JP2001167252A - 眼画像作成方法、アイリス認証方法及びアイリス認証装置 - Google Patents

眼画像作成方法、アイリス認証方法及びアイリス認証装置

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JP2001167252A
JP2001167252A JP35169499A JP35169499A JP2001167252A JP 2001167252 A JP2001167252 A JP 2001167252A JP 35169499 A JP35169499 A JP 35169499A JP 35169499 A JP35169499 A JP 35169499A JP 2001167252 A JP2001167252 A JP 2001167252A
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reflection
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Yasuhiro Chiyou
康宏 頂
Takahiro Watanabe
孝弘 渡辺
Akihiro Fujii
明宏 藤井
晃二 ▲高▼木
Koji Takagi
Akitoshi Tsukamoto
明利 塚本
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 眼鏡使用者の認証を簡単かつ高速に行う。 【解決手段】 2つの照明2−1,2−2を切り替え
て、眼画像撮影部10で撮影した2枚の眼画像から、画
像合成部24によって、照明2−1,2−2の眼鏡反射
のない1枚の合成眼画像を作成する。この合成眼画像を
用いてコード生成部30にてアイリスコードを生成し、
照合部33により、生成されたアイリスコードとデータ
ベース40に登録されたアイリスコードとを照合し、被
識別者3を認証する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人間の目のアイリ
ス(虹彩)を用いて個人識別を行うための眼画像作成方
法、アイリス認証方法、及びアイリス認証装置に関し、
特に、眼鏡使用者の認証等を簡単かつ高速に行うことが
できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】アイリスとは、黒目の瞳孔の周囲部分
で、瞳孔の開き具合を調節する筋肉から構成されてお
り、瞳孔より外側に向かってカオス状に発生した皺はそ
の人固有のアイリスパターンを形成する。このため、ア
イリスパターンを用いて個人識別を行うことができる。
【0003】従来から個人認証に関する様々な技術が開
示されており、例えば、次のような文献に記載されるも
のがあった。 文献:IEEE TRANSACTIONS ON PATTERN ANALYSYS AND MA
CHINEINTELLIGENCE、 15 [11] (1993-11) John G.Dau
gman「High Confidence Visual Recognition of Persons
bya Test of Statistical Independence」 P.1148-11
60 前記文献では、アイリスの特徴により個人を認証する技
術が開示されている。この従来の眼画像撮影状況を図2
(a)、(b)に示す。
【0004】前記文献の方式では、カメラ1と照明2を
備え、そのカメラ1に正対した利用者(即ち、被識別
者)3を照明2で照らし、該カメラ1によって被識別者
3の眼4の眼画像を撮影する。眼4には円形の瞳孔4a
があり、この瞳孔4aの周囲に円形のアイリス4bが存
在する。瞳孔4a内には、例えば、照明2に対する白色
の照明部分2aが写し出されている。カメラ1で撮影さ
れた眼画像から、アイリスの特徴を表現したコード(即
ち、アイリスコード)が生成された後、予めデータベー
スに登録されたアイリスコードと照合され、個人が認証
される。このようなアイリス認証装置は、被識別者3の
眼4の画像を、離れた所より撮影して認証を行うため、
被識別者3が装置に接触することなく利用でき、利便性
に優れるという特長を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
アイリス認証方法あるいはアイリス認証装置では、図2
に示すように、撮影するカメラ1と被識別者3に照射す
る照明2とが、比較的近い位置に設置された状態で単一
の方向からの照射によって眼画像を撮影するため、眼鏡
5をかけた被識別者3を認証対象とした時に、撮影のた
めの照明2が眼鏡5のレンズ面に反射し、その眼鏡反射
部分5aが認証に必要な眼4の画像位置と重なるために
認証が行えず、リジェクト(認証不能)となる場合があ
った。また、リジェクトには至らずとも、撮像の際に眼
鏡反射部分5aが眼4に重ならないように被識別者3に
動いてもらう等の負担を強いることもあり、結果として
認証が完了するまでの時間がかかってしまうという課題
もあった。本発明は、前記従来技術が持っていた課題を
解決し、眼鏡使用者の認証等を簡単かつ高速に行うこと
ができる眼画像作成方法、アイリス認証方法及びアイリ
ス認証装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のうちの請求項1の発明では、眼画像作成方
法において、設置位置の異なる複数個の照明手段によっ
て被識別者を照射する照射処理と、前記被識別者に対し
て照明写り込み位置の異なる複数枚の眼画像を撮影する
眼画像撮影処理と、前記撮影された複数枚の眼画像の各
アイリス位置を検出してこの各アイリス位置の位置合わ
せを行い、該各眼画像に存在する各画素の輝度値が閾値
以上か否かの判定を行って閾値より小さい画像に置き換
えることによって該複数枚の眼画像を合成し(即ち、張
り合わせ)、合成眼画像を作成する画像合成処理とを、
行うようにしている。
【0007】このような構成を採用したことにより、複
数個の照明手段によって被識別者が照射され、この被識
別者に対して照明写り込み位置の異なる複数枚の眼画像
が撮影される。撮影された複数枚の眼画像の各アイリス
位置が検出されてこの各アイリス位置の位置合わせが行
われ、その各眼画像に存在する各画素が、輝度値の小さ
い画素に置き換えられてその複数枚の眼画像が合成され
(即ち、張り合わされ)、合成眼画像が作成される。こ
れにより、照明写り込みのない合成眼画像が作成され
る。
【0008】請求項2の発明では、アイリス認証方法に
おいて、設置位置の異なる複数個の照明手段によって被
識別者を照射する照射処理と、前記被識別者に対して照
明写り込み位置の異なる複数枚の眼画像を撮影する眼画
像撮影処理と、前記撮影された複数枚の眼画像の情報を
合成して、照明の写り込みが消去されたアイリス部分の
特徴を表現したアイリスコードを生成する画像合成・コ
ード生成処理と、前記生成されたアイリスコードと予め
登録されたアイリスコードとを照合することによって個
人を認証する照合処理とを、行うようにしている。
【0009】このような構成を採用したことにより、複
数個の照明手段によって被識別者が照射され、この被識
別者に対して照明写り込み位置の異なる複数枚の眼画像
が撮影される。撮影された複数枚の眼画像の情報は合成
され、照明の写り込みが消去されたアイリスコードが生
成され、このアイリスコードと、予めデータベース等に
登録されたアイリスコードとが、照合されて個人が認証
される。
【0010】請求項3の発明では、請求項2のアイリス
認証方法において、画像合成・コード生成処理では、撮
影された複数枚の眼画像を張り合わせて合成画像を作成
した後にこの合成画像のアイリスコードを生成するか、
あるいは撮影された複数枚の眼画像の各アイリスコード
を生成した後にこれらのアイリスコードを合成して照合
用のアイリスコードを生成するようにしている。
【0011】このような構成を採用したことにより、撮
影された複数枚の眼画像は、張り合わされて合成画像が
作成された後に、この合成画像のアイリスコードが生成
されるか、あるいは撮影された複数枚のアイリスコード
が作成された後に、これらのアイリスコードが合成され
て照合用のアイリスコードが生成される。
【0012】請求項4の発明では、アイリス認証方法に
おいて、設置位置の異なる複数個の照明手段によって被
識別者を照射する照射処理と、前記被識別者に対して照
明写り込み位置の異なる複数枚の眼画像を撮影する眼画
像撮影処理と、前記撮影された複数枚の眼画像からアイ
リス部分の特徴を表現したアイリスコードをそれぞれ生
成するコード生成処理と、前記生成された各アイリスコ
ードと予め登録されたアイリスコードとを照合する照合
処理と、前記照合処理の照合結果を合算して照明の写り
込みを消去した後に個人を認証する合成処理とを、行う
ようにしている。
【0013】このような構成を採用したことにより、複
数個の照明手段によって被識別者が照射され、この被識
別者に対して照明写り込み位置の異なる複数枚の眼画像
が撮影される。撮影された複数枚の眼画像からアイリス
コードがそれぞれ生成され、これらの各アイリスコード
が、予めデータベース等に登録されたアイリスコードと
照合され、この照合結果が合算されて照明の写り込みが
消去された後に、個人が認証される。
【0014】請求項5の発明では、アイリス認証装置に
おいて、異なる設置位置からそれぞれ被識別者を照射す
る複数個の照明手段と、前記被識別者に対して照明写り
込み位置の異なる複数枚の眼画像を撮影する眼画像撮影
手段と、前記撮影された複数枚の眼画像を張り合わせて
合成し、照明の写り込みが消去された合成画像を作成す
る画像合成手段と、前記合成画像からアイリス部分の特
徴を表現したアイリスコードを生成するコード生成手段
と、前記生成されたアイリスコードと予め登録されたア
イリスコードとを照合することによって個人を認証する
照合手段とを、備えている。
【0015】このような構成を採用したことにより、複
数個の照明手段によって被識別者が照射され、眼画像撮
影手段によってその被識別者に対して照明写り込み位置
の異なる複数枚の眼画像が撮影される。撮影された複数
枚の眼画像は、画像合成手段によって張り合わされて合
成され、照明の写り込みが消去された合成画像が作成さ
れ、コード生成手段によってその合成画像からアイリス
コードが生成される。生成されたアイリスコードと、予
めデータベース等に登録されたアイリスコードとが、照
合手段によって照合されて個人が認証される。
【0016】請求項6の発明では、請求項5のアイリス
認証装置において、画像合成手段は、撮影された複数枚
の眼画像の各アイリス位置を検出してこの各アイリス位
置の位置合わせを行い、該各眼画像に存在する各画素の
輝度値が閾値以上か否かの判定を行って閾値より小さい
画素に置き換えることによって該複数枚の眼画像を合成
し、合成眼画像を作成する構成にしている。このような
構成を採用したことにより、撮影された複数枚の眼画像
の各アイリス位置が検出されて、この各アイリス位置の
位置合わせが行われる。そして、各眼画像に存在する各
画素が、輝度値の小さい画素に置き換えられて複数枚の
眼画像が合成され(即ち、張り合わされ)、合成眼画像
が作成される。これにより、照明写り込みのない合成眼
画像が作成される。
【0017】請求項7の発明では、アイリス認証装置に
おいて、異なる設置位置からそれぞれ被識別者を照射す
る複数個の照明手段と、前記被識別者に対して照明写り
込み位置の異なる複数枚の眼画像を撮影する眼画像撮影
手段と、前記撮影された複数枚の眼画像からそれぞれ各
アイリス部分の特徴を表現した複数個のアイリスコード
を生成するコード生成手段と、前記複数個のアイリスコ
ードを合成して照明の写り込みが消去された合成アイリ
スコードを生成するコード合成手段と、前記合成アイリ
スコードと予め登録されたアイリスコードとを照合する
ことによって個人を認証する照合手段とを、備えてい
る。
【0018】このような構成を採用したことにより、複
数個の照明手段によって被識別者が照射され、眼画像撮
影手段によってその被識別者に対して照明写り込み位置
の異なる複数枚の眼画像が撮影される。撮影された複数
枚の眼画像から、コード生成手段によってそれぞれアイ
リスコードが生成され、これらのアイリスコードがコー
ド合成手段によって合成されて、照明の写り込みが消去
された合成アイリスコードが生成される。そして、合成
アイリスコードと予めデータベース等に登録されたアイ
リスコードとが、照合手段によって照合されて個人が認
証される。
【0019】請求項8の発明では、請求項7のアイリス
認証装置において、コード合成手段は、アイリスコード
の各ビットが照明の写り込みが生じている位置かどうか
を判定し、照明の写り込みが生じている位置と判定した
ときには、照明の写り込みが生じていない他のアイリス
コードのビットで置換する構成にしている。このような
構成を採用したことにより、コード合成手段により、ア
イリスコードの各ビットが、照明の写り込みが生じてい
る位置かどうかが判定され、照明の写り込みが生じてい
る位置と判定された時には、照明の写り込みが生じてい
ない他のアイリスコードのビットで置換される。これに
より、照明の写り込みのない照合用のアイリスコードが
生成される。
【0020】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態) (構成)図1(a)、(b)は本発明の第1の実施形態
を示すアイリス認証装置の構成図であり、同図(a)は
その全体図、及び同図(b)は同図(a)中の眼画像撮
影部10付近の図であり、従来の図2中の要素と共通の
要素には共通の符号が付されている。
【0021】本実施形態のアイリス認証装置は、眼鏡5
をかけた被識別者3の眼4を撮影してこの眼4のアイリ
ス4bから該被識別者3の認証を簡単かつ高速に行うた
めに、複数個の照明手段(例えば、第1及び第2の照
明)2−1,2−2を切り替えて撮影した複数枚の眼画
像(例えば、第1及び第2の眼画像)EI1,EI2か
ら、該照明2−1,2−2の眼鏡反射のない1枚の合成
眼画像EI1−2を作成することにより、眼鏡反射の影
響を受けないアイリス認証を行うことができるようにし
たものである。
【0022】即ち、被識別者3の左右斜め方向には、こ
の被識別者3を照らすための第1の照明2−1と第2の
照明2−2とが設置されている。さらに、被識別者3の
近くには、眼画像撮影手段(例えば、眼画像撮影部)1
0が設置されている。眼画像撮影部10は、被識別者3
に対して照明写り込み位置の異なる複数枚の眼画像を撮
影するものであり、例えば、カメラ11、キャプチャボ
ード等のアナログ/デジタル変換器(以下「A/D変換
器」という。)12、及びデジタル入出力インタフェー
ス13等の組み合わせから構成されている。
【0023】カメラ11は、被識別者3の眼画像EI
1,EI2を撮影するものであり、この出力側にA/D
変換器12が接続されている。A/D変換器12は、カ
メラ11で撮影したアナログ映像信号をデジタル信号に
変換するものであり、このデジタル信号がデジタル入出
力インタフェース13を介して眼画像撮影部10外へ出
力されるようになっている。眼画像撮影部10の出力側
には主制御部20が接続され、さらにこの主制御部20
の出力側に、認証部30が接続されている。
【0024】主制御部20は、中央処理装置(以下「C
PU」という。)等で構成された主制御部本体21を有
している。主制御部本体21には、これによって制御さ
れる照明制御部22、カメラ制御部23、及び画像合成
手段(例えば、画像合成部)24が接続されている。照
明制御部22は、第1及び第2の照明2−1,2−2の
点滅や光量等を制御するための制御信号S22−1,S
22−2を出力するものである。カメラ制御部23は、
制御信号S23を出力してカメラ11を制御するもので
あり、ピント合わせ等の機能を有している。画像合成部
24は、眼画像撮影部10から入力された第1及び第2
の眼画像EI1,EI2を利用して1枚の眼画像(即
ち、合成眼画像)EI1−2を合成するものである。
【0025】主制御部20の出力側に接続された認証部
30は、認証部本体31、コード生成手段(例えば、コ
ード生成部)32、及び照合手段(例えば、照合部)3
3より構成されている。認証部本体31は、コード生成
部32及び照合部33を制御するものであり、CPU等
で構成されている。コード生成部32は、主制御部20
より供給される合成眼画像EI1−2からアイリス部分
を抽出し、アイリス認証に用いられるアイリスコードE
Cを生成するものである。照合部33は、コード生成部
32で生成されたアイリスコードECと、予め登録手段
(例えば、データベース(DB))40に登録されたア
イリスコードEC0 とを照合し、認証結果を得るもので
ある。
【0026】(アイリス認証方法)図3(a)、(b)
は図1のアイリス認証装置における眼画像を示す図であ
り、同図(a)は第1の照明2−1で照らされた時の第
1の眼画像EI1を示す図、及び同図(b)は第2の照
明2−2で照らされた時の第2の眼画像EI2を示す図
である。図3中の(x0 ,y0 ),(x0′,y0′)は円
形の瞳孔4a及びアイリス4bの中心点座標、P1 ,P
1′,P2 ,P2′はアイリス4b中の画素、(x1 ,y
1 ),(x1′,y1′),(x2 ,y2 ),(x2′,y
2′)は画素P 1 ,P1′,P2 ,P2′の座標の位置、
1 ,I1′,I2 ,I2′は画素P1 ,P1′,P2
2′の輝度値、rは中心点座標(x0 ,y0 ),
(x0′,y0′)から画素P1 ,P1′までの半径、5a
−1,5a−2は円形の眼鏡反射部分である。図4は図
1のアイリス認証装置を用いたアイリス認証処理を示す
フローチャート、及び図5は図1の画像合成部24の処
理を示すフローチャートである。
【0027】以下、図3〜図5を参照しつつ、図1のア
イリス認証装置を用いたアイリス認証方法を説明する。
図4のフローチャートにおいて、まず、ステップST1
の照射処理では、照明制御部22の制御信号S22−1
によって第1の照明2−1を点灯させる。次に、ステッ
プST2の眼画像撮影処理において、眼画像撮影部10
内のカメラ11によって被識別者3の眼画像EI1を取
得し、ステップST3へ進む。ステップST3では、瞳
孔4aの外縁及びアイリス4bの外縁に当てはまる円の
位置及び大きさを求める。これを例えば、円のアイリス
外縁に対する当てはまりの度合いを次式(1)によって
評価し、この値が最も高くなる円の中心位置(即ち、中
心点座標(x0 ,y0 ))及び半径Rを探索すること等
によって行うことができる。
【数1】 ここで、積分記号は中心位置(x,y)、半径rの円周
に沿って画像の輝度値I(x,y)を合算することを表
す。(1)式は、半径rがΔrだけ異なる同心円の間で
の輝度差を評価するものである。
【0028】次に、ステップST4の照射処理におい
て、照明制御部22の制御信号S22−2によって第2
の照明2−2を点灯させ、ステップST5の眼画像撮影
処理において、再度、眼画像撮影部10で被識別者3の
眼画像EI2を取得し、ステップST6へ進む。ステッ
プST6において、眼画像撮影部10で取得した眼画像
EI2の瞳孔外縁及びアイリス外縁に当てはまる円の位
置(即ち、中心点座標(x0′,y0))及び大きさ(即
ち、半径R′)を求める。これらはステップST1〜S
T3の処理と同様にして行い、ステップST7の画像合
成処理へ進む。ステップST7において、ステップST
2で撮影した眼画像EI1とステップST5で撮影した
眼画像EI2から、画像合成部24で1枚の眼画像(即
ち、合成眼画像)EI1−2を合成する。この合成処理
を、図5のフローチャートに示す。
【0029】図5のフローチャートでは、まず、ステッ
プST7−1において、第1の照明2−1を点灯させて
撮影した第1の眼画像EI1上で、瞳孔4aの外縁とア
イリス4bの外縁に囲まれた領域に存在する各画素につ
いて、輝度値を得る。例えば、図3(a)の位置
(x1 ,y1 )の画素P1 の輝度値I1 と、位置
(x2,,y2)の画素P2 の輝度値I2 を得る。そし
て、ステップST7−2において、その輝度値I1 ,I
2 が閾値T以上であるかどうかを判定する。画素P1
輝度値I1 は、眼鏡反射部分5a−1で隠れていないの
で、閾値T以下と判定されてステップST7−4へ進
む。画素P2 の輝度値I2 は、眼鏡反射部分5a−1で
隠れているので、閾値T以上であると判定され、ステッ
プST7−3へ進む。
【0030】ステップST7−3において、ステップS
T5で得た眼画像EI2を用いて、図3(a)の画素P
2 の位置(x2 ,y2 )に対応する図3(b)の画素
2′の位置(x2′,y2′)における輝度値I2′を求
める。画素P2′の位置(x2′,y2′)の値は、例え
ば、画素P2 の位置(x2 ,y2 )に各画像間の中心位
置のずれ量を加え、さらにアイリス半径R,R′の大き
さの違いによる比率を乗じることによって算出すること
ができる。そして、図3(b)の画素P2′の輝度値
2′を、図3(a)の画素P2 の輝度値I2 に置き換
える。ステップST7−4において、ST7−1〜ST
7−3の処理を瞳孔外縁とアイリス外縁に囲まれた領域
に存在する全ての画素について実行したかどうかを判定
し、実行した場合には合成処理を終了する。
【0031】以上の処理により、主制御部20では、第
1と第2の眼画像EI1,EI2から照明2−1,2−
2の眼鏡反射を除去した合成眼画像EI1−2を作成す
ることができるので、図4のステップST8のコード生
成・照合処理へ進む。ステップST8において、コード
生成部32により、合成眼画像EI1−2からアイリス
4bの特徴を表現したアイリスコードECが生成された
後、照合部33により、生成されたアイリスコードEC
と、予めデータベース40に登録されたアイリスコード
EC0 とが照合され、個人の認証が行われる。
【0032】(効果)本実施形態では、眼画像撮影部1
0で撮影された第1と第2の眼画像EI1,EI2を画
像合成部24で張り合わせて合成眼画像EI1−2を作
成するようにしたので、眼鏡反射を除去した眼画像EI
1−2を合成することができ、これによって眼鏡反射の
影響を受けることなく、個人認証を行うことが可能とな
る。なお、第1と第2の照明2−1,2−2の設置位置
は、図3(a)の眼鏡反射部分5a−1と図3(b)の
眼鏡反射部分5a−2とが重ならないような位置であれ
ばよく、例えば、第1と第2の照明2−1,2−2を左
右斜め方向から被識別者3を照らすように設置するのが
好ましい。
【0033】(第2の実施形態) (構成)図6は、本発明の第2の実施形態を示すアイリ
ス認証装置の構成図であり、第1の実施形態を示す図1
中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施形態のアイリス認証装置は、複数個の照明(例え
ば、第1及び第2の照明)2−1,2−2を切り替えて
撮影した複数枚の眼画像(例えば、第1及び第2の眼画
像)EI1,EI2から、それぞれアイリス認証で使用
する第1及び第2のアイリスコードEC1,EC2を生
成し、この第1及び第2のアイリスコードEC1,EC
2を合成することによって、眼鏡反射の影響を受けない
アイリス認証を行うことができるようにしたものであ
る。
【0034】即ち、本実施形態のアイリス認証装置で
は、図1の主制御部20及び認証部30と異なる構成の
主制御部20A及び認証部30Aが、眼画像撮影部10
の出力側に接続されている。主制御部20Aは、図1の
主制御部20内から画像合成部24を削除した構成にな
っている。認証部30Aは、図1の認証部30に対して
新たにコード合成手段(例えば、コード合成部)34を
付加した構成になっている。コード合成部34は、認証
部本体31に接続されて制御され、異なる位置の第1及
び第2の照明2−1,2−2を用いて撮影された第1及
び第2の眼画像EI1,EI2より生成された第1及び
第2のアイリスコードEC1,EC2より、1つのアイ
リスコードEC1−2を合成するものである。
【0035】(アイリス認証方法)図7は図6のアイリ
ス認証装置を用いたアイリス認証処理を示すフローチャ
ート、図8は図6のコード合成部34の処理内容を説明
するための概略図、及び図9は図6のコード合成部34
の処理を示すフローチャートである。なお、図8におい
て、第1及び第2のアイリスコードEC1,EC2内の
各「データ」は、各特徴量毎に固定長のビット列であ
る。
【0036】以下、図7〜図9を参照しつつ、図6のア
イリス認証装置を用いたアイリス認証方法を説明する。
図7のフローチャートにおいて、まず、ステップST1
1の照射処理では、照明制御部22の制御信号S22−
1によって第1の照明2−1を点灯させ、ステップST
12の眼画像撮影処理へ進む。ステップST12では、
眼画像撮影部10によって被識別者3の第1の眼画像E
I1を取得し、ステップST13のコード生成処理へ進
む。ステップST13では、コード生成部32により、
主制御部20Aで取得された第1の眼画像EI1から、
図8に示すように、アイリス4bの特徴を表現した第1
のアイリスコードEC1を生成し、該コード生成部32
内の記憶手段(例えば、生成結果テーブル)32aに格
納する。
【0037】次に、ステップST14の照射処理におい
て、照明制御部22の制御信号S22−2によって第2
の照明2−2を点灯させ、ステップST15の眼画像撮
影処理において、再度、眼画像撮影部10及び主制御部
20によって被識別者3の第2の眼画像EI2を取得
し、ステップST16のコード生成処理へ進む。ステッ
プST16では、主制御部20で取得した第2の眼画像
EI2から、図8に示すように、コード生成部32で第
2のアイリスコードEC2を生成し、これを該コード生
成部32内の生成結果テーブル32aに格納する。これ
らは、ステップST11〜ST13の処理と同様にして
行い、次のステップST17のコード合成処理へ進む。
このコード合成処理を、図9のフローチャートに示す。
【0038】図9のフローチャートでは、まず、ステッ
プST17−1において、図8に示すように、第1のア
イリスコードEC1の各ビットに対応する第1の眼画像
EI1上の位置(即ち、データ1、2、3、…)に、第
1の照明2−1の眼鏡反射が写り込んでいるかどうかを
チェックする。これは、第1のアイリスコードEC1の
各ビットに対応する第1の眼画像EI1上の位置情報を
用いて行うことができ、写り込んでいない時には、「O
K」の情報を生成結果テーブル32aに格納し、写り込
んでいる時には、「NG」の情報を生成結果テーブル3
2aに格納する。
【0039】ステップST17−1でのチェックの結
果、照明2−1の眼鏡反射が写り込んでいると判定され
た場合には、ステップST17−2において、図8に示
すように、第2のアイリスコードEC2での同一ビット
の「OK」のデータ値を取得し、ステップST17−3
で、当該ビットの値を変更する。
【0040】以上の処理をステップST17−4におい
て、第1のアイリスコードEC1の全てのビットについ
て繰り返し行う。これにより、第1及び第2のアイリス
コードEC1,EC2の合成が行われ、図7のステップ
ST18の照合処理へ進む。ステップST18では、照
合部33により、コード合成部34で合成されたアイリ
スコードEC1−2と、データベース40に登録された
アイリスコードEC 0 とが照合され、個人の認証が行わ
れて認証結果を得る。
【0041】(効果)本実施形態では、コード生成部3
2で生成された第1と第2のアイリスコードEC1,E
C2をコード合成部34によって合成するようにしたの
で、眼鏡反射の影響を受けないアイリスコードEC1−
2を生成することができる。これにより、眼鏡反射の影
響を受けることなく、認証することが可能となる。
【0042】(第3の実施形態) (構成)図10は、本発明の第3の実施形態を示すアイ
リス認証装置の構成図であり、第2の実施形態を示す図
6中の要素と共通の要素には共通の符号が付されてい
る。
【0043】本実施形態のアイリス認証装置は、複数個
の照明(例えば、第1及び2の照明)2−1,2−2を
切り替えて撮影した複数枚の眼画像(例えば、第1及び
第2の眼画像)EI1,EI2から、それぞれアイリス
認証で使用する第1及び第2のアイリスコードEC1,
EC2を生成し、この第1及び第2のアイリスコードE
C1,EC2と予め登録されたアイリスコードEC0
1,EC0 2とを照合した結果得られる第1及び第2の
照合値MT1,MT2を合成することによって、眼鏡反
射の影響を受けないアイリス認証を行うことができるよ
うにしたものである。
【0044】即ち、本実施形態のアイリス認証装置で
は、図6の認証部30Aに代えて異なる構成の認証部3
0Bが設けられている点が、第2の実施形態と異なって
いる。認証部30Bでは、図6の認証部30A内のコー
ド合成部34に代えて、照合値合成部35が設けられて
いる。照合値合成部35は、認証部本体31に接続され
て制御され、異なる位置の第1及び第2の照明2−1,
2−2を用いて撮影された第1及び第2の眼画像EI
1,EI2より生成された第1及び第2のアイリスコー
ドEC1,EC2と、データベース40に登録されたア
イリスコードEC01,EC0 2とを、照合した結果得
られる第1及び第2の照合値MT1,MT2より、1つ
の照合値MT1−2を合成するものである。
【0045】(アイリス認証方法)図11は図10のア
イリス認証装置を用いたアイリス認証処理を示すフロー
チャート、図12は図10の照合値合成部35の処理を
示す概略図、及び図13は図10の照合値合成部35の
処理を示すフローチャートである。
【0046】以下、図11〜図13を参照しつつ、図1
0のアイリス認証装置を用いたアイリス認証方法を説明
する。図11のフローチャートにおいて、まず、ステッ
プST21の照射処理では、照明制御部22の制御信号
S22−1によって第1の照明2−1を点灯させ、ステ
ップST22の眼画像撮影処理へ進む。ステップST2
2では、眼画像撮影部10によって被識別者3の第1の
眼画像EI1を取得し、主制御部20Aを介して認証部
30Bへ送る。次に、ステップST23のコード生成処
理において、主制御部20Aから与えられた第1の眼画
像EI1から、コード生成部32によって第1のアイリ
スコードEC1を生成し、ステップST24の照射処理
へ進む。
【0047】ステップST24では、照明制御部22の
制御信号S22−2によって第2の照明2−2を点灯さ
せ、ステップST25の眼画像撮影処理において、再
度、眼画像撮影部10によって被識別者3の第2の眼画
像EI2を取得し、主制御部20Aを介して認証部30
Bへ送り、ステップST26のコード生成処理へ進む。
ステップST25では、主制御部20Aから与えられた
第2の眼画像EI2から、コード生成部32によって第
2のアイリスコードEC2を生成し、ステップST27
の照合処理へ進む。
【0048】ステップST27では、照合部33によ
り、第1のアイリスコードEC1とデータベース40に
登録されたアイリスコードEC0 1との照合を行い、図
12に示すような第1の照合値MT1を得る。さらに、
ステップST28の照合処理において、照合部33によ
り、第2のアイリスコードEC2とデータベース40に
登録されたアイリスコードEC0 2との照合を行い、図
12に示すような第2の照合値MT2を得る。ここでい
う第1及び第2の照合値MT1,MT2とは、予めデー
タベース40に登録されているアイリスコードEC
0 1,EC0 2と比較して得られる、様々な特徴量に対
する類似度を算出した値の集合体である。
【0049】次に、ステップST29の照合値合成処理
において、ステップST27及びST28で得られた第
1及び第2の照合値MT1,MT2を合成する。この合
成処理を、図13のフローチャートに示す。図13のフ
ローチャートにおいて、まず、ステップST29−1に
おいて、照合値合成部35では、図12に示すように、
第1の照合値MT1について、算出された各特徴量に対
応する類似度が、その照合過程において第1の照明2−
1の眼鏡反射を検出したか否かの情報を確認する。この
ステップST29−1のチェックの結果、照明2−1の
眼鏡反射の写り込みがなかったと判定された時には、
「OK」の情報が該照合値合成部35内の記憶手段(例
えば、照合結果テーブル)35aに格納されてステップ
ST29−3へ進み、眼鏡反射の写り込みがあったと判
定された時には、「NG」の情報が照合結果テーブル3
5aに格納される。
【0050】照明2−1の眼鏡反射の写り込みがあった
と判定された場合には、ステップST29−2におい
て、第2の照合値MT2での同一の特徴量に対応した類
似度の値を取得し、ステップST29−3において、そ
の類似度の値を参照してその値で第1の照合値MT1の
当該類似度の値を変更する。
【0051】以上の処理をステップST29−4におい
て、第1の照合値MT1の全ての特徴量に対応する類似
度の値について繰り返し行う。これにより、第1及び第
2の照合値MT1,MT2の合成が実施され、図11の
ステップST30の照合処理へ進む。ステップST30
において、照合部33では、ステップST29で合成さ
れた照合値MT1−2をもとに、総合的な類似度を算出
し、認証結果を得る。
【0052】(効果)本実施形態では、照合値合成部3
5により、眼鏡反射の影響を受けないアイリスの照合値
MT1−2を合成することができるため、眼鏡反射の影
響を受けることなく、認証することが可能となる。
【0053】(利用形態等) (1) 図1の2個の照明2−1,2−2の設置位置
は、図3(a)、(b)に示すように、眼鏡反射部分5
a−1と5a−2が重ならないような位置であれば、該
照明2−1,2−2をどのような位置に設置してもよ
い。また、実施形態では、2個の照明2−1,2−2を
用いて2枚の眼画像EI1,EI2を撮影する方法ある
いは装置について説明したが、これらの照明2−1,2
−2の個数及び眼画像EI1,EI2の枚数は2以上の
任意の数でよい。
【0054】(2) 本発明のアイリス認証方法あるい
はアイリス認証装置は、入退室管理等、本人認証を必要
とするあらゆる形態の認証方法あるいは認証装置におい
て、特に眼鏡反射によるリジェクトを回避し、眼鏡使用
者の認証を高速に行う方法あるいは装置として利用する
ことができる。
【0055】(3) 本発明の図1に示す第1の実施形
態のアイリス認証方法あるいはアイリス認証装置は、例
えば、眼画像による検診等、照明写り込みのない眼画像
を必要とする場合の眼画像作成方法あるいは眼画像撮影
装置としても利用可能である。
【0056】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のう
ちの請求項1の発明によれば、画像合成処理によって複
数枚の眼画像を張り合わせて合成し、合成眼画像を作成
するようにしたので、照明の眼鏡反射による影響を除去
した合成眼画像を作成することができる。請求項2及び
3の発明によれば、画像合成・コード生成処理によって
照明の写り込みが消去されたアイリスコードを生成し、
このアイリスコードと予め登録されたアイリスコードと
を照合することによって個人を認証をするようにしたの
で、照明の眼鏡反射による影響を除去した認証を行うこ
とができ、これによって眼鏡反射によるリジェクトを回
避することができる。また、撮像の際に眼鏡反射部分が
眼に重ならないように被識別者に動いてもらう等の負担
を強いることもない。従って、眼鏡使用者の認証を高速
に行うことができる。
【0057】請求項4の発明によれば、合成処理によ
り、照合処理の照合結果を合算して照明の写り込みを消
去し、個人を認証するようにしたので、眼鏡反射の影響
を受けないアイリスの照合結果を合成することができ、
眼鏡反射の影響を受けることなく、認証することが可能
となる。請求項5及び6の発明によれば、撮影された複
数枚の眼画像を張り合わせて合成し、照明の写り込みが
消去された合成画像を作成する画像合成手段を設けたの
で、眼鏡反射を除去した眼画像を合成することができ、
これによって眼鏡反射の影響を受けることなく、個人認
証を行うことが可能となる。
【0058】請求項7及び8の発明によれば、複数個の
アイリスコードを合成して照明の写り込みが消去された
合成アイリスコードを生成するコード合成手段を設けた
ので、眼鏡反射の影響を受けないアイリスコードを合成
することができ、これによって眼鏡反射の影響を受ける
ことなく、認証することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すアイリス認証装
置の構成図である。
【図2】従来の眼画像撮影状況を示す図である。
【図3】図1の眼画像を示す図である。
【図4】図1のアイリス認証処理を示すフローチャート
である。
【図5】図1の画像合成部24の処理を示すフローチャ
ートである。
【図6】本発明の第2の実施形態を示すアイリス認証装
置の構成図である。
【図7】図6のアイリス認証処理を示すフローチャート
である。
【図8】図6のコード合成部34の処理を示す概略図で
ある。
【図9】図6のコード合成部34の処理を示すフローチ
ャートである。
【図10】本発明の第3の実施形態を示すアイリス認証
装置の構成図である。
【図11】図10のアイリス認証処理を示すフローチャ
ートである。
【図12】図10の照合値合成部35の処理を示す概略
図である。
【図13】図10の照合値合成部35の処理を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
2−1,2−2 照明 3 被識別者 4 眼 4a 瞳孔 4b アイリス 5 眼鏡 5a,5b 眼鏡反射部分 10 眼画像撮影部 20,20A 主制御部 22 照明制御部 23 カメラ制御部 24 画像合成部 30,30A,30B 認証部 32 コード生成部 33 照合部 34 コード合成部 35 照合値合成部 40 データベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 明宏 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 ▲高▼木 晃二 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 塚本 明利 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 Fターム(参考) 4C038 VA07 VB04 VC01 VC05 5B043 AA09 BA04 DA05 EA14 GA02 5B047 AA23 AB02 BC12 DA10 DB10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設置位置の異なる複数個の照明手段によ
    って被識別者を照射する照射処理と、 前記被識別者に対して照明写り込み位置の異なる複数枚
    の眼画像を撮影する眼画像撮影処理と、 前記撮影された複数枚の眼画像の各アイリス位置を検出
    してこの各アイリス位置の位置合わせを行い、該各眼画
    像に存在する各画素の輝度値が閾値以上か否かの判定を
    行って閾値より小さい画素に置き換えることによって該
    複数枚の眼画像を合成し、合成眼画像を作成する画像合
    成処理とを、 行うことを特徴とする眼画像作成方法。
  2. 【請求項2】 設置位置の異なる複数個の照明手段によ
    って被識別者を照射する照射処理と、 前記被識別者に対して照明写り込み位置の異なる複数枚
    の眼画像を撮影する眼画像撮影処理と、 前記撮影された複数枚の眼画像の情報を合成して、照明
    の写り込みが消去されたアイリス部分の特徴を表現した
    アイリスコードを生成する画像合成・コード生成処理
    と、 前記生成されたアイリスコードと予め登録されたアイリ
    スコードとを照合することによって個人を認証する照合
    処理とを、 行うことを特徴とするアイリス認証方法。
  3. 【請求項3】 画像合成・コード生成処理では、撮影さ
    れた複数枚の眼画像を張り合わせて合成画像を作成した
    後にこの合成画像のアイリスコードを生成するか、ある
    いは撮影された複数枚の眼画像の各アイリスコードを生
    成した後にこれらのアイリスコードを合成して照合用の
    アイリスコードを生成することを特徴とする請求項2記
    載のアイリス認証方法。
  4. 【請求項4】 設置位置の異なる複数個の照明手段によ
    って被識別者を照射する照射処理と、 前記被識別者に対して照明写り込み位置の異なる複数枚
    の眼画像を撮影する眼画像撮影処理と、 前記撮影された複数枚の眼画像からアイリス部分の特徴
    を表現したアイリスコードをそれぞれ生成するコード生
    成処理と、 前記生成された各アイリスコードと予め登録されたアイ
    リスコードとを照合する照合処理と、 前記照合処理の照合結果を合算して照明の写り込みを消
    去した後に個人を認証する合成処理とを、 行うことを特徴とするアイリス認証方法。
  5. 【請求項5】 異なる設置位置からそれぞれ被識別者を
    照射する複数個の照明手段と、 前記被識別者に対して照明写り込み位置の異なる複数枚
    の眼画像を撮影する眼画像撮影手段と、 前記撮影された複数枚の眼画像を張り合わせて合成し、
    照明の写り込みが消去された合成画像を作成する画像合
    成手段と、 前記合成画像からアイリス部分の特徴を表現したアイリ
    スコードを生成するコード生成手段と、 前記生成されたアイリスコードと予め登録されたアイリ
    スコードとを照合することによって個人を認証する照合
    手段とを、 備えたことを特徴とするアイリス認証装置。
  6. 【請求項6】 画像合成手段は、撮影された複数枚の眼
    画像の各アイリス位置を検出してこの各アイリス位置の
    位置合わせを行い、該各眼画像に存在する各画素の輝度
    値が閾値以上か否かの判定を行って閾値より小さい画素
    に置き換えることによって該複数枚の眼画像を合成し、
    合成眼画像を作成する構成にしたことを特徴とする請求
    項5記載のアイリス認証装置。
  7. 【請求項7】 異なる設置位置からそれぞれ被識別者を
    照射する複数個の照明手段と、 前記被識別者に対して照明写り込み位置の異なる複数枚
    の眼画像を撮影する眼画像撮影手段と、 前記撮影された複数枚の眼画像からそれぞれ各アイリス
    部分の特徴を表現した複数個のアイリスコードを生成す
    るコード生成手段と、 前記複数個のアイリスコードを合成して照明の写り込み
    が消去された合成アイリスコードを生成するコード合成
    手段と、 前記合成アイリスコードと予め登録されたアイリスコー
    ドとを照合することによって個人を認証する照合手段と
    を、 備えたことを特徴とするアイリス認証装置。
  8. 【請求項8】 コード合成手段は、アイリスコードの各
    ビットが照明の写り込みが生じている位置かどうかを判
    定し、照明の写り込みが生じている位置と判定したとき
    には、照明の写り込みが生じていない他のアイリスコー
    ドのビットで置換する構成にしたことを特徴とする請求
    項7記載のアイリス認証装置。
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