SP時刻毎
に送受信部43を制御してSP情報パケットを送信し、
また、マスタ装置5からの指定があった場合、送受信部
43を制御して同期制御パケットを送信する。
【0083】また、制御部42は、サンプリング部41
における測定のためのSP時刻とマスタ装置5が保持す
るSP時刻とのずれを算出する算出部44と、算出部4
4の算出結果に基づいてSP時刻を調整する調整部45
と、特別コード生成し、優先して送信する特別コード処
理部46と、を有しており、特別コードおよび同期制御
パケットが返送されてきたとき、SP時刻の調整を行
う。
【0084】図13は、図11に示した実施の形態4に
かかるマスタ装置5の構成を示すブロック図である。マ
スタ装置5は、自装置の各部を制御する制御部51と、
外部との間でパケットの送受信を行う送受信部52と、
を備えている。制御部51は、スレーブ装置4a〜4b
からのSP情報パケットに格納されたSP情報を処理す
る情報処理部53と、自SP時刻をカウントするタイミ
ング管理部54と、同期手順を実行する同期制御部55
と、特別コードを優先して送信する特別コード処理部5
6と、を有している。同期制御部55は、スレーブ装置
4a〜4dを順に指定して同期手順を実行する。
【0085】図14は、図11に示した実施の形態4に
かかる多重化装置6a〜6eの構成を示すブロック図で
ある。多重化装置6a〜6eは、自装置の各部を制御す
る制御部61と、外部との間でパケットの送受信を行う
送受信部62と、を備えている。制御部61は、特別コ
ードを受信した場合、他のパケットよりも優先して送信
する特別コード処理部63を有している。
【0086】図15は、実施の形態4にかかる同期手順
で使用される同期制御パケットの構成を示す説明図であ
る。実施の形態4の同期制御パケットは、図5に示した
実施の形態1の同期制御パケットからTa1領域,Ta
2領域〜Tan領域,Tb1領域,Tb2領域〜Tbn
領域〜Tbn領域を取り除いた構成を有している。同期
制御パケットの長さは、多重化装置の経由数によらず、
一定である。
【0087】以上の構成において、実施の形態4にかか
る通信ネットワークシステムの動作について説明する。
通信ネットワークシステムの動作において、マスタ装置
5は、各スレーブ装置4a〜4dの中から順に一つのス
レーブ装置、たとえば4aを指名する。指名の方法とし
て、たとえば、装置管理パケットを使用する。マスタ装
置5と指名されたスレーブ装置4aとは、SP時刻を一
致させる一連の同期手順を実行する。マスタ装置5は、
一通り全スレーブ装置4a〜4dを指名し、前記一連の
同期手順を実行したら、再び最初のスレーブ装置に戻
り、これを繰り返す。
【0088】図16は、実施の形態4にかかるマスタ装
置5と各スレーブ装置4a〜4dとの間の同期手順を示
す説明図である。図では、マスタ装置5とマスタ装置5
から指名されたスレーブ装置4dとの間の同期手順の例
を示している。なお、この例では、SP周期が伝送遅延
時間に比較し大きな場合を示しているが、小さな場合で
も同様である。また、説明の簡単のため、マスタ装置5
とスレーブ装置4dとの間の多重化装置を多重化装置6
aのみとするが、複数の多重化装置を経由する場合でも
同様である。
【0089】この同期手順においては、まず、スレーブ
装置4dが、自SP時刻に合わせて、特別コードをマス
タ装置5へ向けて送信する(S31)。このとき、スレ
ーブ装置4dが他のパケットを送信している最中であっ
ても、送信中の他のパケットを分断し、特別コードを優
先して送信する。スレーブ装置4dは、その後、同期制
御パケットをマスタ装置5へ向けて送信する(S3
2)。なお、自SP時刻から前記同期制御パケットを送
信するまでに要する時間は、他のパケットの送信状況に
より変動してよい。
【0090】多重化装置6aは、スレーブ装置4dから
の特別コードを受信すると、送信中の他のパケットがあ
る場合はそのパケットを分断し、他のパケットの中継に
関わらず、特別コードをマスタ装置5へ優先して送信す
る(S33)。また、多重化装置6aは、スレーブ装置
4dからの同期制御パケットを受信すると、マスタ装置
5へ中継する(S34)。なお、同期制御パケットを受
信してから送信するまでに要する時間は、他のパケット
の中継状況により変動してよい。
【0091】マスタ装置5は、多重化装置6aを介して
特別コードを受信すると、直前の自SP時刻から特別コ
ードを受信するまでに要した時間Tsを計測し、保持す
る。そして、送信中の他のパケットがある場合はそのパ
ケットを分断し、他のパケットの送信に関わらず、つぎ
の自SP時刻に合わせて、特別コードをスレーブ装置4
dへ向けて優先して返送する(S35)。マスタ装置5
は、同期制御パケットを受信すると、保持した時間Ts
を、受信した同期制御パケットの所定の領域に格納して
スレーブ装置4dへ向けて返送する(S36)。なお、
自SP時刻から同期制御パケットを送信するまでに要す
る時間は、他のパケットの送信状況により変動してよ
い。
【0092】多重化装置6aは、再び特別コードを受信
すると、他のパケットの中継に関わらず、送信中の他の
パケットがある場合はそのパケットを分断し、スレーブ
装置4dへ優先して中継する(S37)。多重化装置6
aは、再び同期制御パケットを受信すると、スレーブ装
置4dへ中継する(S38)。なお、同期制御パケット
を受信してから送信するまでに要する時間は、他のパケ
ットの中継状況により変動してよい。スレーブ装置4d
は、中継装置6aを介して特別コードを受信すると、直
前の自SP時刻から特別コードを受信するまでに要した
時間Tmを計測し、保持する。図16から明らかなよう
に、従来の例で示した(3)式がそのまま成立する。ス
レーブ装置4dは、同期制御パケットを受信すると、
(3)式より自装置とマスタ装置5との間のSP時刻の
ずれΔTを算出し、自SP時刻を修正する。
【0093】なお、特別コードは、その存在自体に意味
を持ち、情報要素を持たないので、パケット長に比較し
極めて短いものとし、各装置が受信パケット流の中から
抽出できるよう、一意に識別できる(ユニークな)もの
とする。たとえば、伝送符号として、IEEE Std
802.3uの100BASE−Tの規格で定められ
た4B/5Bコードグループを適用した場合、5Bコー
ドが「11001」等、無効のコードの一つを利用す
る。あるいは、データリンク層として、ISO7766
のHDLC(High-level Data Link Control Procedur
e)規格を適用した場合、7個の連続した「1」等、無
効のフラグシーケンスを利用する。
【0094】前述したように、実施の形態4によれば、
一つのマスタ装置と複数のスレーブ装置とを少なくとも
一つの多重化装置で接続した構成の大規模な通信ネット
ワークシステムにおいて、各装置で特別コードを他のパ
ケットよりも優先して送信するため、(3)式を用いて
ΔTを算出することができ、SP時刻を極めて高い精度
で一致させることが可能となる。
【0095】実施の形態5.本発明の実施の形態5は、
前述した実施の形態1において、通信ネットワークシス
テムの各装置が、パケットに代えて、複数のTS(タイ
ムスロット)で構成された伝送フレームを用いて、SP
情報,同期制御情報および装置管理情報を送受信するよ
うにしたものである。基本的な構成および動作は実施の
形態1と同様につき、動作の異なる部分と伝送フレーム
についてのみ説明する。図17は、本発明の実施の形態
5にかかる伝送フレームの構成を示す説明図である。こ
の伝送フレームは、伝送フレームの先頭を示す識別子
等、制御情報を格納する領域(フレームヘッダ)と、S
P情報または装置管理情報を格納する領域(TS#1〜
#N)と、同期制御情報を格納する領域(同期制御用T
S)と、を有している。
【0096】同期制御用TSは、SP周期T毎に1ずつ
増加するSP番号を格納するSP番号領域と、同期制御
情報が上りで各装置から受ける遅延時間Ta1,Ta2
〜Tanを格納するTa1領域,Ta2領域〜Tan領
域と、マスタ装置2が計測時間Tsを格納するTs領域
と、同期制御情報が下りで各装置から受ける遅延時間T
b1,Tb2〜Tbnを格納するTb1領域,Tb2領
域〜Tbn領域と、を有している。Ta1領域,Ta2
領域〜Tan領域,Tb1領域,Tb2領域〜Tbn領
域は、多重化装置の経由数分設けられている。この場
合、同期制御情報は、これらの領域に格納されるSP番
号,計測時間Tsおよび遅延時間Ta1,Ta2〜Ta
n,Tb1,Tb2〜Tbnから構成されることにな
る。
【0097】各スレーブ装置1a〜1dは、お互いに同
期制御されたSP時刻に合わせてSP情報を生成し、予
め割り当てられたTSに格納し、マスタ装置2宛に送信
する。マスタ装置2は、各スレーブ装置1a〜1dから
SP情報を収集する。また、マスタ装置2と各スレーブ
装置1a〜1dは、お互いのSP時刻を一致させるため
に、遅延時間等の同期制御情報を同期制御用TSに格納
し、送受信する。多重化装置3a〜3eは、上りの全受
信伝送フレームを送信伝送フレームに再編集して中継
し、下りの受信伝送フレームを同報中継して、SP情報
および同期制御情報を中継する。また、全装置は、装置
管理情報を予め割り当てられたTSに格納して送受信す
る。
【0098】マスタ装置2と各スレーブ装置1a〜1d
間の同期手順においても、パケットを用いる場合と同様
に、マスタ装置2は、各スレーブ装置1a〜1dを巡回
順に指名し、マスタ装置2と指名されたスレーブ装置
は、SP時刻を一致させる一連の同期手順を実行する。
この一連の同期手順を、図6を参照して説明する。な
お、この例では、スレーブ装置1dが指名されているも
のとし、説明の簡単のために、マスタ装置2とスレーブ
装置1dとの間には多重化装置3aのみが配置されてい
るものとするが経由する多重化装置が複数ある場合でも
同様である。この同期手順においては、まず、スレーブ
装置1dが同期制御情報をマスタ装置2へ向けて送信す
る(S1)。このとき、直前の自SP時刻から、同期制
御情報を伝送フレームの所定のTSに格納して送信する
までに要するであろう遅延時間Ta1を計測(予測)
し、同期制御情報のTa1領域に格納して送信する。
【0099】多重化装置3aは、スレーブ装置1dから
の同期制御情報を受信すると、マスタ装置2へ中継す
る。このとき、同期制御情報を受信してから送信するま
でに要するであろう遅延時間Ta2を計測し、前記同期
制御情報のTa2領域に格納して送信する(S2)。マ
スタ装置2は、多重化装置3aを介して同期制御情報を
受信すると、直前の自SP時刻から同期制御情報を受信
するまでに要した時間Tsを計測し、保持する。マスタ
装置2は、つぎの自SP時刻が経過した後に、同期制御
情報をスレーブ装置1dへ向けて返送する。このとき、
自SP時刻から同期制御情報を送信するまでに要するで
あろう遅延時間Tb1を計測(予測)し、受信した同期
制御情報に元々格納されていた各時間Ta1,Ta2、
および受信の際に保持した時間Tsと計測(予測)した
遅延時間Tb1を前記同期制御情報の所定の領域に格納
して送信する。
【0100】多重化装置3aは、再び同期制御情報を受
信すると、スレーブ装置1dへ中継する。このとき、同
期制御情報を受信してから送信するまでに要するであろ
う遅延時間Tb2を計測(予測)し、前記同期制御情報
の所定のTb2領域に格納して送信する(S4)。スレ
ーブ装置1dは、多重化装置3aを介して同期制御情報
を受信すると、直前の自SP時刻から同期制御情報を受
信するまでに要した時間Tmを計測する。スレーブ装置
1dは、(11)式より両装置間のSP時刻のずれΔT
を算出し、自SP時刻を修正する。
【0101】前述したように実施の形態5によれば、一
定周期の伝送フレームによる伝送手段を用いた場合で
も、(11)式よりΔTを算出することができ、実施の
形態1と同様の効果が得られる。さらに、パケットを用
いず、伝送フレームを用いているため、宛先装置ID、
送信元装置ID等の制御情報を各TS毎に設ける必要が
なく、伝送効率を向上することができる。
【0102】実施の形態6.本発明の実施の形態6は、
前述した実施の形態5において、同期制御情報を送信す
る多重化装置が遅延時間の情報を同期制御用TSに格納
するのではなく、同期制御用TSに格納された遅延時間
の情報に加算していくようにしたものである。なお、基
本的な構成および動作は実施の形態5と同様であって、
マスタ装置2とマスタ装置2から指名されたスレーブ装
置との間の一連の同期手順に関わる動作および伝送フレ
ームのフォーマットのみが実施の形態5と異なるので、
異なる部分についてのみ説明する。
【0103】図18は、実施の形態6にかかる伝送フレ
ームの構成を示す説明図である。なお、基本的な構成
は、実施の形態5の伝送フレームと同様につき、同一の
部分についてはその説明を省略し、異なる部分について
のみ説明する。実施の形態6の伝送フレームは、実施の
形態5の伝送フレームのTa1領域,Ta2領域〜Ta
n領域,Tb1領域,Tb2領域〜Tbn領域に代え
て、同期制御情報が上りで各装置から受ける遅延時間の
合計値Taを格納するTa領域と、同期制御情報が下り
で各装置から受ける遅延時間の合計値Tbを格納するT
b領域と、を有している。この場合、同期制御情報は、
これらの領域に格納されるSP番号,計測時間Tsおよ
び合計値Ta,Tbから構成されることになる。同期制
御用TSの長さは、多重化装置の経由数によらず、一定
である。
【0104】つぎに、マスタ装置2とマスタ装置2から
指名されたスレーブ装置1dとの間の一連の同期手順に
関わる動作について、図8を参照して説明する。なお、
遅延時間Ta1,Ta2〜Tan,Tb1,Tb2〜T
bn、および時間Ts、Tmは、実施の形態5で説明し
たものと同一である。この同期手順においては、まず、
スレーブ装置1dが、自SP時刻に合わせて、同期制御
情報をマスタ装置2へ送信する(S11)。このとき、
遅延時間Ta1を計測(予測)し、同期制御情報のTa
領域に格納して送信する。
【0105】多重化装置3aは、同期制御情報を受信す
ると、マスタ装置2へ中継する。このとき、遅延時間T
a2を計測(予測)し、同期制御情報のTa領域に格納
されていた値に遅延時間Ta2を加算し、加算した値を
Ta領域に上書して送信する(S12)。マスタ装置2
は、同期制御情報を受信すると、時間Tsを計測して保
持し、つぎの自SP時刻に合わせて、同期制御情報をス
レーブ装置1dへ返送する(S13)。このとき、遅延
時間Tb1を計測(予測)する。そして、測定した遅延
時間Tb1を受信した同期制御情報のTb領域に格納
し、また、保持した時間Tsを同期制御情報のTs領域
に格納して返送する。
【0106】多重化装置3aは、再び同期制御情報を受
信すると、スレーブ装置1dへ中継する。このとき、遅
延時間Tb2を計測(予測)し、同期制御情報のTb領
域に格納されていた値に遅延時間Tb2を加算し、加算
した値をTb領域に上書して送信する(S14)。スレ
ーブ装置1dは、同期制御情報を受信すると、時間Tm
を計測し、前述した(12)式より自装置とマスタ装置
2との間のSP時刻のずれΔTを算出し、自SP時刻を
修正する。
【0107】前述したように実施の形態6によれば、実
施の形態5と同様の効果が得られ、さらに、同期制御情
報の長さが短縮されるので、伝送効率を向上でき、また
時間Ta、Tbの格納位置が固定されるので、予め各装
置に格納位置を割り当てる必要がなくなり、装置管理を
容易化できる。
【0108】実施の形態7 本発明の実施の形態7は、前述した実施の形態5におい
て、同期制御情報を送信する各装置が遅延時間の情報を
同期制御用TSに格納するのではなく、各装置の遅延時
間の情報等と同期制御情報に格納された情報とを演算
し、同期制御用TSに格納された情報を更新していくよ
うにしたものである。なお、基本的な構成および動作は
実施の形態5と同様であって、マスタ装置2とマスタ装
置2から指名されたスレーブ装置との間の一連の同期手
順に関わる動作および伝送フレームのフォーマットのみ
が実施の形態5と異なるので、異なる部分についてのみ
説明する。
【0109】図19は、実施の形態7にかかる伝送フレ
ームの構成を示す説明図である。なお、基本的な構成
は、実施の形態5の伝送フレームと同様につき、同一の
部分についてはその説明を省略し、異なる部分について
のみ説明する。実施の形態7の伝送フレームは、実施の
形態5の伝送フレームのTa1領域,Ta2領域〜Ta
n領域,Ts領域,Tb1領域,Tb2領域〜Tbn領
域に代えて、同期制御情報がマスタ装置2,スレーブ装
置1a〜1dおよび多重化装置3a〜3eが演算結果T
cを格納するTc領域を有している。この場合、同期制
御情報は、これらの領域に格納されるSP番号,演算結
果Tcから構成されることになる。同期制御用TSの長
さは、多重化装置の経由数によらず、一定である。
【0110】つぎに、マスタ装置2とマスタ装置2から
指名されたスレーブ装置1dとの間の一連の同期手順に
関わる動作について、図10を参照して説明する。な
お、遅延時間Ta1,Ta2〜Tan,Tb1,Tb2
〜Tbn、および時間Ts、Tmは、実施の形態5で説
明したものと同一である。この同期手順においては、ま
ず、スレーブ装置1dが、自SP時刻に合わせて、同期
制御情報をマスタ装置2へ向けて送信する(S21)。
このとき、遅延時間Ta1を計測(予測)し、同期制御
情報のTc領域に格納して送信する。
【0111】多重化装置3aは、同期制御情報を受信す
ると、マスタ装置2へ中継する。このとき、遅延時間T
a2を計測(予測)し、同期制御情報のTc領域に格納
されていた値に遅延時間Ta2を加算し、加算した値を
Tc領域に上書して送信する(S22)。マスタ装置2
は、多重化装置3aを介して同期制御情報を受信する
と、時間Tsを計測して保持し、つぎの自SP時刻に合
わせて、同期制御情報をスレーブ装置1dへ向けて返送
する(S23)。このとき、遅延時間Tb1を計測(予
測)する。そして、同期制御情報のTc領域の値Tc、
測定した遅延時間Tb1および保持した時間Tsから式
(13)を計算して新たな値Tcとし、Tc領域に上書
きして送信する。
【0112】多重化装置3aは、再び同期制御情報を受
信すると、スレーブ装置1dへ中継する。このとき、遅
延時間Tb2を計測(予測)し、同期制御情報のTc領
域に格納されていた値に遅延時間Tb2を加算し、加算
した値をTc領域に上書して送信する(S24)。スレ
ーブ装置1dは、同期制御情報を受信すると、直前の自
SP時刻から同期制御情報を受信するまでに要した時間
Tmを計測し、前述した(14)式より自装置とマスタ
装置2との間のSP時刻のずれΔTを算出し、自SP時
刻を修正する。
【0113】前述したように実施の形態7によれば、実
施の形態5,実施の形態6と同様の効果が得られ、さら
に同期制御情報の長さが短縮されるので、伝送効率を向
上でき、また時間Tcの格納位置が固定されるので、予
め各装置に格納位置を割り当てる必要がなくなり、装置
管理を容易化できる。
【0114】実施の形態8.本発明の実施の形態8は、
前述した実施の形態4において、通信ネットワークシス
テムの各装置が、パケットに代えて、複数のTS(タイ
ムスロット)で構成された伝送フレームを用いて、SP
情報,同期制御情報および装置管理情報を送受信するよ
うにしたものである。基本的な構成および動作は実施の
形態4と同様につき、動作の異なる部分と伝送フレーム
についてのみ説明する。図20は、本発明の実施の形態
8にかかる伝送フレームの構成を示す説明図である。
【0115】この伝送フレームは、伝送フレームの先頭
を示す識別子等、制御情報を格納する領域(フレームヘ
ッダ)と、SP情報または装置管理情報を格納する領域
(TS#1〜#N)と、同期制御情報を格納する領域
(同期制御用TS)と、を有している。同期制御用TS
は、SP周期T毎に1ずつ増加するSP番号を格納する
SP番号領域と、マスタ装置5が計測時間Tsを格納す
るTs領域と、を有している。同期制御用TSの長さ
は、多重化装置の経由数によらず一定である。同期制御
情報は、SP番号および計測時間Tsから構成されるこ
とになる。
【0116】各スレーブ装置4a〜4dは、お互いに同
期制御されたSP時刻に合わせてSP情報を生成し、予
め割り当てられたTSに格納し、マスタ装置5宛に送信
する。マスタ装置5は、各スレーブ装置4a〜4dから
SP情報を収集して処理する。多重化装置6a〜6e
は、上りの全受信伝送フレームを送信伝送フレームに再
編集して中継し、下りの受信伝送フレームを同報中継し
て、SP情報および同期制御情報を中継する。また、全
装置は、装置管理情報を予め割り当てられたTSに格納
して送受信する。
【0117】マスタ装置5と各スレーブ装置4a〜4d
間の同期手順においても、パケットを用いる場合と同様
に、マスタ装置5は、各スレーブ装置4a〜4dを巡回
順に指名し、マスタ装置5と指名されたスレーブ装置
は、SP時刻を一致させる一連の同期手順を実行する。
この一連の同期手順を、図16を参照して説明する。な
お、この例では、スレーブ装置4dが指名されているも
のとし、説明の簡単のために、マスタ装置5とスレーブ
装置4dとの間には多重化装置6aのみが配置されてい
るものとする。
【0118】この同期手順においては、まず、スレーブ
装置4dが、自SP時刻に合わせて、特別コードをマス
タ装置5へ向けて送信する(S31)。このとき、スレ
ーブ装置4dが他の情報が格納されたTSまたは空きの
TSを送信している最中であっても、送信中のTSを分
断し、ユニークなビットパターンの特別コードを優先し
て送信する。なお、この特別コードは、たとえば、前述
した実施の形態4の特別コードと同一のコードを用いて
もよい。スレーブ装置4dは、その後、同期制御情報を
マスタ装置5へ向けて送信する(S32)。
【0119】多重化装置6aは、スレーブ装置4dから
の特別コードを受信すると、送信中のTSを分断し、他
の情報の中継に関わらず、特別コードを優先して送信す
る。マスタ装置5へ優先して送信する(S33)。ま
た、多重化装置6aは、スレーブ装置4dからの同期制
御情報を受信すると、マスタ装置5へ中継する(S3
4)。マスタ装置5は、多重化装置6aを介して特別コ
ードを受信すると、直前の自SP時刻から特別コードを
受信するまでに要した時間Tsを計測し、保持する。そ
して、送信中のTSを分断し、他の情報の送信に関わら
ず、つぎの自SP時刻に合わせて、特別コードをスレー
ブ装置4dへ向けて優先して返送する(S35)。
【0120】マスタ装置5は、同期制御情報を受信する
と、保持した時間Tsを、受信した同期制御情報の所定
の領域に格納してスレーブ装置4dへ向けて返送する
(S36)。多重化装置6aは、再び特別コードを受信
すると、他の情報の中継に関わらず、送信中のTSを分
断し、スレーブ装置4dへ優先して中継する(S3
7)。多重化装置6aは、再び同期制御情報を受信する
と、スレーブ装置4dへ中継する(S38)。スレーブ
装置4dは、中継装置6aを介して特別コードを受信す
ると、直前の自SP時刻から特別コードを受信するまで
に要した時間Tmを計測し、保持する。図16から明ら
かなように、従来の例で示した(3)式がそのまま成立
する。スレーブ装置4dは、同期制御情報を受信する
と、(3)式より自装置とマスタ装置5との間のSP時
刻のずれΔTを算出し、自SP時刻を修正する。
【0121】前述したように実施の形態8によれば、一
定周期の伝送フレームによる伝送手段を用いた場合で
も、(3)式よりΔTを算出することができ、実施の形
態4と同様の効果が得られる。さらに、パケットを用い
ず、伝送フレームを用いているため、宛先装置ID、送
信元装置ID等の制御情報を各TS毎に設ける必要がな
く、伝送効率を向上することができる。
【0122】なお、実施の形態1〜実施の形態8では、
大規模通信ネットワークシステムに拡張した場合を説明
したが、一つのマスタ装置と一つのスレーブ装置とを直
接接続した構成で、同期制御パケット(同期制御情報)
の送信と装置管理パケット(装置管理情報)等の他のパ
ケット(情報)の不定期な送信とが競合した場合でも、
同様の効果が得られる。また、実施の形態1〜実施の形
態8では、マスタ装置と多重化装置が異なった装置であ
るが、マスタ装置と最上段の多重化装置を共通化し、一
つの装置としても、同様の効果が得られる。
【0123】さらに、マスタ装置が持つ機能、すなわ
ち、スレーブ装置に対し同期手順を実行する機能とスレ
ーブ装置からSP情報パケット(SP情報)を収集して
処理する機能とを分離し、前者を最上段の多重化装置に
設け、後者をマスタ装置に設けて、最上段の多重化装置
に複数のマスタ装置接続ポートを設けるようにしてもよ
い。これにより、さらに複数のマスタ装置を接続でき、
SP情報パケット(SP情報)の処理を高度化すること
ができる。
【0124】また、実施の形態1〜実施の形態8では、
スレーブ装置から同期制御パケット(同期制御情報)ま
たは特別コードを送信していたが、マスタ装置から送信
するようにし、マスタ装置側でサンプリング時刻のずれ
を算出し、スレーブ装置にサンプリング時刻の調整を命
令するようにしてもよい。また、電力系の測定を同期制
御されたSP間隔で行う例を挙げたが、同期制御された
タイミングで動作を行う他のシステムに応用してもよ
い。また、遅延時間Ta1を同期制御パケット(同期制
御情報)に格納せず、スレーブ装置で保持するようにし
てもよい。また、格納される時間の情報を負の値として
もよい。この場合は、加算に代えて減算が行われ、減算
に代えて加算が行われることとなる。
【0125】また、実施の形態4,実施の形態8では、
スレーブ装置が、特別コードと同期制御パケット(同期
制御情報)をマスタ装置5へ送信したが、特別コードの
みを送信してもよい。この場合、マスタ装置5は、特別
コードの受信を契機に、特別コードと同期制御パケット
(同期制御情報)をスレーブ装置へ返送する。これによ
り、上りの伝送効率を向上することができる。
【0126】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明によれ
ば、算出手段が、同期制御情報の送信におけるスレーブ
装置,マスタ装置または中継装置での遅延時間を含めて
スレーブ装置のタイミングとマスタ装置のタイミングと
のずれを算出し、調整手段が、算出手段の算出結果に基
づいて、スレーブ装置のタイミングを調整する。これに
より、同期制御情報の送信におけるスレーブ装置,マス
タ装置または中継装置での遅延時間も考慮したタイミン
グ調整を行うことができるため、周期的な動作タイミン
グの同期精度を向上させることができる、という効果を
奏する。
【0127】つぎの発明によれば、同期制御情報を送信
するスレーブ装置,マスタ装置または中継装置が、自装
置における遅延時間の情報を同期制御情報に格納するた
め、発信元の装置が、返送されてきた同期制御情報から
遅延時間の情報を得ることができる、という効果を奏す
る。
【0128】つぎの発明によれば、同期制御情報を送信
するスレーブ装置,マスタ装置または中継装置が、自装
置における遅延時間に基づいて同期制御情報に格納され
た情報を更新するため、発信元の装置が、返送されてき
た同期制御情報から遅延時間に基づく情報を得ることが
できる、という効果を奏する。
【0129】つぎの発明によれば、スレーブ装置(マス
タ装置)が、同期制御情報を、中継装置を介してマスタ
装置(スレーブ装置)に送信し、マスタ装置(スレーブ
装置)が、同期制御情報を受信する直前のタイミングか
ら受信するまでの時間の情報と同期制御情報を返送する
直前のタイミングから返送するまでの時間の情報とを、
同期制御情報に格納し、中継装置を介してスレーブ装置
(マスタ装置)に返送し、中継装置が、同期制御情報を
受信してから送信するまでの時間の情報を、受信した同
期制御情報に格納して中継し、算出手段が、返送されて
きた同期制御情報をスレーブ装置(マスタ装置)が受信
する直前のタイミングから受信するまでの時間の情報と
同期制御情報に格納された時間の情報とに基づいて、ス
レーブ装置のタイミングとマスタ装置のタイミングとの
ずれを算出する。これにより、同期制御情報の送信にお
けるスレーブ装置,マスタ装置または中継装置での遅延
時間も考慮したタイミング調整を行うことができるた
め、周期的な動作タイミングの同期精度を向上させるこ
とができる、という効果を奏する。
【0130】つぎの発明によれば、スレーブ装置(マス
タ装置)が、同期制御情報を送信する直前のタイミング
から送信するまでの時間の情報を、同期制御情報に格納
し、中継装置を介してマスタ装置(スレーブ装置)に送
信し、マスタ装置(スレーブ装置)が、同期制御情報を
受信する直前のタイミングから受信するまでの時間の情
報と同期制御情報を返送する直前のタイミングから返送
するまでの時間の情報とを、前記同期制御情報に格納
し、中継装置を介してスレーブ装置(マスタ装置)に返
送し、中継装置が、同期制御情報を受信してから送信す
るまでの時間と受信した同期制御情報に示された時間と
の和または差を演算して同期制御情報に格納された時間
の情報を更新して中継し、算出手段が、返送されてきた
同期制御情報をスレーブ装置(マスタ装置)が受信する
直前のタイミングから受信するまでの時間の情報と同期
制御情報に格納された時間の情報とに基づいてスレーブ
装置のタイミングとマスタ装置のタイミングとのずれを
算出する。これにより、同期制御情報の送信におけるス
レーブ装置、マスタ装置または中継装置での遅延時間も
考慮したタイミング調整を行うことができるため、周期
的な動作タイミングの同期精度を向上させることができ
る、という効果を奏する。
【0131】つぎの発明によれば、スレーブ装置(マス
タ装置)が、同期制御情報を送信する直前の自装置のタ
イミングから送信するまでの時間の情報を、同期制御情
報に格納し、中継装置を介してマスタ装置(スレーブ装
置)に送信し、マスタ装置(スレーブ装置)が、同期制
御情報を受信する直前の自装置のタイミングから受信す
るまでの時間と、同期制御情報に示された時間と、同期
制御情報を返送する直前の自装置のタイミングから返送
するまでの時間と、の演算を行い、同期制御情報に格納
された時間の情報を更新し、中継装置を介してスレーブ
装置(マスタ装置)に返送し、中継装置が、同期制御情
報を受信してから送信するまでの時間と受信した同期制
御情報に示された時間との和または差を演算して同期制
御情報に格納された時間の情報を更新して中継し、算出
手段が、返送されてきた同期制御情報をスレーブ装置
(マスタ装置)が受信する直前のタイミングから受信す
るまでの時間の情報と同期制御情報に格納された時間の
情報とに基づいてスレーブ装置のタイミングとマスタ装
置のタイミングとのずれを算出する。これにより、同期
制御情報の送信におけるスレーブ装置、マスタ装置また
は中継装置での遅延時間も考慮したタイミング調整を行
うことができるため、周期的な動作タイミングの同期精
度を向上させることができる、という効果を奏する。
【0132】つぎの発明によれば、スレーブ装置,マス
タ装置および中継装置が、ユニークなビットパターンの
特別コードを、他の情報よりも優先して送信し、スレー
ブ装置とマスタ装置との間を往復させ、マスタ装置また
はスレーブ装置が、特別コードの着信時刻に基づく情報
を同期制情報に格納して送信する。これにより、同期制
御情報の送信におけるスレーブ装置、マスタ装置または
中継装置での遅延時間を考慮する必要がなくなり、適切
なタイミング調整を行うことができるため、周期的な動
作タイミングの同期精度を向上させることができる、と
いう効果を奏する。
【0133】つぎの発明によれば、調整手段が、同期制
御情報の送信における自装置,マスタ装置または中継装
置での遅延時間を含めて算出されたマスタ装置のタイミ
ングと自装置のタイミングとのずれに基づいて、自装置
のタイミングを調整する。これにより、同期制御情報の
送信におけるスレーブ装置、マスタ装置または中継装置
での遅延時間も考慮したタイミング調整を行うことがで
きるため、周期的な動作タイミングの同期精度を向上さ
せることができる、という効果を奏する。
【0134】つぎの発明によれば、ユニークなビットパ
ターンの同期制御用の特別コードを他の情報よりも優先
して送信することにより、同期制御情報の送信における
スレーブ装置、マスタ装置または中継装置での遅延時間
を考慮する必要がなくなり、適切なタイミング調整を行
うことができるため、周期的な動作タイミングの同期精
度を向上させることができる、という効果を奏する。
【0135】つぎの発明によれば、自装置の送信におけ
る遅延時間の情報を同期制御情報に格納することによ
り、同期制御情報の送信におけるスレーブ装置、マスタ
装置または中継装置での遅延時間も考慮したタイミング
調整を行うことができるため、周期的な動作タイミング
の同期精度を向上させることができる、という効果を奏
する。
【0136】つぎの発明によれば、自装置の送信におけ
る遅延時間に基づいて同期制御情報に格納された情報を
更新することにより、同期制御情報の送信におけるスレ
ーブ装置、マスタ装置または中継装置での遅延時間も考
慮したタイミング調整を行うことができるため、周期的
な動作タイミングの同期精度を向上させることができ
る、という効果を奏する。
【0137】つぎの発明によれば、ユニークなビットパ
ターンの同期制御用の特別コードを他の情報よりも優先
して送信し、特別コードの受信時刻に基づく情報を同期
制御情報に格納して送信することにより、同期制御情報
の送信におけるスレーブ装置、マスタ装置または中継装
置での遅延時間を考慮する必要がなくなり、適切なタイ
ミング調整を行うことができる、という効果を奏する。
【0138】つぎの発明によれば、自装置の中継におけ
る遅延時間の情報を同期制御情報に格納して中継するこ
とにより、同期制御情報の送信におけるスレーブ装置、
マスタ装置または中継装置での遅延時間も考慮したタイ
ミング調整を行うことができるため、周期的な動作タイ
ミングの同期精度を向上させることができる、という効
果を奏する。
【0139】つぎの発明によれば、自装置の中継におけ
る遅延時間に基づいて同期制御情報に格納された情報を
更新して中継することにより、同期制御情報の送信にお
けるスレーブ装置、マスタ装置または中継装置での遅延
時間も考慮したタイミング調整を行うことができるた
め、周期的な動作タイミングの同期精度を向上させるこ
とができる、という効果を奏する。
【0140】つぎの発明によれば、ユニークなビットパ
ターンの特別コードを他の情報よりも優先して送信する
ことにより、同期制御情報の送信におけるスレーブ装
置、マスタ装置または中継装置での遅延時間を考慮する
必要がなくなり、適切なタイミング調整を行うことがで
きるため、周期的な動作タイミングの同期精度を向上さ
せることができる、という効果を奏する。
【0141】つぎの発明によれば、スレーブ装置(マス
タ装置)において、スレーブ装置(マスタ装置)のタイ
ミングでユニークなビットパターンの特別コードを他の
情報よりも優先して送信し、その後、同期制御用の同期
制御情報を送信し、中継装置において、スレーブ装置
(マスタ装置)から送信された特別コードを他の情報よ
りも優先して中継し、また、スレーブ装置(マスタ装
置)から送信された同期制御情報を中継し、マスタ装置
(スレーブ装置)において、中継装置で中継された特別
コードを受信する直前のマスタ装置(スレーブ装置)の
タイミングから受信するまでの時間の情報を保持し、中
継装置で中継された特別コードを受信した後のタイミン
グで他の情報よりも優先して返送し、中継装置で中継さ
れた同期制御情報に、保持された時間の情報を格納し、
返送し、中継装置において、マスタ装置(スレーブ装
置)から返送された特別コードを他の情報よりも優先し
て中継し、マスタ装置(スレーブ装置)から返送された
同期制御情報を中継し、スレーブ装置(マスタ装置)に
おいて、中継装置で中継された特別コードを受信する直
前のスレーブ装置のタイミングから受信するまでの時間
の情報を保持し、中継装置で中継された同期制御情報に
格納された時間の情報および保持された時間の情報に基
づいてスレーブ装置のタイミングを調整する。これによ
り、同期制御情報の送信におけるスレーブ装置、マスタ
装置または中継装置での遅延時間を考慮する必要がなく
なり、適切なタイミング調整を行うことができるため、
周期的な動作タイミングの同期精度を向上させることが
できる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1にかかる通信ネット
ワークシステムの構成を示す説明図である。
【図2】 図1に示した実施の形態1にかかるスレーブ
装置の構成を示すブロック図である。
【図3】 図1に示した実施の形態1にかかるマスタ装
置の構成を示すブロック図である。
【図4】 図1に示した実施の形態1にかかる多重化装
置の構成を示すブロック図である。
【図5】 実施の形態1にかかる同期制御パケットの構
成を示す説明図である。
【図6】 実施の形態1にかかる同期手順を示す説明図
である。
【図7】 この発明の実施の形態2にかかる同期制御パ
ケットの構成を示す説明図である。
【図8】 実施の形態2にかかる同期手順を示す説明図
である。
【図9】 この発明の実施の形態3にかかる同期制御パ
ケットの構成を示す説明図である。
【図10】 実施の形態3にかかる同期手順を示す説明
図である。
【図11】 この発明の実施の形態4にかかる通信ネッ
トワークシステムの構成を示す説明図である。
【図12】 図11に示した実施の形態4にかかるスレ
ーブ装置の構成を示すブロック図である。
【図13】 図11に示した実施の形態4にかかるマス
タ装置の構成を示すブロック図である。
【図14】 図11に示した実施の形態4にかかる多重
化装置の構成を示すブロック図である。
【図15】 実施の形態4にかかる同期制御パケットの
構成を示す説明図である。
【図16】 実施の形態4にかかる同期手順を示す説明
図である。
【図17】 本発明の実施の形態5にかかる伝送フレー
ムの構成を示す説明図である。
【図18】 本発明の実施の形態6にかかる伝送フレー
ムの構成を示す説明図である。
【図19】 本発明の実施の形態7にかかる伝送フレー
ムの構成を示す説明図である。
【図20】 本発明の実施の形態8にかかる伝送フレー
ムの構成を示す説明図である。
【図21】 従来における通信ネットワークシステムの
構成を示す説明図である。
【図22】 従来における同期手順を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1a〜1d,4a〜4d スレーブ装置、2,5 マス
タ装置、3a〜3e,6a〜6e 多重化装置、11,
41 サンプリング部、12,21,31,42,5
1,61 制御部、13,22,32,43,52,6
2 送受信部、14,44 算出部、15,45 調整
部、23,53 情報処理部、24,54タイミング管
理部、25,33,55 同期制御部、46,56,6
3 特別コード処理部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K028 CC05 DD01 DD02 DD03 KK32 NN21 NN58 5K030 HA08 HB15 JA01 JA11 LA03 LA15 LD18 LE05 5K047 AA05 AA18 BB15

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周期的なタイミングの動作を行う少なく
    とも一つのスレーブ装置と、同期制御用のタイミングを
    保持するマスタ装置と、前記スレーブ装置とマスタ装置
    との間で情報を中継する中継装置と、を備え、同期制御
    用の同期制御情報を前記スレーブ装置とマスタ装置との
    間で往復させて、前記スレーブ装置のタイミングとマス
    タ装置のタイミングとを同期させる通信ネットワークシ
    ステムにおいて、 前記同期制御情報の送信における、前記中継装置,スレ
    ーブ装置またはマスタ装置での遅延時間を含めて前記ス
    レーブ装置のタイミングとマスタ装置のタイミングとの
    ずれを算出する算出手段と、 前記算出手段の算出結果に基づいて、前記スレーブ装置
    のタイミングを調整する調整手段と、 を具備することを特徴とする通信ネットワークシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記同期制御情報を送信するスレーブ装
    置,マスタ装置または中継装置は、自装置における遅延
    時間の情報を前記同期制御情報に格納することを特徴と
    する請求項1に記載の通信ネットワークシステム。
  3. 【請求項3】 前記同期制御情報を送信するスレーブ装
    置,マスタ装置または中継装置は、自装置における遅延
    時間に基づいて前記同期制御情報に格納された情報を更
    新することを特徴とする請求項1に記載の通信ネットワ
    ークシステム。
  4. 【請求項4】 前記スレーブ装置またはマスタ装置は、
    前記同期制御情報を、前記中継装置を介して前記マスタ
    装置またはスレーブ装置に送信し、 前記マスタ装置またはスレーブ装置は、前記同期制御情
    報を受信する直前の自装置のタイミングから受信するま
    での時間の情報と前記同期制御情報を送信する直前の自
    装置のタイミングから送信するまでの時間の情報とを、
    前記同期制御情報に格納し、前記中継装置を介して前記
    スレーブ装置またはマスタ装置に送信し、 前記中継装置は、前記同期制御情報を受信してから送信
    するまでの時間の情報を、受信した同期制御情報に格納
    して中継し、 前記算出手段は、前記スレーブ装置またはマスタ装置が
    前記同期制御情報を受信する直前の前記スレーブ装置ま
    たはマスタ装置のタイミングから受信するまでの時間の
    情報と前記同期制御情報に格納された時間の情報とに基
    づいて、前記スレーブ装置のタイミングとマスタ装置の
    タイミングとのずれを算出することを特徴とする請求項
    1に記載の通信ネットワークシステム。
  5. 【請求項5】 前記スレーブ装置またはマスタ装置は、
    前記同期制御情報を送信する直前の自装置のタイミング
    から送信するまでの時間の情報を、前記同期制御情報に
    格納し、前記中継装置を介して前記マスタ装置またはス
    レーブ装置に送信し、 前記マスタ装置またはスレーブ装置は、前記同期制御情
    報を受信する直前の自装置のタイミングから受信するま
    での時間の情報と前記同期制御情報を送信する直前の自
    装置のタイミングから送信するまでの時間の情報とを、
    前記同期制御情報に格納し、前記中継装置を介して前記
    スレーブ装置またはマスタ装置に送信し、 前記中継装置は、前記同期制御情報を受信してから送信
    するまでの時間と受信した同期制御情報に示された時間
    との和または差を演算して前記同期制御情報に格納され
    た時間の情報を更新して中継し、 前記算出手段は、前記スレーブ装置またはマスタ装置が
    前記同期制御情報を受信する直前の前記スレーブ装置ま
    たはマスタ装置のタイミングから受信するまでの時間の
    情報と前記同期制御情報に格納された時間の情報とに基
    づいて前記スレーブ装置のタイミングとマスタ装置のタ
    イミングとのずれを算出することを特徴とする請求項1
    に記載の通信ネットワークシステム。
  6. 【請求項6】 前記スレーブ装置またはマスタ装置は、
    前記同期制御情報を送信する直前の自装置のタイミング
    から送信するまでの時間の情報を、前記同期制御情報に
    格納し、前記中継装置を介して前記マスタ装置またはス
    レーブ装置に送信し、 前記マスタ装置またはスレーブ装置は、前記同期制御情
    報を受信する直前の自装置のタイミングから受信するま
    での時間と、前記同期制御情報に示された時間と、前記
    同期制御情報を送信する直前の自装置のタイミングから
    送信するまでの時間と、の演算を行い、前記同期制御情
    報に格納された時間の情報を更新し、前記中継装置を介
    して前記スレーブ装置またはマスタ装置に送信し、 前記中継装置は、前記同期制御情報を受信してから送信
    するまでの時間と受信した同期制御情報に示された時間
    との和または差を演算して前記同期制御情報に格納され
    た時間の情報を更新して中継し、 前記算出手段は、前記スレーブ装置またはマスタ装置が
    前記同期制御情報を受信する直前の前記スレーブ装置ま
    たはマスタ装置のタイミングから受信するまでの時間の
    情報と前記同期制御情報に格納された時間の情報とに基
    づいて前記スレーブ装置のタイミングと前記マスタ装置
    のタイミングとのずれを算出することを特徴とする請求
    項1に記載の通信ネットワークシステム。
  7. 【請求項7】 周期的なタイミングの動作を行う少なく
    とも一つのスレーブ装置と、同期制御用のタイミングを
    保持するマスタ装置と、前記スレーブ装置とマスタ装置
    との間で情報を中継する少なくとも一つの中継装置と、
    を備え、同期制御用の同期制御情報を送信して、前記ス
    レーブ装置のタイミングとマスタ装置のタイミングとを
    同期させる通信ネットワークシステムであって、 前記スレーブ装置,マスタ装置および中継装置は、ユニ
    ークなビットパターンの特別コードを、他の情報よりも
    優先して送信し、前記スレーブ装置とマスタ装置との間
    を往復させ、 前記マスタ装置またはスレーブ装置は、前記特別コード
    の着信時刻に基づく情報を前記同期制情報に格納して送
    信することを特徴とする通信ネットワークシステム。
  8. 【請求項8】 周期的なタイミングの動作を行い、同期
    制御用の同期制御情報を通信ネットワークシステム内の
    マスタ装置と自装置との間で往復させて、前記マスタ装
    置のタイミングと自装置のタイミングとを同期させる通
    信ネットワークシステムにおけるスレーブ装置におい
    て、 前記同期制御情報の送信における前記マスタ装置,中継
    装置または自装置での遅延時間を含めて算出された前記
    マスタ装置のタイミングと自装置のタイミングとのずれ
    に基づいて、自装置のタイミングを調整する調整手段を
    具備することを特徴とする通信ネットワークシステムに
    おけるスレーブ装置。
  9. 【請求項9】 周期的なタイミングの動作を行い、マス
    タ装置のタイミングと自装置のタイミングとを同期させ
    る通信ネットワークシステムにおけるスレーブ装置にお
    いて、 ユニークなビットパターンの同期制御用の特別コードを
    他の情報よりも優先して送信することを特徴とする通信
    ネットワークシステムにおけるスレーブ装置。
  10. 【請求項10】 同期制御用のタイミングを保持し、同
    期制御用の同期制御情報を通信ネットワークシステム内
    のスレーブ装置と自装置との間で往復させて、前記スレ
    ーブ装置のタイミングと自装置のタイミングとを同期さ
    せる通信ネットワークシステムにおけるマスタ装置にお
    いて、 自装置における遅延時間の情報を、前記同期制御情報に
    格納して送信することを特徴とする通信ネットワークシ
    ステムにおけるマスタ装置。
  11. 【請求項11】 同期制御用のタイミングを保持し、同
    期制御用の同期制御情報を通信ネットワークシステム内
    のスレーブ装置と自装置との間で往復させて、前記スレ
    ーブ装置のタイミングと自装置のタイミングとを同期さ
    せる通信ネットワークシステムにおけるマスタ装置にお
    いて、 自装置における遅延時間に基づいて前記同期制御情報に
    格納された情報を更新して送信することを特徴とする通
    信ネットワークシステムにおけるマスタ装置。
  12. 【請求項12】 同期制御用のタイミングを保持し、同
    期制御用の同期制御情報を通信ネットワークシステム内
    のスレーブ装置に送信し、前記スレーブ装置のタイミン
    グと自装置のタイミングとを同期させる通信ネットワー
    クシステムにおけるマスタ装置において、 ユニークなビットパターンの同期制御用の特別コードを
    他の情報よりも優先して送信し、前記特別コードの受信
    時刻に基づく情報を前記同期制御情報に格納して送信す
    ることを特徴とする通信ネットワークシステムにおける
    マスタ装置。
  13. 【請求項13】 通信ネットワークシステム内のスレー
    ブ装置とマスタ装置との間で同期制御用の同期制御情報
    を中継する通信ネットワークシステムにおける中継装置
    において、 自装置における遅延時間の情報を前記同期制御情報に格
    納して中継することを特徴とする通信ネットワークシス
    テムにおける中継装置。
  14. 【請求項14】 通信ネットワークシステム内のスレー
    ブ装置とマスタ装置との間で同期制御用の同期制御情報
    を中継する通信ネットワークシステムにおける中継装置
    において、 自装置における遅延時間に基づいて前記同期制御情報に
    格納された情報を更新して中継することを特徴とする通
    信ネットワークシステムにおける中継装置。
  15. 【請求項15】 通信ネットワークシステム内のスレー
    ブ装置とマスタ装置との間で情報を中継する通信ネット
    ワークシステムにおける中継装置において、 ユニークなビットパターンの同期制御用の特別コードを
    他の情報よりも優先して送信することを特徴とする通信
    ネットワークシステムにおける中継装置。
  16. 【請求項16】 周期的なタイミングの動作を行う少な
    くとも一つのスレーブ装置と、同期制御用のタイミング
    を保持するマスタ装置と、前記スレーブ装置とマスタ装
    置との間で情報を中継する少なくとも一つの中継装置
    と、を備えた通信ネットワークシステムにおける同期制
    御方法であって、 前記スレーブ装置またはマスタ装置において、前記スレ
    ーブ装置またはマスタ装置のタイミングでユニークなビ
    ットパターンの特別コードを他の情報よりも優先して送
    信する第1の送信工程と、 前記スレーブ装置またはマスタ装置において、第1の送
    信工程後、同期制御用の同期制御情報を送信する第2の
    送信工程と、 前記中継装置において、前記第1の送信工程で送信され
    た特別コードを他の情報よりも優先して中継する第1の
    中継工程と、 前記中継装置において、前記第2の送信工程で送信され
    た同期制御情報を中継する第2の中継工程と、 前記マスタ装置またはスレーブ装置において、前記第1
    の中継工程で中継された特別コードを受信する直前の前
    記マスタ装置またはスレーブ装置のタイミングから受信
    するまでの時間の情報を保持する第1の保持工程と、 前記マスタ装置またはスレーブ装置において、前記第1
    の中継工程で中継された特別コードを受信した後の前記
    マスタ装置またはスレーブ装置のタイミングで他の情報
    よりも優先して返送する第1の返送工程と、 前記マスタ装置またはスレーブ装置において、前記第2
    の中継工程で中継された同期制御情報に、前記第1の保
    持工程で保持された時間の情報を格納し、返送する第2
    の返送工程と、 前記中継装置において、前記第1の返送工程で返送され
    た特別コードを他の情報よりも優先して中継する第3の
    中継工程と、 前記中継装置において、前記第2の返送工程で返送され
    た同期制御情報を中継する第4の中継工程と、 前記スレーブ装置またはマスタ装置において、前記第3
    の中継工程で中継された特別コードを受信する直前の前
    記スレーブ装置またはマスタ装置のタイミングから受信
    するまでの時間の情報を保持する第2の保持工程と、 前記第4の中継工程で中継された同期制御情報に格納さ
    れた時間の情報および前記第2の保持工程で保持された
    時間の情報に基づいて前記スレーブ装置のタイミングを
    調整する調整工程と、 を含むことを特徴とする通信ネットワークシステムにお
    ける同期制御方法。
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