JP2001165537A - 自動製氷機の駆動装置 - Google Patents

自動製氷機の駆動装置

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JP2001165537A
JP2001165537A JP34857199A JP34857199A JP2001165537A JP 2001165537 A JP2001165537 A JP 2001165537A JP 34857199 A JP34857199 A JP 34857199A JP 34857199 A JP34857199 A JP 34857199A JP 2001165537 A JP2001165537 A JP 2001165537A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータ出力軸にスラスト方向へ移動可能に連
結されたウォームを回転伝達機構中に備えることにより
異常時のメカ破壊等を防止し、かつラジアル及びスラス
ト方向へのがたつきによるノイズ及び摩耗を低減させ
る。 【解決手段】 この自動製氷機の駆動装置5は、貯氷容
器内の氷の不足を検出した場合に、製氷皿を反転させて
氷を貯氷容器内に落下させた後、製氷皿を元の位置に戻
し氷を製造するものであって、ケース9内に収納された
モータ13の駆動力を製氷皿に伝達する回転伝達機構1
4の最初段として、モータ13の出力軸13aにスラス
ト方向へ移動可能でかつラジアル方向へ一体的に回転す
るように連結されたウォーム15を備えると共に、この
ウォーム15の先端部分を受ける軸受け20を、ケース
9とは別体で、かつケース9の材質と同質かもしくは軟
質の樹脂を用いて構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫内に設置さ
れ、氷を製造すると共に貯氷容器内の氷の不足を検出し
た場合に、製造した氷を補給するための自動製氷機の駆
動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動製氷機能を備えた家庭用冷蔵
庫等が知られているが、この種の冷蔵庫に取り付けられ
ている自動製氷機の駆動装置として、例えば、特開平1
0−78277号公報に開示されている自動製氷装置等
がある。
【0003】図11に示したように、特開平10−78
277号公報記載の自動製氷装置は、モータ101の回
転力をウォーム102、蓮歯歯車103及び伝達歯車1
04からなる回転伝達機構で減速してカム歯車105へ
伝達するようになっている。なお、これらの各部材は、
2つに分割されたケースの一方(以下、ケース半体とい
う)110内の所定位置に配置され、ケースの他方(図
示省略)を被せることによりケース内に収まっている。
そして、カム歯車105の回転中心に連結された製氷皿
(図示省略)をモータ101の駆動力によって回転駆動
すると共に、カム歯車105のカム面(図示されたカム
歯車105の裏側の部分に形成されている)に検氷軸1
06に形成された突起(図示省略)を摺接させることに
より、カム歯車105の回転角度に応じて検氷軸106
を回転駆動するようになっている。
【0004】上述したような自動製氷装置では、製氷皿
の一部を図示しない枠に当て、その状態でさらに製氷皿
を同方向へ回転させることにより製氷皿にひねりを与
え、これによって製氷皿から離氷させるようになってい
る。そのため、この製氷位置方向への駆動では多大な回
転トルクが要求される。上述の自動製氷装置では、製氷
皿をより大きなトルクで駆動するため、モータの回転力
を大きく減速して強いトルクをカム歯車105へ伝達し
ている。すなわち、上述した自動製氷装置では、モータ
101の出力軸に高い減速比を得られるウォーム102
を連結し、さらにこのウォーム102に蓮歯歯車10
3、伝達歯車104、カム歯車105を順に連結し、モ
ータ101の回転駆動力をこれらの回転伝達機構で十分
に減速してからカム歯車105に伝達することで、多大
なトルクでカム歯車105と製氷皿とを一体的に回動さ
せる構成となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した特開平10−
78277号公報記載の自動製氷機では、ウォーム10
2は、一端がモータ101の出力軸(図示省略)に連結
されている。このウォーム102は、製氷皿に過大な力
が加わった際の輪列中の歯車及びモータの損傷防止等の
ために、モータ101の出力軸に対して連結板を介して
スラスト方向に移動可能に連結されている。そのため、
過大な力が加わらない場合、すなわち、正規のトルクで
伝達される場合にのみモータ101の出力軸と一体的に
回転するように構成されている。この結果、このような
通常の回転時においても、スラスト方向のがたつきが生
じてしまうのは否めない。
【0006】一方、ウォーム102の他端は、ケース半
体110に一体的に形成された軸受け部111の凹部に
落とし込まれ、上からケースの他方を被せることにより
両ケース半体に挟まれた空間(凹部)内で回転自在に保
持される。このように軸受け部111は、ケース半体1
10に一体的に形成されるため、成型が困難で軸受けと
しての真円度が出にくい。そのため、凹部の寸法を、ど
うしてもウォーム102の軸径に対して余裕のある寸法
とし両者のクリアランスを大きくとる必要が生じる。
【0007】このため、ウォーム102は、凹部内でラ
ジアル方向及びスラスト方向にがたつき、回転時におい
て大きなノイズが生じるという問題が生じる。加えて、
がたつきによりウォーム102と軸受け側との摺動も激
しいため、摩耗による耐久性の低下も問題となる。
【0008】本発明は、モータ出力軸にスラスト方向へ
移動可能に連結されたウォームを回転伝達機構中に備え
ることにより異常時のメカ破壊等を防止し、かつラジア
ル及びスラスト方向へのがたつきによるノイズ及び摩耗
を低減させることが可能な自動製氷機の駆動装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明では、貯氷容器内の氷の不足を検出した場合
に、製氷皿を反転させて氷を貯氷容器内に落下させた
後、製氷皿を元の位置に戻し氷を製造する自動製氷機の
駆動装置において、ケース内に収納されたモータの出力
軸にスラスト方向へ移動可能でかつラジアル方向へ一体
的に回転するように連結され、モータの駆動力を製氷皿
に伝達する回転伝達機構の最初段となるウォームを備え
ると共に、このウォームの先端部分を受ける軸受けを、
ケースとは別体で、かつケースの材質と同質かもしくは
軟質の樹脂を用いて構成している。
【0010】そのため、軸受けの孔径を精度良く成型す
ることが可能となり、これによって、ウォームのラジア
ル方向へのがたつきを少なくすることが可能となる。こ
の結果、軸受けとウォームの摺動部分から発生するノイ
ズやこの摺動部分の摩耗を低減できる。また、軸受けが
ケースの材質と同等かあるいは軟らかい材質で形成され
ているため、より一層ノイズ及び摩耗を低減することが
可能となる。
【0011】また、他の発明は、上述の自動製氷機の駆
動装置に加えて、ケースは、分割された2つのケース半
体から構成され、軸受けを内部に収納して2つのケース
半体を一体化させることにより、軸受けが2つのケース
半体で挟み込まれて固定される。そのため、モータ駆動
時の軸受け自体のケースに対するがたつきも低減され、
より一層ノイズ及び摩耗を抑えることが可能となる。
【0012】また、他の発明は、上述の自動製氷機の駆
動装置に加えて、軸受けには、2つのケース半体で挟み
込まれた際にその部分が変形すると共にウォームの先端
部分を受ける軸孔の径に影響を与えない変形部が形成さ
れている。そのため、ケース組立後に軸受けの孔がつぶ
れて変形し、孔径が変わってしまう等の問題を解消でき
る。この結果、軸受けの孔径の寸法管理をしやすくな
り、より一層ノイズ及び摩耗を抑えることが可能とな
る。
【0013】また、他の発明は、上述の自動製氷機の駆
動装置に加えて、ウォームは、先端部分が平面で形成さ
れ、かつ氷を落下させる方向(離氷位置方向)とは反対
の方向(製氷位置方向)へ製氷皿を回転させる際に軸受
け側へ移動するように設定され、軸受けは、製氷位置方
向への駆動時にウォームをスラスト受けするように構成
されている。そのため、比較的小さな駆動トルクでウォ
ームが回動される場合に、ウォームの先端が軸受け側へ
押しつけられる。この結果、大きなトルクで回動される
離氷位置方向への回動時に、軟らかい材質の軸受けでウ
ォームのスラスト受けを行わないこととなり、軸受けを
破壊や経時的な損傷から保護することができる。
【0014】また、他の発明は、上述の自動製氷機の駆
動装置に加えて、軸受けの材質を、ポリエステルエラス
トマーで構成している。そのため、軸受けが軟らかすぎ
ず、適度な硬度を備えたものとなる。この結果、軸受け
の孔径の寸法管理が容易となり、より一層ノイズ及び摩
耗を抑えることが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0016】図1及び図2は、本発明の実施の形態に係
る自動製氷機の駆動装置及びこの駆動装置によって駆動
される製氷機を示している。この自動製氷機1は、製氷
や離氷等を自動的に行うものとなっており、冷蔵庫の製
氷室内に設置され、後述の駆動方法によって動作するよ
うになっている。
【0017】この自動製氷機1は、図示しない貯氷容器
の上方に配置された製氷皿2と、貯氷容器内の貯氷量を
検知するために昇降する氷検出手段となる検氷アーム3
と、製氷皿2へ水等の液体を供給するための液体供給手
段(図示省略)と、製氷皿2及び検氷アーム3を連動さ
せて駆動する駆動装置5を備えて構成されている。な
お、製氷皿2の下部には製氷皿の温度を検知するサーミ
スタ1aが設けられている。また、この実施の形態で
は、液体として通常の飲用の水を使用している。
【0018】駆動装置5は、検氷アーム3の先端を貯氷
容器内に下降させ、その下降距離に基づいて貯氷容器内
の氷の有無を検出する。そして、この駆動装置5は、氷
の不足を検出した場合、製氷皿2を反転させて離氷位置
とし貯氷容器内に氷を落下させる。すなわち、反転され
た製氷皿2は、その他端側の突出部2aが冷蔵庫または
自動製氷機1の機枠6に設けられた当接片(図示省略)
に当たってねじれ変形し、この変形を利用して氷を落下
させる。その後、駆動装置5は、製氷皿2を製氷位置へ
戻す。そして、この製氷位置にて製氷皿2に液体が供給
され、氷の製造がなされる。
【0019】駆動装置5は、図3および図4に示すよう
に、製氷皿2に連結されてこれを反転させるカム歯車1
0と、このカム歯車10に操作され検氷アーム3を動作
させる検氷機構11およびスイッチ機構12を備えて構
成されている。なお、この駆動装置5の内部機構は、分
割された2つのケース半体9a,9bから構成されたケ
ース9内に配置されている。
【0020】カム歯車10は、駆動源となるDCモータ
13により回転させられる。すなわち、DCモータ13
の回転は、回転伝達機構14を介してカム歯車10に伝
達される。この回転伝達機構14は、DCモータ13の
出力軸13aに連結板15aを介してスラスト方向へ移
動可能でかつラジアル方向へ一体的に回転するように連
結されたウォーム15と、この回転伝達機構14の最初
段となるウォーム15の回転を順次減速させる第1歯車
16、第2歯車17及び第3歯車18より構成されてい
る。
【0021】ウォーム15は、先端部分が軸受け20に
回転自在に支持されている。この軸受け20は、ABS
樹脂で形成されたケース半体9bとは別体で構成されて
おり、本実施の形態では、ケース半体9bよりも軟質の
樹脂、具体的には、ポリエステルエラストマーで構成さ
れている。なお、この軸受け20の材質は、このポリエ
ステルエラストマーに限定されるものではなく、JIS
K6301に規定された硬さ試験においてA90〜A
98の硬度のものであれば、特に何でも良い。
【0022】このように、軸受け20をケース半体9b
と同等かもしくはケース半体9bより軟らかい材質で構
成することによって、軸受け20のケース半体9bに対
するがたつきを抑えることが可能となり、ウォーム15
の回転により発生するガタツキ音を低減するようになっ
ている。この軸受け20は、ケース半体9bに形成され
た軸受け保持部19に嵌め込まれ、この状態でケース半
体9aを被せてケース9を一体化させることにより、2
つのケース半体9a,9bで挟み込まれて固定されるよ
うになっている。
【0023】軸受け20の構成について、図5を用いて
説明する。なお、図5(A)は、図3の矢示VA方向から
みた軸受け20の正面図、図5(B)は、図5(A)を矢
示VB方向からみた側面図、図5(C)は、図5(A)を
矢示VC方向からみた平面図である。
【0024】軸受け20は、略長方体状の矩形形状の本
体部20aと、この本体部20aから突出された嵌め込
み用の突出部20bを有している。そして、突出部20
bをケース半体9bの底面側に形成された凹部(図示省
略)に嵌め込むことにより、軸受け20は、軸受け保持
部19内に嵌め込まれる。本体部20aの側方には、ウ
ォーム15の先端部分を挿入するための軸受け孔20c
が設けられている。軸受け20は、この軸受け孔20c
がDCモータ13側に対向するように軸受け保持部19
内に配置される。なお、本体部20aの上面、すなわち
軸受け保持部19内に配置された際に、ケース半体9a
側に対向する面には、レール形状のリブ20dが形成さ
れている。このリブ20dは、軸受け20が2つのケー
ス半体9a,9bに挟み込まれて固定された際に、変形
する変形部となっている。
【0025】本実施の形態では、このようにケース半体
9a,9bを一体化させた際に変形部としてのリブ20
dを大きく変形させる構成となっている。このため、こ
の一体化の際に、リブ20d以外の他の部分、特に軸受
け孔20c等はほとんど変形せず、変形部の変形が軸受
け孔20cの孔径に影響しないようになっている。この
結果、本実施の形態は、軸受け孔20cの孔径の寸法管
理がし易く、軸受け20とウォーム15との摺動による
ノイズ及び摩耗等をさらに低減する構成となっている。
【0026】このように構成された軸受け20の軸受け
孔20c内に先端部分を挿入されたウォーム15は、製
氷皿2が氷を落下させる方向(離氷位置方向)へ駆動さ
れる際には、スラスト方向においてDCモータ13側
(図3において矢示C方向)に移動するようになってい
る。このため、ウォーム15は、大きな駆動トルクで駆
動される離氷動作時には、DCモータ13の出力軸13
aでスラスト受けされることとなる。この結果、本実施
の形態では、上述したように軟らかい材質で形成された
軸受け20には、耐久性を考慮して大きな駆動トルクが
発生する離氷動作時のスラスト荷重がかからないように
なっている。
【0027】一方、この回転とは反対方向(製氷位置方
向)へ駆動される際には、ウォーム15は、スラスト方
向において軸受け20側(図3において矢示D方向)に
移動するようになっている。そして、軸受け20の軸受
け孔20cの内端面は、このウォーム15のスラスト方
向への移動のスラスト受けを行うようになっている。こ
のため、離氷動作時に比して駆動トルクの小さい製氷位
置方向への駆動の際には、その軽いスラスト荷重を軸受
け20で受けるようになっている。
【0028】なお、ウォーム15の先端部分は、平面で
形成されている。これは、後述するように、イニシャラ
イズ動作において製氷位置方向へ駆動する場合に、離氷
位置方向への駆動時に比して若干伝達トルクをロスする
ことが望ましいため、ウォーム15の端面を平面として
軸受け20の孔の内底面との摩擦抵抗を大きくするため
である。
【0029】上述のウォーム15に噛合する第1歯車1
6は、ケース半体9bに形成された軸部21に回転自在
かつ軸方向へも移動可能に配置されている。この第1歯
車16の回転中心は、天板部分が塞がれたキャップ形状
となっており、この塞がれた部分の内面が軸部21の先
端に形成された突起21aに点接触で当接可能となって
いる。また、第1歯車16の歯車面の一方には、リング
状の凸縁16aが形成されており、この凸縁16aが第
2歯車17の歯車面の一方に形成された凸縁17aと2
点で点接触(各点接触部分はそれぞれ上述の突起21a
部分の点接触に比して若干接触面積が大きい)で摺接可
能となっている。
【0030】このように構成された第1歯車16は、ウ
ォーム15の回転方向によってケース半体9a側もしく
はケース半体9b側のいずれか一方に付勢されながら回
転する。すなわち、第1歯車16は、製氷皿2を離氷位
置側へ回動させる際には強いトルクが必要となるため、
ケース半体9b側に付勢され塞がれた部分の内面が軸部
21の先端の突起21aに点接触で当接しながら回転す
る。このため、この方向への回転時には、摩擦による伝
達ロスが最小限となり、DCモータ13のトルクの伝達
効率が良く、強い伝達トルクの回転力をカム歯車10へ
伝達することができるようになっている。
【0031】一方、後述するイニシャライズ時におい
て、製氷皿2を製氷位置へ戻す側へ回動させる場合、逆
に弱いトルクとなることが好ましいため、ケース半体9
a側に付勢され凸縁16aが第2歯車17の凸縁17a
に2点で点接触で摺接しながら回転する。このため、こ
の方向への回転時には、接触部分が回転中心より離れて
いるため摩擦によるトルクロスが大きくなり、DCモー
タ13のトルクの伝達効率が悪くなる。この結果、弱い
伝達トルクによる回転力がカム歯車10へ伝達すること
となる。なお、第1および第2歯車16,17を面接触
させると、各歯車16,17の接触面や歯に形成される
バリ等により歯車同士が互いに干渉してしまう危険が生
じるため、この実施の形態では面接触よりスムーズに回
転することが可能な2点による点接触を採用している。
【0032】上述したように構成された第1歯車16、
この第1歯車16に摺接可能な凸縁17aを備えた第2
歯車17、及び第3歯車18は、共に大径のギヤ部と小
径のピニオン部から構成されている。そして、第1歯車
16のギア部は、ウォーム15に噛み合っており、第1
歯車16のピニオン部は、第2歯車部17のギア部に噛
み合っている。また、第2歯車17のピニオン部は、第
3歯車18のギヤ部に、第3歯車18のピニオン部はカ
ム歯車10のギヤ10aに噛み合っている。したがっ
て、DCモータ13の出力軸13aの回転は、回転伝達
機構14により次々に減速されながらカム歯車10に伝
達される。
【0033】カム歯車10には、出力軸25が一体成形
されている。この出力軸25は、一方のケース半体9a
に設けられた孔から駆動装置5の外方に突出し、製氷皿
2に連結されている。したがって、カム歯車10と製氷
皿2とは、一体となって回転する。
【0034】なお、出力軸25の製氷皿2に連結されて
いない側の端部は、筒状となっており、ケース半体9b
に設けられた円形の台部7に回転自在に支持されてい
る。また、この出力軸25の端部外周面には、筒状のフ
リクション部材8が遊嵌配置されている。
【0035】この筒状のフリクション部材8は、出力軸
25に対して所定の回転範囲において摩擦力により一体
的に回転可能となっている。このフリクション部材8と
出力軸25との関係は、フリクション部材8がケース半
体9bに形成された凸部によって回動を阻止されるまで
は一体的に回動し、フリクション部材8の回動が阻止さ
れた後は、出力軸25のみが回転するようになってい
る。そして、このフリクション部材8の外周面には、後
述する検氷軸31の回転を阻止する阻止片(図示省略)
が設けられている。
【0036】この阻止片は、カム歯車10が離氷位置側
に回動する場合は検氷軸31の係合片(図示省略)と係
合せず、カム歯車10が製氷位置側に回動する場合にの
み検氷軸31の係合片と係合し、検氷軸31の回動を阻
止するようになっている。そして、この阻止片によって
検氷軸31の回動が阻止されると、検氷軸31に形成さ
れたスイッチ片回動阻止部31dが、タクトスイッチ4
2をオン/オフ切り換えするスイッチ押圧レバー41の
回動範囲内に入り込めず、タクトスイッチ42が自在に
オン/オフ切り換え可能となる。
【0037】このフリクション部材8は、検氷動作にお
いて氷の不足と満氷とを識別するためオン/オフいずれ
かとなるタクトスイッチ42が、離氷位置から製氷位置
に検氷アーム3が戻る際には必ず途中でオンとなるよう
にするためのものとなっている。すなわち、検氷動作に
おいて貯氷容器内で検氷アーム3が所定位置まで降下す
ると、氷が不足していると判断しそのままカム歯車10
を離氷位置まで回転させて氷を落下させる動作を行う
が、離氷位置から製氷位置に戻す際、既に先ほどの離氷
により満氷状態となる場合とまだ氷が不足したままの場
合とが生じる。そのため、離氷された後のタクトスイッ
チ42のオン/オフにバラツキが生じ、制御上好ましく
ない。このフリクション部材8は、このような不具合が
ないように、離氷位置から製氷位置への戻し動作時には
必ずタクトスイッチ42がオンとなるようにするための
部材となっている。
【0038】また、カム歯車10の、一方のケース半体
9aに対向する一側面10bには、図4に示すように、
溝26が周方向に沿って形成されている。この溝26内
には一方のケース半体9aの内面に形成された突起(図
示省略)が挿入されており、カム歯車10の回転できる
角度を所定の範囲に制限している。すなわち、溝26の
両端面(図示省略)にケース半体9aの突起が当たる位
置を、カム歯車10の回転限界位置としている。本実施
の形態の場合には、カム歯車10は、−6度から168
度の範囲で回転できる。なお、この回転角度は、イニシ
ャライズの際に−6度まで回転させて機械的なロックを
行う場合等を除く通常の場合は、後述するように、0度
から160度の範囲で動作する。
【0039】一方、カム歯車10の、他方のケース半体
9bに対向する他側面10cには、図4及び図6に示す
ように、環状の凹部27が形成されている。この凹部2
7内には、内壁をカム面とする検氷軸用カム面28が設
けられていると共に、その外側に同様に内壁をカム面と
するスイッチ押圧レバー用カム面29を構成している。
各カム面28,29は、カム歯車10の回転中心となる
軸に対してほぼ平行に延設された延設部の側壁の内周面
部分に形成されている。
【0040】そして、検氷軸用カム面28は、検氷非動
作位置部28aと、検氷降下動作部28bと、氷不足検
出位置部28cと、検氷復帰動作部28dとを有してい
る。検氷非動作位置部28aは、検氷アーム3を下降さ
せない状態で維持させる区間となっており、カム歯車1
0の初期位置において検氷軸31と当接している位置を
0度とした場合、−6度〜11度及び79度〜168度
の区間に形成されている。また、検氷降下動作部28b
は、氷が不足している場合に検氷アーム3を徐々に下降
させるための区間となっており、11度〜35度の区間
に形成されている。また、氷不足検出位置部28cは、
氷が不足している場合に検氷アーム3を最下降させた状
態で維持させる区間となっており、35度〜55度の区
間に形成されている。また、検氷復帰動作部28dは、
下降した検氷アーム3を上昇させるための区間となって
おり、55度〜79度の区間に形成されている。
【0041】一方、スイッチ押圧レバー用カム面29
は、製氷位置(0度)を含む−6度〜5度において信号
を出力させるための第1の信号発生用カム部29aと、
検氷位置(42度)を含む42度〜48度において信号
を出力させるための第2の信号発生用カム部29bと、
離氷位置(160度)を含む160度〜168度におい
て信号を出力させるための第3の信号発生用カム部29
cとを有している。この構成により、カム歯車10の回
転角度が、製氷位置、検氷位置及び離氷位置にある場合
に、タクトスイッチ42を押圧する方向にスイッチ押圧
レバー41を回動させるようになっている。
【0042】なお、製氷位置において発生する信号を原
位置信号と呼ぶこととし、第1の信号発生用カム部29
aは、その形状上、−19度〜5度の範囲で信号を発生
できるようになっている。また、検氷位置において発生
する信号を検氷位置信号と呼ぶこととする。さらに、離
氷位置において発生する信号を離氷信号と呼ぶことと
し、第3の信号発生用カム部29cは、その形状上、1
60度〜179.5度の範囲で信号を発生できるように
なっている。
【0043】検氷機構11は、貯氷容器内の氷の量が、
満氷であるのか不足しているのかを識別するための機構
となっており、検氷アーム3を貯氷容器内に下降させ、
所定レベル位置より下降した際に氷が不足していると判
断するようになっている。なお、検氷機構11は、カム
歯車10に操作されると共に検氷アーム3を動作させる
検氷軸31と、検氷軸31の係合凸部(図示省略)をカ
ム歯車10の検氷軸用カム面28側に押し付ける方向に
回動するように付勢するコイルスプリング32から構成
されている。そして、本実施の形態の自動製氷機の駆動
装置1では、検氷アーム3が30度以上回動した場合、
これを氷不足と判断するようになっている。
【0044】検氷軸31は、カム歯車10によって操作
され、最大35度まで回動可能となっている。この検氷
軸31は、カム歯車10とケース半体9bとの間に配置
されている。検氷軸31は、検氷軸用カム面28に対し
て当接可能なカムフォロアーとなる係合凸部(図示省
略)と、上述したフリクション部材8の阻止片と係合可
能な係合片(図示省略)と、コイルスプリング32に係
合するバネ係合部31cと、スイッチ片回動阻止部31
dと、検氷軸31のスラスト方向への抜けを防止するス
ラスト抜け防止突堤31eと、アーム連結部31fと、
ガイド片31hを有している。そして、この検氷軸31
は、一方の端部がケース半体9bに形成された受け孔
(図示省略)に回動自在に支持され、他方の端部に形成
されているアーム連結部31fがケース9の外部に突出
されるようにケース9の側面に支持されており、このア
ーム連結部31fに検氷アーム3の支点部が嵌め込まれ
る。このように構成された検氷軸31は、コイルスプリ
ング32によって図3において矢示A方向に付勢されて
いる。すなわち、検氷軸31は、カムフォロアーとなる
係合凸部がカム歯車10の検氷軸用カム面28に押しつ
けられる方向に回動するように付勢されている。
【0045】なお、スイッチ片回動阻止部31dは、タ
クトスイッチ42のオン/オフを行うスイッチ押圧レバ
ー41の回動を阻止することが可能となっている。この
スイッチ片回動阻止部31dは、検氷軸31が検氷アー
ム3を下降させるように回動した際に、具体的には検氷
軸31が30度以上回動した際、スイッチ押圧レバー4
1に当接しスイッチ押圧レバー41の回動を阻止するよ
うになっている。これによって、スイッチ片回動阻止部
31dは、検氷軸31が30度以上回動した際には、タ
クトスイッチ42をオンさせないように働く。
【0046】また、ガイド片31hは、検氷軸31の軸
方向中央よりややアーム連結部31f側に近い位置に形
成されている。このガイド片31hは、ケース半体9a
の天板の裏側部分に形成されたガイド溝(図示省略)内
に入り込み、このガイド溝に沿って移動するようになっ
ている。このため、検氷軸31は、ガイド片31hによ
ってケース半体9aに対して案内され、このガイド溝内
でガイド片31hが移動可能な範囲で回動できるように
なっている。なお、この検氷軸31の回動範囲は、約3
5度程度となっている。
【0047】このように構成された検氷機構11は、検
氷軸用カム面28に沿って動作する検氷軸31の動きを
検氷アーム3に伝える。すなわち、検氷アーム3が満氷
によってその動きを停止すると、検氷軸31は、検氷ア
ーム3と共にその回転を停止する。また、検氷機構11
は、検氷動作時に氷が不足し検氷アーム3が所定角度以
上回動している場合、スイッチ押圧レバー用カム面29
によるスイッチ押圧レバー41の動作を規制するように
なっている。このため、検氷動作時に氷が不足している
場合は、スイッチ押圧レバー41が回動せず、タクトス
イッチ42を押圧しないようになっている。
【0048】なお、コイルスプリング32は、ケース半
体9bに設けられたバネボックス52内に収縮した状態
で一旦収められ、この状態で一端が上述の検氷軸31の
バネ係合部31cに引っ掛けられるようになっている。
すなわち、バネボックス52は、上方が開放され、1つ
の側壁がケース半体9bの側壁で構成され、他の3つの
側壁がケース半体9bの底面から立設される形状となっ
ている。バネボックス52の後端(ケース9bの中央
側)の側壁には、スリット(図示省略)が設けられてお
り、このスリットからバネ係合部31cをバネボックス
52内に侵入させ、コイルスプリング32をケース半体
9bの側壁で形成される側壁側にさらに収縮させること
により検氷軸31とコイルスプリング32とが係合する
ようになっている。
【0049】なお、検氷軸31は、このように組み立て
た際、コイルスプリング32の付勢力によりバネ係合部
31cの後端部分がスリット内に形成された凸部(図示
省略)側に押圧され、この凸部に当接するようになって
いる。そして、この状態でカム歯車10を装填し、カム
歯車10が検氷状態の位置、すなわちカム歯車10の検
氷軸用カム面28の氷不足検出位置部28cと当接する
位置に係合凸部31aがくるように組み込むと、カム歯
車10はコイルスプリング32のバネ力を受けないで容
易に組み込むことができる。
【0050】このようにコイルスプリング32は、検氷
アーム3を常時検氷位置側(図3において矢示A方向)
へ付勢するようになっている。すなわち、検氷軸用カム
面28に対し、検氷軸31の係合凸部31aを当接させ
る方向に付勢力を与えている。この力は、カム歯車10
の中心から外周に向かうものであるが、カム歯車10を
組み込むときの妨げとならない力となるように組み込ま
れる。このため、カム歯車10がコイルスプリング32
の力によって傾いたり浮き上がってしまうことがない。
カム歯車10を組み込んだ後、最後にケース半体9aを
組み付けることによって、検氷軸31のガイド片31h
がケース9のガイド溝(図示省略)に導入され、検氷軸
31は正規の回動範囲の限界となる35度回転した状態
となる。このように検氷位置で35度回転した状態で組
み込まれた後、駆動回路で駆動し製氷位置とした後に出
荷される。
【0051】スイッチ機構12は、製氷皿2の駆動に連
動して接点の係合及び離脱がなされることによりオン/
オフ切り換えがなされるようになっている。このスイッ
チ機構12は、カム歯車10に操作されるスイッチ押圧
レバー41と、スイッチ押圧レバー41の揺動によって
オン/オフされるタクトスイッチ42と、スイッチ押圧
レバー41の揺動を禁止するように働くスイッチ片回動
阻止部31dと、スイッチ押圧レバー41を揺動させる
ための力を与えるコイルスプリング44とを備えて構成
されている。なお、本発明の実施の形態の自動製氷機の
駆動装置1は、スイッチとして接点を接触/離脱させる
ことによりオン/オフ切り換えがなされる安価なタクト
スイッチ42が用いられているため、低コストで製造す
ることが可能となる。
【0052】スイッチ押圧レバー41は、一方のケース
半体9bの底面に立設された2つの端板53の上端縁部
分に設けられた各U字状溝53a内に回動自在に支持さ
れている。スイッチ押圧レバー41は、図7に示すよう
に、側面から見ると「ト」の字の形状を有している。そ
して、上端部分には、カム歯車10のスイッチ押圧レバ
ー用カム面29に当接するカムフォロアーとなるカム当
接部41aが設けられている。したがって、カム歯車1
0が回転した場合、カム当接部41aがスイッチ押圧レ
バー用カム面29に沿ってカム歯車10の径方向に移動
し、スイッチ押圧レバー41が揺動する。
【0053】また、スイッチ押圧レバー41の所定位置
には、コイルスプリング44に付勢される被押圧部とな
る突起腕41bが形成されている。この突起腕41b
は、検氷軸31に設けられたスイッチ片回動阻止部31
dの近傍に位置している。この突起腕41bにスイッチ
片回動阻止部31dが当たっている状態では、スイッチ
押圧レバー41は揺動することができない。
【0054】一方、突起腕41bと対向する位置には、
タクトスイッチ42のボタン42aが配置されている。
また、スイッチ押圧レバー41の突起腕41bのタクト
スイッチ42と対向しない側の面には山形状の突部41
cが設けられ、コイルスプリング44の一端内に入り込
んでいる。なお、コイルスプリング44の他端は、ケー
ス半体9aに設けられた係合筒21c内に入れられ、係
合筒21c内の軸(図示省略)がその端部内に入り込ん
でいる。
【0055】また、スイッチ押圧レバー41の中心部
は、揺動を支える回動支持部41dとなっており、この
回動支持部41dの両端が各U字状溝53a内に入り、
この回動支持部41dを中心として揺動する。さらに、
このスイッチ押圧レバー41には、揺動規制部41eが
設けられており、この揺動規制部41eはケース半体9
bに備えられた規制用ボックス内に装填される。そのた
め、スイッチ押圧レバー41は、回動支持部41dの片
方がU字状溝53aの底部から浮き上がって傾くことが
なく、揺動中心がずれずに正確にスイッチ押圧レバー用
カム面29に沿って動作するようになっている。
【0056】タクトスイッチ42は、ケース半体9bに
固定され、DCモータ13の後端に連結されたプリント
配線基板51に接続されている。このタクトスイッチ4
2は、スイッチ押圧レバー41が非作動状態、すなわち
カム歯車10が0度位置にあり駆動停止状態で氷の製造
がなされている場合や、検氷動作時に満氷であった場合
や、離氷動作が終了する場合にコイルスプリング44の
付勢力を受けたスイッチ押圧レバー41によって押圧さ
れるように配置されている。この押圧によって原位置信
号、検氷信号、離氷信号が発生する。なお、製氷皿2が
これら以外の位置となっている場合、スイッチ押圧レバ
ー41がタクトスイッチ42を押圧せず、タクトスイッ
チ42はオフとなる。
【0057】このように製氷位置で常時オンとなってい
るタクトスイッチ42は、検氷動作をし貯氷容器内の氷
が不足の場合、カム歯車10が製氷位置(0度)から離
氷位置(160度)まで回転するまでオンとならない。
すなわち、このタクトスイッチ42は、カム歯車10が
5度回転するとカム歯車10によりスイッチ押圧レバー
41がスプリングコイル44の付勢力に抗してタクトス
イッチ42のボタン42aから離され、一旦タクトスイ
ッチ42はオフとなる。
【0058】そして、カム歯車10が42度回転した際
に、カム歯車10及びスプリングコイル44のバネ力に
よりスイッチ押圧レバー41を揺動させようとするが、
このとき検氷軸31のスイッチ片回動阻止部31dが働
いて、このスイッチ押圧レバー41の揺動を阻止する。
この結果、氷不足状態で検氷軸31が所定角度(ここで
は30度)以上回動している場合は、この検氷信号が発
生すべき位置、すなわちカム歯車10の回動角度が42
度〜48度ではタクトスイッチ42がオンとならず、検
知信号が出力されないようになっている。そのため、タ
クトスイッチ42は、カム歯車10が160度回転した
離氷位置となるまでオンとならない。
【0059】一方、タクトスイッチ42は、検氷動作を
し貯氷容器内の満氷の場合、カム歯車10が製氷位置
(0度)から検氷位置(42度)まで回転するとオンと
なる。すなわち、タクトスイッチ42は、上述したよう
にカム歯車10が5度回転すると一旦オフとなるが、カ
ム歯車10が42度回転した際に、カム歯車10及びス
プリングコイル44のバネ力により、再びスイッチ押圧
レバー41を揺動させようとする。
【0060】このとき、検氷アーム3は貯氷容器内が満
氷のため容器内で所定位置まで降下しない。そのため、
検氷軸31が所定角度以上回転せず、検氷軸31のスイ
ッチ片回動阻止部31dが働かない。この結果、スイッ
チ押圧レバー41は、揺動してタクトスイッチ42のボ
タン42aを押圧しオンとなる。
【0061】なお、本実施の形態の自動製氷機の駆動装
置は、検氷動作を開始した後の最初の信号出力及び駆動
時間に基づいてカム歯車10を逆回転させる制御を行っ
ている。そのため、満氷時にはカム歯車10を42度回
転させた時点、氷が不足していた時にはカム歯車10を
160度回転させた時点でDCモータ13を停止させ、
その後逆回転させる制御を行っている。
【0062】なお、カム歯車10を42度回転させた際
の最初の信号出力でDCモータ13を停止させた場合
は、その駆動時間が短いことをモニターし、これに基づ
いて逆回転後の最初の信号出力に基づいてDCモータ1
3の駆動を停止する。これによって、カム歯車10は原
位置(0度=製氷位置)またはその周辺位置にて停止す
る。
【0063】一方、カム歯車10を160度回転させた
際の最初の信号出力でDCモータ13を停止させた場合
は、その駆動時間が長いことをモニターし、これに基づ
いて逆回転後の2度目の信号出力に基づいてDCモータ
13の駆動を停止する。すなわち、最初の信号出力はカ
ム歯車10が48度〜42度の位置まで戻されたことを
示す信号(復帰時の確定信号)で、2度目の信号がカム
歯車10として5度となる位置まで戻されたことを示す
信号であるため、2度目の信号に基づいて、DCモータ
13を停止させる。これによって、カム歯車10は原位
置(0度=製氷位置)またはその周辺位置にて停止す
る。なお、戻り行程におけるカム歯車10が48度〜4
2度となった際の信号出力は、フリクション部材8によ
って氷が不足していても充足していても、いずれの場合
にも発生するようにされている。
【0064】なお、上述したスイッチ押圧レバー用カム
面29には、3ヶ所の位置に凹み部分が設けられてい
る。この3つの凹みが、上述した第1、第2及び第3の
信号発生用カム部29a,29b,29cとなってお
り、スイッチ押圧レバー41のカム当接部41aがこれ
らの凹み部分に嵌まり込むたびにスイッチ押圧レバー4
1はタクトスイッチ42側に揺動しようとする。この揺
動時に、検氷軸31のスイッチ片回動阻止部31dが働
かないと、タクトスイッチ42はオンとなるようになっ
ている。
【0065】次に、この自動製氷機1の動作について説
明する。コントローラ(図示省略)は、基本動作プログ
ラムおよび初期設定プログラムを適宜実行し、図8に示
すように動作する。なお、初期設定プログラムや基本動
作プログラムを実行するためにコントローラを制御駆動
する制御回路は、自動製氷機1が取り付けられた冷蔵庫
本体(図示省略)に備えられたものと共用となっていて
もよいし、自動製氷機1専用のものとなっていてもよ
い。
【0066】まず、電源オンまたは初期化する旨の信号
のいずれかがコントローラに入力されると、初期設定プ
ログラム(イニシャライズの動作のモード)が開始され
る。この初期設定プログラムは、この自動製氷機1単体
での動作確認、冷蔵庫に取り付けたときの動作確認、冷
蔵庫を移動したときの初期動作の際等に実行するもの
で、製氷皿2の位置を確認し、水平位置状態とするもの
である。
【0067】電源がオンされると初期設定プルグラムが
立ち上がり、まずDCモータ13をCCW方向、すなわ
ちカム歯車10を製氷位置(原点位置=0度)へ戻す方
向へ回転させる。そして、タクトスイッチ42がオンと
なったら、タイマーを3秒にセットし、スイッチオン状
態のままタイマー動作が終了したら、DCモータ13を
停止させる。
【0068】この動作により、カム歯車10はメカロッ
ク位置(−6度)で停止する。すなわち、初期設定動作
において、DCモータ13をCCW方向へ回転させた
際、最初にスイッチがオンとなって出力される信号が検
氷信号なのか原位置信号なのかを認識するために、最初
の信号出力後、タイマーを3秒にセットする。そして、
スイッチがオン状態のまま3秒が経過する場合を、原位
置信号として認識し、3秒経過する前にスイッチがオフ
となって信号出力が途絶える場合を検氷出力として認識
するようにする。これにより、確実にカム歯車10がロ
ック位置(−6度)で停止する。
【0069】次に、DCモータ13をCW方向、すなわ
ちカム歯車10を検氷位置及び離氷位置方向へ回転させ
る。そして、タクトスイッチ42がオフとなったらDC
モータ13を停止させる。この後、逆にDCモータ13
をCCW方向へ回転させる。そして、タクトスイッチ4
2がオンとなったらDCモータ13を停止させる。これ
によって、DCモータ13は、この初期設定動作におい
てカム歯車10が製氷位置(0度=原位置)近傍となっ
た位置で停止する。これによって、自動製氷機1の初期
設定プログラム実行時(イニシャライズ)の動作が終了
する。このイニシャライズ終了後は、基本動作プログラ
ムに移行する。
【0070】基本動作プログラムは、例えば、扉が開か
れていない状態であることおよび製氷皿2の下に置かれ
るサーミスタ1aによって製氷完了を検知した後、一定
時間経過することというAND条件が満たされたとき、
待機終了の旨の信号がコントローラに入力し実行するよ
うにされる。なお、初期設定からスタートした場合は、
製氷皿2内に氷が無い状態であるが、サーミスタ1a
は、氷の有無にかかわらず庫内温度を感知するので、氷
製造が終了したと判断するように設定されている。
【0071】このように氷製造が終了したと判断する
と、貯氷容器内の氷の量を検知しに行く。そして、貯氷
容器内が氷不足状態となっている場合は、製氷皿2を反
転させ氷を貯氷容器へ供給する離氷を行う。次に、原点
位置(0度=水平位置)まで逆方向に回転させ給水を行
い、再び製氷がなされる。なお、検氷した際、満氷状態
であれば、氷を追加する必要がないため製氷皿2を反転
させずに原点(=水平位置)に戻り、検氷のため所定時
間待機して製氷確認動作に戻っていく。
【0072】次に、検氷動作について説明する。製氷完
了後、まず、DCモータ13をCW方向へ回転させる。
そして、タクトスイッチ42がオフとなったら、タイマ
ーを7秒にセットする。なお、この7秒は、DCモータ
13の駆動力によって、カム歯車10が5度の位置から
100度の位置まで回転可能な時間となっており、この
7秒間で検氷信号が発生するか否かを確認している。
【0073】この検氷動作時を含む7秒間の間、スイッ
チオフ状態が維持され、かつ7秒が経過してタイマーの
動作が終了した後において、タクトスイッチ42がオン
となった場合は、離氷信号が発生したこととなり、DC
モータ13を停止させる。なお、このような動作が行わ
れた場合は、検氷動作において氷が不足していたこと及
びこの氷の不足に基づき離氷動作を行ったことを意味す
る。
【0074】すなわち、氷が不足している場合には、カ
ム歯車10が所定角度(42〜48度)回転した際に、
検氷軸31も所定量降下した状態となっており、これに
よってスイッチ片回動阻止部31dが働いてスイッチ押
圧レバー41がタクトスイッチ42を押圧しない。した
がって、このような状況の場合は、タクトスイッチ42
がオンとならず信号が出力されないからである。
【0075】上述したようにDCモータ13を停止させ
た後、今度はDCモータ13をCCW方向へ回転させ
る。そして、タクトスイッチ42がオフとなることで離
氷信号がオフし、次にタクトスイッチ42がオンとなる
ことで復帰時の確定信号がオンする。さらに、タクトス
イッチ42がオフとなることで検氷信号がオフし、次に
タクトスイッチ42がオンとなったら、原位置信号と判
断し、DCモータ13を停止させる。これによって、カ
ム歯車10は、原位置(0度)近傍で停止することとな
る。この後、製氷皿2に給水を行い、一連の検氷動作及
び離氷動作が終了する。
【0076】このようにタクトスイッチ42の2度目の
オンに基づいてDCモータ13を停止させるのは、この
2度目のオンがカム歯車10が5度の位置に戻ってきた
ことを示すからである。すなわち、離氷動作をした後、
カム歯車10が所定位置(42〜48度)まで回転した
際に、検氷軸31はフリクション部材8の阻止片に阻止
されて回動できず、これによってスイッチ片回動阻止部
31dが働けずにスイッチ押圧レバー41がタクトスイ
ッチ42を押圧する。したがって、このような状況の場
合は、タクトスイッチ42がオンとなり1度目のオン信
号が出力されるからである。
【0077】なお、上述の検氷動作、すなわち7秒間の
タイマー動作中にタクトスイッチ42がオンとなった場
合(42度〜48度の位置でオンする)は、スイッチオ
ンの直後にDCモータ13を停止させる。このように検
氷動作時にタクトスイッチ42がオンとなる場合は、貯
氷容器内に氷が所定量以上入っており、氷の追加が必要
ないことを意味している。すなわち、満氷を検知したこ
ととなる。
【0078】そして、DCモータ13を停止させた後、
今度はDCモータ13を逆にCCW方向へ回転させる。
そして、タクトスイッチ42がオフとなることで検氷信
号がオフし、次にタクトスイッチ42がオンとなった
ら、原位置信号と判断して、DCモータ13を停止させ
る。これによって、カム歯車10は、原位置(0度)近
傍で停止することとなる。この後は、製氷皿2に氷があ
る状態なので給水は行わず待機状態となる。これによっ
て、満氷時の検氷動作が終了する。
【0079】なお、上述の実施の形態は本発明の好適な
実施の例ではあるが、これに限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可
能である。例えば、上述の実施の形態では、ウォーム1
5の先端部分を受ける軸受け20を、図5に示すような
構成、具体的には、矩形状の本体部20aの底面に嵌め
込み用の突出部20bを設け、側面に軸受け孔20cを
設け、上面にレール状のリブ20dを設けて、このリブ
20dをケース9の組み込み時の変形部としたが、軸受
け20は、図9及び図10に示すような構成としても良
い。
【0080】図9に示した軸受け60は、外観形状が略
長方体形状となっている。そして、軸受け保持部19に
嵌め込まれた際にケース半体9aと対向する側の面近傍
の内部に、略長方体形状の空間部60dを備え、さらに
この空間部60dよりケース半体9bの底面側の内部に
軸受け孔60cを備えている。このため、軸受け60
は、ケース半体9bの軸受け保持部19に嵌め込まれた
後、ケース半体9aを被せて両ケース半体9a,9bで
挟みつけられると、空間部60dのみが矢示E方向へ大
きく変形する。すなわち、空間部60dが、ケース組み
込み時の変形部となっている。この結果、軸受け孔60
cは、ケース組み込み後も変形せず、孔径の管理が容易
で、摺動ノイズ及び摩耗を低減させることが可能な軸受
け60となっている。
【0081】図10に示した軸受け70は、軸受け孔7
0cが形成された側面側からみると、T字形状となって
おり、略長方体形状の本体部70aの上端部分から側方
に突出した鍔部70d,70dを有している。この軸受
け70は、ケース半体9bの軸受け保持部19に嵌め込
まれた後、ケース半体9aを被せて両ケース半体9a,
9bで挟みつけられると、両鍔部70d,70dのみが
矢示F方向へ大きく変形する。すなわち、両鍔部70
d,70dが、ケース組み込み時の変形部となってい
る。この結果、軸受け孔70cは、ケース組み込み後も
変形せず、孔径の管理が容易で、摺動ノイズ及び摩耗を
低減させることが可能な軸受け70となっている。
【0082】このように、本実施の形態は、ウォーム1
5の先端部分を受ける軸受けを、ケース組み込み時に変
形する変形部を備えた軟質の部材で構成したが、特に変
形部を設けなくても、ケース組み込み時に軸受け孔に変
形が起こらない場合は、上述の各変形部はなくてもよ
い。
【0083】また、上述の実施の形態では、検氷位置等
を検出するスイッチをタクトスイッチ42で構成した
が、接点の係合/離脱によりオン/オフ切り換えがなさ
れるリーフスイッチ等を用いてもよい。
【0084】また、上述の実施の形態では、出力軸25
をカム歯車10と一体的に設けたが、一体的に設けず別
体としても良い。その際、それらを別の駆動源で駆動す
るようにしても良い。また、カムフォロアーとなる検氷
軸31の係合凸部31aや、スイッチ押圧レバー41の
カム当接部41aをカム歯車10の内周面に当接させる
のではなく、外周面に当接させるようにしても良い。
【0085】さらに、上述の実施の形態では、検氷信号
を満氷の場合のみ発生するようにしたが、満氷のときは
発生させず不足状態のときに信号を発生させるようにし
ても良い。
【0086】さらに、駆動源をDCモータ13ではな
く、ACモータやコンデンサモータとしてもよい。さら
に、DCモータ13のように、時間制御がある程度必要
なモータを使用するのではなく、ステッピングモータを
使用してカム歯車10の回転角度をステップ数で制御す
るようにしても良い。さらには、ソレノイド等モータ以
外の駆動源を採用しても良い。また、氷化する液体とし
ては、水の他にジュース等の飲み物や検査試薬等の非飲
料等を採用することができる。また、貯氷容器内の氷が
出来上がったか否かを検知する手段としては、サーミス
タ1aの他に形状記憶合金等を利用したバイメタルとし
ても良い。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の自動製氷
機の駆動装置は、モータの駆動力を製氷皿に伝達する回
転伝達機構の最初段となるウォームの先端部分を受ける
軸受けを、ケースとは別体で、かつケースの材質と同質
かもしくは軟質の樹脂を用いて構成している。そのた
め、軸受けの孔径を精度良く成型することが可能とな
り、ウォームのラジアル方向へのがたつきを少なくする
ことが可能となる。この結果、軸受けとウォームの摺動
部分から発生するノイズやこの摺動部分の摩耗を低減で
きる。また、軸受けがケースの材質と同等かあるいは軟
らかい材質で形成されているため、より一層ノイズ及び
摩耗を低減することが可能となる。
【0088】また、ケース組み込み時に他の部分に比し
て大きく変形する変形部を設けると、組み込み後の軸受
けの孔径の変形を防止することが可能となり、軸受けの
孔径の寸法管理をしやすくなる。このため、より一層ノ
イズ及び摩耗を抑えることが可能となる。
【0089】さらに、大きな駆動トルクが発生する離氷
位置方向への駆動時にウォームが軸受けから離れる方向
へ移動するように設定すると、軟質材で構成された軸受
けに大きなスラスト力が伝達されず、軸受けの破壊や経
時的な損傷を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の自動製氷機の要部平面図
である。
【図2】図1の自動製氷機の側面図である。
【図3】図1の自動製氷機の駆動装置を示し、一方のケ
ースを取り外して内部を観察可能にした正面図である。
【図4】図3の駆動装置の回転伝達機構の連結関係を示
す断面展開図である。
【図5】(A)は、図3の駆動装置の軸受けのみを矢示
VA方向からみた正面図、(B)は、(A)を矢示VB
方向からみた側面図、(C)は(A)を矢示VC方向か
らみた平面図である。
【図6】図4の駆動装置のカム歯車を図4の矢示VI方
向から見た底面図である。
【図7】図3の駆動装置のスイッチ押圧レバーを矢示V
II方向から見た底面図である。
【図8】図1の自動製氷機の動作状況を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態の自動製氷機の駆動装置の
軸受けの変形例を示した模式図である。
【図10】本発明の実施の形態の自動製氷機の駆動装置
の軸受けの他の変形例を示した模式図である。
【図11】従来の自動製氷装置をケースの蓋を外した状
態で内部機構が見えるように示した平面図である。
【符号の説明】
1 自動製氷機 2 製氷皿 3 検氷アーム 5 駆動装置 9 ケース 9a,9b ケース半体 10 カム歯車 11 検氷機構 12 スイッチ機構 13 DCモータ 13a 出力軸 14 回転伝達機構 15 ウォーム 20 軸受け 20d リブ(変形部)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯氷容器内の氷の不足を検出した場合
    に、製氷皿を反転させて氷を上記貯氷容器内に落下させ
    た後、上記製氷皿を元の位置に戻し氷を製造する自動製
    氷機の駆動装置において、ケース内に収納されたモータ
    の出力軸にスラスト方向へ移動可能でかつラジアル方向
    へ一体的に回転するように連結され、上記モータの駆動
    力を上記製氷皿に伝達する回転伝達機構の最初段となる
    ウォームを備えると共に、このウォームの先端部分を受
    ける軸受けを、上記ケースとは別体で、かつ上記ケース
    の材質と同質かもしくは軟質の樹脂を用いて構成したこ
    とを特徴とする自動製氷機の駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記ケースは、分割された2つのケース
    半体から構成され、前記軸受けを内部に収納して上記2
    つのケース半体を一体化させることにより、前記軸受け
    が上記2つのケース半体で挟み込まれて固定されること
    を特徴とする請求項1記載の自動製氷機の駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記軸受けには、前記2つのケース半体
    で挟み込まれた際にその部分が変形すると共に上記ウォ
    ームの先端部分を受ける軸孔の径に影響を与えない変形
    部が形成されていることを特徴とする請求項2記載の自
    動製氷機の駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記ウォームは、先端部分が平面で形成
    され、かつ氷を落下させる方向(離氷位置方向)とは反
    対方向(製氷位置方向)へ前記製氷皿を回転させる際に
    前記軸受け側へ移動するように設定され、前記軸受け
    は、製氷位置方向への駆動時に前記ウォームをスラスト
    受けするように構成されていることを特徴とする請求項
    1,2または3記載の自動製氷機の駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記軸受けの材質を、ポリエステルエラ
    ストマーで構成したことを特徴とする請求項1,2,3
    または4記載の自動製氷機の駆動装置。
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