JP2001163762A

JP2001163762A - スリミング剤

Info

Publication number: JP2001163762A
Application number: JP37649599A
Authority: JP
Inventors: Yatsuhiro Takita; 八広滝田; Hidehiko Ishimaru; 英彦石丸; Tahe Negi; 太兵衛祢宜
Original assignee: Lion Corp
Current assignee: Lion Corp
Priority date: 1999-12-13
Filing date: 1999-12-13
Publication date: 2001-06-19

Abstract

(57)【要約】【課題】皮下脂肪の分解、燃焼を促進し、皮下脂肪減少
効果が有り、肥満の予防及び治療に有効な経皮スリミン
グ剤を提供する。【解決手段】ノウゼンカズラ科タベブイア属植物を抽出
して得たエキスを皮膚化粧品、皮膚洗浄剤、経皮薬剤、
入浴剤などに配合する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、人体内部において
脂肪の代謝分解、燃焼を促進することにより、皮下脂肪
を減少する効果がある、肥満の予防及び治療に有効なス
リミング（Ｓｌｉｍｍｉｎｇ）剤に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、肥満体質の予防及び治療に対して
は、医療用として神経末端でβ−アドレナリンの再接取
を阻害し食欲抑制作用を発揮させるサノレックス（Ｓｉ
ｋｄａｒａｎｄ大村、ＢｒａｉｎＲｅｓ．Ｂｕｌ
ｌ．，１５：３３，１９８５）、褐色脂肪細胞と全身代
謝を活性化する熱産性促進剤エフェドリン，カフェイン
（吉岡等．，Ｊ．Ｎｕｔｒ．Ｓｃｉ．Ｖｉｔａｍｉｎｏ
ｌ．，３６：１７３−１７８，１９９０）、窒素平衡の
維持可能な超低エネルギー食（６００ｋｃａｌ、通常：
２０００〜３０００／日）オプティファースト（池田等
ＴｈｅｒａｐｌｕｔｉｃＲｅｓｅａｒｃｈ，１０：５
０３７−５０５０，１９８９）が用いられているが、効
果が高い反面、医者の厳重な管理下で使用しないと副作
用が出る事等により一般には適用出来ないものである。

【０００３】一方脂肪分解促進剤としてテオフィリン，
大豆サポニン，プレクトランタスエキスなどが知られて
おり、脂肪酸代謝促進剤としてカプサイシン，ハイドロ
キシトリックアシドを含む化粧品が抗肥満、スリミング
効果を有することが知られており、更に蔗糖と脂肪酸の
エステルであるオレストレラやリグニン、寒天、カラギ
ーナンなどの海藻多糖類がダイエット食品として商品化
されている。しかしながら、上記カプサイシンには辛み
刺激にともなう粘膜の炎症（特開昭６０−２６２５１１
号公報）、上記オレストレラには下痢等の副作用が有る
ことが知られており、又上記テオフィリン、ハイドロキ
シトリックアシド等は効果の点で充分でなく、更に大豆
サポニン、食物繊維（大野、肥満の臨床医学、３５１−
３７２、１９９３）は大量に摂取しないと効果が出ない
など問題点があり抗肥満効果という点で未だ十分な物が
見出されていないのが現状である。

【０００４】他方、贅肉除去作用を謳ったサポニンを含
む抽出物（特開昭５７−１４９２１５号公報）、ホスホ
ジエステラーゼ阻害作用を利用した１’−ヒドロキシ
アルキルキサンチンを含むスリミング剤（特開平０１−
２２８１３号公報）、リパーゼ活性を高める作用を有す
るコーヒーノキ、トチュウ、海藻抽出物を含むリパーゼ
活性促進剤（特開平０９−３０１８２１号公報）及びウ
イキョウ抽出物、イノシット、デキストラン硫酸塩を含
むボディ用皮膚外用剤（特開平０５−２６２６３６号公
報）、α−２受容体遮断効果を有するイチョウ抽出物を
配合した化粧料用痩身剤組成物（特開平０５−２２１８
４２号公報）、ノウゼンカズラ科（Ｆａｍ．Ｂｉｇｎｏ
ｎｉａｃｅａｅ）タベブイア（Ｔａｂｅｂｕｉａ）属植
物エキスに関しては保温、デオドランド効果を謳った浴
用剤（特願平０３−１８６９５３号公報）、発毛促進を
謳った養毛剤（特願平０７−１２５７３６号公報、特願
平０９−１４５７８８号公報）、ニキビ予防を謳う抗男
性ホルモン剤（特開平１１−１８０８１９号公報）等が
公開されているが、ノウゼンカズラ科タベブイア属植物
エキスを含む外用剤に皮下脂肪減少効果等を有すること
は未だ知られていなかったものである。

【０００５】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
人体表皮より吸収され顕著に皮下脂肪を減少させる効果
があり肥満の予防及び治療が可能なスリミング剤を提供
することを目的とする。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】本発明者は、上記従来
の課題及び現状等に鑑みこれを解消しようとする物であ
り、人体皮膚面等より吸収され、顕著に皮下脂肪を減少
させる効果があり、肥満予防及び治療が可能なスリミン
グ剤を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
等について鋭意検討を重ねた結果、ノウゼンカズラ科タ
ベブイア属植物エキスにヒト皮下脂肪減少促進効果があ
ること、又多量に配合しても障害がないこと、それ故、
外用組成物に抗肥満活性成分としてノウゼンカズラ科タ
ベブイア属植物エキスを配合することにより、塗布部所
に何らの悪影響を出すことなく、塗布部所の皮下脂肪を
特異的且つ効果的に減少させ外用性抗肥満剤として肥満
の予防及び治療できる上記目的のスリミング剤を得るこ
とに成功し、本発明を完成するに至ったのである。すな
わち、本発明のスリミング剤は、ノウゼンカズラ科タベ
ブイア属植物抽出物の一種又は二種以上を含有すること
を特徴とする。

【０００８】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳し
く説明する。本発明のスリミング剤（以下に、単に「本
発明」という）組成物は、ノウゼンカズラ科タベブイア
属植物抽出物の一種又は二種以上を含有することを特徴
とする物である。

【０００９】本発明に用いられるノウゼンカズラ科のタ
ベブイア属としてはカイシエッタ：Ｃａｉｘｅｔａ（Ｔ
ａｂｅｂｕｉａｃａｓｓｉｎｏｉｄｅｓ）および（Ｔ
ａｂｅｂｕｉａｌｅｕｃｏｘｙｌａ）、イペーロー
ザ：Ｉｐｅ−ｒｏｓａ（Ｔａｂｅｂｕｉａｉｍｐｅｔ
ｉｇｉｎｏｓａ），イペーロッショ：Ｉｐｒｅ−ｒｏｘ
ｏ（Ｔａｂｅｂｕｉａｈｅｐｔａｐｈｙｌｌａ），イ
ペーコムン：Ｉｐｅ−ｃｏｍｕｍ（Ｔａｂｅｂｕｉａ
ｖｅｌｌｏｚｏｉ），カロベイラ：Ｃａｒｏｂｅｉｒａ
（Ｔａｂｅｂｕｉａｃａｒａｉｂａ），イペーアマレ
イロ：Ｉｐｅ−ａｍａｒｅｌｏ（Ｔａｂｅｂｕｉａｃ
ｈｒｓｏｔｒｉｃｈａ）および（Ｔａｂｅｂｕｉａｕ
ｍｂｅｌｌａｔａ）、パウダルコアマレーロ：Ｐａ
ｕ−ｄａｒｃｏ−ａｍａｒｅｌｏ（Ｔａｂｅｂｕｉａ
ｓｅｒｒａｔｉｆｏｌｉａ）等が挙げられる。これらの
植物抽出物の単１ないし２種以上配合してなるスリミン
グ剤を配合してなるスリミング剤に上記した皮下脂肪減
少効果を有するという属性を確認したことは本発明者等
の新知見である。この点等については後述する試験例等
で詳しく説明する。

【００１０】本発明の抽出物は植物体の樹皮、木部、
葉、花、果実又は根を使用し、抽出するに際しは、植物
は未乾燥状態でも良いが、好ましくは、風乾あるいは凍
結乾燥等の方法で乾燥してから抽出に供するのが抽出効
率の点で望ましい。抽出物を抽出する方法は、通常の抽
出法が採用され、水、塩化ナトリウム溶液、親水性有機
溶媒、含水親水性有機溶媒、その他の有機溶媒等を使用
して抽出する事が出来る。

【００１１】抽出する際に使用する親水性有機溶媒とし
ては、メタノール、エタノール、イソプロパノール等の
低級アルコール、プロピレングリコール、１，３−ブチ
レングリコール等のグリコール、グリセリン、アセト
ン、メチルエチルケトン、アセトニトリル、ジメチルス
ルホキシド、ジメチルホルムアミド等、又はこれらの混
液等が挙げられる。特に、水又は水とメタノール、エタ
ノール、イソプロパノール等の低級アルコールの混合物
を用いて抽出することが好ましい。その場合の水と低級
アルコールの比率は、低級アルコール／水が０／１００
〜７０／３０（Ｖ／Ｖ：体積比）であることが好まし
く、より好ましくは０／１００〜４０／６０である。

【００１２】また、植物乾燥物と抽出溶媒との比率は、
植物乾燥物／溶媒比が１／５０〜１／２（Ｗ／Ｗ：重量
比）の範囲が好ましい。また、その抽出条件としては、
抽出温度は特に制限はないが、５〜８０℃で、好ましく
は５〜５０℃の範囲で、１〜２４時間、攪拌しながら行
うのが好ましく、抽出ｐＨは、極端な酸性、アルカリ性
に傾かなければ特に制限はない。

【００１３】上記抽出操作で生じた抽出残渣に抽出操作
を繰り返すことにより、抽出効率を上げることも可能で
ある。尚、この抽出液はそのまま用いても、あるいは希
釈液としたり、濃縮エキスとしてもよく、また、凍結乾
燥等により乾燥粉末物としたり、ペースト状に調製して
もよい。また、上記乾燥粉末に調製した場合には、水又
は水を含むメタノール、エタノール、イソプロパノール
等の低級アルコールに予め溶解して用いるか、あるいは
後述の水を含む外用組成物中では可溶化して用いるのが
好ましい。

【００１４】本発明のスリミング剤は、上記で得た抽出
物を任意の濃度で配合出来るものである。スリミング剤
はその商品形態によって配合すべき量は異なるが一般的
に０．０１〜５０重量％、好ましくは、０．０５〜２０
重量％、更に好ましくは０．１〜１０重量％配合するこ
とが望ましい。０．０１重量％未満であると、満足な肥
満防止効果が発揮されない場合があり、５０％を超えて
も通常、それ以上の効果は発揮されない。浴用剤の場合
は、使用場面では数万分の１に希釈されるが、湯温度が
体温より高く、毛穴も開き抽出成分を吸収し易いことか
ら浴用剤形の状態で上記配合量を確保すれば足りる。

【００１５】本発明のスリミング剤には、皮下脂肪減少
成分となる上記Ｔａｂｅｂｕｉａ属植物抽出物の他に、
油分、水、界面活性剤、保湿性、低級アルコール、増粘
剤、酸化防止剤、キレート剤、ｐＨ調製剤、防腐剤、香
料、色素、紫外線吸収剤、紫外線散乱剤、ビタミン類、
アミノ酸類、水等通常化粧料、石鹸浴用剤等に用いられ
る原料を配合可能である。尚、本発明の外用剤組成物に
配合される任意成分は、これらに限定されるものではな
く、例えば動物、微生物及び植物起源の抽出液等も適宜
加えることができる。

【００１６】このように構成される本発明のスリミング
剤は、ローション（化粧水）、化粧用クリーム類、乳
液、化粧水、パック剤、スキンミルク（乳剤）、ジェル
剤、パウダー、リップクリーム、口紅、アンダーメーク
アップ、ファンデーション、サンケア、浴用剤、ボディ
シャンプー、ボディリンス、石鹸、クレンジングフォー
ム、軟膏、貼付剤、ゼリー剤、エアゾール剤等種々の製
品形態で使用でき、特にスリミング剤として好適にしよ
う出来る物であるが、これらに限定されるものではな
い。これらの製品は、本発明のＴａｂｅｂｕｉａ属植物
抽出物と上記任意成分とを適当に配合することにより製
造することができる。又、本発明に使用する上記Ｔａｂ
ｅｂｕｉａ属植物抽出物は、安全性の高い物であり、そ
れ故、上記各種剤型の抗肥満剤に幅広く利用することが
出来る物となる。

【００１７】

【実施例】以下、ノウゼンカズラ科（Ｆａｍ．Ｂｉｇｎ
ｏｎｉａｃｅａｅ）Ｔａｂｅｂｕｉａ属植物エキスの製
造実施例を示して本発明を具体的に説明するが、本発明
は下記実施例に制限されるものではない。なお、各例中
の「％」はいずれも「重量％」である。

【００１８】［植物エキス製造実施例：Ｔａｂｅｂｕｉ
ａｃｈｒｓｏｔｒｉｃｈａの例］ノウゼンカズラ科
（Ｆａｍ．Ｂｉｇｎｏｎｉａｃｅａｅ）Ｔａｂｅｂｕｉ
ａ属に属するイペーアマレイロ（Ｔａｂｅｂｕｉａｃ
ｈｒｓｏｔｒｉｃｈａ）樹皮乾燥物１００ｇを２リット
ルのメタノールに浸漬し、攪拌しながら室温で３時間抽
出を行った。その後、濃縮及び凍結乾燥することにより
Ｔａｂｅｂｕｉａｃｈｒｓｏｔｒｉｃｈａ抽出物２ｇを
得た。又、他のＴａｂｅｂｕｉａ属植物も上記製法に準
拠して各種抽出物を得ることが出来る。［植物エキス製造実施例：Ｔａｂｅｂｕｉａｈｅｐｔ
ａｐｈｙｌｌａの例］ノウゼンカズラ科（Ｆａｍ．Ｂｉ
ｇｎｏｎｉａｃｅａｅ）Ｔａｂｅｂｕｉａ属に属するイ
ペーロッショ（Ｔａｂｅｂｕｉａｈｅｐｔａｐｈｙ
ｌｌａ）葉乾燥物１００ｇを２リットルのアセトンに浸
漬し、攪拌しながら室温で３時間抽出を行った。その
後、濃縮及び凍結乾燥することによりＴａｂｅｂｕｉａ
ｈｅｐｔａｐｈｙｌｌａ抽出物１．５ｇを得た。又、
他のＴａｂｅｂｕｉａ属植物も上記製法に準拠して各種
抽出物を得ることが出来る。

【００１９】［試験例１］脂肪分解能は、スリミング剤
開発のスクリーニング法として汎用されている遊離白色
脂肪細胞に検体を作用させ遊離してくる脂肪酸量を測定
する方法（江崎：医学の歩みｖｏｌｌ１８４Ｎ
ｏ．６１９９８）により調べた。すなわちＳＤ−ＩＧ
Ｓ系雄ラット（体重：２００〜３００ｇ）の副睾丸脂肪
組織よりコラゲナーゼ溶液を用いて調整した遊離脂肪細
胞を検体濃度１００μｇ／ｍｌになるように希釈したア
ルブミンー炭酸水素塩緩衝液中で３７℃、２時間孵置、
反応液中の遊離脂肪酸量を遊離脂肪酸測定キット（ＮＥ
ＦＡ−Ｔｅｓｔ；Ｗａｋｏ：アシルーＣＯＡオキシダー
ゼを用いた酵素法）により測定した。なお比較対照とし
て市販スリミング剤の脂肪分解促進成分として使用され
ているガルシノールエキス、コラエキス２点を試験に供
した。

【００２０】

【表１】

【００２１】［試験例２］親水軟膏／白色ワセリンを１
／１（重量比）の割合で配合した基剤に上記抽出物を
１．０％となるように混合したスリミング剤を調製し、
市販スリミング剤Ａ（ガルシノール、カフェイン、ケラ
トリンを含有），Ｂ（プレクトランタス、コラ、カサバ
を含有）の２点を対照として下記の試験に供した。［試験法］成人男女６名（男性２名、女性４名）を被検
者とし、各被検者の右上腕部に１日当たり２回以上、上
記試料を塗布し、初日以降１週毎（計４週）に超音波診
断装置（ＵＸ−１：リオン社）により左（試料無塗布
部）、右（試料塗布部）の同部所の皮下脂肪厚を測定し
て、次式により皮下脂肪減少率を算出し、６被検者の平
均値から以下の評価基準で判定した。

【数１】

【００２２】評価基準その値より、スリミング効果を下記４段階の基準で評価
した。 −（効果なし）・・・・・皮下脂肪減少率が５％以下 ±（効果ややあり）・・・皮下脂肪減少率が６〜１０％＋（効果あり）・・・・・皮下脂肪減少率が１１〜１
５％＋＋（著効な効果あり）・・皮下脂肪減少率が１６以上皮下脂肪減少率と評価結果を表２に示す。

【００２３】

【表２】

【００２４】以下、本発明のスリミング剤をクリーム、
乳液、化粧水、浴用剤（顆粒状）、浴用剤（粉末状）、
浴用剤（錠剤）、浴用剤（発泡剤）、浴用剤（液状）、
ボディシャンプー、ボディリンスに適用した場合の具体
的実施例を示す。尚、各実施例の各種抽出物は上記製造
例と同様に製造した物を使用した。

【００２５】［実施例１〜９］スキンクリームの実施例
を表３に示した。

【表３】実施例１〜９の如く配合しスリミング効果のあるスキン
クリームを得た。

【００２６】［実施例１０〜１８］乳液の実施例を表４
に示した。

【表４】実施例１０〜１８の如く配合しスリミング効果のある乳
液を得た。

【００２７】［実施例１９〜２７］化粧水の実施例を表
５に示した。

【表５】実施例１９〜２７の如く配合しスリミング効果のある化
粧水を得た。

【００２８】［実施例２８］浴用剤（顆粒状）硫酸ナトリウム３０．０重量％酸化マグネシウム２．０カルボキシメチルセルロースナトリウム１．０Ｔａｂｅｂｕｉａｃａｓｓｉｎｏｉｄｅｓメタノール抽出物２．０カミツレ０．５ビタミンＥ０．５香料１．０色素０．１炭酸水素カリウムバランス（合計）１００．０上記配合組成で、定法によりスリミング効果のある浴用
剤（顆粒状）を得た。

【００２９】［実施例２９］浴用剤（粉末状）炭酸水素ナトリウム３２．０重量％Ｔａｂｅｂｕｉａｃａｒａｉｂａメタノール抽出物２．０ペプシン酵素（２００Ｕ）１．０クエン酸ナトリウム３．０リモネン０．５ラベンダー油０．３香料１．０色素０．１炭酸ナトリウムバランス（合計）１００．０上記配合組成で、定法によりスリミング効果のある浴用
剤（粉末状）を得た。

【００３０】［実施例３０］浴用剤（錠剤）炭酸水素ナトリウム２５．４重量％コハク酸４０．０Ｔａｂｅｂｕｉａｃａｒａｉｂａメタノール抽出物１．５アロエ粉末０．５Ｔａｂｅｂｕｉａｉｍｐｅｔｉｇｉｎｏｓａメタノール抽出物０．５Ｔａｂｅｂｕｉａｌｅｕｃｏｘｙｌａメタノール抽出物０．５香料１．０色素０．１炭酸ナトリウムバランス（合計）１００．０上記配合組成で、定法によりスリミング効果のある浴用
剤（錠剤）を得た。

【００３１】［実施例３１］浴用剤（発泡状）硫酸ナトリウム８．０重量％炭酸水素ナトリウム３０．０Ｔａｂｅｂｕｉａｕｍｂｅｌｌａｔａメタノール抽出物０．５Ｔａｂｅｂｕｉａｈｅｐｔａｐｈｙｌｌａメタノール抽出物０．５Ｔａｂｅｂｕｉａｃｈｒｓｏｔｒｉｃｈａメタノール抽出物０．５クエン酸２０．０酒石酸１０．０コハク酸１０．０色素０．５香料１．５炭酸ナトリウムバランス（合計）１００．０上記配合組成で、定法によりスリミング効果のある浴用
剤（発泡状）を得た。

【００３２】［実施例３２］浴用剤（液状）エタノール２０．０重量％硫酸ナトリウム５．０Ｔａｂｅｂｕｉａｖｅｌｌｏｚｏｉメタノール抽出物１．０ラノリン０．５アボガド油０．５色素１．５香料２１．０プロピレングリコールバランス（合計）１００．０上記配合組成で、定法によりスリミング効果のある浴用
剤（液状）を得た。

【００３３】

【実施例３３】ボディシャンプーヤシ脂肪酸カリウム５．０重量％オレイン酸カリウム２０．０ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド３．０グリセリン１０．０硫酸ナトリウム２．０ＥＤＴＡ０．１Ｔａｂｅｂｕｉａｓｅｒｒａｔｉｆｏｌｉａメタノール抽出物１．０香料適量色素適量防腐剤適量精製水バランス（合計）１００．０上記配合組成で、定法によりスリミング効果のあるボデ
ィシャンプーを得た。

【００３４】［実施例３４］ボディリンス流動パラフィン１０．０重量％パルミチン酸イソプロピル３．０メチルポリシロキサン３．０モノステアリン酸グリセリン１．５ＰＯＥステアリン酸グリセリン１．５グリセリン５．０Ｔａｂｅｂｕｉａｈｅｐｔａｐｈｙｌｌａメタノール抽出物０．２香料適量色素適量防腐剤適量精製水バランス（合計）１００．０上記配合組成で、定法によりスリミング効果のあるボデ
ィリンスを得た。

【００３５】［実施例３５］貼付剤Ｔａｂｅｂｕｉａｌｅｕｃｏｘｙｌａメタノール抽出物０．１重量％ポリアクリル酸５．２ポリアクリル酸ナトリウム１．２ポリビニルアルコール３．０カルボキシメチルセルロースナトリウム４．０グリセリン５．０ポリエチレングリコール４００２．０１−メントール０．１合成ヒドロタルサイト０．２精製水バランス（合計）１００．０上記配合組成で、定法により不織布の支持体に展延、担
持した後保護フイルムで覆うことによりスリミング効果
のある貼付剤を得た。貼付剤は長時間皮膚との接触が可
能であることからＴａｂｅｂｕｉａｌｅｕｃｏｘｙｌ
ａメタノール抽出物は０．１％程度で充分である。ま
た貼付剤は腹部、臀部など局所を対象としたとき効率的
である。

【００３６】［実施例３６］軟膏剤Ｔａｂｅｂｕｉａｈｅｐｔａｐｈｙｌｌａメタノール抽出物０．３重量％ＰＯＥセチルエーテル（３０Ｅ０）２．０モノステアリン酸グリセリン１０．０流動パラフィン５．０セチルアルコール６．０メチルパラベン０．１プロピレングリコール１０．０精製水バランス（合計）１００．０上記配合組成で、定法によりスリミング効果のある軟膏
剤を得た。

【００３７】［実施例３７］パック剤Ｔａｂｅｂｕｉａｃａｓｓｉｎｏｉｄｅｓメタノール抽出物０．２重量％ＰＯＥ硬化ヒマシ油（２０Ｅ０）０．５ポリビニルアルコール１２．０エタノール５．０１，３−ブチレンアルコール６．０メチルパラベン０．１香料適量精製水バランス（合計）１００．０上記配合組成で、定法によりスリミング効果のあるパッ
ク剤を得た。

【００３８】

【発明の効果】優れた皮下脂肪減少促進効果を有し、特
に全身あるいは局所を対象として皮下脂肪を効果的に減
少させることが出来るので、スリミング剤として美容や
医療において有用なものである。

フロントページの続きＦターム(参考） 4C083 AA111 AA112 AA122 AB032 AB212 AB312 AB352 AB442 AC012 AC022 AC072 AC102 AC172 AC292 AC302 AC352 AC422 AC442 AC482 AC532 AC542 AC582 AC642 AD042 AD092 AD112 AD152 AD212 AD272 AD352 AD472 AD512 AD532 AD572 AD662 CC04 CC05 CC23 CC25 CC39 DD12 DD15 DD16 DD17 DD23 DD31 EE50 FF01 4C088 AB12 BA08 CA03 MA63 NA14 ZA89 ZC35

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ノウゼンカズラ科（Ｆａｍ．Ｂｉｇｎｏｎ
ｉａｃｅａｅ）タベブイア（Ｔａｂｅｂｕｉａ）属植物
エキスを含有することを特徴とするスリミング剤。