JP2001153508A - 冷却ユニット - Google Patents
冷却ユニットInfo
- Publication number
- JP2001153508A JP2001153508A JP33449099A JP33449099A JP2001153508A JP 2001153508 A JP2001153508 A JP 2001153508A JP 33449099 A JP33449099 A JP 33449099A JP 33449099 A JP33449099 A JP 33449099A JP 2001153508 A JP2001153508 A JP 2001153508A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling
- cooling unit
- cooler
- filler
- gap
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F13/00—Arrangements for modifying heat-transfer, e.g. increasing, decreasing
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25C—PRODUCING, WORKING OR HANDLING ICE
- F25C1/00—Producing ice
- F25C1/12—Producing ice by freezing water on cooled surfaces, e.g. to form slabs
- F25C1/14—Producing ice by freezing water on cooled surfaces, e.g. to form slabs to form thin sheets which are removed by scraping or wedging, e.g. in the form of flakes
- F25C1/145—Producing ice by freezing water on cooled surfaces, e.g. to form slabs to form thin sheets which are removed by scraping or wedging, e.g. in the form of flakes from the inner walls of cooled bodies
- F25C1/147—Producing ice by freezing water on cooled surfaces, e.g. to form slabs to form thin sheets which are removed by scraping or wedging, e.g. in the form of flakes from the inner walls of cooled bodies by using augers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25C—PRODUCING, WORKING OR HANDLING ICE
- F25C5/00—Working or handling ice
- F25C5/14—Apparatus for shaping or finishing ice pieces, e.g. ice presses
- F25C5/142—Apparatus for shaping or finishing ice pieces, e.g. ice presses extrusion of ice crystals
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D7/00—Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
- F28D7/02—Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits being helically coiled
- F28D7/024—Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits being helically coiled the conduits of only one medium being helically coiled tubes, the coils having a cylindrical configuration
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2339/00—Details of evaporators; Details of condensers
- F25B2339/02—Details of evaporators
- F25B2339/023—Evaporators consisting of one or several sheets on one face of which is fixed a refrigerant carrying coil
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B39/00—Evaporators; Condensers
- F25B39/02—Evaporators
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】冷却筒１１とその外周に巻回された冷却パイプ
１２を有する冷却ユニットにおいて、これら両者１１，
１２間の隙間を埋込む充填材１６の埋込部位内の空間部
の腐食による助長を抑制するとともに、同空間部の外部
との連通を遮断して、冷却パイプ１２の冷却機能の低下
を防止する。 【解決手段】冷却ユニット１０ａを構成する冷却パイプ
１２の外周側の全体を錫皮膜１７で被覆することにより
埋込部位を構成する充填材１６を外部から遮断して、埋
込部位内の空間部へに水分の侵入を阻止するとともに、
充填材１６の腐食を防止して空間部の助長を阻止する。
１２を有する冷却ユニットにおいて、これら両者１１，
１２間の隙間を埋込む充填材１６の埋込部位内の空間部
の腐食による助長を抑制するとともに、同空間部の外部
との連通を遮断して、冷却パイプ１２の冷却機能の低下
を防止する。 【解決手段】冷却ユニット１０ａを構成する冷却パイプ
１２の外周側の全体を錫皮膜１７で被覆することにより
埋込部位を構成する充填材１６を外部から遮断して、埋
込部位内の空間部へに水分の侵入を阻止するとともに、
充填材１６の腐食を防止して空間部の助長を阻止する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は冷却ユニット、例え
ば、オーガ製氷機の製氷機構部、アイスクリーム製造機
の冷凍機構部、その他の冷却機器類の冷却機構部等に採
用される冷却ユニットに関する。
ば、オーガ製氷機の製氷機構部、アイスクリーム製造機
の冷凍機構部、その他の冷却機器類の冷却機構部等に採
用される冷却ユニットに関する。
【０００２】
【従来の技術】冷却ユニットの一形式として、金属製で
筒状の冷却ケースの外周に金属製でパイプ状の冷却器を
螺旋状に巻回して構成され、冷却ケースと冷却器との間
の隙間の金属製の充填材を充填することにより同隙間が
埋込まれていて、同充填材を介して冷却ケースと冷却器
とが互いに接合している冷却ユニットがある。当該形式
の冷却ユニットは、例えば特開平１１−１３２６１０号
公報に示されていて、同公報に示されている冷却ユニッ
トは、オーガ式製氷機を構成する製氷機構部に採用され
ている。
筒状の冷却ケースの外周に金属製でパイプ状の冷却器を
螺旋状に巻回して構成され、冷却ケースと冷却器との間
の隙間の金属製の充填材を充填することにより同隙間が
埋込まれていて、同充填材を介して冷却ケースと冷却器
とが互いに接合している冷却ユニットがある。当該形式
の冷却ユニットは、例えば特開平１１−１３２６１０号
公報に示されていて、同公報に示されている冷却ユニッ
トは、オーガ式製氷機を構成する製氷機構部に採用され
ている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、当該形式の
冷却ユニットにおいては、冷却ケースと冷却器間の隙間
が充填材にて埋められているが、隙間を充填材にて完全
に埋込むことは難しく、充填材が埋込まれた部位（埋込
部位）には充填材が欠落した空間部が不可避的に存在す
るとともに、埋込部位の充填材は異種金属との接触によ
る粒界腐食が発生して空間部が生じる。また、これらの
空間部には外部から水分が侵入し易く、侵入した水分
は、冷却ユニットの運転サイクル中の駆動および駆動停
止により収縮および膨張、氷結および融解を繰り返し行
うことになる。この結果、空間部の拡大と腐食の進行と
が繰り返えされて、空間部は漸次拡大されて外部に連通
することにもなる。
冷却ユニットにおいては、冷却ケースと冷却器間の隙間
が充填材にて埋められているが、隙間を充填材にて完全
に埋込むことは難しく、充填材が埋込まれた部位（埋込
部位）には充填材が欠落した空間部が不可避的に存在す
るとともに、埋込部位の充填材は異種金属との接触によ
る粒界腐食が発生して空間部が生じる。また、これらの
空間部には外部から水分が侵入し易く、侵入した水分
は、冷却ユニットの運転サイクル中の駆動および駆動停
止により収縮および膨張、氷結および融解を繰り返し行
うことになる。この結果、空間部の拡大と腐食の進行と
が繰り返えされて、空間部は漸次拡大されて外部に連通
することにもなる。
【０００４】充填材の埋込部位内の空間部は、それ自体
で冷却器の冷却機能を低下させるが、空間部が外部と連
通することにより冷却器の冷却機能が一層低下し、さら
には、空間部内で繰り返される水分の収縮および膨張、
氷結および融解により冷却器が潰されて、冷却器の冷却
機能がさらに低下することになる。従って、本発明の目
的は、かかる問題に対処することにある。
で冷却器の冷却機能を低下させるが、空間部が外部と連
通することにより冷却器の冷却機能が一層低下し、さら
には、空間部内で繰り返される水分の収縮および膨張、
氷結および融解により冷却器が潰されて、冷却器の冷却
機能がさらに低下することになる。従って、本発明の目
的は、かかる問題に対処することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は冷却ユニットに
関するもので、金属製で筒状の冷却ケースの外周に金属
製でパイプ状の冷却器を螺旋状に巻回してなり、前記冷
却ケースと前記冷却器との間の隙間に金属製の充填材を
充填することにより同隙間が埋込まれていて、前記冷却
ケースと前記冷却器とが前記充填材を介して互いに接合
している形式の冷却ユニットを適用対象とするものであ
る。
関するもので、金属製で筒状の冷却ケースの外周に金属
製でパイプ状の冷却器を螺旋状に巻回してなり、前記冷
却ケースと前記冷却器との間の隙間に金属製の充填材を
充填することにより同隙間が埋込まれていて、前記冷却
ケースと前記冷却器とが前記充填材を介して互いに接合
している形式の冷却ユニットを適用対象とするものであ
る。
【０００６】しかして、本発明に係る冷却ユニットは、
上記した形式の冷却ユニットにおける冷却器の外周側の
全体を、金属製の皮膜で被覆していることを特徴とする
ものである。
上記した形式の冷却ユニットにおける冷却器の外周側の
全体を、金属製の皮膜で被覆していることを特徴とする
ものである。
【０００７】本発明に係る冷却ユニットにおいては、前
記冷却ケースをステンレス製の円筒体にて構成し、か
つ、前記冷却器を銅製で長尺のパイプにて構成するこ
と、前記充填材を溶融状態の金属材料、特に半田を前記
隙間に注入して固化することにより充填して同隙間を埋
込むこと、前記皮膜を金属材料、特に錫を前記冷却器の
外周側に溶射することにより形成すること等の態様を採
ることができる。これらの各冷却ユニットは、オーガ式
製氷機の製氷機構部に良好に使用される。
記冷却ケースをステンレス製の円筒体にて構成し、か
つ、前記冷却器を銅製で長尺のパイプにて構成するこ
と、前記充填材を溶融状態の金属材料、特に半田を前記
隙間に注入して固化することにより充填して同隙間を埋
込むこと、前記皮膜を金属材料、特に錫を前記冷却器の
外周側に溶射することにより形成すること等の態様を採
ることができる。これらの各冷却ユニットは、オーガ式
製氷機の製氷機構部に良好に使用される。
【０００８】
【発明の作用・効果】本発明に係る冷却ユニットにおい
ては、冷却器の外周側の全体を金属材料からなる皮膜で
被覆していることから、同皮膜が埋込部位を構成してい
る充填材を外部から遮断する。このため、埋込部位内に
不可避的に存在する空間部への水分の侵入が抑制される
とともに、埋込部位を構成する充填材の腐食が抑制され
て、埋込部位内の空間部の拡大の助長が阻止される。ま
た、埋込部位内の空間部が長期間のうちに拡大された場
合にも、拡大された空間部は皮膜の存在により外部との
連通を遮断されることになる。さらには、埋込部位内に
不可避的に存在する空間部への水分の侵入が抑制される
ことから、空間部内で繰り返される水分の収縮および膨
張、氷結および融解の度合いが低く、冷却器を潰す要因
が排除される。このため、当該冷却ユニットは、本来有
する冷却機能を長期間保持し、寿命の向上と故障の低減
を図ることができる。
ては、冷却器の外周側の全体を金属材料からなる皮膜で
被覆していることから、同皮膜が埋込部位を構成してい
る充填材を外部から遮断する。このため、埋込部位内に
不可避的に存在する空間部への水分の侵入が抑制される
とともに、埋込部位を構成する充填材の腐食が抑制され
て、埋込部位内の空間部の拡大の助長が阻止される。ま
た、埋込部位内の空間部が長期間のうちに拡大された場
合にも、拡大された空間部は皮膜の存在により外部との
連通を遮断されることになる。さらには、埋込部位内に
不可避的に存在する空間部への水分の侵入が抑制される
ことから、空間部内で繰り返される水分の収縮および膨
張、氷結および融解の度合いが低く、冷却器を潰す要因
が排除される。このため、当該冷却ユニットは、本来有
する冷却機能を長期間保持し、寿命の向上と故障の低減
を図ることができる。
【０００９】本発明に係る冷却ユニットにおいては、冷
却ケースをステンレス製の円筒体で、冷却器を銅製のパ
イプで構成するとともに、充填材を半田で、皮膜を錫で
形成することができる。この場合には、錫皮膜が銅パイ
プに対して犠牲陽極として機能して銅パイプの腐食によ
る損傷を防止し、銅パイプで構成されている冷却器にお
ける冷却媒体の漏れ等の故障を防止する。
却ケースをステンレス製の円筒体で、冷却器を銅製のパ
イプで構成するとともに、充填材を半田で、皮膜を錫で
形成することができる。この場合には、錫皮膜が銅パイ
プに対して犠牲陽極として機能して銅パイプの腐食によ
る損傷を防止し、銅パイプで構成されている冷却器にお
ける冷却媒体の漏れ等の故障を防止する。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明すると、図１には本発明の一例に係る冷却ユニットを
製氷機構部に採用したオーガ式製氷機が示されている。
明すると、図１には本発明の一例に係る冷却ユニットを
製氷機構部に採用したオーガ式製氷機が示されている。
【００１１】当該製氷機は、製氷機構部１０と駆動機構
部２０を備え、製氷機構部１０は、冷却筒１１と、冷却
筒１１の外周に螺旋状に密に巻回された冷却パイプ１２
を備えた冷却ユニット１０ａを有し、冷却筒１１内には
オーガ１３が同心的に配置されている。一方、駆動機構
部２０は、駆動モータ２１、減速歯車列２２、および減
速歯車列２２に連結する出力軸２３を備えている。オー
ガ１３は、冷却筒１１内に同心的に配置された状態で、
下端部にて出力軸２３に動力伝達可能に連結されてい
る。また、オーガ１３の上端部は、冷却筒１１の上端部
に取付けた固定刃１４の内孔内を貫通していて、固定刃
１４に回転可能に支持されている。
部２０を備え、製氷機構部１０は、冷却筒１１と、冷却
筒１１の外周に螺旋状に密に巻回された冷却パイプ１２
を備えた冷却ユニット１０ａを有し、冷却筒１１内には
オーガ１３が同心的に配置されている。一方、駆動機構
部２０は、駆動モータ２１、減速歯車列２２、および減
速歯車列２２に連結する出力軸２３を備えている。オー
ガ１３は、冷却筒１１内に同心的に配置された状態で、
下端部にて出力軸２３に動力伝達可能に連結されてい
る。また、オーガ１３の上端部は、冷却筒１１の上端部
に取付けた固定刃１４の内孔内を貫通していて、固定刃
１４に回転可能に支持されている。
【００１２】当該オーガ式製氷機においては、運転時に
は、製氷用水が水流入出パイプ１５から冷却筒１１内に
供給されて常に同一の水位に保持され、冷却媒体が冷却
パイプ１２を通して循環供給される。冷却媒体が冷却パ
イプ１２に循環供給される間、駆動モータ２１が駆動さ
れてオーガ１３が回転駆動される。これにより、冷却媒
体は冷却筒１２を冷却して、冷却筒１１内の製氷用水を
冷却筒１１の内周面側から漸次氷結させる。回転駆動す
るオーガ１３は、その螺旋状刃１３ａにて、冷却筒１１
の内周面に漸次付着する氷を掻き取って上端部側へ搬送
し、固定刃１４の圧縮通路１４ａ内に押込む。圧縮通路
１４ａ内に押込まれた氷は、圧縮されつつ通過してオー
ガ１３の先端に螺着したカッタ−１３ｂに至り、カッタ
−１３ｂにて所定の大きさに折れて角状態で外部へ排出
される。
は、製氷用水が水流入出パイプ１５から冷却筒１１内に
供給されて常に同一の水位に保持され、冷却媒体が冷却
パイプ１２を通して循環供給される。冷却媒体が冷却パ
イプ１２に循環供給される間、駆動モータ２１が駆動さ
れてオーガ１３が回転駆動される。これにより、冷却媒
体は冷却筒１２を冷却して、冷却筒１１内の製氷用水を
冷却筒１１の内周面側から漸次氷結させる。回転駆動す
るオーガ１３は、その螺旋状刃１３ａにて、冷却筒１１
の内周面に漸次付着する氷を掻き取って上端部側へ搬送
し、固定刃１４の圧縮通路１４ａ内に押込む。圧縮通路
１４ａ内に押込まれた氷は、圧縮されつつ通過してオー
ガ１３の先端に螺着したカッタ−１３ｂに至り、カッタ
−１３ｂにて所定の大きさに折れて角状態で外部へ排出
される。
【００１３】しかして、当該オーガ式製氷機において
は、製氷機構部１０の冷却ユニット１０ａを構成する冷
却筒１１および冷却パイプ１２は、本発明における冷却
ケースおよび冷却器に該当するもので、冷却筒１１はス
レンレス製の大径の円筒体にて構成され、かつ、冷却パ
イプ１２は長尺の銅製パイプにて構成されている。当該
冷却ユニットにおいては、冷却パイプ１２が冷却筒１１
の外周に螺旋状に密に巻回されていて、図２に示すよう
に、これら両者１１，１２間に形成される隙間は金属製
の充填材１６によって充填されて埋込まれているととも
に、冷却パイプ１２の外周側には金属製の皮膜１７が形
成されている。皮膜１７は、冷却ユニット１０ａの略全
外周を被覆している。なお、当該冷却ユニット１０ａ
は、その略全外周を断熱材１８にて被覆されている。
は、製氷機構部１０の冷却ユニット１０ａを構成する冷
却筒１１および冷却パイプ１２は、本発明における冷却
ケースおよび冷却器に該当するもので、冷却筒１１はス
レンレス製の大径の円筒体にて構成され、かつ、冷却パ
イプ１２は長尺の銅製パイプにて構成されている。当該
冷却ユニットにおいては、冷却パイプ１２が冷却筒１１
の外周に螺旋状に密に巻回されていて、図２に示すよう
に、これら両者１１，１２間に形成される隙間は金属製
の充填材１６によって充填されて埋込まれているととも
に、冷却パイプ１２の外周側には金属製の皮膜１７が形
成されている。皮膜１７は、冷却ユニット１０ａの略全
外周を被覆している。なお、当該冷却ユニット１０ａ
は、その略全外周を断熱材１８にて被覆されている。
【００１４】充填材１６は半田からなるもので、半田を
溶融状態で冷却筒１１と冷却パイプ１２の間の隙間に注
入して充填し固化することにより、隙間が埋込まれてい
る。半田としては、Ｓｎ−Ａｇ系（Ｓｎ：９６．５ｗｔ
％、Ａｇ：３．５ｗｔ％）、Ｓｎ−Ａｇ−Ｃｕ系（Ｓ
ｎ：９５．５ｗｔ％、Ａｇ：３．５ｗｔ％、Ｃｕ：１．
０ｗｔ％）等のものが好適に使用される。また、皮膜１
７は、冷却パイプ１２の外周側から金属材料を溶射する
ことにより形成されているもので、金属材料としては、
錫（１００ｗｔ％）が好適に使用される。
溶融状態で冷却筒１１と冷却パイプ１２の間の隙間に注
入して充填し固化することにより、隙間が埋込まれてい
る。半田としては、Ｓｎ−Ａｇ系（Ｓｎ：９６．５ｗｔ
％、Ａｇ：３．５ｗｔ％）、Ｓｎ−Ａｇ−Ｃｕ系（Ｓ
ｎ：９５．５ｗｔ％、Ａｇ：３．５ｗｔ％、Ｃｕ：１．
０ｗｔ％）等のものが好適に使用される。また、皮膜１
７は、冷却パイプ１２の外周側から金属材料を溶射する
ことにより形成されているもので、金属材料としては、
錫（１００ｗｔ％）が好適に使用される。
【００１５】当該製氷機構部１０を構成する冷却ユニッ
ト１０ａにおいて、充填材１６が形成する埋込部位は冷
却筒１１と冷却パイプ１２を互いに接合すべく機能する
もので、冷却パイプ１２からの冷却筒１１への熱伝達の
効率を高める。また、皮膜１７は、冷却筒１１、冷却パ
イプ１２、および充填材１６と外部とを遮断するもの
で、充填材１６に対しては犠牲陽極としても機能する。
これにより、皮膜１７は、充填材１６の腐食を抑制して
埋込部位内の空間部の拡大助長を防止するとともに、空
間部の外部との連通を防止する。
ト１０ａにおいて、充填材１６が形成する埋込部位は冷
却筒１１と冷却パイプ１２を互いに接合すべく機能する
もので、冷却パイプ１２からの冷却筒１１への熱伝達の
効率を高める。また、皮膜１７は、冷却筒１１、冷却パ
イプ１２、および充填材１６と外部とを遮断するもの
で、充填材１６に対しては犠牲陽極としても機能する。
これにより、皮膜１７は、充填材１６の腐食を抑制して
埋込部位内の空間部の拡大助長を防止するとともに、空
間部の外部との連通を防止する。
【００１６】このように、当該冷却ユニット１０ａにお
いては、冷却パイプ１２の外周側の略全体を錫製の皮膜
１７で被覆していることから、皮膜１７が埋込部位を構
成している充填材１６を外部から遮断する。このため、
埋込部位内に不可避的に存在する空間部への水分の侵入
が抑制されるとともに、埋込部位を構成する充填材１６
の腐食の進行が抑制されて、埋込部位内の空間部の拡大
助長が阻止される。また、埋込部位内の空間部が長期間
のうちに拡大助長された場合にも、拡大された空間部は
皮膜１７の存在により外部との連通を遮断されることに
なる。さらには、埋込部位内に不可避的に存在する空間
部への水分の侵入が抑制されることから、空間部内で繰
り返される水分の収縮および膨張、氷結および融解の度
合いが低く、冷却パイプ１２を潰す要因が排除される。
このため、当該冷却ユニット１０ａは、本来有する冷却
機能を長期間保持し、寿命の向上と故障の低減を図るこ
とができる。
いては、冷却パイプ１２の外周側の略全体を錫製の皮膜
１７で被覆していることから、皮膜１７が埋込部位を構
成している充填材１６を外部から遮断する。このため、
埋込部位内に不可避的に存在する空間部への水分の侵入
が抑制されるとともに、埋込部位を構成する充填材１６
の腐食の進行が抑制されて、埋込部位内の空間部の拡大
助長が阻止される。また、埋込部位内の空間部が長期間
のうちに拡大助長された場合にも、拡大された空間部は
皮膜１７の存在により外部との連通を遮断されることに
なる。さらには、埋込部位内に不可避的に存在する空間
部への水分の侵入が抑制されることから、空間部内で繰
り返される水分の収縮および膨張、氷結および融解の度
合いが低く、冷却パイプ１２を潰す要因が排除される。
このため、当該冷却ユニット１０ａは、本来有する冷却
機能を長期間保持し、寿命の向上と故障の低減を図るこ
とができる。
【００１７】また、当該冷却ユニット１０ａにおいて
は、冷却筒１１をステンレス製の円筒体で、冷却パイプ
１２を銅製のパイプで構成するとともに、充填材１６を
半田で、皮膜１７を錫で形成していて、皮膜１７が充填
材１６に対して犠牲陽極として機能して冷却パイプ１２
の腐食を防止する。このため、冷却パイプ１２は腐食に
よる損傷を防止され、冷却パイプ１２における冷却媒体
の漏れ等の故障が防止される。
は、冷却筒１１をステンレス製の円筒体で、冷却パイプ
１２を銅製のパイプで構成するとともに、充填材１６を
半田で、皮膜１７を錫で形成していて、皮膜１７が充填
材１６に対して犠牲陽極として機能して冷却パイプ１２
の腐食を防止する。このため、冷却パイプ１２は腐食に
よる損傷を防止され、冷却パイプ１２における冷却媒体
の漏れ等の故障が防止される。
【図１】本発明の一例に係る冷却ユニットを採用したオ
ーガ式製氷機の一部縦断側面図である。
ーガ式製氷機の一部縦断側面図である。
【図２】同冷却ユニットの部分拡大縦断面図である。
１０…製氷機構部、１０ａ…冷却ユニット、１１…冷却
筒、１２…冷却パイプ、１３…オーガ、１３ａ…螺旋状
刃、１３ｂ…カッター、１４…固定刃、１４ａ…圧縮通
路、１５…水流入出パイプ、１６…充填材、１７…皮
膜、１８…断熱材、２０…駆動機構部、２１…駆動モー
タ、２２…減速歯車列、２３…出力軸。
筒、１２…冷却パイプ、１３…オーガ、１３ａ…螺旋状
刃、１３ｂ…カッター、１４…固定刃、１４ａ…圧縮通
路、１５…水流入出パイプ、１６…充填材、１７…皮
膜、１８…断熱材、２０…駆動機構部、２１…駆動モー
タ、２２…減速歯車列、２３…出力軸。
Claims (7)
- 【請求項１】金属製で筒状の冷却ケースの外周に金属製
でパイプ状の冷却器を螺旋状に巻回してなり、前記冷却
ケースと前記冷却器との間の隙間に金属製の充填材を充
填することにより同隙間が埋込まれていて、前記冷却ケ
ースと前記冷却器とが前記充填材を介して互いに接合さ
れている冷却ユニットにおいて、前記冷却器の外周側の
全体が金属材料からなる皮膜で被覆されていることを特
徴とする冷却ユニット。 - 【請求項２】請求項１に記載の冷却ユニットにおいて、
前記冷却ケースはステンレス製の円筒体にて構成され、
かつ、前記冷却器は銅製で長尺のパイプにて構成されて
いることを特徴とする冷却ユニット。 - 【請求項３】請求項１に記載の冷却ユニットにおいて、
前記充填材は、溶融状態の金属材料を前記隙間に注入し
て固化することにより充填されて、同隙間を埋込んでい
ることを特徴とする冷却ユニット。 - 【請求項４】請求項３に記載の冷却ユニットにおいて、
前記充填材は半田にて形成されていることを特徴とする
冷却ユニット。 - 【請求項５】請求項１に記載の冷却ユニットにおいて、
前記皮膜は、金属材料を前記冷却器の外周側に溶射する
ことにより形成されていることを特徴とする冷却ユニッ
ト。 - 【請求項６】請求項４に記載の冷却ユニットにおいて、
前記皮膜は錫にて形成されていることを特徴とする冷却
ユニット。 - 【請求項７】請求項１，２，３，４，５または６に記載
の冷却ユニットは、オーガ式製氷機の製氷機構部に採用
されるものであることを特徴とする冷却ユニット。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33449099A JP2001153508A (ja) | 1999-11-25 | 1999-11-25 | 冷却ユニット |
| US10/162,744 US6619067B2 (en) | 1999-11-25 | 2002-06-06 | Cooling unit |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33449099A JP2001153508A (ja) | 1999-11-25 | 1999-11-25 | 冷却ユニット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001153508A true JP2001153508A (ja) | 2001-06-08 |
Family
ID=18277996
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33449099A Pending JP2001153508A (ja) | 1999-11-25 | 1999-11-25 | 冷却ユニット |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6619067B2 (ja) |
| JP (1) | JP2001153508A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102046800B1 (ko) * | 2019-08-06 | 2019-11-21 | 주식회사 카이저제빙기 | 오거식 제빙기의 제빙부 |
Families Citing this family (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002013847A (ja) * | 2000-06-27 | 2002-01-18 | Hoshizaki Electric Co Ltd | 冷却ユニットおよび同冷却ユニットの製造方法 |
| US20030177779A1 (en) * | 2002-03-22 | 2003-09-25 | Loke Kee Voon | Hi-efficient evaporator coil of flake ice making machine |
| FI121429B (fi) * | 2005-11-30 | 2010-11-15 | Outotec Oyj | Jäähdytyselementti ja menetelmä jäähdytyselementin valmistamiseksi |
| IT1394938B1 (it) * | 2009-01-12 | 2012-07-27 | Valmar Global Vse Za Sladoled D O O | Macchina per la produzione di gelato ed affini |
| KR20100110183A (ko) * | 2009-04-02 | 2010-10-12 | 엘지전자 주식회사 | 제빙장치 및 이를 구비한 냉장고 및 이 냉장고의 제빙방법 |
| KR101658998B1 (ko) * | 2009-04-02 | 2016-09-23 | 엘지전자 주식회사 | 냉장고 |
| US8272231B2 (en) * | 2009-07-28 | 2012-09-25 | Lingyu Dong | Direct expansion evaporator |
| US8505316B2 (en) * | 2009-07-28 | 2013-08-13 | Lingyu Dong | Direct expansion evaporator |
| US20110023522A1 (en) * | 2009-07-30 | 2011-02-03 | Hoshizaki Denki Kabushiki Kaisha | Evaporator for a drum type ice making machine and method for manufacturing the evaporator |
| EP2776773B1 (en) | 2011-11-08 | 2020-12-02 | Taylor Commercial Foodservice, LLC | Heat exchanger and method of making thereof |
| EP3106816A1 (en) * | 2015-06-19 | 2016-12-21 | Bleckmann GmbH & Co. KG | Heat exchanging device and method therefore |
| IT201800005095U1 (it) * | 2018-12-20 | 2020-06-20 | Ali Group Srl Carpigiani | Macchina per la realizzazione di prodotti alimentari liquidi o semiliquidi. |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4739630A (en) * | 1987-06-17 | 1988-04-26 | King-Seeley Thermos Co. | Heat exchanger assembly and method of fabricating same |
| JP3927301B2 (ja) | 1997-10-29 | 2007-06-06 | ホシザキ電機株式会社 | 冷却ユニットの接着構造および接着方法 |
-
1999
- 1999-11-25 JP JP33449099A patent/JP2001153508A/ja active Pending
-
2002
- 2002-06-06 US US10/162,744 patent/US6619067B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102046800B1 (ko) * | 2019-08-06 | 2019-11-21 | 주식회사 카이저제빙기 | 오거식 제빙기의 제빙부 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US20020184910A1 (en) | 2002-12-12 |
| US6619067B2 (en) | 2003-09-16 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2001153508A (ja) | 冷却ユニット | |
| JP2002013847A (ja) | 冷却ユニットおよび同冷却ユニットの製造方法 | |
| TWI715675B (zh) | 冰、冷媒、被冷卻物之製造方法、動植物或其部分之被冷藏物之製造方法、動植物或其部分之冷藏劑、及生鮮動植物或其部分之凍結劑 | |
| CN101300995B (zh) | 盐水混合雪泥状冰的制造方法及制造装置 | |
| US6082121A (en) | Ice maker | |
| TW202110330A (zh) | 被冷凍生鮮動植物或其部分之製造方法、及被解凍物或其加工物 | |
| WO2018212335A1 (ja) | 状態変化制御装置及び状態変化制御方法 | |
| US5065817A (en) | Auger type ice flaking machine with enhanced heat transfer capacity evaporator/freezing section | |
| JP3927301B2 (ja) | 冷却ユニットの接着構造および接着方法 | |
| KR20030069462A (ko) | 오거식 제빙기 | |
| US20030159459A1 (en) | Auger-type ice making apparatus with improved evaporator | |
| JP2004060967A (ja) | 冷却ユニット | |
| JP2009058189A (ja) | 冷凍ケーシングおよびこれを用いたオーガ式製氷機 | |
| JP2007225144A (ja) | アイスゼネレーター | |
| KR900001101B1 (ko) | 동해 방지 말뚝 | |
| JP5304554B2 (ja) | ねじ込み式鋼管杭の施工方法 | |
| JP2002323278A (ja) | オーガ式製氷機の保護装置 | |
| JPH10170115A (ja) | オーガ式製氷機 | |
| KR20030062201A (ko) | 오거식 제빙기 | |
| JPS6017655Y2 (ja) | 製氷装置 | |
| JPS5918363A (ja) | オ−ガ−式製氷機 | |
| CN211815956U (zh) | 一种可破冰的履带式自走扫雪机 | |
| JP2007057205A (ja) | オーガ式製氷機 | |
| KR930005272B1 (ko) | 동해방지 말뚝 | |
| JP2005299944A (ja) | 雪冷房システム |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041028 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041214 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050214 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050329 |