JP2001155137A - 携帯型電子機器 - Google Patents

携帯型電子機器

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JP2001155137A
JP2001155137A JP33418999A JP33418999A JP2001155137A JP 2001155137 A JP2001155137 A JP 2001155137A JP 33418999 A JP33418999 A JP 33418999A JP 33418999 A JP33418999 A JP 33418999A JP 2001155137 A JP2001155137 A JP 2001155137A
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Kazuhiko Washimi
和彦 鷲見
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秀人 藤原
Hajime Nakajima
一 仲嶋
Masahiro Shikai
正博 鹿井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示部、操作部の大型化が求められている携
帯型電子機器に指紋を検出するための面積を十分に確保
することができなかった。 【解決手段】 前記第1のライン状センサおよび前記第
2のライン状センサ上であって前記第2のライン状セン
サの感知素子の配列方向に沿って指を動かすことによ
り、上記第1のライン状センサで検出される異なる複数
の指紋の凹凸情報を上記第2のライン状センサで検出さ
れる上記指紋の凹凸情報の変化に基づき繋ぎあわせるこ
とにより指紋画像を生成する画像処理部とを備えた指紋
照合センサを表示画面を有する携帯型電子機器本体に設
けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、個人識別機能を
有する携帯型電子機器に関するものであり、とくに個人
情報として、指紋を検出することにより、個人識別を行
うことが可能な携帯型電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、図17は、D.Inglis他、``A Ro
bust、 1.8V 250μW Direct-Contact500dpi Fingerprin
t Sensor''、IEEE International Solid-State Circuit
Conference、 SA 17.7、 pp284-285、1998に示され
た、指紋入力センサの原理を示す素子断面図であり、図
18は指紋入力センサの構造を示す図である。
【0003】図17において、91はセンサ面にあてら
れた指、92はセンサ面、93センサ面92の下方に位
置する複数の感知素子、94は指紋の凸部分と感知素子
との距離、95は指紋の凹部分と感知素子との距離であ
る。図18において、96は指紋照合センサチップ全
体、97は指紋感知エリアである。
【0004】次に動作について説明する。図17におい
て、指91がセンサ面92にあてられると、感知素子9
3と指紋表面との間の距離に応じた静電容量が生じる。
指紋の凸部分と感知素子との距離94は指紋の凹部分と感
知素子との距離95よりも短いため、大きな静電容量を
有する。これら静電容量の値を電気的に読み出すことに
より指紋の凹凸を電気信号に変換して取り出す事ができ
る。
【0005】次に、図18において、感知素子を96の
ように二次元アレイ状に並べ、縦横にスキャンすること
により、指紋の感知エリア97に置かれた指紋の凹凸を
画像としてとらえることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の指紋照合センサ
は、ワンチップのソリッドステート指紋照合センサとし
て小型の機器に容易に組み込む事ができるが、全体のサ
イズの小型化が求められる一方で表示部、操作部の大型
化が求められている携帯型電子機器に指紋を検出するた
めの面積を十分に確保することができなかった。本願発
明は上述のような問題を解決するためになされたもので
あり、携帯型電子機器本来の操作性を損なう事無く指紋
照合センサを設けた携帯用電子機器を得ることを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る携帯型電
子機器は、第1の検出面と、前記第1の検出面の下方に
位置し、前記第1の検出面に指を乗せたとき、第1の検
出面と乗せた指との間の距離に基づき静電容量が変化す
る感知素子を一次元に配列した第1のライン状センサ、
および第2の検出面と、前記第2の検出面の下方に位置
し、前記第2の検出面に指を乗せたとき、前記第2の検
出面と乗せた指との間の距離に基づき静電容量が変化す
る感知素子を第1のライン状センサの感知素子の配列方
向とは垂直に一次元に配列した第2のライン状センサを
備えたセンサ部、前記第1のライン状センサおよび前記
第2のライン状センサ上であって前記第2のライン状セ
ンサの感知素子の配列方向に沿って指を動かすことによ
り、上記第1のライン状センサで検出される異なる複数
の指紋の凹凸情報を上記第2のライン状センサで検出さ
れる上記指紋の凹凸情報の変化に基づき繋ぎあわせるこ
とにより指紋画像を生成する画像処理部と、上記指紋画
像と、予め用意された指紋画像との照合を行う指紋照合
処理部とを備えた指紋照合センサを表示画面を有する携
帯型電子機器本体に設けたことを特徴とする。
【0008】この発明に係る携帯型電子機器は、第1の
検出面と、前記第1の検出面の下方に位置し、前記第1
の検出面に指を乗せたとき、第1の検出面と乗せた指と
の間の距離に基づき静電容量が変化する感知素子を一次
元に配列した第1のライン状センサ、および第2の検出
面と、前記第2の検出面の下方に位置し、前記第2の検
出面に指を乗せたとき、前記第2の検出面と乗せた指と
の間の距離に基づき静電容量が変化する感知素子を2次
元に配列したアレイ状センサを備えたセンサ部と、前記
第1のライン状センサおよび前記アレイ状センサ上で指
を動かすことにより、上記第1のライン状センサで検出
される異なる複数の指紋の凹凸情報を上記アレイ状セン
サで検出される上記指紋の凹凸情報の変化に基づき繋ぎ
あわせることにより指紋画像を生成する画像処理部と、
上記指紋画像と、予め用意された指紋画像との照合を行
う指紋照合処理部とを備えた指紋照合センサを表示画面
を有する携帯型電子機器本体に設けたことを特徴とす
る。
【0009】この発明に係る携帯型電子機器は、指紋照
合処理部は、画像処理部により生成された指紋画像の一
部である部分指紋画像と、予め用意された指紋画像との
一致する部分を調べる指紋照合部と、前記指紋照合部に
より一致する部分が有ると判断された部分指紋画像を記
憶する一致度記憶部と、前記一致度記憶部に記憶された
部分指紋画像を1つの指紋画像となるように合成する一
致度合成部と、前記一致度合成部により合成した指紋画
像と、前記予め用意された指紋画像との一致するかどう
かを判定する照合判定部とを備えたことを特徴とする。
【0010】この発明に係る携帯型電子機器は、第1の
検出面と、前記第1の検出面の下方に位置し、前記第1
の検出面に指を乗せたとき、第1の検出面と乗せた指と
の間の距離に基づき静電容量が変化する感知素子を2次
元に配列したアレイ状センサを備えたセンサ部と、前記
アレイ状センサ上に指を乗せることにより、上記アレイ
状センサで検出される指紋の一部である部分指紋画像を
生成する画像処理部と、上記指紋画像と、予め用意され
た指紋画像との照合を行う指紋照合処理部とを備えた指
紋照合センサを表示画面を有する携帯型電子機器本体に
設けたものであって、前記指紋照合処理部は、前記画像
処理部により生成された部分指紋画像と、前記予め用意
された指紋画像との一致する部分を調べる指紋照合部
と、前記指紋照合部により一致する部分が有ると判断さ
れた部分指紋画像を記憶する一致度記憶部と、前記一致
度記憶部に記憶された部分指紋画像を1つの指紋画像と
なるように合成する一致度合成部と、前記一致度合成部
により合成した指紋画像と、前記予め用意された指紋画
像との一致するかどうかを判定する照合判定部とを備え
たことを特徴とする。
【0011】この発明に係る携帯型電子機器は、センサ
部を携帯型電子機器本体の側面または裏面に設けたこと
を特徴とする。
【0012】この発明に係る携帯型電子機器は、携帯型
電子機器本体の表示画面の一部にセンサ部を設けたこと
を特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は実施の形態
1の携帯電子機器を示す図である。携帯型電子機器とし
ては、例えば携帯電話、携帯PCなど種々のものがある
が、ここでは携帯型電子機器として携帯電話を例にし、
指紋照合センサを携帯電話に設けたものを例に説明を行
う。図において、24、26は携帯型電子機器本体に対
応する携帯電話本体であり携帯電話本体24、26はそ
れぞれ例えば液晶画面といった表示画面を有する。2
5、27は携帯電話本体24、26のそれぞれに設けら
れた指紋照合センサのセンサ部である。
【0014】センサ部25は第1の検出面と、第1の検
出面の下方に位置し、第1の検出面に指を乗せたとき、
第1の検出面と乗せた指との間の距離に基づき静電容量
が変化する感知素子を一次元に配列した第1のライン状
センサ、および第2の検出面と、第2の検出面の下方に
位置し、第2の検出面に指を乗せたとき、第2の検出面
と乗せた指との間の距離に基づき静電容量が変化する感
知素子を第1のライン状センサの長手方向と垂直に一次
元に配列した第2のライン状センサを備えたものであ
る。
【0015】普通人間の指の表面には指紋が形成されて
おり、指紋の凸部は第1の検出面、第2の検出面に接触
するものの、指紋の凹部は第1の検出面、第2の検出面
には接触しない。従って、各感知素子を指紋の凹凸の間
隔よりも短い間隔で配列すると第1のライン状センサに
より第1の検出面上に位置する指紋の凹凸情報の一部を
検出することができる。また第2のライン状センサは、
第1のライン状センサ同様、第2の検出面上に位置する
指紋の凹凸情報を検出するとともに、第2の検出面上の
長手方向に沿って指を動かすことにより検出される指紋
の凹凸情報の変化から指の動き(移動速度)を検出す
る。
【0016】センサ部27は上述した第1のライン状セ
ンサ、および第2の検出面と、第2の検出面の下方に位
置し、第2の検出面に指を乗せたとき、第2の検出面と
乗せた指との間の距離に基づき静電容量が変化する感知
素子を2次元に配列したアレイ状センサを備えたもので
ある。アレイ状センサは、第2の検出面上に位置する指
紋の凹凸情報を検出するとともに、第2の検出面上で指
を動かすことにより検出される指紋の凹凸情報の変化か
ら指の動き(移動速度、移動する方向)を検出する。
【0017】図2は実施の形態1の携帯型電子機器によ
る指紋照合の動作を説明するための図である。図3は図
1(a)に示す指紋照合センサの動作を説明するための
ブロック図である。図2において、1は検出の対象とな
る指であり、この指1の指紋が指紋の登録、照合を行う
対象となる。2は第1のライン状センサに対応するライ
ン状センサである。3は第2のライン状センサに対応す
るエンコーダである。ライン状センサ2、エンコーダ3
によりセンサ部25を構成し、センサ部25、後述する
画像処理部100、登録指紋データ200、登録照合部
300により指紋照合センサを構成する。9はエンコー
ダで捉えた指の移動速度情報、10は本指紋照合センサ
により最終的に得られる二次元の指紋画像である。10
0は指を動かすことによりライン状センサ2で検出され
る異なる複数の指紋の凹凸情報を上記エンコーダにより
検出された上記指の動きに基づき繋ぎあわせることによ
り指紋画像を生成する画像処理手段に対応する画像処理
部である。200は登録指紋データ、300は画像処理
部100により生成された指紋画像と登録指紋データ2
00との一致の度合いを調べることにより指紋の照合を
行ったり、画像処理部100により生成された指紋画像
そのものを登録指紋データとして登録する登録照合手段
に対応する登録照合部である。
【0018】次に図1(a)に示す携帯電話における指
紋照合の動作について説明する。ユーザーは指1をエン
コーダ3上であって、その長手方向に沿う方向に動かす
と同時に、指1を一次元のライン状センサ2上でスライ
ドさせる。このとき、一次元のライン状センサ2におい
ては、一定間隔の時間毎(例えば内部クロックの周期
毎)に一次元のライン状センサ2上に位置する指紋の凹
凸情報である指紋画像の一部(指紋画像情報と称す)が
取り込まれる。同時にエンコーダ3では、一次元のライ
ン状センサ2の指紋情報の取り込みサイクルに同期して
指紋画像情報を検出するとともに、指紋画像情報の変化
を計算することにより指の移動速度を計測し、移動速度
情報9を得る。
【0019】図2(c)において、一次元のライン状セ
ンサ2は、その長手方向と直交する方向にスライドさせ
た指から指紋画像情報を時系列的に取り込み、エンコー
ダ3はスライドさせた指の速度情報を時系列的に取り込
む。画像処理手段100は、エンコーダで捉えた指の移
動速度情報9を用いて、一次元のライン状センサ2で捉
えた時系列的な指紋画像情報10を重ね合わせ、二次元
の指紋画像を再構成する。図3において、9はエンコー
ダで捉えた指の移動速度情報、22は一次元のライン状
センサ2でとらえた指紋画像情報10を時系列に配列し
た指紋画像情報列、23は指紋画像情報列22の各指紋
画像情報10を移動速度情報9に基づき繋ぎ合わせるこ
とにより得られる指紋画像である。
【0020】画像処理部100は図2(d)において、一
次元のライン状センサ2でとらえた時系列の指紋画像情
報10はエンコーダで捉えた指の動き、移動速度情報9
に基づいた間隔で、この図では縦方向にあたる時間方向
に並べられる。一方隣り合う指紋画像情報10において
移動速度情報9が大きいものに対しては、近傍の情報を
用いて平均値計算によって画素を補間した指紋画像情報
を生成した後、この指紋画像情報を該当する指紋画像情
報の間に入れて繋ぎ合わせることにより、最終的に二次
元の指紋画像23を再構成する。
【0021】得られた指紋画像23登録照合部300に
より予め用意された指紋登録データ200に登録された
指紋画像との一致の度合いを調べることにより指紋の照
合が行われる。指紋の照合が行われ、指紋登録データ2
00に登録された指紋画像と一致すると判断すると、所
定の操作が行われるようにし、そうでない場合は携帯電
話の機能を使えなくするまたは携帯電話の一部の機能の
み使えるように構成すれば、装置のセキュリティを高く
することができる。
【0022】図1の携帯電話では、センサ部25に一次
元のライン状センサ2を用いることにより、長手方向に
限っては二次元のアレイ状センサよりもはるかに低いコ
ストでより分解能が高いものを構成することができる。
更に一次元のライン状センサ2の面積は指の面積(特に
指紋の面積)よりも十分小さいので、実装面積も大きく
削減することができる。本実施の形態の携帯型電子機器
は限られた実装面積の中で、機器本来の使用の簡便性を
損なう事無く、指紋照合センサを実装することを可能に
する。
【0023】ここではエンコーダは一次元のライン状指
紋照合センサと同一構造のライン状センサを指紋照合セ
ンサの長手方向と直交する方向にT字型に設置する方法
で実現しているが、これ以外にも十字型に設置する、あ
るいはL字型に設置する等、様々な方法による実現が可
能である(図示せず)。
【0024】例えば、ライン状センサ2、エンコーダ3
の取り込みサイクルを1/1000000(sec)と
し、指のスライドの速度を15(mm/sec)とする
と、1サイクルで15×1000/1000000=
0.015(μm)動く。通常大人の指紋を捉えるため
の二次元アレイ状センサの必要分解能は50(μm)と
言われているため、十分に所望の分解能を実現すること
ができる。また分解能に余裕があるために、指の動く速
さの不均一さを補正するための、例えば平滑化等の処理
を精度良く行うことができる。このような手法により、
二次元のアレイ状センサよりもはるかに低いコストでよ
り分解能が高いものを構成することができる。
【0025】図4は図1(b)に示す携帯型電子機器の
動作を説明するための図である。図4(a)、(b)は
指をなぞるときの動作をそれぞれ横方向、上方向から見
たときの図である。図4(c)、(d)は指紋照合セン
サにより指紋画像が得られる動作を説明するための図で
ある。図4において、11は検出の対象となる指であ
り、この指11の指紋が指紋の照合、登録を行う対象と
なる。12は第1のライン状センサに対応するライン状
センサである。13はアレイ状センサに対応するエンコ
ーダである。エンコーダ13は指の動き(特に動く方
向、移動速度)を検出するものである。21はエンコー
ダ13で捉えた指の動き(指の動く速度に対応する移動
速度情報、指の移動方向情報)を有する移動情報であ
る。一次元のライン状センサ12、エンコーダ13によ
りセンサ部30を構成し、センサ部30、画像処理部1
00、登録指紋データ200、登録照合部300により
指紋照合センサを構成する。この場合において画像処理
部100はエンコーダ13により得られる指の動き(特
に動く方向、移動速度)に基づき一次元のライン状セン
サ12より得られる指紋画像情報20を繋ぎ合わせるも
のである。23は指紋照合センサにより得られる指紋画
像である。
【0026】次に動作について説明する。図4(a)、
(b)において、ユーザーは指11を一次元のライン状
センサ12上で、一次元のライン状センサ12と略直交
する方向にスライドさせながら指紋画像を取り込む。そ
の際にエンコーダ13は一次元のライン状センサ12の
指紋画像情報の取り込みサイクルに同期して指紋画像情
報を取り込みながら、取り込んだ情報の変化を計測する
ことにより指の移動速度、移動する方向を計測する。
【0027】図4(c)において、一次元のライン状セ
ンサ12は、その長手方向と略直交する方向にスライド
させた指から指紋情報を時系列的に取り込み、エンコー
ダ13はスライドさせた指の速度情報と移動方向情報を
時系列的に取り込む。図4(d)において画像処理手段
100は、エンコーダ13で捉えた指の移動情報19を
用いて、一次元のライン状センサ12で捉えた時系列的
な指紋の凹凸情報である指紋画像情報20を繋ぎ合わ
せ、指紋画像を再構成する。
【0028】エンコーダ13で指の移動速度情報だけで
なく、移動方向情報も捉える事ができる場合は、指のス
ライドと直交する方向、この図では横方向のずれを考慮
し、隣り合う指紋画像情報20を紙面左右方向にずらし
ながら、近傍の情報を用いて平均値計算によって画素を
補間し、最終的に二次元の指紋画像23を再構成する。
エンコーダ13は感知素子を二次元のアレイ状に設けて
いるので、例えば指をスライドさせる際にスライド方向
から左右へずれが生じた場合でも、そのずれを考慮して
二次元の指紋画像を再構成することが可能である。
【0029】このように、本発明に係わる携帯型電子機
器は、実装面積の中で、機器本来の使用の簡便性を損な
う事無く、指紋照合センサを実装することが可能とな
る。
【0030】図5は本実施の形態の携帯型電子機器を説
明するための図であり、より具体的には図5(a)は二
次元アレイ状センサ部を有する指紋照合センサを携帯電
話に搭載したものを示す図であり、図5(b)は指紋照
合センサの動作を説明するためのブロック図である。
【0031】図において、30は携帯電話本体29のそ
れぞれに設けられた指紋照合センサのセンサ部である。
センサ部30は第1の検出面と、第1の検出面の下方に
位置し、第1の検出面に指を乗せたとき、第1の検出面
と乗せた指との間の距離に基づき静電容量が変化する感
知素子を2次元に配列したアレイ状センサであり、セン
サ部30の第1の検出面は一度に必要な指紋画像の取り
込みを行うことのできる程度の面積を有している。セン
サ部30は例えば、携帯電話本体の表示画面と入力ボタ
ンとの間に配置されている。図5(a)においてに示す
ように、指紋を検出するセンサ部30に対応する二次元
アレイ状センサ25を携帯電話本体に設けてもよい。二
次元アレイ状センサ25は指をその上に乗せることによ
り、感知素子により検出される静電容量の変化を画像処
理部100により指紋画像に変換するものである。この
ように構成することにより、上述に説明したように指紋
の凹凸情報を繋ぎ合わせる処理が必要なくなるため、正
確な指紋画像を一度に取り込むことができる。
【0032】図5においては、二次元アレイ状センサを
構成する感知素子は例えば50(μm)ピッチで縦に3
00個、横に300個配置されるため、感知領域だけで
理論的には15×15(mm2)の実装面積を必要とす
る。実際には素子のモールド部分や信号取り出し線の面
積も含めて20×20(mm2)程度の大きさになる。な
お、図1(a)、図1(b)においては前述の通常二次
元アレイ状センサと比して、半分以下の面積でセンサ部
25、27を実装する事が可能である。
【0033】実施の形態2.実施の形態2の携帯型電子
機器は、センサ部を携帯型電子機器の表示画面の一部に
設けたことを特徴とするものである。図6は実施の形態
2の携帯型電子機器を示す図である。図において、3
2、35、38は携帯型電子機器本体に対応する携帯電
話本体であり、携帯電話本体32、35、38のそれぞ
れは表示画面を有する表示器を備え、表示画面を構成す
る透明電極の一部は表示画面表面に指を乗せたとき、表
示画面と乗せた指との間の距離に基づき静電容量が変化
するものであって、これを一次元のライン状に並べたも
の、またはアレイ状に並べたものである。
【0034】図6(a)では表示画面と乗せた指との間
の距離に基づき静電容量が変化する透明電極を一次元の
ライン状に並べたものが2つ有り、それぞれ長手方向が
直交し、一方をライン状センサ、他方をエンコーダとし
たセンサ部33設けたものである。図6(b)では表示
画面と乗せた指との間の距離に基づき静電容量が変化す
る透明電極を一次元のライン状に並べたものと、アレイ
状に並べたものがあり、一次元のライン状に並べたもの
をライン状センサ、アレイ状に並べたものをエンコーダ
としたセンサ部35を設けたものである。図6(b)で
は表示画面と乗せた指との間の距離に基づき静電容量が
変化する透明電極をアレイ状に並べたものをセンサ部3
9としたものである。
【0035】33は表示画面上に一体形成された二次元
のアレイ状センサ、36は表示画面上に一体形成された
一次元のライン状センサと一次元のライン状エンコー
ダ、39は表示画面上に一体形成された、一次元のライ
ン状センサと二次元の小型エンコーダである。このよう
に表示画面の一部をセンサ部とすることにより、表示画
面とは別にセンサ部を設ける必要が無くなるため、指紋
照合センサを有する携帯電話の小型化に寄与する。
【0036】実施の形態3.図7は実施の形態3の携帯
電子機器を示す図である。図7において、41は指紋照
合センサを搭載する携帯電話本体、42は表示画面上に
形成されたライン状センサとエンコーダとを有するセン
サ部、43は表示画面上に一体形成された携帯型電子機
器本体の入力ボタン(この例では携帯電話の入力ボタ
ン)である。45は指紋照合センサを搭載する携帯電話
本体、46は表示画面上に一体形成された、一次元のラ
イン状センサ、アレイ状のエンコーダを有するセンサ
部、47は表示画面上に一体形成された携帯型電子機器
本体の入力ボタン(この例では携帯電話の入力ボタン)
である。49は指紋照合センサを搭載する携帯電話本
体、50は表示画面上に一体形成されたライン状セン
サ、エンコーダを有するセンサ部、51は表示画面上に
一体形成された携帯型電子機器本体の入力ボタン(この
例では携帯電話の入力ボタン)である。
【0037】このように、本実施の形態の携帯型電子機
器は、センサ部を含め、入力ボタン等の入力インターフ
ェースを表示インターフェースと一体化して構成するこ
とにより、携帯電話の筐体が入出力兼用インターフェー
スとすることが可能となるとともに、表示画面の一部ま
たは全部を二次元アレイ状センサ、一次元のライン状セ
ンサ、エンコーダとすることにより、これらを設けるた
めの容積を必要としないので、指紋照合センサを搭載す
る携帯電話をより小型にすることができる。このよう
に、本発明に係わる携帯型電子機器は、限られた実装面
積の中で、機器本来の使用の簡便性を損なう事無く、指
紋照合センサを実装することを可能にする。
【0038】実施の形態4.図8は実施の形態4の携帯
型電子機器を示す図である。図8において53、55は
携帯型電子機器に対応する携帯電話本体である。54、
56は一次元のライン状センサと、一次元のライン状の
エンコーダとを備えたセンサ部であり、センサ部54、
56それぞれ携帯電話本体53、55の側面に設けられ
ている。
【0039】センサ部54は一次元のライン状センサ
と、一次元のライン状のエンコーダで組み合わされてお
り、エンコーダの長手方向と携帯電話本体の側面の長手
方向が同じであり、エンコーダの長手方向に指をスライ
ドさせることにより指紋情報を入力するため、エンコー
ダの長さを十分に確保する事ができるので、エンコーダ
による検出精度を高くすることができる。一方、センサ
部56は一次元のライン状センサと、エンコーダで組み
合わされており、一次元のライン状センサの長手方向と
携帯電話本体の側面の長手方向が同じであり、エンコー
ダの長手方向に指をスライドさせることにより指紋情報
を入力するため、一次元のライン状センサの長さを十分
に確保する事ができるので、一度に取り込むことができ
る指紋画像情報の大きさを十分に確保することができる
ので、得られる指紋画像もこれに応じて大きくなり、画
像の照合の精度を高くすることが可能となる。このよう
に、実施の形態の携帯型電子機器は、センサ部を側面に
設けたので、限られた実装面積の中で、機器本来の使用
の簡便性を損なう事無く、指紋照合センサを実装するこ
とを可能にする。
【0040】実施の形態5.図9、10は本実施の形態
の携帯電子機器を示す図である。図において、57は指
紋照合センサを搭載する携帯電話本体、58は携帯電話
本体57のバッテリーを備えたバッテリーパック、59
は携帯電話本体57の背面に設置されたセンサ部であ
る。63は携帯電話上の電極端子、65は携帯電話のバ
ッテリー上の電極端子である。
【0041】図において、指紋照合センサを搭載する携
帯電話本体57の背面(つまり携帯電話の入力ボタンが
位置する面に対向する面)にはバッテリーパック58が
搭載されている。指紋照合センサのセンサ部59をバッ
テリーパック58の奥に搭載し、指紋取り込み時はバッ
テリーパック58を図9(b)または図10(d)のよ
うにスライドさせることによりセンサ部59が表出する
ように構成している。
【0042】このように構成することにより、携帯型電
子機器の表面実装面積を省くとともに、普段使用しない
指紋照合センサのセンサ部59を保護し、さらにバッテ
リーパック58をスライドさせることにより形成される
すき間を指置きガイドとなる様にすれば、ユーザーはよ
り指紋を取り易くなる。
【0043】図9において、携帯電話本体57の裏面に
はバッテリーとの電極端子63が搭載されている。ま
た、バッテリーパック58側にも電極端子65が搭載さ
れている。これらの電極端子63、65はバッテリーパ
ックのスライドの際にも携帯型電子機器に必要な電力を
滞り無く供給するように、長いレール状の構造を持つ。
【0044】また、指紋の取り込みを行わない状態には
図9(a)、図10(c)に示すようにバッテリーパッ
ク58が携帯電話57に嵌め合わされた状態になってい
る。指紋の取り込みを行うときには、図9(b)、図1
0(d)に示すようにセンサ部59が表出する程度まで
バッテリーパック57をスライドさせる。この状態にお
いて、電極端子63と電極端子65とは互いに接触した
状態となるように予め設計されており、携帯電話57に
は必要な電力が供給される。また、バッテリー交換時に
は、図10(e)に示すようにバッテリーパック57を
携帯電話57から取り外せばよい。本実施の形態の携帯
型電子機器は上述のように構成されているので、限られ
た実装面積の中で、機器本来の使用の簡便性を損なう事
無く、指紋照合センサを実装することを可能にする。
【0045】実施の形態6.図11〜図14は本実施の
形態の携帯型電子機器を説明するための図である。本実
施の形態の携帯型電子機器の指紋照合センサは指の位
置、移動方向、移動速度、移動量、設置面積、設置面積
の変化率等を計測し、計測した情報に基づき所定の動作
を行うように構成したものである。図において、75は
指紋を取り込むユーザーの指、76は指紋照合センサの
センサ部であり、センサ部76は2次元のアレイ状セン
サとしたものである。77はセンサ部76の感知範囲領
域、78はセンサ部76により取り込まれた二次元の指
紋画像である。
【0046】79は指紋を取り込むユーザーの指、80
は指紋照合センサのセンサ部であり、センサ部80は2
次元アレイ状センサである。82は感知範囲領域76に
置かれた指の画像である。86は感知範囲領域76に置
かれた指の画像である。90は感知範囲領域76に置か
れた指の画像である。
【0047】次に動作について説明する。図11(a)
において、ユーザーは指紋を取り込むために指75をセ
ンサ部76に置く。センサ部はその感知範囲領域77全
体に置かれた指紋画像を取り込み、図11(b)に示す
ように二次元の指紋画像78を得る。
【0048】図12(a)において、ユーザーはボタン
の代わりに指79を立ててセンサ部80に置く。センサ
部76はその感知範囲領域77全体で指紋画像を取り込
み、図12(b)に示すような二次元の画像82を得
て、指の置かれた位置を求め、その位置のボタンが押さ
れた事に相当する応答を行う。
【0049】図13(a)に示すように、ユーザーはカ
ーソルスクロールポインタの代わりに指83を立ててセ
ンサ部76に置き、センサ部の感知領域範囲内77内の
所定の方向に移動させる。センサ部76はその感知範囲
領域77全体で指紋画像を取り込み、図13(b)に示
すように時系列的に二次元の画像86を得て、指の移動
した方向、速度を求め、カーソルスクロールやメニュー
スクロールが行われた事に相当する応答を行う。
【0050】図14(a)において、ユーザーはパソコ
ンで使われるマウスボタンの代わりに指87を立てて指
紋照合センサ88を軽く叩く。指紋照合センサはその感
知範囲領域77全体で指紋画像を取り込み、図14
(b)に示すように二次元の画像90を得て、指の置か
れた位置と面積の変化または変化率に基づいてボタンが
クリック押された事に相当する応答を行う。
【0051】このように、通常の指紋取画像の取得モー
ドでは、指紋の取得を行う。一方指紋照合センサを通常
の指紋取得以外の目的、例えば上述の動作を検知し、検
知すれば、これに携帯電子機器の機能の一部を行わせる
ための動作に対応づけることにより、携帯型電子機器の
使い勝手をよくするインターフェースとして使う事もで
きる。このように、本発明に係わる携帯型電子機器は、
指紋照合センサを指紋入力デバイスだけではなく、例え
ばメニュースクロールやカーソルの移動等のポインティ
ングデバイス、ボタンのオンオフ等に用いることによ
り、携帯型電子機器使用上の簡便な入力インターフェー
スとして用いることを可能にする。
【0052】実施の形態7.本実施の形態の携帯型電子
機器は、センサ部により一度に取り込むことができる指
紋画像が小さい場合(例えば指紋画像を取り込むライン
状センサの長手方向の長さが小さい場合、またはアレイ
状センサの面積が小さい場合など)であっても、指紋の
照合を正確に行えるようにしたことを特徴とする。図1
5は本実施の形態の携帯型電子機器を説明するための図
であり、具体的には登録照合部300のより具体的な構
成を説明するための図である。図において、301は画
像処理部100により得られた指紋の一部分の画像であ
る部分指紋画像が登録された指紋画像(登録指紋データ
200)との一致する部分を調べる指紋照合部、302
は指紋照合部301により一致すると判断された部分指
紋画像を記憶する一致度記憶部、303は一致度記憶部
302により記憶された部分指紋画像を合成しより1つ
の指紋画像を生成する一致度合成部、304は合成した
指紋画像と登録指紋データ200との一致の度合いを調
べることによりセンサ部より取り込んだ画像と、登録指
紋データ200とが一致するかごうかを判定する照合判
定部である。図において、ユーザーは携帯型電子機器の
操作において本人の認証を要求されると、センサ部から
照合用の指紋を複数回取り込み、それぞれについて画像
処理部100により部分指紋画像を生成した後、指紋照
合部300において、登録指紋データ200と一致する
部分を調べ、一致する部分が有るものは一致度記憶部3
02へ送り、一致する部分が無いものは破棄する。
【0053】一致度記憶部302は指紋照合部301よ
り送られる画像を記憶するとともに、これを一致度合成
部303へ送る。一致度合成部303は一致する部分が
ある部分指紋画像を合成し、1つの指紋画像を生成し、
これを照合判定部304へ送る。照合判定部304は一
致度合成部303により生成した生成した指紋画像と登
録指紋データ200との一致の度合いを調べ、判定を行
う。このように構成することにより、センサ部より一度
に取り込まれる指紋画像が小さなものであっても、指紋
の取り込む個所を変えて取り込んだ後に、一致するもの
を合成しこれを比較することによりセンサ部において取
り込むことができる指紋画像が小さなものであっても正
確に指紋の照合を行うことが可能となるため小型でかつ
照合精度の高い携帯型電子機器を得ることができる。ま
た複数回の指紋入力においてもなお本人認証が不可能と
判定された場合は、指紋の入力を促す命令を携帯型電子
機器の表示画面に表示し、これにより更に得られた部分
指紋画像と、これまでにより得られた部分指紋画像とを
用い照合を行えばより。
【0054】次により具体的な指紋照合動作について図
16を用いて説明する。図16は本実施の形態の携帯型
電子機器を説明するための図であり、具体的には図15
に示す登録照合部300の動作を説明するための図であ
る。図において401〜406はセンサ部より取り込
み、画像処理部100により生成された部分指紋画像で
ある。411〜416は部分指紋画像401〜406の
それぞれと登録指紋データ200との一致する部分を示
す画像であり、401a〜406aは画像401〜40
6のそれぞれと登録指紋データ200との一致する部分
である。
【0055】420は部分指紋画像401〜406のす
べてと登録指紋データ200との一致する部分を示す指
紋画像であり、指紋画像420は一致度合成部303に
より合成された指紋画像である。図において、記憶され
ている登録指紋データ200と第一回目に入力された部
分指紋画像401との間で位置、回転、伸び縮み等を試
行錯誤的に変化させながら、最適な適合位置合わせを行
い、第一回目の照合結果である画像411(一致する部
分411a)を得るとともに、これを一致度記憶部30
2に記憶する。
【0056】以後同様の操作を繰り返すことにより、第
二回目〜第四回目の照合結果である画像402〜404
(一致する部分412a〜414a)を得るとともに、
これを一致度記憶部302に記憶する。記憶されている
登録指紋データ200と第五回目に入力された部分指紋
画像405との間で位置、回転、伸び縮み等を試行錯誤
的に変化させながら、最適な適合位置合わせを行ったも
のの、指紋登録データ200との一致の度合いが一定の
閾値よりも小さいため、部分指紋画像405は破棄され
る。
【0057】記憶されている登録指紋データ200と第
六回目に入力された部分指紋画像406との間で位置、
回転、伸び縮み等を試行錯誤的に変化させながら、最適
な適合位置合わせを行い、第一回目の照合結果である画
像416(一致する部分416a)を得るとともに、こ
れを一致度記憶部302に記憶する。
【0058】各照合結果のうち、一致の度合いが一定の
閾値よりも大きなものが一致度記憶部302に記憶さ
れ、一致度合成部303により合成された結果、指紋画
像420(一致する部分を合成したのは指紋画像420
a)が生成される。この指紋画像420と、登録画像デ
ータとを照合判定部304により判定を行うことによ
り、個々の小さな画像の局所的な一致の度合いを調べる
のではなく、合成したより大きな指紋画像420aと登
録指紋データ200との一致の度合いを調べることによ
り、大域的な指紋画像の判定を行うことが可能となるた
め、一度に取り込める指紋画像が小さなものであっても
照合の精度を高くすることができる。
【0059】なお、照合判定部304の判定には種々の
ものあるが、例えば部分指紋画像を合成した指紋画像4
20aがカバーできる領域が登録されている指紋画像
(登録指紋データ200)の領域に対して一定以上の割
合になっており、かつ合成に採用された部分指紋画像と
登録指紋の一致度の平均がある一定閾値よりも高けれ
ば、個人承認が行われたものなるように構成すればよ
い。
【0060】また、指紋画像420aと登録指紋データ
200との一致する部分の照合は、部分指紋画像中の各
画素の輝度値の差の絶対値を合計した値が小さいほど一
致度が高いという評価を用いる方法がある。または例え
ば、指紋画像420aと登録指紋データ200との照合
は、指紋画像420a中の指紋隆線の端点、分岐点とい
う特徴点を抽出し、それらの点の位置関係の近いものか
ら順に対応点の組を見つけ出し、各点の距離の合計が小
さいほど一致度が高いという評価を用いる方法がある。
【0061】または例えば、指紋画像420aと登録指
紋データ200との照合は、指紋画像420a中の各小
領域における指紋隆線のエッジ方向を抽出し、対応する
各小領域における指紋隆線のエッジ方向の差の合計が小
さいほど一致度が高いという評価を用いる方法がある。
【0062】または例えば、指紋画像420aと登録指
紋データ200との照合は、指紋画像420a中の各小
領域における指紋隆線の周波数(ピッチ)を抽出し、対
応する各小領域における指紋隆線の周波数の差の合計が
小さいほど一致度が高いという評価を用いる方法があ
る。
【0063】または例えば、指紋画像420aと登録指
紋データ200との照合は、前述の、指紋画像420a
中の各画素の輝度値の差の絶対値の合計、指紋画像42
0a中の指紋隆線の端点、分岐点という特徴点の位置関
係、指紋隆線のエッジ方向角の差の絶対値の合計、指紋
隆線の周波数の差の絶対値の合計、等の評価結果を論理
積で合成する方法がある。
【0064】または例えば、指紋画像420aと登録指
紋データ200との照合は、前述の、指紋画像420a
中の各画素の輝度値の差の絶対値の合計、指紋画像中4
20aの指紋隆線の端点、分岐点という特徴点の位置関
係、指紋隆線のエッジ方向角の差の絶対値の合計、指紋
隆線の周波数の差の絶対値の合計、等の評価結果を論理
和で合成する方法がある。
【0065】または例えば、指紋画像420aと登録指
紋データ200との照合は、前述の、指紋画像420a
中の各画素の輝度値の差の絶対値の合計、指紋画像42
0a中の指紋隆線の端点、分岐点という特徴点の位置関
係、指紋隆線のエッジ方向角の差の絶対値の合計、指紋
隆線の周波数の差の絶対値の合計、等の評価結果を、十
分に多くのサンプルを用いた試行錯誤的学習によって決
定した各係数を掛けて、線形的に合成する方法がある。
【0066】または例えば、指紋画像420aと登録指
紋データ200との照合は、前述の、指紋画像420a
中の各画素の輝度値の差の絶対値の合計、指紋画像42
0a中の指紋隆線の端点、分岐点という特徴点の位置関
係、指紋隆線のエッジ方向角の差の絶対値の合計、指紋
隆線の周波数の差の絶対値の合計、等の評価結果を、各
評価結果を多次元のベクトル空間で合成記述する方法が
ある。そして、多次元空間中で十分に多くのサンプルを
用いた試行錯誤的学習によって決定した一致、不一致領
域のいずれに入るかで判定することができる。
【0067】なお、この実施の形態では、登録指紋デー
タ200が携帯型電子機器の内部にあらかじめ組み込ま
れている構成について説明をしているがこれに限定され
る必要はない。たとえば携帯型電子機器とは別体に設け
た登録指紋データを得るために指紋を登録する手段を用
いこれを通信手段を有する計算機などに格納し、携帯型
電子機器の通信手段を用い必要に応じてとり込むように
構成すれば携帯型電子機器の内部に登録指紋データを設
ける必要は無くなる。
【0068】また、指紋を登録する手段を携帯型電子機
器購入時の購入場所やメインテナンスセンター等に設置
すれば安全性を確保しつつ、利用者にとって便利に使用
することができる。つまり、指紋を登録する手段は携帯
型電子機器とは別体に設けたものであって、指紋全体を
カバーするような大型のものを用意し、指紋照合時は携
帯型電子機器に実装した小型の指紋センサにより取り込
まれた指紋画像が、登録されている指紋画像(登録指紋
データ)のどの部分に一致するか、位置、回転、伸び縮
み等を考慮しながら、最適な適合位置合わせを行い、指
紋の一致度を計算する。さらにこの指紋入力およびそれ
に引き続いて行われる指紋の一致度の計算を複数回行
い、それぞれの指紋と登録指紋との一致度を合成して最
終的なユーザーの承認を行うことにより、照合用の指紋
センサを大型化することなく、指紋照合性能を向上させ
ることを可能にとなる。
【0069】このように、本発明に係わる携帯型電子機
器は、小型の指紋センサを用いて、指紋照合性能を低下
させることなく、個人認証を実現することを可能にす
る。
【0070】
【発明の効果】この発明に係る携帯型電子機器によれ
ば、第1の検出面と、前記第1の検出面の下方に位置
し、前記第1の検出面に指を乗せたとき、第1の検出面
と乗せた指との間の距離に基づき静電容量が変化する感
知素子を一次元に配列した第1のライン状センサ、およ
び第2の検出面と、前記第2の検出面の下方に位置し、
前記第2の検出面に指を乗せたとき、前記第2の検出面
と乗せた指との間の距離に基づき静電容量が変化する感
知素子を第1のライン状センサの感知素子の配列方向と
は垂直に一次元に配列した第2のライン状センサを備え
たセンサ部、前記第1のライン状センサおよび前記第2
のライン状センサ上であって前記第2のライン状センサ
の感知素子の配列方向に沿って指を動かすことにより、
上記第1のライン状センサで検出される異なる複数の指
紋の凹凸情報を上記第2のライン状センサで検出される
上記指紋の凹凸情報の変化に基づき繋ぎあわせることに
より指紋画像を生成する画像処理部と、上記指紋画像
と、予め用意された指紋画像との照合を行う指紋照合処
理部とを備えた指紋照合センサを表示画面を有する携帯
型電子機器本体に設けたので、限られた実装面積の中
で、機器本来の使用の簡便性を損なう事無く、実装する
ことが可能となる。
【0071】この発明に係る携帯型電子機器によれば、
第1の検出面と、前記第1の検出面の下方に位置し、前
記第1の検出面に指を乗せたとき、第1の検出面と乗せ
た指との間の距離に基づき静電容量が変化する感知素子
を一次元に配列した第1のライン状センサ、および第2
の検出面と、前記第2の検出面の下方に位置し、前記第
2の検出面に指を乗せたとき、前記第2の検出面と乗せ
た指との間の距離に基づき静電容量が変化する感知素子
を2次元に配列したアレイ状センサを備えたセンサ部
と、前記第1のライン状センサおよび前記アレイ状セン
サ上で指を動かすことにより、上記第1のライン状セン
サで検出される異なる複数の指紋の凹凸情報を上記アレ
イ状センサで検出される上記指紋の凹凸情報の変化に基
づき繋ぎあわせることにより指紋画像を生成する画像処
理部と、上記指紋画像と、予め用意された指紋画像との
照合を行う指紋照合処理部とを備えた指紋照合センサを
表示画面を有する携帯型電子機器本体に設けたので、限
られた実装面積の中で、機器本来の使用の簡便性を損な
う事無く、実装することが可能となる。
【0072】この発明に係る携帯型電子機器によれば、
指紋照合処理部は、画像処理部により生成された指紋画
像の一部である部分指紋画像と、予め用意された指紋画
像との一致する部分を調べる指紋照合部と、前記指紋照
合部により一致する部分が有ると判断された部分指紋画
像を記憶する一致度記憶部と、前記一致度記憶部に記憶
された部分指紋画像を1つの指紋画像となるように合成
する一致度合成部と、前記一致度合成部により合成した
指紋画像と、前記予め用意された指紋画像との一致する
かどうかを判定する照合判定部とを備えたので、異なる
複数の部分指紋画像を合成することにより、より大きな
指紋画像が得られるため、センサ部により一度に取り込
める指紋画像が小さいものであっても、照合の精度を高
くすることができる。
【0073】この発明に係る携帯型電子機器によれば、
第1の検出面と、前記第1の検出面の下方に位置し、前
記第1の検出面に指を乗せたとき、第1の検出面と乗せ
た指との間の距離に基づき静電容量が変化する感知素子
を2次元に配列したアレイ状センサを備えたセンサ部
と、前記アレイ状センサ上に指を乗せることにより、上
記アレイ状センサで検出される指紋の一部である部分指
紋画像を生成する画像処理部と、上記指紋画像と、予め
用意された指紋画像との照合を行う指紋照合処理部とを
備えた指紋照合センサを表示画面を有する携帯型電子機
器本体に設けたものであって、前記指紋照合処理部は、
前記画像処理部により生成された部分指紋画像と、前記
予め用意された指紋画像との一致する部分を調べる指紋
照合部と、前記指紋照合部により一致する部分が有ると
判断された部分指紋画像を記憶する一致度記憶部と、前
記一致度記憶部に記憶された部分指紋画像を1つの指紋
画像となるように合成する一致度合成部と、前記一致度
合成部により合成した指紋画像と、前記予め用意された
指紋画像との一致するかどうかを判定する照合判定部と
を備えたので、異なる複数の部分指紋画像を合成するこ
とにより、より大きな指紋画像が得られるため、センサ
部により一度に取り込める指紋画像が小さいものであっ
ても、照合の精度を高くすることができる。
【0074】この発明に係る携帯型電子機器によれば、
センサ部を携帯型電子機器本体の側面または裏面に設け
たので、限られた実装面積の中で、機器本来の使用の簡
便性を損なう事無く、実装することが可能となる。
【0075】この発明に係る携帯型電子機器によれば、
携帯型電子機器本体の表示画面の一部にセンサ部を設け
たので、限られた実装面積の中で、機器本来の使用の簡
便性を損なう事無く、実装することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態の携帯型電子機器を説明するた
めの図である。
【図2】 本実施の形態の携帯型電子機器を説明するた
めの図である。
【図3】 本実施の形態の携帯型電子機器を説明するた
めの図である。
【図4】 本実施の形態の携帯型電子機器を説明するた
めの図である。
【図5】 本実施の形態の携帯型電子機器を説明するた
めの図である。
【図6】 本実施の形態の携帯型電子機器を説明するた
めの図である。
【図7】 本実施の形態の携帯型電子機器を説明するた
めの図である。
【図8】 本実施の形態の携帯型電子機器を説明するた
めの図である。
【図9】 本実施の形態の携帯型電子機器を説明するた
めの図である。
【図10】 本実施の形態の携帯型電子機器を説明する
ための図である。
【図11】 本実施の形態の携帯型電子機器を説明する
ための図である。
【図12】 本実施の形態の携帯型電子機器を説明する
ための図である。
【図13】 本実施の形態の携帯型電子機器を説明する
ための図である。
【図14】 本実施の形態の携帯型電子機器を説明する
ための図である。
【図15】 本実施の形態の携帯型電子機器を説明する
ための図である。
【図16】 本実施の形態の携帯型電子機器を説明する
ための図である。
【図17】 従来の形態の携帯型電子機器を説明するた
めの図である。
【図18】 従来の形態の携帯型電子機器を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
1:ユーザーの指 2:ライン状センサ 3:エンコーダ 27:センサ部 26:携帯電話本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 秀人 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 仲嶋 一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 鹿井 正博 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 4C038 FF01 FF05 FG00 5B043 BA02 CA02 DA04 EA05 FA03 GA02 5B047 AA25

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の検出面と、前記第1の検出面の下
    方に位置し、前記第1の検出面に指を乗せたとき、第1
    の検出面と乗せた指との間の距離に基づき静電容量が変
    化する感知素子を一次元に配列した第1のライン状セン
    サ、および第2の検出面と、前記第2の検出面の下方に
    位置し、前記第2の検出面に指を乗せたとき、前記第2
    の検出面と乗せた指との間の距離に基づき静電容量が変
    化する感知素子を第1のライン状センサの感知素子の配
    列方向とは垂直に一次元に配列した第2のライン状セン
    サを備えたセンサ部、 前記第1のライン状センサおよび前記第2のライン状セ
    ンサ上であって前記第2のライン状センサの感知素子の
    配列方向に沿って指を動かすことにより、上記第1のラ
    イン状センサで検出される異なる複数の指紋の凹凸情報
    を上記第2のライン状センサで検出される上記指紋の凹
    凸情報の変化に基づき繋ぎあわせることにより指紋画像
    を生成する画像処理部と、 上記指紋画像と、予め用意された指紋画像との照合を行
    う指紋照合処理部とを備えた指紋照合センサを表示画面
    を有する携帯型電子機器本体に設けたことを特徴とする
    携帯型電子機器。
  2. 【請求項2】 第1の検出面と、前記第1の検出面の下
    方に位置し、前記第1の検出面に指を乗せたとき、第1
    の検出面と乗せた指との間の距離に基づき静電容量が変
    化する感知素子を一次元に配列した第1のライン状セン
    サ、および第2の検出面と、前記第2の検出面の下方に
    位置し、前記第2の検出面に指を乗せたとき、前記第2
    の検出面と乗せた指との間の距離に基づき静電容量が変
    化する感知素子を2次元に配列したアレイ状センサを備
    えたセンサ部と、 前記第1のライン状センサおよび前記アレイ状センサ上
    で指を動かすことにより、上記第1のライン状センサで
    検出される異なる複数の指紋の凹凸情報を上記アレイ状
    センサで検出される上記指紋の凹凸情報の変化に基づき
    繋ぎあわせることにより指紋画像を生成する画像処理部
    と、 上記指紋画像と、予め用意された指紋画像との照合を行
    う指紋照合処理部とを備えた指紋照合センサを表示画面
    を有する携帯型電子機器本体に設けたことを特徴とする
    携帯型電子機器。
  3. 【請求項3】 指紋照合処理部は、 画像処理部により生成された指紋画像の一部である部分
    指紋画像と、予め用意された指紋画像との一致する部分
    を調べる指紋照合部と、 前記指紋照合部により一致する部分が有ると判断された
    部分指紋画像を記憶する一致度記憶部と、 前記一致度記憶部に記憶された部分指紋画像を1つの指
    紋画像となるように合成する一致度合成部と、 前記一致度合成部により合成した指紋画像と、前記予め
    用意された指紋画像との一致するかどうかを判定する照
    合判定部とを備えたことを特徴とする請求項1または2
    のいずれか1項に記載の携帯型電子機器。
  4. 【請求項4】 第1の検出面と、前記第1の検出面の下
    方に位置し、前記第1の検出面に指を乗せたとき、第1
    の検出面と乗せた指との間の距離に基づき静電容量が変
    化する感知素子を2次元に配列したアレイ状センサを備
    えたセンサ部と、 前記アレイ状センサ上に指を乗せることにより、上記ア
    レイ状センサで検出される指紋の一部である部分指紋画
    像を生成する画像処理部と、 上記指紋画像と、予め用意された指紋画像との照合を行
    う指紋照合処理部とを備えた指紋照合センサを表示画面
    を有する携帯型電子機器本体に設けたものであって、 前記指紋照合処理部は、 前記画像処理部により生成された部分指紋画像と、前記
    予め用意された指紋画像との一致する部分を調べる指紋
    照合部と、 前記指紋照合部により一致する部分が有ると判断された
    部分指紋画像を記憶する一致度記憶部と、 前記一致度記憶部に記憶された部分指紋画像を1つの指
    紋画像となるように合成する一致度合成部と、 前記一致度合成部により合成した指紋画像と、前記予め
    用意された指紋画像との一致するかどうかを判定する照
    合判定部とを備えたことを特徴とする携帯型電子機器。
  5. 【請求項5】 センサ部を携帯型電子機器本体の側面ま
    たは裏面に設けたことを特徴とする請求項1から4のい
    ずれか1項に記載の携帯型電子機器。
  6. 【請求項6】 携帯型電子機器本体の表示画面の一部に
    センサ部を設けたことを特徴とする請求項1から4のい
    ずれか1項に記載の携帯型電子機器。
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