JP2001152398A - 電気めっき方法、めっき液評価方法、めっき装置、半導体装置の製造方法 - Google Patents

電気めっき方法、めっき液評価方法、めっき装置、半導体装置の製造方法

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JP2001152398A
JP2001152398A JP2000237548A JP2000237548A JP2001152398A JP 2001152398 A JP2001152398 A JP 2001152398A JP 2000237548 A JP2000237548 A JP 2000237548A JP 2000237548 A JP2000237548 A JP 2000237548A JP 2001152398 A JP2001152398 A JP 2001152398A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 めっき液を交換することなく、長期間にわた
って、安定して、十分な品質のめっき膜を得る電気めっ
き方法、煩雑な手法を用いることなく、めっき液中に存
在する添加剤成分の濃度を測定し、評価できる方法、稼
働中のめっき装置内に存在するめっき液を評価できるめ
っき装置を提供する。 【解決手段】 電気めっきの間に、めっき液中に添加剤
として含まれる光沢剤、平滑剤、抑止剤の各成分濃度を
それぞれ測定し、必要によりそれぞれの成分を補充して
各成分の濃度をそれぞれ所定の範囲に保持しながら電気
めっきを行う電気めっき方法、添加剤を含むめっき液の
電流−電位曲線を用いてめっき液中に含まれる添加剤の
濃度を算出するめっき液評価方法およびめっき液の電流
−電位曲線を得るためのCV電極をめっき装置内に存在
するめっき液中に配置し、めっき装置内に存在するめっ
き液中の添加剤の濃度を測定可能なめっき装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気めっき方法に
関する。本発明は、特に、半導体装置の製造のための電
気銅めっき、例えば、プリント基板配線、LSI配線等
を行うための電気めっき方法に関する。本発明は、ま
た、めっき液の評価方法に関する。特に、本発明は、高
集積化したLSI配線の作製、特に高信頼性でかつ微細
なCu配線の製造に有利に利用することのできるめっき
液の評価方法に関する。
【0002】
【従来の技術】低抵抗で高いエレクトロマイグレーショ
ン(EM)耐性を有するCu配線は、高集積化され、微
細化されたLSI配線材料として用いられている。微細
加工の難しいCu配線を作製する有効な手法の1つとし
て、あらかじめビアホールや細溝を形成した下地に電解
めっきを施すことにより、それらのビアホールや細溝内
にめっき膜を埋め込む方法がある。
【0003】電気めっきにおいては、一般に、添加剤が
用いられる。添加剤をめっき液中に添加することによ
り、添加剤が陰極表面に吸着して結晶の成長を抑制もし
くは促進し、これによってめっき膜の物性が向上し、か
つ、その光沢や平坦性が改善される。しかるに、添加剤
を用いない電気めっきでは結晶は肥大化して非常に表面
の荒い脆い膜となり、光沢も得られない。
【0004】従来の電気銅めっきにおいては、光沢剤
(ブライトナー)、平滑剤(レベラー)および抑止剤
(キャリアー)の各成分からなる添加剤が用いられてい
る。これらの添加剤成分は、各成分をそれぞれ所定の濃
度で含む1液組成物として、またはそれらの成分を2つ
に分けてそれぞれ所定の濃度で含む2液組成物として、
めっき液中に添加されている。そして、めっき過程にお
いて、銅めっき膜の品質を目視判定し、経験則に従って
かかる添加剤組成物を所定のタイミングでめっき液に追
加し、めっき膜品質を保持していたのである。
【0005】しかしながら、近年の半導体装置における
プリント配線やLSI配線は、用いられるチップサイズ
の縮小に伴い、より微細化する傾向にある。かかる微細
構造体への電気めっきでは、めっき膜の細溝への埋め込
み特性を向上させることが極めて重要となるのである
が、上記した如き従来のめっき方法では、めっきの全期
間にわたって十分なめっき品質のめっき膜を得ることは
困難であるという問題があった。
【0006】また、上記したように電解めっきに用いる
めっき液には、通常添加剤が添加される。添加剤として
は、その電気化学的性質を利用することによって、析出
する膜の結晶粒を微細化して光沢面を与えるブライトナ
ーや析出の均一性を向上させるキャリアー、局所的に電
界集中した領域に選択的に吸着して成長を抑制するレベ
ラーなど、幾つかの機能を有するものがある。なお、こ
の明細書では、キャリアーやレベラーの如き成長を抑制
する効果を有する添加剤を総称してサプレッサーと呼ぶ
こととする。最終的なめっき膜の埋め込み性や膜質、均
一性などの所望の特性を得るためには、これらの添加剤
を幾つか組み合わせて用いる場合が多い。しかし、添加
剤は電解時におよび経時的に分解、劣化し、この分解、
劣化速度も添加剤の種類によって大きく異なるため、め
っき液中のそれぞれの添加剤の濃度を分析し、不足した
添加剤を補充して一定の濃度に維持する必要がある。め
っき液中の添加剤濃度を分析する方法としては、CVS
(cyclic voltammetric stri
pping)法やHPLC(高速液状クロマトグラフ)
法がある。CVS法によって、サプレッサーやブライト
ナーなどの個別の添加剤濃度を分析する方法は、これま
でも幾つか提案されている。例えば、ブライトナー濃度
を測定するための高濃度PEG法やLAT法、MLAT
法、またサプレッサー成分を定量するための希釈滴定法
などがある。しかし、ある種のめっき液に用いられる添
加剤には、サプレッサー成分とブライトナー成分の両者
が含まれる場合や、サプレッサー成分またはブライトナ
ー成分のみが含まれる場合など様々である。CVS法で
は、それぞれの添加剤の機能から成分分析するため、例
えば、添加剤A中のサプレッサー機能を有する成分X
と、添加剤B中の別のサプレッサー成分Yとを識別する
ことは困難であり、このような場合の添加剤AとBの濃
度を区別して定量分析することはできない。そのため、
経時的に分解、劣化する添加剤濃度を正確に把握でき
ず、そのためめっきされた膜の埋め込み性や膜質、均一
性を安定に保つことが困難であるという問題があった。
【0007】しかるに、めっき液中の添加剤濃度を管理
するためには、めっき装置からのめっき液サンプリン
グ、添加剤濃度の測定、次いで不足する添加剤の補充添
加という工程が必要であり、稼働中のめっき液の添加剤
濃度を管理するためにはかなりの労力を要することとな
る。添加剤を構成する有機化合物によっては、減少率が
著しく高いものが存在し、稼働めっき液中の添加剤濃度
を一定に保つためには毎日、濃度測定と添加とを繰り返
すことになる。さらに、上記測定方法では滴定法が基本
となっているため、測定に多くの時間を要し、製品のス
ループットが低下するという問題がある。従って、スル
ープットの向上のため、量産機レベルではこれまでに添
加剤の自動供給システムが存在しているが、そのシステ
ムではあらかじめ求められた積算電流量や経過時間から
算出された添加剤減少アルゴリズムにより添加濃度を決
定するため、不意の減少速度の変化には対応できず、稼
働液めっき中の添加剤濃度を一定に保てないという問題
が生じていた。また、前述したように、添加剤濃度の測
定においては、有機化合物成分の種類によって測定手法
が異なる。従って、例えば、ブライトナーやサプレッサ
ーの量の測定をする場合、2種類の測定手法が必要とな
るという問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従って、め
っき液を交換することなく、長期間にわたって、安定し
て、十分な品質のめっき膜を得ることのできる電気めっ
き方法を提供することを目的とする。本発明は、また、
従来の煩雑な測定手法を用いることなく、めっき液中に
存在する所望の添加剤成分の濃度を測定し、評価するこ
とのできる方法を提供することを目的とする。
【0009】本発明は、また、稼働中のめっき装置内に
存在するめっき液を評価することのできるめっき装置を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、すなわち、電
気めっきを行う途中に、めっき液中に光沢剤、平滑剤、
抑止剤の3種の薬剤の各々の濃度を測定し、該光沢剤、
該平滑剤、該抑止剤のうちいずれかが基準値を下回る濃
度に達した際、当該基準値を下回った薬剤に対してめっ
き液中に成分を補充すると同時に他の薬剤に対しては成
分の補充を行わない工程を含む電気めっき方法を提供す
る。
【0011】本発明は、また、添加剤を含むめっき液の
電流−電位曲線を用いてめっき液中に含まれる添加剤の
濃度を算出することを含む、めっき液評価方法を提供す
る。本発明は、また、めっき装置において、めっき液の
電流−電位曲線を得るためのCV電極をめっき装置内に
存在するめっき液中に配置し、これによりめっき装置内
に存在するめっき液中の添加剤の濃度を測定可能にした
ことを特徴とするめっき装置を提供する。
【0012】本発明は、さらに、上記した如き本発明の
電気めっき方法により電気めっきを行うことを含む半導
体装置の製造方法を提供する。本発明は、また、上記し
た如き本発明のめっき液評価方法によりめっき液の評価
を行うことを含む半導体装置の製造方法を提供する。本
発明は、さらに、上記した如き本発明の半導体装置の製
造方法により得られる半導体装置を提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】先ず、本発明の電気めっき方法の
好ましい実施例について、説明する。本発明に用いる添
加剤における各成分の主要な作用は、光沢剤は得られる
銅めっき膜における結晶粒径を微細化し、平滑剤は膜表
面を平坦化し、抑止剤は銅結晶の均一電着性を向上させ
ることである。
【0014】光沢剤としては、例えば、チオ尿素、アク
リルチオ尿素、メルカプトアルキルスルホン酸、ジスル
フィド、チオカルボン酸アミド、チオカルバメート等の
硫黄含有有機化合物を用いることができる。かかる硫黄
含有有機化合物は、硫黄が銅に対して高い親和力を持っ
ているため、容易に陰極表面に吸着し、銅の結晶化を妨
害する。そのため、陰極表面には微小な銅の結晶核が形
成されるので、光沢が増すこととなる。
【0015】平滑剤としては、平滑作用を有するアミン
系有機化合物、例えば、アミン、アミド基等を含む界面
活性剤化合物を用いることができる。平滑剤は、電解作
用の集中する凸部に優先して吸着してその領域での分極
を著しく増大させるためにその領域での銅の析出を阻害
し、それにより凹部での銅の析出を実質的に促し、膜の
平滑性を向上させる働きを持つものである。
【0016】抑止剤としては、分子量が1000〜50
00程度のポリエチレングリコール等の親和力が大きい
化合物を用いることができる。抑止剤は、陰極面に吸着
して分極を大きくすることで、銅結晶の均一電着性を向
上させる働きを持つものである。ポリエチレングリコー
ルの場合、分子量が1000未満では、抑止効果(キャ
リアー効果)が微細溝にまで及んでしまい、埋め込み不
良を起こすことがある。一方、分子量が5000を超え
ると、パーティクルまたはフィルターの目詰まりを生じ
ることがある。
【0017】しかるに、本発明者の検討によれば、これ
らの3成分の、電気めっきの間における、減少要因や減
少量は各成分によって異なることが見出された。図1に
CVS法で測定した銅の電解めっき液中における光沢
剤、抑止剤、平滑剤の減少過程を示す。図から、光沢剤
は、めっき浴の攪拌の間および電解めっきの間のいずれ
においても減少することがわかる。抑止剤は、攪拌の間
および電解めっきの間ともほとんど減少しない。また、
平滑剤は、電解めっきの間にのみ減少する。光沢剤およ
び平滑剤の電解めっきの間における減少は、銅の結晶成
長に寄与する過程においてめっき膜中への取り込みおよ
び被めっき物による持ち出しや分子の分解により作用し
なくなったことに起因するものと考えられる。
【0018】しかしながら、前述した如く、従来におい
ては、これらの添加物成分を1液組成物または2液組成
物として、めっき液に添加していた。ここで、例えば、
1液中に光沢剤、抑止剤および平滑剤の3成分を所定の
混合比率で調合し、供給する手段をとるとする。このと
き、減少率の高い成分に供給量を合わせるとすれば、他
の2成分の含有量は常に増加することになる。また、減
少率の低い成分に供給量を合わせれば、減少率の高い成
分は枯渇する。
【0019】図2は、光沢剤および抑止剤をA液とし
て、平滑剤をB液として、A,Bの2液に添加剤を振り
分けて2液組成物として用いた場合の、めっき液中にお
ける各成分の含有量の履歴である。このとき、A液はそ
の添加量をめっき液中に含まれる光沢剤の減少量に合わ
せて添加されている。稼働中のめっき液に含まれる添加
剤は、光沢剤および平滑剤については液中の含有量が十
分に制御されているが、抑止剤についてはその減少量が
光沢剤の減少量に比べ少ないため、A液の添加とともに
その含有量が増加していく。
【0020】めっき成膜をLSI等の極微小領域に用い
る場合、膜質や膜の付き回り性の信頼性が重要である。
前述した如く稼働液中の添加剤の含有量の変動は、めっ
き膜の物性や細溝への埋め込み特性に大きな影響を及ば
す。添加剤の混合比率が稼働中に変動することは、得ら
れるめっき膜の信頼性を損なう恐れがある。さらに、不
必要な添加剤の供給はめっき液の純度を低下させるた
め、添加剤の添加量は機能する最小限の量であるのが望
ましい。また、不必要な添加成分を供給することは、め
っき液自体の寿命やめっき装置の活性炭フィルターの寿
命をも低下させるという問題を生じる。
【0021】そこで、本発明では、添加剤を構成する光
沢剤、平滑剤および抑止剤の3成分をそれぞれに分離し
て3液とし、各成分のの減少量に応じて、それぞれの液
を所望の添加量で供給する方法を採用するものである。
すなわち、本発明においては、稼働中のめっき液におけ
る各添加剤成分の濃度を、本発明の分極曲線を用いた手
法によりそれぞれ独立に測定し、必要により所定の成分
を所定の量で補充添加することにより、めっき液中に含
まれる各成分の濃度を管理するのである。例えば、図3
に示すように、平滑剤、光沢剤および抑止剤の液をそれ
ぞれA、BおよびC液とし、これらを各成分の濃度を本
発明の手法により測定しながら、所定の濃度になったと
きに稼働中のめっき液中に補充添加すれば、各成分とも
ほぼ所定の濃度範囲内に保持しながらめっき処理を継続
することができる。
【0022】なお、このとき、各添加剤成分の補充添加
は、その濃度が規定濃度よりも20%低下した時に行わ
れるのが好ましい。これは、この程度の濃度低下までは
埋め込み不良等の問題を生じることがなく、またこの程
度の濃度低下で補充添加を行うようにすれば補充添加の
頻度もそれ程大きくならないからである。このように、
光沢剤、平滑剤および抑止剤の3成分を3液に分離して
供給すれば、これらの3成分が常に所定の添加比率に制
御された稼働液によりめっき成膜を行うことができる。
そして、その結果、必要な添加成分だけをその都度補充
添加することができるため、不必要な添加成分の添加を
避けることができる。そして、これによって、めっき浴
中の不純物濃度が低レベルで維持されることになり、細
溝の埋め込み特性においては長期間にわたり信頼性を維
持することが可能とある。
【0023】次に、本発明のめっき液評価方法の好まし
い態様につき、説明する。図4は、Cuめっき膜の作製
のための電解めっき液として一般に用いられていEnt
hone−OMI社製のCUBATH−Mの電気化学特
性を表す分極曲線図である。作用電極として成膜する材
料と同じ材質であるCuからなる電極を用いた場合に、
この特性が顕著に表れる。例えば、CUBATH−Mに
対してPtおよびCuからなる電極を作用電極として用
いたときの分極曲線はそれぞれ図5の如くなり、Cuの
場合の方が顕著な特性を示す曲線となる。
【0024】このCUBATH−Mには、2種類の添加
剤成分であるMDおよびMLOが含まれている。このう
ちMDはブライトナー成分とサプレッサー(キャリア
ー)成分からなり、MLOはサプレッサー(レベラー)
成分からなる。ここで、添加剤の濃度を様々に変更した
めっき液を用いて分極曲線の測定を重ねたところ、CU
BATH−Mには、図6に示すように、ある程度のMD
濃度であれば、MD濃度に依らずMLO濃度によっての
み電流値が変化するという特異な電位(−50mVvs
Ag−AgCl)が存在することが確認された。すなわ
ち、MD中のサプレッサー成分とMLO中のサプレッサ
ー成分を区別して測定できることに成功したのである。
この特異点に基づき、この電位での電流値とMLO濃度
との間の関係式を作製しておけば、図7に示すように、
未知濃度の添加剤を含むめっき液の分極曲線を測定し、
この電位での電流値を当てはめることにより、添加剤濃
度を算出することができる。
【0025】さらに、この測定に信頼性を持たせるた
め、図8に示すように、電位−50mVvsAg−Ag
Clの周辺域で電位の走査をし行ってみたところ、その
違いが顕著に現れ、MLO濃度測定が容易に行えること
が確認された。また、この分極曲線を測定する際に、作
用電極として回転電極を用いれば、図9に示すように、
拡散層が減少されて電流値が増加するので、この添加剤
濃度の違いが顕著に現れ、測定が容易なものとなる。
【0026】このMLO濃度分析では、測定対象外であ
るもう一つの成分MDの濃度が希薄である場合、CUB
ATH−Mについてのこの特性が現れず、MLO濃度の
測定には利用することができなかった。そこで、測定に
先立ち、MDを一定量投下して特異点が現れるMD濃度
にすることで、図10に示すように、この問題は改善さ
れる。
【0027】この方法を用いて添加剤濃度を測定し、減
少した添加剤成分を補充してめっき液中の添加剤量を制
御することで、絶えず安定な膜が得られる。次に、CU
BATH−Mを用いてめっき処理中の稼働めっき液のM
LO濃度を前述の方法により測定する。このときのML
O濃度は、例えば、0.8mL/Lである。次に、同じ
く得られた分極曲線から、例えば、−100mV〜−1
50mVvsAg−AgClの傾きを求め、図11に示
す既知の濃度のMLO,MDが添加された基準液により
測定し、−100mV〜−150mVvsAg−AgC
lの傾きと上記のMLO濃度から、実験的に求めた計算
式によりMD濃度を算出する。例えば、このときのMD
濃度は、2.5mL/Lである。
【0028】次に、本発明のめっき装置について説明す
る。図12は、本発明に係るめっき装置の一実施例を示
す模式断面図である。図12において、1は、めっき液
溜槽2からバイパスされるめっき液循環ラインである。
図13は、このバイパスライン1の、このラインに配置
された添加剤濃度測定装置を含む部分の模式拡大断面図
である。このバイパスライン1にはポリテトラフルオロ
エチレン製(PFA)の3/4インチチューブを用い
た。バイパスラインにはイン側およびアウト側にバルブ
3が設けられており、添加剤濃度測定用電極がこれらの
バルブ間に配置されている。電極4が常時めっき液に曝
されていることを避けるため、バイパスラインの中間の
上部にエアー領域5を設け、電極が上下に移動され、必
要に応じてめっき液中に浸されるように構成されてい
る。電極のメンテナンスは、上部の取り付け部を開ける
ことで常時可能である。さらに、この取り付け部はOリ
ング6でシールドされているため、液面7は一定であ
る。めっき液の添加剤濃度の測定時にはバイパスライン
のイン側、アウト側両方のバルブ3を閉じて、めっき液
の流速の影響や、測定中の添加剤濃度の時間変化要因を
極力抑える構造になっている。添加剤濃度の測定は添加
剤測定システム8により行われる。システムはアノー
ド、カソードおよび参照電極の3つの電極を用いて構成
されており、電源としてポテンシオスタット9が用いら
れている。めっき液中の添加剤濃度を測定した後、直ち
に電極4がめっき液より引き上げられ、バイパスライン
のイン側およびアウト側の両方のバルブ3が開放され、
めっき液がバイパスラインを循環する。めっき液中の添
加剤の濃度は添加剤測定システム8により直ちに算出さ
れ、規定の添加剤濃度に対する不足分が計算され、添加
剤供給システム10より不足している添加剤の所定量が
稼働めっき液中に補充される。このように、めっき装置
に添加剤濃度測定装置を併設して、濃度測定、供給量計
算および所定量の供給を行うことにより、従来不可能で
あった、自動供給システムが可能となる。
【0029】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに説明す
る。 実施例1および比較例1 銅の電気めっきにおける添加剤制御の例を説明する。銅
の電気めっきの基本浴として、硫酸銅溶液(Cu:18
g/L,H2 SO4:180g/L,Cl- :60pp
m)を用いた。光沢剤としては、チオ尿素酸の微量を硫
酸水溶液に添加したものを使用した。抑止剤としては、
ポリエチレングリコール(PEG)の微量を硫酸水溶液
に添加したものを用いた。また、平滑剤としては、ポリ
メチルアミドの微量を硫酸水溶液に添加したものを用い
た。図14に上記3成分の溶液をそれぞれに補充添加し
た時の稼働液中の各添加剤成分濃度の履歴を示す。ここ
では、稼働液中の各添加剤成分濃度の測定を本発明の分
極曲線を用いた手法で行い、この測定結果に従って各成
分の添加量制御を行った。光沢剤、平滑剤および抑止剤
の添加量は、それぞれの制御濃度範囲でで推移している
ことがわかる。
【0030】比較として、従来法に従い、光沢剤および
抑止剤をA液として、平滑剤をB液として、A,Bの2
液に添加剤を振り分けて2液組成物として用いた場合
の、稼働液中の各添加剤成分濃度の履歴を図15に示
す。この例では、光沢剤と抑止剤とを1液に入れている
ため、光沢剤の濃度を所定の範囲で制御しようとする
と、抑止剤の濃度が上昇してしまうことがわかる。
【0031】表1は、上記実施例1および比較例1の操
作において、めっき装置の活性炭フィルターの交換頻度
とめっき液の交換頻度とを稼働積算電流量で示したもの
である。本発明に従う実施例1の場合、比較例1の場合
に比較して、フィルター交換頻度は約1/2に減少し、
めっき液交換頻度も1/2程度に減少し、実質的なめっ
き液の寿命が2倍に向上したことがわかる。これは、実
施例1では比較的分子量の大きいPEGの添加量が少な
かったことが大きな理由であると思われる。
【0032】また、上記で得られためっき膜の物性を調
べた結果を図6に示す。銅めっき膜の硬さ試験にはビッ
カース試験機を用いた。比較例1では稼働時間の経過に
つれて膜の硬さが増大するのに対して、実施例1では稼
働時間全体にわたり終始硬さが安定していることがわか
る。このときのめっき膜の硬さは膜中のカーボン等の不
純物により影響され、不純物が多い場合は硬度が大きく
なる。従って、比較例1ではPEG含有量の増加による
めっき膜への不純物の混入量の増加が大きく、実施例1
では稼働の間を通して液中不純物濃度の変動が小さかっ
たものと考えられる。
【0033】
【表1】
【0034】以下の例においては、Cu電解めっき液の
添加剤濃度を測定した。めっき液としてEnthone
−OMI社製のCUBATH−Mを用い、添加剤として
はCUBATH−MD/MLO 70/30 SPEC
IALを用いた。 実施例2MLO濃度の測定 (1)測定パラメータの設定 測定パラメータを以下のように設定した。
【0035】電極:Pt 電圧スイープ速度:10mV/s 電極回転数:2500rpm 読み取りポテンシャル:0mV (2)基準液測定 既知の添加剤濃度の基準液を用いて、キャリブレーショ
ンカーブを求めた。
【0036】用いた基準液は、MLO濃度がそれぞれ0
mL/L,0.5mL/L,1.0mL/L,1.5m
L/L,2.0mL/L,4.0mL/Lおよび8.0
mL/Lのものである。この時、読み取りポテンシャル
位置の電流値を読み取った結果、図17に示すような電
流値の結果が得られた。 (3)次に稼働めっき液の測定を行った。測定は(2)
の基準液測定と同様の方法によった。その結果、100
μAの電流値が得られ、これを先に基準液により導き出
したキャリブレーションカーブに当てはめると、MLO
濃度として1.5mL/Lの値が得られた。
【0037】実施例3MD濃度の測定 次に上記稼働めっき液のMD濃度を測定した。 (1)測定パラメータの設定 測定パラメータを以下のように設定した。
【0038】電極:Pt 電圧スイープ速度:10mV/s 電極回転数:2500rpm 読み取りポテンシャル:50mV,100mV (2)基準液測定 既知の添加剤濃度の基準液を用いて、キャリブレーショ
ンカーブを求めた。
【0039】用いた基準液は、MLO濃度が0mL/L
であり、MD濃度がそれぞれ1.0mL/L,2.0m
L/L,4.0mL/Lおよび8.0mL/Lであるも
の、MLO濃度が1mL/Lであり、MD濃度がそれぞ
れ1.0mL/L,2.0mL/L,4.0mL/Lお
よび8.0mL/Lであるもの、MLO濃度が2mL/
Lであり、MD濃度がそれぞれ1.0mL/L,2.0
mL/L,4.0mL/Lおよび8.0mL/Lである
もの、およびMLO濃度が4mL/Lであり、MD濃度
がそれぞれ1.0mL/L,2.0mL/L,4.0m
L/Lおよび8.0mL/Lであるものである。
【0040】この時、読み取りポテンシャル位置−50
および−100mVにおける電流値から傾きを読み取っ
た結果、図18に示すような傾きのMD,MLO濃度依
存性が得られた。また、この時、MLO濃度で決まる傾
き(係数G)および切片(係数F)の値のMLO濃度依
存性をプロットすると、図19に示すような結果が得ら
れた。
【0041】これらの結果から、 MD濃度=(ΔI/ΔV−係数F)/係数G …(式1) 係数G=−0.0316・MLO濃度+0.1923 …(式2) 係数F=−0.1245・MLO濃度+0.7543 …(式3) が得られ、これらの式1〜3から、 MD濃度=(ΔI/ΔV+0.1245・MLO濃度−
0.7543)/(−0.0316・MLO濃度+0.
1923) のMD濃度算定式が求められる。 (3)次に稼働めっき液の測定を行った。測定は(2)
の基準液測定と同様の方法によった。その結果、ΔI/
ΔVの値として1.54が得られた。先に基準液により
導き出したMLO濃度の値1.5mL/L(実施例1)
を上記算定式に代入することにより、MD濃度として
6.7mL/Lの値が得られた。
【0042】前述した本発明のめっき液評価方法におい
ては、添加剤を含むめっき液において、作用電極におけ
る電流値が特定の添加剤の濃度の変動によって変化する
が、他の添加剤の濃度の変動によっては変化しない所定
の電位に対する電流値を測定し、前記特定の添加剤を含
むめっき液の電流−電位曲線を用いてこの電流値からめ
っき液中に存在する前記特定の添加剤の濃度を算出する
のが好ましい。この場合、めっき液中の作用電極と参照
電極との間の電位をあらかじめ設定した電位から正もし
くは負の方向に制御された速度で走査して、所定の電位
を通過する時点での電流値を測定し、めっき液中の添加
剤濃度を算出してもよい。また、作用電極における所定
の電位を含む電位領域を正方向および負方向に周期的に
電位を走査し、その全電荷量を測定し、めっき液中の添
加剤濃度を算出してもよい。作用電極として回転電極を
用い、所定の回転速度で電流値を測定することもでき
る。また、めっき成膜される物質と同じ材質の電極を作
用電極として用いることもできる。さらに、2種以上の
添加剤を含むめっき液に対して、濃度の測定対象となる
特定の添加剤とは異なる他の添加剤を予め一定量投入
し、特定の添加剤の濃度を算出することもできる。
【0043】また、前述した本発明のめっき液評価方法
においては、添加剤を含むめっき液において、作用電極
における電流値が特定の添加剤の濃度の変動によって変
化するが、他の添加剤の濃度の変動によっては変化しな
い所定の電位に着目し、その電位より負方向の電位にお
ける電流−電位曲線の傾きを求めることにより、めっき
液中に存在する前記他の添加剤の濃度を算出するのが好
ましい。この場合、特定の添加剤の濃度を予め測定して
おき、この濃度と電流−電位曲線の傾きから、他の添加
剤の濃度を算出してもよい。この特定の添加剤の濃度の
測定は本発明に係る前述の方法により行うこともでき
る。あるいは、特定の添加剤の濃度の測定は滴定による
濃度測定を含む方法により行われてもよく、かかる方法
としてCVS法を用いることもできる。
【0044】また、本発明に係るめっき装置において
は、測定された添加剤濃度から求めた不足分に相当する
量の添加剤をめっき装置内のめっき液中に添加する手段
を備えるのが好ましい。また、めっき装置のめっき液溜
槽またはめっき液供給ラインからバイパスするめっき液
循環ラインが設けられ、CV電極がこの循環ラインに存
在するめっき液中に配置されているのが好ましい。
【0045】さらに、下記の実施例により、本発明に従
う半導体装置の製造について、その好ましい態様を説明
する。 実施例4 先ず、下層配線層上にビア層、上層配線層のSiO2
間膜をCVDなどで堆積する。このとき、層間膜の間に
はエッチング工程時に配線層溝が一定の深さで止まるよ
うにSiNなどの高選択比の膜を形成して挿入する。こ
のとき、上層配線層のSiO2 膜厚を1μm、ビア層の
膜厚を500nmとした。配線パターンを0.2〜10μ
m幅とし、ビア径を0.25μmとした。
【0046】次に、フォトリソグラフィーとドライエッ
チングにより配線溝とビアを開口する(図1a)。次い
で、スパッタ法によりバリアメタル、Cuシード層を堆
積した(図1b)。バリアメタルをTaNとし、膜厚を
30nmとした。また、Cuシード膜厚を150nmとし
た。次に、図12に示す噴流式めっき装置を用い、Cu
電解めっきを行う。めっき液には、銅の電気めっきの基
本浴として、硫酸銅溶液(Cu:18g/L、H2SO
4 :180g/L、Cl- :60ppm)を用いた。め
っき液添加剤としては、光沢剤(ブライトナー)、抑止
剤(キャリアー)、平滑剤(レベラー)の3成分がそれ
ぞれ分離された添加剤を用いた。具体的には、光沢剤と
しては、チオ尿素酸の微量を硫酸水溶液に添加したもの
を使用した。めっき浴の抑止剤として、ポリエチレング
リコール(PEG)の微量を硫酸水溶液に添加したもの
を用いた。また、平滑剤としては、ポリメチルアミドの
微量を硫酸水溶液に添加したものを用いた。
【0047】めっき成膜を行う前に、図13に示す添加
剤測定システムを用い、次のようにして、添加剤濃度を
測定した。先ず、実施例2に従い、レベラー濃度の測定
を行った。測定パラメータを以下のように設定した。 電極:Pt、 電圧スイープ速度:10mV/s、 電極回転数:2500rpm 、 読み取りポテンシャル:0mV 既知の添加剤濃度の基準液を用いて、キャリブレーショ
ンカーブを求めた。
【0048】次に、稼働めっき液の測定を行った。測定
は上記の基準液測定と同様にして行った。その結果、2
60μAの電流値が得られ、これを先に基準液により導
き出したキャリブレーションカーブに当てはめると、レ
ベラー濃度として0.3mL/Lの値が得られた。次
に、実施例3に従い、ブライトナー濃度の測定を行っ
た。
【0049】測定パラメータを以下のように設定した。 電極:Pt、 電圧スイープ速度:10mV/s、 電極回転数:2500rpm 、 読み取りポテンシャル:50mV,100mV 既知の添加剤濃度の基準液を用いて求めたキャリブレー
ションカーブから、ブライトナー濃度として0.8mL
/Lの値が得られた。
【0050】次に、キャリアー濃度を求めた。キャリア
ー濃度の測定には、希釈滴定法(DT)を用いる。希釈
滴定は、光沢剤の妨害を受けずにキャリアーの分析を行
うのに有効な手法である。DT3法は、標準添加された
標準液によるエンドポイント(例えばAR/AR0=
0.6)に要した添加量に対する、稼働液の添加量から
キャリアー濃度を算出する方法である。ところが、DT
3法で得られた濃度は、キャリアーとレベラーが混在す
るトータルサプレッサー濃度であるため、DT3濃度か
ら前の測定で得られたレベラー濃度を差分したものがキ
ャリアー濃度として算出される。このときのキャリアー
濃度は15mL/Lであった。
【0051】添加剤測定は、図13示すシステムにより
適時自動で行われる。本実施例ではキャリブレーション
カーブ測定を逐次行っているが、得られたキャリブレー
ションカーブは電極状態が変化しないかぎり、半永久的
に有効であるため、次回測定で行う必要はない。次に、
添加剤の補給を行う。上記測定システムで得られた値を
もとに、規定値に満たない添加剤をCPUを介して自動
的に補給することが可能である。具体的には、 測定値 規定値 差分 添加量 ブライトナー 0.8mL/L 3.0mL/L 2.2mL/L 440mL キャリアー 15.0mL/L 20.0mL/L 5.0mL/L 1000mL レベラー 0.3mL/L 1.0mL/L 0.7mL/L 140mL であるため、それぞれの添加剤の濃度に応じて不足分の
補給がなされる。添加剤濃度測定は指定時間毎に行うこ
とが可能である。なお、このとき、各添加剤成分の補充
添加は、その濃度が規定濃度よりも20%低下した時に
行われるのが好ましい。これは、この程度の濃度低下ま
では埋め込み不良等の問題を生じることがなく、またこ
の程度の濃度低下で補充添加を行うようにすれば補充添
加の頻度もそれ程大きくならないからである。このよう
に、光沢剤、平滑剤および抑止剤の3成分を3液に分離
して供給すれば、これらの3成分が常に所定の添加比率
に制御された稼働液によりめっき成膜を行うことができ
る。そして、その結果、必要な添加成分だけをその都度
補充添加することができるため、不必要な添加成分の添
加を避けることができる。そして、これによって、めっ
き浴中の不純物濃度が低レベルで維持されることにな
り、細溝の埋め込み特性においては長期間にわたり信頼
性を維持することが可能となる。添加剤減少率はそれぞ
れの添加剤で異なるため、プロセスで規定された添加剤
濃度範囲を外れない頻度で補充を行えばよい。
【0052】次に、めっき処理を行った。電解めっき条
件を、電流3ADCで1.0μm圧として成膜した(図
1c)。その後、さらに、CMPによりCuとバリアメ
タルを除去した(図1d)。これにより、デュアルダマ
シンの1層分のプロセスが終了する。 付記 本発明の具体的な態様を示せば次のとおりである。
【0053】付記1.電気めっきを行う途中に、めっき
液中に含まれる光沢剤、平滑剤、抑止剤の3種の薬剤の
各々の濃度を測定し、該光沢剤、該平滑剤、該抑止剤の
うちいずれかが基準値を下回る濃度に達した際、当該基
準値を下回った薬剤に対してめっき液中に成分を補充す
ると同時に他の薬剤に対しては成分の補充を行わない工
程を含む電気めっき方法。
【0054】付記2.めっき液が銅の電気めっき液であ
る、付記1の方法。 付記3.光沢剤が硫黄含有有機化合物である、付記2の
方法。 付記4.抑止剤がポリエチレングリコールである、付記
2の方法。 付記5.ポリエチレングリコールの分子量が1000〜
5000である、付記2の方法。
【0055】付記6.平滑剤がアミン系有機化合物であ
る、付記2の方法。 付記7.添加剤の各成分の添加が、その濃度が規定濃度
より20%低下した時に行われる、付記1〜6のいずれ
かの方法。 付記8.半導体装置のためのLSI配線が行われる、付
記1〜7のいずれかの方法。
【0056】付記9.半導体装置のためのプリント配線
が行われる、付記1〜7のいずれかの方法。 付記10.添加剤を含むめっき液の電流−電位曲線を用
いてめっき液中に含まれる添加剤の濃度を算出すること
を含む、めっき液評価方法。 付記11.添加剤を含むめっき液において、作用電極に
おける電流値が特定の添加剤の濃度の変動によって変化
するが、他の添加剤の濃度の変動によっては変化しない
所定の電位に対する電流値を測定し、前記特定の添加剤
を含むめっき液の電流−電位曲線を用いてこの電流値か
らめっき液中に存在する前記特定の添加剤の濃度を算出
することを含む、付記10のめっき液評価方法。
【0057】付記12.めっき液中の作用電極と参照電
極との間の電位をあらかじめ設定した電位から正もしく
は負の方向に制御された速度で走査して、所定の電位を
通過する時点での電流値を測定し、めっき液中の添加剤
濃度を算出する、付記11のめっき液評価方法。 付記13.作用電極における所定の電位を含む電位領域
を正方向および負方向に周期的に電位を走査し、その全
電荷量を測定し、めっき液中の添加剤濃度を算出する、
付記11または12のめっき液評価方法。
【0058】付記14.作用電極として回転電極を用
い、所定の回転速度で電流値を測定する、付記11〜1
3のいずれかのめっき液評価方法。 付記15.めっき成膜される物質と同じ材質の電極を作
用電極として用いる、請求項11〜14のいずれかのめ
っき液評価方法。 付記16.2種以上の添加剤を含むめっき液に対して、
濃度の測定対象となる特定の添加剤とは異なる他の添加
剤を予め一定量投入し、特定の添加剤の濃度を算出す
る、付記11〜15のいずれかのめっき液評価方法。
【0059】付記17.めっき成膜される物質がCuで
ある、付記11〜16のいずれかのめっき液評価方法。 付記18.添加剤を含むめっき液において、作用電極に
おける電流値が特定の添加剤の濃度の変動によって変化
するが、他の添加剤の濃度の変動によっては変化しない
所定の電位に着目し、その電位より大きい電位における
電流−電位曲線の傾きを求めることにより、めっき液中
に存在する前記他の添加剤の濃度を算出することを含
む、付記10のめっき液評価方法。
【0060】付記19.特定の添加剤の濃度を予め測定
しておき、この濃度と電流−電位曲線の傾きから、他の
添加剤の濃度を算出する、付記18のめっき液評価方
法。 付記20.特定の添加剤の濃度の測定が付記11の方法
により行われる、付記18のめっき液評価方法。 付記21.めっき成膜される物質がCuである、付記1
8〜20のいずれかのめっき液評価方法。
【0061】付記22.めっき装置において、めっき液
の電流−電位曲線を得るためのCV電極をめっき装置内
に存在するめっき液中に配置し、これによりめっき装置
内に存在するめっき液中の添加剤の濃度を測定可能にし
たことを特徴とするめっき装置。 付記23.めっき装置のめっき液溜槽またはめっき液供
給ラインからバイパスするめっき液循環ラインが設けら
れ、CV電極がこの循環ラインに存在するめっき液中に
配置されている、付記22のめっき装置。
【0062】付記24.測定された添加剤濃度から求め
た不足分に相当する量の添加剤をめっき装置内のめっき
液中に添加する手段を備える、付記22のめっき装置。 付記25.循環ラインを添加剤の濃度の測定時には一次
的に閉鎖し、測定後に開放することのできるバルブが設
けられている、付記23のめっき装置。 付記26.めっき成膜される物質がCuである、付記2
2〜25のいずれかのめっき装置。
【0063】付記27.付記1〜9のいずれかの電気め
っき方法により電気めっきを行うことを含む半導体装置
の製造方法。 付記28.付記10〜21のいずれかのめっき液評価方
法によりめっき液の評価を行うことを含む半導体装置の
製造方法。 付記29.付記27または28の半導体装置の製造方法
により得られる半導体装置。
【0064】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、めっき液やめっき装置の活性炭フィルターを交換す
ることなく、長期間にわたって、安定して、優れた品質
のめっき膜を得ることができる。また、煩雑な測定手法
を用いることなく、めっき液中に存在する所望の添加剤
成分の濃度を測定し、評価することが可能となる。従っ
て、稼働中のめっき液中の添加剤濃度を正確に制御でき
るので、めっき処理を効率化し、めっき膜の埋め込み性
や膜質、均一性を安定に保つことでき、めっき処理のス
ループットを向上させ、労力を低減させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】銅の電解めっき液中における光沢剤、平滑剤お
よび抑止剤の減少過程を示すグラフ。
【図2】光沢剤および抑止剤を第1液とし、平滑剤を第
2液として分離して補充添加したときの、銅の電解めっ
き液中における光沢剤、平滑剤および抑止剤の含有量の
履歴を示すグラフ。
【図3】光沢剤、平滑剤および抑止剤をそれぞれに分離
し、3液として補充添加したときの、銅の電解めっき液
中における光沢剤、平滑剤および抑止剤の含有量の履歴
を示すグラフ。
【図4】CUBATH−Mの電気化学特性を示す分極曲
線。
【図5】作用電極としてそれぞれPtおよびCuからな
る電極を用いたときの、CUBATH−Mの電気化学特
性を示す分極曲線。
【図6】CUBATH−Mにおける添加剤濃度の変動に
より分極曲線に現れる電気化学特性の変化とその変化の
特異点を示す図。
【図7】CUBATH−Mにおける添加剤濃度の測定の
原理を説明する図。
【図8】CUBATH−Mにおける添加剤濃度の変動に
より分極曲線に現れる電気化学特性の変化の特異点周辺
を電位走査することによる添加剤濃度の測定の原理を説
明する図。
【図9】作用電極として回転電極の使用したときのCU
BATH−Mの分極曲線に現れる電気化学特性の変化を
説明する図。
【図10】MD濃度が低い場合のCUBATH−M中の
添加剤濃度の測定方法を説明する図。
【図11】CUBATH−M中の添加剤濃度を変動させ
て得られた分極曲線の所定電位領域における傾きを示す
図。
【図12】本発明のめっき装置の一実施例を示す模式断
面図。
【図13】図12のバイパスラインの添加剤濃度測定装
置を含む部分の模式拡大断面図。
【図14】実施例1における稼働液中の光沢剤、平滑剤
および抑止剤の各成分濃度の履歴を示すグラフ。
【図15】比較例1における稼働液中の光沢剤、平滑剤
および抑止剤の各成分濃度の履歴を示すグラフ。
【図16】実施例1および比較例1で得られためっき膜
の稼働時間の経過に伴う硬さの変化を示すグラフ。
【図17】実施例2で得られた添加剤濃度に対する電流
値を示す図。
【図18】実施例3で得られた添加剤濃度に対する分極
曲線の傾きの変動を示す図。
【図19】図18における傾きおよび切片の値のMLO
濃度依存性を示す図。
【図20】本発明の半導体装置の製造方法を説明する模
式断面図。
【符号の説明】
1…めっき液循環ライン 2…めっき液溜槽 3…バルブ 4…電極 5…エアー領域 6…Oリング 7…液面 8…添加剤測定システム 9…ポテンシオスタット 10…添加剤供給システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/288 H01L 21/288 E 21/3205 H05K 3/18 N H05K 3/18 H01L 21/88 M (72)発明者 清水 紀嘉 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気めっきを行う途中に、めっき液中に
    含まれる光沢剤、平滑剤、抑止剤の3種の薬剤の各々の
    濃度を測定し、該光沢剤、該平滑剤、該抑止剤のうちい
    ずれかが基準値を下回る濃度に達した際、当該基準値を
    下回った薬剤に対してめっき液中に成分を補充すると同
    時に他の薬剤に対しては成分の補充を行わない工程を含
    む電気めっき方法。
  2. 【請求項2】 めっき液が銅の電気めっき液である、請
    求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 添加剤を含むめっき液の電流−電位曲線
    を用いてめっき液中に含まれる添加剤の濃度を算出する
    ことを含む、めっき液評価方法。
  4. 【請求項4】 添加剤を含むめっき液において、作用電
    極における電流値が特定の添加剤の濃度の変動によって
    変化するが、他の添加剤の濃度の変動によっては変化し
    ない所定の電位に対する電流値を測定し、前記特定の添
    加剤を含むめっき液の電流−電位曲線を用いてこの電流
    値からめっき液中に存在する前記特定の添加剤の濃度を
    算出することを含む、請求項3記載のめっき液評価方
    法。
  5. 【請求項5】 めっき液中の作用電極と参照電極との間
    の電位をあらかじめ設定した電位から正もしくは負の方
    向に制御された速度で走査して、所定の電位を通過する
    時点での電流値を測定し、めっき液中の添加剤濃度を算
    出する、請求項4記載のめっき液評価方法。
  6. 【請求項6】 作用電極における所定の電位を含む電位
    領域を正方向および負方向に周期的に電位を走査し、そ
    の全電荷量を測定し、めっき液中の添加剤濃度を算出す
    る、請求項4または5に記載のめっき液評価方法。
  7. 【請求項7】 めっき装置において、めっき液の電流−
    電位曲線を得るためのCV電極をめっき装置内に存在す
    るめっき液中に配置し、これによりめっき装置内に存在
    するめっき液中の添加剤の濃度を測定可能にしたことを
    特徴とするめっき装置。
  8. 【請求項8】 めっき装置のめっき液溜槽またはめっき
    液供給ラインからバイパスするめっき液循環ラインが設
    けられ、CV電極がこの循環ラインに存在するめっき液
    中に配置されている、請求項7記載のめっき装置。
  9. 【請求項9】 請求項1または2に記載した電気めっき
    方法により電気めっきを行うことを含む半導体装置の製
    造方法。
  10. 【請求項10】 請求項3〜6のいずれかに記載しため
    っき液評価方法によりめっき液の評価を行うことを含む
    半導体装置の製造方法。
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