JP2001169765A - 負イオンシステム - Google Patents

負イオンシステム

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JP2001169765A
JP2001169765A JP35894299A JP35894299A JP2001169765A JP 2001169765 A JP2001169765 A JP 2001169765A JP 35894299 A JP35894299 A JP 35894299A JP 35894299 A JP35894299 A JP 35894299A JP 2001169765 A JP2001169765 A JP 2001169765A
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ozone
ions
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Koji Yamashita
浩司 山下
Hiroki Okazawa
宏樹 岡澤
Yasuhiro Tanimura
泰宏 谷村
Mikio Mori
美喜男 森
Susumu Kameyama
晋 亀山
Koichi Negoro
耕一 根来
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D17/00Arrangements for circulating cooling fluids; Arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces
    • F25D17/04Arrangements for circulating cooling fluids; Arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces for circulating air, e.g. by convection
    • F25D17/042Air treating means within refrigerated spaces

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  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 所定空間が大きい場合でも対象物の近傍での
負イオン濃度を高濃度に保つことができる負イオンシス
テムを得る。 【解決手段】 負イオンを発生させる負イオン発生手段
1と、発生させた負イオンを搬送する搬送手段3と、搬
送された負イオンを所定の空間に拡散して放出する拡散
手段4とを備えたものである。拡散手段は、搬送された
負イオンを放出するとき、その流路を拡大する流路拡大
手段や、搬送手段に設けられた多数の負イオン放出孔で
あったり、拡散手段に可動式のルーバーを設け、風向を
変化させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主として冷蔵庫
や給食センター等の空間内に配置された食品に負イオン
を照射することで微生物が繁殖するのを防止する負イオ
ンシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図18は例えば特開平9−119657
号公報に示された従来の負イオンシステムであり、図に
おいて、101は金属針側電極、102は高圧発生器、
103は食品等の微生物繁殖物体、104は風路、10
5は電離室、106は接地電極、107はオゾン分解
室、108は冷却器、109は送風機、110は冷蔵
庫、111は微生物繁殖防止装置である。
【0003】次に動作について説明する。冷蔵庫110
内の空気は送風機109の作用によって冷却器108で
冷却され電離室105に導かれる。電離室105内で
は、電極101と接地電極106間に5〜10kVの負
電流電圧を印加すると、電子の放電が起こり冷却空気に
含まれる酸素分子等がイオン化し、負イオンとオゾンが
発生する。オゾンは有害であるため、オゾン分解室10
7でオゾン分解触媒によりオゾンを分解・除去し、オゾ
ンを含まない負イオン化された空気を風路104を経て
冷蔵庫110内の空間に放出する。これにより、負イオ
ン化された空気は冷蔵庫110内に充満し、食品等の微
生物繁殖物体103に微生物が繁殖するのを抑えること
ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の負イオンシステ
ムは以上のように構成されているので、冷蔵庫71が小
さい場合は冷蔵庫内に高濃度の負イオンを充満させるこ
とができるが、負イオンは発生器を出てから数秒で電荷
を失ってしまうため、冷蔵庫が大きい場合は冷蔵庫内に
高濃度負イオンを充満させることができず食品等の対象
物の近傍での負イオン濃度を高濃度に保つことができな
いという問題点があった。
【0005】また、従来の負イオンシステムは、冷蔵庫
が大きい場合に冷蔵庫内に高濃度負イオンを充満させよ
うとして、負イオン発生器からの送風量を大きくする
と、食品等の対象物の近傍での風速が大きくなりすぎ、
対象物を乾燥させて商品価値を低下させてしまうという
問題点があった。
【0006】また、従来の負イオンシステムは、対象物
近傍での負イオン濃度が少ない場合、外部に設置した何
らかの手段によって、対象物近傍の負イオン濃度を微生
物繁殖防止に効果のあるレベルにまで強制的に増やすこ
とができないという問題点があった。
【0007】また、従来の負イオンシステムは、冷蔵庫
に人が出入りした場合の対策に対しては考慮されていな
いという問題点があった。
【0008】また、従来の負イオンシステムは、負イオ
ンとオゾンを同時に生成していたため、これらを別々に
制御することができないという問題点があった。
【0009】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、大型の冷蔵庫等所定空間が大き
い場合でも食品等の対象物の近傍での負イオン濃度を高
濃度に保つことができる負イオンシステムを得ることを
目的とする。
【0010】また、この発明は、食品等の対象物を乾燥
させて商品価値を低下させることなく、対象物近傍の負
イオン濃度を高く保つことができる負イオンシステムを
得ることを目的とする。
【0011】また、この発明は、外部に設置した何らか
の手段によって、対象物近傍の負イオン濃度を微生物繁
殖防止に効果のあるレベルにまで強制的に増やすことが
できる負イオンシステムを得ることを目的とする。
【0012】また、この発明は、冷蔵庫へ人が侵入した
場合にも問題のない負イオンシステムを得ることを目的
とする。
【0013】また、この発明は、冷蔵庫内に高濃度負イ
オンと低濃度オゾンを別々に制御可能に構成し、冷蔵庫
内のオゾン濃度を指定濃度以内に押さえながら、負イオ
ン濃度を微生物繁殖防止に効果にあるレベルに制御する
負イオンシステムを得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる負イオ
ンシステムは、負イオンを発生させる負イオン発生手段
と、発生させた負イオンを搬送する搬送手段と、搬送さ
れた負イオンを所定の空間に拡散して放出する拡散手段
とを備えたものである。
【0015】また、拡散手段は、搬送された負イオンを
放出するとき、その流路を拡大する流路拡大手段である
ものである。
【0016】また、拡散手段は、搬送手段に設けられた
多数の負イオン放出孔であるものである。
【0017】また、流路拡大手段は、搬送手段の途中、
または出口に備えたものである。
【0018】また、拡散手段に可動式のルーバーを設
け、風向を変化させるものである。
【0019】また、負イオンを発生させる負イオン発生
手段と、発生させた負イオンを搬送する搬送手段とを有
し、前記搬送手段に負イオンの流れに自己拡散成分を持
たせて負イオンを所定の空間に拡散して放出する自己拡
散手段とを備えたものである。
【0020】また、所定の空間は、負イオン発生手段の
設置された空間と同一空間または別の空間であるもので
ある。
【0021】また、負イオン発生手段内に、負イオンを
所定空間に送出する負イオン送出手段を備えたものであ
る。
【0022】また、負イオン発生手段外に、負イオンを
所定空間に送出する負イオン送出手段を備えたものであ
る。
【0023】また、所定空間内に負イオンを対象物の方
向に導くガイド手段を備えたものである。
【0024】また、ガイド手段は、接地された電極、正
の電圧に帯電させた電極または負イオン発生手段を負の
電圧に帯電させることであるものである。
【0025】また、所定空間内に負イオン濃度を検出す
る負イオン濃度センサーを備えたものである。
【0026】また、所定空間への入室時には、負イオン
発生手段または負イオン送出手段を停止させるものであ
る。
【0027】また、所定空間内に、対象物の表面電位を
強制的に低下させる除電手段を備え、所定空間への入室
時には、前記除電手段を動作させるものである。
【0028】また、オゾンを発生させるオゾン発生手段
を設け、所定空間内に配置された対象物に対して負イオ
ンとあわせて所定濃度のオゾンを照射するものである。
【0029】また、所定空間内にオゾン濃度を検出する
オゾン濃度センサーを設け、前記所定空間内のオゾン濃
度を制御するものである。
【0030】また、所定空間は、移送可能な空間である
ものである。
【0031】また、所定空間の負イオンの濃度を104
個/cm3以上とするものである。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。 実施の形態1.この発明の実施の形態1を3つの図につ
いて説明する。図1は、この発明の実施の形態1による
負イオンシステムを示す概略構成図、図2は図1の負イ
オンシステムにおける負イオン発生手段を示す透視斜視
図、及び図3は図1の負イオンシステムにおける負イオ
ン発生手段を模式的に示す構成図である。
【0033】図において、1は負イオン発生手段、2は
高電圧印加電極、3は搬送手段、4は拡散手段、5は対
象物、6は負イオン送出手段、1aは負イオン発生手段
1の吸込口、1bは負イオン発生手段1の吹出口、7は
電源部、8はオゾン除去手段、9は接地電極、10は所
定空間である。なお、搬送手段3は例えば塩ビのような
絶縁体もしくは接地していないステンレスのような導体
で構成されたダクト、拡散手段4は、例えば、流路拡大
手段、対象物5は例えば果物等の食品、負イオン送出手
段6は例えば送風機である。
【0034】負イオン発生手段1では、高電圧印加電極
2に数kVの負極性直流高電圧を印加すると、高電圧印
加電極2と接地電極9の間に大きな電界が発生し、コロ
ナ放電が起きる。そして、負イオン送出手段6の作用に
より、吸込口1aの周囲の空気がこのコロナ放電中に送
られると、空気中に含まれる酸素分子等が高電圧印加電
極2と接地電極9の間を高速で移動する電子と結合もし
くは付着して、酸素分子等が負極性化し負イオンが生成
される。これと同時に、酸素分子の衝突によりオゾンが
生成される。その後、オゾン除去手段8によりオゾンが
所定量まで除去され、負イオン及びオゾンが含まれた負
イオン化空気が吹出口1b、搬送手段3、拡散手段4を
介して所定空間10へ吹き出される。
【0035】しかし、オゾンは濃度が高くなると人体に
とって有害となるため、所定空間10内のオゾン濃度は
0.1ppm以下になるようにしなければならない。そ
こで、図3のように、負イオン発生手段1内にオゾン除
去手段8を備えることで、負イオン化空気内のオゾン濃
度を減らして、所定空間10へ吹き出すことが可能とな
る。
【0036】次に、負イオン発生手段1から送出される
負イオンの動きについて説明する。負イオン発生手段1
の吹出口1bから空気とともに吹き出された負イオン
は、負イオン発生手段1の吹出風と空間の電界の作用に
より所定空間10内へ広がっていく。なお、空間の電界
は吹き出される負イオン自身により形成される。
【0037】高電圧印加電極2と接地電極9の間でのコ
ロナ放電によって、負極性を帯びた負イオンが生成され
るが、この時同時に正極性を帯びた正イオンも生成され
る。しかし、高電圧印加電極2が負極性直流高電圧であ
るため、正イオンの多くは生成後すぐに高電圧印加電極
2に吸い込まれて消滅し、負イオン発生手段1からは正
イオンよりも負イオンが多く含まれた空気が吹き出され
ることになる。正イオンと負イオンの割合は1対10か
あるいはそれ以上と思われる。
【0038】そして、負イオン発生手段1から吹き出さ
れた負イオンは、一部が一緒に吹き出された正イオンと
引き合って結合し電荷を持たない中性分子になったり、
同一電荷を持った負イオン同士の反発によって周囲に拡
散されたりすることによって、空間内の負イオン濃度は
距離、時間に応じて急速に減衰し、数秒で発生した負イ
オン濃度の半分くらいになってしまう。
【0039】そのため、大型の冷蔵庫等のように、対象
物5と負イオン発生手段1との設置位置が離れている場
合は、負イオン発生手段1で負イオンを発生させた後
に、搬送手段3である流路断面積の小さいダクトを設置
することで、負イオンを搬送する気流の速度を大きく
し、また負イオンの周囲への拡散を防ぐことができ、対
象物8の近傍まで高濃度の負イオンを搬送することが可
能となる。
【0040】しかしながら、対象物5が果物のような食
品である場合、所定空間10における対象物5表面の気
流速が大きすぎると、対象物5が乾燥し、重量の低下や
変色等により商品価値を低下させてしまう恐れがある。
そこで、搬送手段3の出口に拡散手段4として流路が徐
々に大きくなる流路拡大手段を設置することで、搬送手
段3の作用で高速に搬送された負イオンを対象物5に到
達する前に拡散または減速させることが可能となり、対
象物5を乾燥させて商品価値を低下させることなく、対
象物5周囲の負イオン濃度を高く保つことができる。
【0041】なお、例えば、所定空間10の温度が0〜
10℃、相対湿度が90〜95%の場合には、対象物5
の表面の気流速は、対象物5が肉類では0.2m/s以
下、刺し身類では0.1m/s以下となることが望まし
い。また、対象物5の近傍の負イオン濃度は、微生物の
繁殖防止に効果のある104個/cm3以上に維持される
ことが望ましい。また、対象物5は、食品以外のもので
もよく、例えば食品を内蔵したコンテナ、あるいは植
物、あるいは空気や水等の流体中に浮遊している浮遊菌
等が考えられる。
【0042】なお、搬送手段3及び拡散手段4の材質
は、負イオンの吸収を防ぐためには、例えば塩ビのよう
な絶縁体もしくは接地していないステンレスのような導
体で構成することが望ましいが、これに限るものではな
い。更に、搬送手段3及び拡散手段4は、固体壁で囲ま
れた構造のものだけではなく、エアーカーテンのように
物理的には仕切られていないが、流れの方向は制約され
ているようなものを用いても構わない。
【0043】また、負イオンを高速に搬送するために
は、搬送手段3の流路断面積は可能な限り小さくするこ
とが望ましいが、負イオン送出手段6が送風機である場
合、その特性上、搬送手段3の流路断面積を小さくする
と、負イオン発生手段1内を流れる空気の風量も減って
しまうため、搬送手段3の最適な流路断面積はこれらを
考慮して決定するのが望ましい。
【0044】また、拡散手段4は、流路拡大手段である
ことを例に説明を行ったが、負イオンの流れが主流方向
から拡散または減速されるものであれば、図1における
構造及び形状に限るものではない。次に拡散手段4の例
を幾つか示す。
【0045】図4は拡散手段の例を示す図であり、4、
11は拡散手段、4a、11aは吸込口、4b、11b
は吹出口であり、吹出口4bのうち負イオンの流路とな
る部分を斜線で示してある。図4(a)は、以上の説明
に用いた拡散手段であり、説明を省略する。図4(b)
または(c)は別の拡散手段を示す図である。図におい
て、円錐形障害物12もしくはルーバー13は拡散補助
手段である。
【0046】図4(b)は、吹出口に拡散補助手段であ
る円錐形障害物12を持ったもので、負イオン化空気
は、吸込口4aから拡散手段4に吸入された後、円錐形
障害物12を避け、これに沿った方向に流れるように流
れ方向を変化させられて、吹出口4bより吹き出され、
周囲へ拡散していく。
【0047】図4(c)は、吹出口11bに拡散補助手
段であるルーバー13を持ったもので、負イオン化空気
は、吸込口11aから拡散手段11に吸入された後、ル
ーバー13の作用によって、ルーバー13に沿った方向
に流れ方向を変化させられて、吹出口11bより吹き出
され、周囲へ拡散していく。なお、ルーバー13は可動
式で角度を調節できるようになっており、これによって
負イオンの吹き出し方向を変化させることができる。更
に、この可動式のルーバー13をモーター等の電気信号
で駆動させられるものと接続することにより、一定時間
毎に自動的にルーバー13の角度を調節して風向を変化
させることができ、所定空間10がかなり広い場合にも
対応できるようになる。
【0048】また、拡散手段は、対象物5に当てる負イ
オンの流れを拡散または減速させることが目的であるた
め、所定空間10内への対象物の配置のされ方によっ
て、最適な位置に設置されるべきものであり、搬送手段
3の出口以外に設置しても構わない。例えば、図5は、
この発明の実施の形態1による負イオンシステムの別の
例を示す概略構成図であり、拡散手段4は対象物5の配
置に合わせて搬送手段3の途中に複数個設置されてお
り、それぞれの拡散手段4から負イオンが対象物5に向
けて吹き出すように構成されている。
【0049】また、搬送手段3及び拡散手段4の別の構
成例を図6に示す。図において、搬送手段3はビニール
等で構成されたダクト、拡散手段4はダクト3にランダ
ムにあけた多数の穴である。負イオン発生手段1で発生
させられた負イオンは、ダクト3で搬送された後、ダク
トにあけられた多数の穴4から所定空間10内に吹出さ
れ、周囲に拡散して行く。このように構成することで、
対象物5の周囲に高濃度の負イオンを完全に均一に分布
させることができ、所定空間10内のすべての個所で微
生物の繁殖防止を効果的に行うことが可能となる。ま
た、搬送手段3であるダクトをビニール等の材質で構成
すると、負イオン発生手段1を動作させて風を送った時
にはダクトが内部に送られた風の圧力で膨らみ、負イオ
ン発生手段1を停止させた時にはダクトがしぼみ、所定
空間10への対象物5の出し入れ等の作業の邪魔になら
ないようにすることができる。
【0050】また、図1においては、負イオン発生手段
1が設置されている空間と対象物5が配置されている所
定空間10とが同一空間であるように示されているが、
これに限るものではなく、負イオン発生手段1は所定空
間10とは別の空間に設置されていても構わない。ま
た、1つの負イオン発生手段1で発生させた負イオンを
複数の所定空間に搬送するようにシステムを構成しても
構わない。例えば、図7のように、負イオン発生手段1
が所定空間10と別の空間に設置されていて、1つの負
イオン発生手段1で発生させた負イオンを2つの所定空
間10に搬送するようにシステムを構成している。
【0051】また、所定空間10は、周囲を固体壁で密
閉された密閉空間だけではなく、周囲の一部がエアーカ
ーテンやオープンスペースになっている半密閉空間、も
しくは周囲全部がエアーカーテンやオープンスペースに
なっている開放空間であっても構わない。
【0052】また、所定空間10は、地面に固定されて
いる必要はなく、例えばトラックの荷台等に設置された
移動する空間であってもよい。この場合は、果物等の食
品である対象物5を産地から販売所まで、微生物の繁殖
を防止しながら輸送できるという利点がある。
【0053】また、負イオン発生手段1内に負イオン送
出手段6である送風機を内蔵している場合を例に説明を
行ったが、負イオン送出手段6と負イオン発生手段1と
が別に設置されていても、負イオン送出手段6の作る風
が負イオン発生手段1内を流通するように配置しておけ
ば、同様の効果を有することは言うまでもない。また、
所定空間10内に負イオンを吸引する電界がある場合、
あるいは他の手段により所定空間10内に気流が存在す
る場合には、負イオン送出手段6を設けなくても負イオ
ン発生手段1で発生した負イオンは空間10内に送出さ
れるため、負イオン送出手段6はシステム構成上必ずし
も必要ではない。しかし、負イオン送出手段6を具備し
ていると、負イオン発生手段1からより高濃度の負イオ
ン化空気を吹き出すことが可能となる。
【0054】また、高電圧印加電極2は、放電特性がよ
く、かつ劣化し難い金属材料で構成することが好まし
く、タングス線材等が考えられるが、これに限るもので
はない。また、接地電極9は、劣化し難い金属材料で、
網目状に構成することが好ましく、ステンレス鋼等が考
えられるが、これに限るものではない。また、オゾン除
去手段8は、オゾン分解触媒を配置したもので、二酸化
マンガン、活性炭、活性アルミナ等が考えられるが、こ
れに限るものではない。
【0055】実施の形態2.この発明の実施の形態2を
2つの図について説明する。図8は、この発明の実施の
形態2による負イオンシステムを示す概略構成図であ
る。図9は図8の負イオンシステムにおける負イオン発
生手段、搬送手段及び自己拡散手段の接続を示す説明図
である。
【0056】図において、1は負イオン発生手段、3は
搬送手段、5は対象物、10は所定空間、14は自己拡
散手段である。なお、搬送手段3は例えば円筒形のダク
ト、自己拡散手段14は例えばダクトの中に螺旋状に切
られた溝、対象物5は例えば果物等の食品である。
【0057】負イオン発生手段1内で、コロナ放電によ
り負イオンを発生させ、負イオン化空気を吹き出すまで
の動作については、実施の形態1と同様である。対象物
5が負イオン発生手段1から十分離れた位置にあり、か
つ対象物5が果物のような食品である場合、搬送手段3
の作用により負イオンを対象物5の近傍まで搬送し、自
己拡散手段14の作用により負イオンの流れを拡散また
は減速させて、食品の乾燥による品質劣化を防ぐ必要が
ある。そのための方法として、実施の形態1では、拡散
手段4を用い、これを搬送手段3であるダクトの出口側
もしくは途中に設置して、負イオンの流れを拡散させる
場合について説明した。この実施の形態においては、別
の方法で同様の効果を実現する場合について説明する。
【0058】搬送手段3として円筒状のダクトを用い、
自己拡散手段14として搬送手段3の内側に螺旋状の溝
を切る。すると、負イオン発生手段1から吹き出された
負イオンの流れは、搬送手段3内側の螺旋状の溝の作用
によって、搬送手段3の軸方向の主流に加え、搬送手段
3の半径方向の回転成分を合わせ持った流れに変化す
る。そして、この回転成分を持った負イオンの流れは、
搬送手段3から吹き出されると、流れの回転成分の影響
で、流れの主流の方向である搬送手段3の軸方向から離
れて行く方向へ力が働き、周囲へ自己拡散する。このこ
とは、物理原則である慣性の法則から明らかである。
【0059】以上のように、自己拡散手段14を搬送手
段3の内側に設置し、負イオンの流れに自己拡散成分を
持たせるように構成することで、搬送手段3の作用で高
速に搬送された負イオンを対象物5に到達する前に拡散
または減速させることが可能となり、対象物5を乾燥さ
せて商品価値を低下させることなく、対象物5周囲の負
イオン濃度を高く保つことができる。
【0060】また、自己拡散手段14は、搬送手段3の
内側に切った螺旋状の溝であることを例に説明を行った
が、負イオンの流れに回転成分を与え負イオンの流れの
自己拡散を促進するものであれば、これ以外にものでも
よい。例えば、図10は負イオン発生手段1と搬送手段
3と自己拡散手段の接続を示す別の構造図であるが、搬
送手段3の主流方向に対して斜めに空気を吹き出す自己
拡散手段たるノズル15が備えられており、このノズル
15の作用によって、搬送手段3内の負イオン化空気の
流れに回転成分が与えられ、負イオンの流れの自己拡散
が促進される。
【0061】また、搬送手段3は、円筒状のダクトであ
ることを例に説明を行ったが、負イオンの流れが搬送手
段3の出口に至るまでに周囲に拡散しないようにするも
のであればどんな構造のものを用いてもよく、矩形状の
ダクトでもよいのは明らかであるが、それ以外にも例え
ばエアーカーテンのように物理的には仕切られていない
が流れの方向は制約されているようなものを用いても構
わない。
【0062】実施の形態3.この発明の実施の形態3を
2つの図について説明する。図11は、この発明の実施
の形態3による負イオンシステムを示す概略構成図、図
12は図11の負イオンシステムにおける負イオン発生
手段を示す概略構成図である。
【0063】図において、1は負イオン発生手段、1a
は負イオン発生手段1の吸込口、1bは負イオン発生手
段1の吹出口、2は高電圧印加電極、3は搬送手段、4
は拡散手段、5は対象物、6は負イオン送出手段、7は
電源部、8はオゾン除去手段、9は接地電極、10は所
定空間、16はオゾン発生手段、17はオゾン濃度セン
サーである。なお、搬送手段3は例えば塩ビのような絶
縁体もしくは接地していないステンレスのような導体で
構成されたダクト、対象物5は例えば果物等の食品、負
イオン送出手段6は例えば送風機である。
【0064】負イオン発生手段1内で、コロナ放電によ
り負イオンを発生させ、オゾン除去手段8でオゾンを所
定量まで除去するまでの動作については、実施の形態1
と同様である。この実施の形態においては、オゾン除去
手段8の後に、オゾン発生手段16が設置されており、
このオゾン発生手段16の作用により、一旦オゾンを除
去した負イオン化空気に再びオゾンを付加することが可
能となる。そして、負イオン及びオゾンを含んだ負イオ
ン化空気が吹出口1b、搬送手段3、拡散手段4を介し
て所定空間10へ吹き出される。次に、負イオン化空気
から一旦オゾンを除去した後、再びオゾンを付加する理
由について述べる。
【0065】オゾンは濃度が高くなると人体にとって有
害となるため、所定空間10内のオゾン濃度は0.1p
pm以下になるようにしなければならず、そのため負イ
オン発生手段1内にオゾン除去手段8を備え、負イオン
化空気内のオゾン濃度を減らしている。
【0066】一方、微生物の繁殖防止効果は、高濃度負
イオンと低濃度オゾンが混在している場合に最も効力を
発揮するため、負イオン発生手段1から吹き出す負イオ
ン化空気内のオゾンは完全には除去せず、ある程度の濃
度のオゾンは残しておく必要がある。なお、対象物5の
近傍で、負イオン濃度は104個/cm3以上に、オゾン
濃度は0.1ppm以下に維持されていることが望まし
い。
【0067】しかし、オゾン除去手段8を負イオン発生
手段1内に設置すると、所定空間10へ吹き出す負イオ
ン化空気内のオゾンが除去され過ぎてしまう可能性があ
る。そこで、オゾン除去手段8の後にオゾン発生手段1
6を設置し、オゾン発生手段16でのオゾン発生量を制
御することで、所定空間10へ吹き出す負イオン化空気
に微生物繁殖防止効果を奏する濃度のオゾンを付加する
ことが可能となる。
【0068】所定空間10内には、オゾン濃度センサー
17が設置されており、これによって、所定空間10内
のオゾン濃度を検知する。なお、オゾンは比較的寿命が
長くかつ空気よりも重いため空間の下の方がオゾン濃度
が濃くなる。そこで、オゾン濃度センサー17は安全の
ため所定空間10のなるべく低い位置に設置することが
望ましい。
【0069】オゾン発生手段16の制御方法について説
明する。オゾン発生手段16の制御は、もともと制御目
標としてシステムに設定してあるオゾンの指定濃度と、
オゾン濃度センサー17の検出値とを比較して行うが、
これには例えば次の2つの方法が考えられる。
【0070】1つ目の方法は、オゾン発生手段16をO
N/OFFする方法である。即ち、オゾン濃度センサー
17の検出値が指定濃度の上限よりも高い場合にオゾン
発生手段16をOFFし、オゾン濃度センサー17の検
出値が指定濃度の下限よりも低い場合にオゾン発生手段
16をONする。このように制御することで時間平均的
に、空間内のオゾン濃度を指定濃度に近づけることがで
きる。なお、この場合、オゾン発生手段16のON/O
FFが頻繁に発生しないように、指定濃度の上限と下限
は別の値に設定しておく方が望ましい。例えば、指定濃
度の上限を0.07ppm、下限を0.03ppmと設
定する。
【0071】2つ目の方法は、指定濃度とオゾン濃度セ
ンサー17の検出値との差に基づき、オゾン発生手段1
6から発生するオゾン発生量を制御する方法である。オ
ゾンは、電極を用い、この電極に加える電圧を交流のよ
うに周期的に変動させることで発生させることができ、
この電極に加える電圧の周波数を変えることによってオ
ゾン発生手段16から発生するオゾン量を制御すること
ができる。即ち、周波数が大きい時はオゾン発生量が多
く、周波数が小さい時はオゾン発生量が小さくなる。従
って、設定してあるオゾンの指定濃度とオゾン濃度セン
サー17の検出値との差が大きい時は電極に加える電圧
の周波数を大きくしてオゾン発生量を増やし、逆の場合
は逆の操作をしてオゾン発生量を減らすようにすればよ
い。なお、この場合、指定濃度は例えば0.05ppm
に設定する。
【0072】なお、オゾン濃度の制御方法は、この2つ
だけに限るものではなく、他の方法でもよい。例えば、
オゾン発生手段16から発生するオゾン量を多い場合と
少ない場合の2種類に切り替えられるようにしておき、
指定濃度とオゾン濃度センサー17の検出値との差に基
づいて、これらを切り替えるようにしてもよい。オゾン
発生手段16の制御以外の動作については、実施の形態
1で説明した内容と同じであり、記載を省略する。
【0073】このように、所定空間10内にオゾン濃度
センサー17を設置し、オゾン発生手段16を具備する
ことで、所定空間10内に高濃度負イオンと低濃度オゾ
ンが混在した空気を供給することが可能となり、微生物
の繁殖防止を効果的に行うことが可能となる。
【0074】なお、この実施の形態においては、オゾン
発生手段16を負イオン発生手段1内に具備している場
合を例に説明したが、オゾン発生手段16を負イオン発
生手段1とは別の場所に設置し、負イオン発生手段1に
より負イオンを、オゾン発生手段16によりオゾンを、
所定空間10内に別々に供給するようにシステムを構成
しても構わないのは言うまでもない。
【0075】また、所定空間10内にはオゾン濃度セン
サー17が1つだけ設置されている場合を例に説明を行
ったが、オゾン濃度センサー17は所定空間10内に複
数個設置してもよく、この場合はオゾン濃度の検出精度
が1つの場合よりも高くなるという利点がある。
【0076】実施の形態4.図13は、この発明の実施
の形態4による負イオンシステムを示す概略構成図であ
る。図において、1は負イオン発生手段、3は搬送手
段、4は拡散手段、5は対象物、10は所定空間、18
は負イオン濃度センサー、19は除電器、20は制御器
である。なお、搬送手段3は例えば塩ビのような絶縁体
もしくは接地していないステンレスのような導体で構成
されたダクト、対象物5は例えば果物等の食品である。
【0077】システムの基本的な構成、動作及び効果
は、実施の形態1と同じである。この実施の形態におい
ては、更に負イオン濃度センサー18、除電器19、制
御器20が追加されたシステム構成となっている。
【0078】次に動作について説明する。所定空間10
内には、負イオン濃度センサー18が設置されており、
これによって、所定空間10内の負イオン濃度を検知す
る。なお、負イオンの寿命は数秒程度と短いため、負イ
オン濃度センサー18は対象物5の近傍に設置するのが
望ましい。
【0079】負イオンは人体には無害であるが、電荷を
持っているため所定空間10内の対象物5、搬送手段
3、所定空間10の壁等、至る所を帯電させ、これを負
極性高電位にする。この時、帯電物は電位は高いが電荷
は小さいため通常は問題にならないが、電位がマイナス
数キロボルトを超えると、いわゆる静電気と同じ作用が
あり、人が帯電した場合、ドアノブ等の接地されている
所に触れると放電を起こす場合がある。
【0080】人がドアを開けて内部に入ろうとすると、
所定空間10内の負イオンが所定空間10の外へ流出す
るため、所定空間10内の負イオン濃度が低下する。そ
こで、この変化を負イオン濃度センサー18によって検
知しておけば、所定空間10への人の侵入を感知するこ
とができる。
【0081】制御器20は、所定空間10への人の侵入
を感知したら、即座に負イオン発生手段1の動作を停止
する。すると、所定空間10内の負イオンならびに所定
空間10内の壁等の物質に帯電している電荷は、即座に
問題のない低いレベルにまで減少する。
【0082】また、所定空間10内が乾燥している場合
等は、所定空間10内の電荷の減少速度が遅く、人の侵
入に間に合わない可能性もある。そこで、このような場
合には、除電器19を所定空間10内に設置しておき、
所定空間10への人の侵入を感知したら、即座に負イオ
ン発生手段1の動作を停止し、除電器19を一定時間動
作させる。除電器19は、コロナ放電によって空気をイ
オン化させこれを所定空間10に吹き出すが、この際空
間の電位と逆のイオンを多く放出する性質があるため、
空間に充満している負電荷は、除電器19から放出され
る正電荷と結合し、電荷は即座に問題のない低いレベル
にまで減少する。また、これによって、対象物5、搬送
手段3、所定空間10の壁等の表面の電位を低くするこ
とができる。以上のように構成することで、所定空間1
0に人が侵入した場合にも信頼性の高いシステムにする
ことができる。
【0083】なお、この実施の形態においては、所定空
間10内には負イオン濃度センサー18が1つだけ設置
されている場合を例に説明を行ったが、負イオン濃度セ
ンサー18は所定空間10内に複数個設置してもよく、
この場合は負イオン濃度の検出精度が1つの場合よりも
高くなるという利点がある。
【0084】また、所定空間10への人の侵入を負イオ
ン濃度センサー18によって検知する場合を例に説明を
行ったが、人の検知方法はこれに限るものではなく、こ
れ以外にも例えば赤外線センサーによる温度検知、画像
センサーによる人体検知、接点スイッチによるドアの開
閉検知等の方法を利用しても構わない。
【0085】また、負イオン濃度センサー18は所定空
間10への人の侵入の検知に利用する場合を例に説明を
行ったが、負イオン濃度センサー18の出力を利用する
方法は他にも考えられ、例えば負イオン発生手段1の故
障検知、負イオン発生手段1での負イオン発生量の制御
等にも用いても構わない。負イオン発生手段1の故障
は、負イオン濃度センサー18で検知した負イオン濃度
が、予定している負イオン濃度に対し異常に低いことで
検知できる。また、負イオン発生手段1から発生する負
イオン発生量は負イオン発生手段1内のコロナ放電の量
を調整することで制御でき、対象物5の種類によって、
負イオン発生量を変化させてもよい。
【0086】実施の形態5.図14は、この発明の実施
の形態5による負イオンシステムを示す概略構成図であ
る。図において、1は負イオン発生手段、3は搬送手
段、4は拡散手段、5は対象物、10は所定空間、21
はガイド手段である。なお、ガイド手段21は例えば所
定空間内に配置され、接地された電極、正の電圧に帯電
させた電極、もしくは負イオン発生手段1を負の電圧に
帯電させることである。
【0087】負イオン発生手段1内で、コロナ放電によ
り負イオンを発生させ、オゾン除去手段8でオゾンを所
定量まで除去された負イオン化空気を搬送手段3、拡散
手段4を介して所定空間10へ吹き出すまでの動作につ
いては、実施の形態1と同様である。負イオン発生手段
1の吹出口1bから空気とともに吹き出された負イオン
は、負イオン発生手段1の吹出風と空間の電界の作用に
より所定空間10内へ広がっていく。この空間の電界は
吹き出される負イオン自身によっても形成されるが、外
的な手段によって空間に強制的に電界を作ることができ
れば、負イオンの搬送を補助することができ、この実施
の形態においては、この負イオンの搬送を補助するため
に強制的に空間の電界を作る場合について説明する。
【0088】所定空間10内の対象物5の近傍には、ガ
イド手段21である接地電極が設置されている。負イオ
ン発生手段1から吹き出された負イオン化空気は、拡散
手段4の作用によって風速がある程度減速されて所定空
間10内に吹き出される。負イオンは負の電荷を持った
粒子であるため負の電位を持ち、接地電極の電位0Vで
あるため、両者の間に電界ができ、負イオンはこの電界
と吹出風との作用で空間を対象物5に向かって搬送され
る。
【0089】なお、負イオンは風速と空間の電界の両者
によって空間内を搬送されるが、これらのどちらが負イ
オンの搬送に支配的であるかは風速によって異なり、風
速が0.3m/s以上の時は風速が支配的、これ以下の
時は空間の電界が支配的と考えられる。
【0090】また、ガイド手段21は、空間に電界を形
成するためのものであればどんな方法でもよく、接地電
極に限るものではない。他にも、例えばプラスの高電位
を持ったものを用いて更に大きな空間電界を作る方法、
あるいは、図15に示すように負イオン発生手段1その
ものをマイナスの高電位に接続して更に大きな空間電界
を作る方法等が考えられる。
【0091】また、ガイド手段34は、空間に電界を形
成するものでなくても、対象物5の近傍への負イオンの
搬送を補助するためのものであればどんな方法でもよ
く、例えば他にも図16に示すように対象物5の近傍に
ガイド手段として送風機22を取り付け、送風機22に
よって負イオンを吸引する方法が考えられる。この場合
は、送風機22を常時動作させていると、負イオンが全
部送風機22に吸引されてしまい、逆に対象物5に負イ
オンがあたらなくなってしまう可能性もあるため、送風
機22を一定時間ON、一定時間OFFのようにON/
OFF動作を繰り返すとより効果が大きくなる。ガイド
手段に関わるもの以外の動作については、実施の形態1
で説明した内容と同じであり、記載を省略する。
【0092】このように、所定空間10内にガイド手段
を設置することで、所定空間10内に大きな電界ができ
るあるいは対象物近傍に負イオンを吸引する気流ができ
るため、確実に所定空間10内の対象物5近傍の負イオ
ン濃度を高くできる。
【0093】実施の形態6.この発明の実施の形態6を
2つの図について説明する。図17は、この発明の実施
の形態6による負イオンシステムを示す概略構成図であ
る。図18は、図17の負イオンシステムにおける負イ
オン送出手段、搬送手段、負イオン発生手段、及び拡散
手段の接続を示す構造図である。
【0094】図において、1は負イオン発生手段、1a
は負イオン発生手段1の吸込口、2は高電圧印加電極、
3は搬送手段、4は拡散手段、4bは拡散手段4の吹出
口、5は対象物、6は負イオン送出手段、7は電源部、
8はオゾン除去手段、9は接地電極、10は所定空間で
ある。
【0095】負イオンが発生する過程での動作は、実施
の形態1と同じである。実施の形態1においては、負イ
オン送出手段6を内蔵する負イオン発生手段1、搬送手
段3、拡散手段4の順に接続されるようにシステムが構
成されていたが、この実施の形態においては、負イオン
送出手段6、搬送手段3、負イオン発生手段1、拡散手
段4の順に接続されるようにシステムを構成している。
【0096】この実施の形態における特徴的なシステム
の動作及び効果について述べる。まず、周囲の空気は負
イオン送出手段6によって搬送手段3に送り込まれ、負
イオン発生手段1の吸込口1aまで搬送される。この時
点ではまだ当然負イオンは発生していない。そして、吸
込口1aから負イオン発生手段1に吸い込まれた空気は
負イオン発生手段1の作用により、負イオンとオゾンを
含む負イオン化空気となり、拡散手段4を介して所定空
間10へ吹き出される。
【0097】負イオン発生手段1において、コロナ放電
を起こさせるため,高電圧印加電極2と接地電極9は数
mmしか離れておらず、ここでの風路圧損が大きいた
め、負イオン送出手段6として送風機を使用することを
考えると、送風機としては大きな風路圧損に耐えられる
送風機を使用することになる。例えばシロッコファン等
が考えられる。
【0098】負イオン発生手段1から吹き出された負イ
オンは、一部が一緒に吹き出された正イオンと引き合っ
て結合し電荷を持たない中性分子になったり、同一電荷
を持った負イオン同士の反発によって周囲に拡散された
りすることによって、空間内の負イオン濃度は距離、時
間に応じて急速に減衰し、数秒で発生した負イオン濃度
の半分くらいになってしまう。
【0099】そのため、実施の形態1においては、大型
の冷蔵庫等のように大きな空間に負イオンを吹き出させ
る場合に、冷蔵庫の上部に負イオン発生手段1を設置
し、負イオン発生手段1で負イオンを発生させた後に、
搬送手段3を用いて負イオンを搬送する気流の速度を大
きくして、対象物5の近傍まで高濃度の負イオンを搬送
する方法について説明した。
【0100】しかし、空間が更に大きな場合には、この
方法では負イオンの減衰が大きく、対象物5の近傍に到
達する前に、微生物繁殖防止効果のある104個/cm3
よりも負イオン濃度が低くなってしまう可能性がある。
また、負イオン送出手段6として使用するシロッコファ
ンのような風路圧損に強い送風機は、音もうるさく大き
さも大きいため、これを対象物5の近傍に設置するわけ
にはいかないので、負イオン送出手段6と負イオン発生
手段1を別々に設置し、音もうるさく大きさも大きい負
イオン送出手段6を対象物5から離れた位置、例えば空
間の上部に設置するようにシステムを構成すればよい。
【0101】そこで、負イオン送出手段6を対象物5か
ら離れた位置、例えば空間の上部に設置し、負イオン送
出手段6で吸い込んだ空気を搬送手段3の作用で対象物
の近傍に設置してある負イオン発生手段1の吸込口1a
まで搬送し、負イオン発生手段1の作用で負イオンとオ
ゾンを含む負イオン化空気とする。そして、そのまま対
象物5にあてると対象物5が食品の場合乾燥して商品価
値を低下させてしまうため、拡散手段5を介して所定空
間10へ吹き出すようにする。
【0102】このように、構成することで、非常に大き
な空間の場合にも、対象物5の近傍の負イオン濃度を確
実に高濃度に保つことが可能となり、微生物の繁殖防止
を効果的に行うことができ、システムバリエーションも
広がる。
【0103】なお、図17においては、負イオン送出手
段6で送り出した風を搬送手段3で2つに分け、それぞ
れ別の所定空間10に吹き出すように示しているが、こ
れは1つの例を示したに過ぎず、負イオン送出手段6と
所定空間10は1対1に対応させてもよいし、その他ど
のように対応させても良い。
【0104】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、負イ
オンを発生させる負イオン発生手段と、発生させた負イ
オンを搬送する搬送手段と、搬送された負イオンを所定
の空間に拡散して放出する拡散手段とを備えたことによ
り、所定空間内に配置された対象物の近傍での負イオン
濃度が所定濃度以上となるようにシステムを構成したも
ので、搬送手段の作用で高速に搬送された負イオンを対
象物に到達する前に拡散または減速させることが可能と
なり、対象物を乾燥させて商品価値を低下させることな
く、対象物周囲の負イオン濃度を高く保つことができる
効果がある。
【0105】また、拡散手段は、搬送された負イオンを
放出するとき、その流路を拡大する流路拡大手段である
ことにより、搬送手段により、高速に搬送された負イオ
ンを対象物に到達する前に拡散または減速させることが
できる。
【0106】また、拡散手段は、搬送手段に設けられた
多数の負イオン放出孔であるものであることにより、多
数の放出孔から周囲に負イオンが拡散してゆき対象物の
周囲に負イオンを均一に分布させることができる。
【0107】また、流路拡大手段は、搬送手段の途中、
または出口に備えたことにより、対象物の配置にあわせ
て、負イオンを放出することができる。
【0108】また、拡散手段に可動式のルーバーを設
け、風向を変化させることにより、所定空間がかなり広
い場合でも対象物の近傍での負イオン濃度が所定濃度以
上にすることができる。
【0109】また、負イオンを発生させる負イオン発生
手段と、発生させた負イオンを搬送する搬送手段とを有
し、搬送手段に負イオンの流れに自己拡散成分を持たせ
て負イオンを所定の空間に拡散して放出する自己拡散手
段とを備えたことにより、所定空間内に配置された対象
物の近傍での負イオン濃度が所定濃度以上となるように
システムを構成したもので、部品点数を少なくできるた
め安価に構成でき、搬送手段の作用で高速に搬送された
負イオンを対象物に到達する前に拡散または減速させる
ことが可能となり、対象物を乾燥させて商品価値を低下
させることなく、対象物周囲の負イオン濃度を高く保つ
ことができる効果がある。
【0110】また、所定の空間は、負イオン発生手段の
設置された空間と同一空間または別の空間であって、所
定空間内に配置された対象物の近傍での負イオン濃度が
所定濃度以上となるようにシステムを構成したもので、
非常に大きな空間の場合にも、負イオン発生手段の発す
る騒音を気にしないで対象物の近傍の負イオン濃度を確
実に高濃度に保つことが可能となり、微生物の繁殖防止
を効果的に行うことができ、システムバリエーションも
広がる効果がある。
【0111】また、負イオン発生手段内に、負イオンを
所定空間に送出する負イオン送出手段を備えたことによ
り、負イオン発生手段からより高濃度の負イオン化空気
を吹き出すことが可能となる効果がある。
【0112】また、負イオン発生手段外に、負イオンを
所定空間に送出する負イオン送出手段を備えたことによ
り、所定空間内での負イオン送出手段の発する騒音を防
止できる。
【0113】また、所定空間内に負イオンを対象物の方
向に導くガイド手段を備えたことにより、確実に所定空
間内の対象物近傍の負イオン濃度を高くすることが可能
となる効果がある。
【0114】また、ガイド手段は、接地された電極、正
の電圧に帯電させた電極または負イオン発生手段を負の
電圧に帯電させることであることで、所定空間内に大き
な電界ができこれが負イオンの搬送に寄与するため、風
速が小さくても確実に所定空間内の対象物近傍の負イオ
ン濃度を高くすることが可能となる効果がある。
【0115】また、所定空間内に負イオン濃度を検出す
る負イオン濃度センサーを備えたことにより、所定空間
内の負イオン濃度を検知できる。
【0116】また、所定空間への入室時には、負イオン
発生手段または負イオン送出手段を停止させることによ
り、所定空間に人が侵入した場合にも信頼性の高いシス
テムにすることができる。
【0117】また、所定空間内に、対象物の表面電位を
強制的に低下させる除電手段を備え、所定空間への入室
時には、除電手段を動作させることにより、所定空間に
人が侵入した場合にも信頼性の高いシステムにすること
ができる。
【0118】また、オゾンを発生させるオゾン発生手段
を設け、所定空間内に配置された対象物に対して負イオ
ンとあわせて所定濃度のオゾンを照射することにより、
所定空間内に高濃度負イオンと低濃度オゾンが混在した
空気を供給することが可能となり、微生物の繁殖防止を
効果的に行うことができる。
【0119】また、所定空間内にオゾン濃度を検出する
オゾン濃度センサーを設け、所定空間内のオゾン濃度を
制御することにより、所定空間内のオゾン濃度を指定濃
度以内に押さえながら、微生物の繁殖防止を行うことが
できる。
【0120】また、所定空間は、移送可能な空間である
ことにより、果物等の食品である対象物を産地から販売
所まで、微生物の繁殖を防止しながら輸送できるという
効果がある。
【0121】また、所定空間の負イオンの濃度を104
個/cm3以上とすることにより、微生物の繁殖防止を
より完全に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による負イオンシス
テム(1)を示す概略構成図である。
【図2】 図1の負イオンシステムにおける負イオン発
生手段を示す透視斜視図である。
【図3】 図1の負イオンシステムにおける負イオン発
生手段を模式的に示す構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による負イオンシス
テムにおける拡散手段の例を示す説明図である。
【図5】 この発明の実施の形態1による負イオンシス
テム(2)を示す概略構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態1による負イオンシス
テム(3)を示す概略構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態1による負イオンシス
テム(4)を示す概略構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態2による負イオンシス
テムを示す概略構成図である。
【図9】 図8の負イオンシステムにおける負イオン発
生手段、搬送手段及び自己拡散手段の接続を示す説明図
である。
【図10】 図8の負イオンシステムにおける負イオン
発生手段、搬送手段及び自己拡散手段の接続の別の例を
示す説明図である。
【図11】 この発明の実施の形態3による負イオンシ
ステムを示す概略構成図である。
【図12】 図11の負イオンシステムにおける負イオ
ン発生手段を示す概略構成図である。
【図13】 この発明の実施の形態4による負イオンシ
ステムを示す全体図である。
【図14】 この発明の実施の形態5による負イオンシ
ステムを示す概略構成図である。
【図15】 この発明の実施の形態5による負イオンシ
ステムの別の例を示す概略構成図である。
【図16】 この発明の実施の形態5による負イオンシ
ステムのさらに別の例を示す概略構成図である。
【図17】 この発明の実施の形態6による負イオンシ
ステムを示す概略構成図である。
【図18】 図17の負イオンシステムにおける負イオ
ン送出手段、搬送手段、負イオン発生手段、及び拡散手
段の接続を示す構造図である。
【図19】 従来の負イオンシステムを示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1 負イオン発生手段、2 高電圧印加電極、3 搬送
手段、4 拡散手段、5 対象物、6負イオン送出手
段、7 電源部、8 オゾン除去手段、9 接地電極、
10 所定空間、11 拡散手段、12 円錐形障害
物、13 ルーバー、14 自己拡散手段、15 ノズ
ル、16 オゾン発生手段、17 オゾン濃度センサ
ー、18 負イオン濃度センサー、19 除電器、20
制御器、21 ガイド手段、22 送風機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F25D 23/00 302 F25D 23/00 302M (72)発明者 谷村 泰宏 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 森 美喜男 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 亀山 晋 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 根来 耕一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3L080 AA03 AA08 AC01 BA02 BA07 BA10 BB01 4B022 LN01 LP01 LT06 4C080 AA09 BB05 BB06 CC14 QQ17

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負イオンを発生させる負イオン発生手段
    と、発生させた負イオンを搬送する搬送手段と、搬送さ
    れた負イオンを所定の空間に拡散して放出する拡散手段
    とを備えたことを特徴とする負イオンシステム。
  2. 【請求項2】 拡散手段は、搬送された負イオンを放出
    するとき、その流路を拡大する流路拡大手段であること
    を特徴とする請求項1記載の負イオンシステム。
  3. 【請求項3】 拡散手段は、搬送手段に設けられた多数
    の負イオン放出孔であることを特徴とする請求項1記載
    の負イオンシステム。
  4. 【請求項4】 流路拡大手段は、搬送手段の途中、また
    は出口に備えたことを特徴とする請求項2記載の負イオ
    ンシステム。
  5. 【請求項5】 拡散手段に可動式のルーバーを設け、風
    向を変化させることを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の負イオンシステム。
  6. 【請求項6】 負イオンを発生させる負イオン発生手段
    と、発生させた負イオンを搬送する搬送手段とを有し、
    前記搬送手段に負イオンの流れに自己拡散成分を持たせ
    て負イオンを所定の空間に拡散して放出する自己拡散手
    段とを備えたことを特徴とする負イオンシステム。
  7. 【請求項7】 所定の空間は、負イオン発生手段の設置
    された空間と同一空間または別の空間であることを特徴
    とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の負イオ
    ンシステム。
  8. 【請求項8】 負イオン発生手段内に、負イオンを所定
    空間に送出する負イオン送出手段を備えたことを特徴と
    する請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の負イオン
    システム。
  9. 【請求項9】 負イオン発生手段外に、負イオンを所定
    空間に送出する負イオン送出手段を備えたことを特徴と
    する請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の負イオン
    システム。
  10. 【請求項10】 所定空間内に負イオンを対象物の方向
    に導くガイド手段を備えたことを特徴とする請求項1乃
    至請求項9のいずれかに記載の負イオンシステム。
  11. 【請求項11】 ガイド手段は、接地された電極、正の
    電圧に帯電させた電極または負イオン発生手段を負の電
    圧に帯電させることであることを特徴とする請求項10
    記載の負イオンシステム。
  12. 【請求項12】 所定空間内に負イオン濃度を検出する
    負イオン濃度センサーを備えたことを特徴とする請求項
    1乃至請求項11のいずれかに記載の負イオンシステ
    ム。
  13. 【請求項13】 所定空間への入室時には、負イオン発
    生手段または負イオン送出手段を停止させることを特徴
    とする請求項1乃至から請求項12のいずれかに記載の
    負イオンシステム。
  14. 【請求項14】 所定空間内に、対象物の表面電位を強
    制的に低下させる除電手段を備え、所定空間への入室時
    には、前記除電手段を動作させることを特徴とする請求
    項1乃至請求項13のいずれかに記載の負イオンシステ
    ム。
  15. 【請求項15】 オゾンを発生させるオゾン発生手段を
    設け、所定空間内に配置された対象物に対して負イオン
    とあわせて所定濃度のオゾンを照射することを特徴とす
    る請求項1乃至請求項14のいずれかに記載の負イオン
    システム。
  16. 【請求項16】 所定空間内にオゾン濃度を検出するオ
    ゾン濃度センサーを設け、前記所定空間内のオゾン濃度
    を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項15の
    いずれかに記載の負イオンシステム。
  17. 【請求項17】 所定空間は、移送可能な空間であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項16のいずれかに記
    載の負イオンシステム。
  18. 【請求項18】 所定空間の負イオンの濃度を104
    /cm3以上とすることを特徴とする請求項1乃至請求
    項17のいずれかに記載の負イオンシステム。
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