JP2001165703A - 巻線型回転検出器 - Google Patents

巻線型回転検出器

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JP2001165703A
JP2001165703A JP34885399A JP34885399A JP2001165703A JP 2001165703 A JP2001165703 A JP 2001165703A JP 34885399 A JP34885399 A JP 34885399A JP 34885399 A JP34885399 A JP 34885399A JP 2001165703 A JP2001165703 A JP 2001165703A
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JP
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rotor
winding
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rotation detector
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JP34885399A
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Inventor
Koichi Masaki
耕一 正木
Takamitsu Nagase
隆光 永瀬
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Tamagawa Seiki Co Ltd
Original Assignee
Tamagawa Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ロータに両端を直接又はコンデン
サを介して短絡したロータ巻線を設け、輪状ステータと
ロータを同軸として高精度の1回転検出信号を得ること
を目的とする。 【解決手段】 本発明による巻線型回転検出器は、励磁
巻線(4)、sin出力巻線(6)及びcos出力巻線(7)を
有する輪状ステータ(1)の内側にロータ(5)を回転自在に
有し、両端を直接又はコンデンサ(C)を介して短絡した
ロータ巻線(22)を有し、輪状ステータ(1)とロータ(5)を
同軸配置とした構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、巻線型回転検出器
に関し、特に、ロータに設けたロータ巻線の両端を直接
又はコンデンサを介して短絡させ、1回転検出信号の検
出精度を向上させるための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の巻線型回
転検出器の代表的構成としては、例えば、図3及び図4
で示す第1従来構成、図5から図8で示す第2従来構成
を挙げることができる。すなわち、図3及び図4におい
て符号1で示されるものは、12個の突極3間に各々形
成された12個のスロット2を有する輪状の固定子であ
り、各突極3には、各スロット2内に位置するように1
相の励磁巻線4が巻回されている。なお、この励磁巻線
4の極数はスロット2の数と同一である。この固定子1
の中心位置には、巻線を有しない鉄心のみよりなる回転
子が回転自在に設けられ、この回転子5の中心が固定子
1の中心とずれて偏心しているため、この回転子5と固
定子1の突極3との間のギャップパーミアンスは角度θ
に対して正弦波状に変化するように前記回転子5は構成
されている。なお、この回転子5は、偏心構成に限ら
ず、同心で形状が円でなく変形して凹凸形等とした場合
も同じ作用を有するものである。
【0003】また、2相で互いに電気角が90°異なっ
て各スロット2に1スロットピッチ(スロット飛びを伴
うことなく、各スロットに順次巻線を入れる状態)で巻
かれたSIN出力巻線6及びCOS出力巻線7は、図3
には示していないが図4で示される状態のように、その
誘起電圧分布が各々正弦波分布となるように分布巻き
(その巻線の巻き数(量)も正弦波分布状となる)で構
成されている。前記各出力巻線6,7の巻数は、SIN
θ(COSθ)に比例したターン数でかつその極性(正
極又は逆巻)は、SIN出力電圧8とCOS出力電圧9
の各スロット2位置での極性に合うように、励磁巻線4
の極性を考慮しつつ決定する。
【0004】すなわち、図4に示すように、励磁巻線4
が正巻で出力巻線6,7が正巻の場合は同相出力、励磁
巻線4が正巻で出力巻線6,7が逆巻の場合は逆相出
力、励磁巻線4が逆巻で出力巻線6,7が正巻の場合は
逆相出力、励磁巻線4が逆巻で出力巻線6,7が逆巻の
場合は同相出力となる巻線構造を前提として、SIN出
力電圧8及びCOS出力電圧9がSIN状及びCOS状
となるように各出力巻線6,7の極性(正巻か逆巻)を
決める。
【0005】なお、前述の図3の構成は、2相出力の1
X(Xは軸倍角)の場合を示しているが、n相出力及び
多極出力型(2X以上)も可能であることは述べるまで
もなく、前述の12スロットの場合に限ることなく、1
2以外の何れのスロット数も可能である。また、図3の
構成は、1相励磁/n相(2相)出力の場合を示してい
るが、励磁側と出力側を逆とし、n相(2相)励磁/1
相出力とすることも可能であった。
【0006】次に、図5から図8で示される第2従来構
成の場合、図5において符号1で示されるものは、4個
の突極3間に形成された4個のスロット2を有する輪状
の固定子であり、各突極3には、各スロット2内に位置
するように1相の励磁巻線4が巻回されている。この固
定子1の中心位置には、巻線を有しない鉄心のみよりな
る回転子5が回転自在に設けられ、この回転子5の中心
が固定子1の中心とずれて偏心しているため、この回転
子5と固定子1の突極3との間のギャップパーミアンス
は角度θに対して正弦波状に変化するように前記回転子
は構成されている。
【0007】前記固定子1の各突極3には、互いに電気
角で90°ずれた構成のSIN,COS出力巻線6,7
が各スロット2に対して各々位置して巻かれた1スロッ
トピッチで巻かれ、SIN出力巻線6からはSIN波の
SIN出力電圧8が出力され、COS出力巻線7からは
COS波のCOS出力電圧9が出力される。なお、前記
SIN出力巻線6とCOS出力巻線7は、図6で示すよ
うに、各スロット2に1スロット励磁して設けられ、前
記励磁巻線4は各スロット2に順次すなわち1スロット
ピッチで設けられている。従って、図7で示すように、
励磁巻線4を介して供給された励磁電圧により、回転子
5の回転と共に、SIN出力巻線6及びCOS出力巻線
7からは、図5の略記号a,B,c,Dに応じた波形を
図8で示すように、回転子5の回転に応じて、a+Bの
COS出力電圧9及びc+DのSIN出力電圧8が出力
されていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の巻線型回転検出
器は、以上のように構成されていたため、次のような課
題が存在していた。すなわち、前述の各従来構成におい
ては、何れも回転子の軸心を固定子の軸心から、図3で
示すように偏心量ε0分だけ偏心させていたため、この
偏心によって回転子が1回転すると、1回転検出信号1
X(Xは軸倍角)が得られるが、この偏心時の機械誤差
との区別がつけにくく、高精度な1Xの回転検出信号と
して得ることは極めて困難で、いわゆる高精度で安定的
な1X回転検出信号を得ることは不可能であった。
【0009】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、ロータに設けたロータ巻線
の両端を直接又はコンデンサを介して短絡させ、1回転
検出信号の検出精度を向上させるようにした巻線型回転
検出器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による巻線型回転
検出器は、励磁巻線、sin出力巻線及びcos出力巻
線を有する輪状ステータの内側にロータを回転自在に有
する巻線型回転検出器において、前記ロータは、両端を
直接又はコンデンサを介して短絡したロータ巻線を有す
ると共に輪状に形成され、前記輪状ステータとロータと
は同軸配置されている構成である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による巻
線型回転検出器の好適な実施の形態について説明する。
なお、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付して
説明する。図1において符号1で示されるものは輪状ス
テータであり、この輪状ステータ1は、従来構成と同様
に複数の突極とスロットとを有しているが、ここでは等
価的に示しているため、省略して図示している。
【0012】前記輪状ステータ1には、励磁巻線4及び
sin出力巻線6並びにcos出力巻線7が設けられて
いる。前記輪状ステータ1の内側には、図2で示される
ように複数のロータスロット20及びロータ突極21を
有するロータ5が輪状ステータ1と同軸に回転自在に設
けられており、この各スロット20には図1のロータ5
で示す等価回路のロータ巻線22が設けられている。こ
のロータ巻線22は、その両端がコンデンサCを介して
短絡されているが、このコンデンサCを用いることな
く、この両端を直接短絡させる場合もある。また、この
ロータ巻線22は、予め巻回したものを各ロータスロッ
ト20内に直接挿入することもできるが、各突極21の
周囲に巻回してロータスロット20に設けることもでき
る。
【0013】次に、前述の状態において、励磁巻線4に
所定の周波数の励磁信号を入力した状態で、ロータ5を
回転させると、ロータ5に設けられた各ロータ巻線22
が励磁信号による磁束と磁気結合し、90度位相が異な
るsin出力巻線6及びcos出力巻線7から2相の回
転検出信号(レゾルバ信号)が周知のように得られる。
なお、前述の場合、1相励磁の2相出力としたが、2相
励磁の2相出力等任意に可能である。
【0014】
【発明の効果】本発明による巻線型回転検出器は、以上
のように構成されているため、次のような効果を得るこ
とができる。すなわち、ロータに両端を直接あるいはコ
ンデンサを介して短絡したロータ巻線を設けているた
め、ロータ自在の形状を真円として輪状ステータと同軸
配置することができ、かつ、短絡したロータ巻線により
磁気結合を得ることができ、その結果、従来の偏心構造
と比較すると、高精度でかつ高利得の回転検出信号を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による巻線型回転検出器を示す構成図で
ある。
【図2】図1のロータを示す具体的構成図である。
【図3】第1従来構成のレゾルバを示す構成図である。
【図4】図3の出力波形図である。
【図5】第2従来構成のレゾルバを示す構成図である。
【図6】図5の出力波形図である。
【図7】図5の出力波形図である。
【図8】図5の出力波形図である。
【符号の説明】
1 輪状ステータ 4 励磁巻線 5 ロータ C コンデンサ 6 sin出力巻線 7 cos出力巻線 22 ロータ巻線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 励磁巻線(4)、sin出力巻線(6)及びc
    os出力巻線(7)を有する輪状ステータ(1)の内側にロー
    タ(5)を回転自在に有する巻線型回転検出器において、
    前記ロータ(5)は、両端を直接又はコンデンサ(C)を介し
    て短絡したロータ巻線(22)を有すると共に輪状に形成さ
    れ、前記輪状ステータ(1)とロータ(5)とは同軸配置され
    ていることを特徴とする巻線型回転検出器。
JP34885399A 1999-12-08 1999-12-08 巻線型回転検出器 Withdrawn JP2001165703A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007017326A (ja) * 2005-07-08 2007-01-25 Siemens Kk 自走移動体の高精度位置決めのための位置検出方法とそのための機構
CN100370218C (zh) * 2004-11-17 2008-02-20 三菱电机株式会社 可变磁阻型角度检测器
KR100895765B1 (ko) * 2008-12-15 2009-04-30 박천수 단극 정현파를 구동소스로 하는 다극 가변 리액턴스형 리졸버의 구동방법 및 그 방법을 이용한 고해상도 위치검출장치
JP2018189464A (ja) * 2017-05-01 2018-11-29 多摩川精機株式会社 並列巻線レゾルバ

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Effective date: 20070306