JP2001159231A - 仮設構造物とその構築方法 - Google Patents
仮設構造物とその構築方法Info
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Abstract
上すると共に、構成部材数の削減と作業通路の確保が可
能となる仮設構造物とその構築方法の提供。 【解決手段】 上下軸方向に所定の間隔で孔付きのフラ
ンジ10が固定され、順次継ぎ足しが可能となる支柱2
と、両端にフランジ10との結合金具14が取り付けら
れ、両側に起立させた支柱2を結合する水平パイプ15
の途中に、下部広がりに配置することができるよう二本
の斜材17を枢止し、この斜材17の端部にフランジ1
0との結合金具14が取り付けられた筋交い部材3と、
対向する筋交い部材3の水平パイプ15間にかけ渡す足
場板からなり、該筋交い部材3は、水平パイプ15の結
合金具13を上位のフランジ10に結合した状態で斜材
17の結合金具14が下位のフランジ10に結合でき、
仮設構造物を構築する場合に、隣接するスパンの筋交い
部材3を上下に段差を生じさせることにより、支柱2の
座屈長を半減することができる。
Description
工等に使用する多機能の仮設構造物とその構築方法に関
する。
用される支保工は、図15に示すように、四方に起立さ
せた鋼管製の支柱61の上端部を座屈防止のための水平
材62で結合し、この水平材62の途中と支柱61の途
中を斜材63で結合し、対向する水平材62間に足場板
を架設して角柱枠体とすると共に、これを支柱61の継
ぎ足しと水平材62及び斜材63での結合で上方に伸ば
し、更に必要ならば、上記支柱61の側方に支柱61を
起立配置し、水平材62及び斜材63で支柱61相互を
結合することにより、必要とする平面的な大きさの支保
工を構築するものである。
支保工においては、各支柱61の上端部を水平材62で
結合し、水平材62の途中と支柱61の途中を斜材63
で結合したパターンを水平方向及び垂直方向に繰り返す
構成になり、各段の水平方向において、水平材62や斜
材63の配置は同一高さとなっているため、隣接する支
柱61を結合する水平材62の上下配置間隔が一本の支
柱の長さに該当することになり、このため、水平材62
の配置間隔によって決定される支柱61の座屈長が長く
なり、当然支柱61の荷重支持強度が弱くなり、図15
に一点鎖線で示すように、支保工に大きな負荷がかかる
と支柱61に座屈が発生するという問題がある。
部材になっているため、組み立て及び解体に手間がかか
ると共に、構成部材数が多くなるという問題がある。
1の長さに該当する間隔となり、上下足場板間に掛け渡
す階段がその分長くなり、重量も重くなって上げ下ろし
のための取り扱いが不便で重労働になるだけでなく、長
い階段は昇降に危険を伴い、手すりの使用が必要にな
り、そのため、部材数が多くなり、取り付けと解体に余
分な手間がかかることになる。
図14のように、足場板の上に載って行うが、従来の構
築方法ては、支柱61の上端部にかけ渡した水平材62
間に足場板が架設されるため、足場板の上に何もなく、
足場板上での支柱61の継ぎ足し作業が極めて不安定な
状態となり、墜落事故が発生する危険がある。
を半減でき、荷重支持強度が向上すると共に、構成部材
数の削減と作業通路の確保が可能となり、しかも階段の
短尺軽量化と手すりの省略が図れ、かつ、支柱の継ぎ足
し作業の安全確保が実現できる仮設構造物とその構築方
法を提供することにある。
するため、請求項1の発明は、上下軸方向に所定の間隔
で孔付きのフランジが固定され、順次継ぎ足しが可能と
なる支柱と、両端にフランジとの結合金具が取り付けら
れ、両側に起立させた支柱を結合する水平パイプの途中
に、下部広がりに配置することができるよう二本の斜材
を枢止し、この斜材の端部にフランジとの結合金具が取
り付けられた筋交い部材と、対向する筋交い部材の水平
パイプ間にかけ渡す足場板からなり、該筋交い部材は、
水平パイプの結合金具を上位のフランジに結合した状態
で斜材の結合金具が下位のフランジに結合できるように
なっている構成を採用したものである。
隔で孔付きのフランジが固定され、順次継ぎ足しが可能
となる支柱と、両端に上位フランジとの結合金具が取り
付けられ、両側に起立させた支柱を結合する水平パイプ
の途中に、下部広がりに配置することができるよう二本
の斜材を枢止し、この斜材の端部に下位フランジとの結
合金具が取り付けられた筋交い部材と、対向する筋交い
部材の水平パイプ間にかけ渡す足場板とを用い、所定の
間隔で四方に起立させた支柱の一組の対面する部分にあ
る支柱を筋交い部材で結合し、対向する筋交い部材の水
平パイプ間に足場板をかけ渡して仮設構造物を構築する
場合に、この仮設構造物の一スパン毎に隣接するスパン
の筋交い部材を上下に段差を生じさせた配置とする構成
を採用したものである。
て、上記支柱を筋交い部材で結合した後、筋交い部材の
斜材の下端部間を水平材で結合し、端部支柱の座屈強度
を向上させる構成を採用したものである。
示例と共に説明する。
を組み立てた状態を示し、この支保工の基本的な構成部
材は、ジャッキベース1と、このジャッキベース1上に
起立させると共に、上方に継ぎ足していく複数種類の支
柱2と、隣接する支柱2を互いに結合する筋交い部材3
と、筋交い部材3の間に架設する足場板4と、段差のあ
る隣接足場板4間に掛け渡す階段5とからなり、更に必
要に応じて、筋交い部材3の下部において、隣接する支
柱2を互いに結合するための補強水平材6と、支柱2の
上端部に取り付ける二又ブラケット7と、この二又ブラ
ケット7に取り付ける大引受け8、隣接する支柱を直接
結合するための水平材9等が用意されている。
を示し、四箇所の位置に孔付きのフランジ10が固定さ
れた長さ3600mmの長尺支柱2aと、この長尺支柱
2aの半分の長さを有し、中間部と上端部の位置に孔付
きのフランジ10が固定された繁用の中間支柱2bと、
中間支柱2bの半分の長さを有し、三箇所の位置に孔付
きのフランジ10が固定された上部継ぎ足し支柱2c
と、上部継ぎ足し支柱2cの三分の一の長さを有し、上
端に孔付きのフランジ10が固定された端尺の下部支柱
2dと、四箇所の位置に孔付きのフランジ10が固定さ
れた伸縮支柱2eとがある。
は所定の直径を有する鋼管を用いて形成し、上端に接続
用の小径ジョイントパイプ11が設けられ、ジョイント
パイプ11と各支柱2a〜2dは、嵌合部分をピン結合
したり、ジョイントパイプ11に設けた既知のロック機
構によって結合するようになっていると共に、伸縮支柱
2eは、大径パイプ12とこれに嵌合する小径パイプ1
3からなり、大径パイプ12に対して小径パイプ13を
所望の引き出し位置でピン結合し、小径パイプ13の上
端に大引受け8が取り付けられるようになっている。
2のフランジ10との結合金具14が取り付けられ、両
側に起立させた支柱2を結合する鋼管製の水平パイプ1
5と、この水平パイプ15の途中にそれぞれ上端がピン
16で枢止され、ハ字状の下部広がりに配置することが
できる二本の斜材17とからなり、斜材17の下端部に
支柱2の下位フランジ10に対する結合金具14が取り
付けられている。
又は中間支柱2bを互いに結合するためのものであり、
上位に位置するフランジ10に結合金具14を締結する
ことで、両側の支柱2を水平パイプ15で結合したと
き、斜材17の結合金具14が下位のフランジ10と結
合できるような条件になっていると共に、使用しないと
きは水平パイプ15に斜材17が沿うよう嵩低く折り畳
むことができる。
又は中間支柱2bの結合間隔が、1800mm、120
0mm、900mmの三種類が用意され、支保工や足場
の組み立て条件に応じて選択できるようにしている。
クを設けた周知の構造を有し、筋交い部材3の水平パイ
プ15間に架設するようになつている。この足場板は1
800mmの間隔の水平パイプ15間に架設することが
でき、また、幅は複数種類の組み合わせによって、18
00mm、1200mm、900mmの三種類に対応し
得るよう、三種類の幅の異なるものが用意されている。
2のジョイントパイプ11に外嵌する端尺パイプ18の
両側に水平パイプ19を直線状に固定し、両水平パイプ
19の端部に大引受け8の保持筒20を垂直に固定し、
両水平パイプ19の端部から下部中央に向かう斜材21
の下端に、支柱2の途中に外嵌してボルト22で固定す
る平面コ字状のクランプ23を設けた構造になってい
る。
下端部間を結合するための補強水平材6を示し、所定の
長さを有する鋼管パイプの両端にピン24で結合した一
対のリンクプレート25と26の一方を鋼管パイプに溶
接で固定すると共に、他方をピン24を支点に回動自在
とし、固定リンクプレート25の先端に結合用のピン2
7を固定すると共に、回動リンクプレート26の先端下
縁にピン27への嵌合切り欠き28を設けた構造になっ
ている。
17の下端部間を結合することにより、端部に位置する
支柱2の座屈強度を向上させるためのものであり、斜材
17の下端部には、図7に示すように、ピン27の結合
孔28が設けてあり、図8(B)に一点鎖線のように、
回動リンクプレート26を上方に起こした状態でピン2
7を結合孔28に挿入し、その後回動リンクプレート2
6を倒せば、図1のように、補強水平材6で斜材17の
下端部間を介して支柱2を互いに結合でき、中間支柱2
bの途中を互いに結合することにより、構造物としの支
保工の座屈強度を向上させることができる。
ための水平材9を示し、所定の長さを有する鋼管パイプ
の両端にフランジ10に対する結合金具14を設けた構
造になっている。
ランジ10に対する結合金具14の構造を示しているる
この結合金具14は、筋交い部材3の水平パイプ15や
斜材17の端部、補強水平材6、水平材9等に水平状態
で固定されるホルダー部材31と、このホルダー部材3
1内でフランジ10とホルダー部材31を締結する楔部
材32との組み合わせからなり、ホルダー部材31は、
上下に細長い前壁33の両側に後方へ屈曲する側壁を折
り曲げ連成し、該水平パイプや斜材等の端部に対して対
向する両側壁の後端を溶接し、両側壁間の上下面が楔部
材32を挿通するための開口34になっている。
が、フランジ10の結合用の孔35を設けた部分の半径
方向の長さよりも長く形成され、このホルダー部材31
には、フランジ10の厚みに対して外嵌挿する切り欠き
36が先端部から水平方向に沿って設けられ、その先端
壁33を支柱2の外周に当接させることができるように
切り欠き36の深さが設定されている。上記切り欠き3
6をフランジ10に外嵌挿すれば、ホルダー部材31と
水平パイプ15や斜材17等は回転が阻止されることに
なる。
の孔35に対して上部から差し込む楔部37と、この楔
部37の途中に設けた水平部38と、該水平部38の先
端から直角に垂下してフランジ10の外周と水平水平パ
イプ15や斜材17等の端部間に納まる杆状部39とで
二又状に形成され、楔部37は下端に向けて狭幅とな
り、ホルダー部材31の前壁33の内面に当接させる前
縁が垂直で結合用の孔35の端部に当接する後縁が傾斜
縁になっている。なお、楔部37は図示のような下部狭
幅形状以外に、ストレートな形状を採用してもよい。
抜け止め用のピン40、41が固定され、ホルダー部材
31内に挿入した楔部材32の楔部37を結合用の孔3
5に差し込んだ状態で、楔部37の上端がホルダー部材
31の上面に突出すると共に、杆状部37の下端がホル
ダー部材31の下面から下方に突出することになる。
42が設けてあり、この係止段部42をホルダー部材3
1の下部横桟43に係止すれば、図11(A)の如く、
楔部材32の楔部37がフランジ10と干渉しない位置
に保持でき、ホルダー部材31の切り欠き36をフラン
ジ10に対して楔部材32に関係なく嵌挿することがで
きる。
ると、杆状部39の内側縁がフランジ10に当接するこ
とにより、係止段部42が下部横桟43から外れ、楔部
材32は、自重で落下して楔部37が結合用の孔35に
落ち込み、図11(C)に示すように、前壁33が支柱
2に圧接した状態で楔部37がフランジ10とホルダー
部材31を固定化することになる。
を説明する。
の位置にジャッキベース1を配置し、このジャッキベー
ス1上に下部支柱2dを接続し、四方の下部支柱2dを
フランジ10への結合金具14の締結により水平材9で
枠状に結合し、続いて上記各下部支柱2d上に中間支柱
2bを接続し、四方に起立させた中間支柱2bの一組の
対面する二面において、水平材9間に足場板4をかけ渡
し、その上に載って四面における中間支柱2bの上位フ
ランジ10を筋交い部材3の水平パイプ15で結合し、
斜材17の下端を中間支柱2bの下位フランジ10と結
合し、上記により筋交い部材3が四面で枠状の配置とな
り、一組の対面する二面において、その水平パイプ15
間に足場板4を架設する。
間支柱2bの継ぎ足しと、継ぎ足した中間支柱2bの四
面において、上位フランジ10を筋交い部材3の水平パ
イプ15で結合し、かつ斜材17の下端を中間支柱2b
の下位フランジ10と結合し、対向する水平パイプ15
間に足場板4を架設する作業を上方に繰り返すことによ
り、図3のように、基本枠柱体(A)を組み上げてい
く。
枠柱体(A)の隣接する部分で、例えば中間支柱2bの
間隔(スパン)に等しい距離だけ離れた位置に同様の手
順で基本枠柱体(A)を組み上げ、基本枠柱体(A)を
平面的に碁盤の目状に配置し、隣接する各基本枠柱体
(A)の中間支柱2bを筋交い部材3により上記と同様
の手順で結合し、対向する水平パイプ15間に足場板4
をかけ渡し、このようにして各基本枠柱体(A)を筋交
い部材3で結合して図1乃至図5のように支保工を構築
する。なお、段差の生じた足場板4間には階段5を配置
すると共に、必要に応じて支保工の外部の所望位置に荷
受けフレーム等を取り付けることができ、基本枠柱体
(A)の組み上げに長尺支柱2aを使用すれば、中間支
柱2bの継ぎ足しに要した作業の回数を削減出来る。
(A)を筋交い部材3で結合するとき、図1乃至図5で
示すように、各基本枠柱体(A)の組み立てに用いた筋
交い部材3と、隣接する各基本枠柱体(A)を結合する
ための筋交い部材3の配置を上下に段差を生じさせた配
置とする。
する筋交い部材3は、中間支柱2bの下位フランジ10
間に水平パイプ15をかけ渡し、斜材17端を中間支柱
2bの上端に位置する上位フランジ10に結合する。
基本枠柱体(A)の筋交い部材3と、隣接する基本枠柱
体(A)を結合する筋交い部材3の水平パイプ15は、
上下に半ピッチずれた配置となり、これにより、隣接す
る各基本枠柱体(A)を結合する筋交い部材3を基本枠
柱体(A)の筋交い部材3と同じ高さの配置とした場合
に比べ、支柱2bの座屈長を半減でき、基本枠柱体
(A)の荷重支持強度を向上させることができる。
下部両側に斜材17を下部広がりのハ字状に配置して使
用するので、筋交い部材3の中央下部に障害物の発生が
なく、このため、水平パイプ15間にかけ渡した足場板
4上に作業通路を確保することができる。
の平面的な配列パターンの異なった例を示し、足場板4
で同一平面に通路を形成すると共に、足場板4の欠如し
た部分が下階隣接足場板4との間に階段5を掛ける部分
となる。
る二面に枠柱体を直接建て増しをしながら支保工を構築
する例を示し、基本枠柱体(A)の対面一に二本の支柱
2を上記と同様にして立設し、基本枠柱体(A)の支柱
2と筋交い部材3で結合するとき、基本枠柱体(A)の
筋交い部材3に対して上下に半ピッチ段差を生じさせた
配置で行うものである。
端部に位置する支柱の座屈強度を向上させるときは、筋
交い部材3における斜材17の下端部間を補強水平材6
で結合するようにすればよい。
柱2bの継ぎ足し作業の状態を示し、筋交い部材3を上
下に半ピッチ段差を生じさせた配置とすることにより、
下位筋交い部材3間に架設した足場板4に載り、支柱2
bの継ぎ足しを行うときに、中間支柱2bの継ぎ足し部
分が作業者の腰の高さ程度の位置となり、足場板4の四
隅には中間支柱2bの上半部が位置することにより、手
すり支柱の役目を果たし、継ぎ足し作業の安全性が確保
でき、墜落の防止が図れる。
を生じさせた配置とすることにより、筋交い部材3の水
平パイプ15間に掛け渡す足場板4の配置において、隣
接する上下の足場板4の段差が支柱2の上下長さの半分
となり、例えば、図4、図5に示すように、中間支柱2
bが1800mmの長さであれば、隣接する上下足場板
4の段差は900mmと半分になり、これによって、隣
接する上下足場板4間に掛け渡す階段5の長さは従来に
比べて略半分の長さとなり、階段5の短尺化と軽量化が
実現でき、取り付け取り外し作業の容易化だけでなく、
このような短尺の階段5では手すりが不要になり、しか
も昇り降りの安全性も向上する。
最上部中間支柱2bの上端に上部継ぎ足し支柱2cを接
続し、基本枠柱体(A)上において、隣接する上部継ぎ
足し支柱2cを水平材9で結合すると共に、上部継ぎ足
し支柱2cにそれぞれ二又ブラケット7を同一面の配置
となるよう取り付け、二又ブラケット7の両側保持筒2
0に大引受け8を装着し、スラブ型枠Bの下面を受ける
大引Cを該大引受け8で支持する。
上部継ぎ足し支柱2c上に二又ブラケット7を取り付け
ることにより、大引受け8の配置数を倍増することがで
き、かつ、隣接する二又ブラケット7間に作業通路を確
保できることになる。
して支保工を例示したが、上記各構成部材を用いること
により、仮設構造物として、外部足場、室内作業足場、
イベント等のスタンド、ローリングタワー等を構築する
ことができる。
軸方向に所定の間隔で孔付きのフランジが固定された支
柱と、両端にフランジとの結合金具が取り付けられた水
平パイプの途中に、下部広がりに配置できる二本の斜材
を枢止し、この斜材の端部にフランジとの結合金具が取
り付けられた筋交い部材と、対向する筋交い部材の水平
パイプ間にかけ渡す足場板からなり、該筋交い部材は、
水平パイプの結合金具を上位のフランジに結合した状態
で斜材の結合金具が下位のフランジに結合でき、仮設構
造物を構築する場合に、この仮設構造物の一スパン毎に
隣接するスパンの筋交い部材を上下に段差を生じさせた
配置とするようにしたので、隣接する支柱を結合する水
平パイプの上下配置が両側交互に半ピッチごとの間隔に
なり、これにより、支柱の座屈長を半減でき、荷重支持
強度を大幅に向上させることができる。
下部広がりに配置できる二本の斜材を枢止した構造にな
っているので、筋交い部材の下部中央に障害物がなくな
り、足場板上に連続した作業通路を確保することがで
き、作業性の向上が図れると共に、水平パイプと斜材の
結合により、構成部材数の削減が可能となる。
るスパンの筋交い部材を上下に段差を生じさせた配置と
することにより、隣接する足場板の上下間隔を半減で
き、これによって、階段の短尺化と軽量化が図れること
になる。
斜視図
中を示す正面図
列状態を示す平面図
面図、(F)はジャッキベースの正面図
い部材の支柱への結合状態を示す拡大正面図
の水平材の端部構造を示す拡大正面図、(C)は同拡大
平面図
(B)は同底面図
上のフランジに対する結合途中の状態を示す縦断正面
図、(C)は同結状態を示す縦断正面図、(D)は同結
状態の平面図
Claims (3)
- 【請求項1】 上下軸方向に所定の間隔で孔付きのフラ
ンジが固定され、順次継ぎ足しが可能となる支柱と、両
端にフランジとの結合金具が取り付けられ、両側に起立
させた支柱を結合する水平パイプの途中に、下部広がり
に配置することができるよう二本の斜材を枢止し、この
斜材の端部にフランジとの結合金具が取り付けられた筋
交い部材と、対向する筋交い部材の水平パイプ間にかけ
渡す足場板からなり、該筋交い部材は、水平パイプの結
合金具を上位のフランジに結合した状態で斜材の結合金
具が下位のフランジに結合できるようになっていること
を特徴とする仮設構造物。 - 【請求項2】 上下軸方向に所定の間隔で孔付きのフラ
ンジが固定され、順次継ぎ足しが可能となる支柱と、両
端に上位フランジとの結合金具が取り付けられ、両側に
起立させた支柱を結合する水平パイプの途中に、下部広
がりに配置することができるよう二本の斜材を枢止し、
この斜材の端部に下位フランジとの結合金具が取り付け
られた筋交い部材と、対向する筋交い部材の水平パイプ
間にかけ渡す足場板とを用い、所定の間隔で四方に起立
させた支柱の一組の対面する部分にある支柱を筋交い部
材で結合し、対向する筋交い部材の水平パイプ間に足場
板をかけ渡して仮設構造物を構築する場合に、この仮設
構造物の一スパン毎に隣接するスパンの筋交い部材を上
下に段差を生じさせた配置とすることを特徴とする仮設
構造物の構築方法。 - 【請求項3】 上記支柱を筋交い部材で結合した後、筋
交い部材の斜材の下端部間を水平材で結合し、端部支柱
の座屈強度を向上させることを特徴とする請求項2に記
載の仮設構造物の構築方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34476799A JP4312323B2 (ja) | 1999-12-03 | 1999-12-03 | 仮設構造物の構築方法 |
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JP2001159231A true JP2001159231A (ja) | 2001-06-12 |
JP4312323B2 JP4312323B2 (ja) | 2009-08-12 |
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ID=18371828
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---|---|---|---|
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JP (1) | JP4312323B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013072253A (ja) * | 2011-09-28 | 2013-04-22 | Mitsui Zosen Tekko Koji Kk | パイプベント構造 |
JP2013072278A (ja) * | 2012-06-14 | 2013-04-22 | Mitsui Zosen Tekko Koji Kk | パイプベント構造 |
JP2018145715A (ja) * | 2017-03-07 | 2018-09-20 | 日建リース工業株式会社 | 足場用梁枠および仮設足場の開口部構造 |
-
1999
- 1999-12-03 JP JP34476799A patent/JP4312323B2/ja not_active Expired - Lifetime
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---|---|
JP4312323B2 (ja) | 2009-08-12 |
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