JP2001165935A - 検体情報処理システムおよび検体情報処理方法 - Google Patents

検体情報処理システムおよび検体情報処理方法

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JP2001165935A
JP2001165935A JP35138099A JP35138099A JP2001165935A JP 2001165935 A JP2001165935 A JP 2001165935A JP 35138099 A JP35138099 A JP 35138099A JP 35138099 A JP35138099 A JP 35138099A JP 2001165935 A JP2001165935 A JP 2001165935A
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JP35138099A
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English (en)
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Kanji Akazawa
▲寛▼治 赤澤
Koichi Hayama
光一 葉山
Kenji Yamazaki
謙司 山崎
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Fuaruko Bio Syst Kk
Original Assignee
Fuaruko Bio Syst Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 医療機関で採取された検体に対する検査依頼
書と、当該検体が収納されている検体容器との整合性の
確認作業を改善し、検査報告書作成までのコストを低減
する検体情報処理システムおよび検体情報処理方法を提
供すること。 【解決手段】 医療機関ではOCR用の検査依頼書の作
成(業務X)を行ない、検査業者は検査依頼書に検体容
器の受取本数と患者名を記入する。検査依頼書pxと検
体容器qxは出先機関に搬入される。出先機関では、検
体容器の受取本数を読み出し、受取本数分の検体バ−コ
−ドラベルLを作成して検体容器に貼り付け、検体容器
qyを検査センタ−に搬入する(業務Y)。また、検査
依頼書から検査項目を抜き出して検査指示デ−タqyを
作成し、検査センタ−に直接送信する(業務Z)。検査
センタ−はバ−コ−ドを読み出し検査デ−タを作成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療機関で採取さ
れた検体に対する検査依頼書と、当該検体が収納されて
いる検体容器との整合性の確認作業を改善すると共に、
検査報告書作成までのコストを低減する検体情報処理シ
ステムおよび検体情報処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】小規模な病院や個人開業医等の医療機関
では、血液等の採取した検体について、検査のための施
設がなく、また、検査担当者も不在である場合が多い。
このため、このような医療機関においては、検査業者に
検体の検査を依頼する場合がある。検査業者は、検査依
頼書と共に血液等の採取した検体を収納した検体容器を
医療機関から回収し、専用の検査センタ−で所定の検査
を行い、検査報告書を医療機関に納品している。
【0003】図7は、前記顧客である医療機関が検査業
者に検体の検査を依頼し、検査業者が報告書を納品する
際の、検体情報処理システムの一連の業務フロ−を示す
概略の説明図である。図7において、(a)は、医療機
関の業務でA、Gの業務を行なう。(b)は、検査業者
の集配中の業務で、Baの業務を行なう。
【0004】(c)は、検査業者の営業所、出張所等の
出先機関の業務で、C、Fの業務を行なう。(d)は、
検査業者の本部の業務でDの業務を行なう。(e)は、
検査業者の検査センタ−の業務でEの業務を行なう。こ
のように、検査業者の出先機関、本部、検査センタ−は
それぞれ医療機関とは独立して配置されている。
【0005】次に、前記Aの業務について説明する。医
療機関においては、患者から採取した血液等の検体を、
採取者(患者)の氏名等が記載されているラベルを貼り
付けた容器qaに収納する(以下、このような検体を収
納した容器を検体容器という)。また、医療機関名、患
者名、検査の依頼項目等を記入した検査依頼書pを作成
する。
【0006】この検査依頼書は2枚1組で、2枚目は複
写される用紙を使用している。そして、1枚目を医療機
関の控えとし、2枚目が検査業者の担当者に渡される。
この検査依頼書は、光学的マ−ク読み取り方式の読取機
(OMR)で、所定の検査依頼項目が読み取られる。検
査業者の担当者は、医療機関内で検体容器と検査依頼書
を回収し、検体容器qaと依頼書pを突き合わせて、患
者名等の整合性を確認する。
【0007】医療機関と検査業者の出先機関との距離が
短い場合には、検査業者の担当者は自動車や徒歩で移動
するが、前記距離が長い場合には、検査業者の担当者は
鉄道車両や航空機等の高速交通機関を利用して移動し、
医療機関で回収した検体容器qaと検査依頼書pを出先
機関に搬入する。
【0008】検査業者の集配中の業務Baについて説明
する。前記のように、検査依頼書はOMR方式で読み取
られるように作成されているが、検査業者の担当者に渡
される用紙は赤色となっている。このため、白色の用紙
と反射光が同様に形成され、検査業者はマ−クされた項
目を目視により確認するできるが、このままの状態では
OMRでは読み取りができず、検査業者の担当者が検査
依頼書にリマ−クする必要がある。
【0009】検査業者の担当者が移動する距離が長い場
合には、乗り物の待ち時間や乗り物内でこのリマ−ク作
業を行なう。また、時間的に余裕がある場合には、更
に、検体容器に検査用のラベルを貼り付ける業務が行わ
れることもある。
【0010】出先機関の業務Cについて説明する。ここ
では、前記検査依頼書のリマ−クや検体容器に検査用の
ラベルを貼り付ける業務の残り分の作業を行なう。ま
た、検体の番号を採番してから、当該番号が付与された
検査用のラベルを検体容器に貼り付ける。この検査用の
ラベルが貼り付けられた検体容器qbは、検査指示デ−
タに先行して検査センタ−に送る。
【0011】このように、検体容器qbを検査指示デ−
タに先行して検査センタ−に送るのは、出先機関と検査
センタ−とは距離的に離間していることが多く、検体容
器の移動に時間がかかるためである。出先機関の担当者
は、本部にリマ−クした検査依頼書を持参する。
【0012】なお、特定の医療機関から回収した検査依
頼書と検体容器数が多数のために、前記医療機関におい
て、検査業者の担当者が行なっている検査依頼書と検体
容器との整合性の突合せ業務が終了していない場合に
は、出先機関で当該突合せの業務が行われる場合もあ
る。
【0013】本部の業務Dについて説明する。検査依頼
書をOMRで読み取り、検査依頼項目のデ−タを大型の
コンピュ−タに入力する。また、患者名等の属性を全件
前記大型のコンピュ−タに入力する。そして、前記属性
毎に検査依頼項目を対応させた検査指示デ−タrを作成
して、検査センタ−に送信する。これらの業務は、検体
容器qbが出先機関から検査センタ−に送られている間
の時間を用いて実行される。
【0014】検査センタ−の業務Eは、検査指示デ−タ
rと先行して送られてきた検体容器qbの患者名と検体
番号を突き合わせ、検査指示デ−タrに基づいて、検体
に対して所定の検査を行なう。また、検査結果に基づい
て検査デ−タsaを作成し、出先機関に送信する。な
お、グラフ等の特殊な検査デ−タsbは、出先機関を通
さずに直接医療機関に送信される場合もある。
【0015】出先機関の業務Fは、検査センタ−から送
信されてきた検査デ−タsaに基づいて検査報告書tを
作成する。また、検査依頼書pと検査報告書tとを突き
合わせて、患者名や検査の依頼項目の突合せをして内容
確認を行なう。内容確認が終了すると、検査報告書tは
医療機関に納品される。医療機関は、業務Gで納品され
た検査報告書tの確認を行なう。
【0016】検査業者は1日に数万件のデ−タを扱うた
め、大型のコンピュ−タを備えた本部を設置している。
また、本部の他に、検体の検査業務を行なう検査センタ
−と、医療機関との直接の窓口となっている出先機関と
を配置している。出先機関は全国に数十個所分散して設
置されている。
【0017】検体を検査する際には、医療機関と、業務
内容が異なり距離も離れている検査業者の三種の組織
(出先機関、本部、検査センタ−)間で、検査依頼書や
検体容器を移動させている。検査報告書の納期は、1日
程度の場合が多いので、検査業者は迅速な処理を図る必
要があり、前記のように検査依頼書と検体容器を切り離
して、検体容器を先行して検査センタ−に搬入する必要
がある。
【0018】医療機関で採取した検体は検体容器に収納
されて、検査依頼書と共に検査業者に渡され、検査業者
は、出先機関、本部、検査センタ−においてそれぞれ前
記のような業務を行い、検査報告書を医療機関に納品し
ている。このように、医療機関および、検査業者の出先
機関と、本部と、検査センタ−との間では、検査依頼
書、検査指示デ−タ、検査デ−タ、検査報告書のような
検体情報が形成されて関係部署間で送受されており、検
体情報処理システムが構成されている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、採取し
た検体毎に検査依頼書を医療機関側で作成しているが、
患者によっては一度に複数本の検体を採取する場合があ
る。このような場合に、同一患者の検体容器の受取本数
と検査依頼書の冊数が相違していることを医療機関側も
検査業者側も見落としているまま、検体容器が検査セン
タ−に搬入されてしまうと、どの医療機関から回収され
た検体容器と検査依頼書とが整合していないのかを短時
間で判断することが困難になり、検体情報の迅速な処理
に支障をきたすという問題があった。
【0020】また、出先機関から検査センタ−に検体容
器は直送されるが、検査依頼書の内容は出先機関から本
部経由で検査センタ−に送付されている。すなわち、検
査依頼書に基づく検査指示デ−タと検体容器とは分離し
て検査センタ−に送付されている。検査センタ−におい
ては、検査指示デ−タと検体容器とを突き合わせる際
に、患者名と検体番号をキ−として目視で整合性を判断
している。
【0021】しかしながら、本部のデ−タ処理数は、前
記のように1日に数万件以上となるために、検査センタ
−においても大量の検査指示デ−タと検体容器とを突き
合わせて整合性を判断しなければならなくなる。このた
め、例えば同姓同名の患者の場合等に前記整合性を確認
する際の判断ミスが発生して、正確な検査デ−タを作成
することができない場合があるという問題があった。
【0022】更に、検査依頼書がOMR読み取り方式の
用紙で作成されているので、検査業者は検査依頼書にリ
マ−クする作業を必要としており、作業が煩雑になると
いう問題があった。
【0023】なお、従来においては、前記のように離間
した位置に配置されている出先機関、本部、検査センタ
−という、検査業者の業務内容が異なる三種の組織間で
の移動を伴うので、検査依頼書と検体容器との流通経路
が複雑でコストが高くなるという問題があった。
【0024】本発明はこのような問題に鑑み、医療機関
で採取された検体に対する検査依頼書と、当該検体が収
納されている検体容器との整合性の確認作業を改善する
と共に、検査報告書作成までのコストを低減する検体情
報処理システムおよび検体情報処理方法の提供を目的と
する。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、検体情報作成システムを、
検体を採取する医療機関に対して、情報処理担当部署
と、検査デ−タを作成する検査部署とがそれぞれ独立し
て配置されており、前記検体を収納した検体容器を、前
記情報処理担当部署と前記検査部署とに移動させつつ、
各部署において所定の処理を実行する検体情報処理シス
テムであって、前記検体に対する光学文字読み取り(O
CR)用の検査依頼書に検体採取の対象名と検体容器の
受取本数の記入欄を設け、前記情報処理担当部署におい
て、前記OCRで検査依頼書を読み取り、検体容器の受
取本数に相当する枚数のバ−コ−ドラベルに検体番号を
付与すると共に検体採取の対象名をイメ−ジで印字して
発行し、それぞれ該当する検体容器に貼り付け、前記検
査依頼書に基づいて検査指示デ−タを作成し、前記検査
部署において、当該バ−コ−ドを読み出して検査指示デ
−タと対応させ、検査指示デ−タに基づき検体の検査デ
−タを作成し、前記検査デ−タに基づいて情報処理担当
部署で検査報告書を作成する構成としている。
【0026】また、請求項2に係る発明は、検体情報処
理方法を、医療機関で検体を採取する段階と、光学文字
読み取り(OCR)用の検査依頼書に前記検体採取の対
象名と検体を収納する検体容器の受取本数を記入する段
階と、前記検体容器と検査依頼書を医療機関とは独立し
て配置されている情報処理担当部署に搬入する段階と、
当該情報処理担当部署において、前記検体容器の受取本
数に相当する枚数のバ−コ−ドラベルに検体番号を付与
すると共に検体採取の対象名をイメ−ジで印字して発行
し、それぞれ該当する検体容器に貼り付ける段階、およ
び、検査依頼書に基づいて検査指示デ−タを作成する段
階と、検査部署に、バ−コ−ドラベルが貼り付けられた
検体容器を搬入する段階、および、前記検査指示デ−タ
を送信する段階と、バ−コ−ドを読み出して検査指示デ
−タと対応させ、検査指示デ−タに基づき検体の検査デ
−タを作成する段階と、検査デ−タを前記情報処理担当
部署に送信する段階と、検査デ−タに基づき情報処理担
当部署で検査報告書を作成する段階とからなる構成とし
ている。
【0027】上記請求項1に係る発明の特徴によれば、
検査依頼書はOCR読み取り用の用紙で形成している。
このため、検査依頼書のリマ−クが不要となり、検査業
者の作業負担が軽減される。また、検査依頼書に検体容
器の受取本数の記入欄を設けている。このため、検査依
頼書の冊数と検体容器の受取本数との整合性の確認を容
易に行なうことができる。
【0028】また、検査依頼書に記入された検体容器の
受取本数に基づいて、検体番号を付与すると共に検体採
取の対象名をイメ−ジで印字したバ−コ−ドラベルを発
行している。このため、バ−コ−ドラベルを検体容器に
貼り付ける際に、検体容器に記入されている検体採取の
対象名との照合が容易でバ−コ−ドラベルを間違うこと
なく該当の検体容器に貼り付けることができる。また、
前記のようなバ−コ−ドラベルを各検体容器に貼り付け
ているので、検体容器の受取本数と検査依頼書の冊数が
相違している場合には、どの医療機関のものが相違して
いるかを短時間で確認でき、事後処理を迅速に行なえ
る。
【0029】また、検査部署では、検体容器に貼られた
バ−コ−ドを読み出して検査指示デ−タと対応させ、検
査指示デ−タに基づき検体の検査デ−タを作成してい
る。このため、検体を取り違えることなく正確に検査デ
−タを作成することができる。
【0030】また、請求項2に係る発明の特徴によれ
ば、医療機関、情報処理担当部署、検査部署の三個所間
で検体情報処理を実行しているので、従来よりも流通機
構が簡略化されており、コストを低減することができ
る。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図により説明する。本発明においては、医療機関で作
成する検査依頼書は、光学的文字読み取り方式の読取機
(OCR)で読み取られる用紙を使用している。図2
(a)、(b)はこのような検査依頼書の一例を示す説
明図である。図2(a)、(b)に示すように、各患者
毎の検査依頼書は、2枚1組で作成されている。
【0032】検査依頼書には、顧客名称(医療機関
名)、顧客コ−ド、検査依頼項目等が印刷されている。
この検査依頼書の1枚目は検査業者用に、また、複写し
た2枚目を医療機関の控えとしている。これは、従来の
ように複写用紙を検査業者が使用することにすると、複
写用紙に塵埃が付着した状態のままでOCRで読み取る
ことになり、OCRが誤認して文字を読み取る恐れがあ
るからである。
【0033】図3は、患者の検体を収納する検体容器の
例を示す説明図である。この検体容器は従来使用のもの
と同じであり、ラベルに患者の氏名を記入する。また、
「A1」の表示は、容器の種類(どのような検査目的の
容器か)を表すものである。
【0034】図4は、医療機関内で、検査業者が検査依
頼書に記入する事項を示す説明図、図5は医療機関から
検査業者の担当者に引き渡される検体容器の例を示す説
明図である。図5に示すように、検査業者の担当者が患
者名「甲野一郎」の検体容器qxを医療機関から2本受
領する。この検体容器qxは、種類A1のものと、種類
Bのものが含まれている。
【0035】この場合には、検査業者の担当者は、検体
容器qxに記入されている患者名を確認して、検査依頼
書pxの所定の位置、例えば、顧客名が記入されている
部分と、受取本数が記入される部分との間の空間部に患
者名を手書きで記入する。検査依頼書pxに記入される
患者名は、請求項1、2の「検体採取の対象名」に相当
する。また、受領容器の受取本数の欄には、A1の容器
が1本、Bの容器が1本であることを記入する。検査業
者の担当者が記入した検査依頼書pxの控えは、医療機
関に渡される。
【0036】検査依頼書pxと検体容器qxは、担当者
が出先機関に持ち帰る。出先機関では、検査依頼書px
をOCRで読み取り、検体検査用のバ−コ−ドラベルを
発行する。図6は、このような検体検査用のバ−コ−ド
ラベル発行処理の一例を示す説明図である。
【0037】図6において、検査依頼書pxをOCRで
読み取り、デ−タをコンピュ−タに入力して検体番号を
採番する。この際に、OCRで読み取るのは、検査依頼
書pxの検査依頼項目ではなく、前記図4で説明した検
体容器の受取本数の欄である。次に、コンピュ−タの指
令によりプリンタが作動して、受取本数分の検体バ−コ
−ドラベルLを発行する。この検体バ−コ−ドラベルL
には、顧客名、検体番号(a201001−00a)、
容器の種別(A)が記入される。
【0038】このように、検体容器の受取本数を基準と
して必要分の検体バ−コ−ドラベルLを発行しているの
で、検体容器の受取本数と検査依頼書の冊数が相違して
いる場合には、どの医療機関のものかを短時間で確認で
き、事後処理を迅速に行なえる。
【0039】検査依頼書pxに記入された手書きの患者
名「甲野一郎」(検体採取の対象名)は、イメ−ジデ−
タとして読み取られ、検体バ−コ−ドラベルLにイメ−
ジで印字される。このため、検体バ−コ−ドラベルLを
検体容器に貼り付ける際に、検体容器に記入されている
患者名(検体採取の対象名)との照合が容易でバ−コ−
ドラベルを間違うことなく該当の検体容器に貼り付ける
ことができる。この検体バ−コ−ドラベルLは、医療機
関で患者名が記入されたラベルの患者名と重ならないよ
うにして、検体容器に貼り付けられる。
【0040】出先機関において、検体バ−コ−ドラベル
Lが形成された検体容器qyは、検査センタ−に搬出さ
れる。一方、出先機関においては、検査依頼書に基づい
て検査情報をコンピュ−タで入力してデ−タ処理を行な
う。検体容器qyの検査センタ−への搬出後に、引き続
いてOCRの誤読文字の修正や、検査依頼書の冊数と、
検体容器の受取本数との不整合の修正業務を行なう。
【0041】出先機関で検体バ−コ−ドラベルLを発行
する際に、前記デ−タ化された検査情報と検体容器の受
取本数とにより、検体容器と検査依頼書の冊数との整合
性の確認は自動的に行われるので、確認作業が改善され
る。検体容器の受取本数が検査依頼書の冊数よりも多い
場合には、当該検体容器に対する検体バ−コ−ドラベル
Lに、「あまり」である旨の記号を記入する。これらの
修正業務が終了すると、デ−タ化された検査情報から各
検体に対する検査指示デ−タを作成して、本部を経由す
ることなく、直接検査センタ−に送信する。
【0042】検査センタ−では、検体容器のバ−コ−ド
を読み取り、前記検査指示デ−タに基づいて各検体の検
査デ−タを作成する。このため、検体の検査結果を他の
検体の検査結果と取り違えるような人為的なミスの発生
を防止することができる。また、前記「あまり」表示の
ある検体容器に対する正しい検査指示デ−タを対応させ
て、当該検体についても所定の検査を行なう。検査デ−
タは、グラフも含めて出先機関に送信される。
【0043】出先機関では、検査センタ−から送信され
た検査デ−タに基づいて報告書を作成し、検査依頼書と
突き合わせて検査内容の整合性を確認する。この報告書
は、依頼元の医療機関に納入される。
【0044】出先機関では、検査依頼書に基づいて検査
指示デ−タを作成してコンピュ−タのメモリに記憶させ
ると共に検査センタ−に送信する。また、検査センタ−
から送信される検査デ−タをメモリに記憶させる。この
ように、検査指示デ−タとこれに対応する検査デ−タは
逐一メモリに記憶されることになる。このため、各医療
機関毎、各患者毎の検査デ−タが蓄積されるので、個々
の患者の体調の変化や患者数の増減等の医療機関にとっ
ては有用なデ−タが得られる。
【0045】図1は、本発明による検体情報作成システ
ムの概略構成を示す説明図である。医療機関と検査業者
の各部署における業務につき、図7と同じ内容の業務に
ついては同じ符号を付している。なお、出先機関は請求
項1、2の情報処理担当部署に相当し、検査センタ−は
請求項1、2の検査部署に相当する。図1において、
(a)医療機関では、OCR用の検査依頼書の作成業務
(X)を行なう。また、検査業者の担当者は、検体を受
領して、検査依頼書に検体容器の受取本数と患者名を記
入する。
【0046】次に、検査依頼書pxと、検査用ラベルが
貼られた検体容器qxは出先機関に搬入される。出先機
関では、前記のように検体容器の受取本数と検体採取の
対象名をOCRで読み出し、検体容器の受取本数分の検
体バ−コ−ドラベルLを作成して検体容器に貼り付け、
検体容器qyを検査センタ−に搬入する(業務Y)。ま
た、検査依頼書から検査項目を抜き出して検査指示デ−
タqyを作成し、検査センタ−に直接送信する(業務
Z)。
【0047】検査センタ−では、検査デ−タsa、グラ
フの検査デ−タsbを作成して出先機関に送信する。出
先機関は、検査デ−タsa、グラフの検査デ−タsbに
基づいて報告書tを作成し、医療機関に納入する。
【0048】このように、本発明の検体情報作成システ
ムにおいては、本部は検査依頼書や検体の流通には関与
していない。出先機関とは、通常業務の指示(m)を行
い、また、その報告(n)を受けているだけである。こ
のため、検体情報作成システムの流通機構が簡略化され
る。
【0049】また、各出先機関で独立して検体容器と検
査依頼書との整合性を確認している。各出先機関が扱う
検査依頼書と検体容器は、限定された範囲の医療機関か
ら回収されるために、本部で集中して処理するよりもデ
−タ数が少なくなり、検体容器と検査依頼書との整合性
の確認を迅速に行なえる。
【0050】更に、検体容器の受取本数に基づいてバ−
コ−ドラベルを作成しており、検体容器の本数と検査依
頼書の冊数との突き合せを自動的に行なえる。なお、検
査センタ−では検体容器のバ−コ−ドを読み出して、検
査指示デ−タと対応させて検査を行なっているので、検
体の取り違えの人為的な発生を未然に防止することがで
きる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明の特徴によれば、検査依頼書はOCR読み取り用の用
紙で形成している。このため、検査依頼書のリマ−クが
不要となり、検査業者の作業負担が軽減される。また、
検査依頼書に検体容器の受取本数の記入欄を設けてい
る。このため、検査依頼書の冊数と検体容器の受取本数
との整合性の確認を容易に行なうことができる。
【0052】また、検査依頼書に記入された検体容器の
受取本数に基づいて、検体番号を付与すると共に検体採
取の対象名をイメ−ジで印字したバ−コ−ドラベルを発
行している。このため、バ−コ−ドラベルを検体容器に
貼り付ける際に、検体容器に記入されている検体採取の
対象名との照合が容易でバ−コ−ドラベルを間違うこと
なく該当の検体容器に貼り付けることができる。また、
前記のようなバ−コ−ドラベルを各検体容器に貼り付け
ているので、検体容器の受取本数と検査依頼書の冊数が
相違している場合には、どの医療機関のものが相違して
いるかを短時間で確認でき、事後処理を迅速に行なえ
る。
【0053】また、検査部署では、検体容器に貼られた
バ−コ−ドを読み出して検査指示デ−タと対応させ、検
査指示デ−タに基づき検体の検査デ−タを作成してい
る。このため、検体を取り違えることなく正確に検査デ
−タを作成することができる。
【0054】また、請求項2に係る発明の特徴によれ
ば、医療機関、情報処理担当部署、検査部署の三個所間
で検体情報処理を実行しているので、従来よりも流通機
構が簡略化されており、コストを低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である検体情報処理システ
ムの概略構成を示す説明図である。
【図2】検査依頼書の説明図である。
【図3】検体の説明図である。
【図4】検査依頼書の説明図である。
【図5】検体の説明図である。
【図6】出先機関の業務の説明図である。
【図7】従来例の検体情報処理システムの説明図であ
る。
【符号の説明】
X、G 医療機関の業務 Bb 医療機関でなされる検査業者の業務 Y、Z、F 検査業者の出先機関の業務 E 検査センタ−の業務 qx、qy 検体容器 px 検査依頼書 py 検査指示デ−タ sa、sb 検査デ−タ t 検査報告書
フロントページの続き (72)発明者 山崎 謙司 京都市左京区聖護院蓮華蔵町44番地の3 株式会社ファルコバイオシステムズ内 Fターム(参考) 2G058 GC02 GC05 GD06 HA00 5B049 AA01 AA06 BB41 CC21 DD02 DD05 EE05 FF02 FF03 FF09 GG04 GG07

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検体を採取する医療機関に対して、情報
    処理担当部署と、検査デ−タを作成する検査部署とがそ
    れぞれ独立して配置されており、前記検体を収納した検
    体容器を、前記情報処理担当部署と前記検査部署とに移
    動させつつ、各部署において所定の処理を実行する検体
    情報処理システムであって、前記検体に対する光学文字
    読み取り(OCR)用の検査依頼書に、検体採取の対象
    名と検体容器の受取本数の記入欄を設け、前記情報処理
    担当部署において、前記OCRで検査依頼書を読み取
    り、検体容器の受取本数に相当する枚数のバ−コ−ドラ
    ベルに検体番号を付与すると共に検体採取の対象名をイ
    メ−ジで印字して発行し、それぞれ該当する検体容器に
    貼り付け、前記検査依頼書に基づいて検査指示デ−タを
    作成し、前記検査部署において、当該バ−コ−ドを読み
    出して検査指示デ−タと対応させ、検査指示デ−タに基
    づき検体の検査デ−タを作成し、前記検査デ−タに基づ
    いて情報処理担当部署で検査報告書を作成することを特
    徴とする検体情報処理システム。
  2. 【請求項2】 医療機関で検体を採取する段階と、光学
    文字読み取り(OCR)用の検査依頼書に前記検体採取
    の対象名と検体を収納する検体容器の受取本数を記入す
    る段階と、前記検体容器と検査依頼書を医療機関とは独
    立して配置されている情報処理担当部署に搬入する段階
    と、当該情報処理担当部署において、前記OCRで検査
    依頼書を読み取り、前記検体容器の受取本数に相当する
    枚数のバ−コ−ドラベルに検体番号を付与すると共に検
    体採取の対象名をイメ−ジで印字して発行し、それぞれ
    該当する検体容器に貼り付ける段階、および、検査依頼
    書に基づいて検査指示デ−タを作成する段階と、検査部
    署に、バ−コ−ドラベルが貼り付けられた検体容器を搬
    入する段階、および、前記検査指示デ−タを送信する段
    階と、バ−コ−ドを読み出して検査指示デ−タと対応さ
    せ、検査指示デ−タに基づき検体の検査デ−タを作成す
    る段階と、検査デ−タを前記情報処理担当部署に送信す
    る段階と、検査デ−タに基づき情報処理担当部署で検査
    報告書を作成する段階とからなることを特徴とする検体
    情報処理方法。
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