JP2001177264A - 機器の防音構造 - Google Patents

機器の防音構造

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JP2001177264A
JP2001177264A JP35518899A JP35518899A JP2001177264A JP 2001177264 A JP2001177264 A JP 2001177264A JP 35518899 A JP35518899 A JP 35518899A JP 35518899 A JP35518899 A JP 35518899A JP 2001177264 A JP2001177264 A JP 2001177264A
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JP
Japan
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soundproof
vibration
tank
suspension shaft
rubber
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Pending
Application number
JP35518899A
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English (en)
Inventor
Eiichi Tanno
栄一 丹野
Masashi Umehara
正志 梅原
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Kitashiba Electric Co Ltd
Original Assignee
Kitashiba Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】機器から発生する騒音を、防音タンクに伝達し
にくくして外部への騒音の発生を低く抑えた機器の防音
構造を提供するものである。 【解決手段】防音タンク3の内側に切替開閉器1を取付
けるベース9を設けると共に、前記防音タンク3の内側
上部に複数個のブラケット7を固定し、このブラケット
7に、挿通孔15を上下方向に開孔した円筒状の防振ゴ
ム4をそれぞれ取付け、この防振ゴム4の前記挿通孔1
5に吊下げシャフト8の上部側を貫通させてその上端で
固定して吊下げシャフト8を垂下させると共に、この吊
下げシャフト8の下端側に前記ベース9を連結して、切
替開閉器1を防音タンク3内の空間に吊下げ支持したこ
とを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は機器から発生する騒
音を低減させる防音構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に夜間電力を使用するマンションな
どでは、夜間と早朝に電力を切り替える切替開閉器が設
置されている。この切替開閉器はマンションの電源室な
どに設置されているが、電源切替時に開閉器から金属的
な衝撃音が発生する。このためマンションの住人から苦
情が出されることがあり、その騒音対策が検討されてい
る。その方策として電源室全体に防音工事を施工するこ
とも行なわれているが工事費が高くなる問題がある。
【0003】また図4に示すように切替開閉器1を吸音
材2を貼り付けた防音タンク3で覆うことも行なわれて
いる。しかしながらこの構造では騒音が防音タンク3を
伝わって外部に伝達されるため十分な防音効果が得られ
ない。このため図5に示すように切替開閉器1の下に防
振ゴム4を介在させて振動を吸収する対策も行なわれて
いるが、この構造では防振ゴム4は上下の振動は吸収す
るが左右の振動を十分に吸収できず、防振ゴム4を介在
させても余り防音効果は得られなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
改善し、機器から発生する騒音を防音タンクに伝達しに
くくして外部への騒音の発生を低く抑えた機器の防音構
造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
機器の防音構造は、防音タンクの内側に機器を取付ける
ベースを設けると共に、前記防音タンクの内側上部に複
数個のブラケットを固定し、このブラケットに、挿通孔
を上下方向に開孔した円筒状の防振ゴムをそれぞれ取付
け、この防振ゴムの前記挿通孔に吊下げシャフトの上部
側を貫通させてその上端で固定して吊下げシャフトを垂
下させると共に、この吊下げシャフトの下端側に前記ベ
ースを連結して、機器を防音タンク内の空間に吊下げ支
持したことを特徴とするものである。
【0006】また請求項2記載の機器の防音構造は、防
振ゴムの挿通孔と、ここに貫通させた吊下げシャフトと
の間に隙間を設けたことを特徴とするものである。更に
請求項3記載の機器の防音構造は、防音タンク内に吊下
げた機器の導体と、防音タンクの側壁に取付けられた外
部導体とをフレキシブル導体で接続したことを特徴とす
るものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の一形態を図1
ないし図3を参照して詳細に説明する。防音タンク3は
金属板5で箱形に形成されたタンク本体6の内側に吸音
材2が取付けられている。防音タンク3の内側天井部の
4か所にはブラケット7…が設けられ、ここに取付けた
防振ゴム4…に4本の吊下げシャフト8…の上端が接続
されている。更に吊下げシャフト8の下端には取付けベ
ース9が接続され、この取付けベース9の上に切替開閉
器1が設けられて、切替開閉器1を防音タンク3の中間
に吊下げた状態で支持した構造となっている。
【0008】更に前記ブラケット7は図3に拡大して示
すように四角枠状に形成され、その上部が防音タンク3
の天井部に横方向に設けた取付板11の下部にボルト1
2とナット13で連結されている。防振ゴム4はその中
心に挿通孔15が上下方向に開孔され、この挿通孔15
の内径は吊下げシャフト8の外径より大きく形成され、
この間に隙間16が形成されている。
【0009】また防振ゴム4はその下部側の外径が小さ
く形成され、前記ブラケット7の底部に開口した丸孔1
4に防振ゴム4の外径が小さい下部側が挿着されてい
る。この状態で、吊下げシャフト8のボルト状に形成し
た上部側を、防振ゴム4の挿通孔15から上方に貫通さ
せてナット13で固定したものである。
【0010】また図2に示すように防音タンク3の側面
にはガイシ17、17が取付けられ、ここに外部ケーブ
ル18、18が接続されている。また防音タンク3内に
吊下げた切替開閉器1の導体19、19は、フレキシブ
ル導体20、20で接続されている。
【0011】上記構成の切替開閉器1はマンションの電
源室などに設置され、夜間電力と昼間電力に切り替える
電源切替時に、切替開閉器1から金属的な衝撃音が発生
する。この時、切替開閉器1は吊下げシャフト8に吊下
げられた取付けベース9の上に支持されて、防音タンク
3の底面に接触していないので、発生した騒音が防音タ
ンク3を通して外部に伝達されることがない。
【0012】また防音タンク3は内側に吸音材2が設け
られ、ここでも切替開閉器1から発生する騒音を吸収し
て外部に漏れる騒音を少なくすることができる。更に切
替開閉器1から発生する騒音は取付けベース9に伝達さ
れるが、この振動は吊下げシャフト8…を伝わって、図
3に示すようにこの上部に接続された防振ゴム4に伝達
される。また吊下げシャフト8の上部側は、挿通孔15
との間に隙間16を設けて貫通し、防振ゴム4の上部で
接続されているので、防振ゴム4にはほぼ吊下げシャフ
ト8からの上下方向の振動だけが加わり騒音が効率よく
吸収される。
【0013】つまり、切替開閉器1から発生する横方向
の振動が、取付けベース9を介して吊下げシャフト8に
伝達されても、吊下げシャフト8は長いのでその上部側
では横方向の振動量が少なくなり、しかも挿通孔15と
の間に隙間16を設けてあるので防振ゴム4に伝わる横
方向の振動は極めて少なくなる。このためこの構造によ
れば、ほぼ上下方向の振動だけが加わるので外部に漏れ
る騒音を低く抑えることができる。
【0014】また切替開閉器1の導体19、19と、防
音タンク3の側壁に接続された外部ケーブル18、18
とは、フレキシブル導体20、20を介して接続されて
いるので、切替開閉器1から発生する騒音がフレキシブ
ル導体20で吸収されて外部への伝達を少なくすること
ができる。
【0015】騒音測定試験の結果、切替開閉器1から発
生する120dbの騒音が、本発明の防音構造とするこ
とにより、防音タンク3の外側では半分の約60dbに
大幅に低減することができた。この程度の騒音が1日2
回、瞬間的に発生しても、隣室の住人にはほとんど影響
がない。なお図4に示す防音タンク3で覆っただけの構
造では、外部に漏れる騒音は約110dbであり、また
図5に示すように切替開閉器1を防振ゴム4の上に載置
して防音タンク3で覆った構造では、外部に漏れる騒音
は約100dbであり、本発明の効果が極めて高いこと
が確認された。
【0016】なお上記説明ではマンションの電源室に設
置した切替開閉器1の防音構造に適用した場合について
説明したが、家屋の近くに設置されている電柱の上に取
付けた切替開閉器1にも適用することができる。また本
発明は切替開閉器1だけではなく騒音を発生する機器の
防音にも広く適用することができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る請求項1
記載の機器の防音構造によれば、騒音を発生する機器
が、吊下げシャフトに吊下げられた取付けベース上に支
持されて防音タンク内の空間に支持され、底面が防音タ
ンクに接触していないので、外部へ漏れる騒音を大幅に
少なくすることができる。
【0018】また請求項2記載の機器の防音構造は、防
振ゴムの挿通孔と、ここに貫通させた吊下げシャフトと
の間に隙間が設けられ、しかも吊下げシャフトは長く形
成され、その上部側では機器から発生した横方向の振動
量が少なくなるので、この構造によれば、ほぼ上下方向
の振動だけが加わわり、外部に漏れる騒音を低く抑える
ことができる。
【0019】更に請求項3記載の機器の防音構造は、防
音タンク内に吊下げた機器の導体と、防音タンクの側壁
に取付けられた外部導体とをフレキシブル導体で接続し
たので、機器から発生する騒音がフレキシブル導体で吸
収され、外部への伝達を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態による切替開閉器の防音
構造を示す縦断正面図である。
【図2】図1の切替開閉器の防音構造を示す縦断側面図
である。
【図3】図1の防振ゴムに吊下げシャフトの上部を貫通
させて連結した連結部分を拡大して示す断面図である。
【図4】従来の切替開閉器を防音タンクで覆った構造を
示す縦断側面図である。
【図5】従来の防振ゴムの上に設置した切替開閉器を防
音タンクで覆った構造を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1 切替開閉器 2 吸音材 3 防音タンク 4 防振ゴム 5 金属板 6 タンク本体 7 ブラケット 8 吊下げシャフト 9 取付けベース 11 取付板 12 ボルト 13 ナット 14 丸孔 15 挿通孔 16 隙間 17 ガイシ 18 外部ケーブル 19 導体 20 フレキシブル導体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4E360 AB02 AB12 AB31 EC03 ED02 FA02 GA27 GA28 GB93 GC08 GC15 5G028 GG22

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防音タンクの内側に機器を取付けるベー
    スを設けると共に、前記防音タンクの内側上部に複数個
    のブラケットを固定し、このブラケットに、挿通孔を上
    下方向に開孔した円筒状の防振ゴムをそれぞれ取付け、
    この防振ゴムの前記挿通孔に吊下げシャフトの上部側を
    貫通させてその上端で固定して吊下げシャフトを垂下さ
    せると共に、この吊下げシャフトの下端側に前記ベース
    を連結して、機器を防音タンク内の空間に吊下げ支持し
    たことを特徴とする機器の防音構造。
  2. 【請求項2】 防振ゴムの挿通孔と、ここに貫通させた
    吊下げシャフトとの間に隙間を設けたことを特徴とする
    請求項1記載の機器の防音構造。
  3. 【請求項3】 防音タンク内に吊下げた機器の導体と、
    防音タンクの側壁に取付けられた外部導体とをフレキシ
    ブル導体で接続したことを特徴とする請求項1記載の機
    器の防音構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015161722A (ja) * 2014-02-26 2015-09-07 ウシオ電機株式会社 デジタルシネマ映画館用のプロジェクタ装置
CN108770266A (zh) * 2018-08-23 2018-11-06 明光顺和自动化设备科技有限公司 一种隔音散热的交换机机柜
WO2022157825A1 (ja) * 2021-01-19 2022-07-28 三菱電機株式会社 エレベーターの制御装置

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