JP2001169477A - 二次電池の保護方法及び保護回路 - Google Patents

二次電池の保護方法及び保護回路

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JP2001169477A
JP2001169477A JP34853599A JP34853599A JP2001169477A JP 2001169477 A JP2001169477 A JP 2001169477A JP 34853599 A JP34853599 A JP 34853599A JP 34853599 A JP34853599 A JP 34853599A JP 2001169477 A JP2001169477 A JP 2001169477A
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secondary battery
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effect transistor
battery
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Yasuhisa Tojima
泰久 東島
Yukihiro Terada
幸弘 寺田
Hiroshi Nagaoka
寛 長岡
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 充電制御スイッチが破壊するのを防止するこ
と。 【解決手段】 二次電池(300)の両端の電圧(Vc
c)が所定の過充電検出しきい値電圧(Vth(oc))より
も高くなったときに充電制御スイッチ(FET2)をオ
フする。一方、外部接続端子(101,102)間に負
荷を接続したときに充電制御スイッチ(FET2)を直
ちにオンする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、リチウム
イオン電池のような、充電可能な電池(二次電池)を備
えた電池ユニットに用いられる二次電池の保護回路に関
し、特に、過放電防止機構と過充電防止機構とを備えた
二次電池の保護回路に関する。
【0002】
【従来の技術】充電可能な電池(二次電池)のうち、特
にリチウムイオン電池は、過放電、過充電に弱いため、
過放電状態、過充電状態を検出して、過放電状態及び過
充電状態から二次電池を保護するための保護回路が不可
欠である。すなわち、保護回路は、過放電防止機構と過
充電防止機構とを備えている。尚、この保護回路には、
二次電池の放電中における過電流状態をも検出して、過
電流状態から二次電池を保護しているものもある。この
場合、保護回路は、過放電防止機構と過充電防止機構と
過電流防止機構とを備えている。但し、以下では、過放
電防止機構と過充電防止機構とを備えた、二次電池の保
護回路について説明する。
【0003】このような二次電池の保護回路は、例え
ば、特許第2872365号公報(以下、「先行技術文
献」と呼ぶ。)に「充電式の電源回路」として開示され
ている。以下では、この先行技術文献の記載に基づい
て、従来の二次電池の保護回路について説明する。尚、
この先行技術文献では、制御手段についての具体的な構
成について図示してはいないが、以下の説明では、その
明細書の記載に基づいて制御手段の構成を類推し、図示
して説明する。
【0004】図4を参照して、従来の保護回路200’
を備えた電池ユニット100’について説明する。電池
ユニット100’は電池パックとも呼ばれ、正極端子1
01と負極端子102とを持つ。正極端子101及び負
極端子102は外部接続端子とも呼ばれる。正極端子1
01と負極端子102との間には、負荷(図示せず)ま
たは充電器(図示せす)が接続される。
【0005】図示の電池ユニット100’は、少なくと
も1個のリチウムイオン電池(単位電池)301を含む
二次電池300を含む。二次電池300はバッテリ電圧
Vccを発生している。この二次電池300には保護回路
200’が並列に接続されている。保護回路200’
は、過放電防止回路210’と、過充電防止回路22
0’とを有する。
【0006】過放電防止回路210’には、過放電検出
しきい値電圧Vth(od)が設定されている。すなわち、過
放電防止回路210’は、バッテリ電圧Vccと過放電検
出しきい値電圧Vth(od)とを比較し、バッテリ電圧Vcc
が過放電検出しきい値電圧Vth(od)よりも低くなると過
放電と判定して、論理ローレベルの過放電検出信号を出
力する。詳述すると、過放電防止回路210’は、過放
電検出しきい値電圧Vth(od)に対応する過放電検出用基
準電圧を発生するためのツェナーダイオード211と、
バッテリ電圧Vccを分圧する直列接続されたブリーダ抵
抗212,213から成る過放電用抵抗分圧回路と、こ
の過放電用抵抗分圧回路から発生された過放電用分圧電
圧と過放電検出用基準電圧とを比較する過放電検出コン
パレータ214と、この過放電検出コンパレータ214
の出力端子と非反転入力端子との間に接続された過放電
用ヒステリシス回路215’とを有する。
【0007】過放電用分圧電圧が過放電検出用基準電圧
よりも低くなる(すなわち、バッテリ電圧Vccが過放電
検出しきい値電圧Vth(od)よりも低くなる)と、過放電
検出コンパレータ214は論理ローレベルの過放電検出
信号を出力する。一方、バッテリ電圧Vccが、過放電検
出しきい値電圧Vth(od)に過放電用ヒステリシス回路2
15’によって規定された過放電用ヒステリシス電圧V
hy(od)を加えて得られる過放電復帰電圧(Vth(od)+V
hy(od))よりも高くなると、過放電検出コンパレータ2
14は論理ハイレベルの過放電保護解除信号を出力す
る。
【0008】同様に、過充電防止回路220’には、過
充電検出しきい値電圧Vth(oc)が設定されている。すな
わち、過充電防止回路220’は、バッテリ電圧Vccと
過充電検出しきい値電圧Vth(oc)とを比較し、バッテリ
電圧Vccが過充電検出しきい値電圧Vth(oc)よりも高く
なると過充電と判定して、論理ローレベルの過充電検出
信号を出力する。詳述すると、過充電防止回路220’
は、過充電検出しきい値電圧Vth(oc)に対応する過充電
検出用基準電圧を発生するためのツェナーダイオード2
21と、バッテリ電圧Vccを分圧する直列接続されたブ
リーダ抵抗222,223から成る過充電用抵抗分圧回
路と、過充電用抵抗分圧回路から発生された過充電用分
圧電圧と過放電検出用基準電圧とを比較する過充電検出
コンパレータ224と、この過充電検出用コンパレータ
224の出力端子と反転入力端子との間に接続された過
充電用ヒステリシス回路225’とを有する。
【0009】過充電用分圧電圧が過充電検出用基準電圧
よりも高くなる(すなわち、バッテリ電圧Vccが過充電
検出しきい値電圧Vth(oc)よりも高くなる)と、過充電
検出コンパレータ224は論理ローレベルの過充電検出
信号を出力する。一方、バッテリ電圧Vccが、過充電検
出しきい値電圧Vth(oc)から過充電用ヒステリシス回路
225’で規定された過充電用ヒステリシス電圧Vhy(o
c)を引いて得られる過充電復帰電圧(Vth(oc)−Vhy(o
c))よりも低くなると、過充電検出コンパレータ224
は論理ハイレベルの過充電保護解除信号を出力する。
【0010】尚、二次電池300の陰極(−極)と負極
端子102との間には、第1及び第2の電界効果トラン
ジスタFET1及びFET2が直列接続されている。第
1の電界効果トランジスタFET1は放電制御スイッチ
として動作し、第2の電界効果トランジスタFET2は
充電制御スイッチとして動作する。
【0011】第1の電界効果トランジスタFET1のゲ
ートに過放電防止回路210’から論理ローレベルの過
放電検出信号が供給されると、第1の電界効果トランジ
スタFET1はオフする。一方、第1の電界効果トラン
ジスタFET1のゲートに過放電防止回路210’から
論理ハイレベルの過放電保護解除信号が供給されると、
第1の電界効果トランジスタFET1はオンする。同様
に、第2の電界効果トランジスタFET2のゲートに過
充電防止回路220’から論理ローレベルの過充電検出
信号が供給されると、第2の電界効果トランジスタFE
T2はオフする。第2の電界効果トランジスタFET2
のゲートに過充電防止回路220’から論理ハイレベル
の過充電保護解除信号が供給されると、第2の電界効果
トランジスタFET2はオンする。
【0012】上記先行技術文献に記載されているよう
に、第1の電界効果トランジスタFET1は寄生ダイオ
ードDp1を持ち、その順方向が二次電池300の充電方
向になるように接続されている。また、第2の電界効果
トランジスタFET2は、寄生ダイオードDp2を持ち、
その順方向が二次電池300の放電方向になるように接
続されている。
【0013】次に、図5をも参照して、図4に示した電
池ユニット(電池パック)100’の動作について説明
する。最初に放電時の動作について説明し、後で充電時
の動作について説明する。
【0014】放電時には、正極端子101と負極端子1
02との間に負荷(図示せず)が接続される。二次電池
300が放電していくと、図5の点線で示すように、そ
のバッテリ電圧Vccは徐々に低下していく。そして、バ
ッテリ電圧Vccが過放電検出しきい値電圧Vth(od)より
も低くなると、過放電防止回路210’は論理ローレベ
ルの過放電検出信号を出力する。この過放電検出信号に
応答して、第1の電界効果トランジスタFET1はオフ
し、これにより過放電が防止される。
【0015】過放電であることが何らかの報知手段によ
りユーザに知らされると、ユーザは外部接続端子10
1、102間から負荷を取り外し、その代りに外部接続
端子101、102間に充電器(図示せず)を接続す
る。これにより、二次電池300の充電が開始される。
このとき、第1の電界効果トランジスタFET1では、
その寄生ダイオードDp1を介して充電電流が流れる。そ
して、二次電池300のバッテリ電圧Vccが、過放電検
出しきい値電圧Vth(od)に過放電用ヒステリシス電圧V
hy(od)を加えて得られる過放電復帰電圧(Vth(od)+V
hy(od))よりも高くなると、過放電防止回路210’
は、論理ハイレベルの過放電保護解除信号を出力する。
この過放電保護解除信号に応答して、第1の電界効果ト
ランジスタFET1はオンする。
【0016】したがって、充電器が端子101,102
間に接続されてから第1の電界効果トランジスタFET
1がオンするまでの期間、第1の電界効果トランジスタ
FET1ではその寄生ダイオードDp1を介して充電電流
が流れ続けるので、そこでエネルギーが消費される。
【0017】さて、このようして二次電池300の充電
が続けられると、そのバッテリ電圧Vccは、図5の実線
で示すように、徐々に上昇する。そして、バッテリ電圧
Vccが過充電検出しきい値電圧Vth(oc)よりも高くなる
と、過充電検出回路220’は論理ローレベルの過充電
検出信号を出力する。この過充電検出信号に応答して、
第2の電界効果トランジスタFET2はオフし、これに
より過充電が防止される。
【0018】過充電であることが何らかの報知手段によ
りユーザに知らされると、ユーザは充電が完了したと判
断する。そして、ユーザは、外部接続端子101、10
2間から充電器を取り外し、その代りに外部接続端子1
01、102間に負荷を接続する。これにより、二次電
池300から負荷への放電が開始される。このとき、第
2の電界効果トランジスタFET2では、その寄生ダイ
オードDp2を介して放電電流が流れる。そして、二次電
池300のバッテリ電圧Vccが、過充電検出しきい値電
圧Vth(oc)から過充電用ヒステリシス電圧Vhy(oc)を引
いて得られる過充電復帰電圧(Vth(oc)−Vhy(oc))よ
りも低くなると、過充電検出回路220’は論理ハイレ
ベルの過充電保護解除信号を出力する。この過充電保護
解除信号に応答して、第2の電界効果トランジスタFE
T2はオンする。
【0019】したがって、負荷が端子101,102間
に接続されてから第2の電界効果トランジスタFET2
がオンするまでの期間、第2の電界効果トランジスタF
ET2ではその寄生ダイオードDp2を介して放電電流が
流れ続けるので、そこでエネルギーが消費される。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の保護回路200’では、充電時において、一旦、過充
電防止回路220’で過充電状態が検出されて第2の電
界効果トランジスタFET2がオフすると、その後に、
たとえ外部接続端子101、102間に負荷を接続した
としても、第2の電界効果トランジスタFET2はオン
しない。すなわち、過充電用ヒステリシス回路225’
で規定されている過充電用ヒステリシス電圧Vhy(oc)に
よって決まる時間の間、第2の電界効果トランジスタF
ET2ではその寄生ダイオードDp2を介して放電電流が
流れ続ける。この時間の間、第2の電界効果トランジス
タFET2ではエネルギーが消費されることになる。そ
の為、この期間が余りに長いと、第2の電界効果トラン
ジスタFET2で熱が発生し、この発生した熱により第
2の電界効果トランジスタFET2が破壊する虞があ
る。
【0021】したがって、本発明の課題は、充電制御ス
イッチが破壊するのを防止することができる、二次電池
の保護回路を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、外部接
続端子(101,102)間に接続された充電器から二
次電池(300)へ流す充電電流を、充電制御スイッチ
(FET2)のオン/オフにより制御することにより、
前記二次電池(300)を保護する方法において、前記
二次電池(300)の両端の電圧(Vcc)が所定の過充
電検出しきい値電圧(Vth(oc))よりも高くなったとき
に前記充電制御スイッチ(FET2)をオフし、前記外
部接続端子(101,102)間に前記充電器の代りに
負荷を接続したときに前記充電制御スイッチ(FET
2)を直ちにオンするステップを含むことを特徴とする
二次電池の保護方法が得られる。
【0023】また、本発明によれば、外部接続端子(1
01,102)間に接続された充電器から二次電池(3
00)へ流す充電電流を、充電制御スイッチ(FET
2)のオン/オフにより制御することにより、前記二次
電池(300)を保護する回路において、前記二次電池
(300)の両端の電圧(Vcc)が所定の過充電検出し
きい値電圧(Vth(oc))よりも高くなったときに前記充
電制御スイッチ(FET2)をオフする手段と、前記外
部接続端子(101,102)間に前記充電器の代りに
負荷を接続したときに前記充電制御スイッチ(FET
2)を直ちにオンする手段とを有することを特徴とする
二次電池の保護回路が得られる。
【0024】上記括弧内の参照符号は、本発明の理解を
容易にするために付したものであり、一例にすぎず、図
示の態様に限定されないのは勿論である。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について詳細に説明する。
【0026】図1を参照して、本発明の第1の実施の形
態に係る保護回路200を備えた電池ユニット(電池パ
ック)100について説明する。図示の保護回路200
は、過充電防止回路の構成が図4に示したものと相違し
ている点を除いて、図4に示した保護回路200’と同
様の構成を有する。したがって、過充電防止回路に参照
符号220を付し、図4に示したものと同様の機能を有
するものには同一の参照符号を付して、説明の簡略化の
ためにそれらの説明については省略する。
【0027】図示の過充電防止回路220は、過充電用
ヒステリシス回路225’の代りに、電圧発生回路22
6と、放電検出コンパレータ227と、出力制御回路2
28とを有している点を除いて、図4に示した過充電防
止回路220’と同様の構成を有する。
【0028】電圧発生回路226は放電検出用しきい値
電圧V1を発生する。放電検出用コンパレータ227
は、この放電検出用しきい値電圧V1と負極端子102
の電位(すなわち、グランドと負極端子102との間の
電圧)とを比較し、負極端子102の電位が放電検出用
しきい値電圧V1より高くなると、放電状態であると判
断して、放電検出信号を出力する。出力制御回路228
は、過充電検出コンパレータ224の出力と放電検出コ
ンパレータ227の出力とに基づいて、放電制御スイッ
チである第2の電界効果トランジスタFET2をオン又
はオフする。
【0029】詳述すると、過充電検出コンパレータ22
4から過充電検出信号が供給されると、出力制御回路2
28は第2の電界効果トランジスタFET2をオフさせ
るためのオフ制御信号を出力する。一方、放電検出コン
パレータ227から放電検出信号が供給されると、出力
制御回路228は第2の電界効果トランジスタFET2
をオンさせるためのオン制御信号を出力する。このよう
な出力制御回路228は、例えば、サイリスタやフリッ
プフリップ等により構成できる。
【0030】オフ制御信号に応答して、第2の電界効果
トランジスタFET2はオフ状態となり、オン制御信号
に応答して、第2の電界効果トランジスタFET2はオ
ン状態となる。
【0031】次に、図1に示した電池パック100の動
作について説明する。充電時の動作は、前述した従来の
電池パック100’と同様なのでその説明については省
略し、以下では、放電を開始して過充電防止回路220
(第2の電界効果トランジスタFET2)を復帰させる
ときの動作について説明する。
【0032】充電器(図示せず)による二次電池300
の充電が完了すると、充電器の代りに負荷(図示せず)
が正極端子101、負極端子102間に接続される。こ
れより、二次電池300から負荷、第2の電界効果トラ
ンジスタFET2、第1の電界効果トランジスタFET
1を介して放電電流が流れる。この放電電流が流れる
と、負極端子102の電位が放電検出用しきい値電圧V
1より高くなる。したがって、放電検出コンパレータ2
27は放電検出信号を出力する。この放電検出信号に応
答して、出力制御回路228はオン制御信号を出力す
る。このオン制御信号に応答して、第2の電界効果トラ
ンジスタFET2はオン状態となる。
【0033】このように本実施の形態に係る保護回路2
00では、外部接続端子101、102間に負荷を接続
すると、第2の電界効果トランジスタFET2は直ちに
オン状態となる。したがって、第2の電界効果トランジ
スタFET2において無駄なエネルギーが消費されるこ
となく、第2の電界効果トランジスタFET2で熱が発
生するのを防止することができる。その結果、第2の電
界効果トランジスタFET2が破壊するのを防止するこ
とが可能となる。
【0034】図2を参照して、本発明の第2の実施の形
態に係る保護回路200Aを備えた電池ユニット(電池
パック)100Aについて説明する。図示の保護回路2
00Aは、過充電防止回路の構成が図4に示したものと
相違している点を除いて、図4に示した保護回路20
0’と同様の構成を有する。したがって、過充電防止回
路に参照符号220Aを付し、図4に示したものと同様
の機能を有するものには同一の参照符号を付して、説明
の簡略化のためにそれらの説明については省略する。
【0035】図示の過充電防止回路220Aは、さら
に、負荷接続検出回路226Aと、スイッチ227A
と、出力段228Aとを備えている点を除いて、図4に
示した過充電防止回路220’と同様の構成を有する。
【0036】負荷接続検出回路226Aは、負極端子1
02に接続され、外部接続端子101、102間に負荷
が検出されたか否かを検出する。スイッチ227Aは、
過充電用ヒステリシス回路225’と過充電検出コンパ
レータ224の出力端子との間に接続され、負荷接続検
出回路226Aの出力によってオン又はオフされる。出
力段228Aは、過充電検出コンパレータ224と放電
制御スイッチである第2の電界効果トランジスタFET
2のゲートとの間に設けられている。
【0037】次に、図2に示した電池パック200Aの
動作について説明する。充電時の動作は、前述した従来
の電池パック200’と同様なので、その説明について
は省略し、以下では、放電を開始して過充電防止回路2
20A(第2の電界効果トランジスタFET2)を復帰
させるときの動作について説明する。
【0038】先ず、スイッチ227Aはオン状態であ
る。充電器(図示せず)による二次電池300の充電が
完了すると、充電器の代りに負荷(図示せず)が正極端
子101、負極端子102間に接続される。これより、
二次電池300から負荷、第2の電界効果トランジスタ
FET2、第1の電界効果トランジスタFET1を介し
て放電電流が流れる。負荷接続検出回路226Aは、負
荷が接続されたことを検出して、スイッチ227Aをオ
フとする。これにより、過充電用ヒステリシス回路22
5’によるヒステリシスをキャンセルする。二次電池3
00の内部抵抗の影響により、ブリーダ抵抗222及び
223による分圧電圧は、ツェナーダイオード221か
ら発生される過充電検出用基準電圧より低いので、過充
電検出コンパレータ224は論理ハイレベルの過充電保
護解除信号を出力する。この過充電保護解除信号に応答
して、出力段228Aはオン制御信号を出力する。この
オン制御信号に応答して、第2の電界効果トランジスタ
FET2はオン状態となる。
【0039】このように本実施の形態に係る保護回路2
00Aでも、上記保護回路200と同様に、外部接続端
子101、102間に負荷を接続すると、第2の電界効
果トランジスタFET2は直ちにオン状態となる。した
がって、第2の電界効果トランジスタFET2において
無駄なエネルギーが消費されることなく、第2の電界効
果トランジスタFET2で熱が発生するのを防止するこ
とができる。その結果、第2の電界効果トランジスタF
ET2が破壊するのを防止することが可能となる。
【0040】図3を参照して、本発明の第3の実施の形
態に係る保護回路200Bを備えた電池ユニット(電池
パック)100Bについて説明する。図示の保護回路2
00Bは、過充電防止回路の構成が図2に示したものと
相違している点を除いて、図2に示した保護回路200
Aと同様の構成を有する。したがって、過充電防止回路
に参照符号220Bを付し、図2に示したものと同様の
機能を有するものには同一の参照符号を付して、説明の
簡略化のためにそれらの説明については省略する。
【0041】図示の過充電防止回路220Bは、スイッ
チの配置位置が図2に示したものと相違している点を除
いて、図2の過充電防止回路220Aと同様の構成を有
する。したがって、スイッチに参照符号227Bを付し
てある。すなわち、スイッチ227Aは、過充電検出コ
ンパレータ224の出力端子と出力段228Aと間に接
続されており、負荷接続検出回路226Aの出力によっ
てオン又はオフされる。
【0042】次に、図3に示した電池パック200Bの
動作について説明する。充電時の動作は、前述した従来
の電池パック200’と同様なのでその説明については
省略し、以下では、放電を開始して過充電防止回路22
0B(第2の電界効果トランジスタFET2)を復帰さ
せるときの動作について説明する。
【0043】先ず、スイッチ227Bはオン状態であ
る。充電器(図示せず)による二次電池300の充電が
完了すると、充電器の代りに負荷(図示せず)が正極端
子101、負極端子102間に接続される。これより、
二次電池300から負荷、第2の電界効果トランジスタ
FET2、第1の電界効果トランジスタFET1を介し
て放電電流が流れる。負荷接続検出回路226Aは、負
荷が接続されたことを検出して、スイッチ227Bをオ
フとする。これにより、出力段228Aはオン制御信号
を出力する。このオン制御信号に応答して、第2の電界
効果トランジスタFET2はオン状態となる。
【0044】このように本実施の形態に係る保護回路2
00Bでは、外部接続端子101、102間に負荷を接
続すると、第2の電界効果トランジスタFET2は直ち
に強制的にオン状態とする。したがって、第2の電界効
果トランジスタFET2において無駄なエネルギーが消
費されることなく、第2の電界効果トランジスタFET
2で熱が発生するのを防止することができる。その結
果、第2の電界効果トランジスタFET2が破壊するの
を防止することが可能となる。
【0045】以上、本発明について実施の形態によって
説明を例に挙げて説明してきたが、本発明は上述した実
施の形態に限定しないのは勿論である。すなわち、本発
明は、負荷が接続されたときに直ちに放電制御スイッチ
をオン状態にすることができる構成であれば、どのよう
な構成を採用しても良いのは勿論である。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
では、負荷が接続されたときに直ちに充電制御スイッチ
をオンにしているので、無駄なエネルギーが充電制御ス
イッチで消費されることなく、充電制御スイッチで熱が
発生するのを防止することができる。その結果、充電制
御スイッチが破壊するのを防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による二次電池の保護
回路を備えた電池パックの構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施形態による二次電池の保護
回路を備えた電池パックの構成を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明の第3の実施形態による二次電池の保護
回路を備えた電池パックの構成を示すブロック図であ
る。
【図4】従来の二次電池の保護回路を備えた電池パック
の構成を示すブロック図である。
【図5】図4に示した二次電池の保護回路の動作を説明
するための図である。
【符号の説明】
100,100A,100B 電池ユニット(電池パ
ック) 101 正極端子 102 負極端子 200,200A,200B 保護回路 220,220A,220B 過充電防止回路 221 ツェナーダイオード 222,223 ブリーダ抵抗 224 過充電検出コンパレータ 225’ 過充電用ヒステリシス回路 226 電圧発生回路 226A 負荷接続検出回路 227 放電検出コンパレータ 227A、227B スイッチ 228 出力制御回路 228A 出力段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長岡 寛 神奈川県厚木市酒井1601 ミツミ電機株式 会社厚木事業所内 Fターム(参考) 5G003 AA01 BA01 CA12 CA14 CC02 DA13 FA04 GA01 GC01 5H030 AA03 AA04 AA06 AA10 FF42 FF43

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部接続端子間に接続された充電器から
    二次電池へ流す充電電流を、充電制御スイッチのオン/
    オフにより制御することにより、前記二次電池を保護す
    る方法において、 前記二次電池の両端の電圧が所定の過充電検出しきい値
    電圧よりも高くなったときに前記充電制御スイッチをオ
    フし、 前記外部接続端子間に前記充電器の代りに負荷を接続し
    たときに前記充電制御スイッチを直ちにオンするステッ
    プを含むことを特徴とする二次電池の保護方法。
  2. 【請求項2】 外部接続端子間に接続された充電器から
    二次電池へ流す充電電流を、充電制御スイッチのオン/
    オフにより制御することにより、前記二次電池を保護す
    る回路において、 前記二次電池の両端の電圧が所定の過充電検出しきい値
    電圧よりも高くなったときに前記充電制御スイッチをオ
    フする手段と、 前記外部接続端子間に前記充電器の代りに負荷を接続し
    たときに前記充電制御スイッチを直ちにオンする手段と
    を有することを特徴とする二次電池の保護回路。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6518729B2 (en) 2001-02-06 2003-02-11 Mitsumi Electric Co., Ltd. Secondary battery protection circuit capable of reducing time for functional test
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