JP2001153538A

JP2001153538A - 冷蔵庫扉

Info

Publication number: JP2001153538A
Application number: JP33263499A
Authority: JP
Inventors: Shinya Nagahata; 真也永幡
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1999-11-24
Filing date: 1999-11-24
Publication date: 2001-06-08

Abstract

(57)【要約】【課題】冷蔵庫内の状態を表示する表示部２６と、冷
蔵庫の運転を操作する操作部２８と、開扉機構３を作動
させる開扉ボタン３０との視認性、操作性に優れるとと
もに、見栄えがよく、しかも部品点数の削減が図られる
冷蔵庫扉を提供する。【解決手段】矩形状をなす扉１０の一辺に、その略全
長にわたって上下方向に延び、扉正面材１２及び扉背面
材１４とともに発泡ウレタン２３の充填空間２２を形成
する縁部材２０を配し、この縁部材２０の扉正面部２０
ａに、表示部２６、操作部２８及び開扉ボタン３０を縦
一列に隣接して設ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫扉に関する
ものである。

【０００２】

【従来の技術】従来より、冷蔵庫の冷蔵室や冷凍室など
の冷却室には、その前面を開閉する断熱性の扉が配され
ている。このような冷蔵庫扉は、通常、扉正面材と扉背
面材と上下の扉キャップとにより形成した外殻体の内部
に発泡ウレタン等の断熱発泡材を充填してなる。

【０００３】最近、このような冷蔵庫扉に、冷蔵庫内の
状態を表示する表示部や冷蔵庫の運転を操作する操作部
を取り付けることがなされてる。これらの表示部や操作
部は、扉キャップと一体か、もしくは、扉正面材に穴を
開けてそこに固定することにより取り付けられている。

【０００４】一方、冷蔵庫扉には、該扉を開けるための
ハンドルが必要であり、このようなハンドルは従来は扉
正面材に取り付けられている。また、最近、扉正面材に
開扉ボタンを取り付けて、この開扉ボタンを押すことに
より、開扉機構を作動させて電動で冷蔵庫扉を開けるよ
うにした冷蔵庫もある。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の冷蔵庫扉では、表示部及び操作部と、扉を開けるた
めのハンドルや開扉ボタンとが別々に設けられているた
め、まとまりのない外観となって見栄えが悪くなった
り、視認性や操作性が悪くなったりするという問題があ
る。また、部品点数が多く、高コストになるという問題
もある。

【０００６】また、特に、表示部及び操作部を上下の扉
キャップに一体に設ける場合、これら表示部及び操作部
の高さが扉の上端と下端のいずれかに制限されることに
なって、視認性や操作性が悪化する場合がある。

【０００７】本発明は、これらの点に鑑みてなされたも
のであり、このような表示部、操作部及び開扉ボタンの
視認性及び操作性に優れるとともに、見栄えがよく、し
かも部品点数の削減が図られる冷蔵庫扉を提供すること
を目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明の冷蔵庫扉は、扉
正面材と扉背面材との間に断熱発泡材を充填してなる冷
蔵庫扉において、矩形状をなす該扉の一辺に、当該扉一
辺の略全長にわたって延び、前記扉正面材及び前記扉背
面材とともに前記断熱発泡材の充填空間を形成する縁部
材を配し、この縁部材が扉正面部と扉側面部を備え、該
縁部材の扉正面部に、冷蔵庫内の状態を表示する表示部
と、冷蔵庫の運転を操作する操作部と、開扉機構を作動
させる開扉ボタンとを隣接して設けたものである。

【０００９】このように、扉の一辺に略全長にわたって
配された縁部材の扉正面部に、表示部、操作部及び開扉
ボタンを一列に隣接して配置させることにより、一体感
が高まり外観が洗練されるとともに、視認性、操作性を
向上させることができる。また、これらの機能を一部材
に集中して配設したことにより、部品点数が削減され、
また、複数の部材に点在している場合に比べて扉の断熱
性の点からも有利である。

【００１０】上記冷蔵庫扉においては、前記縁部材の扉
側面部に、該扉を開けるための手掛け凹部を設ける場合
がある。

【００１１】このように扉を開けるための手掛け凹部を
備える縁部材の扉正面に、表示部、操作部及び開扉ボタ
ンを一列に隣接して配置させることにより、操作性を一
層向上させることができる。

【００１２】上記冷蔵庫扉においては、扉の左右の一辺
側を冷蔵庫本体に回動自在に取り付け、他辺側に前記縁
部材を配することが好ましい。

【００１３】この場合、縁部材は上下方向に延びている
ため、表示部と操作部と開扉ボタンが縦一列に配置され
る。そして、縁部材が扉の縦辺の略全長にわたって延び
ているため、これらの配設高さを扉の上端から下端まで
の間で自由に設定することができ、従って、視認性や操
作性を一層向上することができる。

【００１４】上記冷蔵庫扉においては、前記縁部材に、
前記表示部及び前記操作部の背後に位置して前記充填空
間から隔てられた基板収納部を設け、この基板収納部に
表示部及び操作部のためのプリント配線基板を配するこ
とが、上記した部品点数の削減や断熱性の観点からより
好ましい。

【００１５】上記冷蔵庫扉においては、前記基板収納部
が、前記縁部材の扉側面部に前記プリント配線基板の挿
入用開口を備え、前記縁部材の扉側面部にこの挿入用開
口を覆うカバーを取り付けた場合がある。

【００１６】このように、プリント配線基板を縁部材の
扉側面部から挿入して基板収納部に収納するよう構成す
ることにより、プリント配線基板の取付作業性に優れる
とともに、その基板の挿入用開口をカバーで覆うことに
より、外観の悪化を防止することができる。

【００１７】上記冷蔵庫扉においては、前記縁部材が前
記基板収納部における扉正面側に正面壁を備え、前記操
作部が複数の操作ボタンを有し、該操作部において、前
記正面壁に前記各操作ボタンが貫通するための複数の貫
通孔を設け、互いに隣接する複数の前記貫通孔をつなげ
る場合がある。

【００１８】上記冷蔵庫扉を製造する際には、扉正面材
及び扉背面材とともに縁部材で充填空間を形成し、この
充填空間に断熱発泡材を充填する。その際、縁部材にプ
リント配線基板等の各種部材を装着せずに充填発泡させ
るため、基板収納部の正面壁を押さえるだけでその内側
の壁面を押さえていないと、発泡圧により縁部材が変形
して、その後のプリント配線基板などの部材の取付けに
影響をきたし、外観の悪化を招くおそれがある。そこ
で、操作部において正面壁に設けられた複数の小さな貫
通孔を連成して大きな開口とすることにより、この開口
から基板収納部に治具を入れることができ、この治具で
基板収納部の内側の壁面を押さえることにより、発泡圧
による縁部材の変形を防止することができる。

【００１９】上記冷蔵庫扉においては、前記開扉ボタン
の扉正面を、その周囲の前記縁部材の扉正面と同一面上
に設定することが好ましい。このように開扉ボタンの高
さをその周囲の高さと同一面上に設定することにより、
外観を向上させることができる。

【００２０】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。

【００２１】図１は、本発明の１実施形態に係る冷蔵庫
扉１０の斜視図であり、図２は、同冷蔵庫扉１０を備え
る冷蔵庫１の正面図、図３は同冷蔵庫扉１０の分解斜視
図、図４は、同冷蔵庫扉１０における縁部材２０の要部
拡大斜視図、図５は、図１のＡ−Ａ線断面図、図６は、
図１のＢ−Ｂ線断面図である。

【００２２】本実施形態の冷蔵庫扉１０は、図２に示す
冷凍冷蔵庫１の右側上段に位置する冷蔵室の前面を開閉
する扉であり、矩形状をなす扉右辺側が冷蔵庫本体に回
動自在に取り付けられた回動式扉である。

【００２３】この冷蔵庫扉１０は、金属板よりなる扉正
面材１２と、樹脂成形板よりなる扉背面材１４と、上下
の扉キャップ１６，１８と、扉左辺側の樹脂成形体より
なる縁部材２０とにより、内部に充填空間２２を備える
外殻体を形成し、この充填空間２２に発泡ウレタン２３
を充填してなる断熱扉である。

【００２４】上記縁部材２０は、扉左辺の略全長にわた
って上下方向に延びる長手部材であり、扉正面材１２と
ともに扉正面を構成する扉正面部２０ａと、扉の左側面
を構成する扉側面部２０ｂとよりなる水平断面略Ｌ字状
をなす。そして、扉側面部２０ｂに手掛け凹部２４が設
けられて扉１０を開けるためのハンドル部材として作用
している。

【００２５】図１に示すように、この縁部材２０の扉正
面部２０ａには、冷蔵庫１内の状態（例えば、冷蔵室や
冷凍室の温度や湿度等）を表示する表示部２６と、冷蔵
庫１の運転を操作（例えば、表示部２６の表示切替や、
圧縮機や冷却器の運転切り替え等）する操作部２８と、
開扉機構を作動させる開扉ボタン３０とが、上から順番
に、縦一列に隣接して設けられている。

【００２６】縁部材２０には、表示部２６と操作部２８
の背後に、これら表示部２６及び操作部２８を動作させ
るためのプリント配線基板３２を収納する基板収納部３
４が形成されている。この基板収納部３４は、図３，４
に示すように、縁部材２０の扉側面部２０ｂにプリント
配線基板３２を挿入するための挿入開口３６を備え、こ
の挿入開口３６から扉中央側に向かって陥没形成されて
おり、これにより、図５に示すように、縁部材２０に一
体に形成された隔壁によって発泡ウレタン２３の充填空
間２２から隔離されている。詳細には、図１にも示され
るように、縁部材２０の扉正面部２０ａから扉中央側に
はみ出して、その先端部が上記充填空間２２内に埋没し
た状態に形成されている。なお、符号３７は、プリント
配線基板３２に配線３８するための配線引き出し部を示
している。

【００２７】図３，４に示すように、基板収納部３４の
扉正面側の隔壁である正面壁４０には、プリント配線基
板３２上の液晶表示装置４２が挿入される矩形の開口４
４が設けられ、その下方に複数の操作ボタン４６が貫通
される複数の貫通孔４８が設けられている。

【００２８】ここで、図４に示すように、基板収納部３
４の正面壁４０に設けられた操作ボタン４６のための貫
通孔４８のうち、２段目と３段目の貫通孔は、左右に隣
接する２つの円形孔がつなげられて、左右に長い大きな
開口４８ａとされている。

【００２９】これは、ウレタン２３の充填発泡時におけ
る製造上の理由によるものである。すなわち、扉製造
時、扉正面材１２、扉背面材１４、上下の扉キャップ１
６，１８及び縁部材２０で形成される充填空間２２に発
泡ウレタン２３を充填する際には、ウレタン２３の発泡
圧による縁部材２０の変形を防止するために、ウレタン
発泡用の治具により基板収納部３４の内側の壁面を押さ
える必要がある。その際表示部２６については、基板収
納部３４の正面壁４０に大きな表示用窓４４が設けられ
ているため、この表示用窓４４からウレタン治具を入れ
て基板収納部３４を押さえることができるが、操作部２
８については、単に操作ボタン４６に対応した小さな貫
通孔４８が設けられているだけでは、ウレタン治具を入
れることができない。そこで、上記のように隣接する２
つの貫通孔をつなげて大きな開口４８ａとすることによ
り、操作部２８においてもウレタン治具を基板収納部３
４に入れることができ、その内側の壁面を押さえて発泡
圧による縁部材２０の変形を防止することができる。

【００３０】上記正面壁４０の前方には、操作ボタン４
６を介在させた状態で、表示部２６と操作部２８を形成
する操作パネル５０が被せられている。この操作パネル
５０は、爪嵌合により縁部材２０に取り付けられ、図
１，５に示すように、その扉正面が、縁部材２０の扉正
面と段差のない同一面上に配されている。

【００３１】操作パネル５０は、上下に細長い矩形状を
なし、その上部に表示部２６を構成する表示用窓５１を
有し、その下方に操作部２８を構成する複数のボタン５
２を有している。そして、この表示用窓５１を介して、
上記開口４４に挿入された液晶表示装置４２の画面が扉
正面から見えるように構成されている。また、操作パネ
ル５０のボタン５２を押すことにより、対応する操作ボ
タン４６が基板収納部３４内に収納されたプリント配線
基板３２上のボタン５３を押圧して、冷蔵庫１の運転を
操作することができるように構成されている（図５参
照）。

【００３２】プリント配線基板３２は、図３，５に示す
ように、その前面を保護する基板取付板５４にネジ５５
等で固定された状態で、縁部材２０の基板収納部３４内
に挿入開口３６から挿入され、この基板取付板５４を挿
入開口３６の開口縁部にネジ５６などで固定することに
より該基板収納部３４に収納固定される。

【００３３】上記開扉ボタン３０は、操作パネル５０と
同一幅を有する上下に細長い矩形板状をなし、図１，３
に示すように、その扉正面には、肉引けを目立たなくす
るための波形状がつけられている。この開扉ボタン３０
は、操作パネル５０の下にほとんど隙間なく密接させて
配されており、縁部材２０の扉正面部２０ａに設けられ
た凹部５８を塞いで、その扉正面が周囲の縁部材２０や
操作パネル５０の扉正面と同一面上になるように設定さ
れている。

【００３４】開扉ボタン３０は、２枚の可動板５９，６
０と不図示のバネの作用により、縁部材２０の凹部５８
内に押し込まれ、元の状態に復帰するように構成されて
いる。詳細には、図３に示すように、開扉ボタン３０の
背面には、２枚の可動板５９，６０の回動軸をそれぞれ
支持する軸受け６１，６２が設けられており、この軸受
け６１，６２で開扉ボタン３０の背後に２枚の可動板５
９，６０を装着した状態で、上記凹部５８に上方からス
ライドさせることで、縁部材２０に組付けられている。

【００３５】上記縁部材２０の凹部５８には、図６に示
すように、可動板５９，６０により押圧されるマイクロ
スイッチ６４が基板６５上に固定された状態で配設され
ている。マイクロスイッチ６４が押圧されると、不図示
の配線により、冷蔵室２の上部に配された開扉機構３を
動作させ、そのプッシャ４により扉キャップ１６に設け
られた当て部６６を前方に押圧して、扉１０が開くよう
になっている（図１参照）。

【００３６】図４，６に示すように、開扉ボタン３０の
配設位置である上記凹部５８が設けられた縁部材２０の
扉側面部２０ｂには、扉正面部２０ａの肉引けを防止す
るために肉盗み部６８が形成されている。

【００３７】縁部材２０の扉側面部２０ｂには、図１，
３に示すように、基板収納部３４の挿入開口３６を塞ぐ
カバー７０が爪嵌合により取り付けられている。このカ
バー７０は、挿入開口３６が設けられた表示部２６及び
操作部２８の配設位置だけでなく、開扉ボタン３０の配
設位置まで、扉側面部２０ｂを覆うように形成されてい
る。これにより、基板取付板５４を固定するためのネジ
を隠すとともに、上記肉盗み部６８も隠して、外観の悪
化を防止している。なお、縁部材２０の扉側面部２０ｂ
には、このカバー７０が配される凹部７２が形成されて
おり（図４参照）、この凹部７２内にカバー７０をはめ
込むことにより、縁部材２０の扉側面部２０ｂに段差な
く取り付けられている。

【００３８】上記手掛け凹部２４は、図１に示すよう
に、開扉ボタン３０の配設位置における縁部材２０の扉
側面部２０ｂに設けられており、このように、扉１０を
開けるための機構である手掛け凹部２４と開扉ボタン３
０とを同一高さに設定することによって、開扉動作を行
いやすくしている。なお、手掛け凹部２４は、開扉ボタ
ン３０の配設位置だけでなく、そこから縁部材２０の下
端まで延在している。また、手掛け凹部２４がカバー７
０の配設位置でも形成されていることから、その部分で
はカバー７０にも手掛け凹部２４に相当する凹部２４ａ
が形成されている。

【００３９】なお、符号７４は、縁部材２０の扉正面部
２０ａに設けられた上下方向に延びる細溝であり、操作
パネル５０と開扉ボタン３０の左右両側辺を通り縁部材
２０の全長にわたって形成されている。開扉ボタン３０
の周囲には、スムーズに押し込まれるように、縁部材２
０との間に摺動用の隙間が必要であるが、このような隙
間は外観上は好ましいとはいえない。そこで、開扉ボタ
ン３０の左右辺の隙間に合わせた細溝７４を縁部材２０
の全長にわたって形成することにより、この摺動用の隙
間が目立たないようにしている。また、この細溝７４に
より、開扉ボタン３０の上にある操作パネル５０の左右
辺にも同じ溝形状が付けられることで、両者の外観上の
一体感を向上させることができる。

【００４０】以上説明した本実施形態の冷蔵庫扉１０で
あると、回動扉の反フランジ側に配した縁部材２０に、
扉を開けるための手掛け凹部２４を設けるとともに、そ
の近傍の扉正面に表示部２６と操作部２８と開扉ボタン
３０とを縦一列に近接配置したので、視認性、操作性を
向上させることができるとともに、扉正面の外観上の一
体感が高まり見栄えに優れる。また、これらの機能を縁
部材２０という一部材に集中して配設したことにより、
部品点数が削減され、また、複数の部材に点在している
場合に比べて扉の断熱性の点からも有利である。

【００４１】また、上下方向に延びる縁部材２０におい
てこれらの機能の配設位置を任意高さに設定することが
できるので、図２に示す冷蔵庫１において、隣接する扉
の高さに合わせて開扉ボタン３０を高さを設定して取り
扱い性を高めたり、表示部２６の高さをユーザーの見や
すい高さに設定して視認性を高めたりすることができ
る。

【００４２】

【発明の効果】本発明の冷蔵庫扉によれば、扉の一辺に
略全長にわたって配された縁部材の扉正面に、表示部、
操作部及び開扉ボタンを一列に隣接して配置させること
により、一体感が高まり外観が洗練されるとともに、視
認性、操作性を向上させることができる。また、これら
の機能を一部材に集中して配設したことにより、部品点
数が削減され、また、複数の部材に点在している場合に
比べて扉の断熱性の点からも有利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の１実施形態にかかる冷蔵庫扉の斜視図
である。

【図２】同冷蔵庫扉を備える冷蔵庫の正面図である。

【図３】同冷蔵庫扉の分解斜視図である。

【図４】同冷蔵庫扉における縁部材の要部拡大斜視図で
ある。

【図５】図１のＡ−Ａ線断面図である。

【図６】図１のＢ−Ｂ線断面図である。

【符号の説明】

１０……冷蔵庫扉１２……扉正面材１４……扉背面材２０……縁部材２０ａ……扉正面部２０ｂ……扉側面部２２……充填空間２３……発泡ウレタン２４……手掛け凹部２６……表示部２８……操作部３０……開扉ボタン３２……プリント配線基板３４……基板収納部３６……挿入開口４０……基板収納部の正面壁４６……操作ボタン４８……貫通孔４８ａ……大きな開口７０……カバー

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】扉正面材と扉背面材との間に断熱発泡材を
充填してなる冷蔵庫扉において、矩形状をなす該扉の一辺に、当該扉一辺の略全長にわた
って延び、前記扉正面材及び前記扉背面材とともに前記
断熱発泡材の充填空間を形成する縁部材を配し、この縁部材が扉正面部と扉側面部を備え、該縁部材の扉正面部に、冷蔵庫内の状態を表示する表示
部と、冷蔵庫の運転を操作する操作部と、開扉機構を作
動させる開扉ボタンとを隣接して設けたことを特徴とす
る冷蔵庫扉。
【請求項２】前記縁部材の扉側面部に、該扉を開けるた
めの手掛け凹部を設けたことを特徴とする請求項１記載
の冷蔵庫扉。
【請求項３】該扉の左右の一辺側を冷蔵庫本体に回動自
在に取り付け、他辺側に前記縁部材を配したことを特徴
とする請求項１記載の冷蔵庫扉。
【請求項４】前記縁部材に、前記表示部及び前記操作部
の背後に位置して前記充填空間から隔てられた基板収納
部を設け、この基板収納部に表示部及び操作部のためのプリント配
線基板を配したことを特徴とする請求項１記載の冷蔵庫
扉。
【請求項５】前記基板収納部が、前記縁部材の扉側面部
に前記プリント配線基板の挿入用開口を備え、前記縁部材の扉側面部にこの挿入用開口を覆うカバーを
取り付けたことを特徴とする請求項４記載の冷蔵庫扉。
【請求項６】前記縁部材が前記基板収納部における扉正
面側に正面壁を備え、前記操作部が複数の操作ボタンを有し、該操作部において、前記正面壁に前記各操作ボタンが貫
通するための複数の貫通孔を設け、互いに隣接する複数
の前記貫通孔をつなげたことを特徴とする請求項４記載
の冷蔵庫扉。
【請求項７】前記開扉ボタンの扉正面を、その周囲の前
記縁部材の扉正面と同一面上に設定したことを特徴とす
る請求項１記載の冷蔵庫扉。