JP2001161732A - おむつ交換頃合センサー及びおむつ交換頃合検知装置 - Google Patents

おむつ交換頃合センサー及びおむつ交換頃合検知装置

Info

Publication number
JP2001161732A
JP2001161732A JP2000182208A JP2000182208A JP2001161732A JP 2001161732 A JP2001161732 A JP 2001161732A JP 2000182208 A JP2000182208 A JP 2000182208A JP 2000182208 A JP2000182208 A JP 2000182208A JP 2001161732 A JP2001161732 A JP 2001161732A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diaper
resonator
urination
urine
detecting means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000182208A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Yoshida
謙治 吉田
Hidenori Yamazaki
秀範 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2000182208A priority Critical patent/JP2001161732A/ja
Publication of JP2001161732A publication Critical patent/JP2001161732A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/15Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
    • A61F13/42Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators with wetness indicator or alarm

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】被介護者個々の排尿量に対応して最適なおむつ
交換時期を検知することができるおむつ効果頃合センサ
ー及びおむつ交換頃合検知装置を提供することにある。 【解決手段】共振体3は矩形の不織布4の裏面中央に貼
り付けられ、該共振体3の周囲の不織布4の裏面に設け
た感圧接着層を用いて専用シート2の表面に、検知した
い排尿量に対応せる位置を示す線L1…に合わせて貼り
付けられるようなっている。専用シート2はおむつ体1
の人体側面に重ねられて使用される。不織布4は汗等を
吸収する役割を持つものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病人、老人などが
装着するおむつの交換時期を検知するおむつ交換頃合セ
ンサー及びおむつ交換頃合検知装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】寝たきりの病人や老人の尿失禁や排尿の
対策として所謂紙おむつが使用されているが、おむつの
交換が遅れたりすると、衛生状態の悪化などを招くこと
になる。
【0003】そこで従来は介護者或いは保護者がおむつ
をあけて汚れ具合をチェックしていた。
【0004】しかしながら、介護者や保護者にとって上
記チェックを怠りなく行うのは煩わしく、また被介護者
にとっては安眠を妨害されるという問題があった。
【0005】ー方病院ではー定時間ごとおむつの交換が
行われている。これでは、個人による***の差は考慮さ
れていないため、個人別の十分な介護は得られていない
という問題があった。しかも、***(排尿)の間隔の長
い患者にとってはおむつを外すが汚れていないため、ま
た付け直すといったロスが生じることもあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の問題に対応し
て、おむつ内に水分検知センサーを設けて排尿を検知す
る方法が提供されているが、従来の水分検知センサー
は、少しの排尿があっても検知するため介護者や保護者
の作業負担が増加し、またその都度おむつを交換するた
め、おむつ費用の増加になっていた。また汗などにも反
応してしまい確実に排尿を検知したかどうかが不明な場
合があった。
【0007】更に水分検知センサーからの信号で排尿を
検知して表示する装置は大型で固定的であったため、病
院など多数の被介護者のおむつをチェックする必要があ
る施設などでは、装置の設置費が高くなるという問題が
あった。
【0008】本発明は上記の問題点に鑑みて為されたも
ので、その目的とするところは被介護者個々の排尿量に
対応して最適なおむつ交換時期を検知することができる
おむつ交換頃合センサーを提供するとともに、被介護者
に不快感を与えること無くおむつの交換時期を検知する
ことができるおむつ交換頃合検知装置を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、排尿位置を基準とし、該基準
位置からの排尿の進行に基づいて排尿量と相関関係を持
つ電気信号を出力する水分検知手段をパッド型若しくは
パンツ型のおむつに用いられる尿吸収用おむつ体に配設
することを特徴とする。
【0010】請求項2の発明では、排尿位置を基準と
し、該基準位置から排尿が進行する方向において検知し
たい排尿量に対応したパッド型若しくはパンツ型のおむ
つに用いられる尿吸収用おむつ体上の位置に尿を検知す
る水分検知手段を配設することを特徴とする。
【0011】請求項3の発明では、請求項2の発明にお
いて、上記尿吸収用おむつ体表面に複数の排尿量に対応
した夫々の位置に印を付け、検知したい排尿量に対応す
る上記印の位置に上記水分検知手段を貼り付けて配設す
ることを特徴とする。
【0012】請求項4の発明では、請求項3の発明で
は、貼り付け手段を粘着テープで構成したことを特徴と
する。
【0013】請求項5の発明では、請求項2の発明にお
いて、上記尿吸収用おむつ体の最外層に上記基準位置か
ら尿の進行方向に向けて所定の間隔で上記水分検知手段
挿入用のポケットを複数列設し、検知したい排尿量に対
応する位置の上記ポケットに上記水分検知手段を挿入配
設することを特徴とする。
【0014】請求項6の発明では、請求項5の発明にお
いて、各ポケットには上記水分検知手段挿入後、開口部
を封止するための粘着テープを付設していることを特徴
とする請求項5記載のおむつ交換頃合センサー。
【0015】請求項7の発明では、請求項2の発明にお
いて、上記尿吸収用おむつ体の最外層に上記基準位置か
ら尿の進行方向に向けて所定の間隔で、上記水分検知手
段と略同じ大きさ窓孔を上記最外層を切り取って形成す
るための切り取り目部を複数列設し、検知したい排尿量
に対応する位置に切り取り形成した上記窓孔に上記水分
検知手段を配設することを特徴とする。
【0016】請求項8の発明では、請求項7の発明にお
いて、上記水分検知手段を粘着テープにより窓孔に貼り
付けて成ることを特徴とする。
【0017】請求項9の発明では、請求項2の発明にお
いて、上記尿吸収用おむつ体の最外層の内側に、排尿の
進行方向に向けて移動自在に上記水分検知手段を収納す
るとともに、上記水分検知手段にー端が連結された引き
紐の他端側を上記尿吸収用おむつ体の上記進行方向側端
部より導出し、該引き紐の他端側が引っ張られることに
より、検知したい排尿量に対応する位置に上記水分検知
手段を移動配設することを特徴とする。
【0018】請求項10の発明では、請求項9の発明に
おいて、上記引き紐には水分検知手段の移動位置を示す
印を設けて成ることを特徴とする。
【0019】請求項11の発明では、請求項9の発明に
おいて、上記尿吸収用おむつ体の最外層には外部より水
分検知手段の移動位置が視認可能な透し部を設けたこと
を特徴とする。
【0020】請求項12の発明では、請求項2の発明に
おいて、上記尿吸収用おむつ体の最外層に上記基準位置
から排尿の進行方向に向けて所定間隔で複数の水分検知
手段を予め列設して成ることを特徴とする。
【0021】請求項13の発明では、請求項2乃至12
の発明において、上記水分検知手段を、コイルパターン
及びコンデンサパターンからなる共振回路を絶縁シート
に設け、共振周波数に対応する周波数の電波が送信され
ている場に存在するときに反射電波を発生する共振体に
より構成したことを特徴とする。
【0022】請求項14の発明では、請求項1の発明に
おいて、絶縁シート上にコイルパターンを形成するとと
もに、絶縁シートの幅方向に並行する一対のコンデンサ
パターンを形成してこれらコイルパターン及びコンデン
サパターンにより共振回路を構成し、上記一対のコンデ
ンサパターン間内の水分量によって決まる容量で共振周
波数が変化する共振体により上記水分検知手段を構成
し、上記コンデンサパターンの基端を略排尿基準位置に
位置させ、上記コンデンサパターンの長手方向が排尿進
行方向となるように上記尿吸収用おむつ体に上記水分検
知手段を配設することを特徴とする。
【0023】請求項15の発明では、請求項13の発明
において、上記尿吸収用おむつ体の最外層の非液体透過
性シート表面に上記水分検知手段を貼り付けることを特
徴とする。
【0024】請求項16の発明では、請求項13又は請
求項14の共振体からなる水分検知手段を用いた請求項
1乃至12の何れか又は15のおむつ交換頃合センサー
と、上記共振周波数に対応する周波数の電波を送信する
とともに反射電波を含む電波を受信するアンテナ体が接
続され、共振周波数に対応する周波数の電波を送信する
とともに送信に同期して受信動作を行い、反射電波を含
む受信電波から求めた受信電波特性に基づいて水分を検
知する検知装置とから成ることを特徴とする。
【0025】請求項17の発明では、請求項16の発明
において、上記アンテナ体が被介護者が横臥する寝具に
固定配設されるとともに、上記場が横臥状態の被介護者
の全体を含む範囲となるように設定し、被介護者が寝具
上で横臥状態から少なくとも上半身を起こしたときに上
記範囲から出る被介護者の身体部位に直接若しくは間接
的に取り付ける離床検知用の共振体を、上記おむつ交換
頃合センサーに取り付ける共振体とは異なる共振周波数
の共振体で構成し、検知装置は、該離床検知用の共振体
の共振周波数に対応する周波数の電波を送信の送信に同
期した受信動作によって受信した反射電波を含む受信電
波から求めた受信特性に基づいて、被介護者の離床を検
知することを特徴とする。
【0026】請求項18の発明では、請求項16の発明
において、上記検知装置を、アンテナ体とともに可搬型
であって、検知情報を表示する手段を備えた検知ユニッ
トから構成して成ることを特徴とする。
【0027】請求項19の発明では、請求項18の発明
において、上記アンテナ体をその一部若しくは全体を検
知ユニットに回転自在に枢支して一部若しくは全体を展
開自在として成ることを特徴とする。
【0028】請求項20の発明では、請求項18又は1
9の発明において、上記検知ユニットに、チェック時の
検知結果を履歴データとして格納するとともに、おむつ
交換情報を格納する記憶部を備え、該記憶部に格納した
履歴データ及びおむつ交換情報を読み出し可能としたこ
とを特徴とする。
【0029】請求項21の発明では、請求項18乃至2
0の何れかの発明において、被介護者に装着するおむつ
交換頃合センサーとして、請求項13のおむつ交換頃合
センサーを用いるとともに、当該おむつ交換頃合センサ
ーに配設した複数の共振体により検知される排尿量に応
じた表示を行う表示手段を上記検知ユニットに設けて成
ることを特徴とする。
【0030】請求項22の発明では、請求項21の発明
において、上記検知ユニットに、今回の排尿量の検知結
果と、過去の履歴データとに基づいて、注意を促す表示
を行う手段を備えて成ること特徴とする。
【0031】
【発明の実施の形態】以下本発明を実施形態により説明
する。 (実施形態1)本実施形態を図1乃至図10に基づいて
説明する。
【0032】本実施形態は、パッド型おむつに用いるも
ので、図2(a)に示す所謂紙おむつからなるパッド型
の尿吸収用おむつ体(以下おむつ体と言う)1に対応し
て、同図(b)に示すようにおむつ体1を平面に広げた
場合の長手方向の長さと同じ長さの同図(c)に示す不
織布からなる専用シート2と、図3に示す該専用シート
2に貼り着する水分検知手段を構成する共振体3等とか
ら構成される。
【0033】専用シート2はおむつ体1の人体側の面に
重ねて被介護者に装着されるもので、おむつ体1の腹側
Aに近い表面側に、装着する被介護者の排尿器に対応さ
せる排尿位置(基準位置)を示す基準線L0を印刷し、
更に腰側B方向、つまり排尿が浸透して進行する方向に
かけて、基準線L0から図示するように、排尿量に対応
して、例えば少量を示す線L1、標準量を示す線L2、
多量を示す線L3、満杯を示す線L4等の印を夫々印刷
してある。
【0034】共振体3は、薄いシート状に形成され、図
4乃至図7に示すように、特定の誘電率を有した紙文は
樹脂等からなるフィルム状の絶縁シート11、その絶縁
シート11の両面に形成されて中心部で互いに導通した
コイルパターン12、及び同様に絶縁シート11の両面
に形成されてコイルパターン12に接続したコンデンサ
パターン13を設けたもので、図8に示すおむつ交換頃
合検知装置(以下検知装置と言う)20を用いること
で、水分量が検知されるようになっている。
【0035】つまり共振体3のコイルパターン12がA
l,Cu,Au又はAg等の薄膜状の金属により、渦巻き
状に形成されてインダクタンス成分を形成すると共に、
コンデンサパターン13が同様に薄膜状の金属により、
矩形状に形成されて、絶縁シート14の両面を挟むこと
によって容量成分を形成する。そして、共振周波数特性
を有した共振回路がコイルパターン12による誘導成分
及びコンデンサパターン13、13による容量成分によ
って形成されて、乾燥状態で、図8に示すように共振周
波数に対応する周波数の送信電波23bが送信されてい
る場に存在する時に反射電波24bを発生する。ただ
し、乾燥状態でなく湿潤状態であって、コイルパターン
12及び又はコンデンサパターン13が水分によって短
絡したとき共振せず反射電波24bを発生しない。
【0036】ここで、共振回路の共振周波数fは下記の
(1)式によって設計されて、コイルパターン12の巻
線数・コンデンサパターン13の面積及び絶縁シート1
1の厚さによって一意に決定される。
【0037】 f=1/[2π√(LC)] …(1) また、共振回路のQ値は下記の(2)式により算出され
て、50乃至100以上に設定し高調波を考慮しない。
【0038】 Q=ωL/R …(2) 検知装置20は、全体を制御するCPU21と、CPU
21に接続されたタイミシグ信号出力部22と、タイミ
ング信号出力部22に接続されて送信アンテナ23aを
設けた送信部23と、タイミング信号出力部22に接続
されて受信アンテナ24aを設けた受信部24と、送信
部23及び受信部24に接続した演算部25と、CPU
21に接続した出力部26とを設けて構成される。そし
て、送信アンテナ23a及び受信アンテナ24aを同一
平面上に形成してアンテナ体を構成する。
【0039】タイミング信号出力部22が一定のタイミ
ングで信号を出力し、送信部23がそのタイミング信号
に基づいて共振周波数に対応する周波数の送信電波23
bを送信アンテナ23aに発生させて、該送信電波23
bを場へ送信する。また、送信電波23bの送信を停止
している間に、受信部24がタイミング信号出力部22
からの信号に同期して動作し、共振体3の共振回路によ
って発生した反射電波24bを含む受信電波を受信アン
テナ24aでもって受信して増幅する。演算部25が送
信電波23b停止後、共振体3から出力された反射電波
24bを含む残留電波Sの受信強度を測定し受信電波特
性を求めて、受信電波特性の測定結果をCPU21に与
える。
【0040】CPU21は測定結果に基づいて水分、つ
まり排尿を検知すると、通報装置30のCRT等の表示
部31及び通報音を発生する通報音発生部32を制御し
て表示と、通報を行い、おむつ交換頃合を介護者に報知
する。この通報装置30は介護スタッフ室等に設置され
る。
【0041】この検知装置20の動作については詳しく
後述する。
【0042】まず本実施形態では図1、図3に示すよう
に共振体3の面積よりも十分に大きな矩形の不織布4の
裏面に共振体3を貼り付け、該共振体3の周囲の不織布
4の裏面に設けた感圧接着層(或いは粘着テープ)を用
いて専用シート2の表面に、検知したい排尿量に対応せ
る位置を示す線L1…に合わせて貼り付けられるような
っている。
【0043】ここで不織布4は汗等を吸収する役割を持
ち、一方共振体3の不織布4側の面には樹脂ラミネート
を施し、この樹脂ラミネートと不織布4により共振体3
が汗等で濡れないようにしており、共振体3の検知面を
専用シート2側の面に限定している。
【0044】ここで使用する不織布4及び専用シート2
は人体側に接するため、肌に違和感を与えない材質のも
のを使用すると良い。また不織布4の代わりに粘着テー
プを用いる場合にも、この粘着テープとして肌に違和感
を与えない材質のものを使用すると良い。
【0045】而して被介護者におむつを装着するに当た
っては、まず被介護者の肌荒れや風邪などの身体状況で
は少量の位置を示すL1の線に合わせ、いつも排尿量が
多い人には多量の位置を示すL3の線に合わせる等、被
介護者の体調や水分摂取量、更には経験値により、共振
体3の貼り付け位置を上記線L1…を目安に決定する。
そしてこの共振体3を貼り付けた専用シート2をおむつ
体1の人体側面に重ねた状態で、専用シート2に記した
基準線L0を丁度被介護者の排尿器官の位置に合わせる
ように装着すれば良いのである。勿論基準線L0に共振
体3を配設する場合もある。
【0046】尚本実施形態では、おむつカバー内に収納
されておむつを構成するパッド型のおむつ体1を用いて
いるが、パンツ型のおむつを構成するおむつ体1に用い
ても勿論良い。また専用シート2を用いているが、直接
おむつ体1に上記各線L0…を印刷して、図11に示す
ように共振体3を不織布4の感圧接着層や粘着テープを
用いて直接的におむつ体1に貼り付けるようにしても良
い。
【0047】次に検知装置20の動作を図9、図10に
基づいて説明する。共振体3は所定の共振周波数で共振
するように構成され、上述したように被介護者に装着さ
れるおむつカバー1aに用いるおむつ体1に上述のよう
に専用シート2を介して装着されているものとする。
【0048】同一平面上に形成された送信アンテナ23
a及び受信アンテナ24aからなるアンテナ体が、例え
ば図9に示すように寝たきりでおむつカバー1aを装着
した被介護者が横臥するベッド5に設置されて、場がベ
ッド5に形成されるとともに、一定周波数の電波ノイズ
が場に存在する。さて検知装置20では、共振体3の共
振周波数に対応した共振周波数を有する送信電波23b
を発生する。そして送信アンテナ23aが電波ノイズの
一定周波数を除いた共振周波数の送信電波23bを、ベ
ッド5で形成される場に送信する。
【0049】ここで、送信される送信電波23bが共振
体3の製造上のぱらつき及び形状変化に起因する共振周
波数の変動に対応するよう、設計上想定される共振体3
の共振周波数の前後に連続可変(アナログ的)ではなく飛
び飛びの値で周波数を可変する。例えば、周波数が5M
Hz帯の場合には、…4.97MHz,4.98MHz,
4.99MHz,5.00MHz,5.01MHz,50
2MHz…というように0.01MHzおきで可変す
る。
【0050】そして、送信部23がタイミング信号出力
部22から出力される図10(a)に示すタイミング信号
に基いて動作して、図10(b)に示すように、各スポ
ットで規定される周波数の図10(d)に示す上述した
送信電波23bを順次場に送信アンテナ23aから発射
する。
【0051】共振体3は送信電波23bが送信されてい
る場に存在し、かつ乾燥状態のとき、送信電波23bの
送信停止後に、送信電波23bの継続時間P1と比較し
てP2だけ継続時間の長い反射電波24bを発生して、
図10(f)に示す残留電波Sが形成される。一方、乾
燥状態でなくコイルパターン12又はコンデンサパター
ン13が水分によって短絡した湿潤状態では、反射電波
24b、つまり残留電波Sを発生しない。
【0052】次いで、図10(c)に示すように、検知
装置20受信部24がタイミング信号に基いて受信動作
を行い、反射電波を含む受信電波を受信し、送信部23
からの送信電波23bを停止したのち、演算部25が受
信電波に基いて共振体3の乾燥状態で残留電波S(継続
時間P2)の受信強度を測定して、その測定結果をCP
U21に与える。一方、共振体3の湿潤状態では、図1
0(e)に示すように残留電波Sを受信しない。
【0053】次いで、CPU21は演算部25から与え
られた残留電波Sの受信電波特性でもっておむつカバー
1aにおける水分の有無を検知する。すなわち、各スポ
ットに対する残留電波Sの受信強度が所定値以上であっ
て、あらかじめ記憶されたスポットごとの特性と受信強
度とを比較し一定の許容値内である場合、残留電波Sを
検出したと判断する。そして、共振体3が場に存在して
いると共に乾燥状態であって異常なしと判断して、水分
検知情報を出力部26に出力しない。また、強度特性が
所定値以下であって残留電波Sを検出しない場合、共振
体3が場に存在しない、又は水分が共振体3に付着及び
浸透して共振回路を形成していないと判断する。さら
に、共振体3が場に必ず存在するように設置されている
とき、CPU21は残留電波Sの未検出状態が一定の時
間継続することでおむつ体1中の水分を検知したと判断
し、すなわちおむつカバーを装着した被介護者に所定の
排尿量の排尿があったと判断して、水分検知情報を出力
部26を介して通報装置30に出力する。
【0054】通報装置30は格納された個人情報に基づ
いて、表示部31に排尿量が所定量に達しておむつの交
換の頃合に達したことを表示すると共に、通報音発生部
32から通知音を発生させて介護者に通知する。
【0055】本実施形態では、被介護者の身体状況や排
尿量を考慮して、その被介護者に適したおむつの頃合を
検知することができるおむつ交換頃合センサーを提供で
きるため、頻繁なおむつ交換や、チェックを必要とする
ことがなくなり、介護者の負担の軽減や、被介護者の安
眠妨害などを防ぎつつ、衛生的な状態を確保することが
できることになる。また使用後、共振体3をおむつ体1
及び専用シート2から容易に外すことができるため、廃
棄処分の際に容易に分別することができる。
【0056】尚上記のおむつ体1は腹側Aから腰側Bに
かけて被介護者のお尻に当てて使用するものであるが、
パッド型おむつ体1には、男性用として男性の排尿器官
(陰部)に巻回して使用するものがある。この場合おむ
つ体1の長手方向の中央部に排尿器官を置き、おむつ体
1の長手方向の両側を重ねるようにして巻き付けて使用
するため、排尿はおむつ体1の長手方向を2分する中央
部を中心として両側に広がるように進行する。そこで図
12(d)に示すようにこのおむつ体1に対応しておむ
つ体1に重ねる専用シート2にはその長手方向を二分す
る中心線上に基準線L0を印刷し、該基準線L0側から
片側に少量を示すL1、標準量を示す線L2、多量を示
す線L3、満杯を示す線L4を印刷しておけば、上述と
同様に共振体3の配設位置が容易に分かる。
【0057】(実施形態2)上記実施形態では、共振体
3を取り付けた専用シート2をおむつ体1に重ねる構成
であったが、本実施形態は図12に示すように例えばパ
ッド型のおむつ体1の最外層に上記基準位置から尿の進
行方向に向けて所定の間隔で共振体3を挿入するための
ポケット6…を複数列設し、使用する被介護者に体調や
排尿量に応じた検知したい排尿量に対応する位置の上記
ポケット6に共振体3を図13に示すように挿入配設す
るようにしたもので、各ポケット6には共振体3挿入し
た後、ポケット6の開口部を封止するための粘着テープ
7を付設してある。
【0058】紙おむつと言われるおむつ体1は図13,
図14に示すように一般的に最外層の非液体透過性シー
ト1aと、人体側に当たる内側層の液体透過性シート1
bと、両シート1a,1bの間に介在される不織布や高
分子吸収体などからなる液状物吸収体1cとで構成され
ており、上記ポケット6は最外層の非液体透過性シート
1aに設けられ、ポケット6内に挿入される共振体3は
内部において、液状物吸収体1cに接することになる。
【0059】而して本実施形態のおむつ交換頃合センサ
ーは、共振体3を被介護者に応じて所定の排尿量に対応
するおむつ体1のポケット6に挿入した後、粘着テープ
7により開口部を封止し、しかる後に当該おむつ体1を
おむつカバー内に入れ、おむつ体1の予め設定してある
基準位置に被介護者の排尿器官を当てるように被介護者
に装着すれば良い。
【0060】共振体3を用いた水分検知とおむつ交換頃
合の報知は、実施形態1と同様な検知装置20及び通報
装置30を用いる。
【0061】本実施形態でも、被介護者の身体状況や排
尿量を考慮して、その被介護者に適したおむつの頃合を
検知することができるおむつ交換頃合センサーを提供で
きるため、頻繁なおむつ交換や、チェックを必要とする
ことがなくなり、介護者の負担の軽減や、被介護者の安
眠妨害などを防ぎつつ、衛生的な状態を確保することが
できることになる。また使用後、共振体3をおむつ体1
から容易に外すことができるため、廃棄処分の際に容易
に分別することができる。
【0062】尚おむつ体1は本実施形態ではパッド型で
あったがパンツ型でも勿論良い。
【0063】(実施形態3)上記実施形態2では、ポケ
ット6を用いておむつ体1に共振体3を配設していた
が、本実施形態では、図15に示すようにパンツ型(勿
論パッド型でも良い)のおむつ体1の最外層である非液
体透過性シート1aに被介護者の排尿器官に対応する上
記基準位置から尿の進行方向に向けて所定の間隔で、共
振体3と略同じ大きさ窓孔8…を上記非液体透過性シー
ト1aを切り取って形成するためのミシン目からなる切
り取り目部9を複数列設し、被介護者に応じて設定され
る検知したい排尿量に対応する位置の切り取目部9で囲
まれたシート部位を剥ぎ取って、上記窓孔8をあけ、こ
の窓孔8に共振体3を外側から嵌め込んで配設する。
【0064】共振体3は図16に示すように共振体3よ
りも大きな面積の粘着テープ10の裏面中央に貼り付け
ており、上記の窓孔8に配設する場合共振体3の周囲に
はみ出た粘着テープ10の粘着面10aを窓孔8の周囲
の非液体透過性シート1aの外面に貼り付けて共振体3
を固定するのである。
【0065】共振体3を用いた水分検知とおむつ交換頃
合の報知は、実施形態1と同様な検知装置20及び通報
装置30を用いる。
【0066】本実施形態でも、被介護者の身体状況や排
尿量を考慮して、その被介護者に適したおむつの頃合を
検知することができるおむつ交換頃合センサーを提供で
きるため、頻繁なおむつ交換や、チェックを必要とする
ことがなくなり、介護者の負担の軽減や、被介護者の安
眠妨害などを防ぎつつ、衛生的な状態を確保することが
できることになる。また使用後、共振体3をおむつ体1
から容易に外すことができるため、廃棄処分の際に容易
に分別することができる。 (実施形態4)上記実施形態1乃至3の何れもが専用シ
ート2或いはおむつ体1上の、検知したい被介護者の排
尿量に対応した位置に、共振体3を配設するようにした
ものであるが、本実施形態は図17に示すようにパッド
型(勿論パンツ型でも良い)のおむつ体1の最外層の非
液体透過性シート1aと液状物吸収体12との間の上記
の基準位置に対応せる位置に、排尿の進行方向に向けて
移動自在に共振体3を予め収納するとともに、共振体3
にー端が連結された引き紐14の他端側をおむつ体1の
排尿の進行方向側端部、つまり腰側B端部より導出し、
該引き紐14の他端側が引っ張られることにより、検知
したい排尿量に対応する位置に共振体3を移動配設する
もので、引き紐14に共振体3の移動位置を示す印15
を図18に示すように設けてある。
【0067】勿論図19に示すようにおむつ体1の最外
層の非液体透過性シート1aに外部より共振体3の移動
位置が視認可能な透し部16を設けても良い。
【0068】尚共振体3を用いた水分検知とおむつ交換
頃合の報知は、実施形態1と同様な検知装置20及び通
報装置30を用いる。
【0069】本実施形態でも、被介護者の身体状況や排
尿量を考慮して、その被介護者に適したおむつの頃合を
検知することができるおむつ交換頃合センサーを提供で
きるため、頻繁なおむつ交換や、チェックを必要とする
ことがなくなり、介護者の負担の軽減や、被介護者の安
眠妨害などを防ぎつつ、衛生的な状態を確保することが
できることになる。また使用後、共振体3をおむつ体1
から引き外すことで、廃棄処分の際に容易に分別するこ
とができる。
【0070】(実施形態5)上記各実施形態1〜4では
共振体3を一つのみ設けたものであるが、本実施形態で
は、図20に示すようにパンツ型(勿論パッド型でも良
い)のおむつ体1の最外層の非液体透過性シート1aの
内側に上記基準位置から排尿の進行方向に向けて所定間
隔で夫々の共振周波数が異なる複数の共振体3a…を予
め貼り付けて列設し、検知装置20においてこれらの共
振体3a…のうち、検知したい被介護者の排尿量に対応
する位置の共振体3a…が水分検知したことを弁別する
ことにより、おむつ交換頃合を検知するようにしてあ
る。
【0071】ここで、複数の共振体3a…から所定の共
振体による水分検知を弁別する方法を図7に示す検知装
置20を参照しながら、上記の図10と図21を用いて
説明する。尚説明は実施形態1の場合と重複する部分が
ある。
【0072】まず本実施形態に用いる共振体3a…は異
なる共振周波数で共振するもので構成され、一方検知装
置20は各共振体3a…のおむつ体1上での配設位置
と、その共振周波数を予め登録するともに、介護者が検
知したい排尿量に対応する位置を予め選択設定できるよ
うになっている。そして検知装置20は共振周波数に対
応したCH(チャンネル)−1…からなる異なる共振周波
数を有する送信電波23bを図21(a)に示すように
発生する。そして、CH−1…の中から適宜発振周波数
を選択して順次切り替えることによって、送信アンテナ
23aが電波ノイズの一定周波数を除いた共振周波数の
送信電波23bを、例えばベッド5で形成される場に送
信する。
【0073】ここで、各CHで送信される送信電波23
bが共振体3の製造上のぱらつき及び形状変化に起因す
る共振周波数の変動に対応するよう、上述の場合と同様
に設計上想定される共振体3a…の共振周波数の前後に
連続可変(アナログ的)ではなく飛び飛びの値で周波数を
可変する。また、各CHが一定(周波数に依存する)の周
波数幅のスポットで構成されて、図21(b)に示すよ
うに、例えばCH−1では17個のスポット(f10,
f11,…f116)で構成される。
【0074】そして、上述したように送信部23がタイ
ミング信号出力部22から出力される図10(a)に示
すタイミング信号に基いて動作して、図10(b)に示
すように、各スポットで規定される周波数の図10
(d)に示す上述した送信電波23bを順次場に送信ア
ンテナ23aから発射する。.共振体3a…は上述した
ように送信電波23bが送信されている場に存在し、か
つ乾燥状態のとき、送信電波23bの送信停止後に、送
信電波23bの継続時間P1と比較してP2だけ継続時
間の長い反射電波を発生して、図10(f)に示す残留
電波Sが形成される。一方、乾燥状態でなくコイルパタ
ーン12又はコンデンサパターン13が水分によって短
絡した湿潤状態では、反射電波つまり残留電波Sを発生
しない。
【0075】次いで、図10(c)に示すように、検知
装置20は受信部24がタイミング信号に基いて受信動
作を行い、反射電波24bを含む受信電波を受信し、送
信部23からの送信電波23bを停止した後、演算部2
5が受信電波に基いて共振体3a…の乾燥状態で残留電
波S(継続時間P2)の受信強度を測定して、その測定結
果をCPU21に与える。一方、共振体3a…の湿潤状
態では、反射電波24bが発生せず、図10(e)に示
すように残留電波Sを受信しない。
【0076】更に、CPU21は演算部25から与えら
れた残留電波Sの受信電波特性でもっておむつ体1にお
ける水分の有無を検知する。すなわち、各スポットに対
する残留電波Sの受信強度が所定値以上であって、選択
されたCHで予め記憶されたスポットごとの特性と受信
強度とを比較し一定の許容値内である場合、残留電波S
を検出したと判断する。そして、共振体3a…が場に存
在していると共に乾燥状態であって異常なしと判断し
て、水分検知情報を出力部26に出力しない。また、強
度特性が所定値以下であって残留電波Sを検出しない場
合には水分が共振体3a…に付着及び浸透して共振回路
を形成していないと判断する。
【0077】ここで予め検知装置20は検知対象となる
被介護者に合わせて検知したい排尿量に対応する位置の
共振体を選択設定できるようなっており、選択設定され
た共振体に対するCHの送信電波を送信したときに、残
留電波Sの未検出状態が一定の時間継続すると、CPU
21はおむつ体1中の水分を検知したと判断して水分検
知情報を出力部26を介して通報装置30に出力する。
これにより介護者は通報装置30の表示や報知により被
介護者が装着したおむつ体1が交換時期となったことを
知ることができる。
【0078】本実施形態でも、被介護者の身体状況や排
尿量を考慮して、その被介護者に適したおむつの交換頃
合を検知することができるおむつ交換頃合センサーを提
供できるため、頻繁なおむつ交換や、チェックを必要と
することがなくなり、介護者の負担の軽減や、被介護者
の安眠妨害などを防ぎつつ、衛生的な状態を確保するこ
とができることになる。また使用後、共振体3a…をお
むつ体1から引き外すことで、廃棄処分の際に容易に分
別することができる。
【0079】尚上記実施形態2〜5においておむつ体1
を示す図面では、実施形態1の場合と同様に腹側と腰側
とを夫々A,Bの記号を付している。更におむつ体1が
排尿器官に巻き付ける男性用の場合、実施形態1で説明
したように基準位置をおむつ体1の長手方向の中心位置
に設定する。 (実施形態6)上記の実施形態1では不織布からなる専
用シート2をおむつ体1の表面に敷き、その専用シート
2の表面側に共振体3を、感圧接着層を裏面に形成した
不織布4や粘着テープにより貼り付ける構成を採用して
いるが、このような構成において、専用シート2が、お
むつ体1の人体に当たる内側層の液体透過性シート1b
側とから離れた場合、内部の液状物吸収体1cに保水さ
れる尿が専用シート2を伝わらず、そのため、共振体3
による水分検知ができないという恐れがあった。
【0080】そこで本実施形態のおむつ交換頃合センサ
ーは、図22に示すように共振体3と、専用シート2と
の間に水分保持体60を介在させ、実施形態1と同様に
裏面に感圧接着層を形成した不織布4(或いは粘着テー
プ)により共振体3を貼り付ける構成を採用した。この
場合図23に示すように水分保持体60の裏面に突設し
てある突起61がおむつ体1の液体透過性シート1bを
突き抜けて内部の液状物吸収体1cに食い込み、専用シ
ート2がおむつ体1から離れるのを防ぐ。
【0081】従って本実施形態のおむつ交換頃合センサ
ーでは、液状物吸収体1cに保水された尿を確実に不織
布たる専用シート2を伝わせて拡散させることができ、
共振体3は専用シート2を伝わって拡散された尿を水分
保持体60を介して検知することができるのである。
【0082】尚おむつ体1の最外層の非液体透過性シー
ト1a側に共振体3を水分保持体60を介して貼り付
け、内部の液状物吸収体1cに食い込ませた突起61と
水分保持体60を伝わってくるおむつ体1内のからの尿
を共振体3に接触させるようにしても良い。
【0083】(実施形態7)上記実施形態1〜6のおむ
つ交換頃合センサ−は尿で共振体3のパターンが短絡さ
れることで、共振体3の共振周波数に対応する周波数の
電波が送信されても反射電波24bが発生されなくなる
ことを利用して、反射電波24bを発生しなくなった共
振体3の取付位置に対応する排尿量の排尿があったと検
知する検知方法に用いられるものであった。ところがお
むつ交換頃合センサーが破損した場合や、付け忘れなど
があった場合にも、反射電波24bが発生しないため、
これを排尿があったと誤って検知してしまう。
【0084】そこで反射電波24bが発生して残留電波
Sの受信強度が所定値以上となることを検知すること
で、水分検知を行うおむつ交換頃合センサーを実現した
のが本実施形態であり、本実施形態は、図24、図25
に示すように絶縁シート11のコンデンサパターン1
3、13の形成部分を水分吸収体62で形成している。
【0085】そして本実施形態のおむつ交換頃合センサ
ーを用いる場合には、取り付けたおむつ体1が存在する
場に対しては、水分吸収体62が尿を充分に吸収してそ
の吸収尿量が所定の量に達したときの容量で決まる共振
周波数に対応させた周波数の電波を送信し、反射電波2
4bが発生して残留電波Sの受信強度が所定値を越える
ことで所定の排尿量があったことを検知するようにす
る。
【0086】本実施形態に対応して使用する検知装置2
0としては、図8に示すハードウェア構成の装置を用い
れば良いが、CPU21は水分吸収体62が尿を充分に
吸収してその吸収尿量が所定の量に達したときの共振体
3の共振周波数に対応する周波数の電波をおむつ交換セ
ンサーを装着したおむつ体1の存在する場に送信部23
より送信させ、上記共振周波数に対応した反射電波24
bを含む残留電波Sの受信強度が所定値以上になると、
所定の排尿量があったと判断するようになっている。
【0087】以上のような構成による本実施形態のおむ
つ交換頃合センサーを用いることにより、センサー破損
時や、付け忘れ時に、排尿と誤った検知を行うことがな
くなり、結果むだなおむつ交換作業を無くすことができ
る。
【0088】(実施形態8)上記実施形態1〜7では共
振体3が尿により直接濡れる構成を持つセンサー構成で
あったが、本実施形態のおむつ交換頃合センサーは尿に
濡れることなく、再使用を可能とするもので、その構成
は、図26に示すように絶縁シート11に実施形態1の
共振体3のコイルパターン12と同様に形成されたコイ
ルパターン12と、絶縁シート11の幅方向において並
行するように形成された一対のコンデンサパターン13
a,13bとで構成された共振体3を用いる。この共振
体3は、コンデンサパターン13a、13b間の容量値
がパターン間内の水分量によって決まるようになってお
り、そのため絶縁シート11の面をおむつ体1の面と並
行させるように絶縁シート11をおむつ体1に取り付け
れば、排尿の進行具合に対応してコンデンサパターン1
3a,13b間の容量値が変化して、この変化によりコ
イルパターン12の誘導成分と、コンデンサパターン1
3a,13b間の容量成分で決まる共振周波数が変化す
るのである。従って、直接濡れるように共振体3をおむ
つ体1に取り付ける必要がない。
【0089】而して本実施形態のおむつ交換頃合センサ
ーを使用するに当たっては、図27に示すように、おむ
つ体1の最外層である非液体透過性シート1aの表面に
共振体3を粘着テープ等を用いて取り外し自在に貼り付
けることで、おむつ体1が排尿により濡れても共振体3
は濡ねることがないため、再使用ができる。
【0090】尚共振体3をおむつ体1に貼り付ける場合
コイルパターン12の位置を略排尿基準位置に対応さ
せ、コンデンサパターン13a,13bの延長方向を排
尿進行方向とする。
【0091】ここで本実施形態のおむつ交換頃合センサ
ーに対応して用いる検知装置20は、実施形態7と同様
に例えば所定の排尿量に対応する共振周波数で反射電波
24bが生じるように対応する単一の周波数の電波をお
むつ交換頃合センサーを取り付けたおむつ体1の存在す
る場に送信し、場からの反射電波24bを含む残量電波
Sが受信されてその受信強度が所定値以上になると、所
定の排尿量があったことを検知する機能を備えたもの
や、0%から100%の排尿量までの共振周波数に対応
するように送信電波の周波数をスイープさせながら送信
して、送信する電波の周波数に対応する反射電波24b
を含む残留電波Sの有無の監視により、排尿量の変化を
捉え、排尿量を発光ダイオードの点灯数や液晶表示器に
よるバーグラフ表示によってアナログ表示を行ったり、
所定の排尿量以上の共振周波数に対応する反射電波を受
信したとき報知する機能を備えたものを用いる。
【0092】尚図28に示すようにコイルパターン12
にタップtを設けて、コンデンサパターン13a、13
bに対するコイルパターン12の接続位置を変えること
ができるようにすれば、場に送信する電波の周波数の変
更も可能である。
【0093】図29は排尿量の変化(容量変化)と、0
%の排尿量(水分量)に対応する共振周波数f0%から1
00%の排尿量(水分量)に対応する共振周波数f100%
までの関係を示しており、この図では70%の排尿量
(水分量)の共振周波数f70 %に対応する単一の周波数
の電波を送信し、当該周波数に対応する反射電波24b
を含む残留電波Sが受信されると、おむつ交換頃合いと
判断する場合を示している。 (実施形態9)上記の検知装置20では、送信アンテナ
23a及び受信アンテナ24aからなるアンテナ体が、
被介護者が横臥するベッド5に設置された固定式のもの
であった。この場合病院のような多数の被介護者に対応
させるには設備費が高くなる。そこで、上記の送信アン
テナ23a及び受信アンテナ24aを複合したアンテナ
体ATを図30で示すように手で持つことができるよう
に小型に形成し、また検知装置20及び通報装置30を
一体化して介護者が携帯できるような小型の検知ユニッ
ト40を構成すれば、介護者が検知ユニット40及びア
ンテナ体ATを持って病室を移動することができ、結果
一台の装置で間に合い、設備費を大幅に下げることがで
きる。検知ユニット40の通報装置は音や表示器による
表示機能を備えたもので構成する。
【0094】尚アンテナ体ATを介護者が着用するエプ
ロンや看護服に埋め込み、検知ユニット40を看護者の
腰などにぶら下げる構成とすれば、介護者がベッドに横
臥している被介護者に近づくだけで、被介護者に気づか
れることなく、おむつの交換頃合を検知することがで
き、被介護者に不快感を与えることもない。
【0095】またアンテナ体ATを図31(a)に示す
ように二つ折り可能に形成して、一方の片AT1を検知
ユニット40に対して一体に形成し、他片AT2を18
0°展開可能としても良い。この場合アンテナ体ATを
折り畳むことで携帯性を向上させ、展開させることで、
アンテナ体ATの面を大きくしてアンテナ効率の向上を
図っている。また図31(b)に示すように一片AT1
に対して他片AT2を直角に展開できるようにし、各片
AT1、AT2に組み込まれた送受信アンテナを交互に
切り替えて、送受信向を垂直方向と、水平方向とに切り
替えるようにしても良い。また図31(c)に示すよう
にアンテナ体ATを中央の片AT10と、両端の片AT
11,AT12に3分割して両端の片AT11,AT1
2を折り畳み自在とし、使用時には両端の片AT11,
AT12を展開できるようにして良い。更にまたアンテ
ナ体ATを図31(d)に示すように2つの片AT1、
AT2に分割して互いにヒンジで回動自在にし、このヒ
ンジを要として扇状に展開できるようにしても良い。こ
の場合展開角度を自由に決められる。
【0096】また本実施形態の検知ユニット40に用い
る水分検知方法は、受信電波特性を残留電波Sの受信強
度とし、その受信強度に基づいて水分を検知する方法、
また受信電波特性を例えば反射電波24bの強度変化と
して、その強度変化に基づいて水分を検知する方法な
ど、使用するおむつ交換頃合センサーの共振体に適した
検知方法を採用すれば良い。 (実施形態10)上述の実施形態1乃至8の何れに使用
する検知装置20或いは検知ユニット40もおむつ体1
に配設した共振体3による排尿検知のみであったが、図
9に示すようにベッド5に送信アンテナ23a、受信ア
ンテナ24aからなるアンテナ体を固定配置した装置で
は被介護者がトレイに行くために離床したり、或いは離
床して出歩く際に、共振体3による残留電波Sが無くな
るので、これらを排尿検知と判断してしまう。
【0097】一方検知通報があっても介護者がおむつ交
換をまだ不要と判断して、寝室或いは病室に急行しない
場合には、被介護人が勝手に出歩くの防ぐことができな
いという問題があった。また故障の場合でも発見が遅れ
るなどの問題があった。また看護者が検知ユニット40
をベッド5まで持って行って、排尿検知を行う場合も、
被介護者の離床と区別して検知することは勿論できなか
った。
【0098】本実施形態では、実施形態1乃至8のおむ
つ頃合センサーを用いる場合における離床等の点に考慮
して、実施形態1の図9と同様に図32に示すように送
信アンテナ23a、受信アンテナ24aからなるアンテ
ナ体をベッド5に取り付け、検知装置20を固定配置
し、一方ベッド5に横臥する被介護者Mに対してはおむ
つ体1側に配設する共振体3以外に、胸部のポケットや
肌着など腰より上の部位に共振体3の共振周波数とは異
なる共振周波数の共振体3’(構成的には実施形態1の
共振体3と同じ)を取り付け、検知装置20では送信ア
ンテナ23aより夫々の共振体3,3’に対応した共振
周波数を有する送信電波23bを順次発生させるととも
に、送信電波23bが送信される場である検知範囲αが
横臥している被介護者Mが包む込む程度の高さ範囲とな
るように設定してある。
【0099】ここで、検知装置20は共振体3’による
残留電波Sの有無の監視も、おむつ体1側の共振体3に
よる残留電波Sの有無の監視とともに行い、おむつ体1
側の排尿検知と同時に被介護者Mの離床或いは発汗を検
知し、これら検知結果を通報装置30により通報表示す
るようになっている。
【0100】さて共振体3’による監視を離床のみとす
る場合には、共振体3’を完全防水状態として発汗の影
響を受けないようにしておく。
【0101】この場合被介護者Mが起きあがって、胸部
の共振体3’が検知範囲から出て、共振体3’による反
射電波24b、つまり残留電波Sが受信されなくなる
と、これにより被介護者Mが離床した、或いは離床しよ
うとするということを検知装置20側で検知することが
できる。
【0102】介護者は共振体3による排尿検知の有無
と、共振体3’による離床検知の有無とを通報装置30
の通報表示で知ることで、次のような判断が行えること
になる。
【0103】つまり共振体3,3’による検知が両方と
も無い場合には被介護者Mが睡眠中であると判断でき
る。また共振体3’による離床検知が無いが、共振体3
による排尿検知がある場合には被介護者Mが排尿し、お
むつ交換の必要があると判断できる。さらに共振体3に
よる排尿検知が無く、共振体3’による離床検知が有る
と、被介護者Mが離床しているか、或いは起きあがって
いるか、故障の何れかであり、何れにしても被介護者M
の様子を確認する必要があると判断でき、寝室或いは病
室へ介護者は直ちに急行することで、被介護者Mの勝手
な出歩きを未然に防いだり、或いは装置の故障を発見で
きる。
【0104】また被介護者が寝汗をかく体調にあって、
肌着の交換頃合をも知りたい場合には、防水を施してい
ない共振体3’を取り付ける。
【0105】この場合は、共振体3’による残留電波S
が無くなる条件は、上記のように被介護者Mの離床或い
は故障以外に汗によって共振体3’が濡れる場合も含ま
れることになる。何れにしても共振体3’による残留電
波Sが無くなったことによる検知通報が有れば介護者
は、被介護者Mの様子を確認する必要があると判断で
き、上記の場合と同様に寝室或いは病室へ介護者は直ち
に急行することで、被介護者の勝手な出歩きを未然に防
いだり、或いは装置の故障を発見でき、更には肌着の交
換を行い、肌着の濡れが原因となる風邪ひき等を未然に
防ぐことができる。
【0106】尚本実施形態のおむつ体1,共振体3など
から構成されるおむつ交換頃合センサーは上記の各実施
形態1乃至8の何れのものを用いても良い。また共振体
3’の取り付け位置は胸部に限定されるものではなく、
少なくとも横臥状態から上半身を起こしたときに検知範
囲αから出る身体部位、例えば腕などでも良い。
【0107】(実施形態11)本実施形態は離床検知に
対応させたおむつ交換頃合センサーにかかるもので、本
実施形態のおむつ交換頃合センサーは、図33(a)に
示すようにタグシート70の基準位置から順次所定の排
尿量に対応する位置に順次共振体31…を貼り付け、こ
のタグシート70を図33(b)に示すようにおむつ体
1の最外層である非液体透過シート1aの表面に貼り付
け、再使用可能に可能としている。ここで使用される共
振体31…中、共振体31は実施形態1の共振体3と同
じ構成のものを使用し、その他の共振体32…は図34
に示すように実施形態8で示した共振体3を小型化した
ものを用い、夫々のコンデンサパターンの電極13a、
13b方向を排尿進行方向(おむつ体1の長手方向)と
直交する方向とし、且つ各共振体32…は排尿が電極間
に位置すると、所定の共振周波数f2…となるように設
定してあり、夫々の共振周波数f2…を異ならせてい
る。また共振体31の共振周波数は、これら共振周波数
f2…と異なるf1としてある。ここで共振体31は両
面のコンデンサパターン13の電極の対向方向がおむつ
体1の面に直交する方向であり、且つ排尿があっても直
接ぬれないため所定の容量を保持する。従って共振周波
数f1に対応する電波が送信されると反射電波を生じさ
せる。他の共振体32…はコンデンサパターン13a,
13b間内の水分量によって容量値が決定するものを用
いる、その排尿がコンデンサパターン13a、13b間
を埋める形で進行したときに、所定の共振周波数f2…
を持つようになっている。
【0108】本実施形態のおむつ交換頃合センサーを用
いる場合には、検査装置20はおむつ交換頃合センサー
を取り付けたおむつ体1が存在する場に、各共振体31
…の共振周波数f1…に対応する周波数の電波をおむつ
体1の存在する場順次送信させ、基準用の共振体31の
共振周波数f1に対応する周波数の電波を送信したとき
の反射電波24bを含む残留電波Sの有無で、おむつ体
1を装着した人が離床せず、所定の場に存在することを
検知することができ、またその他の共振体32…の共振
周波数f2…に対応する周波数の電波を送信したときの
反射電波24b(残留電波S)の有無から排尿量が少
量、標準量、多量であるかを検知できる。 (実施形態12)本実施形態は、実施形態9の携帯形の
検知ユニット40を用いる場合において、被介護者Mが
装着しているおむつ体1のどの位置におむつ交換頃合セ
ンサーが装着されているかを容易に検知できるようにす
る機能を付加するものである。
【0109】つまり実施形態9に示す携帯形の検知ユニ
ット40を用いる場合、おむつ頃合センサーがおむつ体
1のどの位置にあるのかが、おむつカバーや着衣の外側
から分からず、直ぐにはアンテナ体ATを適正な箇所に
向けることができない。そのためチェックの作業が長く
かかった。
【0110】そこで、図35に示すように水分検知用の
共振体3を貼り付けた位置(イ)の近くの位置(ロ)に
尿によって濡れないように防水を施し且つ共振体3とは
異なる共振周波数の共振体3’’を貼り付けておき、介
護者が被介護者のおむつチェックを行う際に、まず検知
ユニット40から共振体3’’の共振周波数に対応する
周波数の電波を被介護者のおむつ位置に向けて送信し、
反射電波24bが受信できる位置を探索する。つまり、
共振体3’’は排尿があっても短絡することがなく、か
ならず反射電波24bを生じるため、共振体3’’の位
置が分かれば、水分検知用の共振体3の位置が分かるこ
とになる。そして位置が分かると、検知ユニット40か
ら水分検知用の共振体3の位置、つまりおむつ交換頃合
センサーの貼り付け位置に向けて共振体3の共振周波数
に対応する周波数の電波を送信すれば、被介護者がM装
着しているおむつ体1の交換頃合を検知することができ
るのである。結果介護者によるおむつチェックの作業時
間を短縮することができる。
【0111】尚共振体3’’をおむつ体1の最外層の非
液体透過性シート1aの表面の前位置(ハ)或いは後位
置(ニ)の位置に貼り付けておけば、図36に離床して
活動中の被介護者Mのおむつチェックも良いに行える。
【0112】また水分検知用共振体3と、位置検知用の
共振体3’’とを図37(a)に示すように同一の粘着
テープ80に貼り付けて、該粘着テープ80によりおむ
つ体1の所定位置に貼り付けるようにしたり、予め基材
となる不織布4に両共振体3,3’’を貼り付けて不織
布4毎粘着テープ或いは不織布4に塗布している感圧接
着剤によりおむつ体1に貼り付けるようにすれば、、貼
り付け作業の手間を削減できる。 (実施形態13)上記実施形態6の検知ユニット40は
介護者が携帯しやすいように構成したもものであるが、
本実施形態の検知ユニット40は携帯可能な構成に加え
て、対象となる複数の被介護者の夫々の排尿検知の有無
を含む情報を介護者がチェックを行う度に各被介護者毎
に収集して履歴データとして格納することができるよう
にし、またチェック時の操作時に過去のチェック時の履
歴を表示する機能などを付加して、被介護者のおむつ交
換を含む管理を容易とするようにしたものである。
【0113】図38は本実施形態に用いる検知ユニット
40の外観を示す斜視図であり、その筐体表面には液晶
表示器と、該液晶表示器表面に配置した透明電極からな
るタッチパネルからなる操作表示部41を設け、筐体側
面には赤外線信号を用いた通信によりパーソナルコンピ
ュータ(パソコン)との間でデータ授受を行うための送
受光部42を設け、筐体上面には押釦スイッチからなる
リセットスイッチRS、検知状態を表示するための複合
発光ダイオードからなる表示部43と、報知のためのス
ピーカ44を設けてある。
【0114】操作表示部41は下側半分の部位において
上下左右に4つの操作部451〜454を設けてあり、
各操作部451〜454は各別の被介護者に対応して割
り当てており、その操作部451〜454には被介護者
の名前が表示されるようになっており、本実施形態では
4人の被介護者に対応する検知ユニットを構成してい
る。
【0115】また操作表示部41の上半部の左側には時
刻表示部46を、また右側には情報表示部47,48を
上下2段に設けてある。
【0116】図39は検知ユニット40全体の回路構成
を示しており、検知ユニット40は、検知装置20と同
様に全体を制御するCPU50と、CPU50に接続さ
れたタイミシグ信号出力部51と、タイミング信号出力
部51に接続された送信部52と、タイミング信号出力
部51に接続された受信部53と、送信部52に接続さ
れた送信アンテナ52a及び受信部53に接続された受
信アンテナ53aからなるアンテナ体ATと、送信部5
2及び受信部53に接続された演算部54と、CPU5
0に接続した出力部55、CPU50に接続された操作
/表示制御部56と、CPU50に接続された通信部5
8と、CPU50に接続された記憶部57とを設け、出
力部55には上記の表示部43を構成する複合発光ダイ
オードと、スピーカ44を接続し、また操作/表示制御
部56には操作表示部41のタッチパネルと液晶表示器
を接続し、また通信部58には赤外発光ダイオード59
aと、受光素子59bとからなる赤外線通信用ヘッド5
9を接続し、CPU50のリセット端子にはリセットス
イッチRSを接続している。尚図示していないが、充電
電池等の電池を電源として、各部に動作電源を供給する
電源部を備えている。また記憶部57を例えばEEPR
OM等の不揮発性で且つ書き替えが可能なメモリから構
成してある。
【0117】CPU50は、操作表示部41やリセット
スイッチRSの操作に応じて動作モードを切り替えでき
るようになっており、リセットスイッチRSが操作され
ると、記憶部57に格納されているデータを初期化する
とともに、各操作部451〜454に割り当てる被介護
者の名前を登録する登録画面(図示せず)を表示し、操
作部451〜454と対応付けて記憶部57に予め割り
当てている格納エリア内に対応する被介護者の名前デー
タを登録できるようなっている。この登録された名前デ
ータは操作部451〜454の表示枠内に被介護者の名
前を表示するための表示データとして読み出されること
になる。また現在時刻をこの初期画面で設定することが
できるようになっている。
【0118】初期化後、通常動作を開始させた以降にお
いては、操作部451〜454の操作パターンや押し操
作時間等により、例えば時刻修正や、操作部451〜4
54の割り当て被介護者の変更修正、おむつの交換情報
(おむつ交換日時)入力、更には通信部58を用いて記
憶部57の格納データの外部パソコンPSへの転送処理
の画面を表示させることもできるようになっている。
【0119】さて次に本実施形態の検知ユニット40を
用いた実際での使用を以下に説明する。
【0120】まず各被介護者に装着するおむつ交換頃合
センサーとしては、実施形態5で説明した複数の位置に
共振体3a…を予め配設したものを使用し、検知ユニッ
ト50側ではこれら共振体3a…の共振周波数と配設位
置との関係を予め登録しているものとする。そして介護
者側では被介護者毎に夫々のおむつ交換頃合に有った排
尿量に対応する位置の共振体を例えば夜間の巡回監視前
に予め登録する。
【0121】この登録画面は上記のように操作部451
〜454の操作パターンや操作手順により表示できるよ
うになっているものとする。
【0122】このようにして各被介護者の排尿量に対応
するデータを登録した後、巡回チェックを行うのである
が、このチェックは例えば3時間毎というように定めて
おき、定期的に行う。
【0123】介護者は、検知ユニット40を装着し、ア
ンテナ体ATを手で持って或いは看護服などに取り付け
て、被介護者の寝室や病室を回り、チェックを行うので
あるが、例えば操作部451に対応する「△△さん」を
チェックする場合には、アンテナ体ATを被介護者であ
る△△さんの側にかがした状態で操作部451をタッチ
操作すると、CPU50はこの操作に応じて、各共振体
3a…の共振周波数に対応したCH(チャンネル)−1…
からなる異なる共振周波数を有する送信電波を送信部5
2より実施形態5と同様に発生させ、タイミング出力部
51によりCH−1…の中から適宜発振周波数を選択し
て順次切り替えることによって、アンテナ体ATの送信
アンテナ52aが電波ノイズの一定周波数を除いた共振
周波数の送信電波を、被介護者が横臥しているベッド5
上の場に送信する。
【0124】このように各共振体3a…の共振周波数に
対応する送信電波が送信されていると、送信電波が送信
されている場に存在し、かつ乾燥状態の共振体3a…で
は、送信電波の送信停止後に上述と同様に送信電波の継
続時間と比較して継続時間の長い反射電波を発生して残
留電波Sが形成される。一方、乾燥状態でなくコイルパ
ターン12又はコンデンサパターン13が水分によって
短絡した湿潤状態の共振体3a…では、反射電波つまり
残留電波Sを発生しない。
【0125】従って被介護者の排尿量に応じて残量電波
Sを発生する共振体と発生しない共振体が存在すること
になる。
【0126】さて検知ユニット40の受信部53がタイ
ミング信号に基いて反射電波を含む受信電波を受信する
受信動作を行い、送信部52からの送信電波を停止した
のち、演算部54が受信電波に基いて夫々の共振体3a
…による残留電波Sの受信強度を測定して、その測定結
果をCPU50に与える。
【0127】CPU50は実施形態5と同様に演算部5
4から与えられた残留電波Sの受信電波特性でもってお
むつ体1における水分の有無を検知する。
【0128】この検知結果に基づいて次のような表示、
報知及び履歴格納処理を行う。
【0129】すなわち、図38に示す情報表示部48の
左端の欄に検知した結果を表示させる。例えば多量の排
尿量に対応する共振体が残留電波Sを発生させないこと
が検知されると、「多量」の「多」の文字を表示する。
同様に少量に対応すれば、「少」、標準量であれば、
「標」の文字を表示する。同時に情報表示部47の左端
の欄に現在時刻の「時」が表示される。図示例では”7
時”の「7」が表示されることになる。
【0130】CPU50は上記の検知結果と時刻データ
を操作部451に対応して割り当てている記憶部57の
格納エリアに格納する。
【0131】尚CPU50は今回のチェック操作によ
り、記憶部57の操作部451に対応する格納エリアに
格納されている履歴情報から過去2回分の検知結果及び
検知時刻を読み出し、各情報表示部48,47の中央の
欄に、前回のチェック時の検知結果と、その検知時刻
を、右端の欄に前々回のチェック時の検知結果と、その
検知時刻を、夫々表示させる。図において×表示は排尿
が検知されたかったことを示す。
【0132】もし予め登録されている、当該被介護者の
おむつ交換頃合の排尿量に対応する位置の共振体が残留
電波Sを発生していないことが検知されると、出力部5
5を介してスピーカ44により交換を促す通報を行った
り、或いは検知結果の表示を点滅させることで介護者に
交換を促す。
【0133】またCPU50は出力部55を介して表示
部43の点灯を制御して、例えば排尿が検知されない場
合は非点灯、検知された排尿量が少量であれば、黄色の
光色で発光させ、多量であれば赤色の光色で発光させる
というように発光色を切り替えて介護者に検知された排
尿量を知らせる。この場合検知ユニット40を看護服な
どのポケットに入れていても布生地を透して発光色が認
識できる。
【0134】また更にCPU50は過去の検知結果(履
歴データ)及び今回の検知結果に基づいて次のような表
示制御を行う。
【0135】例えば3時間毎でチェックを行い、前回の
チェック時において、おむつ交換に対応する排尿量でな
いものの少量の排尿が検知された場合には、その時点で
はおむつ交換を促す表示は行わない。しかし今回のチェ
ックにおいても、再度少量の排尿検知(前回のチェック
時の状態が継続している)があると、前回のチェック時
から既に3時間を経過しているため、おむつの濡れによ
る被介護者の肌荒れの恐れを考慮して、表示部43の黄
色点灯を点滅させたり、情報表示部47,48の表示を
点滅させて、介護者に注意を促す。
【0136】また3時間毎のチェックで3回連続して反
応無しであれば、装置の故障が考えられるため、上記と
同様に情報表示部47,48の表示を点滅させたり、表
示部43の例えば、赤色点灯を点滅させて、介護者に注
意を促す。
【0137】このようにして検知ユニット40を用いて
被介護者のおむつの状態をチェックすることができると
ともに、そのチェック結果を履歴データとして記憶部5
7に被介護者毎に格納蓄積することができるようになっ
ている。ここで記憶部57の記憶容量を3時間毎のチェ
ックで1ヶ月分の履歴データ及びそれに付随するおむつ
交換情報等を格納できる容量としており、介護者は履歴
データやおむつ交換情報をパソコンPS側に読み取って
分析することで、ここ1ヶ月間の各被介護者の排尿パタ
ーンを知ることができることになる。ここでチェック結
果の履歴データからは排尿量の情報、おむつ交換情報か
らはおむつ交換日時と、それに基づく交換回数が分か
り、これらから次のような排尿パターンを知ることがで
きる。
【0138】例えば1)△△さんは、略3時間おきに排
尿する。(排尿量、標準) 2)○○さんは、食事の後、30分毎に排尿する。(排
尿量、多量) 3)○△さんは、飲み物を飲んだ後、1時間後に排尿す
る。 (尚食事、飲み物の摂取は定期的なものとする。勿論介
護者が介護日記などに記録しておけば、履歴データ及び
おむつ交換情報と照らし合わせることができる。)この
時間と排尿量との組合せから例えば午後1時に排尿した
3時間おきの排尿パターンの△△さんは、午後4時に排
尿するであろうと予測できることになる。
【0139】また1ヶ月のデータから1日当たりのおむ
つ交換回数の平均値が分かるため、例えばおむつの交換
回数が極端に増減した場合や、また回数の増減が2〜3
日連続した場合、当該被介護者の体調が狂ったのではな
いかという推測することができる。
【0140】このように本実施形態では、検知ユニット
40におむつチェックの履歴データやおむつ交換情報を
蓄積することができるため、これらデータや情報に基づ
いて介護者は、被介護者の排尿パターンを知ることがで
き、個々の被介護者に対応したおむつ交換などの処置が
とりやすくなる上に、被介護者の体調の変化なども知る
ことができ、緻密な介護が可能となる。
【0141】尚出力部55の出力で駆動されて振動又は
音又は発光により介護者におむつ交換頃合を知らせる報
知手段90を設けても良い。
【0142】ところで上記各実施形態に用いるおむつ交
換頃合センサーに用いる水分検知手段として上記のよう
な検知装置20や検知ユニット40に対応する共振体を
用いているが、抵抗値変化などにより水分を検知するセ
ンサーであっても良い。勿論この場合センサーに対応す
る検知装置が用いられる。
【0143】また上記の離床検知用の共振体3’、装着
位置検知用の共振体3’’の装着を簡単に出来るように
するため、共振体3’は面状ファスナー、粘着テープを
利用して着衣に取り付け、共振体3’’は面状ファスナ
ー、粘着テープを利用しておむつ体やおむつカバーに取
り付ける他に、おむつカバーに装着用にのポケットを設
けるようにすれば良い。またおむつカバー自体に埋め込
むようにしても良い。
【0144】各共振体3,3’、3’’を間違わないよ
うに、色、マーク、形状などで識別できるようにすれ
ば、より好ましい。
【0145】共振体3’3’の表面全体を樹脂ラミネー
トを施すことで、防水強化が図れる上に再使用を可能と
することができる。
【0146】
【発明の効果】請求項1の発明は、排尿位置を基準と
し、該基準位置からの排尿の進行に基づいて排尿量と相
関関係を持つ電気信号を出力する水分検知手段をパッド
型若しくはパンツ型のおむつに用いられる尿吸収用おむ
つ体に配設するので、排尿量の変化を検知することが可
能となり、この検知によって被介護者の体調、水摂取量
等を考慮したおむつ交換時期を判断することができ、結
果頻繁なチェックや、おむつ交換をする必要がなくな
り、介護者(保護者)の負担を軽減できるとともに、被
介護者の安眠を妨害することもなくなり、介護者、被介
護者の両者にとって大変有効な効果がある。
【0147】請求項2の発明は、排尿位置を基準とし、
該基準位置から排尿が進行する方向において検知したい
排尿量に対応したパッド型若しくはパンツ型のおむつに
用いられる尿吸収用おむつ体上の位置に尿を検知する水
分検知手段を配設するので、被介護者の体調、水摂取量
等を考慮したおむつ交換時期を検知することができ、そ
の結果頻繁なチェックや、おむつ交換をする必要がなく
なり、介護者(保護者)の負担を軽減できるとともに、
被介護者の安眠を妨害することもなくなり、介護者、被
介護者の両者にとって大変有効な効果がある。
【0148】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、上記尿吸収用おむつ体表面に複数の排尿量に対応し
た夫々の位置に印を付け、検知したい排尿量に対応する
上記印の位置に上記水分検知手段を貼り付けて配設する
ので、水分検知手段の配設位置が容易に分かる上に、使
用済みのおむつ体と水分検知手段を廃棄処理する際に容
易に分別することができる。
【0149】請求項4の発明は、請求項3の発明は、貼
り付け手段を粘着テープで構成したので、水分検知手段
の配設が容易に行える。
【0150】請求項5の発明は、請求項2の発明におい
て、上記尿吸収用おむつ体の最外層に上記基準位置から
尿の進行方向に向けて所定の間隔で上記水分検知手段挿
入用のポケットを複数列設し、検知したい排尿量に対応
する位置の上記ポケットに上記水分検知手段を挿入配設
するので、水分検知手段の配設位置が容易に分かる上
に、水分検知手段の位置決めも簡単にできる。
【0151】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、各ポケットには上記水分検知手段挿入後、開口部を
封止するための粘着テープを付設しているので、ポケッ
トを簡単に封止でき、しかも廃棄処分する際にもポケッ
トを簡単に開けて水分検知手段を取り出させることがで
きるから、おむつ体と水分検知手段とを分別廃棄するこ
とも容易である。
【0152】請求項7の発明は、請求項2の発明におい
て、上記尿吸収用おむつ体の最外層に上記基準位置から
尿の進行方向に向けて所定の間隔で、上記水分検知手段
と略同じ大きさ窓孔を上記最外層を切り取って形成する
ための切り取り目部を複数列設し、検知したい排尿量に
対応する位置に切り取り形成した上記窓孔に上記水分検
知手段を配設するので、水分検知手段の配設位置が容易
に分かる上に、水分検知手段の位置決めも簡単にでき
る。
【0153】請求項8の発明は、請求項7の発明におい
て、上記水分検知手段を粘着テープにより窓孔に貼り付
けるので、水分検知手段の取り付けが簡単にでき、しか
も廃棄処分する際にも水分検知手段を簡単に取り外すこ
とができるから、おむつ体と水分検知手段とを分別廃棄
することも容易である。
【0154】請求項9の発明は、請求項2の発明におい
て、上記尿吸収用おむつ体の最外層の内側に、排尿の進
行方向に向けて移動自在に上記水分検知手段を収納する
とともに、上記水分検知手段にー端が連結された引き紐
の他端側を上記尿吸収用おむつ体の上記進行方向側端部
より導出し、該引き紐の他端側が引っ張られることによ
り、検知したい排尿量に対応する位置に上記水分検知手
段を移動配設するので、引き紐を引っ張るだけで所定の
位置に水分検知手段を移動させることができ、また水分
検知手段が後付でないため、管理なども容易である。
【0155】請求項10の発明は、請求項9の発明にお
いて、上記引き紐には水分検知手段の移動位置を示す印
を設けてあるので、また請求項11の発明は、請求項1
0の発明において、上記尿吸収用おむつ体の最外層には
外部より水分検知手段の移動位置が視認可能な透し部を
設けたので、水分検知手段を的確に所望する位置に移動
配設することができる。
【0156】請求項12の発明は、請求項2の発明にお
いて、上記尿吸収用おむつ体の最外層に上記基準位置か
ら排尿の進行方向に向けて所定間隔で複数の水分検知手
段を予め列設してあるので、検知したい位置の水分検知
手段を検知装置側で選択するだけで良いため、水分検知
手段の配設作業などが不要となる。
【0157】請求項13の発明は、請求項2乃至12の
発明において、上記水分検知手段を、コイルパターン及
びコンデンサパターンからなる共振回路を絶縁シートに
設け、共振周波数に対応する周波数の電波が送信されて
いる場に存在するときに反射電波を発生する共振体によ
り構成したので、おむつ体の汚れ検知が非接触で行え、
被介護者に不快感を与えることがない。
【0158】請求項14の発明は、請求項1の発明にお
いて、絶縁シート上にコイルパターンを形成するととも
に、絶縁シートの幅方向に並行する一対のコンデンサパ
ターンを形成してこれらコイルパターン及びコンデンサ
パターンにより共振回路を構成し、上記一対のコンデン
サパターン間内の水分量によって決まる容量で共振周波
数が変化する共振体により上記水分検知手段を構成し、
上記コンデンサパターンの基端を略排尿基準位置に位置
させ、上記コンデンサパターンの長手方向が排尿進行方
向となるように上記尿吸収用おむつ体に上記水分検知手
段を配設するので、おむつ体の存在する場に連続的に周
波数を変化させながら電波を送信することで、連続的な
排尿量の検知が行え、また所定の共振周波数に対応する
周波数の電波を送信することで、所定の排尿量を検知す
ることが可能となり、しかもおむつ体の汚れ検知が非接
触で行え、被介護者に不快感を与えることがない。
【0159】請求項15の発明は、請求項13の発明に
おいて、上記尿吸収用おむつ体の最外層の非液体透過性
シート表面に上記水分検知手段を貼り付けるので、水分
検知手段が尿に濡れることがなく、再使用することがで
きる。
【0160】請求項16の発明は、請求項13又は請求
項14の共振体からなる水分検知手段を用いた請求項1
乃至12の何れか又は15のおむつ交換頃合センサー
と、上記共振周波数に対応する周波数の電波を送信する
とともに反射電波を含む電波を受信するアンテナ体が接
続され、共振周波数に対応する周波数の電波を送信する
とともに送信に同期して受信動作を行い、反射電波を含
む受信電波から求めた受信電波特性に基づいて水分を検
知する検知装置とから成るので、おむつ体の汚れ検知が
非接触で行え、被介護者に不快感を与えることがないお
むつ交換頃合検知装置を構築できる。
【0161】請求項17の発明は、請求項16の発明に
おいて、上記アンテナ体が被介護者が横臥する寝具に固
定配設されるとともに、上記場が横臥状態の被介護者の
全体を含む範囲となるように設定し、被介護者が寝具上
で横臥状態から少なくとも上半身を起こしたときに上記
範囲から出る被介護者の身体部位に直接若しくは間接的
に取り付ける離床検知用の共振体を、上記おむつ交換頃
合センサーに取り付ける共振体とは異なる共振周波数の
共振体で構成し、検知装置は、該離床検知用の共振体の
共振周波数に対応する周波数の電波を送信の送信に同期
した受信動作によって受信した反射電波を含む受信電波
から求めた受信特性に基づいて、被介護者の離床を検知
するので、被介護者の離床を検知することができるた
め、被介護者の勝手な出歩きに対する対処、更には被介
護者の離床時におけるおむつ交換頃合センサーの検知を
排尿と判断することがなくなり、またおむつ交換頃合セ
ンサーと、離床検知とで装置の故障などの判断が可能と
なり、また更には離床検知用の共振体を被介護者の寝汗
の検知にも使用することができ、より細かな介護を可能
とする。
【0162】請求項18の発明は、請求項16の発明に
おいて、上記検知装置を、アンテナ体とともに可搬型で
あって、検知情報を表示する手段を備えた検知ユニット
から構成して成るので、1台の検知ユニットを持ち運ぶ
ことで、複数の被介護者に対応することができ、病院の
ような大規模施設においても、設備費の低減が図れる。
【0163】請求項19の発明は、請求項18の発明に
おいて、上記アンテナ体をその一部若しくは全体を検知
ユニットに回転自在に枢支して一部若しくは全体を展開
自在として成るので、検知ユニットの携帯時にはアンテ
ナ体が邪魔とならず、しかも検知時においてはアンテナ
体を適正な大きさに展開したり方向に向けることができ
て、電波の送信や反射電波の受信が効率よくでき、確実
なおむつ体の汚れ検知を可能とする。
【0164】請求項20の発明は、請求項18又は19
の発明において、上記検知ユニットに、チェック時の検
知結果を履歴データとして格納するとともに、おむつ交
換情報を格納する記憶部を備え、該記憶部に格納した履
歴データ及びおむつ交換情報を読み出し可能としたの
で、履歴データやおむつ交換情報より、被介護者の排尿
パターンを知ることができ、その結果排尿パターンから
より細かな介護を可能とする。
【0165】請求項21の発明は、請求項18乃至20
の何れかの発明において、被介護者に装着するおむつ交
換頃合センサーとして、請求項13のおむつ交換頃合セ
ンサーを用いるとともに、当該おむつ交換頃合センサー
に配設した複数の共振体により検知される排尿量に応じ
た表示を行う表示手段を上記検知ユニットに設けてある
ので、表示を見るだけで介護者は、被介護者の排尿状態
を知ることができる。
【0166】請求項22の発明は、請求項21の発明に
おいて、上記検知ユニットに、今回の排尿量の検知結果
と、過去の履歴データとに基づいて、注意を促す表示を
行う手段を備えてあるので、おむつ交換頃合検知以外
に、被介護者の体調などに対応した介護や、装置の故障
等に対する注意が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の全体の分解斜視図であ
る。
【図2】(a)は同上に用いるおむつ体の斜視図であ
る。(b)は同上に用いるおむつ体の平面展開図であ
る。(c)は同上に用いる専用シートの上面図である。
(d)は同上に用いる別の専用シートの上面図である。
【図3】同上に用いる共振体と不織布の関係を示す拡大
分解斜視図である。
【図4】同上に用いる共振体の拡大上面図である。
【図5】同上に用いる共振体の拡大下面図である。
【図6】同上の図4のX−X断面図である。
【図7】同上の図4のY−Y断面図である。
【図8】同上に用いる検知装置及び通報装置の構成図で
ある。
【図9】同上の使用状態説明図である。
【図10】同上の動作説明用タイミングチャートであ
る。
【図11】同上の別の例の取付説明図である。
【図12】(a)は本発明の実施形態2に用いるおむつ
体の斜視図である。(b)は同上に用いるおむつ体の平
面展開図である。
【図13】同上の共振体の配設説明図である。
【図14】同上に用いるおむつ体の一部省略せる拡大断
面図である。
【図15】(a)は本発明の実施形態3に用いるおむつ
体の斜視図である。(b)は同上に用いるおむつ体の平
面展開図である。
【図16】同上に用いる共振体を取り付けた粘着テープ
の拡大斜視図である。
【図17】(a)は本発明の実施形態4に用いるおむつ
体の斜視図である。(b)は同上に用いるおむつ体の平
面展開図である。
【図18】同上に用いる引き紐の一部省略せる拡大側面
図である。
【図19】同上に用いるおむつ体の別の例の平面展開図
である。
【図20】(a)は本発明の実施形態5に用いるおむつ
体の斜視図である。(b)は同上に用いるおむつ体の平
面展開図である。
【図21】同上の動作説明用のタイミングチャートであ
る。
【図22】本発明の実施形態6の要部の断面図である。
【図23】同上の分解斜視図である。
【図24】本発明の実施形態7の要部の側断面図であ
る。
【図25】同上の要部の拡大断面図である。
【図26】本発明の実施形態8の共振体の拡大平面図で
ある。
【図27】同上の使用状態図である。
【図28】同上の別の例の平面図である。
【図29】同上の検知例の説明図である。
【図30】本発明の実施形態9の使用状態を示す説明図
である。
【図31】同上のアンテナ体の形態例の説明図である。
【図32】本発明の実施形態10の構成説明図である。
【図33】(a)は本発明の実施形態11の概略構成を
示す拡大正面図である。(B)は同上の使用状態を示す
正面図である。
【図34】同上の具体例の説明図である。
【図35】本発明の実施形態12の使用説明図である。
【図36】同上の使用例の説明図である。
【図37】(a)は同上の一例の分解斜視図である。
(b)は同上の別の例の斜視図である。
【図38】本発明の実施形態13に用いる検知ユニット
の斜視図である。
【図39】同上に用いる検知ユニットの構成図である。
【符号の説明】
1 おむつ体 2 専用シート 3 共振体 4 不織布
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G060 AA07 AC01 AE11 AF03 AF10 AG05 HC10 HD03 3B029 BE06 4C098 AA09 CD07 CD08 DD10

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】排尿位置を基準とし、該基準位置からの排
    尿の進行に基づいて排尿量と相関関係を持つ電気信号を
    出力する水分検知手段をパッド型若しくはパンツ型のお
    むつに用いられる尿吸収用おむつ体に配設することを特
    徴とするおむつ交換頃合センサー。
  2. 【請求項2】排尿位置を基準とし、該基準位置から排尿
    が進行する方向において検知したい排尿量に対応したパ
    ッド型若しくはパンツ型のおむつに用いられる尿吸収用
    おむつ体上の位置に尿を検知する水分検知手段を配設す
    ることを特徴とするおむつ交換頃合センサー。
  3. 【請求項3】上記尿吸収用おむつ体表面に複数の排尿量
    に対応した夫々の位置に印を付け、検知したい排尿量に
    対応する上記印の位置に上記水分検知手段を貼り付けて
    配設することを特徴とする請求項2記載のおむつ交換頃
    合センサー。
  4. 【請求項4】貼り付け手段を粘着テープで構成したこと
    を特徴とする請求項3記載のおむつ交換頃合センサー。
  5. 【請求項5】上記尿吸収用おむつ体の最外層に上記基準
    位置から尿の進行方向に向けて所定の間隔で上記水分検
    知手段挿入用のポケットを複数列設し、検知したい排尿
    量に対応する位置の上記ポケットに上記水分検知手段を
    挿入配設することを特徴とする請求項2記載のおむつ交
    換頃合センサー。
  6. 【請求項6】各ポケットには上記水分検知手段挿入後、
    開口部を封止するための粘着テープを付設していること
    を特徴とする請求項5記載のおむつ交換頃合センサー。
  7. 【請求項7】上記尿吸収用おむつ体の最外層に上記基準
    位置から尿の進行方向に向けて所定の間隔で、上記水分
    検知手段と略同じ大きさ窓孔を上記最外層を切り取って
    形成するための切り取り目部を複数列設し、検知したい
    排尿量に対応する位置に切り取り形成した上記窓孔に上
    記水分検知手段を配設することを特徴とする請求項2記
    載のおむつ交換頃合センサー。
  8. 【請求項8】上記水分検知手段を粘着テープにより窓孔
    に貼り付けて成ることを特徴とする請求項7記載のおむ
    つ交換頃合センサー。
  9. 【請求項9】上記尿吸収用おむつ体の最外層の内側に、
    排尿の進行方向に向けて移動自在に上記水分検知手段を
    収納するとともに、上記水分検知手段にー端が連結され
    た引き紐の他端側を上記尿吸収用おむつ体の上記進行方
    向側端部より導出し、該引き紐の他端側が引っ張られる
    ことにより、検知したい排尿量に対応する位置に上記水
    分検知手段を移動配設することを特徴とする請求項2記
    載のおむつ交換頃合センサー。
  10. 【請求項10】上記引き紐には水分検知手段の移動位置
    を示す印を設けて成ることを特徴とする請求項9記載の
    おむつ交換頃合センサー。
  11. 【請求項11】上記尿吸収用おむつ体の最外層には外部
    より水分検知手段の移動位置が視認可能な透し部を設け
    たことを特徴とする請求項9記載のおむつ交換頃合セン
    サー。
  12. 【請求項12】上記尿吸収用おむつ体の最外層に上記基
    準位置から排尿の進行方向に向けて所定間隔で複数の水
    分検知手段を予め列設して成ることを特徴とする請求項
    2記載のおむつ交換頃合センサー。
  13. 【請求項13】上記水分検知手段を、コイルパターン及
    びコンデンサパターンからなる共振回路を絶縁シートに
    設け、共振周波数に対応する周波数の電波をが送信され
    ている場に存在するときに反射電波を発生する共振体に
    より構成したことを特徴とする請求項2乃至12の何れ
    か記載のおむつ交換頃合センサー。
  14. 【請求項14】絶縁シート上にコイルパターンを形成す
    るとともに、絶縁シートの幅方向に並行する一対のコン
    デンサパターンを形成してこれらコイルパターン及びコ
    ンデンサパターンにより共振回路を構成し、上記一対の
    コンデンサパターン間内の水分量によって決まる容量で
    共振周波数が変化する共振体により上記水分検知手段を
    構成し、上記コンデンサパターンの基端を略排尿基準位
    置に位置させ、上記コンデンサパターンの長手方向が排
    尿進行方向となるように上記尿吸収用おむつ体に上記水
    分検知手段を配設することを特徴とする請求項1記載の
    おむつ交換頃合センサー。
  15. 【請求項15】上記尿吸収用おむつ体の最外層の非液体
    透過性シート表面に上記水分検知手段を貼り付けること
    を特徴とする請求項13記載のおむつ交換頃合センサ
    ー。
  16. 【請求項16】請求項13又は請求項14の共振体から
    なる水分検知手段を用いた請求項1乃至12の何れか又
    は15のおむつ交換頃合センサーと、上記共振周波数に
    対応する周波数の電波を送信するとともに反射電波を含
    む電波を受信するアンテナ体が接続され、共振周波数に
    対応する周波数の電波を送信し且つ該送信に同期して受
    信動作を行い、反射電波を含む受信電波から求めた受信
    電波特性に基づいて水分を検知する検知装置とから成る
    ことを特徴とするおむつ交換頃合検知装置。
  17. 【請求項17】上記アンテナ体が被介護者が横臥する寝
    具に固定配設されるとともに、上記場が横臥状態の被介
    護者の全体を含む範囲となるように設定し、被介護者が
    寝具上で横臥状態から少なくとも上半身を起こしたとき
    に上記範囲から出る被介護者の身体部位に直接若しくは
    間接的に取り付ける離床検知用の共振体を、上記おむつ
    交換頃合センサーに取り付ける共振体とは異なる共振周
    波数の共振体で構成し、検知装置は、該離床検知用の共
    振体の共振周波数に対応する周波数の電波の送信に同期
    した受信動作によって受信した反射電波を含む受信電波
    から求めた受信特性に基づいて、被介護者の離床を検知
    することを特徴とする請求項16記載のおむつ交換頃合
    検知装置。
  18. 【請求項18】上記検知装置を、アンテナ体とともに可
    搬型であって、検知情報を表示する手段を備えた検知ユ
    ニットから構成して成ることを特徴とする請求項16記
    載のおむつ交換頃合検知装置。
  19. 【請求項19】上記アンテナ体をその一部若しくは全体
    を検知ユニットに回転自在に枢支して一部若しくは全体
    を展開自在として成ることを特徴とする請求項18記載
    のおむつ交換頃合検知装置。
  20. 【請求項20】上記検知ユニットに、チェック時の検知
    結果を履歴データとして格納するとともに、おむつ交換
    情報を格納する記憶部を備え、該記憶部に格納した履歴
    データ及びおむつ交換情報を読み出し可能としたことを
    特徴とする請求項18又は19記載のおむつ交換頃合検
    知装置。
  21. 【請求項21】被介護者に装着するおむつ交換頃合セン
    サーとして、請求項13のおむつ交換頃合センサーを用
    いるとともに、当該おむつ交換頃合センサーに配設した
    複数の共振体により検知される排尿量に応じた表示を行
    う表示手段を上記検知ユニットに設けて成ることを特徴
    とする請求項18乃至20の何れか記載のおむつ交換頃
    合検知装置。
  22. 【請求項22】上記検知ユニットに、今回の排尿量の検
    知結果と、過去の履歴データとに基づいて、注意を促す
    表示を行う手段を備えて成ること特徴とする請求項21
    記載のおむつ交換頃合検知装置。
JP2000182208A 1999-09-27 2000-06-16 おむつ交換頃合センサー及びおむつ交換頃合検知装置 Withdrawn JP2001161732A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000182208A JP2001161732A (ja) 1999-09-27 2000-06-16 おむつ交換頃合センサー及びおむつ交換頃合検知装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27153099 1999-09-27
JP11-271530 1999-09-27
JP2000182208A JP2001161732A (ja) 1999-09-27 2000-06-16 おむつ交換頃合センサー及びおむつ交換頃合検知装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001161732A true JP2001161732A (ja) 2001-06-19

Family

ID=26549758

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000182208A Withdrawn JP2001161732A (ja) 1999-09-27 2000-06-16 おむつ交換頃合センサー及びおむつ交換頃合検知装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001161732A (ja)

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002055074A (ja) * 2000-05-29 2002-02-20 Mitsuru Fujiwara 尿検知スイッチ、及び、尿検知装置
US7049969B2 (en) 2002-08-23 2006-05-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Liquid detection sensor and liquid detection apparatus
WO2006134940A1 (ja) * 2005-06-14 2006-12-21 Super Faiths Inc. Icタグ及びicタグを用いた濡れ検出システム並びに濡れ検出おむつ
JP2008043501A (ja) * 2006-08-14 2008-02-28 Nakamura Minoru 自動排便処理装置
JP2009543653A (ja) * 2006-07-21 2009-12-10 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 窓付きの取り外し可能なセンサを有する使い捨て吸収性物品
JP2011500225A (ja) * 2007-10-18 2011-01-06 コンバテック テクノロジーズ インコーポレイテッド 人体により排出された尿を除去するための吸引システムおよび身体インターフェースデバイス
JP2012505711A (ja) * 2008-10-16 2012-03-08 フレゼニウス メディカル ケア ホールディングス インコーポレイテッド 受動共振回路を用いた湿りセンサー
CN102576000A (zh) * 2009-07-09 2012-07-11 萨卢森Ip私人有限公司 湿气检测模块和接收单元
JP2013224944A (ja) * 2006-09-06 2013-10-31 Three M Innovative Properties Co 空間的に分散された遠隔センサ
JP2014033921A (ja) * 2012-08-10 2014-02-24 Citizen Holdings Co Ltd 排尿検知装置及び排尿検知方法
JP2014062766A (ja) * 2012-09-20 2014-04-10 Dainippon Printing Co Ltd 検出システム、検知シート
JP2014527623A (ja) * 2011-07-20 2014-10-16 イーテクト,インコーポレイテッド 濡れセンサ、濡れ監視システム、および関連する方法
JP2015506192A (ja) * 2011-12-21 2015-03-02 エスセーアー・ハイジーン・プロダクツ・アーベー 吸収性製品の使用を監視するための方法およびコンピュータプログラム
WO2016027360A1 (ja) * 2014-08-22 2016-02-25 富士通株式会社 発汗心拍推定システム、発汗心拍推定装置及び発汗心拍推定方法
WO2016027359A1 (ja) * 2014-08-22 2016-02-25 富士通株式会社 状態推定方法、状態推定システム、衣服及び監視システム
JP2016049401A (ja) * 2014-09-02 2016-04-11 株式会社システムジャパン 排尿検知システム
US9317913B2 (en) 2011-12-21 2016-04-19 Sca Hygiene Products Ab Method for measuring the absorption of fluid in an absorbent product
US9402771B2 (en) 2011-12-21 2016-08-02 Sca Hygiene Products Ab Method and computer program for monitoring use of an absorbent product
JP2017102028A (ja) * 2015-12-02 2017-06-08 株式会社村田製作所 水分検出用rfidタグ及びおむつ
JP2017150889A (ja) * 2016-02-23 2017-08-31 国立大学法人山形大学 おむつ用液体検知センサおよび液体検知装置
JP2019058355A (ja) * 2017-09-26 2019-04-18 ダイオーエンジニアリング株式会社 吸収性物品
WO2020090904A1 (ja) * 2018-11-02 2020-05-07 コニカミノルタ株式会社 検出システム、及びリーダー
KR20210076782A (ko) * 2019-12-16 2021-06-24 한국섬유개발연구원 전기 전도성 소재를 활용한 패치형 감지수단이 구비된 기저귀
JP2021518176A (ja) * 2018-03-15 2021-08-02 コロプラスト アクティーゼルスカブ センサデータに基づいてオストミー装具の装着時間を判断する装置及び方法
WO2021215221A1 (ja) * 2020-04-24 2021-10-28 コニカミノルタ株式会社 状態検出システム
JP7490420B2 (ja) 2020-03-31 2024-05-27 大王製紙株式会社 消耗品の管理方法及び消耗品の管理装置

Cited By (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002055074A (ja) * 2000-05-29 2002-02-20 Mitsuru Fujiwara 尿検知スイッチ、及び、尿検知装置
US7049969B2 (en) 2002-08-23 2006-05-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Liquid detection sensor and liquid detection apparatus
WO2006134940A1 (ja) * 2005-06-14 2006-12-21 Super Faiths Inc. Icタグ及びicタグを用いた濡れ検出システム並びに濡れ検出おむつ
JP2006349418A (ja) * 2005-06-14 2006-12-28 Super Phase:Kk Icタグ及びicタグを用いた濡れ検出システム並びに濡れ検出おむつ
JP2009543653A (ja) * 2006-07-21 2009-12-10 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 窓付きの取り外し可能なセンサを有する使い捨て吸収性物品
JP2008043501A (ja) * 2006-08-14 2008-02-28 Nakamura Minoru 自動排便処理装置
JP2013224944A (ja) * 2006-09-06 2013-10-31 Three M Innovative Properties Co 空間的に分散された遠隔センサ
JP2011500225A (ja) * 2007-10-18 2011-01-06 コンバテック テクノロジーズ インコーポレイテッド 人体により排出された尿を除去するための吸引システムおよび身体インターフェースデバイス
JP2012505711A (ja) * 2008-10-16 2012-03-08 フレゼニウス メディカル ケア ホールディングス インコーポレイテッド 受動共振回路を用いた湿りセンサー
JP2012532655A (ja) * 2009-07-09 2012-12-20 サルーシオン イーペー ベー.フェー. 湿気検出モジュールおよび受信装置
CN102576000A (zh) * 2009-07-09 2012-07-11 萨卢森Ip私人有限公司 湿气检测模块和接收单元
US8962909B2 (en) 2009-07-09 2015-02-24 Salusion Ip B.V. Moisture detecting module and a receiving unit
JP2014527623A (ja) * 2011-07-20 2014-10-16 イーテクト,インコーポレイテッド 濡れセンサ、濡れ監視システム、および関連する方法
US9317913B2 (en) 2011-12-21 2016-04-19 Sca Hygiene Products Ab Method for measuring the absorption of fluid in an absorbent product
JP2015506192A (ja) * 2011-12-21 2015-03-02 エスセーアー・ハイジーン・プロダクツ・アーベー 吸収性製品の使用を監視するための方法およびコンピュータプログラム
US9931252B2 (en) 2011-12-21 2018-04-03 Sca Hygiene Products Ab Method and computer program for monitoring use of an absorbent product
US9402771B2 (en) 2011-12-21 2016-08-02 Sca Hygiene Products Ab Method and computer program for monitoring use of an absorbent product
JP2014033921A (ja) * 2012-08-10 2014-02-24 Citizen Holdings Co Ltd 排尿検知装置及び排尿検知方法
JP2014062766A (ja) * 2012-09-20 2014-04-10 Dainippon Printing Co Ltd 検出システム、検知シート
EP3184030A4 (en) * 2014-08-22 2017-12-06 Fujitsu Limited State estimating method, state estimating system, clothing, and monitoring system
WO2016027359A1 (ja) * 2014-08-22 2016-02-25 富士通株式会社 状態推定方法、状態推定システム、衣服及び監視システム
WO2016027360A1 (ja) * 2014-08-22 2016-02-25 富士通株式会社 発汗心拍推定システム、発汗心拍推定装置及び発汗心拍推定方法
JPWO2016027360A1 (ja) * 2014-08-22 2017-06-08 富士通株式会社 発汗心拍推定システム、発汗心拍推定装置及び発汗心拍推定方法
JPWO2016027359A1 (ja) * 2014-08-22 2017-06-29 富士通株式会社 状態推定方法、状態推定システム、衣服及び監視システム
JP2016049401A (ja) * 2014-09-02 2016-04-11 株式会社システムジャパン 排尿検知システム
JP2017102028A (ja) * 2015-12-02 2017-06-08 株式会社村田製作所 水分検出用rfidタグ及びおむつ
JP2017150889A (ja) * 2016-02-23 2017-08-31 国立大学法人山形大学 おむつ用液体検知センサおよび液体検知装置
JP2019058355A (ja) * 2017-09-26 2019-04-18 ダイオーエンジニアリング株式会社 吸収性物品
JP7009139B2 (ja) 2017-09-26 2022-01-25 ダイオーエンジニアリング株式会社 吸収性物品
JP2021518176A (ja) * 2018-03-15 2021-08-02 コロプラスト アクティーゼルスカブ センサデータに基づいてオストミー装具の装着時間を判断する装置及び方法
JP7402169B2 (ja) 2018-03-15 2023-12-20 コロプラスト アクティーゼルスカブ センサデータに基づいてオストミー装具の装着時間を判断する装置及び方法
WO2020090904A1 (ja) * 2018-11-02 2020-05-07 コニカミノルタ株式会社 検出システム、及びリーダー
JP7405092B2 (ja) 2018-11-02 2023-12-26 コニカミノルタ株式会社 検出システム、及びリーダー
KR20210076782A (ko) * 2019-12-16 2021-06-24 한국섬유개발연구원 전기 전도성 소재를 활용한 패치형 감지수단이 구비된 기저귀
KR102405272B1 (ko) 2019-12-16 2022-06-07 한국섬유개발연구원 전기 전도성 소재를 활용한 패치형 감지수단이 구비된 기저귀
JP7490420B2 (ja) 2020-03-31 2024-05-27 大王製紙株式会社 消耗品の管理方法及び消耗品の管理装置
WO2021215221A1 (ja) * 2020-04-24 2021-10-28 コニカミノルタ株式会社 状態検出システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001161732A (ja) おむつ交換頃合センサー及びおむつ交換頃合検知装置
ES2747261T3 (es) Sensores de impedancia para detectar y supervisar humedad en artículos absorbentes
US8471715B2 (en) Disposable diaper with wireless alarm system
US6611783B2 (en) Attitude indicator and activity monitoring device
EP2308435B1 (en) Disposable diaper state detecting device and disposable idaper state monitoring system
US7250547B1 (en) Wetness monitoring system
US7127370B2 (en) Attitude indicator and activity monitoring device
EP0663097B1 (en) System for detection of electrically conductive fluids
KR100950864B1 (ko) 정전용량센서를 이용한 기저귀용 용변 검출장치
US20070038155A1 (en) Attitude Indicator And Activity Monitoring Device
JP6560790B2 (ja) 吸収性物品の当て方提案装置
US10898392B2 (en) Body fluid sensor pad
WO2005017683A2 (en) System for managing conditions
CN108670220A (zh) 一种用于辅助健康监测的智能监测器
WO1996014813A1 (en) Incontinence management system
KR102184237B1 (ko) 스마트 기저귀 병원 통합 모니터링 시스템
EP2014267A1 (en) Universal wet garment detector
KR101292186B1 (ko) 배설물 감지용 기저귀 및 이를 이용한 기저귀 상태 감지 시스템
JP2019520964A (ja) おむつセンサ装置およびおむつ監視システム
JP2007296024A (ja) 電子おむつシステム
JP2881583B1 (ja) 無線式介護補助装置
KR20100089445A (ko) 용변 감지장치
KR100966040B1 (ko) 대소변 감지시스템
JPH05180800A (ja) 水分検知器及び水分センサー付きオムツ並びにオムツ濡 れ報知装置
KR101088222B1 (ko) 다중 무선방식을 이용한 기저귀 관리 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070904