JP2001172343A - 含フッ素ブロック共重合体の製造法および含フッ素ブロック共重合体 - Google Patents
含フッ素ブロック共重合体の製造法および含フッ素ブロック共重合体Info
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Abstract
ニリデンと共重合可能な他の単量体と、 (c)式[I]:CH2=CHCH2NHCOCF(CF3)O[CF2CF(CF3)O ]mRf[OCF(CF3)CF2]nOCF(CF3)CONHCH2CH=CH2 ・・・・・ [I] (式[I]中、Rfは、炭素数2〜6のパーフルオロアル
キレン基であり、m、nは正の整数であり、かつ両者の
和は20以上である。)で表わされる両末端にアリル基
を有するパーフルオロポリエーテルと、を共重合させる
含フッ素ブロック共重合体の製造法、並びに該製造法で
得られる含フッ素ブロック共重合体。 【効果】耐溶剤性および耐寒性にすぐれた含フッ素ブロ
ック共重合体が製造される。
Description
共重合体の製造法および含フッ素ブロック共重合体に関
し、さらに詳しくは、耐溶剤性および耐寒性にすぐれた
含フッ素ブロック共重合体の製造法およびこれにより得
られた上記特性の含フッ素ブロック共重合体に関する。
(共)重合体は、非フッ素系プラスチック等に比して、
一般に、熱、溶剤、腐食性薬品に対する良好な耐性を有
しており、耐熱性、耐薬品性などが求められる分野、例
えば、フィルム、ガスケット、O−リング、被覆布、電
線絶縁被覆材、ホース、保護コーティング材などとして
用いられている。
いられる用途などによっては、耐溶剤性、耐寒性等の点
でさらなる改良の余地があり、従来より含フッ素(共)
重合体に関する技術が種々提案されている。例えば、特
公昭54−1585号公報には、3モル%以下の臭素含
有オレフィン単位を共重合成分単位として含有する含フ
ッ素重合体および有機過酸化物よりなる含フッ素重合体
組成物が記載されている。この組成物から得られる過酸
化物架橋物は、ある程度の耐寒性は示してはいるもの
の、耐溶剤性に劣るという問題点がある。
ヨウ素化合物を連鎖移動剤として用いて共重合させて得
られた含フッ素系多元セグメント化ポリマーが記載され
ているが、連鎖移動剤として用いたヨウ素化合物が低分
子化合物であるため、耐寒性の改善が全く期待できな
い。このため、該公報に記載のポリマーは、耐溶剤性お
よび耐寒性の要求される燃料油系のシール材等の加硫成
形材料としては用いることができない。
問題点を解決しようとするものであって、耐溶剤性およ
び耐寒性に優れた含フッ素共重合体の製造法を提供する
ことを目的としている。また本発明は、上記のような方
法で得られる、耐溶剤性および耐寒性に優れた含フッ素
共重合体を提供することを目的としている。
の製造法は、(a)フッ化ビニリデンと、(b)上記フッ化ビ
ニリデン(a)及び下記パーフルオロポリエーテル(c)と共
重合可能な他の単量体と、 (c)式[I]:CH2=CHCH2NHCOCF(CF3)O[CF2CF(CF3)O ]mRf[OCF(CF3)CF2]nOCF(CF3)CONHCH2CH=CH2 ・・・・・ [I] (式[I]中、Rfは、炭素数2〜6のパーフルオロアル
キレン基であり、m、nは正の整数であり、かつ両者の
和は20以上である。)で表わされる両末端にアリル基
を有するパーフルオロポリエーテルと、を共重合させる
ことを特徴としている。
(a):40〜85モル%と、上記フッ化ビニリデン以外
の他の単量体(b):10〜35モル%と、上記パーフル
オロポリエーテル(c)[ヘキサフルオロプロピレンオキ
シド(HFPO)に換算して計算]:1〜25モル%(但
し、(a)+(b)+(c)=100モル%)とを共重合させる
ことが望ましい。
以外の「他の単量体」(b)が、(イ) 上記フッ化ビニリデ
ン以外の他の含フッ素単量体、及び(ロ) 不飽和炭化水素
系単量体のうちから選択される少なくとも1種の単量体
であることが望ましい。本発明においては、上記含フッ
素単量体(イ)が、水素原子の少なくとも一部がフッ素置
換された炭素数2〜8の不飽和炭化水素;アルキル基
(水素原子の少なくとも1部がフッ素置換され、残部は
他のハロゲン原子で置換されていてもよい。)の炭素数
が1〜5のパーフルオロアルキルビニルエーテル;アル
キル基およびアルコキシ基(但し、アルコキシ基、アル
キル基の水素原子の1部はフッ素原子以外のハロゲン原
子で置換されても良く、また隣接する炭素原子間には酸
素原子が介在してエーテル結合を形成していてもよ
い。)の炭素数が1〜20のパーフルオロ(アルコキシ
アルキルビニルエーテル);のうちから選択される1種
または2種以上であることが望ましい。
単量体(ロ)が、炭素数2〜6のオレフィン、炭素数4〜
15の不飽和ビニルエステル、アルキル基の炭素数が1
〜5のアルキルビニルエーテルのうちから選択される1
種または2種以上であることが望ましい。本発明に係る
含フッ素ブロック共重合体は、(a-1)フッ化ビニリデン
から誘導される成分単位と、(b-1)上記フッ化ビニリデ
ン(a)及びパーフルオロポリエーテル(c)と共重合可能な
他の単量体から誘導される成分単位と、(c-1)下記式[I-
a]で表されるパーフルオロポリエーテル成分単位と、か
らなることを特徴としている。 [I-a]:
ーフルオロアルキレン基であり、m、nは、正の整数で
あり、かつ両者の和は20以上である。)。この含フッ
素ブロック共重合体には、上記フッ化ビニリデン成分単
位(a-1)が40〜85モル%の量で、上記フッ化ビニリ
デン(a)及び下記パーフルオロポリエーテル(c)と共重合
可能な他の単量体由来の成分単位(b-1)が10〜35モ
ル%の量で、上記パーフルオロポリエーテル成分単位(c
-1)[ヘキサフルオロプロピレンオキシド(HFPO)単
位に換算して計算]が1〜25モル%の量((a-1)+(b-
1)+(c-1)=100モル%)で存在していることが望ま
しい。
デン以外の他の単量体成分単位(b-1)が、(イ) 上記フッ
化ビニリデン以外の含フッ素単量体から誘導される成分
単位、および(ロ) 不飽和炭化水素系単量体から誘導され
る成分単位のうちから選択される少なくとも1種の単量
体成分単位であることが望ましい。
量体成分単位(イ)が、水素原子の少なくとも一部がフッ
素置換された炭素数2〜8の不飽和炭化水素;アルキル
基(水素原子の少なくとも1部がフッ素置換され、残部
は他のハロゲン原子で置換されていてもよい。)の炭素
数が1〜5のパーフルオロアルキルビニルエーテル;ア
ルキル基およびアルコキシ基(但し、アルコキシ基、ア
ルキル基の水素原子の1部はフッ素原子以外のハロゲン
原子で置換されても良く、また隣接する炭素原子間には
酸素原子が介在してエーテル結合を形成していてもよ
い。)の炭素数が1〜20のパーフルオロ(アルコキシ
アルキルビニルエーテル);のうちから選択される1種
または2種以上から誘導された成分単位であることが望
ましい。
水素系単量体成分単位(ロ)が、炭素数2〜6のオレフィ
ン、炭素数4〜15の不飽和ビニルエステル、アルキル
基の炭素数が1〜5のアルキルビニルエーテルのうちか
ら選択される1種または2種以上のモノマーから誘導さ
れたものであることが望ましい。本発明によれば、耐溶
剤性および耐寒性に優れた含フッ素共重合体が提供され
る。
ック共重合体の製造法および該製造法により得られる含
フッ素ブロック共重合体について具体的に説明する。 <含フッ素ブロック共重合体の製造>本発明では、含フ
ッ素ブロック共重合体を製造するに際して、(a)フッ化
ビニリデン(VdF)と、(b)上記フッ化ビニリデン(a)
および下記パーフルオロポリエーテル(c)と共重合可能
な他の単量体と、 (c)式[I]:CH2=CHCH2NHCOCF(CF3)O[CF2CF(CF3)O ]mRf[OCF(CF3)CF2]nOCF(CF3)CONHCH2CH=CH2 ・・・・・ [I] (式[I]中、Rfは、炭素数2〜6のパーフルオロアル
キレン基であり、m、nは正の整数であり、かつ両者の
和は20以上である。)で表わされる両末端にアリル基
を有するパーフルオロポリエーテルとを、共重合させて
いる。
造する際に用いられる「他の単量体」(b)、パーフルオ
ロポリエーテル(c)等について順次説明する。 <他の単量体(b)>上記フッ化ビニリデン(a)さらには下
記パーフルオロポリエーテル(c)と共重合可能な他の単
量体(b)としては、(イ) 上記フッ化ビニリデンと共重合
可能な他の含フッ素単量体、(ロ) 上記(a)、(イ)と共重合
可能な不飽和炭化水素系単量体などの単量体が挙げられ
る。
ン(a)、不飽和炭化水素系単量体(ロ)などと共重合可能な
他の含フッ素単量体(イ)としては下記のようなものが挙
げられる。 すなわち、(i):鎖状または環構造(芳香環、脂環)を
有していても良い炭素数2〜8の不飽和炭化水素中の水
素原子の一部または全部をフッ素原子で置換したもの、
例えば、テトラフルオロエチレン(TFE)、ヘキサフ
ルオロプロペン(HFP)、ペンタフルオロプロペン、
ヘキサフルオロイソブテン、フッ化ビニル、トリフルオ
ロエチレン、パーフルオロシクロブテン、パーフルオロ
(メチルシクロプロペン)、1,2,2-トリフルオロスチレ
ン、パーフルオロスチレン等; (ii):鎖状または環構造(芳香環、脂環)を有していて
も良い炭素数2〜8の不飽和炭化水素中の水素原子の一
部をフッ素原子で置換し、残部の水素原子の全部あるい
はその一部を他のハロゲン原子で置換したもの、例え
ば、クロロトリフルオロエチレン、1−ブロモ−2,2
−ジフルオロエチレン(BDFE)、ブロモトリフルオ
ロエチレン(BTFE)、1−ヨード−2,2−ジフル
オロエチレン(IDFE)、ヨードトリフルオロエチレ
ン(ITFE)、トリクロロフルオロエチレン(CTF
E)等; (iii):アルキル基の炭素数が1〜5のアルキルパーフ
ルオロビニルエーテル、例えば、メチルパーフルオロビ
ニルエーテル、エチルパーフルオロビニルエーテル、n
−またはイソ−プロピルパーフルオロビニルエーテル、
n−、イソ−または第3−ブチルパーフルオロビニルエ
ーテル、n−またはイソ−アミルパーフルオロビニルエ
ーテル等; (iv):アルキル基(但し、アルキル基の水素原子の1部
はフッ素原子以外のハロゲン原子で置換されても良
い。)の炭素数が1〜5のパーフルオロ(アルキルビニ
ルエーテル)、例えば、パーフルオロ(メチルビニルエ
ーテル)(FMVE)、パーフルオロ(エチルビニルエ
ーテル)、パーフルオロ(n−またはイソ−プロピルビ
ニルエーテル)、パーフルオロ(n−、イソ−または第
3−ブチルビニルエーテル)、パーフルオロ(n−また
はイソ−アミルビニルエーテル)、パーフルオロ(ブロ
モエチルビニルエーテル)(FBrVE)、パーフルオ
ロ(ヨードエチルビニルエーテル)(IEVE)等; (v):アルコキシ基およびアルキル基(但し、アルコキ
シ基、アルキル基の水素原子の1部はフッ素原子以外の
ハロゲン原子で置換されても良く、また隣接する炭素原
子間には酸素原子が介在してエーテル結合を形成してい
てもよい。)の炭素数が1〜20のパーフルオロ(アル
コキシアルキルビニルエーテル)、例えば、パーフルオ
ロ(メトキシプロピルビニルエーテル)(MPVE)、
パーフルオロ(メトキシイソプロピルビニルエーテル)
(MiPVE)、パーフルオロ(プロポキシプロピルビ
ニルエーテル)、パーフルオロ(ヘキサオキシトリデカ
ニルビニルエーテル)(TDVE:CF2=CFOC2F
4(OCF2)5OCF3)、パーフルオロ(ヘプタオキシ
ペンタデカニルビニルエーテル)(PDVE:CF 2=
CFOC2F4(OCF2)6OCF3)、パーフルオロ
(3,6-ジオキシ-1,2-トリフルオロメチルノナニルビニ
ルエーテル)(P3VE:CF2=CFO[CF2(C
F3)O]2C3F7)等; (vi):アルコキシ基の炭素数が1〜5のパーフルオロ
(アルコキシビニルエーテル)、例えば、パーフルオロ
(メトキシビニルエーテル)、パーフルオロ(エトキシ
ビニルエーテル)、パーフルオロ(プロポキシビニルエ
ーテル)等;が挙げられる。
水素原子の少なくとも一部がフッ素置換された炭素数2
〜8の不飽和炭化水素(i)、アルキル基(水素原子の少
なくとも1部がフッ素置換され、残部は他のハロゲン原
子で置換されていてもよい。)の炭素数が1〜5のパー
フルオロアルキルビニルエーテル(iv)、アルキル基およ
びアルコキシ基(但し、アルコキシ基、アルキル基の水
素原子の1部はフッ素原子以外のハロゲン原子で置換さ
れても良く、また隣接する炭素原子間には酸素原子が介
在してエーテル結合を形成していてもよい。)の炭素数
が1〜20のパーフルオロ(アルコキシアルキルビニル
エーテル)(v)、のうちから選択される1種または2種
以上の含フッ素単量体が好ましい。
置換された炭素数2〜8の不飽和炭化水素(i)のうちで
は、テトラフルオロエチレン(TFE)、ヘキサフルオ
ロプロペン(HFP)が好ましく、また、上記パーフル
オロ(アルキルビニルエーテル)(iv)のうちでは、アル
キル基の全ての水素原子がフッ素原子置換された、パー
フルオロ(メチルビニルエーテル)(FMVE)、パーフルオ
ロ(エチルビニルエーテル)、パーフルオロ(n−また
はイソ−プロピルビニルエーテル)、パーフルオロ(n
−、イソ−または第3−ブチルビニルエーテル)、パー
フルオロ(n−またはイソ−アミルビニルエーテル)が
好ましく、上記パーフルオロ(アルコキシアルキルビニ
ルエーテル)(v)のうちでは、パーフルオロ(メトキシ
イソプロピルビニルエーテル)(MiPVE)が好まし
い。
は、上記フッ化ビニリデン(a)と共重合可能であり、
「他の含フッ素単量体」(イ)等の共重合成分と共重合可
能である限り使用でき、このような不飽和炭化水素系単
量体(ロ)としては、オレフィン好ましくは炭素数が2〜
6のオレフィン、例えば、エチレン、プロピレン、ブテ
ン等;不飽和ビニルエステル好ましくは(総)炭素数が
4〜15の不飽和ビニルエステル、例えば、酢酸ビニル
等;アルキルビニルエーテル好ましくはアルキル基の炭
素数が1〜5のアルキルビニルエーテル、例えば、メチ
ルビニルエーテル、エチルビニルエーテル等;が挙げら
れる。
まれる水素原子の一部がフッ素、臭素等のハロゲン原子
で置換されていてもよい。 <パーフルオロポリエーテル(c)>パーフルオロポリエ
ーテル(c)は、 式[I]:CH2=CHCH2NHCOCF(CF3)O[CF2CF(CF3)O]mR f[OCF(CF3)CF2]nOCF(CF3)CONHCH2CH=CH2 ・・・・・ [I] で表わされ、両末端にアリル基(CH2=CHCH2−)
を有する化合物である。
ーフルオロアルキレン基であり、m、nは正の整数であ
り、かつ両者の和(m+n)は20以上、好ましくは3
0以上、特に好ましくは30〜40である。また、この
ようなパーフルオロポリエーテル(c)の重量平均分子量
(Mw)は、通常、1000〜7000、好ましくは5
000〜7000である。このような分子量(重合度)
のパーフルオロポリエーテル(c)を用いると、得られる
含フッ素ブロック共重合体の耐溶剤性や耐寒性が優れる
傾向がある。
は、例えば、特開平10−101788号公報の[従来
技術及び発明が解決しようとする課題]欄に記載の方法
に準じて製造される。なお、このパーフルオロポリエー
テル(c)中のヘキサフルオロプロピレンオキシド(HFP
O)ユニット量に比例して化合物(c)中のエーテル結合個
数が多くなり、得られる含フッ素ブロック共重合体の耐
寒性が向上する傾向がある。
される。またこのようなパーフルオロポリエーテル(c)
としては、例えば、以下のようなものが挙げられる。 (i)上記式[I]中、Rf=CFCF3O[CF2CF(C
F3)O]mCF2CF2[OCF(CF3)CF2]nOCFC
F3 であり、m+n=32であり、重量平均分子量(M
w)=5747のものなど。
(a)、(b)、(c)を共重合させる際には、(a)と(b)と(c)と
の合計を100モル%とするとき、フッ化ビニリデン
(a)は、30〜85モル%、好ましくは40〜85モル
%、特に好ましくは60〜85モル%の量で用いられ
る。但し、パーフルオロポリエーテル(c)の量は、ヘキ
サフルオロプロピレンオキシド(HFPO)量に換算して
計算する。
合可能な「他の単量体」(b)は、上記「他の含フッ素単
量体」(イ)、不飽和炭化水素系単量体(オレフィン性化
合物)(ロ)の合計で10〜35モル%、好ましくは12
〜30モル%の量で用いられる。特に、「他の含フッ素
単量体」(イ)は、全モノマー((a)+(b)+(c))中に、1
0〜30モル%の量で、換言すれば5〜40重量%の量
で、不飽和炭化水素系単量体(ロ)は、全モノマー((a)+
(b)+(c))中に、10モル%以下の量で、換言すれば1
0重量%以下の量で用いられる。
リル基を有するパーフルオロポリエーテル(c)は、HF
PO量に換算して1〜25モル%、好ましくは2〜25
モル%((a)+(b)+(c)=100モル%)の量で用いら
れる。また重量比に換算すると、上記フッ化ビニリデン
(a)は、10〜80重量%、好ましくは20〜70重量
%の量で、上記「他の単量体」(b)は、合計((イ)+
(ロ))で10〜50重量%、好ましくは20〜40重量
%の量で、上記式[I]で表わされる両末端にアリル基を
有するパーフルオロポリエーテル(c)は、HFPO換算
で5〜40重量%、好ましくは10〜40重量%((a)
+(b)+(c)=100重量%)の量で用いられる。
量で用いると得られる含フッ素ブロック共重合体の耐寒
性が低下する傾向があり、一方上記量より多量に用いる
と得られる含フッ素ブロック共重合体のゴム的な性質
(すなわち、ゴム弾性、成形加工の容易性、化学的架橋
可能性、架橋ゴムのヤング率が1〜10MPaの低い値
を示すこと等)が低下してくる傾向があり、上記範囲の
量でフッ化ビニリデン(a)を用いると耐寒性、ゴム的性
質の両者共に優れた含フッ素ブロック共重合体が得られ
る傾向がある。
り少ないと耐薬品性が低下する傾向があり、上記量より
多いと共重合し難くなる傾向がある。また、パーフルオ
ロポリエーテル(c)を上記量より少ない量で用いると所
望の耐溶剤性が得られず耐寒性改善効果が充分に発揮さ
れないことがあり、一方上記量より多量に用いると得ら
れる共重合体の粘度が高くなり過ぎて加工性が低下して
くる傾向があり、上記範囲の量でパーフルオロポリエー
テル(c)を用いると、耐溶剤性、耐寒性および加工性に
優れた含フッ素ブロック共重合体が得られる傾向があ
る。
体」(b)とパーフルオロポリエーテル(c)との共重合反応
は、通常、触媒、溶媒などの存在下に、例えば、ラジカ
ル溶液重合法、ラジカル溶液懸濁重合法(実施例1のポ
リマーA)によって行われる。このフッ化ビニリデン
(a)と「他の単量体」(b)とパーフルオロポリエーテル
(c)との共重合反応条件は、重合法、用いられるモノマ
ーの種類、触媒などにもより異なり一概に決定されない
が、通常、約0〜80℃、好ましくは約20〜60℃の
温度で行われる。これ以上の反応温度では、生成共重合
体の分子量が低下し、また重合触媒の分解速度が大きく
なりすぎてかえって効率の低下を招き、一方これ以下の
温度では重合速度が低下し、実用的ではない。重合圧力
については、均一組成の共重合体が得られる限り高い方
が望ましいが、一般には約100kg/cm2G以下の
圧力が用いられる。
ブチル)ペルオキシド、ビス(イソプロポキシカルボニ
ル)ペルオキシド、ビス(シクロヘキシルオキシカルボ
ニル)ペルオキシド、ビス(プロポキシカルボニル)ペ
ルオキシド、ビス(ヘキサデシルオキシカルボニル)ペ
ルオキシド等のラジカル重合開始剤が挙げられる。溶
媒、特にフッ素系溶剤としては、C7F16(商品名「P
F5070」(スリーエム社製)、C8F18(商品名
「PF5080」(スリーエム社製)、商品名「FC7
7」(スリーエム社製)、C8F16O(商品名「EF−
L102」(トープケミカル社)、C5H2F10(商品名
「バートレルXF」(三井デュポンフロロケミカル社
製)、「CF3CF2CHCl2+CClF2CF2CHC
lF」(商品名「AK225」(旭硝子(株)製)等が
好ましい。
の際に、必要に応じて、メタノール、エタノール、イソ
ペンタン、マロン酸ジエチル、四塩化炭素等の連鎖移動
剤を用いて、得られる含フッ素ブロック共重合体(含フ
ッ素エラストマー)の分子量を調節することもできる。
このようにフッ化ビニリデン(a)と「他の単量体」(b)と
パーフルオロポリエーテル(c)とを共重合させると、フ
ッ化ビニリデン(a)と「他の単量体」(b)とが共重合して
なるフッ化ビニリデン系共重合体ブロック(FKM)
が、パーフルオロポリエーテル(c)両末端の開裂したア
リル基を介して結合した構造を有する含フッ素ブロック
共重合体が得られる。 <含フッ素ブロック共重合体>このような含フッ素ブロ
ック共重合体は、(a-1)フッ化ビニリデンから誘導され
る成分単位と、(b-1)上記フッ化ビニリデンおよびパー
フルオロポリエーテル(c)と共重合可能な、前述したよ
うな「他の単量体」から誘導される成分単位と、(c-1)
前記式[I]から誘導され、下記式[I-a]で表わされる、両
末端のアリル基二重結合が解裂した構造を有するパーフ
ルオロポリエーテル成分単位[I-a]と、からなってい
る。 式[I-a]:
と同様に、炭素数2〜6のパーフルオロアルキレン基で
あり、m、nも式[I]中のものと同様に正の整数であ
り、かつ両者の和は20以上、好ましくは30以上、さ
らに好ましくは30〜40である。)このような含フッ
素ブロック共重合体の具体例については、後述する。
ル成分単位(c-1)の(m+n)値が上記範囲にあると、
含フッ素ブロック共重合体は耐溶剤性、耐寒性等にバラ
ンス良く優れる。このような含フッ素ブロック共重合体
では、各成分単位(a-1)、(b-1)、(c-1)はそれぞれ対応
する共重合用モノマー(a)、(b)、(c)の使用量に対応す
る量で存在し、上記フッ化ビニリデン成分単位(a-1)は
通常約30〜85モル%、好ましくは約40〜85モル
%、特に好ましくは60〜85モル%の量で、上記フッ
化ビニリデン(a)等の共重合用モノマーと共重合可能な
他の単量体由来の成分単位(b-1)は、通常10〜35モ
ル%、好ましくは12〜30モル%の量で、上記パーフ
ルオロポリエーテル(PFE)成分単位(c-1)は、通常
1〜25モル%、好ましくは2〜25モル%で存在して
いることが望ましい(但し、(a-1)+(b-1)+(c-1)=1
00モル%)。なお、PFE成分単位(c-1)の量は、H
FPO単位量に換算した値で示す。
単位である上記フッ化ビニリデン成分単位(a-1)が上記
範囲あると、該共重合体は、耐寒性、前記ゴム的な性質
共に優れるため好ましく、また上記他の単量体由来の成
分単位(b-1)が上記範囲にあると、該共重合体は耐薬品
性に優れるため好ましい。また、パーフルオロポリエー
テル成分単位(c-1)量が上記範囲にあると、得られるブ
ロック共重合体の粘度が適度で加工性に優れ、かつ耐溶
剤性、耐寒性共に優れるため好ましい。
可能な他の単量体成分単位(b-1)が、 (イ):上記フッ化ビニリデン(a)および下記(ロ)、(c)等の
共重合性モノマーと共重合可能な「他の含フッ素単量
体」から誘導される成分単位、および (ロ):上記(a)、(イ)、(c)等の共重合性モノマーと共重合
可能な不飽和炭化水素系単量体から誘導される成分単
位、 のうちから選択される場合には、上記含フッ素単量体成
分単位(イ)が、前記共重合用モノマーに対応して、水素
原子の少なくとも一部がフッ素置換された炭素数2〜8
の不飽和炭化水素(i);アルキル基(水素原子の少なく
とも1部がフッ素置換され、残部は他のハロゲン原子で
置換されていてもよい。)の炭素数が1〜5のパーフル
オロアルキルビニルエーテル(iv);アルキル基およびア
ルコキシ基(但し、アルコキシ基、アルキル基の水素原
子の1部はフッ素原子以外のハロゲン原子で置換されて
も良く、また隣接する炭素原子間には酸素原子が介在し
てエーテル結合を形成していてもよい。)の炭素数が1
〜20のパーフルオロ(アルコキシアルキルビニルエー
テル)(v)のうちから選択される1種または2種以上か
ら誘導されたものであることが望ましく、また上記不飽
和炭化水素系単量体成分単位(ロ)が、炭素数2〜6のオ
レフィン、炭素数4〜15の不飽和ビニルエステル、ア
ルキル基の炭素数が1〜5のアルキルビニルエーテルの
うちから選択される単量体から誘導されたものであるこ
とが望ましい。
ロック共重合体のうち、付番15、19、24、36、
37などが好ましい。本発明に係る含フッ素ブロック共
重合体は、ゴム的性質を有し、フッ化ビニリデン(a)と
「他の単量体」(b)とが共重合してなるフッ化ビニリデ
ン系共重合物(FKM)ブロックが、パーフルオロポリ
エーテル(c)(PFE)両末端の開裂したアリル基を介
して結合した構造を有し、例えば、
な含フッ素ブロック共重合体の分子量は含フッ素ブロッ
ク共重合体の加工成形性、機械的諸特性等を考慮して決
定されるが、例えば、重量平均分子量(Mw,測定法:
GPC)は、通常、1000〜100000、好ましく
は1万〜10万である。また、分子量の指標としての溶
液粘度ηsp/Cは、約0.3〜2.0dl/g、好まし
くは0.5〜1.3dl/gであることが望ましい。な
お、このような範囲の溶液粘度にするに相当する分子量
の含フッ素ブロック共重合体を得るには、前述したよう
に必要に応じて重合反応時にマロン酸エチル、アセト
ン、イソプロパノール等の連鎖移動剤が用いられる。
特性(モンサント社製「MDR2000」にて180
℃、6分間保持して測定。DIN53505,5350
4に準拠。)は、TC90(分)値が通常2.0〜3.
0の範囲にあり、最低トルク(ML)は、通常0.1〜
1.0dN・mの範囲にあり、最高トルク(MH)は、
通常10.0〜25.0dN・mの範囲にある。
15〜25MPaの範囲にあり、破断伸びは通常150
〜250%の範囲にあり、硬度(JIS−A準拠)は、
通常50〜100の範囲にあり、圧縮永久歪み(「DI
N53517」に準拠し、200℃で70時間に亘って
25%圧縮して測定。)は、通常30〜75%の範囲に
あり、耐溶剤試験(メタノール中、40℃/70時間保
持)での体積変化率(%)は、通常20〜130%の範
囲にあり、耐寒テスト(TR試験、メタノール中で測
定)(TR0)では、通常−35〜−45℃の範囲にあ
る。
体を上記のように加硫(架橋)する方法には、特に制限
はなく、従来より公知の種々の架橋方法を採用でき、例
えば、パーオキサイド架橋法(含フッ素ブロック共重合
体100重量部当たり有機過酸化物を通常0.1〜10
重量部程度の量で使用)、ポリアミン架橋法、放射線、
電子線などを利用したエネルギー線架橋法などを挙げる
ことができる。
は、パーオキサイド架橋性を有する他の物質、例えば、
シリコーンオイル、シリコーンゴム、フルオロフォスフ
ァゼンゴム等とブレンドして140〜220℃で2〜6
0分間程度加熱することにより共架橋させることもでき
る。さらに二次架橋させる場合には、空気中または窒素
ガス中などの不活性ガス雰囲気下で、150〜250℃
の温度で1〜50時間程度保持すればよい。
加硫成形して用いる際には、上記過酸化物架橋剤(例:
トリアリルイソシアヌレート)等の架橋剤の他、通常の
加硫成形体調製時に配合されるような成分、例えば、架
橋助剤;タルク、カーボンブラック等の充填剤;亜鉛華
等の顔料;加硫促進剤(例:「パーヘキサ2.5B−4
0」);可塑剤;安定剤等の添加剤を配合してもよい。
成分をミキシングロールで混練し、得られた混練物につ
いて150〜200℃で数分〜数十分間程度、100〜
150kgf/cm2の圧力条件下にプレス加硫して所
望の型に成形し、次いでこれより高温例えば、200〜
250℃にて15〜25時間程度のオーブン加硫を行う
ことにより、充分に加硫させればよい。
素ブロック共重合体としては、以下に例示するようなも
のが挙げられ、上記したように付番(37)などが好ま
しい。なお、例えば、(カッコ)内の「(VdF/HFP)(PF
E)」において、前者の「(VdF/HFP)」はフッ化ビニリ
デン系共重合物ブロック(FKM)を示す。例えば、 (1):フッ化ビニリデン/ヘキサフルオロプロペン/パ
ーフルオロポリエーテル共重合体((VdF/HFP)(PFE)共
重合体)、 (2):フッ化ビニリデン/ヘキサフルオロプロペン/1
−ブロモ-2,2-ジフルオロエチレン/パーフルオロポ
リエーテル共重合体((VdF/HFP/BDFE)(PFE)共重合
体)、 (3):フッ化ビニリデン/ヘキサフルオロプロペン/パ
ーフルオロ(ブロモエチルビニルエーテル)/パーフル
オロポリエーテル共重合体((VdF/HFP/FBrVE)(PFE)共
重合体)、 (4):フッ化ビニリデン/ヘキサフルオロプロペン/ブ
ロモトリフルオロエチレン/パーフルオロポリエーテル
共重合体((VdF/HFP/BTFE)(PFE)共重合体)、 (5):フッ化ビニリデン/ヘキサフルオロプロペン/1
−ヨード−2,2−ジフルオロエチレン/パーフルオロ
ポリエーテル共重合体((VdF/HFP/IDFE)(PFE)共重合
体)、 (6):フッ化ビニリデン/ヘキサフルオロプロペン/パ
ーフルオロ(ヨードエチルビニルエーテル)/パーフル
オロポリエーテル共重合体((VdF/HFP/IEVE)(PFE)共
重合体)、 (7):フッ化ビニリデン/ヘキサフルオロプロペン/ヨ
ードトリフルオロエチレン/パーフルオロポリエーテル
共重合体((VdF/HFP/ITFE)(PFE)共重合体)、 (8):フッ化ビニリデン/テトラフルオロエチレン/ヘ
キサフルオロプロペン/パーフルオロポリエーテル共重
合体((VdF/TFE/HFP)(PFE)共重合体)、 (9):フッ化ビニリデン/パーフルオロ(メチルビニ
ルエーテル)/パーフルオロポリエーテル共重合体((V
dF/FMVE)(PFE)共重合体)、 (10):フッ化ビニリデン/トリクロロフルオロエチ
レン/パーフルオロポリエーテル共重合体((VdF/CTF
E)(PFE)共重合体)、 (11):フッ化ビニリデン/ヘキサフルオロプロペン/
エチレン/パーフルオロポリエーテル共重合体((VdF/H
FP/E)(PFE)共重合体)、 (12):フッ化ビニリデン/テトラフルオロエチレン/
パーフルオロ(メチルビニルエーテル)/パーフルオロ
ポリエーテル共重合体((VdF/TFE/FMVE)(PFE)共重合
体)、 (13):フッ化ビニリデン/トリクロロフルオロエチ
レン/エチレン/パーフルオロポリエーテル共重合体
((VdF/CTFE/E)(PFE)共重合体)、 (14):フッ化ビニリデン/パーフルオロ(メチルビ
ニルエーテル)/エチレン/パーフルオロポリエーテル共
重合体((VdF/FMVE/E)(PFE)共重合体)、 (15):フッ化ビニリデン/テトラフルオロエチレン/
パーフルオロ(メチルビニルエーテル)/エチレン/パー
フルオロポリエーテル共重合体((VdF/TFE/FMVE/E)(P
FE)共重合体)、 (16):フッ化ビニリデン/テトラフルオロエチレン/
トリクロロフルオロエチレン/パーフルオロポリエーテ
ル共重合体((VdF/TFE/CTFE)(PFE)共重合体)、 (17):フッ化ビニリデン/テトラフルオロエチレン/
ヘキサフルオロプロペン/エチレン/パーフルオロポリエ
ーテル共重合体((VdF/TFE/HFP/E)(PFE)共重合体)、 (18):フッ化ビニリデン/テトラフルオロエチレン/
トリクロロフルオロエチレン/エチレン/パーフルオロポ
リエーテル共重合体((VdF/TFE/CTFE/E)(PFE)共重合
体)、 (19):フッ化ビニリデン/テトラフルオロエチレン/
ヘキサフルオロプロペン/パーフルオロ(メチルビニル
エーテル)/パーフルオロポリエーテル共重合体((VdF
/TFE/HFP/FMVE)(PFE)共重合体)、 (20):フッ化ビニリデン/トリクロロフルオロエチ
レン/テトラフルオロエチレン/パーフルオロ(メチルビ
ニルエーテル)/パーフルオロポリエーテル共重合体
((VdF/CTFE/TFE/FMVE)(PFE)共重合体)、 (21):フッ化ビニリデン/テトラフルオロエチレン/
ヘキサフルオロプロペン/パーフルオロ(メチルビニル
エーテル)/エチレン/パーフルオロポリエーテル共重合
体((VdF/TFE/HFP/FMVE/E)(PFE)共重合体)、 (22):フッ化ビニリデン/トリクロロフルオロエチ
レン/テトラフルオロエチレン/パーフルオロ(メチルビ
ニルエーテル)/エチレン/パーフルオロポリエーテル共
重合体((VdF/CTFE/TFE/FMVE/E)(PFE)共重合体)、 (23):フッ化ビニリデン/テトラフルオロエチレン/
パーフルオロ(メチルビニルエーテル)/1−ブロモ-
2,2-ジフルオロエチレン/パーフルオロポリエーテル
共重合体((VdF/TFE/FMVE/BDFE)(PFE)共重合体)、 (24):フッ化ビニリデン/テトラフルオロエチレン/
パーフルオロ(メチルビニルエーテル)/パーフルオロ
(ブロモエチルビニルエーテル)/パーフルオロポリエ
ーテル共重合体(VdF/TFE/FMVE/FBrVE)(PFE)共重合
体)、 (25):フッ化ビニリデン/テトラフルオロエチレン/
パーフルオロ(メチルビニルエーテル)/1−ヨード−
2,2−ジフルオロエチレン/パーフルオロポリエーテ
ル共重合体((VdF/TFE/FMVE/IDFE)(PFE)共重合体)、 (26):フッ化ビニリデン/テトラフルオロエチレン/
パーフルオロ(メトキシプロピルビニルエーテル)/パ
ーフルオロポリエーテル共重合体((VdF/TFE/MPVE)(P
FE)共重合体)、 (27):フッ化ビニリデン/テトラフルオロエチレン/
パーフルオロ(メトキシプロピルビニルエーテル)/エ
チレン/パーフルオロポリエーテル共重合体((VdF/TFE
/MPVE/E)(PFE)共重合体)、 (28):フッ化ビニリデン/テトラフルオロエチレン/
パーフルオロ(メトキシプロピルビニルエーテル)/パ
ーフルオロ(ブロモエチルビニルエーテル)/パーフル
オロポリエーテル共重合体((VdF/TFE/MPVE/FBrVE)(P
FE)共重合体)、 (29):フッ化ビニリデン/テトラフルオロエチレン/
パーフルオロ(メトキシイソプロピルビニルエーテル)
/パーフルオロポリエーテル共重合体((VdF/TFE/MiPV
E)(PFE)共重合体)、 (30):フッ化ビニリデン/テトラフルオロエチレン/
パーフルオロ(プロポキシイソプロピルビニルエーテ
ル)/パーフルオロポリエーテル共重合体((VdF/TFE/P
iPVE)(PFE)共重合体)、 (31):フッ化ビニリデン/テトラフルオロエチレン/
パーフルオロ(ヘキサオキシトリデカニルビニルエーテ
ル)/パーフルオロポリエーテル共重合体((VdF/TFE/T
DVE)(PFE)共重合体)、 (32):フッ化ビニリデン/テトラフルオロエチレン/
パーフルオロ(ヘプタオキシペンタデカニルビニルエー
テル)/パーフルオロポリエーテル共重合体((VdF/TFE
/PDVE)(PFE)共重合体)、 (33):フッ化ビニリデン/テトラフルオロエチレン/
パーフルオロ(3,6−ジオキシ−1,2−トリフルオ
ロメチルノナニルビニルエーテル)/パーフルオロポリ
エーテル共重合体((VdF/TFE/P3VE)(PFE)共重合
体)、 (34):フッ化ビニリデン/テトラフルオロエチレン/
パーフルオロ(ヘキサオキシトリデカニルビニルエーテ
ル)/パーフルオロ(ブロモエチルビニルエーテル)/パ
ーフルオロポリエーテル共重合体((VdF/TFE/TDVE/FBr
VE)(PFE)共重合体)、 (35):フッ化ビニリデン/テトラフルオロエチレン/
パーフルオロ(ヘプタオキシペンタデカニルビニルエー
テル)/パーフルオロ(ブロモエチルビニルエーテル)/
パーフルオロポリエーテル共重合体((VdF/TFE/PDVE/F
BrVE)(PFE)共重合体)、 (36):フッ化ビニリデン/テトラフルオロエチレン/
パーフルオロ(メトキシイソプロピルビニルエーテル)
/パーフルオロ(ブロモエチルビニルエーテル)/パーフ
ルオロポリエーテル共重合体((VdF/TFE/MiPVE/FBrV
E)(PFE)共重合体)、 (37):フッ化ビニリデン(VdF)/パーフルオロ(メチ
ルビニルエーテル)(FMVE)/ヘキサフルオロプロピレン
(HFPO)/パーフルオロポリエーテル(PFE)共重合体((Vd
F/FMVE/HFPO)(PFE)共重合体)など。
その加硫物は、耐溶剤性および耐寒性に優れており、優
れた耐溶剤性や耐薬品性などが求められる分野、例え
ば、フィルム、シール材、ガスケット、O−リング、被
覆布、電線絶縁被覆材、ホース、保護コーティング材な
どとして半導体産業、医療用材料、食品工業などの分野
で好適に用いられている。
は、パーフルオロポリエーテル(c)成分単位を、主鎖
中、すなわち主成分単位であるフッ化ビニリデン(a)成
分単位と、これと結合した他の単量体(b)成分単位とか
らなる主鎖中にブロック的に導入することにより、フッ
化ビニリデン(a)と他の単量体(b)とからなる含フッ素
(共)重合体に比べてフッ素含量が高くなっており、そ
のため耐溶剤性が向上し、また耐寒性も向上している。
発明の含フッ素ブロック共重合体は、燃料油系のシール
材に加硫成形材料等として特に好適に用いられる。な
お、フッ化ビニリデンを主成分単位とする通常のフッ素
ゴムでは、エーテル結合を有しないため、一般に、相溶
性の点から上記フッ素ゴムにパーフルオロポリエーテル
油を可塑剤として配合することはできないが、本発明の
含フッ素共重合体は適量のエーテル結合を有するため、
パーフルオロポリエーテル油を可塑剤として配合するこ
とができる。
体の製造法、含フッ素ブロック共重合体について、実施
例に基づいてさらに具体的に説明するが、本発明はかか
る実施例により何等限定されない。なお、以下の実施
例、比較例で使用した配合成分は以下の通り。
ースト(株)製のカーボンブラック。 注(ii):ZnO(亜鉛華二種),石原産業(株)製。 注(iii):「タルク M−60」,日本化成(株)製の
タルク。 注(iv):「パーヘキサ2.5B−40」,日本油脂
(株)製の加硫促進剤。
キシングロールで混練し、得られた混練物について18
0℃で10分間のプレス加硫、および230℃にて22
時間のオーブン加硫を行った。 ポリマーAまたはB 100重量部 MT−カーボンブラック(注(i)) 30重量部 ZnO(亜鉛華二種)(注(ii)) 6重量部 タルク M−60 (注(iii)) 6.7重量部 パーヘキサ2.5B−40(注(iv)) 1.34重量部 得られた加硫物について、次の表1に示す各項目の測定
を行った。
[VdF]/パーフルオロ(メチルビニルエーテル)
[FMVE]/パーフルオロポリエーテル[PFE]=
75.9/15.9/6.2(モル%)(PFE量は、
HFPO(ヘキサフルオロプロピレンオキシド)量に換
算した値) <ポリマーAの製法>容量500mLのオートクレーブ
内に、 (a)フッ化ビニリデン[VdF] 44g (b)パーフルオロ(メチルビニルエーテル)[FMVE] 32g (c)両末端にアリル基を有する以下のPFE 13.4g <PFE> 式[I]:CH2=CHCH2NHCOCF(CF3)O[C
F2CF(CF3)O]mRf[OCF(CF3)CF2]nO
CF(CF3)CONHCH2CH=CH2 (但し、式[I]中、Rf=「−CF2CF2−」であり、
m+n=32であり、Mw=5747である。) (d)ICF2CF2Br 0.25g (e)C7F16(PF5070,スリーエム社製) 108.5g (f)イオン交換水 117.3g を仕込み25℃に昇温させた後、ビス(ヘプタフルオロ
ブチリル)ペルオキシド(5%希釈品;パーロイルFB
5日本油脂(株)製)18.0gを仕込んで重合反応を
開始させた。攪拌速度は620rpmとした。505分
間反応させた後、冷却し、未反応ガスを放出させて重合
反応を停止させた。
せ、フッ素系溶剤(商品名「FC77」スリーエム社
製)150mlで2度洗浄し、ろ別、減圧乾燥させて、
含フッ素ブロック共重合体62.9g(回収率70%)
を得た。ポリマーB(比較例1で使用) ;フッ加ビニリデン
[VdF]/パーフロロメチルビニルエーテル[FMVE]=
82.2/17.8(モル%) <ポリマーBの製法>容量100リットルの攪拌機付耐
圧容器に、脱酸素、脱ミネラル処理した水3660g、
界面活性剤としてのパーフルオロオクタン酸アンモニウ
ム154g、重合開始剤としての過硫酸アンモニウム1
1g、架橋サイト導入化合物としてのICF2CF2B
r:50gおよびCF2BrCF2OCF=CF2:12
1g、緩衝剤としてのNa2HPO4・12H2Oを11
0g仕込み、内容物全体を−30℃に冷却した。
た後、これをパージし、パーフルオロメチルビニルエー
テル(FMVE)6530g、およびフッ化ビニリデン
(VdF)8930gの順で容器内に圧入した。その
後、系内を50℃に昇温し、解氷を確認した上で攪拌を
開始すると反応が進行し、36kg/cm2の圧力は1
4時間後0kg/cm2まで低下した。これ以上の圧力
低下が認められないことを確認し、未反応混合ガスをパ
ージして重合反応を停止させた。
ム水溶液を添加して生成共重合体を凝析し、水洗、乾燥
して、ゴム状ランダム共重合体(ポリマーB)13,5
20g(回収率90%)を得た。得られた加硫物につい
て次の表1に示す各項目の測定を行った。 <試験条件>表中の各試験条件は以下の通り。 加硫特性:モンサント社製「MDR2000」にて18
0℃、6分間保持し、加硫特性の測定を行った。 加硫物性:「DIN53505,DIN53504」に
準拠した。 圧縮永久歪:「DIN53517」に準拠して200℃
で70時間(hr)に亘って25%圧縮して測定した。
厚) 耐溶剤試験:コンデンサー付きのガラス試験管を用い、
40℃で70時間保持して耐溶剤性を測定した。 低温特性試験:(ASTM D−1329)によるTR
試験をメタノール中で測定した。
Claims (10)
- 【請求項1】(a)フッ化ビニリデンと、 (b)上記フッ化ビニリデンと共重合可能な他の単量体
と、 (c)式[I]:CH2=CHCH2NHCOCF(CF3)O[CF2CF(CF3)O ]mRf[OCF(CF3)CF2]nOCF(CF3)CONHCH2CH=CH2 ・・・・・ [I] (式[I]中、Rfは、炭素数2〜6のパーフルオロアル
キレン基であり、m、nは正の整数であり、かつ両者の
和は20以上である。)で表わされる両末端にアリル基
を有するパーフルオロポリエーテルと、を共重合させる
ことを特徴とする含フッ素ブロック共重合体の製造法。 - 【請求項2】上記フッ化ビニリデン(a):40〜85モ
ル%と、 上記フッ化ビニリデンと共重合可能な他の単量体(b):
10〜35モル%と、 上記パーフルオロポリエーテル(c)[ヘキサフルオロプ
ロピレンオキシド(HFPO)に換算して計算]:1〜2
5モル%((a)+(b)+(c)=100モル%)とを共重合
させる請求項1に記載の含フッ素ブロック共重合体の製
造法。 - 【請求項3】上記フッ化ビニリデンと共重合可能な他の
単量体(b)が、 (イ) 上記フッ化ビニリデン以外の含フッ素単量体、およ
び(ロ) 不飽和炭化水素系単量体のうちから選択される少
なくとも1種の単量体である請求項1〜2の何れかに記
載の含フッ素ブロック共重合体の製造法。 - 【請求項4】上記含フッ素単量体(イ)が、 水素原子の少なくとも一部がフッ素置換された炭素数2
〜8の不飽和炭化水素;アルキル基(水素原子の少なく
とも1部がフッ素置換され、残部は他のハロゲン原子で
置換されていてもよい。)の炭素数が1〜5のパーフル
オロアルキルビニルエーテル;アルキル基およびアルコ
キシ基(但し、アルコキシ基、アルキル基の水素原子の
1部はフッ素原子以外のハロゲン原子で置換されても良
く、また隣接する炭素原子間には酸素原子が介在してエ
ーテル結合を形成していてもよい。)の炭素数が1〜2
0のパーフルオロ(アルコキシアルキルビニルエーテ
ル);のうちから選択される1種または2種以上である
請求項3に記載の含フッ素ブロック共重合体の製造法。 - 【請求項5】上記不飽和炭化水素系単量体(ロ)が、炭素
数2〜6のオレフィン、炭素数4〜15の不飽和ビニル
エステル、アルキル基の炭素数が1〜5のアルキルビニ
ルエーテルのうちから選択される1種または2種以上で
ある請求項3〜4の何れかに記載の含フッ素ブロック共
重合体の製造法。 - 【請求項6】(a-1)フッ化ビニリデンから誘導される成
分単位と、 (b-1)上記フッ化ビニリデン以外の他の単量体から誘導
される成分単位と、 (c-1)下記式[I-a]で表されるパーフルオロポリエーテル
成分単位と、からなることを特徴とする含フッ素ブロッ
ク共重合体; [I-a]: 【化1】 (式[I-a]中、Rfは、炭素数2〜6のパーフルオロア
ルキレン基であり、m、nは、正の整数であり、かつ両
者の和は20以上である。)。 - 【請求項7】上記フッ化ビニリデン成分単位(a-1)が4
0〜85モル%の量で、 上記フッ化ビニリデン以外の他の単量体成分単位(b-1)
が10〜35モル%の量で、 上記パーフルオロポリエーテル成分単位(c-1)[ヘキサ
フルオロプロピレンオキシド(HFPO)単位に換算して
計算]が1〜25モル%((a-1)+(b-1)+(c-1)=10
0モル%)で存在している請求項6に記載の含フッ素ブ
ロック共重合体。 - 【請求項8】上記フッ化ビニリデンと共重合可能な他の
単量体成分単位(b-1)が、 (イ) 上記フッ化ビニリデン以外の他の含フッ素単量体か
ら誘導される成分単位、 および (ロ) 不飽和炭化水素系単量体から誘導される成分単位 のうちから選択される少なくとも1種の単量体成分単位
である請求項6〜7の何れかに記載の含フッ素ブロック
共重合体。 - 【請求項9】上記含フッ素単量体単位(イ)が、 水素原子の少なくとも一部がフッ素置換された炭素数2
〜8の不飽和炭化水素;アルキル基(水素原子の少なく
とも1部がフッ素置換され、残部は他のハロゲン原子で
置換されていてもよい。)の炭素数が1〜5のパーフル
オロアルキルビニルエーテル;アルキル基およびアルコ
キシ基(但し、アルコキシ基、アルキル基の水素原子の
1部はフッ素原子以外のハロゲン原子で置換されても良
く、また隣接する炭素原子間には酸素原子が介在してエ
ーテル結合を形成していてもよい。)の炭素数が1〜2
0のパーフルオロ(アルコキシアルキルビニルエーテ
ル);のうちから選択される1種または2種以上から誘
導された成分単位である請求項8に記載の含フッ素ブロ
ック共重合体。 - 【請求項10】上記不飽和炭化水素系単量体成分単位
(ロ)が、炭素数2〜6のオレフィン、炭素数4〜15の
不飽和ビニルエステル、アルキル基の炭素数が1〜5の
アルキルビニルエーテルのうちから選択される1種また
は2種以上から誘導されたものである請求項8〜9の何
れかに記載の含フッ素ブロック共重合体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36257099A JP2001172343A (ja) | 1999-12-21 | 1999-12-21 | 含フッ素ブロック共重合体の製造法および含フッ素ブロック共重合体 |
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---|---|---|---|
JP36257099A JP2001172343A (ja) | 1999-12-21 | 1999-12-21 | 含フッ素ブロック共重合体の製造法および含フッ素ブロック共重合体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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---|---|---|---|
JP36257099A Pending JP2001172343A (ja) | 1999-12-21 | 1999-12-21 | 含フッ素ブロック共重合体の製造法および含フッ素ブロック共重合体 |
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JP (1) | JP2001172343A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100453205B1 (ko) * | 2001-07-11 | 2004-10-15 | 주식회사 흥인화학 | 저분자량의 불소계 화합물의 혼합물을 담체로 사용한셀롤로스 기재의 장기 보존제 |
-
1999
- 1999-12-21 JP JP36257099A patent/JP2001172343A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100453205B1 (ko) * | 2001-07-11 | 2004-10-15 | 주식회사 흥인화학 | 저분자량의 불소계 화합물의 혼합물을 담체로 사용한셀롤로스 기재의 장기 보존제 |
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