JP2001170669A - 好気性処理槽 - Google Patents

好気性処理槽

Info

Publication number
JP2001170669A
JP2001170669A JP2000051655A JP2000051655A JP2001170669A JP 2001170669 A JP2001170669 A JP 2001170669A JP 2000051655 A JP2000051655 A JP 2000051655A JP 2000051655 A JP2000051655 A JP 2000051655A JP 2001170669 A JP2001170669 A JP 2001170669A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
string
tank
wall
aerobic treatment
treatment tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000051655A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichiro Nakamoto
政一郎 仲本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2000051655A priority Critical patent/JP2001170669A/ja
Publication of JP2001170669A publication Critical patent/JP2001170669A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

Landscapes

  • Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
  • Treatment Of Biological Wastes In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接触材の槽内からの取り出し・槽内への挿入
を容易に行うことができ、しかも、微生物の生息に適し
た環境を作ることが可能で、常に安定した水質性能を確
保することのできる好気性処理槽の提供する。 【解決手段】 放射状に突設した環状部が紐状軸部材の
軸方向に一定間隔で形成された複数の紐状接触材が取付
棒に垂下され、かつ、それら紐状接触材の下端に錘が取
り付けられてなる紐状連結体が、槽内に設けられた取付
棒受体に複数個並列に設置されていることを特徴とする
好気性処理槽。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、好気性微生物を用
いて汚水を浄化する接触ばっ気方式の好気処理槽に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、浄化槽等における汚水の生物処理
方法として、嫌気処理及び好気処理の2種の処理方法が
広く知られており、そのうち、嫌気処理は酸素を必要と
しない微生物の働きによって汚水の浄化を行う方式の処
理である。
【0003】一方、好気処理としては、活性汚泥法や接
触ばっ気法が広く利用されている。接触ばっ気法は、好
気性微生物の働きにより有機物を分解する方式の処理
で、接触ばっ気槽内に充填した接触材に、好気性微生物
を生物膜として付着させて槽内に固定し、その接触材に
散気装置から空気を配給することで好気性微生物に酸素
を供給するといった構成が採られている。
【0004】接触ばっ気法に用いられる接触材として
は、ポリ塩化ビニール(PVC)で製作され、表面に凹
凸を形成した波板状接触材や網様板状の接触材、ポリエ
チレン(PE)を格子状、網様円筒状、ヘチマ状または
紐状に成形した接触材、更に、球状担体等の接触材があ
る。
【0005】これらの接触材は、一般に、接触ばっ気槽
内に設置された接触材受けの上に載せ、接触材押さえで
上から押さえて浮き上がらないように固定している。こ
のため、接触材の交換・出し入れを行う際には、接触材
押さえの固定部分を取り外した後に、接触材を取り出さ
なければならない。又、槽内の隔壁間の漏水、槽接合部
からの漏水、槽破損、槽内部品の不具合で接触材を取り
出すことが必要になることがあるが、この場合も接触材
の固定部分を取り外して作業を行わなければならない。
従って、接触材の槽内からの取り出し・槽内への挿入の
容易性というのは、AM性(アフターメンテナンス性:
維持管理)や槽内補修の面から大変重要な要件である。
【0006】特に、最もよく使用されている波板状接触
材、網様板状の接触材は全体がブロック形状で組み込ま
れているため、切断しない限りマンホールから取り出す
ことができず、さらに、一旦取り出すとマンホールに入
る大きさに切ったものを組合わせて、元の大きさに戻す
必要がある。又、網様円筒状、ヘチマ状、球状担体等は
1個単位で取り出すことができるが、その1個ずつの取
り出しが面倒である等の問題がある。
【0007】一方、紐状接触材は、好気性の微生物の生
息に大変適し、朝・夕の短時間の大量の流入水の変動に
よっても簡単に剥離せず、十分な微生物が安定して生息
するので、安定した処理性能が期待できる。しかしなが
ら、紐状接触材は、垂直方向にたるみなく張るために、
上下端を取付用の固定枠に僅かに張力をかけた状態で固
定しており、このため紐状接触材の交換・出し入れを行
う際には、固定枠も取り出す必要があり、その取出作業
が大変面倒であるという問題がある。
【0008】ここで、好気性汚水処理において、接触ば
つ気槽の片側または中央に散気管を設置し、旋回流を起
こして接触ばっ気槽内に酸素(空気)を供給する旋回流
方式が採られているが、この方式の好気性処理槽では、
槽内に空気を均一に供給することが困難であった。
【0009】即ち、散気管気泡により上昇した水流が、
水面で水平方向に転じて放射状又は散気管の設置位置の
対面側に向けて横流れ(水平方向)しながら下向流に転
じるが、この下向流の流速は、横流れして槽内壁にぶつ
かって下向流に転じる衝突壁近傍が速く、散気管気泡で
上昇する付近は、上向流と下向流がぶつかり乱流、停滞
流または旋回流の中心になることが多くなるので、新鮮
な空気を溶解した旋回流の通過が少なくなって酸素の供
給が不十分になり易い。
【0010】このような点を解消する方法として、波板
状接触材を用いる場合、特開平1−317594号公報
に記載の廃水処理装置に見られるように、旋回流の横流
れがぶつかる衝突壁側の接触材の垂直長さを長くし、散
気管気泡で上昇する付近に近づくにつれて短くなるよう
に接触材の高さを調整することで、接触ばっ気槽内に供
給する酸素の均一化をはかる方法が採られている。しか
し、この方法によると、横流れの下流側(接触ばっ気槽
流出側または散気管の遠位側)が上方に傾斜突出してい
るので、水流が接触材に衝突し下向流となり、このため
散気管の遠位側の下向流を促進させる効果を与え、接触
ばっ気槽内の旋回流の均一化に逆行することになりかね
ない。又、板状接触材の高さ寸法を変化させるための加
工が手間であり、更に、接触材は一旦加工すれば元に戻
すことができないことから、接触材の高さ寸法を調整す
ることは困難である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
実情に鑑みてなされたもので、接触材の槽内からの取り
出し・槽内への挿入を容易に行うことができ、しかも、
微生物の生息に適した環境を作ることが可能で、常に安
定した水質性能を確保することのできる好気性処理槽の
提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の好
気性処理槽は、放射状に突設した環状部が紐状軸部材の
軸方向に一定間隔で形成された複数の紐状接触材が取付
棒に垂下され、かつ、それら紐状接触材の下端に錘が取
り付けられてなる紐状連結体が、槽内に設けられた取付
棒受体に複数個並列に設置されていることによって特徴
づけられる。
【0013】請求項2記載の発明の好気性処理槽は、請
求項1記載の好気性処理槽において、上記好気性処理槽
が、流入側隔壁と並立して揚水壁が設けられ、該揚水壁
上端部は上記好気性処理槽の水面より低く、下端部は好
気性処理槽の底面との間に隙間が形成されてなり、上記
流入側隔壁と揚水壁の間に揚水室が形成されていると共
に、揚水室の流入側隔壁下端と同等もしくは高位に散気
管をばっ気可能に配設してなるものである。
【0014】請求項3記載の発明の好気性処理槽は、請
求項1又は2記載の好気性処理槽において、流入側に揚
水壁で区切られた揚水室が形成されているとともに、槽
内に設置される複数個の紐状連結体の垂下長さが、揚水
壁の近くが短く、流出側に向かうにつれて長くなってい
ることによって特徴づけられる。
【0015】請求項4記載の発明の好気性処理槽は、請
求項1又は2記載の好気性処理槽において、流入側に揚
水壁で区切った揚水室を形成するとともに、槽内に設置
する複数個の紐状連結体の設置密度が、揚水壁の近くが
疎であり、流出側に向かうにつれて密になっていること
を特徴づけられる。
【0016】請求項5記載の発明の好気性処理槽は、請
求項1〜4記載の好気性処理槽において、対向して設け
られた上記取付棒受体に、隣り合う好気性処理槽の側壁
もしくは該処理槽の流入側及び流出側隔壁に沿って各々
の両端に桟体が差し渡されて方形の枠体が形成されてな
り、上記枠体が、上記流入側及び流出側隔壁、及び/又
はこれと隣り合う側壁の壁面に設けられた位置決めガイ
ドに、着脱可能に固定されてなるものである。
【0017】請求項6記載の発明の浄化槽は、請求項1
記載の好気性処理槽において、上記紐状連結体の下端面
よりその略全面が、散気される空気に曝されるように散
気管が設置されてなるものである。
【0018】本発明に用いる紐状連結体は、複数本の紐
状接触材を垂下し、それらの上端を帯状体に固定し、そ
の帯状体の上端部を袋状として、この袋状貫通穴に取付
棒を貫通させ、また、下端も同じような帯状体に固定
し、袋状貫通穴に、例えば、棒状の錘を挿入することに
より1セット分を製作することができる。
【0019】このような紐状連結体の槽内への設置は、
紐状連結体の取付棒を落とし込むことのできる凹溝が複
数形成された取付棒受体を、槽内壁の両側に固定してお
き、この2本の取付棒受体の各凹溝に紐状連結体を嵌め
込んで、それら紐状連結体を並列配置するという方法で
行う。このような設置により、複数個の紐状連結体は下
端に装着された錘によって下方に引っ張られ、紐状連結
体が簾状にぶら下がった状態となる。
【0020】従って、紐状連結体を設置した部分の真上
にマンホールを開口すれば、個々の紐状連結体を、マン
ホール口から簡単に取り出すことができる。
【0021】好気性処理槽内における上記取付棒受体の
差し渡し方向は、特に限定されるものではないが、例え
ば、上記処理槽の流入側及び流出側隔壁に沿った方向で
あってもよく、これと隣り合う側壁に沿った方向であっ
てもよく、好気性処理槽の形状等によっては上記2方向
以外の方向であってもよい。
【0022】通常の浄化槽にあっては、上記好気性処理
槽の側壁に沿った方向、即ち、該処理槽の流入側及び流
出側隔壁に取付棒受体を差し渡すと、好気性処理槽本体
の側壁まで何もない空間部となるので、後述する、口、
日又は田の字型の散気管の寸法をマンホールの最大内寸
法より小さくし、斜めに引き出すことができるようにす
れば散気管の点検も容易にできる配置をとり得るものと
なる。
【0023】なお、取付棒受体を、槽内の両側壁に取り
付ける場合、紐状連結体の幅が槽幅より少し短い寸法の
紐状連結体を、槽幅方向(流入・流出方向と直交する方
向)に平行に、槽寸法に合わせて複数個設置する。又、
取付棒受体を、槽の流入・流出側の槽壁(例えば隔壁)
に取り付ける場合、紐状連結体を流入・流出方向に平行
に設置する。その設置数は槽幅寸法に合わせて決める。
【0024】又、対向して設けられた上記取付棒受体
に、隣り合う好気性処理槽の側壁もしくは上記流入側及
び流出側隔壁に沿って各々の両端に桟体を差し渡して方
形の枠体を形成し、該枠体を上記流入側及び流出側隔
壁、及び/又はこれと隣り合う側壁の壁面に設けられた
位置決めガイドに、着脱可能に固定することによって、
上記複数条の紐状部材が紐状軸部材のまわりに放射状に
取り付けられて環状部を形成し、該環状部が上記紐状軸
部材の軸方向に一定間隔で複数対が段層状に設けられて
紐状接触材とし、得られた紐状接触材の複数連が上記紐
状軸部材の一端において各々取付棒に垂下するように取
り付けられ、他端に錘が取り付けられ紐状連結体のセッ
トもしくはこれらの数セットを、上記枠体と共に一括し
て好気性処理槽の所定位置に取付け、もしくは取外しを
行い得るようになされてもよい。
【0025】対向して設けられる上記取付棒受体215
は、隣り合う好気性処理槽の側壁もしくは該好気性処理
槽の流入側もしくは流出側隔壁に沿って各々の両端に桟
体が差し渡されて方形の枠体が形成され、上記枠体が、
上記隣り合う好気性処理槽の側壁及び/又はこれと隣り
合う流入側もしくは流出側隔壁の壁面に設けられた位置
決めガイドに、着脱可能に固定され、これに紐状連結体
21が取り付けられ、一つの取扱単位とされてもよい。
上記方形の枠体は、水平位置に形成されてもよいが、上
記水平位置から傾斜して形成されてもよい。
【0026】上記の取付棒受体215と桟体からなる枠
体は、上記隣り合う好気性処理槽の側壁及びこれと隣り
合う流入側もしくは流出側隔壁の壁面で形成される域内
に形成されるものであれば、上記位置決めガイドと共に
2ブロック以上に分割されてなるものであってもよい。
上記枠体の分割は、例えば、上記隣り合う好気性処理槽
の側壁及び/又はこれと隣り合う流入側もしくは流出側
隔壁の壁面に沿って分割されてもよい。
【0027】又、上記枠体の分割し、2以上のブロック
を形成する場合、必要に応じて、上記枠体を滑動して移
動させるための更なる枠体を設け、該枠体内に上記取付
棒受体215を部材として用いた枠体を滑動自在に収納
してなるものであってもよい。
【0028】上記分割によって、例えば、好気性処理槽
の幅方向、即ち、これと隣り合う流入側もしくは流出側
隔壁の壁面を三分割するようブロック分けされた紐状連
結体21は、先ず、中央部のブロックをばっ気槽の外壁
に設けられたマンホールから抜き取り、左右のブロック
を順次中央部に移動して抜き取りれば、狭隘なマンホー
ルから容易に紐状連結体21を抜き取ることができ、
又、同様に容易に紐状連結体21をばっ気槽内に装着す
ることができる。
【0029】ここで、前記したような旋回流方式を採用
した場合、上向流と下向流のぶつかり合う界面、上昇流
から水平流れに変わる部分、及び水平流れがぶつかり下
向流に転じる点などが存在し、槽内に酸素を均一に供給
することが難しくなるという問題が内在する。
【0030】本発明では、上記槽内に酸素を均一に供給
する手段として、上向流と下向流が衝突するのを避ける
ために揚水壁を設け、特に上昇流に対する弊害を抑え、
流速のダウンを防止するようになされている。又、本発
明では、後述するように、上記揚水壁を用いる代わり
に、上記紐状連結体の下端面よりその略全面が、散気さ
れる空気に曝されるように散気管が設置されてなるもの
であってもよい。
【0031】上昇流は表層部で水平流になるが、揚水壁
の立ち上がり高さが高いと(水面から揚水壁上端迄の距
離が短いと)、水平流部の水深が浅くなり横流れ(水平
流)流速が速くなる。そうなると揚水壁近傍の流れは、
水平流れだけで下向流は殆ど発生しないという現象が起
こる。従って、水面から揚水壁上端までの距離は、10
0mm以上、望ましくは150〜200mmを確保し、
水平流速を抑えて下向流に変わり易くする。但し、揚水
壁上端から水面までの横流れ部断面積が増加した分だけ
流速は低下するが、水量は変わらないので流量も変化
(低下)しない。
【0032】又、旋回流速の低下を防止するには、水平
流が、対面の垂直壁(流出側隔壁)に衝突して下向流に
変向し易いように、沈殿槽下端の曲面と同様に水面部で
曲面を設けるという手段も有効である。
【0033】いずれにしても水平流れが強ければ強いほ
ど衝突壁側(流出側隔壁側)の下向流は、揚水壁側に比
べて速くなる。
【0034】従って、揚水壁上端の水深を十分にとり、
且つ、衝突壁側の下向流の流れ抵抗を大きくし、逆に揚
水壁側の下向流の流れ抵抗を小さくすれば、槽内の流速
分布、即ち、酸素供給の均一化を促進することができ
る。
【0035】これを実現する方法として、本発明では、
槽内に設置する複数個の紐状連結体の垂下長さを、揚水
壁の近くを短くし、流出側(衝突壁側)に向かうにつれ
て長くするか、或いは複数個の紐状連結体の設置密度
を、揚水壁の近くを疎とし、流出側(衝突壁側)に向か
うにつれて密にするという方法を採用し、槽全体の旋回
流の流速の均一化をはかっている。
【0036】上記紐状連結体の下端面よりその略全面
が、散気される空気に曝されるように設置される散気管
は、特に限定されるものではなく、上記範囲に散気され
るものであればよく、例えば、ばっ気槽底面周縁に沿っ
て口字状に配置した散気管、上記口字状に配置した散気
管の対向する辺々を差し渡す散気管によって日字状に配
置した散気管、上記日字状に配置した散気管の差渡し散
気管の他の対向する辺々も更に散気管を差し渡し、交差
して田字状に配置した散気管等が挙げられる。
【0037】上記散気管の散気部の構造は、上記範囲に
散気され得るものであれば特に限定されるものではな
く、例えば、管壁が焼結金属やセラミックス等の散気
管、ポリエチレン、ポリプロピレン、ABS樹脂、塩化
ビニル樹脂等の合成樹脂管に複数の散気用小孔を穿設し
てなる散気管等が挙げられる。中でも塩化ビニル樹脂管
製散気管が、経済性、取扱性等の観点から好適に用いら
れる。
【0038】上記散気管は、ばっ気される上記紐状連結
体の下端面よりその全面に均一に空気を供給するため
に、供給の系統を2系統以上に分割し、それぞれの供給
空気量が調整可能とされていることが好ましい。又、上
記紐状連結体の接触材に汚泥が付着堆積し、汚泥の内部
に酸素の供給が十分なされず、嫌気的環境となったと
き、逆洗によって表面層の汚泥を剥離して新しい活性の
大きい微生物群と入れ替えることが必要になる。このよ
うな場合、上記2系統以上に分割された供給空気量を一
つの系統のみに一挙に送気することによって、上記逆洗
能力を高める事ができる。
【0039】上記好気性処理槽を備えた浄化槽によって
汚水の生物処理が行われ、上記好気性処理槽及びこれに
連なる沈澱槽の底面に汚泥が堆積する。これらの汚泥
は、堆積の都度、好気性処理槽及びこれに連なる沈澱槽
の底面に吸引口を設けたエアリフトポンプによって槽外
に排出される。
【0040】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を、以下、図面
に基づいて説明する。
【0041】先ず、本発明の好気性処理槽を組み込む浄
化槽を、図1及び図2を参照しつつ説明する。
【0042】図1及び図2に示す浄化槽は、槽本体10
0と、この槽本体100内に配設された3つの隔壁6、
7、8を主として構成され、これら隔壁6、7、8によ
って槽本体100内が、嫌気濾床槽第1室1、嫌気濾床
槽第2室2、好気性処理槽(以下、接触ばっ気槽3とい
う)、及び沈殿槽4に区画されている。更に、沈殿槽4
の処理水流出口付近に消毒槽5が固定されている。嫌気
濾床槽第1室1及び嫌気濾床槽第2室2にはそれぞれ濾
材9、10が充填されており、接触ばっ気槽3には、後
述する紐状連結体組体20が充填されている。
【0043】このような構造の浄化槽に流入した汚水
は、嫌気濾床槽第1室1、嫌気濾床槽第2室2及び接触
ばっ気槽3において浄化処理され、被処理水に含まれる
固形物は沈殿槽4で沈降・分離される。そして、沈殿槽
4において汚水の水位が上昇すると、沈降・分離後の処
理水が消毒槽5に流入し、消毒剤の作用により消毒され
た後、浄化槽の外部に放流される。
【0044】次に、本実施形態の各部の詳細を以下に説
明する。先ず、本実施形態では、接触ばっ気槽3の寸法
を横幅1050mm×縦500mm×水深1400mm
としている。
【0045】又、本実施形態においては、接触ばっ気槽
3内に適当な旋回流を起こすために、接触ばっ気槽3の
流入側を揚水壁11で仕切り、約100mm幅の揚水室
12を設けている。その揚水壁11の下端は槽底から5
0〜150mm上位の位置とし、又、揚水壁11の下端
から0〜100mm程度の上位に散気管13を設置して
槽内に空気を供給するようにしている。
【0046】更に、本実施形態では、接触ばっ気槽3の
流出側隔壁8の下端を、槽底から150mm上位の位置
に配置しており、更に、流出側隔壁8の下部のスロット
部8aを、接触ばっ気槽3側に円弧状(R150mm)
に折れ曲がる形状としている。
【0047】次に、紐状連結体21の構造を図3〜図6
を参照しつつ説明する。紐状連結体21は複数(7本)
の紐状接触材22、・・・、22で構成されており、そ
の紐状接触材22の中心となる紐状軸部材24の紐材質
は、ポリエステル、ポリエチレン、ビニロン、アクリル
等の化学繊維または天然繊維或いは耐腐食性の金属製ワ
イヤ等、引張強さ、耐久性に優れたものが挙げられる。
紐状接触材22の環状部23の材質としては、アクリル
繊維、ビニロン繊維等が挙げられ、これらは好気性微生
物の付着性・保持性に優れている。本実施形態では、紐
状軸部材24にポリエステル、環状部にアクリル繊維を
用いている。
【0048】環状部23は、紐状軸部材24から放射状
に突設しているが、図3(A)及び(B)の実線、波
線、破線及び一点鎖線で示すように、全周同一高さで突
設するのでなく螺旋状に下りながら、例えば60度の角
度で突設しながら1周して起点の角度に戻る。この環状
部23は、垂直方向に約50mmの間隔で配置されてい
る。なお、環状部23の間隔は30〜100mmの範囲
であればよい。
【0049】環状部23の突設部(枝部)23aは、直
径約2mmのストランド状のアクリル繊維で、突設部半
径(枝部長さ)が50mm、直径で100mmとしてい
る。一般的には直径で50〜200mmの範囲が適当で
ある。
【0050】そして、このような紐状軸部材24及び環
状部23、・・・、23からなる紐状接触材21(長さ
1000mm)を、例えば150mmの間隔で7本直線
状に配置し、その両端に配置の紐状接触材22の中心間
距離が900mmとなるようにして帯状体25に固定す
る。この固定は、紐状軸部材24の上端部を繊維(例え
ばポリエステル繊維)又は布状の帯状体25に縫い込む
等の方法で行う。
【0051】帯状体25は、両端の紐状接触材22から
25mmずつ大きくとり、長さ950mm、高さ約20
0mmとし、上端部を折り重ねて外径40mmのパイプ
が挿入できるように袋状貫通穴25aを設け、下部約3
0〜50mmを紐状接触材の締結部とした。なお、帯状
体25は、紐状軸部材24を縫い込みまたは締結するこ
とができ、且つ、耐腐食性で強度があればよいので、布
状体のものの他、金属板、FRP等の樹脂板でもよい。
【0052】紐状接触材22の下端部にも、同様にして
外径約20mmのパイプが挿入できるように袋状貫通穴
27を設けている。
【0053】そして、本実施形態では、上部の袋状貫通
穴25aに取付棒26としてVP30のパイプ(長さ1
000mm)を挿入し、下部の袋状貫通穴27aに錘2
8としてVP13のパイプ(長さ1000mm)を挿入
した。なお、各パイプは強度・耐腐食性があればよく、
金属製又は樹脂製のいずれであってもよい。又、下部の
袋状貫通穴27aに挿入する錘28は、図6(A)及び
(B)に示すように、パイプ28a内にφ13の鉄筋2
8b(長さ約900mm)を入れ、パイプパイプ28a
の両端をキャップ28cにて完全に水封して、錘重量が
約1kgとなるようにした。
【0054】以上で7本の紐状接触材22からなる幅9
00mm、長さ1000mmの紐状連結体21ができ
る。
【0055】この紐状連結体21を、例えば4個、10
0mm間隔で並列配置すると紐状連結体21の中心間距
離が300mmとなり、その外側に両側75mmずつの
空隙をとれば、合計450mmとなり、流入・流出側方
向の槽内寸法が500mmの接触ばっ気槽3に納まり、
又、幅方向は、紐状接触材22の取付棒26が1000
mmであるから、幅寸法が約1050mmの接触ばっ気
槽3に納まる。
【0056】次に、図7及び図8に示すように、PVC
製のアングル(50mm×50mm×t5mm)に、U
字形の凹溝(半径15mm)15a、・・・、15aを
100mmの間隔で4箇所に形成した取付棒受体15
を、接触ばっ気槽3の両側壁の水面下約100mmの位
置に、950mmの間隔で固定した。なお、取付棒受体
15の材質は、強度・耐久性を考慮して選定する。具体
的には、PVCの他、FRPやその他の樹脂又は金属で
あってもよい。又、紐状連結体21の取付棒26の両端
部に、凹溝15aの径寸法より充分大きな径のリング状
ストッパ26aを設けておき、取付棒26が横方向に動
いても、凹溝15aから抜け落ちることを防止してお
く。
【0057】そして、本発明では、以上のように設置さ
れた2本の取付棒受体15の凹溝15a、・・・、15
aに、紐状連結体21の取付棒26を上方から嵌め込む
ことにより、好気性微生物担持体としての紐状連結体組
体20(接触材)を構成することができる。
【0058】従って、紐状連結体21は、マンホール口
から取付棒26を、水面下約100mm程度の高さにあ
る取付棒受体15の凹溝15aに落とし込むだけで取り
付けることができる。又、マンホール口を通じて簡単に
取り出すことができる。
【0059】なお、紐状連結体21及び取付棒受体15
の設置高さは、紐状連結体21の帯状体25上端が水面
下50〜200mmに位置するような高さが好ましい。
【0060】又、紐状連結体21の下部に取り付けた錘
28の重さは、紐状接触材22が弛みなく垂下される重
さで、後述する逆洗時の水流によって紐状連結体21が
巻き上がらないような重さとすればよい。本実施形態の
ように、7本の紐状接触材22で1セットの紐状連結体
21を構成する場合、錘重量は0.5〜3kg程度であ
ればよい。
【0061】以上のような紐状連結体21を設計する場
合、設計の順序としては、接触ばっ気槽3の寸法が先に
決まるので、その槽寸法に合わせて紐状接触材22の取
付間隔・本数が決まる。又、紐状接触材22の紐状軸部
材24に放射状に突設した環状部23の外径又は突設部
23aの長さにより決まる。
【0062】本実施形態では、突設部23aの長さが5
0mm(環状部23の外径が100mm)であるので、
紐状接触材22の設置間隔は80から200mm程度が
好ましく、更に好ましいのは100〜150mmであ
る。
【0063】設置間隔が狭くて、突設部23a同士が重
なると水の流れの旋回流が阻害されて、微生物に必要な
酸素を十分に供給できなくなる恐れがある。一方、間隔
が広過ぎると、紐状接触材22を水が通過しないで、そ
の中間部分に水が流れる短絡現象が発生する恐れがあ
り、又、接触材としての表面積が不足し、付着微生物数
の不足をきたすこともあるので、経済性も含めて適当な
間隔を選定する必要がある。
【0064】ここで、本実施形態において、例えば、紐
状連結体21の上部の帯状体25上端位置を水面下10
0mmとし、錘28を装着して垂下した下部の袋状貫通
穴27bの帯状体27の下端位置を槽底から200mm
上の位置とすると、散気管13から出た気泡による水流
は、揚水室12を通って水面上に出て、帯状体25上部
の水深100mmの水面部を水平に流れるか、或いは下
向流となって、4列の紐状連結体21が充填された接触
材充填部を通って流下する。
【0065】そして、帯状体25上部を流れる流束の一
部は流出側隔壁8に当たり、流出側隔壁8に沿って下降
してゆき、その流出側隔壁8下部のスロット部8a(曲
面)により槽底付近で強制的に整流され槽底部の200
mmの紐状連結体21の下を流れて、揚水壁11を通過
して散気管13付近に戻る。これにより、スムーズな旋
回流が形成され、全体に酸素を均一に供給することがで
きる。
【0066】ここで、浄化槽において重要な要件とし
て、後述する剥離汚泥が、接触ばっ気槽3から沈殿槽4
に入り、消毒槽5から放流されると水質が悪くなるとい
う点があり、従って、沈殿槽4へ移行した汚泥を接触ば
っ気槽3へと戻すことは大切なことである。
【0067】本実施形態では、接触ばっ気槽3の流出側
隔壁8のスロット部8aを曲面として、この部分で整流
された旋回流が、沈殿槽4下部から接触ばっ気槽3側に
流れるようにしており、このような水流により沈殿槽4
底部に堆積した汚泥を、接触ばっ気槽3側に引き戻すこ
とができる。その結果として、安定した水質性能を確保
することができる。
【0068】又、接触ばっ気槽3による生物処理の期間
が長くなると、紐状接触材22の表面に微生物が付着・
生成し、やがてその付着量が増加し、旋回流のスムーズ
な流れに悪影響を与えるようになる。或いは付着汚泥が
部分的に剥離しだすと、働きの悪い内部の古い汚泥(微
生物)を更新することも必要であることから、本実施形
態では、紐状連結体21の下方に、例えば槽底から50
〜100mmの高さに逆洗管14を設置して逆洗を行え
るようにしている。即ち、逆洗管14から槽内に空気を
勢いよく送り、激しい上昇流を起こし、紐状接触材22
の表面に付着した生物膜を強制剥離させる。なお、剥離
した汚泥は、エアリフトポンプ等で吸い上げ流入側の嫌
気濾床槽第2槽2に移送する。
【0069】図14は、図1及び図2に示された浄化槽
の接触ばっ気槽3及び沈殿槽4底部に堆積した汚泥を抜
き取るためのエアリフトポンプ30が装着されてなる浄
化槽の断面図を示している。図15(1)は、図14に
示されたエアリフトポンプ30を取り出して示す一部切
欠側面図であり、図15(2)は、図15(1)の正面
図である。
【0070】上記エアリフトポンプ30は、特に限定さ
れるものではないが、例えば、従来よりこれら浄化槽の
汚泥抜取りに用いられているエアリフトポンプ等が挙げ
られる。図14及び図15に示されたエアリフトポンプ
30は、揚水管35、該管35の先端に連結された汚泥
吸込口36、該汚泥吸込口36直近の揚水管35側壁に
設けられた揚水用空気注入口37、該空気注入口37に
配管された送気管38及び該送気管38に送気するため
の送気装置(図示せず)からなるものであり、上記汚泥
吸込口36は、装着された浄化槽の底面に沿って、その
幅方向に長く、長さ方向に狭幅の翼状吸込口を形成し、
紐状接触材22の表面より剥離してくる汚泥を効率的に
補足し得るようになされている。なお、エアリフトポン
プ30の揚水管35の管径が30mmである場合、汚泥
吸込口36はばっ気槽3底部より30〜50mm高さに
開口させ、開口部の面積は、ばっ気槽3底部の50〜8
0%程度とすることが好ましい。
【0071】図14に示された例では、上記紐状連結体
21の下端面より、その略全面が散気される空気に曝さ
れるばっ気方式が採られる。図16(1)は、図14中
の散気装置の一部を取り出して示す側面図であり、送気
管38より送られる空気は散気管39の散気孔より微細
な気泡を形成して紐状連結体21の下端面より、その略
全面をばっ気しながら隈なく紐状連結体21上の微生物
に酸素を供給し、好ましい好気的環境を現出し得るもの
である。
【0072】上記紐状連結体21を構成する紐状接触材
22の形態は、特に限定されるものではなく、放射状に
突設した環状部が紐状軸部材の軸方向に一定間隔で形成
されたものであれば特に限定されるものでなく、例え
ば、紐状軸部材の軸方向に一定間隔で形成される環状部
の紐状接触部材の長さがいずれも略同一寸法であっても
よいが、図3(A)及び(B)に示されるように紐状接
触部材の長さが異なるものであってもよく、紐状接触部
材の長さが異なるものにあっても、一定の規則性を有す
るものであってもよく、全くランダムな長さであっても
よい。
【0073】図16(2)は、図16(1)の平面図で
あり、散気管39の一ユニットは、日の字状に配管され
ている。図16(3)は、図14中の散気装置の構成を
示す説明図であって、送気管38より送られる空気が、
日の字状に配管された散気管39ユニットの2以上(本
例では2ユニット)に分配されて散気されるようになさ
れていることを示している。これらの散気管39ユニッ
トへの送気分岐管にはそれぞれ送気量調整バルブ42が
付設されている。
【0074】上記散気管39は、浄化槽の容量にもよる
が、一般に塩化ビニル樹脂管の呼び径VP13程度の口
径の管が用いられ、図16(1)の散気管39ユニット
に複数の矢印で示される底側に散気孔が設けられてい
る。上記散気孔は、散気管39ユニットの下面側に設け
られているので、紐状連結体21より剥離して落下して
くる汚泥が散気孔上に堆積し、該散気孔を閉塞するおそ
れはない。
【0075】上記散気孔の口径が余り小さいと散気孔が
閉塞するおそれがあり、余り大きいと均一な散気が難し
くなるので、孔径1〜3mm程度であり、散気孔の穿設
分布が余り疎らであると十分な散気が行われず、余り密
であると均一な散気が難しくなるので、30〜100m
mピッチ程度である。各四辺の管及び差渡し管がいずれ
も長さ500mm(対向する2辺は250mm長をチー
ズで連結した長さ)のVP13からなる図16(2)に
示される散気管39ユニットは、孔径2mmの散気孔が
45mmピッチで穿設されて作製されたものである。
【0076】浄化槽の上記部分のマンホールの内径は6
00mmである。又、散気管132に垂直に配管した送
気管38の上部にはユニオン41を設けて簡単に着脱で
きるようになされているので、マンホールよりメンテナ
ンスのための散気装置の出し入れが可能である。
【0077】又、上記散気装置は、全面ばっ気方式であ
るので、散気空気量の適正化を図ることによって、紐状
連結体21からなる接触材に付着した汚泥が自然剥離し
て、常に良好な好気的代謝が行われる環境にあるとされ
るが、安全のために、前記するように散気管39ユニッ
トを複数セットを送気量調整バルブ42によって制御可
能に並列に配管し、且つ、ばっ気槽の底部から50mm
上がった高さに逆洗兼用の散気装置として設置されてい
る。自然剥離や逆洗によって落下した汚泥は、前記する
エアリフトポンプ30によって吸い上げて嫌気濾床槽第
1室側に移送される。
【0078】図9は本発明の他の実施形態の要部構造を
模式的に示す縦断面図である。この実施形態では、取付
棒受体15に、紐状連結体21、・・・、21の長さを
変えたものを垂下して、それら紐状連結体21、・・
・、21の垂下長さを、揚水壁7の近くが短く、流出側
隔壁8に向かうにつれて長くなるようにすることで、接
触ばっ気槽3内の旋回流の均一化を図ったところに特徴
がある。
【0079】図10は紐状連結体21、・・・、21の
長さを変える場合の変形例を示す図で、この例では、紐
状接触材22の取付棒26を取付棒受体15に固定する
のではなく、帯状連結体21の上端部を引っ張り上げ、
折り曲げることで垂下長さを調整し、流れ抵抗を変えよ
うというものである。
【0080】具体的には、接触ばっ気槽3の両側端部に
吊下固定体31を設け、その両端を例えば揚水壁7と流
出側隔壁8との間に固定する。この吊下固定体31に、
吊下体の高さが高い吊下長体32と低い吊下短体33と
を複数箇所に取り付け、その両者の取付間隔を紐状連結
体21が通過できる寸法に設定する。
【0081】そして、この例では、吊下長体32の高さ
を吊下短体33よりも30mm程高くし、この両者間の
隙間を通じて紐状連結体21を下側から吊下固定体31
上に導いて、先端部を折り曲げ、その紐状連結体21の
折曲部21aを固定具34で固定するという方法で長さ
を調整している。
【0082】なお、図9に示す紐状連結体21、・・
・、21の配置は、揚水壁7の近くが疎であり、流出側
壁8に向かうにつれて密になるような形態としている
が、図9と同じ等間隔の配置であっもよい。
【0083】以上の図9に示す例では、固定の安定化を
計るために、長短の吊下体を設けたが、吊下固定体31
の固定部がしっかりしておれば、吊下体は長い方つまり
吊下長体32だけを用いてもよい。ここで、図9、図1
0に示す例の他、例えば、前記した実施形態の取付棒2
6に紐状連結体21を完全固定しておけば、取付棒26
を回転して巻き取ることによって、長さを調整すること
もできる。
【0084】図11は本発明の別の実施形態の要部構造
を模式的に示す縦断面図である。この実施形態では、取
付棒受体115にU字形の凹溝115a、・・・、11
5aを30mmのピッチで形成して、紐状連結体21の
設置位置(設置間隔)を自由に変更できるようにし、紐
状連結体21の設置密度を、揚水壁7の近くが疎であ
り、流出側隔壁8に向かうにつれて密になるようにする
ことで、接触ばっ気槽3内の旋回流の均一化を計ったと
ころに特徴がある。
【0085】なお、この実施形態において紐状連結体2
1の取付棒26の外径を20mmまたはそれ以下にすれ
ば、取付棒受体115に形成する凹溝115a、・・
・、115aのピッチを細かくすることができ、より微
細な調整が可能になる。
【0086】図11及び図12に示す実施形態では、揚
水壁7に対して100mm位置から3本の紐状連結体2
1を150mmのピッチで配置すると共に、流出側隔壁
8から約40mmの位置に紐状連結体21を配置し、そ
の隣に90mmの間隔をあけて紐状連結体21を配置し
て、流出側隔壁8の近くの配置間隔を密にして、旋回流
速の均一化を計っている。ただし、接触ばっ気槽3の接
触材充填部の流入・流出方向の寸法が650mmである
場合を想定している。
【0087】又、取付棒受体115の構造は、例えば凹
溝を鋸歯状に形成したもの等、他の任意の形態を採用す
ることができる。更に、取付棒受体として、受け部が平
滑面であるものを用いることもできる。その具体例を図
13に示す。
【0088】図13に示す例では、取付棒受体215
に、上下に貫通する貫通穴215a、・・・、215a
を適当なピッチ(例えば20mm)で加工し、更に、紐
状連結体21の取付棒26にも同様に貫通穴26aを加
工し、これら貫通穴26a、215aを利用して、取付
棒26を取付棒受体215にボルト等の固定具216を
用いて取り付けるようにすることで、紐状連結体21、
・・・、21の取付間隔を調整できるようにしている。
【0089】なお、このような貫通穴を設ける方法の
他、シャコマン(万力)状の固定具を用いて、紐状連結
体21の取付棒26を取付棒受体215に締付け固定す
るといった方法もある。
【0090】ここで、以上の各実施形態に用いる取付棒
26の形状は円形に限られず、例えば角形等、任意の形
状を採用することができる。
【0091】以上の各実施形態においては、取付棒26
を接触ばっ気槽3の槽内幅に相当する寸法(1000m
m)としているが、これに限られることなく、例えば、
紐状連結体21を2分割し、これに合わせて取付棒26
も2分割するとともに、取付棒受体15を2本追加する
という形態を採れば、紐状連結体21のコンパクト化を
計ることができる。
【0092】以上の各実施形態では、紐状連結体21を
接触ばっ気槽3の幅方向に平行に設置しているが、本発
明はこれに限られることなく、紐状連結体21を槽の流
入・流出方向に平行に設置してもよい。
【0093】図17(1)は、図2に示された浄化槽
の、接触ばっ気槽3を中心に前後の槽の一部を含めて取
り出して示す概略図であり、図17(2)は、図17
(1)の沈澱槽等を取り除いて、ばっ気槽の正面より見
た概略図である。図17に示されるように、上記枠体1
7は、桟体16側において、上記流入側及び流出側隔壁
7及び8に設けられた位置決めガイドに、着脱可能に固
定されている。
【0094】本実施形態では、好気性処理槽の側壁に沿
って対向して設けられる取付棒受体15は、隣り合う流
入側及び流出側隔壁7及び8に沿って各々の両端に桟体
16が差し渡され、方形の枠体17が形成されている。
上記枠体17に組み込まれた取付棒受体15間には、上
記紐状連結体21が取付棒を介して取り付けられてい
る。上記枠体17を構成する取付棒受体15及び桟体1
6の長さは、上記接触ばっ気槽3の内寸法内に収まるも
のであればよいが、該枠体17に取り付けられた紐状連
結体21と共に、接触ばっ気槽3の側壁間の幅より5c
m程度、流入側及び流出側隔壁間の長さより1.5cm
程度短くすることが、メンテナンス時の作業性を良好に
するという観点から好ましい。
【0095】又、取付棒受体15と桟体16の接合手段
は、特に限定されるものではないが、例えば、取付棒受
体15の両端を折り曲げ、桟体16をこれにあてがいボ
ルト等で固定する方法等が挙げられる。上記固定方法に
よって作製された取付棒受体15に、紐状連結体21を
取り付けた取付棒を取り付ける手段として、該取付棒と
して両切りボルトを用い、上記取付棒受体15の貫通孔
に挿通し各々取付棒受体15外側においてボルト締めに
より固定する方法を採った場合、メンテナンス時の作業
性が良好になる枠体である。
【0096】本実施形態において、取付棒受体15は、
50mm鋼製アングル、桟体16としては平鋼板を使用
し、嵌合杆体18は鋼製丸棒を使用し、接合は溶接によ
った。これとは別に、上記桟体16の長さを二分の一と
し、流入側及び流出側隔壁7及び8間の長さ方向に2分
割した2個の枠体を作製し、各々に紐状連結体21を分
割して取り付け、メンテナンス時の作業性がより良好に
なるよう装備した。
【0097】図18(1)は、図17中に示された枠体
17部分及びこれが着脱可能に固定される流入側及び流
出側隔壁7及び8の一部を取り出して示す斜視図(説明
の便のため、取り付けられている紐状連結体21は省略
した)であり、枠体17の一方の桟体16の端面付近に
に下向きに嵌合杆体18が突設されている。これに対し
て、流入側及び流出側隔壁7及び8の壁面に上記嵌合杆
体18に対応して流出側隔壁の内壁面には嵌合筒181
が設けられ、嵌合杆体18を該嵌合筒181に嵌着可能
に固定する。
【0098】又、上記枠体17の他方の桟体16に対応
する流入側隔壁7の壁面には、L字状截片等の部材が上
記枠体17の他方の桟体16の下端縁を支承する台座1
9が設けられている。上記隔壁7の壁面に台座19を形
成するための部材は、上記L字状截片に限定されるもの
でなく、桟体16の下端縁が確実に、且つ、容易に支承
され得るものであれば、例えば、板状体であってもよ
く、断面U字状、コ字状等のプロファイルであってもよ
い。又、上記枠体17の他方の桟体16の下端縁の全て
を支承するものであってもよいが、部分的に支承するも
のであってもよい。
【0099】上記流入側及び流出側隔壁7及び8に設け
られた位置決めガイドは、上述のように構成されている
ものであって、上記嵌合筒181及び台座19が、上記
枠体17の一方の桟体16の端面付近にに下向きに設け
られた嵌合杆体18と他方の桟体16の下端縁におい
て、枠体17を位置決めして、固定される。なお、図1
8(2)は、上記流入側及び流出側隔壁7及び8の幅方
向の位置決めの一例を示す斜視図であって、上記枠体1
7の隅角部が、台座19の直交する三面で支承されてい
る状態を示している。又、本例では、上記嵌合筒181
及び台座19が、上記流入側及び流出側隔壁7及び8に
設けられたが、紐状連結体21の着脱に支障がなけれ
ば、これと隣り合うばっ気槽の両側壁に設けられてもよ
く、又、上記流入側及び流出側隔壁7及び8及びばっ気
槽の両側壁の双方に設けられたものであってもよい。
【0100】上述のように形成された枠体17には、紐
状連結体21が取り付けられ、一つの取扱単位とされて
いる。上記方形の枠体は、水平位置に形成されてもよい
が、上記水平位置から傾斜して形成されてもよい。
【0101】上記の取付棒受体215と桟体からなる枠
体は、上記隣り合う好気性処理槽の側壁及びこれと隣り
合う流入側もしくは流出側隔壁の壁面で形成される域内
に形成されるものであれば、上記位置決めガイドと共に
2ブロック以上に分割されてなるものであってもよい。
上記枠体の分割は、例えば、上記隣り合う好気性処理槽
の側壁及び/又はこれと隣り合う流入側もしくは流出側
隔壁の壁面に沿って分割されてもよい。
【0102】又、上記枠体の分割し、2以上のブロック
を形成する場合、必要に応じて、上記枠体を滑動して移
動させるための更なる枠体を設け、該枠体内に上記取付
棒受体215を部材として用いた枠体を滑動自在に収納
してなるものであってもよい。
【0103】上記分割によって、例えば、好気性処理槽
の幅方向、即ち、これと隣り合う流入側もしくは流出側
隔壁の壁面を三分割するようブロック分けされた紐状連
結体21は、先ず、中央部のブロックをばっ気槽の外壁
に設けられたマンホールから抜き取り、左右のブロック
を順次中央部に移動して抜き取りれば、狭隘なマンホー
ルから容易に紐状連結体21を抜き取ることができ、
又、同様に容易に紐状連結体21をばっ気槽内に装着す
ることができる。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の好気性処
理槽によれば、放射状に突設した環状部が紐状軸部材の
軸方向に一定間隔で形成された複数の紐状接触材が取付
棒に垂下され、且つ、それら紐状接触材の下端に錘が取
り付けられてなる紐状連結体を用いて、好気性微生物の
担持体である接触材を構成しているので、接触材の槽内
からの取り出し・槽内への挿入を容易に行うことができ
る結果、AM性や補修・修理等を行う際の作業性が向上
する。しかも、微生物の生息に適した環境を作ることが
できる紐状接触材を用いているので、常に安定した水質
性能を確保することができる。
【0105】本発明の好気性処理槽において、槽内に設
置する複数個の紐状連結体の垂下長さを、揚水壁の近く
が短く流出側に向かうにつれて長くなるようにするか、
或いは、複数個の紐状連結体の設置密度を、揚水壁の近
くが疎であり流出側に向かうにつれて密になるようにす
れば、槽全体の旋回流の流速の均一化を促進して処理効
率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好気性処理槽を組み込んだ浄化槽を模
式的に示す平面図である。
【図2】同じく浄化槽を模式的に示す縦断面図である。
【図3】紐状接触材の構成を模式的に示す平面図(A)
及び側面図(B)である。
【図4】紐状連結体の構成を模式的に示す正面図であ
る。
【図5】紐状連結体の構成を模式的に示す部分側面図で
ある。
【図6】紐状連結体に装着する錘の構造を示す断面図で
ある。
【図7】本発明の実施形態の要部構造を模式的に示す縦
断面図である。
【図8】本発明の実施形態の要部構造を模式的に示す部
分正面図である。
【図9】本発明の他の実施形態の要部構造を模式的に示
す縦断面図である。
【図10】図9の変形例の要部構造を模式的に示す部分
側面図である。
【図11】本発明の別の実施形態の要部構造を模式的に
示す縦断面図である。
【図12】図11の実施形態の要部構造を模式的に示す
部分側面図である。
【図13】図11の変形例の要部構造を模式的に示す部
分側面図である。
【図14】本発明の好気性処理槽を組み込んだ浄化槽の
他の例の構成を模式的に示す概略図である。
【図15】図14中のエアリフトポンプを取り出して示
す部分図であり、(1)は側面図、(2)は正面図であ
る。
【図16】図14中の散気装置の一部を取り出して示す
部分図であり、(1)は側面図、(2)は正面図、
(3)は散気装置の構成を示す説明図である。
【図17】図2に示された浄化槽の変形例の要部構造を
模式的に示す概略図であり、(1)はその側面図、
(2)はその正面図である。
【図18】図17中の枠体部分を取り出して示す部分図
であり、(1)は枠体、流入側及び流出側隔壁の一部切
欠斜視図であり、矢印は、これらの部材の固定の為の取
着方向を示す。(2)は、固定された枠体の隅角部の支
承の一態様を示す一部切欠斜視図である。
【符号の説明】
1 嫌気濾床槽第1室 2 嫌気濾床槽第2室 3 接触ばっ気槽 4 沈殿槽 5 消毒槽 6 隔壁 7 流入側隔壁 8 流出側隔壁 8a スロット 9,10 濾材 11 揚水壁 12 揚水室 13、39、391 散気管 14、40 逆洗管 15、115、215 取付棒受体 15a、115a、215a 凹溝 16 桟体 17 枠体 18 嵌合杆体 181 嵌合筒 19 台座 20 紐状連結体組体 21 紐状連結体 22 紐状接触材 23 環状部 23a 突設部 24 紐状軸部材 25 帯状体(上部) 25a 袋状貫通穴(上部) 26 取付棒 27 帯状体(下部) 27b 袋状貫通穴(下部) 28 錘 28a パイプ 28b 鉄筋 28c キャップ 30 エアリフトポンプ 31 吊下固定体 32 吊下長体 33 吊下短体 34 固定具 35 揚水管 36 汚泥吸込口 37 揚水用空気注入口 38 送気管 41 ユニオン 42 空気量調整バルブ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射状に突設した環状部が紐状軸部材の
    軸方向に一定間隔で形成された複数の紐状接触材が取付
    棒に垂下され、かつ、それら紐状接触材の下端に錘が取
    り付けられてなる紐状連結体が、槽内に設けられた取付
    棒受体に複数個並列に設置されていることを特徴とする
    好気性処理槽。
  2. 【請求項2】 上記好気性処理槽が、流入側隔壁と並立
    して揚水壁が設けられ、該揚水壁上端部は上記好気性処
    理槽の水面より低く、下端部は好気性処理槽の底面との
    間に隙間が形成されてなり、上記流入側隔壁と揚水壁の
    間に揚水室が形成されていると共に、揚水室の流入側隔
    壁下端と同等もしくは高位に散気管をばっ気可能に配設
    してなる請求項1記載の好気性処理槽。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の好気性処理槽にお
    いて、流入側に揚水壁で区切られた揚水室が形成されて
    いるとともに、槽内に設置される複数個の紐状連結体の
    垂下長さが、揚水壁の近くが短く、流出側に向かうにつ
    れて長くなっていること特徴とする好気性処理槽。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の好気性処理槽にお
    いて、流入側に揚水壁で区切られた揚水室が形成されて
    いるとともに、槽内に設置される複数個の紐状連結体の
    設置密度が、揚水壁の近くが疎であり、流出側に向かう
    につれて密になっていることを特徴とする好気性処理
    槽。
  5. 【請求項5】 対向して設けられた上記取付棒受体に、
    隣り合う好気性処理槽の側壁もしくは該処理槽の流入側
    及び流出側隔壁に沿って各々の両端に桟体が差し渡され
    て方形の枠体が形成されてなり、上記枠体が、上記流入
    側及び流出側隔壁、及び/又はこれと隣り合う側壁の壁
    面に設けられた位置決めガイドに、着脱可能に固定され
    てなる請求項1〜4記載の好気性処理槽。
  6. 【請求項6】 上記紐状連結体の下端面よりその略全面
    が、散気される空気に曝されるように散気管が設置され
    てなる請求項1記載の好気性処理槽。
JP2000051655A 1999-10-08 2000-02-28 好気性処理槽 Pending JP2001170669A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000051655A JP2001170669A (ja) 1999-10-08 2000-02-28 好気性処理槽

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28837899 1999-10-08
JP11-288378 1999-10-08
JP2000051655A JP2001170669A (ja) 1999-10-08 2000-02-28 好気性処理槽

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001170669A true JP2001170669A (ja) 2001-06-26

Family

ID=26557156

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000051655A Pending JP2001170669A (ja) 1999-10-08 2000-02-28 好気性処理槽

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001170669A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009028720A (ja) * 2007-07-04 2009-02-12 Toshiba Corp 曝気レス水処理装置
JP2010119981A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Jfe Steel Corp 廃水処理装置および廃水処理方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009028720A (ja) * 2007-07-04 2009-02-12 Toshiba Corp 曝気レス水処理装置
JP2010119981A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Jfe Steel Corp 廃水処理装置および廃水処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11299412B2 (en) Module, reactor, system and method for treating water
US8728316B2 (en) Membrane filter unit
JP5438879B2 (ja) 膜ろ過ユニット
JP2011110520A (ja) 有機性排水処理装置および有機性排水処理方法
JPH04281895A (ja) 生物学的処理装置
WO2007136970A2 (en) Method and apparatus for enhancing aquatic environments
JP5751294B2 (ja) 膜ろ過ユニット
CN209740808U (zh) 厌氧生物滤池污水处理***
JP5636862B2 (ja) 廃水処理装置
JP2001170669A (ja) 好気性処理槽
CN204848443U (zh) 污水处理装置
EP0112095A1 (en) Aqueous liquid treatment process and apparatus
WO2010096450A1 (en) Water treatment reactor screening system and method
JP5077874B2 (ja) 浄水装置
CN105174623A (zh) Mbr污水处理机
CN110697881A (zh) 一种快速表面更新的塔式生物滤池
JPH0760275A (ja) 生物酸化接触材、生物酸化処理装置および水処理装置
CN220766693U (zh) 生物滤池
CN220449919U (zh) 一种包括空气供应的养殖循环水处理***
CN204958685U (zh) Mbr污水处理机
JPS62289295A (ja) 水処理用接触床
JP2564131B2 (ja) 表面曝気浸漬濾床水処理装置
CN215886520U (zh) 一种用于缺氧池的反硝化模块及缺氧池
JP2001029976A (ja) 好気処理槽
JP2009273994A (ja) 水質浄化システム及び水質浄化方法