JP2001171622A - ボトル入り飲料の充填管理方法並びにこれに用いる飲料ボトルの殺菌方法並びにその殺菌装置 - Google Patents

ボトル入り飲料の充填管理方法並びにこれに用いる飲料ボトルの殺菌方法並びにその殺菌装置

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JP2001171622A
JP2001171622A JP35735099A JP35735099A JP2001171622A JP 2001171622 A JP2001171622 A JP 2001171622A JP 35735099 A JP35735099 A JP 35735099A JP 35735099 A JP35735099 A JP 35735099A JP 2001171622 A JP2001171622 A JP 2001171622A
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sterilizing
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Shinichi Hoshida
真一 星田
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ECONOS JAPAN CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 飲料ボトルの口頸部外側やキャップ内側等の
殺菌が、ボトル内部と同レベルで入念に行えるようにし
た新規なボトル入り飲料の充填管理方法並びにこれに用
いる飲料ボトルの殺菌方法並びにその殺菌装置を提供す
る。 【解決手段】 樹脂製のボトルBに飲料を充填する前に
行う殺菌工程で、ボトル内部の殺菌に加えて、ボトルB
の口頸部Nの外側と、この口頸部Nに被せられるキャッ
プの内側とをボトル内部と同レベルで殺菌する。また飲
料ボトルの殺菌装置1は、高出力のパルス光を放出する
殺菌ランプ5と、ランプの有効照射範囲にボトルB等の
ワークを移送するボトル移送装置3とを具え、紫外線と
熱とによって口頸部Nの全周を効率的に殺菌し、照射
中、放電管11は冷却ユニット4の作動風によって効果
的に冷却されることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボトル入り飲料の
品質を維持ないしは安定化させるために行う充填管理方
法並びにこれに用いる飲料ボトルの殺菌方法並びにその
殺菌装置に関するものである。
【0002】
【発明の背景】近時PETボトルと呼ばれるポリエチレ
ンテレフタレート製の樹脂製のボトルに充填された飲料
が広く普及をみている。このものは、容器が樹脂製のボ
トルであることに因んで、製造時に通常行われている殺
菌においても、樹脂製ボトルに適した手法が採られてい
る。具体的には、容器が樹脂製であるため長時間、高温
雰囲気下におく殺菌手法は、極めて不向きであって、こ
のため従来、殺菌作用のある紫外線等をボトル内部やキ
ャップ等に照射する手法が多く採られていた。因みにこ
のような殺菌手法については、例えば特許第25714
37号「容器殺菌装置」や実公昭62−40596号
「閃光殺菌装置」等に開示されている。ところでこの種
の樹脂製ボトルの容器は、当然ながらその外部を含め、
全体的に一定レベルの洗浄が求められるが、特に飲料等
の内容物を入れる内側は、先に述べたような手法で入念
に殺菌が施されている。
【0003】しかしながら厳密に飲料物の品質の維持な
いしは安定化を図ろうとした場合には、以下に示すよう
な点においてまだ改善の余地があった。すなわちボトル
口頸部の外側については、あらかじめ一定レベルの洗浄
が施されているものの、紫外線等の殺菌光を全周に満遍
なく照射することが難しいことや、充分な殺菌効果を得
るには多大な時間を要すること、あるいは飲料物が直接
触れないこと等の理由から、ボトル内部ほどには厳密な
殺菌を行っていないのが実状であった。
【0004】このようにボトル口頸部外側の殺菌レベル
を高めていない場合には、次のような影響が生じてい
る。すなわちボトルBに飲料物Lを充填した後、図7に
示すように飲料物Lを低温殺菌(一例として70℃程度
で30分以上加熱)すると、口頸部Nに付着していた飲
料物Lの一部が、ボトルBの内圧が増すことによって、
口頸部NとキャップCとの間に押し込まれ、一方、これ
がその後冷却されたときに、逆にボトルB内の飲料物L
中に戻るようになる。このとき上述したように口頸部N
の外側の殺菌が、内部ほど入念に行われていない場合に
は、残留している雑菌により内部の飲料物Lが汚損され
ることがあり得る。もとよりボトル入り飲料の場合は、
先にも述べたように食品衛生上の観点から、口頸部Nを
含めボトル外部もあらかじめ充分に洗浄されており、飲
用しても安全上の問題はないものの、汚損の結果、飲料
物Lに、にごり物等が混入していれば、当然消費者は、
視覚的に品質に対する疑念を抱くものであり、ボトル口
頸部外側やここに嵌め込まれるキャップ内側等において
も、より入念な殺菌手法が求められていた。
【0005】
【開発を試みた技術的課題】本発明はこのような背景を
認識してなされたものであって、飲料ボトルの口頸部外
側やキャップ内側等の殺菌もボトル内部と同レベルで入
念に行えるようにした新規な手法の開発を試みたもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち請求項1記載の
ボトル入り飲料の充填管理方法は、殺菌工程を経た樹脂
製ボトル内に飲料を充填した後、ボトル口頸部にキャッ
プを被せて、封緘するボトル入り飲料の製造工程におい
て、前記殺菌工程では、ボトル内部の殺菌に加えて、ボ
トル口頸部の外側に高出力のパルス光を照射して、口頸
部をボトル内部と同レベルで殺菌することを特徴として
成るものである。この発明によれば、殺菌ランプから高
出力のパルス光を放出させるため、放出される紫外線そ
のものに加え、ボトルの口頸部表面に瞬間的な熱を加え
ることができ、紫外線と熱とを相乗的に作用させた効果
的な殺菌が行える。
【0007】また請求項2記載のボトル入り飲料の充填
管理方法は、前記請求項1記載の要件に加え、前記殺菌
工程では、ボトル口頸部に被せられるキャップもその内
側が、ボトル内部と同レベルで殺菌されることを特徴と
して成るものである。この発明によれば、ボトル口頸部
の外側のみならず、キャップ内側も入念に殺菌できるた
め、キャップ嵌合部に雑菌が残留することがほとんどな
く、飲料物への汚染を解消し得る。
【0008】更にまた請求項3記載の飲料ボトルの殺菌
方法は、内部に飲料を充填する樹脂製ボトルを殺菌する
際に、平面視ほぼ円形のボトル口頸部の至近位置に、高
出力のパルス光を放出する殺菌ランプを臨ませ、前記口
頸部の外側全面を照射して殺菌することを特徴として成
るものである。この発明によれば、ボトル口頸部の外側
全面に高出力のパルス光を照射するため、紫外線と熱と
を相乗的に作用させた効果的な殺菌が行える。
【0009】また請求項4記載の飲料ボトルの殺菌方法
は、前記請求項3記載の要件に加え、前記口頸部の外側
全面を照射するにあたっては、ボトル及び殺菌ランプの
うち、いずれか一方または双方を回転して照射を行うこ
とを特徴として成るものである。
【0010】また請求項5記載の飲料ボトルの殺菌方法
は、前記請求項3記載の要件に加え、前記口頸部の外側
全面を照射するにあたっては、一定範囲を照射する殺菌
ランプを、各範囲毎に複数基設け、順次照射を行うこと
を特徴として成るものである。
【0011】また請求項6記載の飲料ボトルの殺菌方法
は、前記請求項5記載の要件に加え、前記各範囲毎に照
射を行う複数基の殺菌ランプは、ボトルの移送方向に沿
って設け、順次照射を行うことを特徴として成るもので
ある。
【0012】また請求項7記載の飲料ボトルの殺菌方法
は、前記請求項3、4、5または6記載の要件に加え、
前記殺菌ランプは、キセノンガスが封入された放電管が
適用されることを特徴として成るものである。前記発明
によれば、ボトルと殺菌ランプとを相対的に回転させた
り、あるいは殺菌ランプを複数基設けるなどして、ボト
ル口頸部の外側全面がより確実に照射でき、効率的な殺
菌が行える。
【0013】また請求項8記載の飲料ボトルの殺菌装置
は、内部に飲料を充填する樹脂製ボトルを載置しながら
搬送するボトル移送装置と、このボトルに高出力のパル
ス光を照射し、殺菌を行う殺菌ランプとを具えて成る装
置において、前記ボトル移送装置と殺菌ランプとは、ラ
ンプの有効照射範囲内にボトル口頸部を臨ませるように
設置されることを特徴として成るものである。この発明
によれば、ボトル口頸部の外側全面に、紫外線と熱とを
相乗的に作用させた効果的な殺菌が行える。
【0014】また請求項9記載の飲料ボトルの殺菌装置
は、前記請求項8記載の要件に加え、前記殺菌ランプ
は、キセノンガスが封入された放電管と、この放電管か
ら放出されるパルス光を反射するリフレクタとを具えて
成り、また外部から放電管そのものを冷却する冷却ユニ
ットが接続されることを特徴として成るものである。こ
の発明によれば、高温状態になる放電管そのものを冷却
するため、放電管内部の電極が劣化するのを効果的に防
止でき、放電管の長寿命化が図れる。
【0015】また請求項10記載の飲料ボトルの殺菌装
置は、前記請求項9記載の要件に加え、前記冷却ユニッ
トは、外部と非接触で循環する作動風を放電管に供給す
るように構成されることを特徴として成るものである。
この発明によれば、作動風は外部と非接触の閉鎖回路で
循環されるため、最初に浄化した空気を送り込めば、運
転中は常時クリーンな状態が維持でき、作動風から感染
して飲料物を汚染してしまうことがない。
【0016】また請求項11記載の飲料ボトルの殺菌装
置は、前記請求項9または10記載の要件に加え、前記
リフレクタには、前記作動風を放電管に沿って流すこと
に加え、リフレクタ背後から放電管に向かって流すよう
に、放電管に沿ってスリットが形成されることを特徴と
して成るものである。この発明によれば、放電管の冷却
が効率よく行える。
【0017】また請求項12記載の飲料ボトルの殺菌装
置は、前記請求項8、9、10または11記載の要件に
加え、前記ボトル移送装置は、ランプの有効照射範囲内
にボトル口頸部の外側全面を臨ませる偏向機構を組み込
んで成ることを特徴として成るものである。この発明に
よれば、ボトル口頸部の外側全面が、より確実に照射で
き、入念な殺菌が行える。
【0018】
【発明の実施の形態】以下本発明を図示の実施の形態に
基づいて具体的に説明する。説明にあたっては、本発明
に係る飲料ボトルの殺菌装置1について説明しながら本
発明の飲料ボトルの殺菌方法並びにボトル入り飲料の充
填管理方法について併せて説明する。まず飲料ボトルの
殺菌装置1は、一般にPETボトルと呼ばれているポリ
エチレンテレフタレート製のボトルBを、飲料物Lを充
填する前の段階で殺菌するものであって、主にボトル口
頸部Nの外側を処理するものである。因みにこの口頸部
Nを殺菌するにあたっては、従来、紫外線による照射手
法が多く採用されていたが、この口頸部Nが、平面視ほ
ぼ円形であることや、キャップCを螺合させるためのネ
ジ部凹凸が形成されていること、あるいは直接飲料物L
が触れる部分ではないことなどから、ボトルBの内部ほ
どには厳密な殺菌が行われていない部位であった。
【0019】そして殺菌装置1は、一例として図1に示
すように、実質的な殺菌作用を担う殺菌ランプユニット
2と、この殺菌ランプユニット2の照射域にボトルBを
臨ませるように搬送するボトル移送装置3と、殺菌ラン
プユニット2の放電体そのものを冷却する冷却ユニット
4とを具えて成るものである。以下各構成部について説
明する。まず殺菌ランプユニット2について説明する。
このものは、一例として高出力のパルス光を照射する殺
菌ランプ5と、パルス光のタイミング等を制御するコン
トロールユニット6とを具えて成るものである。
【0020】殺菌ランプ5は、例えばスペクトル値で紫
外線ランプが、1秒間に出すエネルギーの1〜数百倍の
エネルギーを百万分の1〜一万分の1秒程度の時間で放
出するものであって、一例として図1、2に示すよう
に、概ね直方体状を成す密閉可能なランプハウス10内
に、キセノンガスを封入した放電管11と、この放電管
11から放出された光をボトルB等のワークに向けて反
射するリフレクタ12とを取り付けて成るものである。
そしてランプハウス10には、放電管11を挟んでリフ
レクタ12に対向する側すなわち光を照射する側に、紫
外線を充分に透過する石英ガラス等が嵌め込まれた扉1
3が開閉自在に取り付けられている。
【0021】なお殺菌ランプ5は、上述したように高出
力のパルス光を放出するため、そのままでは放電管11
そのものが過熱し、放電管内部の電極が劣化してしま
う。このためランプハウス10内には、この放電管11
を冷却するために、一例として外部とは遮断された閉鎖
回路の作動風を、後述する冷却ユニット4によって循環
させるものであり、これに伴いランプハウス10の背後
に作動風の導入口14と、排出口15とが形成される。
またリフレクタ12には、この作動風をリフレクタ12
の背後から作用させるための冷却スリット12Aが放電
管11に沿って形成される。なおリフレクタ12には、
その反射効率を高めるため、例えばアルミニウム蒸着等
の処理が適宜施されるものである。更に殺菌ランプ5
は、高出力のパルス光を発することに因み、作業者が、
直視しないようにトンネル状のカバー16等で覆うよう
な形態が好ましい。
【0022】因みに高出力のパルス光は、紫外線による
殺菌効果はもとより、広域なスペクトルを有すること等
に起因して、ワーク表面に瞬間的な昇温をもたらすもの
であり、この瞬間的な昇温によって殺菌効果が一層促進
される。すなわち高出力のパルス光によって、紫外線と
熱とが相乗的に作用した、効果的な殺菌が行えるのであ
る。また図1は、口頸部Nを上方から照射する殺菌ラン
プ5を二基設ける形態を示したが、この数は適宜変更可
能であって、例えば一基の殺菌ランプ5で口頸部Nを照
射する場合には、図3に骨格的に示すように、リフレク
タ12を多段状に形成し、口頸部Nを満遍なく照射する
形態が好ましい。このときボトルBを回転させなくて
も、口頸部Nの外側全面を満遍なく照射できるのであれ
ば、あえてボトルBを回転させる必要はない。
【0023】次にボトル移送装置3について説明する。
このものは、口頸部Nの外側全面を殺菌ランプ5の有効
照射範囲内に搬送するものであって、一例として図1に
示すように、ボトルBを搬送するコンベヤ7に、殺菌ラ
ンプ5に対してボトルBの向きを変える偏向機構8を組
み込んで成るものである。なおここでの有効照射範囲と
は、口頸部Nに対し、ボトルBの内部と同程度の、入念
な殺菌が行える範囲を示すものであって、これはボトル
Bと殺菌ランプ5との相対的な位置関係、照射時間等種
々の条件によって変わるものである。
【0024】コンベヤ7は、一例として、搬送面上に回
転自在に支持された載置体20を具えて成るものであ
り、ボトルBを移送するにあたっては、ボトルBをこの
載置体20上に載せて搬送するものである。なお載置体
20の外周には、一例として図4(a)に示すように、
ピニオン21が形成されるとともに、コンベヤ7の側方
部内側に、このピニオン21と噛み合うラック22が形
成され、照射に伴い移送途中のボトルBをコンベヤ7上
で回転させるように構成されている。ここで偏向機構8
とは、上述した載置体20、ピニオン21、ラック22
等を含め、ボトルBを回転させる作動に関与する部材を
総称するものである。
【0025】なお偏向機構8は、必ずしもこのような形
態に限るものではなく、例えば図4(b)に示すよう
に、移送されて来る載置体20上のボトルBを挟み込む
ように一対の回転ローラ30を、コンベヤ7上に複数組
設け、ボトルBがこのローラ間を通過した時に、ローラ
を駆動させ適宜の角度ずつ回転させる形態が採り得る。
この場合、一対の回転ローラ30の回転軸30Aをベル
ト等の連結体31によって接続することにより、一対の
回転ローラ30の同調が図れ、より確実にボトルBを回
転させ得るものである。またボトルBの一度の回転角度
を大きく設定したい場合等には、図4(c)に示すよう
に、ボトルBを挟み込む回転ローラ30に代えて比較的
短寸のコンベヤ32を適用することが可能である。
【0026】次に冷却ユニット4について説明する。こ
のものは、殺菌ランプ5の説明でも若干述べたように、
そのままでは熱くなり過ぎる放電管11そのものを冷却
し、主に放電管11内の電極の劣化を防止するためのも
のであって、一例として図2(a)に併せて示すよう
に、実質的に作動風を冷却するクーラ40と、作動風を
送り込んだり吸い込んだりして循環させるブロワ41
と、このブロワ41を介してクーラ40と殺菌ランプ5
とを接続するダクト42とを具えて成るものである。な
お回路中、例えばクーラ40等に、作動風の浄化作用を
担うフィルタ等が適宜設けられる。ここで作動風とは、
大気中の空気を主成分とするが、冷却効果を高めるため
に、適宜窒素ガス等が混入されてもよく、このような冷
却効果を高めた空気を、一般的な空気と区別する場合、
本明細書では便宜上「エア」と称して区別するものであ
る。
【0027】クーラ40は、一例として冷却液を内部に
充填する中空状のケースを具え、この中空部分に作動風
を送り込み、ケース壁面を介して冷却液と作動風との熱
交換を図る、いわゆるウォータージャケットタイプの冷
却手法が採られる。しかしながらクーラ40は、必ずし
もこのような形態に限ることなく、例えば冷却液と作動
風とを直接接触させて熱交換を図る、いわゆるクーリン
グタワータイプのものであっても構わない。更には必ず
しも冷却液を適用する必要はなく、例えばダクト42等
の作動風の通路に放熱フィンを設置し、作動風の熱を大
気中に放出させる形態も可能である。この場合、上述し
たクーラ40そのものは必要ないが、冷却効果をより高
めるために、放熱フィンに別途、風等を送り込むことが
好ましい。
【0028】また殺菌ランプ5に供給される作動風は、
一例として外部と非接触の閉鎖回路で循環されるため、
ランプハウス10内や冷却ユニット4にあらかじめ綺麗
なエアを供給すれば、作動風は循環中、常にクリーンな
状態が維持され、この作動風から感染して飲料物L等を
汚染することがない。なお放電管11から放出されるパ
ルス光は、ランプハウス10内の気体、特に放電管11
の周辺に存在するものを殺菌する効果もあるため、キャ
ップCの実質的な照射を行う前に、ランプハウス10内
や冷却ユニット4の気体を充分に殺菌する準備運転を行
えば、あえて最初に綺麗なエアを供給する必要はない。
更に殺菌処理を行う作業室全体が、殺菌されたクリーン
状態に維持されていれば、もとより上述した作動風を閉
鎖回路で循環させる必要はなく、当然、先に述べたラン
プハウス10も、密閉状態に構成する必要はない。また
この場合、単に作業室内の空気を作動風として放電管1
1に送り込んで、必要な冷却効果が得られれば、必ずし
も作動風を冷却する必要もない。
【0029】なおこの実施の形態では、ほぼ固定状態に
取り付けた殺菌ランプ5に対して、偏向機構8によって
ボトルBを回転させ、口頸部Nの外側全面を満遍なく照
射する形態を主に述べてきたが、逆に図5に示すよう
に、照射中、ボトルBを動かさずに、殺菌ランプ5を回
転させても構わない。更に、口頸部Nを満遍なく照射す
るにあたっては、必ずしも殺菌ランプ5とボトルBとを
相対的に回転させる必要はなく、例えば図6(a)に示
すように、一定範囲を照射する殺菌ランプ5を、その照
射範囲が異なるように複数基設ける形態が可能である。
このとき当然ボトルBは、回転させずに、単に殺菌ラン
プ5に沿って移送されるように構成する。なお図中符号
W1〜W4は、平面から視たボトルBの周囲を四分割し
たポイントを示すものであって、ボトルBそのものが非
回転で移送される様子を示している。
【0030】更に殺菌ランプ5とボトルBとを回転させ
ない他の形態としては、例えば図6(b)に示すよう
に、上述したコンベヤ7の代わりに、ボトルBをロータ
リー状に移送するターンテーブル23を適用し、その上
方に複数の殺菌ランプ5を適宜の角度毎に配設する形態
が採り得る。なおこの場合、ボトルBは、例えば図中に
おける上下位置では、ほぼ殺菌ランプ5に沿って平行に
移送されるが、左右位置では、ほぼ殺菌ランプ5を垂直
に横切るように移送され、ランプに対する移送方向が種
々変化する。このため各部位での殺菌効果の違いが懸念
される場合には、ターンテーブル23の回転運動を、ラ
ンプが設置された角度毎の間欠運動とする形態が好まし
い。すなわち一つのボトルBが、ある部位を照射されて
いる際には、ターンテーブル23の回転を停止し、一定
時間後、適宜の角度回転して、今度は次のランプによっ
て未照射部位を照射するようにすれば、ランプに対する
移送方向の違いを極力抑えることができる。
【0031】本発明に係る飲料ボトルの殺菌装置1は、
以上のように構成されるものであって、これによってボ
トルBは、その口頸部Nの外側全面にパルス光が満遍な
く照射され、ボトルBの内部とほぼ同レベルの入念な殺
菌が施される。その際、殺菌ランプ5内部には、放電管
11そのものを冷却するための作動風が供給されるが、
この作動風は図2に示すように、放電管11に沿って流
れるものの他、冷却スリット12Aを通って、リフレク
タ12の背後から放電管11に作用するようにも流れ、
放電管11を効率的に冷却するものである。なお本発明
においては、専らボトルBの口頸部Nの外側を入念に殺
菌する手法について述べたが、この口頸部Nに嵌め込ま
れるキャップCについても、口頸部Nと同様に入念な殺
菌が行える。そして内部や口頸部Nを含めたボトルBの
殺菌が終了した後、内部に飲料物Lが充填され、殺菌が
終了したキャップCが取り付けられた状態で、飲料物L
に対する低温殺菌が行われる。この際、ボトルBの内圧
が増して、口頸部NとキャップCとの間隙に飲料物Lの
一部が入り込むことが考えられるが、入り込んだもの
が、冷却に伴い飲料物L中に戻っても、口頸部Nの外側
及びキャップCの内側の殺菌が入念に施されているた
め、飲料物L全体を汚染してしまうことがない。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、適宜ワークと殺菌ラン
プ5とを相対的に回転させたり、あるいは殺菌ランプ5
を複数基、設けるなどして、ボトルBの口頸部外側と、
キャップCの内側との全面を殺菌ランプ5によって満遍
なく照射することによって、入念に殺菌が行える。また
このため、キャップCの嵌合部に雑菌が残留することが
ほとんどなく、飲料物Lへの汚染を解消し得る。更に殺
菌ランプ5から高出力のパルス光を放出させるため、放
出される紫外線そのものに加え、ワーク表面に瞬間的な
熱を加えることができ、紫外線と熱とが相乗的に作用し
た、より効果的な殺菌が行える。また過熱状態になる放
電管11そのものを作動風によって冷却するため、放電
管内部の電極の劣化を効果的に防止し、放電管11の長
寿命化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る飲料ボトルの殺菌装置を骨格的に
示す説明図である。
【図2】本発明に適用される殺菌ランプを示す斜視図
(a)、並びに放電管に作動風が作用する様子を示す説
明図(b)である。
【図3】多段状に形成したリフレクタを用いて、一基の
殺菌ランプでボトル口頸部を満遍なく照射する様子を示
す縦断面図である。
【図4】種々の偏向機構を示す骨格的平面図である。
【図5】ボトルを動かさずに殺菌ランプを回転させなが
ら照射を行う様子を示す骨格的平面図である。
【図6】一定範囲を照射する殺菌ランプを各範囲毎に複
数基設けた実施の形態を示す骨格的平面図(a)、並び
に複数基の殺菌ランプをボトルの移送方向に沿って設け
た実施の形態を示す骨格的平面図(b)である。
【図7】従来の殺菌手法によって処理されたボトルとキ
ャップとを適用し、内部に飲料物を充填した後、ボトル
の口頸部にキャップを被せ、飲料物に対する低温殺菌を
行う際のボトルとキャップとの様子を一部破断して示す
説明図である。
【符号の説明】
1 飲料ボトルの殺菌装置 2 殺菌ランプユニット 3 ボトル移送装置 4 冷却ユニット 5 殺菌ランプ 6 コントロールユニット 7 コンベヤ 8 偏向機構 10 ランプハウス 11 放電管 12 リフレクタ 12A 冷却スリット 13 扉 14 導入口 15 排出口 16 カバー 20 載置体 21 ピニオン 22 ラック 23 ターンテーブル 30 回転ローラ 30A 回転軸 31 連結体 32 コンベヤ 40 クーラ 41 ブロワ 42 ダクト B ボトル C キャップ N 口頸部 L 飲料物

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 殺菌工程を経た樹脂製ボトル内に飲料を
    充填した後、ボトル口頸部にキャップを被せて、封緘す
    るボトル入り飲料の製造工程において、前記殺菌工程で
    は、ボトル内部の殺菌に加えて、ボトル口頸部の外側に
    高出力のパルス光を照射して、口頸部をボトル内部と同
    レベルで殺菌することを特徴とするボトル入り飲料の充
    填管理方法。
  2. 【請求項2】 前記殺菌工程では、ボトル口頸部に被せ
    られるキャップもその内側が、ボトル内部と同レベルで
    殺菌されることを特徴とする請求項1記載のボトル入り
    飲料の充填管理方法。
  3. 【請求項3】 内部に飲料を充填する樹脂製ボトルを殺
    菌する際に、平面視ほぼ円形のボトル口頸部の至近位置
    に、高出力のパルス光を放出する殺菌ランプを臨ませ、
    前記口頸部の外側全面を照射して殺菌することを特徴と
    する飲料ボトルの殺菌方法。
  4. 【請求項4】 前記口頸部の外側全面を照射するにあた
    っては、ボトル及び殺菌ランプのうち、いずれか一方ま
    たは双方を回転して照射を行うことを特徴とする請求項
    3記載の飲料ボトルの殺菌方法。
  5. 【請求項5】 前記口頸部の外側全面を照射するにあた
    っては、一定範囲を照射する殺菌ランプを、各範囲毎に
    複数基設け、順次照射を行うことを特徴とする請求項3
    記載の飲料ボトルの殺菌方法。
  6. 【請求項6】 前記各範囲毎に照射を行う複数基の殺菌
    ランプは、ボトルの移送方向に沿って設け、順次照射を
    行うことを特徴とする請求項5記載の飲料ボトルの殺菌
    方法。
  7. 【請求項7】 前記殺菌ランプは、キセノンガスが封入
    された放電管が適用されることを特徴とする請求項3、
    4、5または6記載の飲料ボトルの殺菌方法。
  8. 【請求項8】 内部に飲料を充填する樹脂製ボトルを載
    置しながら搬送するボトル移送装置と、このボトルに高
    出力のパルス光を照射して殺菌を行う殺菌ランプとを具
    えて成る装置において、前記ボトル移送装置と殺菌ラン
    プとは、ランプの有効照射範囲内にボトル口頸部を臨ま
    せるように設置されることを特徴とする飲料ボトルの殺
    菌装置。
  9. 【請求項9】 前記殺菌ランプは、キセノンガスが封入
    された放電管と、この放電管から放出されるパルス光を
    反射するリフレクタとを具えて成り、また外部から放電
    管そのものを冷却する冷却ユニットが接続されることを
    特徴とする請求項8記載の飲料ボトルの殺菌装置。
  10. 【請求項10】 前記冷却ユニットは、外部と非接触で
    循環する作動風を放電管に供給するように構成されるこ
    とを特徴とする請求項9記載の飲料ボトルの殺菌装置。
  11. 【請求項11】 前記リフレクタには、前記作動風を放
    電管に沿って流すことに加え、リフレクタ背後から放電
    管に向かって流すように、放電管に沿ってスリットが形
    成されることを特徴とする請求項9または10記載の飲
    料ボトルの殺菌装置。
  12. 【請求項12】 前記ボトル移送装置は、ランプの有効
    照射範囲内にボトル口頸部の外側全面を臨ませる偏向機
    構を組み込んで成ることを特徴とする請求項8、9、1
    0または11記載の飲料ボトルの殺菌装置。
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