JP2001151519A - 金属球入りガラスビーズの製造方法 - Google Patents
金属球入りガラスビーズの製造方法Info
- Publication number
- JP2001151519A JP2001151519A JP32970899A JP32970899A JP2001151519A JP 2001151519 A JP2001151519 A JP 2001151519A JP 32970899 A JP32970899 A JP 32970899A JP 32970899 A JP32970899 A JP 32970899A JP 2001151519 A JP2001151519 A JP 2001151519A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- metal spheres
- metal
- glass beads
- melt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B19/00—Other methods of shaping glass
- C03B19/10—Forming beads
- C03B19/107—Forming hollow beads
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)
- Glass Compositions (AREA)
- Powder Metallurgy (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 正確な球形で直径が小さな金属球入りガラス
ビーズを簡易な方法で得る。 【解決手段】 ガラスの溶融体中に、周囲に発泡成分を
コーティングした金属球を投入することによって、大き
さが均一で小さな直径を有した金属球入りガラスビーズ
を簡易な方法で得ることができる製造方法を提供する。
ビーズを簡易な方法で得る。 【解決手段】 ガラスの溶融体中に、周囲に発泡成分を
コーティングした金属球を投入することによって、大き
さが均一で小さな直径を有した金属球入りガラスビーズ
を簡易な方法で得ることができる製造方法を提供する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は衝撃吸収用金属球
入りガラスビーズの製造方法に関するものである。
入りガラスビーズの製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図２は従来の金属球入りガラスビーズの
製造方法を示す図である。まず図２について説明する。
この図において１は金属球、５は金属球入りガラスビー
ズ、６は金属球封入前の開口ガラスビーズ、７は開口部
を示している。従来の方法によれば、（ａ）に示すよう
に、まず開口ガラスビーズ６を作成し、次にその上方に
位置した開口部７から金属球１を入れる。その後（ｂ）
に示すように開口部７を熱圧着して封着することにより
金属球入りガラスビーズ５を得ることができる。このよ
うにして得られた金属球入りガラスビーズは、例えば構
造材料を形成するプラスチックなどに混合することによ
り、その構造体に加わった振動を重量の重い金属球の衝
突により吸収する効果があり、この効果を利用して防振
機能付き構造材料を形成することを可能としていた。
製造方法を示す図である。まず図２について説明する。
この図において１は金属球、５は金属球入りガラスビー
ズ、６は金属球封入前の開口ガラスビーズ、７は開口部
を示している。従来の方法によれば、（ａ）に示すよう
に、まず開口ガラスビーズ６を作成し、次にその上方に
位置した開口部７から金属球１を入れる。その後（ｂ）
に示すように開口部７を熱圧着して封着することにより
金属球入りガラスビーズ５を得ることができる。このよ
うにして得られた金属球入りガラスビーズは、例えば構
造材料を形成するプラスチックなどに混合することによ
り、その構造体に加わった振動を重量の重い金属球の衝
突により吸収する効果があり、この効果を利用して防振
機能付き構造材料を形成することを可能としていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法では、最初
に開口ガラスビーズを作成し、その後金属球を封入する
工程を取っていたため、工程が極めて煩雑で、また正確
な球形のガラスビーズを得ることは極めて困難であっ
た。また加工技術の限界から小さなガラスビーズを得る
ことは事実上不可能であった。
に開口ガラスビーズを作成し、その後金属球を封入する
工程を取っていたため、工程が極めて煩雑で、また正確
な球形のガラスビーズを得ることは極めて困難であっ
た。また加工技術の限界から小さなガラスビーズを得る
ことは事実上不可能であった。
【０００４】この発明はかかる課題を解決するためにな
されたものであり、ガラスの溶融体中に、周囲に発泡成
分をコーティングした金属球を投入することによって、
大きさが均一で小さな直径を有した金属球入りガラスビ
ーズを簡単に得ることができる製造方法を提供するもの
である。
されたものであり、ガラスの溶融体中に、周囲に発泡成
分をコーティングした金属球を投入することによって、
大きさが均一で小さな直径を有した金属球入りガラスビ
ーズを簡単に得ることができる製造方法を提供するもの
である。
【０００５】
【課題を解決するための手段】第１の発明の金属球入り
ガラスビーズの製造方法は、ガラスの溶融体中に、周囲
に発泡成分をコーティングした金属球を投入することに
よって金属球入りガラスビーズを得るようにしたもので
ある。
ガラスビーズの製造方法は、ガラスの溶融体中に、周囲
に発泡成分をコーティングした金属球を投入することに
よって金属球入りガラスビーズを得るようにしたもので
ある。
【０００６】また、第２の発明の金属球入りガラスビー
ズの製造方法は、容器内のガラスの溶融体中に、周囲に
発泡成分をコーティングした金属球を投入する工程、ガ
ラスの溶融体中に当該金属球を投入後、ガラス溶融体か
らの熱をコーティング部に与えられて発泡部を形成する
工程、上記発泡部周辺のガラスを金属球の熱容量で冷却
して金属球入りガラスビーズを形成する工程とを有する
ものである。
ズの製造方法は、容器内のガラスの溶融体中に、周囲に
発泡成分をコーティングした金属球を投入する工程、ガ
ラスの溶融体中に当該金属球を投入後、ガラス溶融体か
らの熱をコーティング部に与えられて発泡部を形成する
工程、上記発泡部周辺のガラスを金属球の熱容量で冷却
して金属球入りガラスビーズを形成する工程とを有する
ものである。
【０００７】第３の発明の金属球入りガラスビーズの製
造方法は、容器内のガラスの溶融体中に、周囲に発泡成
分をコーティングした金属球を投入する工程、ガラスの
溶融体中に当該金属球を投入後、ガラス溶融体からの熱
をコーティング部に与えられて発泡部を形成する工程、
上記発泡部周辺のガラスを金属球の熱容量で冷却して金
属球入りガラスビーズを形成する工程、上記形成された
金属球入りガラスビーズが当該金属球の比重で上記容器
の底部へ沈む工程、上記容器底部へ沈んでいる金属球入
りガラスビーズをガラス溶融体から取り出す工程とを有
するものである。
造方法は、容器内のガラスの溶融体中に、周囲に発泡成
分をコーティングした金属球を投入する工程、ガラスの
溶融体中に当該金属球を投入後、ガラス溶融体からの熱
をコーティング部に与えられて発泡部を形成する工程、
上記発泡部周辺のガラスを金属球の熱容量で冷却して金
属球入りガラスビーズを形成する工程、上記形成された
金属球入りガラスビーズが当該金属球の比重で上記容器
の底部へ沈む工程、上記容器底部へ沈んでいる金属球入
りガラスビーズをガラス溶融体から取り出す工程とを有
するものである。
【０００８】
【発明の実施の形態】実施の形態１．図１はこの発明の
実施の形態１を示す図であり、これに従って説明する。
この図において１は金属球、２はコーティング部、３は
ガラス溶融体、４は発泡部、５は金属球入りガラスビー
ズである。まず（ａ）において周囲を発泡成分でコーテ
ィングした金属球１をガラス溶融体３の中に投入する。
次に（ｂ）に示すようにコーティング部２はガラス溶融
体３から熱を与えられ、燃焼ガスの発生もしくは昇華す
ることにより多量のガスを一瞬にして発生しその結果発
泡部４を形成する。また発泡現象を利用しているため、
形状は完全な球形となる。一方、発泡部周辺のガラスは
金属球１の熱容量により冷却され、一定厚さにおいて軟
化点を下回ることにより金属球入りガラスビーズ５が形
成される。また（ｃ）に示したように金属球は比重が大
きく重いため生成された金属球入りガラスビーズ５は容
器の底に沈んでいく。これを（ｄ）に示すように溶液中
から取り出すことにより金属球入りガラスビーズを得る
ことができる。また金属球入りガラスビーズの大きさは
金属球の大きさと発泡体の塗布厚さにより任意に調整す
ることが可能であり、０．５ｍｍ以下といった小さな直
径を有する金属球入りガラスビーズも製造することがで
きる。
実施の形態１を示す図であり、これに従って説明する。
この図において１は金属球、２はコーティング部、３は
ガラス溶融体、４は発泡部、５は金属球入りガラスビー
ズである。まず（ａ）において周囲を発泡成分でコーテ
ィングした金属球１をガラス溶融体３の中に投入する。
次に（ｂ）に示すようにコーティング部２はガラス溶融
体３から熱を与えられ、燃焼ガスの発生もしくは昇華す
ることにより多量のガスを一瞬にして発生しその結果発
泡部４を形成する。また発泡現象を利用しているため、
形状は完全な球形となる。一方、発泡部周辺のガラスは
金属球１の熱容量により冷却され、一定厚さにおいて軟
化点を下回ることにより金属球入りガラスビーズ５が形
成される。また（ｃ）に示したように金属球は比重が大
きく重いため生成された金属球入りガラスビーズ５は容
器の底に沈んでいく。これを（ｄ）に示すように溶液中
から取り出すことにより金属球入りガラスビーズを得る
ことができる。また金属球入りガラスビーズの大きさは
金属球の大きさと発泡体の塗布厚さにより任意に調整す
ることが可能であり、０．５ｍｍ以下といった小さな直
径を有する金属球入りガラスビーズも製造することがで
きる。
【０００９】
【発明の効果】第１〜第３の発明によれば、簡易な方法
で完全な球形で大きさが均一で直径の小さな金属球入り
ガラスビーズを得ることが可能となる。
で完全な球形で大きさが均一で直径の小さな金属球入り
ガラスビーズを得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 この発明による実施の形態１を示す図であ
る。
る。
【図２】 従来の方法を示す図である。
１ 金属球、２ コーティング材、３ ガラス溶融体、
４ 発泡部分、５ 金属球入りガラスビーズ、６ 金属
球封入前開口ガラスビーズ、７ 開口部。
４ 発泡部分、５ 金属球入りガラスビーズ、６ 金属
球封入前開口ガラスビーズ、７ 開口部。
Claims (3)
- 【請求項１】 ガラスの溶融体中に、周囲に発泡成分を
コーティングした金属球を投入することによって金属球
入りガラスビーズを得ることを特徴とする金属球入りガ
ラスビーズの製造方法。 - 【請求項２】 容器内のガラスの溶融体中に、周囲に発
泡成分をコーティングした金属球を投入する工程、ガラ
スの溶融体中に当該金属球を投入後、ガラス溶融体から
の熱をコーティング部に与えられて発泡部を形成する工
程、上記発泡部周辺のガラスを金属球の熱容量で冷却し
て金属球入りガラスビーズを形成する工程とを有する金
属球入りガラスビーズの製造方法。 - 【請求項３】 容器内のガラスの溶融体中に、周囲に発
泡成分をコーティングした金属球を投入する工程、ガラ
スの溶融体中に当該金属球を投入後、ガラス溶融体から
の熱をコーティング部に与えられて発泡部を形成する工
程、上記発泡部周辺のガラスを金属球の熱容量で冷却し
て金属球入りガラスビーズを形成する工程、上記形成さ
れた金属球入りガラスビーズが当該金属球の比重で上記
容器の底部へ沈む工程、上記容器底部へ沈んでいる金属
球入りガラスビーズをガラス溶融体から取り出す工程と
を有する金属球入りガラスビーズの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32970899A JP2001151519A (ja) | 1999-11-19 | 1999-11-19 | 金属球入りガラスビーズの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32970899A JP2001151519A (ja) | 1999-11-19 | 1999-11-19 | 金属球入りガラスビーズの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001151519A true JP2001151519A (ja) | 2001-06-05 |
Family
ID=18224394
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32970899A Pending JP2001151519A (ja) | 1999-11-19 | 1999-11-19 | 金属球入りガラスビーズの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001151519A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003074426A1 (en) * | 2002-03-06 | 2003-09-12 | Showa Denko K. K. | Ultrafine particulate titanium oxide with low chlorine and low rutile content, and production process thereof |
-
1999
- 1999-11-19 JP JP32970899A patent/JP2001151519A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003074426A1 (en) * | 2002-03-06 | 2003-09-12 | Showa Denko K. K. | Ultrafine particulate titanium oxide with low chlorine and low rutile content, and production process thereof |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5431127A (en) | Process for producing semiconductor spheres | |
| US3607169A (en) | Method for producing evacuated glass microspheres | |
| US4235277A (en) | Method of forming three-dimensional network porous metallic structure having continuous internal cavity | |
| US5135227A (en) | Wood-type metal golf club head and process for producing the same | |
| CN111515395B (zh) | 具有多级孔结构的泡沫金属及其制备方法、吸声降噪材料 | |
| JP2009166130A (ja) | 金属成形部品の製造方法 | |
| JP2002536539A5 (ja) | ||
| WO2021179606A1 (zh) | 一种异形泡沫铝填充铝合金空腔铸件的制备方法 | |
| JPH06212205A (ja) | アモルファス金属製品の製造法及びアモルファス金属製品製造用成形物 | |
| JPH06228612A (ja) | ほぼ等しい直径の金属小球を製造するための方法及び装置 | |
| JP2001151519A (ja) | 金属球入りガラスビーズの製造方法 | |
| HU227545B1 (en) | Method for producing metal foam | |
| CN112404402B (zh) | 一种无气孔铝合金的铸造工艺 | |
| JPS5871306A (ja) | 粉末の製造方法 | |
| JP2002212611A (ja) | 金属球体粒子の製造方法とその装置並びにその製造方法及び装置で得られた金属球体粒子 | |
| CN111001819A (zh) | 一种提高铝合金粉体激光吸收率的方法 | |
| CN103343254B (zh) | 一种孔结构可控的多孔镁-钙合金的制备方法 | |
| JPH11137742A (ja) | ゴルフ用クラブヘッドの製法 | |
| US4313745A (en) | Method of forming frozen spheres in a force-free drop tower | |
| JPS605804A (ja) | 微小金属球の製造方法 | |
| JPH11137738A (ja) | ゴルフ用クラブヘッドの製法 | |
| JPH01215933A (ja) | 金属多孔質体およびその製造方法 | |
| JPH04228949A (ja) | 制振材料及びその製造方法 | |
| KR20100099539A (ko) | 니어-넷 형상을 가지는 발포금속 제조방법 | |
| JPH0447819B2 (ja) |