JP2001174820A - 液晶装置及び電子機器 - Google Patents

液晶装置及び電子機器

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JP2001174820A
JP2001174820A JP36124499A JP36124499A JP2001174820A JP 2001174820 A JP2001174820 A JP 2001174820A JP 36124499 A JP36124499 A JP 36124499A JP 36124499 A JP36124499 A JP 36124499A JP 2001174820 A JP2001174820 A JP 2001174820A
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electrode
crystal device
signal electrode
display device
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Eiji Chino
英治 千野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低電圧駆動と広視野角を可能にする、高速応
答が可能な横電界モードの液晶表示装置、及びそれを備
える電子機器を提供する。 【解決手段】 基板11、12間に液晶層16が挟持さ
れ、基板11上に走査電極13、絶縁層14、信号電極
15が形成される。信号電極15の表面上には信号電極
15の幅方向に向けて三角柱を倒した形状の縦断面三角
型の凸部15aが連続して繰り返し形成されてなる凹凸
部15Aが形成されている。信号電極15の表面上にお
いて一画素を表示するための領域を複数の領域に分割
し、隣接する領域には異なる方向又は異なる形状に凹凸
部を形成するとより望ましい。電極13、電極15間に
所定の電圧パルスを印加すると液晶層16は2つの安定
した配向状態に移行でき、初期状態と双安定状態のいず
れか一方の安定状態との間でスイッチングを行い、表示
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶装置及びそれを
備える電子機器に関し、特にネマティック液晶を挟持す
る対向する2枚の基板のうち、一方の基板上に走査電極
と信号電極とを形成する横電界モードの液晶装置及びそ
れを備える電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の液晶表示装置においては、液晶層
を挟持する対向する2枚の基板の内表面上に透明電極を
形成し、この相対向する透明電極によって、液晶層に基
板に対し垂直な方向に電界を印加し、液晶層の配向を変
化させることにより表示を行う液晶表示装置が一般的で
あり、代表的なものとしてTN(Twisted Nematic)モ
ード、STN(Super Twisted Nematic)モードなどが
ある。
【0003】一方、近年、液晶層に基板に対しほぼ横方
向に電界を印加する横電界モードにより表示を行う液晶
表示装置が特公昭63−21907号などにより開示さ
れ、TNモード、STNモードなどに比較して高速応答
可能な液晶表示装置として知られている。横電界モード
の液晶表示装置において、電極は液晶を挟持する対向す
る2枚の基板のうち、下側の基板の内表面上にのみ形成
される。また、電極が下側の基板にのみ形成されるた
め、TNモード、STNモードなどのように透明である
必要はない。
【0004】従来の横電界モードの液晶表示装置100
の概略断面図を図7(a)に示し、この液晶表示装置の構
造を説明する。図7(a)において、基板101と対向基
板102とがシール材107を介して所定の間隔で貼着
され、基板101、対向基板102間に液晶層106が
挟持されている。基板101上には走査電極103が形
成され、走査電極103を形成した基板101上には絶
縁層104が形成され、絶縁層104上には信号電極1
05が形成される。走査電極103及び信号電極105
を上方から見たときの平面図を図7(b)に示す。走査電
極103及び信号電極105は図7(b)に示すように、
櫛歯状に形成されている。
【0005】また、図示では省略しているが、信号電極
105を形成した基板101、及び対向基板102上に
は液晶を配向するための配向膜が形成されている。
【0006】配向膜に垂直配向処理を施した場合、図8
(a)に示すように、初期状態において、液晶層106の
液晶分子106aは基板101、102に対し、垂直方
向に配向する。この液晶表示装置100において、走査
電極103、信号電極105間に電圧を印加すると、図
8(b)に示すように基板101、102に対しほぼ横方
向に電界が印加され、電界の影響を受けた液晶分子10
6aは電界と同一の方向に配向を変化させる。図8
(a)、(b)に示す液晶層106の配向状態を光学的に識別
することにより表示が可能となる。また、電界により液
晶分子106aの配向が変化する範囲が表示可能領域D
となり、印加する電圧が大きくなるほど、表示可能領域
Dは大きくなる。また、信号電極105と液晶層106
との間に、表示可能領域Dに対応するように、カラーフ
ィルター層を構成する着色層を形成することによりカラ
ー表示も可能である。
【0007】液晶層内のすべての液晶分子の配向を変化
させるTNモード、STNモード等に比較して、横電界
モードの液晶表示装置100においては、図8(a)、(b)
に示すように配向が変化する液晶分子106aの数が少
ないので、高速応答することが知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の液晶表示装置1
00において、印加する電圧が大きくなるほど、表示可
能領域Dは大きくなるが、7〜8[V]を印加したとこ
ろで、それ以上電圧を印加しても表示可能領域Dは変化
しなくなる。したがって、通常の横電界モードの液晶表
示装置100において、広範囲な表示可能領域Dを得る
ためには7〜8[V]程度の高電圧を印加する必要があ
る。そのため、より低電圧で駆動できる横電界モードの
液晶表示装置が求められている。
【0009】また、一般の液晶表示装置200において
は、図9(a)に示すように画面に対し垂直方向Hから観
察する場合には良好に表示されるが、垂直方向Hから角
度αの方向から観察する場合には、αが大きくなるに従
って、階調誤差が大きくなり、コントラストが低下する
という問題がある。
【0010】例として、電圧を印加した時のSTNモー
ドの液晶表示装置300を模式的に図9(b)に示し、こ
の問題を説明する。液晶表示装置300において、基板
301、対向基板302間に液晶層303が挟持され、
基板301、302上には透明電極等が形成されている
が、図示は省略している。
【0011】一般の液晶表示装置において、視角特性は
液晶材料の屈折率異方性(Δn)と、セル厚(d)に依
存することが知られているが、液晶表示装置300に電
圧を印加した後、液晶層303内の液晶分子303a
は、例えば図9(b)に示すように配向しているため、観
察する方向(A)〜(C)によって、実行的な屈折率異方性
(Δn)は異なった値を示す。そのため、観察する方向
によって、視野特性が変化し、上記のコントラスト低下
の問題が生じる。表示が良好に観察される範囲のαは視
野角とよばれ、より広視野角で良好な表示が観察される
液晶表示装置が求められている。
【0012】そこで、本発明は上記問題点を解決し、低
電圧駆動と広視野角を可能にする、高速応答が可能な横
電界モードの液晶表示装置、及びそれを備える電子機器
を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者が上記課題を解
決すべく検討を行った結果、上記の横電界モードの液晶
表示装置100に、表示モードとして、ネマティック液
晶層を用い、2つの安定した配向状態(双安定状態)を
有するZBD(Zenithal bistable device)モードを適
用すると、低電圧で駆動でき、高速応答が可能になり、
メモリー性も有する優れた表示品質の液晶表示装置を得
られることを見出した。
【0014】ここで、ZBDモードについて説明する。
ZBDモードは、ネマティック液晶層を挟持する対向す
る2枚の基板の内表面上に透明電極を形成し、液晶層に
基板に対し垂直方向に電界を印加する液晶表示装置にお
いて、見出された。
【0015】一般に、液晶層の配向は液晶層の界面にお
いて接触する配向膜や電極表面の形状により制御できる
ことが知られているが、ZBDモードでは液晶層を挟持
する2枚の基板の少なくとも一方の表面上に形成される
透明電極表面上にフォトリソグラフィー法などにより所
定の傾斜面部を有する多数の凹凸部を形成するように処
理を行うことにより、液晶層に所定の電圧パルスをかけ
たときに高ティルト、低ティルトの2つの安定した配向
状態(双安定状態)を有することを利用し、この双安定
状態間、若しくは電圧を印加する前の初期状態と電圧印
加後に双安定状態から選択される一方の安定状態との間
でスイッチングを行うことを特徴としている。
【0016】例として、図10に単純マトリックスタイ
プのZBDモードの液晶表示装置400の構造を示す概
略断面図を示す。図10において、基板401と対向基
板402とがシール材406を介して所定の間隔で貼着
され、基板401、対向基板402間にネマティック液
晶層403が挟持されている。基板401、対向基板4
02の内表面上にはストライプ状の透明電極404、4
05が形成されている。透明電極404上には、透明電
極404の幅方向(図示左右方向)に向けて、三角柱を
倒した形状の縦断面非対称の三角型の凸部404aが連
続して繰り返し形成されてなる凹凸部404Aが形成さ
れている。凸部404aの高さhA10は1×10-6m以
上、傾斜角θA10、θA20の少なくとも一方は45〜60
度に設定され、通常の配向膜の配向処理よりもはるかに
大きいプレティルト角が形成される。
【0017】液晶層403に所定の電圧パルスを印加す
ると、液晶層403は図11(a)に示す高ティルト安定
状態、図11(b)に示す低ティルト安定状態の2つの安
定した状態(双安定状態)に移行することができる。
【0018】所定の電圧パルスを印加後に、液晶層40
3が図11(a)に示す高ティルト安定状態あるいは図1
1(b)に示す低ティルト安定状態に移行するために必要
なエネルギーは、透明電極404上に形成される凸部4
04aの形状、すなわち凸部404aの高さhA10や傾
斜角θA10、θA20などに依存し、高ティルト安定状態に
移行するために必要なエネルギーと低ティルト安定状態
に移行するために必要なエネルギーとが等しいときに双
安定状態を得ることができる。
【0019】また、透明電極404上に形成される凸部
404aの縦断面の形状は図10に示すような非対称の
三角型に限らず、対称な三角型でもよいが、その場合に
は双安定状態を得るために傾斜角θA10、θA20を非対称
な三角型の場合より大きく設定する必要がある。また、
凹凸部404Aは三角柱を倒した形状の縦断面三角型の
凸部が連続して繰り返し形成されてなるものに限らず、
所定の傾斜面部を有する凸部が連続して繰り返し形成さ
れてなるような所定の凹凸部であればよい。
【0020】また、図11(a)、(b)に示す高ティルト安
定状態、低ティルト安定状態の2つの配向状態は安定で
あり、メモリー性、すなわち一定時間その配向状態を維
持できる性質を有する。メモリー性を有することによ
り、時間が経過しても次の信号が来るまで画像に変化が
生じないため表示品質の優れたものとなる。
【0021】図12(a)、(b)にZBDモードを利用した
スイッチングの例を示す。図12(a)、(b)において、4
03aは液晶分子を示す。透明電極405の表面上には
配向膜が形成されるなどして垂直配向処理が施されてい
る。電圧パルスを印加する前の初期状態において、液晶
層403は図12(a)に示すように、垂直配向状態にな
っているが、所定の電圧パルスV10を印加すると図1
2(b)に示すように、凹凸部404A付近の液晶分子4
03aは凸部404aの傾斜面部に対し平行になるよう
に配向状態を変化させ、図11(a)で示した高ティルト
安定状態に移行する。また、図12(b)に示す配向状態
に、電圧パルスV10の逆電圧パルスV20を印加する
と液晶層403は再び、図12(a)に示す垂直配向状態
に移行する。このように所定の電圧パルスV10又は逆
電圧パルスV20を印加することにより、液晶層403
の配向状態を図12(a)、(b)に示す2つの配向状態に変
化させ、これら2つの配向状態を光学的に識別すること
により、表示が可能となる。
【0022】液晶表示装置400に電圧パルスV10と
逆電圧パルスV20を交互に印加したときの光学的な応
答の例を図13に示す。図13に示すデータは、屈折率
率異方性Δnが0.225のネマティック液晶を用い
た、セルギャップが2.3×10-6mの液晶パネルでの
計測例であり、応答は光の透過率の変動を示している。
電圧パルスV10と逆電圧パルスV20を交互に印加す
ることによりスイッチングが可能であり、またτon=2
0ms、τoff=1msであったので、高速に応答して
いることが示唆される。また、この図から図12(b)に
示す配向状態が所定時間維持されている、すなわちメモ
リー性を有することも示唆される。
【0023】本発明者はZBDモードにおいて図12
(b)に示す配向状態が、横電界モードにおいて図8(b)に
示す配向状態に類似していることに着目し、横電界モー
ドにZBDモードを適用すると、所定の電圧パルスを印
加後に液晶層が配向状態を移行する速度が高速化され、
また、液晶層の配向状態は低電圧でも移行することを見
出した。すなわち、横電界モードにZBDモードを適用
することにより、例えば3〜4[V]の低電圧で駆動で
き、ZBDモードを適用しない横電界モードのみの場合
に比較して、さらに高速応答が可能になり、メモリー性
も有する優れた液晶表示装置を得られることを見出し
た。
【0024】そこで、上記課題を解決するために本発明
が講じた第一の手段は、ネマティック液晶層を挟持する
対向する2枚の基板のうち、一方の基板上に走査電極と
信号電極とが形成されてなる液晶装置において、走査電
極と信号電極のうち少なくとも一方の電極表面上に所定
の傾斜面部を有する多数の凹凸部を形成したことを特徴
とし、所定の電圧パルスを印加後に前記液晶層が初期状
態とは異なる2つの安定した配向状態を有し、極性の異
なる電圧パルスを印加することにより、前記初期状態
と、前記2つの安定した配向状態のうちいずれか一方の
配向状態との間でスイッチングを行うことを特徴とす
る。
【0025】また、前記凹凸部は、前記電極表面上の所
定方向に向けて、三角柱を倒した形状の縦断面非対称の
三角型の凸部を連続して繰り返し形成したものであるこ
とが望ましい。このとき、凸部の高さは0.1〜10×
10-6m、凸部の少なくとも一方の傾斜面部の傾斜角は
15〜75度に設定されていることが望ましい。
【0026】また、前記凹凸部は、前記電極表面上の所
定方向に向けて、三角柱を倒した形状の縦断面対称の三
角型の凸部を連続して繰り返し形成したものであっても
よい。このとき、凸部の高さは0.1〜10×10
-6m、凸部の傾斜面部の傾斜角は15〜75度に設定さ
れていることが望ましい。
【0027】次に、本発明者は、ZBDモードにおい
て、走査電極と信号電極に電流を流したときに、走査電
極と信号電極のうち一方の電極表面上において、該電極
1本ともう一方の電極1本との間で電界が発生する領域
を複数の領域に分割し、該電極表面上の各領域内に、所
定の方向に向けて、三角柱を倒した形状の縦断面三角型
の凸部が連続して繰り返し形成されてなる凹凸部を形成
し、かつ隣接する領域には異なる方向又は異なる形状に
凹凸部を形成することにより広視野角を実現できること
を見出した。
【0028】TNモード、STNモードなどの液晶表示
装置においては、広視野角を得るための方法としてマル
チドメイン法という方法が知られている。一画素内に複
数の液晶ドメインを形成すると、画素の光学特性(視角
特性)はそれぞれの液晶ドメインの合成されたものとな
り、このドメインの方向がそれぞれ異なれば光学特性
(視覚特性)の異方性は解消される。STNモードなど
の液晶表示装置では上下方向の視角異方性が顕著である
ため、上下の視角依存性が反対の2つの液晶ドメインを
形成することにより、上下方向の視角特性の異方性を解
消できる。
【0029】具体例として、STNモードの液晶表示装
置300について説明する。図14に液晶表示装置30
0の一画素分を拡大して示す。図14において、基板3
01、対向基板302間には液晶層303が挟持され、
基板301、対向基板302上には透明電極が形成され
ているが、図示は省略している。また、図14におい
て、303aは液晶分子を示している。透明電極を形成
した基板301、対向基板302上には配向膜304が
形成されている。基板301上に形成された配向膜30
4を図示左右の2つの領域304a、304bに分割
し、上下方向(図示左右方向)の視角依存性が反対の配
向処理を施す。その結果、液晶層303内において、上
下の視角依存性が反対の液晶ドメイン303A、303
Bが形成される。上下の視角依存性が反対の液晶ドメイ
ンが形成されることにより、上下方向の視覚特性の異方
性を解消することができる。
【0030】本発明者はこのマルチドメイン法を本発明
に適用することにより、すなわち一画素を表示するため
の電極表面上を複数の領域に分割し、それぞれの領域内
において、隣接する領域とは異なる方向または異なる形
状に凹凸部を形成することにより一画素内に複数の液晶
ドメインを形成し、その結果、視角異方性を解消し、広
視野角を得ることができることを見出した。
【0031】そこで、上記課題を解決するために本発明
が講じた第二の手段は、先に記載の請求項において、前
記走査電極と前記信号電極に電流を流したときに、前記
走査電極と前記信号電極のうち一方の電極表面上におい
て、該電極1本ともう一方の電極1本との間で電界が発
生する領域を複数の領域に分割し、該電極表面上の各領
域内に、所定の方向に向けて、三角柱を倒した形状の縦
断面三角型の凸部が連続して繰り返し形成されてなる前
記凹凸部を形成し、かつ隣接する領域には異なる方向又
は異なる形状に前記凹凸部を形成したことを特徴とす
る。また、以上の手段により得られる液晶装置を備える
ことにより、低電圧駆動と高速応答が可能で、広視野角
を有する表示品質に優れた各種の電子機器を構成するこ
とができる。
【0032】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る実施形態につ
いて詳細に説明する。
【0033】第1実施形態 図1(a)には本発明に係る第1実施形態の横電界モード
の単純マトリックスタイプの液晶表示装置10の概略断
面図を示し、図1(b)には液晶表示装置10の一部分の
斜視図を示す。図1(a)、図1(b)において同じ構成要素
には同じ符号を付している。
【0034】図1(a)、図1(b)に示すように、ガラス等
からなる基板11と対向基板12とがシール材17を介
して所定の間隔で貼着され、基板11、対向基板12間
にネマティック液晶層16が挟持されている。基板11
上にはストライプ状に走査電極13が形成され、走査電
極13を形成した基板11上には絶縁層14が形成さ
れ、絶縁層14上にストライプ状に信号電極15が形成
される。図面上では簡略化のために1本の走査電極1
3、1本又は2本の信号電極15のみを示しているが、
実際の液晶表示装置として必要な画素数に合わせた数
(例えば、数10本〜数1000本)の走査電極13、
信号電極15を形成するものとする。
【0035】信号電極15の表面上にはフォトリソグラ
フィー法などにより、表面処理を行い、信号電極15の
幅方向(図示左右方向)に向けて、三角柱を倒した形状
の縦断面非対称の三角型の凸部15aが連続して繰り返
し形成されてなる凹凸部15Aが形成されている。凸部
15aの高さhA1は0.1〜10×10-6m、傾斜角θ
A1、θA2の少なくとも一方は15〜75度に設定され、
通常の配向膜の配向処理よりもはるかに大きいプレティ
ルト角が形成される。また、対向基板12上には配向膜
が形成されるなどして所定の配向処理が施される。
【0036】信号電極15上に凹凸部15Aを形成する
ことにより、走査電極13、信号電極15間に所定の電
圧パルスを印加した後、液晶層16は図11(a)、(b)に
示した高ティルト安定状態、低ティルト安定状態の2つ
の安定な配向状態に移行することができ、ZBDモード
による表示が可能となる。
【0037】対向基板12上に垂直配向処理を施した場
合、図2(a)に示すように、初期状態において、液晶層
16の液晶分子16aは基板11、対向基板12に対
し、垂直方向に配向する。
【0038】この液晶表示装置10において、走査電極
13、信号電極15間に所定の電圧パルスV1を印加す
ると、横電界モードにより、基板11、対向基板12に
対しほぼ横方向に電界が印加され、電界の影響を受けた
液晶分子16aは電界と同一の方向に配向状態を変化さ
せる。一方、走査電極13、信号電極15間に所定の電
圧パルスV1を印加すると、凹凸部15Aに起因するZ
BDモードにより、液晶層16は図11(a)に示す高テ
ィルト安定状態に移行し、凹凸部15A付近の液晶分子
16aは凸部15aの傾斜面部に平行になるように配向
状態を変化させる。
【0039】前者の横電界モードによる液晶層16の配
向状態の変化と、後者のZBDモードによる液晶層16
の配向状態の変化は同様の変化であり、これらの配向状
態の変化が合成され、液晶層16は図2(b)に示す配向
状態に移行する。この液晶層16の配向状態の移行は、
横電界モードのみの場合、すなわち信号電極15上に凹
凸部15Aを形成しない場合に比較して加速され、低電
圧でも容易に進行する。
【0040】また、図2(b)に示す配向状態に電圧パル
スV1の逆電圧パルスV2を印加することにより、図2
(a)に示す垂直配向状態に戻すことが可能である。図2
(a)、(b)に示す液晶層16の配向状態を光学的に識別す
ることができるため、表示が可能となる。また、図2
(a)、(b)に示す液晶層16の配向状態は安定であるの
で、メモリー性、すなわち一定時間その配向状態を維持
できる性質を有する。メモリー性を有することにより、
時間が経過しても次の信号が来るまで画像に変化が生じ
ないため表示品質の優れたものとなる。
【0041】液晶表示装置10においては、図2(a)、
(b)で示したように、液晶分子16aが配向を変化する
範囲、すなわち走査電極13と信号電極15間で電界が
発生する領域が表示可能領域となり、1本の走査電極1
3と1本の信号電極15との間で電界が発生する領域が
表示の最小単位である画素となる。
【0042】図3(a)に走査電極13、信号電極15を
上方から見た時の平面図を示すと、画素は符号18で表
される。図3(b)に示すように、個々の画素18に対応
するように、R(赤)、G(緑)、B(青)などの着色
層19を形成したカラーフィルター層を、信号電極15
と液晶層16との間に形成することにより、カラー表示
も可能となる。
【0043】本実施形態において、信号電極15の表面
上に形成した凸部15aの縦断面の形状は非対称の三角
型であるが、本発明はこれに限らず対称の三角型でもよ
い。ただし、その場合には双安定状態を得るために凸部
15aの高さhA1を0.1〜10×10-6m、傾斜角θ
A1、θA2を15〜75度と、縦断面が非対称の三角型の
場合よりも傾斜面部の勾配を大きく設定する必要があ
る。また、凹凸部15Aは三角柱を倒した形状の縦断面
三角型の凸部が連続して繰り返し形成されてなるものに
限らず、所定の傾斜面部を有する凸部が連続して繰り返
し形成されてなるような所定の凹凸部であればよい。ま
た、本実施形態において、凹凸部は信号電極15の表面
上にのみ形成したが、走査電極13、信号電極15のい
ずれか一方あるいは両方の表面上に形成すればよい。
【0044】本発明はこのように、横電界モードにおい
て少なくとも一方の電極表面上に所定の傾斜面部を有す
る多数の凹凸部を形成することにより、低電圧駆動と高
速応答が可能で、メモリー性を有する優れた表示品質の
液晶表示装置を提供することができる。
【0045】第2実施形態 図4(a)には本発明に係る第2実施形態の横電界モード
の単純マトリックスタイプの液晶表示装置20の概略断
面図を示す。
【0046】図4(a)において、ガラス等からなる基板
11と対向基板12とがシール材17を介して所定の間
隔で貼着され、基板11、対向基板12間にネマティッ
ク液晶層16が挟持されている。基板11上にはストラ
イプ状に走査電極13が形成され、走査電極13を形成
した基板11上には絶縁層14が形成され、絶縁層14
上にストライプ状に信号電極25が形成される。対向基
板12上には配向膜が形成されるなどして配向処理が施
される。図面上では簡略化のために1本の走査電極1
3、2本の信号電極25のみを示しているが、実際の液
晶表示装置として必要な画素数に合わせた数(例えば、
数10本〜数1000本)の走査電極13、信号電極2
5を形成するものとする。
【0047】液晶表示装置20において、走査電極13
と信号電極25に電流を流したときに、1本の走査電極
13と1本の信号電極25との間に電界が発生する領域
が表示の最小単位である画素となる。
【0048】図4(b)に、信号電極25において、一画
素を表示するための領域を拡大して示す。図4(b)に示
すように信号電極25の表面上において、一画素を表示
するための領域を4つの領域A1〜D1に分割し、それ
ぞれの領域内において、フォトリソグラフィー法などに
より、三角柱を倒した形状の縦断面非対称の三角型の凸
部25aが連続して繰り返し形成されてなる凹凸部25
A〜25Dが形成されている。凸部25aの高さhA2
0.1〜10×10-6m、傾斜角θA3、θA4の少なくと
も一方は15〜75度に設定され、通常の配向膜の配向
処理よりもはるかに大きいプレティルト角が形成され
る。ここで、A1とD1、B1とC1には同一方向に凹
凸部を形成するが、凹凸部25A(25D)と25B
(25C)の方向は互いに垂直の関係になるように凹凸
部25A〜25Dを形成する。
【0049】液晶表示装置20は横電界モードにZBD
モードを適用したものであるので、第1実施形態で説明
したように、低電圧で駆動でき、高速応答可能なメモリ
ー性を有する優れた液晶表示装置である。さらに、信号
電極25の表面上において、一画素を表示するための領
域を4つの領域に分割し、図4(b)に示すように凹凸部
25A〜25Dを形成することにより、一画素内の液晶
層16に4つの液晶ドメインを発現することができるの
で、視角異方性を解消し、広視野角を実現することがで
きる。
【0050】本実施形態において、信号電極25の表面
上において一画素を表示するための領域を4つの領域に
分割しているが、本発明はこれに限らず、信号電極25
の表面上において一画素を表示するための領域を2以上
の複数の領域に分割し、隣接する領域には異なる方向に
凹凸部を形成すればよい。
【0051】また、本実施形態において、信号電極25
の表面上に形成した凸部25aの縦断面の形状は非対称
の三角型であるが、本発明はこれに限らず対称の三角型
でもよい。ただし、その場合には双安定状態を得るため
に高さhA2を0.1〜10×10-6m、傾斜角θA3、θ
A4を15〜75度と、縦断面が非対称の場合よりも傾斜
面部の勾配を大きく設定する必要がある。また、凹凸部
25A〜25Dは三角柱を倒した形状の縦断面三角型の
凸部が連続して繰り返し形成されてなるものに限らず、
所定の傾斜面部を有する凸部が連続して繰り返し形成さ
れてなるような所定の凹凸部であればよい。また、本実
施形態において、凹凸部は信号電極25の表面上にのみ
形成したが、走査電極13、信号電極25のいずれか一
方または両方の表面上に形成すればよい。
【0052】本発明はこのように、横電界モードにおい
て少なくとも一方の電極表面上において一画素を表示す
るための領域を複数の領域に分割し、隣接する領域には
異なる方向に所定の凹凸部を形成することにより、一画
素内の液晶層に複数の液晶ドメインを発現することがで
きるので、視角異方性を解消し、広視野角を有する表示
品質の優れた液晶表示装置を提供することができる。
【0053】第3実施形態 図5(a)には本発明に係る第3実施形態の横電界モード
の単純マトリックスタイプの液晶表示装置30の概略断
面図を示す。
【0054】図5(a)において、ガラス等からなる基板
11、対向基板12間にネマティック液晶層16が挟持
されている。基板11上にはストライプ状に走査電極1
3が形成され、走査電極13を形成した基板11上には
絶縁層14が形成され、絶縁層14上にストライプ状に
信号電極35が形成される。対向基板12上には配向膜
が形成されるなどして配向処理が施される。図面上では
簡略化のために1本の走査電極13、2本の信号電極3
5のみを示しているが、実際の液晶表示装置として必要
な画素数に合わせた数(例えば、数10本〜数1000
本)の走査電極13、信号電極35を形成するものとす
る。
【0055】液晶表示装置30において、走査電極13
と信号電極35に電流を流したときに、1本の走査電極
13と1本の信号電極35との間に電界が発生する領域
が表示の最小単位である画素となる。
【0056】図5(b)に、信号電極35において、一画
素を表示するための領域を拡大して示す。図5(b)に示
すように信号電極35の表面上において一画素を表示す
るための領域を4つの領域A2〜D2に分割し、A2、
D2にはフォトリソグラフィー法などにより、三角柱を
倒した形状の縦断面非対称の三角型の凸部35aが連続
して繰り返し形成されてなる凹凸部35A、35Dが形
成され、B2、C2には三角柱を倒した形状の縦断面非
対称の三角型の凸部35bが連続して繰り返し形成され
てなる凹凸部35B、35Cが形成されている。ここ
で、凸部35aを左右反転すると35bになるように構
成する。凸部35a、35bの高さhA3は0.1〜10
×10-6m、傾斜角θA5、θA6の少なくとも一方は15
〜75度に設定され、通常の配向膜の配向処理よりもは
るかに大きいプレティルト角が形成される。
【0057】液晶表示装置30は横電界モードにZBD
モードを適用したものであるので、第1実施形態で説明
したように、低電圧で駆動でき、高速応答可能なメモリ
ー性を有する優れた液晶表示装置である。さらに、信号
電極35の表面上において一画素を表示するための領域
を4つの領域に分割し、図5(b)に示すように凹凸部3
5A〜35Dを形成することにより、一画素内の液晶層
16に4つの液晶ドメインを発現することができるの
で、視角異方性を解消し、広視野角を実現することがで
きる。
【0058】また、本実施形態において、信号電極35
の表面上を4つの領域に分割しているが、本発明はこれ
に限らず、信号電極35の表面上において一画素を表示
するための領域を2以上の複数の領域に分割し、隣接す
る領域には異なる形状の凸部が連続して繰り返し形成さ
れてなる凹凸部を形成すればよい。
【0059】また、凹凸部35A〜35Dは三角柱を倒
した形状の縦断面非対称の三角型の凸部が連続して繰り
返し形成されてなるものに限らず、所定の傾斜面部を有
する凸部が連続して繰り返し形成されてなるような所定
の凹凸部であればよい。また、本実施形態において、凹
凸部は信号電極35の表面上にのみ形成したが、走査電
極13、信号電極35のいずれか一方または両方の表面
上に形成すればよい。
【0060】本発明はこのように、横電界モードにおい
て少なくとも一方の電極表面上において一画素を表示す
るための領域を複数の領域に分割し、隣接する領域には
異なる形状の所定の凹凸部を形成することにより、一画
素内の液晶層に複数の液晶ドメインを発現することがで
きるので、視角異方性を解消し、広視野角を有する表示
品質の優れた液晶表示装置を提供することができる。
【0061】次に、前記の第1〜第3実施形態の液晶表
示装置10、20、30のいずれかを備えた電子機器の
具体例について説明する。
【0062】図6(a)は携帯電話の一例を示した斜視図
である。図6(a)において、40は携帯電話本体を示
し、41は前記の液晶表示装置10、20、30のいず
れかを備えた液晶表示部を示している。
【0063】図6(b)はワープロ、パソコンなどの携帯
型情報処理装置の一例を示した斜視図である。図6(b)
において、50は情報処理装置、51はキーボードなど
の入力部、53は情報処理本体、52は前記の液晶表示
装置10、20、30のいずれかを備えた液晶表示部を
示している。
【0064】図6(c)は腕時計型電子機器の一例を示し
た斜視図である。図6(c)において、60は時計本体を
示し、61は前記の液晶表示装置10、20、30のい
ずれかを備えた液晶表示部を示している。
【0065】図6(a)〜(c)に示すそれぞれの電子機器
は、前記の液晶表示装置10、20、30のいずれかを
備えたものであるので、低電圧駆動と高速応答が可能
で、メモリー性を有する優れた表示品質のものとなる。
また、特に前記の液晶表示装置20又は30のいずれか
を備えた場合にはさらに広視野角を有する表示品質の優
れたものとなる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、横
電界モードにおいて、少なくとも一方の電極表面上に所
定の傾斜面部を有する多数の凹凸部を形成することによ
り、低電圧駆動と高速応答が可能で、メモリー性を有す
る優れた表示品質の液晶表示装置、及びそれを備える電
子機器を提供することができる。
【0067】また、本発明によれば、横電界モードにお
いて、一方の電極表面上において、一画素を表示するた
めの領域を複数の領域に分割し、隣接する領域には異な
る方向又は異なる形状に凹凸部を形成することにより、
一画素内の液晶層に複数の液晶ドメインを発現すること
ができるので、視角異方性を解消し、広視野角を有する
優れた表示品質の液晶表示装置、及びそれを備える電子
機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(a)は本発明に係る第1実施形態の液晶
表示装置の構造を示す概略断面図、図1(b)は本発明に
係る第1実施形態の液晶表示装置の一部分の構造を示す
斜視図である。
【図2】 図2(a)、(b)は本発明に係る第1実施形態の
液晶表示装置におけるスイッチングの例を示す概略図で
ある。
【図3】 図3(a)は本発明に係る第1実施形態の液晶
表示装置の表示可能領域を示す平面図、図3(b)は本発
明に係る第1実施形態の液晶表示装置においてカラー表
示を行う時の構造を示す平面図である。
【図4】 図4(a)は本発明に係る第2実施形態の液晶
表示装置の構造を示す概略断面図、図4(b)は本発明に
係る第2実施形態の液晶表示装置の一画素内の信号電極
の表面を拡大して示す図である。
【図5】 図5(a)は本発明に係る第3実施形態の液晶
表示装置の構造を示す概略断面図、図5(b)は本発明に
係る第3実施形態の液晶表示装置の一画素内の信号電極
の表面を拡大して示す図である。
【図6】 図6(a)は上記実施形態を備えた携帯電話の
一例を示す図、図6(b)は上記実施形態を備えた携帯型
情報処理装置の一例を示す図、図6(c)は上記実施形態
を備えた腕時計型電子機器の一例を示す図である。
【図7】 図7(a)は従来の横電界モードの液晶表示装
置の構造を示す概略断面図、図7(b)は従来の横電界モ
ードの液晶表示装置の電極の構造を示す概略平面図であ
る。
【図8】 図8(a)、(b)は従来の横電界モードの液晶表
示装置における液晶層の配向状態の変化を示す概略図で
ある。
【図9】 図9(a)、(b)は一般の液晶表示装置における
視野角の問題を説明する図である。
【図10】 図10は単純マトリックスタイプのZBD
モードの液晶表示装置の構造を示す概略断面図である。
【図11】 図11(a)、(b)はZBDモードにおける双
安定状態を示す図である。
【図12】 図12はZBDモードにおけるスイッチン
グの例を示す図である。
【図13】 図13はZBDモードにおける光学的応答
の例を示す図である。
【図14】 図14はマルチドメイン法を説明する図で
ある。
【符号の説明】
10、20、30 液晶表示装置 11 基板 12 対向基板 13 走査電極 14 絶縁層 15、25、35 信号電極 15a、25a、35a、35b 凸部 15A 凹凸部 25A、25B、25C、25D 凹凸部 35A、35B、35C、35D 凹凸部 16 液晶層 17 シール材 18 画素 19 着色層 hA1、hA2、hA3 凸部の高さ θA1、θA2、θA3、θA4、θA5、θA6 凸部の傾斜角

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネマティック液晶層を挟持する対向する
    2枚の基板のうち、一方の基板上に走査電極と信号電極
    とが形成されてなる液晶装置において、走査電極と信号
    電極のうち少なくとも一方の電極表面上に所定の傾斜面
    部を有する多数の凹凸部を形成したことを特徴とし、所
    定の電圧パルスを印加後に前記液晶層が初期状態とは異
    なる2つの安定した配向状態を有し、極性の異なる電圧
    パルスを印加することにより、前記初期状態と、前記2
    つの安定した配向状態のうちいずれか一方の配向状態と
    の間でスイッチングを行うことを特徴とする液晶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の液晶装置において、前記
    凹凸部は、前記電極表面上の所定方向に向けて、三角柱
    を倒した形状の縦断面非対称の三角型の凸部を連続して
    繰り返し形成したものであることを特徴とする液晶装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の液晶装置において、前記
    凸部の高さは0.1〜10×10-6m、前記凸部の少な
    くとも一方の傾斜面部の傾斜角は15〜75度に設定さ
    れていることを特徴とする液晶装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の液晶装置において、前記
    凹凸部は、前記電極表面上の所定方向に向けて、三角柱
    を倒した形状の縦断面対称の三角型の凸部を連続して繰
    り返し形成したものであることを特徴とする液晶装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の液晶装置において、前記
    凸部の高さは0.1〜10×10-6m、前記凸部の傾斜
    面部の傾斜角は15〜75度に設定されていることを特
    徴とする液晶装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の液晶装置において、前記
    走査電極と前記信号電極に電流を流したときに、前記走
    査電極と前記信号電極のうち一方の電極表面上におい
    て、該電極1本ともう一方の電極1本との間で電界が発
    生する領域を複数の領域に分割し、該電極表面上の各領
    域内に、所定の方向に向けて、三角柱を倒した形状の縦
    断面三角型の凸部が連続して繰り返し形成されてなる前
    記凹凸部を形成し、かつ隣接する領域には異なる方向又
    は異なる形状に前記凹凸部を形成したことを特徴とする
    液晶装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6までのいずれか1
    項に記載された液晶装置を備えることを特徴とする電子
    機器。
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