JP2001153103A - リリーフ弁 - Google Patents

リリーフ弁

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JP2001153103A
JP2001153103A JP33813199A JP33813199A JP2001153103A JP 2001153103 A JP2001153103 A JP 2001153103A JP 33813199 A JP33813199 A JP 33813199A JP 33813199 A JP33813199 A JP 33813199A JP 2001153103 A JP2001153103 A JP 2001153103A
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valve
lid
hole
cylinder
relief valve
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JP33813199A
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Hitoshi Kagiwada
均 鍵和田
Takeshi Kobayashi
剛 小林
Takashi Niitome
隆志 新留
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カートリッジタイプのリリーフ弁において、
全長を短くし、小型、軽量化を図ると共に、分解、組立
時の作業性を向上できるようにする。 【解決手段】 リリーフ弁9Aを弁筒33、弁座筒3
5、弁体36および蓋体39等によりカートリッジタイ
プとして構成し、蓋体39の嵌合穴39F内に弁筒33
の基端側を嵌合すると共に、弁筒33の先端側には弁座
筒35および弁体36を予め組付ける。そして、蓋体3
9は、外周側におねじ39Aを有する胴部39Bと、胴
部39Bの上端側に位置して胴部39Bよりも大径に形
成され、外周側が座面32上に締着される環状の鍔部3
9Cとなった略円板状の頭部39Dと、頭部39Dの中
央部側に形成された有底の六角穴からなる係合凹部39
E等とにより短尺の鍔付プラグとして構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル等の建設機械に設けられる走行用の油圧モータ等に用
いて好適なリリーフ弁に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル、油圧クレーン等
の建設機械には、走行用油圧モータ等の停止時に油圧回
路内に過剰圧が発生するのを抑えるため、オーバロード
リリーフ弁として知られているリリーフ弁が設けられて
いる(例えば、特公平7−122441号公報)。
【0003】この種の従来技術によるリリーフ弁は、例
えば油圧モータのモータハウジングの一部をなして圧油
が流通する通路を有し、該通路の途中に弁収容穴が形成
されたケーシングと、該ケーシングの弁収容穴内に開口
端側から挿入され、前記通路内に発生した過剰圧をリリ
ーフするため弁座に離着座する弁体が内部に設けられた
弁筒と、該弁筒を予め組付けた状態で前記ケーシングの
外側から前記弁収容穴の開口端側に螺着され該弁収容穴
を閉塞するねじ付きの蓋体とにより構成されている。
【0004】そして、このようなリリーフ弁は、一般に
カートリッジタイプのリリーフ弁と呼ばれており、前記
弁体を収容した弁筒が蓋体に予備組付けされることによ
り、これらの弁筒、弁体および蓋体等は単一のユニット
として取扱われ、分解、組立時の作業性を向上できる等
の利点を有しているものである。
【0005】また、前記蓋体は弁収容穴の開口端側から
ケーシング外へと突出する部分が六角形状をなす頭部と
なり、前記弁収容穴の開口端側に蓋体を螺着するときに
は、六角形状の頭部にレンチ等の工具を係合させ、前記
ケーシングの外側から工具を用いて頭部に回転トルクを
付加することにより、蓋体を弁収容穴の開口端側に締着
する構成としている。
【0006】このようなリリーフ弁が設けられた走行用
油圧回路にあっては、走行途中の車両を停止させる場合
に走行用の油圧モータが慣性回転することにより、前記
通路内にブレーキ圧が発生する。そして、このブレーキ
圧がリリーフ弁のリリーフ設定圧まで上昇して過剰圧に
なると、ブレーキ圧によってリリーフ弁の弁体が開弁
し、このときの過剰圧を低圧側へと逃すものである。
【0007】この場合、過剰圧状態のブレーキ圧は、開
弁したリリーフ弁の弁座側等を通過する間に、その運動
エネルギが熱エネルギに変換され、これにより車両の慣
性力が徐々に吸収されると共に、当該車両には制動力が
付与されるものである。
【0008】また、車両を急停車させるような場合に
は、前記リリーフ弁の開弁によって衝撃等が発生するこ
とがあり、車両のオペレータに不快感を与えるばかりで
なく、車両の走行用油圧モータやリリーフ弁等の寿命低
下を招く虞れがある。
【0009】そこで、従来技術によるリリーフ弁では、
このような衝撃を緩和するために、前記弁筒の外周側に
フリーピストンを摺動可能に挿嵌し、該フリーピストン
で圧油を一時的に蓄える蓄油室を形成することによりシ
ョックレス機構を与える構成としている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術のリリーフ弁は、構成部品である弁筒、弁体およ
び蓋体等が単一のユニットとして予備組立され、所謂カ
ートリッジタイプのリリーフ弁として構成されるため、
これらの弁体、弁筒および蓋体からなるユニット体の取
扱いが容易であり、分解、組立時の作業性を向上できる
等の利点を有している。
【0011】しかし、前記蓋体にはレンチ等の工具を用
いて回転トルクを付加するため六角形状をなす頭部が設
けられ、該頭部は弁収容穴の開口端側からケーシング外
へと大きく突出する構成となっているので、油圧モータ
のモータハウジングであるケーシングからリリーフ弁の
構成部品(蓋体の頭部)が大きく飛び出し、モータハウ
ジングを小型化する上での障害となる。
【0012】また、六角形の外形状をなす頭部を採用し
ているために、蓋体自体の軸方向寸法が長くなるばかり
でなく、リリーフ弁の全長も長くなり、リリーフ弁を小
型、軽量化することができないという問題がある。
【0013】一方、他の従来技術として、例えば実開平
1−14971号(実公平5−20937号公報)に記
載のリリーフ弁は、蓋体の頭部を扁平な円板状に形成
し、その中心側にレンチ等の工具と係合可能な係合凹部
を設け、これによって蓋体自体の軸方向寸法を短くする
構成としている。
【0014】しかし、この場合には弁筒(公報中では段
付シリンダ部6)が蓋体よりも大径に形成され、弁筒内
に弁体等を収容した状態で該弁筒の開口端側に蓋体を螺
着することによって、これらを単一のユニットとして予
備組立する構成としているので、弁筒の外周側には蓋体
とは別におねじを形成する必要があり、リリーフ弁を最
終的に組立てるときには、この弁筒側のおねじをケーシ
ングの弁収容穴に螺着する作業が必要となる。
【0015】このため、蓋体の頭部に設けた係合凹部に
は外側から工具を係合させ、まず蓋体を弁筒の開口端側
に螺着するときに回転トルクを付加する上に、弁筒のお
ねじをケーシングの弁収容穴内に螺着するときにも回転
トルクを加える必要があり、蓋体と弁筒とのねじ部に対
してそれぞれ適正な回転トルク(締付トルク)を与える
のが難しいという問題がある。
【0016】そして、このようなリリーフ弁をケーシン
グから取外して分解するときには、ケーシングの弁収容
穴内に弁筒を残して蓋体のみが弁筒から脱着される可能
性があり、分解時の作業性が悪いという問題がある。ま
た、リリーフ弁にショックレス機能を与えるフリーピス
トン等を弁筒に摺動可能に設けることができない等の問
題もある。
【0017】また、別の従来技術として、例えば特開平
6−137307号公報に記載のリリーフ弁にあって
は、蓋体の頭部を扁平な円板状に形成し、その中心側に
レンチ等の工具と係合可能な係合凹部を設けているもの
の、この場合には弁筒自体がケーシングから突出し、そ
の突出部分を六角形状に形成しているために、これによ
ってリリーフ弁の全長が長くなり、全体を小型、軽量化
することができないという問題がある。
【0018】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、全長を短くして小型、
軽量化を図ることができる上に、分解、組立時の作業性
を向上できるようにしたリリーフ弁を提供することにあ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明は、圧油が流通する通路を有し該通路の
途中に弁収容穴が形成されたケーシングと、該ケーシン
グの弁収容穴内に開口端側から挿入され前記通路内に発
生した過剰圧をリリーフするため弁座に離着座する弁体
が内部に設けられた弁筒と、該弁筒を予め組付けた状態
で前記ケーシングの外側から前記弁収容穴の開口端側に
螺着され該弁収容穴を閉塞するねじ付きの蓋体とからな
るリリーフ弁に適用される。
【0020】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、前記蓋体は、外周側に前記弁収容穴の開口端側
に螺着されるおねじが形成された胴部と、該胴部の軸方
向一側に位置して該胴部よりも大径に形成され外周側が
前記ケーシング側の座面に締着される環状の鍔部となっ
た略円板状の頭部と、該頭部の端面から前記胴部側に向
けて凹設され前記おねじに回転トルクを付加するための
工具と係合可能となった非円形の係合凹部と、前記胴部
の軸方向他側に設けられ前記弁筒が嵌合して取付けられ
る嵌合部とを備える構成としたことにある。
【0021】このように構成することにより、蓋体の胴
部には軸方向他側の嵌合部に弁筒を嵌合させ、この状態
で弁筒と弁体を蓋体に対し予備組付けしてユニット化す
ることができ、このユニット体をケーシングの弁収容穴
内に挿入して蓋体を開口端側に螺着することにより、リ
リーフ弁の組立作業を簡単に行うことができる。この場
合、蓋体の頭部には係合凹部にレンチ等の工具を係合さ
せることにより締付け用の回転トルクを付加でき、ケー
シングの座面からの突出寸法も円板状の頭部により小さ
く抑えることができる。
【0022】また、請求項2の発明は、蓋体の胴部外周
側には鍔部とおねじとの間に位置して環状のシール部材
を設け、該シール部材は弁収容穴の開口端側を前記鍔部
と共にシールする構成としている。これにより、ケーシ
ングに設けた弁収容穴を外部に対して液密にシールする
ことができる。
【0023】また、請求項3の発明によると、蓋体の嵌
合部はおねじの径方向内側に位置して胴部に形成され係
合凹部と軸方向で対向する有底の嵌合穴からなり、弁筒
は一端側が該嵌合穴内に嵌合して前記蓋体に予備組付け
される構成としている。この場合には、蓋体の胴部に設
けた嵌合穴内に弁筒を嵌合させることにより、弁体と弁
筒とを蓋体に対し予備組付けしてユニット化でき、カー
トリッジタイプのリリーフ弁をケーシングに対して簡単
に組付けることができる。
【0024】一方、請求項4の発明は、蓋体の嵌合部は
胴部の軸方向他側端面から軸方向に突出した嵌合凸部か
らなり、弁筒は一端側が該嵌合凸部の外周側に嵌合して
前記蓋体に予備組付けされる構成としている。この場合
には、蓋体の胴部に設けた嵌合凸部の外周側に弁筒を嵌
合させることにより、弁体と弁筒とを蓋体に対し予備組
付けしてユニット化でき、カートリッジタイプのリリー
フ弁をケーシングに対して簡単に組付けることができ
る。
【0025】また、請求項5の発明は、頭部の軸方向高
さHは、おねじの有効径D、ケーシングの座面深さTに
対して、単位をミリ(mm)としたときに、 H<(0.3×D)+T+5 なる関係に設定する構成としている。
【0026】これにより、頭部の軸方向高さHを小さく
し、頭部がケーシングから突出する寸法(H−T)を確
実に短縮することができる。
【0027】また、請求項6の発明は、弁筒は一端側が
蓋体に嵌合され長さ方向途中部位に弁体摺動穴を有した
段付筒状体からなり、該弁筒内には弁体を常時閉弁方向
に付勢する弁ばねが収容されるばね室を前記蓋体との間
に形成してなる構成としている。
【0028】これにより、弁筒内には蓋体と弁体との間
に形成したばね室内に弁ばねを収容して弁体を常時閉弁
方向に付勢でき、弁ばねにより弁体の開弁圧(リリーフ
設定圧)を決めることができる。
【0029】また、請求項7の発明によると、弁筒の他
端側には弁収容穴の奥所側に位置して弁体が離着座する
弁座を有した弁座部材を設け、該弁座部材は蓋体に弁筒
を介して予備組付けされる構成としている。
【0030】これにより、弁座部材と弁体を弁筒を介し
て蓋体に予備組付けし、こられを簡単にユニット化する
ことができ、カートリッジタイプのリリーフ弁をケーシ
ングに対して容易に組付けることができる。
【0031】さらに、請求項8の発明によると、ケーシ
ングは建設機械に用いる走行用油圧モータのモータハウ
ジングからなり、蓋体の頭部を該モータハウジングの最
外径部よりも内側に収める構成としている。これによ
り、蓋体の頭部がモータハウジングの径方向外側に飛び
出すことはなくなるので、モータハウジングの外径寸法
を小さくでき、走行用油圧モータを小型、軽量化するこ
とができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
リリーフ弁を油圧ショベルの走行用油圧モータに適用し
た場合を例に挙げて添付図面に従って詳細に説明する。
【0033】ここで、図1ないし図7は本発明の第1の
実施の形態を示している。図中、1は油圧ショベルの下
部走行体(図示せず)に設けられる走行用の油圧モータ
で、該油圧モータ1は図1、図3に示す如く後述のモー
タハウジング21等を有し、油圧ショベル(以下、車両
という)を走行駆動するために、その出力軸が後述の減
速機26を介して駆動輪28に連結されている。
【0034】2はタンク3と共に油圧源を構成する油圧
ポンプで、該油圧ポンプ2、タンク3は図1に示す如く
一対の主管路4A,4Bを介して油圧モータ1に接続さ
れ、該主管路4A,4Bの途中には方向切換弁5が設け
られている。そして、該方向切換弁5は、オペレータが
操作レバー5Aを手動で傾転操作することにより、中立
位置(イ)から切換位置(ロ),(ハ)に切換えられ、
この切換位置(ロ),(ハ)で油圧ポンプ2から油圧モ
ータ1に給排する圧油の方向を切換えるものである。
【0035】6は油圧モータ1と方向切換弁5との間に
位置して主管路4A,4Bの途中に配設されたカウンタ
バランス弁を示し、該カウンタバランス弁6は、油圧ポ
ンプ2から油圧モータ1に向けてのみ圧油が流通するの
を許し、逆向きの流れを阻止する一対のチェック弁7
A,7Bと、該チェック弁7A,7Bに対して並列とな
るように主管路4A,4Bの途中に接続された圧力制御
弁8とからなり、該圧力制御弁8は主管路4A,4B間
の圧力差により方向切換弁5にほぼ連動して中立位置
(イ)から切換位置(ロ),(ハ)に切換えられる。
【0036】ここで、主管路4A,4Bは、油圧ポンプ
2、タンク3とカウンタバランス弁6との間が油圧源側
主管路4A1 ,4B1 となり、油圧モータ1とカウンタ
バランス弁6との間がモータ側主管路4A2 ,4B2 と
なっている。そして、油圧源側主管路4A1 ,4B1 と
モータ側主管路4A2 ,4B2 とは、カウンタバランス
弁6の圧力制御弁8により、方向切換弁5の切換操作に
ほぼ連動して連通、遮断されるものである。
【0037】9A,9Bは油圧モータ1とカウンタバラ
ンス弁6との間に位置してモータ側主管路4A2 ,4B
2 の途中に設けられたオーバロードリリーフ弁としての
一対のリリーフ弁で、該リリーフ弁9A,9Bは図4に
示すように後述の弁筒33、弁体36および蓋体39等
により構成されるものである。そして、リリーフ弁9
A,9Bは、油圧モータ1の慣性回転時にモータ側主管
路4A2 または4B2 内に過剰圧が発生すると、この圧
力を低圧側のモータ側主管路4B2 または4A2にリリ
ーフすべく開弁する。
【0038】10A,10Bはリリーフ弁9A,9Bに
付設されたアキュムレータで、該アキュムレータ10
A,10Bは図4に示す後述のフリーピストン41等に
より構成されるものである。そして、アキュムレータ1
0A,10Bはリリーフ弁9A,9Bにショックレス機
能を与え、該リリーフ弁9A,9Bが開弁するときの衝
撃を緩和するものである。
【0039】また、リリーフ弁9A,9Bはカウンタバ
ランス弁6等と共にブレーキ弁11を構成し、該ブレー
キ弁11は油圧モータ1の慣性回転時等に該油圧モータ
1に制動力を与える構成となっている。
【0040】次に、図2ないし図6を参照して走行用の
油圧モータ1、リリーフ弁9Aおよびアキュムレータ1
0Aの構成について説明する。なお、リリーフ弁9Bお
よびアキュムレータ10Bは、リリーフ弁9Aおよびア
キュムレータ10Aとほぼ同様の構成を有しており、そ
の説明を省略するものとする。
【0041】図中、21は走行用の油圧モータ1のモー
タハウジングで、該モータハウジング21は、図2に示
す如く段付筒状のハウジング本体22と、該ハウジング
本体22の軸方向一側に複数のボルト23,23,…を
用いて固着され、ハウジング本体22の一側を施蓋した
エンドカバー24とからなり、該エンドカバー24はブ
レーキ弁11全体のケーシングを兼用しているものであ
る。
【0042】また、油圧モータ1のモータハウジング2
1には、ハウジング本体22の他側に大径の取付フラン
ジ22Aが設けられ、該取付フランジ22Aは図3に示
すように円形状のプレートとして形成されている。そし
て、取付フランジ22Aには複数のボルト取付穴22
B,22B,…が穿設され、該各ボルト取付穴22Bに
挿通される固定ボルト(図示せず)により、油圧モータ
1のモータハウジング21は前記下部走行体のモータ用
取付ブラケット25に固着されるものである。
【0043】ここで、この取付ブラケット25には、図
2中に仮想線で示すように外径寸法Da のモータ取付穴
25Aが形成され、該モータ取付穴25A内には油圧モ
ータ1のモータハウジング21が取付フランジ22Aを
除いて挿入される。そして、この挿入作業を円滑に行う
ため、モータハウジング21のエンドカバー24は最外
径部24Aがモータ取付穴25Aよりも小径の外径寸法
Db (Db <Da )をもって形成されている。
【0044】26は走行用の油圧モータ1に付設された
走行用の減速機を示し、該減速機26は、減速機ハウジ
ング27と、該減速機ハウジング27内に設けた遊星歯
車減速機構(図示せず)等とにより構成され、減速機ハ
ウジング27の外周側には、図2に示す如くスプロケッ
トからなる駆動輪28がボルト29等を用いて固着され
ている。そして、減速機26は、油圧モータ1の回転を
減速して大きな回転トルクを駆動輪23に伝え、該駆動
輪23は下部走行体の履帯(図示せず)を回転駆動する
ことにより、車両を前進または後進させる走行動作を行
う。
【0045】次に、30A,30Bは図4に示す如くリ
リーフ弁9Aのケーシングを構成するエンドカバー24
内に形成された油穴で、該油穴30A,30Bは圧油が
流通する通路を構成し、後述する弁体36の開弁時に互
いに連通するものである。そして、これらの油穴30
A,30Bのうち油穴30Aは、図1に示すモータ側主
管路4A2 の一部を構成し、油穴30Bはモータ側主管
路4B2 の一部を構成している。
【0046】31は油穴30A,30B間を連通するよ
うにエンドカバー24内に形成された弁収容穴で、該弁
収容穴31は図4に示す如く段付の有底穴として形成さ
れ、その開口端側はねじ穴部31Aとなっている。そし
て、弁収容穴31はねじ穴部31Aと奥所側の縮径穴部
31Bとの間がシリンダ穴部31Cとなり、該シリンダ
穴部31C内には後述のフリーピストン41が摺動可能
に挿嵌されている。
【0047】また、弁収容穴31は縮径穴部31Bより
もさらに奥所側の位置が位置決め穴部31Dとなり、該
位置決め穴部31Dは油穴30A,30B間に位置し、
後述の弁座筒35を嵌合状態で位置決めするものであ
る。
【0048】32は弁収容穴31の開口端側に位置して
エンドカバー24の端面24A側に形成された座面で、
該座面32は図4に示す如く浅底の円形穴として形成さ
れ、その深さTはエンドカバー24の端面24Aに対
し、例えば2〜4mm(ミリ)程度の深さ寸法となって
いる。そして、弁収容穴31の開口端側を後述の蓋体3
9を用いて閉塞するときには、座面32上に後述の鍔部
39Cが締着されるものである。
【0049】33は蓋体31を用いて弁収容穴31内に
挿入される弁筒で、該弁筒33は、図5、図6に示す如
く高強度の金属材により段付円筒体として形成され、軸
方向両端側に開口する拡径穴部33A,33Bと、該拡
径穴部33A,33B間に位置してこれよりも小径に形
成された弁体摺動穴33Cとを有している。また、弁筒
33には拡径穴部33B側に径方向穴33D,33D,
…が形成され、該各径方向穴33Dは油穴30Bと常時
連通するものである。
【0050】そして、弁筒33は基端側が後述する蓋体
39の嵌合穴39F内に圧入等の手段を用いて固定さ
れ、先端側は弁座筒35と共に弁収容穴31の奥所側に
挿入されている。また、弁筒33には拡径穴部33Aの
基端側に小径の絞り孔33Eが形成され、該絞り孔33
Eは拡径穴部33A内のばね室34を後述の油室42と
常時連通させるものである。
【0051】ここで、ばね室34は弁筒33の拡径穴部
33A内に位置して蓋体39の嵌合穴39Fと弁体36
との間に形成され、ばね室34内には後述のばね受37
と弁ばね38とが配設されている。
【0052】35は弁収容穴31の位置決め穴部31D
内に着脱可能に嵌合して固定された弁座部材としての弁
座筒を示し、該弁座筒35は高強度の金属材料により段
付筒状体として形成され、弁収容穴31内への組付け時
には予め弁筒33の拡径穴部33B先端側に嵌合して弁
筒33と一体化されるものである。そして、弁座筒35
はこの状態で弁収容穴31の奥所側へと挿入され、位置
決め穴部31D内に固定される。また、弁座筒35は弁
体36との対向面側が環状の弁座35Aとなっている。
【0053】36は弁筒33の弁体摺動穴33内に挿嵌
された弁体で、該弁体36は弁座筒35と共に弁筒33
内に組付けられ、この状態で弁筒33を介して蓋体39
に取付けられるものである。そして、弁体36は弁座3
5Aに離着座することにより、油穴30A,30B間を
弁座筒35、弁筒33の各径方向穴33D等を介して連
通,遮断するものである。
【0054】また、弁体36にはオリフィス孔36Aが
軸方向に延びる絞り通路として穿設され、該オリフィス
孔36Aはばね室34内を弁座筒35側に常時連通させ
る。そして、油穴30A側から弁座筒35を介して弁体
36にブレーキ圧等が作用するときには、この圧力がオ
リフィス孔36Aを通じてばね室34内へと導かれるも
のである。
【0055】37はばね室34内に弁ばね38と共に配
設されたばね受で、該ばね受37は短尺の段付筒状体と
して形成され、弁体36の端部に嵌合して設けられてい
る。また、弁ばね38は、ばね受37を介して弁体36
を常時閉弁方向に付勢し、弁体36の開弁圧(リリーフ
設定圧)を、例えば図7に示す圧力P2 に設定している
ものである。
【0056】39はリリーフ弁9Aの構成部品であるね
じ付きの蓋体を示し、該蓋体39は後述のOリング40
と共に弁収容穴31の開口端側を閉塞し、弁筒33、弁
座筒35および弁体36と共にカートリッジタイプのリ
リーフ弁を構成している。そして、蓋体39は高強度の
金属材料により短尺の鍔付プラグとして形成されている
ものである。
【0057】即ち、蓋体39は、外周側に弁収容穴31
のねじ穴部31Aに螺着されるおねじ39Aが形成され
た胴部39Bと、該胴部39Bの軸方向一側に位置して
胴部39Bよりも大径に形成され、外周側が座面32上
に締着される環状の鍔部39Cとなった略円板状の頭部
39Dとにより大略構成され、該頭部39Dは弁筒3
3、弁座筒35、蓋体39等の構成部品のなかで最大の
外径寸法を有しているものである。
【0058】また、蓋体39には、頭部39Dの中央部
に位置して有底の六角穴からなる係合凹部39Eが形成
され、該係合凹部39Eは頭部39Dの端面から胴部3
9B側に向けて凹設されている。そして、係合凹部39
Eには、例えば六角レンチ等の工具(図示せず)が係合
され、この工具を用いて蓋体39に回転トルクを付加す
ることにより、蓋体39のおねじ39Aは弁収容穴31
のねじ穴部31Aに適正な締付トルクをもって螺着され
るものである。
【0059】また、蓋体39の胴部39Bには軸方向他
側で、おねじ39Aの径方向内側に位置して嵌合部とな
る有底の嵌合穴39Fが形成され、該嵌合穴39Fは係
合凹部39Eと軸方向で対向している。そして、嵌合穴
39F内には弁筒33が嵌合して取付けられることによ
り、弁筒33は蓋体39に予備組付けされ、図5に示す
如くユニット化されるものである。
【0060】ここで、蓋体39は、図4に示すように頭
部39Dの軸方向高さHが、おねじ39Aの有効径D、
座面32の深さTに対して、単位をミリ(mm)とした
ときに、下記の式を満たす関係に設定されている。
【0061】
【数1】H<(0.3×D)+T+5
【0062】これにより、蓋体39は頭部39Dがエン
ドカバー24の端面24Aから突出する寸法(H−T)
を小さくすることができ、蓋体39を図2、図3に示す
外径寸法Db の範囲内、即ちエンドカバー24の最外径
部24Aよりも内側に収め得るものである。
【0063】なお、一般的に六角ボルトの頭部等は、お
ねじ部の有効径Dに対して高さ寸法(0.3×D+5)
なる値を基準として設計され、例えば六角ボルトに対し
レンチ等の工具を用いて十分な締付トルクを付与する上
で、最低限必要となる頭部の高さ寸法は(0.3×D+
5)なる値で示されるものである。
【0064】また、蓋体39は、図4に示すように頭部
39Dの端面から胴部39Bの端面(おねじ39Aの端
部)までの寸法L1 に対して、頭部39Dの端面から嵌
合穴39Fの端面までの寸法L2 を小さくし(L2 <L
1 )、嵌合穴39F内に弁筒33の一部を収納すること
により、リリーフ弁9Aの全長を短くしているものであ
る。
【0065】40は弁収容穴31の開口端側を蓋体39
と共に液密に閉塞するシール部材としてのOリングで、
該Oリング40は、蓋体39のおねじ39Aと鍔部39
Cとの間に位置して胴部39Bの外周側に装着され、弁
収容穴31内の油液が蓋体39の鍔部39Cと座面32
との間から外部に漏洩するのを阻止している。
【0066】41は弁収容穴31のシリンダ穴部31C
内に位置して弁筒33の外周側に摺動可能に挿嵌された
フリーピストンで、該フリーピストン41は、シリンダ
穴部31Cと弁筒33との間の環状空間を2つの油室4
2,43に画成している。そして、フリーピストン41
は油室42,43と共に図1に示すアキュムレータ10
A(10B)を構成しているものである。
【0067】即ち、アキュムレータ10Aの蓄油室とな
る油室42内にばね室34側から絞り孔33Eを介して
後述の如く圧油が供給されると、この圧力によりフリー
ピストン41は油室43側に向けて摺動変位し、図7中
に例示する時間t1 まで弁体36の実質的な開弁時間を
遅らせるものである。
【0068】本実施の形態によるリリーフ弁9A,9B
を備えた油圧ショベルの走行用油圧回路は、上述の如き
構成を有するもので、次に、その作動について説明す
る。
【0069】まず、車両を走行させるためにオペレータ
が方向切換弁5を中立位置(イ)から切換位置(ロ)ま
たは(ハ)に切換えると、カウンタバランス弁6の圧力
制御弁8がこれに連動して中立位置(イ)から切換位置
(ロ)または(ハ)に切換わる。これにより、走行用の
油圧モータ1は油圧ポンプ2からの圧油が給排され、図
1中の矢示A方向または矢示B方向に回転駆動される。
【0070】そして、油圧モータ1の回転は減速機26
で減速されることにより、大トルクの回転出力となって
駆動輪23へと伝えられ、該駆動輪23で下部走行体の
履帯を回転駆動することにより、車両は前進または後進
される。
【0071】また、油圧モータ1の回転を停止させるた
めに、例えば方向切換弁5を切換位置(ハ)から中立位
置(イ)に戻した場合を例に挙げて説明すると、方向切
換弁5が中立位置(イ)に復帰することにより油圧源側
主管路4A1 ,4B1 間の差圧は小さくなるので、カウ
ンタバランス弁6の圧力制御弁8は中立位置(イ)に復
帰し、油圧モータ1とカウンタバランス弁6との間でモ
ータ側主管路4A2 ,4B2 内に圧油を封じ込めるよう
になる。
【0072】そして、このときに車両からの慣性負荷で
油圧モータ1が慣性回転すると、該油圧モータ1はポン
プ作用を行ない、モータ側主管路4B2 側から吸込んだ
圧油をモータ側主管路4A2 側に吐出することにより、
モータ側主管路4A2 側に高圧のブレーキ圧を発生さ
せ、油圧モータ1に油圧ブレーキをかける。
【0073】そして、モータ側主管路4A2 内のブレー
キ圧は、図4、図6に示す油穴30A、弁座筒35を介
して弁体36に作用すると共に、その一部は弁体36の
絞り孔36Aを通じてばね室34側へと導かれる。そし
て、ばね室34内の圧力は弁筒33の絞り孔33Eを介
してアキュムレータ10Aの蓄油室である油室42内に
供給されることにより、フリーピストン41を油室42
側から油室43側に向けて摺動変位させる。
【0074】このため、ばね室34内の圧力は一時的に
低下し、弁座筒35側の圧力とばね室34内の圧力とに
圧力差が生じるので、この圧力差によって弁体36は弁
ばね38に抗して僅かに開弁するように低圧リリーフ動
作し、モータ側主管路4A2(油穴30A)側のブレー
キ圧は、例えば図7に示す圧力P1 以上に昇圧するのが
抑えられる。
【0075】そして、時間t1 の時点で前記フリーピス
トン41が弁収容穴31の縮径穴部31Bの位置まで摺
動変位すると、これによってばね室34内の圧力は弁座
筒35側の圧力に従って漸次昇圧し、弁体36は再び閉
弁状態を保つことになる。このため、油穴30A側のブ
レーキ圧は再び上昇し、例えば図7に示す圧力P2 で弁
体36が弁ばね38に抗して開弁することにより、ブレ
ーキ圧がこれ以上に上昇するのが抑えられる。
【0076】これにより、油圧モータ1の慣性回転によ
るブレーキ圧を、図7中に示す特性線の如く2段階で制
御でき、弁体36の開弁時に発生する衝撃を緩和してシ
ョックレス機能を発揮できると共に、弁体36の開弁時
には弁座35Aと弁体36との間を流通する圧油(ブレ
ーキ圧)の抵抗力により油圧モータ1の慣性エネルギを
吸収し、油圧モータ1の回転を徐々に停止させることが
できる。
【0077】また、本実施の形態にあっては、リリーフ
弁9A(9B)を図5に示す如く、弁筒33、弁座筒3
5、弁体36および蓋体39等によりカートリッジタイ
プのリリーフ弁として構成し、蓋体39の嵌合穴39F
内に弁筒33の基端側を嵌合すると共に、弁筒33の先
端側には弁座筒35および弁体36を予め組付ける構成
としている。
【0078】これにより、これらの弁筒33、弁座筒3
5、弁体36および蓋体39等からなる予備組立体を図
5に示すように単一のユニット体として取扱うことがで
き、弁収容穴31に対するユニット体の分解、組立作業
等を効率的に行うことができる。
【0079】そして、蓋体39は、外周側におねじ39
Aを有する胴部39Bと、該胴部39Bの上端側に位置
して胴部39Bよりも大径に形成され、外周側が座面3
2上に締着される環状の鍔部39Cとなった略円板状の
頭部39Dと、該頭部39Dの中央部側に形成された有
底の六角穴からなる係合凹部39E等とにより短尺の鍔
付プラグとして構成している。
【0080】このため、図6に示す如く蓋体39を弁収
容穴31の開口端側に螺着するときには、例えば六角レ
ンチ等の工具を蓋体39の係合凹部39Eに係合させ、
この工具を用いて蓋体39に回転トルクを付加すること
により、蓋体39のおねじ39Aを弁収容穴31のねじ
穴部31Aに適正な締付トルクをもって螺着することが
できる。
【0081】そして、蓋体39の頭部39Dは前記数1
の式を満たす軸方向高さHを有し、頭部39Dがエンド
カバー24の端面24Aから突出する寸法(H−T)は
小さくなっているので、蓋体39を図2、図3に示す外
径寸法Db の範囲内として、エンドカバー24の最外径
部24Aよりも内側に収めることができ、下部走行体側
のモータ用取付ブラケット25に対する油圧モータ1の
モータハウジング21の取付作業を円滑に行うことがで
きる。
【0082】また、蓋体39の頭部39Dが弁収容穴3
1の開口端側から外部に突出する寸法(H−T)を小さ
くできるので、油圧モータ1のモータハウジング21全
体を小型、軽量化することができる。そして、頭部39
Dの軸方向高さHを小さくすることにより、蓋体39自
体の軸方向寸法を短くできると共に、蓋体39、弁筒3
3、弁座筒35および弁体36等の構成部品からなるリ
リーフ弁9A,9Bの全長を短縮でき、リリーフ弁9
A,9Bの小型、軽量化を図ることができる。
【0083】また、蓋体39の胴部39Bにはおねじ3
9Aの径方向内側に嵌合穴39Fを設け、該嵌合穴39
F内に弁筒33の基端側を嵌合させると共に、嵌合穴3
9Fの端面には弁ばね38を当接させる構成としている
ので、おねじ39Aの径方向内側部分を嵌合穴39Fと
して有効に活用でき、これによってもリリーフ弁9A,
9Bの全長を短縮し、小型、軽量化を図ることができ
る。
【0084】さらに、蓋体39の嵌合穴39Fから軸方
向に延びる弁筒33の外周面を、フリーピストン41の
摺動面として有効利用でき、これによってもリリーフ弁
9A,9Bの小型化を図ることができる。
【0085】従って、本実施の形態によれば、カートリ
ッジタイプのリリーフ弁9A,9Bをコンパクトに形成
でき、全長を短くして小型、軽量化を図ることができる
と共に、分解、組立時の作業性を向上できる。
【0086】特に、リリーフ弁9A,9Bのメンテナン
ス時等には、蓋体39をエンドカバー24の外側から回
転させ、おねじ39Aを弁収容穴31のねじ穴部31A
から取外すだけで、蓋体39と共に弁筒33および弁座
筒35等を弁収容穴31内から簡単に抜き取ることがで
き、分解作業等を効率的に行うことができる等の効果を
奏する。
【0087】次に、図8は本発明の第2の実施の形態を
示し、本実施の形態では第1の実施の形態と同一の構成
要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとす
る。しかし、本実施の形態の特徴は、リリーフ弁9Aの
ケーシングとなるエンドカバー24内に形成した弁収容
穴51を、ねじ穴部51A、縮径穴部51Bおよび位置
決め穴部51Cによって構成したことにある。
【0088】ここで、弁収容穴51は、第1の実施の形
態で述べた弁収容穴31とシリンダ穴部31Cを廃止し
て点で異なるものの、これ以外の点では同様に構成され
ている。そして、弁収容穴51は縮径穴部51Bが軸方
向に比較的長く延びる構成となっているものである。
【0089】また、弁収容穴51内に挿入された弁筒5
2は、第1の実施の形態で述べた弁筒33と絞り孔33
Eを除いてほぼ同様に構成され、拡径穴部52A,52
B、弁体摺動穴52Cおよび径方向穴52D,52Dを
有している。
【0090】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果
を得ることができるが、特に本実施の形態では、第1の
実施の形態に比較して図4に示すフリーピストン41等
を廃止しているので、全体構成を簡素化し、カートリッ
ジタイプのリリーフ弁をより安価に製造できるものであ
る。
【0091】次に、図9は本発明の第3の実施の形態を
示し、本実施の形態では第1の実施の形態と同一の構成
要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとす
る。しかし、本実施の形態の特徴は、弁収容穴61の開
口端側を閉塞する蓋体62を、おねじ62Aを有する胴
部62Bと、鍔部62Cを有する頭部62Dと、該頭部
62Dに形成された係合凹部62Eと、胴部62Bの下
面側から下向きに突出する嵌合凸部62Fとにより構成
したことにある。
【0092】ここで、弁収容穴61は、第2の実施の形
態で述べた弁収容穴51と同様に、リリーフ弁9Aのケ
ーシングとなるエンドカバー24内に形成され、開口端
側のねじ穴部61A、縮径穴部61Bおよび奥所側の位
置決め穴部61C等によって構成されている。
【0093】また、蓋体62は、第1の実施の形態で述
べた蓋体39とほぼ同様に構成されているものの、該蓋
体62は嵌合部を嵌合凸部62Fとして形成した点で異
なるものである。そして、嵌合凸部62Fの外周側には
弁筒63の基端側が嵌合して取付けられている。
【0094】この弁筒63は、第1の実施の形態で述べ
た弁筒33と絞り孔33Eを除いてほぼ同様に構成さ
れ、拡径穴部63A,63B、弁体摺動穴63Cおよび
径方向穴63D,63Dを有している。これにより蓋体
62には弁筒63、弁座筒35および弁体36等が予備
組立されるものである。
【0095】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果
を得ることができる。そして、本実施の形態では、第1
の実施の形態に比較して図4に示すフリーピストン41
等を廃止しているので、全体構成を簡素化し、カートリ
ッジタイプのリリーフ弁をより安価に製造できるもので
ある。
【0096】次に、図10は本発明の第4の実施の形態
を示し、本実施の形態では前述した第2の実施の形態と
同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略す
るものとする。しかし、本実施の形態の特徴は、弁筒7
1の先端側に弁座筒72を一体に形成し、該弁座筒72
の弁座72Aに弁体73を離着座させる構成としたこと
にある。
【0097】ここで、弁筒71は、第2の実施の形態で
述べた弁筒52とほぼ同様に、拡径穴部71A,71
B、弁体摺動穴71Cおよび径方向穴71D,71Dを
有している。しかし、該弁筒71には拡径穴部71Bの
先端側に弁座筒72が一体に形成され、該弁座筒72は
弁体73との対向面側がテーパ形状をなす弁座72Aと
なっている。
【0098】また、弁体73は弁筒71の弁体摺動穴7
1C内に挿嵌され、弁座72Aに離着座することによ
り、第1の実施の形態で述べた弁体36とほぼ同様に油
穴30A,30B間を連通,遮断するものである。そし
て、弁体73にはオリフィス孔73Aが軸方向に延びる
絞り通路として穿設され、該オリフィス孔73Aはばね
室34内と常時連通しているものである。
【0099】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、前記第2の実施の形態とほぼ同様の作用効果
を得ることができるが、特に本実施の形態では、弁筒7
1に弁座筒72を一体形成することにより、組立時の作
業性をさらに簡略化できるものである。
【0100】なお、前記各実施の形態では、蓋体39
(62)の係合凹部39E(62E)を有底の六角穴と
して形成するものとして述べたが、本発明はこれに限る
ものではなく、例えば係合凹部を四角形、五角形、また
は星形状の有底穴等により形成してもよく、要はレンチ
等の工具を用いて蓋体を回転操作できるように、係合凹
部は非円形の凹部であればよいものである。
【0101】また、前記各実施の形態では、リリーフ弁
9A,9Bを走行用の油圧モータ1を用いる場合を例に
挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、例えば旋回
用の油圧モータ、ロープウインチ用の油圧モータ等また
はこれ以外の用途を用いるリリーフ弁にも適用できるも
のである。そして、本発明は、油圧ショベル、油圧クレ
ーン等に限ることなく、他の建設機械のリリーフ弁等に
も広く適用しうるものである。
【0102】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1に記載の発
明によれば、カートリッジタイプのリリーフ弁に用いる
蓋体を、外周側におねじが形成された胴部と、該胴部の
軸方向一側に位置して該胴部よりも大径に形成され外周
側がケーシング側の座面に締着される環状の鍔部となっ
た略円板状の頭部と、該頭部の端面から前記胴部側に向
けて凹設された非円形の係合凹部と、前記胴部の軸方向
他側に設けられ弁筒が嵌合して取付けられる嵌合部とを
備える構成としたので、蓋体の嵌合部に弁筒を嵌合させ
た状態で、弁体と弁筒とを蓋体に対し予備組付けしてユ
ニット化することができ、このユニット体をケーシング
の弁収容穴内に挿入して蓋体を開口端側に螺着すること
により、リリーフ弁の組立作業を簡単に行うことができ
る。
【0103】そして、蓋体の頭部には係合凹部にレンチ
等の工具を係合させることにより締付け用の回転トルク
を付加でき、ケーシングの座面からの突出寸法も円板状
の頭部により小さく抑えることができる。従って、リリ
ーフ弁の全長を短くして小型、軽量化を図ることができ
る上に、分解、組立時の作業性を向上できる。
【0104】また、請求項2に記載の発明は、蓋体の胴
部外周側には鍔部とおねじとの間に位置して環状のシー
ル部材を設け、該シール部材は弁収容穴の開口端側を前
記鍔部と共にシールする構成としているため、ケーシン
グに設けた弁収容穴をシール部材により外部に対して液
密にシールでき、ケーシング内の圧油が外部に漏洩する
のを確実に阻止することができる。
【0105】また、請求項3に記載の発明によると、蓋
体の嵌合部をおねじの径方向内側に位置して胴部に形成
され係合凹部と軸方向で対向する有底の嵌合穴とし、弁
筒を該嵌合穴内に嵌合させることにより蓋体に予備組付
けする構成としているので、蓋体の嵌合穴内に弁筒の一
部を収容でき、これによってリリーフ弁の全長をさらに
短縮でき、小型、軽量化を図ることができる。
【0106】一方、請求項4に記載の発明は、蓋体の嵌
合部を胴部の軸方向他側端面から軸方向に突出した嵌合
凸部とし、弁筒を該嵌合凸部の外周側に嵌合させること
により蓋体に予備組付けする構成としているので、蓋体
の嵌合凸部外周側に弁筒を嵌合させた状態で、弁体と弁
筒とを蓋体に対し予備組付けしてユニット化することが
でき、カートリッジタイプのリリーフ弁をケーシングに
対して簡単に組付けることができる。
【0107】また、請求項5に記載の発明は、頭部の軸
方向高さHを小さくし、頭部がケーシングの端面から突
出する寸法(H−T)を確実に短縮でき、リリーフ弁全
体を小型化することができる。
【0108】また、請求項6に記載の発明によると、弁
筒は一端側が蓋体に嵌合され長さ方向途中部位が弁体摺
動穴となった段付筒状体からなり、該弁筒内には弁体を
常時閉弁方向に付勢する弁ばねが収容されるばね室を前
記蓋体との間に形成してなる構成としているので、弁筒
内に弁ばねを配設した状態で弁体を弁筒に組付け、この
状態で弁筒を蓋体に組付けることにより、これらを単一
のユニットとして取扱うことができ、カートリッジタイ
プのリリーフ弁をケーシングに対して簡単に組付けた
り、取外したりすることができる。
【0109】また、請求項7に記載の発明によると、弁
筒の他端側には弁収容穴の奥所側に位置して弁体が離着
座する弁座部材を設け、該弁座部材は蓋体に弁筒を介し
て予備組付けされる構成としているので、弁座部材と弁
体を弁筒を介して蓋体に予備組付けし、こられを簡単に
ユニット化することができ、カートリッジタイプのリリ
ーフ弁の分解、組立作業を効率的に行うことができる。
【0110】さらに、請求項8に記載の発明によると、
ケーシングは建設機械に用いる走行用油圧モータのモー
タハウジングからなり、蓋体の頭部を該モータハウジン
グの最外径部よりも内側に収める構成としているので、
蓋体の頭部がモータハウジングの径方向外側に飛び出す
ことはなくなり、例えば下部走行体のフレームに対する
モータハウジングの取付作業を容易に行い得ると共に、
モータハウジングの外径寸法を小さくでき、走行用油圧
モータを小型、軽量化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるリリーフ弁が
適用された油圧ショベルの走行用油圧回路図である。
【図2】リリーフ弁が設けられた走行用の油圧モータお
よび減速機を示す一部破断の外観図である。
【図3】駆動輪を取外した状態で走行用の油圧モータお
よび減速機を示す図2の右側面図である。
【図4】リリーフ弁を図2中の矢示IV−IVから拡大して
示す縦断面図である。
【図5】蓋体に対して弁筒、弁座筒および弁体を予備組
付けした状態を示す拡大断面図である。
【図6】図4に示すリリーフ弁の要部拡大図である。
【図7】第1の実施の形態によるリリーフ弁のリリーフ
特性を示す特性線図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態によるリリーフ弁を
示す縦断面図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態によるリリーフ弁を
示す縦断面図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態によるリリーフ弁
を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 油圧モータ 2 油圧ポンプ 4A,4B 主管路 5 方向制御弁 9A,9B リリーフ弁 21 モータハウジング 24 エンドカバー(ケーシング) 24A 最外径部 30A,30B 油穴(通路) 31,51,61 弁収容穴 32 座面 33,52,63,71 弁筒 33C,52C,63C,71C 弁体摺動穴 34 ばね室 35,72 弁座筒(弁座部材) 35A,72A 弁座 36,73 弁体 38 弁ばね 39,62 蓋体 39A,62A おねじ 39B,62B 胴部 39C,62C 鍔部 39D,62D 頭部 39E,62E 係合凹部 39F 嵌合穴(嵌合部) 40 Oリング(シール部材) 41 フリーピストン 62F 嵌合凸部(嵌合部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新留 隆志 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 3H059 AA06 BB22 BB30 CC11 CD05 CF01 DD17 EE01 EE13 FF03 FF16 3H060 AA02 BB08 BB10 CC22 CC29 DC05 DD05 DD14 DE01 EE08 FF03 FF06 HH04 HH19 3H089 AA61 BB27 CC08 DA02 DB04 DB08 DB46 DB49 DB55 DB73 DB76 DB78 DB79 GG02 JJ02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧油が流通する通路を有し該通路の途中
    に弁収容穴が形成されたケーシングと、該ケーシングの
    弁収容穴内に開口端側から挿入され前記通路内に発生し
    た過剰圧をリリーフするため弁座に離着座する弁体が内
    部に設けられた弁筒と、該弁筒を予め組付けた状態で前
    記ケーシングの外側から前記弁収容穴の開口端側に螺着
    され該弁収容穴を閉塞するねじ付きの蓋体とからなるリ
    リーフ弁において、 前記蓋体は、外周側に前記弁収容穴の開口端側に螺着さ
    れるおねじが形成された胴部と、該胴部の軸方向一側に
    位置して該胴部よりも大径に形成され外周側が前記ケー
    シング側の座面に締着される環状の鍔部となった略円板
    状の頭部と、該頭部の端面から前記胴部側に向けて凹設
    され前記おねじに回転トルクを付加するための工具と係
    合可能となった非円形の係合凹部と、前記胴部の軸方向
    他側に設けられ前記弁筒が嵌合して取付けられる嵌合部
    とを備える構成としたことを特徴とするリリーフ弁。
  2. 【請求項2】 前記蓋体の胴部外周側には前記鍔部とお
    ねじとの間に位置して環状のシール部材を設け、該シー
    ル部材は前記弁収容穴の開口端側を前記鍔部と共にシー
    ルする構成としてなる請求項1に記載のリリーフ弁。
  3. 【請求項3】 前記蓋体の嵌合部は前記おねじの径方向
    内側に位置して前記胴部に形成され前記係合凹部と軸方
    向で対向する有底の嵌合穴からなり、前記弁筒は一端側
    が該嵌合穴内に嵌合して前記蓋体に予備組付けされる構
    成としてなる請求項1または2に記載のリリーフ弁。
  4. 【請求項4】 前記蓋体の嵌合部は前記胴部の軸方向他
    側端面から軸方向に突出した嵌合凸部からなり、前記弁
    筒は一端側が該嵌合凸部の外周側に嵌合して前記蓋体に
    予備組付けされる構成としてなる請求項1または2に記
    載のリリーフ弁。
  5. 【請求項5】 前記頭部の軸方向高さHは、前記おねじ
    の有効径D、前記ケーシングの座面深さTに対して、単
    位をミリ(mm)としたときに、 H<(0.3×D)+T+5 なる関係に設定してなる請求項1,2,3または4に記
    載のリリーフ弁。
  6. 【請求項6】 前記弁筒は一端側が前記蓋体に嵌合され
    長さ方向途中部位に弁体摺動穴を有した段付筒状体から
    なり、該弁筒内には前記弁体を常時閉弁方向に付勢する
    弁ばねが収容されるばね室を前記蓋体との間に形成して
    なる請求項1,2,3,4または5に記載のリリーフ
    弁。
  7. 【請求項7】 前記弁筒の他端側には前記弁収容穴の奥
    所側に位置して前記弁体が離着座する弁座を有した弁座
    部材を設け、該弁座部材は前記蓋体に弁筒を介して予備
    組付けされる構成としてなる請求項1,2,3,4,5
    または6に記載のリリーフ弁。
  8. 【請求項8】 前記ケーシングは建設機械に用いる走行
    用油圧モータのモータハウジングからなり、前記蓋体の
    頭部は該モータハウジングの最外径部よりも内側に収め
    る構成としてなる請求項1,2,3,4,5,6または
    7に記載のリリーフ弁。
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